JP7130431B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートにトナー像を形成する画像形成装置に関する。
電子写真方式等を採用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置は、帯電、露光、現像、転写といった画像形成プロセスにより記録紙(シート)上に未定着トナー像を形成する。そして、定着装置によって加熱加圧処理を施すことで、記録紙上の未定着トナー像を溶融定着している。
近年では、画像形成装置の更なる高速化が求められている。そこで、画像形成速度を上げるために、トナーには低融点化した材料が選択され、定着装置(定着部)の制御手段には記録紙の搬送間隔を短くする、トナーが瞬時に記録紙に定着されるように定着温度を上げる等の対応が取られてきた。
しかしながら、上記条件で記録紙上にトナーを熱定着し、記録紙の排紙部(排出部)において積載していくと、定着装置を出た未だ高温の記録材が多量にかつ同じ場所に順次積載されるため、定着後の記録紙上のトナーが排紙部で高温に保たれてしまう。
定着後のトナーが高温に保たれ、かつトナー温度がトナー軟化点以上に達すると、一度定着された記録紙上のトナーが再軟化し、その上面に積載される他の記録紙や、両面画像の場合は上面の記録紙上のトナーと接着してしまう。これにより、積層した記録紙同士が剥がれなくなったり、定着された記録紙上のトナーが剥がれて他の記録紙を汚したり、定着した画像に不良が生じる等の問題が発生する。
そこで、積層した記録紙同士の接着を未然に防止する手段として、一般に以下のような提案がなされている。例えば、排紙部に積載される記録紙の温度を検知する温度検知手段を用いて、記録紙温度が所定値以下になるまで次の画像形成動作を禁止する/定着速度を下げる/定着温度を下げる手段がある。また、排紙部に積載される記録紙の冷却時間を長く稼ぐために搬送間隔を長くする/搬送距離を長くする、排紙部に積載される記録紙を冷却する冷却機構を設ける等の手段がある。
これにより、排紙部に積載される記録紙の温度がトナーの軟化点以下に保たれる。結果として、積層した記録紙同士の接着を防ぐことができる。
特許文献1の記録紙同士の接着防止手段は、排紙部であるトレイに積載された記録紙の温度を検知する温度検知手段を持ち、前記温度情報に基づいて定着装置のスループットや定着温度を制御している。また、トレイ上に積載される記録紙の積載量を検知する積載量検知手段を持ち、前記積載量情報に基づいて定着装置のスループットや定着温度を制御している。
特許文献2の記録紙同士の接着防止手段は、排紙部であるトレイに記録紙を排出する排紙部材の温度を検知する温度検知手段を持ち、前記温度情報に基づいて定着装置のスループットや定着温度を制御している。
特許文献3の記録紙同士の接着防止手段は、定着装置よりも記録紙の搬送方向下流側に配置される冷却ローラと、冷却ローラを冷却する冷却手段によって、定着後の記録紙の熱を吸収して冷却し、記録紙同士の接着を防いでいる。
特開2008-116799号公報 特開2008-242335号公報 特開2004-109732号公報
しかしながら、特許文献1、2、3のいずれの場合においても、記録紙上のトナーの載り量については考慮していない。そのため、記録紙上のトナーの載り量が記録紙同士の接着が起こらない低載り量の場合であっても不用意なスループットの低下が生じ、生産性の低下が起こる恐れがあった。
そこで本発明では、生産性の低下を抑制しつつ、排出部に積載されたシート同士の貼り付きを抑制する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、シートにトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によりシート上に形成されたトナー像を加熱定着する定着部と、
前記定着部を経て排出される複数のシートを積載可能な排出部と、
シートに形成されるトナー像の単位面積当たりの最大トナー載り量に対応する情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した情報に基づいて単位時間当たりの画像形成枚数を制御するコントローラと、を有し、
下記において、L、M、Nは自然数であり、L<N/2<M<Nを満たし、
1)前記排出部に積載されるべきシートの枚数がN枚であって、単位面積当たりの最大トナー載り量が第1の量であるトナー像を前記N枚のシートのそれぞれに形成する第1の画像形成ジョブが実行される場合、前記コントローラは、前記第1の画像形成ジョブの途中であるL枚目からM枚目の期間において単位時間当たりの画像形成枚数を第1の枚数で実行し、
2)前記排出部に積載されるべきシートの枚数が前記N枚であって、単位面積当たりの最大トナー載り量が前記第1の量より多い第2の量であるトナー像を前記N枚のシートのそれぞれに形成する第2の画像形成ジョブが実行される場合、前記コントローラは、前記第2の画像形成ジョブの途中である前記L枚目から前記M枚目の期間において単位時間当たりの画像形成枚数を前記第1の枚数より少ない第2の枚数で実行し、且つ、前記M+1枚目からN枚目の期間において、単位時間当たりの画像形成枚数を前記第2の枚数より多い枚数で実行する
ことを特徴とする。
本発明によれば、生産性の低下を抑制しつつ、排出部に積載されたシート同士の貼り付きを抑制する画像形成装置を提供することができる。
実施例1のスループット制御のフローチャート 画像形成装置の一例の断面模式図 搭載定着装置の横断面模式図と制御系統のブロック図 同装置の縦断正面模式図 コントローラ部と制御回路部のブロック図 紙束積載量検知センサの構成図 紙束底温度T、紙束積載量H、トナーの許容最大載り量F(th)の関係 実施例1と比較例1の比較図 積載紙束下方からの積載紙束枚数(位置)と積載紙束枚数における積載紙束温度の関係 トータル出力枚数N=800の場合の、各積載枚数における許容最大載り量F(x)の計算結果 実施例2のスループット制御のフローチャート
以下に、好ましい実施の形態について、添付の図面に基づき、詳細に説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明を実施形態に記載されたものだけに限定するものではない。
[画像形成装置]
図2は本実施形態における画像形成装置1の断面模式図である。この画像形成装置1は、タンデム方式-中間転写方式のフルカラーレーザープリンタ(デジタルプリンタ:以下、プリンタと記す)である。このプリンタ1はコンピュータ等の外部データ送信装置(以下、ネットワーク部と記す)101からコントローラ部100に入力したプリントジョブに対応した画像形成動作(プリント動作)をする。その画像形成動作により記録紙(シート、記録材)Pにフルカラー若しくはモノカラーのトナー像を形成した画像形成物をプリントアウトする。
プリントジョブは、画像データ、使用する記録紙の種類等に関する情報、枚数、部数、後処理等のプリント条件情報が付加された画像形成指示のことである。記録紙Pはプリンタ(画像形成装置)によりトナー像(現像剤像)が形成され得るシート状の記録媒体であり、普通紙、樹脂シート、光沢紙、葉書、封筒、ラベル等が含まれる。以下、記録紙Pを用紙或いは紙と記す。
102は操作者(ユーザー)がコントローラ部100を介して制御回路部90に対して各種の情報を入力(設定、登録)するためのユーザーインターフェース部としての操作部である。コントローラ部100はネットワーク部101からプリントジョブを受信すると画像データから画像形成用の画像信号を形成して制御回路部90にその画像信号を送信する。制御回路部90はその画像信号に基づいて画像形成機構部(画像形成部:画像形成手段)20によって未定着のトナー像を用紙Pに形成する画像形成動作を実行する。
用紙Pに未定着トナー像を形成する画像形成機構部20は減法混色の3原色であるイエロ(Y)色・マゼンタ(M)色・シアン(C)色とこれにブラック(K)色を加えた4色のトナー像をそれぞれ形成する4つの画像形成部U(Y・M・C・K)を有する。また、画像形成機構部20は無端状の中間転写ベルト8を備えた転写ユニット21を有する。
各画像形成部Uは、それぞれ、感光ドラム2、帯電器3、レーザスキャナ4、現像器5、一次転写帯電器6、ドラムクリーナ7を有する。なお、図の煩雑を避けるため画像形成部UY以外の画像形成部UM・UC・UKにおけるこれらの機器に対する符号の記入は省略した。また、これら画像形成部Uの電子写真プロセスや作像動作は公知であるからその説明は割愛する。
各画像形成部Uのドラム2から回動する中間転写ベルト8に対して各色のトナー像が所定に重畳されて一次転写される。これによりベルト8上に4色重畳のトナー像が形成される。一方、給紙カセット9又は10、或いは手差しトレイ11から用紙Pが一枚宛給送されて搬送路12を搬送されて所定の制御タイミングでベルト8と二次転写ローラ13との圧接部である二次転写ニップ部に導入される。これにより、用紙Pに対してベルト8上の4色重畳のトナー像が一括して二次転写される。その用紙Pが定着装置(定着部)40に導入されてトナー像の熱定着を受ける。
定着装置40を出た用紙Pは片面画像形成モードの場合はフラッパ14の制御により搬送路15の側に誘導されて排紙トレイ(FDトレイ、排出部)16上にフルカラーの画像形成物としてフェイスダウン排出(FD排出)される。或いは、搬送路17の側に誘導されて排紙トレイ(FUトレイ、排出部)18上にフェイスアップ排出(FU排出)される。
両面画像形成モードの場合は、定着装置40を出た片面画像形成済みの用紙Pがフラッパ14の制御により搬送路15の側に一旦誘導された後にスイッチバック搬送されて両面搬送路19の側に導入される。そして、表裏反転された状態で再び搬送路12を通って二次転写ニップ部に導入されて他方の面にトナー像が形成される。以後は、片面画像形成モードの場合と同様に定着装置40に導入され、排紙トレイ16又は18に両面画像形成物として排出される。
モノカラーの画像形成モードの場合には、上記4つの画像形成部Uのうち、そのモノカラー画像を形成するために必要な画像形成部において画像形成が実行され、必要のない画像形成部における感光ドラム2は空回転する。
本実施例においては排紙トレイ16と18が共に定着装置40を経て排出される用紙を複数枚重ねて積載可能な排紙部である。
[定着装置]
次に、本実施形態における定着装置40について説明する。図3は定着装置40の要部の横断面模式図と制御系統のブロック図である。図4は定着装置40の要部の途中部分省略の縦断正面模式図である。定着装置40の正面は用紙導入側から見た面である。
この定着装置40は加熱ベルト方式の画像加熱装置であり、大別して、ベルトユニット(フイルムユニット)60と、弾性加圧ローラ70と、これらをほぼ平行に配列して収容している装置筐体41と、を有する。
ベルトユニット60は、ニップ形成部材として機能するヒータ(加熱体:加熱部)600と、このヒータ600を固定支持しているヒータホルダ601と、このヒータホルダ601を支持する支持ステー602を有する。また、これら部材のアセンブリに対してルーズに外嵌された、伝熱部材としての無端ベルト状(筒状:中空体)の可撓性を有する薄肉の定着ベルト(第1の回転体:以下、ベルトと記す)603を有する。ベルト603はヒータ600に対して内面が接して摺動しながら回転可能である。
本実施形態において加圧ローラ(第2の回転体)70はベルト(第1の回転体)603と協働して用紙上のトナー像tを加熱するためのニップ部Nを形成するとともにベルト603を回転させる駆動回転体である。この加圧ローラ70は芯金71上に同心一体にローラ状に弾性層72を設け、更に、表層として離型層73を設けたものである。加圧ローラ70は芯金71の両端部がそれぞれ装置筐体41の長手方向の一端側と他端側の側板41a、41b間に軸受42(a、b)を介して回転可能に保持されている。
加圧ローラ70は上記ベルトユニット60のヒータ600とベルト603を介して弾性層72の弾性に抗して当接してベルト603との間に未定着トナー画像tを担持した用紙Pを挟持搬送して加熱するニップ部(定着ニップ部)Nを形成する。
本実施形態の定着装置40においては、ヒータ600はニップ部Nが用紙搬送方向(記録材搬送方向)aにおいて所定の幅となるように、ベルト603を加圧ローラ70の方向に押圧している。用紙Pがニップ部Nで挟持搬送される過程においてヒータ600で発生した熱がベルト603を介して用紙Pに付与され、用紙P上の未定着トナー画像tが用紙Pに熱と圧力で固着像として熱定着(加熱定着)される。
本実施形態においては、ヒータ600は所謂セラミックヒータである。このヒータ600は、セラミック基板610と、基板610上に通電により発熱する抵抗発熱体(抵抗発熱層:以後、発熱体)620と、を基本構成体とする加熱体である。また、ヒータ600の温度を検知する温度センサ(温度検知部:温度検知手段)であるサーミスタ(TH)630を有している。ヒータ600はヒータホルダ601の下面に長手に沿って設けられている凹部601aに嵌め込まれて固定支持されている。
尚、本実施形態では基板610の裏面側(ベルト603と当接しない側)に発熱体620を設けている。また、サーミスタ630はヒータ600の裏面側に設けられている。しかし、これに限定されるものでは無く、発熱体620は基板610の表面側(ベルト603と当接する側)に設けても良い。
ヒータホルダ(以後、ホルダ)601はヒータ600をベルト603に向かって押圧した状態で保持する部材である。また、ホルダ601は断面形状がほぼ半円弧形状であり、ベルト603の回転軌道を規制する機能を備えている。ホルダ601には高耐熱性の樹脂を使用している。
支持ステー(以後、ステー)602はホルダ601を介してヒータ600を支持する部材である。ステー602は大きな荷重をかけられても撓みにくい材質であることが望ましく、本実施形態においてはSUS304(ステンレス鋼)を使用している。
図4のように、ステー602はその長手方向の両端部において、フランジ411a、411bに支持されている。フランジ411a、411bを総称してフランジ411と呼ぶ。フランジ411はベルト603の長手方向の移動、および周方向の形状を規制している。フランジ411には耐熱性の樹脂等を使用している。
フランジ411(a、b)は装置筐体41の一端側と他端側の側板41(a、b)にそれぞれ設けられたガイドスリット43(a、b)に係合されており、加圧ローラ70に接近する方向と離間する方向にスライド移動する自由度を有している。そして、フランジ411(a、b)と加圧アーム414(a、b)との間には加圧バネ415(a、b)が縮められた状態で設けられる。
上記の構成により、フランジ411、ステー602、ホルダ601を介して、加圧バネ415の弾性力がヒータ600に伝わる。そして、ベルト603がヒータ600或いはヒータ600とホルダ601により加圧ローラ70に対して加圧ローラの弾性層72の弾性に抗して所定の押圧力で加圧される。これにより、ベルト603と加圧ローラ70との間に用紙搬送方向aにおいて所定幅のニップ部Nが形成される。本実施形態に於ける加圧力は一端側と他端側がそれぞれ約156.8N、総加圧力が約313.6N(32kgf)である。
500は電気コネクタである。このコネクタ500はヒータ600に電圧を印加するためにヒータ600と電気的に接続される給電部材であり、ヒータ600の長手方向片端側に着脱可能に取り付けられる。
加圧ローラ70の芯金71の一方側の端部にはギアGが設けられて、モータ(駆動部:駆動手段)Mの回転駆動力を加圧ローラ70に伝達する。モータMは制御回路部90で制御されるモータ駆動回路93により駆動される。そして、モータMにより駆動される加圧ローラ70は図3において矢印R70の方向に回転し、ニップ部Nにてベルト603に駆動力を伝達してベルト603を矢印R603の方向に従動回転させる。尚、本実施形態では加圧ローラ70の表面速度が200mm/secとなるように、モータ駆動回路93が制御回路部90によって制御される。
[定着装置の制御部]
制御回路部90は、後述するように、各種制御に伴う演算を行うCPUとROMやRAMの不揮発媒体・揮発媒体を有する記憶部を備えた回路である。ROMには各種のプログラムや参照用の各種テーブルが記憶されており、CPUはこれを読み出して各種制御を実行する。
ヒータ600には制御回路部90で制御されるヒータ駆動回路(電源)92からコネクタ500を介して通電される。この通電によりヒータ600の発熱体620が発熱してヒータ600の有効発熱幅領域が急峻に昇温する。そして、ヒータ600の温度がサーミスタ630により検知され、検知した温度情報に応じた出力がA/Dコンバータ80を介して制御回路部90に送信される。
制御回路部90はサーミスタ630から取得した温度情報をヒータ駆動回路92の通電制御に反映させ、ヒータ600へ供給する電力を制御している。本実施形態ではヒータ駆動回路92の出力に対して波数制御または位相制御を行うことで、ヒータ600の発熱量を調整する方式を用いており、用紙上のトナー像を定着する際、ヒータ600は所定の温度に立ち上げられて維持(温調)される。
上記のように、モータMの駆動により加圧ローラ70が回転駆動される。これに伴いベルト603が、その内面がヒータ600の表面、或いはヒータ600の表面及びホルダ601の外面の一部に対して密着して摺動しながら従動回転する。また、ヒータ600に対する通電制御がなされ、かつヒータ600の発熱領域が所定の温度に立ち上げられて温調される。
この装置状態において、画像形成機構部20側から定着装置40に未定着トナー画像tを担持した用紙Pが導入されてニップ部Nに進入して挟持搬送される。これにより、ニップ部Nでトナー像が用紙に加熱加圧定着される。ニップ部Nを通過した用紙Pはベルト603の面から曲率分離して排出搬送されていく。
[最大トナー載り量]
図5は、コントローラ部100と制御回路部90のブロック図であり、コントローラ部100はビデオコントローラ部として、制御回路部90はエンジンコントローラ部として機能する。
コントローラ部100はCPUバス1015を有する。そして、コントローラ部100はCPUバス1015を介して相互に接続された各種デバイス1001~1012を備える。CPUバス1015は、アドレス、データ、コントロールバスを含む。
各種デバイス1001~1012に関して、1001はCPU、1002はROM、1003はRAM、1004は画像処理部、1005はシリアル通信IF、1006は不揮発性記憶部、1007はネットワークIF部、1008はオプションIF部である。また、1009は画像圧縮伸張部、1010はRIP部、1011は画素カウント部、1012は演算部である。
制御回路部90はCPUバス915を有する。CPUバス915を介して相互に接続された各種デバイス901~906を備える。CPUバス915は、アドレス、データ、コントロールバスを含む。各種デバイス901~906に関して、901はCPU、902はROM、903はRAM、904はPWM出力部、905はシリアル通信IF、906はI/O部である。
コントローラ部100において、CPU1001はコントローラ部100を構成する各部に指示を行なうCPU(中央演算処理装置)である。ROM1002は起動プログラムを格納するブートROM(読取専用メモリ)である。不揮発性記憶部1006はビデオコントローラ部100の制御プログラムおよび入力画像データ等を格納するハードディスクドライブである。RAM1003はビデオコントローラ部100の制御プログラムの作業用データを格納するランダムアクセスメモリである。
ネットワークIF部1007は、ネットワーク部101におけるコンピュータとの間で画像データの受け渡しを行なうLANカードである。オプションIF部1008は、ネットワーク部101における原稿画像読取装置やFAX回線との間で画像データの受け渡しを行なうためのインタフェースである。オプションIF部1008は、原稿画像読取装置と接続されるラティスコネクタ、公衆回線と接続されるモデム等から構成される。なお、本実施形態における画像データの解像度は1200dpiであるとする。
ネットワーク部101からネットワークIF部1007やオプションIF部1008を介して入力した画像データは、画像圧縮伸張部1009にてデータの圧縮を施して不揮発性記憶部1006に格納する。
この際、画像データがネットワークIF部1007を介して入力されたページ記述言語(PDL:Page Discription Languate)である場合には次のように圧縮を施す。即ち、ラスターイメージプロセッサとしてのRIP部1010にて、PDLコードをラスターイメージデータに展開を行なった上で、圧縮を施す。
画像処理部1004では、入力された画像データに対して、プリンタ(画像形成装置)1の特性に合わせた画像処理を施す。画素カウント部1011は、入力された画像データに対して、Y、M、C、Kの色成分毎に各色の画像データを構成する各画素の濃度値を積算する(以下ではこの値を画素値と呼ぶ)。本実施形態では、各画素の濃度値は8bit(0~255)の階調を有する。一例として、Yの画像データの1画素目濃度値が100で、2画素目の濃度値が50であれば、1画素目と2画素目の画素値の合計は150となる。
このような画素値の積算を、既定の領域内の全ての画素に対して、全ての色成分について行う。即ち、画素カウント部1011は画像形成機構部20が形成する未定着のトナー像の印字情報(画像値)を取得する。画素カウント部1011にて算出された画素値は画素カウント部1011の内部のレジスタ(不図示)に記憶されており、画素カウント部1011では規定の領域の画素のカウントを終えるとCPU1001に割込み信号を送出する。
コントローラ部100では、割込み信号をトリガとして、制御プログラムに基づきCPU1001がこのレジスタを読み出すことで、その時点での画素値を取得することができる。また、画素カウント部1011により取得された画素値をもとに演算部1012で、面内の最も高い画素値、即ち、用紙に形成されるトナー像の単位面積当たり最大トナー載り量、を演算することで求める。本実施例においては、演算部1012がプリント動作時における用紙面内(記録材面内)の最大トナー載り量情報を取得する載り量取得手段(取得部:第1の取得部:載り量取得部)である。
コントローラ部100では、制御プログラムに基づくCPU1001の指示に従い、プリンタ(画像形成装置)1の動作と同期して、不揮発性記憶部1006に記憶された画像データを読出して圧縮伸張部1009による伸張を行う。そして、画像処理部1004による画像処理と画素カウント部1011による画素カウントを行った後に、制御回路部90のPWM出力部904へ画像信号を送出する。
制御回路部90において、CPU901は制御回路部90を構成する各部に指示を行なうCPU(中央演算処理装置)である。ROM902は制御プログラムとしてのファームウェアを格納するROM(読取専用メモリ)である。RAM903は制御回路部90の制御プログラムの作業用データを格納するランダムアクセスメモリである。
PWM出力部904は、コントローラ部100の画像処理部1004と接続されており、画像処理部1004から送出される画像信号に基づいてPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成する。
I/O部906は、プリンタ1に備わる各種のアクチュエータおよびセンサ(不図示)と接続され、制御回路部90では制御プログラムに基づくCPU901の指示に従い、プリンタ1の各部を駆動して電子写真プロセス方式による印刷を行なう。定着装置40を作動させるためのヒータ駆動回路92、モータ駆動回路93、センサ類94もI/O部906に接続されている。
また、FDトレイ16とFUトレイ18にそれぞれ具備させた後述する排紙トレイ温度検知センサA(排紙部の温度検知部)及び紙束積載量検知センサS(排紙部の記録紙の積載量検知部)もI/O部906に接続されている。
本実施例においては、このセンサA及びセンサSが排紙部であるFDトレイ16とFUトレイ18に積載収容された用紙の積載紙束情報(記録紙の束情報)を取得する紙束情報取得手段(排紙部に積載される記録材の枚数を取得する第2の取得部)である。
コントローラ部100と制御回路部90は、それぞれ三線式のシリアル通信IF1005、905を備えており、CPU1001とCPU901はこれを介してデータの送受信を行なう。
コントローラ部100から制御回路部90に対しては、主に入力された画像データのサイズや解像度、使用する用紙の詳細情報(後述)、画素値といった、プリントジョブに関する情報が通知される。また、コントローラ部100から制御回路部90に対しては、演算部1012で演算した面内で最も高い画素値(最大トナー載り量情報)が通知される。制御回路部90は通知された情報に基づき、プリンタ1のスループット(単位時間当たりの画像形成枚数)を制御する。
[スループット制御]
次に、排紙トレイに排出されて積載される用紙の用紙同士(記録材同士)の貼り付きを防止するためのスループット制御について、図2、3、6を参照して説明する。
図2に示すように、プリンタ1において2つの排紙部であるFDトレイ16とFUトレイ18はそれぞれトレイ上に排紙トレイ温度検知センサAを備えている。センサAはトレイに積載される用紙Pの紙束底温度(積載された記録紙の底温度)Tを取得する接触型の温度センサである。このセンサAの検知温度情報がI/O部905から制御回路部90に入力する。
さらに、FDトレイ16とFUトレイ18に対する排紙口付近にはそれぞれトレイ上の紙束積載量(積載される記録紙の枚数)を取得する紙束積載量検知センサ(検知部)Sを備えている。図6はFDトレイ16におけるセンサSの構成例を示している。FUトレイ18におけるセンサSも同様の構成であるので、FDトレイ16におけるセンサSの構成例を代表して説明する。
センサSは、排紙トレイ16(18)上の用紙Pの紙束積載量Hを検知する接触式のレバー306、センサフラグ305、フォトインタラプタ302、303により構成される。用紙Pは排紙ローラ列307と308によってトレイ16(18)上に排紙される。接触式のレバー306はトレイ16(18)上の用紙Pの積載量に応じて回転し、センサフラグ305を回転させる。制御回路部90はこのセンサフラグ305の回転量をI/O部905から入力するフォトインタラプタ302、303からのフラフ状態情報により読み取ることで、トレイ16(18)上における紙束積載量Hを検出している。
また、制御回路部90によりスループット制御を行う。スループット制御は、本実施形態においては、画像形成された用紙Pの搬送間隔(紙間)を制御することで、一定時間あたり(単位時間当たり)のプリント枚数(画像形成枚数)を制御している。
コントローラ部100は、外部コンピュータ、原稿画像読取装置、FAX回線等のネットワーク部101から画像データを受け取り、操作部102からの要求を確認しながら、プリント用画像を展開する。制御回路部90は、定着装置40に関しては、記憶部91、ヒータ駆動回路92、モータ駆動回路93、センサ類94を制御し、未定着トナー画像tの定着処理を行う。
《実施例1》
本実施例1では、排紙部に積載された記録紙の積載枚数と画像形成される用紙面内の最大トナー載り量とに基づき、スループットを制御する構成について説明する。排紙部にある程度の記録材が積載された状態であっても最大トナー載り量が少ない画像が形成される場合には、生産性の低下を抑制するために通常のスループットで搬送する。排紙部にある程度の記録材が積載された状態で最大トナー載り量が多い画像が形成される場合には、排紙接着を抑制するために通常よりもスループットを低下させる。以下では、本実施例1の制御例について、より具体的に説明する。
以下、FD排紙トレイ16とFU排紙トレイ18を総称して排紙トレイと記す。本実施例1では、制御回路部90は、排紙トレイにおける積載紙束情報(束情報)として、温度センサAにより紙束底温度Tと、紙束積載量検知センサSにより紙束積載量Hを取得する。これらの情報を基にこれから画像形成される記録紙におけるトナーの許容最大載り量F(th=T×H:許容載り量)を計算(取得)する。この許容最大載り量F(th)と画像形成時に取得する用紙面内(記録材面内)のトナーの最大載り量Mとを比較する。
最大載り量Mが計算した許容最大載り量F(th)を越える場合は、記録材のスループットを下げる。スループットを下げることで、排紙トレイ上に排出された用紙の上に次の用紙が排紙されて積載されるまでの時間が長くなる。即ち、排紙トレイに積載される用紙の冷却時間を長く稼ぐことができて用紙同士の排紙接着が抑制される。
次に、図7を参照して、トナーの許容最大載り量F(th)の計算方法を示す。排紙トレイ上における用紙同士の接着は、排紙トレイ上の紙束底温度Tが高いほど、かつ排紙トレイ上の紙束積載量Hが多く、紙束内の用紙にかかる荷重が大きくなるほど発生し易い。さらに、用紙上に積載されるトナー載り量が多いほど発生し易い。
以上を踏まえると、前記紙束底温度T、前記紙束積載量H、用紙同士の接着が発生する時の用紙上のトナーの許容最大載り量F(th)の関係は、図7のように表すことができる。本実施例では、制御回路部90は、紙束底温度Tと紙束積載量Hを取得することで、図7の許容最大載り量F(th)を計算している。即ち、制御回路部90は、排紙トレイのセンサA及びセンサSから紙束底温度Tと紙束積載量Hを取得し、RAM903に予め格納されている紙束底温度T・紙束積載量Hと許容最大載り量の相関テーブルから図7の許容最大載り量F(th)を取得している。
次に図1のフローチャートを参照して、実施例1のスループット制御について説明する。このような制御を図5に示す制御回路部90にて行う。
プリントが開始されると、S1において温度検知センサAにより排紙トレイ上の紙束底温度Tを取得し、S2へ進む。
S2において紙束積載量検知センサSにより排紙トレイ上の紙束積載量Hを取得し、S3へ進む。
S3においてS1で得られた紙束底温度T及びS2で得られた紙束積載量Hに基づいて、許容最大載り量F(th:)を計算し、S4へ進む。
S4においてスループットダウン制御が行われているかどうかを判断し、行われていない場合はS5へ進み、行われている場合はS6へ進む。
S5において画像形成を開始し、S7へ進む。
S6において画像形成を開始し、S11へ進む。
S7において最大載り量Mを取得し、S8において最大載り量Mと許容最大載り量F(th)の大小関係を比較する。
S8においてM<F(th)の場合はS9へ進み、M≧F(th)の場合はS10へ進む。
S9においてスループット(第1のスループット)を維持し、本実施例ではスループットを毎分50枚として制御を行い、S11へ進む。
S10においてスループットダウンし(第1のスループットとよりもスループットを所定に下げた第2のスループットに制御)、スループットを毎分25枚として制御を行い、S11へ進む。
S11においてプリント終了の場合は動作を終了し、終了でなければS1へ進む。
以上の実施例1をまとめると次のとおりである。記録紙に形成されるトナー像の単位面積当たりの最大トナー載り量を取得する第1の取得部1012を有する。排紙部16、18に積載される記録紙の枚数を取得する第2の取得部(積載紙束情報取得手段)18を有する。第1の取得部と第2の取得部が取得した情報に基づいて単位時間当たりの画像形成枚数を制御する制御部90を有する。第1の取得部は排紙部の温度を検知する温度検知部Aと排紙部の記録紙の積載量を検知する積載量検知部Sである。
以上で説明した制御を、単位面積当たりの最大トナー載り量が第1の量であるトナー像を複数枚の記録紙のそれぞれに形成する第1の画像形成ジョブに適用する。また、単位面積当たりの最大トナー載り量が第1の量より少ない第2の量であるトナー像を複数枚の記録紙のそれぞれに形成する第2の画像形成ジョブに適用する。そうすると、次のようになる。
第1の画像形成ジョブを第1のスループット(単位時間当たりの画像形成枚数が第1の枚数、例えば毎分50枚)で実行している場合を考える。この場合において、排紙部に積載された記録紙の枚数が第1の積載枚数に達した場合、制御部90は、第1の画像形成ジョブにおけるスループットを第2のスループット(例えば、毎分25枚)に低減させる。
一方、第2の画像形成ジョブを第1のスループット(例えば、毎分50枚)となるように実行している場合を考える。この場合において、排紙部の状態が第1の画像形成ジョブと同じ状態になった場合(即ち、排紙部への積載枚数が第1の積載枚数に達した場合)、制御部90は、第2の画像形成ジョブにおけるスループットを低減させない(例えば、毎分50枚のままにする)。
これにより、排紙部に積載された記録紙同士の貼り付きを抑制しつつ、生産性の低下を抑制する画像形成装置を提供することができる。
次に具体例を、図7、図8を参照して説明する。図7において、紙束底温度T×紙束積載量H=aとなり、許容最大載り量F(th)=F(a)になった場合を考える。この時、印刷して排紙する用紙上のトナーの最大載り量Mが30%の場合は、排紙接着が起こらないためスループット(第1のスループット)を維持する。
一方で印刷して排紙する用紙上のトナーの用紙上の最大載り量Mが80%の場合は、接着が起こる可能性があるため、スループットダウン(第2のスループット)することで排紙トレイ上に積載される紙束温度の昇温を抑える。これにより、排紙トレイにおける用紙の排紙接着を防止する。
また、最大載り量情報Mを用いることで不要なスループットダウンを起こさないことを特徴としている。この効果を従来技術による比較例と比較して説明するため、図8おいて、プリントジョブ開始から、紙束底温度T×紙束積載量Hがaに達する前までは用紙上の最大載り量Mが30%の画像形成を行う。そして、紙束底温度T×紙束積載量Hがaに達したタイミングで初めて用紙上の最大載り量Mが80%の画像形成を行った場合を考える。
比較例1では、用紙の排紙接着を確実に起こさないようにするために、図7において紙束底温度T×紙束積載量Hがbより大きくなると(F(th)<100になると)、用紙上のトナーの最大載り量Mに依っては排紙接着が起こる可能性がある。そのため、図8の破線示のように直ちにスループットダウン(第1のスループットから第2のスループット)を行っていた。
しかしながら、記録材上の最大載り量Fが30%であれば紙束底温度T×紙束積載量Hがaに達するまで排紙接着は起こらず、比較例1では不要なスループットダウンを行っていることとなり、ユーザーに不利益を与えていた。
本実施例1では、用紙上のトナーの最大載り量Mに応じてスループットダウンの実行の有無を決めるため、図8のように80%の画像形成を行ったタイミング、即ち、M>F(a)となったタイミングでスループットダウンを行う。これにより、比較例1(従来例)に対し高い生産性をより長く持続することができる。
《実施例2》
実施例2では、排紙部に積載されるべき記録紙の枚数と画像形成される用紙面内の最大トナー載り量とに基づき、スループットを制御する構成について説明する。
排紙部に積載されるべき記録紙の枚数が同じであっても、各シートに形成されるトナー画像が最大トナー載り量の少ない画像である場合には、生産性の低下を抑制するために通常のスループットで搬送する。排紙部に積載されるべき記録紙の枚数が同じで、各シートに形成されるトナー画像が最大トナー載り量の多い画像である場合には、排紙接着を抑制するために通常よりもスループットを低下させる。以下では、本実施例2の制御例について、より具体的に説明する。
本実施例2では、制御部(推定部)90は、画像形成開始前のジョブ予約情報(入力されたプリント予約情報)から、プリント途中、もしくは、プリント終了後の排紙トレイ上の積載紙束情報(束情報:紙束内部温度)を推定する。また、制御部(載り量取得部)90は、トナーの許容最大載り量F(x)を計算する。
この許容最大載り量F(x)と画像形成時(プリント動作時)に取得する用紙面内のトナーの最大載り量Mとを比較する。そして、最大載り量Mが計算した許容最大載り量F(x)を越えた場合は、スループットを第1のスループットから第2のスループットに下げ、これにより用紙同士の排紙接着を防止する。
次に図9、10を参照して、トナーの許容最大載り量F(x)の計算方法を示す。図9は排紙トレイ上に積載される排出用紙の紙束の下方からの積載紙束枚数(位置)と前記積載紙束枚数における積載紙束温度の関係を示している。
例えば、プリント予約情報のトータル出力枚数NがN=200の場合、一連のプリント動作が終了すると排紙トレイ上には200枚の紙束が積載される。この際、一定のスループットでプリント動作を行うと、積載された紙束の底面から100枚目位置付近の紙束内部温度が最も高くなる。これは排紙トレイ上に排紙された用紙が冷えきる前に、次の用紙が順次その上に排紙、積載されていくため、紙束内部に熱が蓄えられることが原因である。
同様にN=600、800、1000の場合は、それぞれ300、400、500枚目位置付近の温度が最も高くなる。
一方、排紙トレイ上における排紙積載用紙の用紙同士の接着は、用紙上に積載されるトナー載り量が多いほど発生し易く、接着発生温度はトナーの最大載り量により概ね推定できる。尚、ここでは省略するが、接着発生温度は用紙表面の平滑度等にも依存する。これは用紙自体の表面の平滑性に依って定着後の用紙上トナーの表面性が変化するため、隣接する用紙-トナー間の接触状態が変わることや、用紙へのトナーの定着強度が用紙自体の表面の平滑性によって異なることに起因する。
以上を踏まえると、ジョブ予約情報のトータル出力枚数Nを取得することで、排紙トレイに積載される用紙の紙束内部の各位置における最終到達温度を推定できる。そして、排紙接着の発生温度とトナーの最大載り量の関係から、用紙同士の接着が起こらない許容最大載り量F(x)を計算できる。
例えばプリント予約情報のトータル出力枚数Nが800枚の場合、最終的なプリント終了後の積載紙束温度の分布は図9のN=800のようなグラフになる。このグラフに基づいて許容最大載り量F(x)を計算すると、図10のようになる。
積載枚数が0~299枚では、用紙の最大載り量Mが100%の定着画像が積載され続けた場合でも、紙束内部温度が接着発生温度よりも低いため、用紙同士の接着は起こらない。そのため、許容最大載り量F(x)は100%となる。
積載枚数が300~599枚では、用紙の最大載り量Mが高い場合は接着が発生してしまうため、スループットダウンを行わななければならない。そのため、許容最大載り量F(x)は図10のような100%未満のグラフとなる。
積載枚数が600~800枚では、0~299枚と同様に、トナーの最大載り量Mが100%の定着画像の用紙が積載され続けた場合でも、紙束内部温度が接着発生温度より低いため、用紙同士の接着は起こらない。そのため、許容最大載り量F(x)は100%となる。
このようにして、プリント予約情報から推定した積載紙束推定情報を基にトナーの許容最大載り量F(x)を決定する。
次に、この許容最大載り量F(x)を用いたスループット制御に関して、図11のスループット制御のフローチャートを用いて説明する。このような制御を図6に示す制御回路部90にて行う。
プリントが開始されると、外部コンピュータ等のデータ送信装置(ネットワーク部)101、及び操作部102からコントローラ部100に入力されたプリント予約情報のトータル出力枚数Nから許容最大載り量F(x)を計算し、S2へ進む。
S2において画像形成枚数XをX=1に設定し、S3へ進む。
S3においてスループットダウン制御が行われているかどうかを判断し、行われていない場合はS4へ進み、行われている場合はS5へ進む。
S4においてX枚目の画像形成を開始し、S6へ進む。
S5においてX枚目の画像形成を開始し、S10へ進む。
S6においてX枚目の最大載り量Mを取得し、S7において最大載り量Mと許容最大載り量F(x)の大小関係を比較する。
S7においてM<F(x)の場合はS8へ進み、M≧F(x)の場合はS9へ進む。
S9においてはスループット維持し(第1のスループット)、スループットを毎分50枚として制御を行いS11へ進む。
S10においてはスループットダウンし(第1のスループットとよりもスループットを所定に下げた第2のスループットに制御)、スループットを毎分25枚として制御を行いS11へ進む。
S11においてプリント終了であれば動作を終了し、終了でなければS12において画像形成枚数XをX+1として記録部91に記録更新し、S3へ進む。
以上の実施例2をまとめると次のとおりである。記録紙に形成されるトナー像の単位面積当たりの最大トナー載り量を取得する取得部(第1の取得部)1012を有する。入力されたプリント予約情報から、プリント途中、もしくは、プリント終了後の排紙部に積載される記録紙の枚数を推定する推定部(取得部:第2の取得部)90を有する。取得部と推定部が取得した情報に基づいて単位時間当たりの画像形成枚数を制御する制御部90を有する。
以上で説明した制御を、下記の第1の画像形成ジョブと第2の画像形成ジョブに適用すると、次のようになる。
1)第1の画像形成ジョブ
同じ排紙部に積載されるべき記録紙の枚数がN枚(例えば、N=800枚)であって、単位面積当たりの最大トナー載り量が第1の量であるトナー像をN枚の記録紙のそれぞれに形成する。
2)第2の画像形成ジョブ
同じ排紙部に積載されるべき記録紙の枚数がN枚(例えば、N=800枚)であって、単位面積当たりの最大トナー載り量が第1の量より多い第2の量であるトナー像をN枚の記録紙のそれぞれに形成する。
制御部90は、第1の画像形成ジョブの途中であるL枚目からM枚目の期間(例えば、300枚目から599枚目の期間)において、第1のスループット(単位時間当たりの画像形成枚数が第1の枚数、例えば毎分50枚)で第1の画像形成ジョブを実行する。
また、制御部90は、第2の画像形成ジョブの同じ期間、第1のスループットより遅い第2のスループットで第2の画像形成ジョブを実行する。即ち、第2の画像形成ジョブの途中であるL枚目からM枚目の期間(例えば、300枚目から599枚目の期間)において、第1のスループットより遅い第2のスループット(例えば毎分25枚)で第2の画像形成ジョブを実行する。尚、L、M、Nは自然数であり、L<M<Nを満たす。
これにより、生産性の低下を抑制しつつ、排紙部に積載された記録紙同士の貼り付きを抑制する画像形成装置を提供することができる。
また、制御部90は、第2の画像形成ジョブの1枚目からL-1枚目(例えば、1枚目から299枚目)の期間において、第2のスループットより速いスループット(例えば毎分50枚)で第2の画像形成ジョブを実行する。これにより、生産性の低下をさらに抑制することができる。
また同様に、制御部90は、第2の画像形成ジョブのM+1枚目からN枚目(例えば、600枚目から800枚目)の期間において、第2のスループットより速いスループット(例えば毎分50枚)で第2の画像形成ジョブを実行する。これにより、生産性の低下をさらに抑制することができる。
また、制御部90は、第1の画像形成ジョブの1枚目からN枚目まで(たとえば、1枚目から800枚目)の期間を第1のスループット(例えば毎分50枚)で実行する。
また、同じ排紙部に積載されるべき記録紙の枚数がK枚(例えば、K=600枚)であって、単位面積当たりの最大トナー載り量が第2の量であるトナー像をK枚の記録紙のそれぞれに形成する第3の画像形成ジョブを実行する場合には、次のようにしてもよい。すなわち、積載枚数が少ないので、制御部90は、第3の画像形成ジョブにおいて、L枚目からM枚目(たとえば、300枚目から599枚目)の期間を含む1枚目からK枚目の期間を第2のスループットより速いスループット(例えば毎分50枚)で実行する。尚、L、M、K、Nは自然数であり、L<M<K<Nを満たす。
推定部90が取得した情報に基づいて排紙部に積載される記録紙毎に形成可能なトナーの許容載り量を取得する許容載り量取得部90を有する。制御部90は、この許容載り量取得部が取得した許容載り量と、前記取得部が取得した最大トナー載り量に基づいて単位時間当たりの画像形成枚数を制御する。
排紙部の温度を検知する温度検知部Aと排紙部の記録紙の積載量を検知する積載量検知部Hを有し、推定部90は、温度検知部と積載量検知部が取得した情報に基づいて、プリント途中、もしくは、プリント終了後の排紙部の温度と積載量を推定する。
以上、本実施例2においては、実施例1と同様の効果を得ることができる。それだけでなく、プリント予約情報のトータル出力枚数Nから排紙トレイ上に積載される用紙の紙束内部温度を推定し、プリント開始時にのみ許容最大載り量F(x)を計算する。そのため、プリントジョブ1枚1枚の許容最大載り量を計算する実施例1よりも計算量が少なく、処理時間の長期化に伴うFCOT(ファーストコピー・タイム)の低下やプリント開始の遅延発生が懸念されることもない。
実施例2では、生産性の低下をより抑制できる構成として、最大トナー載り量の多い第2の画像形成ジョブにおいて、画像形成ジョブの途中であるL枚目からM枚目の期間において、第1のスループットより遅い第2のスループット(例えば毎分25枚)にした。しかしながら、次のようにしてもよい。即ち、最大トナー載り量の多い第2の画像形成ジョブでは、1枚目からN枚目までを第2のスループットにしてもよい。
《その他の事項》
(1)スループット制御は、プロセススピードは同じとし、用紙と用紙の間隔(紙間)を大小制御してもよいし、用紙と用紙の間隔(紙間)は同じでプロセススピード(用紙搬送速度を高低制御してもよい。定着装置以降の用紙のスループットを制御する構成にしてもよい。
(2)定着装置40は実施例に示した装置構成のものに限られるものではない。ニップ部Nを形成する回転体対603・70は、両方がローラであってもよいし、一方がエンドレスベルト(中空体)で他方がローラであってもよいし、両方がエンドレスベルトでであってもよい。回転体の加熱部はハロゲンランプ、ニクロム線ヒータ等の加熱部により内部加熱或いは外部加熱する方式の装置構成にすることもできる。また、回転体に通電発熱層を具備させて通電発熱させる装置構成にすることもできる。
(3)定着装置40は用紙に形成された未定着のトナー像を固着像として定着する装置としての使用に限られない。用紙に一旦定着された或いは仮定着されたトナー像を再度加熱加圧して画像の光沢度を向上させるなどの画像の表面性状を調整する装置としても有効である(このような装置についても定着装置と呼ぶ)。
(4)デジタル画像形成装置は実施例のようなフルカラーの画像を形成する画像形成装置に限られず、モノクロの画像を形成する画像形成装置でもよい。また画像形成装置は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、複写機、FAX、及び、これらの機能を複数備えた複合機等、種々の用途で実施できる。
(5)画像形成装置の画像形成プロセスは電子写真プロセスに限られない。静電記録プロセス、磁気記録プロセスなどの他の画像形成プロセスを用いて転写方式或いは直接方式にて記録材上にトナー像を形成することもできる。
1・・画像形成装置、20・・画像形成部、40・・定着部、16・18・・排出積載部(排紙トレイ)、A・S・・第1の取得部、1012・・第2の取得部、90・・制御部、P・・記録材

Claims (5)

  1. シートにトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によりシート上に形成されたトナー像を加熱定着する定着部と、
    前記定着部を経て排出される複数のシートを積載可能な排出部と、
    シートに形成されるトナー像の単位面積当たりの最大トナー載り量に対応する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した情報に基づいて単位時間当たりの画像形成枚数を制御するコントローラと、を有し、
    下記において、L、M、Nは自然数であり、L<N/2<M<Nを満たし、
    1)前記排出部に積載されるべきシートの枚数がN枚であって、単位面積当たりの最大トナー載り量が第1の量であるトナー像を前記N枚のシートのそれぞれに形成する第1の画像形成ジョブが実行される場合、前記コントローラは、前記第1の画像形成ジョブの途中であるL枚目からM枚目の期間において単位時間当たりの画像形成枚数を第1の枚数で実行し、
    2)前記排出部に積載されるべきシートの枚数が前記N枚であって、単位面積当たりの最大トナー載り量が前記第1の量より多い第2の量であるトナー像を前記N枚のシートのそれぞれに形成する第2の画像形成ジョブが実行される場合、前記コントローラは、前記第2の画像形成ジョブの途中である前記L枚目から前記M枚目の期間において単位時間当たりの画像形成枚数を前記第1の枚数より少ない第2の枚数で実行し、且つ、前記M+1枚目からN枚目の期間において、単位時間当たりの画像形成枚数を前記第2の枚数より多い枚数で実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の画像形成ジョブが実行される場合、前記コントローラは、1枚目から前記L-1枚目の期間において、単位時間当たりの画像形成枚数を前記第2の枚数より多い枚数で実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の画像形成ジョブが実行される場合、前記コントローラは、1枚目からN枚目の期間において、単位時間当たりの画像形成枚数を前記第1の枚数で実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 下記において、Kは自然数であり、L<M<K<Nを満たし、前記排出部に積載されるべきシートの枚数が前記N枚より少ないK枚であって、単位面積当たりの最大トナー載り量が前記第2の量であるトナー像を前記K枚のシートのそれぞれに形成する形成する第3の画像形成ジョブが実行される場合、前記コントローラは、前記第3の画像形成ジョブの途中である前記L枚目から前記M枚目の期間において、単位時間当たりの画像形成枚数を前記第2の枚数より多い枚数で実行することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記排出部に積載されるべきシートの枚数を取得する第2の取得部をさらに有することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像形成装置。
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