JP7124701B2 - 判定装置、判定システム、判定方法及びプログラム - Google Patents

判定装置、判定システム、判定方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7124701B2
JP7124701B2 JP2018547627A JP2018547627A JP7124701B2 JP 7124701 B2 JP7124701 B2 JP 7124701B2 JP 2018547627 A JP2018547627 A JP 2018547627A JP 2018547627 A JP2018547627 A JP 2018547627A JP 7124701 B2 JP7124701 B2 JP 7124701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
phase difference
dominant frequency
points
damage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018547627A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018079438A1 (ja
Inventor
翔平 木下
茂 葛西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2018079438A1 publication Critical patent/JPWO2018079438A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7124701B2 publication Critical patent/JP7124701B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M7/00Vibration-testing of structures; Shock-testing of structures
    • G01M7/02Vibration-testing by means of a shake table
    • G01M7/025Measuring arrangements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01HMEASUREMENT OF MECHANICAL VIBRATIONS OR ULTRASONIC, SONIC OR INFRASONIC WAVES
    • G01H13/00Measuring resonant frequency
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M5/00Investigating the elasticity of structures, e.g. deflection of bridges or air-craft wings
    • G01M5/0008Investigating the elasticity of structures, e.g. deflection of bridges or air-craft wings of bridges
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M5/00Investigating the elasticity of structures, e.g. deflection of bridges or air-craft wings
    • G01M5/0033Investigating the elasticity of structures, e.g. deflection of bridges or air-craft wings by determining damage, crack or wear
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M5/00Investigating the elasticity of structures, e.g. deflection of bridges or air-craft wings
    • G01M5/0066Investigating the elasticity of structures, e.g. deflection of bridges or air-craft wings by exciting or detecting vibration or acceleration
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M7/00Vibration-testing of structures; Shock-testing of structures
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M7/00Vibration-testing of structures; Shock-testing of structures
    • G01M7/02Vibration-testing by means of a shake table
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/07Analysing solids by measuring propagation velocity or propagation time of acoustic waves
    • G01N29/075Analysing solids by measuring propagation velocity or propagation time of acoustic waves by measuring or comparing phase angle

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Description

本発明は、判定装置、判定方法及びコンピュータ読み取り可能記録媒体に関する。
建物や橋梁等の構造物の状態を分析するための様々な技術が開発されている。一例として、構造物に関する振動特性を解析することで、構造物の損傷が検出されている。
特許文献1には、コンクリート建物等の健全性判定方法が記載されている。特許文献1に記載の健全性判定方法は、まず、コンクリート建物の常時微動を計測してこの常時微動の計測データから固有振動数の経時変化を求める。そして、特許文献1に記載の手法は、コンクリート建物の内外温度差が増大するときに固有振動数の日変動の幅が小さくなる傾向にあるときにはコンクリート建物に損傷有りと判定する。
特開2008-8810号公報
構造物の状態の分析においては、構造物の局所的な損傷の検出が必要となる場合がある。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、構造物の局所的な損傷の検出が困難となる場合がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、構造物の局所的な損傷の有無を判定可能な判定装置等を提供することを主たる目的とする。
本発明の一態様における判定装置は、構造物の複数の地点の各々における振動を示す情報に基づいて、複数の地点の各々における振動の卓越周波数を特定する卓越周波数特定手段と、振動を示す情報及び卓越周波数に基づいて、複数の地点の各々における振動の卓越周波数での位相差を特定する位相差特定手段と、位相差に基づいて、構造物の損傷について判定する判定手段とを備える。
また、本発明の一態様における判定方法は、構造物の複数の地点の各々における振動を示す情報に基づいて、複数の地点の各々における振動の卓越周波数を特定し、振動を示す情報及び卓越周波数に基づいて、複数の地点の各々における振動の卓越周波数での位相差を特定し、位相差に基づいて、構造物の損傷について判定する。
また、本発明の一態様におけるコンピュータ読み取り可能記録媒体は、コンピュータに、構造物の複数の地点の各々における振動を示す情報に基づいて、複数の地点の各々における振動の卓越周波数を特定する処理と、振動を示す情報及び卓越周波数に基づいて、複数の地点の各々における振動の卓越周波数での位相差を特定する処理と、位相差に基づいて、構造物の損傷について判定する処理とを実行させるプログラムを非一時的に格納する。
本発明によると、構造物の局所的な損傷の有無を判定可能な判定装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における判定装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における判定装置を含む判定システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における判定装置が対象とする減衰自由振動の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における判定装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1における供試体の例を示す図である。 本発明の実施例1における位相差及び卓越周波数の変化率の例を示す図である。 本発明の実施例2における供試体の例を示す図である。 本発明の実施例1における位相差及び卓越周波数の変化率の例を示す図である。 本発明の実施形態における判定装置等を実現する情報処理装置の例を示す図である。
本発明の各実施形態について、添付の図面を参照して説明する。本発明の各実施形態において、各装置(システム)の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。各装置(システム)の各構成要素の一部又は全部は、例えば図9に示すような情報処理装置500とプログラムとの任意の組み合わせにより実現される。情報処理装置500は、一例として、以下のような構成を含む。
・CPU(Central Processing Unit)501
・ROM(Read Only Memory)502
・RAM(Random Access Memory)503
・RAM503にロードされるプログラム504
・プログラム504を格納する記憶装置505
・記録媒体506の読み書きを行うドライブ装置507
・通信ネットワーク509と接続する通信インターフェース508
・データの入出力を行う入出力インターフェース510
・各構成要素を接続するバス511
各実施形態における各装置の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム504をCPU501が取得して実行することで実現される。各装置の各構成要素の機能を実現するプログラム504は、例えば、予め記憶装置505やRAM503に格納されており、必要に応じてCPU501が読み出す。なお、プログラム504は、通信ネットワーク509を介してCPU501に供給されてもよいし、予め記録媒体506に格納されており、ドライブ装置507が当該プログラムを読み出してCPU501に供給してもよい。
各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、各装置は、構成要素毎にそれぞれ別個の情報処理装置500とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つの情報処理装置500とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、プロセッサ等を含む汎用または専用の回路や、これらの組み合わせによって実現される。これらは、単一のチップ によって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
各装置の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントアンドサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における判定装置を示す図である。
図1に示すとおり、本発明の第1の実施形態における判定装置100は、卓越周波数特定部110と、位相差特定部120と、判定部130とを備える。卓越周波数特定部110は、構造物の複数の地点の各々における振動を示す情報に基づいて、複数の地点の各々における振動の卓越周波数を特定する。位相差特定部120は、振動を示す情報及び卓越周波数に基づいて、複数の地点の各々における振動の卓越周波数での位相差を特定する。判定部130は、位相差に基づいて、構造物の損傷について判定する。
なお、本実施形態においては、構造物の損傷には、例えば、構造物に生じたき裂や腐食、構造物を構成する複数の部位が結合する部分に生じた隙間等の結合が不十分となる事象が含まれる。ただし、構造物の損傷は、上述の例に限られず、その他の構造物の性能に影響を及ぼしうる事象が構造物の損傷として扱われてもよい。
また、図2に示すように、本発明の第1の実施形態における判定装置100を有する判定システム10が構成される。判定システム10は、判定装置100と、複数の検知部101を有する。検知部101は、対象物の振動を検知する。
図2に示す例では、検知部101として、検知部101-1から101-NまでのN個(Nは2以上の自然数)の検知部101が記載されているが、検知部101の数は特に制限されない。判定の対象となる構造物等に応じて、必要となる検知部101の数や配置箇所等が適宜定められる。検知部101は、例えば一般的な振動センサによって実現される。検知部101は、接着剤、永久磁石、機械的な接合等によって、判定装置100による判定の対象となる構造物へ取り付けられる。
また、判定装置100と検知部101とは、例えば無線又は有線の通信ネットワーク等を介して接続される。なお、判定装置100と検知部101とを接続する手段は特に限定されない。判定装置100は、他の手段によって検知部101にて検知された振動を示す情報を取得して用いてもよい。そして、図2に示す例では、判定装置100は、複数の検知部101の各々によって検知された振動を示す情報に基づいて判定を行う。
続いて、本実施形態における判定装置100の構成要素について説明する。
卓越周波数特定部110は、上述のように、複数の地点の各々における振動について、それぞれの卓越周波数を特定する。複数の地点の各々における振動を示す情報は、例えば構造物に取り付けられた複数の検知部101の各々が振動を検知することで得られる。
卓越周波数特定部110は、主に、検知された振動を示す情報に含まれる構造物の振動応答の一つである減衰自由振動に着目して、卓越周波数を特定する。図3は、減衰自由振動の例を示す。図3においては、振動の加速度に関する時間的な変化のうち、矢印にて示されている部位が減衰自由振動を表す。すなわち、減衰自由振動は、外部からの加振がなされず、かつ、加速度の振幅が時間に応じて小さくなる振動である。減衰自由振動となる振動は、例えば、振動の加速度を示す時刻歴波形の包絡線の形状に基づいて求められる。
また、卓越周波数は、振動に含まれる主要な周波数成分を示す。本実施形態においては、後述のように、卓越周波数は、主に振動の振幅が最大となる周波数成分を示す。
一般に、構造物に生じる減衰自由振動では、構造物の動特性に応じた固有振動が卓越する。そのため、卓越周波数特定部110で特定される卓越周波数は、一般に、判定の対象となる構造物の固有振動と概ね一致する。このことから、卓越周波数での振動の挙動は、当該構造物の動特性と概ね一致する。したがって、上述した卓越周波数に着目することで、構造物の動特性が把握可能となる。
また、構造物に損傷等が生じた場合には、構造物の動特性は変化する。すなわち、この場合には、卓越周波数が変化しうる。そのため、例えば構造物の卓越周波数を継続して特定することで、構造物の損傷等が検出可能となる。
卓越周波数特定部110は、減衰自由振動に含まれる周波数成分のうち、振幅が最大となる周波数を卓越周波数として特定する。検知部101等によって得られた振動を示す情報は、一般に振動の時間的な変化を示す。この場合に、卓越周波数特定部110は、例えば、振動の時間的な変化を周波数成分へ変換し、周波数毎の振幅に基づいて卓越周波数を特定する。
卓越周波数特定部110は、例えば離散フーリエ変換や高速フーリエ変換等によって振動の時間的な変化を周波数成分変換する。また、卓越周波数特定部110は、自己回帰モデルなどを用いることで検知された振動を示す情報にて表される減衰自由振動をモデル化し、当該モデルの周波数特性に基づいて卓越周波数を取得してもよい。そして、卓越周波数特定部110は、上述のように、例えば振幅が最も大きな周波数を卓越周波数として特定する。
位相差特定部120は、構造物の複数の地点の各々における振動の卓越周波数での位相差を特定する。位相差特定部120は、より詳しくは、構造物における複数の地点のうち、2つの地点における振動の卓越周波数での位相差を特定する。
なお、本実施形態においては、判定システム10の検知部101が構造物の3つ以上の地点に設置されている等、構造物の3つ以上の地点における振動を示す情報が得られる場合が想定される。この場合には、位相差特定部120は、当該3つ以上の地点のうち、選択された2つの地点の組の少なくとも一つに関して位相差を特定する。この場合に、各々の組に含まれる2つの地点は、隣接する地点であることが好ましい。
上述のように、構造物の固有振動数は、構造物に生じた損傷等に応じて変化する場合がある。したがって、例えば卓越周波数の変化を検出する等、構造物の固有振動数の変化に基づいて、構造物の損傷の有無等の構造物の状態が判定可能となる場合がある。
しかしながら、構造物の固有振動数の変化に基づいて構造物の損傷に関する判定を行う手法では、構造物の損傷の有無等の判定が困難な場合がある。構造物の固有振動数の変化に基づく損傷の有無等の判定が困難な場合には、構造物に局所的な損傷が生じた場合が含まれる。構造物に局所的な損傷が生じる場合としては、例えば、2つ以上の部材が結合する部分である結合部分に損傷が生じる場合がある。
構造物には、2つ以上の部材が結合されて構成される場合がある。例えば、構造物が橋梁である場合には、床板と主桁とが結合されて構成される。このような構成を含む構造物においては、部材が結合する結合部分に力が集中する。したがって、結合部分には、局所的な損傷が生じる場合がある。そして、結合部分に損傷が生じると、結合部分の剛性が低下し、当該結合部分を含む構造物の固有振動数が変化する。
しかしながら、結合部分における損傷のような局所的な損傷が生じた場合には、構造物に大きな損傷が生じる場合と比較して、固有振動数の変化は相対的に小さい場合がある。したがって、構造物の固有振動数の変化に基づいて構造物の損傷に関する判定を行う手法では、構造物の損傷の有無等の判定が困難な場合がある。
これに対して、結合部分に損傷が生じた場合には、結合される部材の間の拘束が低下する。すなわち、結合される部材の間の機械的な結合条件が変化する。この変化の結果として、結合部分を含む振動応答に変化が生じる。例えば、結合部分を間に挟む構成部材の各々において、卓越周波数での振動の位相がそれぞれ変化する。すなわち、結合部分を間に挟む構成部材の各々における卓越周波数での振動の位相差が変化する。
そこで、本実施形態においては、位相差特定部120は、構造物における複数の地点のうち、2つの地点における振動の卓越周波数での位相差を特定する。位相差が特定されることで、後述する判定部130において、当該2つの地点の間の地点における損傷の損傷についての判定が可能となる。
そして、2つの地点の間に上述した結合部分が存在するように(すなわち、2つの地点の位置が結合部分を間に挟むように)2つの地点の位置が定められることで、結合部分における損傷の有無等の損傷についての判定が可能となる。一例として、構造物が橋梁である場合には、複数の検知部101のうちの1つが床板に設けられ、複数の検知部101のうちの他の1つが主桁に設けられることで、床板と主桁との間の結合部分に生じた局所的な損傷が検知可能となる。
また、構造物の複数の地点のうち、位相差特定部120によって位相差が求められる2つの地点が隣接する地点であることで、局所的な損傷が生じた位置のより正確な特定が可能となる。
位相差特定部120は、様々な手順にて位相差を特定する。例えば、位相差特定部120は、各々の地点における振動を示す情報によって表される自由減衰振動をフーリエ変換することで得た位相値の差分を求めることで、2つの地点における振動の卓越周波数での位相差を特定する。
また、位相差特定部120は、各々の地点における振動の卓越周波数の帯域における時刻歴波形を用いて位相差を特定してもよい。この場合には、位相差特定部120は、各々の地点における振動を示す情報に関してバンドパスフィルタ等により帯域制限を施すことによって、卓越周波数の帯域における時間的な変化を示す時刻歴波形を導出する。そして、位相差特定部120は、各々の時刻歴波形について、時刻歴波形の振幅が極大となる時刻を求め、更に当該時刻の差を求めることによって、位相差を特定する。
また、構造物の3つ以上の地点における振動を示す情報が得られる場合には、位相差特定部120は、当該3つ以上の地点のうち、適宜選択された2つの地点の組の各々に関して同様に位相差を特定する。
判定部130は、位相差特定部120によって求められた位相差に基づいて、構造物の損傷について判定する。判定部130は、構造物の2つの地点における振動の卓越周波数での位相差が構造物に損傷が生じていることを示す場合には、当該2つの地点の間の部位に損傷が生じていると判定する。
判定部130は、一例として、位相差特定部120によって求められた各々の位相差と、基準となる時期における位相差と比較することで、構造物の損傷について判定する。
例えば、判定部130は、位相差特定部120にて求められた2つの地点の位相差と、同じ地点に関して基準となる時期における位相差との変化率が予め定めた条件を満たす場合に、構造物の当該2つの地点の間の部位に損傷が有ると判定する。一例として、判定部130は、2つの地点の位相差と、同じ地点に関して基準となる時期における位相差との変化率が閾値を超えた場合に、当該2つの地点の間の部位に損傷が生じていると判定する。この場合には、閾値は、構造物や2つの地点の構造物の位置、2つの地点の間の部位に結合部分が含まれるか否か等に応じて適宜定められる。また、位相差の絶対値ではなく、例えば基準となる時期における位相差等によって規格化された値である位相差の変化率が用いられることで、構造物の部位に応じた閾値の設定が不要になる等、閾値の設定が容易になる。
また、判定部130は、他の方法に基づいて構造物の損傷について判定してもよい。例えば、判定部130は、位相差特定部120によって求められた各々の位相差のばらつきに基づいて、構造物の損傷について判定してもよい。
この場合には、例えば、対象となる2つの地点において、判定システム10の検知部101等によって振動が複数回検知される。そして、検知部101等によって予め定められた一定の範囲の時期に得られた複数回の各々の振動を示す情報に関して、卓越周波数特定部110によって各々の振動に関する卓越周波数が特定される。また、特定された卓越周波数等に基づいて、位相差特定部120にて各々の位相差が求められる。
そして、判定部130は、上述のように得られた振動に関する複数の位相差のばらつきに基づいて、構造物の損傷について判定する。一例として、判定部130は、位相差特定部120によって求められた複数の位相差のばらつきと、基準となる時期における複数の位相差のばらつきとの変化率に基づいて、構造物の2つの地点の間の部位に損傷が有ると判定する。また、判定部130は、複数の位相差のばらつきが閾値を超える等の予め定めた条件を満たす場合に、構造物の当該2つの地点の間の部位に損傷が有ると判定してもよい。
なお、判定部130は、上述した複数の手法を必要に応じて適宜組み合わせて構造物の損傷について判定してもよい。
続いて、図4に示すフローチャートを用いて、本発明の第1の実施形態における判定装置100の動作を説明する。
最初に、卓越周波数特定部110は、卓越周波数を特定する(ステップS101)。卓越周波数特定部110は、構造物の複数の地点の各々における振動のそれぞれに対して卓越周波数を特定する。構造物の複数の地点の各々における振動を示す情報として、卓越周波数特定部110は、例えば判定システム10の検知部101が検知した振動を示す情報を取得して用いる。
次に、位相差特定部120は、振動を示す情報及びステップS101にて求められた卓越周波数に基づいて、構造物の2つの地点における振動の位相差を特定する(ステップS102)。なお、構造物の3つ以上の地点における振動を示す情報が得られる場合には、位相差特定部120は、一例として、当該3つ以上の地点のうち、複数の2つの地点の組の各々に関して位相差を順次特定する。
次に、判定部130は、ステップS102にて特定された位相差に基づいて、構造物の損傷について判定する(ステップS103)。判定部130は、例えば構造物における2つの地点の位相差の変化率又はばらつき等が予め定めた閾値を超えた場合等に、構造物における当該2つの地点の間の地点に損傷が生じていると判定する。また、ステップS102において、構造物の複数の2つの地点に関して位相差が求められている場合には、判定部130は、複数の2つの地点の各々に関して損傷についての判定を行ってもよい。
以上のとおり、本発明の第1の実施形態における判定装置100は、構造物の複数の地点の各々における振動の卓越周波数での位相差に基づいて、構造物の損傷についての判定を行う。より詳しくは、本実施形態における判定装置では、構造物の2つの地点において検知された振動について、卓越周波数特定部110にて特定された卓越周波数における位相差が位相差特定部120にて特定される。そして、特定された位相差に基づいて、判定部130が構造物の損傷について判定する。
構造物の固有振動数は、構造物に損傷が生じた場合に変化しうる。しかしながら、構造物に生じた損傷が局所的な損傷である場合には、構造物の固有振動数の変化が小さい場合がある。したがって、構造物の固有振動数に基づいて構造物の損傷の判定が行われる場合には、構造物の局所的な損傷が検出されない可能性がある。
これに対して、構造物に局所的な損傷が生じた場合には、損傷が生じた部位の周囲の地点における振動の位相差に変化が生じる場合がある。すなわち、振動の位相差に着目することで、構造物の局所的な損傷が検出できる場合がある。
本実施形態における判定装置100では、構造物の損傷についての判定に際して、構造物の複数の地点の各々における振動の卓越周波数での位相差が用いられる。したがって、本実施形態における判定装置100は、構造物の局所的な損傷の有無等、構造物の局所的な損傷についての判定を可能にする。
(実施例1)
次に、本発明の第1の実施形態における判定装置100及び判定システム10を、対象物における局所的な損傷の有無の判定に適用した場合の例について説明する。
最初の実施例においては、判定システム10は、コンクリートブロックを対象として、コンクリートブロックに生じた損傷の有無の判定を行った。具体的には、供試体であるコンクリートブロックの表面に擬似的な損傷としてき裂が形成された。そして、き裂の形成の前後における振動に基づいて、判定システム10によって損傷についての判定が行われた。
図5は、損傷についての判定の対象となるコンクリートブロックの例を示す。本実施例においては、供試体として、矩形状のコンクリートブロック180が用いられた。コンクリートブロック180の一つの面には、検知部101-1から101-5までの5つの検知部101が取り付けられた。各々の検知部101としては、振動センサが用いられた。検知部101として用いられた振動センサは、圧電型であり、信号増幅回路が内蔵された電圧出力タイプである。検知部101-1と101-2との間には、き裂181が形成された。
そして、き裂181が形成される前と後とのそれぞれの場合において、ハンマ190を用いたハンマリングによってコンクリートブロック180が加振された。各々の場合において、加振によって生じた振動を検知部101-1から101-5の各々が検知した。
判定装置100は、検知部101-1から101-5によって検知した振動を示す情報に基づいて、コンクリートブロック180の損傷について判定した。
まず、卓越周波数特定部110は、き裂181が形成される前と後との各々における振動を示す情報をフーリエ変換することでフーリエスペクトルを求めた。そして、卓越周波数特定部110は、き裂181が形成される前と後との各々のフーリエスペクトルにおいて振幅が最大となる周波数を卓越周波数として特定した。
き裂181が形成される前の時点において検知部101-1から101-5によって検知した振動を示す情報によると、検知部101-1から101-5において、卓越周波数は共通であった。また、卓越周波数における振動形状は、たわみ1次振動モードに類似した形状であった。
また、き裂181が形成される後の時点において検知部101-1から101-5によって検知した振動を示す情報によると、検知部101-1から101-5において、卓越周波数は共通であった。また、卓越周波数における振動形状は、たわみ1次振動モードに類似した形状であった。
続いて、位相差特定部120は、上述したき裂181が形成される前と後との各々のフーリエスペクトルの卓越周波数における位相の値を位相量として、位相量の差を位相差としてそれぞれ求めた。本実施例においては、位相差特定部120は、検知部101-1及び101-2において検知された振動の卓越周波数での位相量の差を位相差として特定した。検知部101-1及び101-2は、き裂181が形成された箇所に近接する2つの検知部である。
続いて、判定部130は、き裂181が形成される前後における検知部101-1及び101-2において検知された振動の卓越周波数での位相差の変化率を求めて損傷についての判定を行った。検知部101-1及び101-2において検知された振動の卓越周波数での位相差の変化率は、以下の(1)式を用いて求められた。なお、(1)式において、ΔΦはき裂181が形成される前後における検知部101-1及び101-2において検知された振動の卓越周波数での位相差の変化率を表す。また、Φ1beforeは、き裂181が形成される前における検知部101-1及び101-2において検知された振動の卓越周波数での位相差を表す。Φ1afterは、き裂181が形成された後における検知部101-1及び101-2において検知された振動の卓越周波数での位相差を表す。
Figure 0007124701000001
なお、比較のため、(2)式を用いて検知部101-1において検知された振動卓越周波数の変化率が求められた。なお、(2)式において、ΔFはき裂181が形成される前後における検知部101-1において検知された振動の卓越周波数の変化率を表す。また、F1beforeは、き裂181が形成される前に検知部101-1において検知された振動の卓越周波数を表す。F1afterは、き裂181が形成された後に検知部101-1において検知された振動の卓越周波数を表す。なお、本実施例においては、上述のように、き裂181が形成される前後のそれぞれの時点において、検知部101-1から101-5の各々にて検知された振動の卓越周波数は共通であった。
Figure 0007124701000002
図6は、上述した位相差の変化率ΔΦ及び卓越周波数の変化率ΔFを示す。位相差の変化率ΔΦは-20%(パーセント)であった。一方、卓越周波数の変化率ΔFは、-5%であった。つまり、変化率ΔFに対するΔΦの変化率は4倍であった。卓越周波数での位相差の変化率は、卓越周波数の変化率と比較して相対的に大きな変化率であった。
本実施例においては、供試体であるコンクリートブロック180にき裂181が形成されることによって、コンクリートブロック180の剛性が低下し、結果としてコンクリートブロック180の固有振動数が低下したと考えられる。そして、固有振動数に対応する卓越周波数が、コンクリートブロック180の固有振動数の低下に併せて低下したと考えられる。また、検知部101-1と101-2との間にき裂181が形成されたことで、コンクリートブロック180における検知部101-1との101-2との間の部位の剛性が低下したと考えられる。この結果として、検知部101-1及び101-2において検知された振動の卓越周波数での位相差が増加したと考えられる。そして、き裂181が局所的であったため、上述した卓越周波数での位相差の変化率が、卓越周波数の変化率と比較して相対的に大きくなったと考えられる。
本実施例にて示されるように、構造物の局所的な損傷に対しては、2つの検知部101にて検知された振動の卓越周波数での位相差は、卓越周波数と比較して顕著に変化している。したがって、例えば判定部130にて用いられる閾値が適宜設定されることで、卓越周波数(すなわち、構造物の固有振動数)の変化率に基づく手法では判定が困難な場合においても、判定装置100等は、損傷の発生の判定が可能であることが確認された。
(実施例2)
次に、本発明の第1の実施形態における判定装置100及び判定システム10を、対象物における損傷の有無の判定に適用した場合の別の例について説明する。
本実施例においては、判定システム10は、金属板が接着されたコンクリートブロックを対象として、金属板とコンクリートブロックとの接合部分への損傷の有無についての判定を行った。具体的には、金属板が接着されたコンクリートブロックにおける金属板とコンクリートブロックとの接合部分に、擬似的な損傷として隙間が形成された。そして、隙間の形成の前後における振動に基づいて、判定システム10によって損傷についての判定が行われた。
図7は、損傷についての判定の対象となるコンクリートブロックの例を示す。本実施例においては、供試体として、矩形状のコンクリートブロック180及び矩形状の金属板182が用いられた。コンクリートブロック180の一つの面に、金属板182が接着剤によって接着された。金属板182とコンクリートブロック180とは、各々の接着される面において中心となる点が共通となるように接着された。
また、コンクリートブロック180の金属板182が接着された面には、検知部101-1から101-5までの5つの検知部101が取り付けられた。検知部101と、実施例1と同様の振動センサが用いられた。なお、検知部101-3は、金属板182に取り付けられた。そして、コンクリートブロック180と金属板182との接合部分には、各々が接着する方向とは反対の方向へ引っ張り荷重を加えることで隙間183が形成された。なお、隙間183は、金属板182とコンクリートブロック180との接合部分のうち、検知部101-2と101-3との間の部位に形成された。
そして、隙間183が形成される前と後とのそれぞれの場合において、ハンマ190を用いたハンマリングによってコンクリートブロック180が加振された。各々の場合において、加振によって生じた振動を検知部101-1から101-5の各々が検知した。
判定装置100は、検知部101-1から101-5によって検知した振動を示す情報に基づいて、金属板182とコンクリートブロック180との接合部分の損傷について判定した。まず、卓越周波数特定部110は、隙間183が形成される前と後との各々の振動を示す情報をフーリエ変換することでフーリエスペクトルを求めた。そして、卓越周波数特定部110は、隙間183が形成される前と後との各々のフーリエスペクトルにおいて振幅が最大となる周波数を卓越周波数として特定した。
実施例1と同様に、隙間183が形成される前の時点において検知部101-1から101-5によって検知した振動を示す情報によると、検知部101-1から101-5において、卓越周波数は共通であった。また、卓越周波数における振動形状は、たわみ1次振動モードに類似した形状であった。
また、隙間183が形成される後の時点において検知部101-1から101-5によって検知した振動を示す情報によると、検知部101-1から101-5において、卓越周波数は共通であった。また、卓越周波数における振動形状は、たわみ1次振動モードに類似した形状であった。
続いて、位相差特定部120は、上述した隙間183が形成される前と後との各々のフーリエスペクトルの卓越周波数における位相の値を位相量として、位相量の差を位相差としてそれぞれ求めた。本実施例においては、位相差特定部120は、検知部101-2及び101-3において検知された振動の卓越周波数での位相量の差を位相差として特定した。検知部101-2及び101-3は、隙間183が形成された箇所に近接する2つの検知部である。
続いて、判定部130は、実施例1と同様に、隙間183が形成される前後における検知部101-2及び101-3において検知された振動の卓越周波数での位相差の変化率を求めることで、結合部分の損傷についての判定を行った。検知部101-2及び101-3において検知された振動の卓越周波数での位相差の変化率は、以下の(3)式を用いて求められた。なお、(3)式において、ΔΦは隙間183が形成される前後における検知部101-2及び101-3において検知された振動の卓越周波数での位相差の変化率を表す。また、Φ2beforeは、隙間183が形成される前における検知部101-2及び101-3において検知された振動の卓越周波数での位相差を表す。Φ2afterは、隙間183が形成された後における検知部101-2及び101-3において検知された振動の卓越周波数での位相差を表す。
Figure 0007124701000003
なお、本実施例においても、比較のため、(4)式を用いて検知部101-2において検知された振動卓越周波数の変化率が求められた。なお、(4)式において、ΔFは隙間183が形成される前後における検知部101-2において検知された振動の卓越周波数の変化率を表す。また、F2beforeは、隙間183が形成される前に検知部101-2において検知された振動の卓越周波数を表す。F2afterは、隙間183が形成された後に検知部101-2において検知された振動の卓越周波数を表す。なお、本実施例においては、上述のように、隙間183が形成される前後のそれぞれの時点において、検知部101-1から101-5の各々にて検知された振動の卓越周波数は共通であった。
Figure 0007124701000004

図8は、上述した位相差の変化率ΔΦ及び卓越周波数の変化率ΔFを示す。位相差の変化率ΔΦは-30%であった。一方、卓越周波数の変化率ΔFは、-5%であった。すなわち、変化率ΔFに対するΔΦの変化率は6倍であった。本実施例においても、実施例1と同様に、卓越周波数での位相差の変化率は、卓越周波数の変化率と比較して相対的に大きな変化率であった。
本実施例においては、コンクリートブロック180と金属板182との接合部分に隙間183が形成されることによって、コンクリートブロック180と金属板182とから構成される供試体の剛性が低下したと考えられる。この結果として、供試体の固有振動数が低下したと考えられる。そして、固有振動数に対応する卓越周波数が、供試体の固有振動数の低下に併せて低下したと考えられる。また、隙間183が検知部101-2と101-3との間の部位に形成されたことで、供試体における検知部101-2との101-3との間の部位の機械特性が低下したと考えられる。この結果として、検知部102-2及び101-3において検知された振動の卓越周波数での位相差が増加したと考えられる。そして、隙間183が局所的であったため、上述した卓越周波数での位相差の変化率が、卓越周波数の変化率と比較して相対的に大きくなったと考えられる。
本実施例においても、実施例1と同様に、構造物の結合部分における局所的な損傷に対しては、2つの検知部101にて検知された振動の卓越周波数での位相差は、卓越周波数と比較して顕著に変化している。したがって、判定部130にて用いられる閾値が適宜設定されること等で、卓越周波数の変化率に基づく手法では判定が困難な場合においても、判定装置100等は、構造物の結合部分における損傷の発生の判定が可能であることが確認された。
以上のように、本発明の実施形態における判定装置100により、構造物の局所的な損傷の有無が判定可能であることが確認された。
また、本実施例における位相差の変化率は、実施例1における位相差の変化率と比較して大きくなっている。すなわち、構造物の構成部材間の結合部分に局所的な損傷が生じた場合における位相差の変化率が、構造物の一つの構成部材に局所的な損傷が生じた場合における位相差の変化率と比較して大きくなっている。
すなわち、本発明の実施形態における判定装置100は、構造物の構成部材間の結合部分に生じた局所的な損傷についての判定に利用可能であることが確認された。
以上、実施形態及び実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、各実施形態における構成は、本発明のスコープを逸脱しない限りにおいて、互いに組み合わせることが可能である。
この出願は、2016年10月25日に出願された日本出願特願2016-208663を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 判定システム
100 判定装置
101 検知部
110 卓越周波数特定部
120 位相差特定部
130 判定部
180 コンクリートブロック
181 き裂
182 金属板
183 隙間
190 ハンマ

Claims (9)

  1. 構造物の複数の地点の各々における振動を示す情報に基づいて、前記複数の地点の各々における前記振動の卓越周波数を特定する卓越周波数特定手段と、
    前記振動を示す情報及び前記卓越周波数に基づいて、前記複数の地点の各々における前記振動の前記卓越周波数での位相差を特定する位相差特定手段と、
    前記複数の地点の各々に関して、特定された前記位相差と基準となる時期における位相差との変化率に基づいて、前記構造物を構成する複数の部材の結合部分における損傷について判定する判定手段とを備え、
    前記振動を示す情報は、前記構造物を構成する複数の部材にそれぞれ設置された各検知手段によって取得される
    判定装置。
  2. 前記卓越周波数特定手段は、前記振動を示す情報の各々に含まれる減衰自由振動に基づいて前記卓越周波数を特定する、請求項1に記載の判定装置。
  3. 前記卓越周波数特定手段は、前記減衰自由振動に含まれる周波数成分のうち、振幅が最大となる周波数を前記卓越周波数として特定する、請求項2に記載の判定装置。
  4. 前記位相差特定手段は、
    前記複数の地点のうちの2つの地点の各々における前記振動の前記卓越周波数での位相差を特定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の判定装置。
  5. 前記判定手段は、前記2つの地点の各々の間となる地点における前記損傷について判定する、請求項4に記載の判定装置。
  6. 前記判定手段は、同一の箇所に関して特定された前記位相差のばらつきに基づいて前記損傷について判定する、請求項1から5のいずれか一項に記載の判定装置。
  7. 振動を検知する複数の検知手段と、
    前記検知手段によって検知された振動を示す情報に基づいて、構造物を構成する複数の部材の結合部分における損傷について判定する請求項1から6のいずれか一項に記載の判定装置とを有する判定システム。
  8. 構造物の複数の地点の各々における振動を示す情報に基づいて、前記複数の地点の各々における前記振動の卓越周波数を特定し、
    前記振動を示す情報及び前記卓越周波数に基づいて、前記複数の地点の各々における前記振動の前記卓越周波数での位相差を特定し、
    前記複数の地点の各々に関して、特定した前記位相差と基準となる時期における位相差との変化率に基づいて、前記構造物を構成する複数の部材の結合部分における損傷について判定し、
    前記振動を示す情報は、前記構造物を構成する複数の部材にそれぞれ設置された各検知手段によって取得される
    判定方法。
  9. コンピュータに、
    構造物の複数の地点の各々における振動を示す情報に基づいて、前記複数の地点の各々における前記振動の卓越周波数を特定する処理と、
    前記振動を示す情報及び前記卓越周波数に基づいて、前記複数の地点の各々における前記振動の前記卓越周波数での位相差を特定する処理と、
    前記複数の地点の各々に関して、特定した前記位相差と基準となる時期における位相差との変化率に基づいて、前記構造物を構成する複数の部材の結合部分における損傷について判定する処理とを実行させ、
    前記振動を示す情報は、前記構造物を構成する複数の部材にそれぞれ設置された各検知手段によって取得される
    プログラム。
JP2018547627A 2016-10-25 2017-10-20 判定装置、判定システム、判定方法及びプログラム Active JP7124701B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016208663 2016-10-25
JP2016208663 2016-10-25
PCT/JP2017/038020 WO2018079438A1 (ja) 2016-10-25 2017-10-20 判定装置、判定方法及びコンピュータ読み取り可能記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018079438A1 JPWO2018079438A1 (ja) 2019-09-19
JP7124701B2 true JP7124701B2 (ja) 2022-08-24

Family

ID=62024856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018547627A Active JP7124701B2 (ja) 2016-10-25 2017-10-20 判定装置、判定システム、判定方法及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11029231B2 (ja)
JP (1) JP7124701B2 (ja)
WO (1) WO2018079438A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109653261A (zh) * 2018-12-29 2019-04-19 中铁二院工程集团有限责任公司 抗滑桩震后损伤测试方法和系统
IL274413B2 (en) * 2020-05-03 2023-07-01 Bar David Asaf System and method for detecting structural damage to a rigid structure

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001215218A (ja) 2000-02-02 2001-08-10 Imc:Kk 超音波探傷装置
JP3088577U (ja) 2001-12-10 2002-09-20 渡邊プレス工業株式会社 機械部品結合部の打音検査装置
JP2003315319A (ja) 2002-04-24 2003-11-06 Toshiba Corp 配管破損検出装置
JP2004150945A (ja) 2002-10-30 2004-05-27 Central Giken:Kk 表面波によるコンクリート力学特性の非破壊測定装置および方法
JP2004301792A (ja) 2003-04-01 2004-10-28 Hokkaido Technology Licence Office Co Ltd 構造物の健全度診断システム
JP2005315636A (ja) 2004-04-27 2005-11-10 Tohoku Univ 閉じたき裂の定量評価法、及び閉じたき裂の定量評価装置
JP2009180652A (ja) 2008-01-31 2009-08-13 Sokun Ri 棒部材の長さ又は物理的状態の測定システムおよび測定方法
JP2011185921A (ja) 2010-02-09 2011-09-22 Fuji Heavy Ind Ltd 損傷長測定システム及び損傷長測定方法
JP2013072669A (ja) 2011-09-27 2013-04-22 Sanwa Packing Kogyo Co Ltd 検査装置、及び検査方法
JP2013134221A (ja) 2011-12-27 2013-07-08 Tottori Univ 検査方法及び検査システム
JP2014194379A (ja) 2013-03-29 2014-10-09 Fuji Heavy Ind Ltd 損傷長測定システム及び損傷長測定方法
DE102014207708A1 (de) 2014-04-24 2015-10-29 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur akustischen Prüfung einer Nietverbindung
WO2016013201A1 (ja) 2014-07-23 2016-01-28 日本電気株式会社 判定装置、判定方法及びコンピュータ読み取り可能記録媒体
JP2016099288A (ja) 2014-11-25 2016-05-30 日本電気株式会社 計測装置及び計測レンジ切換方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4218922A (en) * 1978-09-18 1980-08-26 Battelle Development Corporation Acoustic inspection of solder joints
DE3134482A1 (de) * 1981-09-01 1983-03-31 Hoesch Werke Ag, 4600 Dortmund Verfahren zur automatischen fertigungskontrolle langgestreckter werkstuecke
CA1272283A (en) * 1986-07-07 1990-07-31 Gregory R. Jollimore Apparatus and method for, ultrasonically inspecting articles for internal defects
JPH01202656A (ja) * 1988-02-08 1989-08-15 Taisei Corp 構造物のクラック診断方法
US4956999A (en) * 1988-11-30 1990-09-18 Gp Taurio, Inc. Methods and apparatus for monitoring structural members subject to transient loads
US5814729A (en) * 1996-09-09 1998-09-29 Mcdonnell Douglas Corporation System for in-situ delamination detection in composites
US6006163A (en) * 1997-09-15 1999-12-21 Mcdonnell Douglas Corporation Active damage interrogation method for structural health monitoring
US6681633B2 (en) * 2000-11-07 2004-01-27 Halliburton Energy Services, Inc. Spectral power ratio method and system for detecting drill bit failure and signaling surface operator
US7010981B1 (en) * 2004-08-06 2006-03-14 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Inverse method for estimating the wave propagation parameters of two dissimilar wave types
US7458266B2 (en) * 2004-09-27 2008-12-02 Samsung Electronics Co. Ltd. Method and apparatus for detecting a load change upon a structure and analyzing characteristics of resulting damage
GB0513901D0 (en) * 2005-07-06 2005-08-10 Airbus Uk Ltd Method and apparatus for measuring the structural integrity of a safe-life aircraft component
JP4859557B2 (ja) 2006-06-30 2012-01-25 財団法人電力中央研究所 コンクリート建物の健全性判定方法
US8577628B2 (en) * 2009-04-10 2013-11-05 University Of South Carolina System and method for modal identification using smart mobile sensors
US9052230B2 (en) * 2011-05-13 2015-06-09 Chevron U.S.A. Inc Industrial process monitoring and imaging
AU2012260392B2 (en) * 2011-05-20 2015-03-12 Hatch Ltd. Furnace structural integrity monitoring systems and methods
WO2013190973A1 (ja) 2012-06-20 2013-12-27 日本電気株式会社 構造物の状態判定装置および構造物の状態判定方法
JP6140528B2 (ja) 2013-05-24 2017-05-31 能美防災株式会社 構造物劣化診断システム
US10024756B2 (en) * 2014-10-28 2018-07-17 Embraer S.A. Method and system for structural health monitoring with frequency synchronization
US10801998B2 (en) * 2017-03-13 2020-10-13 University Of South Carolina Identifying structural defect geometric features from acoustic emission waveforms

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001215218A (ja) 2000-02-02 2001-08-10 Imc:Kk 超音波探傷装置
JP3088577U (ja) 2001-12-10 2002-09-20 渡邊プレス工業株式会社 機械部品結合部の打音検査装置
JP2003315319A (ja) 2002-04-24 2003-11-06 Toshiba Corp 配管破損検出装置
JP2004150945A (ja) 2002-10-30 2004-05-27 Central Giken:Kk 表面波によるコンクリート力学特性の非破壊測定装置および方法
JP2004301792A (ja) 2003-04-01 2004-10-28 Hokkaido Technology Licence Office Co Ltd 構造物の健全度診断システム
JP2005315636A (ja) 2004-04-27 2005-11-10 Tohoku Univ 閉じたき裂の定量評価法、及び閉じたき裂の定量評価装置
JP2009180652A (ja) 2008-01-31 2009-08-13 Sokun Ri 棒部材の長さ又は物理的状態の測定システムおよび測定方法
JP2011185921A (ja) 2010-02-09 2011-09-22 Fuji Heavy Ind Ltd 損傷長測定システム及び損傷長測定方法
JP2013072669A (ja) 2011-09-27 2013-04-22 Sanwa Packing Kogyo Co Ltd 検査装置、及び検査方法
JP2013134221A (ja) 2011-12-27 2013-07-08 Tottori Univ 検査方法及び検査システム
JP2014194379A (ja) 2013-03-29 2014-10-09 Fuji Heavy Ind Ltd 損傷長測定システム及び損傷長測定方法
DE102014207708A1 (de) 2014-04-24 2015-10-29 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur akustischen Prüfung einer Nietverbindung
WO2016013201A1 (ja) 2014-07-23 2016-01-28 日本電気株式会社 判定装置、判定方法及びコンピュータ読み取り可能記録媒体
JP2016099288A (ja) 2014-11-25 2016-05-30 日本電気株式会社 計測装置及び計測レンジ切換方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20190301968A1 (en) 2019-10-03
WO2018079438A1 (ja) 2018-05-03
US11029231B2 (en) 2021-06-08
JPWO2018079438A1 (ja) 2019-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Seyedpoor et al. An efficient indicator for structural damage localization using the change of strain energy based on static noisy data
JP6001740B1 (ja) 構造物の伝達関数の高精度評価・地震応答予測・劣化診断システム及びその方法
Basu Identification of stiffness degradation in structures using wavelet analysis
KR102492667B1 (ko) 공진점의 모드형상 벡터와 주평면의 직교성 분석을 이용한 미소크랙 검사장치 및 방법
JP2020008562A (ja) 温度に敏感でない損傷検出のためのシステム
JP6835251B2 (ja) 損傷診断装置、損傷診断方法、及び、損傷診断プログラム
JPWO2017064855A1 (ja) 構造物異常検知システム、構造物異常検知方法及び記録した記録媒体
Tondreau et al. Automated data-based damage localization under ambient vibration using local modal filters and dynamic strain measurements: Experimental applications
JP7124701B2 (ja) 判定装置、判定システム、判定方法及びプログラム
JPWO2017064854A1 (ja) 構造物異常検知装置、構造物異常検知方法、記録媒体及び構造物異常検知システム
Cruciat Experimental determination of dynamic characteristics of structures
US20190137044A1 (en) Leakage position analyzing system, leakage position analyzing method, leakage position analyzing device, and computer-readable recording medium
CN108801823A (zh) 一种多尺度的复合材料结构局部疲劳评估方法及系统
Mendrok et al. Operational modal filter and its applications
JP7001173B2 (ja) 診断装置、診断方法、及びプログラム
JP6177100B2 (ja) 構造物の状態変化判定方法、測定データの補正方法及びそれらの方法を用いた計測システム
CN112199874B (zh) 一种模态试验最优激励点识别方法
CN110501129A (zh) 井架的振动检测方法、设备及终端设备
WO2018168218A1 (ja) センサ接着状態判定システム、センサ接着状態判定装置及びセンサ接着状態判定方法
KR101094906B1 (ko) 유도파 기반의 병치 압전센서를 이용한 손상감지방법
Koo et al. Impedance-based structural health monitoring considering temperature effects
Guéguen et al. Numerical and experimental assessment of the performance of four nondestructive damage evaluation methods in situations comparable to post-earthquake damage analysis
Suarez et al. Strategy for required data reduction in the practical implementation in a low-cost electronic platform of an index for damage assessment of seismic dampers
CN110398331A (zh) 基于偏最小二乘的振动响应频域预测方法及装置
Li et al. Delamination Detection in Composite Laminates using a Vibration-Based Chaotic Oscillator Method

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190320

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210917

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20211021

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220224

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220224

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220307

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220725

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7124701

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151