JP7122237B2 - 処理装置、処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、処理装置、処理方法、及びプログラムに関する。
半導体製造プロセスにおいて、検査対象となるウエハと検査装置とを電気的に接続するプローブカードが利用されている。検査を実行する際には、使用するプローブカードの種類(プローブ種類)が装置に登録され、プローブ種類毎に定められたアルゴリズムに従ってアライメントが実行され、その結果を元に通電テストが実行される。
特許文献1には、プローブカードのメンテナンスのタイミングを最適化することを目的として、プローブカードの回路基板に、識別情報、使用履歴、及びプローブの状態に関する情報を記憶するデータ蓄積部を備える技術が開示されている。
特開2006-128452号公報
本開示は、プローブ種類の登録時における作業性の向上に有利な技術を提供する。
本開示の一態様による処理装置は、プローブカードに設けられたプローブの映像を表示する表示手段と、ユーザが前記映像を参照しながらプローブの特徴を示すプローブパラメータを入力する操作を受け付ける入力手段と、プローブパラメータとプローブカードの種類との対応関係を示す情報に基づいて、入力手段により入力されたプローブパラメータに対応するプローブカードの種類を特定する特定手段と、特定手段により特定されたプローブカードの種類を登録するための処理を行う登録手段と、登録手段により登録されたプローブカードの種類に対応付けられたアルゴリズムに従って所定の処理を行う処理手段と、を有する。
本開示によれば、プローブ種類の登録時における作業性の向上に有利な技術を提供することができる。
図1は、実施形態に係る検査装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る検査装置の機能構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る検査装置におけるプローブ種類の特定処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施形態に係るプローブ種類特定前の登録画面の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るマクロ画像を含むパラメータ入力補助画面の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るマイクロ画像を含むパラメータ入力補助画面の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るサンプル画像の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る針先間距離の計測時におけるパラメータ入力補助画面の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る確認画面の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係るプローブ種類特定後の登録画面の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る検査装置におけるプローブ種類の登録処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施形態に係る登録補助情報の一例を示す図である。 図13は、実施形態に係るアライメント用プローブ登録画面のマクロ指定処理を実行する際の状態の一例を示す図である。 図14は、実施形態に係るアライメント用プローブ登録画面のマイクロ指定処理を実行する際の状態の一例を示す図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
図1は、実施形態に係る検査装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態に係る検査装置1は、「処理装置」の一例であり、載置台11、駆動機構12、エンコーダ13、プローブカード14、保持部材15、第1の撮像装置16、第2の撮像装置17、アライメントブリッジ18、入力装置19、表示装置20、及び制御装置21を有する。
載置台11は、検査対象となるウエハ25を載置するための部材である。駆動機構12は、制御装置21からの指示信号に従って載置台11をXYZ空間内で平行移動させる。駆動機構12の具体的な構成は特に限定されるべきものではないが、例えば、電動モータ、リンク機構等を用いて構成され得る。エンコーダ13は、載置台11の変位方向及び変位量を示す信号を出力する回路である。エンコーダ13から出力された信号は制御装置21に入力され、駆動機構12の制御等に利用される。
プローブカード14は、載置台11に載置されたウエハ25と電気的に接続するデバイスである。プローブカード14は、ウエハ25に設けられた複数の電極と接触する複数のプローブ14Aを有する。プローブカード14により取得された電気信号はテスタ40に入力され、検査処理等に利用される。保持部材15は、プローブカード14を保持する部材であり、固定されていてもよいし、所定の駆動機構により変位可能に構成されてもよい。
第1の撮像装置16は、プローブカード14を下方から撮像する装置である。第1の撮像装置16の具体的な構成は特に限定されるべきものではないが、例えばCCD(Charge Coupled Device)等を利用した構成であり得る。第1の撮像装置16により、保持部材15に保持されたプローブカード14の下面部の画像、すなわちプローブ14Aの先端部等の状態を示す画像を取得することができる。本実施形態に係る第1の撮像装置16は載置台11に固定されており、第1の撮像装置16の撮像範囲は載置台11の位置に応じて変化する。また、本実施形態に係る第1の撮像装置16は、画像の倍率を変化させる機能を有し、比較的低倍率の画像(マクロ画像)と比較的高倍率の画像(マイクロ画像)とを撮像できるよう構成されている。第1の撮像装置16により取得された画像データは制御装置21に出力され、後述するプローブカード14の種類(プローブ種類)の特定・登録処理、アライメント処理等に利用される。
第2の撮像装置17は、ウエハ25を上方から撮像する装置である。第2の撮像装置17の具体的な構成は特に限定されるべきものではないが、例えばCCD等を利用した構成であり得る。第2の撮像装置17により、載置台11に載置されたウエハ25の上面部の画像、すなわち電極の位置等を示す画像を取得することができる。本実施形態に係る第2の撮像装置17はアライメントブリッジ18に固定されている。アライメントブリッジ18は所定の駆動機構により変位可能に構成され、第2の撮像装置17の撮像範囲はアライメントブリッジ18の位置に応じて変化する。第2の撮像装置17により取得された画像データは制御装置21に出力され、アライメント処理等に利用される。
入力装置19は、ユーザの操作を受け付けるデバイスであり、例えばキーボード、マウス、タッチパネル機構等であり得る。入力装置19により取得された情報は制御装置21に入力され、各種処理の実行/停止、設定作業等に利用される。
表示装置20は、映像(静止画、動画を含む)を出力するデバイスであり、例えばタッチパネル機構等を有したディスプレイ等であり得る。本実施形態に係る表示装置20は、プローブ種類の特定・登録時、アライメント処理時、検査処理時等に所定の映像を表示させる。
制御装置21は、検査装置1全体を制御する電子制御ユニットである。制御装置21は、CPU(Central Processing Unit)31、RAM(Random Access Memory)32、ROM(Read Only Memory)33、メモリ34、画像処理回路35、画像データメモリ36、及び表示制御回路37を有する。
CPU31は演算処理を行う電子回路であり、検査装置1が有する各種機能を実現するための各種処理を行う。RAM32は情報の高速な読書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU31が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM33は読み出し専用の不揮発性の記憶媒体であり、ファームウェア等が格納されている。メモリ34は情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)、検査装置1の各種機能を実現するための各種の制御プログラム、アプリケーションプログラム等が格納される。また、メモリ34には、検査装置1の各種機能を実現するために必要な各種データが格納される。
画像処理回路35は、第1の撮像装置16及び第2の撮像装置17により取得された画像データに対して各種画像処理を行うFPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路である。画像データメモリ36は、画像処理回路35により処理された画像データを記憶する記憶媒体である。本実施形態に係る画像データメモリ36には第1の撮像装置16により撮像された、プローブ14Aの針先等の状態を示す画像の画像データが記憶され、当該画像データはプローブ種類の登録時に利用される。表示制御回路37は、表示装置20を制御するための処理を行う回路である。表示制御回路37は、CPU31からの制御信号、画像データメモリ36に記憶された画像データ等に基づいて、表示装置20に所定の映像を表示させるための制御を行う。
図2は、実施形態に係る検査装置1の機能構成の一例を示す図である。本実施形態に係る検査装置1は、撮像部101、パラメータ取得部102、プローブ種類特定部103、更新部104、プローブ種類登録部105、及び検査部106を有する。また、検査装置1は、プローブ情報データベース131、アライメント情報データベース132、登録補助情報データベース133、及び検査情報データベース134を有する。ここでは、主にプローブ登録に関連する機能部及びデータベースが示されている。
撮像部101は、登録しようとしているプローブカード14の下面部の画像(プローブ14Aの先端部の状態を示す画像)を撮像する。撮像部101は、第1の撮像装置16、制御装置21等により構成される。
パラメータ取得部102は、プローブカード14の特徴を示すプローブパラメータを取得する。プローブパラメータは、登録しようとしているプローブカード14のプローブ14Aの特徴を示す情報であり、例えば、プローブ14Aの先端部の形状を示す「針先形状」、プローブ14Aの先端部の径を示す「針先径」、プローブ14Aの先端部の色を示す「針先色」、隣り合う2つのプローブ14Aの先端部間の距離を示す「針先間距離」等であり得る。
本実施形態に係るパラメータ取得部102は、入力補助画面表示部111及び入力部112を有する。入力補助画面表示部111は、プローブ種類の特定時にユーザがプローブパラメータを入力する操作を補助するためのパラメータ入力補助画面(後に詳述する)を表示する。入力補助画面表示部111は、撮像部101により撮像された画像(プローブカード14の下面部の画像)に基づいてパラメータ入力補助画面を表示する。入力部112は、ユーザがパラメータ入力補助画面等を参照しながらプローブパラメータを入力する操作を受け付ける。パラメータ取得部102は、入力装置19、表示装置20、制御装置21等により構成される。
プローブ種類特定部103は、パラメータ取得部102により取得されたプローブパラメータと、プローブ情報データベース131に格納された情報(プローブ情報)とに基づいて、登録しようとしているプローブカード14のプローブ種類を特定する。プローブ情報は、プローブパラメータとプローブ種類とが対応付けられた情報である。プローブ種類特定部103は、制御装置21等により構成される。
更新部104は、プローブ情報データベース131に格納されているプローブ情報を更新する。更新部104は、プローブ種類特定部103により特定されたプローブ種類に関する情報(プローブパラメータとプローブ種類との対応関係等)をプローブ情報に追加する追加処理を行う。また、更新部104は、ユーザの指示等に応じて、既に記憶されているプローブ種類に関する情報の一部(プローブパラメータの一部等)を変更する再登録処理を行ってもよい。更新部104は、制御装置21等により構成される。
プローブ種類登録部105は、プローブ種類特定部103により特定されたプローブ種類を登録する。本実施形態に係るプローブ種類登録部105は、アライメント部121及び登録補助情報表示部122を有する。
アライメント部121は、プローブカード14の位置決めを行うアライメント処理を行う。アライメント部121は、プローブ種類毎に定められたアライメントアルゴリズムに従ってアライメント処理を行う。アライメント部121は、プローブ種類特定部103により特定されたプローブ種類と、アライメント情報データベース132に格納された情報(アライメント情報)とに基づいてアライメント処理を行う。アライメント情報は、プローブ種類とアライメントアルゴリズムとが対応付けられた情報である。アライメント部121は、アライメント情報データベース132から、プローブ種類特定部103により特定されたプローブ種類に対応するアライメントアルゴリズムを抽出し、抽出されたアライメントアルゴリズムに従ってアライメント処理を行う。なお、ここではアライメント処理がプローブカード14の登録処理に含まれる場合を示しているが、アライメント処理はプローブ種類の登録後に独立して行われてもよい。
登録補助情報表示部122は、プローブ種類の登録時におけるユーザの操作を補助するための登録補助画面(後に詳述する)を表示する。登録補助情報表示部122は、プローブ種類毎に定められた補助情報を、登録作業を行っているユーザが確認できるように表示する。登録補助情報表示部122は、プローブ種類特定部103により特定されたプローブ種類と、登録補助情報表示部122に格納された情報(登録補助情報)とに基づいて、登録補助画面を表示するための処理を行う。登録補助情報は、プローブ種類と補助情報とが対応付けられた情報である。登録補助情報表示部122は、登録補助情報データベース133から、プローブ種類特定部103により特定されたプローブ種類に対応する補助情報を抽出し、抽出された補助情報をユーザが視認可能なディスプレイ等に表示する。
プローブ種類登録部105(アライメント部121及び登録補助情報表示部122を含む)は、入力装置19、表示装置20、制御装置21等により構成される。
検査部106は、登録されたプローブ種類のプローブカード14を用いてウエハ25を検査する検査処理を行う。検査部106は、プローブ種類毎に対応するアライメントをアライメント部121により実行後、検査処理を行う。検査部106は、検査情報データベース134に格納された情報(検査情報)に基づいて検査処理を行う。検査部106は、検査情報データベース134から検査アルゴリズムを抽出し、抽出された検査アルゴリズムに従って検査処理を行う。
図3は、実施形態に係る検査装置1におけるプローブ種類の特定処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、使用していたプローブカード14を交換したときの処理を例示する。ユーザがプローブカード14を交換し(S101)、入力装置19に対して所定の操作を行うと、入力補助画面表示部111は、表示装置20に新たなプローブカード14の種類(プローブ種類)を登録するための登録画面を表示させる(S102)。
図4は、実施形態に係るプローブ種類特定前の登録画面201の一例を示す図である。ここで例示する登録画面201には、プローブ登録ボタン211及びプローブ種類表示欄212が含まれている。
プローブ登録ボタン211は、プローブ種類を登録する作業を開始するための操作部である。プローブ種類表示欄212は、特定されたプローブ種類を表示する部分である。
中止ボタン221は、登録作業を中止するための操作部である。プローブ種類登録開始ボタン222は、プローブ種類の登録作業を進行させるための操作部である。プローブ種類設定ガイドボタン223は、登録しようとしているプローブカード14の種類(プローブ種類)の特定を補助するため操作部である。
図3に戻り、フローチャートの説明を続ける。上記のような登録画面201において、プローブ種類設定ガイドボタン223を押下する操作を行うと(S103)、入力補助画面表示部111は、登録しようとしているプローブカード14のプローブパラメータをユーザが入力する操作を補助するためのパラメータ入力補助画面を表示装置20に表示させる(S104)。このとき、パラメータ入力補助画面には、登録しようとしているプローブカード14の下面部を比較的低倍率で撮像したマクロ画像が表示される(S105)。
図5は、実施形態に係るマクロ画像232を含むパラメータ入力補助画面231の一例を示す図である。ここで例示するパラメータ入力補助画面231には、マクロ画像232、パラメータ入力補助情報233、ステージ座標表示部234、視野変更ボタン235、カーソル操作ボタン237、移動量表示部238、針先形状入力ボタン241、針先色入力ボタン242、針先径入力ボタン243、針先間距離入力ボタン244、計測開始・終了ボタン245、確定終了ボタン251、及び中止終了ボタン252が含まれている。
マクロ画像232は、登録しようとしているプローブカード14の下面部を撮像部101(第1の撮像装置16)により比較的低倍率で撮像した画像である。ここで例示するマクロ画像232には、複数(4つ)のプローブ14Aの先端部、カーソル246、及び枠247(枠状のオブジェクト)が映し出されている。
パラメータ入力補助情報233は、プローブパラメータを入力する際の手順を示す情報である。ここで例示するパラメータ入力補助情報233は、針先形状、針先色、針先径、及び針先間距離の入力手順を示している。
ステージ座標表示部234は、載置台11の位置及び回転方向の傾斜角度を表示する部分である。視野変更ボタン235は、マクロ画像232と、後述するマイクロ画像との表示を切り替えるための操作部である。カーソル操作ボタン237は、カーソル246及び枠247を移動させるための操作部である。移動量表示部238は、カーソル246の移動量を表示する部分である。
針先形状入力ボタン241は、登録しようとしているプローブカード14のプローブ14Aの先端の形状を入力するための操作部である。針先色入力ボタン242は、プローブ14Aの色を入力するための操作部である。針先径入力ボタン243は、プローブ14Aの先端の径を入力するための操作部である。針先径入力ボタン243のうち、外向きの矢印が描かれたボタンを押すことにより枠247が大きくなり、内向きの矢印が描かれたボタンを押すことにより枠247が小さくなる。
針先間距離入力ボタン244は、隣り合う2つプローブ14Aの先端部間の距離を入力するための操作部である。計測開始・終了ボタン245は、針先間距離を入力する際に操作される操作部である。これらのボタン241~245を用いてプローブパラメータの入力操作が行われる。
確定終了ボタン251は、全てのプローブパラメータ(本例では針先形状、針先色、針先径、及び針先間距離)の入力内容を確定させるための操作部である。中止終了ボタン252は、プローブパラメータの入力を中止するための操作部である。
図3に戻り、フローチャートの説明を続ける。上記のようなパラメータ入力補助画面231において、ユーザがカーソル246を動かして所望のプローブ14Aの先端部を指定し(S106)、視野変更ボタン235を押下すると(S107)、パラメータ入力補助画面231に、指定された先端部を拡大したマイクロ画像が表示される(S108)。
図6は、実施形態に係るマイクロ画像255を含むパラメータ入力補助画面231の一例を示す図である。マイクロ画像255は、登録しようとしているプローブカード14の下面部を比較的高倍率(マクロ画像232の撮像時における倍率より高い倍率)で撮像した画像である。ここで例示するマイクロ画像255には、ユーザにより指定されたプローブ14Aの先端部が1つだけ映し出されている。
図3に戻り、フローチャートの説明を続ける。上記のようなマイクロ画像255が表示されたパラメータ入力補助画面231上でプローブパラメータの入力が行われる。ユーザがパラメータ入力補助画面231内の針先形状入力ボタン241を押下すると(S109)、入力補助画面表示部111は表示装置20にプローブ14Aの針先形状のバリエーションを示すサンプル画像を表示する(S110)。
図7は、実施形態に係るサンプル画像271の一例を示す図である。ここで例示するサンプル画像271には、プローブ14Aの先端部の側面視形状を示す側面視形状表示部275と、プローブ14Aの先端部の下面視形状を示す下面視形状表示部276と、下面視形状の分類を示す下面視形状分類表示部277と、プローブ14Aのタイプを示すプローブタイプ表示部278とが含まれている。
図3に戻り、フローチャートの説明を続ける。ユーザは、図6に示すようなマイクロ画像255に映し出された実際のプローブ14Aの先端部の拡大画像と、図7に示すようなサンプル画像271とを参照し、登録しようとしているプローブカード14のプローブ14Aの先端形状を選択する操作を行う(S111)。これにより、プローブパラメータの1つである「針先形状」を入力することができる。
次いで、ユーザがパラメータ入力補助画面231内の針先径入力ボタン243を操作して枠247の大きさを調整し、マイクロ画像255内で枠247がプローブ14Aの先端の縁部と接するようにすることにより、針先径を計測する(S112)。これにより、プローブパラメータの1つである「針先径」を入力することができる。
次いで、ユーザがパラメータ入力補助画面231内の針先色入力ボタン242を操作し、プローブ14Aの先端の色を選択する(S113)。ユーザはこの操作を、マイクロ画像255を確認しながら行うことができる。これにより、プローブパラメータの1つである「針先色」を入力することができる。
次いで、ユーザがパラメータ入力補助画面231内の計測開始・終了ボタン245を操作し、針先間距離を計測する(S114)。針先間距離を計測する際には、マイクロ画像255の画像位置をずらす必要がある。
図8は、実施形態に係る針先間距離の計測時におけるパラメータ入力補助画面231の図である。ここで示すパラメータ入力補助画面231には、マイクロ画像255、計測開始・終了ボタン245、針先間距離算出ボタン272、針先間距離表示部273、及び前画面表示ボタン274が含まれている。
先ず、ユーザがマイクロ画像255上で任意の針先位置265を指定し、計測開始・終了ボタン245の開始ボタンを押下する操作を行う。次いで、ユーザがマクロ画像232上で針先位置265に隣接する針先位置266を指定し、計測開始・終了ボタン245の終了ボタンを押下する操作を行う。そして、ユーザが針先間距離算出ボタン272を押下する操作を行うことにより、2つの針先位置265,266間の距離、すなわち針先間距離が自動的に計測され、針先間距離表示部273に表示される。前画面表示ボタン274を押す操作を行うことにより、図5又は図6に示すパラメータ入力補助画面231に戻る。このような操作により、プローブパラメータの1つである「針先間距離」を入力することができる。
図3に戻り、フローチャートの説明を続ける。上記のようにプローブパラメータの入力が完了した後、ユーザがパラメータ入力補助画面231の確定終了ボタン251を押下する操作を行うと(S115)、プローブ種類特定部103は、プローブ情報データベース131から、入力されたプローブパラメータ(針先形状、針先径、針先色、及び針先間距離)に対応するプローブ種類を抽出する(S116)。その後、入力補助画面表示部111は、抽出されたプローブ種類をユーザに確認させるための確認画面を表示装置20に表示する(S117)。
図9は、実施形態に係る確認画面281の一例を示す図である。ここで例示する確認画面281には、抽出されたプローブ種類を示すプローブ種類表示部285、針先径を示す針先径表示部286、及び内容を確認したことを示す操作部である確認ボタン287が含まれている。ユーザが確認ボタン287を押下する操作を行うことにより、抽出されたプローブ種類が特定される。
図3に戻り、フローチャートの説明を続ける。上記のようにプローブ種類が特定されると、当該プローブ種類に関する情報を追加するようにプローブ情報データベース131を更新した後(S118)、当該プローブ種類の特定処理が完了する(S119)。
図10は、実施形態に係るプローブ種類特定後の登録画面201の一例を示す図である。上記のようにプローブ種類の特定処理が完了すると、登録画面201内のプローブ種類表示欄に、特定されたプローブ種類(本例では「W PC」)が表示される。そして、プローブ種類登録開始ボタン222が押下されると、プローブ種類の登録処理が開始される。
図11は、実施形態に係る検査装置1におけるプローブ種類の登録処理の一例を示すフローチャートである。ユーザが登録画面201内のプローブ種類登録開始ボタン222を押下する操作を行うと(S201)、プローブ種類登録部105の登録補助情報表示部122は、特定されたプローブ種類(本例ではW PC)に対応する登録補助情報を表示装置20に表示する(S202)。
図12は、実施形態に係る登録補助情報291の一例を示す図である。ここで例示する登録補助情報291には、特定されたプローブ種類を表示するプローブ種類表示部295、マクロ画像上で針先を指定するマクロ指定処理の実行時における注意事項を示すマクロ時注意事項表示部296、マイクロ画像上で針先を指定するマイクロ指定処理の実行時における注意事項を示すマイクロ時注意事項表示部297、及びユーザが内容を確認した後に操作される確認ボタン298が含まれている。
図11に戻り、フローチャートの説明を続ける。ユーザが登録補助情報291を確認した後に確認ボタン298を押下する操作を行うと、登録補助情報291が消去する(S203)。その後、プローブ種類登録部105は、アライメント処理を行うためのアライメント用プローブ登録画面を表示装置20に表示する(S204)。
図13は、実施形態に係るアライメント用プローブ登録画面301のマクロ指定処理を実行する際の状態の一例を示す図である。ここで例示するアライメント用プローブ登録画面301には、マクロ画像305、手順情報306、iボタン307、確定終了ボタン311、及び中止終了ボタン312が含まれている。
マクロ画像305は、登録しようとしている(上記特定処理により特定された)プローブカード14の下面部を比較的低倍率で撮像した画像であり、本例では複数のプローブ14Aが配置された領域の隅部310を含むプローブ14Aの先端部が映し出されている。手順情報306は、マクロ画像305上で行われるマクロ指定処理の手順を示す情報である。iボタン307は、登録補助情報291を表示するための操作部である。確定終了ボタン311は、アライメント用プローブ登録処理の内容を確定して終了させるための操作部である。中止終了ボタン312は、アライメント用プローブ登録処理を中止して終了させるための操作部である。
図11に戻り、フローチャートの説明を続ける。プローブ種類登録部105は、先ず、アライメント用プローブ登録画面301にマクロ画像305を表示させる(S205)。その後、登録補助情報表示部122は、iボタン307が押されたか否かを判定し(S206)、iボタン307が押された場合(S206:Yes)には表示装置20に登録補助情報291を表示させる(S207)。その後、ユーザがマクロ画像305上で針先位置を指定するマクロ指定処理の操作を行う(S208)。また、iボタン307が押されなかった場合(S206:No)、登録補助情報291を表示させることなく、マクロ指定処理の操作が行われる(S208)。
ここでマクロ指定処理の一例を示す。図13に示すマクロ画像305内には、画像の中心部に配置されたクロスポイント315が表示されている。クロスポイント315は、ウエハ25とプローブカード14との位置決めを行うための基準となる位置を示すものである。ここで例示するマクロ指定処理は、隅部310に位置するプローブ14Aの先端部をクロスポイント315に合わせる処理である。なお、マクロ指定処理の方法はこれに限定されるものではない。
上記のようにマクロ指定処理が完了し、アライメント用プローブ登録画面301の確定終了ボタン311が押下される(S209)と、プローブ種類登録部105は、マイクロ指定処理を実行するためにアライメント用プローブ登録画面301内にマイクロ画像を表示する(S210)。
図14は、実施形態に係るアライメント用プローブ登録画面301のマイクロ指定処理を実行する際の状態の一例を示す図である。ここで例示するアライメント用プローブ登録画面301には、マイクロ画像321、手順情報306、iボタン307、確定終了ボタン311、及び中止終了ボタン312が含まれている。
マイクロ画像321は、登録しようとしているプローブカード14の下面部を比較的高倍率で撮像した画像であり、本例では隅部310に存在する1つのプローブ14Aの先端部が映し出されている。本例における手順情報306には、マイクロ画像321上で行われるマイクロ指定処理の手順を示す情報が表示されている。iボタン307により、ユーザは任意のタイミングで登録補助情報291を表示させることができる。
図11に戻り、フローチャートの説明を続ける。上記のようにアライメント用プローブ登録画面301内にマイクロ画像321が表示された状態において、登録補助情報表示部122は、iボタン307が押されたか否かを判定し(S211)、iボタン307が押された場合(S211:Yes)には表示装置20に登録補助情報291を表示させる(S212)。その後、ユーザがマイクロ画像321上で針先位置を指定する(隅部310に位置するプローブ14Aの先端部をクロスポイント315に合わせる)、マイクロ指定処理の操作を行う(S213)。また、iボタン307が押されなかった場合(S211:No)、登録補助情報291を表示させることなく、マイクロ指定処理の操作が行われる(S213)。そして、ユーザがアライメント用プローブ登録画面301内の確定終了ボタン311を押す操作を行うことにより、プローブカードの登録処理が完了する(S214)。
検査装置1の各機能を実現するプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、プログラムを、インターネット等のネットワークに接続された他のコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、プログラムをネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、プローブ種類の登録時における作業性の向上に有利な技術を提供することが可能となる。具体的には、プローブカードの交換時等において、プローブカードについて詳しい知識を持たないユーザであっても、簡便且つ正確にプローブ種類を特定及び登録することが可能となる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 検査装置(処理装置)
11 載置台
12 駆動機構
13 エンコーダ
14 プローブカード
14A プローブ
15 保持部材
16 第1の撮像装置
17 第2の撮像装置
18 アライメントブリッジ
19 入力装置
20 表示装置
21 制御装置
40 テスタ
101 撮像部
102 パラメータ取得部
103 プローブ種類特定部
104 更新部
105 プローブ種類登録部
106 検査部
111 入力補助画面表示部
121 アライメント部
122 登録補助情報表示部
131 プローブ情報データベース
132 アライメント情報データベース
133 登録補助情報データベース
134 検査情報データベース
201 登録画面
231 パラメータ入力補助画面
232,305 マクロ画像
255,321 マイクロ画像
271 サンプル画像
281 確認画面
291 登録補助情報
301 アライメント用プローブ登録画面
307 iボタン

Claims (11)

  1. プローブカードに設けられたプローブの映像を表示する表示手段と、
    ユーザが前記映像を参照しながら、前記プローブの先端部の形状を示す針先形状を含む前記プローブの特徴を示すプローブパラメータを入力する操作を受け付ける入力手段と、
    前記プローブパラメータと前記プローブカードの種類との対応関係を示す情報に基づいて、前記入力手段により入力された前記プローブパラメータに対応する前記プローブカードの種類を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された前記プローブカードの種類を登録するための処理を行う登録手段と、
    前記登録手段により登録された前記プローブカードの種類に基づいて所定の処理を行う処理手段と、
    を有する処理装置。
  2. 前記表示手段は、前記映像の倍率をユーザの操作に応じて変更できるように構成されている、
    請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記プローブパラメータは、前記プローブの先端部の径を示す針先径、前記プローブの先端部の色を示す針先色、及び隣り合う2つの前記プローブの先端部間の距離を示す針先間距離のうちの少なくとも1つをさらに含む、
    請求項1又は2に記載の処理装置。
  4. 記入力手段は、前記針先形状の入力時に前記針先形状のバリエーションを示すサンプル画像を表示し、ユーザが前記サンプル画像を参照して前記針先形状を選択できるように構成されている、
    請求項3に記載の処理装置。
  5. 前記プローブパラメータは、前記針先径を含み、
    前記入力手段は、ユーザが前記映像に重畳される枠状のオブジェクトを操作することにより前記針先径を入力できるように構成されている、
    請求項3又は4に記載の処理装置。
  6. 前記プローブパラメータは、前記針先間距離を含み、
    前記入力手段は、ユーザが前記映像上で前記プローブの先端部を指定する操作を行うことにより前記針先間距離を入力できるように構成されている、
    請求項3~5のいずれか1項に記載の処理装置。
  7. 前記登録手段は、前記特定手段により特定された前記プローブカードの種類を登録するための操作を補助するための登録補助画面を表示する、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の処理装置。
  8. 前記登録補助画面は、前記プローブカードの位置合わせを行うための操作を補助するための情報を含む、
    請求項7に記載の処理装置。
  9. 前記処理手段は、登録された前記プローブカードを用いて対象物の検査を行う、
    請求項1~8のいずれか1項に記載の処理装置。
  10. プローブカードに設けられたプローブの映像を表示装置に表示する工程と、
    ユーザが前記映像を参照しながら、前記プローブの先端部の形状を示す針先形状を含む前記プローブの特徴を示すプローブパラメータを入力する工程と、
    前記プローブパラメータと前記プローブカードの種類との対応関係を示す情報に基づいて、ユーザにより入力された前記プローブパラメータに対応する前記プローブカードの種類を特定する工程と、
    特定された前記プローブカードの種類を登録する工程と、
    登録された前記プローブカードの種類に対応付けられたアルゴリズムに従って所定の処理を行う工程と、
    を有する処理方法。
  11. コンピュータに、
    プローブカードに設けられたプローブの映像を表示装置に表示させる処理と、
    ユーザが前記映像を参照しながら、前記プローブの先端部の形状を示す針先形状を含む前記プローブの特徴を示すプローブパラメータを入力する処理と、
    前記プローブパラメータと前記プローブカードの種類との対応関係を示す情報に基づいて、ユーザにより入力された前記プローブパラメータに対応する前記プローブカードの種類を特定する処理と、
    特定された前記プローブカードの種類を登録する処理と、
    登録された前記プローブカードの種類に対応付けられたアルゴリズムに従って所定の処理を行う処理と、
    を実行させるプログラム。
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