JP7119998B2 - コイル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばトランスなどとして好適に用いられるコイル装置に関する。
特許文献1には、ワイヤの一対のリード部が引き出される端子台を具備するコイル装置が開示されている。しかしながら、特許文献1のコイル装置では、端子台がボビンに一体成形してあるため、端子台の仕様変更が生じた場合には、ボビン全体を一から作り直さなければならず、設計の自由度が低かった。
また、特許文献2に示すように、端子台とボビンとを別に成形して取り付ける構造も知られている。しかしながら、従来では、端子台をボビンの巻軸方向に沿って上部から取り付けている。このため、ボビンの巻軸方向に沿って、端子台を位置決めすることが困難である。
また、特許文献2に示すような従来のコイル装置では、ボビンの巻軸方向に沿って、端子台をボビンの鍔部の上面に取り付けるために、ボビンの鍔部の厚みを十分に大きくするか、補強リブを設けないと、端子台の保持が不十分になりやすいと言う課題を有している。また、そのために、コイル装置の低背化も困難となる。
特開2013-254890号公報 特開2003-59728号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、設計の自由度が高く、しかも位置決めおよび低背化が容易なコイル装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
コイル部を構成するワイヤが巻回されるボビンと、
前記ワイヤの一対のリード部が引き出されるリード配設台とを有するコイル装置であって、
前記リード配設台は、前記ボビンとは別体で構成してあり、前記ボビンの台接続部に、前記ボビンの巻回軸に対して略垂直方向から取り付けられ、
前記リード配設台には、前記一対のリード部を、中央部から相互に引き離す方向に案内するリード案内通路が形成してある。
本発明に係るコイル装置では、リード配設台が、ボビンとは別体で構成してあり、ボビンに取り付けられている。そのため、リード配設台の仕様変更が生じた場合には、ボビンに取り付けられたリード配設台を、その仕様に即したリード配設台に交換するだけでよく、ボビン全体を一から作り直す必要がない。したがって、リード配設台の仕様変更に柔軟に対応することが可能となり、設計の自由度の高いコイル装置を提供することができる。
また、ボビンとリード配設台を別個に成形することが可能となり、各々に適した材料を用いて成形を行うことができる。たとえば、熱伝導性の高い材料でボビンを成形することにより、熱伝導性に優れたコイル装置を得ることができる。また、ボビンを構成する材料にフィラーを含めることにより、強度に優れたボビンを得ることが可能となり、コイル装置の強度を高めることができる。また、成形性に優れた材料でリード配設台を成形することにより、複雑な形状からなるリード配設台に対しても、寸法精度を高めることが可能となり、コイル装置の小型化に寄与することができる。
また、ボビンを成形する際には、リード配設台の仕様を考慮に入れた金型を用いる必要がなく、ボビンの仕様に即した金型を用いることが可能である。そのため、リード配設台が一体化してあるボビンを成形する場合に比べて、金型の構造をシンプルにすることができ、製造が容易になる。
さらに、本発明のコイル装置では、リード配設台をボビンの台接続部に、ボビンの巻回軸に対して略垂直方向から取り付けることができる。そのため、リード配設台に具備される端子の高さ位置を、ボビンに対して高精度で位置決めすることが容易になり、コイル装置の端子に接続される外部端子への位置決めが容易になる。
また、本発明のコイル装置では、リード配設台には、一対のリード部を、中央部から相互に引き離す方向に案内するリード案内通路が形成してあるために、リード部の先端にそれぞれ接続する端子が引き離され、これらの絶縁性が向上する。また、リード部の先端に接続する端子を、コイル部から遠い位置に配置することが容易になる。さらに、リード配設台とボビンとの接続も容易になり、コイル装置の低背化も容易である。
好ましくは、前記台接続部には、前記リード配設台の長手方向の両側に形成してある一対の係合溝にそれぞれ係合する係合片が具備してある。係合片を係合溝に嵌め込み式に取り付けることで、リード配設台とボビンとの接合作業も容易になると共に、リード配設台の長手方向に沿ってのボビンへの位置決めも容易になる。また、リード配設台を台接続部に強固に接続することができる。
少なくとも一つの前記係合片は、主片と、当該主片に連続して形成してある副片とを有してもよく、
前記係合片が差し込まれる前記係合溝は、前記主片が差し込まれる主溝と、前記副片が差し込まれる副溝とを有してもよい。
このように構成することで、係合片と係合溝との係合(嵌合)は、より強固になり、位置決め精度も向上する。また、副片は、主片よりも厚みが薄いことが好ましい。このように構成することで、係合片と係合溝との係合(嵌合)は、さらに強固になり、位置決め精度もさらに向上する。
前記主片は、前記副片よりも前記リード配設台の方向に突出している部分を有してもよく、
前記副溝には、前記副片の突出先端が突き当てられるストッパ壁が形成してあってもよい。
このように構成することで、リード配設台が台接続部に対して、より強固に接続することが可能になり、さらに、これらの位置決め精度も向上する。特に、回転方向の位置決めも向上し、これらのがたつきも低減できる。
好ましくは、前記副溝は、前記リード配設台の裏面に具備してあるフック形状の突起に形成してある。ストッパ壁も、この突起に形成しても良い。この副溝が形成してある突起により、副片を固定して保持することが容易になり、係合片と係合溝との係合(嵌合)が強化される。
好ましくは、前記主溝は、前記副溝に連続するように、前記リード配設台の裏面に形成してあり、前記副溝と反対側の側部には、前記主溝の側壁面を構成する案内凸部が、前記リード配設台の裏面に形成してある。このように構成することで、係合片を係合溝に対して容易に差し込むことができ、ボビンに対するリード配設台の取付が容易になると共に、これらの固定が強化される。
好ましくは、前記主片の突出先端部と、前記主片の突出先端部とが、段差を境に略平行に形成してある。このように構成することで、係合片を係合溝に対して容易に差し込むことができ、ボビンに対するリード配設台の取付が容易になると共に、これらの固定が強化される。また、位置決め精度も向上する。
いずれかの前記副片の突出先端部が、前記副片の突出方向に対して斜めに成形してあっても良い。このように構成することで、特に回転方向の位置決め精度も向上し、ボビンに対するリード配設台のがたつきも防止できる。
好ましくは、前記台接続部には、一対の前記係合片の間で、前記リード配設台の裏面に配置される中央支持片と、その中央支持片の両側に配置してある一対の補助支持片と、が具備してあり、
前記台接続部には、前記中央支持片と一対の前記補助支持片との間で、一対のリード通過溝が形成してあり、
前記台接続部の長手方向に沿う前記リード通過溝の基端側溝幅は、前記リード部を構成するワイヤの線径と同等以上であり、前記ワイヤの線径の1.5倍以下である。
このように構成することで、リード配設台をボビンに取り付ける際に、リード通過溝に通してあるリード部が、リード配設台と干渉するおそれが少なくなり、リード配設台をボビンに取り付けやすくなる。
好ましくは、前記リード配設台には、前記中央支持片に対応する位置で、前記ボビンの中心に向けて突出するリード絶縁凸部が形成してあり、
前記リード絶縁凸部の両側で、前記リード配設台には、一対の前記リード通過溝にそれぞれ連通するリード貫通溝が形成してあり、
前記リード部が通過する位置で、前記リード貫通溝の溝幅は、前記リード通過溝の前記基端側溝幅よりも広い。
このように構成することで、リード配設台をボビンに取り付ける際に、リード通過溝に通してあるリード部が、リード配設台と干渉するおそれが少なくなる。
好ましくは、前記リード絶縁凸部の先端部には、前記台接続部に具備してあるフック用溝に係合するフック部が形成してある。このように構成することで、リード配設台がボビンに対して、さらに強固に取り付けることができる。
好ましくは、前記リード配設台の表面には、前記リード貫通溝から引き出される一対の前記リード部を、相互に前記リード絶縁凸部から引き離す方向に案内する一対の前記リード案内通路が形成してある。リード貫通溝から引き出されるリード部をリード案内通路に導きやすくなる。
好ましくは、それぞれの前記リード案内通路の前記ボビンの中心側には、絶縁壁が前記リード配設台に具備してあり、
前記リード貫通溝と前記リード案内通路との境界では、前記絶縁壁の内側端部が、前記リード絶縁凸部に向けて突出してあり、前記リード貫通溝の入口側溝幅を狭めてある。
このように構成することで、リード部とコア部との絶縁が向上する。また、好ましくは、前記リード貫通溝の入口側溝幅は、前記リード部が通過する位置で、前記リード通過溝の前記基端側溝幅よりも広い。このように構成することで、リード貫通溝の入口側溝幅が狭めても、リード配設台の取付時に、リード部がリード配設台に干渉することを有効に防止することができる。
好ましくは、前記台接続部の突出先端面が、前記リード配設部の反ボビン側端面と略面一の部分を有し、前記反ボビン側端面よりも飛び出していない。このように構成することで、コイル装置の小型化を図ることができると共に、リード配設台を台接続部に対して強固に連結することができる。
図1Aは本発明の一実施形態に係るコイル装置の斜視図である。 図1Bは図1Aに示すコイル装置の側面図である。 図2は図1に示すコイル装置の分解斜視図である。 図3は図2に示す端子台付きボビンの斜視図である。 図4Aは図3に示すボビンのみの平面図である。 図4Bは図3に示すボビンのみの要部拡大斜視図である。 図4Cは図4Bに示すボビンの台接続部を下側から見た要部拡大斜視図である。 図5Aは図4Aに示すボビンの台接続部に取り付けられる一対の端子台の平面図である。 図5Bは図5Aに示す一方の端子台の斜視図である。 図5Cは図5Aに示す他方の端子台の斜視図である。 図6Aは図3に示すボビンに端子台を取り付ける前の要部分解斜視図である。 図6Bは図6Aに示す取付前のボビンと端子台の要部断面図である。 図6Cは図6Bに示すボビンに端子台を取り付けた後の状態を示し、図3に示すVIC-VIC線に沿う要部断面図である。 図7は図3に示すVII-VII線に沿う端子台付きボビンの断面矢視図である。 図8は図4Aに示すボビンに端子台を取り付ける状態を示す部分分解斜視図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1Aおよび図1Bに示す本実施形態に係るコイル装置としてのトランス10は、たとえばEV(Electric Vehicle:電動輸送機器)、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle:プラグインハイブリッド自動車)、あるいはコミュータ(車両)用の車載用充電器、あるいは家庭用または産業用電気機器の電源回路、あるいはコンピュータ機器の電源回路などに用いられる。図2に示すように、トランス10は、ボビン20と、コイル部30と、磁性コア(分割コア)40a,40bと、リード配設台としての端子台50および150とを有する。
なお、図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、相互に垂直であり、Z軸は、コイル部30の巻軸に平行であり、X軸は一対の分割コア42a,42aまたは一対の分割コア42b,42bが分割される分割線の方向に略一致する。なお、分割線の方向は、Y軸に沿ってもよい。また、Z軸は、トランス10の高さ(厚み)方向に対応する。本実施形態では、トランス10のZ軸方向の下方が、トランスの設置面となる。
図2に示すように、ボビン20は、コイル部30が巻回される巻回筒部28を持つボビン本体24を有する。巻回筒部28の内部には、コア脚用貫通孔26がZ軸方向に形成してある。巻回筒部28のZ軸方向の端部には、それぞれ端部隔壁鍔28a,28bが径方向に広がるように形成してある。上側の端部隔壁鍔28aのX軸方向の両側には、それぞれ台接続部22および122がボビン20と一体的に形成してある。
なお、ボビン20は、たとえばPPS、PET、PBT、LCPなどのプラスチックで構成してあるが、その他の絶縁部材で構成されても良い。好ましくは、ボビン20は、耐熱性を有する材料で構成される。強度や熱伝導性を向上させるために、これらの絶縁部材にガラス等のフィラーを充填させてもよい。
ボビン本体24の巻回筒部28には、コイル部30が形成される。本実施形態では、コイル部30は、内側に巻回してある第1コイル部32と、その外側に巻回してある第2コイル部34とを有する。第1コイル部32は、単数または複数の第1ワイヤ36がボビン20の巻回筒部28の外周に巻回されることで形成される。また、第2コイル部34は、単数または複数の第2ワイヤ38が第1コイル部32の外周に巻回されることで形成される。巻回筒部28へのワイヤ36および38の巻回方法は特に限定されず、通常巻でもα巻きでも良い。
本実施形態では、第1コイル部32が一次側コイルであり、第2コイル部34が二次側コイルであるが、その逆でも良い。また、第1コイル部32と第2コイル部34との間には、絶縁シートなどが介在してあっても良い。
図2に示すように、本実施形態では、磁性コア40a,40bは、それぞれ同じ形状を持つ2つの分割コア42a,42aおよび42b,42bに分離可能である。本実施形態では、分割コア42a,42aおよび42b,42bは、全て同じ形状である。分割コア42a,42aは、組み合わされた状態で、Z-Y断面で断面E字形状を有し、いわゆるE型コアを構成する。Z軸方向の下部に配置される他の一対の分割コア42b,42bも、組み合わされた状態で、Z-Y断面で断面E字形状を有し、いわゆるE型コアを構成する。
Z軸方向の上側に配置される磁性コア40aは、組み合わされた状態で、Y軸方向に延びるベース部44aと、ベース部44aのY軸方向の中央からZ軸方向に突出している中脚部46aと、ベース部44aのY軸方向の両端からZ軸方向にそれぞれ突出している側脚部48aとを有する。Z軸方向の下側に配置される磁性コア40bは、組み合わされた状態で、Y軸方向に延びるベース部44bと、ベース部44bのY軸方向の中央からZ軸方向に突出している中脚部46bと、Y軸方向の両端からZ軸方向にそれぞれ突出している側脚部48bとを有する。
ベース部44aの外側面は、ボビン本体24の端部隔壁鍔28aに形成してある絶縁壁22bに当接しており、これにより磁性コア40a,40bがX軸方向またはY軸方向に位置ずれすることを防止することが可能となっている。
一対の中脚部46aは、ボビン20のコア脚用貫通孔26の内部にZ軸方向の上方から挿入されるようになっている。同様に、一対の中脚部46bは、ボビン20のコア脚用貫通孔26の内部にZ軸方向の下方から挿入され、貫通孔26の内部において、それらの先端は、中脚部46aの先端に接触または所定のギャップで向き合うように構成してある。
貫通孔26を構成する巻回筒部28の内周面でX軸方向の対向位置には、分離用凸部27(図2参照)がZ軸方向に沿って形成してある。分離用凸部27は、中脚部42a,42aの間に介在されると共に、中脚部42b,42bの間に介在され、これらの中脚部42a,42aまたは中脚部42b,42bの相互が、貫通孔26の内部において、所定の隙間で向き合い、接触しないように構成してある。所定の隙間は、分離用凸部27のY軸方向の厚みにより調整することができる。
中脚部42a,42aまたは中脚部42b,42bは、それぞれ組み合わされた状態で、貫通孔26の内周面形状に一致するように、円柱形状を有しているが、その形状は、特に限定されず、貫通孔26の形状に合わせて変化させても良い。また、側脚部48a,48bは、端部隔壁鍔28a,28bの外周面形状に合わせた内側凹曲面形状を有する。本実施形態では、各分割コア42a,42bの材質は、金属、フェライト等の軟磁性材料が挙げられるが、特に限定されない。
図2に示すように、台接続部22および122には、ボビン20とは別体で構成してある端子台50および150がそれぞれ取り付けられる。端子台50には、第1ワイヤ36の第リード部36a,36bが引き出されて端子60a,60bにそれぞれ接続される。また、端子台150には、第2ワイヤ38の第2リード部38a,38bが引き出されて端子160a,160bにそれぞれ接続される。台接続部22のY軸方向幅およびX軸方向幅は、端子台50の底面のY軸方向幅およびX軸方向幅などに応じて決定される。また同様に、台接続部122のY軸方向幅およびX軸方向幅は、端子台150の底面のY軸方向幅およびX軸方向幅などに応じて決定される。
図4Aに示すように、ボビン20に一体成形してある台接続部22は、Y軸方向に板状に延びるベース部22aと、そのベース部22aに対して略垂直にZ軸の上方向に向けて立ち上げられている絶縁壁22bとを有する。絶縁壁22bは、X-Y平面に略垂直に形成され、図1に示すように、第1リード部36a,36bと磁性コア40aとの絶縁を確保している。また、図4Aに示すように、ベース部22aは、X-Y平面に平行に形成され、図3および図5Aに示す端子台50を取り付けられるために用いられる。
また、図4Aおよび図4Bに示すように、ベース部22aには、絶縁壁22bのY軸方向の中央部からボビン20の外側(ボビン20の中心軸から離れる側/以下同様)に向けて突出する中央支持片22cが一体に形成してある。中央支持片22cにおける絶縁壁22bとの境界近傍には、フック用溝22kがZ軸の上向きに開口して形成してある。フック用溝22kには、図5Bに示すリード絶縁凸部52cの先端に形成してあるフック部52kが嵌合するようになっている。
図4Aに示すように、中央支持片22cのY軸方向の両側には、リード通過溝22eを介して、一対の補助支持片22dがX軸方向の外側に延びるようにベース部22aに形成してある。リード通過溝22eは、それぞれベース部22aにX軸方向に沿って形成してあり、それぞれの基端側(ボビンの中心側)の溝幅Y1が、先端側(ボビンの外側)の溝幅よりも狭くなっている。本実施形態では、この基端側の溝幅Y1が、図2に示す第1リード部36a,36bを構成するワイヤ36の線径と同等以上であり、そのワイヤ36の線径の1.5倍以下であることが好ましい。
図4Aに示す中央支持片22cの外側先端部と補助支持片22dは、端子台50が台接続部22に接続される際に,図5Bに示す端子台50のベース板52aのZ軸方向下面(裏面)に差し込まれ、端子台50のY軸方向の中央付近をZ軸の下から保持する。
図4Aに示すように、各補助支持片22dのY軸方向の外側には、それぞれ中間溝22gを介して、一対の係合片22fがX軸方向の外側に延びるようにベース部22aのY軸方向の両端に形成してある。中間溝22gは、それぞれベース部22aにX軸方向に沿って形成してあり、それぞれの溝幅は、リード通過溝22eの基端側溝幅Y1よりも広く、X軸方向の溝深さは、リード通過溝22eよりも浅く形成してある。各中間溝22gには、図6Aに示すフック状突起56の横壁56bが差し込まれる。
図4Bに示すように、各係合片22fは、主片22hと副片22iとから成り、主片22hのY軸方向の幅は、副片22iのY軸方向の幅よりも広くしてある。また、副片22iは、主片22hの内側(ボビンの中心軸に近い側)に段差22jを介して連続して形成してあり、主片22hの先端面よりも副片22iの先端面がX軸方向に内側に引き込んで形成してある。
主片22hの先端面は、図4Aに示すように、補助支持片22dの先端面と面一であり、中央支持片22cの先端面よりもX軸方向の外側に突出している。主片22hの先端面と補助支持片22dの先端面は、台接合部22のX軸方向の最大先端面を構成し、図7に示すように、ボビン20に端子台50が組み合わされた状態で、端子台50の外側端面50aと略面一になる。
図6Aに示すように、副片22iのZ軸方向の厚みは、主片22hのZ軸方向の厚みよりも薄く、端子台50の下面に形成してある突起56の副溝54b内に差し込まれ易くなっている。図4Bに示すように、副片22iの上面と主片22hの上面は、補助支持片22dの上面および中央支持片22cの先端側上面と共に、面一になっている。
中央支持片22cの先端側上面と補助支持片22dの上面と係合片22fの上面とは、端子台50が台接続部22に接続される際に、図6Aに示す端子台50のベース板52aのZ軸方向下面に差し込まれ、端子台50をZ軸の下から保持する。
図2に示すように、端子台50は、ボビン20とは別体で構成してあり、ボビン20の台接続部22に、ボビン20の巻回軸に対して略垂直方向から取り付けられるようになっている。図5Aに示すように、端子台50は、Y軸方向に長いベース板52aを有し、ベース板52aのX軸方向の外側端面50aは、X軸に略垂直な面となっている。また、ベース板52aのX軸方向の内側端面50bは、図4Bに示す台接続部22の絶縁壁22bに合わせた形状を有している。
図4Bに示す絶縁壁22bの形状に合わせて、図5Aおよび図5Bに示すベース板52aには、ウィング状の絶縁壁52bが形成してある。絶縁壁52bは、絶縁壁22bを補完するような形状を有しており、これらが組み合わされることにより、図1Aに示すように、磁性コア40aとリード部36a,36bおよび端子60a,60bとの絶縁を確保している。
図4Bに示す中央支持片22cのZ軸方向の上部に位置するように、図5Aに示すように、ベース板52aには、X軸方向の内側に突出するリード絶縁凸部52cが形成してある。リード絶縁凸部52cの先端には、図5Bに示すように、フック部52kが形成してあり、このフック部52kは、図4Bに示すフック用溝22kに嵌合可能になっている。
図5Aに示すように,リード絶縁凸部52cのY軸方向の両側には、リード貫通溝52eが、それぞれ形成してある。リード貫通溝52eのY軸方向の溝幅は、図4Aに示すリード通過溝22eの基端側溝幅Y1よりも広く形成してある。図5Aに示すように、絶縁壁52bの内側端部52fが溝52eの内側に飛び出しており、その部分で、リード貫通溝52eのY軸方向の溝幅は狭くなるが、それでも、図4Aに示すリード通過溝22eの基端側溝幅Y1よりは広い。
リード貫通溝52eのX軸方向の深さは、ベース板52aの表面に形成してある一対のリード案内通路52dに連通する程度の深さである。リード案内通路52d,52dは、図2に示すコイル部30の一対のリード部36a,36bを、Y軸方向の略中央部からリード貫通溝52e,52eを通した後にリード案内通路52dに沿って相互に引き離す方向に案内するようになっている。各リード案内通路52dの内側壁面が、絶縁壁52bの壁面になっている。本実施形態では、リード貫通溝52eとリード案内通路52dとの境界では、絶縁壁52bの内側端部52fが、リード絶縁凸部52cに向けて突出してあり、リード貫通溝52eの入口側溝幅を狭めてある。
図5Bに示すように、端子台50のベース板52aの下面では、そのY軸方向に沿って両側に、それぞれ係合溝54が形成してある。係合溝54は、それぞれ突起56と案内凸部58との間に形成してある。本実施形態では、案内凸部58が、ベース板52aの下面で、ベース板52aのY軸方向の両端位置にX軸に略平行に形成してある。突起56は、フック形状を有し、案内凸部58に対して、Y軸方向の内側に所定距離で形成してある。
突起56は、それぞれストッパ壁56aと横壁56bと係合壁56cを有し、これらに囲まれて係合溝54の副溝54bを構成している。係合溝54は、主溝54aと、それに連続する副溝54bとで構成され、副溝54bは、突起56の内部に形成してあり、主溝54aは、案内凸部58と突起56との間で、X軸方向に貫通している。副溝54bは、X軸方向の内側に向けて開口し、主溝54aとY軸方向に連通している。
ストッパ壁56aは、副溝54bの外側端を塞ぐように形成してあり、横壁56bは、副溝54bの反案内凸部側の端部を塞ぐように形成してある。副溝54bのZ軸方向の隙間は、ベース板52aの下面と係合壁56cとの間の隙間に対応し、しかも、図4Bに示す副片22iが差し込み可能な幅になっている。図5Bに示す主溝54aには、図4Bに示す主片22hが差し込まれる。
図5Aに示すように、本実施形態では、端子台50には、一対の端子60a,60bが取り付けてある。本実施形態では、一対の端子60a,60bは、インサート成形により端子台50を構成する樹脂と一体成形してあるが、これに限定されない。各端子60a,60bは、リード接続部61と、それに接続してある外部接続部62とを有し、たとえば金属などの導電性材料で構成してある。端子台50を構成する樹脂としては、成形性に優れた樹脂、たとえばPETなどで構成することができる。
各端子60a,60bのリード接続部61,61は、各リード案内通路52dのY軸方向に離れた出口付近に配置され、図1Aに示すように、コイル部30の各リード部36a,36bが接続可能になっている。また、図5Aに示すように、各端子60a,60bの外部接続部62は、端子台50の外側端面50aからX軸の外側に取り出されている。外部接続部62には、たとえば図示省略してある回路基板などの外部回路の端子などが接続される。
以上、図2に示す台接続部22および端子台50について詳細に説明してきたが、X軸方向の他方側に具備される台接続部122および端子台150についても、台接続部22および端子台50と同様である。以下、説明する。
図4Aおよび図4Cに示すように、ボビン20に一体成形してある台接続部122は、Y軸方向に板状に延びるベース部122aと、そのベース部122aに対して略垂直にZ軸の上方向に向けて立ち上げられている絶縁壁122bとを有する。絶縁壁122bは、X-Y平面に略垂直に形成され、図1に示すように、第2リード部38a,38bと磁性コア40aとの絶縁を確保している。また、図4Aに示すように、ベース部122aは、X-Y平面に平行に形成され、図3および図5Aに示す端子台150を取り付けられるために用いられる。
また、図4Aおよび図4Cに示すように、ベース部122aには、絶縁壁122bのY軸方向の中央部からボビン20の外側(ボビン20の中心軸から離れる側/以下同様)に向けて突出する中央支持片122cが一体に形成してある。中央支持片122cにおける絶縁壁122bとの境界近傍には、フック用溝122kがZ軸の上向きに開口して形成してある。フック用溝122kには、図5Cに示すリード絶縁凸部152cの先端に形成してあるフック部152kが嵌合するようになっている。
図4Aに示すように、中央支持片122cのY軸方向の両側には、リード通過溝122eを介して、一対の補助支持片122dがX軸方向の外側に延びるようにベース部122aに形成してある。リード通過溝122eは、それぞれベース部122aにX軸方向に沿って形成してあり、それぞれの基端側(ボビンの中心側)の溝幅は、前述した溝幅Y1と同様であり、先端側(ボビンの外側)の溝幅よりも狭くなっている。
図4Aに示す中央支持片122cの外側先端部と補助支持片122dは、端子台150が台接続部122に接続される際に,図5Cに示す端子台150のベース板152aのZ軸方向下面(裏面)に差し込まれ、端子台150のY軸方向の中央付近をZ軸の下から保持する。本実施形態では、Y軸方向の両側に配置してある補助支持片122d,122dの形状が相互に異なっていてもよい。たとえば一方の補助支持片122dのY軸方向の幅を、他方のそれよりも大きくしても良い。また、それぞれの補助支持片122d,122dのX軸方向の先端面の形状も変化させても良い。
図4Aに示すように、各補助支持片122dのY軸方向の外側には、それぞれ中間溝122gを介して、一対の係合片122fがX軸方向の外側に延びるようにベース部122aのY軸方向の両端に形成してある。中間溝122gは、それぞれベース部122aにX軸方向に沿って形成してあり、それぞれの溝幅は、リード通過溝122eの基端側溝幅よりも広く、X軸方向の溝深さは、リード通過溝122eよりも浅く形成してある。各中間溝122gには、図5Cに示すフック状突起156の横壁156bが差し込まれる。
図4Cに示すように、各係合片122fは、主片122hと副片122iとから成り、主片122hのY軸方向の幅は、副片122iのY軸方向の幅よりも広くしてある。また、副片122iは、主片122hの内側(ボビンの中心軸に近い側)に段差122jを介して連続して形成してあり、主片122hの先端面よりも副片122iの先端面がX軸方向に内側に引き込んで形成してある。
図4Aに示すように、一方の主片122h(図4Aの下側の主片122h)の先端面は、補助支持片122dの先端面と面一であり、中央支持片22cの先端面よりもX軸方向の外側に突出している。主片122hの先端面と補助支持片122dの先端面は、台接合部122のX軸方向の最大先端面を構成し、図7に示すように、ボビン20に端子台150が組み合わされた状態で、端子台150の外側端面150aと略面一になる。
図4Aに示すように、他方の主片122h(図4Aの上側の主片122h)の先端面は、補助支持片122dの先端面と同様に、Y軸方向の中央部に向けて傾斜してX軸方向の外側に突出する傾斜面が形成してある。これらの他方の主片122hと副片122Iの先端面形状は、一方の主片122hおよび副片122iの先端面の形状とは異なり、図5Aに示す端子台150の外側端面150aの形状に合わせてある。
図4Cに示すように、副片122iのZ軸方向の厚みは、主片122hのZ軸方向の厚みよりも薄く、図5Cに示す端子台150の下面に形成してある突起156の副溝154b内に差し込まれ易くなっている。図4Aに示すように、副片122iの上面と主片122hの上面は、補助支持片122dの上面および中央支持片122cの先端側上面と共に、面一になっている。
中央支持片122cの先端側上面と補助支持片122dの上面と係合片122fの上面とは、端子台150が台接続部122に接続される際に、図5Cに示す端子台150のベース板152aのZ軸方向下面に差し込まれ、端子台150をZ軸の下から保持する。
図2に示すように、端子台150は、ボビン20とは別体で構成してあり、ボビン20の台接続部122に、ボビン20の巻回軸に対して略垂直方向から取り付けられるようになっている。図5Aに示すように、端子台150は、Y軸方向に長いベース板152aを有し、ベース板152aのX軸方向の外側端面150aは、X軸に略垂直な面となっている。
ただし、端子台50とは異なり、端子台150では、端子160bが取り付けられるベース板152aのX軸方向の外側端面は、端子160bのリード接続部161の配置位置に合わせるように、X軸に垂直な端面150aに対して傾斜してある。また、ベース板152aのX軸方向の内側端面150bは、図4Aに示す台接続部122の絶縁壁122bに合わせた形状を有している。
図4Aに示す絶縁壁122bの形状に合わせて、図5Aおよび図5Cに示すベース板152aには、ウィング状の絶縁壁152bが形成してある。絶縁壁152bは、絶縁壁122bを補完するような形状を有しており、これらが組み合わされることにより、図1Aに示すように、磁性コア40aとリード部38a,38bおよび端子160a,160bとの絶縁を確保している。
図4Cに示す中央支持片122cのZ軸方向の上部に位置するように、図5Cに示すように、ベース板152aには、X軸方向の内側に突出するリード絶縁凸部152cが形成してある。リード絶縁凸部152cの先端には、フック部152kが形成してあり、このフック部152kは、図4Aに示すフック用溝122kに嵌合可能になっている。
図5Aに示すように,リード絶縁凸部152cのY軸方向の両側には、リード貫通溝152eが、それぞれ形成してある。リード貫通溝152eのY軸方向の溝幅は、図4Aに示すリード通過溝122eの基端側溝幅よりも広く形成してある。図5Aに示すように、絶縁壁152bの内側端部152fが溝152eの内側に飛び出しており、その部分で、リード貫通溝152eのY軸方向の溝幅は狭くなるが、それでも、図4Aに示すリード通過溝122eの基端側溝幅Y1よりは広い。
図5Aに示すリード貫通溝152eのX軸方向の深さは、ベース板152aの表面に形成してある一対のリード案内通路152dに連通する程度の深さである。リード案内通路152d,152dは、図2に示すコイル部30の一対のリード部38a,38bを、Y軸方向の略中央部からリード貫通溝152e,152eを通した後にリード案内通路152dに沿って相互に引き離す方向に案内するようになっている。各リード案内通路152dの内側壁面が、絶縁壁152bの壁面になっている。本実施形態では、リード貫通溝152eとリード案内通路152dとの境界では、絶縁壁152bの内側端部152fが、リード絶縁凸部152cに向けて突出してあり、リード貫通溝152eの入口側溝幅を狭めてある。
図5Cに示すように、端子台150のベース板152aの下面では、そのY軸方向に沿って両側に、それぞれ係合溝154が形成してある。係合溝154は、それぞれ突起156と案内凸部158との間に形成してある。本実施形態では、案内凸部158が、ベース板152aの下面で、ベース板152aのY軸方向の両端位置にX軸に略平行に形成してある。突起156は、フック形状を有し、案内凸部158に対して、Y軸方向の内側に所定距離で形成してある。
突起156は、それぞれストッパ壁156aと横壁156bと係合壁156cを有し、これらに囲まれて係合溝154の副溝154bを構成している。係合溝154は、主溝154aと、それに連続する副溝154bとで構成され、副溝154bは、突起156の内部に形成してあり、主溝154aは、案内凸部158と突起156との間で、X軸方向に貫通している。副溝154bは、X軸方向の内側に向けて開口し、主溝154aとY軸方向に連通している。
ストッパ壁156aは、副溝154bの外側端を塞ぐように形成してあり、横壁156bは、副溝154bの反案内凸部側の端部を塞ぐように形成してある。副溝154bのZ軸方向の隙間は、ベース板152aの下面と係合壁156cとの間の隙間に対応し、しかも、図4Bに示す副片122iが差し込み可能な幅になっている。図5Bに示す主溝154aには、図4Bに示す主片122hが差し込まれる。
本実施形態では、図5Cに示すように、端子台150のY軸方向の両側に形成してある係合溝154,154の構成が異なっている。たとえば端子160bが装着してある側に位置する突起156のストッパ壁156aは、図4Aに示す副片122iの外側端面の傾斜面形状に合わせて、傾斜面形状に合わせてあり、X軸に対して垂直ではなくなっている。また、端子160bが装着してある側に位置する主溝154aのY軸方向幅は、端子160aが配置してある側に位置する主溝154aのY軸方向幅よりも小さくなっている。
図5Aに示すように、本実施形態では、端子台150には、一対の端子160a,160bが取り付けてある。本実施形態では、一対の端子160a,160bは、インサート成形により端子台150を構成する樹脂と一体成形してあるが、これに限定されない。各端子160a,160bは、リード接続部161と、それに接続してある外部接続部162とを有し、たとえば金属などの導電性材料で構成してある。端子台150を構成する樹脂としては、端子台50を構成する樹脂と同様な材料で構成してあるが、必ずしも同一である必要はない。
各端子160a,160bのリード接続部161,161は、各リード案内通路152dのY軸方向に離れた出口付近に配置され、図1Aに示すように、コイル部30の各リード部38a,38bが接続可能になっている。また、図5Aに示すように、各端子160a,160bの外部接続部162は、端子台150の外側端面150aからX軸の外側に取り出されている。外部接続部162には、たとえば図示省略してある回路基板などの外部回路の端子などが接続される。
トランス10の製造では、まず、ボビン20と、第1ワイヤ36と、第2ワイヤ38と、磁性コア(分割コア)40a,40bと、ボビン20とは別体に構成された端子台50および150とを準備する。端子台50には、端子60a,60bがインサート成形あるいは接着されている。また、端子台150には、端子160a,160bがインサート成形あるいは接着されている。
次に、図2に示すボビン20の巻回筒部28の外周に、第1コイル部32と第2コイル部34とを形成する。なお、第1コイル部32および第2コイル部34の形成は、自動巻機を用いて行っても良い。また、ワイヤ36および38は、単線で構成されても良く、あるいは撚り線で構成されても良く、絶縁被覆導線で構成されていてもよい。また、各ワイヤ36および38は複数のワイヤであってもよい。本実施形態では、第1ワイヤ36の外径は、第2ワイヤ38の外径と同じでも異なっていてもよく、たとえばφ1.0~φ3.0mmの範囲内である。
図8に示すように、一方の第1リード部36aおよび36bは、台接続部22のリード通過溝22e,22eに各々通されてZ軸の上方に引き上げられ、その状態で、端子台50が台接続部22に対してX軸方向からスライド式に取り付けられる。
その際に、各リード部36a,36bは、図4Aに示す溝幅Y1のリード通過溝22eに沿ってZ軸上方に立ち上げられているため、端子台50を台接続部22に取り付ける際にも、絶縁壁22bの内側端部52fがリード36a,36bに干渉することが無く、リード部36a,36bに対するダメージも少ない。なお、端子台150に関しても、端子台50と同様にして、台接続部122に取り付けられて、各リード部38a,38bは、同様にして端子160a,160bに接続される。
次に、各リード部36a,36bを端子台50のリード案内通路52d,52dにそれぞれ通して、各リード部36a,36bの先端を、端子60a,60bのリード接続部61に接続する。その前後に、図2に示すように、Y軸方向に分離された一対の分割コア42a,42aの中脚部46aと、Y軸方向に分離された一対の分割コア42b,42bの中脚部46bを、コア脚用貫通孔26のZ軸方向の上下から挿入する。
次に、必要に応じて、トランス10をケース(図示略)に収納して、ポッティング樹脂をポッティングする。ポッティング樹脂としては、注入後も軟質なシリコーン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂などで構成され、ポッティング樹脂の縦弾性率は、好ましくは0.1~100MPaである。
本実施形態に係るトランス10では、端子台50および150が、ボビン20とは別体で構成してあり、ボビン20に取り付けられている。そのため、端子台50の仕様変更が生じた場合には、ボビン20に取り付けられた端子台50または150を、その仕様に即した端子台に交換するだけでよく、ボビン20全体を一から作り直す必要がない。したがって、端子台50または150の仕様変更に柔軟に対応することが可能となり、設計の自由度の高いトランス10を提供することができる。
また、ボビン20と端子台50または150を別個に成形することが可能となり、各々に適した材料を用いて成形を行うことができる。たとえば、熱伝導性の高い材料でボビン20を成形することにより、熱伝導性に優れたトランス10を得ることができる。また、ボビン20を構成する材料にフィラーを含めることにより、強度に優れたボビン20を得ることが可能となり、トランス10の強度を高めることができる。また、成形性に優れた材料で端子台50または150を成形することにより、複雑な形状からなる端子台50または150に対しても、寸法精度を高めることが可能となり、トランス10の小型化に寄与することができる。
また、ボビン20を成形する際には、端子台50または150の仕様を考慮に入れた金型を用いる必要がなく、ボビン20の仕様に即した金型を用いることが可能である。そのため、端子台50または150が一体化してあるボビンを成形する場合に比べて、金型の構造をシンプルにすることができ、製造が容易になる。
また、本実施形態では、ボビン20が、端子台50または150と接続可能な台接続部22または122を有する。このような構成としたため、台接続部22または122を介して、端子台50または150をボビン20に容易に取り付けることができる。
さらに、本実施形態では、端子台50または150をボビン20の台接続部22または122に、ボビン20の巻回軸(Z軸)に対して略垂直方向(X軸方向)から取り付けることができる。そのため、端子台50または150に具備される端子60a,60b,160a,160bのリード接続部61,161および外部接続部62,162のZ軸方向の高さ位置を、ボビン20に対して高精度で位置決めすることが容易になる。その結果、端子60a,60b,160a,160bへのリード部36a,36b,38a,38bの接続が容易になる。また、トランス10の端子60a,60b,160a,160bの外部接続部62,162に接続される外部端子への位置決めが容易になる。さらにトランス10の低背化にも寄与する。
また、本実施形態のトランス10では、図5Aに示すように、端子台50,150には、図2に示す一対のリード部36a,36b,38a,38bを、中央部から相互に引き離す方向に案内するリード案内通路52d,152dが形成してある。このために、リード部36a,36bまたは38a,38bの先端にそれぞれ接続する端子60a,60bまたは160a,160bが相互に引き離され、これらの絶縁性が向上する。また、リード部36a,36bまたは38a,38bの先端に接続する端子60a,60bまたは160a,160bを、コイル部30から遠い位置に配置することが容易になる。さらに、端子台50,150とボビン20との接続も容易になり、トランス10の低背化も容易である。
また本実施形態では、台接続部22,122には、端子台50,150の長手方向の両側に形成してある一対の係合溝54,154にそれぞれ係合する係合片22f,122fが具備してある。係合片22f,122fを係合溝54,154に嵌め込み式に取り付けることで、端子台50,150とボビン20との接合作業も容易になると共に、端子台50,150の長手方向に沿ってのボビン20への位置決めも容易になる。また、端子台50,150を台接続部22,122に強固に接続することができる。
さらに本実施形態では、図4Bおよび図4Cに示すように、係合片22f,122fの副片22i,122iは、主片22h,122hよりも厚みが薄い。このため、係合片22f,122fと係合溝54,154との係合(嵌合)は、さらに強固になり、位置決め精度もさらに向上する。
さらに、主片22h,122hは、副片22i,122iよりも端子台50または150の方向に突出している。また、副溝54b,154bには、副片22i,122iの突出先端が突き当てられるストッパ壁56a,156aが形成してある。このように構成することで、端子台50,150が台接続部22,122に対して、より強固に接続することが可能になり、さらに、これらの位置決め精度も向上する。特に、回転方向の位置決めも向上し、これらのがたつきも低減できる。
さらに副溝54b,154bは、端子台50,150の裏面に具備してあるフック形状の突起56,156に形成してある。ストッパ壁56a,156aも、この突起56,156に形成してある。この副溝54b,154bが形成してある突起56,156により、副片22i,122iを固定して保持することが容易になり、係合片22f,122fと係合溝54,154との係合(嵌合)が強化される。
さらにまた、主溝54a,154aは、副溝54b,154bに連続するように、端子台50,150の裏面に形成してあり、副溝54b,154bと反対側の側部には、主溝54a,154aの側壁面を構成する案内凸部58,158が、端子台50,150の裏面に形成してある。このように構成することで、係合片22f,122fを係合溝54,154に対して容易に差し込むことができ、ボビン20に対する端子台50,150の取付が容易になると共に、これらの固定が強化される。
また、本実施形態では、主片22h,122hの突出先端部と、副片22i,122iの突出先端部とが、段差22j,122jを境に略平行に形成してある。このように構成することで、係合片22f,122fを係合溝54,154に対して容易に差し込むことができ、ボビン20に対する端子台50,150の取付が容易になると共に、これらの固定が強化される。また、位置決め精度も向上する。
さらに本実施形態では、図4Aに示すように、いずれかの副片122iの突出先端部が、副片122iの突出方向に対して斜めに成形してある。また、その副片122iの先端面が当接するストッパ壁156aも同様に傾斜している。このように構成することで、特にボビン20に対する端子台50,150のZ軸回りの回転方向の位置決め精度も向上し、ボビン20に対する端子台50,150のがたつきも防止できる。
さらに本実施形態では、図5Aに示すように、それぞれのリード案内通路52d,152dのボビン20の中心側には、絶縁壁52b,152bが端子台50,150に具備してある。図5Aに示すリード貫通溝52e,152eとリード案内通路52d,152dとの境界では、絶縁壁52b,152bの内側端部52f,152fが、リード絶縁凸部52c,152cに向けて突出してあり、リード貫通溝52e,152eの入口側溝幅を狭めてある。
このように構成することで、図1Aに示すリード部36a,36b,38a,38bとコア部40aとの絶縁が向上する。また、図5Aに示すリード貫通溝52e,152eの入口側溝幅は、図2に示すリード部36a,36b,38a,38bが通過する位置で、図4Aに示すリード通過溝22e,122eの基端側溝幅Y1よりも広い。このように構成することで、リード貫通溝52e,152eの入口側溝幅が狭めても、端子台50,150のボビン20への取付時に、リード部36a,36b,38a,38bが端子台50,150に干渉することを有効に防止することができる。
また、台接続部22,122のX軸方向の突出先端面が、端子部50,150の反ボビン側の外側端面50a,150aと略面一の部分を有し、外側端面50a,150aよりもX軸方向に飛び出していない。このように構成することで、トランス10の小型化を図ることができると共に、端子台50,150を台接続部22,122に対して強固に連結することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
上記各実施形態では、本発明のトランスへの適用例について説明したが、本発明はトランスだけではなく、他のコイル装置にも適用することができる。
また、上記各実施形態において、分割コアであるEコア-Eコアの組合せにより、磁性コアを構成したが、Eコア-Iコアの組合せにより、磁性コアを組み立てても良い。
また、上述した実施形態では、端子台50と端子台150とが、ボビン20に対して着脱自在に取り付けられるが、接着剤などを用いて固定しても良い。また、上述した実施形態では、端子台50と端子台150とが、ボビン20のX軸方向の両側に設けた台接続部22,122に接続されているが、端子台50と端子台150とを組み合わせて一体化すると共に、台接続部22と台接続部122とを一体化してもよい。すなわち、ボビン20のX軸方向の片側のみに、台接続部22と台接続部122とを一体化した台接続部を設け、そこに、端子台50と端子台150とを組み合わせて一体化した端子台を取り付けても良い。
また、上述した実施形態では、リード配設台として端子台50,150が用いられているが、本発明では、端子台50,150には、直接に端子が取り付けられていなくても良い。たとえば、端子台50,150は、単にリード部36a,36b,38a,38bを引き出すためのリード配設台として機能させてもよく、リード部36a,36b,38a,38bの先端に端子を取り付けてもよい。
10… トランス
20… ボビン
22,122… 台接続部
22a,122a… ベース部
22b,122b… 絶縁壁
22c,122c… 中央支持片
22d,122d… 補助支持片
22e,122e… リード通過溝
22f,122f… 係合片
22g,122g… 中間溝
22h,122h… 主片
22i,122i… 副片
22j,122j… 段差
22k,122k… フック用溝
24… ボビン本体
26… コア脚用貫通孔
27… 分離用凸部
28… 巻回筒部
28a,28b… 端部隔壁鍔
30… コイル部
32… 第1コイル部
34… 第2コイル部
36… 第1ワイヤ
36a,36b… 第1リード部
38… 第2ワイヤ
38a,38b… 第2リード部
40a,40b… 磁性コア
42a,42b… 分割コア
44a,44b… ベース部
46a,46b… 中脚部
48a,48b… 側脚部
50,150… 端子台(リード配設台)
50a,150a… 外側端面
50b,150b… 内側端面
52a,152a… ベース板
52b,152b… 絶縁壁
52c,152c… リード絶縁凸部
52d,152d… リード案内通路
52e,152e… リード貫通溝
52f,152f… 内側端部
52k,152k… フック部
54,154… 係合溝
54a,154a… 主溝
54b,154b… 副溝
56,156… 突起
56a,156a… ストッパ壁
56b,156b… 横壁
56c,156c… 係合壁
58,158… 案内凸部
60a,60b,160a,160b… 端子
61,161… リード接続部
62,162… 外部接続部

Claims (14)

  1. コイル部を構成するワイヤが巻回されるボビンと、
    前記ワイヤの一対のリード部が引き出されるリード配設台とを有するコイル装置であって、
    前記リード配設台は、前記ボビンとは別体で構成してあり、前記ボビンの台接続部に、前記ボビンの巻回軸に対して略垂直方向から取り付けられ、
    前記リード配設台には、前記一対のリード部を、中央部から相互に引き離す方向に案内するリード案内通路が形成してあるコイル装置であって、
    前記台接続部には、前記リード配設台の長手方向の両側に形成してある一対の係合溝にそれぞれ係合する係合片が具備してあり、
    少なくとも一つの前記係合片は、主片と、当該主片に連続して形成してある副片とを有し、
    前記係合片が差し込まれる前記係合溝は、前記主片が差し込まれる主溝と、前記副片が差し込まれる副溝とを有するコイル装置。
  2. 前記副片は、前記主片よりも厚みが薄い請求項1に記載のコイル装置。
  3. 前記主片は、前記副片よりも前記リード配設台の方向に突出している部分を有し、
    前記副溝には、前記副片の突出先端が突き当てられるストッパ壁が形成してある請求項1または2に記載のコイル装置。
  4. 前記副溝は、前記リード配設台の裏面に具備してあるフック形状の突起に形成してある請求項1~3のいずれかに記載のコイル装置。
  5. 前記主溝は、前記副溝に連続するように、前記リード配設台の裏面に形成してあり、
    前記副溝と反対側の側部には、前記主溝の側壁面を構成する案内凸部が、前記リード配設台の裏面に形成してある請求項1~4のいずれかに記載のコイル装置。
  6. 前記主片の突出先端部と、前記副片の突出先端部とが、段差を境に略平行に形成してある請求項1~5のいずれかに記載のコイル装置。
  7. 前記副片の突出先端部が、前記副片の突出方向に対して斜めに成形してある請求項1~6のいずれかに記載のコイル装置。
  8. 前記台接続部には、一対の前記係合片の間で、前記リード配設台の裏面に配置される中央支持片と、その中央支持片の両側に配置してある一対の補助支持片と、が具備してあり、
    前記台接続部には、前記中央支持片と一対の前記補助支持片との間で、一対のリード通過溝が形成してあり、
    前記台接続部の長手方向に沿う前記リード通過溝の基端側溝幅は、前記リード部を構成するワイヤの線径と同等以上であり、前記ワイヤの線径の1.5倍以下である請求項1~7のいずれかに記載のコイル装置。
  9. 前記リード配設台には、前記中央支持片に対応する位置で、前記ボビンの中心に向けて突出するリード絶縁凸部が形成してあり、
    前記リード絶縁凸部の両側で、前記リード配設台には、一対の前記リード通過溝にそれぞれ連通するリード貫通溝が形成してあり、
    前記リード部が通過する位置で、前記リード貫通溝の溝幅は、前記リード通過溝の前記基端側溝幅よりも広い請求項8に記載のコイル装置。
  10. 前記リード絶縁凸部の先端部には、前記台接続部に具備してあるフック用溝に係合するフック部が形成してある請求項9に記載のコイル装置。
  11. 前記リード配設台の表面には、前記リード貫通溝から引き出される一対の前記リード部を、相互に前記リード絶縁凸部から引き離す方向に案内する一対の前記リード案内通路が形成してある請求項9または10に記載のコイル装置。
  12. それぞれの前記リード案内通路の前記ボビンの中心側には、絶縁壁が前記リード配設台に具備してあり、
    前記リード貫通溝と前記リード案内通路との境界では、前記絶縁壁の内側端部が、前記リード絶縁凸部に向けて突出してあり、前記リード貫通溝の入口側溝幅を狭めてある請求項11に記載のコイル装置。
  13. 前記リード貫通溝の入口側溝幅は、前記リード部が通過する位置で、前記リード通過溝の前記基端側溝幅よりも広い請求項12に記載のコイル装置。
  14. 前記台接続部の突出先端面が、前記リード配設台の反ボビン側端面と略面一の部分を有し、前記反ボビン側端面よりも飛び出していない請求項1~13のいずれかに記載のコイル装置。
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