JP7122521B2 - 電気錠用通信システム、電気錠制御システム、電気錠システム、電気錠付戸、鍵装置、鍵装置の通信方法及びプログラム - Google Patents

電気錠用通信システム、電気錠制御システム、電気錠システム、電気錠付戸、鍵装置、鍵装置の通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は電気錠用通信システム、電気錠制御システム、電気錠システム、電気錠付戸、鍵装置、鍵装置の通信方法及びプログラムに関し、より詳細には、無線にて鍵装置と電気錠用通信システムの通信部とが接続する電気錠用通信システム、電気錠制御システム、電気錠システム、電気錠付戸、鍵装置、鍵装置の通信方法及びプログラムに関する。
無線にて機器に接続する装置の従来例として、特許文献1記載の無線通信装置を例示する。特許文献1において、無線通信装置は、無線ネットワークの親局として動作し、子局機器は、無線ネットワークの子局として動作する。特許文献1記載の無線通信装置は、子局機器の数が上限数K(Kは1以上の整数)に一致する状態で、特定の外部機器から無線接続要求が受信される場合に、K個の子局機器のうちの対象機器との無線接続を切断する。
特開2015-142163号公報
しかしながら、特許文献1記載の無線通信装置は、子局機器の数が上限数Kに一致する状態で、特定の外部機器から無線接続要求が受信される場合に、対象機器との無線接続を切断するまで、特定の外部機器と無線接続できなかった。したがって、特許文献1記載の無線通信装置は、特定の外部機器に接続する処理の応答性に課題があった。
本発明は、電気錠用通信システムの通信部(無線通信装置に対応)に未接続の鍵装置(特定の外部機器に対応)と通信部とが接続する処理の応答性を向上させる電気錠用通信システム、電気錠制御システム、電気錠システム、電気錠付戸、鍵装置、鍵装置の通信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電気錠用通信システムは、通信部と、管理部と、決定部と、を備える。前記通信部には、無線にて第1の台数以下の複数の鍵装置が同時に接続可能である。前記管理部は、前記通信部に接続されている前記鍵装置の台数が、第2の台数に達したとき、前記通信部に、前記通信部に接続されている前記第2の台数の前記鍵装置のうち少なくとも1つの対象鍵装置との接続を切断させる。前記第2の台数は、2以上であって前記第1の台数以下である。前記決定部は、前記少なくとも1つの対象鍵装置を所定の条件により決定する。前記鍵装置は、電気錠を動作させるための指令信号を前記通信部に送信する。前記所定の条件は、前記通信部に接続されている前記第2の台数の前記鍵装置の各々からの前記指令信号により前記電気錠が動作させられたか否かに関する条件を含む。
本発明の一態様に係る電気錠制御システムは、前記電気錠用通信システムと、電気錠制御部と、を備える。前記電気錠制御部は、前記鍵装置から送信され前記通信部で受信された、前記電気錠を動作させるための前記指令信号に応じて、前記電気錠を動作させる。
本発明の一態様に係る電気錠システムは、前記電気錠制御システムと、前記電気錠と、を備える。
本発明の一態様に係る電気錠付戸は、前記電気錠システムと、戸本体と、を備える。前記戸本体には、前記電気錠システムが取り付けられる。
本発明の一態様に係る鍵装置は、鍵側通信部を備える。前記鍵側通信部は、前記電気錠用通信システムの前記通信部に無線にて接続される。
本発明の一態様に係る鍵装置の通信方法は、電気錠用通信システムと一緒に用いられる1つの鍵装置の通信方法である。前記電気錠用通信システムは、通信部を備える。前記通信部には、第1の台数以下の複数の前記鍵装置が同時に接続可能である。前記鍵装置の通信方法は、無線にて前記通信部に接続されるステップと、前記通信部に接続されている前記鍵装置の台数が、2以上であって前記第1の台数以下の第2の台数に達し、かつ、前記通信部に接続されている前記第2の台数の前記鍵装置のうち、前記通信部との接続が切断される少なくとも1つの対象鍵装置の中の1つに該当するとき、前記通信部との接続を切断する処理を受け付けるステップと、前記少なくとも1つの対象鍵装置を所定の条件により決定するステップと、を備える。前記鍵装置は、電気錠を動作させるための指令信号を前記通信部に送信する。前記所定の条件は、前記通信部に接続されている前記第2の台数の前記鍵装置の各々からの前記指令信号により前記電気錠が動作させられたか否かに関する条件を含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記鍵装置の通信方法を、前記鍵装置のコンピュータシステムに実行させる。
本発明の一態様に係る電気錠用通信システム、電気錠制御システム、電気錠システム、電気錠付戸、鍵装置、鍵装置の通信方法及びプログラムは、電気錠用通信システムの通信部に未接続の鍵装置と通信部とが接続する処理の応答性を向上させることができる。
図1は、一実施形態に係る鍵装置及び電気錠システムのブロック図である。 図2は、同上の鍵装置及び電気錠システムの使用例の説明図である。 図3は、同上の鍵装置及び電気錠システムの電気錠用通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図4は、同上の鍵装置及び電気錠システムの電気錠用通信システムの動作例を示すフローチャートである。
以下、実施形態に係る電気錠用通信システム、電気錠制御システム、電気錠システム、電気錠付戸、鍵装置、鍵装置の通信方法及びプログラムについて、図面を用いて説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本開示の様々な実施形態の一部に過ぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(構成)
図2に示すように、本実施形態の電気錠付戸1は、電気錠システム2と、戸本体11と、を備えている。図1に示すように、電気錠システム2は、電気錠制御システム3と、電気錠21と、を備えている。電気錠制御システム3は、電気錠用通信システム4と、電気錠制御部31と、を備えている。電気錠制御部31は、電気錠21を制御して、電気錠21を動作させる。
図2に示すように、電気錠システム2は、戸本体11に取り付けられる。戸本体11は、建物12(例えば、戸建て住宅又は集合住宅の各住戸)の開口部13を開閉する。戸本体11は、例えば、玄関ドア若しくは勝手口ドア等のドア、又は掃き出し窓等の窓である。本実施形態では、戸本体11は、玄関ドアである。戸本体11は、開き戸であってもよいし、引き戸であってもよい。
図1、2に示すように、電気錠用通信システム4は、電波を媒体として無線にて1又は複数の鍵装置5に接続し、1又は複数の鍵装置5と無線通信する。ここで、接続するとは、相互に通信ができる状態にすることである。1台の電気錠用通信システム4に接続可能な鍵装置5の台数の上限(以下、第1の台数と称す)は、例えば、5(台)である。電気錠用通信システム4と、1又は複数の鍵装置5との間で無線通信が行われ、無線通信の内容に応じて、電気錠21により戸本体11が施錠又は解錠される。
鍵装置5は、例えば、スマートフォン等の携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)若しくはタブレット型端末等の携帯端末である。ただし、鍵装置5は携帯端末に限らず、例えば、IC(Integrated Circuit)タグ等であってもよい。本実施形態では、鍵装置5は複数(例えば、6台)用意されているとする。複数の鍵装置5は、複数のユーザ(例えば、図2に示すユーザU1)に携帯される。複数の鍵装置5の各々は、電気錠用通信システム4に予め登録されている。複数の鍵装置5には、互いに異なる識別情報が割り当てられている。電気錠用通信システム4は、各鍵装置5の識別情報に基づいて、複数の鍵装置5を識別する。
電気錠用通信システム4と各鍵装置5とは、例えばBLE[Bluetooth(登録商標) Low Energy]の規格に準拠した近距離無線通信を行うように構成されている。BLEとは、無線PAN(Personal Area Network)技術であるBluetooth(登録商標)の仕様における低消費電力仕様の呼称である。
鍵装置5は、鍵側通信部51を備えている。鍵装置5は、鍵側制御部52と、鍵側記憶部M5と、鍵側操作部Op5と、を更に備えている。
鍵側通信部51は、アンテナと、通信回路と、を有している。鍵側通信部51は、電気錠用通信システム4の後述の錠側通信部41(通信部)と無線にて接続し通信する。鍵側通信部51は、錠側通信部41から送信されたアドバタイズ信号Sig1を受信すると、応答信号Sig2を送信する。より詳細には、鍵側通信部51は、アドバタイズ信号Sig1を受信すると、応答信号Sig2の送信を一定時間の間繰り返す。また、鍵側通信部51は、錠側通信部41に接続されている間、応答信号Sig2を錠側通信部41に間欠的に送信する。
鍵側制御部52は、鍵側通信部51の動作を制御する。
各鍵装置5は、鍵情報と、自身の識別情報とを鍵側記憶部M5に記憶している。
鍵側操作部Op5は、例えば、鍵装置5のタッチパネルである。
電気錠用通信システム4は、錠側通信部41(通信部)と、錠側制御部42と、を備えている。錠側制御部42は、管理部43と、決定部44と、接続制限部45と、認証部46と、エリア判定部47と、タイマ部48と、を有している。電気錠用通信システム4は、錠側記憶部M4と、錠側操作部Op4と、を更に備えている。
錠側通信部41は、鍵側通信部51と無線にて接続し通信する。錠側通信部41は、アンテナと、通信回路と、を有している。錠側通信部41は、アドバタイズ信号Sig1を間欠的に(例えば、1秒間隔で)送信する。錠側通信部41は、鍵装置5の鍵側通信部51がアドバタイズ信号Sig1を受信したときに送信する応答信号Sig2を受信する。錠側通信部41は、応答信号Sig2を受信すると、応答信号Sig2に含まれている、送信元の鍵装置5の識別情報及び鍵情報等の情報を錠側制御部42に出力する。
また、錠側通信部41は、受信した信号(例えば、応答信号Sig2)の受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)を計測する。錠側通信部41は、計測した受信強度の計測値を錠側制御部42に出力する。
錠側制御部42及び鍵側制御部52の各々は、例えば、中央処理装置等のプロセッサを有するコンピュータ(マイクロコンピュータ)により構成されている。すなわち、本開示における電気錠用通信システム4、電気錠制御システム3、電気錠システム2、電気錠付戸1、鍵装置5及び鍵装置5の通信方法の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、1又は複数のコンピュータを有している。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における電気錠用通信システム4、電気錠制御システム3、電気錠システム2、電気錠付戸1、鍵装置5及び鍵装置5の通信方法の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよいし、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ(磁気ディスク)等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
錠側記憶部M4は、錠側制御部42のメモリとして用いられてもよい。また、鍵装置5の鍵側記憶部M5は、鍵側制御部52のメモリとして用いられてもよい。
管理部43は、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達したとき、錠側通信部41に、錠側通信部41に接続されている第2の台数の鍵装置5のうち1つの対象鍵装置との接続を切断させる。第2の台数は、2以上であって第1の台数(5台)以下の数である。本実施形態では、第2の台数は5(台)である。すなわち、第2の台数は、錠側通信部41に接続可能な鍵装置5の台数の上限である第1の台数と等しい。
決定部44は、対象鍵装置を所定の条件により決定する。所定の条件については後述する。
接続制限部45は、対象鍵装置と錠側通信部41との接続が管理部43により切断されると、所定の復帰条件を満たすまで、対象鍵装置と錠側通信部41とが接続することを制限する。所定の復帰条件は、例えば、ユーザが対象鍵装置の鍵側操作部Op5に所定の操作をしたことが、接続制限部45に通知されることである。鍵側通信部51は、鍵側操作部Op5に所定の操作がされたことを、所定の信号により接続制限部45に通知する。
認証部46は、鍵側通信部51から送信され錠側通信部41で受信された応答信号Sig2に含まれている識別情報及び鍵情報に基づいて、鍵装置5の認証を行う。より詳細には、認証部46は、錠側記憶部M4に記憶されている各鍵装置5の識別情報及び鍵情報を参照して、鍵装置5の認証を行う。認証部46が鍵装置5の認証に成功すると、錠側通信部41は、無線にて当該鍵装置5の鍵側通信部51に接続する。
エリア判定部47は、鍵装置5の鍵側通信部51から送信され錠側通信部41が受信した応答信号Sig2の受信強度の計測値に基づいて、第1エリアA1及び第2エリアA2のうち、当該鍵装置5が存在するエリアの判定(以下、エリア判定と称す)を行う。
第1エリアA1及び第2エリアA2は、戸本体11の付近に広がっている。第2エリアA2は、第1エリアA1よりも広いエリアである。第2エリアA2は、第1エリアA1の全体を含む。
エリア判定部47は、例えば、コンパレータを含む。エリア判定部47は、応答信号Sig2の受信強度の計測値が第1の閾値以上であれば、鍵装置5が第1エリアA1に存在すると判定する。また、エリア判定部47は、応答信号Sig2の受信強度の計測値が第2の閾値以上であれば、鍵装置5が第2エリアA2に存在すると判定する。第1の閾値は、第2の閾値よりも大きい値である。第1の閾値は、例えば-70dBmであり、第2の閾値は、例えば-100dBmである。第1の閾値及び第2の閾値は、例えば、ユーザが電気錠用通信システム4を操作することで決められ、錠側記憶部M4に記憶されている。
タイマ部48は、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達してからの経過時間を計測する。
電気錠用通信システム4の錠側操作部Op4は、例えば、戸本体11の引手111に設けられる。錠側操作部Op4は、例えば、タッチパネルである。
鍵装置5が錠側通信部41に接続されており、かつ、当該鍵装置5が第1エリアA1にあるとエリア判定部47が判定すると、電気錠用通信システム4の錠側操作部Op4は、ユーザによる第1操作を受け付け、鍵装置5の鍵側操作部Op5は、ユーザによる第2操作を受け付ける。
鍵装置5が錠側通信部41に接続されており、かつ、当該鍵装置5が第2エリアA2にあるとエリア判定部47が判定すると、当該鍵装置5の鍵側操作部Op5は、ユーザによる第2操作を受け付ける。
第1操作とは、例えば、錠側操作部Op4(タッチパネル)へのタッチ操作である。錠側操作部Op4に第1操作がされると、電気錠制御部31は、電気錠21の駆動回路に制御信号Sig3を送信して、電気錠21に戸本体11を施錠又は解錠させる。第1操作は、戸本体11を施錠させるための操作であってもよいし、戸本体11を解錠させるための操作であってもよい。なお、錠側操作部Op4は、戸本体11が設けられている建物12の壁面又は戸本体11に取り付けられていてもよい。また、錠側操作部Op4は、戸本体11又は戸本体11の引手111等に設けられた釦であって、第1操作は、錠側操作部Op4への釦操作であってもよい。
第2操作とは、例えば、鍵側操作部Op5(タッチパネル)へのタップ操作又はフリック操作等である。鍵装置5において、鍵側操作部Op5に第2操作がされると、鍵側通信部51は、錠側通信部41に駆動要求信号Sig4を送信する。錠側通信部41が駆動要求信号Sig4を受信すると、電気錠制御部31は、電気錠21の駆動回路に制御信号Sig3を送信して、電気錠21に戸本体11を施錠又は解錠させる。第2操作は、戸本体11を施錠させるための操作であってもよいし、戸本体11を解錠させるための操作であってもよい。また、鍵側操作部Op5は、鍵装置5の釦であって、第2操作は、鍵側操作部Op5への釦操作であってもよい。
電気錠21は、デッドボルトと、モータと、駆動回路とを有している。モータは、モータの駆動力をデッドボルトに伝達することで、デッドボルトを施錠位置と解錠位置との間で移動させる。施錠位置は、デッドボルトの少なくとも一部が戸本体11(ドア)の側面から突出して、ドア枠のボルト穴に挿入される位置である。解錠位置は、デッドボルトの全体が戸本体11の側面より内側に収まる位置である。駆動回路は、電気錠用通信システム4の電気錠制御部31から送信された制御信号Sig3に応じてモータを駆動する。より詳細には、駆動回路は、制御信号Sig3が施錠命令を示す場合は、モータを駆動してデッドボルトを施錠位置に移動させ、戸本体11を施錠する。また、駆動回路は、制御信号Sig3が解錠命令を示す場合は、モータを駆動してデッドボルトを解錠位置に移動させ、戸本体11を解錠する。
(動作)
次に、複数の鍵装置5と電気錠用通信システム4とがどのように動作し、複数の鍵装置5の各々の鍵側通信部51と、電気錠用通信システム4の錠側通信部41との無線による接続がどのように切り替えられるかについて、図3、4を参照して説明する。
図3に示すように、鍵装置5は、6台用意されているとする。以下では、6台の鍵装置5を区別して、6台の鍵装置5をそれぞれ鍵装置5A、5B、……、5Fと称することがある。
電気錠用通信システム4の錠側通信部41は、アドバタイズ信号Sig1を間欠的に送信している(例えば、ステップS1)。ただし、図3では、間欠的に送信されるアドバタイズ信号Sig1のうち、一部のタイミングで送信されるアドバタイズ信号Sig1のみを図示している。
ステップS1において、鍵装置5A~5Fのうち、4台の鍵装置5A~5Dは、アドバタイズ信号Sig1を受信可能なエリア(例えば、第2エリアA2を含むエリア)に侵入する。したがって、鍵装置5A~5Dの各々の鍵側通信部51は、アドバタイズ信号Sig1を受信する。これに応じて、鍵装置5A~5Dの各々の鍵側通信部51は、電気錠用通信システム4の錠側通信部41に応答信号Sig2を送信する(ステップS2)。
錠側通信部41が鍵装置5A~5Dの各々からの応答信号Sig2を受信すると、電気錠用通信システム4の認証部46は、応答信号Sig2に含まれている識別情報及び鍵情報に基づいて、鍵装置5A~5Dの認証を行う。認証部46が鍵装置5A~5Dの認証に成功すると、錠側通信部41は、無線にて鍵装置5A~5Dに接続する(ステップS3)。
鍵装置5A~5Dの鍵側通信部51は、錠側通信部41に接続されている間、応答信号Sig2を錠側通信部41に間欠的に送信する。
また、錠側通信部41は、鍵装置5A~5Dの各々からの応答信号Sig2を受信すると、応答信号Sig2の受信強度を計測する。応答信号Sig2の受信強度の計測値は、錠側記憶部M4に記憶され、かつ、錠側制御部42に出力される。
エリア判定部47は、応答信号Sig2の受信強度の計測値に応じて、各鍵装置5A~5Dについてのエリア判定を行う。
鍵装置5A~5Dがアドバタイズ信号Sig1を受信可能なエリアに侵入するよりも後に、鍵装置5Eが当該エリアに侵入する。すると、鍵装置5Eの鍵側通信部51は、錠側通信部41から間欠的に送信されているアドバタイズ信号Sig1を受信する(ステップS4)。これに応じて、鍵装置5Eの鍵側通信部51は、電気錠用通信システム4の錠側通信部41に応答信号Sig2を送信する(ステップS5)。
錠側通信部41が鍵装置5Eからの応答信号Sig2を受信すると、認証部46は、鍵装置5Eの認証を行う。この時点で、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数は4台であり、錠側通信部41に接続可能な鍵装置5の台数の上限である第1の台数(5台)よりも少ない。したがって、認証部46が鍵装置5Eの認証に成功すると、錠側通信部41は、無線にて鍵装置5Eに接続する(ステップS6)。
鍵装置5Eは、錠側通信部41に接続されている間、応答信号Sig2を錠側通信部41に間欠的に送信する。
また、錠側通信部41は、鍵装置5Eからの応答信号Sig2の受信強度を計測する。応答信号Sig2の受信強度の計測値は、錠側記憶部M4に記憶され、かつ、錠側制御部42に出力される。
エリア判定部47は、応答信号Sig2の受信強度の計測値に応じて、鍵装置5Eについてのエリア判定を行う。
鍵装置5Eが錠側通信部41に接続されると、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数は5台となる。すなわち、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達する。すると、タイマ部48は、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達してからの経過時間の計測を開始する。決定部44は、タイマ部48の出力により、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達してから所定の時間T1が経過したか否かを判定する。
錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数である間は、錠側通信部41は、接続が不可能であるという情報をアドバタイズ信号Sig1に含ませてアドバタイズ信号Sig1を送信する。したがって、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数である間に、錠側通信部41に接続されていない鍵装置5Fがアドバタイズ信号Sig1を受信した場合は、鍵装置5Fの鍵側制御部52は、鍵側通信部51に応答信号Sig2を送信させない。そのため、鍵装置5Fの鍵側通信部51は錠側通信部41に接続されない。
また、ステップS6において、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達してから、所定の時間T1(例えば、2分)が経過したとする(ステップS7)。すると、決定部44は、錠側通信部41に接続されている鍵装置5A~5Eの中から、錠側通信部41との接続が切断される鍵装置5(対象鍵装置)を所定の条件により決定する(ステップS72:図4参照)。
所定の条件は、錠側通信部41に接続されている鍵装置5A~5Eの各々における、鍵側通信部51から送信され錠側通信部41で受信される応答信号Sig2の受信強度に関する条件である。つまり、決定部44は、応答信号Sig2の受信強度の錠側通信部41による計測値に基づいて、対象鍵装置を決定する。具体的には、所定の条件は、例えば、鍵装置5A~5Eのうち、錠側通信部41における受信強度の計測値が最も小さい応答信号Sig2を送信した鍵装置5を対象鍵装置とするという条件である。この場合、鍵装置5A~5Eのうち、錠側通信部41からより遠く離れている鍵装置5が、対象鍵装置として選ばれやすい。ここでは、鍵装置5A~5Eのうち、鍵装置5Aから送信された応答信号Sig2の受信強度の計測値が最も小さく、鍵装置5Aが対象鍵装置として選ばれるとする。
ここで、応答信号Sig2の受信強度とは、例えば、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達した時点を始点として、所定の時間T1が経過するまでの受信強度の平均値である。すなわち、図4に示すように、錠側制御部42は、応答信号Sig2の所定の時間T1における平均値を算出する(ステップS71)。決定部44は、応答信号Sig2の所定の時間T1における平均値を用いて、対象鍵装置を決定する(ステップS72)。
次に、管理部43は、錠側通信部41に対象鍵装置(鍵装置5A)との接続を切断させる(ステップS8)。すなわち、図3に示すように、錠側通信部41は、鍵装置5Aには接続されておらず、鍵装置5B~5Eに接続されている状態となる。つまり、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数は、4台となり、錠側通信部41に接続可能な鍵装置5の台数の上限である第1の台数(5台)よりも少なくなる。
したがって、その後、鍵装置5Fがアドバタイズ信号Sig1を受信可能なエリアに侵入すると、鍵装置5Fの鍵側通信部51は、アドバタイズ信号Sig1を受信し(ステップS9)、これに応じて応答信号Sig2を錠側通信部41に送信する(ステップS10)。
あるいは、鍵装置5A~5Eが錠側通信部41に接続されているときに鍵装置5Fがアドバタイズ信号Sig1を受信可能なエリアに侵入し、管理部43が錠側通信部41と対象鍵装置(鍵装置5A)との接続を切断させた時点まで継続して鍵装置5Fが当該エリアに存在している場合も上記と同様となる。すなわち、この場合も、鍵装置5Fの鍵側通信部51は、アドバタイズ信号Sig1を受信し、これに応じて応答信号Sig2を錠側通信部41に送信する。
ステップS10において、錠側通信部41が鍵装置5Fからの応答信号Sig2を受信すると、認証部46は、鍵装置5Fの認証を行う。この時点で、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数は4台であり、錠側通信部41に接続可能な鍵装置5の台数の上限である第1の台数(5台)よりも少ない。したがって、認証部46が鍵装置5Fの認証に成功すると、錠側通信部41は、無線にて鍵装置5Fに接続する(ステップS11)。
以後の処理は、鍵装置5A~5Eが錠側通信部41に接続されたときと同様であるから、説明を省略する。なお、鍵装置5Fが錠側通信部41に接続されると、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数は第2の台数(5台)に達する。したがって、所定の時間T1が経過すると、決定部44は、錠側通信部41に接続されている鍵装置5B~5Fの中から、錠側通信部41との接続が切断される対象鍵装置を所定の条件により決定する。管理部43は、錠側通信部41に対象鍵装置との接続を切断させる。
以上説明した通り、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達すると、管理部43は、錠側通信部41に対象鍵装置との接続を切断させる。そのため、管理部43がこのような処理を行わない場合と比較して、錠側通信部41に接続された鍵装置5の台数が第2の台数よりも少ない状態である期間がより長くなる。錠側通信部41に接続された鍵装置5の台数が第2の台数よりも少ないときは、錠側通信部41に未接続の鍵装置5は、直ちに錠側通信部41に接続できる。したがって、本実施形態によれば、錠側通信部41に未接続の鍵装置5と錠側通信部41とが接続する処理の応答性を向上させることができる。
ステップS8において、対象鍵装置(鍵装置5A)と錠側通信部41との接続が管理部43により切断されると、接続制限部45は、所定の復帰条件を満たすまで(つまり、対象鍵装置の鍵側操作部Op5に所定の操作がされるまで)、対象鍵装置と錠側通信部41とが接続することを制限する。より詳細には、接続制限部45は、応答信号Sig2に含まれる識別情報に基づいて、錠側通信部41との接続が管理部43により切断された対象鍵装置を識別し、所定の復帰条件を満たすまで、この対象鍵装置と錠側通信部41とが接続することを制限する。
所定の復帰条件が満たされ、対象鍵装置の鍵側通信部51がアドバタイズ信号Sig1に応じて錠側通信部41に応答信号Sig2を送信し、かつ、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数よりも少ない場合は、対象鍵装置は、錠側通信部41に再接続される。図3では、所定の復帰条件が満たされないため、対象鍵装置(鍵装置5A)は、錠側通信部41に再接続されない。
(所定の条件に関する変形例)
次に、錠側通信部41に接続されている第2の台数の鍵装置の中から、錠側通信部41との接続が切断される鍵装置5(対象鍵装置)を決定部44が決定するための所定の条件に関する変形例を列挙する。
決定部44は、所定の条件により、1つではなく複数の鍵装置5を対象鍵装置として決定してもよい。例えば、所定の条件は、第2の台数の鍵装置5のうち、錠側通信部41における受信強度の計測値がより小さい応答信号Sig2を送信した鍵装置5から優先的に対象鍵装置とするという条件であってもよい。より具体的には、決定部44が対象鍵装置を2つ決定する場合に、所定の条件は、錠側通信部41における受信強度の計測値が最も小さい応答信号Sig2を送信した鍵装置5と、錠側通信部41における受信強度の計測値が2番目に小さい応答信号Sig2を送信した鍵装置5とを対象鍵装置とするという条件であってもよい。
また、決定部44は、対象鍵装置の台数を、所定の条件により、1以上の数の中から決定してもよい。例えば、錠側通信部41における受信強度の計測値が所定の閾値よりも小さい応答信号Sig2を送信した鍵装置5の台数が少ないほど、決定部44は、対象鍵装置の台数を少なくしてもよい。
対象鍵装置として決定され錠側通信部41との接続が切断される鍵装置5の台数は、第2の台数よりも少ない台数であることが好ましい。
また、所定の条件は、例えば、第2の台数の鍵装置5のうち、錠側通信部41における受信強度の計測値のばらつき(例えば、分散)がより小さい応答信号Sig2を送信した鍵装置5から優先的に対象鍵装置とするという条件であってもよい。これにより、動きが小さい鍵装置5から優先的に対象鍵装置とすることができる。受信強度の計測値のばらつきは、例えば、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達した時点を始点として、所定の時間T1が経過するまでの受信強度の計測値により、錠側制御部42において求められればよい。
また、所定の条件は、錠側通信部41に接続されている第2の台数の鍵装置5の各々における、アドバタイズ信号Sig1の受信強度に関する条件であってもよい。より詳細には、各鍵装置5の鍵側通信部51は、錠側通信部41から送信されたアドバタイズ信号Sig1の受信強度を計測し、計測値を応答信号Sig2により電気錠用通信システム4に通知してもよい。そして、決定部44は、各鍵装置5におけるアドバタイズ信号Sig1の受信強度の計測値に関する所定の条件により、対象鍵装置を決定してもよい。具体例としては、所定の条件は、第2の台数の鍵装置5のうち、アドバタイズ信号Sig1の受信強度の計測値がより小さい鍵装置5から優先的に対象鍵装置とするという条件であってもよい。ここで、アドバタイズ信号Sig1の受信強度とは、例えば、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達してから、所定の時間T1が経過するまでの受信強度の平均値である。
また、所定の条件は、例えば、第2の台数の鍵装置5のうち、アドバタイズ信号Sig1の受信強度の計測値のばらつき(例えば、分散)がより小さい鍵装置5から優先的に対象鍵装置とするという条件であってもよい。
また、所定の条件は、錠側通信部41に接続されている第2の台数の鍵装置5の各々における、錠側通信部41に接続されてからの経過時間に関する条件であってもよい。具体的には、タイマ部48は、鍵装置5が錠側通信部41に接続されてからの経過時間を、鍵装置5ごとに計測してもよい。そして、所定の条件は、第2の台数の鍵装置5のうち、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達したときの上記経過時間がより長い鍵装置5から優先的に対象鍵装置とするという条件であってもよい。
ところで、実施形態において、鍵装置5が錠側通信部41に応答信号Sig2(指令信号)を送信したことで当該鍵装置5が錠側通信部41に接続されており、かつ、当該鍵装置5が第1エリアA1にあるとエリア判定部47が判定すると、錠側操作部Op4は、ユーザによる第1操作を受け付ける。ユーザは、錠側操作部Op4に第1操作をすることで、戸本体11を施錠又は解錠する動作を電気錠21にさせることができる。ここで、所定の条件は、錠側通信部41に接続されている第2の台数の鍵装置5の各々からの応答信号Sig2により電気錠21が動作(施錠又は解錠)させられたか否かに関する条件であってもよい。例えば、錠側通信部41に接続されている第2の台数の鍵装置5のうち一部の鍵装置5が、応答信号Sig2を送信して錠側通信部41に接続され、その後、錠側操作部Op4へのユーザの第1操作により電気錠21が動作(施錠又は解錠)させられたとする。この場合に、所定の条件は、上記一部の鍵装置5を優先的に対象鍵装置とするという条件であってもよい。
また、鍵装置5が錠側通信部41に接続されており、かつ、当該鍵装置5が第1エリアA1又は第2エリアA2にあるとエリア判定部47が判定すると、当該鍵装置5の鍵側操作部Op5は、ユーザによる第2操作を受け付ける。ユーザは、当該鍵装置5の鍵側操作部Op5に第2操作をすることで、当該鍵装置5の鍵側通信部51に駆動要求信号Sig4(指令信号)を送信させ、戸本体11を施錠又は解錠する動作を電気錠21にさせることができる。ここで、所定の条件は、錠側通信部41に接続されている第2の台数の鍵装置5の各々からの駆動要求信号Sig4により電気錠21が動作させられたか否かに関する条件であってもよい。例えば、所定の条件は、錠側通信部41に接続されている第2の台数の鍵装置5のうち、駆動要求信号Sig4を送信して電気錠21を動作させた鍵装置5から優先的に対象鍵装置とするという条件であってもよい。
また、所定の条件は、錠側通信部41に接続されている第2の台数の鍵装置5の各々からの応答信号Sig2及び駆動要求信号Sig4の少なくとも一方により電気錠21が動作させられたか否かに関する条件であってもよい。また、応答信号Sig2及び駆動要求信号Sig4の少なくとも一方により電気錠21を動作させた鍵装置5が2つ以上存在するとき、決定部44は、より早い(又はより遅い)時点に電気錠21を動作させた鍵装置5から優先的に対象鍵装置としてもよい。
また、今までに述べた複数の条件の中から2つ以上の条件を組み合わせて、所定の条件としてもよい。
例えば、決定部44は、第1の条件により1又は複数の対象鍵装置を全て決定することができなかった場合は、第2の条件により、残りの対象鍵装置を決定してもよい。具体例として、第1の条件は、第2の台数の鍵装置5のうち、錠側通信部41における受信強度の計測値がより小さい応答信号Sig2を送信した鍵装置5から優先的に対象鍵装置とする条件であってもよい。第1の条件によって1又は複数の対象鍵装置を全て決定することができなかった場合は、決定部44は、第2の条件により、残りの対象鍵装置を決定してもよい。第2の条件は、例えば、残りの鍵装置5のうち、錠側通信部41に接続されてからの経過時間がより長い鍵装置5から優先的に対象鍵装置とする条件であってもよい。
あるいは、今までに述べた複数の条件の中から2つ以上の条件を所定の条件とし、条件ごとに第2の台数の鍵装置5の各々の点数を算出して、合計点数がより大きい(又はより小さい)鍵装置5から優先的に対象鍵装置としてもよい。例えば、錠側通信部41における受信強度の計測値がより小さい応答信号Sig2を送信した鍵装置5ほど大きい点数が与えられ、さらに、錠側通信部41に接続されてからの経過時間が長い鍵装置5ほど大きい点数が与えられてもよい。また、条件ごとに点数の重み付けが予め行われてもよい。
また、決定部44は、最も遅い時点に錠側通信部41に接続された鍵装置5以外の鍵装置5の中から、対象鍵装置を決定してもよい。
また、決定部44が所定の条件により対象鍵装置を決定する処理は、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達してから、所定の時間T1が経過するまでの間に行われればよい。例えば、決定部44が所定の条件により対象鍵装置を決定する処理は、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達してから、直ちに行われてもよいし、所定の時間T1が経過したときに行われてもよい。
(実施形態のその他の変形例)
次に、実施形態のその他の変形例を列挙する。以下の変形例は、適宜組み合わせて実現されてもよいし、所定の条件に関する変形例と適宜組み合わせて実現されてもよい。
対象鍵装置と錠側通信部41との接続の制限を解除するための、所定の復帰条件は、ユーザが対象鍵装置の鍵側操作部Op5に所定の操作をしたことが接続制限部45に通知されることに限定されない。所定の復帰条件は、例えば、対象鍵装置と錠側通信部41との接続が管理部43により切断されてから、所定の第1の時間(例えば、1分)が経過することであってもよい。あるいは、所定の復帰条件は、対象鍵装置が所定のエリア(例えば、第2エリアA2、又は、対象鍵装置がアドバタイズ信号Sig1を受信可能なエリア)の外に有る状態が、所定の第2の時間(例えば、1分)継続することであってもよい。あるいは、所定の復帰条件は、上述の複数の復帰条件のうち2つ以上の条件の組み合わせであってもよい。
また、管理部43は、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達した場合に、所定の時間T1が経過するのを待たずに、直ちに(例えば、10秒以内に、より好ましくは、5秒以内に)錠側通信部41に対象鍵装置との接続を切断させてもよい。
また、管理部43は、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達した場合において錠側通信部41に対象鍵装置との接続を切断させるのに加えて、別の条件により、錠側通信部41と鍵装置5との接続を切断させてもよい。例えば、管理部43は、錠側通信部41と各鍵装置5との通信状況に応じて、錠側通信部41と鍵装置5との接続を切断させてもよい。より具体的には、鍵装置5からの応答信号Sig2が錠側通信部41において受信されない状態が一定時間継続すると、管理部43は、錠側通信部41に当該鍵装置5との接続を切断させてもよい。あるいは、鍵装置5からの応答信号Sig2の受信強度の計測値が所定の閾値以下になると、管理部43は、錠側通信部41に当該鍵装置5との接続を切断させてもよい。あるいは、鍵装置5が送信する指令信号(応答信号Sig2又は駆動要求信号Sig4)により電気錠21が動作させられると、管理部43は、錠側通信部41に当該鍵装置5との接続を切断させてもよい。あるいは、鍵装置5が錠側通信部41に接続されてから一定時間が経過すると、管理部43は、錠側通信部41に当該鍵装置5との接続を切断させてもよい。
また、実施形態の錠側通信部41は、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数である間は、接続が不可能であるという情報をアドバタイズ信号Sig1に含ませてアドバタイズ信号Sig1を送信する。ここで、錠側通信部41は、接続が不可能であるという情報をアドバタイズ信号Sig1に含ませなくてもよい。その場合、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数である間に、錠側通信部41と未接続の鍵装置5がアドバタイズ信号Sig1を受信して応答信号Sig2を送信する可能性がある。このとき、錠側通信部41は、応答信号Sig2を受信したか否かに関わらず、錠側通信部41と未接続の鍵装置5とは接続しないように構成されていればよい。
また、錠側通信部41に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達してから、管理部43が錠側通信部41に対象鍵装置との接続を切断させるまでの所定の時間T1は、規定の条件により決められてもよい。規定の条件は、例えば、錠側通信部41に接続されている第2の台数の鍵装置5のうちの1又は複数の鍵装置5における、錠側通信部41に接続されてからの経過時間が長いほど、所定の時間T1を短い時間とするという条件であってもよい。
また、第2の台数は、錠側通信部41に接続可能な鍵装置5の台数の上限である第1の台数よりも少ない数であって、かつ、2以上の数であってもよい。
また、複数の鍵装置5は、中継器を介して錠側通信部41に接続されてもよい。
また、鍵装置5には、錠側通信部41に接続されているか否かを視覚的に又は音により通知する通知部が備えられていてもよい。
また、実施形態において錠側制御部42の構成として一体に構成されている、管理部43、決定部44及び接続制限部45、認証部46、エリア判定部47及びタイマ部48が、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
また、電気錠用通信システム4の一部の構成が、複数の鍵装置5、又は、電気通信回線等を通じて電気錠用通信システム4に接続されたサーバ等のコンピュータシステムに備えられていてもよい。
例えば、接続制限部45に相当する構成が、複数の鍵装置5の各々に備えられていてもよい。すなわち、各鍵装置5は、錠側通信部41との接続が管理部43により切断されると、所定の復帰条件を満たすまで応答信号Sig2を送信しないことで、錠側通信部41に接続することを自ら制限してもよい。
また、例えば、管理部43に相当する構成が、複数の鍵装置5の各々に備えられていてもよい。そして、対象鍵装置に該当する鍵装置5において、管理部43に相当する構成は、鍵側通信部51と錠側通信部41との接続を切断する処理を行い、この鍵装置5の鍵側通信部51は、錠側通信部41との接続を切断する処理を受け付けるように構成されていてもよい。
また、電気錠システム2における各構成は、1つの筐体内に集約されていてもよいし、複数の筐体内に分散して設けられていてもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る電気錠用通信システム4は、通信部(錠側通信部41)と、管理部43と、を備える。通信部には、無線にて第1の台数以下の複数の鍵装置5が同時に接続可能である。管理部43は、通信部に接続されている鍵装置5の台数が、第2の台数に達したとき、通信部に、通信部に接続されている第2の台数の鍵装置5のうち少なくとも1つの対象鍵装置との接続を切断させる。第2の台数は、2以上であって第1の台数以下である。
上記の構成によれば、通信部(錠側通信部41)に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達したとき、少なくとも1つの対象鍵装置と通信部との接続が切断される。これにより、通信部に未接続の鍵装置5が通信部に接続しようとするのに先立って、第2の台数よりも少ない台数の鍵装置5のみが通信部に接続した状態にすることができる。この場合、通信部に未接続の鍵装置5は、通信部に接続しようとするとき、通信部に接続済みの鍵装置5と通信部との接続が切断されるのを待つことなく、通信部に接続できる。すなわち、通信部に未接続の鍵装置5と通信部とが接続しようとするとき、通信部に接続済みの鍵装置5と通信部との接続が切断されるのを待たなくてよい分、通信部に未接続の鍵装置5と通信部とが接続する処理の応答性が向上する。
また、第2の態様に係る電気錠用通信システム4は、第1の態様において、決定部44を更に備える。決定部44は、少なくとも1つの対象鍵装置を所定の条件により決定する。
上記の構成によれば、通信部(錠側通信部41)との接続が切断される対象鍵装置を、所定の条件により決定するので、電気錠用通信システム4の利便性が高まる。
また、第3の態様に係る電気錠用通信システム4では、第2の態様において、所定の条件は、通信部(錠側通信部41)に接続されている第2の台数の鍵装置5の各々における、鍵装置5から送信され通信部で受信される信号(例えば、応答信号Sig2)の受信強度と、通信部から送信され鍵装置5で受信される信号(例えば、アドバタイズ信号Sig1)の受信強度とのうち少なくとも一方に関する条件である。
鍵装置5と通信部(錠側通信部41)との間で送受信される信号(例えば、応答信号Sig2又はアドバタイズ信号Sig1)の受信強度は、鍵装置5と通信部との間の距離等により変化する。すなわち、上記の構成によれば、決定部44は、鍵装置5と通信部との間の距離等に基づいて、通信部との接続が切断される対象鍵装置を決定するので、電気錠用通信システム4の利便性が高まる。決定部44は、例えば、鍵装置5と通信部との間の距離等に基づいて、通信部と通信する可能性が低いと判断される鍵装置5を対象鍵装置とすることができる。
また、第4の態様に係る電気錠用通信システム4では、第2又は3の態様において、所定の条件は、通信部(錠側通信部41)に接続されている第2の台数の鍵装置5の各々における、通信部に接続されてからの経過時間に関する条件である。
上記の構成によれば、決定部44は、鍵装置5が通信部(錠側通信部41)に接続されてからの経過時間に関する条件により、通信部との接続が切断される対象鍵装置を決定するので、電気錠用通信システム4の利便性が高まる。決定部44は、例えば、鍵装置5が通信部に接続されてからの経過時間に基づいて、通信部と通信する可能性が低いと判断される鍵装置5を対象鍵装置とすることができる。
また、第5の態様に係る電気錠用通信システム4では、第2~4の態様のいずれか1つにおいて、鍵装置5は、電気錠21を動作させるための指令信号(応答信号Sig2又は駆動要求信号Sig4)を通信部(錠側通信部41)に送信する。所定の条件は、通信部に接続されている第2の台数の鍵装置5の各々からの指令信号により電気錠21が動作させられたか否かに関する条件である。
上記の構成によれば、決定部44は、鍵装置5の各々からの指令信号(応答信号Sig2又は駆動要求信号Sig4)により電気錠21が動作させられたか否かに関する条件により、通信部(錠側通信部41)との接続が切断される対象鍵装置を決定する。したがって、電気錠用通信システム4の利便性が高まる。決定部44は、例えば、鍵装置5の各々からの指令信号により電気錠21が動作させられたか否かに関する条件から、通信部と通信する可能性が低いと判断される鍵装置5を対象鍵装置とすることができる。
また、第6の態様に係る電気錠用通信システム4では、第1~5の態様のいずれか1つにおいて、管理部43は、通信部(錠側通信部41)に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達してから所定の時間T1経過後に、通信部に、少なくとも1つの対象鍵装置との接続を切断させる。
上記の構成によれば、電気錠用通信システム4は、所定の時間T1の間に、通信部(錠側通信部41)との接続が切断される対象鍵装置を決定する処理等を行うことができる。したがって、対象鍵装置を決定するための情報(例えば、決定部44が所定の条件により対象鍵装置を決定する際に参照する情報)を取得すること等に要する時間を容易に確保できる。
また、第7の態様に係る電気錠用通信システム4は、第1~6の態様のいずれか1つにおいて、接続制限部45を更に備える。接続制限部45は、少なくとも1つの対象鍵装置と通信部(錠側通信部41)との接続が管理部43により切断されると、所定の復帰条件を満たすまで、少なくとも1つの対象鍵装置と通信部とが接続することを制限する。
上記の構成によれば、通信部(錠側通信部41)との接続が切断された対象鍵装置が、即座に通信部に再接続することを抑制できる。これにより、第2の台数よりも少ない台数の鍵装置5のみが通信部に接続した状態を、より確実に維持することができる。
また、第8の態様に係る電気錠制御システム3は、第1~7の態様のいずれか1つに係る電気錠用通信システム4と、電気錠制御部31と、を備える。電気錠制御部31は、鍵装置5から送信され通信部(錠側通信部41)で受信された、電気錠21を動作させるための指令信号(応答信号Sig2又は駆動要求信号Sig4)に応じて、電気錠21を動作させる。
上記の構成によれば、電気錠用通信システム4の通信部(錠側通信部41)に未接続の鍵装置5と通信部とが接続する処理の応答性を向上させることができる。これにより、鍵装置5を用いて電気錠21を動作させる処理をより迅速に行うことができる。
また、第9の態様に係る電気錠システム2は、第8の態様に係る電気錠制御システム3と、電気錠21と、を備える。
上記の構成によれば、電気錠制御システム3の通信部(錠側通信部41)に未接続の鍵装置5と通信部とが接続する処理の応答性を向上させることができる。これにより、鍵装置5を用いて電気錠21を動作させる処理をより迅速に行うことができる。
また、第10の態様に係る電気錠付戸1は、第9の態様に係る電気錠システム2と、戸本体11と、を備える。戸本体11には、電気錠システム2が取り付けられる。
上記の構成によれば、電気錠システム2の通信部(錠側通信部41)に未接続の鍵装置5と通信部とが接続する処理の応答性を向上させることができる。これにより、鍵装置5を用いて電気錠21を動作させる処理をより迅速に行うことができる。
また、第11の態様に係る鍵装置5は、鍵側通信部51を備える。鍵側通信部51は、第1~7の態様のいずれか1つに係る電気錠用通信システム4の通信部(錠側通信部41)に無線にて接続される。
上記の構成によれば、電気錠用通信システム4の通信部(錠側通信部41)に未接続の鍵装置5と通信部とが接続する処理の応答性を向上させることができる。
また、第12の態様に係る鍵装置5の通信方法は、電気錠用通信システム4と一緒に用いられる1つの鍵装置5の通信方法である。電気錠用通信システム4は、通信部(錠側通信部41)を備える。通信部には、第1の台数以下の複数の鍵装置5が同時に接続可能である。鍵装置5の通信方法は、無線にて通信部に接続されるステップと、通信部との接続を切断する処理を受け付けるステップと、を備える。通信部との接続を切断する処理を受け付けるステップは、通信部に接続されている鍵装置5の台数が第2の台数に達し、かつ、通信部に接続されている第2の台数の鍵装置5のうち、通信部との接続が切断される少なくとも1つの対象鍵装置の中の1つに該当するときに実行される。第2の台数は、2以上であって第1の台数以下である。
上記の構成によれば、電気錠用通信システム4の通信部(錠側通信部41)に未接続の鍵装置5と通信部とが接続する処理の応答性を向上させることができる。
また、第13の態様に係るプログラムは、第12の態様に係る通信方法を、鍵装置5のコンピュータシステムに実行させる。
上記の構成によれば、電気錠用通信システム4の通信部(錠側通信部41)に未接続の鍵装置5と通信部とが接続する処理の応答性を向上させることができる。
第2~7の態様に係る構成については、電気錠用通信システム4に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 電気錠付戸
2 電気錠システム
3 電気錠制御システム
4 電気錠用通信システム
5 鍵装置
11 戸本体
21 電気錠
31 電気錠制御部
41 錠側通信部
43 管理部
44 決定部
45 接続制限部
51 鍵側通信部
Sig1 アドバタイズ信号(信号)
Sig2 応答信号(信号、指令信号)
Sig4 駆動要求信号(指令信号)
T1 所定の時間

Claims (12)

  1. 無線にて第1の台数以下の複数の鍵装置が同時に接続可能な通信部と、
    前記通信部に接続されている前記鍵装置の台数が、2以上であって前記第1の台数以下の第2の台数に達したとき、前記通信部に、前記通信部に接続されている前記第2の台数の前記鍵装置のうち少なくとも1つの対象鍵装置との接続を切断させる管理部と、
    前記少なくとも1つの対象鍵装置を所定の条件により決定する決定部と、を備え、
    前記鍵装置は、電気錠を動作させるための指令信号を前記通信部に送信し、
    前記所定の条件は、前記通信部に接続されている前記第2の台数の前記鍵装置の各々からの前記指令信号により前記電気錠が動作させられたか否かに関する条件を含む
    電気錠用通信システム。
  2. 前記所定の条件は、前記通信部に接続されている前記第2の台数の前記鍵装置の各々における、前記鍵装置から送信され前記通信部で受信される信号の受信強度と、前記通信部から送信され前記鍵装置で受信される信号の受信強度とのうち少なくとも一方に関する条件を含む
    請求項1記載の電気錠用通信システム。
  3. 前記所定の条件は、前記通信部に接続されている前記第2の台数の前記鍵装置の各々における、前記通信部に接続されてからの経過時間に関する条件を含む
    請求項1又は2に記載の電気錠用通信システム。
  4. 前記管理部は、前記通信部に接続されている前記鍵装置の台数が前記第2の台数に達してから所定の時間経過後に、前記通信部に、前記少なくとも1つの対象鍵装置との接続を切断させる
    請求項1~3のいずれか一項に記載の電気錠用通信システム。
  5. 前記少なくとも1つの対象鍵装置と前記通信部との接続が前記管理部により切断されると、所定の復帰条件を満たすまで、前記少なくとも1つの対象鍵装置と前記通信部とが接続することを制限する接続制限部を更に備える
    請求項1~4のいずれか一項に記載の電気錠用通信システム。
  6. 前記所定の復帰条件は、
    ユーザが前記少なくとも1つの対象鍵装置の鍵側操作部に所定の操作がされること、
    前記少なくとも1つの対象鍵装置と前記通信部との接続が前記管理部により切断されてから、所定の第1の時間が経過すること、及び、
    前記少なくとも1つの対象鍵装置が所定のエリアの外に有る状態が、所定の第2の時間継続すること、のうち、少なくとも1つの条件を含む、
    請求項5記載の電気錠用通信システム。
  7. 請求項1~6のいずれか一項に記載の電気錠用通信システムと、
    前記鍵装置から送信され前記通信部で受信された、前記電気錠を動作させるための前記指令信号に応じて、前記電気錠を動作させる電気錠制御部と、を備える
    電気錠制御システム。
  8. 請求項7に記載の電気錠制御システムと、
    前記電気錠と、を備える
    電気錠システム。
  9. 請求項8に記載の電気錠システムと、
    前記電気錠システムが取り付けられる戸本体と、を備える
    電気錠付戸。
  10. 請求項1~6のいずれか一項に記載の電気錠用通信システムの前記通信部に無線にて接続される鍵側通信部を備える
    鍵装置。
  11. 第1の台数以下の複数の鍵装置が同時に接続可能な通信部を備える電気錠用通信システムと一緒に用いられる1つの前記鍵装置の通信方法であって、
    無線にて前記通信部に接続されるステップと、
    前記通信部に接続されている前記鍵装置の台数が、2以上であって前記第1の台数以下の第2の台数に達し、かつ、前記通信部に接続されている前記第2の台数の前記鍵装置のうち、前記通信部との接続が切断される少なくとも1つの対象鍵装置の中の1つに該当するとき、前記通信部との接続を切断する処理を受け付けるステップと、
    前記少なくとも1つの対象鍵装置を所定の条件により決定するステップと、を備え、
    前記鍵装置は、電気錠を動作させるための指令信号を前記通信部に送信し、
    前記所定の条件は、前記通信部に接続されている前記第2の台数の前記鍵装置の各々からの前記指令信号により前記電気錠が動作させられたか否かに関する条件を含む
    鍵装置の通信方法。
  12. 請求項11記載の通信方法を、前記鍵装置のコンピュータシステムに実行させるための
    プログラム。
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