JP2989583B2 - 部品装着装置 - Google Patents

部品装着装置

Info

Publication number
JP2989583B2
JP2989583B2 JP10180696A JP18069698A JP2989583B2 JP 2989583 B2 JP2989583 B2 JP 2989583B2 JP 10180696 A JP10180696 A JP 10180696A JP 18069698 A JP18069698 A JP 18069698A JP 2989583 B2 JP2989583 B2 JP 2989583B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
component
nozzle
suction
suction nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10180696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10335897A (ja
Inventor
正信 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Denki Co Ltd
Priority to JP10180696A priority Critical patent/JP2989583B2/ja
Publication of JPH10335897A publication Critical patent/JPH10335897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2989583B2 publication Critical patent/JP2989583B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ツール取付部から
吸着ノズルを有するツールをチップ部品に合わせて交換
した後、該吸着ノズルを用いてチップ部品を吸着してプ
リント基板に装着する部品装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種ツール交換が行なわれる部品装着
装置が特開昭63−296394号公報に開示されてい
る。該従来技術ではツール即ち吸引具の交換動作後、視
覚センサがその太さを計測して、吸引具の種類の識別を
行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
ではツール(吸引具)交換後に視覚センサが太さにより
種類の識別を行った後、該吸引具で部品を吸着して別の
視覚センサにより該部品の真空吸引装置に対する位置ず
れが計測される。その後、該部品は、プリント基板に装
着されるものである。このように、別個の視覚センサを
用いて、ツールの種類の識別と部品の位置ずれの計測を
行っているので、その設置スペースが必要になり、コス
トも掛かるものであった。
【0004】そこで本発明は、ツールの種類の識別をよ
り簡単に行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ツー
ル取付部から吸着ノズルを有するツールをチップ部品に
合わせて交換した後、該吸着ノズルを用いてチップ部品
を吸着してプリント基板に装着する部品装着装置に於い
て、前記プリント基板への部品装着前に前記吸着ノズル
に吸着された部品の位置ずれを検出する機能と共に、交
換後のツール取付部に取付けられた前記ツールが有する
吸着ノズルの識別特徴を検出する機能を有する検出手段
と、前記ツールの種類に応じた識別特徴を予め記憶した
記憶手段と、前記検出手段が検出した識別特徴及び前記
記憶手段が記憶している識別特徴とに基づきツールの種
類が正しいかどうかを判断する判断手段とを設けたもの
である。判断手段は検出手段が検出した識別特徴記憶手
段が記憶している識別特徴に基づきツールの種類を判断
でき、また、この検出手段を用いて、吸着ノズルの吸着
する部品の位置ずれも検出できる。
【0006】また、請求項1の部品装着装置において、
前記吸着ノズルの識別特徴はノズル径としたものであ
る。
【0007】また、請求項1または2の部品装着装置に
おいて、検出手段は吸着ノズルの投影像により識別特徴
またはノズル径を検出するものである。
【0008】また、請求項1、2または3の部品装着装
置において、検出手段を認識カメラとしたものである。
【0009】また、請求項1乃至4のいずれかに記載の
部品装着装置において、判断手段が正しい種類のツール
でないと判断した場合に異常を報知する報知装置を設け
たものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図に基づ
き説明する。図1に於いて、1は本発明を適用せる部品
装着装置である。2は一対の供給コンベアであり、3は
Xテーブル部であり、4は一対の排出コンベアであり、
5はYヘッド部であり、6はチップ部品7を供給する部
品供給部であり、8はツール交換部である。供給コンベ
ア2はプリント基板10を搬送し、Xテーブル部3に該
基板10を供給するものであり、排出コンベア4はXテ
ーブル部3より排出された基板10を下流装置に排出す
るために搬送するものである。次に、Yヘッド部5につ
いて詳述する。図1及び図2に於いて、12、12は装
着ヘッドであり、ヘッドボールネジ13、13に嵌合し
たヘッド用ナット14、14に取付けられており、ヘッ
ド駆動モータ15、15に駆動され該ボールネジ13、
13が回動することによりヘッドリニアガイド16,1
6,16,16に案内されY方向に移動をし、部品供給
部6より供給される部品7をXテーブル部3にて基板1
0に装着する。装着ヘッド12について詳述する。図3
に於いて、18は部品7を吸着するノズル19を先端に
有する上下動体であり、装着ヘッド12に上下動可能に
3本設けられている。20は上下動体18を下降させな
いように規制するストッパ機構であり、21は上下動体
18を上下動させる上下動駆動機構であり、22は上下
動体18をθ方向に回動させる回動機構である。23は
部品7を照明するための照明ユニットである。上下動体
18の構造について詳述する。図2及び図3に於いて、
24はノズル19を先端に有するツールであり、部品7
を吸着するための部品吸着真空通路25が内部に形成さ
れると共に光線を拡散させて部品7に照射するための乳
白色の拡散板26が設けられている。ツール24は部品
7の大きさ及び形状に応じてノズル19及び拡散板26
の大きさが異なったものが多数用意されている。27は
ツール24を吸引保持するシャフトであり内筒28及び
外筒29とより成り、内筒78内にツール24の部品吸
着真空通路25に連通する部品真空通路30を有すると
共に内筒28と外筒29の間にツール24を吸引するツ
ール真空通路31を形成している。外筒29の下端部に
は一対の板バネ32が取付けられており、ツール24は
ツール真空通路31よりの真空吸引と板バネ32とによ
りシャフト27下端に取外し可能に保持される。34は
シャフト27の上部に取付けられた二重管継手であり、
フランジ35が形成された回転案内ナット36とナット
37とより成る。回転案内ナット36はシャフト27に
対してベアリング38を介して回動が可能であり、ツー
ル真空通路31に連通させるため真空用パイプ39がシ
ャフト27の外筒まで嵌入されている。シャフト27の
真空用パイプ39が達している部分には全周に亘り溝4
0が刻設されており、該溝40の一部分が開口40A
し、シャフト27が回動機構21により回転案内ナット
36中を回転しても真空通路31が前記開口40A及び
溝40を介して真空用パイプ39に連通する。ナット3
7は外筒29に固定されており、シャフト27の回動に
伴って回動する。41は真空通路31をナット37内に
て真空が漏れないよう密閉するナットOリングであり、
42,42は回転案内ナット36内にて溝40よりベア
リング38を介して真空が漏れないよう密閉する回転ナ
ットOリングである。真空用パイプ39及び部品吸着真
空通路25は夫々図示しない真空源に図示しないバルブ
を介して接続されている。真空用パイプ39は図示しな
いバルブを介して更に圧縮空気源にも接続されている。
43はシャフト27に固定されている回動機構22によ
り回動が規制される被規制部材である。次に、ストッパ
機構20について詳述する。46は下端に爪部47を有
するストッパレバーであり、ヘッド用ナット14に取付
けられた取付板49に設けられたソレノイド50に上端
が回動可能に軸着されており該ソレノイド50の前後動
により支軸51を支点に揺動する。即ち、ソレノイド5
0が消磁した状態で突出している場合、爪部47がフラ
ンジ35の下面に係止して上下動体18の下動を規制し
上下動体18をロックし、ソレノイド50が励磁して後
退するとフランジ35より爪部47が外れ上下動体18
は下動が可能となる。次に、上下動駆動機構21につい
て詳述する。上下動モータ56が上下動ボールネジ54
を回動させることにより、上下動ナット55に取付けら
れた上下動板57は取付板49に設けられたリニアガイ
ド53、53に沿って上下動する。該上下動板57には
3箇所に前記フランジ35の下面に係止して上下動体1
8、18、18を夫々支持するカムフォロワ58、5
8、58が設けられており、ストッパレバー46のロッ
クが解かれた上下動体18はモータ56の回動によりカ
ムフォロワ58に支持されながら上下動をする。次に、
回動機構22について詳述する。図2及び図3に於い
て、60は取付板49に垂設されたブロックであり、6
1は該ブロック60に埋設された回動ベアリング体であ
り、62は該回動ベアリング体61に案内されてθ方向
に回動する上下動ガイド体である。シャフト27は上下
動ガイド体62に案内され上下動可能である。上下動ガ
イド体62の下部の外周にはタイミングプーリ64が嵌
着されており、ブロック60に設置されたノズル回動モ
ータ65の下部にはモータタイミングプーリ66が軸着
されている。モータ65の駆動により両プーリ64、6
6及び両プーリ64、66の間に張着されたタイミング
ベルト67を介して上下動ガイド体62は回動を行な
う。上下動ガイド体62の上部には回り止めローラ68
を有する一対の回り止め69が形成されており、シャフ
ト27に固定されている被規制部材43に該ローラ6
8、68が両側より係止してシャフト27のθ方向の回
動を規制している。従って、上下動ガイド体62がモー
タ65により回動すると、回り止め69及び被規制部材
43を介してシャフト27及びノズル19がθ方向に回
動することになる。図1、図2、図4、図5及び図6に
於いて、71、71は並設された部品認識カメラであ
り、部品供給部6にてノズル19が吸着して取出した部
品7は装着ヘッド12の移動により移動して来て該カメ
ラ71により吸着位置、姿勢及びリード曲がり、リード
浮き等を認識される。Xテーブル部3にて部品7が装着
されるプリント基板10の上面の高さを部品装着レベル
とし、カメラ71の焦点距離を「L2」とすると該夫々
のカメラ71は焦点距離「L2」だけ部品装着レベルよ
りも下方に設けられている。即ち、部品7が該カメラ7
1上に停止したとき、部品7の下面の高さ位置が部品装
着レベルにあれば、部品7の下面にカメラ71の焦点が
合い、部品7の撮像が可能となる。ここで、装着ヘッド
12の下部に取付けられている照明ユニット23につい
て説明する。照明ユニット23はノズル19に吸着され
た部品7がカメラ71に認識される際に部品7を照明す
るものである。図2、図7及び図8に於いて、73は取
付板49に固定して取付けられたフレームであり、ピン
75、75、75、75が四隅に配設されている。74
はノズル19、19、19上にピン75、75、75、
75に取付けられて設けられた発光用のLED76を多
数下面に配設した照明用基板であり、シャフト27が貫
通して上下動する部分が開口している。照明用基板74
の下部には一定間隔を置いて乳白色の1枚のユニット拡
散板77がピン75、75、75、75に取付けられて
おり、LED76の発光する光線を透過拡散して場所に
よる明暗を均一化している。ユニット拡散板77により
均一化された光線は拡散板26を透過拡散してさらに均
一な光線となってチップ部品7に照射される。ユニット
拡散板77にてもシャフト27が貫通している部分は開
口している。拡散板26を透過した照明光が部品7全体
に照射されるように拡散板26は部品7の大きさに合せ
て用意されている。小さな部品7を大きな拡散板26で
照明することもできるが小さな部品7を吸着するノズル
19には小さな拡散板26を使用する方が載置するスペ
ースを取らずによい。次に、Xテーブル部3について説
明する。図1に於いて、81は供給コンベア2、2に供
給された基板10を載置するXテーブルであり、Xボー
ルネジ82に嵌合する図示しないナットが取付けられて
おりXモータ83によるXボールネジ82の回動により
Xリニアガイド84に沿ってX方向に移動する。ノズル
19に吸着されて装着ヘッド12により移動して来たチ
ップ部品7は装着ヘッド12のY方向移動とXテーブル
81のX方向移動によりXテーブル81上の基板10上
に装着される。次に、ツール交換部8について詳述す
る。図1及び図9に於いて、85はノズル19及び拡散
板26の大きさ及び形状の異なることにより種類の異な
るツール24をX方向に並べて載置して収納するツール
テーブルである。ツールテーブル85にはツール24が
ずれないように拡散板26の大きさに合せて凹部86が
形成され凹部86の中央部にはノズル19の逃げ及びツ
ール交換のために貫通孔87が開口している。ツールテ
ーブル85は移動台88に取付けられている。移動台8
8はツール用ボールネジ91が嵌合するツール用ナット
92に取付けられており、ツール用モータ93が該ボー
ルネジ91を回動させるとツール用リニアガイド94に
沿ってX方向の移動を行う。従って、ツールテーブル8
5はX方向に移動することになる。図10に於いて、9
5は基台96に固定して設けられたシリンダであり、該
シリンダ95のロッド97には取付片98を介してパッ
ド保持部材99が取付けられている。パッド保持部材9
9は筒状でありツール24を交換する吸着パッド100
が嵌入されているが、吸着パッド100の吸着部は広が
って段部を形成しており、吸着パッド100の軸部に巻
着されたバネ101が該段部に係合して吸着パッド10
0を上方に付勢し支持している。吸着パッド100の上
面は中央部に凹部が形成されシリンダ95が作動したと
きに交換するツール24の拡散板26の下面に当接した
ときにノズル19を逃げている。吸着パッド100内に
は真空吸着用の真空通気路104が形成され吸着パッド
100の上面で数箇所に開口している。真空通気路10
4は吸着パッド100の下方より図示しない真空源に図
示しないバルブを介して接続されている。前記貫通孔8
7はシリンダ95の作動により上動した吸着パッド10
0が入り込める大きさ位置に開口している。パッド10
0は装着ヘッド12に保持されているノズル19が通過
する軌道とツールテーブル85の貫通孔87の通過する
軌道の交点に位置して設けられている。装着ヘッド12
は2個設けられているためパッド100も2個設けられ
ている。シリンダ95の作動したときにはパッド100
は上下動体18に保持された状態のツール24の拡散板
26下面にバネ101により付勢されながら当接する位
置に位置している。次に、部品供給部6ついて説明す
る。図1及び図11に於いて、部品供給部6は本実施例
の場合、テープ105に収納された部品7を供給するテ
ープ部品供給装置106が並設されて構成されている。
供給装置106が供給する部品7は多品種あり通常一台
の供給装置106は一種類の部品7を供給し多数の供給
装置106により他品種の部品7が供給されるが、隣り
合う供給装置106は所定間隔を存して並設されてい
る。装着ヘッド12に取付けられている上下動体18は
3本であることを前述しているが、該上下動体18、1
8、18の取付けられている間隔は供給装置106の設
置間隔と一致しており、ツール24の種類が部品7に合
ったものであるとき3本のノズル19、19、19が同
時に下降して同時に部品7、7、7を吸着することがで
きる。図12において、110はCPUでRAM111
に格納されたNCデータ及び部品種データ等に基づき部
品装着に係わる動作をROM113に格納されたプログ
ラムに従って制御する。CPU110はインターフェー
ス114を介して上下動モータ56、ソレノイド50、
ヘッド駆動モータ15、ノズル回動モータ65、Xモー
タ83、ツール用モータ93及びLED76等を制御す
る。RAM111に格納されているNCデータは、図1
3のように表わされステップの順番に、プリント基板1
0のX座標データ、Y座標データで示される位置に角度
データの示す角度でツール番号の示すツール24を用い
て部品データの種類の部品7が装着されることになる。
部品7の種類毎に対応したツール番号のツール24があ
る。同じくRAM111に格納されている部品種データ
は、図14のように表わされ部品データで示される部品
7の品種毎に部品の長さ、部品幅及び部品厚さの各デー
タが格納されている。部品データ「R3」、「R1」及
び「R5」の部品7の部品厚さデータは夫々「t3」、
「t1」及び「t5」であるものとする。RAM111
にはまた、上下動体18がストッパレバー46でロック
されている位置からノズル19の先端が部品装着レベル
まで下降する距離「L1」が記憶されている。前記拡散
板26の下面には、ツール番号によるツール24の種類
を表わす識別特徴としてのマーク102が付されカメラ
71に認識が可能に成されている。該マーク102は図
15のように拡散板26下面の所定部分に付され、この
場合長手方向の長さによりツール24の種類が表わさ
れ、この各ツール24の種類に対応した長さデータがR
AM111に格納されている。以上のような構成により
以下動作について説明する。先ず、ツール24の交換動
作について説明する。ツール24の交換はNCデータ中
のツール番号に基づき適時に行なわれるが、ステップM
1の部品7を装着するためツール番号「10」のツール
24に交換する動作について説明する。先ず、交換した
いツール24を保持している装着ヘッド12はモータ1
5の駆動によりボールネジ13及びナット14を介して
リニアガイド16に沿ってY方向に移動し、交換したい
ツール24を吸着パッド100の上空に位置させる。こ
のとき、ツールテーブル85が固定された移動台88は
モータ93に駆動されボールネジ91及びナット92を
介してリニアガイド94に沿ってX方向の移動をし、装
着ヘッド12のツール24が載置されるべき凹部86は
パッド100の上空に位置する。すると、交換するツー
ル24を保持している上下動体18のフランジ35に係
止しているストッパレバー46がソレノイド50の作動
によりフランジ35より外れる。そして、モータ56の
駆動によりボールネジ54が回動しナット55を介して
上下動板57がリニアガイド53に沿って下降しカムフ
ォロワ58に支持されている上下動体18は上下動ガイ
ド体62に案内されながら下降する。ツール24が所定
位置まで下降した位置でモータ56は停止しツール24
は停止する。すると、シリンダ95が作動しロッド97
が上昇し取付片98及びパッド保持部材99を介して吸
着パッド100は貫通孔87を通り抜け上昇し拡散板2
6の下面にノズル19を逃げて当接する。ロッド97は
さらに上昇するためバネ101の付勢力によりパッド1
00は拡散板26を押圧しながら上昇し図16に示され
る状態になる。このとき、図示しないバルブが切換えら
れて真空用パイプ39、溝40及びツール真空通路31
内に圧縮空気が供給されると共に、真空通気路104を
介して図示しない真空源により拡散板26が吸着パッド
100に吸着される。この後、シリンダ95が作動して
ロッド97が下降するとツール24はツール真空通路3
1内の圧縮空気に押圧され板バネ32の付勢力に抗しな
がら吸着パッド100に吸着されて下降する。するとツ
ール24はツールテーブル85の凹部86に載置され
る。このときには各バルブが切換えられツール真空通路
31及び真空通気路104内は大気圧となっている。そ
の後上下動体18はモータ56に駆動され上昇する。次
にツールテーブル85がモータ93に駆動され移動し上
下動体18が待機している位置に使用したいツール番号
「10」のツール24を位置させる。そして上下動体1
8がモータ56により下降してツール真空通路31が真
空吸引しているところにシリンダ95の作動により吸着
パッド100が上昇しツール24を真空通気路104を
介して吸着しながら押上げシャフト27に図14のごと
く嵌合させる。すると、ツール24は板バネ32の付勢
力とツール真空通路31を介する真空吸引によりシャフ
ト27に保持される。この後、吸着パッド100は真空
通気路104を介する吸着を止めシリンダ95により下
降し、上下動体18はモータ56により上昇する。こう
してツール24の交換動作は終了する。この後、装着ヘ
ッド12はカメラ71の上空まで移動して、交換された
ツール24を該カメラ71の直上に停止させる。する
と、ソレノイド50により上下動体18のロックが外さ
れ、上下動体18は拡散板26の下面がカメラ71の焦
点位置に達するまで下降して図5の状態となる。そし
て、該カメラ71は拡散板26の下部に付されたツール
データ「10」のツール24を示す図15のマーク10
2を認識し、CPU110はツール番号「10」のツー
ル24が取付けられていると判断する。また、ツールテ
ーブル85のツール番号「10」のツール24が載置さ
れるべき位置に異なる種類のツール24が誤って載置さ
れていた場合、ツール24が交換され上述と同様にして
拡散板26のマーク102(識別特徴)の認識が行なわ
れるが、CPU110はマーク102が異なる種類であ
ると判断する。この後、図示しない報知装置により作業
者に異常を報知して、装着装置1は動作を停止する。ま
た、ツールテーブル85のツール番号「10」のツール
24が載置されているべき位置に誤ってツール24が載
置されていない場合、装置ヘッド12のシャフト27に
はツール24が取付けられていない図6の状態のままカ
メラ71による認識が行なわれる。このとき、撮像され
るマーク102が無いためCPU110はツール24が
無い可能性のあることを判断し、次にノズル19の下面
の位置が部品装着レベルとなるよう上下動体18を上昇
させる。そして、前記カメラ71により撮像を行なう
が、ノズル19が撮像されないので、CPU110はノ
ズル19が無い、即ちツール24が取付けられていない
と判断し、前述と同様に異常が報知され装着装置1の動
作は停止される。次に、ツール24の交換が正常に行な
われ図2の右側及び左側の上下動体18にツール番号
「10」のツール24が、中央の上下動体18にツール
番号「20」のツール24が取付けられたものとして部
品7を基板10に装着する動作について説明する。先
ず、装着ヘッド12はモータ15に駆動されたボールネ
ジ13の回動によりリニアガイド16に沿って部品供給
部6まで移動する。このとき、上下動体18は3本共ス
トッパレバー46によりロックされている。最初に、3
本のノズル19のうちの図2の右端のノズル19がステ
ップM1の部品データ「R3」の部品7を供給するテー
プ部品供給装置106の上空に位置すると右端のソレノ
イド50が励磁されストッパレバー46が吸引され爪部
47がフランジ35より外れ上下動体18のロックが外
れる。そして、モータ56の駆動により上下動体18は
カムフォロワ58に支持されながら下降し部品7を図示
しない真空源により部品吸着真空通路25、部品真空通
路30を介してノズル19の先端に吸着して上昇する。
するとソレノイド50が突出しストッパレバー46が支
軸51を支点に揺動し爪部47がフランジ35の下面に
係止し上下動体18はロックされる。次に装着ヘッド1
2が移動して中央のノズル19がステップM2の部品デ
ータ「R1」の部品7を供給する供給装置106の上空
に位置し上述の右端のノズル19の場合と同様に部品7
を吸着しその後上下動体18はストッパレバー46にロ
ックされる。次に上述と同様に左端のノズル19がステ
ップM3の部品データ「R5」の部品7の吸着動作を行
なう。3本のノズル19が部品7を吸着した後、装着ヘ
ッド12はモータ15によりカメラ71、71上空まで
移動する。このとき、右端のノズル19は右側のカメラ
71の上空に位置し、中央のノズル19は左側のカメラ
71の上空に図4のように位置する。すると、右端及び
中央のストッパレバー46、46がソレノイド50、5
0の励磁により上下動体18、18のロックを外し、モ
ータ56の駆動により右端及び中央の上下動体18、1
8が下降する。CPU110はRAM111に記憶され
ている部品データ「R3」の部品厚さ「t3」を下降距
離「L1」より減算した「L1−t3」の距離だけ下降
させて右端のノズル19に吸着された部品7の下面を部
品装着レベルに位置させてモータ56を停止させる。次
に、ステップM1の角度データ「Z1」に基づき、CP
U110はモータ65を回動させプーリ64、66及び
タイミングベルト67を介して上下動ガイド体62を回
動ベアリング体61に沿って回動させる。このとき回動
ベアリング体61が回動することにより、被規制部材4
3が回り止め69に規制され回動しノズル19及び部品
7は角度データ「Z1」に基づき回動することになる。
該ノズル19が回動する際、シャフト27と共にナット
37は回転するが回転案内ナット36は回転せずシャフ
ト27はベアリング38に案内され回転案内ナット36
中を回転することになる。すると、右端のシャフト27
の周囲の必要な範囲のLED76…が発光しユニット拡
散板77及び拡散板26に拡散された光線が部品7に照
射され、カメラ71は該部品7の吸着位置及び姿勢を認
識する。次に、CPU110は部品データ「R1」の部
品厚さ「t1」を下降距離「L1」より減算した「L1
−t1」の距離に基づき、モータ56の駆動により中央
のノズル19に吸着された部品7の下面を左側のカメラ
71の焦点位置、即ち部品装着レベルに位置させる。次
に、右端のノズル19と同様にしてステップM2の角度
データ「Z2」に基づき中央のノズル19も回動され
る。すると、中央のシャフト27の周囲の必要な範囲の
LED76…が発光し、部品7はユニット拡散板77及
び拡散板26を介して照明され部品7の認識が行なわれ
る。次に、モータ56の駆動により取付板49が上動し
右端及び中央の上下動体18は上動する。ソレノイド5
0が消磁しストッパレバー46が揺動することにより上
下動体18はロックされる。然る後、装着ヘッド12は
図2に於いて、右側に移動して部品データ「R5」の部
品7を吸着している左端のノズル19が左側のカメラ7
1の上空に位置すると停止する。すると、左端のソレノ
イド50が励磁してストッパレバー46による上下動体
18のロックは解かれ、部品厚さ「t5」を下降距離
「L1」より減算した「L1−t5」の距離分モータ5
6の駆動により該上下動体18を下降させ認識カメラ7
1の焦点位置にノズル19の吸着する部品7の下面を位
置させる。次に、右端及び中央のノズル19と同様にス
テップM3の角度データ「Z3」に基づきモータ65の
回動が行なわれる。そして、左端のシャフト27の周囲
のLED76、76…が発光してカメラ71は部品7の
認識を行なう。この後、上下動体18は上動してストッ
パレバー46にロックされる。こうして、カメラ71、
71による部品7の認識が終了すると、装着ヘッド12
はY方向に移動しXテーブル81はモータ83の駆動に
よりボールネジ82の回動を介してリニアガイド84に
沿ってX方向に移動を行なう。カメラ71、71の認識
結果で部品7の位置ずれがある場合、装着ヘッド12及
びXテーブル81はずれ量の補正が加えられた距離分移
動する。また、θ方向に角度ずれがある場合、前述と同
様にモータ65は角度ずれを補正する角度分回動する。
然る後に、 右端のソレノイド50が励磁してストッパ
レバー46が規制を解き、モータ56の駆動によりノズ
ル19は下降をし基板10に部品7が装着される。装着
を終了したノズル19は、モータ56の駆動により上動
する。この後、上動した上下動体18はストッパレバー
46にロックされる。その後、残る2本のノズル19に
吸着された部品7も上述と同様にして基板10に装着さ
れる。このとき、各上下動体18はストッパレバー46
にロックされていることになる。以上のようにして部品
7の装着動作が3本共に終了すると、装着ヘッド12は
次に装着する部品7を取出すため部品供給部6に移動す
る。以上のような動作を繰返して部品装着動作が行なわ
れていくが、保持されているノズル19では取出すべき
部品7が吸着できない等場合によっては部品供給部6よ
り1本あるいは2本のノズル19のみが部品7を吸着し
て部品装着が行なわれることがある。また、場合によっ
ては前述する要領でツール24の交換が適時行なわれ
る。以上のようにしてXテーブル81に載置されている
基板10への部品装着がステップM100まで終了する
と、該基板10は排出コンベア4に移載され、該コンベ
ア4は該基板10を搬送して排出する。また、ツール2
4を交換した後ツール24の種類を確認するためカメラ
71で拡散板26のマーク102(識別特徴)を確認す
るが、マーク102が無かった場合、シャフト27の先
端部をカメラ71の焦点まで下降させてカメラ71によ
り例えば板バネ32のような特徴ある部分を確認させ、
その部分が認識されたならばツール24が無いと判断す
るようにしてもよい。あるいは、マーク102が無かっ
た場合、直ちにツール24が無いと判断するようにして
もよい。さらに、ツール24の交換後、ツール24の有
無のみの検出をノズル19の先端部の本実施例のような
認識あるいはシャフト27の先端部の認識で行なって、
ツール24が有る場合は正しい種類のツール24が取付
けられていると、CPU110が判断するようにしても
よい。また、ツール番号毎にノズル19の下面の識別特
徴である形状、ノズル径あるいは面積をRAM111に
記憶しておき、ツール24の交換後に、ノズル19の下
面をカメラ71にて認識し、ツール番号に対応した形
状、ノズル径あるいは面積であった場合に正しいツール
24が取付けられているものと判断し、そうでない場合
ツール交換で異常が起ったと判断してもよい。このとき
は、先ずノズル19が撮像されているかどうかでツール
24の有無を判断してから正しいツール24であるかの
判断をすればよい。この場合及び本実施例の場合もノズ
ル19の下面の撮像の際、ノズル19の下面を部品装着
レベルに正確に合わせるようノズル19の下降を行なわ
なくともノズル19の像が認識できる位置であればよ
い。さらに、上述しているようなツール24のチェック
はツール交換直後だけでなく、電源投入後、自動運転ス
タート時または長時間運転を休止してからの再運転時等
に自動的に行なわれるようにしてもよいし、チェックを
行なわせるためのスイッチを設け該スイッチを押圧して
ツール24のチェックが行なわれるようにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明は、特別にセンサや
カメラ等の検出手段を設けることなく部品の位置ずれを
検出する認識カメラ等の検出手段を用いてツール交換後
のツールの種類を検出でき簡単な構造で交換されたツー
ルの種類が正しいかどうかを判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用せる部品装着装置の平面図であ
る。
【図2】装着ヘッドの斜視図である。
【図3】上下動体の縦断面図である。
【図4】吸着ノズル及びプリント基板及び部品認識カメ
ラの位置関係を示す側面図である。
【図5】ツール有りを部品認識カメラが認識している側
面図である。
【図6】ツール無しを認識カメラが認識している側面図
である。
【図7】照明ユニットの一部破断せる平面図である。
【図8】照明ユニットの一部破断せる正面図である。
【図9】ツール交換部の斜視図である。
【図10】ツール交換部の要部側面図である。
【図11】部品供給部の斜視図である。
【図12】本発明の制御ブロック図である。
【図13】NCデータを示す図である。
【図14】部品種データを示す図である。
【図15】ツールを吸着ノズル側より見た図である。
【図16】ツール交換動作を示す側面図である。
【符号の説明】
7 チップ部品 10 プリント基板 12 装着ヘッド(ツール取付部) 19 吸着ノズル 24 ツール 71 部品認識カメラ(検出手段) 110 CPU(判断手段) 111 RAM(記憶手段)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツール取付部から吸着ノズルを有するツ
    ールをチップ部品に合わせて交換した後、該吸着ノズル
    を用いてチップ部品を吸着してプリント基板に装着する
    部品装着装置に於いて、前記プリント基板への部品装着
    前に前記吸着ノズルに吸着された部品の位置ずれを検出
    する機能と共に、交換後のツール取付部に取付けられた
    前記ツールが有する吸着ノズルの識別特徴を検出する機
    能を有する検出手段と、前記ツールの種類に応じた識別
    特徴を予め記憶した記憶手段と、前記検出手段が検出し
    た識別特徴及び前記記憶手段が記憶している識別特徴と
    に基づきツールの種類が正しいかどうかを判断する判断
    手段とを設けたことを特徴とする部品装着装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着ノズルの識別特徴はノズル径で
    あることを特徴とする請求項1に記載の部品装着装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は吸着ノズルの投影像によ
    り識別特徴またはノズル径を検出するものであることを
    特徴とする請求項1または2に記載の部品装着装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は認識カメラであること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の部品装着装
    置。
  5. 【請求項5】 前記判断手段が正しい種類のツールで
    ないと判断した場合に異常を報知する報知装置を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の部
    品装着装置。
JP10180696A 1998-06-26 1998-06-26 部品装着装置 Expired - Lifetime JP2989583B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10180696A JP2989583B2 (ja) 1998-06-26 1998-06-26 部品装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10180696A JP2989583B2 (ja) 1998-06-26 1998-06-26 部品装着装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2227667A Division JP2834875B2 (ja) 1990-08-28 1990-08-28 部品装着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10335897A JPH10335897A (ja) 1998-12-18
JP2989583B2 true JP2989583B2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=16087718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10180696A Expired - Lifetime JP2989583B2 (ja) 1998-06-26 1998-06-26 部品装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2989583B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019685A (ja) * 2001-07-06 2003-01-21 Fuji Mach Mfg Co Ltd 機種、ノズル径、ノズルタイプ毎に割り当てた所定の色相の色彩を施したノズル
JP4494910B2 (ja) * 2004-09-07 2010-06-30 Juki株式会社 表面実装装置
JP4840920B2 (ja) * 2006-09-14 2011-12-21 富士機械製造株式会社 電子部品装着機
JP2010135363A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Panasonic Corp 部品実装装置および部品実装装置におけるツール配列データ作成方法
EP3319408B1 (en) * 2015-06-30 2021-12-29 FUJI Corporation Substrate work machine and recognition method
CN108620847A (zh) * 2018-05-28 2018-10-09 张化机(苏州)重装有限公司 一种海水淡化换热管导向装置
WO2023238380A1 (ja) * 2022-06-10 2023-12-14 株式会社Fuji 部品装着機および部品装着具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10335897A (ja) 1998-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920007433B1 (ko) 전자부품의 자동장착장치
US6643921B2 (en) Circuit-component mounting method and circuit-component mounting system
JPH0767033B2 (ja) 自動装着装置
JPS63296398A (ja) 部品装着装置
JP2989583B2 (ja) 部品装着装置
JP3242492B2 (ja) 実装機の部品認識装置
JP2001210994A (ja) 電子部品装着装置
CN112083013A (zh) 一体化视觉检测设备
US6814258B2 (en) Electric component feeder
JP2834875B2 (ja) 部品装着装置
JPH0378295A (ja) 部品装着装置
JP2840410B2 (ja) 部品認識方法
JP3064781B2 (ja) 電子部品保持装置
JP2798735B2 (ja) 部品装着装置
JPH0378297A (ja) 部品装着装置
JPH0494599A (ja) 部品装着装置
JPH0430990A (ja) チップ部品検出装置
JPH0378299A (ja) 部品装着装置
JPH07128869A (ja) 露光装置およびワークの露光方法
JP2919486B2 (ja) プリント基板組立装置
WO2024004074A1 (ja) 実装機
JP3128408B2 (ja) 認識装置及び認識機能付き部品装着装置
JPH0378298A (ja) 部品装着装置
JP2889662B2 (ja) 部品装着装置
CN214150489U (zh) 一体化视觉检测设备

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071008

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term