JP7127363B2 - 積層フィルム、および、パッケージ - Google Patents
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Description
押出コートラミネートによってヒートシール性を有する二軸延伸ポリプロピレン層のヒートシール面と押出ポリエチレン層とが接合される場合、ヒートシール性を有する二軸延伸ポリプロピレン層と押出ポリエチレン層とを容易に剥離できることが確認された。
押出コートラミネートによってヒートシール性を有する二軸延伸プロピレン層と押出ポリエチレン層とが接合される場合、ヒートシール性を有する二軸延伸プロピレン層と押出ポリエチレン層とを容易に剥離できることが確認された。
このため、ヒートシール性を有する二軸延伸ポリプロピレン層と押出ポリエチレン層とを剥離する作業を容易に実施できる。
剥離開始部を掴みやすいため、ヒートシール性を有する二軸延伸ポリプロピレン層と押出ポリエチレン層とを剥離する作業を一層容易に実施できる。
このため、第1層を容器等に容易にヒートシールできる。
上記パッケージによれば、(1)または(2)に記載の積層フィルムと同様の効果が得られる。
図1に示されるパッケージ1は容器10、および、容器10の開口12を閉じる蓋20を備える。容器10の種類は任意に選択できる。図1等に示される第1例では、容器10はボトルである。第2例では、容器10はトレイ、カップ、または、袋である。容器10に収容される内容物は任意に選択できる。内容物の一例は医薬品および食品である。医薬品の一例は粉末の塩化ナトリウム剤である。食品の一例はゼリーである。容器10に収容される内容物の状態は液体または固体である。
パッケージ1はバリア性を有する第2層53を含む第2フィルム50が押出ポリエチレン層60を介して第1フィルム40に接合されている状態で流通する。ユーザはパッケージ1の使用段階において、積層フィルム30の剥離開始部30Bを掴み、図3に示されるように、押出ポリエチレン層60および第2フィルム50を第1フィルム40から剥離させる。積層フィルム30の層間剥離が完了した後、図4に示されるように、ユーザは希釈水注入用のストロー状の治具70を第1フィルム40に貫通するように突き刺す。剥離界面30Aには粘着剤等が存在しないため、第1フィルム40に治具70を貫通させる場合に収容部11に異物が混入しにくい。治具70を介して収容部11に希釈水が投入されることによって、内容物100の一例である塩化ナトリウム剤が希釈される。
押出コートラミネートによってヒートシール性を有する二軸延伸プロピレン層のヒートシール面と押出ポリエチレン層とが接合される場合、ヒートシール性を有する二軸延伸プロピレン層と押出ポリエチレン層とを容易に剥離できることが確認された。
本願発明者は実施例および比較例の試料を用いて、積層フィルム30の層構成と層間剥離強度との関係を確認する試験を実施した。図5は試験の結果である。以下の説明では、説明の便宜上、比較例の試料における実施例の試料と共通する部分について同一の符号を付している。実施例の試料は実施形態に関する積層フィルム30である。比較例の試料は実施例の積層フィルム30とは異なる層構成を備える積層フィルム30である。比較例1の積層フィルム30は第1フィルム40のヒートシール性を有する二軸延伸ポリプロピレン層43に代えて無延伸ポリプロピレン層を備える点において実施例の積層フィルム30と相違し、その他の点において実施例の積層フィルム30と同じ構成を備える。比較例2の積層フィルム30は第1フィルム40の二軸延伸ポリプロピレン層43に代えてポリエチレン層を備える点において実施例の積層フィルム30と相違し、その他の点において実施例の積層フィルム30と同じ構成を備える。
なお、上記実施形態は本発明に関する積層フィルムおよびパッケージが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関する積層フィルムおよびパッケージは実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に実施形態の変形例の一例を示す。
10 :容器
12 :開口
30 :積層フィルム
30B:剥離開始部
41 :第1層
43 :ヒートシール性を有する二軸延伸ポリプロピレン層
43A:縁
53 :第2層
60 :押出ポリエチレン層
60A:縁
Claims (4)
- 第1層、中間層、および、二軸延伸ポリプロピレン層を含む第1フィルムと、
第2層を含む第2フィルムと、
前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間に設けられる押出ポリエチレン層と、が積層された積層フィルムであって、
前記第1フィルムは容器の開口を閉じるように構成され、
前記第1層は前記容器に接合できるように構成されるシーラント層を含み、
前記二軸延伸ポリプロピレン層はヒートシール面を有し、
前記中間層は前記第1層と前記二軸延伸ポリプロピレン層との間に設けられ、
前記押出ポリエチレン層は前記ヒートシール面との間において層間剥離するように前記ヒートシール面に接合され、前記ヒートシール面との間において層間剥離する場合に前記第2フィルムから剥離しないように前記第2フィルムに接合され、
前記中間層は前記押出ポリエチレン層と前記ヒートシール面との間において層間剥離した状態において、前記開口を閉じた状態を維持するように構成される
積層フィルム。 - 前記二軸延伸ポリプロピレン層と前記押出ポリエチレン層とが接合されていない剥離開始部を含む
請求項1に記載の積層フィルム。 - 前記剥離開始部は前記二軸延伸ポリプロピレン層および前記押出ポリエチレン層の一方の縁が他方の縁から突出している
請求項2に記載の積層フィルム。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の積層フィルムと、
前記積層フィルムによって閉じられる開口を含む容器とを備える
パッケージ。
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JP2018098965A JP7127363B2 (ja) | 2018-05-23 | 2018-05-23 | 積層フィルム、および、パッケージ |
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JP2018098965A JP7127363B2 (ja) | 2018-05-23 | 2018-05-23 | 積層フィルム、および、パッケージ |
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