JP7124759B2 - 異常診断システム、その異常診断システムを備えた荷役装置、および異常診断方法 - Google Patents
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Description
図1に示す本願の異常診断システム10は、バッテリー12の出力電圧を測定する電圧測定部14、液圧シリンダ内の液圧を測定する圧力計16、荷受台の上昇時間を測定する時間測定部18、液圧装置の異常を判断する制御部20を備える。
図5の異常診断システム56のように、上記圧力計16の代わりにモーター36に回転検出器(回転測定部)58を取り付けてもよい。荷受台24に積載された物品の重量によってモーター36にかかる負荷(トルク)が変化し、モーター36の回転数に影響する。たとえば、物品の重量が重くなればモーター36にかかる負荷が大きくなり、モーター36の回転数が遅くなる。そのため、回転検出器58は荷受台24に載せられた物品の重量に応じた回転数を測定して回転数測定値を得る。回転数測定値は制御部20に入力される。制御部20は回転数から重量に変換してもよい。また制御部20は予め重量に応じた回転数を測定し、回転数標準値としてメモリに記憶しておく。
上記実施形態1または2において、時間測定部18を省略した構成にすることも可能である。上述したように時間測定部18によってモーター36またはポンプ38の少なくても1つの異常を検出していた。上記の実施形態において、重量測定部として機能する圧力計16、回転検出器60または電流測定部64によってモーター36、ポンプ38またはその両方の異常を判断できる。そのため、時間測定部18を省略することが可能である。なお、逆に時間測定部18を省略せず、圧力計16、回転検出器60または電流測定部64の少なくとも1つを省略してもよい。
図7の異常診断システム70のように、測定値を通信するための通信手段72を備えてもよい。通信手段72はネットワーク74を介して移動体通信をおこなえる装置、WiFiで通信する装置などが挙げられる。各測定値を通信手段72によって送信し、ホストコンピュータ76の記憶手段で記憶する。また、制御部20がおこなう異常の判断をホストコンピュータ76で行ってもよい。ホストコンピュータ76で判断された結果は、ネットワーク74を介して上記表示手段54で表示するようにする。さらに、ホストコンピュータ76からネットワーク74を介して操作者のコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレットに結果を送信してもよい。荷役装置22のメンテナンス者のコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレットなどにネットワーク74を介して結果を送信してもよい。メンテナンス者のコンピュータ等に結果をディスプレイに表示するためのソフトウェア(アプリケーション)を記憶しておく。操作者がメンテナンス者に連絡をしなくても、メンテナンス者に荷役装置22の異常が報告される。メンテナンス者が荷役装置22の操作者に連絡し、メンテナンスするためにトラック28の停止している場所まで行くことも可能である。
制御部20のメモリに記憶された各標準値およびソフトウェアを書き換えられるように構成してもよい。たとえば、上記ネットワーク74を介して各標準値およびソフトウェアを書き換えてもよい。物品の重量による各標準値が増えた場合などに対応できる。
図8の液圧装置80のように、荷台30を格納および引き出すための格納引出用液圧シリンダ82、格納引出用液圧シリンダ82に液体を供給または排出するための電磁バルブ84、86を備えてもよい。荷受台24は昇降だけでなく、荷台30の下方に格納および引き出しする構成であってもよく、液圧装置80は液圧装置26に対して荷受台24を荷台30の下方に格納および引き出しするための構成が追加されている。
各実施形態において制御部20は各標準値と各測定値を比較する際に差分を取って、その差が一定値以上であれば異常と判断している。制御部20がおこなうその比較は差分を取ることに限定されない。たとえば、各標準値に一定の範囲を設定し、制御部20は各測定値がその一定の範囲に入っていなければ異常と判断するようにしてもよい。
液圧装置は上記の実施形態に限定されず、液圧装置の構成によっては、荷受台24を下降させるときに、上記実施形態で説明したことと同様の異常診断を行ってもよい。
12:バッテリー
14:電圧測定部
16:圧力計
18:時間測定部
20:制御部
22:荷役装置
24:荷受台
26、80:液圧装置
28:トラック
30:荷台
32:荷役用液圧シリンダ
36:モーター
38:ポンプ
40、42、84、86、90:電磁バルブ
44:タンク
46、92:リリーフ弁
48、88:絞り弁
50:スイッチ
52:コンタクタ
54:表示手段
58:回転検出器
62:電流測定部
72:通信手段
74:ネットワーク
76:ホストコンピュータ
82:格納引出用液圧シリンダ
Claims (11)
- バッテリーと、
前記バッテリーで駆動するモーターと、
前記モーターで駆動し、シリンダに液体を供給するポンプと、
を備えた液圧装置における異常を診断する異常診断システムであって、
前記シリンダに供給された液体による動力で荷役される物品の重量の各々に対応付けて、電圧標準値を記憶する電圧標準値記憶部と、
前記バッテリーの出力電圧を測定する電圧測定部と、
前記シリンダに供給された液体による動力で荷役される物品の重量を測定する重量測定部と、
前記電圧標準値記憶部に記憶されている電圧標準値に基づいて、前記重量測定部で測定された重量に対応する電圧標準値を選択し、前記電圧測定部で測定された電圧の電圧測定値と前記選択された電圧標準値とを比較して前記液圧装置の異常を判断する制御部と、
を備えた異常診断システム。 - 前記シリンダに供給された液体による動力で荷役される物品の重量の各々に対応付けて、時間標準値を記憶する時間標準値記憶部と、
前記物品を荷役する時間を計測する時間測定部とを備え、
前記制御部は、前記時間標準値記憶部に記憶されている時間標準値に基づいて、前記重量測定部で測定された重量に対応する時間標準値を選択し、前記時間測定部で計測された時間の時間測定値を前記選択された時間標準値と比較して前記液圧装置の異常を判断する、請求項1に記載の異常診断システム。 - 前記シリンダに供給された液体による動力で荷役される物品の重量の各々に対応付けて、圧力標準値を記憶する圧力標準値記憶部と、
前記シリンダ内の液体にかかる圧力を測定する圧力測定部とをさらに備え、
前記制御部は、前記圧力標準値記憶部に記憶されている圧力標準値に基づいて、前記重量測定部で測定された重量に対応する圧力標準値を選択し、前記圧力測定部で測定された圧力の圧力測定値を前記選択された圧力標準値と比較して前記液圧装置の異常を判断する、請求項1または2に記載の異常診断システム。 - 前記重量測定部が、前記シリンダ内の液体にかかる圧力を測定する圧力測定部、前記モーターに流れる電流を計測する電流測定部、及び、前記モーターの回転数を計測する回転数測定部の少なくとも1つである、請求項1~3のいずれかに記載の異常診断システム。
- バッテリーと、
前記バッテリーで駆動するモーターと、
前記モーターで駆動し、シリンダに液体を供給するポンプと、を備えた液圧装置における異常を診断する異常診断システムであって、
前記バッテリーの出力電圧を測定する電圧測定部と、
前記電圧測定部で測定された電圧の電圧測定値と予め測定しておいた電圧の電圧標準値とを比較して前記液圧装置の異常を判断する制御部と、
前記シリンダに供給された液体による動力で荷役される物品の重量を測定する重量測定部とを備え、
前記制御部が重量測定部で測定された重量の重量測定値を予め測定していた重量標準値と比較して前記液圧装置の異常を判断し、
前記重量測定部が、前記シリンダ内の液体にかかる圧力を測定する圧力測定部、前記モーターに流れる電流を計測する電流測定部、及び、前記モーターの回転数を計測する回転数測定部の少なくとも1つである、異常診断システム。 - 請求項1から5のいずれかに記載の異常診断システムを備えた荷役装置。
- バッテリーと、
前記バッテリーで駆動するモーターと、
前記モーターで駆動し、シリンダに液体を供給するポンプと、を備えた液圧装置における異常を診断する異常診断方法であって、
前記バッテリーの出力電圧を測定して電圧測定値を得るステップと、
前記シリンダに供給された液体による動力で荷役される物品の重量を測定するステップと、
予め記憶されている物品の重量の各々と電圧標準値との対応関係に基づいて、前記測定するステップで測定された重量に対応する電圧標準値を選択するステップと、
前記電圧測定値を前記選択された電圧標準値と比較して前記液圧装置の異常を判断するステップと、を備えた異常診断方法。 - 前記物品を荷役する時間を測定して時間測定値を得るステップと、
予め記憶されている物品の重量の各々と時間標準値との対応関係に基づいて、前記測定するステップで測定された重量に対応する時間標準値を選択するステップと、
前記時間測定値と前記選択された時間標準値とを比較して前記液圧装置の異常を判断するステップとをさらに含む、請求項7に記載の異常診断方法。 - 前記シリンダ内の液体にかかる圧力の圧力測定値を測定するステップと、
予め記憶されている物品の重量の各々と圧力標準値との対応関係に基づいて、前記測定するステップで測定された重量に対応する圧力標準値を選択するステップと、
前記圧力測定値と前記選択された圧力標準値とを比較して前記液圧装置の異常を判断するステップとをさらに含む、請求項7または8に記載の異常診断方法。 - 前記重量を測定するステップが、前記シリンダ内の液体にかかる圧力を測定するステップ、前記モーターに流れる電流を計測するステップ、及び、前記モーターの回転数を計測するステップの少なくとも1つである、請求項7~9のいずれかに記載の異常診断方法。
- バッテリーと、
前記バッテリーで駆動するモーターと、
前記モーターで駆動し、シリンダに液体を供給するポンプと、を備えた液圧装置における異常を診断する異常診断方法であって、
前記バッテリーの出力電圧を測定して電圧測定値を得るステップと、
前記電圧測定値を予め測定しておいた電圧の電圧標準値と比較して前記液圧装置の異常を判断するステップと、
前記シリンダに供給された液体による動力で荷役される物品の重量を測定して重量測定値を得るステップとを備え、
前記判断するステップが、前記重量測定値を予め測定しておいた重量の重量標準値と比較して前記液圧装置の異常を判断するステップを含み、
前記重量の測定が、前記シリンダ内の液体にかかる圧力を測定するステップ、前記モーターに流れる電流を計測するステップ、及び、前記モーターの回転数を測定するステップの少なくとも1つである、異常診断方法。
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