JP2001193952A - 冷暖房装置の冷温水循環系圧力調整装置 - Google Patents

冷暖房装置の冷温水循環系圧力調整装置

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JP2001193952A
JP2001193952A JP37409999A JP37409999A JP2001193952A JP 2001193952 A JP2001193952 A JP 2001193952A JP 37409999 A JP37409999 A JP 37409999A JP 37409999 A JP37409999 A JP 37409999A JP 2001193952 A JP2001193952 A JP 2001193952A
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hot water
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cooling
water circulation
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Masamichi Toyoyama
正道 豊山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地下に冷温水蓄熱槽を設けた場合でも、冷温
水循環系内の圧力の調整を行い、冷温水の過剰な流出を
防止する。 【解決手段】 ヒートポンプ6で加熱・冷却された冷温
水を空調を行う負荷部分3に循環させて冷暖房を行う冷
温水循環系4を備えた冷暖房装置1において、上記冷温
水循環系4に夜間電力で上記ヒートポンプ6により蓄熱
を行う蓄熱サイクル7を接続し、その蓄熱サイクル7の
冷温水蓄熱槽9を上記冷温水循環系4よりも低い位置に
配置し、上記冷温水循環系4の配管2よりも高い位置に
冷温水の膨張タンク21を配置し、その膨張タンク21
と冷温水循環系4とを、冷温水を膨張タンク21に逃す
圧力逃し弁22と膨張タンク21内の冷温水を冷温水循
環系4に戻す逆止弁23とで接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートポンプで加
熱・冷却された冷温水を空調を行う負荷部分に循環させ
て冷暖房を行う冷温水循環系に、ヒートポンプにより蓄
熱を行う蓄熱サイクルを接続し、その蓄熱サイクルの冷
温水蓄熱槽が冷温水循環系よりも低い位置に配置された
冷暖房装置の冷温水循環系圧力調整装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の冷温水循環型の冷暖房装置は、図
3に示すように、冷温水の流路配管51に空調の負荷部
分52を備えた冷温水循環系53を有している。この冷
温水循環系53には、冷温水塔(図示せず)にて外気と
熱交換された冷温水と熱の授受を行うヒートポンプ54
が設けられている。
【0003】冷温水循環系53には、その内部の冷温水
を循環させる循環ポンプ55が設けられており、ヒート
ポンプ54で加熱或いは冷却された冷温水を、循環ポン
プ55で負荷部分52に循環させて、各部屋の空調を行
うようになっていた。
【0004】ところで、冷温水循環系53内の冷温水
は、熱によって若干の膨張収縮が発生する。そこで、冷
温水循環系53の流路配管51よりも高い位置に冷温水
の膨張タンク56が接続されている。この膨張タンク5
6は、開放された配管57によって冷温水循環系53に
接続されており、膨張タンク56内の冷温水の水位が上
下することによって、冷温水の膨張収縮を吸収するよう
になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷温水循環型の
冷暖房装置では、ヒートポンプ54による熱の授受の性
能が限られているため、近年は冷温水循環系53に蓄熱
サイクルを設けて、冷温水循環系53が作動しない時間
に、ヒートポンプ54によって加熱或いは冷却された冷
温水を蓄熱サイクルの冷温水蓄熱槽に貯留しておき、こ
の貯留された冷温水を順次冷温水循環系53に循環させ
る方法が採用されている。
【0006】ところで、冷温水蓄熱槽は、蓄熱効率の観
点から、外気の影響が少ない地下に設けるのが好まし
い。この場合、冷温水循環系53と冷温水蓄熱槽とのレ
ベル差が大きいため、冷温水蓄熱槽の冷温水を冷温水循
環系53に供給するには、冷温水循環系53の高さまで
の揚程が必要となり、冷温水循環系53の内部圧力が高
くなってしまう。
【0007】しかしながら、上述の冷温水循環型の冷暖
房装置では、膨張タンク56は、常時開放された配管5
7によって冷温水循環系53に接続されているため、冷
温水蓄熱槽から冷温水循環系53に冷温水が供給される
と、冷温水循環系53の内部圧力が高くなりすぎ、膨張
タンク56から、冷温水が溢れて過剰に流出してしまう
といった問題があった。
【0008】そこで、本発明は上記問題を解決するため
に案出されたものであり、その目的は、地下に冷温水蓄
熱槽を設けた場合でも、冷温水循環系内の圧力の調整が
行え、冷温水の過剰な流出を防止できる冷暖房装置の冷
温水循環系圧力調整装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ヒートポンプで加熱・冷却された冷温水
を空調を行う負荷部分に循環させて冷暖房を行う冷温水
循環系を備えた冷暖房装置において、上記冷温水循環系
に夜間電力で上記ヒートポンプにより蓄熱を行う蓄熱サ
イクルを接続し、その蓄熱サイクルの冷温水蓄熱槽を上
記冷温水循環系よりも低い位置に配置し、上記冷温水循
環系の配管よりも高い位置に冷温水の膨張タンクを配置
し、その膨張タンクと冷温水循環系とを、冷温水を膨張
タンクに逃す圧力逃し弁と膨張タンク内の冷温水を冷温
水循環系に戻す逆止弁とで接続したものである。
【0010】上記構成によれば、冷温水循環系内の圧力
が上昇したときには圧力逃し弁によって冷温水を膨張タ
ンクに逃して圧力を適切な値に下げることができ、ま
た、冷温水循環系内の圧力が低いときには逆止弁によっ
て膨張タンク内の冷温水を冷温水循環系に戻して圧力調
整が行える。また、上記膨張タンク、圧力逃し弁及び逆
止弁は、メカニカルなものであってその制御機構が簡単
で信頼性が高く、また安価であるので設備費用を安く抑
えることができる。
【0011】そして、蓄冷温熱供給運転時、上記蓄熱サ
イクルの冷温水蓄熱槽内の蓄熱された冷温水が上記冷温
水循環系に供給され、上記冷温水蓄熱槽に、その内部の
冷温水の温度を検出する温度計が接続され、上記蓄熱サ
イクルに、上記冷温水蓄熱槽内の冷温水の温度に応じて
冷温水蓄熱槽の冷温水の供給を制御する供給ポンプが設
けられたものが好ましい。
【0012】また、本発明は、ヒートポンプで加熱・冷
却された冷温水を空調を行う負荷部分に循環させて冷暖
房を行う冷温水循環系を備えた冷暖房装置において、上
記冷温水循環系に夜間電力で上記ヒートポンプにより蓄
熱を行う蓄熱サイクルを接続し、その蓄熱サイクルの冷
温水蓄熱槽が上記冷温水循環系よりも低い位置に配置
し、上記冷温水循環系の配管よりも高い位置に冷温水の
膨張タンクを配置し、その膨張タンクと冷温水循環系と
を、蓄熱サイクルから冷温水循環系に蓄熱された冷温水
が供給される間閉じるアクチュエータ付開閉弁で接続し
たものである。
【0013】さらに、上記膨張タンクには、冷温水が設
定水位以上のときに排水する排水管が接続され、さらに
設定水位以下になったときに冷温水を供給する供給弁が
接続されたものが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を実施する好適一形態を添
付図面を参照しながら説明する。
【0015】図1は本発明に係る冷暖房装置の冷温水循
環系圧力調整装置の第一の実施の形態を示した構成図で
ある。
【0016】まず、冷暖房装置及びその冷温水循環系圧
力調整装置の構成を説明する。
【0017】図示するように、冷暖房装置1は、冷温水
の流路となる配管2に各部屋の空調を行う負荷部分3を
備えた冷温水循環系4を有している。
【0018】この冷温水循環系4には、外部に設けられ
た冷温水塔(図示せず)を備えた冷温水塔サイクル(一
部分のみ図示)5の冷温水と熱の授受を行うヒートポン
プ6が設けられていると共に、夜間電力でヒートポンプ
6により蓄熱を行う蓄熱サイクル7が接続されている。
【0019】冷温水循環系4は、配管2を通して、冷温
水を循環ポンプ8よりヒートポンプ6を通して加熱或い
は冷却して、その冷温水を負荷部分3に供給して冷暖房
を行った後、再度循環ポンプ8で循環されるようになっ
ている。
【0020】冷温水塔サイクル5は、暖房時には冷温水
塔で加熱された冷温水をヒートポンプ6に流して、冷温
水循環系4の冷温水に温熱を与え、冷房時には冷温水塔
で冷却された冷温水をヒートポンプ6に流して、冷温水
循環系4の冷温水に冷熱を与えるようになっている。
【0021】蓄熱サイクル7には、冷温水循環系4より
も低い位置(例えば地下)に配置された冷温水蓄熱槽9
が設けられている。この冷温水蓄熱槽9は、冷温水を冷
温水循環系4に供給するための供給管11と、冷温水循
環系4から冷温水を戻すための戻し管12とを介して、
冷温水循環系4に接続されている。
【0022】供給管11には、冷温水蓄熱槽9から冷温
水循環系4に冷温水を送る供給ポンプ14と流量調整弁
15とが設けられている。一方、冷温水循環系4の負荷
部分3の上流側には、そこを流れる冷温水の温度を検出
する温度計16が接続されている。
【0023】流量調整弁15と温度計16とは接続され
ており、温度計16の検出温度に応じて流量調整弁15
の開度を変えて、冷温水蓄熱槽9から供給される冷温水
の流量を調整するようになっている。
【0024】冷温水循環系4の循環ポンプ8の上流側に
は、その吸込側圧力を検出する圧力計17が接続されて
いる。一方、戻し管12には冷温水循環系4から冷温水
蓄熱槽9に冷温水を戻すための戻し弁18が設けられて
いる。
【0025】圧力計17と戻し弁18とは接続されてお
り、圧力計17の検出圧力に応じて戻し弁18の開度を
変えて、冷温水循環系4から冷温水蓄熱槽9に戻す冷温
水の流量を調整するようになっている。具体的には、圧
力が高いほど戻し弁18の開度が大きくなる。
【0026】冷温水蓄熱槽9には、その内部の冷温水の
温度を検出する温度計19が接続されている。
【0027】温度計19は供給ポンプ14に接続されて
おり、温度計19の検出温度に応じて供給ポンプ14の
駆動を制御するようになっている。具体的には、温度計
19に供給ポンプ14を停止させる温度を設定してお
き、その検出温度が設定値まで下がったことによって、
冷温水蓄熱槽9内の冷温水の蓄冷熱がなくなったと判断
して、供給ポンプ14を停止させて、冷温水蓄熱槽9か
らの冷温水の供給を止めるようになっている。
【0028】冷温水循環系4の配管2の最上部よりも高
い位置に冷温水の膨張タンク21が配置されている。こ
の膨張タンク21と冷温水循環系4とは、冷温水を膨張
タンク21に逃す圧力逃し弁22と膨張タンク21内の
冷温水を冷温水循環系4に戻す逆止弁23とで接続され
ている。
【0029】圧力逃し弁22は、冷温水循環系4内の圧
力が、冷温水循環系4の許容圧力以上になったときに開
いて冷温水循環系4内の冷温水を膨張タンク21に逃す
ように設定されている。
【0030】具体的には、圧力逃し弁22に設定される
許容圧力は、戻し管12の戻し弁18が最大開度となる
ときの圧力となっている。要するに、冷温水循環系4内
の圧力が、戻し弁18による圧力最大低下分を越えて上
昇した場合に、冷温水循環系4の許容圧力を越えるが、
そのときに、圧力逃し弁22から冷温水を冷温水循環系
4から膨張タンク21に逃すようになっている。
【0031】逆止弁23は、冷温水循環系4内の圧力が
負圧になったときに、膨張タンク21内の冷温水を冷温
水循環系4に戻して、冷温水循環系4の冷温水を補給す
るようになっている。
【0032】膨張タンク21には、その内部の冷温水が
設定上限水位以上のときにオーバーフローさせて排水す
る排水管24が接続されている。さらに、内部の冷温水
が設定下限水位以下になったときに冷温水を供給する供
給弁25が接続されている。供給弁25は供給管26に
設けられボールタップ式になっており、冷温水の水位が
下がると自動的に冷温水が供給されるようになってい
る。
【0033】次に、ヒートポンプ6による冷温熱供給運
転時の冷温水の流れと共に、本発明の作用を説明する。
【0034】ヒートポンプ6による冷温熱供給運転時に
は、蓄熱サイクル7と戻し管12は閉じられており、冷
温水は密閉された冷温水循環系4内を循環する。このと
き、冷温水循環系4内の冷温水は、ヒートポンプ6を介
して、冷温水塔で加熱或いは冷却された冷温水塔サイク
ル5内の冷温水から温熱或いは冷熱を与えられ、負荷部
分3に流れる。この負荷部分3で、温熱或いは冷熱を放
熱して、暖房或いは冷房を行う。
【0035】このとき、冷温水循環系4内の冷温水は、
ヒートポンプ6及び外気による熱の影響によって若干の
膨張収縮が発生するが、冷温水循環系4が密閉されてい
るので、その許容圧力を越えて膨張することがある。許
容圧力を越えて膨張した場合は圧力逃し弁22を介して
冷温水を膨張タンク21に逃し、収縮した場合は逆止弁
23を介して冷温水を膨張タンク21から冷温水循環系
4内に戻すことによって、冷温水の膨張収縮を吸収し
て、冷温水循環系4内の圧力を調整するようになってい
る。
【0036】次に、夜間電力による冷温熱蓄熱運転時の
冷温水の流れと共に、本発明の作用を説明する。
【0037】この冷温熱蓄熱運転時には、冷温水循環系
4が閉じられており、蓄熱サイクル7が開けられてい
る。冷温水は蓄熱サイクル7内を循環する。このとき、
蓄熱サイクル7内を循環する冷温水は、ヒートポンプ6
を介して、冷温水塔で加熱或いは冷却された冷温水塔サ
イクル5内の冷温水から温熱或いは冷熱を与えられ、徐
々に加熱或いは冷却され、冷温水蓄熱槽9に貯留されて
蓄熱されていく。
【0038】この冷温熱蓄熱運転は、料金の安い夜間電
力を用いて行われ、ランニングコストの低減が達成され
る。
【0039】次に、ヒートポンプ・蓄熱利用併用の蓄冷
温熱供給運転時の冷温水の流れと共に、本発明の作用を
説明する。
【0040】ヒートポンプ・蓄熱利用併用の蓄冷温熱供
給運転時には、冷温水循環系4内を冷温水が循環すると
共に、蓄熱サイクル7が開けられ、蓄熱された冷温水が
冷温水循環系4に供給されている。
【0041】冷温水循環系4と冷温水塔サイクル5との
間では、ヒートポンプ6による冷温熱供給運転時と同様
の熱の授受が行われ、負荷部分3で冷温熱を放熱し冷暖
房を行うようになっている。
【0042】これと合わせて、温度計16によって、ヒ
ートポンプ6から負荷部分3へ送られる冷温水の温度を
検出しながら、その温度が所望の値と異なる場合には、
供給管11の流量調整弁15の開度を調整して、冷温水
蓄熱槽9から適量の蓄熱された冷温水を冷温水循環系4
に供給して、冷温水循環系4の冷温水の温度を適宜調整
する。
【0043】そして、負荷部分3を流れた後の冷温水
は、その一部が冷温水循環系4を循環してヒートポンプ
6に流され、一部が戻し弁18を介して冷温水蓄熱槽9
に戻される。
【0044】このとき、冷温水循環系4と冷温水蓄熱槽
9とのレベル差が大きいため、冷温水蓄熱槽9の冷温水
を冷温水循環系4に供給するには、冷温水循環系4の高
さまでの揚程が必要となり、供給ポンプ14のポンプ圧
が大きくなるため、冷温水循環系4内の圧力が高くなっ
てしまう。
【0045】この圧力上昇に応じて、戻し弁18が開い
て冷温水蓄熱槽9への冷温水の戻し流量を調整しながら
冷温水循環系4内の圧力を調整する。圧力が、戻し弁1
8の最大開度の圧力よりも高くなった場合には、冷温水
循環系4の許容圧力を越えるが、その圧力を圧力逃し弁
22が検知して開き、冷温水循環系4内の冷温水を膨張
タンク21に逃す。これによって、冷温水循環系4内の
圧力の過度の上昇を防いで、適切な値に下げることがで
きる。よって、冷温水が膨張タンク21から過剰に流出
するのを防止できると共に、冷温水循環系4内の冷温水
循環量を適量に保て、冷温水循環系4内で冷温水が円滑
に循環できる。
【0046】また、冷温水循環系4内の圧力が低下した
場合には、逆止弁23を介して、膨張タンク21から冷
温水循環系4に冷温水を供給できるので、その圧力を適
正に保つことができる。
【0047】さらに、膨張タンク21に、排水管24と
供給弁25を備えた供給管26を設けたことによって、
膨張タンク21内の冷温水は常に適量に保たれ、円滑な
冷温水循環系4内の圧力調整を行うことができる。
【0048】また、万一冷温水循環系4に漏水が発生し
ても、逆止弁23を介して膨張タンク21から冷温水循
環系4内に冷温水を補給するので、急激な圧力低下を防
止できる。膨張タンク21内の冷温水は、供給弁25に
よって一定に補給されるので、なくなることはない。
【0049】図2は本発明に係る冷暖房装置の冷温水循
環系圧力調整装置の第二の実施の形態を示した構成図で
ある。
【0050】この第二の実施の形態は、図1における膨
張タンク21と冷温水循環系4とを、蓄熱サイクル7か
ら冷温水循環系4に蓄熱された冷温水が供給される間閉
じられるアクチュエータ付開閉弁27で接続したもので
ある。このアクチュエータ付開閉弁27は、制御装置2
8を介して供給ポンプ14に接続されており、供給ポン
プ14の作動に応じて、弁を開閉するようになってい
る。
【0051】なお、その他の構成は図1と同様であるの
で、同じ符号を付して説明を省略する。
【0052】本第二の実施の形態においては、ヒートポ
ンプ6による冷温熱供給運転時には、アクチュエータ付
開閉弁27は開いた状態であるので、従来と同様に、膨
張タンク21内の冷温水の水位が上下することによっ
て、冷温水循環系4内の冷温水の熱による膨張収縮を吸
収することができる。
【0053】そして、ヒートポンプ・蓄熱利用併用の蓄
冷温熱供給運転時には、アクチュエータ付開閉弁27は
閉じた状態であるので、冷温水蓄熱槽9と冷温水循環系
4との揚程によって、冷温水循環系4内の圧力が高くな
っても、膨張タンク21に冷温水は流れず、膨張タンク
21から冷温水が溢れて過剰に流出してしまうのを防止
することができる。
【0054】冷温水循環系4内の圧力が、戻し弁18の
最大開度の圧力よりも高くなった場合には、供給ポンプ
14に負荷がかかるが、その負荷をアクチュエータ付開
閉弁27の制御装置28が検知することによって、その
開閉弁を開いて、冷温水を膨張タンク21に逃すように
なっている。
【0055】但し、第二の実施の形態に比べて、第一の
実施の形態の方が、高価であるアクチュエータ付開閉弁
27を採用しておらず、上述のような制御が不要であ
る。すなわち、第一の実施の形態による圧力調整装置
は、膨張タンク21を、圧力逃し弁22及び逆止弁23
で冷温水循環系4に接続しているので、電気的な制御が
不要で、メカニカルなものであって、その機構が簡単で
信頼性が高く、設備費用が安価である点で好ましい。
【0056】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、地下に冷
温水蓄熱槽を設けた場合でも、冷温水循環系内の圧力の
調整が行え、冷温水が過剰に流出するのを防止できると
いう優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷暖房装置の冷温水循環系圧力調
整装置の第一の実施の形態を示した構成図である。
【図2】本発明に係る冷暖房装置の冷温水循環系圧力調
整装置の第二の実施の形態を示した構成図である。
【図3】従来の冷温水循環型の冷暖房装置を示した構成
図である。
【符号の説明】
1 冷暖房装置 2 (冷温水循環系の)配管 3 負荷部分 4 冷温水循環系 6 ヒートポンプ 7 蓄熱サイクル 9 冷温水蓄熱槽 14 供給ポンプ 19 温度計 21 膨張タンク 22 圧力逃し弁 23 逆止弁 27 アクチュエータ付開閉弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートポンプで加熱・冷却された冷温水
    を空調を行う負荷部分に循環させて冷暖房を行う冷温水
    循環系を備えた冷暖房装置において、上記冷温水循環系
    に夜間電力で上記ヒートポンプにより蓄熱を行う蓄熱サ
    イクルを接続し、その蓄熱サイクルの冷温水蓄熱槽を上
    記冷温水循環系よりも低い位置に配置し、上記冷温水循
    環系の配管よりも高い位置に冷温水の膨張タンクを配置
    し、その膨張タンクと冷温水循環系とを、冷温水を膨張
    タンクに逃す圧力逃し弁と膨張タンク内の冷温水を冷温
    水循環系に戻す逆止弁とで接続したことを特徴とする冷
    暖房装置の冷温水循環系圧力調整装置。
  2. 【請求項2】 蓄冷温熱供給運転時、上記蓄熱サイクル
    の冷温水蓄熱槽内の蓄熱された冷温水が上記冷温水循環
    系に供給され、上記冷温水蓄熱槽に、その内部の冷温水
    の温度を検出する温度計が接続され、上記蓄熱サイクル
    に、上記冷温水蓄熱槽内の冷温水の温度に応じて冷温水
    蓄熱槽の冷温水の供給を制御する供給ポンプが設けられ
    た請求項1記載の冷暖房装置の冷温水循環系圧力調整装
    置。
  3. 【請求項3】 ヒートポンプで加熱・冷却された冷温水
    を空調を行う負荷部分に循環させて冷暖房を行う冷温水
    循環系を備えた冷暖房装置において、上記冷温水循環系
    に夜間電力で上記ヒートポンプにより蓄熱を行う蓄熱サ
    イクルを接続し、その蓄熱サイクルの冷温水蓄熱槽が上
    記冷温水循環系よりも低い位置に配置し、上記冷温水循
    環系の配管よりも高い位置に冷温水の膨張タンクを配置
    し、その膨張タンクと冷温水循環系とを、蓄熱サイクル
    から冷温水循環系に蓄熱された冷温水が供給される間閉
    じるアクチュエータ付開閉弁で接続したことを特徴とす
    る冷暖房装置の冷温水循環系圧力調整装置。
  4. 【請求項4】 上記膨張タンクには、冷温水が設定水位
    以上のときに排水する排水管が接続され、さらに設定水
    位以下になったときに冷温水を供給する供給弁が接続さ
    れた請求項1から3いずれかに記載の冷暖房装置の冷温
    水循環系圧力調整装置。
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