JP7122116B2 - 同軸コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、例えばイヤホン、ヘッドホンなどのコード接続機器、電気機器、電子機器等に使用される同軸コネクタに関する。
同軸コネクタは、接続対象物と相手コネクタとを接続するために使用され、一端側に接続対象物が接続され、他端側に相手コネクタが分離可能に接続される構成を有している。
また、イヤホン、ヘッドホンなどのコード接続機器、電気機器、電子機器等に使用される同軸コネクタには、使用者の使用状況によっても異なるが、接続・分離を繰り返す際に作用する外力として、前後方向に正しい挿抜を行う正常な挿抜力だけではなく、上下左右方向や回転方向に、振動やこじりなどのような異常な力が作用する場合も想定されることから、このような異常な力が作用したとしても十分な耐久性を有することが必要である。
このため、本発明者は、例えば特許文献1において、振動やこじられた際に接触が瞬断されるなどの接続不良を防止して、安定した接触(接続)を可能にした同軸コネクタを提案した。
かかる同軸コネクタは、接続対象物に接続され、かつ、相手コネクタと着脱される同軸コネクタであって、図12(A)~(C)に示すように、相手コネクタ(図示せず)の端子と接触する接触部と接続対象物(図示せず)と接続する接続部を有する内部導体210と、内部導体210が保持・配列される絶縁体230と、絶縁体230を覆うとともに接続対象物と接続する外部導体250と、相手コネクタとの係合部材270とを備え、係合部材270を外部導体250に装着し、係合部材270には、本体部から相手コネクタの嵌合方向側に突出する突出片を少なくとも2枚以上設け、外部導体250と係合部材270の突出片には互いに接触する接触手段を設け、突出片と外部導体250とを接触させ、かつ、係合部材270を相手コネクタに接触させる構造を有するものである。
本体とケーブルが分離可能なイヤホンを例に挙げると、相手コネクタ挿抜方向に対して、ケーブルを略垂直に折り曲げられた状態(大きなこじり力が作用する状態)で持ち歩きするなどの過酷な状況下での使用を想定し、イヤホン自体にこじり力を緩和や抑制する機構が採用されている製品が主流であったが、近年では、前記イヤホンの普及に伴い、安価な価格帯の製品のニーズが増えており、コストを下げるために、前記こじり力の緩和や抑制機構を持たない製品が増えており、本体とケーブルを接続する同軸コネクタ部のみで大きなこじり力を受ける場合があり、かかる場合には、相手コネクタとの接続状態にある同軸コネクタに対して、従来の使用状況に比べてより大きなこじり力が作用することが想定されるが、特許文献1で提案した同軸コネクタでは、上記のような大きなこじり力が作用した場合に、係合部材の突出片(弾性接触片状部分)がへたってきて、相手コネクタとの係合力を発揮していたばね弾性力が弱くなる傾向があり、その結果、接続状態にある両コネクタ間における嵌合保持力の低下や、(電気)接続不良などの不具合が生じるおそれがあり、例えば、このような不具合が生じた同軸コネクタを、イヤホン、ヘッドホンなどの接続に用いていた場合には、導通不良による音切れが発生するおそれがあることから、こじりなどによる異常な力が作用した場合には、十分な耐久性が得られているとはいえず、さらに改善の余地があった。
特開2015-210994号公報
本発明の目的は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、同軸コネクタ部のみで大きなこじり力を受けるような過酷な使用状況下で、相手コネクタとの接続状態にある同軸コネクタに対して、従来の使用状況に比べてこじりなどによる大きな力が作用したとしても、外部導体の係合部(特に弾性接触片状部)がへたることが抑制されて、相手コネクタとの係合接続状態を安定に維持することが可能な構造を有する同軸コネクタを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の要旨構成は、以下の通りである。
(1)接続対象物が接続され、かつ相手コネクタが着脱可能である同軸コネクタであって、前記相手コネクタの端子と接触する接触部、および前記接続対象物が接続される接続部を有する内部導体と、該内部導体が保持されている絶縁体と、該絶縁体が位置決め保持されている本体部材を有する外部導体とを備える同軸コネクタにおいて、前記外部導体は、前記本体部材の先端側に位置する装着部に対して連結接続された先端側内面部をもつ係合接続部材を有し、該係合接続部材は、略リング状の先端部と、該先端部から略円筒状に延びる側周部とを有し、全体として中央孔をもつ略ボトルキャップ状をなし、前記係合接続部材の前記側周部が、開口端から前記先端部側に向かって延びる複数のスリットで区画された複数の弾性接触片状部を有し、各弾性接触片状部の端部分が、径方向外方に向かって突出する厚肉凸部として形成されていることを特徴とする同軸コネクタ。
(2)前記本体部材の前記先端側外面部分に、前記係合接続部材が一体的に連結接続されていることを特徴とする上記(1)に記載の同軸コネクタ。
(3)前記本体部材の前記先端側外面部分に、前記係合接続部材が交換可能に連結接続できる係合部を有することを特徴とする上記(2)に記載の同軸コネクタ。
(4)前記係合接続部材の前記先端部に、前記係合接続部材を交換する際の交換工具用の溝が形成されていることを特徴とする上記(3)に記載の同軸コネクタ。
(5)前記本体部材の前記先端側外面部分に、前記係合接続部材が圧入により連結接続されていることを特徴とする上記(2)に記載の同軸コネクタ。
本発明によれば、外部導体は、本体部材の先端側に位置する装着部に対して連結接続された先端側内面部をもつ係合接続部材を有し、係合接続部材は、略リング状の先端部と、先端部から略円筒状に延びる側周部とを有し、全体として中央孔をもつ略ボトルキャップ状をなし、係合接続部材の前記側周部が、開口端から前記先端部側に向かって延びる複数のスリットで区画された複数の弾性接触片状部を有し、各弾性接触片状部の端部分が、径方向外方に向かって突出する厚肉凸部として形成されていることによって、同軸コネクタ部のみで大きなこじり力を受けるような過酷な使用状況下で、相手コネクタとの接続状態にある同軸コネクタに対して、従来の使用状況に比べてこじりなどによる大きな力が作用したとしても、外部導体の係合部(特に弾性接触片状部)がへたることが抑制されて、相手コネクタとの係合接続状態を安定に維持することが可能な構造を有する同軸コネクタを提供することが可能になった。特に、本発明は、嵌合径が5mm以下といった小型のMMCX(Micro-miniature coaxial)形(IECNo.61169-52)の同軸コネクタに適用すると、相手コネクタと接続する外部導体と係合部材が連結接続されていない構造の同軸コネクタに大きな効果を発揮する。
図1は、本発明に従う第1の実施形態の同軸コネクタを、相手コネクタが着脱される側から眺めたときの斜視図である。 図2は、図1に示す同軸コネクタを、接続対象物が接続される側から眺めたときの斜視図である。 図3は、図1に示す同軸コネクタを、内部導体の中心位置を含む平面で切断したときの断面図である。 図4は、図1に示す同軸コネクタに相手コネクタを嵌合接続させたときのコネクタ接続状態で、同軸コネクタの内部導体の中心位置を含む平面で切断したときの断面図である。 図5(A)および(B)は、図1の同軸コネクタから、係合接続部材のみを抜き出したときの斜視図であって、図5(A)がリング状の先端部側から眺めた場合、図5(B)が弾性接触片状部の端部分側から眺めた場合を示す。 図6は、図1に示す同軸コネクタから、外部導体を構成する本体部材のみを抜き出したときの斜視図であって、本体部材の先端側部分の側から眺めた場合を示す。 図7は、図1に示す同軸コネクタから、外部導体を構成する本体部材のみを抜き出したときの斜視図であって、本体部材の後端部側から眺めた場合を示す。 図8は、図1に示す同軸コネクタから、絶縁体のみを抜き出したときの斜視図である。 図9は、図1に示す同軸コネクタから、内部導体のみを抜き出したときの斜視図である。 図10は、図4に示す同軸コネクタと相手コネクタとのコネクタ接続状態における、相手コネクタの内周面、係合接続部材を構成する弾性接触片状部の厚肉凸部、および本体部材の外周面の位置関係を示す拡大断面図である。 図11は、他の実施形態の同軸コネクタと相手コネクタとのコネクタ接続状態における、相手コネクタの内周面、係合接続部材を構成する弾性接触片状部の厚肉凸部、および本体部材の外周面の位置関係を示す拡大断面図である。 図12は、第2の実施形態の同軸コネクタを、内部導体の中心位置を含む平面で切断したときの断面図である。 図13(A)~(C)は、特許文献1の同軸コネクタを示したものであって、図13(A)が、同軸コネクタを相手コネクタが着脱される側から眺めたときの斜視図、図13(B)が、同軸コネクタを接続対象物が接続される側から眺めたときの斜視図、そして、図13(C)が、同軸コネクタを、内部導体の中心位置を含む平面で切断したときの断面図である。
次に、本発明に従う同軸コネクタの実施形態について図面を参照しながら以下で説明する。図1~図10は、本発明に従う第1の実施形態の同軸コネクタを示したものであって、図1は、第1の実施形態の同軸コネクタを、相手コネクタが着脱される側から眺めたときの斜視図、図2は、図1に示す同軸コネクタを、接続対象物が接続される側から眺めたときの斜視図、図3は、図1に示す同軸コネクタを、内部導体の中心位置を含む平面で切断したときの断面図、図4は、図1に示す同軸コネクタに相手コネクタを係合したコネクタ接続状態で、同軸コネクタの内部導体の中心位置を含む平面で切断したときの断面図、図5(A)および(B)は、図1の同軸コネクタから、係合接続部材のみを抜き出したときの斜視図、図6は、図1に示す同軸コネクタから、外部導体を構成する本体部材のみを抜き出したときの斜視図、図7は、図1に示す同軸コネクタから、外部導体を構成する本体部材のみを抜き出したときの斜視図、図8は、図1に示す同軸コネクタから、絶縁体のみを抜き出したときの斜視図、図9は、図1に示す同軸コネクタから、内部導体のみを抜き出したときの斜視図、そして、図10は、図4に示す同軸コネクタと相手コネクタとのコネクタ接続状態における、相手コネクタの内周面、係合接続部材を構成する弾性接触片状部の厚肉凸部、および本体部材の外周面の位置関係を示す拡大断面図である。
図示した実施形態の同軸コネクタ1は、接続対象物(図示せず)が接続され、かつ相手コネクタ101(図4参照)が着脱可能な構造を有し、内部導体10と絶縁体30と外部導体50とで主に構成されている。なお、本実施形態では、図1に示す同軸コネクタ1がプラグコネクタ、図4に示す相手コネクタ101がジャックコネクタで構成した実施形態を示している。
[内部導体]
内部導体10は、相手コネクタ101の端子110と接触する接触部12と、接続対象物が接続される接続部14を有しており、さらに、絶縁体30の内部で位置決め固定される保持部16を有している(図9参照)。内部導体10は略円筒状をしている。内部導体10は、金属製であり、公知技術のプレス加工や切削加工によって製作されている。内部導体10の材質としては、バネ性や導電性や寸法安定性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。本実施形態では、内部導体10は絶縁体30に圧入によって固定されている。本実施形態では、内部導体10は、絶縁体30に圧入によって固定しているが、固定できれば如何なるものでもよく、引っ掛け(ランス)や溶着や一体成形などで固定してもよい。
接触部12は、相手コネクタ101の端子110と接触し易いように相手コネクタ101の形状に沿うように適宜設計しているが、本実施例では先端が略円錐台状をなし、全体として円柱形状に形成されている。また、接触部12の先端は、同軸コネクタ1の、相手コネクタ101と接続される側に位置する開口端(嵌合口)位置Fよりも、同軸コネクタ1の内部に位置している。
接続部14は、接続対象物に接続する部分である。接続対象物としては、基板やケーブル等が考えられる。基板への接続方法としては半田付け(表面実装やディップ)やプレスフィットなどを挙げることができる。ケーブルへの接続方法としては、半田付けや圧着や溶接等が挙げられる。図1に示す同軸コネクタは、代表的な実施形態として、ケーブルに接続する同軸コネクタを示したものであって、接続部14は、例えば半田付けによりケーブル(図示せず)に接続することができる。
保持部16は、絶縁体30に位置決め固定できる部分であればよく、例えば、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着や一体成形等によって、絶縁体30に位置決め固定する場合が挙げられる。図3に示す同軸コネクタでは、内部導体10を絶縁体30への圧入によって保持または固定をした場合を示している。保持部16の形状・大きさは、保持力、加工性、強度等を考慮して適宜設計する。保持部16は、接触部12と接続部14の間、図3では内部導体10のほぼ中間位置に形成されている場合を示しており、矢尻状の突起を設けて絶縁体30の凹部32に引っ掛ける(係合させる)ことにより固定することができる。
[絶縁体]
絶縁体30は、電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形や切削加工によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポリテトラフルオロエチレン(PTFE)や、これらの合成材料を挙げることができる。本実施形態では、切削加工によって製作した場合を示している。
絶縁体30は、内部導体10と外部導体50との間を電気的に絶縁するために設けられる部材であって、断面形状が、図3に示すように同軸コネクタ1の開口端F側に向かって略凸形状を有している。絶縁体30には、内部導体10が貫通して両端側に突出した状態で保持する挿入孔34が設けられている。絶縁体30の挿入孔34は、内部導体10を圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定することができる。本実施形態では、内部導体22を圧入によって絶縁体30に固定している。
絶縁体30は、図8に示すように、同軸コネクタ1の開口端F側に向かって延びる円筒状先端部分36と、この円筒状先端部分36よりも外径が大きい円筒状後端部分38とを備えている。円筒状後端部分38は、外部導体50、より厳密には外部導体50を構成する本体部材52の内部に位置決めするための部分である。円筒状後端部分38の大きさおよび形状は、外部導体50に挿入でき、保持できればよく、保持力、強度、加工性等を考慮して適宜設計している。
[外部導体]
外部導体50は、本体部材52と係合接続部材54とで主に構成されている。
本体部材52は、本発明では、導電性を有していれば、ばね弾性力を有していなくてもよく、また、剛体であってもよいことから、本体部材52としては、ステンレス鋼、アルミニウム系材料などの安価な金属を含め、あらゆる金属材料を用いることができ、さらに、導電性カーボン材料、導電性プラスチック材料、導電性セラミックス材料などの導電性材料を用いることも可能である。なお、同軸コネクタが、本体部材52にもばね性や寸法安定性などが要求されるような用途に使用される場合には、係合接続部材と同様な材質、例えば黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を使用してもよい。
本体部材52は、公知技術のプレス加工、射出成形、切削加工等によって作製することができる。本実施形態では、切削加工によって作製されている場合を示している。本体部材52の内部に、絶縁体30が圧入によって位置決め保持されている。本実施形態では、本体部材52に絶縁体30が圧入によって固定されているが、固定できれば如何なるものでもよく、引っ掛け(ランス)や溶着や一体成形などで固定すればよい。
本体部材52は、相手コネクタ101との分離可能な係合(嵌合)連結および接続を行うための外面部を有する係合接続部材54が、(好ましくは分離可能に)連結および接続される装着部56と、相手コネクタ101を係合(嵌合)接続した際に、相手コネクタ101の嵌合押圧力によって、係合接続部材54の、後述する側周部74の弾性接触片状部78の端部分(厚肉凸部80)が径方向内側に変位するのを、接触支持して抑制する支持受け部58と、この支持受け部58から、装着部56とは反対側に延在する本体部60とを備え、これらの装着部56および支持受け部58とで、本体部材52の先端側外面部分を構成している。さらに、本体部材52は、絶縁体30を挿入して位置決め保持するための装着孔62が形成されている(図6及び図7参照)。
加えて、本実施形態では、筐体等に取付ける部分として、本体部60の外周面に間隔をおいて位置する1対のフランジ部64、64を有し、さらに、フランジ部64、64間には、筐体に取り付ける為の凹部66が設けられている。
本体部材52の先端面52aは、本体部材52に係合接続部材54を連結した状態で、係合接続部材54の先端部(頂部)68の内面68aが突き当たって接触する部分であり、本体部材52と係合接続部材54との間で安定した導通を確保するため、本実施形態では、平坦な形状にしている場合を示しているが、本体部材52の先端面52aと、係合接続部材54の先端部68の内面68aとを、対応した形状で形成していればよく、例えば、本体部材52の先端面52aを凹面とし、係合接続部材54の先端部68の内面68aを凸面とすることができ、あるいは、それらの凹凸面を反対に形成してもよく、接触安定性、嵌合長、強度、加工性等を考慮して適宜設計する。
装着孔62は、絶縁体30を挿入して位置決め保持するため形成され、圧入、引っ掛け(ランス)、溶着、接着、一体成形などで位置決め保持することができる。本実施形態では、段部70を設けて、大小異なる内径で形成された2段形状の孔にし、段部70に、絶縁体30の円筒状後端部分38が突き当たることで圧入によって位置決め固定をした場合を示している。装着孔62の形状および大きさは、絶縁体30が挿入でき、かつ位置決めできればよく、嵌合長、保持力、強度、加工性を考慮して適宜設計する。
装着部56は、係合接続部材54が一体的に連結接続される、本体部材52の先端側外面部分であって、係合接続部材54を本体部材52に対し、(好ましくは分離可能に)連結および接続するための部分である。装着部56は、少なくとも、相手コネクタ101を同軸コネクタ1に係合(嵌合)接続している使用状態において、係合接続部材54と本体部材52とが、外部導体全体として1つの導体として一体的に構成されるような形状に形成することが好ましい。
本体部材52の先端側外面部分、より厳密には装着部56に、係合接続部材54を一体的に連結接続するための手段としては、特に限定はしないが、例えば、図3に示すようにねじ連結する場合、図12に示すように圧入により連結する場合、さらには溶接する場合等が挙げられる。本実施形態では、本体部材52と係合接続部材54を分離可能に形成するため、装着部56の外面と係合接続部材54の内面にねじ切り部を形成してねじ連結した場合を示している。
図3に示すようにねじ連結する構成を採用した同軸コネクタは、本体部材52および係合接続部材54のいずれかが損傷した場合であっても、損傷した方の部材52または54だけを交換することができるので、損傷していない方の部材54また52は、損傷した方の部材52または54を新品に交換すれば、使用し続けられる点で好ましい。特に、一方の部材54または52(例えば係合接続部材54)を高価な材料を用いて作製し、損傷した方の部材52または54(例えば本体部材52)である場合には、高価な部材である一方の部材54または52(例えば係合接続部材54)を使用し続けることができるので、特にコストパフォーマンスの点で有利である。
また、本体部材52の先端側外面部分に、係合接続部材54を圧入により連結接続する
構成を採用した場合には、安価で、しかも圧入という単純な連結方法で、本体部材52と係合接続部材54とを強固に連結接続することが可能であるので、本体部材52と係合接続部材54との強固な連結接続状態が長期間にわたって安定して維持できる点で有利である。
近年では、音質のよい高価なイヤホンが市販されるようになってきたが、イヤホンを構成する同軸コネクタやケーブルが損傷した場合に、イヤホン部やケーブル部のパーツだけを部分的に交換ができないと、使用者の満足度が低くなって、高価なイヤホンが売れなくなることから、同軸コネクタの接続部分(外部導体の部分)が損傷した場合であっても、パーツ交換できることへの要請が高まってきた。
また、イヤホンに使用される同軸コネクタでは、ケーブルの仕様だけではなく、接続部品(コネクタ)を構成するめっきや材質の違いによって、音質が変わることが知られており、使用者が、好みに応じて簡単に音質変化を楽しめるようにするためにも、めっきや材質の異なる種々の接続部品(コネクタ)を開発することへの要請もあった。
本発明では、このような要請がある場合には、本体部材の先端側部分である装着部56に、係合接続部材54が交換可能に連結できる係合部、好適には図3に示すようにねじ切り部を設けるとともに、係合接続部材54の先端側内面部にも対応したねじ切り部を形成し、これらのねじ切り部をそれぞれ有する本体部材52と係合接続部材54とをねじ連結することによって、外部導体50を構成することが好ましい。
支持受け部58は、係合接続部材54の側周部74の弾性接触片状部78の端部分(厚肉凸部80)を接触支持する部分であって、相手コネクタ101との嵌合接続状態において、係合接続部材54の側周部74の弾性接触片状部78の厚肉凸部80がこじり等による異常な外力が作用したとしても、へたりを有効に抑制することができる。
図10は、図4に示す同軸コネクタと相手コネクタとのコネクタ接続状態における、相手コネクタ101の内周面、係合接続部材54を構成する弾性接触片状部78の厚肉凸部80、および本体部材52の外周面の位置関係を拡大して示したものであって、この実施形態では、本体部材52の支持受け部58を、段差凸部形状で構成した場合を示している。また、他の実施形態として、本体部材52の支持受け部58を、図11に示すように、段差凹部形状で構成してもよく、このような支持受け部58の形状の選択は、係合接続部材54を構成する弾性接触片状部78の厚肉凸部80と、本体部材52の支持受け部58とのクリアランスの関係から適宜選択することができる。
本体部60は、装着部56および支持受け部58とともに一体的に形成された部分であって、内部導体10を保持した絶縁体30を位置決め保持するための内部空間部分(装着孔62の一部を構成)を有している。また、本体部60は、装着部56とは反対方向に延在する接続部72を有しており、基板やケーブルに接続される部分である。基板への接続方法としては半田付け(表面実装やディップ)やプレスフィットなどを挙げることができる。ケーブルへの接続方法としては、半田付けや圧着や溶接等が挙げられる。本実施例では、本体部材52が、1つだけ設けた接続部72と、内部導体10の接続部14との間にケーブル(図示せず)を挿入してはんだ付けによって接続する場合の構成を示しているが、接続部72の配設本数は、接続対象物の構成に応じて複数本にすることもできる。本体部材52の接続部72の形状・大きさは、接続対象物の種類や大きさ・形状の沿い、接続強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
また、本体部材52は、図3に示すように、フランジ部64から延在し、基板やケーブルのような接続対象物が接続される接続部72が設けられている。基板への接続方法としては、半田付け(表面実装やディップ)やプレスフィットなどを挙げることができる。ケーブルへの接続方法としては、半田付けや圧着や溶接等が挙げられる。本実施形態では、1つの接続部72が形成され、この接続部72と内部導体10の接続部14との間にケーブル(図示せず)を挿入してはんだ付けによって接続する場合を示している。また、本実施形態では、本体部材52の接続部72の配設数を1つにしたが、複数の接続部72を設けてもよい。接続部72の形状および大きさは、接続対象物の種類や大きさおよび形状に従い、接続強度や加工性等を考慮して適宜設計することができる。
最後に、外部導体を構成する係合接続部材54について説明する。
係合接続部材54は、本発明の同軸コネクタ1においては重要な構成部材である。係合接続部材54は、本体部材52の装着部56に対して、(好ましくは分離可能に)連結接続される先端側内面部82を有している。
係合接続部材54は、図5(A)および(B)に示すように、略リング状の先端部68と、この先端部68から略円筒状に延びる側周部74とを有し、全体として中央孔75をもつ略ボトルキャップ状をなしている。係合接続部材54の側周部74が、開口端Eから先端部68側に向かって延びる複数のスリット、図5ではスリット76で区画された6本の弾性接触片状部78を有し、各弾性接触片状部78の端部分が、径方向外方に向かって突出する厚肉凸部80として形成されている。
係合接続部材54は、金属製であり、公知技術のプレス加工や切削加工によって作製することができる。係合接続部材54の材質としては、バネ性や導電性や寸法安定性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
また、係合接続部材54は、係合接続部材54が、本体部材52の装着部56に対して連結接続される先端側内面部82を有している。係合接続部材54の先端側内面部82は、本実施形態では、ねじ切り部を形成し、本体部材52の装着部56に対してねじ連結(螺着)することによって分離可能に連結接続されている場合を示しているは、本発明では、かかる連結接続方法だけには限定されず、例えば、圧入、引っ掛け(ランス)、溶着、一体成形などの連結接続方法を採用してもよい。
本体部材52に対して係合接続部材54が連結接続されることによって一体構成された外部導体50は、全体として1つの導体として一体構造体を構成しているため、相手コネクタ10との嵌合接続状態においても、外部導体50を構成する、本体部材52と係合接続部材54との間の接触抵抗は低くなる結果、外部導体50の全体に流れる電流は安定した導通が得られる。
さらに、係合接続部材54は、同軸コネクタ1に相手コネクタ10を嵌合接続する際には、弾性接触片状部78の弾性力によって、相手コネクタを嵌合接続する正規位置まで低挿入力で嵌め合わせることができ、また、嵌め合わせた正規位置では、弾性接触片状部78が、相手コネクタ101の内面に設けた段差凹部に、弾性接触片状部78の弾性力によって強固に係合することができる。
また、各弾性接触片状部78の開口端Eの部分は、径方向外方に向かって突出する厚肉凸部として形成されている。弾性接触片状部78の厚肉凸部80は、相手コネクタ101との接続状態で、本体部材52の支持受け部58と強固な係合状態を達成することができるとともに、相手コネクタ101との(電気)接続を安定化させるための係合接続部材54多点接触部分でもあり、これによって、相手コネクタ101と同軸コネクタ1との安定した導通を図ることができる。弾性接触片状部78は、接触のバランスを考えると3枚以上設けることが好ましい。なお、本実施形態では、6枚の弾性接触片状部78を設けている場合を示している。
図10は、本体部材52の支持受け部58を段差凸部に構成した場合であり、また、図11は、本体部材52の支持受け部58Aを段差凹部に構成した場合の例であり、これらのいずれかの形状は、本体部材52を構成する支持受け部58と、係合接続部材54を構成する弾性接触片状部78の厚肉凸部80とが対向するクリアランス(面間隔)の大小に応じて、強固な係合接続状態が実現できるように適宜選択することができる。
その他の実施形態としては、係合接続部材54の先端部68に、係合接続部材54を交換する際の交換工具用の溝が形成されていることが好ましい。図1の実施形態では、交換工具としてマイナスドライバーを用い、係合接続部材54の先端部68に、マイナスドライバーが差し込める溝を形成した場合が示してあるが、かかる場合だけには限定されず、プラスドライバーが差し込める溝を形成してもよい。
次に、本発明の同軸コネクタの代表的な製造方法の例を説明する。
まず、内部導体10を絶縁体30に圧入等により位置決め固定し、次に、内部導体10を固定した絶縁体30を、外部導体50を構成する本体部材52に圧入等によって位置決め固定する。その後、本体部材52の装着部56に、係合接続部材54を一体的に連結接続する。この連結接続方法としては、本体部材52の装着部56と、係合接続部材54の先端側内面部82に予めねじ切加工が施しておき、この本体部材52の装着部56に、係合接続部材54をねじ連結(螺着)することによって本体部材52に係合接続部材54を連結接続する方法か、あるいは、本体部材52の装着部56に、係合接続部材54を圧入することによって連結接続する方法を採用すればよい。このようにして、本発明の同軸コネクタ1を製造することができる。
そして、本発明の同軸コネクタ1は、内部導体10と、本体部材52の接続部72には接続対象物(ケーブル)がはんだ付け等によって予め接続しておけば、この同軸コネクタ1に対して相手コネクタ101を嵌合接続することによって、強固な係合接続状態が実現でき、仮にこじり等の異常な外力が作用したとしても、安定した係合接続状態を維持することができる。
本発明に従うイヤホン用同軸コネクタであって、係合接続部材54を本体部材52に対してねじ連結により連結接続した本発明例1、および係合接続部材54を本体部材52に対して圧入により連結接続した本発明例2と、特許文献1に記載のイヤホン用同軸コネクタ(比較例)とを試作し、繰返し挿抜耐久性と、こじり耐久性とを評価した。
[繰返し挿抜耐久性]
繰返し挿抜耐久性は、試作した各同軸コネクタに対して相手コネクタを、嵌合接続および引抜き分離の挿抜を5000回繰り返し、所定の挿抜回数ごとに抜去力(N)を測定し、測定した各挿抜回数ごとの抜去力の数値(n=10個の平均値)から評価した。表1に、繰返し挿抜耐久性の評価結果を示す。
Figure 0007122116000001
表1に示す評価結果から、挿抜回数が100回の場合、抜去力の低下率が、比較例では27%であるのに対し、本発明例1では10%、本発明例2が8%と小さく、また、挿抜回数が1000回の場合、抜去力の低下率が、比較例では37%であるのに対し、本発明例1では14%、本発明例2が13%と小さく、そして、挿抜回数が5000回の場合、抜去力の低下率が、比較例では70%であるのに対し、本発明例1では30%、本発明例2が28%と小さく、いずれの挿抜回数とも、抜去力の低下率は、本発明例1および2がいずれも比較例に比べて半分未満に抑制され、大きな抜去力を維持している。特に、挿抜を5000回繰り返したときの本発明例1の抜去力(13.1N)および本発明例2の抜去力(13.4N)は、挿抜を300回繰り返したときの比較例の抜去力(13.2N)とほぼ等しいことから、本発明例1および2はいずれも、比較例と比べて、繰返し挿抜耐久性が約16.7倍も向上しているのがわかる。
[こじり耐久性]
こじり耐久性は、試作した各同軸コネクタに嵌合接続された状態の相手コネクタに、同軸コネクタに対するこじり角度が45°および90°になるような方向の外力を5秒加えた後、同軸コネクタから相手コネクタを正常な抜去方向(こじり角度が0°)に抜去したときの抜去力(N)を測定し、測定した抜去力の数値(n=10個の平均値)から評価した。表2に、こじり耐久性の評価結果を示す。なお、外力は50Nと100Nの2種類を個別に作用させてこじり耐久性を評価した。
Figure 0007122116000002
表2に示す評価結果から、本発明例1は、50Nのこじり力をこじり角度90°で作用させた場合には、抜去力の低下率が10%であり、また、100Nの大きなこじり力をこじり角度90°で作用させた場合であっても、抜去力の低下率が27%、抜去力が12.7Nであり、合格レベル(5N以上)を維持していた。また、本発明例2は、50Nのこじり力をこじり角度90°で作用させた場合には、抜去力の低下率が9%であり、また、100Nの大きなこじり力をこじり角度90°で作用させた場合であっても、抜去力の低下率が25%、抜去力が13.1Nであり、合格レベル(5N以上)を維持していた。一方、比較例は、50Nのこじり力をこじり角度90°で作用させた場合には、抜去力の低下率が58%であり、また、100Nの大きなこじり力をこじり角度90°で作用させた場合には、抜去力の低下率が72%、抜去力が4.8Nであり、合格レベル(5N以上)を下回っていた。
本発明の活用例としては、イヤホン・ヘッドホンのコード接続機器や電気機器や電子機器等に使用される同軸コネクタに活用され、同軸コネクタ部のみで大きなこじり力を受けるような過酷な使用状況下で、相手コネクタとの接続状態にある同軸コネクタに対して、従来の使用状況に比べてこじりなどによる大きな力が作用したとしても、外部導体の係合部(特に弾性接触片状部)がへたることが抑制されて、相手コネクタとの係合接続状態を安定に維持することが可能になる。特に、本発明は、嵌合径が5mm以下といった小型のMMCX(Micro-miniature coaxial)形(IECNo.61169-52)の同軸コネクタに適用すると、相手コネクタと接続する外部導体と係合部材が連結接続されていない構造の同軸コネクタに大きな効果を発揮する。
1 同軸コネクタ
10 内部導体
12 接触部
14 接続部
16 保持部
30 絶縁体
32 凹部
34 挿入孔
36 円筒状先端部分
38 円筒状後端部分
50 外部導体
52 本体部材
54 係合接続部材
56 装着部
58 支持受け部
60 本体部
62 装着孔
64 フランジ部
66 凹部
68 先端部
70 段部
72 接続部
74 側周部
75 中央孔
76 スリット
78 弾性接触片状部
80 厚肉凸部
82 先端側内面部
101 相手コネクタ
110 端子
130 絶縁体
150 外部導体

Claims (5)

  1. 接続対象物が接続され、かつ相手コネクタが着脱可能である同軸コネクタであって、
    前記相手コネクタの端子と接触する接触部、および前記接続対象物が接続される接続部を有する内部導体と、
    該内部導体が保持されている絶縁体と、
    該絶縁体が位置決め保持されている本体部材を有する外部導体と、
    を備える同軸コネクタにおいて、
    前記外部導体は、前記本体部材の先端側に位置する装着部に対して連結接続された先端側内面部をもつ係合接続部材を有し、
    該係合接続部材は、略リング状の先端部と、該先端部から略円筒状に延びる側周部とを有し、全体として中央孔をもつ略ボトルキャップ状をなし、
    前記係合接続部材の前記側周部が、開口端から前記先端部側に向かって延びる複数のスリットで区画された複数の弾性接触片状部を有し、
    各弾性接触片状部の端部分が、径方向外方に向かって突出する厚肉凸部として形成され
    前記同軸コネクタと前記相手コネクタとの嵌合接続状態で、
    前記係合接続部材は、外面が前記相手コネクタの内面に嵌合するように構成され、かつ、前記厚肉凸部が、前記相手コネクタの内面と係合する前記係合接続部材の多点接触部分であることを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 前記本体部材の前記先端側外面部分に、前記係合接続部材が一体的に連結接続されていることを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ。
  3. 前記本体部材の前記先端側外面部分に、前記係合接続部材が交換可能に連結接続できる係合部を有することを特徴とする請求項2に記載の同軸コネクタ。
  4. 前記係合接続部材の前記先端部に、前記係合接続部材を交換する際の交換工具用の溝が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の同軸コネクタ。
  5. 前記本体部材の前記先端側外面部分に、前記係合接続部材が圧入により連結接続されていることを特徴とする請求項2に記載の同軸コネクタ。
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