JP7127517B2 - 物体検出装置 - Google Patents

物体検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7127517B2
JP7127517B2 JP2018230846A JP2018230846A JP7127517B2 JP 7127517 B2 JP7127517 B2 JP 7127517B2 JP 2018230846 A JP2018230846 A JP 2018230846A JP 2018230846 A JP2018230846 A JP 2018230846A JP 7127517 B2 JP7127517 B2 JP 7127517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
object detection
lens
state
fog
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018230846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020094819A (ja
Inventor
光 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2018230846A priority Critical patent/JP7127517B2/ja
Publication of JP2020094819A publication Critical patent/JP2020094819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7127517B2 publication Critical patent/JP7127517B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Description

本発明は、物体検出装置に関する。
レーザ光を照射し、照射したレーザ光の反射光に基づいて物体を検出する物体検出装置がある。このような物体検出装置が、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1には、振動等によって生じた送信光学系と受信光学系とのアライメントのずれを調整することが記載されている。
特開平11-160419号公報
物体検出装置の周囲に例えば霧が発生している場合、物体検出装置は、霧を物体として検出してしまい、検出対象の物体を精度よく検出できないことが考えられる。このため本技術分野では、気象状況が変化する場合であっても、気象状況に応じて検出対象の物体を精度よく検出することが求められている。
本発明の一側面は、レーザ光を照射して照射したレーザ光の反射光に基づいて物体を検出する、地上に設置された物体検出装置であって、レーザ光を照射する照射部と、照射部が照射したレーザ光の反射光を受光する受光部と、受光部で受光された反射光に基づいて物体を検出する物体検出部と、受光部に入射する反射光を集光する集光レンズと、受光部と集光レンズとの相対位置及び受光部に対する集光レンズの相対角度の少なくともいずれかを変更する駆動部と、気象状況を判定する気象判定部と、駆動部を制御する駆動制御部と、を備え、駆動制御部は、気象判定部で判定された気象状況に基づいて、相対位置及び相対角度の少なくともいずれかが、第1状態と、第1状態とは異なる第2状態とに切り替えられるように駆動部を制御する。
この物体検出装置では、判定された気象状況に応じて、相対位置及び相対角度の少なくともいずれかが、第1状態又は第2状態に切り替えられる。ここで、受光部と集光レンズとの相対位置及び受光部に対する集光レンズの相対角度の少なくともいずれかが変更された場合、受光部に入射する反射光の集光状態が変化する。すなわち、物体検出装置は、集光状態として、反射光の集光位置を変化させることができる。これにより、物体検出装置は、受光部で検出される反射光の強度を弱くすることができ、検出対象とする物体以外で反射した反射光に基づいて物体が存在すると検出することを抑制できる。このように、物体検出装置は、気象状況が変化する場合であっても、気象状況に応じて検出対象の物体を精度よく検出できる。
物体検出装置において、駆動制御部は、第1状態から第2状態に切り替えられた後、物体検出部での検出結果に基づいて、相対位置及び相対角度の少なくともいずれかが、第1状態及び第2状態とは異なる第3状態に更に切り替えられるように駆動部を制御してもよい。これにより、物体検出装置は、例えば、第1状態から第2状態に切り替えたにもかかわらず検出対象とする物体以外の物体が検出される場合、相対位置及び相対角度の少なくともいずれかを更に第3状態に変更できる。これにより、物体検出装置は、検出対象とする物体以外で反射した反射光に基づいて物体が存在すると検出することを更に抑制し、検出対象の物体をより精度よく検出できる。
レーザ光が照射される検出対象領域内には評価用反射体が設けられており、駆動制御部は、物体検出部によって評価用反射体が検出されない場合、第2状態から第3状態に切り替えられるように駆動部を制御してもよい。これにより、物体検出装置は、評価用反射体が検出されたか否かに基づいて、第2状態から更に第3状態に切り替えることができる。ここで、評価用反射体が検出されている状態とは、検出対象とする物体を検出可能な状態である。従って、物体検出装置は、第2状態において評価用反射体が検出されており、切り替える必要がないにもかかわらず第3状態に切り替えてしまうことを抑制できる。
レーザ光が照射される検出対象領域内には評価用反射体が設けられており、気象判定部は、物体検出部による評価用反射体の検出結果に基づいて気象状況を判定してもよい。評価用反射体が検出されない場合とは、例えば、霧が発生している等の場合が考えられる。このため、気象判定部は、評価用反射体の検出結果に基づいて気象状況を判定できる。
物体検出装置において気象状況は、霧の発生の有無、降雨の有無、及び降雪の有無のうちの少なくともいずれかを含んでいてもよい。この場合、物体検出装置は、霧が発生している場合等であっても、相対位置及び相対角度の少なくともいずれかを切り変えることによって、検出対象の物体を精度よく検出できる。
本発明の一側面によれば、気象状況が変化する場合であっても、気象状況に応じて検出対象の物体を精度よく検出することができる。
実施形態に係るレーザレーダの概略構成を示す図である。 図2(a)及び図2(b)は、アクチュエータによって位置が変更させられるレンズと受光部との位置関係を示す模式図である。 図1の制御部の機能構成を示すブロック図である。 物体の検出処理の開始時に実行される処理の流れを示すフローチャートである。 物体の検出処理の開始後に実行される処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるレーザレーダ(物体検出装置)1は、物体検出を行う検出対象領域内の複数の位置にレーザ光を照射し、照射したレーザ光の反射光を受光する。レーザレーダ1は、ライダー(Lidar:Light Detection and Ranging)、又はLaser Range Finderとも称される。レーザレーダ1は、検出対象の物体として、例えば、踏切内又は道路上を移動する車両及び人等を検出する。
レーザレーダ1は、地上に設置された支柱等の支持部材、又は建物の壁等に固定されている。レーザレーダ1は、地上に設置されていればよい。レーザレーダ1は、踏切内又は道路上を移動する車両等を上方から見下ろすことができるように設置されている。レーザレーダ1は、上方の位置から踏切内の路面又は道路の路面に向けてレーザ光を複数回照射し、物体で反射した反射光を受光する。
レーザレーダ1は、照射部2、ポリゴンミラー3、スイングミラー4、受光部5、アクチュエータ(駆動部)6、及び制御部10を備えている。照射部2は、レーザ光を発生させる発光素子を備えている。照射部2は、レーザ光を予め定められた照射周期で照射する。照射部2から照射されたレーザ光は、ポリゴンミラー3及びスイングミラー4を介して、検出対象領域に向けて照射される。照射部2から照射されたレーザ光は、レンズL1によって平行光に変換される。検出対象領域に向けて照射されたレーザ光の反射光は、スイングミラー4及びポリゴンミラー3を介して、受光部5によって受光される。受光部5によって受光される反射光は、レンズ(集光レンズ)L2によって集光される。
ポリゴンミラー3は、モータによって、予め定められた一定の回転速度で回転させられる。これにより、ポリゴンミラー3は、レーザ光の照射方向を変化させることができる。本実施形態において、ポリゴンミラー3は、例えば、レーザレーダ1から照射されるレーザ光の水平方向の照射位置を変化させる。スイングミラー4は、モータによって、予め定められた一定の周期で揺動させられる。この揺動によりスイングミラー4は、レーザ光の照射方向を変化させることができる。本実施形態において、スイングミラー4は、例えば、レーザレーダ1から照射されるレーザ光の鉛直方向の照射位置を変化させる。
アクチュエータ6は、受光部5とレンズL2との相対位置を変更する。本実施形態において、アクチュエータ6は、レンズL2を移動させることにより、受光部5に対するレンズL2の位置を変更する。アクチュエータ6は、図2(a)及び図2(b)に示されるように、レンズL2の位置を移動させることにより、レンズL2と受光部5(受光素子)との距離Dを変化させる。これにより、受光部5に入射する反射光の集光状態が変化する。
制御部10は、レーザレーダ1の各部の制御を行う。制御部10は、例えば、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、及びRAM[Random Access Memory]等を有する電子制御ユニットである。制御部10は、例えば、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムをCPUで実行することにより各種の機能を実現する。制御部10は、複数の電子制御ユニットによって構成されていてもよい。なお、制御部10は、照射部2等と同じ筐体内に設けられていてもよく、照射部2等とは異なる場所に設けられていてもよい。
図3に示されるように、制御部10は、機能的には、照射制御部11、物体検出部12、気象判定部13、及び駆動制御部14を備えている。
照射制御部11は、照射部2におけるレーザ光の照射を制御する。また、照射制御部11は、ポリゴンミラー3を回転させるモータ、及びスイングミラー4を揺動させるモータを制御する。
物体検出部12は、受光部5で受光された反射光に基づいて物体を検出する。物体検出部12は、受光部5で受光された反射光に基づいて周知の方法によって物体を検出することができる。ここで、物体検出部12は、受光部5で受光された反射光の強度が予め定められた検出閾値以上である場合に、物体が存在すると検出する。また、物体検出部12は、照射部2から照射された一つのレーザ光の反射光のうち、レーザレーダ1(受光部5)に最も近い位置で反射した反射光に基づいて、物体を検出する。すなわち、例えば、レーザ光が一回(一つ)照射された場合、受光部5で検出される反射光において、レーザ光の照射方向の複数の位置で反射光の強度のピーク(検出閾値以上のピーク)が検出されることがある。この場合、物体検出部12は、レーザレーダ1に最も近い位置で反射した反射光のピークに基づいて物体(物体の存在、及び物体の位置)を検出する。
気象判定部13は、レーザレーダ1の検出対象領域の気象状況を判定する。具体的には、気象判定部13は、気象状況が、レーザレーダ1による検出対象の物体(車両等)の検出に適した気象状況であるか否かを判定する。本実施形態において、気象判定部13は、霧の発生の有無を判定する。例えば、霧が発生している場合、レーザレーダ1は、照射部2から照射されたレーザ光がレーザレーダ1(照射部2)の直前に存在する霧で反射させられることによって、直前の霧を物体として検出してしまうことがある。このため、霧が発生している場合、検出対象の物体の検出に適した気象状況ではない。
気象判定部13は、例えば、気象状況を検出するセンサの検出結果に基づいて、気象状況を判定してもよい。また、気象判定部13は、外部に設置された情報配信サーバ等から取得した情報に基づいて、レーザレーダ1の検出対象領域の気象状況を判定してもよい。
駆動制御部14は、アクチュエータ6を制御する。より詳細には、駆動制御部14は、気象判定部13で判定された気象状況に基づいて、レンズL2の位置が、通常位置(第1状態)と、通常位置とは異なる霧用位置(第2状態)とに切り替えられるようにアクチュエータ6を制御する。ここで、駆動制御部14は、気象判定部13によって霧が発生していないと判定された場合、レンズL2の位置が通常位置となるようにアクチュエータ6を制御する。駆動制御部14は、気象判定部13によって霧が発生していると判定された場合、レンズL2の位置が霧用位置となるようにアクチュエータ6を制御する。
なお、通常位置とは、受光部5(受光素子上)の予め定められた基準集光位置に反射光を集光させることができるレンズL2の位置である。霧用位置とは、受光部5の基準集光位置からずれた位置に反射光を集光させることができるレンズL2の位置である。レンズL2が霧用位置に位置している場合、レンズL2が通常位置に位置している場合に比べて受光部5によって検出される反射光の強度は弱い。
ここで、霧が発生していると判定され、レンズL2の位置が霧用位置に切り替えられた場合、上述したように、集光される位置が基準集光位置からがずれるため、受光部5において検出されるレーザ光の反射光の強度が弱くなる。霧が発生している場合、レーザ光の一部が霧で反射し、反射光が受光部5によって検出される。しかしながら、レンズL2が霧用位置であるために霧で反射した反射光の検出強度が弱く、物体検出部12は、霧の反射光に基づいて物体が存在すると検出しない。
また、霧が発生している場合であっても、レーザ光の一部が霧を透過する。検出対象とする車両等が存在する場合、霧を透過したレーザ光は車両等で反射する。検出対象とする車両等で反射した反射光の強度は、霧で反射した反射光の強度よりも強い。このため、レンズL2が霧用位置であったとしても、受光部5で検出される反射光の強度が強いため、物体検出部12は、検出対象とする車両等の反射光に基づいて物体を検出することができる。
このように、レーザレーダ1は、レンズL2を霧用位置とすることにより、レーザレーダ1(照射部2)の直前に霧が存在していても、霧を物体として検出することを抑制できる。また、検出対象とする車両等が存在する場合、車両等で反射する反射光の強度が強いため、レーザレーダ1は、レンズL2が霧用位置であっても反射光に基づいて検出対象とする車両等を検出することができる。
また、駆動制御部14は、レンズL2の位置が通常位置から霧用位置に切り替えられた後、物体検出部12での検出結果に基づいて、レンズL2の位置が更に切り替えられるようにアクチュエータ6を制御する。なお、駆動制御部14は、レンズL2の位置を更に切り替える場合、霧用位置における集光位置よりも、基準集光位置から更にずれた位置に集光されるように、アクチュエータ6によってレンズL2の位置を変更させる。
ここでは、レーザレーダ1(照射制御部11)は、レンズL2を霧用位置とした状態で、検出対象領域内におけるレーザ光の照射を1スキャン分実行する。ここでのスキャンとは、レンズL2の位置を決定するために行われるスキャンである。駆動制御部14は、レンズL2を霧用位置とした状態での1スキャン分の検出結果に基づいて、レンズL2の位置を更に変更する。また、レーザレーダ1においてレーザ光が照射される検出対象領域内(例えば、路面上)には、予め評価用反射体が1又は複数設置されている。評価用反射体とは、例えば、レーザ光の反射率が高く、レーザレーダ1によって容易に検出が可能な物体である。より詳細には、駆動制御部14は、レンズL2を霧用位置とした状態での1スキャン分のスキャンによって、評価用反射体が物体検出部12によって検出されない場合、レンズL2の位置を更に変更する。
なお、評価用反射体が物体検出部12によって検出されない場合とは、物体検出部12が、レーザレーダ1(照射部2)の直前の霧を物体として検出している場合である。すなわち、霧で反射して受光部5で検出された反射光の強度が検出閾値以上であり、物体検出部12が霧を物体として検出している場合である。
さらに、駆動制御部14は、レンズL2の位置を霧用位置から更に変更した後、変更後のレンズL2の位置での1スキャン分の検出結果に基づいて、レンズL2の位置が更に変更されるようにアクチュエータ6を制御する。駆動制御部14は、変更後のレンズL2の位置での1スキャン分のスキャンによって評価用反射体が物体検出部12によって検出されない場合、レンズL2の位置を更に変更する。ここでは、駆動制御部14は、集光位置が基準集光位置から更にずれた位置となるように、アクチュエータ6によってレンズL2の位置を更に変更する。
一方、駆動制御部14は、レンズL2を霧用位置とした状態又は霧用位置からレンズL2の位置を更に変更した状態での1スキャン分のスキャンによって評価用反射体が物体検出部12によって検出された場合、現在のレンズL2の位置を維持する。
このように、駆動制御部14は、レンズL2の位置を通常位置から霧用位置に切り替えた後、物体検出部12によって評価用反射体が検出されない場合、レンズL2の位置が、通常位置及び霧用位置とは異なる位置(第3状態)に切り替えらえれるようにアクチュエータ6を制御する。そして、駆動制御部14は、レンズL2の位置を決定するためのスキャンによって評価用反射体が検出されるまで、レンズL2の位置が順次変更されるようにアクチュエータ6を制御する。例えば、駆動制御部14は、レンズL2の位置を更に変更する際に、アクチュエータ6によって1mmずつレンズL2を移動させてもよい。
次に、レーザレーダ1が行う物体の検出処理の流れについて説明する。まず、物体の検出処理の開始時に実行される処理の流れについて説明する。図4に示される処理は、物体の検出処理の開始時に実行される。図4に示されるように、気象判定部13は、霧が発生しているか否かを判定する(S101)。霧が発生していると判定された場合(S101:YES)、駆動制御部14は、アクチュエータ6を制御することによって、レンズL2の位置を霧用位置に設定する(S102)。照射制御部11は照射部2等を制御して、検出対象領域内におけるレーザ光の照射を1スキャン分実行する(S103)。このスキャンは、レンズL2の位置を決定するために行われるスキャンである。物体検出部12は、このスキャンにおける受光部5の受光結果に基づいて、評価用反射体の検出処理を実行する(S104)。評価用反射体が物体検出部12によって検出された場合(S104:YES)、レーザレーダ1は、現在のレンズL2の位置で、物体の検出処理の実行を開始する(S105)。
一方、評価用反射体が物体検出部12によって検出されない場合(S104:NO)、駆動制御部14は、アクチュエータ6を制御することによって、レンズL2の位置を更に変更する(S106)。レンズL2の位置が更に変更された後、レーザレーダ1は、S103以降の処理を再度実行する。このように、S106及びS103の処理は、評価用反射体が物体検出部12によって検出されるまで(S104:YES)、繰り返し実行される。
S101において霧が発生していないと判定された場合(S101:NO)、駆動制御部14は、アクチュエータ6を制御することによって、レンズL2の位置を通常位置に設定する(S107)。そして、レーザレーダ1は、レンズL2の位置を通常位置とした状態で、物体の検出処理の実行を開始する(S105)。
次に、レーザレーダ1における物体の検出処理が開始された後に、レンズL2の位置を変更する処理の流れについて説明する。なお、図5に示される処理は、物体の検出処理が開始された後に開始される。すなわち、図5の処理は、図4のフローチャートに示される処理によって物体の検出処理が開始(S105)された後に開始される。また、図5に示される処理は、処理がエンドに至った後、所定時間経過後に再びスタートから処理が開始される。すなわち、図5に示される処理は、物体の検出処理の開始後に繰り返し実行される。
図5に示されるように、気象判定部13は、気象状況が変化したか否かを判定する(S201)。具体的には、気象判定部13は、霧が発生している状態から霧が発生していない状態に変化した場合に、気象状況が変化したと判定する。また、気象判定部13は、霧が発生していない状態から霧が発生している状態に変化した場合に、気象状況が変化したと判定する。
気象状況が変化した場合、レーザレーダ1は、物体の検出処理を一時的に停止する(S202)。駆動制御部14は、気象判定部13によって霧が発生している状態に変化したと判定されたか否かを判定する(S203)。霧が発生している状態に変化したと判定された場合(S203:YES)、駆動制御部14は、アクチュエータ6を制御することによって、レンズL2の位置を霧用位置に設定する(S204)。照射制御部11は照射部2等を制御して、検出対象領域内におけるレーザ光の照射を1スキャン分実行する(S205)。このスキャンは、レンズL2の位置を決定するために行われるスキャンである。物体検出部12は、このスキャンにおける受光部5の受光結果に基づいて、評価用反射体の検出処理を実行する(S206)。評価用反射体が物体検出部12によって検出された場合(S206:YES)、レーザレーダ1は、現在のレンズL2の位置で、物体の検出処理の実行を再開する(S207)。
一方、評価用反射体が物体検出部12によって検出されない場合(S206:NO)、駆動制御部14は、アクチュエータ6を制御することによって、レンズL2の位置を更に変更する(S208)。レンズL2の位置が更に変更された後、レーザレーダ1は、S205以降の処理を再度実行する。このように、S208及びS205の処理は、評価用反射体が物体検出部12によって検出されるまで(S206:YES)、繰り返し実行される。
S203において霧が発生していないと判定された場合(S203:NO)、駆動制御部14は、アクチュエータ6を制御することによって、レンズL2の位置を通常位置に設定する(S209)。そして、レーザレーダ1は、現在のレンズL2の位置(通常位置)で、物体の検出処理の実行を再開する(S207)。
S202において気象状況が変化していないと判定された場合、現在のレンズL2の位置で、物体の検出処理を実行する(S207)。レーザレーダ1は、処理がS207に至った後、所定時間経過後に再びスタートから処理を開始する。これにより、レーザレーダ1は、物体の検出処理の実行中に気象状況が変化した場合、変化した気象状況に応じてレンズL2の位置を変更することができる。
以上のように、レーザレーダ1では、気象判定部13で判定された気象状況に応じて、レンズL2の位置が、通常位置と霧用位置とに切り替えられる。ここで、レンズL2の位置が変更された場合、受光部5に入射する反射光の集光状態が変化する。すなわち、レーザレーダ1は、集光状態として、反射光の集光位置を変化させることができる。これにより、レーザレーダ1は、受光部5で検出される反射光の強度を弱くすることができ、霧で反射した反射光に基づいて物体が存在すると検出することを抑制できる。このように、レーザレーダ1は、気象状況が変化する場合であっても、気象状況に応じて検出対象の物体を精度よく検出できる。
レーザレーダ1は、レンズL2の位置を通常位置から霧用位置に切り替えた後、物体検出部12での検出結果に基づいて、レンズL2の位置を更に変更する。これにより、レーザレーダ1は、例えば、霧用位置に切り替えたにもかかわらず霧が物体として検出される場合、レンズL2の位置を更に変更できる。これにより、レーザレーダ1は、霧で反射した反射光に基づいて物体が存在すると検出することを更に抑制し、検出対象の物体をより精度よく検出できる。
レーザレーダ1は、レーザ光が照射される検出対象領域内に設けられた評価用反射体の検出の有無に基づいて、レンズL2の位置を更に変更する。ここで、評価用反射体が検出されている状態とは、検出対象とする物体を検出可能な状態である。従って、レーザレーダ1は、現在のレンズL2の位置において評価用反射体が検出されており、変更する必要がないにもかかわらずレンズL2の位置を更に変更してしまうことを抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、アクチュエータ6は、受光部5の位置を変更することにより、受光部5とレンズL2との相対位置を変更してもよい。また、アクチュエータ6は、レンズL2の位置及び受光部5の位置の両方を変更することにより、受光部5とレンズL2との相対位置を変更してもよい。
アクチュエータ6は、位置に代えて、受光部5に対するレンズL2の相対角度を変更してもよい。ここで、受光部5に対するレンズL2の相対角度が変更された場合、受光部5に入射する反射光の集光状態が変化する。すなわち、レーザレーダ1は、反射光の集光位置を変化させることができる。これにより、レーザレーダ1は、受光部5で検出される反射光の強度を弱くすることができ、霧で反射した反射光に基づいて物体が存在すると検出することを抑制できる。
受光部5に対するレンズL2の相対角度を変更する場合、アクチュエータ6は、受光部5の向きを変更してもよく、レンズL2の向きを変更してもよく、受光部5及びレンズL2の両方の向きを変更してもよい。駆動制御部14は、気象判定部13で判定された気象状況に基づいて、相対角度が、通常時用の角度(第1状態)と、通常時用の角度とは異なる霧用の角度(第2状態)とに切り替えられるようにアクチュエータ6を制御してもよい。また、駆動制御部14は、相対角度を通常時用の角度から霧用の角度に切り替えた後、物体検出部12によって評価用反射体が検出されない場合、相対角度が、通常時の角度及び霧用の角度とは異なる角度(第3状態)に切り替えらえれるようにアクチュエータ6を制御してもよい。そして、駆動制御部14は、相対角度を変更した後、レンズL2の位置を決定するために行われるスキャンによって評価用反射体が検出されるまで、相対角度が更に変更されるようにアクチュエータ6を制御してもよい。
また、アクチュエータ6は、受光部5とレンズL2との相対位置及び受光部5に対するレンズL2の相対角度の両方を変更可能であってもよい。この場合、駆動制御部14は、気象判定部13で判定された気象状況に基づいて、相対位置及び相対角度の両方がそれぞれ切り替えられるようにアクチュエータ6を制御してもよい。
また、評価用反射体が複数設置されている場合、図4のS104及び図5のS206においてレーザレーダ1は、評価用反射体が予め定められた数以上検出されている場合に、評価用反射体が検出されたと判定してもよい。
気象判定部13は、物体検出部12における評価用反射体の検出結果に基づいて気象状況を判定してもよい。具体的には、例えば、気象判定部13は、レンズL2を通常位置とした状態でスキャンが行われたときに、物体検出部12によって評価用反射体が検出されない場合、霧が発生していると判定してもよい。評価用反射体が複数設置されている場合、気象判定部13は、レンズL2を通常位置とした状態でスキャンが行われたときに、評価用反射体が予め定められた数以上検出されない場合、霧が発生していると判定してもよい。
また、気象判定部13は、霧の発生の有無に代えて又は加えて、降雨の有無及び降雪の有無のうち少なくともいずれかを判定してもよい。すなわち、レーザレーダ1は、気象判定部13によって雨が降っていると判定された場合に、上述した霧が発生している場合と同様の処理を行ってもよい。また、レーザレーダ1は、気象判定部13によって雪が降っていると判定された場合、上述した霧が発生している場合と同様の処理を行ってもよい。
なお、レーザレーダ1は、レンズL2の位置を通常位置から霧用位置に切り替えた後、更にレンズL2の位置を変更する処理を行わなくてもよい。また、レーザレーダ1は、レンズL2の位置を通常位置から霧用位置に切り替えた後、更にレンズL2の位置を変更する処理を、評価用反射体の検出結果以外の条件に基づいて行ってもよい。
1 レーザレーダ(物体検出装置)
2 照射部
5 受光部
6 アクチュエータ(駆動部)
12 物体検出部
13 気象判定部
14 駆動制御部
L2 レンズ(集光レンズ)

Claims (5)

  1. レーザ光を照射して照射した前記レーザ光の反射光に基づいて物体を検出する、地上に設置された物体検出装置であって、
    前記レーザ光を照射する照射部と、
    前記照射部が照射した前記レーザ光の反射光を受光する受光部と、
    前記受光部で受光された前記反射光に基づいて前記物体を検出する物体検出部と、
    前記受光部に入射する前記反射光を集光する集光レンズと、
    前記受光部と前記集光レンズとの相対位置及び前記受光部に対する前記集光レンズの相対角度の少なくともいずれかを変更する駆動部と、
    気象状況を判定する気象判定部と、
    前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    を備え、
    前記駆動制御部は、前記気象判定部で判定された前記気象状況に基づいて、前記相対位置及び前記相対角度の少なくともいずれかが、第1状態と、前記第1状態とは異なる第2状態とに切り替えられるように前記駆動部を制御する、物体検出装置。
  2. 前記駆動制御部は、前記第1状態から前記第2状態に切り替えられた後、前記物体検出部での検出結果に基づいて、前記相対位置及び前記相対角度の少なくともいずれかが、前記第1状態及び前記第2状態とは異なる第3状態に更に切り替えられるように前記駆動部を制御する、請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記レーザ光が照射される検出対象領域内には評価用反射体が設けられており、
    前記駆動制御部は、前記物体検出部によって前記評価用反射体が検出されない場合、前記第2状態から前記第3状態に切り替えられるように前記駆動部を制御する、請求項2に記載の物体検出装置。
  4. 前記レーザ光が照射される検出対象領域内には評価用反射体が設けられており、
    前記気象判定部は、前記物体検出部による前記評価用反射体の検出結果に基づいて前記気象状況を判定する、請求項1に記載の物体検出装置。
  5. 前記気象状況は、霧の発生の有無、降雨の有無、及び降雪の有無のうちの少なくともいずれかを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の物体検出装置。
JP2018230846A 2018-12-10 2018-12-10 物体検出装置 Active JP7127517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018230846A JP7127517B2 (ja) 2018-12-10 2018-12-10 物体検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018230846A JP7127517B2 (ja) 2018-12-10 2018-12-10 物体検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020094819A JP2020094819A (ja) 2020-06-18
JP7127517B2 true JP7127517B2 (ja) 2022-08-30

Family

ID=71086135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018230846A Active JP7127517B2 (ja) 2018-12-10 2018-12-10 物体検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7127517B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005156330A (ja) 2003-11-25 2005-06-16 Matsushita Electric Works Ltd 距離測定装置並びに距離監視システム
JP2014066602A (ja) 2012-09-26 2014-04-17 Omron Corp 画像処理装置、周囲環境推定方法、および周囲環境推定プログラム
JP2014085125A (ja) 2012-10-19 2014-05-12 Ihi Corp レーザ距離測定方法及びレーザ距離測定装置
US20140268361A1 (en) 2013-03-13 2014-09-18 Cognex Corporation Lens assembly with integrated feedback loop for focus adjustment
JP2017161377A (ja) 2016-03-10 2017-09-14 株式会社リコー 物体検出装置、センシング装置、及び物体検出方法
JP6199229B2 (ja) 2009-02-24 2017-09-20 クアルコム,インコーポレイテッド ワイヤレス電力の充電タイミングおよび充電制御

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6199229A (ja) * 1984-10-19 1986-05-17 オムロン株式会社 反射形光電スイツチ
JP3078761B2 (ja) * 1997-01-30 2000-08-21 オムロン株式会社 物体検出装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005156330A (ja) 2003-11-25 2005-06-16 Matsushita Electric Works Ltd 距離測定装置並びに距離監視システム
JP6199229B2 (ja) 2009-02-24 2017-09-20 クアルコム,インコーポレイテッド ワイヤレス電力の充電タイミングおよび充電制御
JP2014066602A (ja) 2012-09-26 2014-04-17 Omron Corp 画像処理装置、周囲環境推定方法、および周囲環境推定プログラム
JP2014085125A (ja) 2012-10-19 2014-05-12 Ihi Corp レーザ距離測定方法及びレーザ距離測定装置
US20140268361A1 (en) 2013-03-13 2014-09-18 Cognex Corporation Lens assembly with integrated feedback loop for focus adjustment
JP2017161377A (ja) 2016-03-10 2017-09-14 株式会社リコー 物体検出装置、センシング装置、及び物体検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020094819A (ja) 2020-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5182303B2 (ja) 車両ドア開度制御装置
US7650239B2 (en) Object recognition apparatus for motor vehicle
JP5488518B2 (ja) 道路端検出装置、運転者支援装置、および道路端検出方法
JP2003302468A (ja) 測距装置
JP3772969B2 (ja) 車載用レーダ装置
JP2000147124A (ja) 車載レーダ装置
JP2010101150A (ja) 車両ドア開度制御装置
JP2005291787A (ja) 距離検出装置
JP2017040546A (ja) 物体検出装置
JP2002257934A (ja) 車両用路面状態検知装置及び車両用測距装置
JP2012215521A (ja) レーザレーダ装置
JP2007248146A (ja) レーダ装置
JP3953908B2 (ja) 交通信号制御装置
JP2002071808A (ja) 測距装置及びこれを使用した先行車検知システム並びに先行車追従システム
JP7127517B2 (ja) 物体検出装置
JP7075244B2 (ja) 周辺監視装置、周辺監視システム、および周辺監視方法
JP5184973B2 (ja) 物体検出装置
JP3932623B2 (ja) オートフォグランプ装置
KR20210085971A (ko) 차량용 램프 제어 장치 및 방법
JP2020094820A (ja) 物体追跡装置
JP6753674B2 (ja) 車載レーダ装置
JP6569328B2 (ja) 光走査装置、及び、車載システム
JP5266837B2 (ja) 先行車認識装置及び先行車認識方法
JP2016057176A (ja) レーザ測距装置
JP4281456B2 (ja) 先行車両検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220801

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7127517

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151