JP7129819B2 - 台車用カバー - Google Patents
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Description
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、軽量かつ高剛性な台車用カバーを実現し、鉄道車両の運行に影響を与えるような台車用カバーの破損を防止することにある。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
又、本項に記載の台車用カバーは、複数の板状の不織布製基材によって母材が構成されるものであり、これら複数の不織布製基材が、溶融樹脂を用いた熱溶着によって接合される。この際、接合する不織布製基材の位置関係に応じて、例えば、不織布製基材の突き合わせ部間に溶融樹脂を配置して熱溶着してもよく、不織布製基材の端部に接合代を設け、溶融樹脂を挟み込んで接合代同士を重ね合わせて熱溶着してもよい。又、それと同時に、接合部分を覆うようにして不織布製の薄膜を溶融樹脂により貼り付けてもよい。このようにして構成された母材は、その後、ポリウレア樹脂の被膜によって一体的に覆われることになる。
本項に記載の台車用カバーは、ポリウレア樹脂の被膜が母材の全ての面に設けられることにより、ポリウレア樹脂によって付与される強度や柔軟性が、より一層向上するものである。このため、飛来物の衝突に起因する、鉄道車両の運行に影響を与えるような台車用カバーの破損が、より確実に防止されるものとなる。
本項に記載の台車用カバーは、母材の台車に対する固定部分及びその近傍の領域が、不織布が圧縮されて他の領域よりも厚みが小さくなっているものである。すなわち、母材の台車に対する固定部分及びその近傍の領域は、不織布の積層数等が他の領域と同等のままで圧縮され、厚みが小さくなり密度が上昇する。これにより、母材の台車への固定部分及びその近傍領域の強度が向上するため、固定部分への応力集中に因るクラックの発生等が防止されるものとなる。
本項に記載の台車用カバーは、同形状を有する少なくとも1組の部位により形成されるものであり、これらの各部位が、不織布製基材で構成される母材に、ポリウレア樹脂の被膜が設けられた構造を有している。そして、少なくとも1組の部位は、平面視で台車の中心点に対して位相が互いに180°異なるように、平面方向に並べられて配置された状態で、台車に固定されている。
本項に記載の台車用カバーは、台車に取り付けられた状態で、鉄道車両の進行方向を基準とした前方側の端縁及び後方側の端縁に、前方流線部及び後方流線部が設けられたものである。前方流線部は、前方に向かうにつれて上方側へと湾曲して延びており、後方流線部は、後方に向かうにつれて上方側へと湾曲して延びている。このように、鉄道車両の進行方向を基準とした前方側及び後方側の双方に、流線形に類似した湾曲構造を備えることにより、鉄道車両の進行時に、台車用カバーに沿って、空気がより滑らかに流れるようになるため、騒音の発生がより抑制されることになる。更に、鉄道車両の進行方向が反対向きになったとしても、問題なく騒音の発生が抑制されるものである。
本項に記載の台車用カバーは、母材を構成する複数の不織布製基材に、前方流線部を形成する湾曲した板状の不織布製基材と、後方流線部を形成する湾曲した板状の不織布製基材とが含まれている。又、複数の不織布製基材に、台車に下方から対向するように配置される平板部や、鉄道車両の幅方向を基準とした両側の端縁に、上方に向かって立設される側壁部等が含まれていてもよい。更に、不織布製基材の加工時に大きさの制約を受けて、2つ以上に分けて加工した不織布製基材が含まれていてもよい。
図1は、鉄道車両の台車70に取り付けた状態の、本発明の実施の形態に係る台車用カバー10を模式的に示しており、図2は、台車用カバー10単体の平面図である。説明の便宜上、図1(a)では、台車用カバー10で覆われる台車70の範囲をハッチングで示しており、又、図1及び図2では、図中左方向を鉄道車両の進行方向として説明する。
加えて、本発明の実施の形態に係る台車用カバー10は、図2及び図3に示すように、同形状を有する少なくとも1組の部位24、図示の例では1組の部位24A、24Bにより形成されるものである。そして、これらの各部位24A、24Bが、不織布製基材14で構成される母材12に、ポリウレア樹脂の被膜20が設けられた構造を有している。これら1組の部位24A、24Bは、平面視で台車70の中心点70bに対して位相が互いに180°異なるように、平面方向に並べられて配置された状態で、台車70に固定されている。
Claims (6)
- 鉄道車両の台車の少なくとも一部を下方から覆う台車用カバーであって、
板状の不織布製基材で構成される少なくとも1枚の母材の、前記台車に取り付けられた状態で少なくとも外側を向く面に、ポリウレア樹脂の被膜が設けられ、
前記母材は、複数の板状の不織布製基材が、溶融樹脂を用いた熱溶着により接合されて構成されていることを特徴とする台車用カバー。 - 前記被膜が、前記母材の全ての面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の台車用カバー。
- 前記母材の前記台車に対する固定部分及びその近傍の領域は、不織布が圧縮されて他の領域よりも厚みが小さくなっていることを特徴とする請求項1又は2記載の台車用カバー。
- 平面視で前記台車の中心点に対して位相が互いに180°異なるように配置される、同形状を有する少なくとも1組の部位が、平面方向に並べられて前記台車に固定されることで形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の台車用カバー。
- 前記台車に取り付けられた状態で、鉄道車両の進行方向を基準とした前方側の端縁に、前記前方に向かうにつれて上方側へと湾曲して延びる前方流線部が設けられると共に、鉄道車両の進行方向を基準とした後方側の端縁に、前記後方に向かうにつれて上方側へと湾曲して延びる後方流線部が設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の台車用カバー。
- 前記複数の板状の不織布製基材は、前記前方流線部を形成する湾曲した板状の不織布製基材と、前記後方流線部を形成する湾曲した板状の不織布製基材とを含むことを特徴とする請求項5記載の台車用カバー。
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