JP6786108B2 - 交流ソレノイド - Google Patents

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Description

本開示は、交流電源で駆動するソレノイドに関する。
特許文献1には、励磁コイルに交流電流を流すことにより発生する磁力を利用して、可動鉄心を直線運動させる交流ソレノイドが記載されている。
実開平4−710号公報
特許文献1に記載された従来の交流ソレノイド100は、図9に示すように、可動鉄心101と、固定鉄心102と、励磁コイル103とを備える。可動鉄心101は、磁極間吸引力および漏洩型吸引力によって移動する。磁極間吸引力は、可動鉄心101と固定鉄心102の磁極部102a,102bとの間に働く磁力である。漏洩型吸引力は、可動鉄心101からの漏洩磁束と励磁コイル103を流れるコイル電流との間に作用するローレンツ力である。また、従来の交流ソレノイド100では、駆動時に可動鉄心101は、固定鉄心102の一部(ここでは、磁極部102b)と接触する位置まで移動し、その位置(以下、保持位置)に保持される。このとき、可動鉄心101と固定鉄心102との衝突により両者が接触する接触部位Aから騒音が発生する。なお、図9の右図が、可動鉄心101が保持位置にある状態を示す。更に、従来の交流ソレノイド100では、可動鉄心101の移動に応じて、可動鉄心101と固定鉄心102の磁極部102a,102bとの間のギャップGが狭くなるほど可動鉄心101および固定鉄心102が形成するループ状の磁気回路における磁気抵抗が減少する。また、励磁コイル103内への可動鉄心101の挿入量Bが増えるほど励磁コイル103のインダクタンスが増大する。そして、磁気抵抗が大きく、励磁コイル103のインダクタンスが小さい駆動開始時には、漏洩型吸引力が優位に作用し、大きな始動電流が流れる。その後、移動が完了し可動鉄心101が保持位置に保持された状態では、磁極間吸引力が優位に作用し、相対的に小さな保持電流が流れる。なお、始動電流は瞬間的に保持電流の10倍程度の大きさとなることが知られている。
これらの事項に対する発明者の詳細な検討の結果、以下の課題が見出された
(1)交流ソレノイドへの給電を行う電源や、給電をオンオフ制御する電磁接触器等の周辺機器は、瞬間的に流れる大きな始動電流に耐える部品を使用して製造する必要がある。このため、交流ソレノイドを用いて構成される装置の装置規模が大型化し、また、省電力化の妨げにもなっている。
(2)交流ソレノイドは、その駆動時に、何らかの理由で可動鉄心の移動が妨げられ保持位置まで移動できない場合、保持電流より大きな始動電流が流れ続けることで、対策を施さなければ焼損に至るおそれがある。
(3)(2)の理由により、騒音の発生源となる可動鉄心と固定鉄心との接触部位に、ゴム等の緩衝部材を配置することができない。
本開示は、交流ソレノイドの駆動開始時に保持電流より大きな始動電流が流れることを抑制する技術を提供する。
本開示の一態様に係る交流ソレノイドは、可動コイルと、固定鉄心と、励磁コイルとを備える。
可動コイルは、中空筒状に形成される。
固定鉄心は、基部と一つ以上の枝部とを有する。基部は、可動コイルの中空部分に挿通され、可動コイルの移動をガイドする柱状に形成される。枝部は、可動コイルの移動を妨げることなく基部と共にギャップを有したループ状の磁気回路を形成する。
励磁コイルは、磁気回路に磁束を発生させる。
このような構成によれば、可動コイルの移動によって、磁気回路中のギャップの大きさ(即ち、磁気抵抗)や励磁コイルのインダクタンスが変化しないため、駆動電流を一定とすることができる。その結果、交流ソレノイドの周辺機器は、大きな始動電流に対処する必要がないため、交流ソレノイドを用いて構成される装置の小型化、省電力化を実現することができる。また、何らかの理由で可動コイルの移動が妨げられたとしても、駆動電流の大きさは変化しないため、焼損の発生を抑制することができるだけでなく、可動コイルが衝突して騒音の発生源となる部位に、騒音を抑制する緩衝部材を配置することも可能となる。
第1実施形態の交流ソレノイドの全体構成を示す斜視図である。 第1実施形態の交流ソレノイドを構成する各部品の斜視図である。 可動コイルの長さと枝部対向面の幅との関係を示す説明図である。 可動コイルの長さと枝部対向面の幅との関係の他の例を示す説明図である。 第2実施形態の交流ソレノイドの全体構成を示す斜視図である。 第3実施形態の交流ソレノイドの固定鉄心の形状および全体構成を示す斜視図である。 第4実施形態の交流ソレノイドの固定鉄心の形状および全体構成を示す斜視図である。 第5実施形態の交流ソレノイドの固定鉄心の形状および全体構成を示す斜視図である。 従来の交流ソレノイドの構成を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1および図2に示す交流ソレノイド1は、交流電源により駆動されるソレノイドである。交流ソレノイド1は、固定鉄心11と、可動コイル12と、励磁コイル13とを備える。
固定鉄心11は、電磁鋼帯を積層した鋼材により製造されている。固定鉄心11は、基部111と枝部112とを有する。
基部111は、四角形の断面を有する柱状に形成された部位である。以下では、基部111の長手方向の一端を開放端、他端を連結端という。
枝部112は、第1部位112a、第2部位112b、第3部位112cを有する。第1部位112aは、基部111の連結端から基部111の長手方向に対する直交方向に延設された四角柱状の部位である。第2部位112bは、第1部位112aの基部111との連結端とは反対側の端部から基部111の長手方向に沿って、即ち、基部111と平行となるように延設された四角柱状の部位である。第3部位112cは、第2部位112bの第1部位112a側端とは反対側の端部から第1部位112aと平行に基部111に向けて延設された四角柱状の部位である。第3部位112cは、基部111の側面と間隔を空けて対向する。この基部111と対向する第3部位112cの先端部分の面を、以下では、枝部対向面11bという。また、基部111の側面において枝部対向面11bと対向する部位を、基部対向面11aという。なお、基部対向面11aと枝部対向面11bとの間隔は、基部111に取り付けられた可動コイル12の移動を邪魔することのない幅となるように設定される。
このように構成された固定鉄心11は、ギャップを有するループ状の磁気回路を形成する。なお、基部対向面11aと枝部対向面11bとの間の空間が、磁気回路のギャップに相当する。
可動コイル12は、ボビン121とボビン121に巻回された銅線122とを有する。
ボビン121は、合成樹脂により中空筒状に形成された部材である。ボビン121の中空部位には、固定鉄心11の基部111が挿通される。基部111に挿通されたボビン121は、基部111にガイドされて基部111の長手方向に沿って任意に移動可能となる。
可動コイル12において、銅線122が巻きつけられている部位を銅線部位12aという。可動コイル12は、銅線部位12aの全長Lが、基部111の長手方向における基部対向面11aの幅(即ち、枝部対向面11bの幅)より長くなるように設定されている。そして、基部111に取り付けられた可動コイル12の移動が許容される移動範囲は、図3に示すように、枝部対向面11bの全体が、常に銅線部位12aと対向するような範囲に設定される。図3は、可動コイル12が、基部111の開放端側における移動範囲の境界に位置している状態である。図中の符号Sで示す範囲は、可動コイル12のストロークである。
励磁コイル13は、ボビン131とボビン131に巻回された銅線132とを有する。
ボビン131は、合成樹脂により中空筒状に形成された部材である。ボビン131の中空部位には、枝部112の第3部位112cが挿通され、その状態で、ボビン131は第3部位112cに接着等によって固定される。
つまり、励磁コイル13に交流の駆動電流Iが流れると、固定鉄心11が形成する磁気回路には、駆動電流Iに応じた磁束密度Bを有する磁束が発生する。なお、磁束の向きは、駆動電流Iの流れる方向に従って反転する。
そして、可動コイル12が移動範囲内に位置する場合、磁気回路を流れる磁束は、可動コイル12の銅線部位12aを貫くことになる。これにより励磁コイル13により磁気回路を流れる磁束の方向、および可動コイル12の銅線122にて電流が流れる方向に従って決まる向きに発生するローレンツ力Fにより、可動コイル12は、基部111の長手方向に沿った所定方向に移動する。
ここでは、可動コイル12の銅線122および励磁コイル13の銅線132の巻回方向および両銅線122,132の接続は、両銅線122,132に駆動電流が同時に流れ、かつ、基部111の連結端側に向けたローレンツ力Fが発生するように設定される。なお、可動コイル12および励磁コイル13に同時に駆動電流を流すことにより、電流の方向および磁束の流れる方向が同時に反転するため、図1中のローレンツの左手の法則を表すF,B,Iの関係図に示す通り、可動コイル12には、常に同じ方向のローレンツ力Fが作用することになる。
[1−2.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1a)交流ソレノイド1によれば、可動コイル12の移動によって、磁気回路中のギャップの大きさ(即ち、磁気抵抗)や励磁コイル13のインダクタンスが変化しないため、駆動電流を一定にすることができる。その結果、交流ソレノイド1の周辺機器は、大きな始動電流に対処する必要がないため、交流ソレノイドを用いて構成される装置の小型化、省電力化を実現することができる。
(1b)交流ソレノイド1によれば、何らかの理由で可動コイル12の移動が妨げられたとしても、駆動電流の大きさは変化しないため、焼損の発生を抑制することができるだけでなく、可動コイル12が衝突して騒音の発生源となる接触部位に、騒音を抑制する緩衝部材を配置することもできる。
(1c)交流ソレノイド1によれば、可動コイル12の移動範囲は、可動コイル12の銅線部位12aと枝部対向面11bとが常に対向するように設定されている。このため、移動範囲内では、その位置に寄らず、同じ大きさのローレンツ力Fを発生させることができるだけでなく、磁気回路に発生する磁束を最大限に有効利用することができる。
[1−3.変形例]
上記実施形態では、可動コイル12の銅線部位12aの全長Lが、基部対向面11aおよび枝部対向面11bの幅より長くなるように設定されているがこれに限定されるものではない。図4に示すように、逆に、銅線部位12aの全長Lが、基部対向面11aおよび枝部対向面11bの幅より短くなるように設定してもよい。この場合、可動コイル12の可動範囲を、銅線部位12aの全体が、常に枝部対向面11bと対向した状態となるように設定する。これにより移動範囲内では、その位置に寄らず、同じ大きさのローレンツ力Fを発生させることができる。また、この場合、可動コイル12を小型、軽量化することができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図5に示す交流ソレノイド2は、固定鉄心21と、可動コイル22とを備える。固定鉄心21および可動コイル22は、第1実施形態における固定鉄心11および可動コイル12と同様に構成されている。
つまり、交流ソレノイド2は、交流ソレノイド1から励磁コイル13を省略したものである。交流ソレノイド2では、可動コイル22が励磁コイルを兼ねており、可動コイル22に流れる電流によって固定鉄心21の磁気回路に磁束を発生させる。
[2−2.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1c)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(2a)交流ソレノイド2によれば、装置構成が簡素化されるため、製造の手間を削減することができる。
[3.第3実施形態]
[3−1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図6に示す交流ソレノイド3は、固定鉄心31と、可動コイル32と、一対の励磁コイル33,34とを備える。可動コイル32は第1実施形態における可動コイル12と同様に構成されている。一対の励磁コイル33,34は、それぞれ第1実施形態における励磁コイル13と同様に構成されている。
固定鉄心31は、基部311と、一対の枝部312,313とを有する。基部311および枝部312は、第1実施形態における基部111および枝部112と同様に構成されている。枝部313は、枝部312を左右反転させた形状を有しており、基部311に対して枝部312とは線対称な位置に配置されている。つまり、固定鉄心31は、ギャップを有するループ状の磁気回路を、基部311を挟んで左右対称に二つ形成するように構成されている。
そして、枝部313には、枝部312における励磁コイル33と同様に、励磁コイル34が取り付けられている。
また、各コイル32〜34における各銅線の巻回方向および銅線間の接続は、次のように設定される。即ち、各コイル32〜34の銅線に駆動電流が同時に流れる。枝部312,313と基部311との間にそれぞれ形成される磁気回路のギャップにて可動コイル32に作用するローレンツ力が、いずれも同じ向きとなる。
[3−2.効果]
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1c)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(3a)交流ソレノイド3によれば、可動コイル32に作用させる磁束を、複数の励磁コイル33,34により発生させているため、個々の励磁コイル33,34における銅線の巻回数を削減すること、ひいては個々の励磁コイル33,34を小型、軽量化することができる。
[4.第4実施形態]
[4−1.第1実施形態との相違点]
第4実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図7に示す交流ソレノイド4は、固定鉄心41と、可動コイル42と、励磁コイル43とを備える。固定鉄心41および可動コイル42は、固定鉄心41の厚さを増加させ、それに応じて形状変更を可動コイル42に加えている以外は、第1実施形態における可動コイル12および第1実施形態の固定鉄心11を変形させた第3実施形態の固定鉄心31と同様に構成されている。
励磁コイル43は、可動コイル42と同様に構成され、固定鉄心41の基部411に固定されている。但し、基部411において、可動コイル42の移動範囲外、ここでは、基部411の連結端側に固定されている。
[4−2.効果]
以上詳述した第4実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1c)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(4a)交流ソレノイド4によれば、励磁コイル43を基部411に取り付けているため、これを枝部412,413に取り付ける場合と比較して、取り付けが容易となり、製造の手間を削減することができる。
[5.第5実施形態]
[5−1.第1実施形態との相違点]
第5実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図8に示す交流ソレノイド5は、固定鉄心51と、可動コイル52と、一対の励磁コイル53,54とを備える。励磁コイル53,54は、いずれも第1実施形態における励磁コイル13と同様に構成されている。
固定鉄心51は、基部511と、枝部512,513とを備える。枝部512,513は、いずれも第1実施形態における枝部112から第3部位112cを省略した形状を有する。但し、枝部513は、枝部512を左右反転させた形状を有する。基部511は、本体511aおよび一対の突出部511b,511cを備える。本体511aは、第1実施形態における基部111と同様に構成されている。一対の突出部511b,511cは、本体511aの先端から、両枝部512,513にむけて延設された四角柱状の部位である。つまり、基部511は、平面形状がT字状に形成されている。
ここでは、突出部511b,511cにおいて、それぞれ枝部512,513と間隙を空けて対向する面が基部対向面51a,51bであり、この基部対向面に対向する枝部512,513上の部位が枝部対向面51c,51dとなる。
そして、励磁コイル53,54は、その中空部位に、それぞれ突出部511b,511cを挿通させた状態で基部511に固定される。
可動コイル52は、その中空部位に、突出部511b,511cが固定された基部511を挿通させた状態で、基部511の長手方向に沿って任意に移動可能に取り付けられる。つまり、可動コイル52は、その中空部位の大きさ以外は、第1実施形態の可動コイル12と同様に構成されている。
可動コイル52の移動範囲や、各コイル52〜54における各銅線の巻回方向や、銅線間の接続は、第1実施形態の場合と同様に設定される。
交流ソレノイド5は、第3実施形態の交流ソレノイド3において、励磁コイル53,54の取り付け位置を、磁気回路のギャップの反対側、即ち、固定鉄心51の枝部512,513側から基部511側に変更した構造を有するものである。
[5−2.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1c)および第3実施形態の効果(3a)を奏する。
[6.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(6a)上記実施形態では、固定鉄心11,21,31,41,51の枝部が一つ又は二つの場合を示したがこれに限定されるものではなく、枝部を三つ以上有していてもよい。
(6b)上記実施形態では、固定鉄心11,21,31,41,51の断面形状が四角形である場合を示したがこれに限定されるものではなく、断面形状は四角形以外の多角形や円形等、任意の形状をよい。
(6c)上記実施形態では、磁気回路のギャップを構成する部位のギャップを挟んだ一方の側にだけ励磁コイルを設けているが、これに限定されるものではなく、ギャップを挟んだ両方の側にそれぞれ励磁コイルを設けてもよい。
(6d)上記実施形態では、可動コイルがボビンと銅線とで構成されているが、可動コイルには、外部の被駆動部材と連結するための構成が付加されていてもよい。
(6e)上記実施形態では、固定鉄心が固定され可動コイルが移動するものとして説明したが、可動コイルが固定され固定鉄心が移動する形態で使用してもよい。
(6f)上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1〜5…交流ソレノイド、11,21,31,41,51…固定鉄心、11a,51a,51b…基部対向面、11b,51c,51d…枝部対向面、12,22,32,42,52…可動コイル、12a…銅線部位、13,33,34,43,53,54…励磁コイル、111,311,411,511…基部、112,312,313,412,413,512,513…枝部、112a…第1部位、112b…第2部位、112c…第3部位、121,131…ボビン、122,132…銅線、511a…本体、511b,511c…突出部。

Claims (7)

  1. 中空筒状の可動コイルと、
    前記可動コイルの中空部分に挿通され、前記可動コイルの移動をガイドする柱状の基部、および前記可動コイルの移動を妨げることなく前記基部と共にギャップを有したループ状の磁気回路を形成する一つ以上の枝部を有する固定鉄心と、
    前記磁気回路に磁束を発生させる励磁コイルと、
    を備え
    前記励磁コイルは、前記基部と前記枝部とが前記磁気回路のギャップを形成する部位において、前記基部または前記枝部のうち少なくとも一方に配置されている、
    交流ソレノイド。
  2. 前記可動コイルおよび前記励磁コイルは、同時に電流が流れるように接続されている、
    請求項1に記載の交流ソレノイド。
  3. 中空筒状の可動コイルと、
    前記可動コイルの中空部分に挿通され、前記可動コイルの移動をガイドする柱状の基部、および前記可動コイルの移動を妨げることなく前記基部と共にギャップを有したループ状の磁気回路を形成する一つ以上の枝部を有する固定鉄心と、
    前記磁気回路に磁束を発生させる励磁コイルと、
    を備え、
    前記可動コイルが前記励磁コイルを兼ねる、
    流ソレノイド。
  4. 前記磁気回路のギャップにて前記基部と対向する前記枝部の部位を枝部対向面として、
    前記可動コイルは、前記基部の長手方向における全長が、前記基部の長手方向における前記枝部対向面の幅より短い、
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の交流ソレノイド。
  5. 前記磁気回路のギャップにて前記基部と対向する前記枝部の部位を枝部対向面として、
    前記可動コイルは、前記基部の長手方向における全長が、前記基部の長手方向における前記枝部対向面の幅より長い、
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の交流ソレノイド。
  6. 前記可動コイルの移動が許容される移動範囲は、前記枝部対向面の全体が、前記可動コイルにおいて銅線が巻回された部位である銅線部位と常に対向する範囲、又は前記銅線部位の全体が前記枝部対向面と常に対向する範囲に設定された
    請求項4又は請求項5に記載の交流ソレノイド。
  7. 前記可動コイルが固定され、前記固定鉄心が移動するように構成された、
    請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の交流ソレノイド。
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