JP7123007B2 - 過電流引外し装置 - Google Patents

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Description

本発明は、過電流引外し装置に関する。
回路遮断器の過電流引外し装置の構成を開示した先行文献として、実開昭49-33315号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された回路遮断器の過電流引外し装置においては、アーマチュアと連動する補助アーマチュアを付加している。通常の投入状態では、アーマチュアは、スプリングと保持導体による保持磁束によって保持コアに吸引されている。一定電流値以上の電流が流れると、引外しコアの引外し磁束が強くなり、アーマチュアおよび補助アーマチュアは、引外しコアに吸引されて移動する。
実開昭49-33315号公報
特許文献1に記載の過電流引外し装置においては、可動鉄心が駆動開始するときには、可動鉄心に駆動方向とは反対方向の吸引力が作用しており、この吸引力は電流値に応じて増加する。そのため、可動鉄心の駆動初期段階においては、可動鉄心を駆動する駆動力が吸引力によって減少して駆動速度が遅くなる。よって、引外し動作時間を短縮できる余地がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、引外し動作時間を短縮できる過電流引外し装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく過電流引外し装置は、導線と、固定鉄心と、可動鉄心と、磁性体部とを備える。固定鉄心は、導線の外周を囲みつつ互いに面する1対の端面を有し、導線の通電により励磁される。可動鉄心は、上記1対の端面に接離可能に設けられ、導線の通電によって発生する磁束の主磁路を固定鉄心とともに構成し、導線側とは反対側に付勢する付勢力を負荷されている。磁性体部は、固定鉄心に接続され、主磁路の一部と並列となるように主磁路から分岐した副磁路を構成する。磁性体部は、狭路部と、対向部と、分流部とを含む。狭路部は、主磁路に比べて磁気パーミアンスが小さい。対向部は、可動鉄心と磁気ギャップを介して対向配置され、導線の通電時に可動鉄心との間に発生する磁束によって可動鉄心を吸引する。分流部は、副磁路において、導線の通電時に可動鉄心と対向部との間に発生する磁束が通る吸引磁路と並列に狭路部と接続されるとともに狭路部より磁気パーミアンスが大きい分流磁路を形成するために設けられている。可動鉄心には、主磁路から第1電磁力、および、吸引磁路から第1電磁力とは反対向きの第2電磁力が作用する。可動鉄心は、第1電磁力と第2電磁力との差分が上記付勢力より大きくなったときから、1対の端面に接近する方向に駆動される。可動鉄心が駆動開始する初期位置にあるとき、狭路部は、副磁路を流れる磁束によって磁気飽和している。
本発明によれば、主磁路の一部と並列となる副磁路において吸引磁路と並列に狭路部と接続されるとともに狭路部より磁気パーミアンスが大きい分流磁路が形成されており、可動鉄心が駆動開始する初期位置にあるとき、狭路部は、副磁路を流れる磁束によって磁気飽和しているため、駆動開始時から駆動終了時まで大きな駆動力を確保して引外し動作時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置の引外し動作後の状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置の等価磁気回路図である。 比較例1に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態1および比較例1に係る過電流引外し装置における、可動鉄心の下方向の変位量と、可動鉄心に作用する電磁力または付勢力との関係を示すグラフである。 駆動開始時における回路遮断器の主回路を流れる電流値と可動鉄心に作用する電磁力との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態2の変形例に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3の変形例に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態5に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。 図12のXIII部を拡大して示す正面図である。 本発明の実施の形態6に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態6に係る過電流引外し装置の引外し動作後の状態を示す正面図である。
以下、本発明の各実施の形態に係る過電流引外し装置について図面を参照して説明する。以下の実施の形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置の引外し動作後の状態を示す正面図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置の等価磁気回路図である。図1および図2においては、主磁路を点線、副磁路を1点鎖線で示している。
図1および図2に示すように、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10は、導線3と、固定鉄心1と、可動鉄心2と、磁性体部5とを備える。導線3は、回路遮断器の主回路に接続されている。図3においては、導線3を流れる電流値をIで示している。
図1および図2に示すように、固定鉄心1は、導線3の外周を囲みつつ互いに面する1対の端面1aを有し、導線3の通電により励磁される。固定鉄心1は、積層された磁性鋼板で構成されている。固定鉄心1は、正面から見て、C字状の形状を有している。1対の端面1aの各々は、傾斜面であり、導線3から離れるにしたがって端面1a同士の間隔が広がるように傾斜している。図3においては、固定鉄心1の磁気抵抗をRcで示している。
図1および図2に示すように、可動鉄心2は、1対の端面1aに接離可能に設けられ、導線3の通電によって発生する磁束の主磁路M1を固定鉄心1とともに構成し、導線3側とは反対側に付勢する付勢力FS1をばね機構4から負荷されている。具体的には、可動鉄心2は、端面1a同士の間において、上下方向に移動可能に設けられている。可動鉄心2は、上方に配置されたばね機構4と接続されており、ばね機構4から上向きの付勢力FS1を負荷されている。可動鉄心2は、磁性体で構成されている。
可動鉄心2は、固定鉄心1の1対の端面1aと平行に位置する1対の側面を有している。すなわち、可動鉄心2の1対の側面は、可動鉄心2が駆動されて下方に移動した際に固定鉄心1の1対の端面1aと面接触する形状を有している。図3においては、固定鉄心1の端面1aと可動鉄心2の側面との間の磁気抵抗をRmで示している。
図1~図3に示すように、磁性体部5は、固定鉄心1に接続され、主磁路M1の一部と並列となるように主磁路M1から分岐した副磁路M2を構成する。本実施の形態においては、磁性体部5は、固定鉄心1上に配置されている。磁性体部5は、略平板状の外形を有している。磁性体部5は、狭路部5cと、対向部5aと、分流部5bとを含む。
磁性体部5の固定鉄心1側の下面に、正面から見て互いに左右方向に間隔をあけて、1対の凹条溝5gが設けられている。1対の凹条溝5gの各々の底に隣接するように2つの狭路部5cが位置している。狭路部5cは、主磁路M1に比べて磁気パーミアンスが小さい。図3においては、狭路部5cの磁気抵抗をR0で示している。
図1および図2に示すように、対向部5aは、可動鉄心2と磁気ギャップを介して対向配置され、導線3の通電時に可動鉄心2との間に発生する磁束によって可動鉄心2を吸引する。対向部5aは、磁性体部5の下面において凹条溝5g同士の間に位置する部分である。図3においては、対向部5aと可動鉄心2との間の磁気抵抗をrで示している。
分流部5bは、副磁路M2において、導線3の通電時に可動鉄心2と対向部5aとの間に発生する磁束が通る図1に示す吸引磁路M2aと並列に狭路部5cと接続されるとともに狭路部5cより磁気パーミアンスが大きい図2に示す分流磁路M2bを形成するために設けられている。本実施の形態においては、分流部5bは、凹条溝5g同士の間において凹条溝5gに平行に延在するように磁性体部5に設けられた貫通溝である。
図3においては、分流磁路M2bの磁気抵抗をRbで示している。図3に示すように、吸引磁路M2aの磁気抵抗は2rである。副磁路M2において、吸引磁路M2aおよび分流磁路M2bは、狭路部5cと直列に接続されている。
図1に示すように、可動鉄心2には、主磁路M1から第1電磁力F1、および、吸引磁路M2aから第1電磁力F1とは反対向きの第2電磁力F2が作用する。可動鉄心2は、第1電磁力F1と第2電磁力F2との差分が付勢力FS1より大きくなったときから、1対の端面1aに接近するように下方向に駆動される。
ここで、比較例1に係る過電流引外し装置の構成について説明する。図4は、比較例1に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。図4に示すように、比較例1に係る過電流引外し装置90は、磁性体部5を備えていない。よって、可動鉄心2には、主磁路M1から第1電磁力F1が作用する。可動鉄心2は、第1電磁力F1が付勢力FS9より大きくなったときから、1対の端面1aに接近するように下方向に駆動される。
図5は、本発明の実施の形態1および比較例1に係る過電流引外し装置における、可動鉄心の下方向の変位量と、可動鉄心に作用する電磁力または付勢力との関係を示すグラフである。図5においては、横軸に、可動鉄心の下方向の変位量、縦軸に、可動鉄心に作用する電磁力および付勢力を示している。また、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10の推移を実線、比較例1に係る過電流引外し装置90の推移を点線で示している。
図5に示すように、ばね機構4の付勢力は、可動鉄心2が駆動開始する初期位置Aにあるときに可動鉄心2に作用する電磁力と等しくなるように設定されている。比較例1に係る過電流引外し装置90においては、可動鉄心2が初期位置Aにあるとき、可動鉄心2に作用する電磁力RC、および、ばね機構4の付勢力Qの、各々の値がPCとなり等しくなっている。可動鉄心2に作用する電磁力RCは、主磁路M1から作用する第1電磁力F1である。
本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10においては、可動鉄心2が初期位置Aにあるとき、可動鉄心2に作用する電磁力R1、および、ばね機構4の付勢力Qの、各々の値がP1となり等しくなっている。可動鉄心2に作用する電磁力R1は、主磁路M1から作用する第1電磁力F1と吸引磁路M2aから作用する第2電磁力F2との差分である。すなわち、P1=(F1-F2)の関係を満たし、P1<PCである。
よって、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10においては、可動鉄心2が初期位置Aにあるときのばね機構4の付勢力を、比較例1に係る過電流引外し装置90より小さくすることができる。
回路遮断器の主回路を流れる電流値が基準値を超えたとき、可動鉄心2に加わる電磁力がばね機構4の付勢力を上回ることで、可動鉄心2が下方向に駆動されて図2に示す駆動終了位置まで移動する。
可動鉄心2が初期位置Aにあるとき、可動鉄心2と対向部5aとの間の最短距離は、貫通溝の溝幅より小さい。よって、可動鉄心2が初期位置Aにあるとき、吸引磁路M2aは、分流磁路M2bに比べて磁気パーミアンスが大きい。そのため、副磁路M2を流れる磁束は、吸引磁路M2aを主に流れる。このとき、狭路部5cは、副磁路M2を流れる磁束によって磁気飽和している。その結果、副磁路M2を流れる磁束は、回路遮断器の主回路を流れる電流値が基準値より高くなっても一定の磁束となる。
図6は、駆動開始時における回路遮断器の主回路を流れる電流値と可動鉄心に作用する電磁力との関係を示すグラフである。図6においては、横軸に、回路遮断器の主回路を流れる電流値、縦軸に、可動鉄心に作用する電磁力を示している。また、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10の推移を実線、比較例1に係る過電流引外し装置90の推移を点線、狭路部を設けられていない点のみ本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10と異なる比較例2に係る過電流引外し装置の推移を1点鎖線で示している。
回路遮断器の主回路を流れる電流値が基準値Iであるときのばね機構4の付勢力は、比較例1に係る過電流引外し装置90においてはSCであり、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10および比較例2に係る過電流引外し装置においてはS1であり、S1<SCである。
図6に示すように、回路遮断器の主回路を流れる電流値が基準値Iであるとき、可動鉄心2に作用する電磁力の値は、比較例1に係る過電流引外し装置90においてはSCであり、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10および比較例2に係る過電流引外し装置においてはS1である。
回路遮断器の主回路を流れる電流値が基準値I+ΔIであるときに可動鉄心2に作用する電磁力とばね機構4の付勢力との差分が、駆動力成分となる。比較例1に係る過電流引外し装置90においては、可動鉄心2に作用する電磁力EC1の値とばね機構4の付勢力の値SCとの差分であるΔEC1が駆動力成分となる。
本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10においては、可動鉄心2に作用する電磁力E1の値とばね機構4の付勢力の値S1との差分であるΔE1が駆動力成分となる。比較例2に係る過電流引外し装置においては、可動鉄心2に作用する電磁力EC2の値とばね機構4の付勢力の値S1との差分であるΔEC2が駆動力成分となる。
図6に示すように、比較例2に係る過電流引外し装置においては、狭路部5cを備えていないため、吸引磁路M2aから作用する第2電磁力F2も回路遮断器の主回路を流れる電流値の増加に応じて大きくなり、駆動力成分ΔEC2は、比較例1に係る過電流引外し装置90の駆動力成分ΔEC1より小さくなる。
本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10においては、狭路部5cが副磁路M2を流れる磁束によって磁気飽和しているため、副磁路M2を流れる磁束は、回路遮断器の主回路を流れる電流値が基準値Iより高くなっても一定の磁束となる。よって、吸引磁路M2aから作用する第2電磁力F2は、回路遮断器の主回路を流れる電流値の増加によらず一定値に制限される。その結果、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10においては、駆動力成分ΔE1を、比較例1に係る過電流引外し装置90の駆動力成分ΔEC1と同等に維持することができる。
次に、可動鉄心2の駆動開始後の動作について説明する。まず、副磁路M2を流れる磁束は、狭路部5cによって一定の磁束に制限されており、かつ、図3に示すように吸引磁路M2aを流れる磁束と分流磁路M2bを流れる磁束との和となっている。
図2に示すように、可動鉄心2が初期位置Aから離れるにしたがって、対向部5aと可動鉄心2との磁気ギャップが大きくなり、吸引磁路M2aの磁気抵抗が分流磁路M2bの磁気抵抗より大きくなることで、副磁路M2を流れる磁束は分流磁路M2bを流れるようになる。副磁路M2を流れる磁束は狭路部5cの磁気飽和により一定の磁束となっているため、分流磁路M2bを流れる磁束が増加するにしたがって吸引磁路M2aを流れる磁束が減少する。これにより、吸引磁路M2aから駆動方向と反対方向に可動鉄心2に作用する第2電磁力F2が減少する。
可動鉄心2が駆動終了位置にあるとき、可動鉄心2と対向部5aとの間の最短距離は、貫通溝の溝幅より大きい。よって、可動鉄心2が1対の端面1aに接している駆動終了位置にあるとき、吸引磁路M2aは、分流磁路M2bに比べて磁気パーミアンスが小さい。
図5に示すように、可動鉄心2の駆動開始後の位置Bにおいて、吸引磁路M2aを流れる磁束が分流磁路M2bに転流し、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10の可動鉄心2に作用する電磁力R1は、比較例1に係る過電流引外し装置90の可動鉄心2に作用する電磁力RCと同等まで増大する。
可動鉄心2の駆動力は、可動鉄心2に作用する電磁力とばね機構4の付勢力との差分である。図5に示すように、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10の可動鉄心2の駆動力(R1-Q)は、駆動開始時から駆動終了時まで、比較例1に係る過電流引外し装置90の可動鉄心2の駆動力(RC-QC)より大きい。そのため、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10は、比較例1に係る過電流引外し装置90に比較して、引外し動作時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10においては、主磁路M1の一部と並列となる副磁路M2において吸引磁路M2aと並列に狭路部5cと接続されるとともに狭路部5cより磁気パーミアンスが大きい分流磁路M2bが形成されており、可動鉄心2が駆動開始する初期位置Aにあるとき、狭路部5cは、副磁路M2を流れる磁束によって磁気飽和しているため、駆動開始時から駆動終了時まで大きな駆動力を確保して引外し動作時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10においては、可動鉄心2が初期位置Aにあるとき、吸引磁路M2aは、分流磁路M2bに比べて磁気パーミアンスが大きく、可動鉄心2が1対の端面1aに接している駆動終了位置にあるとき、吸引磁路M2aは、分流磁路M2bに比べて磁気パーミアンスが小さい。これにより、駆動開始初期の駆動力を大きく確保して駆動動作を速くするとともに、駆動途中においても駆動力も大きく確保して引外し動作時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10においては、磁性体部5に分流部5bとなる貫通溝が設けられており、可動鉄心2が初期位置Aにあるとき、可動鉄心2と対向部5aとの間の最短距離は、貫通溝の溝幅より小さく、可動鉄心2が駆動終了位置にあるとき、可動鉄心2と対向部5aとの間の最短距離は、貫通溝の溝幅より大きい。これにより、貫通溝の溝幅を変更することによって、吸引磁路M2aと分流磁路M2bとの切り替わるタイミングを調整することができる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置について図面を参照して説明する。本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置は、分流部の構成のみ、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10と異なるため、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10と同様である構成については説明を繰り返さない。
図7は、本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。図7においては、ばね機構4を図示していない。
図7に示すように、本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置20においては、磁性体部25は、狭路部5cと、対向部5aと、分流部25bとを含む。分流部25bは、磁性体部25に設けられた貫通孔である。具体的には、正面から見て、上下方向に長手方向を有するスリット状の貫通孔が磁性体部25に設けられている。
本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置20においては、分流磁路は、上記貫通孔の内側の空隙部、および、貫通孔を互いの間に挟んで並行して位置する1対の並行部25pによって構成されている。1対の並行部25pは、狭路部5cに比べて磁気パーミアンスが小さい。
1対の並行部25pは、副磁路M2を流れる磁束によって磁気飽和し、磁気抵抗の高い状態となる。これにより、実施の形態1に係る過電流引外し装置10と同様に、スリット状の貫通孔の幅により定まる磁気抵抗を有する分流磁路を形成して、駆動力を確保することができる。本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置20においては、磁性体部25が一体の部品として構成されるため、磁性体部25が分割された部品で構成されている場合に比較して、分流部25bを高精度に構成して分流磁路の所望の磁気パーミアンスを容易に得ることができる。
図8は、本発明の実施の形態2の変形例に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。図8においては、ばね機構4を図示していない。
図8に示すように、本発明の実施の形態2の変形例に係る過電流引外し装置20aにおいては、磁性体部25aは、狭路部5cと、対向部5aと、分流部25abとを含む。分流部25abは、磁性体部25aに設けられた貫通孔である。具体的には、正面から見て、円形状の貫通孔が磁性体部25aに設けられている。
本発明の実施の形態2の変形例に係る過電流引外し装置20aにおいては、分流磁路は、上記貫通孔の内側の空隙部、および、貫通孔を互いの間に挟んで並行して位置する1対の並行部25apによって構成されている。1対の並行部25apは、狭路部5cに比べて磁気パーミアンスが小さい。
本発明の実施の形態2の変形例に係る過電流引外し装置20aにおいても、貫通孔の径により定まる磁気抵抗を有する分流磁路を形成して、駆動力を確保することができる。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3に係る過電流引外し装置について図面を参照して説明する。本発明の実施の形態3に係る過電流引外し装置は、狭路部の構成のみ、本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置20と異なるため、本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置20と同様である構成については説明を繰り返さない。
図9は、本発明の実施の形態3に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す斜視図である。図9においては、ばね機構4を図示していない。
図9に示すように、本発明の実施の形態3に係る過電流引外し装置30においては、磁性体部35は、狭路部35cと、対向部5aと、分流部25bとを含む。磁性体部35には、上下方向に貫通する2つの貫通孔35hが左右方向に間隔をあけて設けられている。狭路部35cは、前後方向において貫通孔35hの縁と磁性体部35の外縁との間に位置する部分である。
本発明の実施の形態3に係る過電流引外し装置30においては、上下方向に貫通する貫通孔35hによって狭路部35cを構成することにより、凹条溝5gによって狭路部5cを構成する場合に比較して、磁性体部35の剛性を磁性体部25の剛性より高くすることができる。
図10は、本発明の実施の形態3の変形例に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す斜視図である。図10においては、ばね機構4を図示していない。
図10に示すように、本発明の実施の形態3の変形例に係る過電流引外し装置30aにおいては、磁性体部35aは、狭路部35acと、対向部5aと、分流部25abとを含む。分流部25abは、磁性体部35aに設けられた貫通孔である。具体的には、正面から見て、円形状の貫通孔が磁性体部35aに設けられている。
磁性体部35aには、上下方向に貫通する1つの貫通孔35ahが設けられている。狭路部35acは、前後方向において貫通孔35ahの縁と磁性体部35aの外縁との間に位置する部分である。
本発明の実施の形態3の変形例に係る過電流引外し装置30aにおいては、上下方向に貫通する貫通孔35ahによって狭路部35acを構成することにより、凹条溝5gによって狭路部5cを構成する場合に比較して、磁性体部35aの剛性を磁性体部25の剛性より高くすることができる。
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4に係る過電流引外し装置について図面を参照して説明する。本発明の実施の形態4に係る過電流引外し装置は、非磁性体部材をさらに備える点のみ、本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置20と異なるため、本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置20と同様である構成については説明を繰り返さない。
図11は、本発明の実施の形態4に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。図11においては、ばね機構4を図示していない。
図11に示すように、本発明の実施の形態4に係る過電流引外し装置40は、可動鉄心2と対向部5aとの間に位置するように設けられ、上記磁気ギャップを規定する非磁性体部46をさらに備える。非磁性体部46は、平板状の形状を有している。非磁性体部46は、可動鉄心2が駆動開始する初期位置Aにあるときに可動鉄心2と対向部5aとによって挟まれている。
本発明の実施の形態4に係る過電流引外し装置40においては、非磁性体部46の厚さを変更することによって、吸引磁路M2aと分流磁路M2bとの切り替わるタイミングを調整することができる。
実施の形態5.
以下、本発明の実施の形態5に係る過電流引外し装置について図面を参照して説明する。本発明の実施の形態5に係る過電流引外し装置は、柱状部をさらに備える点のみ、本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置20と異なるため、本発明の実施の形態2に係る過電流引外し装置20と同様である構成については説明を繰り返さない。
図12は、本発明の実施の形態5に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。図13は、図12のXIII部を拡大して示す正面図である。図12においては、ばね機構4を図示していない。
図12および図13に示すように、本発明の実施の形態5に係る過電流引外し装置50は、可動鉄心2と対向部5aとの間に位置するように磁性体で設けられ、上記磁気ギャップを規定する柱状部57をさらに備える。本発明の実施の形態5に係る過電流引外し装置50においては、複数の柱状部57が設けられているが、柱状部57の数は1つ以上であればよい。柱状部57は、円柱状の形状を有している。柱状部57の直径はWであり、柱状部57の高さはhである。柱状部57は、可動鉄心2が駆動開始する初期位置Aにあるときに可動鉄心2と対向部5aとによって挟まれている。
柱状部57の磁気パーミアンスは、狭路部5cの磁気パーミアンスより小さい。柱状部57は、副磁路M2を流れる磁束によって磁気飽和し、磁気抵抗の高い状態となる。これにより、柱状部57の高さhを変更することによって、吸引磁路M2aと分流磁路M2bとの切り替わるタイミングを調整することができる。
実施の形態6.
以下、本発明の実施の形態6に係る過電流引外し装置について図面を参照して説明する。本発明の実施の形態6に係る過電流引外し装置は、可動鉄心の駆動方向および磁性体部の配置が主に、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10と異なるため、本発明の実施の形態1に係る過電流引外し装置10と同様である構成については説明を繰り返さない。
図14は、本発明の実施の形態6に係る過電流引外し装置の引外し動作前の状態を示す正面図である。図15は、本発明の実施の形態6に係る過電流引外し装置の引外し動作後の状態を示す正面図である。図14および図15においては、主磁路を点線、副磁路を1点鎖線で示している。
図14および図15に示すように、本発明の実施の形態6に係る過電流引外し装置60は、導線3と、固定鉄心61と、可動鉄心62と、磁性体部65とを備える。
固定鉄心61は、導線3の外周を囲みつつ互いに面する1対の端面61aを有し、導線3の通電により励磁される。固定鉄心61は、積層された磁性鋼板で構成されている。固定鉄心61は、正面から見て、C字状の形状を有している。1対の端面61aの各々は、傾斜面であり、導線3から離れるにしたがって端面61a同士の間隔が狭まるように傾斜している。
可動鉄心62は、1対の端面61aに接離可能に設けられ、導線3の通電によって発生する磁束の主磁路M1を固定鉄心61とともに構成し、導線3側とは反対側に付勢する付勢力FS6をばね機構4から負荷されている。具体的には、可動鉄心62は、端面61a同士の間において、上下方向に移動可能に設けられている。可動鉄心62は、上方に配置されたばね機構4と接続されており、ばね機構4から上向きの付勢力FS6を負荷されている。可動鉄心62は、磁性体で構成されている。
可動鉄心62は、固定鉄心61の1対の端面61aと平行に位置する1対の側面を有している。すなわち、可動鉄心62の1対の側面は、可動鉄心62が駆動されて上方に移動した際に固定鉄心61の1対の端面61aと面接触する形状を有している。
磁性体部65は、固定鉄心61に接続され、主磁路M1の一部と並列となるように主磁路M1から分岐した副磁路M2を構成する。本実施の形態においては、磁性体部65は、固定鉄心1の内側に配置されている。磁性体部65は、略平板状の外形を有している。磁性体部65は、狭路部65cと、対向部65aと、分流部65bとを含む。
磁性体部65の上面に、正面から見て互いに左右方向に間隔をあけて、1対の凹条溝65gが設けられている。1対の凹条溝65gの各々の底に隣接するように2つの狭路部65cが位置している。狭路部65cは、主磁路M1に比べて磁気パーミアンスが小さい。
対向部65aは、可動鉄心62と磁気ギャップを介して対向配置され、導線3の通電時に可動鉄心62との間に発生する磁束によって可動鉄心62を吸引する。対向部65aは、磁性体部65の上面において凹条溝65g同士の間に位置する部分である。
分流部65bは、副磁路M2において、導線3の通電時に可動鉄心62と対向部65aとの間に発生する磁束が通る図14に示す吸引磁路M2aと並列に狭路部65cと接続されるとともに狭路部65cより磁気パーミアンスが大きい図15に示す分流磁路M2bを形成するために設けられている。本実施の形態においては、分流部65bは、凹条溝65g同士の間において凹条溝65gに平行に延在するように磁性体部65に設けられた貫通溝である。
図14に示すように、可動鉄心62には、主磁路M1から第1電磁力F1、および、吸引磁路M2aから第1電磁力F1とは反対向きの第2電磁力F2が作用する。可動鉄心62は、第1電磁力F1と第2電磁力F2との差分が付勢力FS6より大きくなったときから、1対の端面61aに接近するように上方向に駆動される。
回路遮断器の主回路を流れる電流値が基準値を超えたとき、可動鉄心62に加わる電磁力がばね機構4の付勢力を上回ることで、可動鉄心62が上方向に駆動されて図15に示す駆動終了位置まで移動する。
可動鉄心62が初期位置Aにあるとき、可動鉄心62と対向部65aとの間の最短距離は、貫通溝の溝幅より小さい。よって、可動鉄心62が初期位置Aにあるとき、吸引磁路M2aは、分流磁路M2bに比べて磁気パーミアンスが大きい。そのため、副磁路M2を流れる磁束は、吸引磁路M2aを主に流れる。このとき、狭路部65cは、副磁路M2を流れる磁束によって磁気飽和している。その結果、副磁路M2を流れる磁束は、回路遮断器の主回路を流れる電流値が基準値より高くなっても一定の磁束となる。
次に、可動鉄心62の駆動開始後の動作について説明する。まず、副磁路M2を流れる磁束は、狭路部65cによって一定の磁束に制限されており、かつ、吸引磁路M2aを流れる磁束と分流磁路M2bを流れる磁束との和となっている。
図15に示すように、可動鉄心62が初期位置Aから離れるにしたがって、対向部65aと可動鉄心62との磁気ギャップが大きくなり、吸引磁路M2aの磁気抵抗が分流磁路M2bの磁気抵抗より大きくなることで、副磁路M2を流れる磁束は分流磁路M2bを流れるようになる。副磁路M2を流れる磁束は狭路部65cの磁気飽和により一定の磁束となっているため、分流磁路M2bを流れる磁束が増加するにしたがって吸引磁路M2aを流れる磁束が減少する。これにより、吸引磁路M2aから駆動方向と反対方向に可動鉄心2に作用する第2電磁力F2が減少する。
可動鉄心62が駆動終了位置にあるとき、可動鉄心62と対向部65aとの間の最短距離は、貫通溝の溝幅より大きい。よって、可動鉄心62が1対の端面61aに接している駆動終了位置にあるとき、吸引磁路M2aは、分流磁路M2bに比べて磁気パーミアンスが小さい。
本発明の実施の形態6に係る過電流引外し装置60においては、主磁路M1の一部と並列となる副磁路M2において吸引磁路M2aと並列に狭路部65cと接続されるとともに狭路部65cより磁気パーミアンスが大きい分流磁路M2bが形成されており、可動鉄心62が駆動開始する初期位置Aにあるとき、狭路部65cは、副磁路M2を流れる磁束によって磁気飽和しているため、駆動開始時から駆動終了時まで大きな駆動力を確保して引外し動作時間を短縮することができる。
上述した実施の形態の説明において、組み合わせ可能な構成を相互に組み合わせてもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではない。また、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1,61 固定鉄心、1a,61a 端面、2,62 可動鉄心、3 導線、4 ばね機構、5,25,25a,35,35a,65 磁性体部、5c,35c,65c 狭路部、5a,65a 対向部、5b,25ab,25b,65b 分流部、5g,65g 凹条溝、10,20,20a,30,30a,40,50,60,90 過電流引外し装置、25ap,25p 並行部、35ah,35h 貫通孔、46 非磁性体部、57 柱状部、A 初期位置、B 駆動終了位置、M1 主磁路、M2b 分流磁路、M2a 吸引磁路。

Claims (7)

  1. 導線と、
    前記導線の外周を囲みつつ互いに面する1対の端面を有し、前記導線の通電により励磁される固定鉄心と、
    前記1対の端面に接離可能に設けられ、前記導線の通電によって発生する磁束の主磁路を前記固定鉄心とともに構成し、導線側とは反対側に付勢する付勢力を負荷されている可動鉄心と、
    前記固定鉄心に接続され、前記主磁路の一部と並列となるように前記主磁路から分岐した副磁路を構成する磁性体部とを備え、
    前記磁性体部は、
    前記主磁路に比べて磁気パーミアンスが小さい狭路部と、
    前記可動鉄心と磁気ギャップを介して対向配置され、前記導線の通電時に前記可動鉄心との間に発生する磁束によって前記可動鉄心を吸引する対向部と、
    前記副磁路において、前記導線の通電時に前記可動鉄心と前記対向部との間に発生する磁束が通る吸引磁路と並列に前記狭路部と接続されるとともに前記狭路部より磁気パーミアンスが大きい分流磁路を形成するための分流部とを含み、
    前記可動鉄心には、前記主磁路から第1電磁力、および、前記吸引磁路から前記第1電磁力とは反対向きの第2電磁力が作用し、
    前記可動鉄心は、前記第1電磁力と前記第2電磁力との差分が前記付勢力より大きくなったときから、前記1対の端面に接近する方向に駆動され、
    前記可動鉄心が駆動開始する初期位置にあるとき、前記狭路部は、前記副磁路を流れる磁束によって磁気飽和している、過電流引外し装置。
  2. 前記分流部は、前記磁性体部に設けられた貫通孔である、請求項1に記載の過電流引外し装置。
  3. 前記分流磁路は、前記貫通孔の内側の空隙部、および、前記貫通孔を互いの間に挟んで並行して位置する1対の並行部によって構成されており、
    前記1対の並行部は、前記狭路部に比べて磁気パーミアンスが小さい、請求項2に記載の過電流引外し装置。
  4. 前記可動鉄心が前記初期位置にあるとき、前記吸引磁路は、前記分流磁路に比べて磁気パーミアンスが大きく、
    前記可動鉄心が前記1対の端面に接している駆動終了位置にあるとき、前記吸引磁路は、前記分流磁路に比べて磁気パーミアンスが小さい、請求項1に記載の過電流引外し装置。
  5. 前記磁性体部には、前記分流部となる貫通溝が設けられており、
    前記可動鉄心が前記初期位置にあるとき、前記可動鉄心と前記対向部との間の最短距離は、前記貫通溝の溝幅より小さく、
    前記可動鉄心が前記駆動終了位置にあるとき、前記可動鉄心と前記対向部との間の最短距離は、前記貫通溝の前記溝幅より大きい、請求項4に記載の過電流引外し装置。
  6. 前記可動鉄心と前記対向部との間に位置するように設けられ、前記磁気ギャップを規定する非磁性体部をさらに備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の過電流引外し装置。
  7. 前記可動鉄心と前記対向部との間に位置するように磁性体で設けられ、前記磁気ギャップを規定する柱状部をさらに備え、
    前記柱状部の磁気パーミアンスは、前記狭路部の磁気パーミアンスより小さい、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の過電流引外し装置。
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