JP7125045B2 - 屋根用透湿防水シート - Google Patents
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Description
不織布からなるベース層と、複数の細孔が形成された多孔性フィルム層と、無機材料粒子が分散された不織布からなる表層と、が順に形成され、前記多孔性フィルム層は、2層の多孔性フィルムと、前記2層の多孔性フィルムの間に配されたラミネート層と、からなり、前記ラミネート層は、線状に間欠的に形成されていることを特徴とする。
また、不織布からなるベース層と、複数の細孔が形成された多孔性フィルム層と、無機材料粒子が分散された不織布からなり、一面側が外部に向けて露出する表層と、が順に形成され、前記不織布に対する無機材料粒子の配合量は、5重量%以上、35重量%以下の範囲であることを特徴とする。
例えば、一般的な住宅の屋根1は、棟木2から軒桁3に向かって、所定の間隔で架け渡された複数の垂木4と、この垂木4を覆うように傾斜して固定される野地板5と、を備えている。そして、この野地板5に重ねて屋根材6が設けられている。屋根材6としては、例えば、瓦、スレート、金属板などが用いられる。こうした野地板5と屋根材6との間には、本発明の屋根用透湿防水シート10が敷設される。
屋根用透湿防水シート10は、例えば野地板(図1参照)に接するベース層11と、このベース層11に重ねて形成される多孔性フィルム層12と、この多孔性フィルム層12に重ねて形成される表層13と、から構成されている。
このベース層11は、上層から水分の防水、および屋根用透湿防水シート10の強度と剛性を保つ役割を果たす。
この多孔性フィルム12a,12bは、上層から水分の防水、および透湿性を保つ役割を果たす。
このラミネート層12cは、多孔性フィルム12aと多孔性フィルム12bとをラミネート接合する役割を果たす。
表層13を構成するスパンボンド不織布に分散される無機材料粒子は、スパンボンド不織布に対する配合量が5重量%以上、35重量%以下である。好ましくは8重量%以上、30重量%以下である。また、無機材料粒子の平均粒径は、0.5μm以上、30μm以下である。好ましくは1μm以上、15μm以下である。無機材料粒子の平均粒径は、表層13を構成するスパンボンド不織布の厚みに対して5~60%の範囲であり、好ましくは10~50%の範囲である。表層13を構成する無機材料粒子としては、例えば、炭酸カルシウム、タルク、二酸化ケイ素、およびこれらの混合物が挙げられる。
[止水性(防水性)の検証例]
防水透湿ルーフィング(屋根用透湿防水シート)に関する止水性試験「JIS A 6111 2016 透湿防水シート 7.9 くぎ穴止水性」を行った。
(試料A)
表層:炭酸カルシウムを分散させたポリプロピレン不織布を用いた。目付量80g/m2として、平均粒径7μmの炭酸カルシウムをポリプロピレン樹脂に対し20重量%配合した。
多孔性フィルム層:2層の多孔性フィルムをラミネート層で接合した積層体を用いた。多孔性フィルムとしては、多数の細孔が形成されたポリエチレン製のフィルムを用いた。ラミネート層としては、ポリプロピレン製の樹脂シートを用いた。透湿度1000g・(m2・24hr)、目付量22g/m2、厚み22μmのものを用いた。
ベース層:ポリプロピレン不織布(目付量80g/m2)を用いた。
試験片(下地材):MDF70mm×70mm×9mm厚
貫通材:丸釘(φ2.7mm×全長50mm)
注水用アクリル管:内径40mm
水柱高さ:35mm(標線高さ(試料表面より5mm)+30mm)
試験体の数:10個
試験環境温度:17~20℃
試験環境湿度:45~50%RH
この検証の結果を表1に示す。
防水透湿ルーフィング(屋根用透湿防水シート)に関する傾斜面での防滑性試験を行った。
「試料」
(実施例1):フクビ化学工業株式会社製「試作防滑不織布」(実施形態における表層を構成する、炭酸カルシウムを分散させたポリプロピレン不織布)。
(実施例2):フクビ化学工業株式会社製「実施例1の構成に、更に網状割繊維不織布を重ねたもの」。
(比較例1):フクビ化学工業株式会社製「遮熱ルーフエアテックス」。
(比較例2):実施例1の表層を目付量80g/m2のポリプロピレン不織布(炭酸カルシウム無し)に変えた以外は同じ構成とした。
なお、実施例1、実施例2における試作防滑不織布は、炭酸カルシウムを分散させたポリプロピレン不織布である。
(1)歩行感覚テスト
1.900角合板にそれぞれの試料であるルーフィングをタッカーで施工する。
2.ルーフィングを貼った合板を勾配をつけた枠組みに固定する。
3.試験者が革靴でルーフィングの上を歩いて評価する(乾燥状態)。
4.また、ルーフィングの一部に水を掛け、濡れた箇所の上を試験者が革靴で歩いて評価する(濡れ状態)。
(2)勾配を変化させ、滑りおちる高さを測定するテスト
革靴、足袋、およびスニーカーをそれぞれの試料であるルーフィング上に並べ、次第に勾配を強め、滑り始めた時の高さを測定する。
これら2つのテスト結果を表2、表3にそれぞれに示す。
実施形態で示した構成の本発明の屋根用透湿防水シートにおける表層を、電子顕微鏡によって観察した。観察に用いた表層は、目付量80g/m2のポリプロピレン不織布に、炭酸カルシウムを20重量%配合(分散)させたものである。図3、図4に、屋根用透湿防水シートの表層のSEM写真(倍率50倍、倍率100倍(図3)、250倍、500倍(図4))を示す。
11…ベース層
12…多孔性フィルム層
12a,12b…多孔性フィルム
12c…ラミネート層
13…表層
Claims (4)
- 不織布からなるベース層と、複数の細孔が形成された多孔性フィルム層と、無機材料粒子が分散された不織布からなる表層と、が順に形成され、
前記多孔性フィルム層は、2層の多孔性フィルムと、前記2層の多孔性フィルムの間に配されたラミネート層と、からなり、
前記ラミネート層は、線状に間欠的に形成されていることを特徴とする屋根用透湿防水シート。 - 不織布からなるベース層と、複数の細孔が形成された多孔性フィルム層と、無機材料粒子が分散された不織布からなり、一面側が外部に向けて露出する表層と、が順に形成され、
前記不織布に対する無機材料粒子の配合量は、5重量%以上、35重量%以下の範囲であることを特徴とする屋根用透湿防水シート。 - 前記無機材料粒子は、平均粒径が0.5μm以上、20μm以下の範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の屋根用透湿防水シート。
- 前記無機材料粒子は、炭酸カルシウム、タルク、二酸化ケイ素のうち、少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の屋根用透湿防水シート。
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JP2013083148A (ja) | 2011-09-29 | 2013-05-09 | Seiren Co Ltd | ルーフィング材及びその製造方法 |
JP2016094735A (ja) | 2014-11-13 | 2016-05-26 | セーレン株式会社 | 建築下地用防水シート |
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