JP7121595B2 - 断熱材用塗料および断熱材 - Google Patents
断熱材用塗料および断熱材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7121595B2 JP7121595B2 JP2018160475A JP2018160475A JP7121595B2 JP 7121595 B2 JP7121595 B2 JP 7121595B2 JP 2018160475 A JP2018160475 A JP 2018160475A JP 2018160475 A JP2018160475 A JP 2018160475A JP 7121595 B2 JP7121595 B2 JP 7121595B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- silica airgel
- nanofibers
- insulating material
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Thermal Insulation (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
本発明の断熱材用塗料(以下適宜、「塗料」と称する)は、水と、シリカエアロゲルと、水溶性バインダーと、ナノファイバーと、を有する。
シリカエアロゲルの構造、形状、大きさなどは、特に限定されない。例えば、シリカエアロゲルの骨格をなすシリカ微粒子(一次粒子)の直径は2~5nm程度、骨格と骨格との間に形成される細孔の大きさは、10~50nm程度であることが望ましい。細孔の多くは、50nm以下のいわゆるメソ孔である。メソ孔は、空気の平均自由行程よりも小さいため、空気の対流が制限され熱の移動が阻害される。これにより、シリカエアロゲルは高い断熱性を有する。
水溶性バインダーとしては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂とウレタン樹脂との混合物などが挙げられる。断熱材用塗料の硬化物において、バインダー層の強度を高めて、断熱材の強度を向上させるという観点から、架橋剤などを併用して水溶性バインダーを架橋させてもよい。すなわち、本発明の断熱材用塗料は、水、シリカエアロゲル、水溶性バインダー、およびナノファイバーの他に、架橋剤などの他の成分を含んでいてもよい。
ナノファイバーは、直径が1nm以上100nm以下の繊維状物質である。例えば、親水性を有するものとして、セルロースナノファイバー、シリカナノファイバー、キチンナノファイバーなどが挙げられる。なかでも、木材などの植物原料から製造することができ、植物由来で環境負荷が少ない、軽量で高強度、熱による変形が少ないという理由から、セルロースナノファイバーが好適である。セルロースナノファイバーは、化学処理した後、機械処理して製造されるものと、機械処理のみで製造されるものがあるが、繊維径が細く比較的長いものが得られるという理由から、化学処理を併用して製造されるものが望ましい。
本発明の断熱材用塗料は、シリカエアロゲル、水溶性バインダー、およびナノファイバーと、必要に応じて添加剤と、を水に分散させて調製すればよい。なお、シリカエアロゲルは、表面や内部に疎水基を有するため、水になじみにくい。加えて、比重が小さいため、水に浮きやすく分散しにくい。よって、シリカエアロゲルの分散性を考慮すると、以下の手順を採用することが望ましい。
本発明の断熱材は、基材の表面および内部の少なくとも一部に、上述した本発明の断熱材用塗料の硬化物を有する。基材の材質は、不織布などの布、樹脂などが挙げられる。基材の形状は特に限定されず、フィルム状でも成形体でもよい。本発明の断熱材は、本発明の断熱材用塗料を基材の表面に塗布し、塗膜を乾燥して製造することができる。塗布には、バーコーター、ダイコーター、コンマコーター(登録商標)、ロールコーターなどの塗工機や、スプレーなどを使用すればよい。あるいは、本発明の断熱材用塗料に基材を浸漬した後、乾燥させてもよい。塗布、浸漬のいずれの方法においても、基材が布や多孔質な材料からなる場合には、塗布した塗料の一部が基材の内部に含浸する。
[実施例1~4]
まず、水に、ウレタン樹脂バインダー溶液(三洋化成工業(株)製「パーマリン(登録商標)UA-368」、固形分50質量%)と、セルロースナノファイバーが水に分散した分散液(第一工業製薬(株)製「レオクリスタ(登録商標)l-2SX」、固形分2質量%)と、を添加して撹拌した。そこに、球状のシリカエアロゲル(平均粒子径10μm、比表面積700m2/g、細孔容積4ml/g)を添加して撹拌し、塗料を調製した。シリカエアロゲルとしては、上述した特許第4960534号公報に記載されている方法に準じて製造されたものを使用した。セルロースナノファイバーの分散液の添加量を変えてセルロースナノファイバーの含有量が異なる4種類の塗料を調製し、実施例1~4の塗料とした。実施例1~4の塗料は、本発明の断熱材用塗料の概念に含まれる。
セルロースナノファイバーを配合しない、すなわちセルロースナノファイバーの分散液を添加しない点以外は実施例1~4と同様にして、比較例1の塗料を調製した。
調製した塗料の分離性、塗工性を次の方法により評価した。調製した塗料における各成分の含有量、および塗料の評価結果については、後出の表1にまとめて示す。
調製した塗料を静置し、目視観察により分離するまでの時間を測定した。
調製した塗料を、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムにブレードコーティングした。その時に、はじきや固形分の分離が無い場合を塗工性良好(後出の表1中、〇印で示す)、はじきや固形分の分離が若干見られるが塗工可能である場合を塗工性普通(同表中、△印で示す)、はじきや固形分の分離があり塗工できなかった場合を塗工性不良(同表中、×印で示す)と評価した。
調製した塗料を基材に塗布、乾燥して断熱材を製造し、その断熱性およびシリカエアロゲルの脱落性を評価した。
断熱性の評価用サンプルを、次のようにして製造した。まず、調製した塗料を不織布(倉敷繊維加工(株)製、厚さ5mm、目付け130g/m2)の両面にブレードコーティングし、100℃下で1時間乾燥した。ブレードコーティングの際、不織布の内部に空気層ができないよう注意した。このようにして両面をブレードコーティングした不織布を2枚準備し、各々の一面に同じ塗料を重ねてブレードコーディングした後、当該一面同士を貼り合わせた。そして、重ね合わせた二枚の不織布に、1kgのおもりを載せ、その状態で100℃下で30分間乾燥した。その後、おもりを外して100℃下で2時間乾燥した。このようにして、不織布の表面および内部に塗料の硬化物を有するサンプル(縦200mm、横200mm、厚さ10mmの正方形状)を製造した。実施例1~4の塗料を用いたサンプルは、本発明の断熱材の概念に含まれる。
調製した塗料を不織布(同上)の両面にブレードコーティングし、100℃下で1時間乾燥して、シリカエアロゲルの脱落性の評価用サンプルを製造した。ブレードコーティングの際、不織布の内部に空気層ができないよう注意した。実施例1~4の塗料を用いたサンプルは、本発明の断熱材の概念に含まれる。
脱落率(%)=(W1-W2)/W1×100 ・・・(1)
[W1:試験前質量(g)、W2:試験後質量(g)]
シリカエアロゲルの脱落率が5%以下の場合は粉落ちほぼ無し(以下の表1中、〇印で示す)、5%を超え10%以下の場合は粉落ちやや有り(同表中、△印で示す)、10%以上の場合は粉落ち多し(同表中、×印で示す)と評価した。
Claims (9)
- 水と、シリカエアロゲルと、水溶性バインダーと、ナノファイバーと、を有し、
該水溶性バインダーは、ウレタン樹脂およびアクリル樹脂から選ばれる一種以上を含み、
該ナノファイバーは、セルロースナノファイバーを含む断熱材用塗料。 - 前記ナノファイバーの含有量は、塗料全体を100質量%とした場合の0.02質量%以上0.27質量%以下である請求項1に記載の断熱材用塗料。
- 基材の表面および内部の少なくとも一部に、請求項1または請求項2に記載の断熱材用塗料の硬化物を有する断熱材。
- 前記硬化物における前記ナノファイバーの含有量は、0.12質量%以上1.50質量%以下である請求項3に記載の断熱材。
- 前記硬化物における前記ナノファイバーの直径は、1nm以上40nm以下である請求項3または請求項4に記載の断熱材。
- 前記硬化物における前記ナノファイバーの長さは、100nm以上5μm以下である請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の断熱材。
- 前記硬化物における前記シリカエアロゲルは、球状を呈する請求項3ないし請求項6のいずれかに記載の断熱材。
- 前記硬化物における前記シリカエアロゲルの含有量は、40質量%以上75質量%以下である請求項3ないし請求項7のいずれかに記載の断熱材。
- 前記基材は、樹脂または布である請求項3ないし請求項8のいずれかに記載の断熱材。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017188187 | 2017-09-28 | ||
JP2017188187 | 2017-09-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019065264A JP2019065264A (ja) | 2019-04-25 |
JP7121595B2 true JP7121595B2 (ja) | 2022-08-18 |
Family
ID=66338356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018160475A Active JP7121595B2 (ja) | 2017-09-28 | 2018-08-29 | 断熱材用塗料および断熱材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7121595B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6967220B2 (ja) * | 2017-12-01 | 2021-11-17 | 大村塗料株式会社 | 断熱遮熱コーティング組成物及び断熱遮熱塗料 |
JP7037403B2 (ja) * | 2018-03-26 | 2022-03-16 | 大建工業株式会社 | 水性塗料組成物 |
JP6836556B2 (ja) * | 2018-08-24 | 2021-03-03 | 住友理工株式会社 | 断熱材用塗料および断熱材 |
JP6901156B2 (ja) * | 2019-06-17 | 2021-07-14 | 大村塗料株式会社 | 蓄熱塗料およびこれを用いた蓄熱性塗膜 |
JP7252843B2 (ja) * | 2019-06-28 | 2023-04-05 | リンテック株式会社 | 蓄熱構造体及び蓄熱構造体の製造方法 |
JP2021143733A (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-24 | 住友理工株式会社 | 断熱材およびその製造方法 |
CN112080932A (zh) * | 2020-08-21 | 2020-12-15 | 赵国升 | 二氧化硅气凝胶复合纤维毯之制造方法 |
WO2022259930A1 (ja) * | 2021-06-09 | 2022-12-15 | 住友理工株式会社 | 断熱シート |
CN113881300A (zh) * | 2021-11-12 | 2022-01-04 | 上海涂固安高科技有限公司 | 一种气凝胶厚型保温绝热质感涂料 |
CN114085578A (zh) * | 2021-12-23 | 2022-02-25 | 杭州光环门窗有限公司 | 一种保温隔热涂料及其制备方法和应用 |
GB202202736D0 (en) * | 2022-02-28 | 2022-04-13 | Kiss House Ltd | Material and method |
CN114560675B (zh) * | 2022-03-04 | 2023-03-10 | 南昌交通学院 | 一种纤维增强复合纳米孔超分子绝热材料及其制备方法 |
CN116237221A (zh) * | 2023-03-09 | 2023-06-09 | 东莞市上扬智造科技有限公司 | 一种美发设备的二氧化硅气凝胶喷涂方法 |
Citations (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007514810A (ja) | 2003-11-12 | 2007-06-07 | バーチル,ジー.スチュアート,ジュニア | 断熱層のための組成物 |
JP2011057749A (ja) | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 水系塗料組成物 |
KR101083743B1 (ko) | 2011-02-23 | 2011-11-15 | 가나기업(주) | 천연 황토를 이용한 친환경 기능성 미장재 및 이를 이용한 미장 공법 |
JP2012525290A (ja) | 2009-04-27 | 2012-10-22 | キャボット コーポレイション | エーロゲル組成物ならびにその製造および使用方法 |
WO2012147812A1 (ja) | 2011-04-28 | 2012-11-01 | 株式会社トクヤマ | 金属酸化物粉末及びその製造方法 |
JP2013100406A (ja) | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Ozonesave Corp | 断熱用塗料、該塗料を用いた断熱方法、及び該塗料を塗布したシート材 |
JP2014237910A (ja) | 2013-06-10 | 2014-12-18 | パナソニック株式会社 | 繊維シート |
JP2015163815A (ja) | 2014-01-30 | 2015-09-10 | オゾンセーブ株式会社 | 断熱材及び断熱材の製造方法 |
JP2017031386A (ja) | 2015-07-30 | 2017-02-09 | 現代自動車株式会社Hyundai Motor Company | 断熱コーティング組成物および断熱コーティング層 |
WO2017022420A1 (ja) | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 富士フイルム株式会社 | 断熱塗料 |
JP2017137497A (ja) | 2011-09-22 | 2017-08-10 | 凸版印刷株式会社 | 膜形成用組成物、積層体、膜、シート基材、包装材、膜形成用組成物の製造方法 |
JP2018043927A (ja) | 2016-09-12 | 2018-03-22 | 株式会社Kri | 疎水性シリカエアロゲル粒子の水分散液並びに固体複合材料、断熱材及び吸音材 |
CN108004852A (zh) | 2017-12-08 | 2018-05-08 | 姚景城 | 一种新型保温壁纸 |
CN108658623A (zh) | 2017-03-30 | 2018-10-16 | 中国矿业大学(北京) | 一种含二氧化硅气凝胶常温养护发泡保温板及其制备方法 |
JP2018189334A (ja) | 2017-05-10 | 2018-11-29 | パナソニック株式会社 | 回転仕切体及び冷蔵庫 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102278958B1 (ko) * | 2017-03-24 | 2021-07-19 | 엘지전자 주식회사 | 나노셀룰로오스 제조방법 및 나노셀룰로오스 함유 실리카 에어로겔 복합소재 |
-
2018
- 2018-08-29 JP JP2018160475A patent/JP7121595B2/ja active Active
Patent Citations (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007514810A (ja) | 2003-11-12 | 2007-06-07 | バーチル,ジー.スチュアート,ジュニア | 断熱層のための組成物 |
JP2012525290A (ja) | 2009-04-27 | 2012-10-22 | キャボット コーポレイション | エーロゲル組成物ならびにその製造および使用方法 |
JP2011057749A (ja) | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 水系塗料組成物 |
KR101083743B1 (ko) | 2011-02-23 | 2011-11-15 | 가나기업(주) | 천연 황토를 이용한 친환경 기능성 미장재 및 이를 이용한 미장 공법 |
WO2012147812A1 (ja) | 2011-04-28 | 2012-11-01 | 株式会社トクヤマ | 金属酸化物粉末及びその製造方法 |
JP2017137497A (ja) | 2011-09-22 | 2017-08-10 | 凸版印刷株式会社 | 膜形成用組成物、積層体、膜、シート基材、包装材、膜形成用組成物の製造方法 |
JP2013100406A (ja) | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Ozonesave Corp | 断熱用塗料、該塗料を用いた断熱方法、及び該塗料を塗布したシート材 |
JP2014237910A (ja) | 2013-06-10 | 2014-12-18 | パナソニック株式会社 | 繊維シート |
JP2015163815A (ja) | 2014-01-30 | 2015-09-10 | オゾンセーブ株式会社 | 断熱材及び断熱材の製造方法 |
JP2017031386A (ja) | 2015-07-30 | 2017-02-09 | 現代自動車株式会社Hyundai Motor Company | 断熱コーティング組成物および断熱コーティング層 |
WO2017022420A1 (ja) | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 富士フイルム株式会社 | 断熱塗料 |
JP2018043927A (ja) | 2016-09-12 | 2018-03-22 | 株式会社Kri | 疎水性シリカエアロゲル粒子の水分散液並びに固体複合材料、断熱材及び吸音材 |
CN108658623A (zh) | 2017-03-30 | 2018-10-16 | 中国矿业大学(北京) | 一种含二氧化硅气凝胶常温养护发泡保温板及其制备方法 |
JP2018189334A (ja) | 2017-05-10 | 2018-11-29 | パナソニック株式会社 | 回転仕切体及び冷蔵庫 |
CN108004852A (zh) | 2017-12-08 | 2018-05-08 | 姚景城 | 一种新型保温壁纸 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019065264A (ja) | 2019-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7121595B2 (ja) | 断熱材用塗料および断熱材 | |
Zhang et al. | “Stiff–soft” binary synergistic aerogels with superflexibility and high thermal insulation performance | |
Maleki et al. | Novel multifunctional polymethylsilsesquioxane–silk fibroin aerogel hybrids for environmental and thermal insulation applications | |
Cheng et al. | Cellulose nanocrystal coated cotton fabric with superhydrophobicity for efficient oil/water separation | |
Jannatun et al. | A facile cross-linking approach to fabricate durable and self-healing superhydrophobic coatings of SiO2-PVA@ PDMS on cotton textile | |
US10144676B2 (en) | Aerogel composite and preparation method thereof | |
Ahuja et al. | Superhydrophobic modification of cellulose sponge fabricated from discarded jute bags for oil water separation | |
Teisala et al. | Superhydrophobic coatings on cellulose‐based materials: fabrication, properties, and applications | |
Jeddi et al. | Magnetic superabsorbents based on nanocellulose aerobeads for selective removal of oils and organic solvents | |
WO2020040171A1 (ja) | 断熱材用塗料および断熱材 | |
Liu et al. | Facile method for the hydrophobic modification of filter paper for applications in water-oil separation | |
Zhou et al. | A superhydrophobic poly (lactic acid) electrospun nanofibrous membrane surface-functionalized with TiO 2 nanoparticles and methyltrichlorosilane for oil/water separation and dye adsorption | |
EP2655728B1 (en) | A process for providing hydrorepellent properties to a fibrous material and thereby obtained hydrophobic materials | |
WO2017010551A1 (ja) | エアロゲル複合材料 | |
CN111074675B (zh) | 一种疏水浆料及其制备方法与应用 | |
Mazrouei-Sebdani et al. | Synthesis and performance evaluation of the aerogel-filled PET nanofiber assemblies prepared by electro-spinning | |
AU2020100277A4 (en) | Cellulose nanofibril-based hydrophobic composite film material and method for preparing the same | |
Fu et al. | Cellulose nanofibril reinforced silica aerogels: optimization of the preparation process evaluated by a response surface methodology | |
EP4043099A1 (en) | Method for preparing hydrophobic aerogels | |
JP7285085B2 (ja) | 断熱材およびその製造方法 | |
WO2021181932A1 (ja) | 断熱材およびその製造方法 | |
Li et al. | Hydrophobic and self-recoverable cellulose nanofibrils/N-alkylated chitosan/poly (vinyl alcohol) sponge for selective and versatile oil/water separation | |
Gupta et al. | The role of rheological premonitory of hydrogels based on cellulose nanofibers and polymethylsilsesquioxane on the physical properties of corresponding aerogels | |
Nowak et al. | Modification of polypropylene fibrous filters with MTMS-based aerogel for improvement of oil mist separation properties–experimental and theoretical study | |
Can et al. | Properties of biodegradable PVA/sepiolite‐based nanocomposite fiber mats |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210521 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220323 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220805 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7121595 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |