JP7122912B2 - トルクコンバータ - Google Patents
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以下、本発明に係るトルクコンバータの第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、トルクコンバータ100は、回転軸Oを中心に回転可能に配置されている。トルクコンバータ100は、原動機101からのトルクを出力軸102へと出力している。例えば、出力軸102は、減速機103に連結されている。この原動機101は、例えば、電気モータ又はガソリンエンジンなどである。トルクコンバータ100は、固定軸1、トルクコンバータ本体2、遊星歯車機構3、第1クラッチ4、及び第2クラッチ5を備えている。
固定軸1は、回転不能に配置されている。例えば、固定軸1は、ケーシング104に固定されている。固定軸1の中心軸は、トルクコンバータ100の回転軸Oと略一致している。固定軸1は、円筒状である。この固定軸1の内部空間を、出力軸102が延びている。
トルクコンバータ本体2は、フロントカバー21、インペラ22、タービン23、及びステータ24を有している。
遊星歯車機構3は、サンギア31、複数の遊星ギア32、遊星キャリア33、及びリングギア34を有している。なお、第1実施形態では、サンギア31が本発明の第1ギアに相当し、リングギア34が本発明の第2ギアに相当する。
第1ワンウェイクラッチ105は、リングギア34とタービン23との間に配置されている。すなわち、リングギア34は、第1ワンウェイクラッチ105を介してタービン23に取り付けられている。第1ワンウェイクラッチ105は、タービン23からリングギア34へのトルクを伝達する一方で、リングギア34からタービン23へのトルクの伝達を遮断する。例えば、タービン23がリングギア34よりも速い回転数で回転するときに第1ワンウェイクラッチ105が結合し、タービン23からリングギア34へとトルクを伝達する。一方、リングギア34がタービン23よりも速い回転数で回転するときに第1ワンウェイクラッチ105が空転し、リングギア34からタービン23へのトルクは伝達されない。
第1クラッチ4は、リングギア34をフロントカバー21に連結するように構成されている。詳細には、第1クラッチ4がクラッチオン状態となると、リングギア34とフロントカバー21とを連結する。この結果、リングギア34とフロントカバー21とが一体的に回転する。また、第1クラッチ4がクラッチオフ状態となると、リングギア34とフロントカバー21との連結を遮断する。この結果、リングギア34とフロントカバー21とは相対回転可能となる。例えば、第1クラッチ4は、油圧式であって、1枚以上の摩擦板から構成することができる。第1クラッチ4は、フロントカバー21に取り付けられており、クラッチオン状態となると、リングギア34又はリングギア34と一体的に回転する部材に摩擦係合する。
第2クラッチ5は、遊星キャリア33をフロントカバー21に連結するように構成されている。詳細には、第2クラッチ5がクラッチオン状態となると、遊星キャリア33とフロントカバー21とを連結する。この結果、遊星キャリア33とフロントカバー21とが一体的に回転する。また、第2クラッチ5がクラッチオフ状態となると、遊星キャリア33とフロントカバー21との連結を遮断する。この結果、遊星キャリア33とフロントカバー21とが相対回転可能となる。例えば、第2クラッチ5は、油圧式であって、1枚以上の摩擦板から構成することができる。第2クラッチ5は、フロントカバー21に取り付けられており、クラッチオン状態となると、遊星キャリア33又は遊星キャリア33と一体的に回転する部材に摩擦係合する。
以上のように構成されたトルクコンバータ100の動作について説明する。
次に第2実施形態に係るトルクコンバータについて説明する。なお、以下では、第1実施形態に係るトルクコンバータと異なる部分について主に説明し、第1実施形態に係るトルクコンバータと基本的に同じ構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
なお、この第2のトルク伝達パターンは、例えば、坂道などの高負荷走行時に用いられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記各実施形態では、第1ワンウェイクラッチ105をタービン23とリングギア34又はサンギア31との間に設置しているが、第1ワンウェイクラッチ105の設置を省略してもよい。例えば、第1実施形態においてリングギア34はタービン23に直接取り付けられていてもよいし、第2実施形態においてサンギア31はタービン23に直接取り付けられていてもよい。
原動機101は、ガソリンエンジンであってもよいし、電気モータであってもよいし、これらの組合せであってもよい。原動機101を電気モータとした場合、原動機101を逆回転させてリバース走行することもできる。このリバース走行時は、例えば、第1クラッチ4をクラッチオン状態とし、第2クラッチ5をクラッチオフ状態とする。この結果、第1実施形態では、リングギア34はフロントカバー21と一体的に回転し、遊星キャリア33はフロントカバー21と相対回転可能となる。また、第2実施形態では、サンギア31はフロントカバー21と一体的に回転し、遊星キャリア33はフロントカバー21と相対回転可能となる。
上記各実施形態では、遊星キャリア33は出力軸102に直接取り付けられているが、これに限定されず、遊星キャリア33は出力軸102に間接的に取り付けられていてもよい。
2 トルクコンバータ本体
21 フロントカバー
22 インペラ
23 タービン
24 ステータ
3 遊星歯車機構
31 サンギア
32 遊星ギア
33 遊星キャリア
34 リングギア
4 第1クラッチ
5 第2クラッチ
100 トルクコンバータ
101 原動機
102 出力軸
105 第1ワンウェイクラッチ
106 第2ワンウェイクラッチ
Claims (6)
- 原動機からのトルクを出力軸へと出力するトルクコンバータであって、
原動機からトルクが入力されるフロントカバー、インペラ、タービン、及びステータ、を有するトルクコンバータ本体と、
サンギア、遊星ギア、前記出力軸へトルクを出力する遊星キャリア、及びリングギア、を有する遊星歯車機構と、
第1クラッチと、
第2クラッチと、
を備え、
前記サンギア及び前記リングギアのうち一方のギアである第1ギアは、回転不能に配置され、
前記サンギア及び前記リングギアのうち他方のギアである第2ギアは、前記タービンに取り付けられ、
前記第1クラッチは、前記第2ギアを前記フロントカバーに連結し、
前記第2クラッチは、遊星キャリアを前記フロントカバーに連結する、
トルクコンバータ。
- 前記タービンと前記第2ギアとの間に配置される第1ワンウェイクラッチをさらに備える、
請求項1に記載のトルクコンバータ。
- 固定軸をさらに備え、
前記第1ギアは、前記固定軸に固定される、
請求項1又は2に記載のトルクコンバータ。
- 前記ステータと前記固定軸との間に配置される第2ワンウェイクラッチをさらに備える、
請求項3に記載のトルクコンバータ。
- 前記第1ギアは、サンギアであり、
前記第2ギアは、リングギアである、
請求項1から4のいずれかに記載のトルクコンバータ。
- 前記第1ギアは、リングギアであり、
前記第2ギアは、サンギアである、
請求項1から4のいずれかに記載のトルクコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018167764A JP7122912B2 (ja) | 2018-09-07 | 2018-09-07 | トルクコンバータ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018167764A JP7122912B2 (ja) | 2018-09-07 | 2018-09-07 | トルクコンバータ |
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JP2020041564A JP2020041564A (ja) | 2020-03-19 |
JP7122912B2 true JP7122912B2 (ja) | 2022-08-22 |
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ID=69799224
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JP (1) | JP7122912B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001004007A (ja) | 1999-06-17 | 2001-01-09 | Exedy Corp | 車両用多段変速機 |
Family Cites Families (1)
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JPH11294556A (ja) * | 1998-04-10 | 1999-10-29 | Exedy Corp | 自動変速装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001004007A (ja) | 1999-06-17 | 2001-01-09 | Exedy Corp | 車両用多段変速機 |
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JP2020041564A (ja) | 2020-03-19 |
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