JP7121291B2 - 連結ケーブルおよび連結ケーブルの製造方法 - Google Patents
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Description
第2発明の連結ケーブルは、第1発明において、前記線材は、ブラスト処理およびプライマー塗布がなされていないことを特徴とする。
第3発明の連結ケーブルは、第1または第2発明において、前記被覆は軟質塩化ビニルで形成されていることを特徴とする。
第4発明の連結ケーブルの製造方法は、導電性を有する線材の両端それぞれに端子を固定し、ついで、前記端子の前記線材との接続部にブラスト処理を施し、ついで、前記接続部にプライマーを塗布し、ついで、前記接続部と前記線材とを覆う被覆をディップコーティングにより形成することを特徴とする。
第5発明の連結ケーブルの製造方法は、第4発明において、前記線材には、ブラスト処理およびプライマー塗布を施さないことを特徴とする。
第6発明の連結ケーブルの製造方法は、第4または第5発明において、前記被覆を軟質塩化ビニルで形成することを特徴とする。
第2発明によれば、線材にはブラスト処理およびプライマー塗布がなされていないので、線材と被覆とは密着性が低い。そのため、連結ケーブルの柔軟性が高い。
第3発明によれば、被覆が軟質塩化ビニルで形成されているので、連結ケーブルの柔軟性が高い。
第4発明によれば、端子の接続部にブラスト処理を施した後、プライマーを塗布しているので、端子と被覆との密着性が高い。そのため、連結ケーブルの防水性が高い。
第5発明によれば、線材にはブラスト処理およびプライマー塗布を施さないので、線材と被覆とは密着性が低い。そのため、連結ケーブルの柔軟性が高い。
第6発明によれば、被覆を軟質塩化ビニルで形成するので、連結ケーブルの柔軟性が高い。
(連結ケーブル)
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る連結ケーブル1は、主として導電性を有する線材11からなる。線材11は特に限定されないが、銅の撚線が好適に用いられる。線材11の両端には一対の端子12、12が固定されている。端子12は特に限定されないが、圧着端子が好適に用いられる。
端子12の接続部12aと被覆13との密着性が弱いと、それらの間から液が侵入することがある。そこで、つぎの手順で連結ケーブル1を製造することが好ましい。以下、図2に基づき、連結ケーブル1の製造方法を説明する。
図3に示すように、電解めっき装置2は、ロールツーロールにより長尺帯状の基材BMを搬送しつつ、基材BMに対して電解めっきを行なう装置である。基材BMは薄膜状であり、その片面または両面にめっき被膜が成膜される。
前記の電解めっき装置2を用いて基材BMの両面S1、S2に銅めっき被膜を成膜すれば、銅張積層板を得ることができる。なお、電解めっき装置2は銅張積層板を製造するのに限定されず、種々の製品を製造するのに用いられる。
種々の手順で連結ケーブルを試作し、防水性および柔軟性を確認した。
銅の撚線の両端に圧着端子を固定した。圧着端子のスリーブにブラスト処理を施した後、プライマーを塗布した。撚線にはブラスト処理およびプライマー塗布を行なわなかった。その後、撚線および圧着端子のスリーブに対して、ディップコーティングにより被覆を形成した。被覆の素材として軟質塩化ビニルを用いた。得られた連結ケーブルを試料1とする。
銅の撚線の両端に圧着端子を固定した。圧着端子のスリーブにブラスト処理を施した後、プライマーを塗布した。撚線にはブラスト処理およびプライマー塗布を行なわなかった。その後、撚線および圧着端子のスリーブに対して、ディップコーティングにより被覆を形成した。被覆の素材として硬質塩化ビニルを用いた。得られた連結ケーブルを試料2とする。
銅の撚線の両端に圧着端子を固定した。圧着端子のスリーブおよび撚線にブラスト処理を施した後、プライマーを塗布した。その後、撚線および圧着端子のスリーブに対して、ディップコーティングにより被覆を形成した。被覆の素材として軟質塩化ビニルを用いた。得られた連結ケーブルを試料3とする。
銅の撚線の両端に圧着端子を固定した。ブラスト処理およびプライマー塗布は行なわなかった。撚線および圧着端子のスリーブに対して、ディップコーティングにより被覆を形成した。被覆の素材として軟質塩化ビニルを用いた。得られた連結ケーブルを試料4とする。
銅の撚線の両端に圧着端子を固定した。撚線の全体を軟質塩化ビニル製のチューブに挿入し、チューブの両端を熱収縮チューブで封止した。得られた連結ケーブルを試料5とする。
銅の撚線の両端に圧着端子を固定した。撚線の全体を軟質塩化ビニル製のチューブに挿入し、チューブの両端をPTFE製のテープで巻き締めた後、熱収縮チューブで封止した。得られた連結ケーブルを試料6とする。
銅張積層板50の両面の銅めっき被膜54、54の厚さを測定する試験を行なった。
前記の構成の電解めっき装置2を用いて、基材BMの両面に銅めっき被膜54、54を成膜して銅張積層板50を製造した。ここで、クランプ30の本体部31と可動部32とを連結ケーブル1Bで接続した。また、銅めっき被膜54の設定厚さを3μmとした。
実施例1と同様の条件で銅張積層板50を製造した。ただし、クランプ30の本体部31と可動部32とは連結ケーブル1で接続しなかった。得られた銅張積層板50の両面の銅めっき被膜54、54の厚さを測定した。
11 線材
12 端子
12a 接続部
13 被覆
Claims (6)
- 導電性を有する線材と、
前記線材の両端に固定された一対の端子と、
前記端子の前記線材との接続部と前記線材とを覆う被覆と、を備え、
前記端子の前記接続部は、ブラスト処理された後、プライマーが塗布されており、
前記被覆はディップコーティングにより形成されている
ことを特徴とする連結ケーブル。 - 前記線材は、ブラスト処理およびプライマー塗布がなされていない
ことを特徴とする請求項1記載の連結ケーブル。 - 前記被覆は軟質塩化ビニルで形成されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の連結ケーブル。 - 導電性を有する線材の両端それぞれに端子を固定し、
ついで、前記端子の前記線材との接続部にブラスト処理を施し、
ついで、前記接続部にプライマーを塗布し、
ついで、前記接続部と前記線材とを覆う被覆をディップコーティングにより形成する
ことを特徴とする連結ケーブルの製造方法。 - 前記線材には、ブラスト処理およびプライマー塗布を施さない
ことを特徴とする請求項4記載の連結ケーブルの製造方法。 - 前記被覆を軟質塩化ビニルで形成する
ことを特徴とする請求項4または5記載の連結ケーブルの製造方法。
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