JP7126918B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、プリンタに関する。
例えば、商品や物品に貼付するラベルや、商品の情報を印字するレシート(以降総称して「用紙」という)に印字を行うプリンタでは、タイマ回路が所定時間間隔(例えば1ms)で発生する割込信号が入力されると、コントローラは、ハードウェア的に当該所定時間間隔毎に用紙を所定量搬送する駆動信号をモータに与えるとともに、当該所定時間間隔毎にメモリから1ライン分の印字データを取り出して、ヘッドを駆動して印字を行う。このような処理をリアルタイム処理という。
このようなプリンタの制御は、汎用オペレーションシステム(以降「汎用OS」という)とは異なり、動作する機能を特化したリアルタイムオペレーションシステム(以降「RTOS」という)で駆動される。RTOSは、割込信号が入力されてから前記所定時間(例えば1ms)で応答が可能である。そのため、上記のような短い所定時間間隔で割込信号が入力されても、プリンタは応答して動作可能である。しかしながら、RTOSは汎用性に欠ける。
一方、最近は、このようなプリンタの動作環境が変化して、プリンタをネットワークに接続したり、プリンタで画像認識や音声認識を行なったりする等の、プリンタにおいても高度な機能や幅広い機能が求められるようになってきた。これらの機能は、汎用OS上で動作するため、プリンタを汎用OSで動作させる必要がある。
ところが、汎用OSは、種々の業務を行うことから、割込みに対する応答性がRTOSほど早くないという特性を有する。そのため、プリンタに汎用OSを搭載した場合には、割込信号に対する応答までに、上記所定時間より大きな時間間隔を要することがあり、リアルタイム処理を行えないことがある。
本発明が解決しようとする課題は、汎用OSを用いて、リアルタイム処理を実行可能なプリンタを提供することである。
実施形態のプリンタは、汎用オペレーティングシステム上で機能し、印字元データを記憶する第1記憶部と、ハードウェアの処理として情報を記憶する第2記憶部と、ハードウェアまたは低水準言語上の処理として、所定の間隔で連続して第1割込信号を発生する第1割込信号発生部と、ハードウェアまたは低水準言語上の処理として、前記第1割込信号を入力し、前記第1割込信号を複数回数入力する毎に第2割込信号を発生する第2割込信号発生部と、汎用オペレーティングシステム上で機能し、前記第2割込信号が入力される毎に、前記第1記憶部に記憶された前記印字元データから複数ライン分の印字データを取り込んで前記第2記憶部に記憶させる印字データ取込部と、汎用オペレーティングシステム上で機能し、前記第2割込信号が入力される毎に、前記印字データ取込部が取込んだ前記複数ライン分の印字データにそれぞれ係る複数ライン分の印字パラメータデータを取り込んで前記第2記憶部に記憶させる印字パラメータ取込部と、ハードウェアまたは低水準言語上の処理として、発生した前記第1割込信号の入力に基づいて前記第2記憶部から1ライン分の印字データと当該印字データに係るパラメータを読み出す読出し部と、ハードウェアまたは低水準言語上の処理として、読み出した前記印字データを当該パラメータに従って1ライン分の印字を行う印字制御部と、を備える。
図1は、実施形態に係るプリンタシステムを示す概略図である。 図2は、プリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、プリンタの機能構成を示す機能ブロック図である。 図4は、プリンタの制御処理を示すフローチャートである。 図5は、第2割込信号が入力された際の、プリンタの制御処理を示すフローチャートである。 図6は、プリンタにおける第1割込信号が発生する間隔と第2割込信号が発生する間隔を示すタイミングチャートである。
以下に添付図面を参照して、本実施形態に係るプリンタの一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態によって発明は限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るシステムを示す図である。本システムは、情報処理装置2とプリンタ1を有する。情報処理装置2は、例えば、PC(Personal Computer)、携帯端末、情報端末、ハンディターミナル、POS(Point of Sales)端末である。情報処理装置2とプリンタ1は、例えば無線LAN(Local Area Network)や近距離無線通信等の通信回線Lで接続され、無線による相互に情報の通信が可能である。なお、通信回線Lは、有線による通信回線であってもよい。
情報処理装置2は、例えば商品のコードを読み取る等して、ラベルに印字する商品の商品情報(商品名、価格、等)を通信回線Lを介してプリンタ1にも送信する。なお、情報処理装置2は、例えばラベルに印字する商品情報をコマンド形式で送信する。プリンタ1は、例えばラベルに文字や図形を印字して発行するラベルプリンタである。
プリンタ1は、ロール状の用紙に整列して略等間隔に貼付されたラベルを内部に収納する。プリンタ1は、通信回線Lを介して情報処理装置2から受信した例えば商品情報を受信する。プリンタ1は、受信した商品情報を、例えばサーマルヘッド23(図2を参照)を用いて、1ラインずつラベルに印字を行う。
ここからは、プリンタ1のハードウェアについて説明する。図2は、プリンタ1のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、プリンタ1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13等を備えている。CPU11は制御主体となる。ROM12は各種プログラムを記憶する。RAM13はプログラムや各種データを展開する。CPU11、ROM12、RAM13は、互いにバス15を介して接続されている。CPU11とROM12とRAM13が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU11がROM12に記憶されRAM13に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述するプリンタ1に係る制御処理を実行する。
ROM12は、制御プログラム部121を備える。制御プログラム部121は、プリンタ1を制御するプログラムを記憶する。制御プログラム部121に記憶されているプログラムは、制御部100を制御するための汎用OS(Operating System)を含む。すなわち、CPU11、ROM12、RAM13は、汎用OSに基づいて制御される。
RAM13は、各種データも記憶する。RAM13は、フレームメモリ131(第1記憶部)を備える。プリンタ1の制御部100は、汎用OSに従って、情報処理装置2から受信したコマンド形式の商品情報をビットマップ情報に展開したラベル1枚分の画像情報(印字元データ)を生成し、フレームメモリ131に記憶する。画像情報は、ラベルに印字される商品情報である。また、制御部100は、汎用OSに従って、情報処理装置2から受信した商品情報に基づいて、当該画像情報に係る印字パラメータデータ(通電時間やモータの回転周期等)を、フレームメモリ131に記憶する。
制御部100は、バス15およびコントローラ16を介して、操作部21、表示部22、サーマルヘッド23、搬送モータ24、各種センサ25、画像メモリ27(第2記憶部)、パラメータメモリ28(第2記憶部)、タイマ回路29(第1割込信号発生部)と接続している。操作部21は、プリンタ1を操作するためのキーボードである。表示部22は、プリンタ1に係る情報を表示する。サーマルヘッド23は、ライン状に配列された発熱素子に電圧を印加して発熱させて、ラベルに情報を印字する。搬送モータ24は、例えばステッピングモータであり、搬送信号が入力される毎に所定量回転して、上記ライン状に配列された発熱素子の配列方向と直交する方向にラベルを搬送する。各種センサ25は、例えばラベルの先頭位置やラベルの残量等を検出するためのセンサである。
画像メモリ27は、フレームメモリ131に記憶されている画像情報のうち、複数ライン分(例えば10ライン分)画像情報(すなわち印字データ)を記憶する。パラメータメモリ28は、画像メモリ27に記憶している各ライン分の印字データに対応した、各ラインにおけるパラメータデータを記憶する。例えば、画像メモリ27に10ライン分の印字データが記憶されている場合、パラメータメモリ28は、それぞれのラインの印字データに対応付けられた10ライン分の印字パラメータデータ(例えば、モータのパルス間隔や印字通電時間)を記憶する。タイマ回路29は、現在の時刻を計時する回路である。タイマ回路29は、所定間隔(例えば1ms)毎に、第1割込信号(トリガ信号)を発生する。タイマ回路29は、発生させた第1割込信号をコントローラ16に入力する。
ここで、コントローラ16は、メモリコントローラ161(読出し部)、OS用割込発生器162(第2割込信号発生部)、制御回路163(印字制御部)を含む。タイマ回路29から出力された第1割込信号は、メモリコントローラ161とOS用割込発生器162と制御回路163に入力される。
メモリコントローラ161は、タイマ回路29から第1割込信号が入力される毎(実施形態では1ms毎)に、画像メモリ27に記憶されている印字データから1ライン分の印字データを読み出して制御回路163に出力する。また、メモリコントローラ161は、タイマ回路29から第1割込信号が入力される毎に、パラメータメモリ28に記憶されている印字パラメータデータ(この印字パラメータデータは、メモリコントローラ161が上記のように画像メモリ27に記憶されている印字データ取り出した1ライン分の印字データに対応付けられたパラメータデータである)を読み出して制御回路163に出力する。
OS用割込発生器162は、タイマ回路29から入力された第1割込信号をカウントし、タイマ回路29から所定回数(例えば10回)第1割込信号の入力をカウントした場合に、第2割込信号を発生する。OS用割込発生器162は、制御部100(CPU11)に対して第2割込信号を出力する。実施形態では、OS用割込発生器162は第2割込信号を10ms毎に発生させ、第2割込信号を10ms毎に制御部100に出力する。
制御回路163は、タイマ回路29から第1割込信号が入力される毎に、画像メモリ27から入力された印字データに基づいてサーマルヘッドを駆動して、ラベルに印字を行う。制御回路163は、タイマ回路29から第1割込信号が入力される毎に、画像メモリ27から入力された1ライン分の印字データに基づいて1ラインずつラベルに印字を行う。制御回路163は、タイマ回路29から第1割込信号が入力される毎に、画像メモリ27から入力された1ライン分の印字データを、パラメータメモリ28から読み出した印字パラメータデータに従って、ラベルに印字を行う。なお、コントローラ16(メモリコントローラ161、OS用割込発生器162、制御回路163を含む)、画像メモリ27、パラメータメモリ28、タイマ回路29は、ハードウェア的に処理が実行されるFPGA(file-programmable gate array )と呼ばれる一つの集積回路31として構成される。コントローラ16は、ハードウェアの処理として、画像メモリ27、パラメータメモリ28、タイマ回路29を制御する。そのため、リアルタイム性に優れている。
また、制御部100は、バス15を介して、通信I/F(Interface)30と接続している。通信I/F30は通信回線Lを介して情報処理装置2と相互にデータ通信を行う。
ここからは、プリンタ1の機能構成について説明する。図3は、プリンタ1の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部100が、制御プログラム部121に記憶された汎用OSで構成された制御プログラム等に従うことで、印字データ取込部101、印字パラメータ取込部102として機能する。すなわち、制御部100は、汎用OS上で、印字データ取込部101と印字パラメータ取込部102として機能する。
印字データ取込部101は、OS用割込発生器162から第2割込信号が入力される毎に、フレームメモリ131に記憶されている画像情報から、複数ライン分(例えば10ライン分)の印字データを取り込んで、画像メモリ27に記憶する。印字データ取込部101が、フレームメモリ131から10ライン分の印字データを取り込んで、画像メモリ27に記憶するのに、例えば2ms程度の時間を要する。
印字パラメータ取込部102は、OS用割込発生器162から第2割込信号が入力される毎に、フレームメモリ131に記憶されている画像情報から、複数ライン分(例えば10ライン分)の印字パラメータデータを取り込んで、パラメータメモリ28に記憶する。印字パラメータ取込部102が、フレームメモリ131から10ライン分の印字パラメータデータを取り込んで、パラメータメモリ28に記憶するのに、例えば2ms程度の時間を要する。
メモリコントローラ161は、タイマ回路29から第1割込信号が入力される毎に、画像メモリ27に記憶している印字データとパラメータメモリ28に記憶している印字パラメータデータを読み出して制御回路163に出力する。
具体的には、メモリコントローラ161は、画像メモリコントローラ1611とパラメータメモリコントローラ1612とを有する。画像メモリコントローラ1611は、タイマ回路29から第1割込信号が入力される毎に、画像メモリ27に記憶している1ライン分の印字データを読み出して制御回路163に出力する。読み出された印字データは、画像メモリ27から削除される。
パラメータメモリコントローラ1612は、タイマ回路29から第1割込信号が入力される毎に、パラメータメモリ28に記憶している1ライン分の印字パラメータデータを読み出して制御回路163に出力する。読み出された印字パラメータデータは、パラメータメモリ28から削除される。
制御回路163は、第1割込信号が入力されると、画像メモリ27から入力された印字データとパラメータメモリ28から入力された印字パラメータデータに基づいて、サーマルヘッド23および搬送モータ24を制御する。すなわち、制御回路163は、第1割込信号が入力されると、入力された印字データに基づいてサーマルヘッド23を駆動して、1ライン分の印字を行う。また、制御回路163は、第1割込信号が入力されると、入力された印字パラメータデータに基づいて搬送モータ24に1ライン分の搬送信号を出力する。搬送信号を入力した搬送モータ24は所定量回転して、1ライン分ラベルを搬送する。
なお、コントローラ16は、ハードウェアの処理として実行されるため、リアルタイム性に優れている。また、コントローラ16による、操作部21、表示部22、サーマルヘッド23、搬送モータ24、画像メモリ27、パラメータメモリ28等の制御も、ハードウェアの処理として実行される。そのため、リアルタイム性に優れている。すなわち、メモリコントローラ161(画像メモリコントローラ1611)は、ハードウェアの処理として、第1割込信号が入力される毎に画像メモリ27から1ライン分の印字データを読み出して制御回路163に出力する。また、メモリコントローラ161(パラメータメモリコントローラ1612)は、ハードウェアの処理として、第1割込信号が入力される毎にパラメータメモリ28から1ライン分の印字パラメータデータを読み出して制御回路163に出力する。制御回路163は、ハードウェアの処理として、第1割込信号が入力される毎に入力された印字データに基づいてサーマルヘッドを駆動し、また、入力された印字パラメータデータに従って搬送モータを駆動する。すなわち、メモリコントローラ161、制御回路163、サーマルヘッド23、搬送モータ24は、ハードウェアの処理として実行される。そのため、リアルタイム性に優れている。また、OS用割込発生器162も、ハードウェアとして処理される。そのため、リアルタイム性に優れている。
このようなプリンタ1は、汎用OSを搭載していても、第1割込信号が入力される毎に、メモリコントローラ161は、リアルタイムで(例えば1ms毎に)画像メモリ27から1ライン分の印字データを読み出して制御回路163に出力する。また、メモリコントローラ161は、リアルタイムでパラメータメモリ28から1ライン分の印字パラメータデータを読み出して制御回路163に出力する。制御回路163は入力された印字データと印字パラメータデータに基づいて、リアルタイムでラベルに印字処理を実行する。
ここからは、プリンタ1の制御について説明する。図4は、プリンタ1の制御処理を示すフローチャートである。図4に示すように、プリンタ1の制御部100は、通信I/F30に情報処理装置2から印字データ(印字コマンド)を受信したかを判断する(S11)。情報処理装置2から印字データを受信したと判断した場合には(S11のYes)、制御部100は、受信した印字データをビットマップに展開し画像情報である印字データおよび印字パラメータデータを生成する(S12)。そして制御部100は、生成した印字データおよび印字パラメータデータをフレームメモリ131に記憶する(S13)。そして制御部100は、S11に戻る。
ここからは、プリンタ1の割込処理について説明する。図5は、OS用割込発生器162から入力された第2割込信号を制御部100が感知した際の、プリンタ1の制御部100が実行する割込処理を示すフローチャートである。図5に示すように、OS用割込発生器162から第2割込信号が入力された場合には、制御部100は、フレームメモリ131に、所定ライン(例えば10ライン)分以上の印字データと印字パラメータデータを記憶しているかを判断する(S21)。所定ライン分以上の印字データと印字パラメータデータを記憶していると判断した場合には(S21のYes)、印字データ取込部101は、フレームメモリ131に記憶されている印字データから所定ライン分の印字データを読み込んで、画像メモリ27に記憶する(S22)。また、印字パラメータ取込部102は、フレームメモリ131に記憶されている印字パラメータデータから、印字データ取込部101が読み込んだ印字データに対応付けられている所定ライン分の印字パラメータデータを読み込んで、パラメータメモリ28に記憶する(S23)。そして制御部100は、当該割込処理を終了する。なお、S21において、フレームメモリ131に所定ライン分以上の印字データと印字パラメータデータを記憶していないと判断した場合には(S21のNo)、制御部100は、当該割込処理を終了する。
ここからは、タイマ回路29が発生させる第1割込信号の間隔とOS用割込発生器162が発生させる第2割込信号の間隔との関係について説明する。図6は、プリンタ1における第1割込信号が発生する間隔と第2割込信号が発生する間隔を示すタイミングチャートである。図6に示すように、実施形態では、タイマ回路29は、第1割込信号を1ms毎に発生する。すなわち、第1割込信号の発生間隔は1msであり、10msで10回の第1割込信号が発生する。グラフAにおいて、第1割込信号(下向きの矢印)が1ms毎に発生している。
グラフBは、制御回路163が搬送モータ24に出力するモータパルスを示すグラフである。実施形態では、モータパルスは、1ms毎にハイレベル(例えば5V)とローレベル(例えば0V)を繰り返す信号である。
グラフCは、第1割込信号が10回発生した時間(10ms)を示すグラフである。グラフDは、第1割込信号が10回発生した時間(10ms)を示すグラフであって、グラフCを図5の左右方向に縮めたグラフである。グラフCおよびグラフDにおいて、第2割込信号(上向きの矢印)が10ms毎に発生している。
グラフEは、汎用OS上で駆動する制御部100が割込みを感知するのに必要な時間についてのグラフである。グラフEにおいて、第2割込信号が発生してから制御部100が第2割込信号を感知するまでの遅延時間の一例を示す。グラフEにおいて、第2割込信号P1が入力されたタイミングでは、制御部100は、第2割込信号P1が入力されてから1ms遅延して第2割込信号P1を感知している。
また、第2割込信号P2が入力されたタイミングでは、制御部100は、第2割込信号P1を感知してから9ms経過してから第2割込信号P2を感知している。これは、制御部100(印字データ取込部101と印字パラメータ取込部102)が、フレームメモリ131から複数ライン分の印字データと印字パラメータデータを取り込んで、画像メモリ27とパラメータメモリ28記憶するのに要する時間(2ms)と、制御部100が、汎用OS上でその他の割込みに対する処理を行うのに要する時間(7ms)を要するためである。第2割込信号P1を感知してから第2割込信号P2を感知するまでの時間が、割込処理に要する遅延時間である。
また、第2割込信号P3が入力されたタイミングでは、制御部100は、第2割込信号P2を感知してから5ms経過してから第2割込信号P3を感知している。これは、制御部100(印字データ取込部101と印字パラメータ取込部102)が、フレームメモリ131から複数ライン分の印字データと印字パラメータデータを取り込んで、画像メモリ27とパラメータメモリ28に記憶するのに要する時間(2ms)と、制御部100が、汎用OS上でその他の割込みに対する処理を行うのに要する時間(3ms)を要するためである。第2割込信号P2を感知してから第2割込信号P3を感知するまでの時間が、割込処理に要する遅延時間である。
このように、制御部100は、汎用OS上で駆動する場合、他の処理との関係で、第2割込信号を感知してから次の第2割込信号を感知するまでに、相当の遅延時間を要する。すなわち、制御部100は、汎用OS上で駆動する場合、第2割込信号を感知してから相当の時間を経過した後でないと、次の第2割込信号を感知することができない。そのため、制御部100にとって、第2割込信号を感知してから、制御部100が印字データと印字パラメータデータを取り込み、さらに他の割込み処理を実行するのに必要な最大の時間(すなわち、最大限の割込み処理に要する遅延時間)以上の時間を経てから、次の第2割込信号を発生するようにしたい。
すなわち、OS用割込発生器162は、制御部100が最大限の割込み処理に要する遅延時間以上の時間間隔で第2割込信号を発生する。グラフEにおいては、制御部100が第2割込信号P1を感知してから次の第2割込信号P2を感知するまでの時間(9ms)が最大時間であるとすると、この最大時間(9ms)が割込処理に要する最大の遅延時間である。そのため、OS用割込発生器162は、最大時間以上の例えば10ms毎に第2割込信号発生する。制御部100は、割込処理に要する最大時間以上の間隔で第2割込信号を受信するため、汎用OSの基で駆動する制御部100であっても、制御部100はすべての第2割込信号を正しく感知することができる。
なお、CPU11の性能やプリンタ1の使用環境によって最大の遅延時間は異なる。そのため、第2割込信号の割込み間隔はプリンタ1に使用されるCPU11の性能やプリンタ1の使用環境に合わせて変更できることが望ましい。実施形態では、OS用割込発生器162は、入力される第1割込信号を数10回カウントする毎に第2割込信号を発生させた。OS用割込発生器162が、第2割込信号を発生させるためにカウントする第1割込信号の数を可変、あるいは設定可能とする機能を備えることが望ましい。
また、OS用割込発生器162が第2割込信号を発生するのに必要な第1割込信号の数と、印字データ取込部101が一度の第2割込信号でフレームメモリ131から取込む複数ラインの印字データのライン数は、一致していることが望ましい。例えば、OS用割込発生器162が10回の第1割込信号で1回の第2割込信号を発生する場合、印字データ取込部101は、フレームメモリ131から10ライン分の印字データを取り込むことが望ましい。なお、印字データ取込部101が一度の第2割込信号でフレームメモリ131から取り込む複数ラインの印字データのライン数は、OS用割込発生器162が第2割込信号を発生するのに必要な第1割込信号の数以下であってもよい。なお、OS用割込発生器162が第2割込信号を発生するのに必要な第1割込信号の数と、印字パラメータ取込部102が一度の第2割込信号でフレームメモリ131から取り込む複数ラインの印字パラメータデータのライン数も、一致していることが望ましい。
このように、実施形態によれば、第1割込信号が複数回発生した場合に第2割込信号を発生させるようにし、汎用OSで駆動する印字データ取込部101と印字パラメータ取込部102が、第2割込信号が発生する毎に複数ライン分の印字データと印字パラメータデータを取り込んで画像メモリ27とパラメータメモリ28に記憶するようにした。そして、メモリコントローラ161と制御回路163は、リアルタイム性に優れているハードウェアの処理に従って駆動し、第1割込信号が入力される毎に画像メモリ27から1ライン分の印字データを読み出して印字処理を行う。また、メモリコントローラ161と制御回路163は、第1割込信号が入力される毎にパラメータメモリ28から1ライン分の印字パラメータデータを読み出して当該印字処理の制御を行う。
そのため、プリンタ1は、汎用OSを搭載した環境において、アルタイム処理を実行することが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、ラベルに情報を印字するラベルプリンタをプリンタ1の一例として説明した。しかしながらこれに限らず、プリンタ1は例えば長尺状の用紙に情報を印字したレシートを発行するレシートプリンタであってもよい。
また、タイマ回路29は、第1割込信号として1ms毎に割込信号を発生し、OS用割込発生器162は、10ms毎に第2割込信号を発生するようにした。しかしながら、これに限らず、第1割込信号および第2割込信号は、プリンタ1で使用されるCPU11の性能や、プリンタ1が使用される環境に応じて、適切な時間毎に割込信号を発生させればよい。
また、実施形態では、コントローラ16、操作部21、表示部22、サーマルヘッド23、搬送モータ24、画像メモリ27、パラメータメモリ28、タイマ29、メモリコントローラ161、OS用割込信号発生器162、制御回路163の機能が、ハードウェアの処理として実行されることを説明した。しかしながらこれに限らず、これらの構成要素のうち、少なくともタイマ29、メモリコントローラ161、OS用割込信号発生器162、制御回路163を、例えばアセンブリ言語等の低水準言上で機能させるようにしてもよい。この場合も、プリンタ1は、汎用OSを搭載した環境において、アルタイム処理を実行することが可能となる。
なお、実施形態のプリンタ1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態のプリンタ1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態のプリンタ1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、実施形態のプリンタ1で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 プリンタ
11 CPU
12 ROM
13 RAM
16 コントローラ
27 画像メモリ
28 パラメータメモリ
29 タイマ回路
100 制御部
101 印字データ取込部
102 印字パラメータ取込部
121 制御プログラム部
131 フレームメモリ
161 メモリコントローラ
162 OS用割込発生器
163 制御回路
1611 画像メモリコントローラ
1612 パラメータメモリコントローラ
特開2014-166724号公報

Claims (5)

  1. 汎用オペレーティングシステム上で機能し、印字元データを記憶する第1記憶部と、
    ハードウェアの処理として情報を記憶する第2記憶部と、
    ハードウェアまたは低水準言語上の処理として、所定の間隔で連続して第1割込信号を発生する第1割込信号発生部と、
    ハードウェアまたは低水準言語上の処理として、前記第1割込信号を入力し、前記第1割込信号を複数回数入力する毎に第2割込信号を発生する第2割込信号発生部と、
    汎用オペレーティングシステム上で機能し、前記第2割込信号が入力される毎に、前記第1記憶部に記憶された前記印字元データから複数ライン分の印字データを取り込んで前記第2記憶部に記憶させる印字データ取込部と、
    汎用オペレーティングシステム上で機能し、前記第2割込信号が入力される毎に、前記印字データ取込部が取込んだ前記複数ライン分の印字データにそれぞれ係る複数ライン分の印字パラメータデータを取り込んで前記第2記憶部に記憶させる印字パラメータ取込部と、
    ハードウェアまたは低水準言語上の処理として、発生した前記第1割込信号の入力に基づいて前記第2記憶部から1ライン分の印字データと当該印字データに係るパラメータを読み出す読出し部と、
    ハードウェアまたは低水準言語上の処理として、読み出した前記印字データを当該パラメータに従って1ライン分の印字を行う印字制御部と、
    を備えたプリンタ。
  2. 前記第2割込信号発生部は、前記印字データ取込部と前記印字パラメータ取込部を含む前記汎用オペレーティングシステム上で機能する制御部が、前記第2割込信号の入力による割込処理に要する最大の遅延時間以上の間隔で前記第2割込信号を発生する、
    請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記プリンタは、ラベルに文字や図形を印字するラベルプリンタであり、
    前記第1記憶部は、情報処理装置から送信された印字コマンドに基づいて、前記汎用オペレーティングシステム上でビットマップに展開された前記ラベル1枚分の前記印字元データを記憶する、
    請求項2に記載のプリンタ。
  4. 前記第2記憶部は、前記印字データ取込部が取込んだ印字データを記憶する画像メモリと、前記印字パラメータ取込部が取込んだ印字パラメータデータを記憶するパラメータメモリとを含む、
    請求項1乃至3のいずれか一に記載のプリンタ。
  5. 前記読出し部は、前記画像メモリから印字データを読み出し、前記パラメータメモリから印字パラメータデータを読み出す、
    請求項4に記載のプリンタ。
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