JP7128085B2 - 防塵キャップ及びそれを備えた放水ノズル - Google Patents
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Description
まず、図1乃至図3に基づいて、防塵キャップ自体の実施形態について説明する。
図1乃至図3に示されるように、防塵キャップ1は、放水ノズルの放水口部(詳細な例示は後記する)の周囲に固定される、全体として筒状をなす固定部2と、放水口部を前方から開閉自在に覆うと共に、放水口部の周囲を囲む、全体として有蓋筒状をなす開閉部3とを備えている。
固定部2には、後記で詳細に説明する回転軸3fが設けられ、その回転軸3fにより開閉部3が回転可能に取り付けられる。なお、固定部2は、例えば、ネジ止め部2aにより放水ノズルの放水口部の周囲に固定される。
本実施形態において、全体として有蓋筒状の開閉部3は、その長さ方向(図2、3における上下方向)に略中央部を縦断して2つの部分3a、3b(以下、「開閉部3a、3b」ともいう)に分割されている。両開閉部3a、3bはそれぞれ、分割の境目3kに沿って長さ方向に延在して両側部の対称位置に設けられる一対の脚部3eを有している。また、両開閉部3a、3bはそれぞれ、一対の脚部3eのそれぞれの脚端側の対称位置に一対をなす回転軸3fが、開閉部3の長さ方向に直交する方向(図1における上下方向)に沿うと共に、一方の端部が開閉部3の内側(具体的には、各開閉部3a、3bの各脚部3eの内側)に向かい、かつ他方の端部が開閉部3の外側(具体的には、同前の外側)に向かう配置で設けられている。両開閉部3a、3bはそれぞれ、一対の回転軸3fにより開閉部3a、3bの長さ方向に直交する軸回りに開方向と閉方向に回転可能に固定部2に取り付けられている。さらに、両開閉部3a、3bにはそれぞれ、付勢部材の一例として、常時、各開閉部3a、3bを閉方向に付勢する捩じりバネ3gが1つずつ設けられている。
各開閉部3a、3bを回転させる回転軸3fは、分割の境目3k近傍に位置して設けられるものとすることができる。本実施形態において、一対の回転軸3fは、分割の境目3k近傍に位置して設けられている。具体的には、前記の通り、各開閉部3a、3bの分割の境目3kに沿って長さ方向に延在して両側部の対称位置に設けられる一対の脚部3eの脚端部のそれぞれに設けられている。そして、一対の回転軸3fは、開閉部3の長さ方向に直交する方向に沿うと共に、一方の端部が開閉部3の内側(具体的には、各開閉部3a、3bの各脚部3eの内側)に向かい、かつ他方の端部が開閉部3の外側(具体的には、同前の外側)に向かう配置でそれぞれ設けられている。それにより、本実施形態において、開閉部3は、各開閉部3a、3bをそれらの長さ方向に直交する方向の軸回りに開方向と閉方向に回転可能としつつ、小さい回転角度で開閉でき、各回転部3a、3bを回転させて開閉させるのに要する力を小さくすることができる。
開閉部3において、各開閉部3a、3bにより形成され、放水ノズルの放水口部からの放水の受水面となる内面3cには、段部3dが設けられている。開閉部3は、この段部3dが設けられていることにより、受水面となる内面3cを放水方向に対する角度を異にする複数の面からなるものとすることができる。
本実施形態において、段部3dは、各開閉部3a、3bが閉じている状態で、防塵キャップ1が取り付けられる放水ノズルの前端部の前方に対面し、平坦な面を形成する部分の周囲部分に環状をなすように設けられている。また、放水ノズルの前端部に設けられる放水口部から放水される水の放水方向と交差する方向に傾斜する傾斜面3h(放水方向前方に向けて内側に傾斜する傾斜面)を形成するように設けられている。これにより、放水時、各開閉部3a、3bに放水圧を開方向に回転させる力として効率的に作用させることができ、各開閉部3a、3bを確実に開状態にすることができると共に、確実に開状態を維持することができる。
各開閉部3a、3bは、本実施形態の場合、両者の分割の境目3k部分が互いに重なるように設けられている。具体的には、本実施形態の場合、両者の分割の境目3k部分における一方の開閉部3a側の部分に対し、他方の開閉部3b側の部分に段状に形成されるラップ部3iが前方から重なるように設けられている。これにより、開閉部3は、本実施形態においては、2つの開閉部3a、3bに分割されていても、防塵性能が落ちるのを防ぐことができる。
ラップ部3iは、本実施形態の場合、開閉部3の内外を連通させる排水部3jを介して開閉部3aの分割の境目3k部分に重なるように設けられている。これにより、開閉部3は、本実施形態においては、ラップ部3iによって防塵性能を維持しつつも、 防塵キャップ1を下向き(斜め下方を含む)に設置される放水ノズル(例えば、後記で説明する近投ノズル10)に取り付けられるものとして用いる場合に、ラップ部3iから内部の残水を外部に自然に排水することができ、防塵キャップ1内部に水が溜まるのを防ぐことができる。
次に、図4乃至図6に基づいて、この発明の防塵キャップが取り付けられる放水ノズルの実施形態について説明する。
3c:内面 3d:段部 3e:脚部 3f:回転軸 3g:捩じりバネ
3h:傾斜面 3i:ラップ部 3j:排水部 3k:分割の境目 10:近投ノズル
11a:第1の放水口部 11b:第2の放水口部 20:遠投ノズル
21:放水口部 22:デフレクタ 23:防塵キャップ 30:水噴霧ヘッド
Claims (6)
- 放水ノズルに取り付けられる防塵キャップであって、
前記ノズルの放水口部を開閉可能に覆う開閉部を備えており、
前記開閉部は、複数の部分に分割されてそれぞれが、放水時に放水口部からの水を受水して放水圧によって開方向に回転して開き、放水停止時に付勢部材の付勢力によって閉方向に回転して閉じるように構成され、
また、前記開閉部は、放水口部からの水の受水面となる内面に段部が設けられることを特徴とする防塵キャップ。 - 前記放水口部の周囲に固定される筒状の固定部をさらに備えており、前記固定部には、前記開閉部の分割される各部分を回転させる回転軸がそれぞれ、各部分の境目の近傍に位置して設けられることを特徴とする請求項1に記載の防塵キャップ。
- 前記段部は、放水方向に交差する方向に傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の防塵キャップ。
- 前記開閉部は、分割される各部分が閉じている状態で、各部分の境目部分が互いに重なるように設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の防塵キャップ。
- 前記開閉部の各部分の互いに重なる部分は、前記開閉部の内外を連通させる排水部を介して互いに重なることを特徴とする請求項4に記載の防塵キャップ。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の前記防塵キャップを備えていることを特徴とする放水ノズル。
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