JP7128415B2 - 半導体素子検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体素子検査装置に関し、より詳しくは、検査プローブを水平面のXY方向にも移動可能として、検査対象となる半導体素子の電極に上記検査プローブを確実に接触させて半導体素子の品質検査を行う半導体素子検査装置に関する。
従来、半導体素子を発光させて品質検査を行う半導体素子検査装置は公知である(例えば特許文献1)。
特許文献1の半導体素子検査装置においては、搬送装置としての回転テーブルを備えており、この回転テーブルを間欠的に回転させて吸着孔(保持部)に保持した半導体素子を検査位置まで搬送し、該検査位置において上記吸着孔と固定テーブル側の連通孔を介して検査プローブを半導体素子の電極に下方側から接触させてから通電することで、半導体素子の光学品質の検査を行うようになっている。
特開2017-223573号公報
ところで、最近の半導体素子は、一辺が2mm程度まで小型化されているので、半導体素子の電極自体も寸法が小さくなっている。そのため、上記特許文献1の装置によって品質検査を行う際に半導体素子の電極と検査プローブとの位置がずれてコンタクトミスが生じて測定不良になるという問題が生じている。このような測定不良を防止するためには、半導体素子の電極の位置を補正する機構を設けることが考えられるが、特許文献1にはそのような機構は示唆されていない。
また、特許文献1の装置においては、回転テーブルの吸着孔に負圧を供給するため、検査位置の固定テーブルに内部空間が形成されるとともに、上記検査プローブを取り付けた昇降部材(移動手段)を上記内部空間に昇降自在に設けている。また、上記内部空間の気密を保持するために、昇降部材の外周部に環状シール部材を装着してあり、この環状シール部材のリップ部を上記内部空間の側壁に密着させている。環状シール部材のリップ部は柔軟で肉厚が薄い形状となっており、昇降部材の昇降作動に伴って環状シール部材のリップ部が繰り返し弾性変形されることにより損傷しやすくなっており、したがって、環状シール部材を頻繁に交換する必要があった。
上述した事情に鑑み、本発明は、固定テーブルに載置されて所定方向に間欠的に回転される回転テーブルと、上記回転テーブルの円周方向複数個所に形成されて、該回転テーブル上に載置された半導体素子の下面を吸着して保持する吸着孔と、上記固定テーブルに形成され、上記吸着孔の移動経路上に設定された検査位置に半導体素子を保持した上記吸着孔が一時停止された際に該吸着孔と連通する連通孔と、上記検査位置に昇降可能に設けられるとともに、該検査位置に一時停止した上記回転テーブルの吸着孔と上記固定テーブルの連通孔とを介して半導体素子の下面に露出した電極と接触可能な検査プローブと、上記検査プローブを昇降させて上記検査位置に一時停止した半導体素子の電極に接触させる昇降機構を備える半導体素子検査装置において、
上記検査位置の固定テーブルの下方に、該固定テーブルとの間で気密空間を形成するケーシングを設けるとともに、上記気密空間内に上記検査プローブを配置し、さらに、上記ケーシングを水平面のXY方向に移動させる位置調整機構を設けたことを特徴とするものである。
このような構成によれば、検査位置に一時停止した半導体素子の電極の位置に応じて、上記位置調整機構によってXY方向に検査プローブの位置を調整できるので、検査プローブを半導体素子の下面の電極に確実に接触させることができる。したがって、従来と比較して高精度な品質検査が可能な半導体素子検査装置を提供することができる。
本発明の一実施例を示す全体の斜視図。 図1のプローブユニットとその周辺の縦断面図。 図2の矢視III方向からの要部の底面図。 本発明の第2実施例を示す縦断面図。
以下、図示実施例について本発明を説明すると、図1において1は半導体素子検査装置であり、この半導体素子検査装置1は、半導体素子としてのLED素子2(チップ)を回転テーブル3により間欠的に搬送しながら検査位置Aの検査装置4によって光学品質の検査を行うようになっている。
多数のLED素子2を載置したウエハリング5が、回転テーブル3に近い搬入位置Bに供給されると、ウエハリング5上のLED素子2は、供給装置としてのロボット6によって順次、1つずつ保持されてから供給位置Cまで移送され、そこで回転テーブル3に形成された保持部としての2個一組の吸着孔3A、3A上に供給されるようになっている。保持部となる吸着孔3A、3Aは、平行に形成された長孔からなり、吸着孔3A、3Aには負圧が作用しているので、保持部としての一組の吸着孔3A、3Aの位置となる回転テーブル3の上面にLED素子2が吸着して保持されるようになっている(図3参照)。なお、ロボット6は、搬入位置BでLED素子2を保持した後に供給位置Cまで移送する過程において、保持したLED素子2を水平面において所要角度だけ正逆に回転させるようになっている。それにより、ロボット6が供給位置Cにおいて回転テーブル3の上面にLED素子2を供給する際には、LED素子2を左右に2分割する中心線2aが回転テーブル3の放射方向と一致するように、LED素子2の方向が規制されて吸着孔3Aに保持されるようになっている。
搬送装置としての回転テーブル3が矢印方向に所定ピッチずつ間欠的に回転されることに伴って、吸着孔3Aに保持された各LED素子2は供給位置Cから検査位置Aへ間欠的に搬送されるようになっており、検査位置AでLED素子2が一時停止した際に、計測装置7とプローブユニット8からなる検査装置4によって、LED素子2の光学品質の検査が行われるようになっている。
検査装置4による品質検査が終了したLED素子2は、回転テーブル3の間欠的な回転に伴って排出位置Dまで搬送されると、吸着孔3Aによる保持状態が解放されるとともに排出位置Dに配置された排出装置9によって保持されて吸着孔3Aから取り外された後に、品質検査の結果に応じて図示しない分類装置へ排出されるようになっている。
図2ないし図3に示すように、半導体素子検査装置1の検査対象となるLED素子2は略直方体の形状をしており、その上面2Aと周囲の4つの側面2Bが発光面となっている。また、LED素子2の下面2Cの所定位置には4つの電極2Dが露出させて配置されている。
検査装置4のプローブユニット8は、吸着孔3Aに下面2Cを保持されたLED素子2が検査位置Aに一時停止した際に、LED素子2の4箇所の電極2Dに4本の検査プローブ11を下方側から接触させてから通電することにより、上記発光面から発光させるようになっている。その際に検査位置Aの上方側に配置された計測装置7としての積分球を用いてLED素子2の明度や輝度等の光学品質を検査するようになっている。そして計測装置7による明度等の検査結果は、制御装置14へ送信されるようになっており、制御装置14は計測装置7から送信された検査結果を基にして、個々のLED素子2の品質を判定するようになっている。
半導体素子検査装置1は、平坦な上面12Aが水平となるように固定して配置された固定テーブル12と、この固定テーブル12の上面12Aに気密を保持して載置されるとともに駆動機構13によって矢印方向(時計方向)に間欠的に回転される回転テーブル3と、供給位置Cにおいて回転テーブル3の各吸着孔3A上にLED素子2を供給するロボット6と、検査位置Aに配置されてプローブユニット8と計測装置7とからなる検査装置4と、排出位置Dに配置されて品質検査後のLED素子2を吸着孔3Aの位置から取り外して分類装置へ排出する排出装置9と、上記駆動機構13やロボット6等の作動を制御するとともにLED素子2の品質を判定する制御装置14を備えている。
また、本実施例の半導体素子検査装置1は、搬入位置Bと供給位置Cの間に配置された下方カメラ16と、供給位置Cと検査位置Aとの中間となる吸着孔3Aの移動経路の上方側に配置された上方カメラ17を備えている。
下方カメラ16は、供給位置Cの隣接位置に鉛直上方を向けて配置されており、ロボット6に保持されて搬入位置Bから供給位置Cへ移送されるLED素子2の下面を撮影するようになっている。上方カメラ17は鉛直下方に向けて配置されており、供給位置Cから検査位置Aへ吸着孔3Aに保持されたLED素子2が間欠的に搬送される際に、LED素子2を上方から撮影するようになっている。下方カメラ16及び上方カメラ17が撮影した画像は、制御装置14に送信されるようになっている。
制御装置14は、下方カメラ16の画像を基にしてLED素子2における正方形の外形線とそれに対する電極2Dの位置を認識するとともに、電極2Dの位置を認識した上で、上方カメラ17による画像を基にして吸着孔3Aに保持されたLED素子2における電極2Dの水平面におけるXY方向における位置を認識するようになっている。
そして、制御装置14は、吸着孔3Aに保持されたLED素子2とその電極2Dの位置を認識した上で、プローブユニット8の検査プローブ11を後述する位置調整機構36によって水平面のXY方向に所要量移動させるようになっている。それによって、検査プローブ11をLED素子2の下面2Cに露出した電極2Dに確実に接触させてるようになっている。本実施例は、保持部としての吸着孔3Aに保持されて検査位置Aに搬送される全てのLED素子2について、上記両カメラ16、17による撮影を行い、それらの画像データを基にして検査プローブ11のXY方向の位置調整を行って品質検査を行うようになっている。
回転テーブル3は、固定テーブル12の上面12Aに密着した状態で載置されるとともに、該上面12Aとの間の気密を保持して摺動可能となっている。この回転テーブル3の外周部の近傍には、円周方向に等ピッチでLED素子2を保持する2つ1組の吸着孔3Aが穿設されている。これら2つ1組の吸着孔3AによってLED素子2を保持する保持部が構成されている(図3参照)。
駆動機構13によって回転テーブル3が所定ピッチずつ間欠的に回転されると、保持部としての各組の吸着孔3Aは供給位置C、検査位置A、排出位置D及びその他の移動経路上の所定位置で一時停止されるようになっている(図3参照)。そして、吸着孔3Aに保持されたLED素子2が検査位置Aで一時停止された際に、検査装置4によって品質検査が行われる。
図1ないし図2に示すように、検査位置Aにおける固定フレーム12の外周部には、回転テーブル3の吸着孔3Aの移動経路に合わせて上下方向の連通孔12Bが穿設されている。回転テーブル3が駆動機構13によって間欠的に回転されるのに伴って、LED素子2を保持した各組の吸着孔3Aが検査位置Aで一時停止すると、吸着孔3Aと固定フレーム12の連通孔12Bが重合してそれらが連通するようになっている(図2、図3参照)。
検査位置Aにおける固定テーブル12の下方側にプローブユニット8が配置されている。プローブユニット8の構成は後に詳述するが、プローブユニット8は、上方側の負圧室18Aに検査プローブ11を収容したケーシング18を備えており、このケーシング18の天面(負圧室18Aの天面)には円形の開口部18Bが形成されている。この開口部18Bを囲繞してケーシング18の天面に環状の閉鎖部材19が固着されている。この閉鎖部材19の上面19Aがケーシング18の実質的な上端面となっており、閉鎖部材19の上面19Aを上記連通孔12Bの周囲となる固定テーブル12の下面12Cに気密を保持して密着させている。
それにより、ケーシング18の開口部18Bと固定フレーム12の下面12Cとの間の気密が保持されるとともに連通孔12Bと負圧室18Aが常時連通しており、その状態において、一体となった閉鎖部材19とケーシング18が固定テーブル12に対して水平方向に移動できるようになっている。
ケーシング18の上下方向の中央部には、水平な仕切部18Cが形成されており、この仕切部18Cよりも上方側となるケーシング18の内部空間が負圧室18Aとなっている。この負圧室18Aとその上方の固定テーブル12の連通孔12Bは、開口部18Bを介して常時連通している。回転テーブル3の吸着孔3Aが検査位置Aに一時停止してない状態では、回転テーブル3の下面により連通孔12Bが閉鎖される。
これに対して、回転テーブル3の吸着孔3Aが検査位置Aで一時停止して連通孔12Bと重合すると、保持部としての吸着孔3Aと固定フレーム12の連通孔12B及び負圧室18Aが連通するようになっている(図2の状態)。
ケーシング18の負圧室18Aは導管20を介して第1負圧発生機構21に連通しており、第1負圧発生機構21の作動は制御装置14によって制御されるようになっている。駆動機構13により回転テーブル3が間欠的に回転される際には、第1負圧発生機構21も作動されるので、その際には導管20を介して負圧室18A及び連通孔12Bに負圧を供給されるようになっている。
図1に破線で示すように、固定テーブル12の上面12Aには、回転テーブル3の吸着孔3Aの移動経路に合わせて円周方向の第1吸気溝12Dと第2吸気溝12Eが形成されている。
上記第1吸気溝12Dは供給位置Cから検査位置Aを経由して排出位置Dの少し手前の位置にわたって形成されており、第2吸気溝12Eは上記排出位置Dとその前後の短い領域にわたって形成されている。そのため、排出位置Dの少し手前のオーバラップ領域Eにおいては、第1吸気溝12Dと第2吸気溝12Eが固定テーブル12の円周方向においてオーバラップして配置されている。
第1吸気溝12Dは検査位置Aにおける連通孔12Bを介して負圧室18Aと常時連通している。そのため、第1吸気溝12Dと重合する領域内の回転テーブル3の各組の吸着孔3A(保持部)は、第1吸気溝12D、連通孔12B、負圧室18Aおよび導管20を介して第1負圧発生機構21と連通している。回転テーブル3が回転される際には第1負圧発生機構21も作動されるので、回転テーブル3が間欠的に回転される際には供給位置Cから排出位置Dの手前に位置する各吸着孔3Aに負圧が供給される。
そのため、回転テーブル3が矢印方向に間欠的に回転されて供給位置Cに吸着孔3Aが順次一時停止すると、それに合わせてロボット6によりウエハリング5からLED素子2が取り出されて供給位置Cの吸着孔3A上に順次供給され、供給位置Cの吸着孔3AによりLED素子2が吸着・保持されるようになっている。
ロボット6が供給位置Cの吸着孔3AにLED素子2を供給する際には、該LED素子2は下方側から下方カメラ16によって撮影されるようになっており、下方カメラ16が撮影したLED素子2の画像は制御装置14に送信されている。
供給位置Cにおいて吸着孔3Aに保持されたLED素子2は、回転テーブル3の間欠的な回転により順次検査位置Aへ搬送されるようになっており、その過程において各組の吸着孔3Aに保持されたLED素子2は、上方カメラ17によって上方から撮影されて、その画像は制御装置14に送信されるようになっている。
吸着孔3Aに保持されたLED素子2が検査位置Aに搬入されて、そこで一時停止されると、図2に示すように、吸着孔3Aは固定テーブル12の連通孔12Bと重合する。後に詳述するが、この状態において、プローブユニット8の検査プローブ11が水平面のXY方向の位置を調整されてから所要量上昇されることで、該検査プローブ11の上端が固定テーブル12の連通孔12Bと吸着孔3Aの内部空間を介して、LED素子2の電極2Dに接触するようになっている(図2、図3参照)。その状態で検査プローブ11を介して電極2Dに通電することで、吸着孔3Aに保持された状態のLED素子2を発光させるとともに、その発光状態を計測装置7によって計測するようになっている。
検査位置Aにおいてプローブユニット8、計測装置7からなる検査装置4によって品質検査が終了したLED素子2は、この後、吸着孔3Aに保持された状態で回転テーブル3の間欠的な回転に伴って排出位置Dに向けて搬送される。
排出位置Dの少し手前のオーバラップ領域Eでは、第1吸気溝12Dと第2吸気溝12Eがオーバラップして形成されており、そのオーバラップ領域Eの第2吸気溝12Eに、導管22を介して第2負圧発生機構23が接続されている。第2負圧発生機構23の作動は制御装置14によって制御されるようになっている。
オーバラップ領域Eを吸着孔3Aが移動される際には、長孔からなる吸着孔3Aの下方側の開口は、第1吸気溝12Dと第2吸気溝12Eとに同時に重合するようになっており、他方、排出位置Dにおいては、吸着孔3Aの下方側の開口は第2吸気溝12Eのみに重合するようになっている。
検査後のLED素子2を保持した吸着孔3Aがオーバラップ領域E内に移動すると、第2負圧発生機構23が作動されて第2吸気溝12Eにも負圧が供給される。そのため、オーバラップ領域EをLED素子2が移動する際には、第1吸気溝12Dと第2吸気溝12Eからの負圧によってLED素子2の保持状態が維持される。
そして、LED素子2を保持した吸着孔3Aがオーバラップ領域Eを通過すると、吸着孔3Aには第2吸気溝12Eからの負圧だけが供給されるようになり、その後、LED素子2を保持した吸着孔3Aが排出位置Dまで移動すると、制御装置14は第2負圧発生機構23による負圧の供給を停止させる。
そのため、排出位置Dにおける吸着孔3AによるLED素子2の保持状態が解放され、そのタイミングに合わせて排出装置9によって排出位置Dにおける吸着孔3AのLED素子2が保持されてから回転テーブル3の外方の分類装置へ排出されるようになっている。
搬送装置としての回転テーブル2とその周辺は以上のように構成されている。搬入位置BからLED素子2を供給位置Cに供給するロボット6の構成、及び排出位置DにおいてLED素子2を回転テーブル3から排出する排出装置9の構成は、上記特許文献1等により公知であるため、それらに関する詳細な説明は省略する。
しかして、本実施例は、検査装置4のプローブユニット8全体を水平面のXY方向に移動可能に構成したものであり、それによって検査位置Aにおいて吸着孔3Aに保持された個々のLED素子2の電極2Dの位置に合わせて検査プローブ11の位置をXY方向に調整可能としたことが特徴となっている。
図2に示すように、検査装置4は、検査位置Aにおける固定テーブル12の上方側に配置された計測装置7と、固定テーブル12の下方側に移動可能に設けられたプローブユニット8とを備えている。
プローブユニット8は、上部に気密空間としての負圧室18Aが形成された上記ケーシング18と、仕切部18Cの段付きの貫通孔18Dに摺動自在に貫通されて、4本の検査プローブ11を保持する保持部材25と、仕切部18Cよりも下方側となるケーシング18の側壁18E及び底部18Fにわたって設けられて、保持部材25を介して検査プローブ11を昇降させる昇降機構26と、昇降機構26等を含めたケーシング18全体(プローブユニット8全体)を支持するベース27とを備えている。
ベース27は、水平面のX方向に移動されるX方向テーブル31に支持されており、X方向テーブル31は、水平面のY方向に移動されるY方向テーブル32に設けられている。つまり、プローブユニット8全体が、ベース27とX方向テーブル31、Y方向テーブル32によって水平に支持されており、水平面のXY方向に移動可能になっている。
X方向テーブル31には、該X方向テーブル31を水平面のX方向に移動させるX方向移動用のモータ34が連動させてあり、Y方向テーブル32には該Y方向テーブル32をY方向に移動させるためのY方向移動用のモータ35が連動している。これら両モータ34,35の作動は制御装置14によって制御されるようになっている。制御装置14が、両モータ34,35を所要量、正逆に回転させることで、X方向テーブル31、Y方向テーブル32を介してケーシング18及びそれに設けた上記検査プローブ11をXY方向に移動させることができるようになっている。
上記X方向テーブル31、Y方向テーブル32、両モータ34,35によって、プローブユニット8の検査プローブ11のXY方向の位置を調整する位置調整機構36が構成されている。
前述したように、ケーシング18と一体となった閉鎖部材19の上面19Aは、連通孔12Bの周囲の固定テーブル12の下面12Cに気密を保持して密着させている。そのため、位置調整機構36によって、プローブユニット8全体がXY方向に移動される際にも、閉鎖部材19の上面19Aと固定テーブル12の下面12Cとの間の気密が保持され、ケーシング18の負圧室18Aの密封状態が維持されるようになっている。
上記閉鎖部材19は上面19Aが平滑なものであれば良く、例えば窒化処理等により滑り性を向上させたアルミニウム等の金属を用いることができる。また、平滑性の良いものであればその他の素材でも良く、例えばエンジニアリングプラスチックを用いても良い。
図2に示すように、ケーシング18Cの仕切部18Cには、下方側が上方側よりも大径となる段付きの貫通孔18Dが穿設されており、そこに円柱状をした保持部材25が上下方向に摺動自在に貫通させて設けられている。
4本の検査プローブ11は保持部材25によって鉛直上方に向けて支持されて負圧室18A内に収容されている。検査プローブ11は金属製の線材からなり、それらの上端(先端)は保持部材25により同じ高さに支持されている。保持部としての吸着孔3Aが検査位置Aの連通孔12Bの位置に一時停止しない時(重合しない時)には、保持部材25が下降端に位置しており、その時には検査プローブ11の上端は、連通孔12B内における上面12Aよりも少し低い下降端の位置に支持されている。
これに対して、LED素子2を保持した吸着孔3Aが検査位置Aで一時停止して連通孔12Bと重合した際には、昇降機構26により保持部材25が上昇端の位置まで所定量上昇されるので、検査プローブ11も上昇端まで上昇されて、検査プローブ11の上端が吸着孔3Aを介して、それに保持されたLED素子2の下面の電極2Dに接触するようになっている(図2、図3参照)。
次に、保持部材25を介して検査プローブ11を昇降させる昇降機構26について説明する。
ケーシング18の仕切部18Cよりも下方側は、半径方向外方側となる側壁18Eとその下端部に連設された底部18Fのみが配置されており、残りの側壁部分と底部の約半分は外部に露出した状態となっている。
段付きの貫通孔18Dを貫通した保持部材25の下端部には、連結具を介してナット部材41が連結されており、そのナット部材41にリニアスライダ42が上下方向を向けて連結されている。側壁18Eの内面にはリニアレール43が上下方向に固定されており、このリニアレール43にリニアスライダ42が摺動自在に係合している。
保持部材25の下方側となる底部18F上にモータ44が配置されており、このモータ44の駆動軸に連結されたボールねじ45が上記ナット部材41に螺合している。
モータ44の作動は制御装置14によって制御されるようになっており、制御装置14によりモータ44を所要量正逆に回転させることで、保持部材25及び検査プローブ11を上昇端と下降端とに昇降させるようになっている。
LED素子2を保持した吸着孔3Aが検査位置Aに一時停止した際に、制御装置14はモータ44を所要量正転させるので、保持部材25とそれに設けた検査プローブ11が下降端から上昇端まで上昇されて、検査プローブ11の上端(先端)が固定テーブル12の上面12Aよりも上昇して吸着孔3Aを介してLED素子2の下面に露出した電極2Dに接触する。この状態で検査プローブ11を介してLED素子2に通電して発光させるようにしてあり、その発光状態を計測装置7で検査するようになっている。
他方、吸着孔3Aに保持された検査後のLED素子2が排出位置Dに向けて移動される際には、制御装置14はモータ44を所要量逆転させるので、保持部材25と検査プローブ11は上昇端から下降端まで下降されてそこで停止する。その際には、検査プローブ11の上端は、固定テーブル12の上面12Aよりも僅かに低くなる連通孔12B内に位置している。昇降機構26は、モータ44、ボールねじ45、ナット部材41、保持部材25、リニアスライダ42およびリニアレール43によって構成されている。
本実施例においては、段付きの貫通孔18Dに円柱状の保持部材25を摺動自在に貫通させてあるので、保持部材25の外周面と貫通孔18Dとの間の気密を保持する必要がある。そのため、保持部材25の外周部にゴム製の環状シール部材29を装着するとともに、環状シール部材29の下方側にストッパリング30を嵌装して環状シール部材29に密着させている。それにより、環状シール部材29が保持部材25の軸方向(上下方向)に位置ずれしないようになっている。
環状シール部材29の下半分は断面が方形の本体部となっており、環状シール部材29の上半部は、断面がC字状のリップ部29Aとなっている。そして、このリップ部29Aの上端(先端)を貫通孔18Dの段部端面18Daに下方側から接触させている。このようにリップ部29Aの上端によって貫通孔18Dの下端を囲繞してあり、それによって保持部材25の外周面と段付きの貫通孔18Dの内周面との間の気密を保持している。
上記リップ部29Aは、上下方向(軸方向)に容易に弾性変形することができるようになっているので、昇降機構26によって保持部材25が上昇端と下降端位置とに昇降される際にも、リップ部29Aの上端は貫通孔18Dの段部端面18Daに密着しており、したがって、保持部材25の外周面と貫通孔18Dの間の気密が常に保持されている。
環状シール部材29の本体部の外周面は、貫通孔18Dの内周面と離隔しているので、保持部材25が昇降されても環状シール部材29の本体部が貫通孔18Dの内周面と摺動することはない。
本実施例の環状シール部材29は、以上のようにして保持部材25に装着されているので、保持部材25の昇降作動に伴ってリップ部29Aが繰り返し弾性変形されたとしても、該リップ部29A自体の損傷を遅らせることができる。それにより、上記特許文献1の環状シール部材と比較して環状シール部材29の寿命を延ばすことができ、環状シール部材29の交換の頻度を少なくすることができ。
次に、検査位置Aに配置された計測装置7は、ドーム型の積分球からなり、図示しない受光素子を備えている。検査位置Aに一時停止したLED素子2の電極2Dに検査プローブ11を接触させてから通電することで、LED素子2の上記5つ発光面から発光すると、計測装置7の内部の受光素子によって受光されるようになっている。計測装置7が計測したLED素子2からの受光量等の計測結果は制御装置14へ送信されるようになっており、計測装置7による計測結果を基にして制御装置14は、LED素子2の明度、輝度、色味、発光不良といった光学品質を判定するようになっている。なお、積分球を用いた計測装置7の構成は従来公知であるため、これ以上の説明は省略する。
このようにして、プローブユニット8と計測装置7とからなる検査装置8によりLED素子2の検査を行うとともに、制御装置14は計測装置7による計測結果に基づいてLED素子2の光学品質を判定し、その判定結果を記憶するようになっている。
以上の構成において、駆動機構13により回転テーブル12が矢印方向に間欠的に回転されるとともに第1負圧発生機構21が作動されている状態において、多数のLED素子2を載置したウエハリング5が、回転テーブル3に近い搬入位置Bに供給される。
すると、ウエハリング5上のLED素子2は、ロボット6によって順次、1つずつ保持されてから供給位置Cまで移送され、そこで回転テーブル3の上面における吸着孔3A、3Aの位置に載置される。その際、ロボット6は、LED素子2の中心線2aが回転テーブル3の放射方向と一致するように、回転テーブル3上に供給する。保持部としての吸着孔3Aには負圧が供給されているので、ロボット6から供給位置Cに供給されたLED素子2は、保持部としての吸着孔3Aによって吸着・保持される。
また、ロボット6により搬入位置Bから供給位置Cへ移送されるLED素子2は下方側から下方カメラ16によって撮影されており、下方カメラ16が撮影した画像は制御装置14へ送信される。制御装置14は、下方カメラ16からの画像を基にして、LED素子2の外形線と電極2Dの位置を認識する(図3参照)。
回転テーブル3が矢印方向に間欠的に回転されることに伴って、吸着孔3Aに保持された各LED素子2は、供給位置Cから検査位置Aへ間欠的に搬送される。この過程において各LED素子2は上方側から上方カメラ17によって撮影され、上方カメラ17が撮影した画像は制御装置14に送信される。制御装置14は、下方カメラ16及び上方カメラ17から送信された画像を基にして、吸着孔3Aに吸着されて搬送される各LED素子2について、その電極2Dの水平面におけるXY方向の位置を認識する。
そして、回転テーブル3の間欠的な回転に伴って吸着孔3Aに保持されたLED素子2が検査位置Aで一時停止すると、制御装置14は、当該LED素子2に関して両カメラ16,17からの画像を基にした電極2DのXY方向の位置に対して、プローブユニット8の検査プローブ11のXY方向における位置ずれ量を演算し、その位置ずれ分だけモータ34、35を正逆に移動させてX方向テーブル31、Y方向テーブル32をXY方向に移動させる。これにより、検査プローブ11が水平面のXY方向における停止位置が調整されて、4本の検査プローブ11の上端がLED素子2の4個の電極2Dの真下に停止する。
その後、制御装置14は、昇降機構26のモータ44を所定量、正転させるので、保持部材25とそれに設けた検査プローブ11が上昇端まで上昇されてLED素子2の電極2Dに確実に接触する(図3参照)。
この後、制御装置14が、検査プローブ11を介して電極2Dに電流を印可するとLED素子2が5つの発光面から発光し、その発光状態は計測装置7によって計測される。
すると、計測装置7は、LED素子2から発光された光を受光して計測結果を制御装置14へ送信する。制御装置14は、計測装置7からの計測結果を基にして、LED素子2の明度、輝度、色味、発光不良といった光学品質を判定し、それを記憶する。
このようにして検査位置Aに一時停止したLED素子2に対して検査装置4のプローブユニット8と計測装置7によって前述したように品質検査が行われると、制御装置14は昇降機構26のモータ44を逆転させて保持部材25及び検査プローブ1を上昇端から下降端まで下降させる。
なお、このように検査プローブ11を昇降させるために昇降機構26によって保持部材25が昇降されるが、保持部材25に装着した環状シール部材29のリップ部29Aが軸方向(上下方向)に容易に弾性変形されるので、リップ部29の上端は貫通孔18Dの段部端面18Daに密着した状態に維持される。そのため、保持部材25と貫通孔18との間の気密は保持され、それらの間から負圧室18Aに外気が入りこんで負圧室18Aの負圧状態が破壊されることはない。
この後、回転テーブル3が間欠的に回転されることに伴い、検査位置Aで検査が終了したLED素子2は下流側の排出位置Dに向けて搬送される一方、次の新たなLED素子2が検査位置Aに一時停止される。
すると、制御装置14は、前述したようにして当該LED素子2の電極2Dの位置に合わせて、位置調整機構36のモータ34,35を正逆に所要量、回転させるので、プローブユニット8とそれに設けた検査プローブ11がLED素子2の電極2Dの真下に停止する。
この後、制御装置14が昇降機構26のモータ44を所要量、正転させるので、保持部材25及び検査プローブ11が上昇端まで上昇されて、検査プローブ11がLED素子2の電極2Dに確実に接触する。
この状態となれば、前述したようにしてLED素子2に通電して、それから発光される光を計測装置7で計測して、制御装置14によるLED素子2の光学品質の判定が行われる。
このようにして、順次、検査位置Aに一時停止される各LED素子2に対して、プローブユニット8によるLED素子2の発光と計測装置7による発光状態の計測結果を基にして、制御装置14による品質検査が行われるようになっている。
検査装置4による品質検査が終了したLED素子2は、回転テーブル3の間欠的な回転に伴って排出位置Dまで搬送されると、前述したようにして吸着孔3Aによる保持状態が解放されるとともに排出装置9によって保持されて吸着孔3Aの位置の回転テーブル3から取り外された後に、制御装置14による品質の判定結果の区分に応じて図示しない分類装置へ排出されるようになっている。
以上のように、本実施例においては、検査位置AにおいてLED素子2の品質検査をする際に、先ず、検査位置Aに一時停止したLED素子2の電極2DのXY方向の位置に合わせて、位置調整機構36によって検査プローブ11を水平面のXY方向に所要量、移動させて電極2Dの真下に位置させるようになっている。そして、その後に検査プローブ11を昇降機構26によって上昇させて電極2Dに接触させてから品質検査を行う。
そのため、LED素子2の電極2Dに検査プローブ11を確実に接触させることができ、その状態でLED素子2を発光させて品質検査を行うことができる。したがって、検査プローブ11と電極2Dとの接触不良を確実に防止することができ、LED素子2に対して高精度の品質検査を行うことができる。
また、保持部材25に装着した環状シール部材29は、そのリップ部29Aの上端を貫通孔18Dの段部端面18Daに下方から接触させてあるので、特許文献1の環状シール部材と比較して環状シール部材29の寿命が長くなり、環状シール部材29の交換頻度を低減させることができる。
次に、図4は検査装置4に関する第2実施例を示したものである。この第2実施例においては、図2のケーシング18における仕切部18Cよりも上方部分を、仕切部18Cから分離した円筒状の側壁51として形成したものである。そして、側壁51の上端は固定テーブル12の下面12Cに気密を保持して一体に連結している。つまり、この側壁51は固定テーブル12の一部を構成している。他方、側壁51の下方側の端面51Aは、仕切部18Cの上面18Caと気密を保持して摺動できるようになっている。この第2実施例では、仕切部18Cよりも上方の側壁51の内部が気密空間としての負圧室18Aとなっている。その他の構成は、図2に示した第1の実施例と同じであり、図2と対応する各部材には同じ番号を付している。
この第2実施例では、仕切部18Cより下方側となるケーシング18が水平面のXY方向に移動されるようになっており、それによって検査プローブ11が水平面のXY方向に移動されるようになっている。また、その際には、側壁51の下方側の端面51Aと仕切部18Cの上面18Caとが気密を保持して摺動するようになっている。このような第2実施例であっても上記第1の実施例と同様の作用・効果を得ることができる。
なお、上記実施例においては、検査位置Aに半導体素子2が一時停止してから検査プローブ11を水平面のXY方向に移動させるようにしているが、半導体素子2が検査位置Aに搬入される前に、検査プローブ11をXY方向に移動させるようにしても良い。つまり、検査位置Aに搬入される次の半導体素子2に関して、それが検査位置Aに搬入される前に該半導体素子2の電極2Dに対するXY方向における検査プローブ11の位置ずれ量に応じて、検査プローブ11をXY方向に所要量移動させて停止させておく。その後、検査位置Aに半導体素子2が搬入されて一時停止されると直ちに検査プローブ11を昇降機構26により上昇させて、半導体素子2の電極2Dに接触させるようにしても良い。
また、上記実施例においては、2個で一組の吸着孔3A、3Aにより半導体素子2を保持する保持部を構成しているが、単一の吸着孔3Aで保持部を構成しても良い。
また、上記実施例においては、第1吸着溝12Dに対して負圧室18Aを介して第1負圧発生機構機構21から負圧を供給しているが、第1吸着溝12D専用の負圧供給機構を別個に設けて、該負圧供給機構から直接第1吸着溝12Dに負圧を供給するようにしても良い。
また、上述した各実施例においては、下方側が上方側よりも大径となる段付きの貫通孔18Dを仕切部18Cに形成し、その段部端面18Daよりも下方側となる保持部材25の外周部に環状シール部材29を設けているが、図2における貫通孔18Dを上下逆の形状として、負圧室18A内となる保持部材25の外周部に環状シール部材29を装着するようにしても良い。
また、上記各実施例においては、検査装置4の計測装置7は1つだけ配置しているが、計測装置4を2つ以上設けても良い。
上記実施例においては、昇降機構26を仕切部18Cよりも下方側に露出させて配置しているが、昇降機構26を負圧室18A内に配置しても良い。すなわち、図2及び図4においては、昇降機構26が露出した構成となっているが、昇降機構26を囲繞するように側壁18Eを延長するとともに底部18Fも仕切部18Cと同じ寸法として側壁18Eの下端部と接続することで、昇降機構26全体をケーシング18で覆うように構成しても良い。
さらに、上記実施例においては、ロボット6で回転テーブル3上にLED素子2を供給する際に、LED素子2の中心線2aが回転テーブル3の放射方向と一致するように方向を規制しているが、回転テーブル3側の吸着孔3Aの位置にLED素子2を水平面で所要角度回転させるための回転機構を設けて、保持部としての吸着孔3Aに保持されたLED素子2を所要角度回転させて、吸着孔3Aに保持されるLED素子2の方向を規制するようにしても良い。
1‥半導体素子検査装置 2‥LED素子(半導体素子)
3‥回転テーブル 3A‥吸着孔(保持部)
8‥プローブユニット 11‥検査プローブ
12‥固定テーブル 12B‥連通孔
18‥ケーシング 18A‥負圧室(気密空間)
26‥昇降機構 31‥X方向テーブル
32‥Y方向テーブル 36‥位置調整機構
A‥検査位置 C‥供給位置

Claims (3)

  1. 固定テーブルに載置されて所定方向に間欠的に回転される回転テーブルと、上記回転テーブルの円周方向複数個所に形成されて、該回転テーブル上に載置された半導体素子の下面を吸着して保持する吸着孔と、上記固定テーブルに形成され、上記吸着孔の移動経路上に設定された検査位置に半導体素子を保持した上記吸着孔が一時停止された際に該吸着孔と連通する連通孔と、上記検査位置に昇降可能に設けられるとともに、該検査位置に一時停止した上記回転テーブルの吸着孔と上記固定テーブルの連通孔とを介して半導体素子の下面に露出した電極と接触可能な検査プローブと、上記検査プローブを昇降させて上記検査位置に一時停止した半導体素子の電極に接触させる昇降機構を備える半導体素子検査装置において、
    上記検査位置の固定テーブルの下方に、該固定テーブルとの間で気密空間を形成するケーシングを設けるとともに、上記気密空間内に上記検査プローブを配置し、さらに、上記ケーシングを水平面のXY方向に移動させる位置調整機構を設けたことを特徴とする半導体素子検査装置。
  2. 上記ケーシングに穿設された上下方向の貫通孔に保持部材が摺動自在に貫通されるとともに該保持部材に上記検査プローブが設けられており、また、上記昇降機構は上記保持部材を介して検査プローブを昇降させるようになっており、
    さらに、上記保持部材に環状シール部材が装着されるとともに、該環状シール部材に設けられたリップ部が上記貫通孔を囲繞するように上記ケーシングに密着されることにより、上記気密空間の気密が保持されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子検査装置。
  3. 上記半導体素子の電極の位置を検出する検出機構と、該検出機構の検出結果を基にして上記位置調整機構の作動を制御する制御装置とを備え、
    上記制御装置は、上記検出機構の検出結果に基づいて上記位置調整機構を介して上記検査プローブを水平面のXY方向に所要量移動させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体素子検査装置。
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