JP7119878B2 - 振動ユニット - Google Patents

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本発明の一つの態様は、振動ユニットに関する。
特許文献1には、複数の圧電素子と、複数の圧電素子が台座を介して接合された振動膜と、を備える圧電音響素子が記載されている。この圧電音響素子では、複数の圧電素子の配置を調整することで、振動姿態を変形することができる。この結果、音圧を向上することができるとともに、広い周波数帯域で平坦な周波数音圧レベル特性を実現することができる。なお、音圧は、振動の振幅の大きさに依存する。
国際公開第2010/106736号
本発明の一つの態様は、振幅を更に増大させることが可能な振動ユニットを提供する。
本発明の一つの態様に係る振動ユニットは、振動部を有する複数の振動デバイスと、複数の振動デバイスが互いに離間して配置された主面を有する振動部材と、振動部材の縁部を支持する支持部材と、を備え、複数の振動デバイスは、主面に接合された複数の接合領域と、複数の接合領域間において、主面から離間して配置された離間領域と、をそれぞれ有し、離間領域と主面との離間距離は、振動部の振幅よりも短い。
上記一つの態様では、振動デバイスは、振動部材の主面から離間し、振動部材に拘束されていない離間領域を有している。このため、振動デバイスの振幅を増大させることができる。また、離間領域と振動部材の主面との離間距離は、振動部の振幅よりも短い。したがって、離間領域は振動によって振動部材の主面に接触し、振動部材を大きく振動させる。この結果、振動部材の振幅を更に増大させることができる。
上記一つの態様では、複数の振動デバイスは、振動部に接続されている配線部材をそれぞれ更に有し、振動部材は、主面に直交する方向から見て、複数の振動デバイスの振動部と重なる複数の重複領域と、複数の重複領域間に配置された中間領域と、を有し、配線部材は、方向から見て、中間領域の外側に配置されていてもよい。この場合、例えば、複数の振動部の間の領域に照明等の部材を容易に配置することができる。
本発明の一つの態様によれば、振幅を更に増大させることが可能な振動ユニットを提供することができる。
第一実施形態に係る振動ユニットの平面図である。 図1の振動ユニットの分解斜視図である。 図1のIII-III線に沿っての端面図である。 図3の一部を拡大して示す端面図である。 図1に示される振動部材の領域について説明するための平面図である。 第二実施形態に係る振動ユニットの平面図である。 第三実施形態に係る振動ユニットの平面図である。 図7に示される振動部材の領域について説明するための平面図である。 第四実施形態に係る振動ユニットの平面図である。 図9に示される振動部材の領域について説明するための平面図である。 第五実施形態に係る振動ユニットの一部を拡大して示す端面図ある。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係る振動ユニットの平面図である。図2は、図1の振動ユニットの分解斜視図である。図3は、図1のIII-III線に沿っての端面図である。図4は、図3の一部を拡大して示す端面図である。図5は、図1に示される振動部材の領域について説明するための平面図である。図1~図5に示されるように、第一実施形態に係る振動ユニット100Aは、複数の振動デバイス1と、複数の振動デバイス1が配置された振動部材2と、振動部材2を支持している支持部材3と、を備えている。振動ユニット100Aは、一対の振動デバイス1を備えている。
振動部材2は、振動デバイス1の振動を伝達する板状部材である。振動部材2は、振動部材2の厚さ方向で互いに対向している一対の主面2a,2bを有している。一対の主面2a,2bは、第一方向D1から見て、例えば、長方形状を呈している。一対の主面2a,2bは、第一方向D1から見て、例えば、正方形状を呈していてもよい。
以下では、振動部材2の厚さ方向、すなわち、一対の主面2a,2bの対向方向を第一方向D1とする。第一方向D1は、一対の主面2a,2bに直交する方向でもある。一対の主面2a,2bの長辺方向を第二方向D2とする。一対の主面2a,2bの短辺方向を第三方向D3とする。第一方向D1、第二方向D2及び第三方向D3は、互いに交差している。ここでは、第一方向D1、第二方向D2及び第三方向D3は、互いに直交している。
一対の主面2a,2bの長辺の長さ(すなわち、振動部材2の第二方向D2の長さ)は、例えば、300mmである。一対の主面2a,2bの短辺の長さ(すなわち、振動部材2の第三方向D3の長さ)は、例えば、200mmである。振動部材2の厚さ(すなわち、振動部材2の第一方向D1の長さ)は、例えば、1.7mmである。
主面2aは、例えば、使用者の指等が接触により押圧可能な操作領域を有している。本実施形態では、操作領域は、第一方向D1から見て、支持部材3の内側に配置された領域である。第一方向D1から見て、操作領域の外縁は、支持部材3の内縁によって規定され、矩形状を呈している。操作領域の第二方向D2の長さは、例えば、270mmである。操作領域の第三方向D3の長さは、例えば、170mmである。操作領域が使用者の指等の接触により押圧されると、振動部材2は、主面2bが湾曲外側となるように湾曲変形する。主面2bには、複数の振動デバイス1が互いに離間して配置されている。
振動部材2は、例えば、タッチパネルである。振動部材2は、例えば、主面2aを含むカバー部材と、タッチセンサ層と、主面2bを含む表示層と、が積層されて構成されている。カバー部材は、例えば、ガラスからなる。カバー部材は、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、又は成型樹脂等の樹脂からなってもよい。
振動部材2は、第一方向D1から見て、複数の振動デバイス1における後述する振動部13と重なる複数の重複領域41と、複数の重複領域41間に配置された中間領域42と、を有している。振動ユニット100Aでは、振動部材2は、一対の重複領域41を有している。なお、図5では、分かりやすさのため、振動部13を示す破線と、重複領域41を示す二点鎖線とが互いにずれて示されているが、実際は振動部13と重複領域41とは完全に重なっている。
重複領域41は、振動デバイス1に接合された複数(ここでは、一対)の接合領域43と、複数の接合領域43間において、振動デバイス1が駆動されていない状態で、振動デバイス1から離間して配置された離間領域44と、を有している。すなわち、離間領域44と振動デバイス1との間には、隙間が形成されている。中間領域42は、第一方向D1から見て、複数の重複領域41のうち、少なくとも隣り合う一対の重複領域41間に配置された領域である。中間領域42は、第一方向D1から見て、複数の重複領域41のうち、少なくとも隣り合う一対の重複領域41によって挟まれた領域である。
一対の振動デバイス1は、それぞれ一対の接合部材5によって振動部材2の主面2bに接合されている。接合部材5は、例えば、エポキシ樹脂又はアクリル系樹脂からなる樹脂層である。樹脂層は、導電性のフィラーを含んでおらず、電気絶縁性を有している。接合部材5の厚さ(第一方向D1の長さ)は、1mm未満であり、例えば0.20mmである。
一対の振動デバイス1は、互いに同じ構成を有している。振動デバイス1は、圧電素子10と、圧電素子10に接合された振動板11と、圧電素子10に接続されている配線部材12と、をそれぞれ有している。圧電素子10及び振動板11は、振動部13を構成している。振動デバイス1は、圧電素子10及び振動板11の厚さ方向がそれぞれ振動板11の厚さ方向と一致するように、配置されている。つまり、圧電素子10及び振動板11の厚さ方向は、第一方向D1と一致している。振動デバイス1では、振動板11と振動部材2との間に圧電素子10及び配線部材12が配置されている。
一対の振動部13は、第二方向D2において互いに離間して配置されている。第一方向D1から見て、一対の振動部13の第二方向D2における離間距離d1(最短距離)は、例えば80mmである。一対の振動部13は、いずれも支持部材3から等距離離間して配置されている。振動部13と、支持部材3との第二方向D2における離間距離d2(最短距離)は、例えば、35mmである。離間距離d1は離間距離d2よりも長くてもよいし、短くてもよいし、同等であってもよい。振動部13は、主面2bの第三方向D3の中央に配置されている。振動部13と支持部材3との第三方向D3における離間距離(最短距離)は、例えば45mmである。
振動板11は、例えば、Ni-Fe合金、Ni、黄銅、又はステンレス等の金属からなる板部材である。振動板11は、互いに対向している一対の主面11a,11bを有している。一対の主面11a,11bは、例えば、矩形状を呈している。振動板11は、一対の主面11a,11bの長辺方向が第三方向D3と一致し、一対の主面11a,11bの短辺方向が第二方向D2と一致するように配置されている。一対の主面11a,11bの長辺の長さは、例えば、80mmである。一対の主面11a,11bの短辺の長さは、例えば、60mmである。振動板11の厚さは、例えば、250μmである。
主面11aの第二方向D2及び第三方向D3の中央には、圧電素子10が配置されている。主面11aの第二方向D2の端部には、接合部材5が配置されている。接合部材5は、第二方向D2において、圧電素子10から離間している。接合部材5は、主面11aの各長辺に沿って配置されている。接合部材5は、主面11aの各長辺の全体にわたって配置されている。すなわち、接合部材5の第三方向D3の長さは、主面2aの長辺の長さ(主面2aの第三方向D3の長さ)と同等である。
圧電素子10は、板状を呈している。圧電素子10は、第一方向D1で互いに対向している一対の主面10a,10bを有している。一対の主面10a,10bは、矩形状を呈している。一対の主面10a,10bは、例えば、正方形状を呈している。一対の主面10a,10bの一辺の長さは、例えば、30mmである。圧電素子10の厚さ(圧電素子10の第一方向D1の長さ)は、例えば、100μmである。
主面10aは、振動部材2の主面2bと対向している。主面10aは、主面2bから離間して配置されている。主面10bは、振動板11の主面11aと対向している。主面10bは、不図示の接合部材によって、主面11aに接合(接着)されている。主面10bの全面が主面11aに接合(接着)されている。接合部材は、例えば、エポキシ樹脂又はアクリル系樹脂からなる樹脂層である。樹脂層は、導電性のフィラーを含んでおらず、電気絶縁性を有している。
圧電素子10は、振動板11の主面11aの第二方向D2及び第三方向D3の中央に配置されている。圧電素子10は、第一方向D1から見て、振動板11の全ての外縁(四辺)から離間している。
圧電素子10は、圧電体と、一対の外部電極とを備えている。圧電体は、内部電極を介して複数の圧電体層が積層されてなる積層構造を有している。一対の外部電極は、それぞれ極性の異なる内部電極に接続され、例えば、主面10a上に配置されている。圧電素子10は、一つの圧電体層からなる単層構造を有し、一対の外部電極が圧電体層を第一方向D1で挟むように設けられていてもよい。
配線部材12は、例えば、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)である。配線部材12の一方の端部は、圧電素子10の主面10a上に配置され、圧電素子10の一対の外部電極に接続されている。配線部材12は、圧電素子10から第三方向D3に引き出されている。配線部材12は、第一方向D1から見て、振動部材2の中間領域42の外側に配置されている。すなわち、配線部材12は、第一方向D1から見て、中間領域42と重なっておらず、中間領域42から離間している。
各配線部材12の他方の端部は、例えば、制御回路(不図示)に電気的に接続されている。制御回路は、振動ユニット100Aを統括的に制御している。制御回路は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を備えている。この場合、制御回路は、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することによって各種の処理を行う。
振動デバイス1は、複数の接合領域31と、離間領域32と、を有している。振動ユニット100Aでは、振動デバイス1は、一対の接合領域31を有している。接合領域31は、振動部材2の主面2bに接合されている。接合領域31は、振動デバイス1のうち、接合部材5が設けられた部分によって構成されている。接合領域31は、具体的には、振動板11の第二方向D2の端部によって構成されている。複数の接合領域31は、互いに連結されることにより、一体化されていてもよい。複数の接合領域31は、一体化されて、例えば枠状(環状)を呈していてもよい。離間領域32は、一対の接合領域31間において、振動デバイス1が駆動されていない状態で、主面2bから離間して配置されている。離間領域32は、振動デバイス1のうち、接合領域31以外の部分によって構成されている。第一方向D1から見て、複数の接合領域31は、複数の接合領域43と重なっている。第一方向D1から見て、離間領域32は、離間領域44と重なっている。
離間領域32と振動部材2(具体的には離間領域44)の主面2bとの離間距離d0(最短距離)は、振動部13の振幅よりも短い。このため、振動デバイス1が駆動されると、離間領域32は、主面2bと接触し、主面2bに振動を伝達する。離間距離d0は、例えば20μmである。振動部13の振幅は、例えば100μmである。本実施形態では、振動デバイス1のうち、配線部材12が最も主面2bの近くに配置されている。よって、離間距離d0は、配線部材12と主面2bとの間の第一方向D1における離間距離である。
振動部13の振幅は、振動部13の第一方向D1における最大振幅で定義される。振動部13の振幅は、振動部材2に拘束されていない離間領域44において、接合領域43よりも大きくなる。したがって、振動部13の振幅は、具体的には、離間領域44における振動部13の第一方向D1における最大振幅である。離間距離d0は、離間領域44と離間領域32との間に形成された隙間の第一方向D1の長さ(最小長さ)である。
支持部材3は、振動部材2の縁部2cを支持している。支持部材3は、例えば、矩形枠状部材であり、振動部材2の縁部2cの全周を支持している。支持部材3は、縁部2cの一部を支持していてもよい。支持部材3は、例えば、振動部材2の第二方向D2における一対の端部を縁部2cの一部として支持していてもよい。支持部材3は、振動部材2の主面2bの縁部と対向している対向面3aを有している。対向面3aは、接合部材6によって振動部材2の主面2bの縁部に接合されている。接合部材6は、例えば、エポキシ樹脂又はアクリル系樹脂からなる樹脂層である。
支持部材3は、振動部材2の主面2bの全体と対向する底部材を有していてもよい。この場合、支持部材3は、振動部材2とともに、振動デバイス1を収容する収容部を構成する。
次に、振動ユニット100Aの動作について説明する。例えば、使用者の指等が振動部材2の操作領域に接触することにより、振動部材2が押圧されると、振動部材2は、主面2bが湾曲外側となるように湾曲変形する。振動デバイス1は、振動部材2の変形に伴って変形することで使用者による操作を検出し、配線部材12を介して検出信号を制御回路に与える。制御回路は、振動デバイス1から検出信号を受け取ると、振動デバイス1を駆動させる駆動信号を振動デバイス1に与える。振動デバイス1の振動は、一対の接合領域31及び離間領域32のそれぞれから振動部材2に伝達される。これにより、振動部材2が振動し、使用者に押圧感(タッチ感、クリック感、操作感)を与えることができる。
制御回路は、同じ駆動信号を各振動デバイス1に同時に与えるように構成されている。ここで、同じ駆動信号とは、波長、周期、振幅、及び速さがそれぞれ互いに等しい駆動信号である。これにより、振動部材2では、各振動デバイス1による振動が互いに重なり合って合成される結果、定在波(定常波)の振動が生じる。定在波の振動によれば、振動部材2の広い範囲で振幅を増大させることができる。すなわち、振動部材2における振動の広がりがよくなり、振動部材2の広い範囲で大きな振動が得られる。
以上説明したように、振動ユニット100Aでは、振動デバイス1は、振動部材2から離間し、振動部材2に拘束されていない離間領域32を有している。振動デバイス1では、接合領域31よりも離間領域32で振動が大きくなる。したがって、振動デバイス1の全体が振動部材2に接合され、振動デバイス1が離間領域32を有さない場合に比べて、特に離間領域32において、振動デバイス1の振幅を増大させることができる。
離間領域32と振動部材2の主面2bとの離間距離d0は、振動部13の振幅よりも短い。したがって、離間領域32は、振動によって振動部材2の主面2bに接触し、振動部材2を大きく振動させる。この結果、振動部材2の振幅を更に増大させることができる。上述のように、振動部材2では定在波の振動が生じているため、振動部材2の広い範囲で振幅を更に増大させることができる。
振動部材2では、具体的には、離間領域32が離間領域44を振動させ、接合領域31が接合部材5を介して接合領域43を振動させる。上述のように、接合領域31よりも離間領域32で振動が大きくなるので、接合領域43よりも離間領域44で振動が大きくなる。中間領域42では、各振動デバイス1による振動が互いに重なり合うため、離間領域44よりも振動が更に大きくなる。
振動ユニット100Aでは、配線部材12は、第一方向D1から見て、振動部材2の中間領域42の外側に配置されている。このため、一対の振動部13の間の領域に照明等の部材を容易に配置することができる。特に、振動部材2がタッチパネルである場合、一対の振動部13の間の領域に照明を配置することにより、光が配線部材12に遮られることが抑制されるので、タッチパネルの視認性を向上させることができる。
[第二実施形態]
図6は、第二実施形態に係る振動ユニットの平面図である。図6に示されるように、第二実施形態に係る振動ユニット100Bは、振動板11の形状の点で、第一実施形態に係る振動ユニット100A(図1参照)と相違している。振動ユニット100Bでは、振動板11の一対の主面11a,11b(図4参照)は、正方形状を呈している。一対の主面11a,11bの一辺の長さは、例えば、60mmである。
振動ユニット100Bにおいても、振動ユニット100Aと同様に振幅を増大させることができる。また、振動ユニット100Bにおいても、配線部材12は、第一方向D1から見て、振動部材2の中間領域42(図3参照)の外側に配置されている。よって、2つの振動部13の間の領域に照明等の部材を容易に配置することができる。
[第三実施形態]
図7は、第三実施形態に係る振動ユニットの平面図である。図8は、図7に示される振動部材の領域について説明するための平面図である。なお、図8では、分かりやすさのため、振動部13を示す破線と、重複領域41を示す二点鎖線とが互いにずれて示されているが、実際は振動部13と重複領域41とは完全に重なっている。図7及び図8に示されるように、第三実施形態に係る振動ユニット100Cは、主に、3つの振動デバイス1を備えている点で、第一実施形態に係る振動ユニット100A(図1参照)と相違している。3つの振動デバイス1は、互いに同じ構成を有している。3つの振動デバイス1は、第一方向D1から見て、それぞれが正三角形の頂点をなすように配置されている。各配線部材12は、圧電素子10から当該正三角形の外側に向かって放射状に引き出されている。
振動ユニット100Cにおいても、振動ユニット100Aと同様に振幅を増大させることができる。また、振動ユニット100Cにおいても、配線部材12は、第一方向D1から見て、振動部材2の中間領域42の外側に配置されている。よって、3つの振動部13の間の領域に照明等の部材を容易に配置することができる。
[第四実施形態]
図9は、第四実施形態に係る振動ユニットの平面図である。図10は、図9に示される振動部材の領域について説明するための平面図である。なお、図10では、分かりやすさのため、振動部13を示す破線と、重複領域41を示す二点鎖線とが互いにずれて示されているが、実際は振動部13と重複領域41とは完全に重なっている。図9及び図10に示されるように、第四実施形態に係る振動ユニット100Dは、主に、4つの振動デバイス1を備えている点で、第一実施形態に係る振動ユニット100A(図1参照)と相違している。4つの振動デバイス1は、互いに同じ構成を有している。4つの振動デバイス1は、第一方向D1から見て、それぞれが矩形の頂点をなすように配置されている。4つの振動デバイス1は、マトリックス状に配置され、第二方向D2及び第三方向D3に配列されている。配線部材12は、圧電素子10から第三方向D3に引き出されている。
振動ユニット100Dにおいても、振動ユニット100Aと同様に振幅を増大させることができる。また、振動ユニット100Dにおいても、配線部材12は、第一方向D1から見て、振動部材2の中間領域42の外側に配置されている。よって、4つの振動部13の間の領域に照明等の部材を容易に配置することができる。
[第五実施形態]
図11は、第五実施形態に係る振動ユニットの一部を拡大して示す端面図ある。図11に示されるように、第五実施形態に係る振動ユニット100Eは、振動デバイス1が第一方向D1において反対向きに取り付けられている点で、第一実施形態に係る振動ユニット100A(図1参照)と相違している。すなわち、振動ユニット100Aでは、振動デバイス1は、振動板11の主面11aが振動部材2の主面2bと対向するように、振動部材2に接合されているのに対し、振動ユニット100Eでは、振動デバイス1は、振動板11の主面11bが振動部材2の主面2bと対向するように、振動部材2に接合されている。振動ユニット100Eでは、振動デバイス1のうち、振動板11が最も主面2bの近くに配置されている。よって、離間距離d0は、振動板11の主面11bと主面2bとの第一方向D1における離間距離(最短距離)である。
振動ユニット100Eにおいても、振動ユニット100Aと同様に振幅を増大させることができる。また、振動ユニット100Eにおいても、配線部材12は、第一方向D1から見て、振動部材2の中間領域42(図3参照)の外側に配置されている。よって、一対の振動部13の間の領域に照明等の部材を容易に配置することができる。
本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
振動ユニット100A,100B,100C,100D,100Eは、複数の振動デバイス1を備えていればよく、振動部材2は、振動デバイス1の数に応じて、複数の重複領域41を有していればよい。配線部材12は、振動部13と電気的に接続されていればよく、主面10a上に配置されていなくてもよい。
1…振動デバイス、2…振動部材、2b…主面、2c…縁部、3…支持部材、10…圧電素子、11…振動板、12…配線部材、13…振動部、31…接合領域、32…離間領域、41…重複領域、42…中間領域、100A,100B,100C,100D,100E…振動ユニット、d0…離間距離。

Claims (2)

  1. 振動部を有する複数の振動デバイスと、
    前記複数の振動デバイスが互いに離間して配置された主面を有する振動部材と、
    前記振動部材の縁部を支持する支持部材と、を備え、
    前記複数の振動デバイスのそれぞれは、前記主面に接合された複数の接合領域と、前記複数の接合領域間において、前記主面から離間して配置された離間領域と、を有し、
    前記離間領域と前記主面との離間距離は、前記振動部の振幅よりも短い、振動ユニット。
  2. 前記複数の振動デバイスは、前記振動部に接続されている配線部材をそれぞれ更に有し、
    前記振動部材は、前記主面に直交する方向から見て、前記複数の振動デバイスの前記振動部と重なる複数の重複領域と、前記複数の重複領域間に配置された中間領域と、を有し、
    前記配線部材は、前記方向から見て、前記中間領域の外側に配置されている、請求項1に記載の振動ユニット。
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