JP7123620B2 - 生産システム、生産機器、生産システムの制御方法、制御プログラム、記録媒体 - Google Patents

生産システム、生産機器、生産システムの制御方法、制御プログラム、記録媒体 Download PDF

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Description

複数の生産機器が隣接して配置される生産システム、その制御方法およびその生産機器に関する。
近年、製造業において、多品種少量生産化や製品ライフサイクルの短期化が進んでおり、ラインを構成する生産機器にも生産の変動や機種の変更に対応可能な構成が求められている。例えば、サイズや形状、隣接機器と協働するためのインターフェースなどを規格化した汎用的なロボットセル(ロボットステーション)で生産ラインを構成し、生産の変動や機種の変更に対応することが考えられている。例えば、このような生産機器としてのロボットセルのマニピュレータとしては、多関節ロボットなどが用いられる他、いわゆるステージ(テーブル)などと呼ばれる移動装置を組合せて構成した直交ロボットも用いられる。
直交ロボットを用いたセル(ステーション)は、多関節ロボットを用いる場合よりも比較的、簡単安価に実施でき、複数台、配列してラインを構成する場合の規格化も容易に行える。例えば、特許文献1にはこの種の直交ロボットを用いた生産機器を配列して構成された生産ラインが開示されている。
また、直交ロボットを用いたセル(ステーション)により構成された生産機器を複数台配列して生産ラインを構成する場合、生産機器間でワークを授受する搬送装置は、ワークを直線的に進退させる直進ステージ(テーブル)で構成されることがある。このようなステージ(テーブル)は、隣接する生産機器とのワーク授受のための空間に進入/退避するよう、例えば一斉に、同期的に、同一方向に搬送装置を動作させる制御が行われる。
特開2016-193484号公報
しかしながら、特許文献1に開示された生産ラインは、前工程の搬送装置より搬送されたワークを取り出す位置と、自工程の搬送装置に工程完了したワークを置く位置とをそれぞれ確保している。すなわち、隣接する工程の搬送装置同士は干渉しない位置関係に配置する構成を採用している。そのため、各ロボットセルにおける部品搬送のためのスペースが少なくとも2個分以上のワークサイズが必要であり、部品搬送のためのスペースが大きくなるという課題があった。
上記課題を解決するための生産システムは、複数の生産機器が所定の方向に隣接して配置される生産システムであって、前記生産機器の各々が、基台と、ワークを載置して、前記ワークに対して所定の作業を行う、前記基台の上に設けられた作業台と、前記作業台において前記所定の作業が行われた前記ワークを所定の受け渡し位置へ移動させる、前記基台の上に設けられた移動装置と、前記所定の受け渡し位置に移動された前記ワークを隣接する生産機器へ搬送する、前記基台の上に設けられた搬送装置と、前記隣接する生産機器の搬送装置の搬送動作を検出する動作検出装置と、前記移動装置を動作して前記作業台上の前記ワークを前記所定の受け渡し位置に移動させ、前記動作検出装置によって前記隣接する生産機器の搬送装置の搬送動作が検出されると前記搬送装置を動作させて前記ワークを前記隣接する生産機器の所定の受け渡し位置へと搬送させる制御を行う制御装置と、を備え、前記作業台が、前記移動装置に対して前記所定の方向と交差する方向に配置され、前記複数の生産機器が、前記生産機器の搬送装置の搬送領域と、前記隣接する生産機器の搬送装置の搬送領域とが重なり合うように配置されていることを特徴とする。
上記構成により、大きな搬送スペースを必要としない生産ラインを提供することができる。
本発明の実施形態に係る生産システムの全体構成を示した斜視図である。 図1の生産システムにおける搬送装置の状態を示し、(a)は搬送前の起動原点位置にある搬送装置、(b)は下流への搬送後の位置にある搬送装置、(c)は下流への搬送開始時の搬送装置の様子をそれぞれ例示した説明図である。 ロボットステーションの搬送装置の制御手順を示したフローチャート図である。 搬送装置で搬送されるワーク台の構成例を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る制御系の構成例を示したブロック図である。 干渉回避制御を含むロボットステーションの搬送装置の制御手順を示したフローチャート図である。 生産ライン中のステーションが異常停止を生じた場合の復旧手順を示したフローチャート図である。 搬送装置で搬送されるワーク台の構成例を示した斜視図である。 図1の生産システムにおける搬送装置の状態を示し、異常停止が起きた後の搬送装置の様子を例示した説明図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態につき説明する。なお、以下に示す構成はあくまでも一例であり、例えば細部の構成については本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当業者が適宜変更することができる。
(第一の実施形態)
図1は、本発明を実施可能な形態の一例として、生産機器として複数のロボットステーション(以下単にステーション、という)を配列して成る生産システムの生産ライン構成例を示している。図1の生産ラインは、ステーション101、ステーション102、ステーション103を配列して構成されている。尚、以下の説明では3台のステーションを配列した生産システムを例に挙げるが、本発明のいずれの実施形態に関しても、配列するステーションの台数は3台に限られるものではない。ステーション101~103は、同一ないし類似の構成を有しており、その構成部材には、各ステーションで同一の参照符号を用いている。ただし、図示の便宜上、主にステーション103にのみ付してある参照符号があるが、それらに対応する構成部材は、他のステーション101、102でも同様の参照符号が付されているものとする。また、図1の左下には、この生産システムで用いられる3次元座標系のXYZの各軸の向きを示している。
ステーション101~103は、例えば図示のようなLアングル材を組合せるなどして構成される組立ベース2(基台)上に、搬送装置4と組立ロボット5と作業台6を設置して構成されている。
作業台6は、ワークWを載置して、ワークWに対して所定の作業を行うための台である。作業台6は、ワークWの作業位置のXY方向(水平方向)を決めるクランプ機構を有する位置決め機構62と、この位置決め機構62の作業位置のZ方向(鉛直方向)を決める第1の昇降装置(Z軸移動装置61)と、により構成されている。ここで、位置決め機構62は、ワークWの形状に合わせてクランプ機構が水平方向に移動可能であるため、様々な形状のワークWを保持することが可能である。
移動装置である組立ロボット5は、作業台6上において所定の作業が行われたワークWを所定の受け渡し位置へ移動させるための装置である。組立ロボット5は、ワークWを操作する把持装置としてのハンド53と、このハンド53を作業位置に位置決めするため、組立ベース2上の稼働範囲中のXY方向(水平方向)に移動させる直交ステージ装置を備えた直交ロボットである。ここで、直交ステージはX軸移動装置51およびY軸移動装置52から成る。
搬送装置4は、受け渡し位置に移動されたワークWを載せて隣接するステーションに搬送する装置である。受け渡し位置に移動されたワークWは、搬送装置4によって、例えばX方向に沿って、隣接するステーションの組立ベース2上の領域に搬入することができる。搬送装置4は、例えば、図2(a)~図2(c)に示すように例えば複数段(図2(a)~図2(c)の例では3段)構成の伸縮可能なレール部材から構成され、最上部の段をワーク台9とよぶ。また、ワーク台9は、ワークWをZ方向(鉛直方向)に移動することができる第2の昇降装置(Z軸移動装置41)を備えている。
隣接するステーションから搬入されたワーク台9上のワークWは、隣接するステーションのZ軸移動装置41によりZ方向(鉛直方向)に移動され、直交ステージ装置(51、52)で位置決めされたハンド53によって把持される。なお、ここではZ軸移動装置41がワーク台9上に備えられた例を示したが、搬送装置4ごと昇降させる機構を採用することもできる。また、作業台6を搬送装置4のZ方向(鉛直方向)上方に配置させた場合は、第1の昇降装置(Z軸移動装置61)が昇降し、ハンド53によりワークWを把持することが可能である。
ここで、各ステーションは、各ステーションの搬送領域が隣接するステーションの搬送領域と重なり合うように配置されている。このような配置を取ることにより、本発明の生産ラインは大きな搬送スペースを必要としない。
搬送装置4を伸長することによって、ワーク台9を、自機から図1の右隣りあるいは左隣りのステーションの組立ベース2上に進入させることができる。本実施形態では、互いに隣接するステーション101~103のそれぞれの間にワーク授受のための専用の領域を確保する必要がないため、生産システムをコンパクトに構成している。
図2(a)は、ステーション101、102の搬送装置4がそれぞれ起動原点位置にある状態を示している。この状態では、3段レールの搬送装置4は図示のように縮小されており、ワークWおよびワーク台9は自機の組立ベース2上の領域にあって、隣接するステーションには進入していない。
図2(b)は、隣接するステーションにワークWを引き渡すため、搬送装置4を伸長させた状態である。本実施形態では、ワーク授受のための専用の領域を特に確保していない。そのため、ステーション101の搬送装置4を伸長させる場合には、ステーション102の搬送装置4も伸長させ、ステーション101の搬送装置4とステーション102の搬送装置4とが干渉しないよう制御する必要がある。
本実施形態では、各ステーション101~103は図5に示す制御装置3を備えており、各制御装置がそれぞれのステーションの搬送装置4を自律的に制御することにより、搬送装置4の搬送動作を行う。この搬送動作のため、本実施形態では、図4に示すように、ワーク台9に光センサ7を配置している。この光センサ7は隣接する生産機器の搬送装置4の搬送動作を検出するセンサ(動作検出装置)として機能する。光センサ7は、例えばレーザー光により隣接する生産機器の搬送装置4のワーク台9までの距離を測っており、各搬送装置の相対的な距離の変化を検知することにより、搬送装置4の搬送動作を検出できる。
前述したように、ステーション101~103には、それぞれのステーションを制御する制御装置3が設けられる。制御装置3は、例えば組立ベース2の下部に配置することができる。また、組立ベース2上の組立ロボット5のXY平面(水平方向)上の動作領域内には、部品供給領域10が配置されている。この部品供給領域10において、詳細不図示の組付け部品の供給機が部品供給を行う。また、部品供給領域10は、例えばZ軸移動装置61と同様のZ軸移動装置(詳細不図示)によって、Z方向(鉛直方向)に昇降可能に構成することができる。このような構成により、供給された部品を組立ロボット5に引き渡すことができる。部品を受取った組立ロボット5を、例えば作業台6の上部の位置までXY(水平方向)移動させることができ、そこで作業台6を昇降させてワークWに組立ロボット5が把持した部品を組付けることができる。
図2(a)~図2(c)は、図1のステーション101、102、103から成る生産ラインにおける搬送装置4の異なる状態を示したものである。なお、図2(a)、図2(b)ではステーション103の搬送装置4の図示を省略してある。また、図2(c)では組立ロボット5の図示を省略してある。
図2(a)は、隣接する下流ステーションへ部品を搬送する前の搬送装置4の状態を示している。この状態では、ステーション101、102(不図示であるが103も同様)の搬送装置4は、それぞれ自機の組立ベース2上に収まるよう縮小されており、搬送装置4のこの姿勢は、ワーク台9が起動原点に位置している状態に相当する。
この状態になるまでには、各ステーションでは、例えば、以下の作業が行われる。まず、部品供給領域10にあるワークWを組立ロボット5のハンド53が把持する。次に、ワークWはX軸移動装置51およびY軸移動装置52によってXY(水平方向)移動され、作業台6の上部(Z方向)の位置に移動される。そして、Z軸移動装置61が昇降し、ハンド53は把持動作を解除することにより、ワークWが作業台6上に載置される。
続いて、作業台6上に載置されたワークWに対して所定の作業が行われた後に、組立ロボット5のハンド53がワークW上に移動する。次に、Z軸移動装置61が上昇することにより、ワークWをハンド53が把持可能な高さまで移動させる。そして、ハンド53に把持されたワークWがX軸移動装置51およびY軸移動装置52によって、搬送装置4のワーク台9の起動原点位置へ移動される。この起動原点位置が、当該ステーションの工程が完了した(すなわち下流ステーションに搬送すべき)ワークWを、ハンド53から搬送装置4に受け渡す受け渡し位置である。
図2(b)は、搬送装置4により、ワーク台9を下流側へ伸長させ、ワークWを隣接する下流側のステーションに搬入した状態を示している。ここで搬入した後のステーション101のワーク台9上のワークWの位置は、下流側に隣接するステーション102のワークWの受け渡し位置と同じ位置である。ここで、ステーション102のハンド53はワークWの受け渡し位置にいる。そのため、このような配置を取ることにより、ステーション102の組立ロボット5のハンド53は搬入されたワークWを速やかに把持することが可能となる。
本実施形態の生産システムでは、複数台のステーションが、各ステーションの搬送装置4の搬送領域が隣接するステーションに重なり合うように、配列されている。下流側へのワークWの搬送では、まず、図2(c)のよう搬送動作をさせる進行方向側である最下流のステーション103の搬送装置4から搬送動作を開始する。次に、最下流のステーション103の上流側に隣接するステーション102の搬送装置4の光センサ7がステーション103の搬送装置4の搬送動作を検知する。そして、その情報を基にステーション102の制御装置3がステーション102の搬送装置4の搬送動作を開始させる。この一連の動作タイミングを適宜調整することにより、各ステーションの搬送動作を連鎖的に高速度で行うことが可能となる。これにより、例えば、搬送装置4を構成する各レールは、それぞれ、下流側の同じ段のレールが移動して生じた空間に入り込む。従って、図2(b)に示すような搬送装置4の駆動状態を形成できるため、隣接するステーションの搬送装置同士の干渉は生じない。
以下、上記のような搬送装置4の制御系の構成、および制御手順につき図5、および図3のフローチャートを参照して説明する。
図5は、各ステーション101~103が備える制御装置3の構成例を示している。図5の制御装置3は、主制御手段としてのCPU601、記憶装置としてのROM602、およびRAM603を備えている。ROM602には、後述する制御手順を実現するためのCPU601の制御プログラムや定数情報などを格納しておくことができる。また、RAM603は、後述する制御手順を実行する時にCPU601のワークエリアなどとして使用される。
なお、後述の制御手順を実現するためのCPU601の制御プログラムは、不図示のHDDやSSDなどの外部記憶装置、ROM602の(例えばEEPROM領域)のような記憶部に格納しておくこともできる。その場合、後述の制御手順を実現するためのCPU601の制御プログラムは、ネットワークインターフェース606を介して、上記の各記憶部に供給し、また新しい(別の)プログラムに更新することができる。あるいは、後述の制御手順を実現するためのCPU601の制御プログラムは、各種の磁気ディスクや光ディスク、フラッシュメモリなどの記憶手段と、そのためのドライブ装置を経由して、上記の各記憶部に供給し、またその内容を更新することができる。上述の制御手順を実現するためのCPU601の制御プログラムを格納した状態における各種の記憶手段、記憶部、記録媒体は、本発明の制御手順を格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を構成することになる。
CPU601には、インターフェース604を介して、当該制御装置3が設けられているステーションの駆動系611と検出系612が接続される。駆動系611には、ハンド53、X軸移動装置51、Y軸移動装置52、Z軸移動装置61などの駆動源を構成するモータ、ソレノイド、エアシリンダなどのアクチュエータが含まれる。検出系612には、上述のワーク台9に配置された光センサ7の他、駆動系611の駆動量や駆動力のフィードバック制御に用いるため、駆動系の各部に配置されたリニア/ロータリーエンコーダなどのセンサや力センサが含まれる。
CPU601には、インターフェース605を介してUI装置607(ユーザーインターフェース装置)を接続することができる。UI装置607は、本実施形態のようなステーションでは必ずしも必須ではないが、ハンディターミナルのような端末、あるいはキーボード、ディスプレイ、ポインティングデバイスなどから成る制御端末によって構成することができる。UI装置607を設けてある場合には、作業者はUI装置607を介して例えばステーションの動作を教示したり、あるいは教示済みの制御データを修正することができる。
また、CPU601には、通信手段としてネットワークインターフェース606が接続されている。このネットワークインターフェース606を介して、CPU601は生産制御に必要な制御信号を送受信することができる。その場合、ネットワークインターフェース606は、例えばIEEE 802.3のような有線通信、IEEE 802.11、802.15のような無線通信による通信規格で構成することが考えられる。ネットワークインターフェース606は、本実施形態の生産ラインに配置される生産管理を行うPLCのような統轄制御装置や、管理サーバ(いずれも不図示)などとの間の通信に用いることができる。また、ネットワークインターフェース606は、各ステーション(101~103)の制御装置3の間で制御信号を送受信するためにも用いることができる。
図3は、制御装置3のCPU601が、光センサ7の出力に応じて、搬送装置4を制御する制御手順の概略を示している。図3の制御手順は、CPU601が実行可能な制御プログラムとして、例えば上記のROM602などの記憶手段に格納しておくことができる。
隣接するステーションへのワークWの搬送は、搬送装置4によりワーク台9を移動させることにより行う。この動作は、図3のステップS101~S104によって行われる。
図1および図2に示した構成では、隣接するステーションへワークWを搬送する場合、ライン内での最下流であるステーション103がまず搬送動作を開始する。一つ上流のステーション102は自機の搬送装置4のワーク台9の光センサ7を用いて下流側の搬送装置4の動き出しを監視しており(S101)、光センサ7が搬送動作を検知すると(S102)、自機の搬送装置4も搬送動作を開始する(S103)。ステーション102の一つ上流のステーション101も同様にステーション102の搬送装置4の搬送動作を検知して、自機の搬送装置4の搬送動作を開始する。
各ステーションの搬送装置4の駆動は、搬送装置4がワーク台9を、例えば隣接するステーションのハンド53の下部などの目標位置に到達すると、図3の制御を終了し、搬送装置4の駆動を停止させる。
以上のように、本実施形態の構成および制御手順によれば、各ステーションを統括して制御するPLCなどの集中制御装置などを設けなくても、各ステーション(101~103…)が独立して、自律的に制御装置3によって搬送装置4を制御することができる。
図3のような搬送動作制御によれば、互いに隣接するステーション101~103の間にワーク授受のための専用の領域を確保していない省スペースな搬送装置において、疑似的に同期制御のようなステーションの搬送動作を独立して実現することができる。そのため、移動先のステーションが順に搬送動作を終えるまで待機する、ということなく短い時間で搬送装置のワーク授受を行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、生産ラインの各ステーションが独立して搬送動作を行うことが可能であり、しかも搬送装置のために大きなスペースを占有することがない。したがって、生産タクトに対する搬送装置のワーク授受に要する時間を短縮して生産ラインの稼働率を向上させ、しかも生産ラインの占有面積をコンパクトにすることができる。
なお、以上では、実施形態として例示した構成に基づいて説明したが、上記実施形態として例示した構成は、本発明をその特有の構成に限定することを意図したものではない。例えば、上記実施形態では、ワーク台9の搬送方向両側に配置する動作検出装置(搬送動作検知センサ)には光センサ7を用いたが、カメラ等の画像処理センサなどのように他の検知センサなどを用いてもよい。搬送動作を検出する光センサ7は、ワーク台9ではなく各ステーションの支柱等に配置させても良い。
また、以上では図1、図2などの右方向を搬送装置4がワークWを搬送する「下流」側の搬送方向として説明した。しかしながら、その逆方向にもワークWを搬送可能な構成、例えば、両側の隣接するステーションのいずれにも双方向にワークWを搬送可能な生産ラインにおいても同様の搬送動作を実施することができる。例えば、2つの特定のステーション間でワークWを往復させて部品の製造工程を進行させるような生産システムにおいても上述搬送動作を実施することができる。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
(第二の実施形態)
第二の実施形態は、各ステーション(101~103)の1つが異常停止となった場合でも、搬送装置4同士の追突や衝突といった問題を回避するよう動作させることができる形態である。ここで「異常停止」とは、各ステーション(101~103)が、何らかの理由、例えば物理的な機構ジャムや、何らかのセンサによる異常検出などに起因して、そのステーションが停止状態となる、あるいは停止するように制御されることをいう。
図8に示すように、第二の実施形態は、各ステーション101~103が、それぞれに隣接するステーションのドグ18を検出可能な位置に、検出器としての光センサ17を備える点で第一の実施形態と異なる。尚、ドグとは、光センサが検出するターゲットとなる部材である。本実施形態では、搬送装置4の一部を構成するワーク台9の少なくとも一端、好ましくは図示のように両端に突出するようにドグ18(181または182)と、光センサ17(171または172)とを並置する。当然ながら、ドグ18(181または182)は、隣接するステーションの光センサ17(171または172)によって検出可能な位置に配置される。また、光センサ17(171または172)は、隣接するステーションのドグ18(181または182)を検出可能な位置に配置される。従って、例えば、ドグ18(181または182)と、光センサ17(171または172)とは、ワーク台9の一端と他端では、図示のように相互に逆になる相補的な位置、この例では回転対称な位置に配置する。
このドグ18、光センサ17から成るセンサは、搬送装置4と、隣接する生産機器の搬送装置4と、の干渉を検出するセンサとして機能する。光センサ17は、例えばドグ18が入り込める幅だけ離間させた2本の腕に光源と受光部を対向、配置した、いわゆるフォトインタラプタなどから構成することができる。その場合、隣接するステーションのドグ18が自機の搬送装置4上に配置されたワーク台9の光センサ17を遮光することにより搬送装置4同士の干渉状態が検出される。
なお、図8には搬送動作を検出するセンサ(動作検出装置)は描かれていないが、光センサ17にその機能をもたせることも可能である。また、図4のように別途、搬送動作を検出する光センサ7をワーク台9に配置しても良い。また、搬送動作を検出する光センサ7は、ワーク台9ではなく各ステーションの支柱等に配置させても良い。
本実施形態では、各ステーション(101~103)は、搬送装置4の搬送領域が重なり合うように複数台、配列されている。そのため、各ステーション(101~103)のうち1つでも、上記の異常停止の状態となると、搬送装置4同士の物理的な干渉(追突、衝突など)が起きる可能性がある。また、この物理的な干渉は、特に工程動作および搬送動作を自律的に制御する場合には、例えばタイミングのずれによって、生じることも考えられる。
これに対して、本実施形態では、搬送装置4の干渉状態を検出するドグ18および光センサ17から成るセンサを各ステーション(101~103)のワーク台9の両端の相補的な位置に配置している。このため、各ステーション(101~103)の制御装置3は、ドグ18および光センサ17から成る干渉センサが、隣接する搬送装置4同士の干渉状態を検出している場合には、このセンサの出力を利用して干渉回避制御を行うことができる。
この干渉回避制御においては、まず、光センサ17が干渉状態を検出している場合には、一旦、直ちに搬送装置4を停止させる。その後、例えば、ワーク台9の一端の光センサ17が干渉状態を検出している場合には、当該ステーションの制御装置3は、干渉状態を検出していない方向へ、即ち、その干渉状態が解消される方向へ搬送装置4を移動させる。例えば、ワーク台9の、図1、図2において一端(右側)の光センサ17が干渉状態を検出しており、他端(左側)の光センサ17が干渉状態を検出していなければ、ワーク台9を他端(左側)の方向へ移動させる。即ち、本実施形態では、ワーク台9の両端に隣接ステーションのドグ18を検出する光センサ17から成る干渉センサを配置しているため、光センサ17の出力を利用して干渉回避方向を決定することができる。
図9は、図2(b)のような搬送装置4による搬送動作を行う過程で、例えばステーション102とステーション103とが干渉し、上記の異常停止状態となった場合に、干渉回避制御が行われた後の状態の一例を示している。ここで、もし、例えば異常停止したステーション102の搬送装置4と、図中左方に移動していたステーション103の搬送装置4と、が干渉状態となったと考える。その場合には、ステーション103では、光センサ17により決定される干渉回避方向がステーション104の方向(図中右方)であるため、搬送装置4は図示のようにワークWをステーション104上に搬入した位置まで進む。
また、例えば異常停止したステーション102の搬送装置4と、図中右方に移動していたステーション101の搬送装置4とが干渉状態となったと仮定する。その場合には、ステーション101では、光センサ17により決定される干渉回避方向が自機の起動原点位置の方向(図中左方)であるため、搬送装置4は図示のように自機の起動原点位置まで進む。
なお、上記のように干渉回避方向へ移動させた搬送装置4については、制御装置3は搬送装置4がその搬送領域の起動原点位置、または隣接ステーションへ進入した位置に到達したら停止するよう制御するものとする。
以下、上記のような搬送装置4の干渉回避制御の制御手順につき図6および図7のフローチャートを参照して説明する。
図6は、制御装置3のCPU601が、ドグ18および光センサ17から成る干渉センサの出力に応じて、搬送装置4を制御する制御手順の概略を示している。図6(後述の図7も同様)の制御手順は、CPU601が実行可能な制御プログラムとして、例えば上記のROM602などの記憶手段に格納しておくことができる。
隣接するステーションへのワーク(W)の搬送は、搬送装置4によりワーク台9を移動させることにより行う。この動作は、図6のステップS01、S02(S21~S22)によって行われる。
図1および図2に示した構成では、隣接するステーションへワーク(W)を搬送する場合、各ステーション(101~103)が一斉に搬送装置4を動作させ、それぞれ下流に隣接するステーションへの搬送を開始する(S01)。すなわち、図2(a)から図2(b)の状態に向けて搬送装置を動作させる。搬送装置4の駆動は、搬送装置4がワーク台9を、例えば隣接するステーションのハンド53の下部などの目標位置に到達したことが検出(S22)されるまで続けられる。当該の目標位置に到達したことを検出(S22)すると、図6の制御を終了し、搬送装置4の駆動を停止させる。
搬送装置4によるワーク(W)の搬送中、制御装置3のCPU601はワーク台9に設置された光センサ17の状態を監視(S21)する。もし、自機の搬送装置4の進行方向において隣接する搬送装置4が何らかの理由により途中で異常停止していたような場合には、自機のワーク台9の光センサ17が、隣接する搬送装置4のワーク台9のドグ18が光センサ17を遮光する(干渉センサON)。これにより自機の搬送装置4と隣接する搬送装置4との干渉状態が検出される。
隣接するステーションの(異常)停止などに起因して生じる搬送装置4と搬送装置4同士の干渉を検出すると、CPU601は、まず自機の搬送装置4を停止させる(S03)。
続いて、ステップS04では、CPU601は、自機のワーク台9の搬送方向の両側に配置された光センサ171、172(図8)の出力を両方とも検査する。そして、光センサ171、172のうち干渉状態=OFFを検出している光センサ17の方向を搬送装置4の干渉回避方向(干渉解消方向)として決定(選択)する。即ち、制御装置3のCPU601は、ワーク台9の両端の干渉センサ(ドグ181、182を検出する光センサ171、172)の検出状態に応じて搬送装置の干渉回避動作を決定する。なお、ステップS04は、光センサ171、172のうちいずれかが干渉状態=OFFとなるのを待つような制御ループとして構成されている。そのため、干渉回避方向(干渉解消方向)を決定(選択)できない間は、ステップS03で開始した搬送装置4の停止状態が続行する。
ステップS04で当該の光センサ171、172のいずれかの干渉検出出力がOFFになった場合には、その後、ステップS05に移行し、その干渉回避方向に搬送装置4を移動開始する。この搬送装置4の干渉回避動作においても、上述のステップS02(S21、S22)の判定を実行しつつ、搬送装置4の干渉回避方向への駆動を続行する。その過程で、ワーク台9のいずれかの端部に配置された光センサ171、172(干渉センサ)がON(S21のY)となる事象が生じた場合には、上記と同様の制御によって、別の干渉回避動作が起動されることになる。
なお、ステップS04において、搬送装置4を微少量移動させ、干渉回避方向を検知することを試行してもよい。ただし、干渉回避方向が検知されるまで無限回数、連続的に試行する必要はない。例えば、搬送装置4の微少量の移動の試行を所定回数実行しても光センサ171、172の干渉検出出力がOFFにならない場合は、そこで搬送装置4を異常停止状態とし、待機させるものとする。
なお、複数台配列された各ステーション(101~103)の搬送装置4を同期的に一斉に動作させるには、それぞれの制御装置3をネットワークで接続し、PLCなどの上位装置から搬送指令信号を同時に送信することなどによって可能である。しかしながら、本実施形態の構成では、各ステーション(101~103)の搬送装置4に干渉センサ(ドグ18と光センサ17の組合せ)を設けている。そのため、隣接するステーションがワーク(W)の授受が可能な状態になるまで搬送領域の両端の間を行き来させることで、独立して部品搬送を行うことができる。
以上のように、本実施形態の構成および制御手順によれば、各ステーション(101~103)が独立して、自律的に制御装置3によって搬送装置4を制御する。そして、自機の干渉センサ(光センサ17)を用いて、搬送装置4に干渉状態を検知させ、干渉回避方向への回避動作を行わせることができる。そのため、各ステーションを統括して制御するPLCなどの集中制御装置などが設けられていなくても、各ステーションが独立して、自律的に搬送装置4を駆動し、また、搬送装置4に干渉回避動作を行わせることができる。
図6のような干渉回避制御によれば、例えば、ステーション(101~103)の1つで上記の異常停止が生じた時、他のステーションの搬送装置は起動原点位置か、または隣接ステーションへの進入位置に到達してそこで停止する。また、異常停止したステーションについては、その異常停止位置で異常停止状態が続行する。そのため、本実施形態によれば、オペレータ(作業者ないしラインの管理者)は異常停止したステーションを容易に特定でき、ラインの復旧作業を容易に行うことができる。
例えば、ステーション(101~103)の1つで上記の異常停止が生じた場合、本実施形態では、図7に示すような手順で、オペレータが作業を行い、生産ラインを復旧する。
図7において、搬送装置4により下流側の隣接ステーションへワーク(W)を搬送開始(S11)した後に、ステーション(101~103)の1つが上記の異常停止となったものとする。その場合、図6の制御手順に従って、干渉センサ(光センサ17)によって干渉状態が検出(S12)され、さらに他のステーションの搬送装置は停止(S13)状態に移行する。即ち、異常停止したステーションについては、その異常停止位置で異常停止状態が続行し、他のステーションの搬送装置は起動原点位置か、または隣接ステーションへの進入位置に到達してそこで停止する。
ここで、例えば、ステーション102の搬送装置4が異常停止したとする。その場合、例えば図9のように、下流側のステーション103の搬送装置4は、より下流のステーション104への搬入位置で停止する。また、ステーション102よりも上流側のステーション101は自機の組立ベース2上の起動原点位置で停止する。ここで、異常停止を生じたステーション102以外のステーション101、103では、再起動が可能な装置状態になっているものとする。
従って、生産ラインのオペレータ(作業者、あるいは管理者)は、手動作業などによって、異常停止したステーション(例えば102)の異常原因を取り除く。ここでは、例えば機構部品の交換、修理、障害物の除去など、異常原因を除去するあらゆる作業を行うことができる。その後、異常停止したステーション(例えば102)のみに対して、例えばUI装置607(図5)を用いて、搬送装置4を起動原点位置(図2(a))に復帰させる原点復帰プログラムを起動(S14)する。これに応じて、異常停止したステーション(例えば102)の搬送装置4が起動原点位置(図2(a))に復帰する(S15)と、生産ラインの再起動(S16)をかけることができるようになる。
以上のようにして、本実施形態によれば、生産ラインのステーションの1つで搬送装置4が異常停止しても、容易に異常停止した生産機器を特定し、必要な作業を行って迅速に生産ラインを復旧させることができ、生産ラインの稼働率を向上させることができる。
なお、以上では、実施形態として例示した構成に基づいて説明したが、上記実施形態として例示した構成は、本発明をその特有の構成に限定することを意図したものではない。例えば、上記実施形態では、ワーク台9の搬送方向両側に設置する干渉センサには光センサ17とドグ18の組合せを用いたが、磁性体と磁気センサなどのように他の干渉(近接)センサなどを用いることができるのはいうまでもない。
1…ステーション(ロボットステーション)、2…組立ベース、3…制御装置、4…搬送装置、5…組立ロボット、6…作業台、7…センサ、9…ワーク台、10…部品供給領域、17…センサ、18…ドグ、41…Z軸移動装置、51…X軸移動装置、52…Y軸移動装置、53…ハンド、61…Z軸移動装置、62…位置決め機構、W…ワーク。

Claims (15)

  1. 複数の生産機器が所定の方向に隣接して配置される生産システムであって、
    前記生産機器の各々が、
    基台と、
    ワークを載置して、前記ワークに対して所定の作業を行う、前記基台の上に設けられた作業台と、
    前記作業台において前記所定の作業が行われた前記ワークを所定の受け渡し位置へ移動させる、前記基台の上に設けられた移動装置と、
    前記所定の受け渡し位置に移動された前記ワークを隣接する生産機器へ搬送する、前記基台の上に設けられた搬送装置と、
    前記隣接する生産機器の搬送装置の搬送動作を検出する動作検出装置と、
    前記移動装置を動作して前記作業台の上の前記ワークを前記所定の受け渡し位置に移動させ、前記動作検出装置によって前記隣接する生産機器の搬送装置の搬送動作が検出されると前記搬送装置を動作させて前記ワークを前記隣接する生産機器の所定の受け渡し位置へと搬送させる制御を行う制御装置と、を備え、
    前記作業台が、前記移動装置に対して前記所定の方向と交差する方向に配置され、
    前記複数の生産機器が、前記生産機器の搬送装置の搬送領域と、前記隣接する生産機器の搬送装置の搬送領域とが重なり合うように配置されていることを特徴とする生産システム。
  2. 前記移動装置が、前記ワークを把持する把持装置と、前記把持装置を水平方向に移動させる直交ロボットと、を備える請求項1に記載の生産システム。
  3. 前記作業台が、前記作業台の上の前記ワークを鉛直方向に昇降させる第1の昇降装置を備える請求項1または2に記載の生産システム。
  4. 前記搬送装置が、前記ワークを鉛直方向に昇降させる第2の昇降装置を備える請求項1乃至3のいずれか1項に記載の生産システム。
  5. 前記搬送装置が、前記搬送装置の端部に前記隣接する生産機器の搬送装置との干渉を検出する干渉検出装置を備える請求項1乃至4のいずれか1項に記載の生産システム。
  6. 前記搬送装置が、前記ワークを前記隣接する生産機器へ搬送する前の前記隣接する生産機器の受け渡し位置と、
    前記搬送装置が、前記ワークを前記隣接する生産機器へ搬送した後の前記隣接する生産機器の受け渡し位置とが、同じ位置である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の生産システム。
  7. 基台と、
    ワークを載置して、前記ワークに対して所定の作業を行う、前記基台の上に設けられた作業台と、
    前記作業台において前記所定の作業が行われた前記ワークを所定の受け渡し位置へ移動させる、前記基台の上に設けられた移動装置と、
    前記所定の受け渡し位置に移動された前記ワークを所定の方向に隣接する生産機器へ搬送する、前記基台の上に設けられた搬送装置と、
    前記隣接する生産機器の搬送装置の搬送動作を検出する動作検出装置と、
    前記移動装置を動作して前記作業台の上の前記ワークを前記所定の受け渡し位置に移動させ、前記動作検出装置によって前記隣接する生産機器の搬送装置の搬送動作が検出されると前記搬送装置を動作させて前記ワークを前記隣接する生産機器の所定の受け渡し位置へと搬送させる制御を行う制御装置と、を備え、
    前記作業台が、前記移動装置に対して前記所定の方向と交差する方向に配置されている、
    ことを特徴とする生産機器。
  8. 複数の生産機器が所定の方向に隣接して配置される生産システムの制御方法であって、
    前記生産機器の各々が、
    基台と、
    ワークを載置して、前記ワークに対して所定の作業を行う、前記基台の上に設けられた作業台と、
    前記作業台において前記所定の作業が行われた前記ワークを所定の受け渡し位置へ移動させる、前記基台の上に設けられた移動装置と、
    前記所定の受け渡し位置に移動された前記ワークを隣接する生産機器へ搬送する、前記基台の上に設けられた搬送装置と、
    前記隣接する生産機器の搬送装置の搬送動作を検出する動作検出装置と、
    前記搬送装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記作業台が、前記移動装置に対して前記所定の方向と交差する方向に配置され、
    前記複数の生産機器が、前記生産機器の搬送装置の搬送領域と、前記隣接する生産機器の搬送装置の搬送領域とが重なるように配置され、
    前記制御装置が、前記移動装置を動作して前記作業台の上の前記ワークを前記所定の受け渡し位置に移動させ、前記動作検出装置によって前記隣接する生産機器の搬送装置の搬送動作が検出されると前記搬送装置を動作させて前記ワークを前記隣接する生産機器の所定の受け渡し位置へと搬送するよう制御することを特徴とする生産システムの制御方法。
  9. 前記移動装置が、前記ワークを把持する把持装置と、前記把持装置を水平方向に移動させる直交ロボットと、を備え、
    前記制御装置が、前記把持装置を動作して前記作業台の上に載置された前記ワークを前記把持装置に把持させ、前記所定の受け渡し位置に移動するよう制御する請求項8に記載の生産システムの制御方法。
  10. 前記作業台が、前記作業台の上の前記ワークを鉛直方向に昇降させる第1の昇降装置を備え、
    前記制御装置が、前記作業台の上に載置された前記ワークを前記把持装置が所定の作業を行うことが可能な高さまで昇降するよう制御する請求項9に記載の生産システムの制御方法。
  11. 前記搬送装置が、前記ワークを鉛直方向に昇降させる第2の昇降装置を備え、
    前記制御装置が、前記ワークを前記把持装置が所定の作業を行うことが可能な高さまで昇降するよう制御する請求項9または10に記載の生産システムの制御方法。
  12. 前記搬送装置が、前記搬送装置の端部に前記搬送装置と隣接する生産機器の搬送装置との干渉を検出する干渉検出装置を備え、
    前記干渉検出装置により前記搬送装置と、前記隣接する生産機器の搬送装置と、の干渉が検出されている場合、前記制御装置が、該干渉を回避する干渉回避方向に自機の前記搬送装置を移動させるよう制御する請求項8乃至11のいずれか1項に記載の生産システムの制御方法。
  13. 前記制御装置は、前記干渉が検出された場合、前記搬送装置を異常停止させ、その後、前記搬送装置を起動原点位置に移動させる請求項12に記載の生産システムの制御方法。
  14. 前記制御装置に、請求項8乃至13のいずれか1項に記載の制御方法を行わせる制御プログラム。
  15. 請求項14に記載の制御プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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