JP7126582B2 - 圧力感知を使用した水漏れ検出 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2015年11月10日に出願された米国特許出願第14/937,831号明細書の利益を主張する。米国特許第14/937,831号明細書は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、一般的に、被加圧システムにおける漏れの検出に関し、より具体的には、圧力感知を使用した非周期的な漏れの検出に関する。
被加圧システムは様々な種類の物質を目的地に供給する。例えば、給水システムは、住宅及び商用設備などの建物又は目的地に飲料水を供給する。水は、高圧ポンプのシステムを使用して相当な圧力で工業用強度のパイプに沿って供給することができる。公益事業設備(ユーティリティ)と目標建物又は目的地との間の境界面には圧力調整器が設置されて、ユーティリティにより供給された水圧が、機器及び/又は人間活動のための所望のレベルまで確実に低減されるようにすることができる。建物又は目的地内部の水圧は、水が使用されるとき、又は建物若しくは目的地の配管若しくは設備で漏れが発生しているとき、変動する。別の例では、ガス供給システムが、ガスで動く製品のために建物又は目的地に加圧されたガスを供給する。漏れは、目的地内部のガス供給ライン内で発生することもある。他の被加圧システムも存在する。供給ラインでの漏れは、水、ガス、又は他の物質の損失につながることがあり、また圧力を低下させることがある。
様々な実施形態は、建造物の水道システム内の水圧を測定するように構成された圧力センサを含む感知装置を含むシステムを含む。感知装置は、圧力センサによって測定された水圧を表す圧力測定データを生成するように構成することができる。このシステムは、1つ又は複数のプロセッサ、及び機械実行可能命令を記憶する1つ又は複数の非一時的記憶媒体を含む、1つ又は複数の処理部を含むこともでき、機械実行可能命令は、1つ又は複数のプロセッサで実行されると、圧力測定データを含む情報の分析に基づいて第1の期間中の建造物の水道システムにおける水漏れに対応する非周期的な圧力事象の検出を行うように構成される。分析において分析される情報には、第1の期間中の建造物の水道システムにおける水の総流量を表す流量測定データは含まれていない。圧力センサは、建造物の水道システムにおける水圧を測定する場合、建造物の水道システムの単一の位置で、建造物の水道システムと結合することができる。
幾つかの実施形態は、感知装置の圧力センサを使用して、水道システムの単一の位置で建造物の水道システムにおける水圧を測定して、圧力センサによって測定された水圧を表す圧力測定データを生成する工程を含む方法を含む。この方法は、圧力測定データを1つ又は複数の処理部に伝達する工程も含むことができる。この方法は更に、圧力測定データを含む情報の分析に基づいて、第1の期間の間の建造物の水道システムにおける水漏れに対応する非周期的な圧力事象を検出する工程を含むことができる。分析において分析される情報には、第1の期間中の建造物の水道システムにおける水の総流量を表す流量測定データは含まれていない。
実施形態の更なる説明を容易にするために、以降の図面が提供される。
ローカルエリアネットワーク100の例を示す。 例示的な水道システムのシステム図を示す。 図2の圧力調整器の断面図を示す。 水道システムの様々な設備が使用されているときに高い圧力垂下をもたらす圧力調整器を有する水道システムにおける、圧力及び流量の変動を示すグラフを示す。 水道システムの様々な設備が使用されているときに低い圧力垂下をもたらす圧力調整器を有する水道システムにおける、圧力及び流量の変動を示すグラフを示す。 一実施形態による、様々な漏れ検出手法を実施して、圧力データを使用して被加圧システムにおける漏れを検出するために使用することができる、例示的な漏れ検出システムのブロック図を示す。 図2の水道システムの一部であり得る台所の流し台の蛇口に近接した、図2の漏れ検出装置の設置を示す。 第1の漏れ検出手法を使用して検出された圧力事象の例を示すグラフを示す。 タンク無し給湯器に対応する圧力事象の例を示すグラフを示す。 特定の場合における、水道システムのベースライン雑音特性に対応する圧力事象の例を示すグラフを示す。 6ヶ月後に分析された、図9で分析された水道システムに対応する圧力事象の例を示すグラフを示す。 第2の漏れ検出手法を使用して検出された圧力事象の例を示す圧力センサストリームのグラフを示す。 第3の漏れ検出手法を使用して検出された圧力事象を有する例示的な圧力センサストリームのグラフを示す。 一実施形態による、方法1300の流れ図を示す。 一実施形態による、コンピュータシステムを示す。 図14のコンピュータの筐体内部の回路基板内に含まれる要素の例の代表的なブロック図を示す。
説明を簡略かつ明確にするために、図面は構成の一般的な態様を示しており、周知の特徴及び技術の説明及び詳細は、本開示を不必要に不明瞭にするのを回避するために、省略されることがある。更に、図面中の要素は必ずしも正確な縮尺で描かれてはいない。例えば、図中の要素のうちの幾つかの寸法は、本開示の実施形態の理解を向上させるのを助けるために、他の要素に比べて誇張されていることがある。異なる図中の同じ参照符号は、同一の要素を示す。
明細書及び特許請求の範囲中に「第1」、「第2」、「第3」、「第4」などの用語がある場合には、類似の要素同士を区別するために使用されるものであり、必ずしも特定の連続した順序又は時間的順序を説明するために使用されるものではない。なお、そのように使用される用語は、本明細書に説明される実施形態が、例えば、本明細書に例示された又は説明された以外の順序で動作することができるように、適切な状況下で入れ替え可能である。更に、用語「含む(include)」及び「有する(have)」及びそれらの任意の変形は、非排他的な包含を含むように意図されており、その結果、要素の列挙を含む工程、方法、システム、物品、機器、又は装置は、必ずしもそれらの要素に限定されるものではなく、明示的に列挙されていない、又はそのような工程、方法、システム、物品、機器、若しくは装置に固有の、他の要素を含むこともできる。
明細書及び特許請求の範囲において「左」、「右」、「正面」、「背面」、「上部」、「底部」、「上」、「下」などの用語がある場合は、説明目的のために使用されるものであり、必ずしも永続的な相対位置を説明するために使用されるものではない。なお、そのように使用される用語は、本明細書に説明される製造の装置、方法、及び/又は製品の実施形態が、例えば、本明細書に例示された又は説明された以外の配向で動作することができるように、適切な状況下で入れ替え可能である。
「結合する(couple)」、「結合された(coupled)」、「結合する(couples)」、「結合している(coupling)」などの用語は、広く理解されるべきであり、2つ以上の要素を機械的にかつ/又は他の態様で接続することを指す。2以上の電気素子は、電気的に互いに結合されることができるが、機械的に又は他の態様で互いに結合されることはできない。結合は、任意の時間の長さのものであることができ、例えば、永続的、半永続的、又はある瞬間の間だけであり得る。「電気的結合」等は、広く理解されるべきであり、全てのタイプの電気的結合を含む。「結合された(coupled)」などの単語の傍に「取り外し可能に(removably)」、「取り外し可能な(removable)」などの単語が無いということは、関心対象の結合等が取り外し可能であるかないかを意味しない。
本明細書で規定するように、2つ以上の要素は、それらが同一の物質片から構成される場合、「一体的」である。本明細書で規定するように、2つ以上の要素は、それぞれが異なる物質片から構成される場合、「非一体的」である。
本明細書で規定するように、「約(approximately)」は、実施形態によっては、記述された値のプラス又はマイナス10%以内を意味することができる。他の実施形態では、「約(approximately)」は、記述された値のプラス又はマイナス5%以内を意味することができる。更なる実施形態では、「約(approximately)」は、記述された値のプラス又はマイナス3%以内を意味することができる。更に他の実施形態では、「約(approximately)」は、記述された値のプラス又はマイナス1%以内を意味することができる。
様々な実施形態は、建造物の水道システム内の水圧を測定するように構成された圧力センサを含む感知装置を含むシステムを含む。感知装置は、圧力センサによって測定された水圧を表す圧力測定データを生成するように構成することができる。このシステムは、1つ又は複数のプロセッサ、及び機械実行可能命令を記憶する1つ又は複数の非一時的記憶媒体を含む、1つ又は複数の処理部を含むこともでき、機械実行可能命令は、1つ又は複数のプロセッサで実行されると、圧力測定データを含む情報の分析に基づいて第1の期間中の建造物の水道システムにおける水漏れに対応する非周期的な圧力事象の検出を行うように構成される。分析において分析される情報には、第1の期間中の建造物の水道システムにおける水の総流量を表す流量測定データは含まれていない。圧力センサは、建造物の水道システムにおける水圧を測定する場合、建造物の水道システムの単一の位置で、建造物の水道システムと結合することができる。
幾つかの実施形態は、感知装置の圧力センサを使用して、水道システムの単一の位置で建造物の水道システムにおける水圧を測定して、圧力センサによって測定された水圧を表す圧力測定データを生成する工程を含む方法を含む。この方法は、圧力測定データを1つ又は複数の処理部に伝達する工程も含むことができる。この方法は更に、圧力測定データを含む情報の分析に基づいて、第1の期間の間の建造物の水道システムにおける水漏れに対応する非周期的な圧力事象を検出する工程を含むことができる。分析において分析される情報には、第1の期間中の建造物の水道システムにおける水の総流量を表す流量測定データは含まれていない。
圧力データを使用して被加圧システムにおける漏れを検出するための手法及びシステムについて説明する。例えば、被加圧システムは、水供給システムから水を供給される建物又は目的地における家庭用水道システムを含むことがある。圧力センサを備えた漏れ検出装置を家庭用水道システムに結合することができる。漏れ検出装置は、以下で更に説明するように、ネットワーク接続性を有するネットワーク装置とすることができる。例によっては、漏れ検出装置は流量センサを含むことができる。圧力センサは、被加圧システム内部の圧力を監視することができ、また、圧力を表す圧力データを生成することができる。漏れ検出装置は、圧力データを分析して被加圧システム中の漏れを特定することができる。例えば、圧力データの分析に基づいて、漏れ検出装置は、漏れの発生及び/又は発生した漏れのタイプを特定することができる。圧力データを、周波数領域、時間領域、又は周波数領域と時間領域の両方で分析して、異なるタイプの漏れを特定することができる。漏れ検出装置は、漏れに関する情報を報告し、漏れの検証を要求し、又は他の情報を交換するために、クラウドコンピューティングシステムと通信することができる。漏れ検出装置は、天然ガスシステムなどの他のタイプの被加圧システムにおける漏れを検出するために使用することができる。
実施形態によっては、クラウドコンピューティングシステムは、1つ又は複数の漏れ検出装置と通信するために提供されることがある。クラウドコンピューティングシステムは、漏れ検出装置から供給される圧力データを分析することができ、漏れの発生及び漏れのタイプを判定又は検証することができる。例によっては、クラウドコンピューティングシステムは、圧力データからの複数の時間領域特性及び/又は周波数領域特性の検出に基づいて、発生した漏れのタイプを判定することができる。例えば、クラウドコンピューティングシステムは、1つ又は複数の検出された時間領域特性及び/又は周波数領域特性を、漏れのタイプにマッピングすることができる。
漏れ検出装置及び/又はクラウドコンピューティングシステムは、ユーザ装置のグラフィカルインターフェースに情報を提供することができる。グラフィカルインターフェースは、ウェブインターフェース又は携帯機器インターフェースを含むことができる。グラフィカルインターフェースは、ユーザ装置のユーザのための通知及び対話機能を提供する。例えば、グラフィカルインターフェースは、ユーザに対して漏れ情報を伝達又は提示することができ、また、ユーザが、被加圧システム内の様々な設備を有効及び無効にするための入力を提供できるようにしたり、又は、様々な設定(例えば、報告アラートなどの通知のタイプ、通知の頻度、報告する漏れのタイプ、又は任意の他の適切な設定)を有効若しくは無効にするための入力を提供できるようにしたりすることができる。
ネットワークは、アクセス装置のユーザに、そのネットワークに接続された様々な装置へのアクセスを提供するように構成することができる。例えば、ネットワークは、ネットワーク装置自体又はネットワーク装置に接続された1つ若しくは複数の電子装置(例えば、機器)を遠隔で設定又は制御する機能をユーザに提供する、1つ又は複数のネットワーク装置を含むことがある。電子装置は、ネットワークをサポートすることができる環境又は目的地の内部に配置されることがある。環境又は目的地は、例えば、家庭、オフィス、商店、自動車、公園、工業用若しくは商業用施設、等を含むことができる。ネットワークは、有線接続及び/又は1つ若しくは複数の周波数帯における無線周波数チャンネルを使用した無線接続を提供することにより、クライアント装置(例えば、ネットワーク装置、アクセス装置、等)がネットワークにアクセスできるようにする、1つ又は複数のゲートウェイを含むことができる。1つ又は複数のゲートウェイは、クラウドネットワーク、インターネット、及び/又は他のワイドエリアネットワークなどの1つ又は複数の外部ネットワークへのアクセスをクライアント装置に提供することができる。
ローカルエリアネットワークは、様々な機能を提供する複数のネットワーク装置を含むことができる。ネットワーク装置は、アクセス装置及び/又は1つ若しくは複数のネットワークゲートウェイを使用してアクセス及び制御されることができる。ネットワーク装置の例としては、漏れ検出装置、ホーム・オートメーション装置に接続された1つ若しくは複数の電子装置の遠隔設定若しくは制御を可能にする自動化装置、運動感知装置、又は他の適切なネットワーク接続装置が挙げられる。ローカルエリアネットワークにおける1つ又は複数のゲートウェイを、外部のネットワークへのアクセスをローカルエリアネットワークに提供する主ゲートウェイとして指定することができる。ローカルエリアネットワークは、目的地の外部に延在することもでき、目的地の外部に配置されたネットワーク装置を含むことができる。例えば、ローカルエリアネットワークは、外部運動センサ、外部照明(例えば、ポーチ照明、通路照明、保安灯、等)、ガレージドア・オープナー、スプリンクラーシステム、又は目的地の外部にある他のネットワーク装置などのネットワーク装置を含むことができる。ユーザが、ローカルエリアネットワーク内に位置している間に、及びローカルエリアネットワークから離れて位置している間にも、ネットワーク装置にアクセスできることが望ましい。例えば、ユーザは、ローカルエリアネットワーク内部で又はローカルエリアネットワークから離れてアクセス装置を使用してネットワーク装置にアクセスすることができる。
ローカルエリアネットワーク内部のネットワーク装置は、ゲートウェイと対になるか又はゲートウェイと接続することができ、ゲートウェイから認証情報を取得することができる。例えば、ネットワーク装置が電源投入されると、ネットワーク装置によって検出されたゲートウェイのリストが、(例えば、アクセス装置にインストールされ、アクセス装置によって実行されるアプリケーション、プログラム等を介して)アクセス装置上に表示されることがある。実施形態によっては、ローカルエリアネットワーク内には単一のゲートウェイのみが含まれる(例えば、他の表示されたゲートウェイは、他のローカルエリアネットワークの一部であることがある)。例えば、この単一のゲートウェイは、ルータを含むことができる。そのような実施形態では、単一のゲートウェイのみが表示されることがある(例えば、単一のゲートウェイのみがネットワーク装置によって検出された場合)。実施形態によっては、複数のゲートウェイが、ローカルエリアネットワーク内に配置され(例えば、ルータ、範囲拡張装置、等)、表示されることがある。例えば、ルータ及び範囲拡張器(又は複数の範囲拡張器)が、ローカルエリアネットワークの一部であることがある。ユーザは、複数のゲートウェイのうちの1つを、ネットワーク装置が対になるゲートウェイとして選択することができ、ゲートウェイにアクセスするためのログイン情報を入力することができる。ログイン情報は、ゲートウェイにアクセスするために最初に設定された情報(例えば、ネットワークユーザ名及びパスワード、ネットワーク・セキュリティ・キー、又は他の適切なログイン情報)と同じであってもよい。アクセス装置は、ログイン情報をネットワーク装置に送信することができ、ネットワーク装置はログイン情報を使用してゲートウェイと提携することができる。次いで、ネットワーク装置は、ゲートウェイから認証情報を取得することができる。認証情報には、ローカルエリアネットワークのサービスセット識別(SSID)、ゲートウェイの媒体アクセス制御(MAC)アドレス等が含まれることがある。ネットワーク装置は、クラウドネットワークサーバなどの広域ネットワークのサーバに認証情報を送信することができる。実施形態によっては、ネットワーク装置は、ネットワーク装置に関する情報(例えば、MACアドレス、シリアル番号、等)及び/又はアクセス装置に関する情報(例えば、MACアドレス、シリアル番号、アプリケーション一意識別子、等)をサーバに送信することもできる。
サーバは、ゲートウェイを論理ネットワークとして登録することができ、第1の論理ネットワークにネットワーク識別子(ID)を割り当てることができる。サーバは更に、1つ又は複数のセキュリティ・キーを含むことができるセキュリティ・キーの組を生成することができる。例えば、サーバはネットワーク装置用の固有のキー及びアクセス装置用の別個の固有のキーを生成することができる。サーバは、ネットワークIDとセキュリティ・キーの組とをレコード又はプロファイルに記憶することにより、ネットワーク装置及びアクセス装置を論理ネットワークと関連付けることができる。次いで、サーバは、ネットワークIDとセキュリティ・キーの組とをネットワーク装置に送信することができる。ネットワーク装置は、ネットワークID及びその固有のセキュリティ・キーを記憶することができる。ネットワーク装置は、ネットワークIDとアクセス装置の固有のセキュリティ・キーとをアクセス装置に送信することもできる。実施形態によっては、サーバは、ネットワークIDとアクセス装置のセキュリティ・キーとを、アクセス装置に直接的に送信することができる。次いで、ネットワーク装置及びアクセス装置は、ネットワークID及び各装置に対して生成された固有のキーを使用して、クラウドサーバと通信することができる。各ネットワーク装置及びアクセス装置は、クラウドサーバによって、ネットワークID及び各装置の固有のセキュリティ・キーとは別個の固有の識別子(例えば、UUID(universally unique identifier)、UDID(unique device identifier)、GUID(globally unique identifier)等)も割り当てられる。従って、アクセス装置は、アカウント無しの認証を実施して、ユーザが、アクセスが要求される度にログインすることなく、クラウドネットワークを介して遠隔でネットワーク装置にアクセスできるようにすることができる。アカウント無しの認証処理に関する更なる詳細については、以下で説明する。また、ネットワーク装置は、論理ネットワークに関してサーバと通信することができる。
図1は、ローカルエリアネットワーク100の例を示す。ローカルエリアネットワーク100は例に過ぎず、本明細書で提示される実施形態には限定されない。ローカルエリアネットワークは、本明細書に具体的に示されない又は説明されない多数の異なる実施形態又は例において、使用されることがある。実施形態によっては、ローカルエリアネットワーク100は、ネットワーク装置102、ネットワーク装置104、及びネットワーク装置106を含むことができる。実施形態によっては、ネットワーク装置102、104、106のうちのいずれかが、インターネット・オブ・シングス(IoT)装置を含むことがある。本明細書で使用する場合、IoT装置は、感知及び/又は制御機能、並びにWiFi(商標)送受信無線機若しくはインターフェース、Bluetooth(登録商標)送受信無線機若しくはインターフェース、Zigbee(商標)送受信無線機若しくはインターフェース、超広帯域(UWB)送受信無線機若しくはインターフェース、WiFi-Direct送受信無線機若しくはインターフェース、Bluetooth(登録商標)Low Energy(BLE)送受信無線機若しくはインターフェース、赤外線(IR)送受信機、及び/又は、IoT装置が広域ネットワーク及び1つ若しくは複数の他の装置と通信できるようにする任意の他の無線ネットワーク送受信無線機若しくはインターフェース、を含む装置である。実施形態によっては、IoT装置はセルラーネットワーク送受信無線機又はインターフェースを含んでおらず、従って、セルラーネットワークと直接的に通信するようには構成されないことがある。実施形態によっては、IoT装置はセルラー送受信無線機を含むことがあり、セルラーネットワーク送受信無線機を使用してセルラーネットワークと通信するように構成されることがある。ネットワーク装置102、104、及び106は、IoT装置又は他の装置として、漏れ検出装置、自動化ネットワーク装置、運動センサ、又は他の適切な装置を含むことがある。自動化ネットワーク装置は、例えば、ユーザが、環境又は目的地の内部に配置された様々な機器、装置、又は器具(例えば、テレビ、ラジオ、照明、扇風機、加湿器、センサ、電子レンジ、アイロン、器具、製造装置、プリンタ、コンピュータ、等)、或いは目的地の外部に配置された様々な機器、装置、又は器具(例えば、外部運動センサ、外部照明、ガレージドア・オープナー、スプリンクラーシステム、等)にアクセス、制御、及び/又は設定できるようにする。例えば、ネットワーク装置102は、家庭用電気製品に結合されていることがあるホーム・オートメーション・スイッチを含むことがある。
実施形態によっては、ネットワーク装置102、104、及び106は、商店、学校、施設、公園、工業用若しくは商業用施設、又はネットワーク装置102、104、及び106との通信を可能にするためにローカルエリアネットワーク100をサポートすることができる任意の場所などの、様々な環境又は目的地で使用することができる。例えば、ネットワーク装置は、ユーザが、機器(例えば、冷蔵庫、電子レンジ、流し台、又は他の適切な機器)、オフィス関連装置(例えば、コピー機、プリンタ、ファックス機、等)、オーディオ及び/又はビデオ関連装置(例えば、受信機、スピーカー、プロジェクター、DVDプレーヤー、テレビ、等)、メディア再生装置(例えば、コンパクト・ディスク・プレーヤー、CDプレーヤー、等)、コンピューティング装置(例えば、家庭用コンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット、個人用デジタル補助装置(PDA)、コンピューティング装置、ウェアラブル装置、等)、照明装置(例えば、電灯、埋込式照明、等)、セキュリティシステムに関連した装置、警報システムに関連した装置、自動車内で動作することができる装置(例えば、ラジオ装置、ナビゲーション装置)、及び/又は他の適切な装置、などの装置にアクセス、制御、及び/又は設定できるようにすることができる。
ユーザは、アクセス装置108を使用してネットワーク装置102、104、及び106と通信することができる。アクセス装置108は、ネットワークへのアクセスを可能にするネットワーク接続機能を有する任意のマン/マシンインタフェースを含むことができる。例えば、実施形態によっては、アクセス装置108は、スタンドアローンのインターフェース(例えば、携帯電話、スマートフォン、家庭用コンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット、個人用デジタル補助装置(PDA)、コンピューティング装置、スマートウォッチなどのウェアラブル装置、壁パネル、キーパッド、等)、機器又は他の装置(例えば、テレビ、冷蔵庫、セキュリティシステム、ゲームコンソール、ブラウザ、等)に組み込まれたインターフェース、スピーチ又はジェスチャーインターフェース(例えば、Kinect(商標)センサ、Wiimote(商標)、等)、IoT装置インターフェース(例えば、壁面スイッチなどのインターネット対応デバイス、制御インターフェース、又は他の適切なインターフェース)等を含むことができる。実施形態によっては、アクセス装置108は、セルラー又は他のブロードバンドネットワーク送受信無線機又はインターフェースを含むことができ、セルラー又はブロードバンドネットワーク送受信無線機を使用して、セルラー又は他のブロードバンドネットワークと通信するように構成されることができる。実施形態によっては、アクセス装置108は、セルラーネットワーク送受信無線機又はインターフェースを含まないことがある。図1では単一のアクセス装置108のみが示されているが、当業者であれば、複数のアクセス装置がネットワーク装置102、104、及び106と通信することができることを理解するであろう。ユーザはアプリケーション、ウェブブラウザ、専売のプログラム、又はアクセス装置108によって実行され動作させられる任意の他のプログラムを使用して、ネットワーク装置102、104、及び/又は106と対話することができる。実施形態によっては、アクセス装置108は、(例えば、通信信号116を介して)ネットワーク装置102、104、及び/又は106と直接的に通信することができる。例えば、アクセス装置108は、Zigbee(商標)信号、Bluetooth(登録商標)信号、WiFi(商標)信号、赤外線(IR)信号、UWB信号、WiFi-Direct信号、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)信号、可聴周波数信号、等を使用して、ネットワーク装置102、104、及び/又は106と直接的に通信することができる。実施形態によっては、アクセス装置108は、ゲートウェイ110、112を介して(例えば、通信信号118を通じて)、かつ/又はクラウドネットワーク114を介して(例えば、通信信号120を通じて)、ネットワーク装置102、104、及び/又は106と通信することができる。
実施形態によっては、ローカルエリアネットワーク100は、無線ネットワーク、有線ネットワーク、又は有線と無線ネットワークの組み合わせを含むことができる。無線ネットワークは、任意の無線インターフェース又は複数の無線インターフェースの組み合わせ(例えば、Zigbee(商標)、Bluetooth(登録商標)、WiFi(商標)、赤外線(IR)、UWB、WiFi-Direct、BLE、セルラー、LTE(Long-Term Evolution)、WiMax(商標)、等)を含むことがある。有線ネットワークは、任意の有線インターフェース(例えば、ファイバー、イーサネット(登録商標)、電力線イーサネット(登録商標)、同軸ケーブルを介したイーサネット(登録商標)、デジタル信号線(DSL)、等)を含むことがある。有線及び/又は無線ネットワークは、ローカルエリアネットワーク100内の装置を接続するために、様々なルータ、アクセスポイント、ブリッジ、ゲートウェイ等を使用して実装されることがある。例えば、ローカルエリアネットワーク100は、ゲートウェイ110及び/又はゲートウェイ112を含むことができる。ゲートウェイ110及び/又は112は、通信、位置特定、及び/又は他のサービスを装置に提供するために、ネットワーク装置102、104、106及び/又はアクセス装置108に無線信号を介した通信機能を提供することができる。実施形態によっては、ゲートウェイ110は、外部ネットワーク114に直接的に接続されることができ、ローカルエリアネットワーク内の他のゲートウェイ及び装置に、外部ネットワーク114へのアクセスを提供することができる。ゲートウェイ110は、主ゲートウェイとして指定されることができる。図1には2つのゲートウェイ110及び112が示されているが、当業者であれば、ローカルエリアネットワーク100内には任意の数のゲートウェイが存在し得ることを理解するであろう。
ゲートウェイ110及び/又はゲートウェイ112によって提供されるネットワークアクセスは、様々な商用のプロトコルのうちの任意のものを使用してデータ通信をサポートすることができる、当業者にも馴染みのある、任意のタイプのネットワークとすることができる。例えば、ゲートウェイ110及び/又は112は、WiFi(商標)(例えば、IEEE802.11ファミリー標準、又は他の無線通信技術、又はそれらの任意の組み合わせ)などの特定の通信プロトコルを使用して、ローカルエリアネットワーク100に無線通信機能を提供することができる。通信プロトコルを使用して、ゲートウェイ110及び/又は112は、ローカルエリアネットワーク100内の無線対応装置が通信することができる無線周波数を提供することができる。ゲートウェイは、基地局、アクセスポイント、Node B、eNodeB(Evolved Node B)、アクセスポイント基地局、フェムトセル、ホーム基地局、ホームNode B、ホームeNodeB、等と呼ばれることもある。
多くの実施形態では、ゲートウェイ110及び/又は112は、ルータ、モデム、範囲拡張装置、及び/又は1つ若しくは複数のコンピューティング装置及び/若しくは外部ネットワークの間でネットワークアクセスを提供する任意の他の装置を含むことができる。例えば、ゲートウェイ110はルータ又はアクセスポイントを含むことができ、ゲートウェイ112は範囲拡張装置を含むことができる。範囲拡張装置の例としては、無線範囲拡張器、無線リピーター等を含むことができる。
幾つかの実施形態では、ルータゲートウェイは、アクセスポイント及びルータの機能を含むことができ、幾つかの実施形態では、更に、イーサネット(登録商標)スイッチ及び/又はモデムを含むことができる。例えば、ルータゲートウェイは、異なるネットワーク間でデータパケットを受信し転送することができる。データパケットが受信されると、ルータゲートウェイは、パケット内の識別情報(例えば、媒体アクセス制御(MAC)アドレス)を読み出して、パケットの意図された宛先を判断することができる。次いで、ルータゲートウェイは、経路指定テーブル又は経路指定ポリシー内の情報にアクセスすることができ、パケットを、パケットの伝送経路の次のネットワーク又は装置に向けることができる。データパケットは、パケットが意図された宛先で受信されるまで、コンピュータネットワークを通じて、あるゲートウェイから別のゲートウェイへ転送されることができる。
幾つかの実施形態では、範囲拡張ゲートウェイを使用して、信号範囲及びローカルエリアネットワーク内の強度を向上させることができる。範囲拡張ゲートウェイは、ルータゲートウェイ又は他のゲートウェイから既存の信号を受信することができ、その信号を再度ブロードキャストして追加の論理ネットワークを生成することができる。例えば、範囲拡張ゲートウェイは、ローカルエリアネットワーク上の2つ以上の装置が互いに接続されることが必要であるが、それらの装置のうちの1つとルータゲートウェイとの間の距離が、ルータゲートウェイからのリソースを使用して接続を確立するのには離れすぎている場合に、ルータゲートウェイのネットワーク・カバレッジを拡張することができる。その結果、ルータゲートウェイのカバレッジエリア外部の装置は、範囲拡張ゲートウェイによって提供されるリピートされたネットワークを通じて接続されることができる。ルータゲートウェイ及び範囲拡張ゲートウェイは、動的ルーティングプロトコルを使用して、宛先アドレスについての情報を交換することができる。
様々な実施形態では、ネットワーク装置102、104、106、及び/又はアクセス装置108は、ゲートウェイ110及び/又は112によって提供される様々な周波数帯の1つ又は複数のチャンネルを使用して、信号を送受信することができる。当業者であれば、現在使用中の周波数帯又は今後利用可能になり得る周波数帯を含む任意の利用可能な周波数帯を使用して、本明細書に記載する実施形態に従って、情報を送受信することができることを理解するであろう。例によっては、ネットワーク装置102、104、106、アクセス装置108、及び/又はゲートウェイ110、112は、異なるWiFi(商標)周波数帯のチャンネルを使用して情報を交換することができる。例えば、2.412ギガヘルツ(GHz)から2.484GHzに及ぶ2.4GHzWiFi(商標)周波数帯上で利用可能な異なるチャンネルを使用することができる。別の例として、4.915GHzから5.825GHzに及ぶ5GHzWiFi周波数帯上で利用可能な異なるチャンネルを使用することができる。使用可能な周波数帯の他の例としては、3.6GHz周波数帯(例えば、3.655GHz~3.695GHz)、4.9GHz周波数帯(例えば、4.940GHz~4.990GHz)、5.9GHz周波数帯(例えば、5.850GHz~5.925GHz)等が挙げられる。使用可能な周波数帯の更に他の例としては、非常に低い周波数帯(例えば、3Hz未満)、極端に低い周波数帯(例えば、3Hz~30Hz)、極度に低い周波数帯(例えば、30Hz~300Hz)、超低周波数帯(例えば、300Hz~3000Hz)、大変低い周波数帯(例えば、3KHz~30KHz)、低周波数帯(例えば、30KHz~300KHz)、中間周波数帯(例えば、300KHz~3000KHz)、高周波数帯(例えば、3MHz~30MHz)、大変高い周波数帯(例えば、30MHz~300MHz)、超高周波数帯(例えば、300MHz~3000MHz)、極度に高い周波数帯(例えば、3GHz~30GHz、WiFi帯域を含む)、極端に高い周波数帯(例えば、30GHz~300GHz)、又はテラヘルツ若しくは非常に高い周波数帯(例えば、300GHz~3000GHz)が挙げられる。
チャンネルのうちの一部又は全部が、ネットワーク内での使用のために利用可能であり得る。例えば、2.4GHz周波数のチャンネル1~11が、ローカルエリアネットワーク内での使用のために利用可能であり得る。別の例として、5GHz周波数帯のチャンネル36、40、44、48、52、56、60、64、100、104、108、112、116、132、136、140、149、153、157、及び161が、ローカルエリアネットワーク内での使用のために利用可能であり得る。当業者であれば、周波数帯のうちのいずれかで利用可能なチャンネルの任意の組み合わせが、ネットワーク内での使用のために利用可能であり得ることを、理解するであろう。使用のために利用可能なチャンネルは、ネットワークが配置されている国によって規制されていることがある。
実施形態によっては、ゲートウェイ110及び/又は112は、アクセス装置108及び/又はネットワーク装置102、104、106に、クラウドネットワーク114、インターネット、及び/又は他の広域ネットワークなどの1つ又は複数の外部ネットワークへのアクセスを提供することができる。実施形態によっては、ネットワーク装置102、104、106は、例えば、セルラーネットワークなどのブロードバンドネットワークアクセスを使用して、クラウドネットワーク114に直接的に接続することができる。クラウドネットワーク114は、クラウドサービスを提供する1つ又は複数のクラウド・インフラストラクチャー・システムを含むことができる。クラウド・インフラストラクチャー・システムは、サービスプロバイダによって運用されていることがある。特定の実施形態では、クラウドネットワーク114によって提供されるサービスは、ネットワーク装置102、104、106の登録及びアクセス制御などの、クラウド・インフラストラクチャー・システムのユーザに対してオンデマンドで利用可能になっているサービスのホストを含むことがある。クラウド・インフラストラクチャー・システムによって提供されるサービスは、ユーザのニーズを満たすために動的にスケール変更することができる。クラウドネットワーク114は、1つ又は複数のコンピュータ、サーバ、及び/又はシステムを備えることができる。実施形態によっては、クラウドネットワーク114を構成するコンピュータ、サーバ、及び/又はシステムは、ユーザ自身のオンプレミスのコンピュータ、サーバ、及び/又はシステムとは異なる。例えば、クラウドネットワーク114はアプリケーションをホストすることができ、ユーザは、インターネットなどの通信ネットワークを介して、オンデマンドで、そのアプリケーションを注文し使用することができる。
実施形態によっては、クラウドネットワーク114は、クラウドネットワーク114のサービスプロバイダと、ネットワーク装置102、104、106及び/又はアクセス装置108のうちの1つ又は複数との間に安全な接続を確立するために、ネットワーク・アドレス変換(NAT)越えアプリケーションをホストすることができる。各ネットワーク装置102、104、106とクラウドネットワーク114との間で通信するために、各ネットワーク装置102、104、106によって、別個の安全な接続が確立されることがある。クラウドネットワーク114と情報を交換するために、アクセス装置108によって安全な接続が確立されることもある。例によっては、安全な接続は、安全な伝送制御プロトコル(TCP)接続を含むことがある。ゲートウェイ110は、ネットワーク装置102、104、106及びアクセス装置108のポート及びプライベートIPアドレスを、1つ又は複数のパブリックIPアドレス及び/又はポートにマッピングするためのNATサービスを提供することができる。ゲートウェイ110は、パブリックIPアドレスをクラウドネットワーク114に提供することができる。クラウドネットワーク114サーバは、ネットワーク装置102、104、106、及びアクセス装置108に宛てられた通信を、パブリックIPアドレスに向けることができる。実施形態によっては、各安全な接続は、クラウドネットワーク114がそれぞれのネットワーク装置102、104、106、又はアクセス装置108との通信をいつでも開始することができるように、無期限の期間の間オープンのままであることがある。様々なプロトコルを使用して、ネットワーク装置102、104、106、アクセス装置108のそれぞれとクラウドネットワーク114との間に安全で無期限の接続を確立することができる。プロトコルには、STUN(Session Traversal Utilities for NAT)、TURN(Traversal Using Relay NAT)、ICE(Interactive Connectivity Establishment)、それらの組み合わせ、又は任意の他の適切なNAT越えプロトコルを含むことがある。これらのプロトコルを使用して、通信がクラウドネットワーク114からネットワーク装置102、104、106、及びアクセス装置108に通過できるようにするピンホールを、ゲートウェイ110のNAT内に生成することができる。
場合によっては、クラウドネットワーク114とネットワーク装置102、104、106、及び/又はアクセス装置108との間の通信は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)プロトコル、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)プロトコル等の他のタイプの通信プロトコルを使用してサポートすることができる。実施形態によっては、クラウドネットワーク114によって開始される通信は、TCP接続を介して行われることがあり、ネットワーク装置によって開始される通信は、HTTP又はHTTPS接続を介して行われることがある。特定の実施形態では、クラウドネットワーク114は、セルフサービスの、加入ベースの、弾性的にスケーラブルな、信頼度の高い、高可用性の、かつ安全な態様で顧客に届けられるアプリケーション、ミドルウェア、及びデータベースサービスの商品の組を含むことができる。
ローカルエリアネットワーク100は、図示された以外の他の構成要素を有することができることを、理解されたい。更に、図に示した実施形態は、本開示の一実施形態を組み込むことができるローカルエリアネットワークの一例に過ぎない。幾つかの他の実施形態では、ローカルエリアネットワーク100は、図に示したよりも多くの又は少ない構成要素を有することができ、2つ以上の構成要素を結合することができ、又は、複数の構成要素の異なる構成若しくは配置を有することができる。電源投入されたり又はリセットされたりすると、ネットワーク装置(例えば、102、104、106)は、外部ネットワーク(例えば、クラウドネットワーク114)に登録され、ローカルエリアネットワーク100内部の論理ネットワークに関連付けられることができる。
前述したように、本明細書では、圧力データを使用して被加圧システムにおける漏れを検出するための手法及びシステムについて説明する。漏れ検出装置は、システム内の圧力を監視するため、かつ感知された圧力を表す圧力データを生成するために、被加圧システムの構成要素に結合又は取り付けられることができる。圧力データは、漏れを検出するために、漏れ検出装置及び/又はクラウドコンピューティングシステムによって分析されることができる。漏れ検出装置は、図1に示し上記で説明したネットワーク装置102、104、又は106のうちの1つなどのネットワーク装置を含むことができる。漏れを検出することができる被加圧システムの例としては、上水道から水を供給される目的地の家庭用水道システム、ガス供給システムからガスを供給される目的地の家庭用ガスシステム、又は、システム中の物質の圧力を監視することができる任意の他の被加圧システムが挙げられる。
図面を先に進めると、図2は、例示的な水道システム200のシステム図を示す。水道システム200は例に過ぎず、本明細書で提示される実施形態には限定されない。水道システムは、本明細書に具体的に示されない又は説明されない多数の異なる実施形態又は例において、使用されることがある。例によっては、水道システム200は、家庭用水道システムの一部であり得る。他の例では、水道システム200は、商業用建物、屋外の商業用施設(例えば、商店街、公園、若しくは他の商業用施設)、又は被加圧水道システムが存在することができる任意の他の目的地、などの別の目的地の水道システムの一部であり得る。
幾つかの実施形態では、水は、高圧ポンプシステムを使用して高圧で工業用強度のパイプに沿って目的地へ飲料水を供給する給水ユーティリティシステムから水道システム200へ供給することができる。圧力調整器202は、ユーティリティシステムと水道システム200との境界面に設置することができる。圧力調整器202は、水道システム200内の設備、パイプ、及び/又は機器の安全性及び寿命を保証するなどのために、ユーティリティが供給する水圧(例えば、約100~150PSI(pounds per square inch))を家庭内の水道システム200に適切な圧力レベル(例えば、約20~80PSI)に下げるように変換することができる。
幾つかの実施形態では、水道システム200は、水道システム200内の様々な設備に冷水及び温水をそれぞれ供給する冷水ライン232及び温水ライン234を含むことができる。実施形態によっては、ユーティリティシステムからは冷水のみが供給され、給湯器204が冷水を加熱して水道システム200内の設備に温水を供給する。例によっては、給湯器204は、加熱された水の水槽を備えたタンク型給湯器を含むことができる。他の例では、給湯器204は、水槽を含まないタンク無し給湯器を含むことができる。タンク無し給湯器は、熱交換器を使用して水が給湯器を通って流れる際に水を加熱する。任意の市販のタンク型又はタンク無し給湯器を使用することができる。設備には、台所内の台所蛇口206、食器洗浄機208、及び冷蔵庫210、第1、第2、及び第3の浴室内の蛇口236及びトイレ212、第2の浴室内のシャワー216、第3の浴室内の浴槽220、屋外の給水栓214、及び洗濯器218が含まれ得る。本明細書で使用する場合、「設備」は、水道システム200によって供給される水を使用することができる、水道システム200に取り付けられた機器、蛇口、又は他の設備を指すことができる。多くの実施形態では、圧力調整器202は水道システム200内の設備とはみなされない。
多くの実施形態では、図6に示し以下で説明するように、漏れ検出装置224を水道システム200内に設置して、漏れを検出することができる。幾つかの実施形態では、漏れ検出装置224は、図1に示し上述したようなネットワーク装置102、104、又は106と類似したネットワーク装置とすることができる。幾つかの実施形態では、漏れ検出装置224は、漏れ検出のために使用されるデータを収集するために使用することができる、配管壁230内部の、1つ又は複数のセンサを含むことができる。例えば、図2に示すように、センサには圧力センサ226及び/又は流量センサ228を含むことができる。例によっては、漏れ検出装置224は圧力センサ226を含み流量センサ228は含まないことがある。漏れ検出装置224内に流量センサ228を含む幾つかの実施形態では、流量センサ228は、インライン・フロー・タービン・センサを含むことができる。フロー・タービン・センサは、流れの方向222の液体の流れに比例する液体力によって回転されるロータ―を含むことができる。例えば、水の液体流は、流量センサ228内部の羽根付きタービンを、監視されている液体の速度に正比例する角速度で回転させる。羽根が流量センサ228内の磁気ピックアップコイルの下を通過すると、パルス信号が生成される。例えば、デジタル又はアナログ信号処理に使用されるパルスを供給するホール効果センサを含めることができる。各パルスは、液体の個別の体積を表すことができる。パルス信号の周波数は、タービンの角速度及び流れの速度に正比例することがある。多数のパルスにより、高解像度をもたらすことができる。他の例では、流量センサ228は、飛行時間測定値を決定する超音波流量センサ、音響(ドップラー)流量センサ、又は、物質の流れを監視し、流量を表す流量データを取得することができる任意の他の流量センサを含むことができる。実施形態によっては、漏れ検出装置224は、流量センサ228を使用して水の流量を測定することができる。他の実施形態では、漏れ検出装置224は、流量センサ228を使用して、水の流量を測定することなく、水の流れがあるかどうかを検出することができる。更に他の実施形態では、漏れ検出装置224には流量センサが無いことがある。
様々な実施形態では、漏れ検出装置224内の圧力センサ226は、水道システム200内の圧力を測定し、測定された圧力を表す圧力データを生成することができる。漏れ検出装置224は、プロセッサ(例えば、マイクロコントローラ)を含むことができる。実施形態によっては、プロセッサは、ゲート信号を供給して電子スイッチ(例えば、電界効果トランジスタスイッチ)を閉じて、圧力センサによる圧力のサンプリングを制御することができる。場合によっては、漏れ検出装置224の調整された電源が、圧力センサを作動させるための直流電力を供給することができる。
様々なタイプの圧力センサ(例えば、226)を使用することができる。例えば、0~50PSIの圧力範囲を有する圧力センサを使用することができる。別の例として、0~100PSIの圧力範囲を有する圧力センサを使用することができる。より高い圧力範囲を有する圧力センサは、供給圧力が高い水道システム(例えば、200)内の水圧を監視するために、又は、水道システム(例えば、200)内に圧力調整器が含まれていない場合に、有用であり得る。圧力センサの一例は、Phoenix Sensors社によって製造されるPPT7x Seriesセンサである。当業者であれば、他の適切な圧力センサを使用することができることを、理解するであろう。
実施形態によっては、圧力センサ226は、圧力を電気信号に変換するデジタル圧力トランスデューサを含むことができる。例えば、圧力センサは、抵抗を測定することができる回路(例えば、ホイートストン・ブリッジ)に接続されたひずみゲージを備えた膜板を含むことができる。圧力センサ226に加えられる圧力(例えば、水からの圧力)が膜板を偏向させ、これによりひずみゲージにひずみがもたらされる。このひずみにより、圧力に比例した電気抵抗の変化が生じる。アナログの抵抗は、アナログ/デジタル変換器を使用してデジタル信号に変換することができる。デジタル信号は、圧力データとして出力されることができる。
多くの実施形態では、水道システム200の内圧は、設備によって水が使用されていない場合には、ほぼ一定のままであることができる。水道設備のバルブが開かれると、水道システム200内の圧力が、設備の開いている開口部から水を押し出すことができ、これは、水道システム200の圧力を低下させることがある。圧力調整器202は、圧力低下を感知することができ、図3に示すように、ユーティリティシステムからの加圧された水をユーティリティ側から流入させて、水道システム200の圧力を、目標レベル又は設定レベルにまでバランスを取り直すことができる。
図3は、圧力調整器202の断面図を示す。圧力調整器202の構成要素は、圧力低下が検出された場合に圧力のバランスを取り直すように動作することができる。幾つかの実施形態では、圧力調整器202の開口部312は、ユーティリティシステムと水道システム200(図2)との間の境界面とすることができる。開口部312は、上流のユーティリティ(1つ又は複数の水道ライン306を介して)と下流の水道システム200(図2)(1つ又は複数の水道ライン314を介して)との間の水移動の最大速度を決定することができる。圧力調整器202は、制限素子310(ポペットとも呼ばれる)を含むことができ、この制限素子310は、上方向又は下方向に動いてそれぞれ開口部312を更に閉じたり又は開口部312を更に開いたりして、水道システム200(図2)の圧力を調節することができ、所望の圧力バランスに達したときに開口部312を閉じることができる。圧力調整器202は、水道ライン314内の圧力に基づいて水道システム200(図2)の内圧レベルを感知するための膜板304を含むことができる。圧力調整器202は、荷重素子302(例えば、ばね、コイル、又は他の荷重装置)を含むことができ、この荷重素子302は、膜板304に沿って作用する内圧316と制限素子310の底面に沿って作用するユーティリティ圧力308との合計が、膜板304上にかかる荷重素子302の荷重力318に逆らうのには十分ではない場合に、制限素子310を下方に押し下げて、ユーティリティシステムから水道システム200(図2)への水の流入を可能にすることができる。従って、下方に向いている荷重力318を伴って膜板304の上面を押し下げる荷重素子302の間に力の相互作用があり、この荷重力318は、制限素子310の底面上の上向きのユーティリティ圧力によって生成される力308と、膜板304の底面に沿って上方に押し上げる水道システム200(図2)の内圧によって生成される力316との組み合わせに対抗するように作用する。荷重素子302によって印加される荷重力318は、設定圧力調節ねじ320を使用して、設定水圧に設定又は調節されることができる。荷重素子302、膜板304、及び制限素子310は、まとめて、圧力調整器202が水道システム200(図2)内で所望の圧力を維持できるようにすることができ、この所望の圧力は、内部の水の使用量が多い期間中は低すぎず、外部のユーティリティシステムの圧力が増加した場合には高すぎない圧力とすることができる。
圧力調整器(例えば、圧力調整器202)の様々な異なる特性又は要因が、水が使用されるとき(例えば、水が設備から流出するようにされるとき、又は、水道システム200(図2)に漏れがあるとき)に建物内で発生する圧力信号における異なる形式の変動につながることがある。例えば、高圧力垂下事象及び/又は低圧力垂下事象が、圧力調整器202の特性に応じて発生することがある。本明細書で使用する場合、「垂下」は、水が使用されるときの所与の下流流速での水道システム200の設定圧力からの偏差の量を指す。例えば、垂下は、建物内部での水の使用の結果としての圧力の低下を指す。
圧力垂下の差は、荷重素子302の荷重力318、膜板304の表面積、及び制限素子310の周りの開口部312の寸法を含む、圧力調整器(例えば、202)の特性又は要因間の差が混ざり合った結果であり得る。例えば、高い垂下は、荷重素子302のばね定数(例えば、荷重素子302を伸張又は圧縮するのに要する力の量)が高いこと、膜板304の表面積が大きいこと、及び/又は開口部312の表面積が小さいことのうちの1つ又は複数のおかげであることがある。別の例では、低い垂下は、荷重素子302のばね定数が低いこと、膜板304の表面積が小さいこと、及び/又は開口部312の表面積が大きいことのうちの1つ又は複数のおかげであることがある。
図面を先に進めると、図4Aは、水道システムの様々な設備が使用されているときに高い圧力垂下をもたらす圧力調整器を有する水道システムにおける、圧力及び流量の変動を示すグラフ400を示す。具体的には、図4Aの上部のグラフは圧力スペクトログラム420を示し、図4Aの中央のグラフは圧力センサストリーム401を示し、図4Aの下部のグラフは流量センサストリーム430を示す。
圧力センサストリーム401は、PSI単位で測定された、未加工の圧力ストリーム時間領域信号であり得る。図4Aに示す圧力センサストリーム401は、毎秒244.1406サンプルでサンプリングされているが、他のサンプリングレートを使用することもできる。圧力スペクトログラム420は、スペクトログラムを使用した周波数領域表現であることがあり、周波数はヘルツ(Hz)で表される。図4Aに示す圧力スペクトログラム420のデータは、高速フーリエ変換(FFT)などの周波数変換を使用して導き出すことができる。例えば、変換の長さ(例えば、MatlabにおけるNFFT変数)は、50%オーバーラップしたKaiser Windows(ベータ15)を用いて、1024(約4.19秒に相当)に設定することができる。高い圧力垂下を示す事象が、圧力低下402、408、412、及び416で発生している。圧力センサ(例えば、圧力トランスデューサ、又は、圧力センサ226(図2)などの他の圧力感知装置)を水道システム200(図2)内に設置して、圧力低下402、408、412、及び416を含めて、水道システム200の圧力を監視し圧力を検出することができる。図4Aの例では、圧力センサは台所の流し台に設置されており、台所の流し台における圧力低下402が、他の3つの圧力低下(例えば、408、412、及び416)と比べると、はるかに高い圧力低下を有するようになる。圧力センサが台所の流し台の開放弁開口部のより近くにあるおかげで、圧力低下402においてより高い圧力低下が発生することがあり、これは、水道システム200(図2)内の最大圧力不均衡点である。周波数変動404、410、414、及び418が圧力スペクトログラム420中に示されており、これらの変動は、圧力センサストリーム401中の圧力低下402、408、412、及び416にそれぞれ対応している。
流量センサストリーム430は、GPM(gallons per minute)単位で測定される、流量センサ(例えば、228(図2))を通る流量の測定値であり得る。実施形態によっては、流量センサ(例えば、流量センサ228(図2))を、台所の流し台などの水道システム200(図2)内に設定して、流量センサにおける水の流量を監視することができる。流量センサストリーム430中の流量増加406は、台所の流し台での圧力低下402の期間中の水の流れに対応することがある。流量センサは、他の圧力低下を引き起こしている設備には設置されていないおかげで、流量増加は他の圧力低下(例えば、408、412、及び416)では発生していない。
図4Bは、水道システムの様々な設備が使用されているときに低い圧力垂下をもたらす圧力調整器を有する水道システムにおける、圧力及び流量の変動を示すグラフ450を示す。具体的には、図4Bの上部のグラフは圧力スペクトログラム470を示し、図4Bの中央のグラフは圧力センサストリーム451を示し、図4Bの下部のグラフは流量センサストリーム480を示す。
圧力センサストリーム451は、未加工の圧力ストリーム時間領域信号であり得る。圧力センサストリーム451のために使用されるサンプリングは、圧力センサストリーム401(図4A)のために使用されるサンプリングと類似しているか又は同一であり得る。圧力スペクトログラム470は、スペクトログラムを使用した周波数領域の表現であることがあり、これは、圧力スペクトログラム420(図4A)で使用されるのと類似又は同一の変換を使用することができる。低い圧力垂下を示す事象が、圧力低下452、458、462、及び466で発生している。上述したように、圧力調整器(例えば、202(図2~3))の異なる特性のおかげで高い圧力垂下の代わりに低い圧力垂下が発生する。圧力調整器の異なる特性により、内圧のより速いバランスの取り戻しが可能になる。周波数変動454、460、464、及び468が圧力スペクトログラム470中に示されており、これらの変動は、圧力センサストリーム451中の圧力低下452、458、462、及び466にそれぞれ対応している。
流量センサストリーム480は、流量センサ(例えば、228(図2))を通る流量の測定値であり得る。流量センサストリーム480中の流量増加456は、台所の流し台での圧力低下452の期間中の水の流れに対応することがある。流量センサは、他の圧力低下を引き起こしている設備には設置されていないおかげで、流量増加は他の圧力低下(例えば、458、452、及び466)では発生していない。
漏れは、供給ライン若しくは設備の物理的損傷、材料の自然な劣化、供給ライン若しくは設備の詰まり、又は他の原因などの様々な理由により被加圧システム内で発生し得る。被加圧水道システム(例えば、水道システム200)内部の水の圧力は、上述したように、水が使用されるときに並びに漏れが発生している場合に、変動する。漏れは、ガスで動く製品のために建物又は目的地に加圧されたガスを供給するガス供給システム内でも発生する。漏れは、水、ガス、又は他の物質の損失につながることがあり、また圧力を所望のレベル未満に引き下げることがある。漏れは、システム内で使用されている圧力調整器(例えば、202(図2~3))間の差異に応じて、高圧力垂下事象又は低圧力垂下事象であり得る、圧力低下事象を引き起こすことがある。
図5は、様々な漏れ検出手法を実施して、圧力データを使用して、被加圧システム(例えば、水道システム200(図2))における漏れを検出するために使用することができる、例示的な漏れ検出システム500のブロック図を示す。漏れ検出システム500は例に過ぎず、本明細書で提示される実施形態には限定されない。漏れ検出システムは、本明細書に具体的に示されない又は説明されない多数の異なる実施形態又は例において、使用されることがある。例えば、被加圧システム内の開口部(例えば、流れ口、孔、穴、亀裂、破損、割れ目、破断、等)を通じた意図しない水の損失を検出することができる。幾つかの漏れ検出手法は、ユーティリティが提供する上流の圧力と目的地の内部の下流圧力との交差点での水の速度の測定値(又は流量)を使用する。流量測定信号の長期的観察を使用して、流量中の静寂期間又は小休止の欠如を検出することができる。例えば、24時間の観察期間中に1時間の流れが無い期間が存在しない場合、漏れの可能性が高い。流量測定データを頼みにするこれらの手法とは違い、本明細書で説明するシステム及び手法は、時間領域、周波数領域、又は時間領域と周波数領域の両方で圧力信号データを分析して漏れを検出することができる。漏れを検出するために圧力データを使用する利点には、素早い応答時間(例えば、壊滅的な又は大きな漏れの場合)、漏れのタイプの特徴付け、周期的な小さな漏れの検出、及び水の活動の分解を提供する能力が含まれる。
多くの実施形態では、漏れ検出システム500は、漏れ検出装置224、クラウドコンピューティングシステム504、及び/又はグラフィカルインターフェース506を含むことがある。多くの実施形態では、漏れ検出装置224は、図1に示し上述したようなネットワーク装置102、104、又は106と類似したネットワーク装置とすることができる。以下に説明するように、漏れ検出装置224は、圧力を監視し圧力の特定の特徴を検出して漏れを検出することができる。実施形態によっては、漏れ検出装置224は水の流れを監視することができ、上述したように、圧力分析を流量分析で補うことができる。幾つかの実施形態では、漏れ検出装置224を、被加圧システム(例えば、水道システム200(図2))内に設置することができる。例えば、漏れ検出装置224を、水道システム200(図2)内の供給ラインに取り付けることができる。
図6は、水道システム200(図2)の一部であり得る台所の流し台の蛇口604に近接した、漏れ検出装置224の設置を示す。図6に図示した漏れ検出装置224及び水道システム200(図2)の一部は、例示的なものに過ぎず、本明細書に提示する実施形態に限定されるものではない。漏れ検出装置224は、本明細書に具体的に示されない又は説明されない多数の異なる実施形態又は例で、利用及び/又は設置されることがある。図6の例では、漏れ検出装置224は、台所の流し台の蛇口604の冷水供給ライン606内に設置されている。冷水供給ラインは冷水ライン232(図2)の一部であることがあり、台所の流し台の蛇口604は、台所の蛇口206(図2)を含むか又はその一部であり得る。例えば、漏れ検出装置224は、水が漏れ検出装置224を通って流れるように、蛇口水栓に差し込まれることがある。当業者であれば、漏れ検出装置224を水道システム200(図2)又は別の被加圧システム内の任意の水供給ラインと結合することができることを、理解するであろう。例えば、漏れ検出装置224を、温水ライン234(図2)の一部であり得る温水供給ライン610内に設置することができる。例えば、漏れ検出装置224は、タンク無し給湯器が使用されている場合に温水供給ライン内に設置することができる。多くの水道システム(例えば、水道システム200(図2))では、冷水遮断弁608及び/又は温水遮断弁612を1つ又は複数の設備に設けて、水が設備(例えば、台所の流し台の蛇口604)に流れるようにする又は流れないようにすることができる。多くの実施形態では、漏れ検出装置224を水道システム200の単一の位置に設置することができ、漏れ検出装置224は、単一の圧力センサ(例えば、226)を備えた単一の漏れ検出装置(例えば、224)のみを用いて水道システム200内の漏れを検出することができる。
上述したように、漏れ検出装置224は、動作するために電力を必要とすることがあるネットワーク装置102、104、又は106(図1)と同様の機能を有するネットワーク装置とすることができる。電源アダプター616は、漏れ検出装置224に電力を供給するために、電源コード614を介して漏れ検出装置224に接続することができる。実施形態によっては、電源コード614は、シリアル接続(例えば、USB(Universal Serial Bus)、ライトニングバス、若しくは他のシリアル接続)、又は別の適切な接続を介して、漏れ検出装置224及び電源アダプター616に接続することができる。電源アダプター616は、120ボルトの電源コンセント又は他の適切なコンセントを含むことができる電源コンセント618に差し込むことができる。
図5に戻ると、幾つかの実施形態では、漏れ検出装置224は接続コンポーネントを含むことができ、この接続コンポーネントは、漏れ検出装置224がクラウドコンピューティングシステム504と通信できるように、かつ場合によっては、グラフィカルインターフェース506を実行してユーザに提示するユーザ装置(例えば、ユーザ携帯装置)と通信できるようにすることができる。他の実施形態では、クラウドコンピューティングシステム504は、ユーザ装置と通信し、グラフィカルインターフェース506をユーザに提示することができる。幾つかの実施形態では、ユーザ装置は、アクセス装置108(図1)と類似しているか又は同一であり得る。
幾つかの実施形態では、漏れ検出装置224は接続コンポーネント510を含むことがあり、この接続コンポーネント510は、WiFi(商標)送受信無線機若しくはインターフェース、Bluetooth(登録商標)送受信無線機若しくはインターフェース、Zigbee(商標)送受信無線機若しくはインターフェース、UWB送受信無線機若しくはインターフェース、WiFi-Direct送受信無線機若しくはインターフェース、BLE送受信無線機若しくはインターフェース、IR送受信機などの、無線送受信無線機若しくはインターフェース、及び/又は、漏れ検出装置224が有線若しくは無線のネットワークを介してクラウドコンピューティングシステム504若しくはユーザ装置と通信できるようにする任意の他の無線ネットワーク送受信無線機若しくはインターフェースなどの、無線コンポーネント511を含むことがある。場合によっては、無線コンポーネント511(例えば、無線送受信機)は、漏れ検出装置224がクラウドコンピューティングシステム504と通信できるようにすることができる。無線コンポーネント511は、クラウドコンピューティングシステム504に圧力データを送信することができ、クラウドコンピューティングシステム504は圧力データを分析することができる。場合によっては、接続コンポーネント510はクラウド・エンドポイント・コンポーネント512を含むことがあり、クラウド・エンドポイント・コンポーネント512は、クラウドコンピューティングシステム504とインターフェースするように構成することができる。例えば、クラウド・エンドポイント・コンポーネント512は、データをクラウドコンピューティングシステム504にストリーミングすることができる。場合によっては、接続コンポーネント510は、認証情報及び暗号化コンポーネント513を含むことができ、コンポーネント513は漏れ検出装置224が安全にクラウドコンピューティングシステム504にアクセスできるようにすることができる。例えば、漏れ検出装置224は、クラウドコンピューティングシステム504にアクセスするために使用されるシグネチャーを有することができる。クラウドコンピューティングシステム504は、漏れ検出装置224を認証するために、シグネチャーを処理することができる。
幾つかの実施形態では、漏れ検出装置224は、上記でより詳細に説明したように、圧力センサ226、及び/又は流量センサ228などの1つ又は複数のセンサ520を含むことができる。
多くの実施形態では、漏れ検出装置224は、ファームウェア515を含むことができる。実施形態によっては、ファームウェア515は、センサ520から受信された信号を受信及び/又は変換することができるデータ取得コンポーネント516を含むことができる。例えば、センサ520のうちの1つ又は複数がアナログ信号を供給する場合、データ取得コンポーネントは1つ又は複数のアナログ/デジタル変換器を含んでアナログ信号をデジタル信号に変換することができる。幾つかの実施形態では、ファームウェア515は予備検出コンポーネント517を含むことができ、予備検出コンポーネント517は、本明細書で説明する漏れ検出手法のうちの1つ又は複数を少なくとも部分的に実施することができる。幾つかの実施形態では、ファームウェア515は短期データアクセス518を含むことができ、短期データアクセス518は、過去2時間に渡って感知されたデータなどの最近取得されたデータを保存及び/又アクセスすることができる。多くの実施形態では、取得されたデータはクラウドコンピューティングシステム504にアップロードすることができ、クラウドコンピューティングシステム504は、漏れ検出装置224に保存される短期データよりも長い期間をカバーするための長期データを保存することができる。
クラウドコンピューティングシステム504は、多くの水道システム(例えば、水道システム200(図2))内に設置された漏れ検出装置などの、1つ又は複数の漏れ検出装置(例えば、漏れ検出装置224)と通信することができる。実施形態によっては、クラウドコンピューティングシステム504は、専用のクラウドコンピューティングプラットフォーム、クラウドコンピューティングプラットフォームの物理的及び/若しくは仮想的パーティション、クラウドコンピューティングプラットフォームへの限定アクセス(例えば、加入アクセス)、並びに/又は別の適切なクラウドコンピューティング実装で実装することができる。他の実施形態では、クラウドコンピューティングシステム504は、以下で説明する、クラウドコンピューティングプラットフォームの一部ではないコンピューティングシステム1400(図14)などのコンピューティングシステムとすることができる。多くの実施形態では、クラウドコンピューティングシステム504は、クラウド・パイプライン・コンポーネント525を含むことができる。多くの実施形態では、クラウド・パイプライン・コンポーネント525はストリーミングゲートウェイ526を含むことができ、ストリーミングゲートウェイ526は、1つ又は複数の漏れ検出装置(例えば、224)から、ストリーミングベース及び/又は継続ベースなどでデータを取得することができる。幾つかの実施形態では、クラウド・パイプライン・コンポーネント525は、長期記憶コンポーネント527を含むことができ、長期記憶コンポーネント527は、1つ又は複数の漏れ検出装置(例えば、224)からクラウドコンピューティングシステム504にストリーミングされたデータを保存及び/又はアクセスすることができる。幾つかの実施形態では、クラウド・パイプライン・コンポーネント525は、通知キュー528を含むことができる。1つ又は複数の漏れ検出装置(例えば、224)のうちの1つが潜在的な漏れを検出すると、漏れ検出装置(例えば、224)はクラウドコンピューティングシステム504に通知を送信することができる。クラウドコンピューティングシステム504は、受信した通知を通知キュー528に追加して、クラウドコンピューティングシステム504に十分なリソースがある場合に通知を処理することができる。
幾つかの実施形態では、クラウドコンピューティングシステム504は漏れ検証コンポーネント530を含むことができ、漏れ検証コンポーネント530は、漏れを検出及び/又は検証するために、また実施形態によっては、漏れのタイプ及び特性を判定するために、使用されることができる。実施形態によっては、漏れ検証コンポーネント530は、個別方法検証コンポーネント531を含むことができ、個別方法検証コンポーネント531は、漏れ検出装置(例えば、224)から送信された通知を処理して、クラウドコンピューティングシステム504で利用可能な追加の情報(例えば、履歴データ)に基づいて漏れがあるかどうかを個別に判定することができる。
幾つかの実施形態では、漏れ検証コンポーネント530は、長期データアクセスコンポーネント533を含むことができ、長期データアクセスコンポーネント533は、長期記憶装置527に保存されるデータを保存及び/又はアクセスすることができる。幾つかの実施形態では、個別方法検証コンポーネント531は、漏れ検出装置(例えば、224)が潜在的な漏れを検出していないかつ/又は通知を送信していない場合であっても、このより大きなデータセットに基づいて漏れを検出することができる。多くの実施形態では、個別方法検証コンポーネント531は、以下で更に詳細に説明するように、使用される個別の漏れ検出手法のそれぞれについて、漏れの信頼水準を決定することができる。例えば、ある手法から返される約80%以上の信頼水準(本明細書では、閾値1信頼水準と呼ばれる)は、漏れの可能性が高いことを示すことができる。ある手法から返される約60~80%の信頼水準(本明細書では、閾値2信頼水準と呼ばれる)は、漏れの信頼度が弱いことを示すことができる。ある手法から返される約60%未満の信頼水準(本明細書では、閾値3信頼水準と呼ばれる)は、漏れの可能性が無いので、漏れの信頼度が無いことを示すことができる。
多くの実施形態では、漏れ検証コンポーネント530は、全体採決コンポーネント532を含むことができ、全体採決コンポーネント532は、個別方法検証コンポーネント531によって決定された信頼水準を使用して、漏れの可能性があることをユーザに示すかどうかを決定することができる。例えば、全体採決コンポーネント532は、以下でより詳細に説明するように、複数の手法から返された信頼水準を考慮に入れることができる。
幾つかの実施形態では、クラウドコンピューティングシステム504は、モデル更新コンポーネント535を含むことができる。モデル更新コンポーネント535は、異なるシステム(例えば、水道システム200(図2))をモデル化するのに使用することができる。例えば、モデル更新コンポーネント535はシステムモデル536を含むことができ、システムモデル536は、家庭用メタデータ・データベース537内に特定のシステム(例えば、水道システム200(図2))に関係するパラメータを保存及び/又はアクセスすることができ、また、特定のシステムの特性を特徴付けるモデルを構築することができる。多くの実施形態では、システムモデル536は、システム(例えば、水道システム200(図2))の履歴モデルを含むことができる。例えば、家庭用メタデータ・データベース537は、システムの公称圧力などのシステムの配管インフラストラクチャーに関連する情報、平均、中央値、最頻値、及び/又は標準偏差などの圧力に関係した統計値、圧力調整器のメーカー、モデル、及び/又はタイプ、システムの位置、スタイル、寸法、及び/又は年数、管の材料、システム内の設備の数量、位置、及び/又はタイプ、漏れ検出中の気候条件、漏れがあるかどうかまた漏れの性質及び/又は寸法はどうかなどの漏れの通知に関するユーザ入力及び/又はフィードバック、を含むことができる。そのような情報は、ユーザを介して、公的な情報記録を介して、独立した又はサードパーティーの情報源を使用して収集された情報を介して、かつ/又は他の適切な情報源を介して、収集することができる。
多くの実施形態では、ユーザが規定した情報をシステムモデル536内に含めることができる。例えば、ユーザは、水の使用が無いものとユーザが予期する日付け及び/又は時間を指定することができる。この情報は、ユーザが仕事や休暇に出掛けるときにユーザによって設定することができる。これらの期間中に、以下に説明する手法のうちの1つ又は組み合わせを使用して、水の使用を調べることができる。トリガーされた任意の事象は、ユーザに対して警報通知を生成することができる。更に、クラウドコンピューティングシステム504は、午前12時と午前6時との間など、最小限の水の使用が予期される期間を決定するためにユーザにフィードバックを求めることができる。このユーザ定義情報は、ユーザの習性及び活動を学習することを可能にし、それによりシステムモデル536がより正確な信頼水準に基づいて漏れを検出できるようにすることができる。
幾つかの実施形態では、クラウドコンピューティングシステム504は、漏れエッジコンポーネント540を含むことができる。多くの実施形態では、漏れエッジコンポーネント540は、未加工の圧力サンプル541及び/又は漏れ特徴542を含むことができる。未加工の圧力サンプル541は、エッジを表す時間領域の圧力サンプルを含むことができる。「エッジ」は、圧力信号が、それより前の圧力値からの減少又は増加のいずれかによって、挙動に顕著な変化を示す境界であり得る。エッジはオープンエッジを含むことがあり、オープンエッジは、設備の弁をオープンする事象に対応することがあり、圧力の初期の低下によって表わされることができ、例えば少なくとも3秒間など一定の時間の間継続する振動がこれに続いて起こる。クローズエッジは、設備の弁をクローズする事象に対応することがあり、圧力の初期の上昇によって表わされ、例えば少なくとも3秒間など一定の時間の間継続する振動がこれに続いて起こる。振動は、水道システム(例えば、200)内部の流体(例えば、水)の変位及び前後の揺れ動きに基づく、設備がオン又はオフにされたときに発生する「ハンマー」効果に起因することがあり、この流体の変位及び前後の揺れ動きが、圧力センサにおける圧力の振動につながる。実施形態によっては、3秒間の振動に満たない他のエッジが漏れエッジとして特徴付けられることがある。水道システム200中の異なる設備及び/又は機器に対するシグネチャーエッジが、漏れ特徴542に保存されることがある。多くの実施形態では、(例えば、本明細書で説明するいずれかの手法によるエッジ分析を介して、機械学習を介して、ユーザフィードバックラベリングを介して、等)漏れであると判断された未加工の圧力信号を、未加工の圧力サンプル541に保存することができ、加えて、それらの特徴を漏れ特徴542に保存することができる。これらの漏れのタイプのデータベースは、漏れが検出されたときのより迅速な漏れの検証及びより迅速な警報の生成のために利用することができる。これらのデータベースは、漏れの性質の信頼性を高めることができる、異なる漏れタイプの比較を可能にすることができる。
多くの実施形態では、クラウドコンピューティングシステム504は、スケーラブルな分析性及び記憶装置、並びにグラフィカルインターフェース506を通じてユーザに漏れを通知するための要素を提供することができ、グラフィカルインターフェース506は、モバイル又はウェブインターフェース、又は別の適切なインターフェースを含むことがある。多くの実施形態では、例えば、グラフィカルインターフェース506はダッシュボードコンポーネント545を含むことができ、ダッシュボードコンポーネント545は、ある期間に渡る事象及び/又は漏れの報告などのマルチ・レポート・サイクル・ビュー546、集計された統計値547、及び/又は水道システム200の現在の状態(例えば、検出された現在の漏れがあるかどうか、圧力測定値、使用される設備、等)などのリアルタイム表示548を提供することができる。
幾つかの実施形態では、グラフィカルインターフェース506はモバイル警報550を提供することができる。例えば、モバイル警報550は漏れ通知551を含むことができ、漏れ通知551は、漏れ検出装置及び/又はクラウドコンピューティングシステム504が漏れを検出した場合にユーザに警告する。多くの実施形態では、ユーザは、将来の漏れの検出を改善するために組み込むことができる、実際に漏れがあったかどうか並びに漏れの寸法及び/又は性質についてのフィードバックを提供できる。幾つかの実施形態では、モバイル警報550は、不在モード通知を含むことができ、不在モード通知は、ユーザが不在であり水の使用は無いことが期待されているときに水道システム200内に活動があったという警告であることがある。上述したように、ユーザは、いつユーザが不在になるか又は不在になると予想されるかを入力することができる。
様々な実施形態では、グラフィカルインターフェース506は編集可能設定コンポーネント555を含むことができ、編集可能設定コンポーネント555は、ユーザが、ユーザ基本設定556、通知閾値557を入力できるように、かつ/又は警報を有効若しくは無効にできるようにする558ことができる。
多くの実施形態では、漏れ検出装置224及びクラウドコンピューティングシステム504は、圧力センサ226によって取得された圧力データを分析して、漏れの発生及び/又は発生した漏れのタイプを検出することができる。例えば、圧力センサ226から出力された圧力データは、漏れを検出するために、漏れ検出装置224のプロセッサによって分析されることができ、圧力データは、クラウドコンピューティングシステム504にストリーミングされることができる。クラウドコンピューティングシステム504内のクラウドコンピューティング機構は、複数展開された漏れ検出装置から送信されたデータを取り込むことができ、そのデータを分析して1つ又は複数の漏れ検出手法を実施することができる。場合によっては、漏れ検出装置224は、漏れに関する報告情報、漏れの検証の要求、及び/又は他の情報などの、他の情報をクラウドコンピューティングシステム504に伝送することができる。圧力センサ226からの圧力データ(及び、場合によっては流量センサ228からの流量データ)を周波数領域、時間領域、又は周波数領域と時間領域の両方で分析して、漏れを識別し、異なるタイプの漏れを区別することができる。時間領域及び/又は周波数領域で圧力ストリームを分析して漏れを検出するための様々な異なる手法を、以下の表1に示す。
Figure 0007126582000001
表1の4つの手法M1~M4を、漏れ検出装置224及び/又はクラウドコンピューティングシステム504によって使用して、圧力データの特性を識別して漏れを検出することができる。場合によっては、漏れ検出装置224は、4つの漏れ検出手法M1~M4を実施する軽量版のアルゴリズムを含むことができる。これらの手法の基本的な版は、漏れ検出装置224内に収集及び/又は保存される圧力センサから収集されたデータに基づいて漏れ検出装置224内で動作することができる。例えば、これらの手法は、漏れ検出装置224のファームウェア515内で実行されることができる。
多くの実施形態では、これらの漏れ検出手法のそれぞれは、水漏れに対応する非周期的な圧力事象を検出することができる。非周期的な圧力事象は、周期的な圧力事象と対照をなすことがある。例えば、トイレ内の欠陥のあるトイレ浮きゴムは、タンクのレベルが補充閾値を下回ったときにトイレ充填バルブによって周期的に補充されるトイレ貯水タンク内の漏れにつながることがある。これらの補充事象に対応する圧力事象は周期的である、というのも、そのとき開始する圧力事象は、制御システム(例えば、トイレ充填バルブ)によって中断され、この事象は時間の経過と共に周期的に(例えば、7分毎に)繰り返されるからである。対照的に、非周期的な圧力事象は時間の経過と共に繰り返されない。むしろ、非周期的な圧力事象は開始しても、制御システムによって中断されない。その代わり、圧力事象は、一時的に漏れを制限し得る特定の環境要因がある場合を除いて、継続する。そのような環境要因の例としては、灌漑システムに地下漏れが発生すると、管の周囲の地面が水浸しで飽和状態になるまで、漏れている管の周囲の土壌中に水が比較的に着実に漏れ出し、飽和した時点で、管の周りの飽和した地面が漏れを制限することがあり、その間に水は周囲の土壌に消散する。
図面を先に進めると、図7は、漏れ検出手法M1を使用して検出された圧力事象の例を示すグラフ700を示す。具体的には、グラフ700は、上部グラフにおける圧力スペクトログラム720、中央グラフにおける圧力センサストリーム704、及び下部グラフにおける流量センサストリーム730を含む。圧力センサストリーム704は、圧力センサ226(図2)によって測定された、未加工の圧力ストリーム時間領域信号であり得る。圧力スペクトログラム720は、圧力センサストリーム704から変換された、スペクトログラムを使用した周波数領域表現であり得る。流量センサストリーム730は、流量センサ228(図2)を通る流量の測定値であり得る。
幾つかの実施形態では、第1の漏れ検出手法M1は、分析のベースとして未加工の圧力センササンプルの周波数領域表現(周波数領域特性を含む)を使用することができる。未加工の圧力サンプルは、圧力センサストリーム704によって表わされる。周波数領域表現は、圧力スペクトログラム720に示される。手法M1は、特定の周波数範囲内でシステムが規定する時間閾値を超えて継続する、持続性の又は長期の狭帯域の非高調波のエネルギーを検出することができる。周波数エネルギーの変化は、水道設備のいずれも使用されていない場合の、及び/又は活動が低い時間帯の間の(例えば、ユーザは、午前1時から午前5時までは通常は水を使用しない時間帯であると入力することができる)、漏れ検出装置224(図2、図5~6)の較正中に学習されるベースラインと比較して計算されることがある。例えば、ベースラインは活動が低い時間帯中に検出された情報を使用してクラウドコンピューティングシステム504(図5)によって更新されて、経時的な信号変化を追跡することができる。例えば、M1は、ある周波数範囲内で観測された周波数エネルギーにおいて長期の変化(例えば、増加及び/又は減少)が存在する場合を、検出することができる。多くの実施形態では、時間閾値は約45分間であり得る。他の実施形態では、時間閾値は、約1時間、1.5時間、2時間、2.5時間、又は3時間などの、別の適切な期間であり得る。
幾つかの実施形態では、手法M1で分析される周波数範囲は、約0~100Hzであり得る。幾つかの実施形態では、周波数範囲は約0~50Hzであり得る。他の実施形態では、周波数範囲は、約10~100Hz、20~90Hz、20~50Hz、30~50Hz、又は別の適切な周波数範囲であり得る。多くの実施形態では、エネルギーの狭帯域は、約3Hz未満の幅を有することがある。他の実施形態では、エネルギーの狭帯域は、約2Hz、1Hz、又は0.5Hz未満の幅を有することがある。エネルギーの狭帯域は、乱れとして観察され得る。例えば、手法M1は、漏れ(例えば、永続的に開いた下流の開口部)の結果として被加圧システムに持ち込まれた均一の長期の乱れを検出することができ、これは、絶え間のない乱流を生成し、従って水道システム200(図2)に変動をもたらす。乱れは、漏れに起因して水道システム200(図2)から始終漏れ出す水と、水圧を補充する圧力調整器202(図2)とに起因して生成されることがあり、水圧は、圧力ストリーム内に切断又は乱れを引きおこす。図7に示すように、漏れ乱れ特徴702は、圧力スペクトログラム720の全体に渡って延びる、約30Hz範囲の周りの、かすかではあるが知覚可能な、永続的な又は長期のエネルギー狭帯域として、周波数領域において目に見える。図7からは、意図的な水使用事象(例えば、圧力事象706、708、及び710)からの乱れは、漏れ乱れ信号702をかき消していることも分かる。しかしながら、漏れ乱れ信号702の存在は、水が意図的に使用されていない水使用事象同士の間では明らかであり検出可能である。
実施形態によっては、漏れ検出装置224(図2、図5~6)及び/又はクラウドコンピューティングシステム504(図5)は、検出された周波数帯域の中心周波数、強度、及び/又は幅を判断することができる。手法M1を使用して検出することができる漏れの例としては、とりわけ、地下漏れなどの灌漑システム中の漏れ、食器洗浄機又は洗濯機のホースの破断がある。
水道システム200(図2)内の給湯器204(図2)がタンク型の給湯器である場合には、冷水ライン232(図2)に沿った位置で漏れ検出装置224(図2、図5~6)によって圧力サンプルが収集される場合、手法M1の、温水ライン234(図2)中の漏れを捕捉する有効性は低減することがある。この結果は、主として、温水ライン234(図2)に沿って生成されるエネルギー帯域を減衰させる、給湯器204(図2)の大きな貯水タンクに起因する。例によっては、水道システム200(図2)は、貯水タンクを含まないタンク無し給湯器を含むことがある。タンク無し給湯器が使用される場合、漏れ検出装置224(図2、図5~6)が冷水ライン232(図2)に沿って配置される場合、手法M1を使用して、冷水ライン232(図2)に加えて温水ライン234(図2)中の漏れを効果的に検出することができる。
図面を先に進めると、図8は、タンク無し給湯器に対応する圧力事象の例を示すグラフ800を示す。具体的には、グラフ800は、上部グラフにおける流量センサストリーム810、中央グラフにおける圧力センサストリーム820、及び下部グラフにおける圧力スペクトログラム830を含む。圧力センサストリーム820は、圧力センサ226(図2)によって測定された、未加工の圧力ストリーム時間領域信号であり得る。圧力スペクトログラム830は、圧力センサストリーム820から変換された、スペクトログラムを使用した周波数領域表現であり得る。流量センサストリーム810は、流量センサ228(図2)を通る流量の測定値であり得る。多くの実施形態では、圧力スペクトログラム830は、あるエネルギー帯域で独自の特徴を示す、タンク無し給湯器の使用に対応する圧力事象831を含むことがある。この場合の圧力事象831は、約1Hzの幅を有する約17Hzの中心周波数を有することがある。圧力事象831からの特徴は、家庭内の機器のモデルを構築するためのベースラインとして使用することができる。中心周波数、強度のベースラインからの著しい変化(例えば、上述した時間閾値に基づいて、長期の)、及び/又は周波数の幅の増加は、手法M1を使用して検出することができる漏れの潜在的な指標となり得る。
図面を先に進めると、図9は、特定の場合における、水道システム(例えば、200(図2))のベースライン雑音特性に対応する圧力事象の例を示すグラフ900を示す。具体的には、グラフ900は、上部グラフにおける流量センサストリーム910、中央グラフにおける圧力センサストリーム920、及び下部グラフにおける圧力スペクトログラム930を含む。圧力センサストリーム920は、圧力センサ226(図2)によって測定された、未加工の圧力ストリーム時間領域信号であり得る。圧力スペクトログラム930は、圧力センサストリーム920から変換された、スペクトログラムを使用した周波数領域表現であり得る。流量センサストリーム910は、流量センサ228(図2)を通る流量の測定値であり得る。多くの実施形態では、圧力スペクトログラム930は、漏れ検出装置224(図2、図5~6)が最初に設置されたときと同じ月の期間中の、水の活動が低い時間帯(この場合では、早朝)中に検出された圧力事象931を含むことがある。圧力事象931のそれぞれは、同様の特徴を有する信号である。具体的には、圧力事象931のそれぞれは、約5Hzを中心とするエネルギー帯域内の低強度事象である。多くの実施形態では、圧力スペクトログラム930は、ベースライン周波数領域特性を表すことができる。
図面を先に進めると、図10は、6ヶ月後に分析された、図9で分析された水道システムに対応する圧力事象の例を示すグラフ1000を示す。具体的には、グラフ1000は、上部グラフにおける流量センサストリーム1010、中央グラフにおける圧力センサストリーム1020、及び下部グラフにおける圧力スペクトログラム1030を含む。圧力センサストリーム1020は、圧力センサ226(図2)によって測定された、未加工の圧力ストリーム時間領域信号であり得る。圧力スペクトログラム1030は、圧力センサストリーム1020から変換された、スペクトログラムを使用した周波数領域表現であり得る。流量センサストリーム1010は、流量センサ228(図2)を通る流量の測定値であり得る。多くの実施形態では、圧力スペクトログラム1030は、図9で分析された期間の6ヶ月後の期間中の、水の活動が低い時間帯(この場合は、早朝)中の圧力事象1031を含むことがある。ベースライン、即ち圧力事象931(図9)と圧力事象1031を比較すると、圧力事象1031は、圧力事象931(図9)よりも約5Hzのエネルギー帯域においてより顕著な(より高強度の)特徴をしていることが観察される。この強度の変化は、水道システム(例えば、200(図2))内で発生しているゆっくりとした持続的な滴下又は小さな漏れの指標とすることができる。
そのような滴下又は小さな漏れは、設備の座金の欠陥、又は設備が適切にオフにされなかったことに起因して発生することがある。このタイプの漏れによる水の消費は、他のタイプの漏れと比較して小さい。これらの漏れは、長年の使用に渡る設備の通常の摩耗に起因して発生することがあり、比較的安価に修理することができる。これらの漏れを、特定の周波数帯域における乱れの増加として検出することが可能である。このような漏れは、一般的に冷水ライン(例えば、232(図2))で発生し、そのような漏れに対応する圧力事象の挙動は、システム(例えば、水道システム200(図2))が高垂下事象を示すか又は低垂下圧力事象を示すかに無関係であることがある。多くの実施形態では、水道システム(例えば、200(図2))の長期監視及びシステムモデル536(図5)の生成により、手法M1を使用して、圧力事象931(図9)と圧力事象1031との間の差異に示されるような、ベースラインに対する周波数エネルギーの変化を分析することを容易にすることができる。場合によっては、圧力事象931(図9)及び/又は圧力事象1031に示されるような背景雑音が、欠陥のある圧力調整器の指標となることがある。そのような情報を使用して、圧力調整器202(図2~3)などの、水道システム200(図2)内の構成要素の健康状態に関する情報をユーザに提供することができる。
場合によっては、機器又は他の水道設備は、持続的な乱れ(50Hzより高い帯域内にあり得る)を生成することがある。しかしながら、これらの機器の周波数特徴は一般的に、有限の持続時間を有し、この有限の持続時間はユーザフィードバックを通じて学ぶことができ、水道システム200(図2)のシステムモデル536(図5)内に保存することができる。例えば、ユーザフィードバックは、ユーザが発生した事象に対してラベルを提供することを含むことができる。例えば、クラウドコンピューティングシステム504(図5)は、圧力事象が終了したことを検出することができ、また、グラフィカルインターフェース506(図5)に、衣類洗濯サイクルなどの、どのような圧力事象が完了したのかという情報の入力をユーザに要求するように指示することができる。別の例として、ユーザは、水道システム(例えば、200(図2))の灌漑スケジュールなどの情報を提供することができる。これらの情報を使用して、内部的に圧力事象にラベル付けし、機械学習を実施してより正確に圧力事象を検出することができる。システムモデル536(図5)は、漏れ検出装置224(図2、図5~6)及び/又はクラウドコンピューティングシステム504(図5)によって参照されることができる。一旦学習されると、機器が生成した周波数信号(又は特徴)は、漏れ検出処理の間、誤検出として無視することができる。
図面を先に進めると、図11は、手法M2を使用して検出された圧力事象の例を示す圧力センサストリーム1100のグラフを示す。圧力センサストリーム1100は、圧力センサ226(図2)によって測定された、未加工の圧力ストリーム時間領域信号であり得る。多くの実施形態では、漏れ検出手法M2は、圧力センサストリーム1100などの、時間領域での圧力ストリーム時間領域信号を監視して、ある期間に渡る圧力データからの非周期的な圧力事象を検出することができる。手法M2によって検出される非周期的な圧力事象は、圧力リセット上昇1104などの圧力の増加による中断を伴う、圧力センサストリーム1100の圧力サンプルの負の勾配1102などの、負の勾配を含むことがある。例えば、手法M2は、意図的な水の使用事象が発生していない場合などの、事象が無いデータの期間中の、圧力センサストリーム1100中の連続的な圧力サンプルの勾配を追跡することができる。単調にサンプルが減少する継続的な傾向があり、持続的な負の勾配を伴う場合、水道システム200(図2)内に漏れが存在すると判断することができる。持続的な負の勾配は、漏れのせいで水の流れが決して止まらないので、非周期的である。このタイプの事象は、高い圧力垂下を伴うシステム(例えば、水道システム200(図2))内で発生することが予期されるが、場合によっては、低い圧力垂下を伴うシステムで発生する。手法M2は、漏れが冷水ライン232(図2)上にあるか又は温水ライン234(図2)上にあるかに関わりなく、図11で示した性質の漏れを検出することができ、タンク型給湯器(例えば、給湯器204(図2))が使用されていても又はタンク無し給湯器が使用されていても、検出することができる。
圧力調整器(例えば、202(図2~3))が下流の圧力を設定圧力まで回復させるように作動するおかげで、単調な下向きの圧力傾向は、一般的に、圧力上昇により周期的に中断される。図11の圧力センサストリーム1100によって示されるように、結果として、圧力調整器の作動によってトリガーされる周期的な圧力リセット上昇(例えば、圧力リセット上昇1104)を伴う、永続的な圧力の下降傾向(例えば、負の勾配1102)が見られる。図9に表わされるデータ収集は、意図的な水の使用事象が発生していない期間中に行われる。その結果、圧力低下は、漏れ口からの水の損失に起因し、一方、圧力上昇は、所望の設定圧力を回復するためにユーティリティから家庭内へ水を流入させるための圧力調整器(例えば、202(図2))による周期的な試みに起因する。負の勾配及び中断のタイミングは、変動することがあり、圧力調整器の設定値、及び水が使用されているときに水道システム(例えば、200(図2))内で発生する異なるスタイルの圧力信号に影響を及ぼす上述した圧力調整器の要因に依存する。
漏れ及び/又は漏れの環境的中断の他の原因が生じることがある。例えば、漏れが、灌漑システムを供給する管で発生することがある。上記で簡単に説明したように、長期間の漏れの後で、漏れ出した水の外圧により漏れ口の周辺に一時的な封止が生成されることがあり、漏れの中断を引き起こす。次いで、一旦十分な水が周囲の土壌中に消散したり、又は蒸発したりすると、漏れが再開することがある。別の例では、高い所にある設備で発生している漏れは、中断することがある。例えば、住居の2階にある設備で漏れが発生することがある。住居の被加圧水道システム内の圧力は、漏れ口から水が漏れ出すにつれて低下する。ある時点で、低下した水圧は、(重力に抗って作用していると)高い所にある設備の外へ水を押し出し続けるのには不十分になり、漏れの中断を引き起こす。次いで、圧力調整器は、漏れが継続する点まで、圧力を補充することがある。環境的な中断を伴うこれらのタイプの漏れは、漏れ検出手法M2を使用して検出することができる。
図12は、漏れ検出手法M3を使用して検出された圧力事象を有する例示的な圧力センサストリーム1200のグラフを示す。漏れ検出手法M3は、圧力センサストリーム1200の時間領域での圧力ストリーム時間領域信号を監視することができ、また、ある期間に渡る圧力データからの非周期的な圧力事象を検出することができる。手法M3によって検出される非周期的な圧力事象は、ある期間に渡り圧力レベル閾値(又は圧力下限)を下回って圧力レベルが低下することを含むことがある。圧力レベル閾値は、被加圧システムの通常動作状態中に観測される圧力レベルの下限を表すことができる。例えば、手法M3は、通常状態中に観測される長い時間をかけて確立された圧力設定範囲に比べて著しく低
下した水圧の長期間に渡る時間領域での圧力センサストリーム1200を監視することができる。そのような圧力の大幅な低下は、大量の水が被加圧システムから流れ出すことにつながる、管の破裂又は他の形態の壊滅的な漏れのせいであることがある。なお、図12は、圧力レベル閾値を下回っている圧力レベルを示していない。むしろ、圧力センサストリーム1200は、設定圧力レベル1202と、複数の高流量設備が並行して作動された結果である圧力レベル閾値1204とを示す。図12に示した圧力レベル閾値1204は約31.62PSIであり、設定圧力レベル1202は約47.18PSIであり、圧力レベル閾値1204は、設定圧力レベル1202よりも約15~16PSI低いことを示している。当業者であれば、意図的な水の使用事象中に検出される最低圧力レベルとして、他の圧力レベル閾値が観察されることがあることを、理解するであろう。
例によっては、意図的な水の使用事象に基づく最低の観測圧力を表す圧力レベル閾値1204は、図10に示すように、水道システム200(図2)内で並行して発生する幾つかの同時の意図的な水の使用の結果であり得る。例えば、圧力レベル閾値1204は、様々な同時の意図的な水使用事象を発生させることによって設定することができ、これには、ある浴室内でシャワーを使い、別の浴室内で浴槽を使い、外部の蛇口を使い、流し台を使い、かつトイレを流すことを含む。実施形態によっては、圧力レベル閾値1204の圧力下限は、意図的な水の使用に基づく被加圧システム内の水道設備の通常動作中に、新たな圧力下限が観測されるにつれて、動的に設定されることができる。実施形態によっては、新たな圧力下限は、約1分間、2分間、3分間、5分間、又は10分間などの、時間閾値よりも長い間持続する場合に、設定することができる。圧力レベル閾値1204より下に低下する圧力信号は漏れとみなすことができ、ユーザに素早く通知して資産の損傷を緩和することを容易にするために、クラウドコンピューティングシステム504(図5)及び/又はユーザ装置に対する通知をトリガーすることができる。実施形態によっては、手法M3は、圧力信号がある時間閾値の間、圧力レベル閾値1204を下回ったままである場合、通知をトリガーすることができる。例えば、時間閾値は、約1分間、5分間、10分間、20分間、30分間、45分間、1時間、1.5時間、2時間、2.5時間、3時間、又は4時間とすることができる。実施形態によっては、この時間閾値は、上述した時間閾値と同様又は同一であることがある。
実施形態によっては、圧力レベル閾値1204を下回る低下が、正当な意図的な水の使用事象に起因する場合を判断することが可能である。例えば、上述したように、学習された設備又は機器の圧力特徴を使用して、大幅な圧力低下が、圧力レベル閾値1204を下回る低下を引き起こす多数の設備又は機器の同時使用に起因していることを判断することができる。そのような場合、圧力レベル閾値1204を下回る圧力の低下は、無視することができる。
場合によっては、圧力センサ226(図2)が設置されている場所(例えば、台所の蛇口206(図2)、又は圧力センサ226(図2)が設置されている別の場所)の設備によって生成されたものではない圧力レベル閾値1204を下回る低下だけが、圧力レベル閾値1204を下回る低下として妥当であるとみなされる。圧力センサ226(図2)が配置される設備は、設置位置設備と呼ばれることがある。上記で簡単に説明し図4A及び図4Bで示したように、圧力センサ226(図2)の位置に近接する設置位置設備での水の使用は、圧力センサ226(図2)への設置位置設備の近接さ、及び設備を通る水の流れに起因して、高圧低下を有する可能性が高い。そのような場合、流量センサ228(図2)を使用して、圧力センサ226(図2)の位置で発生する圧力低下が意図的な水の使用事象に起因する場合を判断することができる。例えば、設置位置設備での事象は、漏れ検出装置224(図2)内に圧力センサ226(図2)と直列に設置された流量センサタービン(又はローター)によって記録される回転の存在によって、区別することができる。流量センサ228(図2)が、設置位置設備において水供給ライン内に流れが発生していることを感知した場合、圧力下限を下回る圧力低下を無視することができる。場合によっては、圧力レベル閾値1204よりも低いことがある、設置位置設備での最低の観測圧力下限が、新たなより低い圧力下限によって凌駕された場合、より早く漏れ通知がトリガーされることがある。
多くの実施形態では、漏れ検出手法M4は、時間領域における圧力センサ226(図2)によって検出される圧力ストリーム時間領域信号を監視し、ある期間に渡る圧力データから非周期的な圧力事象を検出することにより、漏れを検出することができる。手法M4によって検出される非周期的な圧力事象は、安定した圧力レベルにおける変動を含むことがある。例えば、手法M4は、過去2時間などの、ある期間に渡る圧力測定値の端数を丸めた最頻値を計算することなどによって、ある期間に渡る安定した圧力を追跡することができる。多くの実施形態では、圧力値を小数点以下1桁に丸めることができ、73.2416PSIは73.2PSIに丸められる。最も頻繁に発生する値は、安定した圧力として返されることがある。安定した圧力の標準偏差は、丸められた圧力値を使用して計算することができる。標準偏差が、ベースライン較正された安定した圧力値の標準偏差よりも閾値Nの倍数だけ大きい場合、手法M4は、安定した圧力に絶え間のない変動を引き起こしている漏れが発生したものと判断することができる。実施形態によっては、閾値Nは、約2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、又は別の適切な値であり得る。他の実施形態では、手法M4は、ベースライン較正された安定した圧力値の標準偏差の代わりに、比較用の、24時間サイクルの間にクラウドコンピューティングシステム504(図5)によって計算されるクラウド安定圧力値の標準偏差を使用することができる。
場合によっては、通常範囲からの安定した圧力レベルの変動は、圧力調整器(例えば、202(図2~3))の変化、又は、荷重素子302(図3)の荷重力、膜板304(図3)の表面積、制限素子310(図3)の周りの開口部312(図3)の寸法、又は別の適切な特性などの、圧力調整器の特性の変化に起因することがある。例によっては、漏れ検出装置224(図2、図5~6)又はクラウドコンピューティングシステム504(図5)は、ネットワーク接続された遮断弁に、遮断弁に給水を止めさせる無線信号を送信することなどにより、給水を停止させることができる。例によっては、漏れ検出装置224(図2、図5~6)又はクラウドコンピューティングシステム504(図5)は、(例えば、モバイルアプリケーション又はウェブインターフェースのグラフィカルインターフェース506(図5)を介して)ユーザのユーザ装置に通知を送信することができる。ユーザは、主入口弁でのユーティリティからの給水を一時的にオフにすることができ、ユーザ装置(例えば、モバイルアプリケーション又はウェブインターフェースのグラフィカルインターフェース506(図5))から(例えば、任意の適切なメッセージング又は電子メールサービスを使用して、又はユーザ装置からトリガーされるプッシュ通知を使用して)、漏れ検出システム500に警告する漏れ検出装置224(図2、図5~6)又はクラウドコンピューティングシステム504(図5)に通知を送信することができる。これらの例のうちのいずれかを使用して遮断が発生すると、水圧は安定し一定になる(この場合、変動はユーティリティ圧力及び圧力調整器における変動に起因する)か、又は、圧力はそれを補充する供給源が無いと徐々に低下し、この場合は漏れ検出手法M4によって漏れが存在すると判断される。
図5に戻ると、様々な異なる漏れ検出手法M1~M4のうちの1つ又は複数を個別に使用して漏れを検出することができる。手法M1~M4のうちのいずれかを使用して漏れ検出装置224によって漏れが一旦検出されると、漏れ検出装置224又はクラウドコンピューティングシステム504は、グラフィカルインターフェース506を実行しているユーザのユーザ装置に通知を送信することができる。
漏れ検出手法M1~M4は、漏れ検出装置224のファームウェア515内で実行することができる。実施形態によっては、漏れ検出装置224が手法M1~M4のうちの1つ又は複数を使用して潜在的な漏れを検出した場合、漏れ検出装置224は、漏れ検証コンポーネント530などのクラウドコンピューティングシステム504に対して更なる検証の要求をトリガーすることができる。例えば、ファームウェア515が手法M1~M4のうちの1つ又は複数を使用して漏れのような挙動を示す特徴(時間領域又は周波数領域における)を検出すると、ファームウェア515はクラウドコンピューティングシステム504による更なる検証の要求をトリガーすることができ、クラウドコンピューティングシステム504による更なる検証は、漏れ検出装置224のメモリ制約によって制約されず、従って、漏れの有無を検証する際に、長期記憶装置527内のデータなどのより長いセグメントのデータを考慮することができる。例えば、長期記憶装置527は、大量のデータを保存することができ、その結果、クラウドコンピューティングシステム504は、漏れ検出装置224の短期データアクセス518内で利用可能な圧力データよりも更に時間的にさかのぼって圧力データを見ることができる。より大量のデータに基づいて、クラウド分析エンジンは、以下で更に詳細に説明するように、はるかに高度な分析を行って、漏れ検出装置224によって検出された漏れを検証することができる。
一旦漏れが検出されると、漏れ検出装置224及び/又はクラウドコンピューティングシステム504は、グラフィカルインターフェース506に情報を提供することができる。グラフィカルインターフェース506は、ユーザ装置上のモバイルアプリケーションインターフェース又はウェブインターフェースとして実装されることがある。グラフィカルインターフェース506は、ユーザ装置のユーザのための通知及び対話機能を提供することができる。例えば、グラフィカルインターフェース506は、漏れ情報をユーザに伝達又は提示することができる。漏れ検出装置224及び/又はクラウドコンピューティングシステム504は、漏れが検出されると、漏れ通知をグラフィカルインターフェース506に送信することができる。漏れ通知は、ユーザ装置のディスプレイ上でユーザに対して表示されることができ、ユーザは漏れを修理することができる。実施形態によっては、グラフィカルインターフェース506は、ユーザが水道システム200(図2)内の様々な設備を有効及び無効にするための入力を提供できるようにすることができる。例えば、ユーザは、検出装置224を使用して制御可能な設備を遠隔で設定又は制御することができる。実施形態によっては、グラフィカルインターフェース506は、ユーザが、受信される通知のタイプ、通知を受信する頻度、ユーザ装置に報告すべき漏れのタイプ、又は任意の他の適切な設定などの、様々な設定を有効又は無効にできるようにすることができる。
実施形態によっては、漏れ検出装置224の処理能力が許せば、漏れ検出装置224は、漏れ検出手法M1~M4のうちの2つ以上の出力を組み合わせて、検出された漏れのタイプについての正確な結論を出すことができる。多くの実施形態では、クラウドコンピューティングシステム504は、手法M1~M4の出力を組み合わせて漏れのタイプを判断することができる。例えば、漏れ検出装置224及び/又はクラウドコンピューティングシステム504は、上述したように、漏れ検出手法M1~M4のうちの1つ又は複数が圧力データから周波数領域又は時間領域の特性を特定するのに基づいて、異なるタイプの漏れを検出することができる。手法M1~M4の異なる組み合わせが満足されるのに基づいて特定することができる漏れのタイプの例を、以下で表2に示す。漏れ検出装置224及び/又はクラウドコンピューティングシステム504は、以下で更に詳細に説明するように、1つ又は複数の検出された時間及び/又は周波数領域特性を漏れのタイプにマッピングすることができる。
Figure 0007126582000002
異なるタイプの漏れには、約0.01~0.25GPMを放出する極微量の漏れ、約0.25~1.0GPMを放出する小さな漏れ、約1~5GPMを放出する中間、約5GPM以上を放出する大きな又は壊滅的な漏れ、が含まれることがある。異なるタイプの漏れは、手法M1~M4のうちの1つ又は複数、又は様々な異なる組み合わせが満足されるのに基づいて、検出されることができる。極微量、小規模、及び中間の漏れのタイプに対する組み合わせは、類似している。場合によっては、圧力周波数特性、勾配、又は標準偏差が、上述した時間領域特性又は周波数領域特性から識別可能ではない事象では、極微量の漏れは検出不可能である。
実施形態によっては、漏れ検出装置224がクラウド検出システム504に、潜在的な漏れを示すことができる漏れ通知を送信すると、クラウド検出システム504は、データの予備チェックを行って、漏れ通知が既知の灌漑時間中に発生しているかどうか、又は、漏れが、ユーザが漏れではないとして却下した過去の漏れ通知など、過去に却下した漏れ通知と密接に合致する特徴を有するかどうかを判断することができ、クラウド検出システム504は、そのような予備チェックを使用して漏れ通知のうちの幾つかを無視することができる。
様々な実施形態では、全体採決コンポーネント532は、手法M1~M4を適用している個別方法検証コンポーネント531の結果を分析することができる。多くの実施形態では、個別方法検証コンポーネント531によって分析された手法M1~M4のうちのいずれかが閾値1信頼水準(上述したように、約80%以上の信頼水準)をもたらした場合、ユーザ漏れ通知をトリガーしてユーザに通知することができる。幾つかの実施形態では、クラウドコンピューティングシステム504は、以下で説明するように、追加の新たなデータを使用して追加的な監視措置を実施して、漏れを更に特徴付けることができる。
幾つかの実施形態では、手法M1~M4のうちのいずれも閾値1信頼水準を返さないが、1つ又は複数の手法が閾値2信頼水準(上述したように、約60%~80%の信頼水準)を返す場合、クラウドコンピューティングシステム504は、以下で説明するように、追加の新たなデータを使用して追加の監視措置を実施して、以下に示すように、手法M1~M4の出力のうちのいずれか1つが閾値1信頼水準に達するかどうか、又は、手法M1~M4の出力のうちの2つ以上が、拡張された監視期間に渡って閾値2信頼水準を維持するかどうか、について判断することができる。これらの条件のうちのいずれか又は両方が満足された場合、ユーザ漏れ通知をトリガーしてユーザに通知することができる。
幾つかの実施形態では、追加のデータを使用した追加の監視措置は、通知警報のために分析された期間がクラウドコンピューティング装置504によって受信される前の期間に渡って、データをさかのぼって探索することができ、かつ/又は、クラウドコンピューティング装置504によって通知警報が受信された後に到来するデータを分析することができる。例えば、実施形態によっては、後方探索及び/又は前方分析において分析される追加の時間の量は、上記で規定された時間閾値の倍数(例えば、1倍、2倍、3倍、4倍、5倍)であることがある。例えば、時間閾値が45分間であり、倍数が3である場合、追加の監視措置は過去135分間のデータに渡って後方探索を行い、次の135分間の到来データを分析することができる。この分析の間、この措置は、通知警報をもたらした1つ又は複数の手法と同一の又は他の手法を使用して、閾値1信頼水準が達成されていることをチェックすることができる。
実施形態によっては、手法及び出力を返された信頼水準に応じて、クラウドコンピューティングシステム504は、検出された漏れが表2の漏れタイプカテゴリーのいずれに分類されるべきかなどの、検出された漏れのサイズを正確に判断することができる。幾つかの実施形態では、1つの手法だけが閾値1信頼水準をトリガーするか、又は、複数の手法が閾値2信頼水準をトリガーする場合、特定の漏れのタイプを除外することは可能であるが、それでもなお、漏れタイプカテゴリーのいずれが該当するのかに関して決定的な判断を下すことはできないことがある。
上記の例では水漏れに関して説明したが、漏れ検出システム500は、同じ手法M1~M4を使用して、他の被加圧システムの圧力特性を監視して、天然ガス又は別の被加圧物質などの漏れを検出することができる。
図面を先に進めると、図13は、一実施形態による、方法1300の流れ図を示す。実施形態によっては、方法1300は、水漏れ検出などの漏れ検出の方法であることがある。方法1300は例に過ぎず、本明細書で提示される実施形態には限定されない。方法1300は、本明細書に具体的に示されない又は説明されない多数の異なる実施形態又は例において、使用されることがある。実施形態によっては、方法1300の手順、処理、及び/又は活動は、提示された順序で実施することができる。他の実施形態では、方法1300の手順、処理、及び/又は活動は、任意の適切な順序で実施することができる。更に他の実施形態では、方法1300の手順、処理、及び/又は活動のうちの1つ又は複数は、組み合わされたり、又は省略されたりすることができる。
図13を参照すると、実施形態によっては、方法1300は、感知装置の圧力センサを使用して、水道システムの単一の位置で建造物の水道システムにおける水圧を測定して、圧力センサによって測定された水圧を表す圧力測定データを生成するブロック1301を含むことがある。幾つかの実施形態では、水道システムは水道システム200(図2)と類似しているか又は同一であることがある。幾つかの実施形態では、感知装置は、漏れ検出装置224(図2、図5~6)と類似しているか又は同一であることがある。幾つかの実施形態では、圧力センサは、圧力センサ226(図2)と類似しているか又は同一であることがある。幾つかの実施形態では、圧力測定データは、サンプリングされたデジタル圧力信号などの圧力信号であり得る。
多くの実施形態では、単一の位置は、台所の流し台の蛇口604(図6)又は水道システムの別の適切な単一の位置での漏れ検出装置224(図2、図5~6)の設置と同様であるか又は同一であることがある。実施形態によっては、感知装置の単一の位置は、水道システムの圧力調整器と水道システムの第1の設備との間に置かれることがある。圧力調整器は、圧力調整器202(図2~3)と類似しているか又は同一であることがある。第1の設備は、台所の流し台の蛇口604、又は別の適切な単一の位置と類似していることがある。
幾つかの実施形態では、方法1300は更に、圧力測定データを1つ又は複数の処理部に伝達するブロック1302を含むことがある。実施形態によっては、1つ又は複数の処理部は、漏れ検出装置224(図2、図5~6)及び/又はクラウドコンピューティングシステム504(図5)の一部であることがある。実施形態によっては、圧力測定データが漏れ検出装置224(図2、図5~6)からクラウドコンピューティングシステム504(図5)に伝達されるとき、圧力測定データは、無線コンポーネント511(図5)及び/又はストリーミングゲートウェイ526(図5)などを介して、ストリーミングされることがある。
幾つかの実施形態では、方法1300は更に、圧力測定データを含む情報の分析に基づいて、第1の期間の間の建造物の水道システムにおける水漏れに対応する非周期的な圧力事象を検出するブロック1303を含むことがある。実施形態によっては、非周期的な圧力事象は、漏れ乱れ信号702(図7)、圧力事象1031(図10)、圧力センサストリーム1100に示された非周期的な圧力事象(図11)(負の勾配1102(図11)及び圧力リセット上昇1104(図11)を含む)、図12に関連して上述した非周期的な圧力事象、及び/又は他の適切な非周期的な圧力事象と類似しているか又は同一であることがある。多くの実施形態では、第1の期間は、漏れが検出される期間であり得る。実施形態によっては、第1の期間は、上述した時間閾値、及び/又は上述した他の時間閾値であり得る。他の実施形態では、第1の期間は、検出が行われている時間か、又は漏れ検出のためにデータが収集されている時間を含むことがあるが、幾つかの実施形態では、感知装置の較正又はベースライン生成のために使用される期間を除外することがある。
実施形態によっては、分析において分析される情報は、時間領域での圧力測定データ、及び/又は圧力測定データの周波数領域特性を含むことがある。例えば、時間領域での圧力測定データは、圧力センサストリーム401(図4A)、圧力センサストリーム451(図4B)、圧力センサストリーム704(図7)、圧力センサストリーム820(図8)、圧力センサストリーム920(図9)、圧力センサストリーム1020(図10)、圧力センサストリーム1100(図11)、及び/又は圧力センサストリーム1200(図12)と類似していることがある。周波数領域特性は、圧力スペクトログラム420(図4A)、圧力スペクトログラム470(図4B)、圧力スペクトログラム720(図7)、圧力スペクトログラム830(図8)、圧力スペクトログラム930(図9)、圧力スペクトログラム1030(図10)、圧力センサストリーム1100(図11)、及び/又は圧力センサストリーム1200(図12)と類似しているか又は同一であることがある。
幾つかの実施形態では、分析において分析される情報には、第1の期間中の建造物の水道システムにおける水の流量を表す流量測定データは含まれていない。実施形態によっては、単一の位置(例えば、台所の流し台の蛇口604(図6))における流量センサ228(図2)からの流量測定データが、分析に使用される情報の中に含まれることがあるが、圧力調整器202(図2~3)又はユーティリティによって提供される流量計器(例えば、自動メーター読み取り(AMR)装置)を通る流量などの、システム内の総流量の流量測定データは含まれないことがある。他の実施形態では、分析に使用される情報には、流量測定データは含まれないことがある。実施形態によっては、水が流量センサ228(図2)において流れているかどうかに関するフロータービン情報が、流量測定データを提供すること無しに、情報に含まれることがある。
幾つかの実施形態では、非周期的な圧力事象を検出するブロック1303は、任意選択的に、圧力測定データの周波数領域特性を分析して、ベースライン周波数領域特性と比べた場合の周波数領域特性の乱れを特定するブロック1304を含むことがある。例えば、ベースライン周波数領域特性は、圧力スペクトログラム930(図9)と類似していることがある。実施形態によっては、乱れは、第1の閾値よりも長い持続時間を有することがある。第1の閾値は、上記で規定した時間閾値、及び/又は上述した他の時間閾値であり得る。実施形態によっては、第1の閾値は45分間であり得る。
実施形態によっては、乱れは、漏れ乱れ信号702(図7)及び/又は圧力事象1031(図10)と類似しているか又は同一であることがある。幾つかの実施形態では、乱れは、周波数領域特性中の周波数帯域を含むことがある。多くの実施形態では、周波数帯域は、中心周波数及び幅を有することができる。幾つかの実施形態では、中心周波数及び/又は幅は、感知装置によって検出することができる。幾つかの実施形態では、ブロック1304は、手法M1の実施形態を実施することができる。
幾つかの実施形態では、非周期的な圧力事象を検出するブロック1303は、任意選択的に、時間領域における圧力測定データの連続的な圧力サンプルを追跡するブロック1305を含むことがある。例えば、図11に関連して上述したように、追跡は、圧力センサストリーム1100(図11)中の圧力サンプルの追跡と類似しているか又は同一であることがある。
幾つかの実施形態では、非周期的な圧力事象を検出するブロック1303は、次いでブロック1305の後に、周期的な圧力リセット上昇によって中断される負の勾配のパターンを特定するブロック1306を含むことがある。例えば、負の勾配は、負の勾配1102(図11)と類似しているか又は同一であることがある。周期的な圧力リセット上昇は、圧力リセット上昇1104(図11)と類似しているか又は同一であることがある。幾つかの実施形態では、周期的な圧力リセット上昇は、建造物の水道システムに結合された圧力調整器によって引き起こされる圧力リセットに対応することがある。圧力調整器は、圧力調整器202(図2~3)と類似しているか又は同一であることがある。多くの実施形態では、ブロック1305及び1306は、手法M2の実施形態を実施することができる。
幾つかの実施形態では、非周期的な圧力事象を検出するブロック1303は、任意選択的に、圧力レベル閾値を下回る圧力レベルを検出するブロック1307を含むことがある。圧力レベル閾値は、圧力レベル閾値1204(図12)と同様であり得る。多くの実施形態では、圧力レベル閾値は、水道システムの通常動作状態中に観測される圧力レベルの下限を表すことができる。
幾つかの実施形態では、非周期的な圧力事象を検出するブロック1303は、任意選択的に、ブロック1307の後に、圧力レベルが圧力レベル閾値を下回って検出された場合に感知装置の単一の位置において水が流れていないと判断するブロック1308を含むことがある。実施形態によっては、感知装置は、感知装置の単一の位置において水が流れているかどうかを判定するように構成されたフロータービンを含むことがある。実施形態によっては、フロータービンは、流量センサ228(図2)と類似しているか又は同一であることがある。多くの実施形態では、ブロック1307及び/又は1308は、手法M3の実施形態を実施することができる。
幾つかの実施形態では、非周期的な圧力事象を検出するブロック1303は、任意選択的に、少なくとも第1の期間の一部を含む第2の期間の間、圧力測定データの圧力測定値の第1の標準偏差を決定するブロック1309を含むことがある。多くの実施形態では、第2の期間は、圧力測定値の端数を丸めた最頻値を計算するために安定した圧力を追跡するための上述した期間と類似しているか又は同一であることがある。例えば、第2の期間は、全体的に又は少なくとも部分的に第1の期間内の2時間であることがある。
幾つかの実施形態では、非周期的な圧力事象を検出するブロック1303は、次いでブロック1309の後に、第1の標準偏差が第2の既知の安定した圧力の標準偏差値よりも第2の閾値の倍数だけ大きいと判断するブロック1310を含むことがある。幾つかの実施形態では、第2の閾値は、上述した閾値Nと同様又は同一であることがある。実施形態によっては、第2の閾値は3.5である。多くの実施形態では、ブロック1309及び1310は、手法M4の実施形態を実施することができる。
幾つかの実施形態では、方法1300は、更に任意選択的に、周波数帯域の中心周波数及び幅を判断するブロック1311を含むことがある。
幾つかの実施形態では、方法1300は、更に任意選択的に、水漏れの検証の要求を送信するブロック1312を含むことがある。例えば、検証をして欲しいとの要求は、感知装置からクラウドコンピューティングシステム504(図5)などのクラウドコンピューティングシステムに送信されることがある。
図面を先に進めると、図14はコンピュータシステム1400を示しており、その全て又はその一部は、ネットワーク装置102、104、及び106、アクセス装置108、漏れ検出装置224(図2、図5~6)、クラウドコンピューティングシステム504、並びに/又はグラフィカルインターフェース506(図5)を提供するユーザ装置(例えば、アクセス装置108)、並びに/又は上述した手法(例えば、M1~M4)、並びに/又は方法1300(図13)の少なくとも一部の実施形態を実装するのに適していることがある。コンピュータシステム1400は、1つ又は複数の回路基板(図示せず)、USB(universal serial bus)ポート1412、CD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)及び/又はDVD(Digital Video Disc)ドライブ1416、並びにハードドライブ1414を含む筐体1402を含む。筐体1402内部の回路基板上に含まれる素子の代表的なブロック図を図15に示す。図15の中央処理部(CPU)1510は、図15のシステムバス1514に結合されている。様々な実施形態では、CPU1510のアーキテクチャは、商業的に配布される様々なアーキテクチャファミリーのうちのいずれかに準拠していることがある。
引き続き図15を参照すると、システムバス1514は、読み出し専用メモリ(ROM)及びランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含むメモリ1508にも結合されている。メモリ記憶部1508の不揮発性部分又はROMは、システムリセット後にコンピュータシステム1400(図14)を機能状態に復元するのに適切なブート・コード・シーケンスで符号化されていることがある。更に、メモリ1508は、BIOS(Basic Input-Output System)などのマイクロコードを含むことがある。例によっては、本明細書に開示する様々な実施形態の1つ又は複数のメモリ記憶部は、メモリ記憶部1508、USB(universal serial bus)ポート1412(図14~15)に結合された外部メモリ記憶部(図示せず)などのUSB装備の電子装置、ハードドライブ1414(図14~15)、及び/又はCD-ROM若しくはDVDドライブ1416(図14~15)を含むことがある。同一の又は異なる例では、本明細書に開示する様々な実施形態の1つ又は複数のメモリ記憶部は、オペレーティングシステムを含むことがあり、オペレーティングシステムは、コンピュータ及び/又はコンピュータネットワークのハードウェア及びソフトウェア資源を管理するソフトウェアプログラムであり得る。オペレーティングシステムは、例えば、メモリの制御及び割り当て、命令の処理の優先順位付け、入出力装置の制御、ネットワーク構築の促進、ファイル管理などの基本的なタスクを実施することができる。一般的なオペレーティングシステムの幾つかの例としては、Microsoft(登録商標)のWindows(登録商標)オペレーティングシステム(OS)、Mac(登録商標)OS、UNIX(登録商標)OS、及びLinux(登録商標)OSが含まれることがある。
本明細書で使用する場合、「プロセッサ」及び/又は「処理モジュール」は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、コントローラ、複数命令セットコンピューター(CISC)マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューター(RISC)マイクロプロセッサ、超長命令語(VLIW)マイクロプロセッサ、グラフィックスプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、又は、所望の機能を実行することができる任意の他のタイプのプロセッサ若しくは処理回路などの、任意のタイプの計算回路を、これらに限定するものではないが意味する。例によっては、本明細書に開示する様々な実施形態の1つ又は複数のプロセッサは、CPU1510を含むことがある。
図15に示した実施形態では、ディスクコントローラ1504、グラフィックスアダプター1524、ビデオコントローラ1502、キーボードアダプター1526、マウスアダプター1506、ネットワークアダプター1520、及び他のI/O装置1522などの様々なI/O装置を、システムバス1514に結合することができる。キーボードアダプター1526及びマウスアダプター1506は、それぞれコンピュータシステム1400(図14)のキーボード1404(図14及び15)並びにマウス1410(図14及び15)に結合される。図15ではグラフィックスアダプター1524及びビデオコントローラ1502は別個のユニットとして示されているが、他の実施形態では、ビデオコントローラ1502はグラフィックスアダプター1524に組み込まれることがあり、逆も同様である。ビデオコントローラ1502は、コンピュータシステム1400(図14)の画面1408(図14)上に画像を表示するために、モニター1406(図14及び15)をリフレッシュするのに適している。ディスクコントローラ1504は、ハードドライブ1414(図14及び15)、USBポート1412(図14及び15)、並びにCD-ROM又はDVDドライブ1416(図14及び15)を制御することができる。他の実施形態では、これらの装置のそれぞれを別々に制御するために、別個のユニットを使用することがある。
実施形態によっては、ネットワークアダプター1520は、コンピュータシステム1400(図14)の拡張ポート(図示せず)に差し込まれた又は結合されたWNIC(wireless network interface controller)カードを備えるかかつ/又はWNICカードとして実装されることがある。他の実施形態では、WNICカードは、コンピュータシステム1400(図14)に組み込まれた無線ネットワークカードであることがある。無線ネットワークアダプターは、無線通信機能をマザーボードのチップセット(図示せず)に組み込むことにより、又は、無線通信機能を、コンピュータシステム1400(図14)のPCI(peripheral component interconnector)若しくはPCI expressバス又はUSBポート1412(図14)を介して接続された、1つ又は複数の専用の無線通信チップ(図示せず)を介して実装することにより、コンピュータシステム1400(図14)に組み込むことができる。他の実施形態では、ネットワークアダプター1520は、有線ネットワークインターフェースコントローラカード(図示せず)を備えるか、かつ/又は有線ネットワークインターフェースコントローラカードとして実装されることがある。
コンピュータシステム1400(図14)の他の多くのコンポーネントが図示されていないが、そのようなコンポーネント及びそれらの相互接続は、当業者には良く知られている。従って、コンピュータシステム1400(図14)及び筐体1402(図14)内部の回路基板の構造及び構成に関する更なる詳細を、本明細書で考察する必要はない。
図14のコンピュータシステム1400が動作しているとき、USBポート1412内のUSBドライブ、CD-ROM及び/若しくはDVDドライブ1416内のCD-ROM若しくはDVD、ハードドライブ1414、又はメモリ1508(図15)に保存されたプログラム命令が、CPU1510(図15)によって実行される。これらの装置に保存されたプログラム命令の一部は、本明細書で説明する手法の全て又は少なくとも一部を実行するのに適していることがある。様々な実施形態では、コンピュータシステム1400を、本明細書で説明するような1つ又は複数のモジュール、アプリケーション、及び/又はデータベースを用いて再度プログラミングして、汎用コンピュータを専用コンピュータに変えることができる。
コンピュータシステム1400は、図14ではデスクトップコンピュータとして示されているが、コンピュータシステム1400について説明したのと同様の機能的要素を依然として有していながら、コンピュータシステム1400が異なるフォームファクターを取る例があることがある。実施形態によっては、コンピュータシステム1400は、単一のコンピュータ、単一のサーバ、又はコンピュータ若しくはサーバのクラスター若しくは集合、又はコンピュータ若しくはサーバのクラウドを含むことがある。通常は、コンピュータシステム1400の需要が単一のサーバ又はコンピュータの無理のない能力を超過した場合に、サーバのクラスター又は集合を使用することがある。特定の実施形態では、コンピュータシステム1400は、ラップトップコンピュータなどの携帯用コンピュータを含むことがある。特定の実施形態では、コンピュータシステム1400は、スマートフォンなどの携帯装置を含むことがある。特定の追加の実施形態では、コンピュータシステム1400は、埋め込み型システムを含むことがある。例えば、漏れ検出装置224(図2、図5~6)は、記憶機能、処理機能、及び/又は通信計算機能を提供するなどのために、コンピュータシステム1400の要素の少なくとも一部と類似しているか又は同一である要素を含むことがある。
本開示は、特定の実施形態を参照して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく様々な変更を加えることができることを、理解するであろう。従って、本発明の実施形態の開示は、本発明の範囲を例示することを意図しており、限定することを意図してはいない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって求められる範囲にのみ限定されるべきであることが意図されている。例えば、当業者にとっては、図1~15の任意の要素が修正されてもよく、これらの実施形態のうちの幾つかの前述の考察は、必ずしも全ての可能な実施形態の完全な記載を表してはいないことが、容易に明らかであろう。例えば、図13の手順、処理、又は活動のうちの1つ又は複数は、異なる手順、処理、及び/又は活動を含むことがあり、多くの異なる順序で多くの異なるモジュールによって実行されることがある。
1つ又は複数の特許請求された要素の置換は、再構成を意味するが、補修は意味しない。更に、利点、他の優位な点、及び問題に対する解決策が、特定の実施形態に関して説明された。しかしながら、利点、優位点、問題に対する解決策、及び、任意の利点、優位点、又は解決策を引き起こし得るか又は更に顕著にし得る任意の要素は、そのような利点、優位点、解決策、又は要素が請求項の中に記載されていない限り、任意の又は全ての請求項の重大な、必須の、又は不可欠な特徴若しくは要素として解釈されるべきではない。
更に、本明細書に開示した実施形態及び制限は、その実施形態及び/又は制限が(1)請求項において明示的に請求されていない場合、及び(2)均等物の法理の下で請求項において明示された要素及び/又は制限の均等物であるか又は潜在的に均等物である場合、dedicationの法理の下で公共に献呈されてはいない。
本明細書及び添付図面の記載から導き出される特徴の例を以下に列記する。
1.建造物の水道システムにおいて水圧を測定するように構成された圧力センサを備える感知装置であって、前記建造物の前記水道システムは圧力調整器を含み、前記感知装置は、前記圧力センサによって測定された前記水圧を表す圧力測定データを生成するように構成されている、感知装置と、
1つ又は複数のプロセッサと、機械実行可能命令を記憶する1つ又は複数の非一時的記憶媒体と、を備える1つ又は複数の処理部と、を含み、
前記機械実行可能命令は、前記1つ又は複数のプロセッサで実行されると、前記圧力測定データを含む情報の分析に基づいて、第1の期間中の、前記建造物の前記水道システムにおける水漏れに対応する非周期的な圧力事象を検出する工程を行うように構成されており、
前記分析において、前記情報は、前記第1の期間中の、前記建造物の前記水道システムにおける水の総流量を表す流量測定データなしで分析され、
前記感知装置は、前記建造物の前記水道システムにおける前記水圧を測定するとき、前記建造物の前記水道システムの単一の位置で、前記建造物の前記水道システムと結合され、
前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、前記圧力測定データの周波数領域特性を分析して、ベースライン周波数領域特性と比べた場合の前記周波数領域特性の乱れを特定する工程を更に含み、
前記乱れは、第1の閾値よりも長い持続時間を有する、システム。
2.前記分析において分析される前記情報は、(a)時間領域での前記圧力測定データ、及び(b)前記圧力測定データの前記周波数領域特性、を更に含む、項1に記載のシステム。
3.前記第1の閾値は45分間である、項1に記載のシステム。
4.前記乱れは、前記周波数領域特性中の周波数帯域を含み、
前記周波数帯域は中心周波数及び幅を有し、
前記機械実行可能命令は、前記1つ又は複数のプロセッサで実行されると、前記周波数帯域の前記中心周波数及び前記幅を判断する工程を行うように更に構成されている、項1に記載のシステム。
5.前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、
時間領域における前記圧力測定データの連続的な圧力サンプルを追跡する工程と、
周期的な圧力の増加によって中断される負の勾配のパターンを特定する工程と、を更に含み、
前記周期的な圧力の増加は、前記建造物の前記水道システムの前記圧力調整器によって引き起こされる圧力リセットに対応する、項1、3、又は4のいずれか一項に記載のシステム。
6.前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、圧力レベル閾値を下回る圧力レベルを検出する工程を更に含み、
前記圧力レベル閾値は、前記水道システムの水漏れのない動作状態中に観測される圧力レベル下限を表す、項1、2、3、4、又は5のいずれか一項に記載のシステム。
7.前記感知装置は、前記感知装置が設置されている前記単一の位置において前記水が流れているかどうかを判定するように構成されたフロータービンを更に備え、
前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、前記圧力レベルが前記圧力レベル閾値を下回って検出されるべきときに、前記水が、前記感知装置が設置されている前記単一の位置において流れていないと判断する工程を更に含む、項6に記載のシステム。
8.前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、
前記第1の期間の少なくとも一部を含む第2の期間中の、前記圧力測定データの圧力測定値の第1の標準偏差を判断する工程と、
前記第1の標準偏差が、所定の圧力標準偏差値よりも、第2の閾値の倍数だけ大きいと判断する工程と、を更に含む、項1、2、3、4、5、6、又は7のいずれか一項に記載のシステム。
9.前記第2の閾値は3.5である、項8に記載のシステム。
10.前記感知装置が設置されている前記単一の位置は、前記水道システムの前記圧力調整器と前記水道システムの第1の設備との間である、項1、2、3、4、5、6、7、8、又は9のいずれか一項に記載のシステム。
11.前記機械実行可能命令は、前記1つ又は複数のプロセッサで実行されると、前記水漏れの検証の要求を送信する工程を行うように更に構成される、項1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10のいずれか一項に記載のシステム。
12.感知装置の圧力センサを使用して、水道システムの単一の位置で建造物の前記水道システムにおける水圧を測定して、前記圧力センサによって測定された前記水圧を表す圧力測定データを生成する工程と、
前記圧力測定データを1つ又は複数の処理部に伝達する工程と、
前記圧力測定データを含む情報の分析に基づいて、第1の期間中の、前記建造物の前記水道システムにおける水漏れに対応する非周期的な圧力事象を検出する工程と、を含み、
前記建造物の前記水道システムは圧力調整器を含み、
前記分析において、前記情報は、前記第1の期間中の、前記建造物の前記水道システムにおける水の総流量を表す流量測定データなしで分析され、
前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、前記圧力測定データの周波数領域特性を分析して、ベースライン周波数領域特性と比べた場合の前記周波数領域特性の乱れを特定する工程を更に含み、
前記乱れは、第1の閾値よりも長い持続時間を有する、方法。
13.前記分析において分析される前記情報は、(a)時間領域での前記圧力測定データ、及び(b)前記圧力測定データの前記周波数領域特性、を更に含む、項12に記載の方法。
14.前記第1の閾値は45分間である、項12に記載の方法。
15.前記乱れは、前記周波数領域特性中の周波数帯域を含み、
前記周波数帯域は中心周波数及び幅を有し、
前記方法は、前記周波数帯域の前記中心周波数及び前記幅を判断する工程を更に含む、項12に記載の方法。
16.前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、
時間領域における前記圧力測定データの連続的な圧力サンプルを追跡する工程と、
周期的な圧力の増加によって中断される負の勾配のパターンを特定する工程と、を更に含み、
前記周期的な圧力の増加は、前記建造物の前記水道システムの前記圧力調整器によって引き起こされる圧力リセットに対応する、項12、14、又は15のいずれか一項に記載の方法。
17.前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、圧力レベル閾値を下回る圧力レベルを検出する工程を更に含み、
前記圧力レベル閾値は、前記水道システムの水漏れのない動作状態中に観測される圧力レベル下限を表す、工程と、を更に含む、項12、13、14、15、又は16のいずれか一項に記載の方法。
18.前記感知装置は、前記感知装置が設置されている前記単一の位置において前記水が流れているかどうかを判定するように構成されたフロータービンを更に備え、
前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、前記圧力レベルが前記圧力レベル閾値を下回って検出されるべきときに、前記水が、前記感知装置が設置されている前記単一の位置において流れていないと判断する工程を更に含む、項17に記載の方法。
19.前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、
前記第1の期間の少なくとも一部を含む第2の期間中の、前記圧力測定データの圧力測定値の第1の標準偏差を判断する工程と、
前記第1の標準偏差が、所定の圧力標準偏差値よりも、第2の閾値の倍数だけ大きいと判断する工程と、を更に含む、項12、13、14、15、16、17、又は18のいずれか一項に記載の方法。
20.前記第2の閾値は3.5である、項19に記載の方法。
21.前記感知装置が設置されている前記単一の位置は、前記水道システムの前記圧力調整器と前記水道システムの第1の設備との間である、項12、13、14、15、16、17、18、19、又は20のいずれか一項に記載の方法。
22.前記水漏れの検証の要求を送信する工程を更に含む、項12、13、14、15、16、17、18、19、20、又は21のいずれか一項に記載の方法。
A1.建造物の水道システムにおいて水圧を測定するように構成された圧力センサを備える感知装置であって、前記建造物の前記水道システムは圧力調整器を含み、前記感知装置は、前記圧力センサによって測定された前記水圧を表す圧力測定データを生成するように構成されている、感知装置と、
1つ又は複数のプロセッサと、機械実行可能命令を記憶する1つ又は複数の非一時的記憶媒体と、を備える1つ又は複数の処理部と、を含み、
前記機械実行可能命令は、前記1つ又は複数のプロセッサで実行されると、前記圧力測定データを含む情報の分析に基づいて、第1の期間中の、前記建造物の前記水道システムにおける水漏れに対応する非周期的な圧力事象を検出する工程を行うように構成されており、
前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、
(a)前記水道システムの水漏れのない動作状態中に観測される圧力レベル下限を表す圧力レベル閾値を下回る圧力レベルを検出する工程、又は
(b)前記第1の期間の少なくとも一部を含む第2の期間中の、前記圧力測定データの圧力測定値の第1の標準偏差を判断し、前記第1の標準偏差が、所定の圧力標準偏差値よりも、第1の閾値の倍数だけ大きいと判断する工程、
のうちの少なくとも一つを更に含む、システム。
A2.前記分析において分析される前記情報は、(a)時間領域での前記圧力測定データ、及び(b)前記圧力測定データの前記周波数領域特性、を更に含む、項A1に記載のシステム。
A3.前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、前記圧力測定データの周波数領域特性を分析して、ベースライン周波数領域特性と比べた場合の前記周波数領域特性の乱れを特定する工程を更に含み、
前記乱れは、第2の閾値よりも長い持続時間を有する、項A1に記載のシステム。
A4.前記第2の閾値は45分間である、項A3に記載のシステム。
A5.前記乱れは、前記周波数領域特性中の周波数帯域を含み、
前記周波数帯域は中心周波数及び幅を有し、
前記機械実行可能命令は、前記1つ又は複数のプロセッサで実行されると、前記周波数帯域の前記中心周波数及び前記幅を判断する工程を行うように更に構成されている、項A3に記載のシステム。
A6.前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、
時間領域における前記圧力測定データの連続的な圧力サンプルを追跡する工程と、
周期的な圧力の増加によって中断される負の勾配のパターンを特定する工程と、を更に含み、
前記周期的な圧力の増加は、前記建造物の前記水道システムの前記圧力調整器によって引き起こされる圧力リセットに対応する、項A1、A3、A4、又はA5のいずれか一項に記載のシステム。
A7.前記感知装置は、前記感知装置が設置されている位置において前記水が流れているかどうかを判定するように構成されたフロータービンを更に備え、
前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、前記圧力レベルが前記圧力レベル閾値を下回って検出されるべきときに、前記水が、前記感知装置が設置されている位置において流れていないと判断する工程を更に含む、項A1、A2、A3、A4、A5、又はA6のいずれか一項に記載のシステム。
A8.前記第1の閾値は3.5である、項A1、A2、A3、A4、A5、A6、又はA7のいずれか一項に記載のシステム。
A9.前記感知装置は、前記水道システムの前記圧力調整器と前記水道システムの第1の設備との間に設置されている、項A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、又はA8のいずれか一項に記載のシステム。
A10.前記機械実行可能命令は、前記1つ又は複数のプロセッサで実行されると、前記水漏れの検証の要求を送信する工程を行うように更に構成される、項A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、又はA9のいずれか一項に記載のシステム。
A11.前記分析において、前記情報は、前記第1の期間中の、前記建造物の前記水道システムにおける水の総流量を表す流量測定データなしで分析される、項A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9、又はA10のいずれか一項に記載のシステム。
A12.前記感知装置は、前記建造物の前記水道システムにおける前記水圧を測定するとき、前記建造物の前記水道システムの単一の設備に近接した位置で、前記建造物の前記水道システムと結合される、項A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9、A10、又はA11のいずれか一項に記載のシステム。
A13.感知装置の圧力センサを使用して、建造物の水道システムにおける水圧を測定して、前記圧力センサによって測定された前記水圧を表す圧力測定データを生成する工程と、
前記圧力測定データを1つ又は複数の処理部に伝達する工程と、
前記圧力測定データを含む情報の分析に基づいて、第1の期間中の、前記建造物の前記水道システムにおける水漏れに対応する非周期的な圧力事象を検出する工程と、を含み、
前記建造物の前記水道システムは圧力調整器を含み、
前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、
(a)前記水道システムの水漏れのない動作状態中に観測される圧力レベル下限を表す圧力レベル閾値を下回る圧力レベルを検出する工程、又は
(b)前記第1の期間の少なくとも一部を含む第2の期間中の、前記圧力測定データの圧力測定値の第1の標準偏差を判断し、前記第1の標準偏差が、所定の圧力標準偏差値よりも、第1の閾値の倍数だけ大きいと判断する工程、
のうちの少なくとも一つを更に含む、方法。
A14.前記分析において分析される前記情報は、(a)時間領域での前記圧力測定データ、及び(b)前記圧力測定データの前記周波数領域特性、を更に含む、項A13に記載の方法。
A15.前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、前記圧力測定データの周波数領域特性を分析して、ベースライン周波数領域特性と比べた場合の前記周波数領域特性の乱れを特定する工程を更に含み、
前記乱れは、第2の閾値よりも長い持続時間を有する、項A13に記載の方法。
A16.前記第2の閾値は45分間である、項A15に記載の方法。
A17.前記乱れは、前記周波数領域特性中の周波数帯域を含み、
前記周波数帯域は中心周波数及び幅を有し、
前記方法は、前記周波数帯域の前記中心周波数及び前記幅を判断する工程を更に含む、
項A15に記載の方法。
A18.前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、
時間領域における前記圧力測定データの連続的な圧力サンプルを追跡する工程と、
周期的な圧力の増加によって中断される負の勾配のパターンを特定する工程と、を更に含み、
前記周期的な圧力の増加は、前記建造物の前記水道システムの前記圧力調整器によって引き起こされる圧力リセットに対応する、項A13、A15、A16、又はA17のいずれか一項に記載の方法。
A19.前記感知装置は、前記感知装置が設置されている位置において前記水が流れているかどうかを判定するように構成されたフロータービンを更に備え、
前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、前記圧力レベルが前記圧力レベル閾値を下回って検出されるべきときに、前記水が、前記感知装置が設置されている位置において流れていないと判断する工程を更に含む、項A13、A14、A15、A16、A17、又はA18のいずれか一項に記載の方法。
A20.前記第1の閾値は3.5である、項A13、A14、A15、A16、A17、A18、又はA19のいずれか一項に記載の方法。
A21.前記感知装置は、前記水道システムの前記圧力調整器と前記水道システムの第1の設備との間に設置されている、項A13、A14、A15、A16、A17、A18、A19、又はA20のいずれか一項に記載の方法。
A22.前記水漏れの検証の要求を送信する工程を更に含む、項A13、A14、A15、A16、A17、A18、A19、A20、又はA21のいずれか一項に記載の方法。
A23.前記分析において、前記情報は、前記第1の期間中の、前記建造物の前記水道システムにおける水の総流量を表す流量測定データなしで分析される、項A13、A14、A15、A16、A17、A18、A19、A20、A21、又はA22のいずれか一項に記載の方法。
A24.前記感知装置は、前記建造物の前記水道システムにおける前記水圧を測定するとき、前記建造物の前記水道システムの単一の設備に近接した位置で、前記建造物の前記水道システムと結合される、項A13、A14、A15、A16、A17、A18、A19、A20、A21、A22、又はA23のいずれか一項に記載の方法。

Claims (22)

  1. 建造物の水道システムにおいて水圧を測定するように構成された圧力センサを備える感知装置であって、前記建造物の前記水道システムは圧力調整器を含み、前記感知装置は、前記圧力センサによって測定された前記水圧を表す圧力測定データを生成するように構成されている、感知装置と、
    1つ又は複数のプロセッサと、機械実行可能命令を記憶する1つ又は複数の非一時的記憶媒体と、を備える1つ又は複数の処理部と、を含み、
    前記機械実行可能命令は、前記1つ又は複数のプロセッサで実行されると、前記圧力測定データを含む情報の分析に基づいて、第1の期間中の、前記建造物の前記水道システムにおける水漏れに対応する非周期的な圧力事象を検出する工程を行うように構成されており、
    前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、
    (a)前記水道システムの水漏れのない動作状態中に観測される圧力レベル下限を表す圧力レベル閾値を下回る圧力レベルを検出する工程、又は
    (b)前記第1の期間の少なくとも一部を含む第2の期間中の、前記圧力測定データの圧力測定値の第1の標準偏差を判断し、前記第1の標準偏差が、所定の圧力標準偏差値よりも、第1の閾値の倍数だけ大きいと判断する工程、
    のうちの少なくとも一つを更に含み、
    前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、前記圧力測定データの周波数領域特性を分析して、ベースライン周波数領域特性と比べた場合の前記周波数領域特性の乱れを特定する工程を更に含み、
    前記乱れは、第2の閾値よりも長い持続時間を有する、システム。
  2. 前記分析において分析される前記情報は、(a)時間領域での前記圧力測定データ、及び(b)前記圧力測定データの前記周波数領域特性、を更に含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第2の閾値は45分間である、請求項に記載のシステム。
  4. 前記乱れは、前記周波数領域特性中の周波数帯域を含み、
    前記周波数帯域は中心周波数及び幅を有し、
    前記機械実行可能命令は、前記1つ又は複数のプロセッサで実行されると、前記周波数帯域の前記中心周波数及び前記幅を判断する工程を行うように更に構成されている、請求項に記載のシステム。
  5. 前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、
    時間領域における前記圧力測定データの連続的な圧力サンプルを追跡する工程と、
    周期的な圧力の増加によって中断される負の勾配のパターンを特定する工程と、を更に含み、
    前記周期的な圧力の増加は、前記建造物の前記水道システムの前記圧力調整器によって引き起こされる圧力リセットに対応する、請求項1、3、又のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 前記感知装置は、前記感知装置が設置されている位置において前記水が流れているかどうかを判定するように構成されたフロータービンを更に備え、
    前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、前記圧力レベルが前記圧力レベル閾値を下回って検出されるべきときに、前記水が、前記感知装置が設置されている位置において流れていないと判断する工程を更に含む、請求項1、2、3、4、又は5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 前記第1の閾値は3.5である、請求項1、2、3、4、5、又は6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記感知装置は、前記水道システムの前記圧力調整器と前記水道システムの第1の設備との間に設置されている、請求項1、2、3、4、5、6、又は7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記機械実行可能命令は、前記1つ又は複数のプロセッサで実行されると、前記水漏れの検証の要求を送信する工程を行うように更に構成される、請求項1、2、3、4、5、6、7、又は8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記分析において、前記情報は、前記第1の期間中の、前記建造物の前記水道システムにおける水の総流量を表す流量測定データなしで分析される、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、又は9のいずれか一項に記載のシステム。
  11. 前記感知装置は、前記建造物の前記水道システムにおける前記水圧を測定するとき、前記建造物の前記水道システムの単一の設備に近接した位置で、前記建造物の前記水道システムと結合される、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10のいずれか一項に記載のシステム。
  12. 感知装置の圧力センサを使用して、建造物の水道システムにおける水圧を測定して、前記圧力センサによって測定された前記水圧を表す圧力測定データを生成する工程と、
    前記圧力測定データを1つ又は複数の処理部に伝達する工程と、
    前記圧力測定データを含む情報の分析に基づいて、第1の期間中の、前記建造物の前記水道システムにおける水漏れに対応する非周期的な圧力事象を検出する工程と、を含み、
    前記建造物の前記水道システムは圧力調整器を含み、
    前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、
    (a)前記水道システムの水漏れのない動作状態中に観測される圧力レベル下限を表す圧力レベル閾値を下回る圧力レベルを検出する工程、又は
    (b)前記第1の期間の少なくとも一部を含む第2の期間中の、前記圧力測定データの圧力測定値の第1の標準偏差を判断し、前記第1の標準偏差が、所定の圧力標準偏差値よりも、第1の閾値の倍数だけ大きいと判断する工程、
    のうちの少なくとも一つを更に含み、
    前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、前記圧力測定データの周波数領域特性を分析して、ベースライン周波数領域特性と比べた場合の前記周波数領域特性の乱れを特定する工程を更に含み、
    前記乱れは、第2の閾値よりも長い持続時間を有する、方法。
  13. 前記分析において分析される前記情報は、(a)時間領域での前記圧力測定データ、及び(b)前記圧力測定データの前記周波数領域特性、を更に含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第2の閾値は45分間である、請求項12に記載の方法。
  15. 前記乱れは、前記周波数領域特性中の周波数帯域を含み、
    前記周波数帯域は中心周波数及び幅を有し、
    前記方法は、前記周波数帯域の前記中心周波数及び前記幅を判断する工程を更に含む、
    請求項12に記載の方法。
  16. 前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、
    時間領域における前記圧力測定データの連続的な圧力サンプルを追跡する工程と、
    周期的な圧力の増加によって中断される負の勾配のパターンを特定する工程と、を更に含み、
    前記周期的な圧力の増加は、前記建造物の前記水道システムの前記圧力調整器によって引き起こされる圧力リセットに対応する、請求項1214、又は15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記感知装置は、前記感知装置が設置されている位置において前記水が流れているかどうかを判定するように構成されたフロータービンを更に備え、
    前記非周期的な圧力事象を検出する工程は、前記圧力レベルが前記圧力レベル閾値を下回って検出されるべきときに、前記水が、前記感知装置が設置されている位置において流れていないと判断する工程を更に含む、請求項12、13、14、15、又は16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記第1の閾値は3.5である、請求項12、13、14、15、16、又は17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記感知装置は、前記水道システムの前記圧力調整器と前記水道システムの第1の設備との間に設置されている、請求項12、13、14、15、16、17、又は18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記水漏れの検証の要求を送信する工程を更に含む、請求項12、13、14、15、16、17、18、又は19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記分析において、前記情報は、前記第1の期間中の、前記建造物の前記水道システムにおける水の総流量を表す流量測定データなしで分析される、請求項12、13、14、15、16、17、18、19、又は20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記感知装置は、前記建造物の前記水道システムにおける前記水圧を測定するとき、前記建造物の前記水道システムの単一の設備に近接した位置で、前記建造物の前記水道システムと結合される、請求項12、13、14、15、16、17、18、19、20、又は21のいずれか一項に記載の方法。
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