JP7124426B2 - 搬送装置、および画像読取装置の画像ファイル生成方法 - Google Patents

搬送装置、および画像読取装置の画像ファイル生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、用紙の重送を判定する搬送装置、および画像読取装置の画像ファイル生成方法に関する。
従来、この種の技術として特許文献1が知られている。特許文献1には、重送検出センサーから出力される検出信号の実推移が、単体の封筒の検出信号のプロファイルと一致しない場合、封筒が重送されたと判定する用紙搬送装置が開示されている。
特開2015-000804号公報
しかしながら、特許文献1の重送判定方法は、封筒などプロファイルを用意することが可能な用紙にしか適用できず、改良の余地があった。
本発明の搬送装置は、用紙を搬送経路に沿って搬送する搬送部と、搬送経路を挟む位置に設けられた音波発信器と、音波受信器と、を含み、音波発信器から発信された音波を音波受信器が受信した受信強度に応じて、値が異なる出力信号を出力する音波検出部と、用紙の搬送中に、第1閾値を下回り且つ第2閾値を上回る受信強度に応じた第1の出力信号と、第2閾値を下回る受信強度に応じた第2の出力信号と、が同じ用紙に対して出力された第1の場合よりも、用紙の搬送中に、第1閾値を上回る受信強度に応じた第3の出力信号と、第2の出力信号と、が同じ用紙に対して出力された第2の場合のほうが、重送の可能性が高いと判断する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の搬送装置は、用紙を搬送経路に沿って搬送する搬送部と、用紙の種類を取得する取得部と、搬送経路を挟む位置に設けられた音波発信器と、音波受信器と、を含み、音波発信器から発信された音波を音波受信器が受信した受信強度に応じて、値が異なる出力信号を出力する音波検出部と、取得した用紙の種類が第1の用紙であり、用紙の搬送中に、閾値を下回る受信強度に応じた出力信号が出力された第1の場合よりも、取得した用紙の種類が第1の用紙とは異なる第2の用紙であり、用紙の搬送中に、閾値を下回る受信強度に応じた出力信号が出力された第2の場合のほうが、重送の可能性が高いと判断する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の画像読取装置の画像ファイル生成方法は、搬送経路に沿って搬送される用紙を読み取って画像ファイルを生成する画像読取装置の画像ファイル生成方法であって、音波発信器から発信された音波を、音波発信器に対して搬送経路を挟む位置に設けられた音波受信器で受信し、音波受信器が、音波を受信した受信強度に応じて、値が異なる出力信号を出力する音波検出工程と、用紙の搬送中に、第1閾値を下回り且つ第2閾値を上回る受信強度に応じた第1の出力信号と、第2閾値を下回る受信強度に応じた第2の出力信号と、が同じ用紙に対して出力されたときは、該用紙の読取結果に基づくスキャン画像と、重送の可能性があることを示す重送判定情報と、を含む画像信号を生成し、用紙の搬送中に、第1閾値を上回る受信強度に応じた第3の出力信号と、第2の出力信号と、が同じ用紙に対して出力されたときは、画像信号を生成しない生成工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の画像読取装置の画像ファイル生成方法は、搬送経路に沿って搬送される用紙を読み取って画像ファイルを生成する画像読取装置の画像ファイル生成方法であって、用紙の種類を取得する取得工程と、音波発信器から発信された音波を、音波発信器に対して搬送経路を挟む位置に設けられた音波受信器で受信し、音波受信器が、音波を受信した受信強度に応じて、値が異なる受信強度を出力する音波検出工程と、取得した用紙の種類が第1の用紙であり、且つ、用紙の搬送中に、閾値を下回る受信強度に応じた出力信号が出力されたときは、該用紙の読取結果に基づくスキャン画像と、重送の可能性があることを示す重送判定情報と、を含む画像信号を生成し、取得した用紙の種類が第1の用紙とは異なる第2の用紙であり、且つ、用紙の搬送中に、閾値を下回る受信強度に応じた出力信号が出力されたときは、画像信号を生成しない生成工程と、を備えたことを特徴とする。
画像読取装置の搬送経路周りの構成を示す図である。 画像読取装置の制御系を示すブロック図である。 判定閾値の説明図である。 普通紙を用いた場合の音波検出部の検出結果の一例を示す図である。 多層紙を用いた場合の音波検出部の検出結果の一例を示す図である。 第1実施形態に係る、初期判定処理の流れを示すフローチャートである。 通常判定処理の流れを示すフローチャートである。 特殊判定処理の流れを示すフローチャートである。 紙ジャムエラー処理の流れを示すフローチャートである。 重送エラー処理の流れを示すフローチャートである。 通常出力処理の流れを示すフローチャートである。 特殊出力処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る、初期判定処理の流れを示すフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態に係る搬送装置、および画像読取装置の画像ファイル生成方法について、添付図面に基づいて説明する。本実施形態では、搬送装置および画像読取装置として、原稿を搬送しながらスキャニングするシートフィードスキャナーを例示する。
図1は、画像読取装置1の搬送経路周りの構成を示す図である。画像読取装置1には、用紙Sが搬送される搬送経路5が形成されている。本実施形態において、用紙Sは、単票紙であるものとする。搬送経路5には、一対の分離ローラー11と、音波検出部20と、用紙センサー31と、画像読取部40と、一対の搬送ローラー12と、が配置されている。また、搬送経路5の画像読取部40が臨む位置には、光透過性を有するプラテンガラス46と、用紙押さえ板47と、が対向して配置されている。
分離ローラー11は、用紙Sの搬送方向において、音波検出部20よりも上流側、すなわち音波検出部20より-Y側に配置されている。分離ローラー11は、駆動ローラーおよび従動ローラーから成り、複数枚積層された用紙Sを1枚ずつ分離させながら、用紙Sを搬送経路5に給紙する。
音波検出部20は、用紙Sの搬送方向において、用紙センサー31よりも上流側、すなわち用紙センサー31より-Y側に配置されている。音波検出部20は、搬送経路5を挟む位置に対向して設けられた音波発信器21と、音波受信器23と、を含む。音波発信器21は、搬送経路5を搬送される用紙Sに超音波を発信する。音波発信器21から用紙Sに向けて超音波が発信されると、用紙Sの裏側から副次的に超音波が放射される。音波受信器23は、この副次的に放射された超音波を受信する。このとき、用紙Sが厚い場合や坪量が大きい場合は、用紙Sが薄い場合や坪量が小さい場合より超音波の減衰率が大きくなるため、音波受信器23による超音波の受信強度が小さくなる。また、用紙Sが重送されている場合は、さらに超音波の減衰率が大きくなり、音波受信器23による超音波の受信強度がさらに小さくなる。このような性質を利用し、制御部100は、音波受信器23から出力される出力信号の値に基づいて、用紙Sの種類や重送を判定する。なお、本実施形態では、音波受信器23の受信強度が大きくなるにつれて、出力信号の値も大きくなるものとする。
なお、音波検出部20において、音波発信器21から用紙Sに向けて超音波が発信され、その超音波によって副次的に放射される超音波を音波受信器23が受信し、音波受信器23がその受信強度に応じて出力信号を出力する一例の工程は、本発明の「音波検出工程」の一例である。
なお、超音波が用紙Sに照射されると、その一部が反射し、用紙Sと音波発信器21との間で乱反射する。乱反射した反射波は、ノイズ成分として音波受信器23に入射される場合があり、検出精度を低下させる一因となる。そのため、音波発信器21は、用紙Sに対して超音波を斜めに照射するように配置される。また、これに伴い、音波受信器23も、音波発信器21に正面から対向するように、用紙Sに対して斜めに配置される。このように音波発信器21と音波受信器23とが用紙Sに対して斜めに配置されていても、用紙Sの厚さ方向において、音波発信器21と音波受信器23との間に用紙Sが通るのであれば、搬送経路5を挟む位置に音波発信器21と音波受信器23が設けられていると見ることができる。
用紙センサー31は、用紙Sの搬送方向において、画像読取部40よりも上流側、すなわち画像読取部40より-Y側に配置されている。用紙センサー31は、用紙Sの先端位置および後端位置を検出する。
画像読取部40は、用紙Sの搬送方向において、搬送ローラー12のよりも上流側、すなわち搬送ローラー12より-Y側に配置されている。画像読取部40は、光源41と、レンズアレイ42と、イメージセンサー43と、を含む。また、画像読取部40との間で搬送経路5を挟む位置に設けられる用紙押さえ板47は、用紙Sの紙浮きを抑え、照射むらの発生を防止する。また、用紙押さえ板47は、イメージセンサー43の出力最大値となる白基準値を設定するための白基準板としても機能する。光源41から出射された光は、プラテンガラス46を透過して、搬送経路5上を通過する用紙Sまたは用紙押さえ板47に照射される。用紙Sまたは用紙押さえ板47から反射された光は、レンズアレイ42を介してイメージセンサー43に入射される。
搬送ローラー12は、用紙Sの搬送方向において、画像読取部40よりも下流側、すなわち画像読取部40より+Y側に配置されている。搬送ローラー12は、駆動ローラーおよび従動ローラーから成り、用紙Sを搬送経路5に沿って+Y方向に搬送する。
図2は、画像読取装置1の制御系を示すブロック図である。画像読取装置1は、搬送部10と、音波検出部20と、用紙検出部30と、画像読取部40と、記憶部50と、画像処理部60と、操作部70と、表示部80と、出力部90と、制御部100と、を含む。なお、表示部80は、本発明の「報知部」の一例である。
搬送部10は、分離モーター13と、搬送モーター14と、を含む。分離モーター13は、分離ローラー11の駆動ローラーを駆動する。分離ローラー11の従動ローラーは、不図示のトルクリミッタが設けられており、用紙Sの搬送時の回転方向とは逆の回転方向の駆動トルクを受ける。従動ローラーがこのトルクリミッタにより駆動トルクを受けた状態で、駆動ローラーが駆動することにより、積層された用紙Sのうち最上層にある用紙Sが搬送経路5に送り出される。一方、搬送モーター14は、搬送ローラー12の駆動ローラーを駆動する。また、搬送ローラー12の従動ローラーは、駆動ローラーに従動して回転される。これにより、用紙Sが搬送経路5に沿って+Y方向に搬送される。
音波検出部20は、上記の音波発信器21および音波受信器23の他、発信回路22と、受信回路24と、を含む。発信回路22は、制御部100から出力される駆動パルスを増幅し、音波発信器21に入力する。音波発信器21は、発信回路22から入力された駆動パルスに基づいて、超音波を発信する。一方、受信回路24は、音波受信器23が受信した超音波の受信強度に応じた出力信号を出力する。また、受信回路24は、出力信号を段階的に増幅していくための、複数の増幅回路を有している。制御部100は、これら複数の増幅回路のうち、初段の増幅回路と最終段の増幅回路から出力された出力信号を取得する。
用紙検出部30は、用紙センサー31を含む。用紙センサー31は、例えば発光素子と、受光素子と、を有する光学センサーであり、発光素子の光を搬送経路5に出射し、その反射光を受光素子で受光することより用紙Sの有無を検出する。
画像読取部40は、用紙Sを光学的に読み取るものであり、光源41と、レンズアレイ42と、イメージセンサー43と、A/D変換部44と、を含む。光源41は、例えば、赤色LED、緑色LEDおよび青色LEDから成り、3色の光を順に切り替えながら照射する。レンズアレイ42は、例えば、ロッドレンズアレイであり、用紙Sの搬送方向と交差する方向、すなわちX方向(図1参照)に配列された複数のレンズによる正立等倍像を重ね合わせて連続像を形成する。イメージセンサー43は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサーまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサーであり、X方向に並んだ複数のセンサーチップを有する。各センサーチップは、光電変換素子を含む。光電変換素子の受光量は電荷として蓄積され、その電荷がアナログ信号として出力される。A/D変換部44は、イメージセンサー43から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
記憶部50は、閾値記憶領域51を含む。記憶部50としては、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)が用いられる。閾値記憶領域51は、音波検出部20の検出結果に基づいて各種判定を行うための判定閾値を記憶する。本実施液体では、判定閾値として、大きい順に閾値V0、閾値V1、閾値V2の3つの閾値が記憶される。
なお、閾値V0および閾値V1は、受信回路24に含まれる複数の増幅回路のうち、初段の増幅回路から出力された出力信号と比較される閾値である。また、閾値V2は、受信回路24に含まれる複数の増幅回路のうち、最終段の増幅回路から出力された出力信号と比較される閾値である。なお、閾値V1は、本発明の「第1閾値」の一例であり、閾値V2は、本発明の「第2閾値」および「閾値」の一例である。
図3は、判定閾値の説明図である。同図において、縦軸は、音波検出部20の出力信号の値を示している。以下、「出力信号の値」を「出力値」と称する。同図に示すように、音波検出部20の検出位置に用紙Sが存在しない場合の音波検出部20の出力値を「紙無し時出力値Vn」としたとき、閾値V0は、紙無し時出力値Vnの70%~90%程度の値に設定される。また、閾値V1は、紙無し時出力値Vnの40%~60%程度の値に設定される。また、閾値V2は、紙無し時出力値Vnの10%~30%程度の値に設定される。なお、閾値V0および閾値V1の紙無し時出力値Vnに対する割合は、画像読取装置1がどの範囲の厚みや坪量の用紙Sに対応可能かに応じて、画像読取装置1ごと、例えば機種ごとに決定される値である。一方、閾値V2は、画像読取装置1が、どの範囲の厚みや坪量の用紙Sに対応可能かによらず、一定の値として設定される値である。
ここで、閾値V0は、用紙Sの有無を判定するための閾値である。制御部100は、音波検出部20の出力値が閾値V0を下回っている場合、音波検出部20の検出位置に用紙Sが存在すると判定する。また、閾値V1は、用紙Sの種類が多層紙S1(図5参照)であるか否かを判定するための閾値である。制御部100は、音波検出部20の出力値が閾値V0を下回り閾値V1を上回っている場合、用紙Sの種類が普通紙S2(図4参照)であると判定する。多層紙S1は、本発明の「第1の用紙」の一例であり、普通紙S2は、本発明の「第2の用紙」の一例である。
また、閾値V2は、用紙Sが重送されているか否かを判定するための閾値である。制御部100は、音波検出部20の出力値が閾値V2以下となっている時間が閾値時間以上継続した場合、重送の可能性があると判定する。なお、音波検出部20は、一定の周期で重送検出を行う。したがって、制御部100は、音波検出部20から閾値V2以下となる出力信号が所定回数出力された時点で、重送の可能性があると判定する。なお、出力信号の出力回数は、閾値V2以下となる出力信号が出力された時間に相当する。つまり、「閾値V2以下となる出力信号が所定回数出力される」とは、「閾値V2以下となる出力信号が閾値時間出力される」ことを意味する。また、「所定回数出力される」とは、必ずしも所定回数連続して出力される必要はなく、同じ用紙Sについて出力された閾値V2以下となる出力信号の合計回数が所定回数に達する場合も含む概念である。
なお、出力値が閾値V2を上回り且つ閾値V1以下となる音波検出部20の出力信号は、本発明の「第1の出力信号」の一例である。また、出力値が閾値V2以下となる音波検出部20の出力信号は、本発明の「第2の出力信号」の一例である。また、出力値が閾値V1を上回り且つ閾値V0以下となる音波検出部20の出力信号は、本発明の「第3の出力信号」の一例である。
ここで、多層紙S1とは、写真用紙のように複数の層を有する多層構造の用紙Sを指す。このような多層構造の用紙Sは、乱雑な扱いや経年劣化等により、多層構造の内部において一部の層が剥離し、空洞が発生する場合がある。空洞が発生した多層紙S1は、音波発信器21から発信された超音波が空洞により減衰し、1枚の用紙Sであるにもかかわらず、閾値V2以下の出力信号が出力されることがある。そのため、本実施形態の画像読取装置1は、音波検出部20の出力値が閾値V1以下となる出力信号が出力された場合、特別な判定処理を行うことで、重送の誤判定を抑制する。一方、普通紙S2とは、多層紙S1よりも紙厚および坪量の少なくとも一方が小さい用紙Sを指す。言い換えれば、普通紙S2とは、多層紙S1より超音波を通しやすい、すなわち超音波の減衰率が小さい用紙Sを指す。
図2の説明に戻る。画像処理部60は、画像読取部40の読取結果であるスキャンデータに対して画像処理を行い、スキャン画像を生成するプロセッサーを備える。プロセッサーとしては、例えば、画像処理専用のASIC(Application Specific Integrated Circuit)が用いられる。もちろん汎用のCPU(Central Processing Unit)を用いたり、CPUとASICとが協働したりするようにしてもよい。画像処理部60は、シェーディング補正、ガンマ補正、ライン間補正およびスキュー補正などの各種画像処理を行う。
操作部70は、ユーザーが各種設定および指示を行うために用いられる。また、表示部80は、各種情報を表示する。例えば、制御部100は、重送の可能性があると判定した場合、その旨のメッセージを表示部80に表示させる。操作部70および表示部80として、例えば、タッチパネル付きディスプレーが用いられる。もちろん、操作部70と表示部80とを個別に設けてもよい。
出力部90は、ホスト装置200に対し、画像処理部60により画像処理が行われたスキャン画像や各種制御信号を出力する。ホスト装置200としては、例えば、PC(Personal Computer)が用いられる。出力部90は、制御部100により重送の可能性があると判定された場合、上記のスキャン画像と、重送の可能性があることを示す重送判定情報と、を含む画像ファイルをホスト装置200に出力する。また、出力部90は、制御部100により重送の可能性がないと判定された場合、上記のスキャン画像と、重送の可能性がないことを示す非重送判定情報と、を含む画像ファイルをホスト装置200に出力する。この画像ファイルが画像信号に相当する。
なお、重送判定情報および非重送判定情報は、ヘッダーとしてスキャン画像に付加されてもよいし、フラグとして付加されてもよい。また、スキャン画像のファイルに添付される添付ファイルとして付加されてもよい。このようにスキャン画像のファイルと重送判定情報または非重送判定情報を含むファイルとをまとめて画像信号とみなしてもよい。また、出力部90は、制御部100により重送の可能性がないと判定された場合、非重送判定情報をスキャン画像に付加するのではなく、非重送判定情報を含まない画像ファイル、すなわちスキャン画像のみをホスト装置200に出力してもよい。
制御部100は、上記の各部と接続され、各部を制御する。制御部100は、例えば、プロセッサー(例えば、CPUやASICやCPUとASICの協働)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)により構成される。
上記の構成により、制御部100は、まず画像読取装置1の電源ON時に、電源ON直後の音波検出部20の出力値、すなわち紙無し時出力値Vnを取得する。また、この紙無し時出力値Vnに基づき、所定のアルゴリズムを用いて閾値V0、閾値V1および閾値V2を算出し、閾値記憶領域51に記憶させる。その後、制御部100は、ユーザーからの読取開始指示に基づき、用紙Sの搬送および読取を開始する。また、制御部100は、用紙センサー31による用紙Sの頭出し検出時から一定時間T1が経過した時点で、音波検出部20から出力された出力信号に基づく判定を開始する。
音波検出部20による検出を開始すると、制御部100は、音波検出部20の出力値に基づき、読取対象となっている用紙Sについて、多層紙S1であるか否かを判定する。制御部100は、多層紙S1であると判定した場合、音波検出部20の出力値から重送の可能性があると判定しても、用紙Sの搬送および読取を継続させる。一方、制御部100は、普通紙S2であると判定した場合、音波検出部20の出力値から重送の可能性があると判定すると、用紙Sの搬送および読取を中断させ、表示部80にエラー表示を行う。このように、制御部100は、用紙Sが多層紙S1であると判定した場合は、重送の誤判定により用紙Sの読取が中断されてしまうことを防ぐため、用紙Sの搬送および読取を継続する。また、制御部100は、用紙Sが普通紙S2であると判定した場合は、重送の誤判定の可能性が低いため、重送による用紙Sの破損等を防ぐべく、用紙Sの搬送および読取を中断する。
また、制御部100は、重送の可能性があると判定した場合、用紙Sの読取完了後に、表示部80に重送の可能性があることを示すメッセージを表示すると共に、スキャン画像と、重送判定情報と、を含む画像ファイルをホスト装置200に出力する。また、制御部100は、重送の可能性があると判定しなかった場合、すなわち正常に用紙Sの読取が完了した場合は、スキャン画像と、非重送判定情報と、を含む画像ファイルをホスト装置200に出力する。
ここで、音波検出部20の検出結果について具体例を挙げて説明する。図4は、普通紙S2を用いた場合の音波検出部20の検出結果の一例を示す図である。同図において、縦軸は、音波検出部20の出力値を示し、横軸は、時間を示している。符号t1は、音波検出部20の検出開始時点を示している。符号t1から符号t2の間は、音波検出部20の出力値をVoとすると、Vo>V0であるため、「紙無し」と判定される。また、符号t2から符号t3の間は、V1<Vo≦V0であるため、用紙Sが普通紙S2であると判定される。また、符号t3以降は、Vo≦V2であるため、重送の可能性があると判定される。
図4の例では、符号t2から符号t3の間で、用紙Sが普通紙S2であると判定されているため、符号t3以降、Vo≦V2となる出力信号が所定回数出力された時点で、用紙Sの搬送および読取が中断される。符号t4は、Vo≦V2となる出力信号が所定回数に達した時点、すなわち用紙Sの搬送および読取が中断された時点を示している。制御部100は、この時点で重送エラーと判定し、表示部80にエラー表示を行うと共に、音波検出部20による検出も中断させる。
図5は、多層紙S1を用いた場合の音波検出部20の検出結果の一例を示す図である。符号t1は、音波検出部20の検出開始時点を示している。符号t1から符号t2の間は、音波検出部20の出力値をVoとしたとき、Vo>V0であるため、「紙無し」と判定される。また、符号t2から符号t3の間は、V2<Vo≦V1であるため、用紙Sが多層紙S1であると判定される。また、符号t3から符号t4の間は、Vo≦V2であるため、重送の可能性があると判定される。
図5の例では、符号t2から符号t3の間で、用紙Sが多層紙S1であると判定されているため、符号t3以降、Vo≦V2となる出力信号所定回数出力されても、重送エラーとは判定されず、用紙Sの搬送および読取が継続される。その後、符号t4から符号t5の間は、V2<Vo≦V1、符号t5から符号t6の間は、Vo≦V2、符号t6から符号t7の間は、V2<Vo≦V1と、音波検出部20の出力値が上下している。このような出力信号は、多層紙S1に空洞がある場合に発生する。図5の例では、Vo≦V2となった符号t3から符号t4の間と、符号t5から符号t6の間で、多層紙S1の空洞が音波検出部20の検出位置に位置していたと考えられる。その後、符号t7から符号t8の間は、Vo>V0であるため、「紙無し」と判定される。符号t8は、音波検出部20の検出完了時点を示している。音波検出部20は、用紙センサー31の検出結果が「紙有り」から「紙無し」に変化した時点で、検出を完了する。
次に、図6ないし図11のフローチャートを参照し、画像読取装置1の画像ファイル生成方法を示す一連の処理について説明する。図6は、その処理の一部となる初期判定処理の流れを示すフローチャートである。画像読取装置1は、ユーザーからの読取開始指示に基づき、初期判定処理を開始すると、まず、分離ローラー11による用紙Sの分離と搬送を開始する(S01)。画像読取装置1は、用紙Sの搬送によって、用紙Sの先端が用紙センサー31によって検出された時点から一定時間T1経過後に、音波検出部20の検出結果に基づく判定を開始する(S02)。画像読取装置1は、音波検出部20の出力値Voを取得したか否かを判定し(S03)、取得していないと判定した場合は(S03:No)、S03に戻り、取得したと判定した場合は(S03:Yes)、S04に進む。なお、図示しないが、画像読取装置1は、S03において、出力値Voを取得していないという判定が所定回数以上続いた場合、用紙Sがジャム等によって、いるべき位置にいないことを示しているため、エラー報知を行う。後述する、図7のS12、図8のS22についても同様である。
画像読取装置1は、音波検出部20の出力値Voを取得すると、Vo≦V0であるか否かを判定し(S04)、Vo≦V0ではないと判定した場合(S04:No)、搬送開始後、一定時間T2が経過したか否かを判定する(S05)。画像読取装置1は、搬送開始後、一定時間T2が経過していないと判定した場合は(S05:No)、S03に戻り、一定時間T2が経過したと判定した場合は(S05:Yes)、紙ジャムエラー処理(図9参照)を行う。
画像読取装置1は、S04において、Vo≦V0であると判定した場合(S04:Yes)、Vo≦V1であるか否かを判定する(S06)。画像読取装置1は、Vo≦V1ではないと判定した場合(S06:No)、用紙Sの搬送開始後、重送の可能性ありと判定された回数、すなわちVo≦V2と判定された回数が1回以上であるか否かを判定する(S07)。なお、「重送の可能性ありと判定された回数」を、以下「重送判定回数」と称する。画像読取装置1は、重送判定回数が1回以上ではないと判定した場合(S07:No)、通常判定処理(図7参照)を行い、重送判定回数が1回以上であると判定した場合(S07:Yes)、特殊判定処理(図8参照)を行う。このように、Vo≦V1ではないと判定された場合(S06:No)、すなわち普通紙S2と判定された場合でも、重送判定されたことがある用紙Sは、付箋紙やシール等が貼付されている可能性があるため、特殊判定処理を行う。
画像読取装置1は、S06において、Vo≦V1であると判定した場合(S06:Yes)、Vo≦V2であるか否かを判定する(S08)。画像読取装置1は、Vo≦V2ではないと判定した場合(S08:No)、特殊判定処理を行う。また、画像読取装置1は、Vo≦V2であると判定した場合(S08:Yes)、重送判定回数をカウントアップし(S09)、重送判定回数がn回以上であるか否かを判定する(S10)。画像読取装置1は、重送判定回数がn回以上であると判定した場合(S10:Yes)、重送エラー処理(図10参照)を行い、重送判定回数がn回以上ではないと判定した場合(S10:No)、S03に戻る。
図7は、通常判定処理の流れを示すフローチャートである。画像読取装置1は、通常判定処理を開始すると、用紙1枚の搬送が完了したか否かを判定する(S11)。用紙1枚の搬送が完了したか否かは、用紙センサー31の検出結果が「紙有り」から「紙無し」に変化したか否かで判定する。若しくは、ユーザーが用紙Sの搬送方向における長さを設定している場合、その長さ分の搬送が完了したか否かで、用紙1枚の搬送が完了したか否かを判定してもよい。
画像読取装置1は、用紙1枚の搬送が完了していないと判定した場合(S11:No)、音波検出部20の出力値Voを取得したか否かを判定する(S12)。画像読取装置1は、出力値Voを取得していないと判定した場合(S12:No)、S12に戻り、取得したと判定した場合は(S12:Yes)、Vo≦V2であるか否かを判定する(S13)。画像読取装置1は、Vo≦V2であると判定した場合(S13:Yes)、重送判定回数をカウントアップし(S14)、重送判定回数がn回以上であるか否かを判定する(S15)。画像読取装置1は、重送判定回数がn回以上であると判定した場合(S15:Yes)、重送エラー処理を行い、重送判定回数がn回以上ではないと判定した場合(S15:No)、S11に戻る。なお、重送判定回数がn回以上であると判定した場合(S15:Yes)は、本発明の「第2の場合」の一例である。
一方、画像読取装置1は、S13において、Vo≦V2ではないと判定した場合(S13:No)、重送判定回数が1回以上であるか否かを判定する(S16)。画像読取装置1は、重送判定回数が1回以上であると判定した場合(S16:Yes)、特殊判定処理を行い、重送判定回数が1回以上ではないと判定した場合(S16:No)、S11に戻る。S16において、重送判定回数が1回以上であると判定した場合に特殊判定処理を行うのは、図6のS08:Yesの場合と同様に、付箋紙やシール等が貼付された用紙Sを考慮したものである。また、画像読取装置1は、S11において、用紙1枚の搬送が完了したと判定した場合(S11:Yes)、重送判定回数をリセットし(S17)、通常出力処理(図11参照)を行う。
図8は、特殊判定処理の流れを示すフローチャートである。画像読取装置1は、特殊判定処理を開始すると、用紙1枚の搬送が完了したか否かを判定し(S21)、完了していないと判定した場合(S21:No)、音波検出部20の出力値Voを取得したか否かを判定する(S22)。画像読取装置1は、出力値Voを取得していないと判定した場合(S22:No)、S22に戻り、取得したと判定した場合は(S22:Yes)、Vo≦V2であるか否かを判定する(S23)。画像読取装置1は、Vo≦V2であると判定した場合(S23:Yes)、重送判定回数をカウントアップし(S24)、重送判定回数がn回以上であるか否かを判定する(S25)。画像読取装置1は、重送判定回数がn回以上であると判定した場合(S25:Yes)、特殊出力処理(図12参照)を行い、重送判定回数がn回以上ではないと判定した場合(S25:No)、S21に戻る。なお、重送判定回数がn回以上であると判定した場合(S25:Yes)は、本発明の「第1の場合」の一例である。
一方、画像読取装置1は、S23において、Vo≦V2ではないと判定した場合(S23:No)、S21に戻る。また、画像読取装置1は、S21において、用紙1枚の搬送が完了したと判定した場合(S21:Yes)、重送判定回数をリセットし(S26)、通常出力処理を行う。
図9は、紙ジャムエラー処理の流れを示すフローチャートである。画像読取装置1は、紙ジャムエラー処理を開始すると、搬送モーター14を停止して、用紙Sの搬送および読取を中断する(S31)。また、画像読取装置1は、表示部80に紙ジャムエラーのメッセージを表示することで、ユーザーに紙ジャムエラーであることを報知する(S32)。
図10は、重送エラー処理の流れを示すフローチャートである。画像読取装置1は、重送エラー処理を開始すると、搬送モーター14を停止して、用紙Sの搬送および読取を中断する(S41)。また、画像読取装置1は、表示部80に重送エラーのメッセージを表示することで、ユーザーに重送エラーであることを報知する(S42)。
図11は、通常出力処理の流れを示すフローチャートである。画像読取装置1は、通常出力処理を開始すると、スキャン画像と、非重送判定情報と、を含む画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルをホスト装置200に出力する(S51)。なお、S51は、本発明の「生成工程」の一例である。
図12は、特殊出力処理の流れを示すフローチャートである。画像読取装置1は、特殊出力処理を開始すると、搬送モーター14を作動させたまま、用紙Sの搬送および読取を継続する(S61)。また、画像読取装置1は、用紙Sの搬送完了後、表示部80に重送の可能性がある旨のメッセージを表示することで、ユーザーに重送の可能性があることを報知する(S62)。また、画像読取装置1は、スキャン画像と、重送判定情報と、を含む画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルをホスト装置200に出力する(S63)。なお、S63は、本発明の「生成工程」の一例である。
以上説明したとおり、本実施形態の画像読取装置1は、用紙Sの搬送中に、V2<Vo≦V1と、Vo≦V2と、が同じ用紙Sに対して出力されたときは、用紙Sの搬送および読取を継続させ、用紙Sの搬送中に、V1<Vo≦V0と、Vo≦V2と、が同じ用紙Sに対して出力されたときは、重送エラーと判定して、用紙Sの搬送および読取を中断させる。この構成によれば、多層紙S1のように、重送の誤判定の確率が高い用紙Sの場合は、重送の可能性ありと判定されてもスキャン画像を生成可能であるため、誤判定によりスキャン動作が中断され、再度スキャン操作を行うといったユーザーの手間を軽減することができる。一方、普通紙S2のように、重送の誤判定の確率が低い用紙Sの場合は、重送の可能性ありと判定されたときにスキャン動作を中断するため、重送による用紙Sの破損や搬送モーター14への負荷が大きくなることを抑制することができる。
また、画像読取装置1は、重送判定回数がn回以上となったときに、重送の可能性ありと判定するため、正確に重送を判定することができる。また、1枚の用紙Sについて判定された重送判定回数をカウントアップしていく構成であるため、重送であるにも関わらず、何らかの原因によりVo>V2となる出力信号が一時的に出力されたような場合でも、確実に重送を判定することができる。
また、画像読取装置1は、普通紙S2と判定した場合でも、重送判定回数が1回以上であると判定した場合(図6のS07:Yesの場合、図7のS16:Yesの場合)は、特殊判定処理を行うため、例えば普通紙S2に付箋紙やシールが貼られていた場合にも、重送と誤判定することなく、スキャン画像を生成することができる。
また、画像読取装置1は、特殊判定処理において、重送判定回数がn回以上と判定した場合、スキャン画像に重送判定情報を付加した画像ファイルを出力するため、ホスト装置200を操作するユーザーが、重送の可能性があるスキャン画像であることを把握することができる。また、ホスト装置200側で、重送判定情報に基づいて、スキャン画像の絞り込みや並び替えを行うことが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態では、音波検出部20の検出結果に基づいて、用紙Sの種類を判定したが、本実施形態では、ユーザー設定に基づいて、用紙Sの種類を判定する。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。ユーザー設定や音波検出部20の検出結果の他の方法により用紙Sの種類を判定する場合でも同様である。
本実施形態の画像読取装置1は、制御系の構成について、図2に示した第1実施形態の構成と同様であるが、閾値記憶領域51には、判定閾値として、閾値V0と閾値V2の2種類のみ記憶しておけばよい。また、本実施形態において、ユーザーは、操作部70を用いて用紙Sの種類を設定する。用紙Sの種類は、多層紙S1と普通紙S2といった分類でなくてもよく、例えば、「ハガキ」、「名刺」、「写真用紙」などの分類で設定してもよい。
制御部100は、操作部70により設定された用紙Sの種類を取得し、読取対象となる用紙Sが多層紙S1であるか否かを判定する。例えば、制御部100は、用紙Sの種類として、「ハガキ」や「名刺」が設定された場合は、多層紙S1ではないと判定し、「写真用紙」が設定された場合は、多層紙S1であると判定する。なお、制御部100は、本発明の「取得部」の一例である。また、制御部100が用紙Sの種類を取得する工程は、本発明の「取得工程」の一例である。
図13は、第2実施形態に係る、初期判定処理の流れを示すフローチャートである。S71~S75は、図6に示したS01~S05と同様である。画像読取装置1は、音波検出部20の出力値VoがVo≦V0であると判定した場合(S74:Yes)、多層紙S1が設定されたか否かを判定する(S76)。画像読取装置1は、多層紙S1が設定されていないと判定した場合(S76:No)、重送判定回数が1回以上であるか否かを判定する(S77)。画像読取装置1は、重送判定回数が1回以上ではないと判定した場合(S77:No)、通常判定処理(図7参照)を行い、重送判定回数が1回以上であると判定した場合(S77:Yes)、特殊判定処理(図8参照)を行う。
また、画像読取装置1は、S76において、多層紙S1が設定されていると判定した場合(S76:Yes)、Vo≦V2であるか否かを判定し(S78)、Vo≦V2ではないと判定した場合(S78:No)、特殊判定処理を行う。なお、S78~S80は、図6に示したS08~S10と同様である。また、通常判定処理や特殊判定処理を含むその他の処理(図7~図12参照)については、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
以上説明したとおり、本実施形態の画像読取装置1は、ユーザーの設定に基づいて、用紙Sが多層紙S1であるか否かを判定するため、正確に用紙Sの種類を判定することができる。このため、重送の誤判定によりスキャン動作が中断され、再度スキャン動作を開始させるといったユーザーの手間を、確実に軽減することができる。
以上、2つの実施形態を示したが、これらの実施形態によらず、以下の変形例を適宜組み合わせて採用可能である。
[変形例1]
上記の各実施形態において制御部100は、重送判定回数がn回に達したとき、用紙Sの搬送および読取を中断させたが、1回でも重送の可能性があると判定されたとき、すなわちVo≦V2となる出力信号が出力されたとき、用紙Sの搬送および読取を中断してもよい。
また、さらなる変形例として、制御部100は、同じ用紙Sに対する重送判定回数がn回に達したときに、用紙Sの搬送および読取を中断させたが、n回以上連続して重送の可能性があると判定されたとき、すなわちVo≦V2となる出力信号がn回連続して出力されたとき、用紙Sの搬送および読取を中断してもよい。
[変形例2]
また、制御部100は、重送判定回数の「n」の値を、設定された読取解像度や用紙Sの搬送速度に応じて変更してもよい。また、ユーザーが、重送判定回数の「n」の値を、任意の値に設定可能としてもよい。
また、さらなる変形例として、重送判定回数ではなく、Vo≦V2となる出力信号が閾値時間以上出力されたか否かに応じて、重送の可能性があるか否かを判定してもよい。この場合、出力信号の出力時間は、タイマー等で計測すればよい。また、同じ用紙Sに対するVo≦V2となる出力信号の出力時間の合計が閾値時間以上か否かに応じて、重送の可能性があるか否かを判定してもよい。
また、さらなる変形例として、Vo≦V2となる出力信号が出力された間に搬送された搬送距離が、閾値距離以上か否かに応じて、重送の可能性があるか否かを判定してもよい。また、同じ用紙Sに対して、Vo≦V2となる出力信号が出力された間に搬送された搬送距離の合計が閾値距離以上か否かに応じて、重送の可能性があるか否かを判定してもよい。
[変形例3]
また、上記の各実施形態において制御部100は、Vo>V0であるとき、「紙無し」と判定したが、Vo≧V0を条件としてもよい。また、第1実施形態において制御部100は、V1<Vo≦V0であるとき、普通紙S2と判定したが、V1≦Vo≦V0、V1<Vo<V0、V1≦Vo<V0を条件としてもよい。同様に、V2<Vo≦V1であるとき、多層紙S1と判定したが、V2≦Vo≦V1、V2<Vo<V1、V2≦Vo<V1を条件としてもよい。また、上記の各実施形態において制御部100は、Vo≦V2であるとき、重送の可能性があると判定したが、Vo<V2を条件としてもよい。
[変形例4]
また、上記の第2実施形態において制御部100は、操作部70により設定された用紙Sの種類を取得したが、光学的に用紙Sの大きさや厚みを検出する用紙検出手段の検出結果から用紙Sの種類を特定し、特定した用紙Sの種類を取得してもよい。また、制御部100は、画像読取部40により読み取られたスキャンデータに含まれる情報から用紙Sの種類を特定し、特定した用紙Sの種類を取得してもよい。例えば、用紙Sに施された用紙Sの種類を示すマークの有無やマークの形状から用紙Sの種類を特定することが考えられる。
また、さらなる変形例として、制御部100は、音波検出部20の検出結果、操作部70の設定、画像読取部40の読取結果など、複数の方法で取得された用紙Sの種類に基づいて、用紙判定を行ってもよい。制御部100は、用紙判定の結果、多層紙S1の可能性ありと判定した場合、特殊判定処理を行い、多層紙S1の可能性なしと判定した場合、通常判定処理を行なえばよい。つまり、制御部100は、何らかの方法で用紙判定を行う用紙判定部の判定結果と、音波検出部20による重送判定の判定結果と、に基づいて、通常判定処理を行うか、特殊判定処理を行うかを決定してもよい。
[変形例5]
また、上記の各実施形態において制御部100は、用紙Sの種類が多層紙S1か否かを判定したが、写真用紙専用のスキャナーに、本実施形態の画像読取装置1を適用する場合、用紙Sの種類を判定する処理を省略してもよい。つまり、第1実施形態では、図6のS06およびS07を省略し、第2実施形態では、図13のS76およびS77を省略してもよい。
[変形例6]
また、上記の各実施形態において出力部90は、ホスト装置200に画像ファイルを出力したが、表示手段に画像ファイルを出力してスキャン画像を表示させてもよいし、印刷手段に画像ファイルを出力してスキャン画像を印刷させてもよい。この場合、重送判定情報に基づき、スキャン画像に何らかの装飾を施して表示または印刷させてもよい。
[変形例7]
上記の各実施形態において画像読取部40は、光源41の色を切り替えながらイメージセンサー43により画像を読み取る光源色切り替え方式を用いたが、イメージセンサー43上にカラーフィルターを配置して白色の光源で画像を読み取るカラーセンサー方式など、他の読取方式を用いてもよい。
[変形例8]
上記の各実施形態では、スキャナー機能のみを備えた画像読取装置1を例示したが、印刷出力を行うプリント機能、FAX出力を行うファクシミリ機能、ファイルを外部メモリに出力する外部メモリ機能、およびスキャン画像の表示出力を行う表示機能、などを備えた複合機に、本発明の画像読取装置を適用してもよい。
[変形例9]
上記の各実施形態において制御部100は、音波受信器23の受信強度が大きくなるにつれて、出力信号の値も大きくなることを前提に、出力信号と、各種判定閾値とを比較判定したが、音波受信器23の出力が反転されている構成でも比較判定が可能である。この場合、各種判定閾値の大小を逆にすればよい。
また、さらなる変形例として、音波受信器23の受信強度と、各種判定閾値とを比較判定する構成でもよい。
[変形例10]
上記の各実施形態において制御部100は、重送エラー処理(図10参照)では搬送モーター14を停止させたが、搬送モーター14を停止させることなく、ユーザーに対し、重送の可能性が高いことを報知してもよい。一方、制御部100は、特殊出力処理(図12参照)では、用紙Sの搬送完了後、ユーザーに対し、重送の可能性を報知したが、重送の可能性が低いことを報知してもよい。つまり、特殊出力処理時より、重送エラー処理時のほうが重送の可能性が高いと判断して、その判断結果をユーザーに報知してもよい。
また、さらなる変形例として、特殊出力処理において、搬送モーター14を停止させ、重送の可能性が低いことを報知する構成でもよい。
[その他の変形例]
上記の各実施形態および変形例に示した画像読取装置1の各処理を実行する方法、画像読取装置1の各処理を実行するためのプログラム、またそのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1…画像読取装置、10…搬送部、13…分離モーター、14…搬送モーター、20…音波検出部、21…音波発信器、22…発信回路、23…音波受信器、24…受信回路、30…用紙検出部、31…用紙センサー、40…画像読取部、41…光源、42…レンズアレイ、43…イメージセンサー、44…A/D変換部、50…記憶部、51…閾値記憶領域、60…画像処理部、70…操作部、80…表示部、90…出力部、100…制御部、200…ホスト装置

Claims (10)

  1. 用紙を搬送経路に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送経路を挟む位置に設けられた音波発信器と、音波受信器と、を含み、前記音波発信器から発信された音波を前記音波受信器が受信した受信強度に応じて、値が異なる出力信号を出力するものであり、写真用紙の搬送中に、第1閾値を下回り且つ第2閾値を上回る前記受信強度に応じた第1の出力信号を出力し、普通紙の搬送中に、前記第1閾値を上回る前記受信強度に応じた第3の出力信号を出力する音波検出部と、
    前記用紙の搬送中に、前記第1の出力信号と、前記第2閾値を下回る前記受信強度に応じた第2の出力信号と、が同じ用紙に対して出力された第1の場合よりも、前記用紙の搬送中に、前記第3の出力信号と、前記第2の出力信号と、が同じ用紙に対して出力された第2の場合のほうが、重送の可能性が高いと判断する制御部と、
    を備えたことを特徴とする搬送装置。
  2. 用紙を搬送経路に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送経路を挟む位置に設けられた音波発信器と、音波受信器と、を含み、前記音波発信器から発信された音波を前記音波受信器が受信した受信強度に応じて、値が異なる出力信号を一定の周期で出力する音波検出部と、
    前記用紙の搬送中に、第1閾値を下回り且つ第2閾値を上回る前記受信強度に応じた第1の出力信号と、前記第2閾値を下回る前記受信強度に応じた第2の出力信号と、が同じ用紙に対して出力された第1の場合よりも、前記用紙の搬送中に、前記第1閾値を上回る前記受信強度に応じた第3の出力信号と、前記第2の出力信号と、が同じ用紙に対して出力された第2の場合のほうが、重送の可能性が高いと判断する制御部と、を備え
    前記制御部は、前記第1の出力信号が出力された場合、前記用紙の搬送完了までに、前記第2の出力信号がn回以上出力されたときは、重送の可能性がある旨を報知し、前記用紙の搬送完了までに、前記第2の出力信号がn回以上出力されなかったときは、重送の可能性がある旨を報知しないことを特徴とする搬送装置。
  3. 前記制御部は、前記用紙の搬送中に、前記第2の出力信号が出力されたとき、重送の可能性を報知部に報知させることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  4. 前記制御部は、前記用紙の搬送中に、前記第3の出力信号と、閾値時間以上の前記第2の出力信号と、が同じ用紙に対して出力されたときに、搬送を中断させることを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
  5. 前記制御部は、前記用紙の搬送中に、前記第3の出力信号と、同じ用紙に対する出力時間の合計が前記閾値時間以上の前記第2の出力信号と、が同じ用紙に対して出力されたときに、搬送を中断させることを特徴とする請求項に記載の搬送装置。
  6. 用紙を搬送経路に沿って搬送する搬送部と、
    前記用紙の種類を取得する取得部と、
    前記搬送経路を挟む位置に設けられた音波発信器と、音波受信器と、を含み、前記音波発信器から発信された音波を前記音波受信器が受信した受信強度に応じて、値が異なる出力信号を一定の周期で出力する音波検出部と、
    取得した前記用紙の種類が写真用紙であり、前記用紙の搬送中に、閾値を下回る前記受信強度に応じた出力信号が出力された第1の場合よりも、取得した前記用紙の種類が普通紙であり、前記用紙の搬送中に、前記閾値を下回る前記受信強度に応じた出力信号が出力された第2の場合のほうが、重送の可能性が高いと判断する制御部と、を備え
    前記制御部は、取得した前記用紙の種類が写真用紙の場合、前記用紙の搬送完了までに、前記閾値を下回る前記受信強度に応じた出力信号がn回以上出力されたときは、重送の可能性がある旨を報知し、前記用紙の搬送完了までに、前記閾値を下回る前記受信強度に応じた出力信号がn回以上出力されなかったときは、重送の可能性がある旨を報知しないことを特徴とする搬送装置。
  7. 前記用紙の搬送中に、前記用紙を読み取る画像読取部を備え、
    前記制御部は、前記画像読取部の読取結果に基づくスキャン画像を生成することを特徴とする請求項に記載の搬送装置。
  8. 前記制御部は、前記判断として、前記第1の場合には重送エラーとして報知せず、前記第2の場合には重送エラーとして報知するという判断をすることを特徴とする請求項6または7に記載の搬送装置。
  9. 搬送経路に沿って搬送される用紙を読み取って画像ファイルを生成する画像読取装置の画像ファイル生成方法であって、
    音波発信器から発信された音波を、前記音波発信器に対して前記搬送経路を挟む位置に設けられた音波受信器で受信し、前記音波受信器が、前記音波を受信した受信強度に応じて、値が異なる出力信号を出力するものであり、写真用紙の搬送中に、第1閾値を下回り且つ第2閾値を上回る前記受信強度に応じた第1の出力信号を出力し、普通紙の搬送中に、前記第1閾値を上回る前記受信強度に応じた第3の出力信号を出力する音波検出工程と、
    前記用紙の搬送中に、前記第1の出力信号と、前記第2閾値を下回る前記受信強度に応じた第2の出力信号と、が同じ用紙に対して出力されたときは、該用紙の読取結果に基づくスキャン画像と、重送の可能性があることを示す重送判定情報と、を含む画像信号を生成し、前記用紙の搬送中に、前記第3の出力信号と、前記第2の出力信号と、が同じ用紙に対して出力されたときは、前記画像信号を生成しない生成工程と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置の画像ファイル生成方法。
  10. 搬送経路に沿って搬送される用紙を読み取って画像ファイルを生成する画像読取装置の画像ファイル生成方法であって、
    前記用紙の種類を取得する取得工程と、
    音波発信器から発信された音波を、前記音波発信器に対して前記搬送経路を挟む位置に設けられた音波受信器で受信し、前記音波受信器が、前記音波を受信した受信強度に応じて、値が異なる受信強度を出力する音波検出工程と、
    取得した前記用紙の種類が写真用紙であり、且つ、前記用紙の搬送中に、閾値を下回る前記受信強度に応じた出力信号が出力されたときは、該用紙の読取結果に基づくスキャン画像と、重送の可能性があることを示す重送判定情報と、を含む画像信号を生成し、
    取得した前記用紙の種類が普通紙であり、且つ、前記用紙の搬送中に、前記閾値を下回る前記受信強度に応じた出力信号が出力されたときは、前記画像信号を生成せず、
    取得した前記用紙の種類によらず、前記用紙の搬送中に、前記閾値を下回る前記受信強度に応じた出力信号が出力されなかったときは、前記スキャン画像と、重送の可能性がないことを示す非重送判定情報と、を含む画像信号を生成する生成工程と、を備えたことを特徴とする画像読取装置の画像ファイル生成方法。
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