JP7126465B2 - 表示板、時計及び接合体並びに表示板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示板、時計及び接合体並びに表示板の製造方法に関する。
時計の文字板等に用いられる表示板は、高級感を得られるなどの理由で、金属材料のものが好まれる傾向がある。金属材料が高級感を発揮する理由の一つは、表面での反射光にある。すなわち、金属材料で形成された表示板の表面に、例えばサンレイやサンバーストといった反射光が得られる微細な凹凸模様が形成されたものは、単に光沢感のある鏡面とは異なる金属特有の反射光が得られる。
しかし、金属材料の表示板は、光や電波を透過しにくいため、表示板の下側に、太陽光を受光するソーラセルや電波を受信するアンテナを配置した時計には、適用できない。
そこで、光や電波を透過しつつ、金属の反射光と同様の反射光(金属調の反射光)を得ることができる非金属の材料で形成された表示板が求められている。そのような材料としては、例えば、反射型の偏光板を用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-163568号公報
特許文献1に開示された反射型の偏光板は、表面に、同心円状模様、渦巻き状模様、ストライプ状模様、放射状模様、砂地模様、梨地模様、石調模様、網目模様、格子状模様、略ピラミッド形状の繰り返し模様、打ち出し模様、旭光目付又はその他の幾何学模様といった微細な凹凸を形成することで、上述した金属調の反射光を得ている。
そして、このような微細な凹凸は、例えば熱転写で形成するのが、短時間で多数形成することができるため有利である。しかし、熱転写による微細な凹凸の形成は、偏光板が耐熱性の高いものである必要がある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであって、偏光板等の反射フィルムに微細な凹凸を形成すること無く、金属調の反射光を得ることができる、非金属の材料で形成された表示板、時計及び接合体並びに表示板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1は、透明フィルムと、反射フィルムと、前記透明フィルムと前記反射フィルムとの間に介在して、前記透明フィルムと前記反射フィルムとを接合して一体化した透明接着剤と、を備え、前記透明フィルムの、前記反射フィルムと対向する面とは反対のおもて面に、微細な凹凸が形成されている表示板である。
本発明の第2は、本発明に係る表示板を文字板として用いた時計である。
本発明の第3は、透明フィルムと、反射フィルムと、前記透明フィルムと前記反射フィルムとの間に介在して、前記透明フィルムと前記反射フィルムとを接合して一体化した透明接着剤と、を備え、前記透明フィルムの、前記反射フィルムと対向する面とは反対のおもて面に微細な凹凸が形成され、表示板を得ることができる接合体である。
本発明の第4は、透明フィルムと反射フィルムとの間に透明接着剤を介在させて、前記透明フィルムと前記反射フィルムとを一体に接合し、前記透明接着剤により一体に接合された前記透明フィルム及び前記反射フィルムに対して、前記透明フィルムの、前記反射フィルムに対向する面とは反対の面に、微細な凹凸を熱転写で形成する、表示板の製造方法である。
本発明に係る表示板、時計及び接合体並びに表示板の製造方法によれば、非金属の材料で形成され、偏光板等の反射フィルムに微細な凹凸を形成すること無く、金属調の反射光を得ることができる。
本発明の一実施形態である表示板の構成を示す断面図である。 図1に示した表示板のおもて面側(透明保護板側)から見たときの反射光の様子を示す一例の写真による図である。 表示板の製造方法の一例における、透明フィルムと反射フィルムとを透明接着剤を介して一体化した接合体を生成する工程を示す模式図である。 表示板の製造方法の一例における、模様型ジャケットと押さえ板との間に接合体を配置する工程を示す模式図である。 表示板の製造方法の一例における、熱プレス下プレートと熱プレス上プレートとにより透明フィルムのおもて面に微細な凹凸の模様を熱転写で形成する工程を示す模式図である。 表示板の製造方法の一例における、模様型ジャケットと押さえ板とを開く工程を示す模式図である。 図3~6に示した工程により製造された、1つの透明フィルム及び反射フィルムの接合体に3つの接合体部材(表示板に対応した大きさの部材)が形成された様子を示す写真による図である。 透明フィルムのおもて面に配置された、透明保護板を備えた表示板を示す、図1相当の断面図である。 表示板のおもて面に、微細な凹凸として打ち出し模様を形成した変形例1の表示板の反射光の様子を示す、図2相当の写真による図である。 表示板のおもて面に、微細な凹凸として砂地模様を形成した変形例2の表示板の反射光の様子を示す、図2相当の写真による図である。
以下、本発明に係る表示板、時計及び接合体並びに表示板の製造方法についての実施形態について、図面を参照して説明する。
<表示板の構成>
図1は、本発明の一実施形態である表示板100の構成を示す断面図、図2は図1に示した表示板100のおもて面100a(透明保護板90側)を矢視Aにより見たときの反射光の様子を示す一例の写真による図である。
図示の表示板100は、例えば腕時計の文字板として用いられる。この腕時計は、本発明に係る時計の一実施形態である。腕時計としては、太陽光等の光を受光するソーラセルを有する、いわゆる太陽光電池付の時計で、かつ標準時刻電波や人工衛星からの電波を受信するアンテナを有する、いわゆる電波時計が適用される。したがって、実施形態の表示板100は、光透過性と電波透過性を有する。
表示板100の光透過性は、光の透過率が少なくとも15[%]程度あればよい。また、電波透過性は、上述した標準時刻電波やGPS電波を受信できるものであればよい。なお、本発明の表示板は、必ずしも太陽電池付の時計や電波時計に用いられるものに限定されない。
表示板100は、図1に示すように、透明フィルム10と反射フィルム20とが、この順序で、積み重ねられて構成されている。透明フィルム10と反射フィルム20とは、両者の間に介在する透明接着剤30により接合されている。表示板100は、後述する図8に示すように、透明フィルム10のおもて面10aに配置された、透明保護板90を備えていてもよい。
透明フィルム10は、無色透明であってもよいし、有色透明であってもよい。透明フィルム10は、例えば100[μm]程度の厚さで形成されている。透明フィルム10は反射フィルム20とは反対側の面(透明保護板90に対向する面)であるおもて面10aに、微細な凹凸11が形成されている。
微細な凹凸11は、例えば、同心円状模様、渦巻き状模様、ストライプ状模様、放射状模様、砂地模様、梨地模様、石調模様、網目模様、格子状模様、略ピラミッド形状の繰り返し模様、打ち出し模様、旭光目付又はその他の幾何学模様に形成されている。なお、図2に示した表示板100においては、微細な凹凸11として、旭光目付が形成されている。
この凹凸11は、例えば熱転写によって形成されている。したがって、透明フィルム10は、この微細な凹凸11を熱転写で形成するのに適応する程度の耐熱性を有する材料で形成されている。
時計の表示板100に用いられる透明フィルム10の耐熱性は、例えば、JIS B7001:2018に規定された耐熱試験を行って、ふくれ、ひび割れ若しくは変形又は変色若しくは透明性の変化その他の外観上の変化が生じないことを要する。
さらに、耐熱試験によって微細な凹凸11の輪郭が変形しないように、耐熱試験の温度(セ氏50[度]又はセ氏60[度])よりも高い温度での熱転写が可能な耐熱温度であることが望ましい。特に、夏の車中などの高温環境での使用を考慮すると、耐熱温度がセ氏80[度]以上であることが望ましい。
そのような耐熱性を有する透明フィルム10としては、例えば、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリスルホン、ポリアリレート又はシクロオレフィンポリマその他のエンジニアリングプラスチックを適用することができる。
反射フィルム20は、数十[μm]程度(例えば、50[μm])の厚さで形成されている。反射フィルム20は、光(可視光)の反射率が例えば50[%]程度の反射特性を有している。反射フィルム20は、例えば、銀色に発色するような光沢(反射光)を有している。反射フィルム20としては、例えば、透過型蒸着フィルム、銀鏡塗装を施したフィルム又は反射型偏光フィルム、その他の透過型反射フィルムを適用することができる。また、透過型反射フィルムは、金属調の光沢を有していることが好ましい。
なお、時計の表示板100に用いられる反射フィルム20は、例えば、JIS B7001:2018に規定された耐熱試験を行って、ふくれ、ひび割れ若しくは変形又は変色若しくは透明性の変化その他の外観上の変化が生じない耐熱性を有することが望ましい。
透明接着剤30は、光透過性を有する一般的な接着剤又は粘着剤であればよく、例えば、熱硬化性接着剤、紫外線硬化型接着剤又は粘着剤を適用することができる。
以上のように構成された表示板100は、透明フィルム10、透明接着剤30及び反射フィルム20の総厚さt1が、例えば150[μm]程度に形成されている。なお、透明保護板90を含めた表示板100の総厚さt0は、例えば500~650[μm]程度である。
<表示板の製造方法>
図3,4,5,6,7は、表示板100の製造方法の一例における各製造工程を示す模式図であり、図3は透明フィルム10と反射フィルム20とを透明接着剤30を介して一体化した接合体40を生成する工程、図4は模様型ジャケット210と押さえ板230との間に接合体40を配置する工程、図5は熱プレス下プレート310と熱プレス上プレート320とにより透明フィルム10のおもて面10aに微細な凹凸11の模様を熱転写で形成する工程、図6は模様型ジャケット210と押さえ板230とを開く工程、をそれぞれ示す。
図7は図3~6に示した工程により製造された、1つの透明フィルム10及び反射フィルム20の接合体40に3つの接合体部材45(表示板100に対応した大きさのもの)が形成された様子を示す写真による図である。
図8は、透明フィルム10のおもて面10aに配置された、透明保護板90を備えた表示板100の例を示す、図1相当の断面図である。
表示板100は、一例として、以下に説明する製造工程により製造される。この製造工程による表示板100の製造方法は、本発明に係る表示板の製造方法の一実施形態である。この製造方法は、まず、図3に示すように、反射フィルム20のおもて面20aに透明接着剤30が塗布され、透明接着剤30が塗布されたおもて面20aに、透明フィルム10の裏面10b(おもて面10aとは反対側の面)が貼り合わされる。
これにより、透明フィルム10と反射フィルム20とが、透明接着剤30を介して一体化された接合体40が形成される。接合体40は、本発明に係る接合体の一実施形態であり、表示板100を得ることができるものである。
なお、表示板100は、反射フィルム20のおもて面20aに透明接着剤30が塗布されるのではなく、透明フィルム10の裏面10bに透明接着剤30が塗布されてもよい。
以下、透明フィルム10及び反射フィルム20が一体化された1つの接合体40から、3つの表示板100を製造するものとして説明するが、1つの接合体40から製造する表示板100の数は、3つに限定されず、1つであっても2つであっても、4つ以上であってもよい。
次に、透明フィルム10のおもて面10aに、微細な凹凸11の模様を熱転写で形成する工程に進む。具体的には、図4に示すように、凹凸11を反転させた輪郭形状の模様221を有する模様型220が3つ設置された模様型ジャケット210と押さえ板230との間に、接合体40を配置する。
このとき、接合体40は、透明フィルム10のおもて面10aが模様型220に対向する姿勢で配置される。
ここで、図5に示すように、模様型ジャケット210は熱プレス下プレート310の上に配置され、押さえ板230は熱プレス上プレート320の下に配置されている。そして、熱プレス下プレート310を上方に、熱プレス上プレート320を下方に移動させて、両者の間に、例えばセ氏100[度]の温度で、時間1.0~2.0[min]継続して、所定の荷重を掛ける。
これにより、透明フィルム10のおもて面10aに、各模様型220の模様221が押し付けられて、その後、図6に示すように、模様型ジャケット210と押さえ板230とを開く。この結果、おもて面10aの一点鎖線(図6参照)で仕切られた3つの領域には、模様221を反転させた微細な凹凸11が熱転写され、図7に示すように、3つの接合体部材45が同時に形成される。
この後、各接合体部材45がプレスにより、表示板100に対応した所定の輪郭形状で打ち抜かれて、3つの表示板100に分離される。なお、必要に応じて、各表示板100の透明フィルム10のおもて面10aに、図8に示すように、表示板100と略同じ大きさの透明保護板90が配置されてもよい。
透明保護板90は、無色透明又は有色透明な樹脂やガラス等の平板を適用することができる。透明保護板90は、例えば、300~500[μm]程度の厚さに形成されている。透明保護板90は、後述する透明フィルム10のおもて面10aに形成された微細な凹凸11を保護するなどのために設けられたものであり、この微細な凹凸11を保護する必要が無い場合は設ける必要が無く、本発明に係る表示板における必須の構成要素ではない。
透明保護板90は、透明フィルム10のおもて面10aに接して載置されていてもよいが、透明フィルム10以外の支持部材(時計のケース(胴部)や見返しリング等)によって支持されている場合は、おもて面10aに接することなく離れていてもよい。
なお、表示板100が透明保護板90を備えたものでは、透明保護板90を含めた表示板100の総厚さt0は、例えば500~650[μm]程度である。
<表示板の作用、効果>
以上のように構成された表示板100によれば、非金属の材料で形成されているにも拘わらず、金属調の反射光(例えば、旭光目付の凹凸11により、サンレイと称される金属調の反射光)を得ることができる。したがって、金属製の表示板では難しい光透過性や電波透過性を有するものとすることができ、太陽光電池付の時計を実現するとともに、電波時計を実現することができる。
また、表示板100は金属調の反射光を得ることができるため、金属製の表示板のように見せることができ、高級感を与えることができる。
しかも、表示板100は反射フィルム20に微細な凹凸を直接形成することがなく、透明フィルム10に凹凸11を形成するため、反射フィルム20の特性を、凹凸を形成することによって損なうのを防止又は抑制することができる。
すなわち、例えば反射フィルム20が反射型偏光フィルムであるときは、その偏光の特性を損なうことがない。
また、透明フィルム10の厚さが、反射フィルム20の厚さに対して十分に厚い場合には、微細な凹凸11を熱転写により形成する際に、反射フィルム20に熱が伝わるのを防止又は抑制することができる。これにより、反射フィルム20の特性を、凹凸を形成することによって損なうのを防止又は抑制することができる。
なお、反射フィルム20が金属調の光沢を有する透過型反射フィルムであることにより、金属製のような高級感のある外観を得るとともに、表示板100の背面に配置されたソーラセルに光を供給することができる。
また、反射フィルム20が光透過性を有する円偏光フィルムである場合には、ソーラセルの太陽電池素子の分割線が、表示板100を通して視認されなくなり、さらに高級感のある金属調の外観を得ることができる。
透過型反射フィルムの反射率が高い場合は、金属調の外観になってソーラセルの透けが防止される一方、透過光量が減ってソーラセルに十分な光を供給することができなくなる。
透過型反射フィルムの反射率が低い場合は、ソーラセルへの光の供給は十分であるが、ソーラセルやその分割線が視認側に透け、金属調の外観を確保することが困難になる。
また、例えば、透明保護板90に着色をして表示板100を有色にする場合、その着色により透過率が低下する。しかし、反射フィルム20の光の透過率が少なくとも50[%]程度(表示板100としての光の透過率が少なくとも15[%]程度)であれば、そのような透過率の低下が生じてもソーラセルに十分な光を供給することができる。
なお、光の透過率は、例えば次の方法により求められる。すなわち、外光が入らないようにした装置内に太陽電池を配置し、太陽電池から所定距離を離して設けた白色蛍光灯(光源)から太陽電池に光を入射させ、この太陽電池が、入射した光による光エネルギを電気エネルギに変換したときの電流値をA0[A]とする。次いで、この太陽電池と同一形状の表示板を太陽電池の上に載せ、上記と同様にして測定した電流値をA1[A]とし、光の透過率は、A0[A]に対するA1[A]の百分率により求められる。
また、反射フィルム20に微細な凹凸を形成しないため、微細な凹凸を熱転写で形成する場合に、反射フィルム20が耐熱性を有するものでなくてもよい。つまり、表示板100は、金属調の光沢感を得る機能を反射フィルム20に持たせ、凹凸を形成することで金属調の光沢感を金属調の反射光にする機能を透明フィルム10に持たせるため、反射フィルム20と透明フィルム10とで機能分担をさせることができ、構成要素の選択の幅を広げることができる。
また、本実施形態の接合体40によれば、1つの接合体40から複数の表示板100を得ることができる。
また、図8に示すように、透明保護板90を、透明フィルム10のおもて面10aの側に配置した表示板100は、透明保護板90がおもて面10aに接している場合であっても、又は接していない場合であっても、透明フィルム10のおもて面10aに形成された微細な凹凸11に傷がついたり、凹凸11が変形したりするのを保護することができる。
また、本実施形態の表示板100の製造方法によれば、簡単な工程で、表示板100は反射フィルム20に微細な凹凸を形成することなく、透明フィルム10に凹凸11を形成した表示板100を製造することができる。
なお、反射フィルム20が、若干黄色寄りの色特性を有している場合は、表示板100の見た目として、黄色寄りになる可能性もある。
その場合は、表示板100の見た目を白色に近づけるように、黄色の補色である青色の反射光を増やす、以下の(1)~(4)のいずれかの構成を追加してもよい。
(1)透明フィルム10に青色の着色を行う
透明フィルム10自体に青色の色素(顔料、染料又は蛍光体など)を配合して透明フィルム10全体を青色に着色してもよいし、透明フィルム10のおもて面10a又は裏面10bを青色に着色してもよい。
(2)反射フィルム20に青色の着色を行う
反射フィルム20自体に青色の色素を配合して反射フィルム20全体を青色に着色してもよいし、反射フィルム20のおもて面20a又は裏面20bを青色に着色してもよい。
(3)透明接着剤30に青色の着色を行う
(4)透明保護板90に青色の着色を行う
透明保護板90自体に青色の色素を配合して透明保護板90全体を青色に着色してもよいし、透明保護板90のおもて面90a又は裏面90bを青色に着色してもよい。
なお、表示板100の見た目の色を任意の色に補正する場合も、上記(1)から(4)のうちのいずれか1つ以上の方法(各方法において着色する色を、補正しようとする色に対応して変える)を適用することができる。
<変形例1>
図9は透明フィルム10のおもて面10aに、微細な凹凸11として打ち出し模様を形成した変形例1の表示板100の反射光の様子を示す、図2相当の写真による図である。
このように構成された表示板100によれば、上述した実施形態の表示板100と同様の作用、効果を得ることができる。また、この表示板100は、非金属の材料で形成されているにも拘わらず、打ち出し模様に対応した金属調の反射光を得ることができる。
<変形例2>
図10は透明フィルム10のおもて面10aに、微細な凹凸11として砂地模様を形成した変形例2の表示板100の反射光の様子を示す、図8相当の写真による図である。
このように構成された表示板100によれば、上述した実施形態の表示板100と同様の作用、効果を得ることができる。また、この表示板100は、非金属の材料で形成されているにも拘わらず、砂地模様に対応した金属調の反射光を得ることができる。
上述した実施形態や変形例の表示板100は、腕時計の文字板に適用したものであるが、本発明に係る表示板は腕時計の文字板に適用するものに限定されず、置時計や掛け時計、懐中時計等、各種の時計の文字板等に適用することができる。また、時計以外のものに適用することもできる。
10 透明フィルム
10a おもて面
10b 裏面
11 微細な凹凸
20 反射フィルム
30 透明接着剤
40 接合体
100 表示板

Claims (11)

  1. 透明フィルムと、
    反射フィルムと、
    前記透明フィルムと前記反射フィルムとの間に介在して、前記透明フィルムと前記反射フィルムとを接合して一体化した透明接着剤と、を備え、
    前記透明フィルムの、前記反射フィルムと対向する面とは反対のおもて面に、微細な凹凸が形成されている表示板。
  2. 前記透明フィルムは、前記凹凸を熱転写で形成し得る耐熱性を有するものである請求項1に記載の表示板。
  3. 前記反射フィルムは、反射型偏光フィルムである請求項1又は2に記載の表示板。
  4. 前記反射フィルムは、半透過型反射フィルム である請求項1又は2に記載の表示板。
  5. 前記透明フィルム、前記透明接着剤及び前記反射フィルムのうち、少なくとも1つは着色されている請求項1から4のうちいずれか1項に記載の表示板。
  6. 前記透明フィルムの、前記凹凸が形成された面に対向して配置された、透明保護板をさらに備えた請求項1から5のうちいずれか1項に記載の表示板。
  7. 前記透明保護板は着色されている請求項6に記載の表示板。
  8. 前記透明フィルム、前記透明接着剤及び前記透明保護板のうち少なくとも1つは、前記反射フィルムの色の補色で着色されている請求項6又は7に記載の表示板。
  9. 請求項1から8のうちいずれか1項に記載の表示板を文字板として用いた時計。
  10. 透明フィルムと、
    反射フィルムと、
    前記透明フィルムと前記反射フィルムとの間に介在して、前記透明フィルムと前記反射フィルムとを接合して一体化した透明接着剤と、を備え、
    前記透明フィルムの、前記反射フィルムと対向する面とは反対のおもて面に微細な凹凸が形成され、
    表示板を得ることができる接合体。
  11. 透明フィルムと反射フィルムとの間に透明接着剤を介在させて、前記透明フィルムと前記反射フィルムとを一体に接合し、
    前記透明接着剤により一体に接合された前記透明フィルム及び前記反射フィルムに対して、前記透明フィルムの、前記反射フィルムに対向する面とは反対の面に、微細な凹凸を熱転写で形成する、表示板の製造方法。
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