JP7128068B2 - 外壁パネル取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、柱と梁とで構成されたラーメン構造体に外壁パネルを取り付けた外壁パネル取付構造に関するものである。
従来、ラーメン構造体の梁間に架け渡された間柱に、外壁パネルを取り付ける構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、間柱の上端及び下端に、弾性変形可能なバネ部を形成する構成が開示されている。これにより、ラーメン構造体から外壁パネルに伝達される荷重が緩和されて、連鎖的に外壁パネルが損壊していくという現象の発生を抑えることができる。
特許第4161002号公報
しなしながら、特許文献1に記載の構成では、間柱の上端及び下端を強固に固定した場合と比較して、外壁パネルが揺れるロッキングが生じ易いという、問題がある。
そこで、本発明は、ラーメン構造体から外壁パネルに伝達される荷重を緩和するとともに、外壁パネルのロッキングを抑制することができる外壁パネル取付構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の外壁パネル取付構造は、柱と梁とで構成されたラーメン構造体に外壁パネルを取り付けた外壁パネル取付構造であって、前記外壁パネルは、前記梁間に架け渡された間柱に取り付けられ、前記間柱の端部は、前記間柱の本体部より弾性変形量が大きく形成され、前記外壁パネルと前記梁との間に、前記ラーメン構造体に対する前記外壁パネルの外縁の相対変位を減少させる抵抗部材を備えることを特徴とする。
そして、本発明の外壁パネル取付構造では、前記抵抗部材は、前記梁と前記外壁パネルとを接続し、前記抵抗部材は、上階の前記梁と、下階の前記梁とに挟まれてもよい。
また、本発明の外壁パネル取付構造では、前記抵抗部材は、前記外壁パネルの前記梁に対向する面に設けられた複数の凸部と、前記凸部に対向する、前記梁の面に設けられた複数の凸部と、で構成されてもよい。
さらに、本発明の外壁パネル取付構造では、前記抵抗部材が降伏点に達する変形量は、前記外壁パネルを前記間柱に取り付ける取付部材が降伏点に達する変形量より小さくしてもよい。
このように構成された本発明の外壁パネル取付構造では、外壁パネルは、梁間に架け渡された間柱に取り付けられ、間柱の端部は、間柱の本体部より弾性変形量が大きく形成され、外壁パネルと梁との間に、ラーメン構造体に対する外壁パネルの外縁の相対変位を減少させる抵抗部材を備える。そのため、ラーメン構造体を外壁パネルで補強しつつ、ラーメン構造体から外壁パネルに伝達される荷重を緩和するとともに、外壁パネルのロッキングを抑制することができる。
また、本発明の外壁パネル取付構造では、抵抗部材は、梁と外壁パネルとを接続し、抵抗部材は、上階の梁と、下階の梁とに挟まれることで、抵抗部材を、上階のラーメン構造体の重量によって、上階の梁と下階の梁とで挟み込むことができる。そのため、抵抗部材を簡易な方法で設置することができる。
また、本発明の外壁パネル取付構造では、抵抗部材は、外壁パネルの梁に対向する面に設けられた複数の凸部と、凸部に対向する梁の面に設けられた複数の凸部と、で構成されることで、外壁パネル側に設けられた凸部が、梁側に設けられた凸部に引っ掛かり、ラーメン構造体に対する外壁パネルの外縁の相対変位を減少させることができる。そのため、簡易な構成で外壁パネルのロッキングを抑制することができる。
さらに、本発明の外壁パネル取付構造では、抵抗部材が降伏点に達する変形量は、外壁パネルを間柱に取り付ける取付部材が降伏点に達する変形量より小さくすることで、抵抗部材が塑性化する荷重を、取付部材が塑性化する荷重より小さくすることができる。そのため、例えば大地震時や強風時に、抵抗部材を取付部材より早く降伏状態にすることができる。その結果、初期剛性を向上させるとともにロッキングを抑制した外壁パネル取付構造とすることができる。
実施例1の建物ユニットの構成を示す斜視図である。 実施例1の間柱に外壁パネルを取り付けた構成を建物内部側から見た図である。 実施例1の外壁パネルの構成を示す斜視図である。 実施例1の外壁パネルの間柱への取付構造を示す断面図である。 実施例1の間柱の梁への取付構造を示す図であり、図5(a)は間柱の端部の連結構造の構成を説明する斜視図であり、図5(b)は間柱に引張力が作用している状態を説明する側面図である。 実施例1の抵抗部材とその周辺を示す分解斜視図である。 実施例1の抵抗部材とその周辺を示す断面図である。 実施例1の抵抗部材の変形例を示す斜視図である。 実施例1の水平外力が加わったときの建物ユニットの変形と外壁パネルの動きを示す図である。 実施例1の建物ユニットの解析モデルを説明するモデル図である。 実施例1の建物ユニットの解析モデルを増分解析した解析結果を示す模式図である。 実施例2の抵抗部材とその周辺を示す断面図である。 実施例2の抵抗部材とその周辺を示す斜視図である。 実施例2の抵抗部材の変形例を示す断面図である。 実施例2の抵抗部材の変形例を示す断面図である。 実施例3の抵抗部材とその周辺を示す断面図である。 実施例3の抵抗部材の構成を示す斜視図である。 実施例3の建物ユニットに水平外力が加わったときの凸部の作用を説明する図である。 実施例3の外壁パネルの剛性を説明する図である。 実施例3の抵抗部材の変形例を示す概略図である。 実施例3の外壁パネルのロッキングに対する抵抗力と変位との関係を示す図である。
以下、本発明による外壁パネル取付構造を実現する実施形態を、図面に示す実施例1~実施例3に基づいて説明する。
実施例1における外壁パネル取付構造は、ユニット建物を構成する建物ユニットに適用される。
[建物ユニットの構成]
図1は、実施例1の建物ユニットの構成を示す斜視図である。図2は、実施例1の間柱に外壁パネルを取り付けた構成を建物内部側から見た図である。以下、図1及び図2に基づいて、実施例1のユニット建物の構成を説明する。
建物ユニット1は、図1に示すように、四隅に配置される4本の柱2と、その上端間に横架される梁としての天井梁12と、その下端間に横架される梁としての床梁11とから構成される骨組構造体としてのラーメン構造体10を主たる構造部材としている。
柱2と天井梁12及び床梁11とは、剛接合されているが、この剛接合は、柱2と天井梁12又は床梁11との角度がまったく変わらないものに限定されるものではなく、現実的な構造物としての半剛接合で接合されているものも含むものである。床梁11間には、所定の間隔を置いて複数の小梁13が架け渡されている。
図1の前面側の柱2間には、4枚の外壁パネル5を取り付けるための5本の間柱4が配置されている。
間柱4は、図1及び図2に示すように、上端が天井梁12に連結されるとともに、下端が床梁11に連結される。柱2に隣接する間柱4を除いた中間の3本の間柱4には、それぞれ2枚の別体の外壁パネル5の側縁が接合される。
外壁パネル5には、外壁パネル5の上部と下部に、それぞれ2つの抵抗部材20が設けられる。外壁パネル5は、抵抗部材20を介して天井梁12及び床梁11に取り付けられる。
[外壁パネルの構成]
図3は、実施例1の外壁パネルの構成を示す斜視図である。図4は、実施例1の外壁パネルの間柱への取付構造を示す断面図である。以下、図3及び図4に基づいて、実施例1の外壁パネルの構成を説明する。
外壁パネル5は、図3及び図4に示すように、矩形の面材としての硬質木片セメント板5aと、硬質木片セメント板5aの裏面側の縁部に配置されるフレーム5bと、から主に構成される。
硬質木片セメント板5aは、複数本のスクリュー釘によってフレーム5bに固定されている。
図2及び図4に示すように、間柱4と外壁パネル5とは、取付部材としてのリベット6によって接合される。リベット6は、ワンサイドリベットであり、間柱4側から打ち込むだけでフレーム5bと間柱4とを接合することができる。このように構成された外壁パネル5は、耐力壁として構成される。
[間柱の取付構造]
図5は、実施例1の間柱の梁への取付構造を示す図であり、図5(a)は間柱の端部の連結構造の構成を説明する斜視図であり、図5(b)は間柱に引張力が作用している状態を説明する側面図である。以下、図5に基づいて、実施例1の間柱の取付構造を説明する。
間柱4は、図5(a)に示すように、断面視略コノ字形の本体部4aと、本体部4aの長手方向の端部に形成されるバネ部41と、を有する。間柱4は、バネ部41を介して、床梁11に連結される。
バネ部41は、断面視略コノ字形の本体部4aよりも断面積が小さくなるように、コノ字形のウェブ部だけで形成されている。すなわち、バネ部41においては、コノ字形の両側面部が切り取られた平板状の小断面部41aが形成されるとともに、その小断面部41aは途中から略直角に折り曲げられて端面部41bが形成されている。つまり、バネ部41は、本体部4aより弾性変形量が大きく形成されることになる。
端面部41bには、間柱4と床梁11とを連結させるための連結ボルト7を挿通させる孔が2つ開口されている。
間柱4の本体部4aには、リベット6を挿通させるための孔としてのリベット孔4dが開口されている。
このように構成されたバネ部41を介して、床梁11に連結された間柱4に引張力が作用すると、図5(b)に示すように、バネ部41が本体部4aよりも伸びて大きく弾性変形する。そのため、ラーメン構造体10から外壁パネル5に伝達される荷重が緩和されて、連鎖的に外壁パネル5が損壊していくという現象の発生を抑えることができる。
なお、間柱4の上端と天井梁12との間も、このバネ部41と同様の連結構造で連結される。
[抵抗部材の構成]
図6は、実施例1の抵抗部材とその周辺を示す分解斜視図である。図7は、実施例1の抵抗部材とその周辺を示す断面図である。以下、図6及び図7に基づいて、実施例1の抵抗部材の構成を説明する。なお、天井梁12側に取り付けられる抵抗部材20の構成と、床梁11側に取り付けられる抵抗部材20の構成とは、同様の構成となるため、天井梁12側に取り付けられる抵抗部材20の構成を説明し、床梁11側に取り付けられる抵抗部材20の構成の説明を省略する。
抵抗部材20は、天井梁12と、外壁パネル5のフレーム5bとの間を接続して、ラーメン構造体10に対する外壁パネル5の外縁の相対変位を減少させる。抵抗部材20は、図6及び図7に示すように、外壁パネル5のフレーム5bに取り付けられた第1L字部21と、天井梁12に取り付けられた第2L字部22と、第1L字部21と第2L字部22とを接続する接続部23とを有する。
第1L字部21は、金属製で断面L字状に形成される。第1L字部21には、断面L字状の長辺を形成する面と短辺を形成する面とに、第1L字部21を外壁パネル5のフレーム5bに取り付けるための取付穴21aが複数形成される。第1L字部21は、その内面を外壁パネル5のフレーム5bに接触させた状態で、取付穴21aを介して、ボルトやビスや釘などの留め具8によってフレーム5bに取り付けられる。
第2L字部22は、金属製で断面L字状に形成される。第2L字部22には、断面L字状の長辺を形成する面と短辺を形成する面とに、第2L字部22を天井梁12に取り付けるための取付穴22aが複数形成される。第2L字部22は、その内面を天井梁12に接触させた状態で、取付穴22aを介して、留め具8によって、天井梁12に取り付けられる。
接続部23は、第1L字部21の断面L字状の長辺を形成する面と、第2L字部22の断面L字状の長辺を形成する面と、を接続する。
接続部23は、接続部23が降伏点に達する変形量が、外壁パネル5を間柱4に取り付ける取付部材としてのリベット6が降伏点に達する変形量より小さくなるように構成される。
なお、床梁11と、外壁パネル5のフレーム5bとの間も、この抵抗部材20と同様の接続構造で接続される。
接続部23の材料は、金属系材料や、ゴム系材料や、粘弾性系材料等から選択することができ、抵抗部材20のせん断(曲げ)剛性及びせん断(曲げ)耐力を調整することができる。
例えば、接続部23の材料に、材料のひずみ速度に依存するような粘弾性特性を有する高分子系材料や、クロロプレーンゴム、アクリルゴムを使用してもよい。これにより、地震等の繰り返し速度が大きい(振動数の大きい)水平外力に対する減衰量を、一般的な炭素鋼等のひずみ依存型の材料に比べて、大きくすることができる。そのため、外壁パネル5のロッキングに対する抵抗力を大きくすることができる。また、ひずみ依存型だと部材や部材接合部及び接合部周辺構造に大きな力が加わってしまうところ、抵抗部材20のひずみと抵抗力の位相が異なるため、これを抑制することができる。
接続部23のせん断弾性率や、長さeや、厚みtや、抵抗部材20の基準強度や引張強度や、抵抗部材20の形状等を変更することで、抵抗部材20のせん断(曲げ)剛性及びせん断(曲げ)耐力を調整することができる。例えば、図8に示すように、第1L字部21と第2L字部22とを、角柱状に形成された接続部123で接続した抵抗部材120としてもよい。
[ユニット建物の変形と外壁パネルの動き]
図9は、実施例1の水平外力が加わったときの建物ユニットの変形と外壁パネルの動きを示す図である。以下、図9に基づいて、実施例1のユニット建物の変形と外壁パネルの動きを説明する。
建物ユニット1に、図9に示すように、地震や風等により水平外力Eが作用すると、初めのうちは、間柱4間を連結する外壁パネル5がブレースのような働きする。そのため、ラーメン構造体10とともに、建物ユニット1の揺れを抑える働きをする。すなわち、設計値内の水平外力Eが作用した際には、ラーメン構造体10と外壁パネル5にてその水平外力Eに抵抗する。
このとき、外壁パネル5には、図9の矢印Sの方向に揺動(ロッキング)する力が作用するが、抵抗部材20がこの力に抵抗するように作用する。そのため、抵抗部材20は、外壁パネル5の揺動を抑える働きをする。
水平外力Eが増加すると、ラーメン構造体10の変形量が大きくなり、接続部23が降伏点に達する。さらに水平外力Eが増加すると、ラーメン構造体10の変形量がさらに大きくなり、リベット6が降伏点に達する。
これにより、外壁パネル5が荷重を徐々に受けなくなるようにすることができる。そのため、建物ユニット1の変形量は大きくなるものの、それによって地震エネルギーを吸収することができるので、ラーメン構造体10や外壁パネル5が壊滅的に損傷することを防止することができる。すなわち、設計値より大きな水平外力Eが作用した際には、ラーメン構造体10の変形によってエネルギーを吸収するという本来の特性が発揮されて、その水平外力Eに抵抗する。外壁パネル5が荷重を受けなくなると、間柱4のバネ部41の伸縮が大きくなって、その後の地震力の増加に対しても建物ユニット1はねばり強く耐えて、倒壊や崩壊を防ぐことができる。
[建物ユニット1の水平耐力を確認した解析]
図10は、実施例1の建物ユニットの解析モデルを説明するモデル図である。図11は、実施例1の建物ユニットの解析モデルを増分解析した解析結果を示す模式図である。以下、図10及び図11に基づいて、実施例1の建物ユニット1の水平耐力を確認した解析について説明する。
図10には、建物ユニット1を解析用に2次元モデル化した建物ユニットモデル1Aを示した。
ここでは、ラーメン構造体モデル10Aを2本の柱モデル2Aの直下の支点111Aでそれぞれ支持させ、柱モデル2Aと天井梁モデル12A及び床梁モデル11Aとの接合は回転バネ25Aでモデル化した。
また、間柱モデル4Aの上下にはバネ部モデル41Aを設け、間柱モデル4Aは、取付部材モデル6Aを介して、外壁パネルモデル5Aと連結した。また、外壁パネルモデル5Aの上下には、抵抗部材モデル20Aを設けた。
この外壁パネルモデル5Aは、剛(ブレース径φ1000mm等の大きなもの)で置換したものである。
そして、建物ユニットモデル1Aに水平外力Eを作用させて、水平抵抗力Pと層間変形量δとの関係を増分解析法により算出する。ここでは、取付部材モデル6Aに入るせん断力が最大荷重に達した後のシミュレーションは、その部分の外壁パネルモデル5Aを除去したモデルで、その後のシミュレーションをおこなう。
なお、比較のために、抵抗部材モデル20Aを配置しない第1比較モデルと、抵抗部材モデル20A、間柱モデル4A及び外壁パネルモデル5Aを配置しない第2比較モデルの解析もおこなった。
図11は、各モデルに繰り返し水平荷重を載荷した結果の包絡線を、水平抵抗力Pと層間変形量δの関係で示した図である。ここで、層間変形量δは、1階の床と2階の床との水平変位差をいう。高さhは、建物ユニットモデル1Aの高さを示す。なお、この建物ユニットモデル1Aでは、床梁モデル11Aが水平移動しないので、天井梁モデル12Aの水平変位量が層間変形量δということになる。
図11の一点鎖線で示した包絡線S1は、実施例1の外壁パネル取付構造モデルの復元力特性を示したものである。図11の点線で示した包絡線S2は、抵抗部材モデル20Aを配置しない第1比較モデルの復元力特性を示したものである。図11の実線で示した包絡線S3は、抵抗部材モデル20A、間柱モデル4A及び外壁パネルモデル5Aを配置しない第2比較モデルの復元力特性を示したものである。
図11に示すように、層間変形量δがh/120では、実施例1の外壁パネル取付構造モデルの水平抵抗力は、水平抵抗力Py2となる。これに対し、抵抗部材モデル20Aを配置しない第1比較モデルの水平抵抗力は、水平抵抗力Py2より小さな水平抵抗力Py1となる。さらに、抵抗部材モデル20A、間柱モデル4A及び外壁パネルモデル5Aを配置しない第2比較モデルの水平抵抗力は、水平抵抗力Py1より小さな水平抵抗力Py0となる。
そのため、実施例1の外壁パネル取付構造モデルは、第1比較モデル及び第2比較モデルと比較して、ユニット建物の初期剛性が向上していることがわかる。すなわち、小さな地震では揺れ難い構造といえる。
また、実施例1の外壁パネル取付構造モデルの最大水平抵抗力Pmaxを、第1比較モデルの最大水平抵抗力Pmaxとなるように設計することができることがわかる。そのため、外壁パネル5が接続される、床梁11や、天井梁12や、間柱4や、基礎構造等の部材に過大な外力を加えないようにすることができる。
すなわち、実施例1の外壁パネル取付構造モデルは、水平外力Eが作用したときに、バネ部41が伸び始める前に、剛性が増加した効果を発現し始めることができる。また、実施例1の外壁パネル取付構造モデルは、大きな水平外力Eが作用したときに、リベット6が塑性化する前に、抵抗部材20を塑性化することができる。そのため、実施例1の外壁パネル取付構造モデルは、最大水平抵抗力Pmaxを従来の第1比較モデルと同じにしつつ、初期剛性を向上させることができる。
[外壁パネル取付構造の作用]
次に、実施例1の外壁パネル取付構造における作用を説明する。実施例1の外壁パネル取付構造は、柱2と梁(天井梁12,床梁11)とで構成されたラーメン構造体10に外壁パネル5を取り付けた外壁パネル取付構造である。この外壁パネル取付構造は、外壁パネル5は、梁(天井梁12,床梁11)間に架け渡された間柱4に取り付けられ、間柱4の端部は、間柱4の本体部4aより弾性変形量が大きく形成され、外壁パネル5と梁(天井梁12,床梁11)との間に、ラーメン構造体10に対する外壁パネル5の外縁の相対変位を減少させる抵抗部材20を備える(図7)。
これにより、ラーメン構造体10を外壁パネル5で補強しつつ、ラーメン構造体10から外壁パネル5に伝達される荷重を緩和するとともに、ラーメン構造体10に対する外壁パネル5の相対変位を減少させることができる。そのため、外壁パネル5のロッキングを抑制し、剛性を向上させた外壁パネル取付構造とすることができる。また、外壁パネル5のロッキングを抑制することができるので、外壁パネル5が接合される周辺の部材に過大な負担をかけないようにすることができる。
実施例1の外壁パネル取付構造では、抵抗部材20は、外壁パネル5に取り付けられた第1L字部21と、梁(天井梁12,床梁11)に取り付けられた第2L字部22と、第1L字部21と、第2L字部22とを接続する接続部23と、を備える(図6)。
これにより、接続部23が、ラーメン構造体10に対する外壁パネル5の外縁の相対変位を減少させることができる。そのため、簡易な構成で外壁パネル5のロッキングを抑制することができる。また、接続部23の形状や材質を調整することで、外壁パネル5のロッキングに対する抵抗特性を変化させることができる。そのため、ラーメン構造体10や外壁パネル5に合った接続部23に調整することで、外壁パネル5のロッキングを効果的に抑制することができる。
実施例1の外壁パネル取付構造では、抵抗部材20が降伏点に達する変形量は、外壁パネル5を間柱4に取り付ける取付部材(リベット6)が降伏点に達する変形量より小さい。
これにより、抵抗部材20が塑性化する荷重を、取付部材(リベット6)が塑性化する荷重より小さくすることができる。そのため、例えば大地震時や強風時に、抵抗部材20を取付部材(リベット6)より早く降伏状態にすることができる。その結果、初期剛性を向上させるとともにロッキングを抑制した外壁パネル取付構造とすることができる。
実施例2の外壁パネル取付構造は、抵抗部材の構成が異なる点で、実施例1の外壁パネル取付構造と相違する。
[外壁パネル取付構造の構成]
図12は、実施例2の抵抗部材とその周辺を示す断面図である。図13は、実施例2の抵抗部材とその周辺を示す斜視図である。以下、図12及び図13に基づいて、実施例2の外壁パネル取付構造の構成を説明する。なお、上記実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。また、天井梁12側に取り付けられる抵抗部材220の構成と、床梁11側に取り付けられる抵抗部材220の構成とは、同様の構成となるため、天井梁12側に取り付けられる抵抗部材220の構成を説明し、床梁11側に取り付けられる抵抗部材220の構成の説明を省略する。
実施例2の抵抗部材220は、上階の床梁11及び下階の天井梁12と、外壁パネル5のフレーム5bとの間を接続して、ラーメン構造体10に対する外壁パネル5の外縁の相対変位を減少させる。
抵抗部材220は、鋼材で形成され、図12及び図13に示すように、水平方向に延在する第1張出部220aと、第1張出部220aの先端から水平方向に延在する第2張出部220bと、第1張出部220aと第2張出部220bとのつなぎ部分から鉛直方向に延在する鉛直部220dと、鉛直部220dの端部から水平方向に延在する第3張出部220cと、から断面略J字状に形成される。
第1張出部220aは、下階の天井梁12と、上階の床梁11とで挟まれる。第1張出部220aは、上階の建物ユニット1の重みにより、固定される。
第2張出部220bと、鉛直部220dと、第3張出部220cとで形成された凹溝に、外壁パネル5のフレーム5bが差し込まれる。この状態では、第2張出部220bは、外壁パネル5の端縁に当接する。また、第3張出部220cは、外壁パネル5のフレーム5bの、鉛直方向の内面側に当接する。ここで、第2張出部220bは、外壁パネル5を鉛直方向の外側から支持する外側支持部を構成する。また、第3張出部220cは、外壁パネル5を鉛直方向の内側から支持する内側支持部を構成する。
抵抗部材220は、抵抗部材220が降伏点に達する変形量が、外壁パネル5を間柱4に取り付ける取付部材としてのリベット6が降伏点に達する変形量より小さくなるように構成される。
なお、床梁11と、外壁パネル5のフレーム5bとの間も、この抵抗部材220と同様の接続構造で接続される。
抵抗部材220のせん断弾性率や、第2張出部220bの長さd1や厚さt1や幅w1や、第3張出部220cの長さd2や厚さt2や幅w2や、抵抗部材220のヤング率や、抵抗部材220の材料の基準強度や引張強度等を調整することで、抵抗部材220のせん断(曲げ)剛性及びせん断(曲げ)耐力を調整することができる。
なお、図14に示すように、抵抗部材320は、水平方向に延在する第1張出部220aと、第1張出部220aの先端から水平方向に延在する第2張出部220bと、からI字状に形成されるようにしてもよい。
また、図15に示すように、抵抗部材420は、水平方向に延在する第1張出部220aと、第1張出部220aの端部から鉛直方向に延在する鉛直部220dと、鉛直部220dの端部から水平方向に延在する第3張出部220cと、から断面略Z字状に形成されるようにしてもよい。
[外壁パネル取付構造の作用]
次に、実施例2の外壁パネル取付構造における作用を説明する。実施例2の外壁パネル取付構造では、抵抗部材220,320,420は、梁(床梁11,天井梁12)と外壁パネル5とを接続し、抵抗部材220,320,420は、上階の梁(床梁11)と、下階の梁(天井梁12)とに挟まれる(図12)。
これにより、抵抗部材220,320,420を、上階のラーメン構造体10の重量によって、上階の梁(床梁11)と、下階の梁(天井梁12)とで挟み込むことができる。そのため、抵抗部材220,320,420を簡易な方法で設置することができる。
実施例2の外壁パネル取付構造では、抵抗部材220,320,420は、外壁パネル5の端縁に当接する外側支持部(第2張出部220b)を有する(図12)。
これにより、外壁パネル5が、ラーメン構造体10に対して、鉛直方向で外方に相対移動することを抑制することができる。そのため、簡易な構成で外壁パネル5のロッキングを抑制することができる。
実施例2の外壁パネル取付構造では、抵抗部材220,420は、外壁パネル5のフレーム5bの、鉛直方向の内面側に当接する内側支持部(第3張出部220c)を有する(図12)。
これにより、外壁パネル5が、ラーメン構造体10に対して、鉛直方向で内方に相対移動することを抑制することができる。そのため、簡易な構成で外壁パネル5のロッキングを抑制することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
実施例3の外壁パネル取付構造は、抵抗部材の構成が異なる点で、実施例1及び実施例2の外壁パネル取付構造と相違する。
[外壁パネル取付構造の構成]
図16は、実施例3の抵抗部材とその周辺を示す断面図である。図17は、実施例3の抵抗部材の構成を示す斜視図である。以下、図16及び図17に基づいて、実施例3の外壁パネル取付構造の構成を説明する。なお、上記実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。なお、天井梁12側に取り付けられる抵抗部材520の構成と、床梁11側に取り付けられる抵抗部材520の構成とは、同様の構成となるため、天井梁12側に取り付けられる抵抗部材520の構成を説明し、床梁11側に取り付けられる抵抗部材520の構成の説明を省略する。
実施例3の抵抗部材520は、図16及び図17に示すように、外壁パネル5のフレーム5bに設けられた複数の凸部520aと、天井梁12に設けられた複数の凸部520bと、で構成され、ラーメン構造体10に対する外壁パネル5の外縁の相対変位を減少させる。
凸部520aは、円錐台の形状であり、例えばプレス加工により、フレーム5bに形成される。なお、鋼板をプレス加工して、フレーム5bに貼り付けてもよい。複数の凸部520aにより、フレーム5bに凹凸形状が形成される。
凸部520bは、円錐台の形状であり、例えばプレス加工により、天井梁12に形成される。なお、鋼板をプレス加工して、天井梁12に貼り付けてもよい。複数の凸部520bにより、天井梁12に凹凸形状が形成される。
フレーム5bの凹凸形状と、天井梁12の凹凸形状とを噛み合わせた状態で、外壁パネル5は、間柱4に取り付けられる。
なお、床梁11と、外壁パネル5のフレーム5bとの間も、この抵抗部材520と同様の接続構造で接続される。
[外壁パネルの動き]
図18は、実施例3の建物ユニットに水平外力が加わったときの凸部の作用を説明する図である。図19は、実施例3の外壁パネルの剛性を説明する図である。以下、図18及び図19に基づいて、実施例3の外壁パネルの動きを説明する。
外壁パネル5が揺動(ロッキング)しようとすると、外壁パネル5のフレーム5bの凸部520aと、天井梁12の凸部520bと、が衝突する。凸部520aと凸部520bとが衝突すると、図18に示すように、抵抗力Fが発生し、外壁パネル5の面外力G=Fcosθ・sinθが発生する。
抵抗力Fは、外壁パネル5がロッキングするときに、凸部520aと凸部520bに発生する水平力である。また、立体角θは、凸部520a及び凸部520bの立体角である。
また、凸部520aと凸部520bとが衝突する高さを高さHとする。そして、外壁パネル5の上端又は下端から間柱4へのリベット6による取付位置までの距離を、距離Lとする。
ここで、外壁パネル5は、上端又は下端から間柱4へのリベット6による取付位置まで、片持ち梁の状態となる。そして、この片持ち梁の状態では、面外力Gに対して、図19に示すように、面内剛性K=3EI/Lとなる。そのため、外壁パネル5の自由端である上端又は下端から、間柱4へのリベット6による取付位置(第1接合点)までの距離Lや、凸部520aと凸部520bの立体角θを調整することで、抵抗力Fを調整することができる。
なお、凸部520aと凸部520bの形状は、この態様に限定されない。例えば、抵抗部材620は、図20(a)に示すように、外壁パネル5のフレーム5bに設けられた複数の半球状の凸部620aと、天井梁12に設けられた複数の半球状の凸部620bと、で構成されてもよい。
また、抵抗部材720は、図20(b)に示すように、外壁パネル5のフレーム5bに設けられた複数の凸部620aと、天井梁12に設けられた複数の凸部620bと、で構成されてもよい。凸部620aと凸部620bは、円錐台の斜面が凹状の曲面を有する形状(富士山状)に形成される。
[外壁パネルのロッキングに対する抵抗力と変位]
図21は、実施例3の外壁パネルのロッキングに対する抵抗力と変位の関係を示す図である。以下、図21に基づいて、実施例3の外壁パネルのロッキングに対する抵抗力と変位を説明する。
図21に示すように、抵抗部材520は、ロッキングによる外壁パネル5と天井梁12間の面内変位が小さい状態から、外壁パネル5のロッキングに対する大きな抵抗力を発生させるような抵抗特性とすることができる。
一方、抵抗部材620は、ロッキングによる外壁パネル5と天井梁12間の面内変位と比例して、外壁パネル5のロッキングに対する抵抗力を上げる抵抗特性とすることができる。
また、抵抗部材720は、ロッキングによる外壁パネル5と天井梁12間の面内変位が大きくなるに従って、外壁パネル5のロッキングに対する抵抗力を二次曲線状に上がる、ハードニングするような抵抗特性とすることができる。
すなわち、抵抗部材520,620,720の立体角θや、斜面の形状や、高さH
を変更することで、幅広い抵抗特性を実現することができる。
[外壁パネル取付構造の作用]
次に、実施例3の外壁パネル取付構造における作用を説明する。実施例3の外壁パネル取付構造では、抵抗部材520,620,720は、外壁パネル5の梁(天井梁12,床梁11)に対向する面に設けられた複数の凸部520b,620b,720bと、凸部520b,620b,720bに対向する、梁(天井梁12,床梁11)の面に設けられた複数の凸部520a,620a,720aと、で構成される(図16)。
これにより、外壁パネル5に設けられた凸部520b,620b,720bが、梁(天井梁12,床梁11)に設けられた凸部520a,620a,720aに引っ掛かり、ラーメン構造体10に対する外壁パネル5の外縁の相対変位を減少させることができる。そのため、簡易な構成で外壁パネル5のロッキングを抑制することができる。
また、凸部520a,620a,720a,520b,620b,720bの形状を調整することで、外壁パネル5のロッキングに対する抵抗特性を変化させることができる。そのため、凸部520a,620a,720a,520b,620b,720bをラーメン構造体10や外壁パネル5に適した形状に調整することで、外壁パネル5のロッキングを効果的に抑制することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以上、本発明の外壁パネル取付構造を実施例1~実施例3に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、これら実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、各実施例の組み合わせや、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1~実施例3では、外壁パネル5を硬質木片セメント板5aとフレーム5bとから構成される例を示した。しかし、外壁パネルは、この態様に限定されず、例えば鋼板とフレーム又は石膏ボードとフレームとから構成されてもよい。
実施例1~実施例3では、取付部材をリベット6とする例を示した。しかし、取付部材としては、釘やビスやボルト等であってもよい。
実施例2では、第1張出部220aは、下階の天井梁12と上階の床梁11とで挟まれて固定される例を示した。また、第2張出部220bと、鉛直部220dと、第3張出部220cとで形成された凹溝に、フレーム5bが差し込まれて、第2張出部220bと、鉛直部220dと、第3張出部220cとが固定される例を示した。しかし、第1張出部と、第2張出部と、第3張出部と、鉛直部とは、ビスやボルトや釘等で固定されてもよい。
実施例3では、抵抗部材520,620,720を、外壁パネル5のフレーム5bに設けられた複数の凸部520a,620a,720aと、天井梁12に設けられた複数の凸部520b,620b,720bとする例を示した。しかし、抵抗部材としては、紙やすりのような摩擦シートを利用しても構わない。
実施例1~実施例3では、本発明をラーメン構造体10によって構成されるユニット建物に適用する例を示した。しかし、本発明は、木造の柱と梁とを組み合わせた骨組構造体によって構成される建物にも適用することができる。また、本発明は、開口部を有する外壁パネルに適用することもできる。
1 建物ユニット
2 柱
4 間柱
5 外壁パネル
6 リベット(取付部材の一例)
10 ラーメン構造体
11 床梁(梁の一例)
12 天井梁(梁の一例)
20 抵抗部材
21 第1L字部
22 第2L字部
23 接続部
220b 第2張出部(外側支持部の一例)
220c 第3張出部(内側支持部の一例)
520a 凸部
520b 凸部

Claims (3)

  1. 柱と梁とで構成されたラーメン構造体に外壁パネルを取り付けた外壁パネル取付構造であって、
    前記外壁パネルは、前記梁間に架け渡された間柱に取り付けられ、
    前記間柱の端部は、前記間柱の本体部より弾性変形量が大きく形成され、
    前記外壁パネルと前記梁との間に、前記ラーメン構造体に対する前記外壁パネルの外縁の相対変位を減少させる抵抗部材を備え、
    前記抵抗部材は、前記梁と前記外壁パネルとを接続し、
    前記抵抗部材は、上階の前記梁と、下階の前記梁とに挟まれる
    ことを特徴とする外壁パネル取付構造。
  2. 柱と梁とで構成されたラーメン構造体に外壁パネルを取り付けた外壁パネル取付構造であって、
    前記外壁パネルは、前記梁間に架け渡された間柱に取り付けられ、
    前記間柱の端部は、前記間柱の本体部より弾性変形量が大きく形成され、
    前記外壁パネルと前記梁との間に、前記ラーメン構造体に対する前記外壁パネルの外縁の相対変位を減少させる抵抗部材を備え、
    前記抵抗部材は、
    前記外壁パネルの前記梁に対向する面に設けられた複数の凸部と、
    前記凸部に対向する、前記梁の面に設けられた複数の凸部と、で構成される
    ことを特徴とする外壁パネル取付構造。
  3. 柱と梁とで構成されたラーメン構造体に外壁パネルを取り付けた外壁パネル取付構造であって、
    前記外壁パネルは、前記梁間に架け渡された間柱に取り付けられ、
    前記間柱の端部は、前記間柱の本体部より弾性変形量が大きく形成され、
    前記外壁パネルと前記梁との間に、前記ラーメン構造体に対する前記外壁パネルの外縁の相対変位を減少させる抵抗部材を備え、
    前記抵抗部材が降伏点に達する変形量は、前記外壁パネルを前記間柱に取り付ける取付部材が降伏点に達する変形量より小さい
    ことを特徴とする外壁パネル取付構造。
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