JPH08128915A - 漏洩検知システム - Google Patents

漏洩検知システム

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Publication number
JPH08128915A
JPH08128915A JP29234094A JP29234094A JPH08128915A JP H08128915 A JPH08128915 A JP H08128915A JP 29234094 A JP29234094 A JP 29234094A JP 29234094 A JP29234094 A JP 29234094A JP H08128915 A JPH08128915 A JP H08128915A
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JP
Japan
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supply pipe
point
pressure
leak
leakage
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Application number
JP29234094A
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English (en)
Inventor
Kiichi Suyama
毅一 陶山
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス等の流体の供給管における漏洩の有無を
自動的に、かつ迅速に検知でき、検知のための人手を不
要とすることができるようにする。 【構成】 供給管11は地中埋設部11aと、下流側の
ガスメータの近傍領域の地上配設部11bの2つの部分
から構成されている。流量計16によって検出される流
量が所定の流量(口火流量)未満の微少流量モードにな
ると、遮断弁(V1 )12および遮断弁(V2 )15が
それぞれ閉状態となる。その後、圧力センサ(P1 )1
4の検出結果を基に供給管11の第1の地点Aから第2
の地点Bまでの領域における漏洩の有無が検知され、同
時に、圧力センサ(P2 )17の検出結果を基に供給管
11の第2の地点Bから第3の地点Cまでの領域におけ
る漏洩の有無が検知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は供給管を流れるガス等の
流体の供給管における漏洩の有無を検知するための漏洩
検知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガスメータでは、ガスの使用量
を計測する機能と共に、ガス漏洩の有無を検知してガス
漏れが発生した場合には直ちに警報報知を行う安全機能
が付加されている。しかしながら、このガスメータの安
全機能では、ガスメータの下流側、すなわちガスメータ
とガス器具との間におけるガス漏洩しか検知できず、ガ
スメータよりも上流側、すなわち道路と家の地境とガス
メータとの間(本支管とガスメータとの間)の地中に埋
設された供給管におけるガス漏洩の有無を自動的に検知
することはできなかった。そのため、この本支管とガス
メータとの間においては、特別なセンサ(燃焼物検知セ
ンサ)を用いて定期的に漏洩の有無を調べることが義務
付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の方法では、漏洩検知に人手がかかる上に、3年に一
度程度の間隔でしか検査できないのが実情である。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ガス等の流体の供給管における漏洩
の有無を自動的に、かつ迅速に検知でき、検知のための
人手を不要とすることができると共に安全性の向上した
漏洩検知システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の漏洩検知
システムは、第1の地点からこの第1の地点よりも下流
側の第2の地点までの領域、および第2の地点からこの
第2の地点よりも下流側の第3の地点までの領域がそれ
ぞれ漏洩検査対象となる供給管と、この供給管の第1の
地点に対応する箇所に設けられ、通常状態では開状態に
設定される第1の流路開閉手段と、前記供給管の第2の
地点に対応する箇所に設けられ、通常状態では開状態に
設定される第2の流路開閉手段と、前記供給管の第1の
地点と前記第2の地点との間に設けられ、前記供給管を
流れる流体の圧力を検出する第1の圧力検出手段と、前
記供給管の第2の地点と第3の地点との間に設けられ、
前記供給管を流れる流体の圧力を検出する第2の圧力検
出手段と、前記供給管を流れる流体の流量を検出する流
量検出手段と、この流量検出手段によって検出される流
量が所定の流量未満の微少流量モードになったときに前
記第1の流路開閉手段および第2の流路開閉手段をそれ
ぞれ閉状態とし、その後前記第1の圧力検出手段の検出
結果を基に前記供給管の第1の地点から第2の地点まで
の領域における漏洩の有無を判断する共に、前記第2の
圧力検出手段の検出結果を基に前記供給管の第2の地点
から第3の地点までの領域における漏洩の有無を検知す
る漏洩検知手段とを備えている。
【0006】この漏洩検知システムでは、流量検出手段
により検出される流量が微少流量になると、自動的に第
1の流路開閉手段および第2の流路開閉手段が共に閉状
態になり、供給管が密閉状態となる。この密閉状態にお
いて、漏洩検知手段により、供給管のうち第1の地点か
ら第2の地点までの領域については第1の圧力検出手段
の検出結果を基に、また、第2の地点から第3の地点ま
での領域については第2の圧力検出手段の検出結果を基
にそれぞれ漏洩検査が行われる。
【0007】請求項2記載の漏洩検知システムは、請求
項1記載のシステムにおいて、更に、異常状態を報知す
るための警報報知手段を備え、前記漏洩検知手段により
漏洩有りと判断されたときには前記警報報知手段を作動
させるよう構成したものである。
【0008】請求項3記載の漏洩検知システムは、請求
項2記載のシステムにおいて、前記警報報知手段が、前
記第1の圧力検出手段の検出結果を基に報知を行う第1
の報知部と、第2の圧力検出手段の検出結果を基に第1
の報知部とは異なる報知を行う第2の報知部とを含むよ
う構成したものであり、これにより供給管の2つの領域
各々について個別に警報が行われる。
【0009】請求項4記載の漏洩検知システムは、請求
項1ないし3のいずれか1に記載のシステムにおいて、
前記漏洩検知手段が、前記第1の流路開閉手段および第
2の流路開閉手段をそれぞれ閉状態とした後、前記第2
の圧力検出手段の検出結果を基に第2の流路開閉手段よ
りも下流側の領域の圧力低下状態を監視して漏洩の可能
性があるか否かを判断し、漏洩の可能性がある場合に
は、所定の時間、前記第1の圧力検出手段および第2の
圧力検出手段により検出される圧力の低下回数をそれぞ
れ計数し、その圧力低下回数値が所定の値以上になった
場合には各々対応する領域において漏洩有りと判断する
よう構成したものである。
【0010】請求項5記載の漏洩検知システムは、請求
項2ないし4のいずれか1に記載のシステムにおいて、
供給される流体がガスであり、前記供給管が本支管と各
需要家の家屋に設置されたガスメータとの間のガス供給
管であるよう構成したものである。
【0011】請求項6記載の漏洩検知システムは、請求
項5記載のシステムにおいて、前記漏洩検知手段は、ガ
スメータに内蔵された遮断弁に電気的に接続され、漏洩
有りと判断したときには警報報知を行うと共に、ガスメ
ータ内部の遮断弁を駆動させてガスの供給を遮断するよ
うに構成したものである。
【0012】請求項7記載の漏洩検知システムは、請求
項5または6記載のシステムにおいて、前記供給管の第
1の圧力検出手段の配置位置より上流側の領域は前記第
1の流路開閉手段と共に地中に埋設され、一方、前記第
1の圧力検出手段より下流側の領域は前記第1の圧力検
出手段、第2の流路開閉手段、流量検出手段および第2
の圧力検出手段と共に地上に配設されるよう構成したも
のである。
【0013】この漏洩検知システムでは、第1の流路開
閉手段のみを供給管と共に地中に埋設すればよく、その
他の第1の圧力検出手段、第2の流路開閉手段、流量検
出手段および第2の圧力検出手段はそれぞれ地上の設置
容易な箇所に一体的に設置することができる。
【0014】請求項8記載の漏洩検知システムは、請求
項5ないし7のいずれか1に記載のシステムにおいて、
通信手段を更に備えると共に、前記通信手段が電話回線
を通じて検針センターに接続され、ガス漏洩の発生を前
記検針センターに通知するように構成したものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例に係る漏洩検知シ
ステムの概略構成を表している。本実施例の漏洩検知シ
ステムは、ガスメータよりも上流側(本支管とガスメー
タとの間)におけるガス漏洩の有無を検知するものであ
る。
【0017】この漏洩検知システム10は、本支管から
ガスメータ(図示せず)へガスを供給するための供給管
(流路径は例えば5cm)11に対して付設されるもの
である。供給管11は地中に埋設される地中埋設部11
aと、下流側のガスメータ(図示せず)の近傍領域にお
いて地上に配設される地上配設部11bの2つの部分か
ら構成されている。この供給管11は、地中埋設部11
aの本支管(図示せず)近傍の位置(以下、この位置を
第1の地点Aという)から、地上配設部11bの適宜の
位置(以下、この位置を第2の地点Bという)までの領
域、および第2の地点Bからガスメータ(図示せず)の
近傍位置(以下、この位置を第3の地点Cという)まで
の領域がそれぞれ本システムにおけるガス漏洩の検査対
象となっている。
【0018】供給管11における地中埋設部11aの第
1の地点Aには、第1の流路開閉手段としての遮断弁
(V1 )12が設置されている。この遮断弁(V1 )1
2はガス流路の遮断および開放を電気的に行うことがで
きる双方向弁により構成されており、通常状態では開状
態に設定される。
【0019】一方、供給管11における地上配設部11
bの第2の地点Bに対応する箇所には第2の流路開閉手
段としての遮断弁(V2 )15が設置されている。この
遮断弁(V2 )15は遮断弁(V1 )12と同様に双方
向遮断弁により構成されており、通常状態では開状態に
設定される。供給管11の第1の地点Aと第2の地点B
との間の地上配設部11bには、供給管11内の遮断弁
(V2 )15よりも上流側の領域のガス圧力を検出する
第1の圧力検出手段としての圧力センサ(P1)14が
配設されている。供給管11の第2の地点Bと第3の地
点Cとの間の地上配設部11bには、供給管11内の遮
断弁(V2 )15よりも下流側の領域のガス圧力を検出
する第2の圧力検出手段としての圧力センサ(P2 )1
7が配設されている。また、遮断弁(V2 )15と圧力
センサ(P2 )17との間には供給管11を流れるガス
流量を検出する流量検出手段としての流量計16が配設
されている。流量計16は、0〜数十m3 /hの範囲の
流量を計測することができるセンサにより構成される。
【0020】上記遮断弁(V1 )12,圧力センサ(P
1 )14,遮断弁(V2 )15,流量計16および圧力
センサ(P2 )17はそれぞれ、各部の動作を制御する
制御手段としてのマイクロコンピュータ18に接続され
ている。マイクロコンピュータ18は、これら圧力セン
サ(P1 )14,流量計16および圧力センサ(P2)
17各々の出力信号を基に供給管11におけるガス漏洩
を検知する漏洩検知手段としての機能も有している。す
なわち、流量計16によって検出される流量が所定の流
量(下流側において使用されるガス器具の口火流量)未
満の微少流量モードになったときに遮断弁(V1 )12
および遮断弁(V2 )15をそれぞれ閉状態とし、その
後圧力センサ(P1 )14の検出結果を基に供給管11
の第1の地点Aから第2の地点Bまでの領域における漏
洩の有無を判断する共に、圧力センサ(P2 )17の検
出結果を基に供給管11の第2の地点Bから第3の地点
Cまでの領域における漏洩の有無を検知するものであ
る。
【0021】ここで、漏洩の有無の判断は、具体的に
は、先ず、遮断弁(V1 )12および遮断弁(V2 )1
5をそれぞれ閉状態とした後、圧力センサ(P2 )17
の検出結果を基に遮断弁(V2 )15よりも下流側の領
域の圧力低下状態を監視して漏洩の可能性があるか否か
(すなわち圧力の低下状態が急峻であるか否か)を判断
する。すなわち、急峻な圧力低下がある有る場合には下
流側のガス器具が使用されている可能性が高く、一方、
圧力が急峻に低下するのではなく、徐々に低下している
ような場合にはガス漏れの可能性があることから区別す
るものである。従って、本実施例では、圧力が急峻な低
下を示さない場合には、漏洩の可能性があるとして、所
定の時間、圧力センサ(P1 )14および圧力センサ
(P2 )17により検出される圧力の低下回数をそれぞ
れ計数し、その計数値(圧力低下回数値)が所定の値
(基準値)以上になった場合には各々対応する領域にお
いて漏洩有りと判断するものである。なお、圧力の低下
回数値は圧力センサ(P1 )14および圧力センサ(P
2 )17毎にRAM182に記憶されるようになってお
り、漏洩検査開始時においては「0」に設定され、圧力
低下を検知する毎に+1カウントアップするよう書き換
えられる。
【0022】マイクロコンピュータ18には、また、異
常状態を報知する警報報知手段としての警報報知部19
が接続されている。警報報知部19は例えば点灯または
点滅による表示警報を行うランプ、あるいは音声による
発呼警報を行う音声発生装置により構成される。マイク
ロコンピュータ18はガス漏れ有りと判断したときには
この警報報知部19を駆動し、需要家あるいはサービス
マンに復旧を促すものである。警報報知部19は、供給
管11の第1の地点Aから第2の地点B迄の領域におけ
るガス漏れを報知するための第1の報知部19aと、供
給管11の第2の地点Bから第3の地点C迄の領域にお
けるガス漏れを報知するための第2の報知部19bとに
より構成されている。なお、この警報報知部18は図示
しないが、下流側のガスメータに付設される警報装置と
兼用するようにしてもよい。
【0023】マイクロコンピュータ18には電源20が
接続されている。電源としては、商用電源,バッテリ,
太陽電池などを使用することもできるが、本装置のマイ
クロコンピュータ18を含む本体部分は家の外壁面に設
置することができるので、この場合には太陽電池で駆動
させることが好ましい。なお、太陽電池とバッテリや商
用電源とを併用するようにしてもよい。
【0024】マイクロコンピュータ18は、電話機との
切り替え制御を行うための通信制御機30を介して電話
回線に接続され、さらに交換機40を経由して自動検針
センター50内に設置されたホストコンピュータ51に
接続されており、マイクロコンピュータ18においてガ
スの漏洩を検知したときにはその旨をホストコンピュー
タ51に通知するようになっている。
【0025】本実施例では、このマイクロコンピュータ
18,警報報知部19および電源20、更に遮断弁(V
1 )12,圧力センサ(P1 )14,遮断弁(V2 )1
5,流量計16および圧力センサ(P2 )17を含む供
給管11の地上配設部11bが一体となって筐体に収納
されシステム本体13を構成している。
【0026】図2は漏洩検知システム10の制御部を構
成するマイクロコンピュータ18とその周辺の構成を表
すブロック図である。マイクロコンピュータ18は、C
PU(中央処理装置)180、ROM(リード・オンリ
・メモリ)181、RAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)182、計時用のクロック183および入出力ポー
ト184を備え、これらは互いにバス185によって接
続されている。入出力ポート184には、圧力センサ
(P1 )14、圧力センサ(P2 )17、流量計16、
遮断弁(V1 )12および遮断弁(V2 )15をそれぞ
れ駆動するための駆動回路21と、警報報知部19を駆
動させるための報知部駆動回路22とがそれぞれ接続さ
れている。マイクロコンピュータ18では、CPU18
0が、RAM182をワーキングエリアとして、ROM
181に格納されたプログラムを実行することによっ
て、漏洩検知システム10としての機能を実現するよう
になっている。
【0027】次に、本実施例に係る漏洩検知システム1
0の動作を図3に示した流れ図を参照して説明する。
【0028】この漏洩検知システム10では、通常状態
においては、遮断弁(V1 )12および遮断弁(V2 )
15は共に開状態であり、本支管(図示せず)から供給
されるガスは供給管11の地中埋設部11aおよび地上
配設部11bを通じて家屋に設置されたガスメータ(図
示せず)側へ供給されている。この状態で、漏洩検知シ
ステム10では、システム本体13内のマイクロコンピ
ュータ18によって流量計16により検出される流量を
監視する(ステップS301)。そして、供給管11内
のガス流量が予め定めた口火流量(例えば300リット
ル/h)未満の微少流量モードになると(ステップS3
01;Y)、遮断弁(V1 )12および遮断弁(V2 )
15を共に閉状態とする(ステップS302)。これに
より供給管11の第1の地点Aと第2の地点Bとの間、
および第2の地点Bと第3の地点Cとの間がそれぞれ密
閉状態となる。本実施例では、この状態でそれぞれの領
域の圧力の低下状態を監視し、並行してガス漏れの有無
を判断するものである。なお、供給管11内のガス流量
が予め定めた微少流量モードになっていない場合(ステ
ップS301;N)には所定の待期時間(ステップS3
11)の後に再度判断することを繰り返す。
【0029】遮断弁(V1 )12および遮断弁(V2 )
15を共に開状態とした後、この漏洩検知システム10
では、圧力センサ(P2 )17の検出結果を受けて、ま
ず、急峻な圧力低下があるか否かを判断する(ステップ
S303)。急峻な圧力低下がある有る場合(Y)に
は、下流側のガス器具が使用されているものとして、遮
断弁(V1 )12および遮断弁(V2 )15を共に開状
態に復帰させる(ステップS310)。一方、急峻な圧
力低下が無い場合(ステップS303;N)には、圧力
低下が殆どなくガス漏れが無い状態か、徐々に圧力が低
下してガス漏れが有る状態のいずれかであるとして、所
定の時間、圧力センサ(P1 )14および圧力センサ
(P2 )17によりそれぞれ検出される圧力を監視し
(ステップS304)、圧力の低下が有るか否かを判断
する(ステップS305)。圧力センサ(P1 )14ま
たは圧力センサ(P2 )17によりそれぞれ検出される
圧力が低下した場合(Y)には、圧力低下のあった側の
センサの計数値(圧力低下回数値)を+1だけカウント
アップさせる(ステップS306)。次に、圧力低下回
数値が予め定めた基準値に達したか否かを、センサ毎に
判断し(ステップS307)、双方共に基準値に達して
いない場合(N)にはステップS310へ以降し、遮断
弁(V1 )12および遮断弁(V2 )15を共に開状態
に復帰させる。以後は、所定の待期時間(ステップS3
11)の後にステップS301へ移行し、以上の動作を
繰り返し実行する。
【0030】圧力センサ(P1 )14および圧力センサ
(P2 )17の少なくとも一方による圧力低下回数値が
基準値に達した場合(ステップS307;Y)には、基
準値に達したセンサに対応する領域においてガス漏れが
発生したとして、報知部駆動回路22に対して警報信号
を出力し第1の報知部19aおよび第2の報知部19b
のうち該当する報知部を作動させると共に、その旨を通
信制御機30を介して自動検針センター50へ通知す
る。また、同時に、RAM182に記憶された圧力低下
回数値をクリアさせる(ステップS308)。続いて、
遮断弁(V1 )12および遮断弁(V2 )15を共に開
状態に復帰させ、所定の待期時間(ステップS311)
の後にステップS301へ移行し、以上の動作を繰り返
し実行する。
【0031】なお、ステップS305において、圧力セ
ンサ(P1 )14および圧力センサ(P2 )17により
それぞれ検出される圧力が低下しない場合(N)には、
ガス漏れが無い、あるいは無くなったとして、RAM1
82に記憶された圧力低下回数値をクリアさせると共
に、警報信号の出力を停止し(ステップS309)、そ
の後はステップS310へ移行する。
【0032】このように本実施例の漏洩検知システム1
0においては、マイクロコンピュータ18の制御により
ガス漏れの有無を自動的に検知することができる。従っ
て、従来のような人手による検査作業が不要になると共
に、常時監視することが可能であるため安全機能も向上
する。また、ガス漏れの発生を自動検針センター50へ
自動的に通知することができるため、多数の供給管11
を集中管理することが容易になる。
【0033】しかも、この漏洩検知システム10におい
ては、検査対象となる供給管11を、検査時には第2の
地点B(遮断弁(V2 )15の設置位置)において2分
割し、その上流側および下流側において互いに独立し
て、同時にガス漏れの検査が行われるので、検査時間が
大幅に短縮される。また、警報報知部19も第1の報知
部19aと第2の報知部19bの2つに分割し、圧力セ
ンサ(P1 )14および圧力センサ(P2 )17それぞ
れの検出結果に対応して作動させるようにしたので、漏
洩箇所の推定も容易になる。また、システム本体13を
地上に配設でき、遮断弁(V1 )12のみを埋設すれば
よいので、システム設置のための掘削孔は小さなもので
よく、設置作業も容易である。
【0034】なお、上記実施例においては、ガス漏れが
あった場合において、警報報知を行った後、遮断弁(V
1 )12および遮断弁(V2 )15をそれぞれ復帰させ
て開状態とするようにしたが、それぞれそのまま閉状態
としておくようにしてもよい。あるいは、マイクロコン
ピュータ18と下流側のガスメータ(図示せず)とを電
気的に接続し、ガス漏れがあった場合には、マイクロコ
ンピュータ18からの通知によりガスメータ内部の遮断
弁を駆動させるような構成としてもよい。
【0035】以上実施例を挙げて本発明を説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々変形
可能である。例えば、上記実施例においては、本装置と
自動検針センター50との間では、ガス漏れ発生時にの
みその旨を自動検針センター50側に通知するようにし
たが、自動検針センター50側のホストコンピュータ5
1とマイクロコンピュータ18との間を双方向通信可能
とし、検知開始の指示動作などをホストコンピュータ5
1側から指示するようにしてもよい。このような構成に
よれば、中央からの制御により、例えば漏洩検知を任意
の期間毎に間欠的に実施することも可能になり、太陽電
池などの電源20の消費電力を低減できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし8記
載の漏洩検知システムによれば、検査対象となる供給管
のうち第1の地点から第2の地点までの領域は第1の圧
力検出手段の検出結果を基に、また、第2の地点から第
3の地点までの領域は第2の圧力検出手段の検出結果を
基に漏洩検査を行うようにしたので、供給管における漏
洩状態を自動的に2つの領域において並行して検知でき
る。従って、検知のための人手を不要とすることができ
ると共に、漏洩の有無を常時監視することが可能であ
り、しかも検知精度が良いため安全性が大幅に向上す
る。また、検査対象となる供給管が2分され、それぞれ
同時に並行して検査がなされるので、検査時間を大幅に
短縮できるという効果を奏する。
【0037】また、特に、請求項7記載の漏洩検知シス
テムによれば、第1の流路開閉手段のみを地中に埋設す
ればよく、その他の本体部分は地上に配設できるため、
システム設置のための掘削孔は小さくて済み、設置作業
も容易になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る漏洩検知システムの概
略構成図である。
【図2】図1の漏洩検知システムにおける制御部および
その周辺の回路構成を表すブロック図である。
【図3】図1の漏洩検知システムの動作を説明するため
の流れ図である。
【符号の説明】
10 漏洩検知システム 11 供給管 11a 地中埋設部 11b 地上配設部 12 遮断弁(V1 )(第1の流路開閉手段) 13 システム本体 14 圧力センサ(P1 )(第1の圧力検出手段) 15 遮断弁(V1 )(第2の流路開閉手段) 16 流量計(流量検出手段) 17 圧力センサ(P2 )(第2の圧力検出手段) 18 マイクロコンピュータ(漏洩検知手段) 19 警報報知部(警報報知手段) 19a 第1の報知部 19b 第2の報知部 20 電源

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の地点からこの第1の地点よりも下
    流側の第2の地点までの領域、および第2の地点からこ
    の第2の地点よりも下流側の第3の地点までの領域がそ
    れぞれ漏洩検査対象となる供給管と、 この供給管の第1の地点に対応する箇所に設けられ、通
    常状態では開状態に設定される第1の流路開閉手段と、 前記供給管の第2の地点に対応する箇所に設けられ、通
    常状態では開状態に設定される第2の流路開閉手段と、 前記供給管の第1の地点と前記第2の地点との間に設け
    られ、前記供給管を流れる流体の圧力を検出する第1の
    圧力検出手段と、 前記供給管の第2の地点と第3の地点との間に設けら
    れ、前記供給管を流れる流体の圧力を検出する第2の圧
    力検出手段と、 前記供給管を流れる流体の流量を検出する流量検出手段
    と、 この流量検出手段によって検出される流量が所定の流量
    未満の微少流量モードになったときに前記第1の流路開
    閉手段および第2の流路開閉手段をそれぞれ閉状態と
    し、その後前記第1の圧力検出手段の検出結果を基に前
    記供給管の第1の地点から第2の地点までの領域におけ
    る漏洩の有無を判断する共に、前記第2の圧力検出手段
    の検出結果を基に前記供給管の第2の地点から第3の地
    点までの領域における漏洩の有無を検知する漏洩検知手
    段とを備えたことを特徴とする漏洩検知システム。
  2. 【請求項2】 更に、異常状態を報知するための警報報
    知手段を備え、前記漏洩検知手段により漏洩有りと判断
    されたときには前記警報報知手段を作動させることを特
    徴とする請求項1記載の漏洩検知システム。
  3. 【請求項3】 前記警報報知手段は、前記第1の圧力検
    出手段の検出結果を基に報知を行う第1の報知部と、第
    2の圧力検出手段の検出結果を基に第1の報知部とは異
    なる報知を行う第2の報知部とを含むことを特徴とする
    請求項2記載の漏洩検知システム。
  4. 【請求項4】 前記漏洩検知手段は、前記第1の流路開
    閉手段および第2の流路開閉手段をそれぞれ閉状態とし
    た後、前記第2の圧力検出手段の検出結果を基に第2の
    流路開閉手段よりも下流側の領域の圧力低下状態を監視
    して漏洩の可能性があるか否かを判断し、漏洩の可能性
    がある場合には、所定の時間、前記第1の圧力検出手段
    および第2の圧力検出手段により検出される圧力の低下
    回数をそれぞれ計数し、その圧力低下回数値が所定の値
    以上になった場合には各々対応する領域において漏洩有
    りと判断することを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1に記載の漏洩検知システム。
  5. 【請求項5】 供給される流体がガスであり、前記供給
    管が本支管と各需要家の家屋に設置されたガスメータと
    の間のガス供給管であることを特徴とする請求項2ない
    し4のいずれか1に記載の漏洩検知システム。
  6. 【請求項6】 前記漏洩検知手段は、ガスメータに内蔵
    された遮断弁に電気的に接続され、漏洩有りと判断した
    ときには警報報知を行うと共に、ガスメータ内部の遮断
    弁を駆動させてガスの供給を遮断するように構成したこ
    とを特徴とする請求項5記載の漏洩検知システム。
  7. 【請求項7】 前記供給管の前記第1の圧力検出手段の
    配置位置より上流側の領域は前記第1の流路開閉手段と
    共に地中に埋設され、一方、前記第1の圧力検出手段よ
    り下流側の領域は前記第1の圧力検出手段、第2の流路
    開閉手段、流量検出手段および第2の圧力検出手段と共
    に地上に配設されたことを特徴とする請求項5または6
    記載の漏洩検知システム。
  8. 【請求項8】 通信手段を更に備えると共に、前記通信
    手段が電話回線を通じて検針センターに接続され、ガス
    漏洩の発生を前記検針センターに通知するように構成し
    たことを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1に記
    載の漏洩検知システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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