JP2016096542A - 画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

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上曽山 慎一
Shinichi Kamisoyama
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Abstract

【課題】構造が複雑化するのを抑制しながら媒体の読取異常を検知することが可能な画像読取装置および画像読取方法を提供する。
【解決手段】この画像読取装置100は、読取部15と、記憶部22に記憶された画像データに含まれる規則性を有するページ数及び記載位置を取得するPC制御部21とを備える。PC制御部21は、複数の画像データから個別に取得される、ページ数及び記載位置に基づいてページ数記載位置範囲を決定して、ページ数記載位置範囲に含まれる数字読値に基づいて、原稿の読取異常を検知する。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像読取装置および画像読取方法に関し、特に、媒体の読取異常を検知する画像読取装置および画像読取方法に関する。
従来、媒体の読取異常を検知する画像読取装置および画像読取方法が知られている。(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、ページめくりの重送を検知する重送検知部を備えたページめくり機構付冊子読取装置(以下、「冊子読取装置」という)が開示されている。この冊子読取装置は、ページめくり手段と、読取部と、重送検知部とを含む。ページめくり手段は、冊子のページをめくる機能を有する。読取部は、新しく見開かれたページを読み取るように構成されている。そして、重送検知部は、超音波センサからなり、ページめくり手段により冊子のページがめくられる際に、超音波センサによりページめくりの重送(媒体の読取異常)を検知するように構成されている。
特開2010−228351号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の冊子読取装置では、原稿(媒体)の読取異常を検知するために、超音波センサが設けられている。このため、上記特許文献1の冊子読取装置は、超音波センサを設ける必要がある分、冊子読取装置(画像読取装置)の構造が複雑化するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、構造が複雑化するのを抑制しながら媒体の読取異常を検知することが可能な画像読取装置および画像読取方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による画像読取装置では、媒体の画像データを読み取る読取部と、画像データを保存する記憶部と、記憶部に記憶された、画像データに含まれる規則性を有する第1情報と、第1情報が位置する位置情報とを取得する制御部とを備え、制御部は、複数の画像データから個別に取得される、第1情報と位置情報とに基づいて範囲を決定して、範囲に含まれる第1情報に基づいて、媒体の読取異常を検知する。
この発明の第1の局面による画像読取装置では、上記のように、複数の画像データから個別に取得される、第1情報と位置情報とに基づいて範囲を決定して、範囲に含まれる第1情報(たとえば、ページ数)に基づいて、媒体の読取異常を検知することによって、読取部とは別個に、超音波センサなどの媒体の読取異常(たとえば、重送)を検知するための検知部を設ける必要がない。これにより、構造が複雑化するのを抑制しながら媒体の読取異常を検知することができる。また、複数の画像データから個別に取得される、第1情報と位置情報とに基づいて範囲を決定するので、ユーザによる画像データの範囲(ページ数記載位置範囲)の設定を必要としない。その結果、ユーザによる画像データのページ数記載位置範囲の設定を必要としない分、ユーザに対する操作利便性を向上させることができる。また、1つの画像データの数字の記載位置に基づいて範囲(画像データのページ数記載位置範囲)を決定する場合に比べて、より正確に範囲(ページ数記載位置範囲)を決定することができる。
上記第1の局面による画像読取装置において、好ましくは、制御部は、複数の位置情報の重複に基づいて範囲を決定する。ここで、一般的な媒体(原稿)における第1情報(ページ数)の記載位置は、ページ数が異なる場合でも所定の位置(同様の位置)に記載される場合が多い。すなわち、原稿におけるページ数の記載位置は、複数のページにわたって重複している場合が多い。この点を考慮して、本発明では、複数の位置情報の重複に基づいて範囲を決定することによって、容易に、画像データのページ数記載位置範囲を設定することができる。
この場合、好ましくは、制御部は、画像データの読み取り順に基づく第2情報を決定して、範囲に含まれる第1情報と第2情報とに基づいて、媒体の重送による媒体の読取異常を検知する。このように構成すれば、媒体(原稿)の重送を検出することができる。
上記重送を検出する画像読取装置において、好ましくは、制御部は、位置情報の重複箇所が複数ある場合には、重複箇所の数に対応する複数の範囲を決定する。このように構成すれば、1つの画像データに複数のページが集約された媒体を読み取る場合に、複数の範囲を決定することができる。これにより、1つの画像データに複数のページが集約された媒体を読み取る場合でも、複数の範囲に含まれる第1情報と第2情報とに基づいて、媒体の読取異常を検知することができる。
上記重送を検出する画像読取装置において、好ましくは、制御部は、位置情報の重複箇所が複数ある場合には、複数の重複箇所のうちの第1情報が取得された数が最も多い重複個所を範囲として決定する。ここで、一般的に、媒体には、複数の重複箇所のうちの第1情報が最も多い重複個所に、ページ数が記載されていると考えられる。この点に着目して、本発明では、制御部を、位置情報の重複箇所が複数ある場合には、複数の重複箇所のうちの第1情報が取得された数が最も多い重複個所を範囲として決定するように構成することにより、より正確に範囲(ページ数記載位置範囲)を決定することができる。
上記重送を検出する画像読取装置において、好ましくは、制御部は、画像データの横方向の端部から第1の幅を有するとともに、画像データの縦方向の端部から第2の幅を有する範囲以内に、範囲を決定する。ここで、一般的に、第1情報(ページ数など)は、媒体の横方向の端部から第1の幅を有するとともに、媒体の縦方向の端部から第2の幅を有する範囲以内に、記載される場合が多い。この点に着目して、本発明では、制御部を、画像データの横方向の端部から第1の幅を有するとともに、画像データの縦方向の端部から第2の幅を有する範囲以内に、範囲を決定するように構成することにより、画像データの横方向の端部から第1の幅を超える範囲、および、画像データの縦方向の端部から第2の幅を超える範囲において、第1情報および位置情報を取得する必要がないので、制御部の処理の負担を軽減することができる。
上記重送を検出する画像読取装置において、好ましくは、第1情報は、規則性を有する数字、アルファベット、または、記号のうちのいずれか1つを含む。このように構成すれば、数字、アルファベット、または、記号を検出することにより、容易に、範囲の決定および媒体の読取異常の検知を行うことができる。
上記位置情報の重複に基づいて範囲を決定する画像読取装置において、好ましくは、制御部は、位置情報の重複数に基づいて、範囲を決定する。このように構成すれば、位置情報の重複が検出された範囲を全て、範囲(ページ数記載位置範囲)として決定する場合に比べて、より効果的に、画像データのページ数記載位置範囲を決定することができる。
上記第1の局面による画像読取装置において、好ましくは、制御部は、画像データのうちの予め設定された余白から、第1情報および位置情報を取得する。このように構成すれば、余白以外に記載された第1情報(数字)および位置情報が検出されない分、画像データから第1情報および位置情報が検出される際の処理の負担を軽減することができる。
上記第1の局面による画像読取装置において、好ましくは、制御部は、媒体の読取異常を検出した場合には、媒体の読取異常に対応する画像データが表示部に表示されるとともに、媒体の読取異常を検出しない場合には、画像データのうちの最終ページの画像データを表示部に表示する。このように構成すれば、媒体の読取異常を検出した場合には、媒体の読取異常に対応する画像データをユーザに視認させることができる。また、媒体の読取異常でない場合には、画像データのうちの最終ページの画像データをユーザに視認(確認)させることができる。
上記重送を検出する画像読取装置において、好ましくは、制御部は、範囲内に第1情報が記載されていない場合に、第1情報が記載されていない画像データを除く画像データの第1情報と第2情報とに基づいて、媒体の読取異常を検知する。ここで、たとえば、一般的な雑誌などの原稿(媒体)では、ページ数の記載があるページとページ数の記載がないページ(たとえば、写真のページなど)とがある。この場合、画像データの範囲(ページ数記載位置範囲)内にページ数が記載されていない場合に、直ちに媒体の読取異常であると判断される場合には、媒体の読取異常でない場合(重送なく原稿を読み取った場合)であっても、誤って、媒体の読取異常を検出してしまう。この点に対して、本発明では、上記のように構成することにより、写真のページなどのページ数の記載のないページがある場合でも、前後のページ数が正しい順番の場合には、媒体の読取異常が検出されない。これにより、媒体の読取異常を誤って検出するのを抑制することができる。
上記重送を検出する画像読取装置において、好ましくは、用紙からなる媒体を読取部に搬送する用紙搬送部をさらに備え、制御部は、範囲に含まれる第1情報に基づいて、媒体の読取異常を検知した場合に、用紙搬送部による媒体の搬送が重送であると判断する。このように構成すれば、範囲に含まれる第1情報に基づいて、用紙搬送部による媒体の搬送の重送を検出することができる。
この発明の第2の局面による画像読取方法では、媒体の画像データを読み取るステップと、画像データを保存するステップと、記憶部に記憶された、画像データに含まれる規則性を有する第1情報と、第1情報が位置する位置情報とを取得するステップと、複数の画像データから個別に取得される、複数の第1情報と複数の位置情報とに基づいて範囲を決定するステップと、範囲に含まれる第1情報に基づいて、媒体の読取異常を検知するステップとを備える。
この発明の第2の局面による画像読取方法では、上記のように、複数の画像データから個別に取得される、複数の第1情報と複数の位置情報とに基づいて範囲を決定するステップと、範囲に含まれる第1情報に基づいて、媒体の読取異常を検知するステップとを備える。これにより、第2の局面による画像読取方法においても、構造が複雑化するのを抑制しながら媒体の読取異常を検知することができる。
本発明によれば、上記のように、構造が複雑化するのを抑制しながら媒体の読取異常を検知することができる。
本発明の第1実施形態による画像読取装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明の第1実施形態によるスキャナ装置の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の第1実施形態による数字の記載位置の検出を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による重複箇所の検出を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による重複箇所における数字読値の規則性の有無の判断を説明するための図である。 本発明の第1実施形態によるページ数記載位置範囲の例を示す図(1)である。 本発明の第1実施形態によるページ数記載位置範囲の例を示す図(2)である。 本発明の第1実施形態による重送の可能性の判断処理および重送箇所の特定処理を説明するための図(1)である。 本発明の第1実施形態による重送の可能性の判断処理および重送箇所の特定処理を説明するための図(2)である。 本発明の第1実施形態によるイレギュラ例を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による重送箇所確認画面を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による最終ページ確認画面を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による一部重送の判断ができない箇所があった場合の重送箇所確認画面を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による一部重送の判断ができない箇所があった場合の最終ページ確認画面を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による重送判断処理の全体を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるページ数記載位置範囲の設定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるイレギュラ例の検出処理を説明するためのフローチャート(1)である。 本発明の第1実施形態によるイレギュラ例の検出処理を説明するためのフローチャート(2)である。 本発明の第2実施形態によるスキャナ装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明の第3実施形態による余白の設定を説明するための図(1)である。 本発明の第3実施形態による余白の設定を説明するための図(2)である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図14を参照して、本発明の第1実施形態による画像読取装置100の全体構成について説明する。第1実施形態による画像読取装置100は、スキャナ装置1とPC(Personal Computer)2とにより、複数(たとえば、3ページ以上)のページ数を有する原稿Pを各ページ毎の画像データDとして読み取るとともに、読み取った画像データDを記憶するいわゆるドキュメントスキャナ装置として構成されている。なお、画像読取装置100は、スキャナ装置1とPC2とによる、画像読取システムとして構成されていてもよい。また、原稿Pは、特許請求の範囲の「媒体」の一例である。
図1に示すように、画像読取装置100には、スキャナ装置1とPC2とが設けられている。スキャナ装置1とPC2とは、相互に通信可能に構成されており、画像データDおよび制御信号等を伝達可能に構成されている。そして、スキャナ装置1は、複数のページ数(たとえば、ページ数N)を有する原稿Pを各ページ毎の画像データD(D1〜DM)として読み取り、画像データDをPC2に伝達するように構成されている。そして、PC2は、画像データDを取得して記憶するように構成されている。
ここで、第1実施形態では、画像読取装置100のPC2は、画像データDのうちの少なくとも2つの画像データD内の数字の記載位置B(図3参照)の位置情報に基づいて、画像データDのページ数記載位置範囲R(図3および図6参照)を設定して、画像データDのページ数記載位置範囲R内に記載されている数字であるページ数Xに基づいて、重送であるか否かを判断するように構成されている。なお、重送であるか否かの判断は、特許請求の範囲の「媒体の読取異常の検知」(「読み取り順番に関する異常であるか否かの判断」)の一例である。また、数字およびページ数Xは、特許請求の範囲の「第1情報」の一例である。また、ページ数記載位置範囲Rは、特許請求の範囲の「範囲」の一例である。
すなわち、第1実施形態では、画像読取装置100のPC2は、複数の画像データDから個別に取得される、画像データD内の数字と記載位置Bとに基づいてページ数記載位置範囲Rを決定して、ページ数記載位置範囲Rに含まれる画像データD内の数字(ページ数X)に基づいて、原稿Pの読取異常を検知するように構成されている。
次に、スキャナ装置1の装置構成について説明する。
図2に示すように、スキャナ装置1には、用紙搬送機構部11と給紙トレイ12と排紙トレイ13とが設けられている。用紙搬送機構部11は、スキャナ装置本体部14の内部に配置されており、ローラ部11a〜11dにより構成されている。給紙トレイ12は、原稿Pを配置可能に構成されており、スキャナ装置本体部14から一部が突出するように設けられている。また、排紙トレイ13は、後述する読取部15により読み取りが行われた後の原稿Pが配置されるように構成されており、スキャナ装置本体部14から一部が突出するように設けられている。なお、用紙搬送機構部11は、本発明の「用紙搬送部」の一例である。
ローラ部11a〜11dは、それぞれ原稿Pの用紙Paと接触しながら回転することにより、通常1枚ずつ、用紙Paを給紙トレイ12から排紙トレイ13に搬送するように構成されている。また、用紙搬送機構部11は、まれに2枚以上の用紙Paが重なった状態で、給紙トレイ12から排紙トレイ13に搬送してしまう場合がある。この場合、スキャナ装置1により2枚以上の用紙Paのうちの一部のページが画像データDとして読み取られずに、用紙Paは排紙トレイ13に搬送される。なお、本明細書では、2枚以上の用紙Paが共に搬送される状態を「重送」として記載している。
スキャナ装置1には、読取部15と画像化回路16とが設けられている。読取部15は、イメージセンサを含み、読取部15のイメージセンサは、用紙搬送機構部11により搬送されるNページを有する原稿Pを各ページ毎にデータとして読み取り、画像化回路16に伝達するように構成されている。図3に示すように、画像化回路16は、読取部15に読み取られたデータを画像データD1〜DMとして生成するように構成されている。なお、読取部15に、2つのイメージセンサを設けることや、用紙搬送機構部11により用紙Paを反転させることなどにより、用紙Paの両面を同時に画像データDとして読み取るように構成されていてもよい。ここで、Mは、取得した画像データDの総数を表す。
図1に示すように、スキャナ装置1には、制御部17と通信部18と用紙搬送駆動部19とが設けられている。制御部17は、スキャナ装置1の各部の制御を行うように構成されている。通信部18は、PC2と無線または有線により通信可能に構成されている。用紙搬送駆動部19は、制御部17の指令に応じて、用紙搬送機構部11のローラ部11a〜11dを動作させるように構成されている。なお、用紙搬送駆動部19は、本発明の「用紙搬送部」の一例である。
制御部17は、通信部18を介して、PC2より原稿Pを読み取るための制御信号を取得した場合には、用紙搬送駆動部19を駆動させて原稿Pを給紙トレイ12から排紙トレイ13に搬送するとともに、原稿Pから読取部15および画像化回路16により画像データD1〜DMを取得する制御を行うように構成されている。そして、制御部17は、取得した画像データD1〜DMを、通信部18を介して、PC2に伝達するように構成されている。
次に、PC2の装置構成について説明する。
PC2には、PC制御部21と、記憶部22と、通信部23とが設けられている。PC制御部21は、PC2の各部を制御するとともに、記憶部22に格納されているスキャナ制御プログラム22aを実行することにより、スキャナ装置1の動作を制御することが可能に構成されている。また、PC制御部21は、記憶部22に格納されているスキャナ制御プログラム22aを実行することにより、ページ数記載位置範囲Rの設定処理や重送判断処理などを行うことが可能に構成されている。そして、PC制御部21は、通信部23を介して画像データD1〜DMを取得するとともに、画像データD1〜DMを記憶部22に記憶させる制御を行うように構成されている。なお、PC制御部21は、特許請求の範囲の「制御部」の一例である。
また、PC2には、表示部24と、操作部25とが設けられている。表示部24は、画像データDを表示することが可能に構成されているとともに、後述する重送箇所確認画面(図11および図13参照)や最終ページ確認画面(図12および図14参照)を表示するように構成されている。また、操作部25は、たとえば、キーボードやマウスなどからなりユーザからの入力操作を受け付けることが可能に構成されており、入力操作を受け付けた場合には、入力操作の信号をPC制御部21に伝達するように構成されている。なお、スキャナ装置1に対して、表示部24は、外部表示部である。
図3に示すように、PC制御部21は、スキャナ装置1が読み取った順に応じて、画像データDに対して、それぞれイメージカウント数Yを設定するように構成されている。たとえば、スキャナ装置1によりM個の画像データD1〜DMが取得された場合には、PC制御部21は、スキャナ装置1が読み取った順に応じて、画像データD1のイメージカウント数Yを1、画像データD2のイメージカウント数Yを2、および、画像データDMのイメージカウント数YをMとして設定するように構成されている。なお、重送が生じなかった場合には、Mの値と、原稿Pのページ数Nとは一致することになる。また、イメージカウント数Yは、特許請求の範囲の「第2情報」の一例である。
また、PC制御部21は、画像データD内に記載されている文字を認識することが可能な光学文字認識(Optical Character Recognition)機能(以下、OCR機能という)を有するように構成されている。ここで、PC制御部21におけるOCR機能は、数字のみを認識することが可能な簡易なものを用いるのが好ましい。これにより、ページ数記載位置範囲Rの設定処理の際に、PC制御部21の処理の負担を軽減させることが可能になる。
また、PC制御部21は、画像データDに記載された数字について、数字のフォントサイズおよび数字のフォントの種類を検出することが可能に構成されている。
次に、第1実施形態による画像読取装置100によるページ数記載位置範囲Rの設定処理について説明する。
第1実施形態では、画像読取装置100のPC制御部21は、数字の記載位置Bの重複数Uと重複が検出された数字の記載位置B(重複箇所Q)に記載されている数字読値Zの加算規則性とに基づいて、画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定するように構成されている。すなわち、PC制御部21は、数字の記載位置Bの重複に基づいて、ページ数記載位置範囲Rを決定するように構成されている。以下、具体的に説明する。
PC制御部21は、画像データD1〜DMの各々に対して、数字の記載の有無を判断するとともに、上記した認識された数字の記載位置Bの位置情報を取得するように構成されている。図3に、取得された画像データD1〜D3および画像データDMの例を示している。なお、図3では、数字の記載位置Bをハッチングすることにより図示している。また、*は数字以外の文字を表している。この場合、画像データD1には、4か所に数字が記載されている。また、画像データD2には、9か所に数字が記載されている。画像データD3には、数字の記載はなされていない。画像データDMには、8か所に数字が記載されている。PC制御部21は、これらの数字の記載位置Bの位置情報を取得する。
ここで、第1実施形態では、PC制御部21は、図4に示すように、画像データDのうちの少なくとも2つの画像データD内の一の画像データDにおける数字の記載位置Bと、他の画像データDにおける数字の記載位置Bとの重複箇所Qを検出するように構成されている。なお、以下の記載では、PC制御部21は、画像データDのうちの全ての画像データD(D1〜DM)における数字の記載位置Bに基づいて、重複箇所Qを検出する例を示している。
たとえば、図4では、画像データD1〜DMのそれぞれの数字の記載位置B(図3参照)を、重ね合わせた状態を示している。PC制御部21は、数字の記載位置Bに基づいて、重複箇所Q1〜Q7を検出するように構成されている。
また、PC制御部21は、重複箇所Qを検出する際に、同一のフォントサイズまたは同一のフォントの種類を検出して、同一のフォントサイズまたは同一のフォントの種類の数字が重複する場合に、重複箇所Qとして検出するように設定することが可能に構成されている。また、PC制御部21は、一般的にページ数の記載に用いられやすいフォント以外(特殊な数字など)を、重複箇所Qを設定する際に除外することも可能に構成されている。
そして、PC制御部21は、重複箇所Qの数字の記載位置Bの重複数Uを算出するとともに、画像データDの総数M(イメージカウント数Yの最大値M)により除した値E(=U/M)が、所定の数F以上となるか否かを判断するように構成されている。なお、所定の数Fは、0よりも大きく1以下の数(0<F≦1)である。
図4に示す例では、PC制御部21は、重複箇所Q1〜Q7の各々において、数字の記載位置Bの重複数Uを算出する。そして、PC制御部21は、重複箇所Q1〜Q7にそれぞれ対応する値E1〜E7を算出する。そして、PC制御部21は、値E1〜E7と所定の数Fとをそれぞれ比較する。ここで、値E1〜E3が所定の数F以上であり、値E4〜E7が所定の数F未満であるとする。すなわち、PC制御部21は、重複箇所Q1〜Q3のような、画像データDのうちの数字が比較的多く記載されている位置を抽出することが可能に構成されている。
ここで、第1実施形態では、図5に示すように、PC制御部21は、重複箇所Q(Q1〜Q3)に記載されている数字読値Znの加算規則性に基づいて、画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定するように構成されている。
具体的には、PC制御部21は、イメージカウント数Yの増加値Hと、重複箇所Q1〜Q3に記載されている数字読値Zの増加値Hとが一致する回数(一致数I)が、画像データDの総数Mに対して、所定の割合G以上(I/(M−J)≧G、なお数Jについては後述する)となる場合に、上記の加算規則性を有すると判断して、所定の割合G以上となる重複箇所Qをページ数記載位置範囲Rとして設定するように構成されている。
さらに具体的には、PC制御部21は、スキャナ装置1によりn番目に読み取られたイメージカウント数Yに対応する数字読値Znからのスキャナ装置1によりn+1番目に読み取られたイメージカウント数Yに対応する数字読値Zn+1への増加値H1を算出するように構成されている。また、PC制御部21は、数字読値Znからの数字読値Zn+2への増加値H2、および、数字読値Znからの数字読値Zn+3への増加値H3も算出するように構成されている。図5に示すように、PC制御部21は、増加値H2を、3つの数字読値Zn毎に算出して、増加値H3を、6つの数字読値Zn毎に算出するように構成されている。なお、PC制御部21は、増加値H2およびH3を、全ての数字読値Znに対して算出するように構成してもよい。
図5にイメージカウント数Yおよび重複箇所Q1〜Q3における増加値H1〜H3の例を示している。図5(a)に、イメージカウント数Yの増加値H1〜H3の例を示している。この場合、増加値H1は、常に1となり、増加値H2は、常に2となり、増加値H3は、常に3となる。図5(b)〜図5(d)に、重複箇所Q1〜Q3におけるそれぞれの増加値H1〜H3の例を示している。なお、数字読値Znが取得されていない場合には、「記載なし」として表している。また、「記載なし」の数字読値Znに関する増加値H1〜H3は、それぞれ「エラー」として記載している。また、増加値H1〜H3がマイナスの値になる場合には、「マイナス」として記載している。
そして、PC制御部21は、イメージカウント数Yの増加値H1〜H3と重複箇所Q1〜Q3における増加値H1〜H3とが、それぞれ一致しているか否かを判断する。また、PC制御部21は、重複箇所Q1〜Q3について、それぞれ一致数Iを取得する。また、PC制御部21は、重複箇所Q1〜Q3について、上記した「エラー」の数Jをそれぞれ取得する。そして、PC制御部21は、一致数Iと「エラー」の数Jとの差分値に対して、ページ数Mを除した値(=(I−J)/M)が所定の割合G(たとえば、0.8など)以上となる場合に、所定の割合G以上となる重複箇所Qをページ数記載位置範囲Rとして設定する。
なお、図5の例では、重複箇所Q3が上記の(I−J)/M≧Gの条件をみたしているとする。この場合、PC制御部21は、重複箇所Q3をページ数記載位置範囲Rとして設定する。ここで、第1実施形態では、PC制御部21は、(I−J)/M≧Gの条件をみたしている重複箇所Qが複数ある場合には、数字読値Zが取得された数(サンプル数)が最も多い重複箇所Qをページ数記載位置範囲Rとして設定する。なお、数字読値Zは、特許請求の範囲の「第1情報」の一例である。
また、第1実施形態では、図6および7に示すように、PC制御部21は、重複箇所Qが複数ある場合には、重複箇所Qの数に対応する複数のページ数記載位置範囲Rを決定(設定)するように構成されている。図6に示すように、ページ数が画像データD(紙面)の左下および右下に記載されている場合には、上記の(I−J)/M≧Gの条件をみたしている重複箇所Qは、複数あることになる。この場合、第1実施形態では、PC制御部21は、ページ数記載位置範囲Rを、1つの箇所に限らず、重複箇所Qに対応する2箇所以上に設定することも可能に構成されている。
また、図7に示すように、1つの画像データDに複数(4つ)の原稿Pが集約され、ページ数が画像データDの4つの位置に記載されている場合には、上記の(I−J)/M≧Gの条件をみたしている重複箇所Qは、4つあることになる。この場合、PC制御部21は、ページ数記載位置範囲Rを、重複箇所Qに対応する4箇所に設定する。
次に、図8を参照して、画像読取装置100による重送の可能性の判断処理および重送箇所の特定処理(1つのページ数記載位置範囲Rが設定されている場合)について説明する。
図8に示すように、PC制御部21は、ページ数記載位置範囲Rに記載されているページ数Xの加算規則性に基づいて、スキャナ装置1による原稿Pの読み取り順番に関する異常を判断するように構成されている。なお、ページ数Xは、ページ数記載位置範囲Rに設定された重複箇所Qの数値読値Zと同一のもの(値)であるが説明のため、名称を区別して記載している。
具体的には、PC制御部21は、イメージカウント数Yの増加値S1〜S3とページ数記載位置範囲Rにおけるページ数Xの増加値S1〜S3とが、それぞれ一致しているか否かを判断するように構成されている。そして、図8(b)に示すように、PC制御部21は、イメージカウント数Yの増加値S1〜S3とページ数Xの増加値S1〜S3との全ての増加値S1〜S3が一致していない場合に、原稿Pの読み取り順番に関する異常である(重送である)と判断するように構成されている。なお、図8では、上記の一致している箇所を「OK」として、一致していない箇所を「NG」として記載している。
すなわち、PC制御部21は、ページ数Xの増加値S1が1ではない箇所、ページ数Xの増加値S2が2ではない箇所、および、ページ数Xの増加値S3が3ではない箇所を検出するように構成されている。
図8(a)には、イメージカウント数Yの増加値S1〜S3を示している。イメージカウント数Yの増加値S1〜S3は、上記したイメージカウント数Yの増加値H1〜H3と同様に算出される。すなわち、増加値S1は、1となり、増加値S2は、2となり、増加値S3は、3となる。
図8(b)には、ページ数Xの増加値S1〜S3を示している。ページ数Xの増加値S1〜S3は、上記したページ数Xの増加値H1〜H3と同様に算出される。なお、数Aは、スキャナ装置1により1番目に読み取られた画像データDのページ数Xであり、Mよりも小さい整数である。また、図8(b)では、画像データD1〜DMにページ数Xの記載がないページがない例として示している。
そして、図8(b)に示す例の場合、ページ数Xの増加値S1が1ではない箇所、ページ数Xの増加値S2が2ではない箇所、および、ページ数Xの増加値S3が3ではない箇所は、イメージカウント数Yが3となる箇所とイメージカウント数Yが4となる箇所との間であると特定して、PC制御部21は、イメージカウント数Yが3となる箇所とイメージカウント数Yが4となる箇所との間において重送の可能性があると判断するように構成されている。
また、図8(c)に示すように、PC制御部21は、イメージカウント数Yの増加値S1〜S3とページ数Xの増加値S1〜S3との全ての増加値S1〜S3が一致していない、または、不明である場合に、原稿Pの読み取り順番に関する異常である(重送である)と判断する。なお、図8(c)では、ページ数Xの記載がないページを「なし」として記載している。また、ページ数Xの記載がないページに関する増加値S1〜S3を上記の「不明である場合」とする。
図8(c)は、画像データD1〜DMにページ数Xの記載がないページがある例として示している。この場合、ページ数Xの増加値S1が1ではない箇所または増加値S1が不明である箇所、ページ数Xの増加値S2が2ではない箇所または増加値S2が不明である箇所、および、ページ数Xの増加値S3が3ではない箇所または増加値S3が不明である箇所は、イメージカウント数Yが3とイメージカウント数Yが4との間であると特定して、PC制御部21は、イメージカウント数Yが3とイメージカウント数Yが4との間において重送の可能性があると判断する。
次に、図9を参照して、画像読取装置100による重送の可能性の判断処理および重送箇所の特定処理(複数のページ数記載位置範囲Rが設定されている場合)について説明する。なお、図9では、一例として、4つのページ数記載位置範囲Rが設定されている場合について図示している。
PC制御部21は、イメージカウント数Yの増加値S1〜S3の4倍の数と、ページ数記載位置範囲Rにおけるページ数Xの増加値S1〜S3とが、それぞれ一致しているか否かを判断するように構成されている。そして、図9(b)に示すように、PC制御部21は、イメージカウント数Yの増加値S1〜S3の4倍の数と、ページ数Xの増加値S1〜S3との全ての増加値S1〜S3が一致していない場合に、原稿Pの読み取り順番に関する異常である(重送である)と判断するように構成されている。
すなわち、PC制御部21は、ページ数Xの増加値S1が4ではない箇所、ページ数Xの増加値S2が8ではない箇所、および、ページ数Xの増加値S3が12ではない箇所を検出するように構成されている。
また、上記の構成に限らず、PC制御部21を、最終(最大)のイメージカウント数YMの4倍の数が、最終(最大)のページ数XMに一致している場合に、重送でないと判断して、最終(最大)のイメージカウント数YMの4倍の数が、最終(最大)のページ数XMに一致していない場合に、重送であると判断するように構成してもよい。
次に、図10を参照して、画像読取装置100による重送判断処理におけるイレギュラ例の検出処理について説明する。
ここで、第1実施形態では、画像読取装置100(PC制御部21)は、画像データDのうち、画像データDのページ数記載位置範囲R内にページ数Xが記載されていないページ(ページ数Xが取得されていないページ)がある場合に、ページ数Xが記載されていない画像データDを除く画像データDのページ数Xに基づいて、原稿Pの読み取り順番に関する異常であるか否かが判断されるように構成されている。
具体的には、PC制御部21は、上記の重送の可能性の判断処理の後、ページ数X1、ページ数XM、ページ数Xが取得されているページのうちの最小のページ数XAまたは、最大のページ数XBのいずれかをさらに考慮して、原稿Pの読み取り順番に関する異常であるか否かを判断するように構成されている。より具体的な処理の内容については、図10、図17および図18を用いて後述する。
次に、図11〜図14を参照して、重送箇所確認画面および最終ページ確認画面について説明する。
第1実施形態では、画像読取装置100(PC制御部21)は、原稿Pの読み取り順番に関する異常であると判断した場合には、原稿Pの読み取り順番に関する異常に対応する画像データDが表示部24に表示される(図11および図13参照)とともに、原稿Pの読み取り順番に関する異常でないと判断された場合には、画像データDのうちの最終ページの画像データD(画像データDM)が表示部24に表示される(図12および図14参照)ように構成されている。
具体的には、図11に示すように、PC制御部21は、原稿Pの読み取り順番に関する異常であると判断した場合には、重送箇所の表示を表示部24に表示する。重送箇所の表示とは、上記の重送箇所の特定処理により特定された箇所前後のイメージカウント数Yの画像データDである。図11では、前後の画像データDの例として、イメージカウント数Yが3の画像データD3とイメージカウント数Yが4の画像データD4とを記載している。
また、PC制御部21は、表示部24に、上記の前後の画像データDとともに、重送の可能性があることを通知するためのメッセージ(たとえば、「これらのページの間で重送の可能性があります」など)と、操作部表示(たとえば、「次へすすむ」および「再読取する」)とを表示部24に表示するように構成されている。
そして、PC制御部21は、ユーザによる操作部25の操作部表示に対応する入力操作に基づいて、「次へすすむ」が選択された場合に、他に重送箇所がある場合には次の重送箇所の表示、他に重送箇所がない場合には後述する最終ページ(図12参照)を表示部24に表示するように構成されている。
そして、PC制御部21は、ユーザによる操作部25の操作部表示に対応する入力操作に基づいて、「再読取する」が選択された場合には、ユーザによって重送箇所に対応する原稿Pが給紙トレイ12に配置された後に、重送箇所に対応する原稿Pを、スキャナ装置1により読み取らせるように構成されている。そして、PC制御部21は、読み取られた画像データDを、重送箇所のページとして、記憶部22に記憶するように構成されている。
また、図12に示すように、PC制御部21は、原稿Pの読み取り順番に関する異常でないと判断した場合には、画像データDのうちの最終ページである画像データDMを表示部24に表示するように構成されている。そして、PC制御部21は、表示部24に、画像データDMとともに、最終ページが正しいか否かをユーザに確認するためのメッセージ(たとえば、「このページは最終ページですか?」など)と、操作部表示(たとえば、「終了する」および「再読取する」)を表示部24に表示するように構成されている。
そして、PC制御部21は、ユーザによる操作部25の操作部表示に対応する入力操作に基づいて、「再読取する」が選択された場合には、ユーザによって最終ページの原稿Pが給紙トレイ12に配置された後に、最終ページに対応する原稿Pを、スキャナ装置1により読み取らせる制御を行うように構成されている。そして、PC制御部21は、読み取らせた画像データDを、最終のページ(画像データDM)として、記憶部22に記憶するように構成されている。
また、PC制御部21は、ユーザによる操作部25の操作部表示に対応する入力操作に基づいて、「終了する」が選択された場合には、原稿Pに関する重送判断に関する全体の処理が終了される。
また、図13および図14に示すように、PC制御部21は、イレギュラ例の検出処理の際に、後述する一部重送の判断ができない箇所があったと判断した場合には、上記の原稿Pの読み取り順番に関する異常に対応する画像データD(図13参照)または最終ページの画像データD(画像データDM)(図14参照)と共に、一部重送の判断ができない箇所があった旨を示す表示を表示部24に表示するように構成されている。
次に、図15を参照して、第1実施形態の画像読取装置100による重送判断処理の全体フローについて説明する。以下の制御処理は、スキャナ装置1の制御部17およびPC2のPC制御部21によって実行される。
まず、ステップS1において、スキャナ装置1により用紙搬送処理および読取処理(図2参照)が行われる。その後、ステップS2に進む。
ステップS2において、ページ数記載位置範囲Rの設定(図16参照)が行われる。その後、ステップS3に進む。
ステップS3において、重送の可能性があるか否かが判断(図8参照)される。重送の可能性があると判断された場合には、ステップS4に進み、重送の可能性がないと判断された場合には、ステップS5に進む。
ステップS4において、イレギュラ例の検出処理(図17および図18参照)が行われる。その後、ステップS5に進む。
ステップS5において、重送であると判断された場合には、ステップS6に進み、重送でないと判断された場合には、ステップS11に進む。
ステップS6において、重送箇所の特定処理(図8参照)が行われる。その後、ステップS7に進む。
ステップS7において、ステップS6の重送箇所の特定処理により特定された重送箇所に対応するページ(イメージカウント数Y)の前後の画像データD(重送箇所確認画面)が表示部24に表示(図11参照)される。また、後述するように、ステップS4において一部重送の判断ができない箇所があったと判断された場合には、上記の前後の画像データDと共に、一部重送の判断ができない箇所があった旨を示す表示が表示部24に表示される(図13参照)。その後、ステップS8に進む。
ステップS8において、ユーザの操作部25の選択操作に基づいて、重送箇所に対応するページの再読取が必要か否かが判断される。たとえば、図11において、ユーザにより「再読取する」の操作部表示が選択された場合には、ステップS9に進み、ユーザにより「次へすすむ」の操作部表示が選択された場合には、ステップS10に進む。
ステップS9において、スキャナ装置1により重送箇所に対応するページの読取処理が行われる。なお、このステップS9における読取処理の開始は、表示部24に、ユーザに対して、重送箇所に対応するページ(原稿P)が給紙トレイ12に配置されたか否かを問う表示を行った後、ユーザによる操作部25の入力操作に基づいて開始してもよいし、給紙トレイ12に原稿Pが配置されたことを検出するセンサ等を設けて、給紙トレイ12に原稿Pが配置されたことを検出した後、読取処理を開始してもよい。
ステップS10において、他にも重送箇所があるか否かが判断される。すなわち、上記した重送箇所に対応するページ以外にも重送箇所があるか否かが判断される。上記した重送箇所に対応するページ以外にも重送箇所がある場合には、ステップS7に進み、上記した重送箇所に対応するページ以外にも重送箇所がない場合には、ステップS11に進む。
また、ステップS5において重送でないと判断された場合またはステップS10において重送箇所がない場合に進むステップS11において、最終ページの表示(最終ページ確認画面)(図12参照)が表示部24に表示される。その後、ステップS12に進む。
ステップS12において、ユーザの操作部25の選択操作に基づいて、最終ページの再読取が必要か否かが判断される。たとえば、図12において、ユーザにより「再読取する」の操作部表示が選択された場合には、ステップS13に進み、ユーザにより「終了する」の操作部表示が選択された場合には、第1実施形態における重送判断処理の全体のフローが終了される。
次に、図16を参照して、第1実施形態の画像読取装置100によるページ数記載位置範囲Rの設定処理フローについて説明する。以下の制御処理は、PC2のPC制御部21によって実行される。また、ページ数記載位置範囲Rの設定処理は、上記した重送判断処理の全体のフローにおけるステップS2に対応する。
まず、ステップS20において、数字認識および数字の記載位置Bの検出処理(図3参照)が行われる。その後、ステップS21に進む。
ステップS21において、重複箇所Q(図4参照)があるか否かが判断される。重複箇所Qがある場合には、ステップS22に進み、重複箇所Qがない場合には、ステップS25に進む。
ステップS22において、重複数Uを画像データDの総数Mにより除算した値Eが所定の数F以上であるか否かが判断(図4参照)される。値Eが所定の数F以上である場合には、ステップS23に進み、値Eが所定の数F以上でない場合には、ステップS25に進む。
ステップS23において、重複箇所Qの数字読値Zに規則性(加算規則性)(図5参照)があるか否かが判断される。重複箇所Qの数字読値Zに規則性がある場合には、ステップS24に進み、重複箇所Qの数字読値Zに規則性がない場合には、ステップS25に進む。
ステップS24において、重複箇所Qのうちの数字読値Zのサンプル数(個数)が最も多い重複箇所Qをページ数記載位置範囲Rとして設定される。その後、第1実施形態によるページ数記載位置範囲Rの設定処理が終了される。
また、ステップS25に進んだ場合においては、ページ数記載位置範囲Rは設定されずに、第1実施形態によるページ数記載位置範囲Rの設定処理が終了される。この場合、たとえば、重送判断はされずに、重送判断処理の全体のフローのステップS11に進む。
次に、図17および図18を参照して、第1実施形態の画像読取装置100によるイレギュラ例の検出処理フローについて説明する。以下の制御処理は、PC2のPC制御部21によって実行される。また、イレギュラ例の検出処理は、上記した重送判断処理の全体のフローにおけるステップS4に対応する。
まず、図17に示すように、ステップS30において、M番目の画像データD(画像データDM)のページ数XMが取得されているか否かが判断される。すなわち、スキャナ装置1により読み取られた画像データDのうちの最終のページのページ数Xが取得されているか否かが判断される。ページ数XMが取得されている場合には、ステップS31に進み、ページ数XMが取得されていない場合には、ステップS40(図18参照)に進む。
ステップS31において、1番目の画像データD(画像データD1)のページ数X1が取得されているか否かが判断される。すなわち、スキャナ装置1により読み取られた画像データDのうちの最初のページのページ数Xが取得されているか否かが判断される。ページ数X1が取得されている場合には、ステップS32に進み、ページ数X1が取得されていない場合には、ステップS35に進む。
ステップS32において、ページ数XMとページ数X1との差分値と、1との和の値(XM−X1+1)がMであるか否かが判断される。XM−X1+1=Mである場合には、ステップS33に進み、XM−X1+1≠Mである場合には、ステップS34に進む。
ステップS33において、原稿Pの読み取り順番に関する異常ではなく、原稿Pの重送はなしと判断される。この場合、上記した重送判断処理の全体のフローにおけるステップS3において重送の可能性があると判断された場合でも、イレギュラ例として、原稿Pの重送はなしと判断される。
また、ステップS32においてXM−X1+1≠Mである場合に進むステップS34において、原稿Pの重送ありと判断される。
また、ステップS31においてページ数X1が取得されていない場合に進むステップS35において、ページ数Xが取得されたイメージカウント数Yのうちの最小値を数A、A番目のイメージカウント数Yに対応する画像データDAのページ数をページ数XAとして、ページ数XMとページ数XAとの差分値と、総数Mと数Aとの差分値とが等しい(XM−XA=M−A)か否かが判断される。XM−XA=M−Aの場合には、ステップS36に進み、XM−XA≠M−Aの場合には、ステップS38に進む。
ステップS36において、ページ数XAと数Aとが等しい値か否かが判断される。ページ数XAと数Aとが等しい値の場合には、ステップS33に進む。すなわち、XM−XA=M−Aで、かつ、XA=Aの場合には、重送なしと判断される。また、ページ数XAと数Aとが異なる値の場合には、ステップS37に進む。
ステップS37において、画像データDのうち一部重送の判断ができない箇所があると判断され、第1実施形態によるイレギュラ例の検出処理が終了される。この場合、重送判断処理の全体のフローにおいては、ステップS5の後、ステップS11に進み、図14に示す最終ページ確認画面が表示部24に表示される。
また、ステップS35においてXM−XA≠M−Aの場合に進むステップS38において、ページ数XAと数Aとが等しい値か否かが判断される。ページ数XAと数Aとが等しい値の場合には、ステップS34に進む。すなわち、XM−XA≠M−Aで、かつ、XA=Aの場合には、重送ありと判断される。また、ページ数XAと数Aとが異なる値の場合には、ステップS39に進む。
ステップS39において、重送ありと判断されるとともに、画像データDのうち一部重送の判断ができない箇所があると判断される。その後、第1実施形態によるイレギュラ例の検出処理が終了される。この場合、重送判断処理の全体のフローにおいては、ステップS5の後、ステップS6およびS7に進み、図13に示す重送箇所確認画面が表示部24に表示される。
そして、図18に示すように、ステップS30においてページ数XMが取得されていない場合に進むステップS40において、1番目の画像データD(画像データD1)のページ数X1が取得されているか否かが判断される。ページ数X1が取得されている場合には、ステップS41に進み、ページ数X1が取得されていない場合には、ステップS43に進む。
ステップS41において、ページ数Xが取得されたイメージカウント数Yのうちの最大値を数B、B番目のイメージカウント数Yに対応する画像データDBのページ数をページ数XBとして、ページ数XBとページ数X1との差分値と1との和が数Bと等しい値(XB−X1+1=B)か否かが判断される。XB−X1+1=Bの場合には、ステップS42に進み、XB−X1+1≠Bの場合には、ステップS44に進む。
ステップS42において、画像データDのうち一部重送の判断ができない箇所があると判断され、第1実施形態によるイレギュラ例の検出処理が終了される。
また、ステップS40においてページ数X1が取得されていない場合に進むステップS43において、ページ数XBとページ数XAとの差分値と数Bと数Aとの差分値とが等しい値(XB−XA=B−A)か否かが判断される。XB−XA=B−Aの場合には、ステップS42に進み、XB−XA≠B−Aの場合には、ステップS44に進む。
ステップS44において、重送ありと判断されるとともに、画像データDのうち一部重送の判断ができない箇所があると判断される。その後、第1実施形態によるイレギュラ例の検出処理が終了される。
次に、図10に示す例1〜例5について、それぞれ図17および図18に示すフローチャートに沿って処理することによって、イレギュラ例を検出する処理を具体的に説明する。
(例1)
図10および図17に示すように、例1では、2番目および3番目の画像データD2およびD3(イメージカウント数Yが2および3)のページ数Xは、取得されていない。この場合、上記の重送の可能性の判断処理(図8参照)を行った場合、重送の可能性があると判断される場合がある。
まず、ステップS30において5番目の画像データD5のページ数X5が取得されているか否かが判断される。ここで、例1の5番目の画像データD5(イメージカウント数Yが5)のページ数X5は、5であり取得されている。したがって、ステップS31に進む。
ステップS31において、1番目の画像データD1のページ数X1が取得されているか否かが判断される。ここで、例1の1番目の画像データD1(イメージカウント数Yが1)のページ数X1は、1であり取得されている。したがって、ステップS32に進む。
ステップS32において、X5−X1+1=5であるか否かが判断される。ここで、例1の場合、X5=5、X1=1であり、5−1+1=5であるので、ステップS33に進む。
ステップS33において、例1は、重送なしと判断される。すなわち、例1は、イレギュラ例として重送なしと判断される。その後、例1に対するイレギュラ例の検出処理フローは終了される。
(例2)
図10および図17に示すように、例2では、1番目の画像データD1から2つの画像データごとに、ページ数Xは、取得されていない。この場合、上記の重送の可能性の判断処理(図8参照)を行った場合、重送の可能性があると判断される場合がある。
まず、ステップS30において10番目の画像データD10のページ数X10が取得されているか否かが判断される。ここで、例2の10番目の画像データD10(イメージカウント数Yが10)のページ数X10は、10であり取得されている。したがって、ステップS31に進む。
ステップS31において、1番目の画像データD1のページ数X1が取得されているか否かが判断される。ここで、例2の1番目の画像データD1のページ数X1は、取得されていない。したがって、ステップS35に進む。
ステップS35において、X10−X2=10−2であるか否かが判断される。ここで、例2の場合、X10=10、X2=2であり、10−2=10−2であるので、ステップS36に進む。
ステップS36において、X2=2であるか否かが判断される。ここで、例2の場合、X2=2であるので、ステップS33に進む。そして、例2は、ステップS33において重送なしと判断される。その後、例2に対するイレギュラ例の検出処理フローは終了される。
(例3)
図10および図17に示すように、例3では、1番目の画像データD1のページ数Xが5であり、2番目の画像データD2が6、3番目の画像データD3が7、4番目の画像データD4が8、5番目の画像データD5が9である。
まず、ステップS30において5番目の画像データD5のページ数X5が取得されているか否かが判断される。ここで、例3の5番目の画像データD5(イメージカウント数Yが5)のページ数X5は、9であり取得されている。したがって、ステップS31に進む。
ステップS31において、1番目の画像データD1のページ数X1が取得されているか否かが判断される。ここで、例3の1番目の画像データD1のページ数X1は、5であり取得されている。したがって、ステップS32に進む。
ステップS32において、X5−X1+1=5であるか否かが判断される。ここで、例3の場合、X5=9、X1=5であり、9−5+1=5であるので、例3は、ステップS33において重送なしと判断される。その後、例3に対するイレギュラ例の検出処理フローは終了される。
(例4)
図10および図17に示すように、例4では、1番目の画像データD1のページ数Xが取得されておらず、2番目の画像データD2が6、3番目の画像データD3が7、4番目の画像データD4が8、5番目の画像データD5が9である。
まず、ステップS30において5番目の画像データD5のページ数X5が取得されているか否かが判断される。ここで、例4の5番目の画像データD5(イメージカウント数Yが5)のページ数X5は、9であり取得されている。したがって、ステップS31に進む。
ステップS31において、1番目の画像データD1のページ数X1が取得されているか否かが判断される。ここで、例4の1番目の画像データD1のページ数X1は、取得されていない。したがって、ステップS35に進む。
ステップS35において、X5−X2=5−2であるか否かが判断される。ここで、例4の場合、X5=9、X2=6であり、9−6=5−2であるので、ステップS36に進む。
ステップS36において、X2=2であるか否かが判断される。ここで、例4の場合、X2=6であるので、ステップS37に進む。
ステップS37において、例4は、一部重送の判断ができない箇所があると判断され、イレギュラ例の検出処理フローは、終了される。
(例5)
図10および図17に示すように、例5では、1番目の画像データD1のページ数Xが5、2番目の画像データD2のページ数Xが6、3番目の画像データD3のページ数Xが7、4番目の画像データD4のページ数Xが8、5番目の画像データD5のページ数Xは取得されていない。
まず、ステップS30において5番目の画像データD5のページ数X5が取得されているか否かが判断される。ここで、例5の5番目の画像データD5のページ数X5は、取得されていない。したがって、ステップS40(図18参照)に進む。
ステップS40において、1番目の画像データD1のページ数X1が取得されているか否かが判断される。ここで、例5の1番目の画像データD1のページ数X1は、5であり取得されている。したがって、ステップS41に進む。
ステップS41において、X4−X1+1=4であるか否かが判断される。ここで、例5の場合、X4=8、X1=5であり、8−5+1=4であるので、ステップS42に進む。
ステップS42において、例5は、一部重送の判断ができない箇所があると判断され、イレギュラ例の検出処理フローは、終了される。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、画像読取装置100を、画像データDのページ数記載位置範囲R内に記載されている数字であるページ数Xに基づいて、原稿Pの読み取り順番に関する異常であるか否かを判断するように構成する。これにより、読取部15とは別個に、超音波センサなどの原稿Pの読み取り順番に関する異常(たとえば、重送)を検知するための検知部を設ける必要がない。したがって、スキャナ装置1の構造が複雑化するのを抑制しながら原稿Pの読み取り順番に関する異常を判断するように構成することができる。また、画像読取装置100は、画像データD内の数字の記載位置Bの位置情報に基づいて、画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定するので、ユーザによる画像データDのページ数記載位置範囲Rの設定を必要としない。その結果、ユーザによる画像データDのページ数記載位置範囲Rの設定を必要としない分、ユーザに対する操作利便性を向上させることができる。また、画像データDのうちの少なくとも2つの画像データD内の数字の記載位置Bの位置情報に基づいて、画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定するので、1つの画像データDの数字の記載位置Bを画像データDのページ数記載位置範囲Rと設定する場合に比べて、より正確にページ数記載位置範囲Rを設定することができる。好ましくは、上記のように、PC制御部21を、画像データDの読み取り順に基づくページカウント数Yを決定して、ページ数記載位置範囲Rに含まれるページ数Xとページカウント数Yとに基づいて、原稿Pの重送を検知するように構成する。
また、第1実施形態では、上記のように、PC制御部21を、数字の記載位置Bの位置情報の重複に基づいて、重複箇所Qが複数ある場合には、重複箇所Qの数に対応する複数のページ数記載位置範囲Rを決定するように構成する。これにより、1つの画像データDに複数のページが集約された原稿Pを読み取る場合に、複数のページ数記載位置範囲Rを決定することができる。その結果、1つの画像データDに複数のページが集約された原稿Pを読み取る場合でも、複数のページ数記載位置範囲Rに含まれるページ数Xとページカウント数Yとに基づいて、原稿Pの読取異常を検知することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、PC制御部21を、重複箇所Qが複数ある場合には、複数の重複箇所Qのうちの数字読値Zが取得された数(サンプル数)が最も多い重複個所Qをページ数記載位置範囲Rとして決定するように構成する。これにより、より正確にページ数記載位置範囲Rを決定することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、画像読取装置100を、画像データDのうちの少なくとも2つの画像データD内の一の画像データDにおける数字の記載位置Bと、他の画像データDにおける数字の記載位置Bとの重複を検出することによって、画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定するように構成する。ここで、一般的な原稿Pにおけるページ数の記載位置は、ページ数が異なる場合でも所定の位置(同様の位置)に記載される場合が多い。すなわち、原稿Pにおけるページ数の記載位置は、複数のページにわたって重複している場合が多い。この点を考慮して、第1実施形態では、一の画像データDにおける数字の記載位置Bと、他の画像データDにおける数字の記載位置Bとの重複を検出することによって、画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定するように構成するので、容易に、画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、画像読取装置100を、重複が検出された数字の記載位置(重複箇所Q)に記載されている数字(数字読値Z)の規則性に基づいて、画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定するように構成する。これにより、原稿Pにおけるページ数は、一般的に規則性を有するので、数字読値Zの規則性に基づいて、画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定することで、さらに正確に、画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、画像読取装置100を、重複箇所Qの重複数Uを取得するとともに、重複数Uと重複が検出された数字の記載位置に記載されている数字の数字読値Zの規則性とに基づいて、画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定するように構成する。これにより、数字の記載位置Bの重複が検出されることのみにより画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定する場合に比べて、より正確に、画像データDのページ数記載位置範囲Rを設定することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、画像読取装置100を、原稿Pの読み取り順番に関する異常である(重送あり)と判断された場合には、原稿Pの読み取り順番に関する異常に対応する画像データDを表示部24に表示するとともに、原稿Pの読み取り順番に関する異常でない(重送なし)と判断された場合には、画像データDのうちの最終ページの画像データD(画像データDM)を表示部24に表示するように構成する。これにより、原稿Pの読み取り順番に関する異常である(重送あり)場合には、原稿Pの読み取り順番に関する異常に対応する画像データDをユーザに視認させることができる。また、原稿Pの読み取り順番に関する異常でない(重送なし)と判断された場合には、画像データDのうちの最終ページの画像データD(画像データDM)をユーザに視認(確認)させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、画像読取装置100を、画像データDのページ数記載位置範囲R内にページ数Xが記載されていない場合に、ページ数Xが記載されていない画像データDを除く画像データDのページ数X(ページ数X1,XM,XAまたはXB)に基づいて、原稿Pの読み取り順番に関する異常であるか否かを判断するように構成する。ここで、たとえば、一般的な雑誌などの原稿Pでは、ページ数の記載があるページとページ数の記載がないページ(たとえば、写真のページなど)とがある。この場合、画像データDのページ数記載位置範囲R内にページ数が記載されていない場合に、直ちに原稿Pの読み取り順番に関する異常であると判断するように構成する場合には、正しい順番により原稿Pの読み取った場合(重送なく原稿を読み取った場合)であっても、誤って、原稿Pの読み取り順番に関する異常であると判断されてしまう。この点に対して、第1実施形態では、ページ数が記載されていない画像データDを除く画像データDのページ数X1,XM,XAまたはXBに基づいて、原稿Pの読み取り順番に関する異常であるか否かを判断するので、写真のページなどのページ数の記載のないページがある場合でも、前後のページ数が正しい順番の場合には、原稿Pの読み取り順番に異常がないと判断することができる。これにより、原稿Pの読み取り順番に関する異常であると誤って判断されるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、画像読取装置100に、複数のページ数を有する原稿Pを読取部15に搬送する用紙搬送機構部11および用紙搬送駆動部19を設けて、原稿Pの読み取り順番に関する異常であると判断した場合に、用紙搬送機構部11および用紙搬送駆動部19による原稿Pの搬送が重送であると判断するように構成する。これにより、超音波センサなどの重送を検知するための検知部を設けることなく、用紙搬送機構部11および用紙搬送駆動部19による原稿Pの搬送が重送であると判断することができるので、スキャナ装置1の構造が複雑化するのを抑制しながら、用紙搬送機構部11および用紙搬送駆動部19による原稿Pの搬送が重送であると判断することができる。
(第2実施形態)
次に、図11〜図14および図19を参照して、第2実施形態によるスキャナ装置201の構成について説明する。第2実施形態では、ページ数記載位置範囲Rの設定処理や重送判断の処理などがPC制御部21により行われるように構成されていた画像読取装置100と異なり、スキャナ装置201によりページ数記載位置範囲Rの設定処理や重送判断の処理などが行われるように構成されている。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。また、スキャナ装置201は、特許請求の範囲の「画像読取装置」の一例である。
本発明の第2実施形態によるスキャナ装置201には、図19に示すように、制御部217と、記憶部222と、表示部224と、操作部225とが設けられている。
制御部217は、記憶部222に格納されている制御プログラム222aを実行することにより第1実施形態によるPC制御部21と同様の機能を有するように構成されている。すなわち、図15〜図18に示した重送判断処理の全体がスキャナ装置201の制御部217により処理される。
記憶部222は、第1実施形態によるPC2の記憶部22と同様に画像データDなどを記憶することが可能に構成されている。
操作部225は、第1実施形態によるPC2の操作部25と同様に、ユーザからの入力操作を受け付け可能に構成されている。
ここで、第2実施形態では、図11〜図14に示すように、スキャナ装置201は、原稿Pの読み取り順番に関する異常であると判断した場合には、原稿Pの読み取り順番に関する異常に対応する画像データDを表示部224に表示するとともに、原稿Pの読み取り順番に関する異常でないと判断した場合には、画像データDのうちの最終ページの画像データD(画像データDM)を表示部224に表示するように構成されている。なお、表示部224は、内蔵表示部である。
また、第2実施形態によるスキャナ装置201のその他の構成は、第1実施形態におけるスキャナ装置1と同様である。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、スキャナ装置201を、原稿Pの読み取り順番に関する異常であると判断した場合には、原稿Pの読み取り順番に関する異常に対応する画像データDを表示部224に表示するとともに、原稿Pの読み取り順番に関する異常でないと判断した場合には、画像データDのうちの最終ページの画像データD(画像データDM)を表示部224に表示するように構成する。これにより、スキャナ装置201は、原稿Pの読み取り順番に関する異常である(重送あり)場合には、原稿Pの読み取り順番に関する異常に対応する画像データDをユーザに視認させることができる。また、スキャナ装置201は、原稿Pの読み取り順番に関する異常でない(重送なし)と判断した場合には、画像データDのうちの最終ページの画像データD(画像データDM)をユーザに視認(確認)させることができる。
また、第2実施形態によるスキャナ装置201のその他の効果は、第1実施形態におけるスキャナ装置1(画像読取装置100)と同様である。
(第3実施形態)
次に、図1および図20を参照して、第3実施形態による画像読取装置300の構成について説明する。第3実施形態では、画像データDにおけるページ全体に対して数字認識および数字の記載位置Bの検出(図3参照)を行うように構成されていた第1実施形態による画像読取装置100と異なり、画像データDのうちの予め設定された余白に記載された数字および数字の記載位置Bを検出するように構成されている。なお、上記第1実施形態または上記第2実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
本発明の第3実施形態による画像読取装置300には、図1に示すように、PC302が設けられている。そして、PC302は、PC制御部321と、記憶部22に格納されている制御プログラム322aとを含む。
ここで、第3実施形態では、PC制御部321は、制御プログラム322aを実行することによりスキャナ装置1により読み取った画像データDからそれぞれ数字および数字の記載位置Bが検出される際に、画像データDのうちの予め設定された余白Tに記載された数字および数字の記載位置Bを検出するように構成されている。
具体的には、図20に示すように、余白Tは、画像データDの横方向の端部から一定の幅W1を有するとともに、画像データDの縦方向の端部から一定の幅W2を有するように設定されている。そして、幅W1および幅W2は、たとえば、一般的な文書作成ソフト(マイクロソフト社のWord(登録商標)など)に規定されている余白の幅の最大値として設定することが好ましい。これにより、一般的に作成される文書の余白に記載されているページ数を認識することが可能になる。そして、PC制御部321は、余白T(画像データDの横方向の端部から一定の幅W1を有するとともに、画像データDの縦方向の端部から一定の幅W2を有する範囲以内)に記載された数字および数字の記載位置Bに基づいて、図15〜図18に示すような第1実施形態の画像読取装置100と同様な処理を行うように構成されている。なお、幅W1は、特許請求の範囲の「第1の幅」の一例である。また、幅W2は、特許請求の範囲の「第2の幅」の一例である。
また、図21に示すように、余白Tは、画像データDの端部だけでなく、画像データDの縦方向の中央部において、幅W3を有するとともに、画像データDの横方向の中央部において、幅W4を有するように設定してもよい。たとえば、1つの画像データDに複数(4つ)の原稿Pが集約され、ページ数Xが画像データDの4つの位置に記載されている場合には、中央部の余白Tにページ数記載位置範囲Rが4箇所設定される。なお、この場合においても、重送の検出処理に関しては、PC制御部321は、第1実施形態の画像読取装置100と同様の処理を行うように構成されている。
また、第3実施形態による画像読取装置300のその他の構成は、第1実施形態における画像読取装置100と同様である。
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、画像読取装置300を、スキャナ装置1により読み取った画像データDからそれぞれ数字および数字の記載位置Bを検出する際に、画像データDのうちの予め設定された余白Tに記載された数字および数字の記載位置Bを検出するように構成する。これにより、余白T以外に記載された数字および数字の記載位置Bを検出する必要がない分、画像データDからそれぞれ数字および数字の記載位置Bを検出する際の処理の負担を軽減することができる。
また、第3実施形態では、上記のように、PC制御部321を、画像データDの横方向の端部から幅W1を有するとともに、画像データDの縦方向の端部から幅W2を有する範囲以内(余白T)に、ページ数記載位置範囲Rを決定(設定)するように構成する。これにより、画像データDの横方向の端部から幅W1を超える範囲、および、画像データDの縦方向の端部から幅W2を超える範囲において、ページ数Xおよび数字の記載位置Bを取得する必要がないので、PC制御部321の処理の負担を軽減することができる。また、第3実施形態による画像読取装置300のその他の効果は、第1実施形態における画像読取装置100と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、本発明の画像読取装置として、用紙搬送機構部および用紙搬送駆動部を設けたスキャナ装置を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、用紙搬送部を設けないスキャナ装置を用いてもよい。たとえば、いわゆるフラットヘッド型のスキャナ装置やオーバーヘッド型のスキャナ装置を用いることが可能である。この場合においても、上記第1〜第3実施形態のように構成することにより原稿の読み取り順番に関する異常を判断(ユーザによる用紙の配置順番のミス等の検出を)することができる。
また、上記第1〜第3実施形態では、本発明のページ数記載位置範囲の設定処理の際に、全ての画像データの数字の記載位置に基づいて、ページ数記載位置範囲を設定するように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、一部の画像データの数字の記載位置に基づいて、ページ数記載位置範囲を設定するように構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、本発明のページ数記載位置範囲の設定処理の際に、(I(一致数)/(M(総数)−J(エラー数))≧Gをみたす重複箇所をページ数記載位置範囲として設定する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、単に、I/M≧Gをみたす重複箇所をページ数記載位置範囲として設定してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、本発明の用紙搬送部として、複数のローラ部を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、用紙搬送部として、ローラ部以外の用紙搬送部を用いてもよい。たとえば、いわゆるページめくり装置などのように用紙を搬送するためのアーム等を用いてもよい。
また、上記第3実施形態では、本発明の余白の設定として、画像データの横方向の端部から一定の幅を有するとともに、画像データの縦方向の端部から一定の幅を有するように設定する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、画像データの横方向の端部または縦方向の端部のいずれか一方の端部から一定の幅を有するように設定してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、説明の便宜上、本発明の制御部の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理動作を、イベントごとに処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、本発明の媒体として、原稿を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、媒体として、原稿以外の媒体を用いてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、本発明の第1情報として、規則性を有する数字を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1情報として、規則性を有する数字以外の情報を用いてもよい。たとえば、第1情報として、規則性を有するアルファベットを用いてもよいし、または、記号を用いてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、3つ以上の媒体(原稿)を読み取る例を示したが、本発明はこれに限られない。2つの原稿を読み取る場合においても、本発明は、適用が可能であり、原稿Pの読取異常を検知することが可能である。たとえば、図1に示す変形例によるPC制御部421は、2つの画像データDのうちの一方(1ページ目)から、第1情報(および位置情報)が取得されたものの、2つの画像データDのうちの他方(2ページ目)からは、第1情報が取得されない場合に、原稿Pの読取異常を検知するように構成されている。すなわち、PC制御部421は、1つ目の画像データD(の余白T)から第1情報が取得されたものの、2つ目の画像データDが読み取られずに、原稿Pの搬送が終了した場合(イメージカウント数が1で、ページ数が1のみ取得の場合)には、PC制御部421は、実際には、2つ目の画像データDが存在するとともに、2つ目の画像データDには第1情報が記載されていると想定して、原稿Pの読取異常を検知するように構成されている。これにより、変形例によるPC制御部421は、2つの原稿を読み取る場合においても、原稿Pの読取異常を検知することが可能に構成されている。
100、201、300 画像読取装置
11 用紙搬送機構部(用紙搬送部)
15 読取部
19 用紙搬送駆動部(用紙搬送部)
21、217、321、421 制御部
22、222 記憶部
24、224 表示部

Claims (13)

  1. 媒体の画像データを読み取る読取部と、
    前記画像データを保存する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された、前記画像データに含まれる規則性を有する第1情報と、前記第1情報が位置する位置情報とを取得する制御部とを備え、
    前記制御部は、複数の前記画像データから個別に取得される、前記第1情報と前記位置情報とに基づいて範囲を決定して、前記範囲に含まれる前記第1情報に基づいて、前記媒体の読取異常を検知する、画像読取装置。
  2. 前記制御部は、複数の前記位置情報の重複に基づいて、前記範囲を決定する、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、前記画像データの読み取り順に基づく第2情報を決定して、前記範囲に含まれる前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記媒体の重送による前記媒体の読取異常を検知する、請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御部は、前記位置情報の重複箇所が複数ある場合には、前記重複箇所の数に対応する複数の前記範囲を決定する、請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御部は、前記位置情報の重複箇所が複数ある場合には、複数の前記重複箇所のうちの前記第1情報が取得された数が最も多い前記重複個所を前記範囲として決定する、請求項3に記載の画像読取装置。
  6. 前記制御部は、前記画像データの横方向の端部から第1の幅を有するとともに、前記画像データの縦方向の端部から第2の幅を有する範囲以内に、前記範囲を決定する、請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記第1情報は、規則性を有する数字、アルファベット、または、記号のうちのいずれか1つを含む、請求項3〜6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記制御部は、前記位置情報の重複数に基づいて、前記範囲を決定する、請求項2〜7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 前記制御部は、前記画像データのうちの予め設定された余白から、前記第1情報および前記位置情報を取得する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 前記制御部は、前記媒体の読取異常を検出した場合には、前記媒体の読取異常に対応する前記画像データが表示部に表示されるとともに、前記媒体の読取異常を検出しない場合には、前記画像データのうちの最終ページの前記画像データを前記表示部に表示する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  11. 前記制御部は、前記範囲内に前記第1情報が記載されていない場合に、前記第1情報が記載されていない前記画像データを除く前記画像データの前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記媒体の読取異常を検知する、請求項3〜7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  12. 用紙からなる前記媒体を前記読取部に搬送する用紙搬送部をさらに備え、
    前記制御部は、前記範囲に含まれる前記第1情報に基づいて、前記媒体の読取異常を検知した場合に、前記用紙搬送部による前記媒体の搬送が重送であると判断する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  13. 媒体の画像データを読み取るステップと、
    前記画像データを保存するステップと、
    記憶部に記憶された、前記画像データに含まれる規則性を有する第1情報と、前記第1情報が位置する位置情報とを取得するステップと、
    複数の前記画像データから個別に取得される、複数の前記第1情報と複数の前記位置情報とに基づいて範囲を決定するステップと、
    前記範囲に含まれる前記第1情報に基づいて、前記媒体の読取異常を検知するステップとを備える、画像読取方法。
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