JP7121116B2 - 拡張現実システムのための導波路ベース光学システム及び方法 - Google Patents

拡張現実システムのための導波路ベース光学システム及び方法 Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、2017年10月13日に出願された米国仮特許出願第62/572109号の米国特許法第119条の下の優先権の利益を主張するものであり、その内容全体を本明細書に援用する。
本開示は拡張現実(AR)システムに関する。特に、ARシステムのための導波路ベース光学システム及び方法に関する。
ARシステムはユーザーが見ている現実の情景に仮想物体を加えるために使用される。例となる1種類のARシステムは着用でき、ユーザーにより装着される眼鏡、ゴーグル、又はヘルメットの形態のアイウェアを利用し、時には頭部装着ディスプレイ(HMD)システムと呼ばれる。ARシステムは、実際の物体又は直接見られている情景に拡張物体も加えながら物体又は情景を見るのを可能にするよう構成された光学システムを通常含む。
ARシステムは通常5つの主機能を実行する。第1は拡張物体をユーザーの眼から離して配置することである。第1は拡張物体をスケール不変及びシフト不変形態に変換することである。第3は現実の情景からの光線がそのまま通過するのを許しながら変換された拡張物体をユーザーの眼の前に移すことである。第4は変換され移させた拡張物体のサイズを変えてユーザーの眼の前のアイボックスを最大にすることである。第5は現実の情景と変換され移されサイズ変更された拡張物体の両方からの光線を結合し、ユーザーの眼に拡張された情景の実際の画像を形成させることである。
ARシステムのための幾つかの異なる光学システム構成が提案されていて、それらは1つ以上の種類の光学素子、例えばビームスプリッター、軸外レンズ、ミラー(マイクロミラーを含む)、光ガイド、回折光学素子(DOE)、及びホログラフィック光学素子(HOE)の様々な組み合わせを使用する構成を含む。
光ガイドの使用は、特にARアイウェアに有用な小型の構成を可能にできる点で有利である。しかし、これまで使用されてきた光ガイドは比較的厚い傾向がある。即ち、光ガイドは導波路の電磁理論ではなく幾何光学の原理により画定される。このように、光ガイドは比較的制限された(狭い)視野(例えば30°~50°の範囲内)を有し、出力光が高品質画像を提供するように非常に狭い幾何公差(例えばミクロンスケール)で作製されなければならない。加えて、光ガイドからの光の取り出しは、真の波ではなく光線として光ガイドを横切る光のためにその光ガイドの出力領域に亘って連続ではなく離散的である。
ユーザーが見ている物体又は情景の拡張画像を形成するARシステムで使用するためのAR光学システムが本明細書に開示される。AR光学システムは基板により支持された導波路層を含む導波路構造体を備える。入力回折格子及び出力回折格子が前記導波路層に存在し横方向に互いに離れている。ディスプレイからの入力光が入力回折格子に入射される。その入力光は導波路層内にカップリングされ複数の導波モードとして導波路層内を出力回折格子へ進行する。前記入力及び出力回折格子は位相整合を提供し、それらの導波モードは導波路層から出力回折格子により出力回折格子に沿って連続的に取り出され出力光を形成する。一方、情景からの光は垂直に出力回折格子を通過しその結果、前記出力光と情景からの光とがユーザーの眼により結合され拡張現実画像を形成する。
本開示の一態様は、拡張現実システムにおいて動作波長で使用するための拡張現実光学システムである。このシステムは、前記動作波長で屈折率nと上面と底面とを有する基板と、前記基板の上面内か又は上面上にそれぞれ形成され横方向に互いに離された入力回折格子及び出力回折格子と、本体、上面、底面、及び1μm≦THG≦100μmの厚みを有する導波路層であって、該導波路層の前記底面が前記基板の前記上面上に支持されて前記入力及び出力回折格子は該導波路層内に延び、前記動作波長で屈折率n≧nを有し複数の導波モードを支える導波路層とを備え、前記入力及び出力回折格子は位相整合を提供することで、前記入力回折格子に入射した入力光は前記導波路層内にカップリングされ前記導波モードで前記出力回折格子へ進行し前記出力回折格子により前記導波路層から出力光として取り出される。
本開示の別の態様は、物体又は情景を見るための拡張現実システムであって、前面領域及び後面領域を有する上記の拡張現実光学システムと、前記後面領域に配置され前記入力光を生成する表示装置と、前記表示装置に相対して操作可能に配置され前記入力光を入力視野に亘って前記拡張現実光学システムの前記入力回折格子へ向けるように構成された結合光学システムとを備える拡張現実システム。
本開示の別の態様は、屈折率nを有する1μm≦THG≦100μmの範囲内の厚みTHGの導波路層を含み、屈折率nを有する基板上に支持された導波路構造体であって、n-n≧0.5であり、複数の導波モードを支える導波路構造体と、前記導波路層内にそれぞれ存在する入力回折格子及び出力回折格子とを備える拡張現実光学システムであり、前記入力及び出力回折格子は位相整合を提供し、横方向に互いに離されている。
本開示の別の態様は、物体又は情景を見る時に拡張現実画像を形成する方法である。その方法は、表示画像からの表示光を入力視野に亘って導波路構造体の入力回折格子へ向け、前記導波路構造体内を進行する複数の導波モードを形成するステップと、前記導波路構造体の出力回折格子を使用して前記複数の導波モードを出力視野に亘って取り出すステップであって、前記出力回折格子は前記入力回折格子と位相整合され互いに離されている、ステップと、前記物体又は情景を前記出力回折格子を通して結像光学システムを用いて見るのと同時に前記出力回折格子からの出力光を前記結像光学システムを用いて受光するステップと、前記結像光学システムを用いて前記表示画像と前記物体又は情景の画像とが結合された拡張画像を形成するステップとを含む。
本明細書に開示されたAR光学システム及びARシステムは従来のAR光学システム及びAR装着型システムと比べて利点を有する。1つの利点は、前記導波路構造体はAR光学システムが、AR眼鏡及びARゴーグルなどAR装着型システムにとって重要な比較的薄い形状因子を持つのを可能にすることである。別の利点は、結像に実質的に悪影響なくその導波路構造体を変形(曲げる)できることである。別の利点は、使用する材料は安価で、構成は製造するのが比較的容易であることである。別の利点は、前記導波路構造体は比較的大きなFOV、例えば50°~70°を可能にすることである。別の利点は、比較的薄い構成は前記AR光学システムを通して見ている物体又は情景からの光の優れた透過を可能にすることである。更に別の利点は、光ガイドの光線ベース機能の故に光取り出しが離散的である従来の光ガイドに比べて、前記導波路構造体は前記出力回折格子の長さに亘って概ね連続する光取り出しを可能にすることである。
追加の特徴と利点は下記の詳細な説明において記述され、その説明から当業者にとって明白となるか、又は下記の説明、請求項、及び添付図面に記載した実施形態を実施することにより認識されるであろう。上記概要説明と下記の詳細な説明の両方とも単に代表例を示し、請求項の主題の特質及び特性を理解するための概観又は枠組みを提供するよう意図されていることは理解されるべきである。
添付図面は更なる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ一部をなしている。図面は1つ以上の実施形態を例示し、詳細な説明と共に様々な実施形態の原理と動作を説明する。即ち、本開示は添付図と併せ以下の詳細な説明からより完全に理解されるであろう。
本開示に係る一例の導波路ベースAR光学システムの立面概略図である。 図1の一例のAR光学システムの断面図である。 図2のシステムに類似しキャップ層を更に含む一例のAR光学システムの断面図である。 図2のシステムに類似し、導波路層の底面に直に隣接する低屈折率層を更に含む一例のAR光学システムの断面図である。 AR光学システムの一例の導波路構造体の一部の概略図であり、主に導波路層内を進行する複数の導波モードを例示する。 図2に類似し、本書に開示されたAR光学システムの動作の基本原理を例示する。 入力光のクローズアップ図であり、入力角範囲と入力角範囲内の3つの例の入力角を示す。 出力光のクローズアップ図であり、出力角範囲と出力角範囲内の3つの例の出力角を示す。 本書に開示されたAR光学システムの入力回折格子及び出力回折格子の構成例の上から見た図である。 本書に開示されたAR光学システムの入力回折格子及び出力回折格子の構成例の上から見た図である。 本書に開示されたAR光学システムの入力回折格子及び出力回折格子の構成例の上から見た図である。 本書に開示されたAR光学システムの入力回折格子及び出力回折格子の構成例の上から見た図である。 少なくとも1つの曲面を有する一例のAR光学システムの概略断面図である。 少なくとも1つの曲面を有する一例のAR光学システムの概略断面図である。 少なくとも1つの曲面を有する一例のAR光学システムの概略断面図である。 少なくとも1つの曲面を有する一例のAR光学システムの概略断面図である。 少なくとも1つの曲面を有する一例のAR光学システムの概略断面図である。 ユーザーにより使用される本書に開示されたAR光学システムを含むARシステムの実施形態であって、ユーザーの眼が結像光学システムを成す実施形態の概略図である。 本書に開示されたARシステムを内蔵しユーザーにより装着されうる一例のARアイウェアの概略図である。 図13Aに類似し、ARシステムが結像レンズ及び画像センサーを含む結像光学システムを図13Aに示したユーザーの眼の代りに含む例を示す。
本開示の様々な実施形態を、それらの例を添付の図面に例示し、詳細に記述する。可能ならいつでも、同じ又は類似の部品を指すために同じ又は類似の符号を全図面に亘って使用する。図面は必ずしも一定の縮尺でない、当業者は本開示の重要な態様を例示するために図面が簡略化されていることを認識するであろう。
下記に明記する請求項は本詳細な説明に引用され、その一部を成す。
直交座標が幾つかの図で基準のために示されているが、方向又は向きについて限定する意図ではない。
下記の説明で、λは光の動作波長を表し、Δλはその動作波長を含む光の動作波長範囲(即ち、スペクトル帯)を表す。また、θは角度を表し、Δθは角度範囲を表し、一例では視野(FOV)を表す。
以下に挙げた様々な屈折率は、一例では可視波長である動作波長λに対する。一例では、スペクトル帯Δλは可視波長を含む。
AR光学システム
図1は本開示に係る一例の導波路ベースAR光学システム(「AR光学システム」)10の立面概略図であり、図2は図1の一例のAR光学システムの断面図である。AR光学システムは図1に最も良く示されるようにx方向長さLZ、y方向長さLY、及びz方向全厚みTHを有する。
AR光学システム10は、本体21、上面22、及び底面24を有する基板20を有する。基板20の本体21は屈折率n及び厚みTHSを有する。図示の例では、基板20は平面的であるが、他の非平面的構成を下記のように使用できる。
基板の上面22は第1格子要素32Aから成る第1回折格子30Aと格子要素32Bから成る第2回折格子30Bとを備える。第1及び第2回折格子はx方向に間隔(距離)SGだけ離されている。第1回折格子30Aは本書で「入力」又は「入射瞳」回折格子と呼ばれ、第2回折格子30Bは本書で「出力」又は「射出瞳」回折格子と呼ばれる。入力及び出力回折格子30A及び30Bはそれぞれ同じ周期Λ及び格子高さhを有する。
一例では、第1及び第2格子要素32A及び32Bの一方又は両方は前記基板に形成され、これら第1及び第2格子要素は基板材料からできている。これはマスキングプロセス、エッチングプロセス、複写プロセス、又は成形プロセスを使用して実現できる。別の例では、第1及び第2格子要素32A及び32Bの一方又は両方は前記基板の上面に、例えば選択的蒸着プロセス又は複写プロセスにより追加される。蒸着された又は複写された第1及び/又は第2格子要素32A及び32Bは多様な材料、例えば酸化物などの無機材料又はアクリル酸塩などの有機材料からできていて、基板20と概ね同じ屈折率を有する。下記に説明するように、入力及び出力回折格子30A及び30BはAR光学システム10に入力され出力される光に関して位相整合を提供する。下記により詳細に説明する。
AR光学システム10は基板20の上面22の直上に導波路層40も備える。導波路層40は本体41、上面42、及び基板20の上面22と接する(即ち、接触する)底面44を有する。従って、本体41の第1部分は第1格子要素32A間の隙間を埋め、本体の第2部分は第2格子要素32B間の隙間を埋める。導波路層40は屈折率nを有し、n>nである。導波路層40は厚みTHGを有する。
AR光学システム10の一例の構成では、導波路層40の上面42は、一例では屈折率n≒1の空気からなる周囲環境60と接する。図3に例示した別の例の構成では、導波路層40の上面42は、屈折率n<nのキャップ層50と接する。キャップ層50は上面52と、導波路層の上面42と接触する底面54とを有する。
基板20、導波路層40、及び随意のキャップ層50か又は周囲環境60は導波路構造体100を画定し、光は異なる導波モードで進行する導波として導波路層内を伝搬できる。下記により詳細に説明する。
AR光学システム10は基板20の底面24に直に隣接する前面領域FRを有する。AR光学システム10はまた、キャップ層50がAR光学システムで使用されているか否かに依って導波路層40の上面42か又はキャップ層50の上面52に直に隣接する後面領域BRも有する。
一例では、基板屈折率(即ち、基板の本体21の屈折率)n≦1.5。一例では、基板20は従来のガラス、例えば溶融シリカからできていてもよい。他の例では、基板20はプラスチック又は重合体からできていてもよい。一例では、基板20は熱可塑性物質からできていてもよい。
また一例では、導波路層屈折率n≧2。一例では、n-n≧0.5。導波路層40はまた、少なくとも1つの酸化物又は少なくとも1つの酸化物材料及び少なくとも1つのフッ化物材料の組み合わせからできていてもよい。導波路層40の酸化物材料の例はTa及びTiOなどの薄膜を含む。
図4は図3に類似であり、導波路構造体100が、屈折率n<n及び厚みTHLを有する低屈折率層20Lを含む一例の構成を示す。低屈折率層20Lは導波路層40の底面44に直に隣接する。低屈折率層20Lは基板20の上面22上に加えられうるか、又は上面22に形成され、入力及び出力回折格子30A及び30Bを含むか又は支持する新しい基板上面22’を画定すると考えられうる。一例では、低屈折率層20Lは屈折率n=1.38のMgFなどの低屈折率薄膜として形成される。
導波路構造体
上記のように、導波路構造体100は、上面42において相対的に低い屈折率の周囲環境60か又はキャップ層50と底面44において相対的に低い屈折率の基板20又は低屈折率層20Lとにより囲われた相対的に高い屈折率の導波路層40により画定される。導波路構造体100の導波特性は、導波路層40の厚みTHG及び使用する光の動作波長λに加え屈折率n、n(又はn)、及びn(又はn)により主に規定される。
非限定の例では、導波路層40の厚みTHGは1μm≦THG≦100μmの範囲内又は20μm≦THG≦50μmの範囲内である。導波路層40の正確な厚みTHGは基板屈折率n(又は使用された場合、低屈折率層20Lの屈折率n)と、キャップ層50の屈折率n又は屈折率nの周囲環境が使用されているかとに依存する。
図5は導波路構造体100の一部の概略図である。導波路構造体100は当技術で光ガイド又は光パイプとしばしば呼ばれる物とは導波路構造体は導波モードを支える点で異なる。導波モードは幾何光学の法則ではなく波動伝搬の電磁理論により適切に記述される。上記のように、一例では、導波路層40の全導波路厚みTHGは1≦THG≦100μmの範囲内であってもよく、例えば、250μm~1000μmの厚みの従来の光ガイドに比べて相対的に薄い。一例では、導波路厚みTHGは従来の光ガイドベースAR光学システムで使用される従来の光ガイドの少なくとも2.5分の1の薄さである。
図5は主に導波路層40内を伝搬する導波又は導波モード120を含み、隣接する層内を進行するそれらの導波モードの尾(消えかかる)部分がある。一例では、導波路構造体100はn=0、1、2、・・・mの導波モード120を支える。nはモード番号であり、mは最大のモード番号である。モードの総数は特定の偏光、即ちTE又はTMに関してN=m+1である。n=0モードは基本モードであり、n>0モードは高次モードである。図5はm=8の例を示し、特定の偏光に関して導波路構造体100により支えられる合計N=9個の導波モード120を表す。
導波路構造体100の一例では、導波モード120の総数Nは500≦N≦1000の範囲内である。モードの総数Nは、十分な角度分解能、十分大きな視野(FOV)、及び出力回折格子30Bにより出力される出力光150’のための概ね連続な光取り出しを提供するのに十分大きいように選ばれ、同時に導波路層40の厚みTHGを比較的小さく、例えば100μm以下に保つ。例えば、FOVは70°という大きさでありうる。更により大きなFOVはより大きな数N個の導波モードを必要とする。同様に、より小さなFOVはより少ない導波モード120を必要とする。AR光学システム10は、選ばれたケースで(例えば、比較的狭い視野が許容できる場合に)勿論ほんの少しのモード又は数十モードで動作できるが、数百モードで比較的大きなFOVを有するAR光学システムが最も有用であろうと予想される。
一例のAR光学システムパラメータ
一例のAR光学システム10は基板屈折率n≒1.5のガラス基板20(例えば、BK7などのホウケイ酸クラウンガラス)と、Taで作られ厚みTHG=100μm及び屈折率n=2.15を有する導波路層40と、導波路層の上面42と接触する周囲環境60とを含む。この構成は可視動作波長λ=520nmにおいて約N=600個の導波モード120を支える。
上記の例に類似するが導波路層40はNbで作られ導波路屈折率n=2.38を有する別の例では、導波路構造体100は約N=700個のモードを支える。
上記の例に類似するが導波路層40はTiOで作られ屈折率n=2.68を有する別の例では、導波路構造体100は約N=850個のモードを支える。
上記の例に類似するが基板20は、MgFで作られ屈折率n=1.38を有する低屈折率層20Lを支持し、導波路層40はTiOで作られ屈折率n=2.68を有する別の例では、導波路構造体100は約N=890個のモードを支える。
これらの例では、モードの数は次の数式を使用して計算される。
N=(2・THG/λ)・(n -n 1/2
また一例では、入力及び出力回折格子30A及び30Bはそれぞれ次のパラメータを有しうる。即ち、200nm~600nmの範囲内の格子周期(又はピッチ)Λ及び50nm~500nmの範囲内の格子要素高さhを有す。
入力及び出力回折格子
図6Aは図2に類似し、AR光学システム10の動作の基本原理を例示する。図6Aにおいて、入力光150はAR光学システム10の後面領域BRから入力回折格子30Aに入射する。下記に説明するように、入力光150は表示イメージを形成するディスプレイにより生成されうる。光150の3つの異なる光線は150‐1、150‐2、及び150‐3で示され、一例ではz軸に対して測定されてよい異なる入射角θに対応する。ここで、光線150‐1、150‐2、及び150‐3を光波の伝搬方向と考えることができる。図6Bは入力光150のクローズアップ図であり、角度範囲Δθ内の3つの異なる例の角度θ1、θ2、及びθ3を示す。入力光150‐1、150‐2、及び150‐3は後面領域BRから入力回折格子30Aに向かって概ね-z方向に進行する。
異なる角度の入力光150‐1、150‐2、及び150‐3は入力回折格子30Aに入射し回折格子と相互作用し、入力回折格子30Aは、導波路モード、入力回折格子、及び異なる入射角θ1、θ2、及びθ3の入力光の間の位相整合により入力光を対応する異なる導波路モード120‐1、120‐2、及び120‐3に変換する。導波路構造体100は限定された数の導波モード120を支えるので、入力角範囲内の選ばれた入射角θの入力光150だけが導波路層40内にカップリングされ導波モード120として層内を進行する。これらの角度θはカップリング角と呼ばれる。導波路構造体100により支えられる導波モード120の数が大きいほど、カップリング角θの数は大きい。図6Aでは、3つの入射(カップリング)角θ1、θ2、θ3だけが例示の容易さのために示されている。上記のように、導波路構造体はN=1000個の異なる導波モード120を持つことができ、入力角範囲Δθで規定される入射FOVは1000個のカップリング角θを有しうる。
導波路モード120‐1、120‐2、及び120‐3は導波路構造体100内を出力回折格子30Bへ進行する。入力及び出力回折格子30A及び30Bは導波路モード120を入力光及び出力光150及び150’とそれぞれ位相整合する。従って、導波路モード120‐1、120‐2、及び120‐3は導波路層40から出力回折格子30Bにより出力光150’に対する出力角範囲Δθ’=Δθ内の出力角θ1、θ2、及びθ3で放出される対応する出力光150’‐1、150’‐2、及び150’‐3として取り出される。図6Cは出力光150’のクローズアップ図であり、角度範囲Δθ’内の3つの異なる例の出力角θ1’、θ2’、及びθ3’を示す。上記のように、N=1000の場合、1000個の異なる出力角θ’が存在しうる。
入力及び出力回折格子30A及び30Bが同じ周期Λを有する例では、θ1=θ1’、θ2=θ2’、θ3=θ3’、及びΔθ=Δθ’である(即ち、カップリング角は対応する出力角に等しく、入力FOVは出力FOVに等しい)。出力光150’は概ね+z方向に再びAR光学システム10の後面領域BR内へ進行する。出力光150’は横方向(図6Aではx方向)に入力光150から概ね距離SGだけずれている。
一例では、入力光150は多色、即ち、波長帯域Δλを有する。一例の波長帯域Δλは可視電磁スペクトルの少なくとも一部を含むか又はから成る。
入力光150が多色である場合、波長帯域Δλ内の各波長λは導波路構造体100内に入力角範囲Δθに亘る複数の対応する導波モード120としてカップリングされる。異なる波長の光が光ファイバー内を波長分割多重(WDM)用途の導波モードとして伝搬するのと同じように、異なる波長の複数の導波モード120は独立に導波路構造体内を伝搬する。入力及び出力回折格子30A及び30Bにより提供される位相整合により、出力光150’のスペクトル成分及び分布は入力光150と同じ(又は少なくとも概ね同じ)である。従って、AR光学システム10はカラー結像ができる。
一方、一例では、異なる光250(例えば、不図示の物体又は情景からの可視光)が前面領域FRから後面領域BRへAR光学システム10を通って進行し、特に出力回折格子30Bを出力回折格子30Bに垂直な方向に、即ち+z方向に通過する。光250は通過する時に出力回折格子30Bにより実質的に歪められることがない。これは、出力回折格子30Bは光250に位相整合を提供しないためである。
AR光学システム10内で導波路構造体100を利用する利点は、出力光150’は出力回折格子30Bの長さに沿って概ね連続的に放出されることである。これは、光線が全内部反射により光ガイド内に捕えられ光ガイドに沿って離散した位置からだけ出力される従来の光ガイドベースARシステムと対照的である。出力回折格子30Bに沿った出力光150’の連続的な取り出しは、従来の光ガイドの離散的取り出しと対照的に、出力回折格子(即ち、射出瞳)に亘るより均一な光分布、従って、ユーザーが気付くような対応するより良い拡張画像品質が得られる。
一例では、入力光150はまた概ね単色結像のための単色であってもよい。また一例では、AR光学システム10は異なる選ばれた波長の入力光150を個別に扱うように構成できる。例えば、赤(R)、緑(G)、及び青(B)成分を有する入力光150の場合、3つの異なる導波路構造体100を積層構成に配置して間隔層(例えば、空気又は低屈折率膜)を使用して分離し、それら異なる導波路構造体がR、G、及びB入力光150をそれぞれ扱うように構成できる。別の例では、2つの導波路構造体100を積み重ね、一方の導波路構造体がR及びG入力光150を扱い、他方の導波路構造体がG及びB入力光を扱うように構成できる。従って、AR光学システム10の積層構成は、非積層構成と本質的に同じように動作し、異なる波長の入力光150はそれぞれ異なる導波路構造体内を進行する。
回折格子構成の例
図7A~7DはAR光学システム10の例の上から見た図であり、入力回折格子30A及び出力回折格子30Bの構成例を示す。図7A及び7Bの例では、入力回折格子30Aは線状の格子要素32A及び全体円形状を有し、出力回折格子30Bも線状の格子要素32Bを有するが全体矩形形状を有する。また、この例では、入力回折格子30Aは出力回折格子30Bよりかなり小さい面積を有す。
図7Aの出力回折格子30Bはx軸に平行な伝搬ベクトルKと共に示され、図7Bの出力回折格子はxy平面内の角度θで規定される伝搬ベクトルを有する。
図7Cは出力回折格子30Bが少なくとも2つの格子運動ベクトルK(θで規定される)及びK(θで規定される)を規定する交差した要素32A及び32Bを備えた2次元構成を有する例を示す。出力回折格子は角度θで規定される追加の格子伝搬(運動)ベクトルKを有しうる。
他の例では、出力回折格子30Bは図7Dに示すような曲線状の格子要素32Bを含みうる。格子要素は同心円状に配列され伝搬ベクトルKの連続体を規定する。
入力及び出力回折格子30A及び30Bの格子要素32A及び32Bのための多様な形状及びサイズは、AR光学システム10の所望の機能に依って効果的に使用されうる。また、入力及び/又は出力回折格子30A及び/又は30Bは、異なるタイプの格子要素32A及び/又は32Bを有する2つ以上の個別の格子領域を含みうる。AR光学システム10の総面積を減少させ格子レイアウトを簡略化することが望ましい場合は、入力回折格子30A及び/又は出力回折格子30Bのための2次元構成を効果的に使用してもよい。
曲面状AR光学システム
上述したAR光学システム10は例としてまた例示と説明の容易さのために平面的構造を有する。しかし、AR光学システム10はそれに限定されず、曲面状であっても、即ち、1つ以上の曲面を有してもよい。
図8は図2に類似し、凸曲率を持つ2つの面を有するAR光学システム10の実施形態を例示する。図9は図8に類似し、凹曲率を持つ2つの面を有するAR光学システム10の実施形態を例示する。他の例では、AR光学システム10の1つの表面、例えば図10に示した最も底側の表面だけが曲面状でありうる。図11は、AR光学システム10がキャップ層50を含み、そのキャップ層の上面52が曲面状であるが、導波路層40は概ね平面的である例を示す。
一例では、1つ以上の曲面が補正結像を提供するよう構成されてもよい。図12は、基板20の底面24が、ユーザー350のために補正結像を提供するように設計された局部的に曲面状の部分24Cを含む実施形態を例示する(図13A参照、下記に提示し説明する)。
また、AR光学システム10は基板20の底面24に配置された導波路層40を含んで構成されてよく、本書に開示された構成例は、例示の目的のために基板の上面上の導波路層を示す。また、AR光学システム10内の面(又はそれらの一部)のいずれも補正する面として構成されうる。一例では、AR光学システム10は複数の補正する面を有しうる。同様に、図8~12に例示として示された例を越えて、様々な曲率(例えば、凸と凹)の組み合わせを使用できる。
AR光学システム10の導波路構造体100が相対的に強い曲率を有する構成では、導波モード120は真の束縛モードでは最早なく、より適切に漏れ共鳴モードと表現される。漏れ共鳴モードは導波路構造体100の動作を実質的に変えず、実際には、各モードに離散したカップリング角とは全く異なり、ある範囲の入力(カップリング)角θを各モードにカップリングすることで角度分解能を改善する場合がある。
他の例では、入力及び出力回折格子30A及び30Bの格子周期Λは、導波路構造体100内のどんな曲率にも対応し、入力光150に対する正しいカップリング角θと出力光150’に対する出力角θ’を維持するように非一定(例えば、チャープ)であってもよい。入力及び出力回折格子の格子高さhは、入力光150が導波路構造体100内にカップリングされ出力光150’が導波路構造体から取り出される比率を変えるように非一定であってもよい。
ARシステム
図13Aは本書に開示されたAR光学システム10を含むARシステム300の実施形態の概略図である。AR光学システム10の平面的構造が例としてまた例示の容易さのために示されている。ARシステム300はAR光学システム10の入力回折格子30Aに結合光学システム320により光学的に結合された表示装置310を含む。一例では、表示装置310はマイクロディスプレイ、例えばマイクロディスプレイチップである。一例では、結合光学システム320は1つ以上の光学素子、例えばレンズ、ミラー、ビームスプリッターなどから成る。結合光学システム320はサイズ及び重量を最小にするためにマイクロ光学素子から成りうる。
ARシステム300はユーザー350と、AR光学システム10の前面領域FRに近接して存在し例として木として示された実物体400とに相対して配置されて示されている。実物体400は、AR光学システム10を通してユーザーにより見られている情景とも考えられる。表示装置310は、例として鳥として描かれた表示画像312を提供するとして示されている。表示画像312と関連する表示光を成す光150は、結合光学システム320により範囲Δθの入力(カップリング)角θ(例えば、入力FOV)に亘ってAR光学システム10の入力回折格子30Aに向けられる。入力(表示)光150は、上述したように導波路構造体100内に入力FOV内の選ばれたカップリング角θで光学的にカップリングされ、複数(N個)の導波モード120を生成する。次に、N個の導波モード120は導波路構造体100内を出力回折格子30Bへ進行し、位相整合を提供する入力及び出力回折格子30A及び30BはN個の導波モード120を、N個の導波モードに対応する離散した出力角θ’を持つ対応する出力光150’に変換する。出力角θ’は離散しているが、出力光150’は出力回折格子30Bの長さに亘って概ね連続して取り出される。
出力光150’はユーザー350の一方又は両方の眼352に向けられる。また、ユーザーの一方又は両方の眼は出力回折格子30Bを直接通して物体400からの光250を受光する(図6Aも参照)。従って、ユーザー350の眼352は拡張画像500を眼の網膜354上に形成する。この拡張画像は物体400の実像400’と表示画像312の仮想画像312’とを含む。
一例では、ARシステム300は、例えばユーザーの眼が収差を有する場合に補正結像を提供するためにユーザー350の眼352とAR光学システム10の間に操作可能に配置された少なくとも1つの補正レンズ600を随意に含みうる。一例では、補正レンズ600は1つ以上の従来の眼鏡レンズから成る。上記のように、補正結像は導波路構造体100の1つ以上の表面の少なくとも一部が曲面状であることによっても提供されうる。
図13Bは本書に開示されたAR光学システム10を内蔵しユーザー350により装着されうる一例のARアイウェア650の概略図である。ARアイウェアはレンズ652及びつる654を含む。図示された例では、各レンズ652は出力回折格子30Bを含む。入力回折格子30Aはレンズ652の外側部分に位置する。各レンズ652の少なくとも一部は上述した導波路構造体100を含む。表示装置(例えば、マイクロディスプレイ)310及び結合光学システム320は各つる654により支持されうる(1つのディスプレイ及び結合光学システムだけが例示の容易さのために示されている)。
図14は図13Aに類似し、ユーザー350を結像光学システム700で置き換えた、即ち、結像光学システムがユーザーの眼352に置き換わったARシステム300の実施形態を例示する。結像光学システム700は結像レンズ702と、拡張画像500がその上に形成される画像センサー704とを含む。一例では、結像光学システム700はデジタルカメラから成る。一例では、画像センサー704は、例えばデジタルカメラに関連するような画像処理電子装置710に操作可能に結合される。一例では、ユーザーの眼352は結像光学システム700の一例を成し、ユーザーの脳が拡張画像500の必要な画像処理を実行する。
本明細書に記載された開示の好適な実施形態に対して様々な部分変更が添付の請求項に記述された開示の要旨又は範囲から逸脱することなくされうる。従って、それらの部分変更及び変形が添付の請求項とそれらの等価物の範囲内に入る場合、本開示はそれらの部分変更及び変形を包含する。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
拡張現実システムにおいて動作波長で使用するための拡張現実光学システムであって、
前記動作波長で屈折率nと上面と底面とを有する基板と、
前記基板の上面内か又は上面上にそれぞれ形成され横方向に互いに離された入力回折格子及び出力回折格子と、
本体、上面、底面、及び1μm≦THG≦100μmの厚みを有する導波路層であって、該導波路層の前記底面が前記基板の前記上面上に支持されて前記入力及び出力回折格子は該導波路層内に延び、前記動作波長で屈折率n≧nを有し複数の導波モードを支える導波路層と
を備え、
前記入力及び出力回折格子は位相整合を提供することで、前記入力回折格子に入射した入力光は前記導波路層内にカップリングされ前記導波モードで前記出力回折格子へ進行し前記出力回折格子により前記導波路層から出力光として取り出される、拡張現実光学システム。
実施形態2
前記動作波長で前記基板屈折率n≦1.5であり、前記導波路層屈折率n≧2である、実施形態1記載の拡張現実光学システム。
実施形態3
複数の導波モードの数は500と1000の間である、実施形態2記載の拡張現実光学システム。
実施形態4
前記導波路層は25μm≦THG≦50μmの範囲内の厚みTHGを有する、実施形態1又は2記載の拡張現実光学システム。
実施形態5
前記導波路層は30μm≦THG≦40μmの範囲内の厚みTHGを有する、実施形態1又は2記載の拡張現実光学システム。
実施形態6
前記導波路層は重合体から成り、前記基板はガラスから成る、先行する実施形態のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態7
前記基板はガラス材料から成り、前記導波路は酸化物材料及びフッ化物材料の少なくとも一方から成る、先行する実施形態のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態8
前記基板はガラス材料から成り、前記入力及び出力回折格子は重合体から成り、前記導波路層は酸化物材料か又は酸化物材料及びフッ化物材料の組み合わせから成る、実施形態1~5のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態9
前記基板は重合体材料から成り、前記導波路層は酸化物材料か又は酸化物材料及びフッ化物材料の組み合わせから成る、実施形態1~5のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態10
前記重合体材料は熱可塑性物質から成る、実施形態9記載の拡張現実光学システム。
実施形態11
前記導波路層はシリコンから成る、実施形態9又は10記載の拡張現実光学システム。
実施形態12
前記導波路層及び前記基板はそれぞれ平面的である、先行する実施形態のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態13
前記導波路層及び前記基板の少なくとも一方は曲面を有する、先行する実施形態のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態14
前記導波路層の前記上面上に配置されたキャップ層を更に備え、前記キャップ層は屈折率n<nを有する、先行する実施形態のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態15
前記入力回折格子は直線状入力格子要素を含み、前記出力回折格子は直線状出力格子要素を含む、先行する実施形態のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態16
前記入力回折格子は2次元入力格子要素を含み、前記出力回折格子は2次元出力格子要素を含む、先行する実施形態のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態17
前記出力光は50°≦FOV≦70°の範囲内の視野(FOV)を有する、先行する実施形態のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態18
前記入力光は多色である、先行する実施形態のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態19
前記入力光は単色である、実施形態1~17のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態20
前記基板は、前記基板上面を画定する低屈折率層を備え、前記低屈折率層は屈折率n<nを有する、先行する実施形態のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
実施形態21
物体又は情景を見るための拡張現実システムであって、
前面領域及び後面領域を有する先行実施形態のいずれかに記載の拡張現実光学システムと、
前記後面領域に配置され前記入力光を生成する表示装置と、
前記表示装置に相対して操作可能に配置され前記入力光を入力視野に亘って前記拡張現実光学システムの前記入力回折格子へ向けるように構成された結合光学システムと
を備える拡張現実システム。
実施形態22
前記後面領域に操作可能に配置され前記出力回折格子から前記出力光を出力視野に亘って受光する結像光学システムを更に備える実施形態21記載の拡張現実システム。
実施形態23
前記物体又は情景からの光は前記前面領域から前記後面領域へ次に前記結像光学システムへ前記出力回折格子を通して送出され、前記結像光学システムは前記出力光と前記物体又は情景からの前記光とを結合して拡張画像を形成する、実施形態21又は22記載の拡張現実システム。
実施形態24
前記結像光学システムはユーザーの少なくとも一方の眼を含む、実施形態21、22、又は23記載の拡張現実システム。
実施形態25
前記出力視野は50°~70°の範囲内である、実施形態21記載の拡張現実システム。
実施形態26
前記入力光は多色である、実施形態21記載の拡張現実システム。
実施形態27
屈折率nを有する1μm≦THG≦100μmの範囲内の厚みTHGの導波路層を含み、屈折率nを有する基板上に支持された導波路構造体であって、n-n≧0.5であり、複数の導波モードを支える導波路構造体と、
前記導波路層内にそれぞれ存在する入力回折格子及び出力回折格子と
を備え、
前記入力及び出力回折格子は位相整合を提供し、横方向に互いに離されている、拡張現実光学システム。
実施形態28
前記導波路層は重合体材料から成り、前記基板はガラス材料から成る、実施形態27記載の拡張現実光学システム。
実施形態29
前記入力及び出力回折格子は可視動作波長帯域に亘って動作するように構成されている、実施形態27又は28記載の拡張現実光学システム。
実施形態30
前記導波路層及び前記基板の少なくとも一方は平面的である、実施形態27、28、又は29記載の拡張現実光学システム。
実施形態31
物体又は情景を見る時に拡張現実画像を形成する方法であって、
表示画像からの表示光を入力視野に亘って導波路構造体の入力回折格子へ向け、前記導波路構造体内を進行する複数の導波モードを形成するステップと、
前記導波路構造体の出力回折格子を使用して前記複数の導波モードを出力視野に亘って取り出すステップであって、前記出力回折格子は前記入力回折格子と位相整合され互いに離されている、ステップと、
前記物体又は情景を前記出力回折格子を通して結像光学システムを用いて見るのと同時に前記出力回折格子からの出力光を前記結像光学システムを用いて受光するステップと、
前記結像光学システムを用いて前記表示画像と前記物体又は情景の画像とが結合された拡張画像を形成するステップと
を含む方法。
実施形態32
前記出力視野は50°と70°の間の範囲内である、実施形態31記載の方法。
実施形態33
前記結像光学システムはユーザーの少なくとも一方の眼を含む、実施形態31又は32記載の方法。
実施形態34
前記導波路構造体は拡張現実アイウェアに内蔵されている、実施形態31、32、又は33記載の方法。
10 AR光学システム
20 基板
20L 低屈折率層
21 本体
22 上面
24 底面
30A 入力回折格子
30B 出力回折格子
32A、32B 格子要素
40 導波路層
41 本体
42 上面
44 底面
50 キャップ層
60 周囲環境
100 導波路構造体
120 導波モード
120‐1、120‐2、120‐3 導波路モード
150 入力光
150‐1、150‐2、150‐3 光線
150’、150’‐1、150’‐2、150’‐3 出力光
250 光
300 ARシステム
310 表示装置
312 表示画像
320 結合光学システム
350 ユーザー
352 眼
354 網膜
400 実物体
500 拡張画像
600 補正レンズ
652 レンズ
654 つる
700 結像光学システム
702 結像レンズ
704 画像センサー
710 画像処理電子装置

Claims (10)

  1. 拡張現実システムにおいて動作波長で使用するための拡張現実光学システムであって、
    前記動作波長で屈折率nと上面と底面とを有する基板と、
    前記基板の上面内か又は上面上にそれぞれ形成され横方向に互いに離された入力回折格子及び出力回折格子と、
    本体、上面、底面、及び1μm≦THG≦100μmの厚みを有する導波路層であって、該導波路層の前記底面が前記基板の前記上面上に支持されて前記入力及び出力回折格子は該導波路層内に延び、前記動作波長で屈折率n≧nを有し複数の導波モードを支える導波路層と
    を備え、
    前記入力及び出力回折格子は位相整合を提供することで、前記入力回折格子に入射した入力光は前記導波路層内にカップリングされ前記導波モードで前記出力回折格子へ進行し前記出力回折格子により前記導波路層から出力光として取り出される、拡張現実光学システム。
  2. 前記動作波長で前記基板屈折率n≦1.5であり、前記導波路層屈折率n≧2であり、複数の導波モードの数は500と1000の間である、請求項1記載の拡張現実光学システム。
  3. 前記基板はガラス材料から成り、前記入力及び出力回折格子は重合体から成り、前記導波路層は酸化物材料か又は酸化物材料及びフッ化物材料の組み合わせから成る、請求項1及び2のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
  4. 前記基板は重合体材料から成り、前記導波路層は酸化物材料か又は酸化物材料及びフッ化物材料の組み合わせから成る、請求項1及び2のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
  5. (1)前記導波路層及び前記基板はそれぞれ平面的であるか、又は(2)前記導波路層及び前記基板の少なくとも一方は曲面を有する、先行する請求項のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
  6. 前記導波路層の前記上面上に配置されたキャップ層を更に備え、前記キャップ層は屈折率n<nを有する、先行する請求項のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
  7. 前記入力回折格子は2次元入力格子要素を含み、前記出力回折格子は2次元出力格子要素を含む、先行する請求項のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
  8. 前記出力光は50°≦FOV≦70°の範囲内の視野(FOV)を有する、先行する請求項のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
  9. 前記入力光は多色又は単色である、先行する請求項のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
  10. 前記基板は、前記基板上面を画定する低屈折率層を備え、前記低屈折率層は屈折率n<nを有する、先行する請求項のいずれかに記載の拡張現実光学システム。
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