JP7124864B2 - 長尺の延伸フィルム及び長尺の偏光フィルムの製造方法 - Google Patents
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したがって、位相差が十分に発現されていながら、剥離強度に優れた長尺の延伸フィルムを製造する方法;位相差が十分に発現されていながら剥離強度に優れた長尺の延伸フィルムを含む、長尺の偏光フィルムを製造する方法;が求められている。
長尺の延伸前フィルムを、幅方向に対して15°以上50°以下の方向に延伸して、長尺の第1延伸フィルムを得る第1工程と、
前記長尺の第1延伸フィルムを、幅方向に延伸して、長尺の第2延伸フィルムを得る第2工程とをこの順で含み、
前記長尺の第2延伸フィルムが、幅方向に対して10°以上30°以下の角度をなす遅相軸を有する、
長尺の延伸フィルムの製造方法。
[2] 前記長尺の第2延伸フィルムの平均NZ係数が、1.2以上1.5以下であり、
前記第1工程における延伸倍率をA1とし、前記第2工程における延伸倍率をA2とすると、A1が1.2倍以上1.6倍以下であり、(A1×A2)が1.2倍より大きく2.0倍以下である、[1]に記載の長尺の延伸フィルムの製造方法。
[3] 前記長尺の第2延伸フィルムの平均面内レターデーションRe2が、200nm以上300nm以下である、[1]又は[2]に記載の長尺の延伸フィルムの製造方法。
[4] 前記延伸フィルムが、脂環式構造を含有する重合体を含む、[1]~[3]のいずれか1項に記載の長尺の延伸フィルムの製造方法。
[5] 長尺の偏光フィルムの製造方法であって、
[1]~[4]のいずれか1項に記載の長尺の延伸フィルムの製造方法により得られる長尺の延伸フィルムに、長尺の偏光子を積層する第3工程を含む、
長尺の偏光フィルムの製造方法。
NZ係数=(Rth/Re)+0.5
本発明の一実施形態に係る長尺の延伸フィルムの製造方法は、長尺の延伸前フィルムを、幅方向に対して15°以上50°以下の方向に延伸して、長尺の第1延伸フィルムを得る第1工程と、前記長尺の第1延伸フィルムを、幅方向に延伸して、長尺の第2延伸フィルムを得る第2工程とをこの順で含む。
通常、延伸前フィルムとしては、樹脂フィルムを用いる。樹脂フィルムの材料としては、通常熱可塑性樹脂を用いる。
熱可塑性樹脂は、通常重合体及び更に任意の成分を含みうる。重合体は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
また、脂環式構造含有重合体において、脂環式構造を有する繰り返し単位以外の残部は、格別な限定はなく、使用目的に応じて適宜選択しうる。
上記の脂環式構造含有重合体は、例えば特開2002-321302号公報に開示されている重合体から選ばれる。
本実施形態の長尺の延伸フィルムの製造方法では、長尺の延伸前フィルムを、幅方向に対して15°以上50°以下の方向に延伸して、長尺の第1延伸フィルムを得る第1工程を行う。
図1に示すように、テンター装置100は、繰出しロール10から繰り出される延伸前フィルム20を、図示しないオーブンによる加熱環境下で、幅方向に対して15°以上50°以下の方向に延伸するための装置である。
繰出しロール10から延伸前フィルム20を繰り出し、その延伸前フィルム20をテンター装置100に連続的に供給する。
テンター装置100は、その入口部130において延伸前フィルム20の両端部21及び22を把持子110R及び110Lによって順次把持する。両端部21及び22を把持された延伸前フィルム20は、把持子110R及び110Lの走行に伴って搬送される。前記のように、本実施形態では、延伸前フィルム20の進行方向を左方向へ曲げるようにガイドレール120R及び120Lの形状を設定している。そのため、一方の把持子110Rが延伸前フィルム20を把持しながら走行する軌道の距離は、他方の把持子110Lが延伸前フィルム20を把持しながら走行する軌道の距離よりも長くなる。よって、テンター装置100の入口部130において延伸前フィルム20の進行方向に対して垂直な方向に相対していた一組の把持子110R及び110Lは、テンター装置100の出口部140において左側の把持子110Lが右側の把持子110Rよりも先行するので、延伸前フィルム20の斜め方向への延伸が行なわれて、長尺の第1延伸フィルム30が得られる。得られた第1延伸フィルム30は、テンター装置100の出口部140において把持子110R及び110Lから開放され、巻き取られてロール40として回収される。
第1工程における延伸方向は、幅方向に対して、好ましくは、20°以上、より好ましくは25°以上であり、好ましくは48°以下、より好ましくは45°以下である。第1工程における延伸方向を前記範囲とすることにより、幅方向に対して斜め方向に遅相軸を有する延伸フィルムを得ることができる。
また、ガイドレール120Rとガイドレール120Lとの幅を調整することにより、第1工程における第1延伸フィルム30の延伸倍率を調整できる。
フィルムの平均面内レターデーションは、フィルムの幅方向に並んだ50mm間隔の複数の地点で面内レターデーションを測定し、これらの地点での面内レターデーションの平均値を計算することにより求めうる。
本実施形態の長尺の延伸フィルムの製造方法では、前記第1工程の後に、第1延伸フィルムを幅方向に延伸して、長尺の第2延伸フィルムを得る第2工程を行う。
ここで、「幅方向に延伸する」とは、幅方向と、延伸方向とのなす角度が、0°±5°の範囲内となるように延伸することを意味する。
第2工程における幅方向の延伸は、通常第1延伸フィルムを長手方向に連続的に搬送しながら、横延伸装置を用いて行われる。
図2に示すように、横延伸装置400は、ロール40から繰り出される第1延伸フィルム30を、図示しないオーブンによる加熱環境下で、流れ方向と直交する幅方向へ延伸する装置である。
ロール40から第1延伸フィルム30を繰り出し、第1延伸フィルム30を横延伸装置400に連続的に供給する。
横延伸装置400は、その入口部430において第1延伸フィルム30の幅方向の端部31及び32を、把持子410R及び410Lによって順次把持する。端部31及び32を把持された第1延伸フィルム30は、把持子410R及び410Lの走行に伴って搬送される。
(A1×A2)は、好ましくは1.2倍より大きく、より好ましくは1.25倍以上であり、好ましくは2.0倍以下、より好ましくは1.85倍以下、更に好ましくは1.65倍以下である。
(A1×A2)を、前記下限値の範囲とすることにより、第2延伸フィルム50に十分な面内レターデーションを発現させることができる。また、前記上限値以下とすることにより、延伸フィルムの剥離強度を大きくすることができる。
第2延伸フィルム50の平均面内レターデーションRe2は、第1工程の延伸倍率A1と第2工程の延伸倍率A2との積(A1×A2)を調整することにより調整できる。例えば、(A1×A2)を大きくすることにより、平均面内レターデーションRe2を大きくすることができる。
平均NZ係数は、第1工程の延伸倍率A1及び第2工程の延伸倍率A2を調整することにより調整できる。例えば、延伸倍率A2を大きくすることにより、平均NZ係数を小さくすることができる。
本発明は前記の実施形態に限定されず、更に変更して実施してもよい。
例えば、上述した製造方法は、第1工程及び第2工程以外に、更に任意の工程を有していてもよい。そのような工程としては、例えば、延伸フィルムの表面に保護層を設ける工程、延伸フィルムに、コロナ処理等の表面処理をする工程が挙げられる。
本発明の製造方法により得られる長尺の延伸フィルムを用いて、長尺の偏光フィルムを製造できる。
本発明の一実施形態に係る偏光フィルムの製造方法は、前記一実施形態に係る長尺の延伸フィルムの製造方法により得られる長尺の延伸フィルムに、長尺の偏光子を積層する第3工程を含む。
本実施形態で用いられる偏光子としては、ポリビニルアルコール、部分ホルマール化ポリビニルアルコール等の適切なビニルアルコール系重合体のフィルムに、ヨウ素及び二色性染料等の二色性物質による染色処理、延伸処理、架橋処理等の適切な処理を適切な順序及び方式で施したものが挙げられる。このような偏光子は、自然光を入射させると直線偏光を透過させうるものであり、特に、光透過率及び偏光度に優れるものが好ましい。偏光子には任意の部材(例えば、保護フィルム)が積層されていてもよい。
第3工程では、長尺の延伸フィルムに、長尺の偏光子を積層する工程を行う。
積層は、例えば、長尺の偏光子と長尺の延伸フィルムとを、その長手方向を平行にしてロール・トゥ・ロールにて貼り合わせて行いうる。貼り合わせの際には、必要に応じて、接着剤を用いてもよい。このように長尺のフィルムを用いて製造することにより、長尺の偏光フィルムを効率的に製造できる。
(フィルムの平均面内レターデーションRe)
評価対象のフィルムについて、波長590nmで位相差測定装置(Axometric社製 製品名「Axoscan」)を用いて、フィルムの幅方向に並ぶ50mm間隔の複数の地点で面内レターデーションを測定した。これらの地点での面内レターデーションの平均値を計算し、この平均値を当該フィルムの平均面内レターデーションReとした。
評価対象のフィルムについて、波長590nmで位相差測定装置(Axometric社製 製品名「Axoscan」)を用いて、フィルムの幅方向に並ぶ50mm間隔の複数の地点でNZ係数を測定した。これらの地点でのNZ係数の平均値を計算し、この平均値を当該フィルムの平均NZ係数とした。
NZ係数=(Rth/Re)+0.5
位相差測定装置(Axometric社製 製品名「Axoscan」)を用いて、フィルムの幅方向に並ぶ50mm間隔の複数の地点で遅相軸とフィルムの幅方向との成す配向角を測定した。これらの地点での配向角の平均値を計算し、この平均値を当該フィルムの平均配向角とした。
脂環式構造を含有する重合体(シクロオレフィン系重合体)を含む樹脂からなる未延伸フィルム(ガラス転移温度160℃、厚み100μm、日本ゼオン社製)を用意した。評価対象の延伸フィルム及び前記未延伸フィルムの片面に、コロナ処理を施した。延伸フィルムのコロナ処理を施した面と、未延伸フィルムのコロナ処理した面とに接着剤を付着させ、接着剤を付着させた面同士を貼り合わせた。この際、接着剤としてはUV接着剤を用いた。これにより、延伸フィルム及び未延伸フィルムを備えるサンプルフィルムを得た。
その後、前記サンプルフィルムを15mmの幅に裁断して、延伸フィルム側をスライドガラスの表面に粘着剤にて貼り合わせた。この際、粘着剤としては、両面粘着テープ(日東電工社製、品番「CS9621」)を用いた。
フォースゲージの先端に前記未延伸フィルムを挟み、スライドガラスの表面の法線方向に引っ張ることにより、90度剥離試験を実施した。この際、未延伸フィルムが剥れる際に測定された力は、延伸フィルムと未延伸フィルムとを剥離させるために要する力であるので、この力の大きさを評価対象である延伸フィルムの剥離強度とした。
(長尺の延伸前フィルムの製造)
脂環式構造を含有する重合体(シクロオレフィン重合体の水素化物)を含む樹脂A(ガラス転移温度126℃のノルボルネン系重合体の樹脂、日本ゼオン社製)のペレットを100℃で5時間乾燥した。このペレットを押出機に供給し、押出機内で溶融させ、ポリマーパイプ及びポリマーフィルターを経てTダイからキャスティングドラム上にシート状に押し出した。押し出された樹脂はキャスティングドラム上で冷却されて硬化し、厚み70μmの長尺の延伸前フィルム20が得られた。この延伸前フィルムを巻き取り、繰出しロール10を得た。
図1に示すように、繰出しロール10から長尺の延伸前フィルム20を繰り出し、上述した実施形態で説明した構造を有するテンター装置100に供給し、表1に示す条件で斜め方向に延伸して、第1延伸フィルム30を得た。得られた第1延伸フィルム30は巻き取ってロール40として回収した。この際、繰出しロール10からの延伸前フィルム20の繰出し方向D20と、第1延伸フィルム30の巻取り方向D30とがなす繰出し角度φは、45°に設定した。得られた第1延伸フィルム30の一部を用いて、その平均面内レターデーションRe1及び平均配向角θ1を測定した。
第1工程で得られた第1延伸フィルムを、表1に示す条件で横延伸装置に供給し一軸延伸して、第2延伸フィルムである延伸フィルムを得た。この延伸フィルムを用いて、平均面内レターデーションRe2、平均配向角θ2、平均NZ係数、剥離強度を評価した。
第1工程の延伸方向、並びに第2工程の延伸倍率及び延伸温度を表1に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、長尺の第1延伸フィルム及び延伸フィルムの製造及び評価を行なった。結果を表1に示す。
樹脂Aのペレットの代わりに、脂環式構造を含有する重合体(シクロオレフィン重合体の水素化物)を含む樹脂B(ガラス転移温度135℃のノルボルネン系重合体の樹脂、日本ゼオン社製)のペレットを用いて延伸前フィルムの繰出しロールを製造し、第1工程の延伸温度、及び第2工程の延伸温度を表1に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、長尺の第1延伸フィルム及び延伸フィルムの製造及び評価を行なった。結果を表1に示す。
第1工程の延伸方向、延伸倍率、及び延伸温度を表2に示すように変更し、第2工程を行わなかったこと以外は実施例1と同様にして、長尺の延伸フィルムの製造及び評価を行なった。結果を表2に示す。表2には、A1×A2の値としてA1の値を記載した。剥離強度は、第1工程で得られた長尺の延伸フィルム(第1延伸フィルム)について測定された値を示す。
第1工程の延伸方向及び延伸倍率、並びに第2工程の延伸倍率を表2に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、長尺の第1延伸フィルム及び延伸フィルムの製造及び評価を行なった。結果を表2に示す。
下記表1及び表2において、延伸角度、並びに平均配向角θ1及びθ2は、フィルムの幅方向に対する値を示す。
一方、第2工程を行わなかった比較例1~2により得られた延伸フィルム(第1延伸フィルム)は、面内レターデーション及び剥離強度のいずれかが劣り、十分な面内レターデーションと優れた剥離強度とを両立できないことが分かる。
また、第1工程における延伸角度が幅方向に対して50°より大きい比較例3~4により得られた延伸フィルム(第2延伸フィルム)も、面内レターデーション及び剥離強度のいずれかが劣り、十分な面内レターデーションと優れた剥離強度とを両立できないことが分かる。
20 延伸前フィルム
21及び22 延伸前フィルムの幅方向の端部
30 第1延伸フィルム
31及び32 第1延伸フィルムの幅方向の端部
40 ロール
50 第2延伸フィルム
60 ロール
100 テンター装置
110R及び110L 把持子
120R及び120L ガイドレール
130 テンター装置の入口部
140 テンター装置の出口部
150 テンター装置の延伸ゾーン
400 横延伸装置
410R及び410L 把持子
420R及び420L ガイドレール
430 横延伸装置の入口部
440 横延伸装置の出口部
450 横延伸装置の延伸ゾーン
Claims (4)
- 長尺の延伸フィルムの製造方法であって、
長尺の延伸前フィルムを、幅方向に対して15°以上50°以下の方向に延伸して、長尺の第1延伸フィルムを得る第1工程と、
前記長尺の第1延伸フィルムを、幅方向に延伸して、長尺の第2延伸フィルムを得る第2工程とをこの順で含み、
前記第1工程における延伸倍率をA1とし、前記第2工程における延伸倍率をA2とすると、A1が1.2倍以上1.6倍以下であり、(A1×A2)が1.2倍より大きく2.0倍以下であり、
前記長尺の第2延伸フィルムが、幅方向に対して10°以上30°以下の角度をなす遅相軸を有し、
前記長尺の第2延伸フィルムの平均NZ係数が、1.2以上1.5以下であり、
前記長尺の第2延伸フィルムの平均面内レターデーションRe2が、200nm以上300nm以下であり、
前記延伸フィルムが、脂環式構造を含有する重合体を含む、
長尺の延伸フィルムの製造方法。 - 前記第1延伸フィルムの平均面内レターデーションRe1が、180nm以上260nm以下である、請求項1に記載の長尺の延伸フィルムの製造方法。
- 前記脂環式構造を含有する重合体が、ノルボルネン系重合体又はその水素化物である、請求項1又は2に記載の長尺の延伸フィルムの製造方法。
- 長尺の偏光フィルムの製造方法であって、
請求項1~3のいずれか1項に記載の長尺の延伸フィルムの製造方法により得られる長尺の延伸フィルムに、長尺の偏光子を積層する第3工程を含む、
長尺の偏光フィルムの製造方法。
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