本明細書の利点と特徴、そしてそれらを達成する方法は添付の図と共に詳細に後述されている実施例を参照すると明確になるだろう。しかし、本明細書は、以下で開示される実施例に限定されるものではなく、異なる多様な形態で実現されるものであり、単に本実施例は、本明細書の開示を完全にし、本明細書が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本明細書は、請求項の範疇によってのみ定義される。
本明細書に記載された処理工程および/または動作の実行は一例である。しかし、処理工程および/または動作のシーケンスは、明細書に記載に制限されず、特定の順序で発生する処理工程および/または動作を除いては、本明細書が属する技術分野で知られているように、変更し得る。同じ参照番号は、全体にわたって同一の構成要素を示す。以下の説明で使用される各構成要素の名称は、明細書を作成するための便宜のためにのみ選択されるので、実際の商品に使用されたものとは異なる場合があり得る。
本明細書の実施例を説明するための 図に開示した形状、大きさ、比率、角度、数などは例示的なものなので、本明細書は、図に示した事項に限定されるものではない。明細書全体にわたって同一参照符号は同一の構成要素を指す。また、本明細書を説明するにおいて、関連する公知技術に対する詳細な説明が本明細書の要旨を不必要に曖昧にすると判断された場合、その詳細な説明は省略する。
本明細書で言及した「含む」、「有する」、「からなる」などが使用されている場合は、「だけ」が使用されていない限り、他の部分を追加し得る。構成要素を単数で表現した場合に特に明示的な記載事項がない限り、複数が含まれる場合を含む。
構成要素を解釈するに当たり、別途の明示的な記載がなくても誤差の範囲を含むものと解釈する。位置関係の説明である場合、例えば、「上に(on)」、「上部に(over)」、「下部に(under)」、「横に(next)」など2つの部分の位置関係が説明されている場合、「すぐに(just)」または「直接(direct(ly))」が使用されていない限り、二つの部分の間に1つ以上の他の部分が位置することもできる。時間の関係についての説明である場合、例えば、「後に(after)」、「に続いて(subsequent)」、「次に(next)」、「前に(before)」などで時間的前後関係が説明されている場合、「すぐに(just)」または「直接(immediate(ly)or direct(ly))」が使用されていない以上、連続していない場合も含むことができる。
第1、第2などが多様な構成要素を記述するために使用されるが、これらの構成要素はこれらの用語によって制限されない。これらの用語は、ただ一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されるものである。したがって、以下に記載されている第1構成要素は、本明細書の技術的思想内で第2構成要素であることもあり、同様に、第2構成要素も第1構成要素であり得る。
本明細書の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を用いることができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであるだけで、その用語によって、その構成要素の本質、順序、順番または個数などが限定されない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」と記載された場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接連結するか、または接続することができるが、特に明示的な記載事項がない間接的に連結し、又は接続することができる各構成要素間に他の構成要素が「介在」することもあると理解されなければならない。
「少なくとも一つ」は、関連した構成要素の一つ以上のすべての組み合わせを含むものと理解されなければならない。例えば、「第1、第2、および第3構成要素の少なくとも一つ」の意味は、第1、第2、または第3構成要素だけではなく、第1、第2、および第3構成要素の二つ以上のすべての構成要素の組み合わせを含むとすることができる。
実施例の説明では、ある構造が他の構造の「上(on)または上に(above)」または「下(under)または下に(below)」に位置するものとして説明されるとき、この説明は、構造が互いに接触する場合と構造間に第3構造を配置する場合を含むものと解釈されなければならない。図に示した各構成要素の大きさおよび厚さは、説明の便宜のために提供されたものであり、本明細書の実施例で特別に明記されない限り、それに限定されない。
本明細書のいくつかの実施例のそれぞれの特徴が部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能で、技術的に多様な連動と駆動が可能であり、各実施例が互いに独立して実施可能であり得、関連の関係で一緒に実施することもできる。
本明細書で「表示装置」は、表示パネルと表示パネルを駆動するための駆動部を含む液晶モジュール(Liquid Crystal Module; LCM)または有機発光表示モジュール(Organic Light Emitting Display Module; OLED Module)などを含むことができる。また、本明細書で「表示装置」は、LCM、OLEDモジュールなどを含む完成品(complete productまたはfinal product)であるラップトップコンピュータ、テレビ、コンピュータモニタ、自動車用装置(automotive apparatus)または車両(vehicle)の他の形態などを含む電装装置(equipment apparatus)、スマートフォンや電子パッドなどのモバイル電子機器(mobile electronic apparatus)などのセットの電子装置(set electronic apparatus)、またはセット装置(set deviceまたはset apparatus)も含むことができる。
したがって、本明細書での表示装置は、LCMとOLEDモジュールなどの表示装置自体、およびLCMとOLEDモジュールなどを含む応用製品またはエンドユーザー用の装置であるセット装置までを含むことができる。
また、他の例では、表示パネルと駆動部などで構成されるLCMとOLEDモジュールを「表示装置」と表現し、LCMとOLEDモジュールを含む完成品としての電子機器を「セット装置」と選択的に表現することもできる。例えば、表示装置は、液晶または有機発光の表示パネル、および表示パネルを駆動するための制御部であるソース印刷回路基板(source PCB)を含むことができる。セット装置は、表示装置、およびソースPCBに電気的に接続してセット装置全体を駆動するセット制御部であるセットPCBまたは制御PCBを含むことができる。
本明細書の実施例に使用される表示パネルは、液晶表示パネル、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode)表示パネル、および電界発光表示パネル(electroluminescent display panel)などのすべての形態の表示パネルを用いることができ、実施例に限定されるものではない。例えば、表示パネルは、音響発生モジュールによって振動することによって音響を発生することができるなんらかの表示パネルであり得る。また、本明細書の実施例に係る表示装置に適用される表示パネルは、表示パネルの形態や大きさに限定されない。
例えば、表示パネルが液晶表示パネルである場合には、表示パネルは、複数のゲートラインと複数のデータライン、およびゲートラインとデータラインによって定義される画素領域に形成される画素(pixel)(または副画素)を含む。また、表示パネルは、各画素の光透過度を調節するためのスイッチング素子である薄膜トランジスタを含むアレイ基板、カラーフィルタ、および/またはブラックマトリックスなどを備えた上部基板、およびアレイ基板と上部基板との間に形成される液晶層を含むことができる。
また、表示パネルが有機発光表示パネルである場合には、表示パネルは、複数のゲートラインと複数のデータライン、およびゲートラインとデータラインによって定義される画素領域に形成される画素(pixel)(または副画素)を含む。また、表示パネルは、各画素に選択的に電圧を印加するための素子である薄膜トランジスタを含むアレイ基板、アレイ基板上の有機発光素子の層、および有機発光素子層を覆うように、アレイ基板上に配置される封止基板(またはカプセル化(encapsulation)基板)などを含むことができる。封止基板は、外部の衝撃から薄膜トランジスタおよび有機発光素子層などを保護し、有機発光素子層に水分や酸素が侵入することを防止することができる。そして、アレイ基板上に形成される有機発光素子層は、無機発光(inorganic light emitting)素子層、量子ドット発光(quantum dot light emitting)素子層、またはマイクロ発光ダイオード素子に変更することができる。
本明細書で音響発生モジュールを含む表示装置は、自動車(automobile)での中央制御パネル(central control panel)などの使用者インターフェースモジュール(user interface module)で車両(vehicle)に適用することができる。例えば、このような表示パネルは、表示パネルの振動が車両の内部に向かって伝播されるように二つの前座席の搭乗者(occupants)間に実現し得る。したがって、車両内でのオーディオ体験は、車両内部の側面(interior sides)にのみスピーカーを有する場合に比べて改善し得る。
以下、添付の図および実施例を介して本明細書の実施例を詳しく見ると、次の通りである。添付の各図の構成要素に参照符号を付加するにおいて、同一の構成要素に対しては、たとえ他の図上に表示されていても、可能な限り同一の符号を有することができる。そして、添付の図に示した構成要素のスケールは、説明の便宜のために、実際と異なるスケールを有するので、図に示したスケールに限定されない。
図1は、本明細書の実施例に係る表示装置を示す図である。図2は、図1に示した線I-I’の断面図である。
図1および図2を参照すると、本明細書の実施例に係る表示装置は、表示モジュール100、背面カバー300、および少なくとも一つの音響発生モジュール500を含むことができる。
表示モジュール100は、映像を表示しながら、少なくとも一つの音響発生モジュール500の駆動によって振動して音響(PVS)(またはパネルの振動音響)を前面方向(または前方)(FD)に直接出力する。または、表示モジュール100は、映像を表示していない状態で、少なくとも一つの音響発生モジュール500の駆動によって振動して音響(PVS)を前方(FD)に直接出力することができる。これにより、本明細書に係る表示モジュール100は、映像の表示と音響(PVS)の発生(または出力)を兼ねることができる。
本明細書の実施例に係る表示モジュール100は、映像を表示する表示パネル110を含む。例えば、映像は、電子映像(electronic image)またはデジタル映像(digital image)などを含むことができる。
表示パネル110は、有機発光ダイオード表示パネル(organic light emitting diode)、液晶表示パネル(liquid crystal display panel)、電界発光表示パネル(electroluminescent display panel)、マイクロ発光ダイオード表示パネル(micro light emitting diode display panel)、または量子ドット発光表示パネル(quantum dot light emitting display panel)など、あらゆる形態の表示パネルで実現し得る。表示パネル110は、音響発生モジュール500の振動によって振動して音響(PVS)を前方(FD)に直接出力し、それによって、表示パネル110は、音響(PVS)を直接発生させる振動板またはスピーカーであり得る。例えば、表示モジュール100が音響(PVS)を発生したとき、表示モジュール100は、音響(PVS)を直接発生させる振動板、パネルスピーカー、またはフラットスピーカーであり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、表示パネル110は、基板(またはベース基板)上に配置された画素回路、および画素回路に接続してアノード電極とカソード電極および有機発光層を有するピクセルアレイ層(または表示部)を含む。表示パネル110は、ピクセルアレイ層の構造によって、トップエミッション(top emission)方式、ボトムエミッション(bottom emission)方式、またはデュアルエミッション(dual emission)方式などの形態で映像を表示することができる。例えば、アノード電極は、第1電極または画素電極などであり得、用語に限定されるものではない。カソード電極は、第2電極または共通電極などであり得、用語に限定されるものではない。
トップエミッション方式は、画素アレイ層で発生した光を表示パネル110の基板の前方(FD)に放出させて映像を表示し、ボトムエミッション方式は、画素アレイ層で発生した光を、基板を通じて外部に放出させて映像を表示する。
本明細書のいくつかの実施例に係る表示モジュール100は、表示パネル110上に配置された機能性フィルム130をさらに含むことができる。
機能性フィルム130は、透明粘着部材を媒介として表示パネル110上に付着することができる。粘着部材は、PSA(pressure sensitive adhesive)、OCA(optical clear adhesive)またはOCR(optical clear resin)を含むことができ、これに限定されるものではない。
本明細書のいくつかの実施例によると、機能性フィルム130は、外部光の反射を防止して表示パネル110に表示される映像の屋外視認性とコントラスト比を向上させるための反射防止層(または反射防止フィルム)を含むことができる。例えば、反射防止層は、外部光が表示パネル110の画素アレイ層に配置された薄膜トランジスタおよび/またはラインなどによって反射する反射光が外部に進行することを遮断する円偏光層(または円偏光フィルム)を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、機能性フィルム130は、表示パネル110の画素アレイ層から外部に向かって出光する光の経路を制御する光経路制御層(または光経路制御フィルム)をさらに含むことができる。光経路制御層は、高屈折層と低屈折層が交互に積層した構造を含むことにより、画素アレイ層から入射する光の経路を変更して、視野角によるカラーシフト現象を最小限に抑えることができ、例えば、低屈折層は、光経路制御層の最上層に配置することができる。
本明細書のいくつかの実施例に係る表示モジュール100は、使用者のタッチを利用した使用者インターフェースのためのタッチ電極部をさらに含むことができる。タッチ電極部は、表示パネル110と機能性フィルム130との間に介在またはインセルタッチ(in-cell touch)方式に基づいて表示パネル110に内蔵し得る。例えば、インセルタッチ方式によるタッチ電極部は、相互静電容量方式のタッチ電極または自己(self)静電容量方式のタッチ電極を含むことができる。
背面カバー300は、表示モジュール100の背面(rear surface, 後面, または裏面)に配置される。背面カバー300は、音響発生モジュール500を支持し、または固定することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、背面カバー300は、表示モジュール100の背面と音響発生モジュール500を覆う。背面カバー300は、支持部材、ハウジング、システムカバー、セットカバー、バックカバー、カバーボトム、リアフレーム、またはシャーシなどで表現することができ、用語に限定されるものではない。また、表示モジュール100の背面は、一面、第1面、背面、または下面などで表現することができ、用語に限定されるものではない。
本明細書のいくつかの実施例によると、背面カバー300は、第1背面カバー310および第2背面カバー350を含むことができる。
第1背面カバー310は、表示モジュール100の背面に配置され、表示モジュール100、例えば、表示パネル110の背面を覆う。第1背面カバー310は、ギャップ空間(GS)を間に置いて表示モジュール100の最背面から離隔する。第1背面カバー310は、音響発生モジュール500を支持し、または固定することができる。第1背面カバー310は、外部の衝撃から表示モジュール100の背面を保護することができる。そして、第1背面カバー310は、表示モジュール100から発生する熱を放熱させるためのヒートシンクを兼ねることができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1背面カバー310は、表示モジュール100の最背面、例えば表示パネル110の背面全体を覆う板状の部材であり得る。例えば、第1背面カバー310の端部または角部は、面取り工程または角丸め工程によって斜面形態または曲面形態を有することができる。
本明細書のいくつかの実施例によれば、本明細書の一実施例に係る第1背面カバー310は、ガラス材質、金属材質、またはプラスチック材質からなり得る。例えば、ガラス材料の第1背面カバー310は、サファイアガラス(Sapphire Glass)およびゴリラガラス(Gorilla Glass)のいずれか、またはこれらの積層構造(または接合構造)を有することができる。例えば、金属材質の第1背面カバー310は、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム合金、鉄とニッケルの合金、およびステンレス鋼(stainless steel)のいずれかの材質、これらの合金材質、または接合構造を有することができる。
第2背面カバー350は、第1背面カバー310の背面に配置されて、第1背面カバー310の背面を覆う。本明細書のいくつかの実施例によると、第2背面カバー350は、第1背面カバー310の背面全体を覆う板状の部材であり得る。例えば、第2背面カバー350の端部または角部は、面取り工程または角丸め工程によって斜面形態または曲面形態を有することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第2背面カバー350は、ガラス材質、金属材質、およびプラスチック材料のいずれかまたは第1背面カバー310と異なる材質からなり得る。例えば、第2背面カバー350は、ガラス材質からなり、第1背面カバー310は、熱伝導性に優れたアルミニウム(Al)材質などの金属材質からなり得る。例えば、表示装置は、最背面に配置されるガラス材料の第2背面カバー350によって外観デザインを改善することができ、表示装置の背面は、金属材質の第1背面カバー310を鏡面に用いることができる。
本明細書のいくつかの実施例によれば、本明細書の一例に係る第2背面カバー350は、製造工程上の誤差の範囲内で第1背面カバー310と同じ厚さを有し、または第1背面カバー310より相対的に薄い厚さを有することができる。例えば、音響発生モジュール500をより安定的に支持して表示装置の重量を減らすために、第1背面カバー310は、第2背面カバー350よりも相対的に厚い厚さを有することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1背面カバー310と第2背面カバー350は、カバー連結部材330を介して互いに結合または連結することができる。例えば、カバー連結部材330は、接着樹脂、両面テープまたは両面接着フォームパッドであり得、衝撃吸収のために弾性を有することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、カバー連結部材330は、第1背面カバー310と第2背面カバー350の間の領域全体に介在することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、カバー連結部材330は、第1背面カバー310と第2背面カバー350の間にエアギャップを有する網目構造に形成することができる。例えば、エアギャップの一部は、音響発生モジュール500に接続したケーブルまたは信号伝送部材の配置領域として用いることができる。
少なくとも一つの音響発生モジュール500は、表示モジュール100、例えば、表示パネル110を振動板にして、音響(PVS)を発生させることができる。
本明細書のいくつかの実施例に係る表示装置は、表示モジュール100の背面中心部(または中央領域)に配置された一つの音響発生モジュールを含むことができる。例えば、一つの音響発生モジュールは、表示モジュール100の背面中心部を振動させて表示モジュール100の振動による音響(PVS)を発生させる。
本明細書の他の実施例によると、表示装置は、表示モジュール100の背面中心部を基準に、表示モジュール100の第1領域(または左側の領域)に配置された第1音響発生モジュール500-1、および表示モジュール100の第2領域(または右側領域)に配置された第2音響発生モジュール500-2を含むことができる。例えば、第1音響発生モジュール500-1は、表示モジュール100の第1背面領域を振動させて表示モジュール100の第1領域の振動による音響(PVS)を発生させる。第2音響発生モジュール500-2は、表示モジュール100の第2領域を振動させて表示モジュール100の第2領域の振動による音響(PVS)を発生させる。このような本明細書の他の実施例に係る表示装置は、第1および第2音響発生モジュール500-1、500-2を介して左右の音響分離による2チャンネルモードのステレオ音響を出力することができる。例えば、第1音響発生モジュール500-1は、左側の音響を出力するように構成し、第2音響発生モジュール500-2は、右側の音響を出力するように構成することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの音響発生モジュール500は、表示モジュール100と背面カバー300の間に配置され、表示モジュール100を振動させて音響(PVS)を発生させる。少なくとも一つの音響発生モジュール500の背面は、背面カバー300によって覆われることによって表示装置の最外郭背面に直接露出しないで隠蔽される。これにより、本明細書の実施例に係る表示装置は、少なくとも一つの音響発生モジュール500の背面が背面カバー300によって覆われることによって、少なくとも一つの音響発生モジュール500の背面または一部が露出しないか、または使用者の目につかないクリーンバックデザイン(clean back design)を有することができ、これによって、背面の外郭デザインを改善し得る。
本明細書のいくつかの実施例に係る少なくとも一つの音響発生モジュール500は、背面カバー300に配置されたモジュール構造物510およびモジュール構造物510に配置されて表示モジュール100を振動させる振動装置530が一つの部品にモジュール化された単一の構造体、または単一の構造物であり得る。例えば、少なくとも一つの音響発生モジュール500は、表示装置の組立工程ではなく、モジュール化工程(または組立工程)によって、モジュール構造物510と振動装置530が、単一の構造体、または単一の構造物などの完成品の形態で製作された後、表示装置の組立工程時に比較的単純な部品の取付(またはバッチ)工程により表示モジュール100と背面カバー300の間のギャップ空間(GS)に装着しまたは配置される。これにより、本明細書の実施例に係る表示装置は、モジュール間の組立工程で、少なくとも一つの音響発生モジュール500の組立性を改善することができ、これによって生産歩留まりが向上し得る。
本明細書の実施例に係る少なくとも一つの音響発生モジュール500は、表示モジュール100を直接的に振動させ、または間接的に振動させることができる。例えば、少なくとも一つの音響発生モジュール500は、表示パネル110に直接に連結して表示パネル110を直接的に振動させることができる。別の例として、少なくとも一つの音響発生モジュール500は、表示パネル110に直接に連結した振動伝達部材を介して表示パネル110を間接的に振動させることができる。例えば、振動伝達部材は、該当する音響発生モジュール500に実現しまたは表示モジュール100に実現し得る。例えば、少なくとも一つの音響発生モジュール500に実現された振動伝達部材は、表示モジュール100に接触(または結合)した振動伝達板(または振動伝達シート)であり得る。また、表示モジュール100に実現された振動伝達部材は、表示パネル110の背面に配置されたバックライトモジュール、または表示パネル110の背面に結合(または付着)した振動伝達板(または放熱プレート)であり得る。
本明細書の一実施例に係る表示装置は、ミドルフレーム700をさらに含むことができる。
ミドルフレーム700は、表示モジュール100の背面の端と背面カバー300の前面の端との間に配置される。ミドルフレーム700は、表示モジュール100と背面カバー300それぞれの端を支持し、表示モジュール100と背面カバー300それぞれの側面を囲む。ミドルフレーム700は、表示モジュール100と背面カバー300の間にギャップ空間(GS)を設ける。ギャップ空間(GS)は、エアギャップ、振動空間、または音響発生モジュールの配置空間などで表現することができ、用語に限定されるものではない。
本明細書のいくつかの実施例によると、ミドルフレーム700は、第1接着部材7011を介して表示モジュール100の背面の端に連結しまたは結合し、第2接着部材7013を媒介して背面カバー300の前面の端に連結しまたは結合する。背面カバー300の前面は、他面、第2面、上面、または、前面などで表現することができ、用語に限定されるものではない。そして、ミドルフレーム700は、ミドルキャビネット、ミドルカバー、またはミドルシャーシなどで表現することができ、用語に限定されるものではない。
本明細書のいくつかの実施例によると、ミドルフレーム700は、金属材質またはプラスチック材質からなり得る。例えば、ミドルフレーム700は、表示装置の側面外観デザインを改善して表示装置の側面を保護するために金属材質からなり得る。
本明細書のいくつかの実施例に係るミドルフレーム700は、支持部7110と側壁部7130を含むことができる。支持部7110は、第1部分、および側壁部7130は、第2部分であり得、用語に限定されるものではない。
支持部7110は、表示モジュール100の背面の端と背面カバー300の前面の端との間に介在することによって表示モジュール100と背面カバー300の間にギャップ空間(GS)を設ける。支持部7110の前面は、第1接着部材7011を介して表示モジュール100の背面の端と結合し、支持部7110の背面は、第2接着部材7013を介して、背面カバー300の前面の端と結合する。支持部7110は、音響発生モジュール500の全体的なモジュールの厚さと対応する厚さ(または高さ)を有することができる。例えば、支持部7110の厚さは、表示モジュール100と背面カバー300の間に配置される音響発生モジュール500のモジュールの厚さと、第1接着部材7011の厚さおよび第2接着部材7013の厚さによって設定し、または可変することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部7110は、単一の四角(例えば、四角形)のフレーム構造を有し、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、支持部7110は、表示モジュール100の背面の端と背面カバー300の前面の端との間に介在する複数の分割バーの形態を有することもできる。
第1接着部材7011は、表示モジュール100の背面の端と支持部7110の前面との間に配置される。例えば、第1接着部材7011は、接着樹脂、両面テープまたは両面接着フォームパッドであり得、これに限定されるものではない。
第2接着部材7013は、背面カバー300の前面の端と支持部7110の背面との間に配置される。例えば、第2接着部材7013は、接着樹脂、両面テープまたは両面接着フォームパッドであり得、これに限定されるものではない。第2接着部材7013は、第1接着部材7011とは異なる材質からなり得る。
側壁部7130は、表示装置の厚さ方向(Z)と平行に支持部7110の外側面に垂直に結合される。側壁部7130は、表示モジュール100の外側面(または外側壁)と背面カバー300の外側面(または外側壁)の両方を囲むことによって、表示モジュール100と背面カバー300それぞれの外側面を保護し、表示装置の側面の外郭デザインを向上させることができる。本明細書のいくつかの実施例に係るミドルフレーム700は、支持部7110と側壁部7130が、単一の筐体をなすように互いに結合することによって、「┣」形態の断面構造を有する額縁構造を有することができる。
本明細書の実施例に係る表示装置は、ミドルフレーム700の代わりに接着部材を含むことができる。
接着部材は、表示モジュール100の背面の端と背面カバー300の前面の端との間に介在することによって、表示モジュール100と背面カバー300の間にギャップ空間(GS)を設ける。接着部材は、音響発生モジュール500の全体的なモジュールの厚さと対応する厚さ(または高さ)を有することができる。例えば、接着部材の厚さは、表示モジュール100と背面カバー300の間に配置される音響発生モジュール500のモジュールの厚さによって設定し、または可変することができる。このような接着部材は、ミドルフレーム700の支持部7110と同じ機能をすることができる。
表示装置がミドルフレーム700の代わりに接着部材を含む場合、背面カバー300は、表示モジュール100の外側面(または外側壁)と背面カバー300の外側面(または外側壁)と接着部材の外側面(または外側壁)の両方を囲む側壁カバー部を含む。
側壁カバー部は、第2背面カバー350の先端から延長されて表示装置の厚さ方向(Z)と平行になるように垂直に曲げられる。本明細書のいくつかの実施例によると、側壁カバー部は、単一の側壁構造またはハミング(Hemming)構造を有する。ハミング構造は、ある部材の端部が曲面形態に折り曲げられて、互いに重なりまたは互いに平行に離隔した構造を意味する。例えば、ハミング構造を有する側壁カバー部は、第2背面カバー350の先端から延長されて表示装置の厚さ方向(Z)と平行になるように曲げた第1側壁、および第1側壁の先端から延長されて第1側壁と平行になるように曲げた第2側壁を含むことができる。第2側壁は、表示モジュール100の外側面と第1側壁の間に配置することができ、例えば、第2側壁が表示装置の最外郭側面に露出せず、第1側壁によって覆われて表示装置の側面外郭デザインを改善し得る。
本明細書の例による表示装置では、表示モジュール100は、熱拡散部材150をさらに含むことができる。
熱拡散部材150は、音響発生モジュール500の振動装置530と表示モジュール100の間に配置し得る。本明細書の例による熱拡散部材150は、音響発生モジュール500と重畳するように表示モジュール100の背面に付着し、音響発生モジュール500の振動装置530と結合しまたは連結することができる。このような熱拡散部材150は、振動装置530と重畳するように表示モジュール100の背面に配置して振動装置530の駆動時に発生する熱を表示モジュール100の方に拡散させることで、熱による振動装置530の性能低下を防止する。また、熱拡散部材150は、振動装置530の中心部を中心に、振動装置530より相対的に広い大きさを有することにより、音響発生モジュール500の駆動時に発生する熱を広い領域に拡散させ、これにより、音響発生モジュール500と、重畳する表示モジュール100の局部的な領域に熱が集中的に伝達されることを防止することができるので、表示モジュール100の局部的な輝度ムラを防止し、または最小限に抑えることができる。
本明細書のいくつかの例によると、熱拡散部材150は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、およびマグネシウム(Mg)のいずれかの材質であるか、これらの合金などのように熱伝導率が高い金属材質で形成することができ、これに限定されるものではない。熱拡散部材150は、熱拡散シート、熱拡散層、熱拡散プレート、ヒートシンク、放熱シート、放熱層、または放熱板などの他の用語で表現することができ、用語に限定されるものではない。
したがって、本明細書の実施例に係る表示装置は、表示モジュール100と背面カバー300の間に配置された音響発生モジュール500による表示モジュール100、例えば、表示パネル110の振動によって音響(PVS)を前方(FD)に出力することができ、これにより、表示装置の映像を視聴する視聴者の没入感を向上させることができる。
また、本明細書の実施例に係る表示装置は、表示パネル110の振動によって音響(PVS)が発生することによって、別個のスピーカーを構成しなくても良いので、セット装置のデザインとスピーカーの配置に対する自由度を向上させることができる。
また、本明細書の実施例に係る表示装置は、音響発生モジュール500が表示モジュール100と背面カバー300の間のギャップ空間(GS)に配置されることにより、音響発生モジュール500の背面が背面カバー300によって覆われることによって音響発生モジュール500の背面または一部が露出しないか、または使用者の目につかないクリーンバックデザイン(clean back design)を有することができ、これによって表示装置の背面外郭デザインを改善し得る。
また、本明細書の実施例に係る表示装置は、音響発生モジュール500のモジュール構造物510と振動装置530が一つの部品にモジュール化された状態で、比較的単純な部品装着工程によって表示モジュール100と背面カバー300の間のギャップ空間(GS)に装着することにより、表示装置の組立工程での音響発生モジュール500の組立性が改善され、これにより、生産歩留まりが向上し得る。
図3A~図3Eは、本明細書の一実施例に係る音響発生モジュールを示す図である。
図2~図3Eを参照して説明すると、本明細書の一実施例に係る音響発生モジュール500は、モジュール構造物510および振動装置530を含む。
モジュール構造物510は、背面カバー300に配置し得る。例えば、モジュール構造物510は、背面カバー300に配置して振動装置530を固定または支持することができる。本明細書のいくつかの例によると、モジュール構造物510は、金属材質で構成されながら平板形態を有する金属プレートであり得る。モジュール構造物510は、板状機構物、ベース構造物、ベース機構物、モジュール支持フレーム、またはモジュール支持プレートなどで表現することができ、用語に限定されるものではない。
モジュール構造物510は、第1部材410(またはモジュール固定部材)を介して、背面カバー300に配置するか、または固定することができる。モジュール構造物510の背面は、背面カバー300によって覆われることによって表示装置の最外郭背面に直接に露出しないで隠蔽される。例えば、モジュール構造物510の背面には、背面カバー300によって完全に覆われることによって表示装置の最外郭背面に直接に露出しないで隠蔽される。
本明細書のいくつかの例による第1部材410は、モジュール構造物510と背面カバー300の間に介在した両面接着部材であり得る。両面接着部材は、両面テープまたは両面フォームテープであり得、これに限定されるものではない。第1部材410の一面(または前面)は、モジュール構造物510の背面に結合または配置され、第1部材410の他面(または背面)は、背面カバー300は、例えば、第1背面カバー310の前面に配置されるか、または固定される。例えば、第1部材410の他面は下部保護シートを剥離した状態で、第1背面カバー310の前面に固定しまたは配置することができる。
本明細書のいくつかの例によると、第1部材410は、音響発生モジュール500と表示モジュール100の間の組立の便宜上、一つの部品としてモジュール化された音響発生モジュール500の最背面に結合(またはモジュール化)されていて、下部保護シートによって保護し得る。たとえば、下部保護シートは、下部剥離シートまたはボトムライナー(bottom liner)などで表現することができ、用語に限定されるものではない。
本明細書のいくつかの例によると、第1部材410の両面接着部材は、熱伝達物質をさらに含むことができる。熱伝達物質は、音響発生モジュール500から発生する熱を、背面カバー300の方に速く伝達することにより、音響発生モジュール500の熱を背面カバー300の方に放熱させ、音響発生モジュール500の駆動時に発生する熱が音響発生モジュール500と重畳する表示モジュール100の領域に局部的に伝達されて発生する表示モジュール100の局部的な輝度ムラを防止または最小限に抑える。本明細書のいくつかの例によると、熱伝達物質は、導電性粒子または導電層を含むことができ、これに限定されるものではない。例えば、熱伝達物質を含む両面接着部材は、熱伝導テープまたは放熱テープなどで表現することができ、用語に限定されるものではない。
振動装置530は、モジュール構造物510に配置されて表示モジュール100を振動させる。例えば、振動装置530は、モジュール構造物510に配置されて表示パネル110を振動させることができる。振動装置530は、モジュール一体化部材520を介して、モジュール構造物510に固定しまたは一体化することができる。
振動装置530は、電気的信号によって表示モジュール100の振動させることができる任意の音響機器または振動の発生装置を含むことができる。例えば、振動装置530は、フレミングの左手法則(Fleming's left hand rule)に基づいて印加される電流(またはボイス電流)によって表示モジュール100を振動させるように構成することができる。振動装置530は、音響発生ユニット、音響発生モジュールは、振動発生モジュール、振動発生ユニット、アクチュエータ、エキサイター、またはトランスデューサなどで表現することができ、用語に限定されるものではない。
振動装置530は、表示モジュール100の背面と接触するように配置されたアクチュエータ(またはエキサイター)を含む。例えば、アクチュエータからなる振動装置530は、ベースプレート531、マグネット532、センターポール533、ボビン534、コイル535、エッジフレーム536、およびダンパー537を含むことができる。例えば、振動装置530は、ボイスコイルを含む振動装置であり得、用語に限定されるものではない。
ベースプレート531は、モジュール構造物510に配置されるか、または固定されているもので、振動装置530のメインボディであり得る。ベースプレート531は、マグネット532とセンターポール533およびエッジフレーム536をそれぞれ支持することができる。ベースプレート531は、鉄(Fe)のように磁性を有する金属物質からなり得るベースプレート531は、下部プレート、ベースフレーム、またはヨーク(yoke)などで表現することができ、用語に限定されるものではない。
ベースプレート531は、マグネット532と、ボビン534を収容する溝部を含む。たとえば、溝部は、円形態を有するようにベースプレート531の上面から凹に形成し得る。
ベースプレート531は、モジュール一体化部材520を介して、モジュール構造物510に配置するか、または一体化し得る。
モジュール一体化部材520は、接着部材であり得る。接着部材は、ベースプレート531の延長部(または固定部)531aとモジュール構造物510の間に配置することによってベースプレート531をモジュール構造物510に配置させる。接着部材からなるモジュール一体化部材520は、接着剤または両面テープであり得、必ずしもこれに限定されるものではない。
本明細書の他の実施例によると、モジュール一体化部材520は、複数のネジであり得る。複数のネジは、ベースプレート531の延長部531aを貫通して、モジュール構造物510に締結することによりベースプレート531をモジュール構造物510に配置させる。
本明細書の他の実施例によると、モジュール一体化部材520は、ボルトとナットであり得る。ナットはベースプレート531の延長部531aと重畳するモジュール構造物510に配置するか、または固定される。ボルトは、ベースプレート531の延長部531aを貫通してナットに締結する。本明細書のいくつかの例によるナットは、モジュール構造物510に配置されたセルフクリンチングナット(self-clinching nut)であり得、これに限定されるものではない。セルフクリンチングナットはペムナット(PEMnut)であり得る。
マグネット532、センターポール533、ボビン534、およびコイル535は、ベースプレート531に設置されて表示モジュール100を振動させる磁気回路ユニットまたは磁気振動ユニットで表現することができる。
本明細書のいくつかの例による磁気回路ユニットは、マグネット532がコイル535の外側に配置された外磁タイプ(external magnetic type)またはダイナミックタイプの構造を有するか、マグネット532がコイル535の内側に配置された内磁タイプ(internal magnetic type)またはマイクロタイプの構造を有することができる。内磁タイプの構造を有する磁気回路ユニットを含む振動装置530は、漏洩磁束が小さく、全体的に小さい大きさを有することができる利点を有する。本明細書のいくつかの例に係る振動装置530は、外磁タイプまたは内磁タイプの構造を有することができ、以下の説明では、内磁タイプの構造を有することに仮定して説明することにする。
本明細書のいくつかの例によるマグネット532は、ベースプレート531の溝部に収容または挿入される。マグネット532は、ボビン534に収容または挿入可能な円柱形態を有する永久磁石であり得る。本明細書のいくつかの例によると、マグネット532は、バリウムフェライト(barium ferrite)などの焼結磁石を用いることができ、材質は酸化第二鉄(Fe2O3)、炭酸バリウム(BaCO3)、ネオジム磁石、磁力成分が改善されたストロンチウム(strontium)フェライト(Fe12O19Sr)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)の合金鋳造磁石などの一つ以上を含むことができる。例えば、ネオジム磁石は、ネオジム-鉄-ホウ素(Nd-Fe-B)であり得、これに限定されるものではない。
本明細書のいくつかの例によるボビン534は、マグネット532の周囲を囲むようにベースプレート531上に配置される。ボビン534は、円の形態または楕円形態(ellipse or oval)を有することができ、これに限定されるものではない。楕円形(oval shape)は、楕円形(elliptical shape)、先端が丸い四角形(rectangular shape with rounded corners)、または幅が高さと異なる非円形の曲線型(non-circular curved shape having a width different from its height)を含むことができ、実施例に限定されない。例えば、楕円形態のボビン534で、長軸の直径と短縮の直径の比率は、1.3:1~2:1で構成することができる。このような楕円形態のボビン534は、円形態よりも高音域帯の音響を改善することができ、振動による熱の発生が少ないことがあるので、優れた放熱特性を有することができる。
本明細書のいくつかの例によるコイル535は、ボビン534の外周面を取り囲むように巻き取られて、外部から音響発生用の電流(またはボイス電流)の供給を受ける。コイル535は、ボビン534と一緒に昇降する。コイル535は、ボイスコイルなどで表現し得る。このようなコイル535に電流が印加されると、コイル535の周囲に形成される磁場とマグネット532の周囲に形成される外部磁界に基づき、フレミングの左手法則に従ってボビン534全体が上下に移動するようになり、ボビン534の上下移動(または振動)による表示モジュール100の振動によって音響(PVS)または音波が発生するようになる。
本明細書のいくつかの例によると、コイル535がボビン534の外周面を囲むよう巻き取ることによってコイル535で発生する熱がボビン534に伝達され、このボビン534の熱により表示パネル110に影響を及ぼす画質不良を減らすために、コイル535は、相対的に放熱特性に優れた材料で構成することができる。また、ボビン534は、上下に振動するため、上下振動に起因する偏振動が発生することになり、ボビン534の偏振動はボビン534の重量に影響を受けることがあり、ボビン534の重量は、コイル535の重量に影響を受ける。これにより、コイル535の重量が減少する場合、ボビン534の偏振動を減少させることができる。したがって、ボビン534に伝達される熱とボビン534の偏振動を考慮すると、コイル535は、一般的なコイルの材質である銅よりも熱伝導率が優れていて、相対的に優れた放熱特性を有しながら、銅よりも相対的に軽いアルミ材質からなり得る。
また、アルミニウムは空気中で酸化膜が形成され、振動装置530の製造時にはんだ付けが容易でないため、本明細書の例によるコイル535は、放熱のためのアルミニウム層(又は第1金属層)、およびアルミニウム層を囲む金属外皮層(または第2金属層)を含むことができる。例えば、金属外皮層は銅(Cu)、銀(Ag)、および金(Au)のいずれかの材質を含むことができる。例えば、コイル535は、銅で覆われたアルミニウム(copper clad aluminum wire)であり得る。金属外皮層は、第1金属層の外側に薄膜形態に形成されるので、コイル535の重量増加に大きな影響を与えないことがあり得る。このような本明細書の例によるコイル535は、銅材質または銅線のみからなるコイルより約60%程度の重量が減少し得る。
本明細書のいくつかの例によると、ボビン534は、パルプまたは紙を加工した材質、アルミニウムやマグネシウムまたはその合金、ポリイミド(polyimide)などの合成樹脂などで形成された構造物であり得る。例えば、ボビン534は、コイル535で発生する熱による表示パネル110の局部的な画質不良を防止するために、相対的に放熱特性に優れ、相対的に軽いポリイミドフィルム(polyimide film)で実現し得る。
ポリイミドフィルムは、氷点下273℃から摂氏400℃まで幅広い温度範囲で物性が変わらず、耐熱性、電気絶縁性、柔軟性、および不燃性などの特徴を有している。そして、ポリイミドフィルムは、熱的および機械的強度に優れていてボビン534の信頼性を向上させることができ、優れた放熱特性により、ボビン534の振動による熱の発生を減らすことができる効果がある。例えば、ポリイミドフィルムは、KAPTONであり得、パイロメリティックジアンハイドライド(pyromellitic dianhydride)と4,4'-オキシジアニリン(4,4'-oxydianiline)の縮合であり得る。
センターポール533は、ボビン534に収容しまたは挿入してボビン534の昇降をガイドする。例えば、センターポール533は、ボビン534の内部に収容または挿入することによってセンターポール533の外周面は、ボビン534によって囲まれている。センターポール533は、昇降ガイドまたはポールピース(pole pieces)などで表現することができ、用語に限定されるものではない。
エッジフレーム536は、ベースプレート531の前面の端に設置されてダンパー537を支持する。本明細書のいくつかの例によるエッジフレーム536は、ボビン534と同じ形態を有するようにベースプレート531の前面の端に一定の高さに形成し得る。本明細書の他の実施例によると、エッジフレーム536は、ベースプレート531の前面の端に一定の高さに形成されてボビン534と同じ形態を有する中空部を含むことができる。
ダンパー537は、エッジフレーム536と磁気回路ユニットの間に配置するか、または連結することができる。例えば、ダンパー537は、エッジフレーム536とボビン534の間に連結することができる。ダンパー537は、スパイダー(spider)、サスペンション(suspension)、またはエッジ(edge)などの他の用語で表現することができ、用語に限定されるものではない。
本明細書のいくつかの例によるダンパー537の一端(または一部分)は、エッジフレーム536と連結することができ、ダンパー537の他端(または他の部分)は、ボビン534の上部外側面と連結することができる。ダンパー537は、一端と他端の間に蛇腹構造で構成されてボビン534の上下運動によって収縮および弛緩しながらボビン534の振動を調節する。このようなダンパー537は、ボビン534とエッジフレーム536の間に連結することによって復元力を介してボビン534の振動距離を制限する。例えば、ボビン534が一定の距離以上に振動し、または一定の距離以下に振動する場合、ボビン534は、ダンパー537の復元力によって元の位置に原状復帰することができる。
振動装置530は、表示モジュール100と背面カバー300の間に介在するので、表示装置の薄い厚みまたはスリム化のために、相対的に薄い厚さを有していなければならず、これにより、ボビン534の高さ(または厚さ)が低くなる場合、音圧が低くなる問題がある。そこで、本明細書の発明者らはボビン534の高さが低くなることに起因する音圧が低くなる問題点を解決するために、ボビン534の周辺に配置されたダンパー537の面積を広くする構造を設計した。ダンパー537の面積を大きくする場合、コイル535に電流を印加する配線の配置スペースが狭くなるので、配線とダンパー537の干渉が発生することを認識した。それでいくつかの実験を通じて、ダンパー537を導電体で構成してダンパー537が配線の機能を兼ねることができるように構成した。
本明細書のいくつかの例によるダンパー537は、コイル535に電気的に接続した金属材質を含むことができる。例えば、ダンパー537は、ステンレス鋼(stainless steel)または銅(Cu)などで構成することができ、これに限定されるものではない。
本明細書のいくつかの例に係る振動装置530は、ボビン保護部材538をさらに含むことができる。
ボビン保護部材538は、ボビン534の前面(または先端部)に配置してボビン534の昇降(または振動)を表示モジュール100の背面に伝達する。本明細書のいくつかの例によるボビン保護部材538は、ボビン534の前面に付着したリング形状、ボビン534の前面全体を覆う円板形状、またはボビン534の前面と上部外側面を包むキャップ形状を有することができる。ボビン保護部材538は、ボビンリングなどで表現することができ、用語に限定されるものではない。
本明細書の一実施例に係る音響発生モジュール500は、連結部材550をさらに含むことができる。
連結部材550は、モジュール構造物510と表示モジュール100の間に介在する。本明細書のいくつかの例による連結部材550は、モジュール構造物510の前面端部と表示モジュール100の背面の端部の間に介在し得る。例えば、連結部材550は、両面テープまたは両面フォームテープであり得、これに限定されるものではない。連結部材550は、モジュール構造物510と表示モジュール100の間に振動装置530を囲む振動空間を設けることができる。振動空間は、音圧空間、響胴、響き部、共鳴筒、または共鳴部で表現することもでき、用語に限定されるものではない。
本明細書の実施例に係る音響発生モジュール500は、振動伝達部材570をさらに含むことができる。
振動伝達部材570は、連結部材550と振動装置530のそれぞれに連結しまたは結合して、振動装置530の振動によって振動して、振動装置530の振動を表示モジュール100に伝達することができる。
本明細書のいくつかの例によると、振動伝達部材570の背面の端部または背面の周辺部分は、連結部材550によって連結しまたは結合して、振動伝達部材570の背面中央部分は、振動装置530のボビン534の前面と結合し、または振動装置530のボビン保護部材538と結合することができる。
本明細書のいくつかの例による振動伝達部材570は、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)合金、マグネシウム・リチウム(Mg-Li)合金、およびアルミニウム(Al)合金のいずれかまたは複数の材質からなり得、これに限定されるものではない。例えば、マグネシウム合金は、アルミニウムと亜鉛(Zn)およびマンガン(Mn)のうち少なくとも1つを含むことができる。マグネシウム合金は、スピーカーの振動板として用いることができる金属材料中の最軽量の材料であり、相対的に高い比剛性(強度/比重)と相対的に高い振動減衰能(振動を吸収して振動を徐々に小さくする能力)を有し、温度と時間の変化に対する寸法安定性が優れているという特性を有する。
本明細書のいくつかの例によると、振動伝達部材570の前面は、第2部材430(またはモジュール接着部材)を介して表示モジュール100の背面に結合しまたは連結することができる。
第2部材430は、表示モジュール100と振動伝達部材570の間に介在した両面接着部材であり得る。両面接着部材は、両面テープまたは両面フォームテープであり得、これに限定されるものではない。このような第2部材430の一面(または前面)は、表示モジュール100の背面に配置しまたは結合して、第2部材430の他面(または背面)は、振動伝達部材570の前面に配置しまたは結合する。例えば、第2部材430の一面は、上部保護シートが剥離された状態で表示モジュール100の背面に配置し、または固定することができる。
本明細書のいくつかの例によると、第2部材430は、音響発生モジュール500と表示モジュール100の間の組立やすさのために、一つの部品としてモジュール化された音響発生モジュール500の最上面に結合(またはモジュール化)されていて、上部保護シートによって保護し得る。たとえば、上部保護シートは、上部剥離シートまたはトップライナー(top liner)などで表現することができるが、用語に限定されるものではない。
例えば、振動伝達部材570と第2部材430のそれぞれは、すべて省略することができる。例えば、音響発生モジュール500は、連結部材550と振動装置530のそれぞれと結合するか連結した上部保護シートを含むことができる。上部保護シートは、連結部材550と振動装置530それぞれに結合しまたは連結して音響発生モジュール500の前面全体を覆うことで一つの部品にモジュール化された音響発生モジュール500のモジュール化工程の以後の輸送過程では、音響発生モジュール500の振動装置530と連結部材550それぞれが外部に露出することを防止し、ほこりなどの異物が音響発生モジュール500の内部に浸透することを防止する。このような上部保護シートは、音響発生モジュール500と表示モジュール100間の組立工程の直前に音響発生モジュール500から剥離することができる。
したがって、本明細書の実施例に係る音響発生モジュール500は、モジュール構造物510と振動装置530が一つの部品にモジュール化された状態で表示モジュール100と背面カバー300の間に介在することによって、表示モジュール100を振動板にして表示パネル110の振動による音響(PVS)を出力し、表示装置の最外郭背面に露出しないので表示装置の背面外観デザインを向上させることができる。
図3Bおよび図3Cを参照すると、振動装置530とモジュール構造物510の間には、接着部材522を配置し得る。接着部材522は、両面テープ、両面フォームテープ、両面パッド、両面フォームパッド、およびボンドの中の1つ以上であり得、これに限定されるものではない。接着部材522で構成する場合、ネジ、またはナットおよびボルトと比較して組立工程が簡略化され得、ネジ、またはナットおよびボルトで締結するためのホールやプレートの延長部が必要なくなるので、よりスリムな振動装置を提供することができる。振動装置の説明は、図3Aで説明した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。
図3Bを参照すると、振動装置530は、非対称的に配置し得る。非対称に配置する場合、特定の周波数でのディープ現象を改善することができる。例えば、振動装置530を基準に上下左右からの定在波が発生することになる場合、上下左右からのディープ現象が発生することになるが、非対称的に配置する場合、上下左右での定在波が同時に発生する現象を減らすことができる。これにより、ディープ現象を改善することができるので、音響特性をより向上させることができる。
図3Dおよび図3Eを参照すると、背面カバー300は、第1背面カバー310および第2背面カバー350を含むことができる。第1背面カバー310および第2背面カバー350は、図2で説明した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。
図3Dを参照すると、振動装置530は、第1背面カバー310との間に収容し得る。例えば、第1背面カバー310の一部を除去した部分に振動装置530を配置することができる。第1背面カバー310と振動装置530は、接着部材522によって付着し得る。接着部材522は、振動装置530と第2背面カバー350の間に配置し得る。他の例としては、接着部材522は、振動装置530と第1背面カバー310の間に、さらに配置することもできる。例えば、接着部材522は、ベースプレート531の延長部531aと第1背面カバー310の間に、さらに配置し得る。接着部材522は、両面テープ、両面フォームテープ、両面パッド、両面フォームパッド、およびボンドの中の1つ以上であり得、これに限定されるものではない。第1背面カバー310の一部を除去し、除去した第1背面カバー310の領域に振動装置530を配置することで、振動装置530の厚さを減らすことができ、これにより、表示装置の厚さを減らすことができる。また、振動装置530と第1背面カバー310および/または第2背面カバー350が隣接するように配置する場合、振動装置530の振動時に異常振動が発生し得るので、間隔または距離(D)を置いて離隔することができる。例えば、振動装置530は、第1背面カバー310および/または第2背面カバー350との間隔または距離(D)を置いて離隔し得る。例えば、間隔または距離(D)は、1mm以上であり得、これに限定されるものではない。
図3Eを参照すると、振動装置530は、第1背面カバー310と第2背面カバー350との間に収容し得る。例えば、振動装置530のベースプレート531を外函化することができる。振動装置530のベースプレート531は、第1背面カバー310と第2背面カバー350の間に配置し得る。第1背面カバー310と振動装置530の間には、接着部材522を配置し得る。例えば、接着部材522は、ベースプレート531の延長部531aと第1背面カバー310の一側に配置し得る。接着部材522は、両面テープ、両面フォームテープ、両面パッド、両面フォームパッド、およびボンドの中の1つ以上であり得、これに限定されるものではない。振動装置530のベースプレート531を外函化して構成することで、振動装置530の厚さを減らすことができ、これにより表示装置の厚さを減らすことができる。また、振動装置530と、第1背面カバー310および第2背面カバー350が隣接するように配置する場合、振動装置530の振動時に異常振動が発生し得るので、間隔または距離(D)を置いて離隔し得る。例えば、振動装置530は、第1背面カバー310および第2背面カバー350との間隔または距離(D)を置いて離隔し得る。例えば、間隔または距離(D)は、1mm以上であり得、これに限定されるものではない。
図4は、図3A~図3Eに示した連結部材を示す図である。
図3A~図3E、および図4を参照して説明すると、本明細書のいくつかの例による連結部材550は、第1~第4連結部551、552、553、554を含むことができる。第1~第4連結部551、552、553、554は、第1~第4結合部であり得、用語に限定されるものではない。
第1~第4連結部551、552、553、554のそれぞれは、一定の幅と長さを有するライン形態を有し、モジュール構造物510と振動伝達部材570の間に配置される。
本明細書のいくつかの例によると、図4に示したモジュール構造物510の平面図に基づいて、モジュール構造物510は、第1前面端(edge or periphery)部分(または左側辺)、第1前面端部分と平行な第2前面端部分(または右側辺)、第1および第2前面端部分のそれぞれの一側(または一部分)間の第3前面端部分(または上側辺)、および第3前面端部分と平行で第1および第2前面端部分のそれぞれの他側(または他の部分)間の第4前面端部分(または下側辺)を含むことができる。
第1連結部551はモジュール構造物510の第1前面端部分に配置し、第2接続部552はモジュール構造物510の第2前面端部分に配置し、第3接続部553はモジュール構造物510の第3前面端部分に配置し、第4接続部554はモジュール構造物510の第4前面端部分に配置し得る。
第1~第4連結部551、552、553、554のそれぞれは、モジュール構造物510の各角の部分から分離した構造を有することができる。例えば、第1~第4連結部551、552、553、554のそれぞれは、分離されていない四角(例えば、四角形)帯形態を有することができ、例えば、連結部材550を形成するするための原材料から連結部材550を除いた残りの部分の材料が浪費されることによって材料費が上昇することになる。
第1~第4連結部551、552、553、554それぞれの一部は、モジュール構造物510の各角部分に隣接した接続部551、552、553、554と接触するように配置することにより、連結部材550によって定義される振動空間で発生する音波が外部に漏洩することを最小限に抑えることができる。
第1~第4連結部551、552、553、554のうちの少なくとも一つは、振動装置530に向いたベント部(bent portion)553a、554aを含むことができる。
振動装置530によって表示モジュール100が振動して発生する音波は、振動装置530の中心部から放射状に広がりながら進行する。この音波を進行波(progressive wave)とすることができるが、この進行波が放射状に広がりながら進行して、連結部材550で反射して、進行波と逆方向に進行する反射波(reflected wave)を形成することになる。この反射波は、進行波と重畳および干渉して、重畳した音波が進行できないで一定の位置に停滞している定在波(standing wave)を形成することになる。この定在波によって音圧が減少して音響出力特性が悪くなり得る。これにより、ベント部553a、554aは、反射波と進行波の干渉によって発生する定在波による音圧の減少現象を減らすために、連結部材550に構成する。例えば、ベント部553a、554aは、第1~第4連結部551、552、553、554のうち進行波と反射波の大きさが大きな地点または最も強い音波が到着する少なくとも一つの連結部に構成することができる。例えば、ベント部553a、554aは、振動装置530の中心部を向くように、例えば、振動装置530の中心部の延長線(EL)上に位置することにより、定在波による音圧の減少現象を最小限に抑えることができる。
本明細書のいくつかの例によると、ベント部553a、554aは、第3および第4連結部553、554に構成し得る。また、ベント部553a、554aは、表示装置の水平方向(または横方向)(X)に対して一定の傾斜角(θ)を有することができる。本明細書のいくつかの例によるベント部553a、554aの傾斜角(θ)は、定在波の抑制の必要量によって異なることができ、例えば、10度~30度に可変して設定し得る。例えば、振動装置530が低音域帯の音響を出力し、または振動装置530の出力が大きい時は、ベント部553a、554aは、相対的に大きな傾斜角(θ)を有することができる。例えば、振動装置530が高音域帯の音響を出力し、または振動装置530の出力が小さい時は、ベント部553a、554aは、相対的に小さな傾斜角(θ)を有することができる。
第3および第4連結部553、554のそれぞれは、ベント部553a、554aを基準に左右対称の構造を有することができる。ベント部553a、554aは、振動装置530の中心部の延長線(EL)上で開いた構造を有することができるが、必ずしもこれに限定されず、「∨」字形態の塞がった構造を有することができる。ベント部553a、554aが振動装置530の中心部の延長線(EL)上で開いた構造を有する場合、塞がった構造を有する場合よりも材料費を削減することができる利点がある。そして、音響特性の実験によると、ベント部553a、554aが振動装置530の中心部の延長線(EL)上で開いた構造を有する場合と塞がった構造を有する場合に、音響特性の差が微々またはないことを確認した。
そして、ベント部553a、554aは、第1および第2連結部551、552にも、同一または類似に適用することができる。
第1~第4連結部551、552、553、554のうちの少なくとも一つは、振動装置530に向かう少なくとも一つの突出部555、556を含むことができる。例えば、少なくとも一つの突出部555、556は、振動装置530の中心部を向くように、第1および第2連結部551、552それぞれに構成し得る。このような少なくとも一つの突出部555、556は、反射波をトラップすることができるので、定在波によるピークやディップを低減させ、それにより、音圧の減少現象を最小限に抑えることができる。
図5Aおよび図5Bは、本明細書の一実施例に係る振動装置のダンパー構造を説明するための図である。
図5Aは、シングルタイプ(single type)構造の振動装置を示す図であり、図5Bは、ツインタイプ(twin type)構造の振動装置を示す図である。ツインタイプの構造は、2アレイ(two array)構造で表現することもできる。本明細書による一つの振動装置は、2アレイ以上の構造で構成することができ、例えば、4アレイ構造または6アレイ構造で構成し得る。
図3A~図3E、および図5Aを参照して説明すると、本明細書の実施例に係る振動装置530において、ダンパー537は、ベースプレート531上に配置されたエッジフレーム536とボビン534の間に連結する。
ダンパー537は、配線の役割をするように構成されるので、正極性電源(またはプラスボイス信号)を受信する第1ダンパー537-1、および負極性電源(またはマイナスボイス信号)を受信する第2ダンパー537-2を含むことができる。
例えば、ダンパー537は、横方向(X)を基準に上下に分割することができ、例えば、ボビン534の中心部を通る横方向(X)の中心線を基準に、第1ダンパー537-1は、中心線の上の部分に配置され、第2ダンパー537-2は、中心線の下の部分に配置し得る。例えば、第1ダンパー537-1は、第1配線端子530pに電気的に接続し、第2ダンパー537-2は、第2配線端子530mに電気的に接続することができる。配線端子530p、530mは、配線パッドなどで表現することができ、用語に限定されるものではない。例えば、第1配線端子530pは、+(plus)端子であり得、第2配線端子530mは、-(minus)端子であり得る。
本明細書のいくつかの例によると、第1ダンパー537-1と第2ダンパー537-2のそれぞれは、内側部537a、外側部537b、および複数のダンピング部537cを含むことができる。
内側部537aは、半円形状(または楕円形)を有しボビン534と結合しまたは連結することができる。例えば、半円形状(または楕円形)を有する内側部537aの中心部は、ボビン534の中心部と同じであり得る。第1ダンパー537-1と第2ダンパー537-2それぞれの内側部537aは、ボビン534の中心部を通る横方向(X)の中心線上で互いに離隔(または分離)することにより電気的に互いに分離される。
外側部537bは、内側部537aを囲むように半円形状(または楕円形)を有し、エッジフレーム536に配置するか、または結合することができる。例えば、半円形状(または楕円形)を有する外側部537bの中心部は、ボビン534の中心部と同じであり得る。第1ダンパー537-1と第2ダンパー537-2それぞれの外側部537bは、ボビン534の中心部を通る横方向(X)の中心線上で互いに離隔(または分離)することにより電気的に互いに分離される。
複数のダンピング部537cのそれぞれは、一定の距離または間隔(または等間隔)を有するように内側部537aと外側部537bの間に連結される。本明細書のいくつかの例による複数のダンピング部537cのそれぞれは、S字型またはジグザグ形状を有することができる。このような複数のダンピング部537cのそれぞれは、ボビン534の上下振動による内側部537aの上下運動によって収縮および弛緩しながらボビン534の振動を調節する。ここで、複数のダンピング部537cのそれぞれは、エッジフレーム536とボビン534間の最短距離よりも相対的に長い距離を有し、これにより振動装置530の厚さを減少させてマグネット532の性能を向上させるために、ダンパー537の長さを長く設定することができる。
本明細書のいくつかの例によると、複数のダンピング部537cのそれぞれの一端(または一部分)は、内側部537aに連結する。たとえば、複数のダンピング部537cそれぞれの一端(または一部分)と内側部537aとの間の連結部分は曲面形態に丸めることで、該当するダンピング部537cの上下運動に伴うダンピング部537cの破れを防止することができる。
図3A~図3E、および図5Bを参照して説明すると、本明細書の他の実施例に係る振動装置530は、ベースプレート531上に配置された2つのサブ振動装置530a、530bを含むことができる。このような2つのサブ振動装置530a、530bを含む振動装置530は、ツインタイプ(twin type)の振動装置と表現することができ、用語に限定されるものではない。
ツインタイプの振動装置530において、2つのサブ振動装置530a、530bのそれぞれのダンパー537は、並列に連結することができる。 2つのサブ振動装置530a、530bのそれぞれのダンパー537は、配線の役割をするように構成されるので、正極性電源(またはプラスボイス信号)を受信する第1ダンパー537-1、および負極性電源(またはマイナスボイス信号)を受信する第2ダンパー537-2を含むことができる。
本明細書のいくつかの例によると、2つのサブ振動装置530a、530bそれぞれのダンパー537は、横方向(X)を基準に上下に分割することができ、例えば、ボビン534の中心部を通る横方向(X)の中心線を基準として、第1ダンパー537-1は、中心線の上の部分に配置し、第2ダンパー537-2は、中心線の下の部分に配置することができる。例えば、第1ダンパー537-1は、第1配線端子530pに電気的に接続し、第2ダンパー537-2は、第2配線端子530mに電気的に接続することができる。
本明細書のいくつかの例によると、第1ダンパー537-1と第2ダンパー537-2のそれぞれは、内側部537a、外側部537b、および複数のダンピング部537cを含むことができる。これらの第1ダンパー537-1と第2ダンパー537-2のそれぞれは、図5Aで説明した内容と同様であるため、これに対する重複説明は省略する。
2つのサブ振動装置530a、530bそれぞれの第1ダンパー537-1は、ベースプレート531の中間領域で互いに電気的に接続し、2つのサブ振動装置530a、530bそれぞれの第2ダンパー537-2もベースプレート531の中間領域で互いに電気的に接続する。これにより、2つのサブ振動装置530a、530bそれぞれのダンパー537は、並列接続することができる。
本明細書の他の形態に係る振動装置530において、第1配線端子530pと第2配線端子530mそれぞれは、信号ケーブル(または信号伝送部材)を介してオーディオアンプ(またはオーディオ処理部)と電気的に接続することができる。これにより、ベースプレート531上に露出する第1配線端子530pと第2配線端子530mそれぞれの位置は、信号ケーブルとの容易な電気的接続のためにベースプレート531の角の部分に変更し得る。
他の実施例に係る振動装置530は、第1~第4ブラケット539a、539b、539c、539dをさらに含むことができる。
第1~第4ブラケット539a、539b、539c、539dのそれぞれは、ベースプレート531のそれぞれの側面に配置するか、または結合することができる。例えば、第1ブラケット539aは、ベースプレート531の第1側面(または第1短辺)に配置し、第2ブラケット539bは、ベースプレート531の第2側(または第2短辺)に配置し、第3ブラケット539cは、ベースプレート531の第3側面(または第1長辺)に配置し、第4ブラケット539dは、ベースプレート531の第4側面(または第2長辺)に配置し得る。
第1~第4ブラケット539a、539b、539c、539dのそれぞれは、モジュール一体化部材520によって、モジュール構造物510に固定することにより、ベースプレート531をモジュール構造物510上に配置するか、または固定する。
一例として、第1~第4ブラケット539a、539b、539c、539dのそれぞれは、両面テープのようなモジュール一体化部材520を介して、モジュール構造物510に固定しまたは配置することができる。例えば、モジュール構造物510と向き合う第1~第4ブラケット539a、539b、539c、539dのそれぞれの一面は、両面テープとの接着面積を増加させるために平坦面構造からなり得る。
別の例として、第1~第4ブラケット539a、539b、539c、539dのそれぞれは、接着剤(またはボンド)などのモジュール一体化部材520を介して、モジュール構造物510に配置するか、または固定し得る。例えば、モジュール構造物510と向き合う第1~第4ブラケット539a、539b、539c、539dのそれぞれの一面は、接着剤の流れを拘束して流れあふれることを防止するための複数のリブパターン(RP)を有する凹凸構造からなり得る。
別の例として、第1~第4ブラケット539a、539b、539c、539dのそれぞれは、複数のネジのようなモジュール一体化部材520によって、モジュール構造物510に配置するか、または固定することができる。例えば、モジュール構造物510と向き合う第1~第4ブラケット539a、539b、539c、539dのそれぞれは、少なくとも一つのネジが貫通する少なくとも一つのホール(SH)を含むことができる。
第1~第4ブラケット539a、539b、539c、539dのそれぞれは、基本的に、少なくとも一つのホール(SH)を含むことができ、モジュール一体化部材520を用いた振動装置530とモジュール構造物510間のモジュール化工程による互換性のために、第1~第4ブラケット539a、539b、539c、539dのそれぞれの一面は、平坦面構造または凹凸構造を含むことができる。
図6は、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールを示す図である。
図6は、図3A~図3Eに示した実施例に係る音響発生モジュールに放熱構造を追加で構成したものである。これにより、以下の説明では、音響発生モジュールの放熱構造と関連する構成を除いた残りの同一の構成に対する説明は、簡略化しまたは省略する。
図2および図6を参照して説明すると、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュール500は、モジュール構造物510と振動装置530を含む。
モジュール構造物510は、音響発生モジュール500のベース構造物であって、第1部材410を介して、背面カバー300に配置するか、または固定する。モジュール構造物510は、振動装置530と重畳するホーム510hを含む。
本明細書の一実施例に係るホーム510hは、モジュール構造物510を垂直方向(Z)に垂直貫通するように形成して振動装置530の背面を背面カバー300に露出させる。例えば、ホーム510hは、円、楕円、または多角形態を有することができ、これに限定されるものではない。ホーム510hは、貫通口またはホールなどで表現することができ、用語に限定されるものではない。
本明細書の一実施例によると、ホーム510hは、振動装置530の背面よりも小さい大きさを有することができる。例えば、例えば、本明細書の一実施例に係るホーム510hは、振動装置530から発生する熱が背面カバー300に向かって進行する熱放出通路であり得る。
本明細書の他の実施例によると、ホーム510hは、振動装置530の背面の一部が収容可能なまたは挿入可能な大きさを有することができる。例えば、ホーム510hは、振動装置530の背面の一部を収容する収容ホールであり得、振動装置530から発生する熱が背面カバー300の方に進行する熱放出通路を兼ねることができる。また、本明細書の他の実施例に係るホーム510hは、振動装置530の背面と背面カバー300間の距離を減少させ、熱の放出効率を増加させることができる。
このように、モジュール構造物510は、ホーム510hをさらに含むことを除いて、残りの構造は、図3A~図3Eに示したモジュール構造物と同様であるため、これに対する重複説明は省略する。
振動装置530は、モジュール構造物510のホーム510hと重畳するようにモジュール一体化部材520を介して、モジュール構造物510に配置するか、または一体化し得る。このような振動装置530は、表示モジュール100の背面と接触するように配置されたアクチュエータ(またはエキサイター)を含む。例えば、アクチュエータからなる振動装置530は、ベースプレート531、マグネット532、センターポール533、ボビン534、コイル535、エッジフレーム536、ダンパー537 、および中空部530hを含むことができる。
ベースプレート531および中空部530hを除いた残りの振動装置530の構成は、図3A~図3Eに示した振動装置と同様であるため、これに対する重複説明は省略する。
本明細書の一実施例に係るベースプレート531の背面は、モジュール構造物510のホーム510hの上に位置することができる。例えば、モジュール構造物510のホーム510hがベースプレート531の大きさよりも小さい大きさを有するとき、ベースプレート531の最背面は、モジュール構造物510に安着してホーム510h上に位置することができる。
本明細書の他の実施例によると、ベースプレート531の背面は、モジュール構造物510のホーム510h内に挿入しまたは収容し得る。例えば、モジュール構造物510のホーム510hがベースプレート531の大きさと同じか大きい大きさを有するとき、ベースプレート531の背面の一部は、モジュール構造物510のホーム510hに挿入しまたは収容し得る。例えば、ベースプレート531の最背面は、モジュール構造物510のホーム510hを通過して、モジュール構造物510の最背面の外部に突出せず、モジュール構造物510のホーム510h内部に位置することができる。これにより、音響発生モジュール500の厚さは、モジュール構造物510のホーム510hに収容しまたは挿入されているベースプレート531の収容高さ(または深さ)または挿入高さ(または深さ)だけ減らすことができるので、音響発生モジュールをスリム化することができる。
ベースプレート531の延長部531a(またはブラケット539a、539b、539c、539d)およびモジュール一体化部材520のうちの少なくとも一つは、ベースプレート531の背面の一部がモジュール構造物510のホーム510hに収容しまたは挿入されるように実現される。例えば、ベースプレート531の延長部531a(またはブラケット539a、539b、539c、539d)は、ベースプレート531の背面の一部がモジュール構造物510のホーム510hに収容または挿入されるようにベースプレート531の背面から最大限離間しているベースプレート531の上側面から延長し、または相対的に薄い厚さを有することができる。そして、モジュール一体化部材520の厚さは、ベースプレート531の背面の一部分をモジュール構造物510のホーム510hに収容しまたは挿入することができる範囲内で設定するか可変することができる。
中空部530hは、モジュール構造物510のホーム510hと重畳するようにベースプレート531とマグネット532およびセンターポール533それぞれを垂直方向(Z)に貫通することができる。中空部530hは、振動装置530の駆動によって発生する熱が背面カバー300の方に放出される熱放出通路であり得、振動装置530の駆動に伴う音圧を増加させることができ、振動装置530の重量を減少させることができる。また、連結部材550によって設けられる振動空間が密閉される場合、限られた密閉空間により振動装置530の駆動によって発生する音圧が不足することがあり得るが、振動空間が中空部530hにより外部に連通することで、振動装置530の駆動によって振動空間に発生する音圧が増加することができる。
本明細書のいくつかの例によると、振動装置530は、モジュール構造物510のホーム510hと重畳しながらベースプレート531に形成された複数のプレートホール531hをさらに含むことができる。複数のプレートホール531hは、ベースプレート531を垂直方向(Z)に貫通することにより、ボビン534およびマグネット532のうちの少なくとも一つと重畳することができる。例えば、マグネット532と重畳するプレートホール531hは、振動装置530の製造過程で詰まる可能性があるので、プレートホール531hは、ボビン534と重畳するベースプレート531に形成し得る。たとえば、複数のプレートホール531hのそれぞれは、ベースプレート531の背面に放射状に形成し得るが、これに限定されるものではない。プレートホール531hは、通気ホール(vent hole)とも表現することができるが、用語に限定されるものではない。このような複数のプレートホール531hは、振動装置530に発生する熱をさらに放熱させ得る。
したがって、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュール500は、モジュール構造物510に形成されたホーム510hおよび振動装置530に形成された中空部530hとプレートホール531hを含むことにより、放熱機能が向上し得、振動装置530の駆動によって振動空間に発生する音圧が増加することができる。
図7は、図6に示した本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールの背面を覆う背面カバーを示す図である。
図7は、音響発生モジュールと重畳する背面カバーに複数のホール(または通気孔)をさらに構成したものである。これにより、以下の説明では、複数のホールに関連する構成を除いた残りの同一構成の重複説明は簡略かするかまたは省略する。
図2、図6および図7を参照して説明すると、本明細書の他の実施例に係る背面カバー300は、音響発生モジュール500と重畳する複数のホール300hを含むことができる。
複数のホール300hのそれぞれは、背面カバー300の第2背面カバー350と第1背面カバー310の両方を厚さ方向(Z)に沿って垂直貫通するように形成して振動装置530と重畳することができる。
複数のホール300hは、振動装置530に形成された中空部530hと重畳するように放射状に配置し得る。本明細書のいくつかの例による複数のホール300hは、振動装置530に形成された中空部530hの中心部を基準に一定の距離、または間隔(または等間隔)を有するように放射状に配置することができる。たとえば、複数のホール300hは、振動装置530に形成された中空部530hと同心円形態をなす複数の同心円それぞれの円周上に一定の間隔を有するように離隔し得る。
本明細書のいくつかの例によると、複数のホール300hのそれぞれは、表示装置のクリーンバックデザインを低下させない範囲内で設定された一定の幅と一定の長さを有することができる。複数のホール300hのそれぞれが、背面カバー300から容易に識別可能な大きさのライン形態またはホール形態を有している場合、表示装置のクリーンバックデザインが実現されなくなる。それで、複数のホール300hのそれぞれは、表示装置の外部の空気が音響発生モジュール500の内部または振動装置530に形成された中空部530hに出入りすることができる程度の大きさを有することにより、表示装置のクリーンバックデザインを低下させない。
図8は、図1に示した線I-I’の概略的な他の断面図であって、これは本明細書の他の実施例に係る表示装置を示す図である。
図1および図8を参照して説明すると、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、表示モジュール100と背面カバー300との間に1つの音響発生モジュール500を含む。
表示モジュール100と背面カバー300のそれぞれは、図2、および図3A~図3Eに示した表示モジュールと背面カバーと、それぞれ同様であるため、これに対する重複説明は省略する。
1つの音響発生モジュール500は、図2、および図3A~図3Eに示した第1および第2音響発生モジュール500-1,500-2を一つの部品にモジュール化して構成することができる。
本明細書のいくつかの例によると、一つの音響発生モジュール500は、モジュール構造物1510、第1振動装置530-1、および第2振動装置530-2を含む。
モジュール構造物1510は、第1部材410(または第1モジュール固定部材)を介して、背面カバー300に配置または固定する。モジュール構造物1510の背面は、背面カバー300によって完全に覆われることによって表示装置の最外郭背面に直接に露出しないで隠蔽される。このようなモジュール構造物1510は、図2、および図3A~図3Eに示した第1および第2音響発生モジュール500-1,500-2それぞれのモジュール構造物510が一つの板状構造で構成されたことを除いては、図2、および図3A~図3Eに示したモジュール構造物と同様であるため、これに対する重複説明は省略する。
第1振動装置530-1は、モジュール構造物1510の第1領域上に配置するか、または固定して表示モジュール100、例えば、表示パネル110の第1領域(または左側の領域)を振動させる。例えば、第1振動装置530-1は、モジュール一体化部材520を介して、モジュール構造物1510の第1領域に配置または固定しまたは一体化することができる。本明細書のいくつかの例によると、第1振動装置530-1は、モジュール構造物1510の第1領域の正中央部に配置するか、またはモジュール構造物1510の第1領域で端(または周辺)の部分の方に偏るように配置し得る。
第2振動装置530-2は、モジュール構造物1510の第2領域上に配置するか、または固定して表示モジュール100、例えば、表示パネル110の第2領域(または右側領域)を振動させる。例えば、第2振動装置530-2は、モジュール一体化部材520を介して、モジュール構造物1510の第2領域に配置または固定しまたは一体化することができる。本明細書のいくつかの例によると、第2振動装置530-2は、モジュール構造物1510の第2領域の正中央部に配置するか、またはモジュール構造物1510の第2領域で端(または周辺)の部分の方に偏るように配置し得る。例えば、第2振動装置530-2は、モジュール構造物1510の中心部を基準に、第1振動装置530-1と対称に配置し得る。
第1および第2振動装置530-1、530-2のそれぞれは、単一のモジュール構造物1510上に一緒に配置することを除いては、図2、および図3A~図3Eに示した振動装置と同じなので、これに対する重複説明は省略する。そして、第1および第2振動装置530-1、530-2のそれぞれは、図5Aに示したシングルタイプの構造を有するか、図5Bに示したツインタイプの構造を有することができる。
図8に示した一つの音響発生モジュール500は、2つの振動装置530-1、530-2を含む例を示したが、必ずしもこれに限定されず、3つ以上の振動装置を含むことことができ、この場合、表示装置は、一つの音響発生モジュール500に内蔵された3つ以上の振動装置それぞれの振動によって3チャンネル以上のステレオ音響(PVS)を出力することができる。
1つの音響発生モジュール500は、連結部材550およびパーティション部材560をさらに含むことができる。
連結部材550は、モジュール構造物1510と表示モジュール100との間に介在し得る。例えば、連結部材550は、モジュール構造物1510の端(または周辺)部分と表示モジュール100との間に介在し得る。例えば、連結部材550は、モジュール構造物1510上に配置するか、または固定された複数の振動装置530-1、530-2を全体的に取り囲むように構成し得る。
パーティション部材560は、モジュール構造物1510上に固定された複数の振動装置530-1、530-2間に配置し、モジュール構造物1510の第1領域と第2領域を空間的に分離する。例えば、パーティション部材560は、モジュール構造物1510の第1領域と第2領域間の中央領域に互いに並んで配置された第1および第2パーティション561、562を含むことができる。第1および第2パーティション561,562は、モジュール構造物1510の第1領域と第2領域のそれぞれで発生する振動による表示モジュール100、例えば、表示パネル110の第1および第2領域での中高音の共鳴振動数の差に起因する音響特性の影響を減少させることができる。
1つの音響発生モジュール500は、振動伝達部材1570および第2部材430をさらに含むことができる。
振動伝達部材1570は、連結部材550とパーティション部材560および複数の振動装置530-1、530-2のそれぞれに配置するか、または結合して、複数の振動装置530-1、530-2それぞれの振動によって振動して、複数の振動装置530-1、530-2それぞれの振動を表示モジュール100、例えば、表示パネル110に伝達する。振動伝達部材1570は、パーティション部材560と、複数の振動装置530-1、530-2それぞれと追加で結合することを除いては、図2、および図3A~図3Eに示した振動装置と同じなので、これに対する重複説明は省略する。
第2部材430は、表示モジュール100と振動伝達部材570との間に介在した両面接着部材であり得る。両面接着部材は、両面テープまたは両面フォームテープであり得、これに限定されるものではない。このような第2部材430は、図2、および図3A~図3Eに示した第2部材430と同様であるため、これに対する重複説明は省略する。
したがって、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、単一のモジュール構造物1510と、複数の振動装置530-1、530-2が一つの部品にモジュール化された単一の音響発生モジュール500を含むことにより、モジュール間の組立工程で音響発生モジュール500の組立性がさらに改善され、これにより、表示装置の生産歩留まりがさらに向上し得る。
図9は、図8に示した連結部材およびパーティション部材を示す図である。
図8および図9を参照して説明すると、本明細書の一実施例に係る連結部材550は、第1~第4連結部1551、1552、1553,1554を含むことができる。
第1~第4連結部1551、1552、1553,1554のそれぞれは、モジュール構造物1510の前面の端(または周辺)部分と表示モジュール100との間に介在し、またはモジュール構造物1510の前面端(または周辺)部分と振動伝達部材1570との間に配置し得る。
本明細書のいくつかの例によると、第1~第4連結部1551、1552、1553,1554のそれぞれは、一定の幅と長さを有するライン形態を有することができる。
本明細書のいくつかの例によると、図9に示したモジュール構造物1510の平面図に基づいて、モジュール構造物1510は、第1前面の端(または周辺)部分(または左辺)、第1前面の端(または周辺)部分と平行な第2前面の端(または周辺)部分(または右側辺)、第1および第2前面の端(または周辺)部分それぞれの一側(または一部分)との間の第3前面の端(または周辺)部分(または上側辺)、および第3前面の端(または周辺)部分と平行な第1および第2前面の端(または周辺)部分それぞれの他側(または他の部分)との間の第4前面の端(または周辺)部分(または下側辺)を含むことができる。
第1接続部1551は、モジュール構造物1510の第1前面端部分に配置し、第2接続部1552は、モジュール構造物1510の第2前面端部分に配置し、第3接続部1553は、モジュール構造物1510の第3前面端部分に配置し、第4接続部1554は、モジュール構造物1510の第4前面端部分に配置し得る。
第1~第4連結部1551、1552、1553,1554のそれぞれは、モジュール構造物510の各角の部分から分離した構造を有することができる。例えば、第1~第4連結部1551、1552、1553,1554のそれぞれは、分離していない四角(例えば、四角形)帯形態を有することができ、例えば、連結部材550を形成するするための原材料から連結部材550を除いた残りの部分の材料が浪費になることによって材料費が上昇することになる。
第1~第4連結部1551、1552、1553,1554それぞれの一部は、モジュール構造物1510の各角部分で隣接した第1~第4連結部1551、1552、1553,1554と接触するように配置することにより、連結部材550によって定義される振動空間で発生する音波が外部に漏洩することを減らし、または最小限に抑えることができる。
第1~第4連結部1551、1552、1553,1554のうちの少なくとも一つは、該当する第1および第2振動装置530-1、530-2に向かう複数のベント部1553a、1554aを含むことができる。
複数のベント部1553a、1554aそれぞれは、第1~第4連結部1551、1552、1553,1554の中で進行波と反射波の大きさが大きな地点または最も強い音波が到着する少なくとも一つの連結部に構成し得る。たとえば、複数のベント部1553a、1554aのそれぞれは、該当する第1および第2振動装置530-1、530-2の中心部を向くように、該当する第1および第2振動装置530-1、530-2の中心部の延長線(EL)上に位置することにより、定在波による音圧の減少現象を最小限に抑えることができる。
本明細書のいくつかの例によると、複数のベント部1553a、1554aそれぞれは、第3および第4接続部1553、1554のうち少なくとも一つに構成し得る。そして、複数のベント部1553a、1554aそれぞれは、表示装置の水平方向(または横方向)(X)に対して一定の傾斜角(θ)を有することができる。本明細書のいくつかの例による複数のベント部1553a、1554aそれぞれの傾斜角(θ)は、定在波の抑制の必要量によって異なり得、例えば、10度~30度に可変して設定し得る。
複数のベント部1553a、1554aのそれぞれは、該当する第1および第2振動装置530-1、530-2の中心部の延長線(EL)上で開いた構造を有することができるが、必ずしもこれに限定されず、「∨」字形態の塞がった構造を有することができる。
また、複数のベント部1553a、1554aそれぞれは、第1および第2接続部1551、1552のうちの少なくともいずれか一つにも同じか類似に適用することができる。
第1~第4連結部1551、1552、1553,1554のうちの少なくとも一つは、該当する第1および第2振動装置530-1、530-2に向かう少なくとも一つの第1突出部555,556を含むことができる。例えば、少なくとも一つの第1突出部555,556は、該当する第1および第2振動装置530-1、530-2の中心部を向くように、第1および第2接続部1551、1552それぞれに構成することができる。このような少なくとも一つの第1突出部555、556は、反射波をトラップすることができ、定在波によるピークやディップを低減させ、それによって音圧の減少現象を最小限に抑えることができる。
パーティション部材560は、モジュール構造物1510の第1領域と第2領域との間の中央領域で互いに並んで配置された第1および第2パーティション561、562を含むことができる。
第1および第2パーティション561、562のそれぞれは、第1および第2接続部1551、1552のそれぞれと平行するように、第3および第4接続部1553、1554との間に配置される。例えば、第1および第2パーティション561、562のそれぞれは、第1~第4連結部1551、1552、1553,1554のそれぞれと同じ幅を有することができるが、これに限定されるものではない。
第1および第2パーティション561、562のそれぞれの一側(または一部分)先端は、第3連結部1553と接触し、または非接触状態で近接することができる。第1および第2パーティション561、562それぞれの他側(他の部分)先端は、第4接続部1554と接触し、または非接触状態で近接することができる。このような第1および第2パーティション561、562は、モジュール構造物1510の第1領域と第2領域のそれぞれで発生する振動による表示モジュール100、例えば、表示パネル110の第1および第2領域での中高音の共鳴振動数の差に起因する音響特性の影響を減少させることができる。
本明細書のいくつかの例による第1および第2パーティション561、562のそれぞれは、少なくとも一つの第2突出部563,564を含むことができる。
本明細書のいくつかの例によると、第1パーティション561に含また少なくとも一つの第2突出部563は、第1振動装置530-1の中心部を向くように、第1パーティション561に構成することができる。第2パーティション562に含また少なくとも一つの第2突出部564は、第2振動装置530-2の中心部を向くように、第2パーティション562に構成することができる。このような少なくとも一つの第2突出部563,564のそれぞれは、反射波をトラップすることができ、定在波によるピークやディップを低減させ、それによって、音圧の減少現象を最小限に抑えることができる。
図10は、図1に示した線I-I’の他の断面図である。図11は、図10に示した背面カバーを示す図である。
図10は、本明細書の実施例に係る背面カバーにモジュール収容部を追加で構成したものである。これにより、以下の説明では、モジュール収容部とこれに関連する構成を除いた残りの同じ構成に対する重複説明は省略または簡略にする。
図10および図11を参照して説明すると、本明細書の実施例に係る背面カバー300は、少なくとも一つの音響発生モジュール500を収容する少なくとも一つのモジュール収容部370をさらに含む。
少なくとも一つのモジュール収容部370は、背面カバー300の第1背面カバー310に形成し、第2背面カバー350によって覆われる。例えば、少なくとも一つのモジュール収容部370は、背面カバー300の第1背面カバー310を厚さ方向(Z)に沿って垂直に貫通するように形成し、第2背面カバー350によって覆われる。少なくとも一つのモジュール収容部370は、表示装置の厚さをスリム化して表示装置のクリーンバックデザインのために、第1背面カバー310にのみ形成して第2背面カバー350に形成しないことにより、背面カバー300の外部に露出しない。少なくとも一つのモジュール収容部370は、背面カバー300を完全に貫通しないので、モジュール収容溝とも表現することができる。少なくとも一つのモジュール収容部370は、モジュール挿入部、モジュール挿入溝、モジュール収納部、モジュール収納溝、またはホームなどで表現することもできるが、用語に限定されるものではない。
本明細書のいくつかの例によると、背面カバー300は、第1音響発生モジュール500-1と第2音響発生モジュール500-2がそれぞれ収容配置される2つのモジュール収容部370を含むことができる。
本明細書のいくつかの例によると、2つのモジュール収容部370のそれぞれは、該当する音響発生モジュール500が収容可能な大きさを有する。そして、2つのモジュール収容部370のそれぞれは、音響発生モジュール500の全体の高さよりも低い高さ(または深さ)を有することができる。2つのモジュール収容部370のそれぞれは、第1背面カバー310を貫通して形成されるので、第1背面カバー310の厚さは、音響発生モジュール500の全体の高さよりも低い高さ(または深さ)を有することができる。第1背面カバー310の厚さが音響発生モジュール500の全体の高さよりも厚い場合、表示モジュール100と背面カバー300との間に配置されるギャップ空間(GS)の高さ不足によって、振動装置530の駆動によって振動する表示モジュール100と第1背面カバー310間の物理的な接触により所望の音響が発生しないか、または摩擦音のようなノイズが発生し得る。これにより、第1背面カバー310の厚さ、またはモジュール収容部370の高さ(または深さ)は、振動装置530の駆動によって振動する表示モジュール100と第1背面カバー310間の物理的な接触を防止することができる範囲内で設定することができる。
本明細書のいくつかの例によると、少なくとも一つの音響発生モジュール500は、第1部材410(またはモジュール固定部材)を介して、モジュール収容部370によって露出した第2背面カバー350に配置し、表示モジュール100の背面に配置することを除いては、図2~図5Bに示した音響発生モジュールと同様であるため、これに対する重複説明は省略する。
本明細書の他の実施例によると、背面カバー300は、図8および図9に示した単一の音響発生モジュール500が収容配置される1つのモジュール収容部370を含むことができる。この場合にも、一つのモジュール収容部370は、背面カバー300の第1背面カバー310を厚さ方向(Z)に沿って垂直に貫通するように形成され、第2背面カバー350によって覆われる。
したがって、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、少なくとも一つの音響発生モジュール500が背面カバー300に形成されたモジュール収容部370に収容配置されることで、モジュール収容部370の高さ(または深さ)だけ、厚さが減少し得、モジュール収容部370の大きさだけ重量が減少し得る。本明細書の他の実施例に係る表示装置は、音響発生モジュール500が背面カバー300に配置されたモジュール収容部370に収容配置されることにより、音響発生モジュール500と背面カバー300間の組立工程が単純になり得る。
他の例としては、背面カバー300は、少なくとも一つのモジュール収容部370と重畳する複数のホール300hを含む。
複数のホール300hのそれぞれは、背面カバー300の第2背面カバー350を厚さ方向(Z)に沿って垂直に貫通するように形成されて、少なくとも一つのモジュール収容部370と連通(または連結)する。複数のホール300hは、少なくとも一つのモジュール収容部370に収容配置された音響発生モジュール500と重畳するように放射状に配置し得る。このような複数のホール300hのそれぞれの形状と大きさは、表示装置のクリーンバック設計のため、図7の説明が同様に適用されるので、これに対する重複説明は省略する。
図12は、本明細書の他の実施例に係る表示装置を示す図である。図13は、図12に示した線II-II’の断面図である。
図12および図13は、図10および図11に示した表示装置で音響発生モジュールの構造を変更したものである。これにより、以下の説明では、音響発生モジュールを除いた残りの構成に対する重複説明は省略または簡略にする。
図12および図13を参照して説明すると、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、表示モジュール100と背面カバー300間に配置され、表示モジュール100を振動させる少なくとも一つの音響発生モジュール500を含み、少なくとも一つの音響発生モジュール500は、背面カバー300に設けられた少なくとも一つのモジュール収容部370に収容配置される。
背面カバー300に設けられた少なくとも一つのモジュール収容部370は、図10および図11に示したモジュール収容部と同様であるため、これに対する重複説明は省略する。
少なくとも一つの音響発生モジュール500は、一つの部品としてモジュール化した状態で背面カバー300に設けられた少なくとも一つのモジュール収容部370に収容配置される。本明細書のいくつかの例による少なくとも一つの音響発生モジュール500は、背面カバー300の第1背面カバー310に設けられた少なくとも一つのモジュール収容部370に収容して、第1背面カバー310の前面に支持される。例えば、少なくとも一つの音響発生モジュール500は、一側が開口し枠を有する箱構造を有することができる。このような少なくとも一つの音響発生モジュール500は、表示モジュール100を直接的に振動させることで表示モジュール100、例えば、表示パネル110の振動による音響(PVS)を発生させる。
本明細書の一実施例によると、音響発生モジュール500の背面中央部は、モジュール収容部370を通過して第1部材410(またはモジュール固定部材)を介して第2背面カバー350に配置または固定される。音響発生モジュール500の枠の部分(または境界部分)は、第1背面カバー310の前面に支持(または安着)され、連結部材550を介して表示モジュール100、例えば表示パネル110の背面と配置または結合し、または連結部材550を介して表示モジュール100の最背面に配置された熱拡散部材150の背面に配置または結合する。
本明細書の他の実施例によると、音響発生モジュール500は、複数のネジによって第2背面カバー350に配置するか、または固定することができる。例えば、音響発生モジュール500の枠の部分(または境界部分)は、複数のネジによって第1背面カバー310に配置するか、または締結し得る。たとえば、複数のネジのそれぞれは、連結部材550と音響発生モジュール500の枠の部分を貫通して第1背面カバー310に配置するか、または締結し得る。
本明細書の他の実施例によると、音響発生モジュール500は、ボルトとナットによって第2背面カバー350に配置するか、または固定することができる。ナットは、音響発生モジュール500の枠部分と重畳する第1背面カバー310の前面に配置するか、または固定する。ボルトは、連結部材550と音響発生モジュール500の枠の部分を貫通してナットに締結し得る。本明細書の一実施例に係るナットは、第1背面カバー310の前面に固定されたセルフクリンチングナットであり得る。
したがって、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、少なくとも一つの音響発生モジュール500を背面カバー300に形成されたモジュール収容部370に収容配置することで、モジュール収容部370の高さ(または深さ)だけ、厚さを減少することができ、モジュール収容部370の大きさだけ重量を減少することができる。本明細書の他の実施例に係る表示装置は、音響発生モジュール500を背面カバー300に形成されたモジュール収容部370に収容配置することにより、音響発生モジュール500と背面カバー300との間の組み立て工程が単純になり得る。
図14は、図12および図13に示した音響発生モジュールを示す図である。図15は、図14に示したモジュール構造を示す図である。
図12~図15を参照して説明すると、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュール500は、モジュール構造物2510、振動装置530、連結部材550、およびモジュール接着部材450を含む。
モジュール構造物2510は、背面カバー300に形成したモジュール収容部370に収容配置して振動装置530を配置し、または固定(または支持)する。本明細書のいくつかの例によると、モジュール構造物2510は、フォーミング可能な金属材質からなり得る。
本明細書のいくつかの例によるモジュール構造物2510は、枠部(または境界部)511、底部513、および傾斜部515を含むことができる。枠部511は、第1部、底部513は第2部、および傾斜部515は第3部で表現することができ、用語に限定されるものではない。
枠部511は、四角(例えば、四角形)帯の形態を有し、モジュール収容部370に接した背面カバー300、例えば、第1背面カバー310の前面に支持(または安着)する。例えば、枠部511は、モジュール構造物2510を形成するための母材である金属プレートの枠の部分(または端部または境界部分)になり得る。
底部513は、モジュール収容部370によって露出した背面カバー300の第2背面カバー350に配置するか、または固定する。例えば、底部513は、モジュール収容部370を通過して第1部材410(またはモジュール固定部材)を介して第2背面カバー350に配置するか、または固定することができる。
傾斜部515は、枠部511と底部513間に傾斜するように形成することで、底部513上に収納空間を定義する。例えば、底部513と傾斜部515は、金型を用いた成形工程により金属プレートの枠の部分を除いた残りの部分が、背面カバー300の方に突出した構造を有することができる。底部513と傾斜部515は、振動装置530を収納するための収納部、フォーミング部、またはポケット部などで表現することでき、用語に限定されるものではない。
本明細書のいくつかの例によると、傾斜部515の高さ(H)または底部513の背面と枠部511の背面との間の高さ(H)は、第1背面カバー310の高さと同じか低いことがあり得る。傾斜部515の高さ(H)が、第1背面カバー310の高さよりも高い場合には、枠部511が第1背面カバー310の前面に安定的に支持されず、傾斜部515の一部と枠部511が第1背面カバー310の前面上に突出することにより、傾斜部515の一部と枠部511が表示モジュール100の振動によって振動する問題点が発生し得る。これにより、枠部511が第1背面カバー310の前面に安定的に支持(または安着)するように傾斜部515の高さ(H)または底部513の背面と枠部511の背面との間の高さ(H)は、第1背面カバー310の高さと同じか低く設定しなければならない。
振動装置530は、モジュール構造物2510の収納空間に収納される。本明細書のいくつかの例に係る振動装置530は、モジュール構造物2510の底部513に配置するか、または固定して表示モジュール100、例えば、表示パネル110を振動させることができる。振動装置530は、モジュール一体化部材520を介して、モジュール構造物2510に配置または固定しまたは一体化し、これにより、振動装置530とモジュール構造物2510は、一つの部品としてモジュール化される。
本明細書のいくつかの例に係る振動装置530は、電気的信号によって表示モジュール100を振動させることができる任意の音響機器または振動発生装置を含むことができる。本明細書のいくつかの例によると、振動装置530は、表示モジュール100の背面と接触するように配置されたアクチュエータ(またはエキサイター)を含む。例えば、アクチュエータからなる振動装置530は、ベースプレート531、マグネット532、センターポール533、ボビン534、コイル535、エッジフレーム536、およびダンパー537を含み、これは、図2~図5Bに示した振動装置に関連する説明と同様であるため、これに対する重複説明は省略することにする。
本明細書のいくつかの例に係る振動装置530の最上面は、モジュール構造物2510の枠部511と同じ水平線上(HL)に位置するか、枠部511の最上面延長線上に突出することことができる。例えば、振動装置530の最上面は枠部511の最上面延長線(HL)の下に位置して、モジュール構造物2510の収納空間に完全に収納された場合には、振動装置530を表示モジュール100の背面と結合させ、または連結させる難しさがある。これにより、単純なモジュールの配置工程だけで、振動装置530を表示モジュール100の背面と結合させ、または連結させるために、振動装置530の最上面は枠部511の最上面延長線(HL)上に突出し得る。
連結部材550は、モジュール構造物2510の枠部511と表示モジュール100の背面との間に介在することで表示モジュール100の背面と背面カバー300との間にギャップスペース(GS)を設け、モジュール構造物2510を表示モジュール100の背面に配置し、または結合する。
本明細書のいくつかの例によると、連結部材550の一面(または前面)は、表示モジュール100、例えば、表示パネル110または表示パネル110の背面に結合している熱拡散部材150の背面に配置するか、または結合し、連結部材550の他面(または背面)は、モジュール構造物2510の枠部511に配置するか、または結合する。例えば、連結部材550は、両面テープまたは両面フォームテープであり得、これに限定されるものではない。連結部材550は、モジュール構造物2510と表示モジュール100との間に振動装置530を囲む振動空間を設ける。
モジュール接着部材450は、表示モジュール100と振動装置530との間に介在した両面接着部材であり得る。両面接着部材は、両面テープまたは両面フォームテープであり得、これに限定されるものではない。モジュール接着部材450の一面(または前面)は、表示モジュール100、例えば、表示パネル110または表示パネル110の背面に配置されている熱拡散部材150の背面に配置するか結合し、モジュール接着部材450の他面(または背面)は、振動装置530のボビン534またはボビン保護部材538に配置するか、または結合する。
他の例としては、表示パネル110の背面に結合するか、または配置されている熱拡散部材150は、音響発生モジュール500に一体化することができる。例えば、熱拡散部材150は、音響発生モジュール500の連結部材550とモジュール接着部材450のそれぞれと結合するか配置されて音響発生モジュール500の前面をカバーすることで一つの部品にモジュール化された音響発生モジュール500のモジュール化工程後の輸送過程では、音響発生モジュール500の振動装置530と連結部材550およびモジュール接着部材450それぞれが外部に露出することを防止して、ホコリなどの異物が音響発生モジュール500の内部に浸透することを防止することができる。
本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュール500は、振動装置530と重畳するようにモジュール構造物2510の底部513に設けられたホーム、ホームと重畳するように振動装置530のベースプレート531とマグネット532およびセンターポール533のそれぞれを垂直方向(Z)に貫通する中空部、およびベースプレート531に形成されて振動装置530のマグネット532とボビン534のそれぞれと重畳する複数のプレートホールの少なくとも一つをさらに含むことができる。例えば、ホームと中空部および、複数のプレートホールそれぞれは、図6に示した音響発生モジュール500のホーム510hと中空部530hおよび、複数のプレートホール531hのそれぞれと実質的に対応するので、これに対する重複説明は省略する。例えば、図6に示した音響発生モジュール500のホーム510hと中空部530hおよび、複数のプレートホール531hのそれぞれは、図14に示した音響発生モジュールの対応する構成と同じか、同様に適用することができる。
図16Aは、本明細書の実施例に係る音響発生モジュールのモジュール構造物の背面を示した図である。図16Bは、本明細書の実施例に係る音響発生モジュールのモジュール構造物に配置された振動装置およびボイス信号ケーブルを示す図である。
図16Aおよび図16Bを参照して説明すると、本明細書の実施例に係るモジュール構造物2510は、ホーム510hおよび、複数のケーブルホール517(またはケーブル通過ホール)を含む。
ホーム510hは、振動装置530と重畳するようにモジュール構造物2510の底部513を垂直方向(Z)に貫通して形成される。ホーム510hは、振動装置530の背面の一部を収納することができる。例えば、ホーム510hは、振動装置530のベースプレート531と対応する四角(例えば、四角形)形態を有することができ、これに限定されない。例えば、ホーム510hは、円形か楕円形態を有することもできる。
本明細書のいくつかの例によるホーム510hは、振動装置530の配線端子530p、530mをモジュール構造物2510の背面に露出させる。
複数のケーブルホール517のそれぞれは、ホーム510hの各角部分から一定の大きさと形状を有するように延長され、ホーム510hの各角部分と連通する。たとえば、複数のケーブルホール517のそれぞれは、ホーム510hに露出した振動装置530の配線端子530p、530mに電気的に接続するボイス信号ケーブル590がモジュール構造物2510の収納空間の方に引き出される通路であり得る。これにより、ボイス信号ケーブル590は、ホーム510hに露出した振動装置530の配線端子530p、530mに電気的に接続した後、複数のケーブルホール517のうち該当するケーブルホール517を介してモジュール構造物2510の収納空間に引き出され、モジュール構造物2510の収納空間に引き出したボイス信号ケーブル590は、モジュール構造物2510の底部513と傾斜部515および枠部511を経由して、モジュール構造物2510の外部に引き出される。
本明細書の実施例に係るモジュール構造物2510は、振動装置530の配線端子530p、530mに接続したボイス信号ケーブル590を収納することにより、一つの部品としてモジュール化した音響発生モジュール500のモジュール化工程の後、輸送過程でボイス信号ケーブル590の断線などの不良を防止することができる。
図17は、本明細書の実施例に係る背面カバーの背面を示した図である。
図17は、音響発生モジュールにボイス信号を印加するボイス信号ケーブルの配置構造を説明するための図である。
図12および図17を参照して説明すると、本明細書の実施例に係るボイス信号ケーブル590は、表示モジュール100と音響発生モジュール500との間に配置され、背面カバー300に設けられたケーブル引き出し口390を介して外部に引き出すことができる。
本明細書のいくつかの例によると、ボイス信号ケーブル590の一端(または一部分)は、該当する音響発生モジュール500に設けられた配線端子に電気的に接続する。たとえば、ボイス信号ケーブル590の一端(または一部分)は、はんだ付けによって、対応する音響発生モジュール500に設けられた配線端子と電気的に接続することができる。
本明細書のいくつかの例によると、ボイス信号ケーブル590の他端(または他の部分)は、該当する音響発生モジュール500の収納空間および表示モジュール100および音響発生モジュール500の間を経由して、該当する音響発生モジュール500の収納空間の外部に引き出された後、表示モジュール100と背面カバー300との間を通って、ケーブル引き出し口390を通過して表示装置の外部に引き出すことことができる。図17において、点線の形態で表したボイス信号ケーブル590の一部分は、背面カバー300によって隠されるので、背面カバー300の背面から見えず、太い実線の形態で表したボイス信号ケーブル590の残りの部分は、ケーブル引き出し口390を通過して表示装置の外部に引き出しされるので、背面カバー300の背面から見えるようになる。そして、ケーブル引き出し口390を介して引き出されたボイス信号ケーブル590は、表示装置の回路を覆う回路カバーまたはカバーシールドによって覆われる。
したがって、本明細書の実施例に係る表示装置は、ボイス信号ケーブル590と音響発生モジュール500が背面カバー300によって覆われることによってクリーンバックデザインを有することができる。
図18は、本明細書の他の実施例に係る表示装置を示す図である。図19は、図18に示した線III-III’の断面図である。図20は、図18に示した線III-III’の他の断面図である。図21は、図18に示した線III-III’の他の断面図である。
図18および図19は、図12~図17に示した表示装置を基に、本明細書の実施例に係る背面カバーの構造を変更したものである。これにより、以下では、背面カバーおよびこれに関連する構成を除く構成に対する重複説明は省略するか簡略に説明する。
まず、図12~図17に示した表示装置では、背面カバー300は、一つの部品としてモジュール化された音響発生モジュール500を収容または挿入する複数のモジュール収容部370を含む。表示装置の最終製品の構造によって、単一の音響発生モジュール500のみを装着している表示装置の場合、1つのモジュール収容部370のみを含む背面カバー300を用いる。また、表示装置の最終製品の構造によって音響発生モジュール500を装着していない表示装置の場合、モジュール収容部370を含まない背面カバー300を用いる。これにより、表示装置の最終製品の構造それぞれに対応する背面カバーを製作するのに多くの費用が発生し、これにより、表示装置の製造単価が増加する問題がある。これらの問題点を解決するために、本明細書の実施例に係る表示装置は、最終製品の構造に関係なく、共用で用いることができる背面カバーを含む。例えば、音響発生モジュール500を含まない表示装置および音響発生モジュール500を含む表示装置に関係なく、共用で用いることができる背面カバーを含むことにより、表示装置の最終製品に応じた背面カバーの製作にかかるコスト、例えば、金型コストを低減することができ、音響発生モジュールのモジュール化を通じ、最終製品の音響発生モジュールの配置有無に対する自由度を向上させることができる。
図18および図19を参照して説明すると、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、表示モジュール100と背面カバー1300の間に配置された第1~第3音響発生モジュール500-1、500-2、500-3を含む。
表示モジュール100は、図2、および図3A~図3Eに示した表示モジュールと同様であるため、これに対する重複説明は省略する。
背面カバー1300は、共用背面カバーであって、複数のモジュール収容部370a、370b、370cを含む。複数のモジュール収容部370のそれぞれは、背面カバー1300の中で、第1背面カバー310を垂直方向(Z)に貫通して形成される。例えば、背面カバー1300は、表示モジュール100の第1領域(または左側領域)と重畳する第1モジュール収容部370a、表示モジュール100の第2領域(または右側領域)と重畳する第2モジュール収容部370b、および表示モジュール100の第1領域と第2領域との間の第3領域(または中央領域)と重畳する第3モジュール収容部370cを含むことができる。
第1~第3音響発生モジュール500-1、500-2、500-3のそれぞれは、複数のモジュール収容部370a、370b、370cのそれぞれに収容配置されて表示モジュール100、例えば表示パネル110の第1~第3領域それぞれを個別に振動させる。第1~第3音響発生モジュール500-1、500-2、500-3のそれぞれは、図3A~図3E、図6、図10、図14~図16Bに示した音響発生モジュールと同一であるので、これに対する重複説明は省略する。
したがって、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、第1~第3音響発生モジュール500-1、500-2、500-3のそれぞれの駆動による表示モジュール100、例えば表示パネル110の振動によって、左側音響(LS)、右側音響(RS)、および中央音響(CS)による3チャンネルのステレオ音響を出力することができる。
他の例としては、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、最終製品の構造によって、第1~第3音響発生モジュール500-1、500-2、500-3の一部分を含めて、構成し得る。例えば、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、第1~第3音響発生モジュール500-1、500-2、500-3の第3音響発生モジュール500-3を含まずに、第1および第2音響発生モジュール500-1,500-2を含んで構成し得る。例えば、図18および図20に示すように、振動装置530を有する第1および第2音響発生モジュール500-1,500-2のそれぞれは、背面カバー1300に設けられた第1および第2モジュール収容部370a、370bにそれぞれ収容配置して表示モジュール100、例えば、表示パネル110の第1および第2領域のそれぞれを個別に振動させることで表示パネル110の第1および第2領域のそれぞれの振動によって、左側音響(LS)と右側音響(RS)による2チャンネルのステレオ音響を出力することができる。
また、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、背面カバー1300に設けられた第3モジュール収容部370cに第3音響発生モジュール500-3を収容または挿入せず、第3モジュール収容部370cを開放することで、第3モジュール収容部370cと重畳する表示モジュール100と背面カバー1300間のギャップ空間による音圧の変化に伴う問題点と第3モジュール収容部370cと重畳する表示モジュール100での放熱特性が低下し得る。このような問題を防止するために、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、カバー900をさらに含むことができる。
カバー900は、第3音響発生モジュール500-3を挿入(または収容)しないモジュール収容部を覆うためのカバー構造であり得る。本明細書のいくつかの例によるカバー900は、音響発生モジュール500-1、500-2、500-3のモジュール構造物2510と実質的に同じ構造で構成され、音響発生モジュール500-1、500-2、500-3とは異なり、振動装置を含まないことがあり得る。例えば、カバー900は、図15に示したモジュール構造物2510の枠部511、底部513、および傾斜部515を含むことができる。例えば、カバー900の背面は、第1部材910(またはカバー固定部材)を介して第3モジュール収容部370cによって露出した第2背面カバー350に配置するか、または固定する。また、カバー900の前面は、カバー接着部材920を介して表示モジュール100の背面に連結する。これにより、カバー900は、第3音響発生モジュール500-3を収容していない第3モジュール収容部370cをカバーすることで、第3モジュール収容部370cの開放による問題を回避することができる。カバー900は、ホールカバー(hole cover)、キャップ(cap)、またはリード(lid)などであり得、用語に限定されるものではない。
他の例としては、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、最終製品の構造によって、第1~第3音響発生モジュール500-1、500-2、500-3すべてを含まないように構成ことができる。例えば、図18および図21に示すように、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、背面カバー300に設けられた第1~第3モジュール収容部370a、370b、370cに音響発生モジュール500-1、500-2、500-3それぞれを収容せず、第1~第3モジュール収容部370a、370b、370cそれぞれが開放されることで、第1~第3モジュール収容部370a、370b、370cそれぞれと重畳する表示モジュール100での放熱特性が低下し得る。このような問題を防止するために、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、第1~第3モジュール収容部370a、370b、370cのそれぞれに収容配置された第1~第3カバー900-1、900-2、900-3をさらに含む。
第1~第3カバー900-1、900-2、900-3のそれぞれは、音響発生モジュール500-1、500-2、500-3のモジュール構造物2510と実質的に同一構造で構成され、音響発生モジュール500-1、500-2、500-3とは異なり、振動装置を含まない。例えば、第1~第3カバー900-1、900-2、900-3それぞれは、第1部材910(またはカバー固定部材)を介して、第1~第3モジュール収容部370a、370b、370c のそれぞれによって露出した第2背面カバー350にそれぞれ配置するか、または固定する。そして、第1~第3カバー900-1、900-2、900-3それぞれの前面は、カバー接着部材920を介して表示モジュール100の背面に配置するか、または結合する。これにより、第1~第3カバー900-1、900-2、900-3それぞれは、音響発生モジュール500-1、500-2、500-3が収容または挿入されない第1~第3モジュール収容部370a、370b、370cをそれぞれカバーすることで、第1~第3モジュール収容部370a、370b、370cそれぞれの開放に起因する問題を防止することができる。したがって、本明細書の実施例に係る背面カバー1300は、最終製品の構造によって音響発生モジュール500-1、500-2、500-3とカバー900を選択的に装着する複数のモジュール収容部370a、370b、370cを含むことにより、表示装置の最終的な製品構造にかかわらず、共用して用いることができる。
図22は、本明細書の他の実施例に係る表示装置を示す図である。
図22を参照すると、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、背面カバー300の背面に配置される少なくとも一つの音響発生モジュール500を含むことができる。少なくとも一つの音響発生モジュール500は、背面カバー300に設けられた少なくとも一つのモジュール収容部370に収容配置し得る。少なくとも一つの音響発生モジュール500は、背面カバー300に付着することができる。
背面カバー300に設けられた少なくとも一つのモジュール収容部370は、図10および図11に示したモジュール収容部と同様であるため、これに対する重複説明は省略する。
少なくとも一つの音響発生モジュール500は、一つの部品としてモジュール化した状態で背面カバー300に設けられた少なくとも一つのモジュール収容部370に収容配置し得る。本明細書のいくつかの例による少なくとも一つの音響発生モジュール500は、背面カバー300の第1背面カバー310に設けられた少なくとも一つのモジュール収容部370に収容して、第1背面カバー310の背面に支持し得る。例えば、少なくとも一つの音響発生モジュール500は、一側を開口した枠(または境界)を有する箱構造を有することができる。少なくとも一つの音響発生モジュール500は、表示モジュール100を間接的に振動させることで表示モジュール100、例えば表示パネル110の振動による音響(PVS)を発生させることができる。
したがって、本明細書の他の実施例に係る表示装置は、少なくとも一つの音響発生モジュール500を背面カバー300に形成されたモジュール収容部370に収容配置することで、モジュール収容部370の高さ(または深さ)だけ、厚さを減少することができ、モジュール収容部370の大きさだけ、重量を減少することができる。本明細書の他の実施例に係る表示装置は、音響発生モジュール500を背面カバー300の背面に配置するので、音響発生モジュール500と背面カバー300間の組立工程が単純になり得る
図23A~図23Dは、本明細書の他の実施例に係るプレートを示す図である。
図23A~図23Dを参照すると、プレートを振動板に適用して音響を発生させることができる。
例えば、図23Aは、ガラス601であり得、ガラス601の背面に図3A~図3E、図5、図6、図14~図16Bの音響発生モジュールを配置して音響を出力することができるサウンドプレートを実現することができる。または、ガラス601の背面に後述する図24A~図46Bの音響発生モジュールまたは音響発生装置を配置することができる。例えば、ガラス601は、額縁型で構成し得る。額縁には、写真または絵などが構成された額縁の背面に音響発生モジュールを構成して、写真や画像を見ながら音響を聞くことができる。
他の例としては、図23Bに示すように、木602でサウンドプレートを実現することができる。例えば、木602の背面に図3A~図3E、図5、図6、図14~図16Bの音響発生モジュールを配置して音響を出力することができるサウンドプレートを実現することができる。または、木602の背面に後述する図24A~図46Bの音響発生モジュールまたは音響発生装置を配置することができる。
他の例としては、図23Cのように、プラスチック603でサウンドプレートを実現することができる。例えば、プラスチック603の背面に図3A~図3E、図5、図6、図14~図16Bの音響発生モジュールを配置して音響を出力することができるサウンドプレートを実現することができる。または、プラスチック603の背面に後述する図24A~図46Bの音響発生モジュールまたは音響発生装置を配置することができる。
他の例としては、図23Dのように、金属604でサウンドプレートを実現することができる。金属は、金属射出物などであり得、これに限定されるものではない。例えば、金属604の背面に図3A~図3E、図5、図6、図14~図16Bの音響発生モジュールを配置して音響を出力することができるサウンドプレートを実現することができる。または、金属604の背面に後述する図24A~図46Bの音響発生モジュールまたは音響発生装置を配置することができる。
他の例としては、プロジェクタースクリーンまたは映像再生装置、および/または図3A~図3E、図5、図6、図14~図16Bの音響発生モジュールを配置して音響を出力することができるので、ステレオ音響を使用者に提供することができる。他の例としては、ブルートゥース装置などの装置に図3a~図3e、図5、図6、図14~図16Bの音響発生モジュールを配置して音響を出力することができるので、音響を使用者に提供することができる。
他の例としては、図23A~図23Dとプロジェクタースクリーン、映像再生装置、またはブルートゥース装置などに後述する図24A~図32Eのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールを構成する場合、ステレオ音響および臨場感のある立体音響を使用者に提供することができる。
他の例としては、図23A~図23Dとプロジェクタースクリーン、映像再生装置、またはブルートゥース装置などに後述する図33~図44Cのフィルム型または圧電複合体の音響発生モジュールを構成する場合、薄い厚さの振動装置を構成することができ、ステレオ音響および臨場感のある立体音響を使用者に提供することができる。
したがって、本明細書による他の実施例によると、サウンドプレートとモジュール化された音響発生モジュールを適用することで、映像およびステレオ音響を提供して、使用者の没入感を向上させることができ、臨場感のある立体音響を提供することができる。
図1~図23Dを参照して説明した音響発生モジュールを表示装置に適用した場合、三つの領域のうちの少なくとも二つの領域に音響発生モジュールを構成することができる。例えば、音響発生モジュールは、表示装置の左側領域および右側領域に配置することができ、左右の音響を表示パネルの前方に出力し得る。例えば、表示パネルの左右方向の音響は出力し得るが、表示パネルの上下方向の音響は出力されない問題があることを認識した。表示パネルの上下方向の音響を向上させるために、複数の音響発生モジュールを配置することができるが、複数の音響発生モジュールを配置する場合、表示装置の厚さが厚くなる問題が生じる。また、立体音響を出力するための付加的なスピーカーを表示装置の周辺に配置することができる。スピーカーは、所望の周波数による使用者との距離を調整する必要があるので、使用者の位置または映像の位置によって、スピーカーを配置しなければなら問題があった。そこで、本明細書の発明者らは表示装置の厚さが厚くならず、映像にしたがった左右音響および上下音響を実現できる音響発生モジュールを実現するためにいくつかの実験を行った。複数の実験を通じて左右音響および上下音響を実現できる新しい構造の音響発生モジュールを含む表示装置を発明した。これに対して図24A~図44Cを参照して説明する。
図24Aおよび図24Bは、本明細書の実施例に係る音響発生モジュールを含む表示装置を示す図である。
図24Aおよび図24Bを参照すると、第1領域1、第2領域2、第3領域3、第4領域4、および第5領域5を含むプレートを含むことができる。プレートは、映像を表示する表示パネルであり得、以下では、プレートが表示パネルであることを例に挙げて説明する。他の例としては、プレートは、図23A~図23Dで説明したように、ガラス、木材、プラスチック、および金属の一つであり得る。他の例としては、第1領域1、第2領域2、第3領域3、第4領域4、および第5領域5を含む第2プレートをさらに含むことができ、第2プレートは、ガラス、木、プラスチック、および金属の一つであり得る。この場合には、プレートは、映像を表示する表示パネルであり得、第1領域1、第2領域2、第3領域3、第4領域4、および第5領域5を含む第2プレートに音響発生装置またが音響発生モジュールを配置し得る。このように構成する場合、プレートは映像を表示し、第2プレートは、音響を出力するサウンドプレートであり得る。
表示パネル110の背面は、第1領域1~第5領域5を含むことができる。例えば、第1領域1および第4領域4は、表示パネル110の背面の左側の領域であり得る。例えば、第2領域2および第5領域5は、表示パネル110の背面の右側領域であり得る。例えば、第3領域3は、表示パネル110の背面の中央領域であり得る。他の例としては、図22を参照して説明したように、背面カバー300の背面に音響発生モジュールを配置する場合、第1領域1~第5領域5は、背面カバー300の背面の領域であり得る。これに対する説明は、図26A~図32Eおよび図41A~図44Cに同一または類似に適用することができる。以下の実施例は、音響発生モジュールを表示パネルの背面に配置することを例に説明し、これに限られず、背面カバーの背面に配置し得る。
第1領域1、第2領域2、第3領域3、第4領域4、および第5領域5のうち少なくとも一つ以上の領域には、少なくとも一つの音響発生モジュールを配置し得る。少なくとも一つの音響発生モジュールは、図1~図22で説明した音響発生モジュールまたは振動装置を配置し得る。振動装置は、ボイスコイルを含む振動装置であり得る。
例えば、表示パネル110の背面の第4領域4に、第4音響発生モジュール1500HLを配置し得る。表示パネル110の背面の第1領域1に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)を配置し得る。第5音響発生モジュール1500HRは、表示パネル110の背面の第5領域5に配置することができ、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、表示パネル110の背面の第2領域2に配置し得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の背面の第3領域3に配置し得る。第4音響発生モジュール1500HLは、表示パネル110の上左側(Height Left)チャンネルであり、第5音響発生モジュール1500HR は、表示パネル110の上右側(Height Right)チャンネルであり得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の中央(center)チャンネルであり得る。
第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、ウーファーと一体型に構成された音響発生モジュールなので、別個のウーファーを構成する必要がない利点がある。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、ウーファーを含む音響発生モジュールであり得る。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、図25Aおよび図25Bを参照して後述する。
第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、60Hz~40kHzの音響を出力することができ、第3音響発生モジュール1500C、第4音響発生モジュール1500HL、および第5音響発生モジュール1500HRは、80Hz~40kHzの音響を出力することができる。したがって、表示装置は、3.2チャンネルの音響を出力することができる。
表示パネルの左右に配置された音響発生モジュールと比較して、表示パネルの上下に音響発生モジュールが構成されているので、左右音響および上下音響を向上させることができ、使用者に実際の音響と同じ音場感を与えることができる効果がある。例えば、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HRをさらに構成することで、表示パネル110の上側からの音響を出力することができるので、左右音響および上下音響を含む立体的な音響を実現できる表示装置を提供することができる。したがって、左右映像および上下映像に対する左右音響および上下音響を実現することができ、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響を実現することができるので 、仮想(virtual)音響ではなく、リアル(real)サウンドを提供することができる。これにより、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。したがって、映画館、個人映画館、およびテレビなどの機器でも、使用者に現実と類似または同一に実感する音響と映像を一度に感じることができるように、例えば、実感するAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを感じることができようにすることができる。
そして、図23A~図23Dのサウンドプレートに、図24Aおよび図24Bのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールを実現する場合、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。図23A~図23Dのサウンドプレートに図24Aおよび図24Bのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールと、プロジェクターまたは映像再生装置をそれぞれ構成する場合、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、実感するAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを提供することができ、没入感と臨場感のある立体音響を提供することができる。そして、図1~図22を参照して説明したように、モジュール化された音響発生モジュールを適用することで、音響発生モジュールを配置する際に表示装置または背面カバーの設計の自由度が向上し得る。
例えば、第4音響発生モジュール1500HLは、第5音響発生モジュール1500HRと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第4音響発生モジュール1500HLは、第5音響発生モジュール1500HRと同一線上に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)と対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)と同一線上に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第3音響発生モジュール1500Cと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第3音響発生モジュール1500Cと同一線上に配置することができ、これに限定されるものではない。
図24Bを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第3音響発生モジュール1500Cと非対称に配置され得るが、本明細書の実施例は、これに限定されるものではない。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第3音響発生モジュール1500Cと異なる線上に配置し得るが、本明細書の実施例は、これに限定されるものではない。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第4領域4の第4音響発生モジュール1500HLと離れているので、表示パネル110の下側からの音響が第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)で、より鮮明に実現することができ、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)と第4音響発生モジュール1500HLとの距離により、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)の音響と第4音響発生モジュール1500HLの音響の違いを区別することができる音響を実現することができる。そして、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第5領域5にある第5音響発生モジュール1500HRと離れているので、表示パネル110の下側からの音響を第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)で、より鮮明に実現することができ、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)と第5音響発生モジュール1500HRとの距離により、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)の音響と第5音響発生モジュール1500HRの音響の違いを区別することができる音響を実現することができる。
図24Aおよび図24Bを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第4音響発生モジュール1500HLと非対称に配置し得る。第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第5音響発生モジュール1500HRと非対称に配置し得る。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)が発生させる振動および定在波と、第4音響発生モジュール1500HLが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部干渉による不要な音響補強または相殺干渉は、音の歪みを発生させ、音質劣化の原因となり得るが、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第4音響発生モジュール1500HLの非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音の再生をすることができる。第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)が発生させる振動および定在波と、第5音響発生モジュール1500HRが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部干渉による不要な音響補強または相殺干渉は、音の歪みを発生させ、音質劣化の原因となり得るが、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)および第5音響発生モジュール1500HRの非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音の再生をすることができる。他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第4音響発生モジュール1500HLと対称的に配置し得る。第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第5音響発生モジュール1500HRと対称的に配置し得る。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列し得るので、非対称構造に比べて、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感を向上し得る。
他の例としては、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HR中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第4領域4に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第5領域5に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第4領域4および第5領域5のいずれか一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。他の例としては、第3領域3にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。例えば、第3音響発生モジュール1500Cは、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。したがって、第1領域1、第2領域2、第3領域3、第4領域4、および第5領域5のいずれか一つ以上の領域にウーファーを含む音響発生モジュールを配置して低音域帯の音響を出力することができるので、低中高音域帯の音響を出力することができる表示装置を提供することができる。このように構成する場合、音響発生モジュールは、同じ信号またはモノラル信号を印加して駆動することができる。
図25Aおよび図25Bは、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールを示す図である。
本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュール1800は、ウーファー一体型音響発生モジュール、ハイブリッド音響発生モジュール、およびウーファーを含む音響発生モジュールであり得、用語に限定されるものではない。図25Aは、音響発生モジュールの正面図であり、図25Bは、音響発生モジュールの断面図である。
図25Aおよび図25Bを参照すると、音響発生モジュール1800は、第1音響発生装置1801および第2音響発生装置1802を含むことができる。例えば、第1音響発生装置1801は、表示パネルの背面に配置することができ、第2音響発生装置1802は、表示パネルの背面から離隔し得る。
音響発生モジュール1800は、第1音響発生装置1801および第2音響発生装置1802を収容することができるフレームを含むことができる。フレームは、第1音響発生装置1801および第2音響発生装置1802の下側を支持する下部フレーム1610aおよび下部フレーム1610aと連結する側面フレーム1610bを含むことができる。フレームはヨークであり得、用語に限定されるものではない。
下部フレーム1610aは、マグネット1620を支持することができる。マグネット1620は、第1音響発生装置1801および第2音響発生装置1802を共有することができる。例えば、第1音響発生装置1801のボビン1650a、およびボビン1650aの周囲にあるコイル1660aは、マグネット1620の周囲に配置し得る。例えば、第2音響発生装置1802の第2ボビン1650b、および第2ボビン1650bの周囲にある第2コイル1660bは、マグネット1620の周囲に配置し得る。例えば、下部フレーム1610aおよびプレート1611のそれぞれは、マグネット1620の下側および上側のそれぞれに配置され、マグネット1620と、コイル1660aおよび第2コイル1660bを介して形成される磁束密度を増加させて振動特性を向上させることができる。下部フレーム1610aは、ヨーク(yoke)であり得、用語に限定されるものではない。
側面フレーム1610bは、下部フレーム1610aと連結し、音響排出のための少なくとも一つのホール217を含むことができる。例えば、ホール217は、通気口であり得る。例えば、ホール217は、音響発生モジュール1800の内部にあるエアギャップで、第2音響発生装置1802の振動板214bによって発生した低音域帯の音響を表示パネル110の後方に出力することができる。
側面フレーム1610bは、導電性物質で構成されてマグネット1620で生成される磁束を制御することができる。例えば、側面フレーム1610bは、マグネット1620を離隔するように囲むことにより、マグネット1620で発生する磁束を第2ボビン1650b内に集中させ、漏洩磁束を抑制することができる。側面フレーム1610bは、ヨーク(yoke)であり得、用語に限定されるものではない。ホール217は、側面フレーム1610bに形成するだけでなく、下部フレーム1610aに形成することができ、側面フレーム1610bおよび下部フレーム1610aが連結する領域に形成し得る。側面フレーム1610bは、ナット等の連結部材1710を介して背面カバーに連結しまたは表示パネル110との間に配置し得る。
第1音響発生装置1801は、フレーム上に配置されるマグネット1620、マグネット1620の周囲にあるボビン1650a、およびボビン1650aの周囲にあるコイル1660aおよびダンパー1670aなどを含むことができる。例えば、これに対する説明は、図3A~図3E、図6、および図14で説明した内容と同様なので、ここでは詳細な説明を省略または簡略にする。
マグネット1620は、下部フレーム1610a上に配置し得る。例えば、マグネット1620は、プレート1611および下部フレーム1610aの間に介在し得る。下部フレーム1610aおよびプレート1611は、マグネット1620で生成される磁束を制御することができる。例えば、マグネット1620は、下部フレーム1610aおよびプレート1611によって囲まれることにより、マグネット1620で発生する磁束がボビン1650a内に集中して漏洩磁束を抑制し得る。
ボビン1650aは、ボビンリング1652aの背面に付着することができる。例えば、ボビン1650aの外周面に巻かれれたコイル1660aに音響発生用の電流が印加され、第1音響発生装置1801内に磁場が形成されると、磁場によってボビンリング1652aを媒介にして表示パネルを振動させることができる。ボビンリング1652aは、ボビン1650aおよび表示パネル間に介在して、ボビン1650aの振動を表示パネルに伝達することができる。第1音響発生装置1801は、中高音域の音響を出力することができる。
第2音響発生装置1802は、フレーム上に配置されるマグネット1620、マグネット1620上にあるプレート1611、マグネット1620の周囲にある第2ボビン1650b、および第2ボビン1650bの周囲にある第2コイル1660bおよび第2ダンパー1670bなどを含むことができる。
第2ボビン1650b上には、振動板214bを配置し得る。例えば、振動板214bは、表示パネルの背面から離隔することができ、第2ボビン1650bで発生する熱が表示パネルに伝達されないように遮断することができる。
第2ボビン1650bは、第2ボビン1650bの外周面に巻かれたコイル1660bに音響発生用の電流が印加され、第2音響発生装置1802内に磁場が形成されると、磁場によって振動板214bを介して振動板周辺部の空気層またはエアギャップを振動させて音響を出力することができる。例えば、第2ボビン1650bの前面(Front Surface)は、振動板214bに接触して電流の印加および非印加の状態によって、振動板214bを振動させることができる。第2音響発生装置1802は、振動板214bの前方および後方に音響を出力することができる。例えば、第2音響発生装置1802は、低音域帯の音響を出力することができる。例えば、第2音響発生装置1802の振動板214bによって発生した音響は、振動板214bの上側に伝播される第1低音および振動板214bの下側に伝播される第2低音を含むことができる。例えば、第2音響発生装置1802は、ウーファー(Woofer)であり得、用語に限定されない。
マグネット1620は、下部フレーム1610a上に配置し得る。プレート1611は、振動板214bと離隔し得る。第2ボビン1650bは、振動板214bの背面に配置し得る。例えば、第2ボビン1650bは、マグネット1620およびプレート1611を囲むことができる。
第2ダンパー1670bは、第1音響発生装置1801と第2音響発生装置1802との間に配置し得る。例えば、第2ダンパー1670bは、第1音響発生装置1801のダンパー1670aおよび第2音響発生装置1802の第2ボビン1650bとの間に配置し得る。例えば、第2ダンパー1670bは、第1音響発生装置1801と第2音響発生装置1802の振動板214bとの間に配置し得る。振動板214bは、第1音響発生装置1801と物理的に接触しないことがあり得る。例えば、第2ダンパー1670bは、第1音響発生装置1801と第2音響発生装置1802との音響干渉を防止することができる。振動板214b上にはエッジ1670cを配置し得る。エッジ1670cは、振動板214bが上下運動する時、振動板214bのゆがみなどの変形を防止することができるので、クリアな音質を提供することができ、音響発生モジュール1800の信頼性を向上させることができる。第2ダンパー1670bは、第1サスペンションであり得、エッジ1670cは、第2サスペンションであり得る。
第1音響発生装置1801のマグネット1620および第2音響発生装置1802のマグネット1620は、互いに反対方向の磁界を有することができる。第1音響発生装置1801は、表示パネルを直接に振動させて高音域帯の音響を表示パネルの前方に出力することができ、第2音響発生装置1802は、低音域帯の音響を表示パネルの後方に出力することができる。したがって、第1音響発生装置1801および第2音響発生モジュールは、互いに逆方向の磁界を有することで、第1音響発生装置1801および第2音響発生装置1802の振動を独立して駆動し、または制御することができる。
したがって、ウーファー一体型音響発生モジュールは、音響発生モジュールの周辺に配置さるウーファーを含むことができる。音響発生モジュールは、表示パネルの背面に配置されて中高音域の音響を発生させることができ、ウーファーは表示パネルの背面に離隔して配置され、上下振動によって低音域帯の音響を発生させることができる。例えば、音響発生モジュールとウーファーは、異なる音響信号またはボイス信号を印加して駆動することができる。したがって、ウーファー一体型音響発生モジュールによって低音域帯の音響が向上し得る。
図26Aおよび図26Bは、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールを含む表示装置を示す図である。
図26Aおよび図26Bを参照すると、第1領域1、第2領域2、第3領域3、第4領域4、および第5領域5のうち少なくとも一つの領域には、少なくとも一つの音響発生モジュールを配置し得る。例えば、第1音響発生モジュール1500Lは、表示パネル110の背面の第1領域1に配置することができ、第4音響発生モジュール1500HLは、表示パネル110の背面の第4領域4に配置し得る。第2音響発生モジュール1500Rは、表示パネル110の背面の第2領域2に配置することができ、第5音響発生モジュール1500HRは、表示パネル110の背面の第5領域5に配置し得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の背面の第3領域3に配置し得る。他の例としては、第1~第5音響発生モジュールは、図22で説明したように、背面カバー300の背面に配置し得る。例えば、第1~第5音響発生モジュールは、モジュール構造物に配置し得る。
第1音響発生モジュール1500Lは、表示パネル110の左側(Left)チャンネルであり、第4音響発生モジュール1500HLは、表示パネル110の上左側(Height Left)チャンネルであり得る。第2音響発生モジュール1500Rは、表示パネル110の右側(Right)チャンネルであり、第5音響発生モジュール1500HRは、表示パネル110の上右側(Height Right)チャンネルであり得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の中央(center)チャンネルであり得る。
図26Aおよび図26Bを参照すると、第1音響発生モジュール1500Lは、第4音響発生モジュール1500HLと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生モジュール1500Lは、第4音響発生モジュール1500HLと同一線上に配置することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に配置され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。例えば、第2音響発生モジュール1500Rは、第5音響発生モジュール1500HRと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第2音響発生モジュール1500Rは、第5音響発生モジュール1500HRと同一線上に配置することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に配置され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。例えば、第1音響発生モジュール1500Lおよび第4音響発生モジュール1500HLは、第2音響発生モジュール1500Rおよび第5音響発生モジュール1500HRと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。第1音響発生モジュール1500Lおよび第4音響発生モジュール1500HLは、第2音響発生モジュール1500Rおよび第5音響発生モジュール1500HRと同一線上に配置し得るが、本明細書の実施例は、これに限定されるものではない。
図26Aを参照すると、第1音響発生モジュール1500Lおよび第2音響発生モジュール1500Rは、第3音響発生モジュール1500Cと同一線上に配置し得るが、本明細書の実施例は、これに限定されるものではない。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に配置され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。
図26Bを参照すると、第1音響発生モジュール1500Lおよび第2音響発生モジュール1500Rは、第3音響発生モジュール1500Cと非対称に配置することができるが、本明細書の実施例は、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生モジュール1500Lおよび第2音響発生モジュール1500Rは、第3音響発生モジュール1500Cと、異なる線上に配置し得るが、本明細書の実施例は、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生モジュール1500Lと第2音響発生モジュール1500Rは、同じ線上に配置し得る。例えば、第3音響発生モジュール1500Cは、第1音響発生モジュール1500Lと異なる線上に配置し得る。例えば、第3音響発生モジュール1500Cは、第2音響発生モジュール1500Rと異なる線上に配置し得る。このように構成する場合、第1音響発生モジュール1500Lは、第4領域4の第4音響発生モジュール1500HLと離れているので、表示パネル110の下側からの音響が第1音響発生モジュール1500Lで、より鮮明に実現することができ、第1音響発生モジュール1500Lと第4音響発生モジュール1500HLとの距離により、第1音響発生モジュール1500Lの音響と第4音響発生モジュール1500HLの音響の差を区別することができる音響を実現することができる。そして、第2音響発生モジュール1500Rは、第5領域5の第5音響発生モジュール1500HRと離れているので、表示パネル110の下側からの音響を第2音響発生モジュール1500Rより鮮明に実現することができ、第2音響発生モジュール1500Rと第5音響発生モジュール1500HRとの距離により、第2音響発生モジュール1500Rの音響と第5音響発生モジュール1500HRの音響の差を区別することができる音響を実現することができる。
第4領域4に、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5領域5に第5音響発生モジュール1500HRを構成し、第4領域4と第5領域5との間の第6領域6には、音響発生モジュールを構成しないことができる。これによって、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HRの振動を表示パネル110の第6領域6で減衰または吸収するので、第4領域4からの音響が第5領域5に伝達することを遮断または軽減することができ、第5領域5からの音響が第4領域4に伝達することを遮断または軽減することができる。したがって、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HRで発生する音響の干渉に起因する音質劣化を減少させることができ、中高音域の音響特性をより向上させることができる効果がある。
したがって、第1音響発生モジュール1500Lおよび第4音響発生モジュール1500HLは、表示パネル110背面の左側領域である第1領域1および第4領域4に配置されて表示パネル110の左側領域を振動させることができる。第2音響発生モジュール1500Rおよび第5音響発生モジュール1500HRは、表示パネル110背面の右側領域である第2領域2および第5領域5に配置されて表示パネル110の右側領域を振動させることができる。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の背面の中央領域である第3領域3に配置されて表示パネル110の中央領域を振動させることができる。第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第4音響発生モジュール1500HL、および第5音響発生モジュール1500HRそれぞれは、互いに異なる振動信号を受信して独立して駆動することができる。例えば、第1音響発生モジュール1500Lおよび第4音響発生モジュール1500HLは、表示パネル110の背面の左側領域を振動板として用いることにより、音響を発生させることができ、第2音響発生モジュール1500Rおよび第5音響発生モジュール1500HRは、表示パネル110の背面の右側領域を振動板として用いることにより、音響を発生させることができる。そして、第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の中央領域を振動板として用いることにより、音響を発生させることができる。
本明細書の実施例に係る表示装置は、低音域帯の音響をより向上させるためにウーファーを配置し得る。例えば、第1音響発生モジュール1500Lおよび第2音響発生モジュール1500Rのうち少なくとも一つの下側には、少なくとも一つ以上のウーファーをさらに配置し得る。例えば、第1領域1および第2領域2のうち少なくとも一つの下側には、少なくとも一つ以上のウーファーをさらに配置し得る。例えば、第1ウーファー(W3)は、表示パネル110の第1領域1の下側(または下)に配置することができる。例えば、第1ウーファー(W3)は、第1音響発生モジュール1500Lの下側(または下)に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W4)は、表示パネル110の第2領域2の下側(または下)に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W4)は、第2音響発生モジュール1500Rの下側(または下)に配置することができる。したがって、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、低音域帯の音響を出力することができる。第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第4音響発生モジュール1500HL、および第5音響発生モジュール1500HRは、80Hz~40kHzの音響を出力することができ、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、80Hz以下の音響を出力することができる。したがって、表示装置は、5.1チャンネルの音響を出力することができる。
そして、左右に配置された音響発生モジュールと比較して表示パネルの横方向を基準に上下に音響発生モジュールがさらに構成されているので、左右音響および上下音響を向上させることができ、使用者に実際の音響と同じ音場感を与えることができる効果がある。例えば、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HRをさらに構成することで、表示パネル110の上側からの音響を出力し、または表示パネル110の上側に音響を出力することができるので、左右音響および上下音響を含む立体的な音響を実現できる表示装置を提供することができる。したがって、左右映像および上下映像に対する左右音響および上下音響を実現することができ、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響を実現することができるので、仮想(virtual)音響ではなく、リアル(real)サウンドを提供することができる。これにより、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。したがって、映画館、個人映画館、およびテレビなどの機器でも、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、実感するAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを感じることができようにすることができる。
そして、図23A~図23Dのサウンドプレートに図24Aおよび図24Bのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールを実現する場合は、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。図23A~図23Dのサウンドプレートに図24Aおよび図24Bのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールと、プロジェクターまたは映像再生装置をそれぞれ構成する場合、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、実感するAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを提供することができ、没入感と臨場感のある立体音響を提供することができる。そして、図1~図22を参照して説明したように、モジュール化された音響発生モジュールを適用することで、音響発生モジュールを配置する際に表示装置または背面カバーの設計に対する自由度が向上し得る。
図27は、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールを含む表示装置を示す図である。
図27を参照すると、表示パネル110は、第1領域1~第11領域11を含むことができる。例えば、第1領域1、第4領域4、および第7領域7は、表示パネル110の背面の左側領域であり得る。例えば、第2領域2、第5領域5、および第8領域8は、表示パネル110の背面の右側領域であり得る。例えば、第3領域3、第6領域6、および第9領域9は、表示パネル110の背面の中央領域であり得る。例えば、第6領域6は、第4領域4と第5領域5との間の領域であり得る。例えば、第9領域9は、第7領域7と第8領域8との間の領域であり得る。例えば、第10領域10は、第1領域1と第3領域3との間の領域であり得る。例えば、第11領域11は、第2領域2と第3領域3との間の領域であり得る。例えば、第7領域7は、第1領域1の下側であり得、第8領域8は、第2領域2の下側であり得る。例えば、第10領域10は、第1領域1、第4領域4、および第7領域7と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9との間の領域であり得る。例えば、第11領域11は、第2領域2、第5領域5、および第8領域8と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9との間の領域であり得る。第1領域~第11領域で領域を表示する数字1~11は、任意に表示したものであり、数字1~11および第1領域~第11領域の区分が明細書の内容を限定するものではない。これに対する説明は、図28~図44Cに同一または類似に適用することができる。
第1領域1~第11領域11のうち少なくとも一つの領域には、少なくとも一つの音響発生モジュールを配置し得る。例えば、第1音響発生モジュール1500Lは、表示パネル110の背面の第1領域1に配置することができ、第4音響発生モジュール1500HLは、表示パネル110の背面の第4領域4に配置することができ、第7音響発生モジュール1500BLは、表示パネル110の背面の第7領域7に配置し得る。第2音響発生モジュール1500Rは、表示パネル110の背面の第2領域2に配置することができ、第5音響発生モジュール1500HRは、表示パネル110の背面の第5領域5に配置することができ、第8音響発生モジュール1500BRは、表示パネル110の背面の第8領域8に配置し得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の背面の第3領域3に配置することができ、第6音響発生モジュール1500HCは、表示パネル110の背面の第6領域6に配置することができ、第9音響発生モジュール1500BCは、表示パネル110の背面の第9領域9に配置し得る。第10音響発生モジュール1500LCは、表示パネル110の背面の第10領域10に配置することができ、第11音響発生モジュール1500RCは、表示パネルの背面の第11領域11に配置することができる。他の例としては、第1~第11音響発生モジュールは、図22で説明したように、背面カバーの背面に配置し得る。例えば、第1~第11音響発生モジュールは、モジュール構造物に配置し得る。
第1音響発生モジュール1500Lは、表示パネル110の左側(Left)チャンネルであり、第4音響発生モジュール1500HLは、表示パネル110の上左側(Height Left)チャンネルであり、第7音響発生モジュール1500BLは、表示パネル110の下左側(Bottom Left)チャンネルであり得る。第10音響発生モジュール1500LCは、表示パネル110の左側中央(Left Center)チャンネルであり得る。第2音響発生モジュール1500Rは、表示パネル110の右側(Right)チャンネルであり、第5音響発生モジュール1500HRは、表示パネル110の上右側(Height Right)チャンネルであり、第8音響発生モジュール1500BRは、表示パネル110の下右側(Bottom Right)チャンネルであり得る。第11音響発生モジュール1500RCは、表示パネル110の右側中央(Right Center)チャンネルであり得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の中央(center)チャンネルであり、第6音響発生モジュール1500HCは、表示パネル110の上側中央(Height Center)チャンネルであり、第9音響発生モジュール1500BCは、表示パネル110の下側中央(Bottom Center)チャンネルであり得る。
例えば、第1音響発生モジュール1500Lは、第4音響発生モジュール1500HLおよび/または第7音響発生モジュール1500BLと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生モジュール1500Lは、第4音響発生モジュール1500HLおよび/または第7音響発生モジュール1500BLと同一線上に配置することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に整列され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。
例えば、第2音響発生モジュール1500Rは、第5音響発生モジュール1500HRおよび/または第8音響発生モジュール1500BRと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第2音響発生モジュール1500Rは、第5音響発生モジュール1500HRおよび/または第8音響発生モジュール1500BRと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に整列され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。
例えば、第3音響発生モジュール1500Cは、第6音響発生モジュール1500HCおよび/または第9音響発生モジュール1500BCと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第3音響発生モジュール1500Cは、第6音響発生モジュール1500HCおよび/または第9音響発生モジュール1500BCと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に整列され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。
例えば、第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生モジュール1500RCは、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、および第3音響発生モジュール1500Cのうちの少なくとも一つと対称的に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生モジュール1500RCは、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、および第3音響発生モジュール1500Cの少なくとも一つと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に整列され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。
例えば、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HR中の一つは、第6音響発生モジュール1500HCと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HR中の一つは、第6音響発生モジュール1500HCと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に整列され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。例えば、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RC中の一つは、第3音響発生モジュール1500Cと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RC中の一つは、第3音響発生モジュール1500Cと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に整列され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。例えば、第7音響発生モジュール1500BLおよび第8音響発生モジュール1500BR中の一つは、第9音響発生モジュール1500BCと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第7音響発生モジュール1500BLおよび第8音響発生モジュール1500BR中の一つは、第9音響発生モジュール1500BCと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に整列され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。
したがって、第1音響発生モジュール1500L、第4音響発生モジュール1500HL、および第7音響発生モジュール1500BLは、表示パネル110背面の左側領域である第1領域1、第4領域4、および第7領域7に配置して、表示パネル110の背面の左側領域を振動させることができる。第2音響発生モジュール1500R、第5音響発生モジュール1500HR、および第8音響発生モジュール1500BRは、表示パネル110の背面の右側領域である第2領域2、第5領域5、および第8領域8に配置して、表示パネル110の背面の右側領域を振動させることができる。第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCは、表示パネル110の背面の中央領域である第3領域3、第6領域6、および第9領域9に配置して表示パネル110の背面の中央領域を振動させることができる。第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生モジュール1500RCは、表示パネル110の第10領域10および第11領域11に配置して、表示パネル110の背面の左側領域、中央領域、および右領域を振動させることができる。第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、第6音響発生モジュール1500HC、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCそれぞれは、互いに異なる振動信号を受信して独立して駆動することができる。例えば、第1音響発生モジュール1500L、第4音響発生モジュール1500HL、および第7音響発生モジュール1500BLは、表示パネル110の背面の左側領域を振動板として用いることにより、音響を発生させることができる。第2音響発生モジュール1500R、第5音響発生モジュール1500HR、および第8音響発生モジュール1500BRは、表示パネル110の背面の右側領域を振動板として用いることにより、音響を発生させることができる。第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCは、表示パネル110の中央領域を振動板として用いることにより、音響を発生させることができる。第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生モジュール1500RCは、表示パネル110の背面の左側領域、中央領域、および右領域を振動板として用いることにより、音響を発生させることができる。例えば、第6音響発生モジュール1500HCは、表示パネル110の上側に音響を発生させることができる。例えば、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、および第6音響発生モジュール1500HCは、表示パネル110の上側に音響を発生させることができるので、表示パネル110の上側からの音響を向上させることができる。例えば、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BCは、表示パネル110の下側に音響を発生させることができるので、表示パネル110の下側からの音響を向上させることができる。
そして、低音域帯の音響をさらに向上させるためにウーファーを配置し得る。例えば、第7領域7と第8領域8のうち少なくとも一つの下側に少なくとも一つ以上のウーファーをさらに配置し得る。例えば、第7音響発生モジュール1500BLと第8音響発生モジュール1500BRのうち少なくとも一つの下側に少なくとも一つ以上ウーファーをさらに含むことができる。例えば、第1ウーファー(W3)は、表示パネル110の第7領域7の下側(または下)に配置することができる。例えば、第1ウーファー(W3)は、第7音響発生モジュール1500BLの下側(または下)に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W4)は、表示パネル110の第8領域8の下側(または下)に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W4)は、第8音響発生モジュール1500BRの下側(または下)に配置することができる。したがって、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、低音域帯の音響を出力することができる。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第7音響発生モジュール1500BLおよび第8音響発生モジュール1500BR中の少なくとも1つは、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第7領域7に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第8領域8に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第7領域7および第8領域8中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、図24A~図25Bで説明した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。
第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)を第7領域7に配置する場合には、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第1音響発生モジュール1500Lおよび第4音響発生モジュール1500HLのいずれかと対称的に配置し得る。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第1音響発生モジュール1500Lおよび第4音響発生モジュール1500HLのいずれかと同一線上に整列し得る。第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を第8領域8に配置する場合、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第2音響発生モジュール1500Rおよび第5音響発生モジュール1500HRのいずれかと対称的に配置し得る。例えば、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第2音響発生モジュール1500Rおよび第5音響発生モジュール1500HRのいずれかと同一線上に整列し得る。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に整列され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)を第7領域7に配置する場合、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第1音響発生モジュール1500Lおよび第4音響発生モジュール1500HLのいずれかと非対称に配置し得る。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第1音響発生モジュール1500Lおよび第4音響発生モジュール1500HLのいずれかと異なる線上に配置し得る。第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)が第8領域8に配置する場合、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第2音響発生モジュール1500Rおよび第5音響発生モジュール1500HRのいずれかと非対称に配置し得る。例えば、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第2音響発生モジュール1500Rおよび第5音響発生モジュール1500HRのいずれかと異なる線上に配置し得る。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第3音響発生モジュール1500Cと異なる線上に配置することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)が発生させる振動および定在波と、第4音響発生モジュール1500HLまたは第7音響発生モジュール1500BLが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他、外部干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させ、音質劣化の原因となり得るが、第4音響発生モジュール1500HLおよび第7音響発生モジュール1500BLのいずれかと第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)が発生させる振動および定在波と第5音響発生モジュール1500HRまたは第8音響発生モジュール1500BRが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他、外部干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となるが、第5音響発生モジュール1500HRおよび第8音響発生モジュール1500BRのいずれかと第2ウーファー一体型音響発生モジュール値(W2)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第1音響発生モジュール1500Lおよび第2音響発生モジュール1500R中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第1領域1に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2領域2に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第1領域1および第2領域2の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、図24A~図25Bで説明した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。これに対する説明は、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を第7領域7および第8領域8に配置した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生モジュール1500RC中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第10領域10に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第11領域11に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第10領域10および第11領域11中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HR中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第4領域4に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第5領域5に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第4領域4と第5領域5中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第6音響発生モジュール1500HCおよび第9音響発生モジュール1500BC中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第6領域6に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第9領域9に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第6領域6および第9領域9中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。他の例としては、第3領域3にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。例えば、第3音響発生モジュール1500Cは、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。
したがって、ウーファーを別個に構成せずに、ウーファー一体型音響発生モジュールが第1領域1~第11領域11中の少なくとも一つ以上の領域にウーファー一体型音響発生モジュールを配置して低音域帯の音響を出力することができるので、低中高音域帯の音響を出力することができる表示装置を提供することができる。このように構成する場合、音響発生モジュールは、同じ信号またはモノラル信号を印加して駆動することができる。
第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、第6音響発生モジュール1500HC、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCは、80Hz~40kHzの音響を出力することができる。第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、80Hz以下の音響を出力することができる。したがって、表示装置は、11.1チャンネルの音響を出力することができる。
本明細書の実施例に係る表示装置は、左右映像および上下映像に対する左右音響および上下音響を実現することができ、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響を実現することができるので、仮想(virtual)音響ではなく、リアル(real)サウンドを提供することができる。これにより、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。したがって、映画館、個人映画館、およびテレビなどの機器でも、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、実感するAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを感じることができようにすることができる。
そして、図23A~図23Dのサウンドプレートに図24Aおよび図24Bのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールを実現する場合、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。図23A~図23Dのサウンドプレートに図24Aおよび図24Bのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールと、プロジェクターまたは映像再生装置をそれぞれ構成する場合、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、実感するAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを提供することができ、没入感と臨場感のある立体音響を提供することができる。そして、図1~図22を参照して説明したように、モジュール化された音響発生モジュールを適用するので、音響発生モジュールを配置する際に表示装置または背面カバーに対する設計の自由度が向上し得る。
図28は、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールを含む表示装置を示す図である。
図28を参照すると、表示パネル110は、第1領域1~第15領域15を含むことができる。第1領域1~第15領域15は、同じ面積を有することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1領域1~第15領域15は、同じ間隔を有するように配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1領域1、第4領域4、および第7領域7は、表示パネル110の背面の左側の領域であり得る。例えば、第2領域2、第5領域5、および第8領域8は、表示パネル110の背面の右側の領域であり得る。例えば、第3領域3、第6領域6、および第9領域9は、表示パネル110の背面の中央領域であり得る。例えば、第12領域12は、第4領域4と第6領域6との間の領域であり得る。例えば、第13領域13は、第5領域5と第6領域6との間の領域であり得る。例えば、第14領域14は、第7領域7と第9領域9との間の領域であり得る。例えば、第15領域15は、第8領域8と第9領域9との間の領域であり得る。例えば、第10領域10、第12領域12、および第14領域14は、第1領域1、第4領域4、および第7領域7と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9との間の領域であり得る。例えば、第11領域11、第13領域13、および第15領域15は、第2領域2、第5領域5、および第8領域8と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9との間の領域であり得る。第1領域1~第15領域15で領域を表示する数字1~15は、任意に表示したものであり、数字の1~15および第1領域~第15領域の区分が明細書の内容を限定するものではない。これに対する説明は、図29~図44Cに同一または類似に適用することができる。
第1領域1~第15領域15のうち少なくとも一つの領域には、少なくとも一つの音響発生モジュールを配置し得る。例えば、第1音響発生モジュール1500Lは、表示パネル110の背面の第1領域1に配置することができ、第4音響発生モジュール1500HLは、表示パネル110の背面の第4領域4に配置することができ、第7音響発生モジュール1500BLは、表示パネル110の背面の第7領域7に配置し得る。第2音響発生モジュール1500Rは、表示パネル110の背面の第2領域2に配置することができ、第5音響発生モジュール1500HRは、表示パネル110の背面の第5領域5に配置することができ、第8音響発生モジュール1500BRは、表示パネル110の背面の第8領域8に配置し得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の背面の第3領域3に配置することができ、第6音響発生モジュール1500HCは、表示パネル110の背面の第6領域6に配置することができ、第9音響発生モジュール1500BCは、表示パネル110の背面の第9領域9に配置し得る。第10音響発生モジュール1500LCは、表示パネル110の背面の第10領域10に配置することができ、第12音響発生モジュール1500HLCは、表示パネル110の背面の第12領域12に配置することができ、第14音響発生モジュール1500BLCは、表示パネル110の背面の第14領域14に配置し得る。第11音響発生モジュール1500RCは、表示パネル110の背面の第11領域11に配置することができ、第13音響発生モジュール1500HRCは、表示パネル110の背面の第13領域13に配置することができ、第15音響発生モジュール1500BRCは、表示パネル110の背面の第15領域15に配置し得る。他の例としては、第1~第15音響発生モジュールは、図22で説明したように、背面カバーの背面に配置し得る。第1~第15音響発生モジュールは、モジュール構造物に配置し得る。
第1音響発生モジュール1500Lは、表示パネル110の左側(Left)チャンネルであり、第4音響発生モジュール1500HLは、表示パネル110の上左側(Height Left)チャンネルであり、第7音響発生モジュール1500BLは、表示パネル110の下左側(Bottom Left)チャンネルであり得る。第10音響発生モジュール1500LCは、表示パネル110の左側中央(Left Center)チャンネルであり、第12音響発生モジュール1500HLCは、表示パネル110の上左側中央(Height Left Center)チャンネルであり、第14音響発生モジュール1500BLCは、表示パネル110の下左中央(Bottom Left Center)チャンネルであり得る。第2音響発生モジュール1500Rは、表示パネル110の右側(Right)チャンネルであり、第5音響発生モジュール1500HRは、表示パネル110の上右側(Height Right)チャンネルであり、第8音響発生モジュール1500BRは、表示パネル110の下右側(Bottom Right)チャンネルであり得る。第11音響発生モジュール1500RCは、表示パネル110の右側中央(Right Center)チャンネルであり、第13音響発生モジュール1500HRCは、表示パネル110の上右側中央(Height Right Center)チャンネルであり、第15音響発生モジュール1500BRCは、表示パネル110の下左中央(Bottom Right Center)チャンネルであり得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の中央(center)チャンネルであり、第6音響発生モジュール1500HCは、表示パネル110の上側中央(Height Center)チャンネルであり、第9音響発生モジュール1500BCは、表示パネル110の下側中央(Bottom Center)チャンネルであり得る。
例えば、第1音響発生モジュール1500Lは、第4音響発生モジュール1500HLおよび/または第7音響発生モジュール1500BLと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生モジュール1500Lは、第4音響発生モジュール1500HLおよび/または第7音響発生モジュール1500BLと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。例えば、第2音響発生モジュール1500Rは、第5音響発生モジュール1500HRおよび/または第8音響発生モジュール1500BRと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第2音響発生モジュール1500Rは、第5音響発生モジュール1500HRおよび/または第8音響発生モジュール1500BRと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。例えば、第3音響発生モジュール1500Cは、第6音響発生モジュール1500HCおよび/または第9音響発生モジュール1500BCと対称に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第3音響発生モジュール1500Cは、第6音響発生モジュール1500HCおよび/または第9音響発生モジュール1500BCと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に整列され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。
例えば、第10音響発生モジュール1500LCは、第12音響発生モジュール1500HLCおよび/または第14音響発生モジュール1500BLCのいずれかと対称的に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第10音響発生モジュール1500LCは、第12音響発生モジュール1500HLCおよび/または第14音響発生モジュール1500BLCのいずれかと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。例えば、第11音響発生モジュール1500RCは、第13音響発生モジュール1500HRCおよび/または第15音響発生モジュール1500BRCのいずれかと対称的に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第11音響発生モジュール1500RCは、第13音響発生モジュール1500HRCおよび/または第15音響発生モジュール1500BRCのいずれかと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に整列され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。
例えば、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、および第6音響発生モジュール1500HC中の一つは、第12音響発生モジュール1500HLCおよび第13音響発生モジュール1500HRCのいずれかと対称的に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、および第6音響発生モジュール1500HC中の一つは、第12音響発生モジュール1500HLCおよび第13音響発生モジュール1500HRCのいずれかと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、および第3音響発生モジュール1500C中の一つは、第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生モジュール1500RCのいずれかと対称的に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、および第3音響発生モジュール1500C中の一つは、第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生モジュール1500RCのいずれかと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。例えば、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BC中の一つは、第14音響発生モジュール1500BLCおよび第15音響発生モジュール1500BRCのいずれかと対称的に配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BC中の一つは、第14音響発生モジュール1500BLCおよび第15音響発生モジュール1500BRCのいずれかと同一線上に整列することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合には、音の再生位置が同一線上に整列され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。
そして、低音域帯の音響をより向上させるためにウーファーを配置し得る。例えば、第1領域1~第15領域15のうち少なくとも一つの下側には、ウーファーを配置し得る。例えば、第1音響発生モジュール1500L~第15音響発生モジュール1500BRCのうち少なくとも一つの下側には、ウーファーをさらに含むことができる。例えば、第1ウーファー(W3)は、表示パネル110の第7領域7の下側(または下)に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W4)は、第7音響発生モジュール1500BLの下側(または下)に配置することができる。例えば、第1ウーファー(W3)は、第7領域7と第14領域14との間に配置し得る。例えば、第2ウーファー(W4)は、表示パネル110の第8領域8の下側(または下)に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W4)は、第8音響発生モジュール1500BRの下側(または下)に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W4)は、第8領域(8)と第15領域15との間に配置し得る。したがって、第1ウーファー(W1)および第2ウーファー(W2)は、低音域帯の音響を出力することができる。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第7音響発生モジュール1500BLおよび第8音響発生モジュール1500BR中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第7領域7に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第8領域8に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第7領域7および第8領域8中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、図24A~図25Bで説明した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。
第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)を第7領域7に配置する場合、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第1音響発生モジュール1500Lおよび第4音響発生モジュール1500HLのいずれかと対称的に配置し得る。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第1音響発生モジュール1500Lおよび第4音響発生モジュール1500HLのいずれかと同一線上に整列し得る。第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を第8領域8に配置する場合には、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第2音響発生モジュール1500Rおよび第5音響発生モジュール1500HRのいずれかと対称的に配置し得る。例えば、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第2音響発生モジュール1500Rおよび第5音響発生モジュール1500HRのいずれかと同一線上に整列し得る。このように構成する場合、音の再生位置が同一線上に整列され得るので、同じ位置から音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感が向上し得るので、音響の定位感が向上し得る。
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)を第7領域7に配置する場合、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第1音響発生モジュール1500Lおよび第4音響発生モジュール1500HLのいずれかと非対称に配置し得る。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)は、第1音響発生モジュール1500Lおよび第4音響発生モジュール1500HLのいずれかと異なる線上に配置し得る。第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を第8領域8に配置する場合には、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第2音響発生モジュール1500Rおよび第5音響発生モジュール1500HRのいずれかと非対称に配置し得る。例えば、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第2音響発生モジュール1500Rおよび第5音響発生モジュール1500HRのいずれかと異なる線上に配置し得る。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第3音響発生モジュール1500Cと異なる線上に配置することができ、これに限定されるものではない。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)が発生させる振動および定在波と、第4音響発生モジュール1500HLまたは第7音響発生モジュール1500BLが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他、外部干渉による不要な音響補強または相殺干渉は、音の歪みを発生させ、音質劣化の原因となり得るが、第4音響発生モジュール1500HLおよび第7音響発生モジュール1500BLのいずれかと第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)が発生させる振動および定在波と第5音響発生モジュール1500HRまたは第8音響発生モジュール1500BRが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他、外部干渉による不要な音響補強または相殺干渉は、音の歪みを発生させて音質劣化の原因となるが、第5音響発生モジュール1500HRおよび第8音響発生モジュール1500BRのいずれかと第2ウーファー一体型音響発生モジュール値(W2)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第1音響発生モジュール1500Lおよび第2音響発生モジュール1500R中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第1領域1に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2領域2に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第1領域1および第2領域2中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、図24A~図25Bで説明した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。これに対する説明は、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)が第1領域1および第2領域2に配置された内容と同じなので、ここでは説明を省略する。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生モジュール1500RC中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第10領域10に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第11領域11に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第10領域10および第11領域11中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、図24A~図25Bで説明した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。これに対する説明は、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)が第10領域10および第11領域11に配置された内容と同じなので、ここでは説明を省略する。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第14音響発生モジュール1500BLCおよび第15音響発生モジュール1500BRC中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第14領域14に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第15領域15に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第14領域14および第15領域15中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、図24A~図25Bで説明した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。これに対する説明は、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)が第14領域14および第15領域15に配置された内容と同じなので、ここでは説明を省略する。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HR中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第4領域4に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第5領域5に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第4領域4と第5領域5中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第12音響発生モジュール1500HLCおよび第13音響発生モジュール1500HRC中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第12領域12に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第13領域13に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第12領域12および第13領域13中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第6音響発生モジュール1500HCおよび第9音響発生モジュール1500BC中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第6領域6に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第9領域9に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第6領域6および第9領域9中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。他の例としては、第3領域3にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。例えば、第3音響発生モジュール1500Cは、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。
したがって、ウーファーを別個に構成せずに、ウーファー一体型音響発生モジュールを第1領域1~第15領域15のうち少なくとも一つ以上の領域に配置して低音域帯の音響を出力することができるので、低中高音域帯の音響を出力することができる表示装置を提供することができる。このように構成する場合、音響発生モジュールは、同じ信号またはモノラル信号を印加して駆動することができる。
したがって、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、第6音響発生モジュール1500HC、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、第10音響発生モジュール1500LC、第11音響発生モジュール1500RC、第12音響発生モジュール1500HLC、第13音響発生モジュール1500HRC、第14音響発生モジュール1500BLC、および第15音響発生モジュール1500BRCは、80Hz~40kHzの音響を出力することができる。第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、80Hz以下の音響を出力することができる。したがって、表示装置は、15.1チャンネルの音響を出力することができる。
本明細書の実施例に係る表示装置は、左右映像および上下映像に対する左右音響および上下音響を実現することができ、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響を実現することができるので、仮想(virtual)音響ではなく、リアル(real)サウンドを提供することができる。これにより、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。したがって、映画館、個人映画館、およびテレビなどの機器でも、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、実感するAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを感じることができようにすることができる。
そして、図23A~図23Dのサウンドプレートに図24Aおよび図24Bのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールを実現する場合、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。図23A~図23Dのサウンドプレートに図24Aおよび図24Bのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールと、プロジェクターまたは映像再生装置をそれぞれ構成する場合、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、実感するAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを提供することができ、没入感と臨場感のある立体音響を提供することができる。そして、図1~図22を参照して説明したように、モジュール化された音響発生モジュールを適用するので、音響発生モジュールを配置する際に表示装置または背面カバーに対する設計の自由度が向上し得る。
図29A~図29Eは、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールとパーティションを示す図である。
図29A~図29Eを参照すると、表示パネル110は、第1領域1~第6領域6を含むことができる。第1領域1~第6領域6は、同じ面積を有することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1領域1~第6領域6は、同じ間隔または距離で配置し得る。このように構成する場合、第1領域1~第6領域6に配置する音響発生モジュールのすべてのチャンネルが同じ周波数領域(または範囲)を再生し、または出力することができるので、チャンネル間の音響の調和を均等に構成し得る。これにより、音響効果があるとき(例えば、音場が広くなる場合)と音響効果がない場合(例えば、音場が広くない場合)の音質の差が小さくなり得、均一または、一定の音質を実現することができる。他の例としては、第1領域1、第2領域2、第3領域3が、第4領域4、第5領域5、および第6領域6よりも大きい面積を有することができる。このように構成する場合、左右のステレオの低音領域を強化することができるので、音響効果がない一般音響の音質を向上させることができる。他の例としては、第4領域4、第5領域5、および第6領域6が、第1領域1、第2領域2、および第3領域3よりも小さい面積を有することができる。このように構成する場合、音響効果を担当するチャンネルの低音領域を強化することができるので、音響効果のある音を再生する場合、音を表現する空間である音場が広くなり得るので、音の位置を表現する音響効果を向上し得る。したがって、第1領域1~第6領域6は、所望の音域によって大きさを調節することができる。
図29A~図29Eを参照すると、音響発生モジュールの周辺にパーティションを設定し得る。パーティションは、音響発生モジュールによって表示パネル110が振動するときの音響が発生するエアギャップ(air gap)またはスペース(space)であり得る。音響を発生させ、または音響を提供するエアギャップまたはスペースをパーティションとすることができる。パーティションは、音響を分離し、またはチャンネルを分離することができ、音響の干渉に起因する不鮮明な音響発生を遮断または軽減することができる。パーティションは、エンクロージャ(enclosure)またはバッフル(baffle)とすることができ、用語に限定されない。以下の実施例は、パーティションを背面カバーに配置することを例に挙げて説明するが、本明細書の実施例は、これに限定されず、表示パネルの背面に配置し得る。音響発生モジュールおよびパーティションを示すために、背面カバーに配置されていることを例に挙げて説明する。例えば、パーティションが背面カバーに配置されている場合、表示パネルに配置されるパーティションにより表示パネルに与える画質の影響を軽減することができる。図22で説明したように、音響発生モジュールを背面カバーに配置した場合、パーティションは、背面カバーに配置し得る。
図29Aを参照すると、パーティションは、表示パネル110の背面に配置する音響発生モジュールから出力される左側音声と右側音響を分離するために配置することができる。例えば、パーティションは、表示パネル110の第1領域1~第6領域6に対応する表示パネル110と、背面カバー300との間に配置し得る。例えば、第4パーティション1701は、第1領域1および第4領域4と、第3領域3との間に配置し得る。例えば、第4パーティション1701は、第1領域1および第4領域4と、第3領域3および第6領域6との間に配置し得る。第5パーティション1702は、第2領域2および第5領域5と、第3領域3との間に配置し得る。例えば、第5パーティション1702は、第2領域2および第5領域5と、第3領域3および第6領域6との間に配置し得る。第4パーティション1701および第5パーティション1702は、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第4音響発生モジュール1500HLと、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)および第5音響発生モジュール1500HRで発生する左右の音響または左右のチャンネルを分離することができる。
ステレオ音響または立体音響を実現するために、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HRをさらに構成して、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HRで発生する音響またはチャンネルと第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)、および第3音響発生モジュール1500Cで発生する音響またはチャンネルを分離するために、パーティションを構成しなければならない。第4パーティション1701および第5パーティション1702を配置する場合には、左右の音響または左右のチャンネルを分離することができる。上側音響または上側チャンネルを分離し、表示パネル110の背面の領域に配置する音響発生モジュールが各領域で独立した音響を実現するために、各音響発生モジュールの音響を発生させることができるパーティションを構成しなければならない。
パーティションは、表示パネル110の上側のチャンネルと表示パネル110の下側のチャンネルを分離することができるように構成することができる。例えば、第1パーティション1721は、表示パネル110の上側のチャンネルと表示パネル110の下側のチャンネルを分離することができる。例えば、第1パーティション1721は、表示パネル110の上側に配置される第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HRと、表示パネル110の下側(または下)に配置される第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)、および第3音響発生モジュール1500Cで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。第2パーティション1722は、表示パネル110の下側(または下)に配置して表示パネル110を駆動するための駆動部と分離することができる。例えば、第2パーティション1722は、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)、および第3音響発生モジュール1500Cの下側(または下)に配置することができる。例えば、第2パーティション1722は、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)、および第3音響発生モジュール1500Cと、表示パネル110を駆動するための駆動部と分離することができる。
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、背面カバー300に配置し得る。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、背面カバー300の前面に配置し得る。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、表示パネル110と背面カバー300との間に配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、表示パネル110の背面と背面カバー300の前面との間に配置することができる。
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、両面テープ、両面フォームテープ、両面フォームパッド、片面テープ、片面フォームテープ、片面フォームパッド、接着剤、およびボンド中のいずれか一つ以上で構成することができ、これに限定されるものではない。両面テープまたは両面フォームパッドで構成する場合、表示パネル110の背面と背面カバー300の前面を付着する際に接着力を向上させることができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、一定程度圧縮することができる弾性を有する材質で実現し得る。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、ポリウレタン(polyurethane)、ポリオレフィン(polyolefin)、およびポリエチレン(polyethylene)材質で構成することができ、これに限定されるものではない。
図29Bを参照すると、第1パーティション1721、第4パーティション1701、および第5パーティション1702を構成し、背面カバー300と表示パネル110との間にパーティション1750を配置し得る。例えば、パーティション1750は、背面カバー300の端または周辺に配置することができる。例えば、パーティション1750は、背面カバー300の前面の端または周辺に配置することができる。パーティション1750は、背面カバー300の前面の外郭の四辺の全体領域であり得る。他の例としては、パーティション1750は、表示パネル110の背面の端または周辺に配置することができる。パーティション1750は、表示パネル110の背面の外郭の四辺全体の領域であり得る。パーティション1750は、表示パネル110の背面または背面カバーの全体の領域であり得る。例えば、パーティション1750は、第3音響発生モジュール1500C、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HRを囲むように配置し得る。パーティション1750は、表示パネル110のウェーブ現象を防止するために、表示パネル110の形状に沿って配置し得る。ウェーブ現象は、表示パネルを構成する基板の厚さが薄くなる場合、図4または図9で説明した連結部の形状などが表示パネルの画面に目立つ現象であり、表示パネルが平らでない、または背面カバーが平らでない、凸凹に視認される問題であり得る。例えば、パーティション1750が、図8、図10、および図19~図21で説明した表示パネルと背面カバーを付着するための接着部材である場合には、図8、図10、および図19~図21で説明した接着部材を省略することができ、パーティション1750は、接着部材の役割をすることができる。本明細書の実施例は、これに限られず、表示パネルと背面カバーを付着するための接着部材を表示パネルの背面または背面カバーに構成することもできる。
第1パーティション1721、第4パーティション1701、第5パーティション1702、およびパーティション1750を配置する際に、第1パーティション1721を配置し、パーティション1750を配置した後に、第4パーティション1701および第5パーティション1702を配置することができる。他の例としては、第1パーティション1721を配置し、第4パーティション1701および第5パーティション1702を配置した後に、パーティション1750を配置することができる。しかし、パーティションを配置する順序は、本明細書の実施例の説明に限定するものではない。パーティション1750は、背面カバーの縦方向に最初に配置した後に、横方向に配置することができる。他の例としては、背面カバーの縦方向に最初に配置した後に、横方向に配置することができる。しかし、パーティションを配置する順序は、本明細書の実施例の説明に限定するものではない。以下の実施例では、第1パーティション1721を配置し、パーティション1750を配置した後に、第4パーティション1701および第5パーティション1702を配置することを例に挙げて示したが、本明細書の実施例は、これに限定されるものではない。これに対する説明は、以下の実施例でも同じかまたは類似に適用することができる。
図29Cを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722の形状を異なって構成することができる。第1パーティション1721および第2パーティション1722は、表示パネル110の形状とは異なる形状で構成することができる。例えば、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、平らでない形状、または線形状ではないことがあり得る。パーティションが平らでない形状、または線形状でない場合、定在波を分散させることができる。例えば、パーティションが鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形状で実現する場合、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状によって定在波が複数の方向に分散され得るので、音響出力特性がさらに向上し得る。例えば、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状を有することができる。例えば、パーティションの鋸歯が位置する方向は、音響発生モジュールを向くように配置することができる。例えば、パーティションが三角形形状である場合、三角形の先端が位置する方向は、音響発生モジュールを向くように配置することができる。例えば、パーティションが、先端が丸い三角形形状である場合、先端が丸い三角形の先端が位置する方向は、音響発生モジュールを向くように配置することができる。例えば、図29Cを参照すると、第1パーティション1721が、先端が丸い三角形形状である場合、先端が丸い三角形の先端は、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HRを向くように構成し得る。例えば、図29Cを参照すると、第2パーティション1722が、先端が丸い三角形形状である場合、先端が丸い三角形の先端は、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)、および第3音響発生モジュール1500Cを向くように構成し得る。したがって、パーティションの形状が少なくとも一つ以上の音響発生モジュールを向くように構成することにより、音響発生モジュールの定在波によるピークやディップ現象を制御することができ、表示パネルのウェーブ現象を減らすことができる。そして、パーティションの形状を変更することにより、音響発生モジュールの乱反射などの音響干渉を解決することができる。
図29Dおよび図29Eを参照すると、パーティションの少なくとも一つの辺にパッドをさらに構成することができる。音圧の減少現象を引き起こす定在波は、進行波と反射波の大きさが大きな地点で多く発生し得る。したがって、パッドは、音響発生モジュールから到達する音波が最大の位置に配置することができる。例えば、パッドは、パーティションの辺の中で最も強い音波が到着する1つ以上の辺に配置し、音響発生モジュールを向くように構成することができる。
図29Dを参照すると、第4パーティション1701の少なくとも一つの辺に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第4音響発生モジュール1500HLを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第4パーティション1701の少なくとも一つの辺に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)を向くように、第1-3パッド713を配置し得る。第1-3パッド713と向かい合う辺に、第1-1パッド711を配置し得る。第1-1パッド711および第1-3パッド713は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第1-1パッド711および第1-3パッド713中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第4パーティション1701の少なくとも一つの辺に第4音響発生モジュール1500HLを向くように、第4-3パッド723および第4-4パッド724を配置し得る。第4-3パッド723および第4-4パッド724と向かい合う辺に第4-1パッド721および第4-2パッド722を配置し得る。第4-1パッド721~第4-4パッド724は、それぞれ2つで構成することができ、これに限られず、第4-1パッド721~第4-4パッド724中中の一つは、1つまたは3つ以上で構成することもできる。例えば、第4パーティション1701の少なくとも他の辺に第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3-1パッド911を配置し得る。第3-1パッド911は、一つ以上配置することができる。
第5パーティション1702の少なくとも一つの辺に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)および第5音響発生モジュール1500HRを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第5パーティション1702の少なくとも一つの辺に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を向くように、第2-1パッド811を配置し得る。第2-1パッド811と向かい合う辺に第2-3パッド813を配置し得る。図29Dは、第2-1パッド811および第2-3パッド813は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第2-1パッド811および第2-3パッド813中の一つは、2つ以上で構成することもできる。例えば、第5パーティション1702の少なくとも一つの辺に第5音響発生モジュール1500HRを向くように、第5-1パッド821および第5-2パッド822を配置し得る。第5-1パッド821および第5-2パッド822と向かい合う辺に第5-3パッド823および第5-4パッド824を配置し得る。第5-1パッド821~第5-4パッド824は、それぞれ2つで構成することができ、これに限られず、第5-1パッド821~第5-4パッド824のいずれか1つまたは3つ以上で構成することもできる。例えば、第5パーティション1702の他の辺に第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3-3パッド913を配置し得る。第3-1パッド911と向かい合う辺に第3-3パッド913を配置し得る。第3-1パッド911および第3-3パッド913のいずれか1つ以上配置することができる。
第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)、および第3音響発生モジュール1500Cを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)を向くように、第1-5パッド715を配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を向くように、第2-5パッド815を配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3-5パッド915を配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に第4音響発生モジュール1500HLを向くように、第4-6パッド726を配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に第5音響発生モジュール1500HRを向くように、第5-6パッド826を配置し得る。例えば、第4-6パッド726と向かい合う辺に第4-5パッド725を配置することができ、第4-5パッド725は、第4音響発生モジュール1500HLを向くように配置し得る。第5-6パッド826と向かい合う辺に第5-5パッド825を配置することができ、第5-5パッド825は、第5音響発生モジュール1500HRを向くように配置することができる。第1-5パッド715、第2-5パッド815、第3-5パッド915、第4-5パッド725、第4-6パッド726、第5-5パッド825、および第5-6パッド826は、それぞれ一つで構成し得る。他の例としては、第1-5パッド715、第2-5パッド815、第3-5パッド915、第4-5パッド725、第4-6パッド726、第5-5パッド825、および第5-6パッド826のいずれか一つは、2つ以上で構成することもできる。
例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)を向くように、第1-6パッド716を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を向くように、第2-6パッド816を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3-6パッド916を配置し得る。例えば、第1-6パッド716と向かい合う辺に第1-5パッド715を配置することができ、第1-5パッド715は、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)を向くように配置し得る。第2-6パッド816と向かい合う辺に第2-5パッド815を配置することができ、第2-5パッド815は、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を向くように配置ことができる。第3-6パッド916と向かい合う辺に第3-5パッド915を配置することができ、第3-5パッド915は、第3音響発生モジュール1500Cを向くように配置することができる。第1-5パッド715、第1-6パッド716、第2-5パッド815、第2-6パッド816、第3-5パッド915、および第3-6パッド916は、一つで構成し得る。他の例としては、第1-5パッド715、第1-6パッド716、第2-5パッド815、第2-6パッド816、第3-5パッド915、および第3-6パッド916のいずれか一つは、二つ以上で構成することもできる。
本明細書の実施例では、第1-1パッド711および第1-3パッド713の大きさが、第1-5パッド715および第1-6パッド716のそれぞれの大きさよりも大きく示されているが、パッドの大きさが、本明細書の内容を限定するものではない。例えば、第1-1パッド711、および1-3パッド713の大きさが、第1-5パッド715および第1-6パッド716のそれぞれの大きさよりも小さいか同じであり得る。これに対しては、他のパッドにも同様に適用することができる。図29Dで背面カバー300の周辺には、パーティションを配置しないことがあり得る。背面カバー300の周辺には、図8、図10、および図19~図21で説明した表示パネルと背面カバーを付着するための接着部材によって、背面カバー300と表示パネル110を接着することができ、接着部材は、パーティションであり得る。
図29Eを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、少なくとも一つのベント部を含むことができる。ベント部は、反射波と進行波の干渉によって発生する定在波による音圧の減少現象を減らすために配置し得る。ベント部のパーティションの辺の中で最も強い音波が到着する1つ以上の辺に形成し、音響発生モジュールを向くように構成することができる。
第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)を向くように、第1ベント部701を含むことができ、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を向くように第2ベント部702を含むことができる。そして、第1パーティション1721は、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3ベント部703を含むことができる。そして、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HRの定在波による音圧の減少は、第4-5パッド725および第5-5パッド825によって減らすことができる。
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)を向くように、第4ベント部704を含むことができ、第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を向くように第5ベント部705を含むことができる。そして、第2パーティション1722は、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第6ベント部706を含むことができる。ベント部の音響発生モジュールの中心部で「V」字型の塞がった構造を有することができる。これに限定されず、ベント部は音響発生モジュールの中心部で開いた構造を有することができる。ベント部の音響発生モジュールの中心部で開いた構造を有する場合、塞がった構造を有する場合よりも材料費を削減することができる利点がある。音響特性の実験によると、ベント部の音響発生モジュールの中心部で開いた構造を有する場合と塞がった構造を有する場合に、音響特性の違いが微々またはないことを確認した。したがって、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことにより、音響発生モジュールの定在波による音圧の減少現象を減らすことができる。
図29Eを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。例えば、パーティション1750の辺には、1つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生モジュール1500HLを向くように第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生モジュール1500HRを向くように第5-5パッド825を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置される音響発生モジュールの固定力を向上させることができ、表示パネルの端からの音響の漏れが減少し得るので、音響出力特性が向上し得る。
図30A~図30Eは、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールとパーティションを示す図である。
図30Aおよび図30Bを参照すると、図29Aおよび図29Bで説明した内容と同一または類似の内容であるため、ここでは説明を省略する。
図30Cを参照すると、第1パーティション1721は、2つのパーティションで構成することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1パーティション1721は、第1-1パーティション1721aおよび第1-2パーティション1721bを含むことができ、先端が丸い三角形形状で構成することができる。第1-1パーティション1721aの三角形または先端が丸い三角形状の先端は、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HRを向くように構成し得る。第1-2パーティション1721bの三角形または先端が丸い三角形状の先端は、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、および第3音響発生モジュール1500Cを向くように構成ことができる。第2パーティション1722の三角形または先端が丸い三角形状の先端は、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、および第3音響発生モジュール1500Cを向くように構成することができる。これにより、音響発生モジュールの定在波によるピークやディップ現象を制御することができ、表示パネルのウェーブ現象を減らすことができる。残りの構成は、図29Cと同一または類似であるので、詳細な説明を省略する。図29Cの実施例は、図30Cのパーティションでも同じように適用することができる。図30Cの実施例は、図29Cのパーティションでも同じように適用することができる。
図30Dを参照すると、第1パーティション1721、第4パーティション1701、第5パーティション1702、およびパーティション1750を含むことができる。例えば、パーティション1750は、第1音響発生モジュール1500L~第5音響発生モジュール1500HRを囲むように配置し得る。例えば、パーティション1750の辺には、1つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生モジュール1500HLを向くように第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生モジュール1500HRを向くように第5-5パッド825を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第1音響発生モジュール1500Lを向くように第1-6パッド716を配置することができ、第3音響発生モジュール1500Cを向くように第3-6パッド916を配置することができ、第2音響発生モジュール1500Rを向くように第2-6パッド816を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生モジュールの固定力を向上させることができ、表示パネルの端からの音響の漏れが減少し得るので、音響出力特性が向上し得る。図29Dで背面カバー300の周辺には、パーティションを配置しないことがあり得る。背面カバー300の周辺には、図8、図10、および図19~図21で説明した表示パネルと背面カバーを付着するための接着部材によって背面カバー300と表示パネル110を接着することができ、接着部材は、パーティションであり得る。残りの構成は、図29Dと同じか類似しているので、詳細な説明を省略する。図29Dの実施例は、図30Dのパーティションでも同じように適用することができる。図30Dの実施例は、図29Dのパーティションでも同じように適用することができる。
図30Eを参照すると、第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1音響発生モジュール1500Lを向くように第1ベント部701を含むことができ、第2音響発生モジュール1500Rを向くように第2ベント部702を含むことができる。そして、第1パーティション1721は、第3音響発生モジュール1500Cを向くように第3ベント部703を含むことができる。そして、第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HRの定在波による音圧の減少現象は、第4-5パッド725および第5-5パッド825によって減らすことができる。
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生モジュール1500Lを向くように第4ベント部704を含むことができ、第2音響発生モジュール1500Rを向くように第5ベント部705を含むことができる。そして、第2パーティション1722は、第3音響発生モジュール1500Cを向くように第6ベント部706を含むことができる。ベント部は、音響発生モジュールの中心部で「V」字形態の塞がった構造を有することができる。これに限定されず、開いた構造を有することができる。ベント部の音響発生モジュールの中心部で開いた構造を有する場合、塞がった構造を有する場合よりも材料費を削減することができる利点がある。音響特性の実験によると、ベント部の音響発生モジュールの中心部で開いた構造を有する場合と塞がった構造を有する場合に、音響特性の違いが微々またはないことを確認した。したがって、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことにより、音響発生モジュールの定在波による音圧の減少現象を減らすことができる。残りの構成は、図29Eと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。図29Eの実施例は、図30Eのパーティションでも同じように適用することができる。図30Eの実施例は、図29Eのパーティションでも同じように適用することができる。
図31A~図31Eは、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールとパーティションを示す図である。
図31A~図31Eを参照すると、表示パネル110の背面は、第1領域1~第15領域15を含むことができる。第1領域1~第15領域15は、同じ面積を有することができ、これに限定されるものではない。例えば、第1領域1~第15領域15は、同じ間隔を有するように配置することができ、これに限定されるものではない。第1領域1~第15領域15は、所望の音域帯によって大きさを調節することができる。例えば、第1領域1、第4領域4、および第7領域7は、表示パネル110の背面の左側の領域であり得る。例えば、第2領域2、第5領域5、および第8領域8は、表示パネル110の背面の右側の領域であり得る。例えば、第3領域3、第6領域6、および第9領域9は、表示パネル110の背面の中央領域であり得る。例えば、第6領域6は、第4領域4と第5領域5との間の領域であり得る。例えば、第9領域9は、第7領域7と第8領域8との間の領域であり得る。例えば、第10領域10は、第1領域1と第3領域3との間の領域であり得る。例えば、第11領域11は、第2領域2と第3領域3との間の領域であり得る。例えば、第7領域7は、第1領域1の下側であり得、第8領域8は、第2領域2の下側であり得る。例えば、第10領域10、第12領域12、および第14領域14は、第1領域1、第4領域4、および第7領域7と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9の間の領域であり得る。例えば、第11領域11、第13領域13、および第15領域15は、第2領域2、第5領域5、および第8領域8と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9の間の領域であり得る。第1領域~第15領域で領域を表示する数字1~15は、任意に表示したものであり、数字の1~15および第1領域~第15領域の区分が明細書の内容を限定するものではない。これに対する説明は、図31B~図43Cに同一または類似に適用することができる。
図31Aを参照すると、音響発生モジュールの周辺にパーティションをさらに構成することができる。例えば、パーティションは、表示パネル110の第1領域1~第11領域11に対応する表示パネル110と、背面カバー300との間に配置し得る。例えば、第4パーティション1713は、第1領域1、第4領域4、および第7領域7と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9との間に配置し得る。第4パーティション1713は、第1音響発生モジュール1500L、第4音響発生モジュール1500HL、および第7音響発生モジュール1500BLと、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。例えば、第5パーティション1714は、第2領域2、第5領域5、および第8領域8と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9との間に配置し得る。第5パーティション1714は、第2音響発生モジュール1500R、第5音響発生モジュール1500HR、および第8音響発生モジュール1500BRと、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。したがって、第4パーティション1713および第5パーティション1714は、左側音響と右側音響を分離することができる。
第1パーティション1721は、表示パネル110の上側のチャンネルと表示パネル110の下側のチャンネルを分離することができる。例えば、第1パーティション1721は、表示パネル110の上側に配置する第4音響発生モジュール1500HLおよび第5音響発生モジュール1500HRと、表示パネル110の下側(または下)に配置する第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。
ステレオ音響または立体音響を実現するために、第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生装置1500RCをさらに構成して、第10音響発生モジュール1500LCで発生する音響またはチャンネルと、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離するためにパーティションを構成しなければならない。そして、第11音響発生モジュール1500RCで発生する音響またはチャンネルと、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離するためにパーティションを構成しなければならない。第4パーティション1713および第5パーティション1714は、左右の音響または左右のチャンネルを分離することができる。ステレオ音響または立体音響を実現するために、第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生モジュール1500RCをさらに構成して、第10音響発生モジュール1500LCで発生する音響またはチャンネルと第1音響発生モジュール1500L、第4音響発生モジュール1500HL、および第7音響発生モジュール1500BLで発生する音響またはチャンネルを分離するためにパーティションを構成しなければならない。そして、第11音響発生モジュール1500RCで発生する音響またはチャンネルと第2音響発生モジュール1500R、第5音響発生モジュール1500HR、および第8音響発生モジュール1500BRで発生する音響またはチャンネルを分離するためにパーティションを構成しなければならない。第1パーティション1721を配置する場合には、上下の音響または上下のチャンネルを分離することができるが、上下の音響または上下のチャンネルと、中央音響または中央チャンネルを分離することができないので、そのためにパーティションを構成しなければならない。第4パーティション1713および第5パーティション1714を配置する場合には、左右の音響または左右のチャンネルを分離することができるが、左右の音響または左右のチャンネルと、中央音響または中央チャンネルを分離することができないので、そのためにパーティションを構成しなければならない。
例えば、第6パーティション1711は、第1領域1、第4領域4、および第7領域7と、第10領域10との間に配置し得る。例えば、第6パーティション1711は、第1音響発生モジュール1500L、第4音響発生モジュール1500HL、および第7音響発生モジュール1500BLと、第10音響発生モジュール1500LCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第6パーティション1711は、第1音響発生モジュール1500L、第4音響発生モジュール1500HL、および第7音響発生モジュール1500BLと、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第6パーティション1711は、左側の音響または左側のチャンネル、左側の中央音響または左側の中央チャンネル、および中央音響または中央チャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。
例えば、第7パーティション1712は、第2領域2、第5領域5、および第8領域8と、第11領域11との間に配置し得る。例えば、第7パーティション1712は、第2音響発生モジュール1500R、第5音響発生モジュール1500HR、および第8音響発生モジュール1500BRと、第11音響発生モジュール1500RCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第7パーティション1712は、第2音響発生モジュール1500R、第5音響発生モジュール1500HR、および第8音響発生モジュール1500BRと、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第7パーティション1712は、右側の音響または右側のチャンネル、右側の中央音響または右側の中央チャンネル、および中央音響または中央チャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。
例えば、第4パーティション1713は、第3領域3、第6領域6、および第9領域9と、第10領域10との間に配置し得る。第4パーティション1713は、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCと、第10音響発生モジュール1500LCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第5パーティション1714は、第3領域3、第6領域6、および第9領域9と、第11領域11との間に配置し得る。第5パーティション1714は、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCと、第11音響発生モジュール1500RCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第4パーティション1713は、中央領域の音響またはチャンネルと左側の中央領域の音響またはチャンネルを分離することができる。例えば、第5パーティション1714は、中央領域の音響またはチャンネルと右側の中央領域の音響またはチャンネルを分離することができる。
第1パーティション1721は、表示パネル110の上側のチャンネルと表示パネル110の下側のチャンネルを分離することができる。例えば、第1パーティション1721は、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、および第6音響発生モジュール1500HCと、第7音響発生モジュール1500BL、第2音響発生モジュール1500R、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、および第11音響発生モジュール1500RCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。第1パーティション1721は、表示パネル110の上側のチャンネルと表示パネル110の中央のチャンネルを分離することができる。例えば、第1パーティション1721は、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、および第6音響発生モジュール1500HCと、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。
第2パーティション1722は、表示パネル110の中央のチャンネルと表示パネル110の下側のチャンネルを分離することができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCと、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。第3パーティション1723は、表示パネル110の下側のチャンネルとウーファーを分離することができる。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BCの下側(または下)に配置することができる。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BCと、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)で発生する音響またはチャンネルを分離することができる。
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、背面カバー300に配置し得る。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、背面カバー300の前面に配置し得る。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、表示パネル110と背面カバー300との間に配置し得る。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、表示パネル110の背面と背面カバー300の前面との間に配置し得る。
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、両面テープ、両面フォームテープ、両面フォームパッド、片面テープ、片面フォームテープ、片面フォームパッド、接着剤、およびボンドのいずれかで形成することができ、これに限定されるものではない。パーティションを両面テープ、両面フォームテープまたは両面フォームパッドで形成するとき、表示パネル110の背面と背面カバー300の前面を付着する際、接着力を向上させることができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、一定程度圧縮することができる弾性を有する材質で実現し得る。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、ポリウレタン(polyurethane)、ポリオレフィン(polyolefin)、およびポリエチレン(polyethylene)材質で構成することができ、これに限定されるものではない。
図31A~図31Eを参照すると、第4領域4に第4音響発生モジュール1500HLおよび第6領域6に第6音響発生モジュール1500HCを構成し、第12領域12には、音響発生モジュールを構成しないことができる。これによって、第4音響発生モジュール1500HL第6音響発生モジュール1500HCの振動が、表示パネル110の第12領域12で減衰または吸収されるので、第4領域4での音響が第6領域6に伝達することを遮断または軽減することができ、第6領域6での音響が第4領域4に伝達することを遮断または軽減することができる。したがって、第4領域4および第6領域6で発生する音響の干渉に起因する音質劣化を減少させることができ、中高音域の音響特性をより向上させることができる効果がある。例えば、第5領域5に第5音響発生モジュール1500HRおよび第6領域6に第6音響発生モジュール1500HCを構成し、第13領域13には、音響発生モジュールを構成しないことができる。これによって、第5音響発生モジュール1500HR第6音響発生モジュール1500HCの振動が、表示パネル110の第13領域13で減衰または吸収されるので、第5領域5での音響が第6領域6に伝達することを遮断または軽減することができ、第6領域6での音響が第5領域5に伝達することを遮断または軽減することができる。したがって、第5領域5と第6領域6で発生する音響の干渉に起因する音質劣化を減少させることができ、中高音域の音響特性をより向上させることができる効果がある。
第7領域7に第7音響発生モジュール1500BLおよび第9領域9に第9音響発生モジュール1500BCを構成し、第14領域14には、音響発生モジュールを構成しないことができる。これによって、第7音響発生モジュール1500BL第9音響発生モジュール1500BCの振動が表示パネル110の第14領域14で減衰または吸収されるので、第7領域7での音響が第9領域9に伝達することを遮断または軽減することができ、第9領域9での音響が第7領域7に伝達することを遮断または軽減することができる。したがって、第7領域7および第9領域9で発生する音響の干渉に起因する音質劣化を減少させることができ、中高音域の音響特性をより向上させることができる効果がある。例えば、第8領域8に第8音響発生モジュール1500BRおよび第9領域9に第9音響発生モジュール1500BCを構成し、第15領域15には、音響発生モジュールを構成しないことができる。これによって、第8音響発生モジュール1500BR第9音響発生モジュール1500BCの振動が表示パネル110の第15領域15で減衰または吸収されるので、第8領域8での音響が第9領域9に伝達することを遮断または軽減することができ、第9領域9での音響が第8領域8に伝達することを遮断または軽減することができる。したがって、第8領域8および第9領域9で発生する音響の干渉に起因する音質劣化を減少させることができ、中高音域の音響特性をより向上させることができる効果がある。
図31Aで背面カバー300の周辺には、パーティションを配置しないことがあり得る。背面カバー300の周辺には、図8、図10、および図19~図21で説明した表示パネルと背面カバーを付着するための接着部材によって背面カバー300と表示パネル110を接着することができ、接着部材は、パーティションであり得る。
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置する際に、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723を配置した後、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することができる。他の例としては、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置した後、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723を配置することができる。しかし、パーティションを配置する順序は、本明細書の実施例の説明に限定されるものではない。以下の実施例では、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723を配置した後、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することを例に挙げて示したが、本明細書の実施例は、これに限定されるものではない。これに対する内容は、以下の実施例でも同じか類似に適用することができる。
図31Bを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を構成し、背面カバー300と表示パネル110との間にパーティション1750を配置し得る。例えば、パーティション1750は、背面カバー300の端(または周辺)に配置し得る。パーティション1750は、背面カバー300の前面の外郭の四辺全体の領域であり得る。他の例としては、パーティション1750は、表示パネル110の背面の端(または周辺)に配置し得る。パーティション1750は、表示パネル110の背面の外郭の四辺全体の領域であり得る。パーティション1750は、表示パネル110の背面または背面カバー300全体の領域であり得る。パーティション1750は、表示パネル110のウェーブ現象を防止するために、表示パネル110の形状に沿って配置し得る。例えば、パーティション1750が、図8、図10、および図19~図21で説明した表示パネルと背面カバーを付着するための接着部材である場合には、図8、図10、および図19~図21で説明した接着部材を省略し得る。しかし、本明細書の実施例は、これに限られず、表示パネルと背面カバーを付着するための接着部材を表示パネルの背面または背面カバーに構成することもできる。残りの構成は、図31Aと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
図31Cを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723の形状を異なって構成することができる。第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、表示パネル110の形状とは異なる形状で構成することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、平らでない形状、または線形状ではないことができる。パーティションが平らでない形状、または線形状でない場合、定在波を分散させることができる。例えば、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形状で実現する場合、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状により定在波が複数の方向に分散され得るので、音響出力特性がより向上し得る。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状を有することができる。例えば、パーティションの鋸歯が位置する方向は、音響発生モジュールを向くように配置することができる。例えば、パーティションが三角形形状である場合には、三角形の先端が位置する方向は、音響発生モジュールを向くように配置することができる。例えば、パーティションが先端の丸い三角形形状である場合、先端の丸い三角形の先端が位置する方向は、音響発生モジュールを向くように配置することができる。例えば、図31Cを参照すると、第1パーティション1721が、先端が丸い三角形の形状である場合には、先端が丸い三角形の先端は、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、および第6音響発生モジュール1500HCを向くように構成し得る。例えば、第2パーティション1722が先端の丸い三角形の形状である場合には、先端の丸い三角形の先端は、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCを向くように構成し得る。例えば、第3パーティション1723が先端の丸い三角形の形状である場合、先端の丸い三角形の先端は、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BCを向くように構成し得る。したがって、パーティションの形状が少なくとも一つ以上の音響発生モジュールを向くように構成することにより、音響発生モジュールの定在波によるピークやディップ現象を制御することができ、表示パネルのウェーブ現象を減らすことができる。そして、パーティションの形状を変更することにより、音響発生モジュールの乱反射などの音響干渉を解決することができる。
図31Dを参照すると、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1音響発生モジュール1500L、第4音響発生モジュール1500HL、および第7音響発生モジュール1500BLを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1音響発生モジュール1500Lを向くように、第1-3パッド713を配置し得る。第1-3パッド713と向かい合う辺に、第1-1パッド711を配置し得る。第1-1パッド711および第1-3パッド713は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第1-1パッド711および第1-3パッド713中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第4音響発生モジュール1500HLを向くように、第4-3パッド723を配置し得る。第4-3パッド723と向かい合う辺に、第4-1パッド721を配置し得る。第4-1パッド721および第4-3パッド723は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第4-1パッド721および第4-3パッド723中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第7音響発生モジュール1500BLを向くように、第7-3パッド733を配置し得る。第7-3パッド733と向かい合う辺に、第7-1パッド731を配置し得る。第7-1パッド731および第7-3パッド733は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第7-1パッド731および第7-3パッド733中の一つは、二つ以上で構成することができる。
第6パーティション1711の少なくとも一つの異なる辺に、第10音響発生モジュール1500LCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの異なる辺に、第10音響発生モジュール1500LCを向くように、第10-1パッド741を配置し得る。第10-1パッド741は、一つで構成することができ、これに限られず、二つ以上で構成するもことができる。
第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2音響発生モジュール1500R、第5音響発生モジュール1500HR、および第8音響発生モジュール1500BRを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2音響発生モジュール1500Rを向くように、第2-1パッド811を配置し得る。第2-1パッド811と向かい合う辺に、第2-3パッド813を配置し得る。第2-1パッド811および第2-3パッド813は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第2-1パッド811および第2-3パッド813中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第5音響発生モジュール1500HRを向くように、第5-1パッド821を配置し得る。第5-1パッド821と向かい合う辺に、第5-3パッド823を配置し得る。第5-1パッド821および第5-3パッド823は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第5-1パッド821および第5-3パッド823中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第8音響発生モジュール1500BRを向くように、第8-1パッド831を配置し得る。第8-1パッド831と向かい合う辺に、第8-3パッド833を配置し得る。第8-1パッド831および第8-3パッド833は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第8-1パッド831および第8-3パッド833中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
第7パーティション1712の少なくとも一つの異なる辺に、第11音響発生モジュール1500RCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの異なる辺に、第11音響発生モジュール1500RCを向くように、第11-3パッド843を配置し得る。第11-3パッド843は、一つで構成することができ、これに限られず、二つ以上で構成することもできる。
第4パーティション1713の少なくとも一つの辺および第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3-1パッド911を配置し得る。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3-3パッド913を配置し得る。第3-1パッド911は、第3-3パッド913と向き合って配置し得る。例えば、第3-1パッド911と向かい合う第5パーティション1714の辺に、第3-3パッド913を配置し得る。第3-1パッド911および第3-3パッド913は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第3-1パッド911および第3-3パッド913中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第6音響発生モジュール1500HCを向くように、第6-1パッド921を配置し得る。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に第6音響発生モジュール1500HCを向くように、第6-3パッド923を配置し得る。第6-1パッド921は、第6-3パッド923と向き合って配置し得る。例えば、第6-1パッド921と向かい合う辺に、第6-3パッド923を配置し得る。第6-1パッド921および第6-3パッド923は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第6-1パッド921および第6-3パッド923中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第9音響発生モジュール1500BCを向くように、第9-1パッド931を配置し得る。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第9音響発生モジュール1500BCを向くように、第9-3パッド933を配置し得る。第9-1パッド931は、第9-3パッド933と向き合って配置し得る。例えば、第9-1パッド931と向かい合う辺に、第9-3パッド933を配置し得る。第9-1パッド931および第9-3パッド933は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第9-1パッド931および第9-3パッド933中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの異なる辺に、第10音響発生モジュール1500LCを向くように、第10-3パッド743を配置し得る。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの異なる辺に、第11音響発生モジュール1500RCを向くように、第11-1パッド841を配置し得る。第10-3パッド743および第11-1パッド841は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第10-3パッド743および第11-1パッド841中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、および第6音響発生モジュール1500HCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に第4音響発生モジュール1500HLを向くように、第4-6パッド726を配置し得る。第4-6パッド726と向かい合う辺に、第4-5パッド725を配置することができ、第4-5パッド725は、第4音響発生モジュール1500HLを向くように配置することができる。第4-5パッド725および第4-6パッド726は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第4-5パッド725および第4-6パッド726中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第5音響発生モジュール1500HRを向くように、第5-6パッド826を配置し得る。第5-6パッド826と向かい合う辺に、第5-5パッド825を配置することができ、第5-5パッド825は、第5音響発生モジュール1500HRを向くように配置することができる。第5-5パッド825および第5-6パッド826は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第5-5パッド825および第5-6パッド826中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第6音響発生モジュール1500HCを向くように、第6-6パッド926を配置し得る。第6-6パッド926と向かい合う辺に、第6-5パッド925を配置することができ、第6-5パッド925は、第6音響発生モジュール1500HCを向くように配置することができる。第6-5パッド925および第6-6パッド926は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第6-5パッド925および第6-6パッド926中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの異なる辺に、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCを向くようにパッドを配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの異なる辺に、第1音響発生モジュール1500Lを向くように、第1-5パッド715を配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの異なる辺に、第2音響発生モジュール1500Rを向くように、第2-5パッド815を配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの異なる辺に、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3-5パッド915を配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの異なる辺に、第10音響発生モジュール1500LCを向くように、第10-5パッド745を配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第11音響発生モジュール1500RCを向くように、第11-5パッド845を配置し得る。第1-5パッド715、第2-5パッド815、第3-5パッド915、第10-5パッド745、および第11-5パッド845は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第1-5パッド715、第2-5パッド815、第3-5パッド915、第10-5パッド745、および第11-5パッド845中の一つは、2つ以上で構成することもできる。
例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCを向くようにパッドを配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1音響発生モジュール1500Lを向くように、第1-6パッド716を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2音響発生モジュール1500Rを向くように、第2-6パッド816を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3-6パッド916を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第10音響発生モジュール1500LCを向くように、第10-6パッド746を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第11音響発生モジュール1500RCを向くように、第11-6パッド846を配置し得る。第1-6パッド716、第2-6パッド816、第3-6パッド916、第10-6パッド746、および第11-6パッド846は、それぞれ一つで構成するすることができ、これに限定されない。例えば、第1-6パッド716、第2-6パッド816、第3-6パッド916、第10-6パッド746、および第11-6パッド846中の一つは、2つ以上で構成することもできる。
第1-5パッド715は、第1-6パッド716と向き合って配置し得る。例えば、第1-5パッド715と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第1-6パッド716を配置し得る。第2-5パッド815は、第2-6パッド816と向き合って配置し得る。例えば、第2-5パッド815と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第2-6パッド816を配置し得る。第3-5パッド915は、第3-6パッド916と向き合って配置し得る。例えば、第3-5パッド915と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第3-6パッド916を配置し得る。第10-5パッド745は、第10-6パッド746と向き合って配置し得る。例えば、第10-5パッド745と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第10-6パッド746を配置し得る。第11-5パッド715は、第11-6パッド716と向き合って配置し得る。例えば、第11-5パッド715と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第11-6パッド716を配置し得る。
例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの異なる辺に、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BCを向くようにパッドを配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの異なる辺に、第7音響発生モジュール1500BLを向くように、第7-5パッド735を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの異なる辺に、第8音響発生モジュール1500BRを向くように、第8-5パッド835を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの異なる辺に、第9音響発生モジュール1500BCを向くように、第9-5パッド935を配置し得る。第7-5パッド735、第8-5パッド835、および第9-5パッド935は、それぞれ一つで構成することができ、これに限定されない。例えば、第7-5パッド735、第8-5パッド835、および第9-5パッド935中の一つは、2つ以上で構成することもできる。
例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BCを向くようにパッドを配置し得る。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第7音響発生モジュール1500BLを向くように、第7-6パッド736を配置し得る。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第8音響発生モジュール1500BRを向くように、第8-6パッド836を配置し得る。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第9音響発生モジュール1500BCを向くように、第9-6パッド936を配置し得る。第7-6パッド736、第8-6パッド836、および第9-6パッド936は、それぞれ一つで構成することができ、これに限定されない。例えば、第7-6パッド736、第8-6パッド836、および第9-6パッド936中の一つは、2つ以上で構成することもできる。
本明細書の実施例で、第1-1パッド711および第1-3パッド713の大きさが、第1-5パッド715および第1-6パッド716のそれぞれの大きさよりも大きく示されているが、パッドの大きさが、本明細書の内容を限定するものではない。例えば、第1-1パッド711および第1-3パッド713の大きさが、第1-5パッド715および第1-6パッド716のそれぞれの大きさよりも小さいか同じことができる。他のパッドにも同様に適用することができる。図31Dで背面カバー300の周辺には、パーティションが配置されないことがあり得る。図8、図10、および図19~図21で説明した接着部材によって背面カバー300と表示パネル110が接着し得る。
図31Eを参照すると、第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1音響発生モジュール1500Lを向くように、第1ベント部701を含むことができ、第10音響発生モジュール1500LCを向くように、第7ベント部707を含むことができる。第1パーティション1721は、第2音響発生モジュール1500Rを向くように、第2ベント部702を含むことができ、第11音響発生モジュール1500RCを向くように、第8ベント部708を含むことができる。第1パーティション1721は、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3ベント部703を含むことができる。そして、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、および第6音響発生モジュール1500HCの定在波による音圧の減少現象は、第4-5パッド725、第5-5パッド825、および第6-5パッド925によって減らすことができる。
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生モジュール1500Lを向くように、第4ベント部704を含むことができ、第10音響発生モジュール1500LCを向くように、第9ベント部709を含むことができる。第2パーティション1722は、第2音響発生モジュール1500Rを向くように、第5ベント部705を含むことができ、第11音響発生モジュール1500RCを向くように、第10ベント部710を含むことができる。第2パーティション1722は、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第6ベント部706を含むことができる。
パーティション1750を構成しない場合、第3パーティション1723を構成し得る。第3パーティション1723は、図30Dで説明したように、パッドを構成することができる。これに限られず、第3パーティション1723は、第2パーティション1722のように一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722の形状に沿ってベント部を含むことができる。例えば、図30Eで説明したように、図31Eで第3パーティション1723がベント部を含む場合、第7音響発生モジュール1500BL、第9音響発生モジュール1500BC、および第8音響発生モジュール1500BRを向くようにベント部を含むことができる。
図32A~図32Eは、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールとパーティションを示す図である。
図32A~図32Eを参照すると、音響発生モジュールの周辺にパーティションをさらに構成することができる。パーティションは、表示パネル110の第1領域1~第15領域15に対応する表示パネル110と、背面カバー300との間に配置し得る。例えば、第4パーティション1713は、第1領域1、第4領域4、および第7領域7と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9との間に配置し得る。第4パーティション1713は、第1音響発生モジュール1500L、第4音響発生モジュール1500HL、および第7音響発生モジュール1500BLと、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。例えば、第5パーティション1714は、第2領域2、第5領域5、および第8領域8と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9との間に配置し得る。第5パーティション1714は、第2音響発生モジュール1500R、第5音響発生モジュール1500HR、および第8音響発生モジュール1500BRと、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。したがって、第4パーティション1713および第5パーティション1714は、左側音響と右側音響を分離することができる。
例えば、第1パーティション1721は、表示パネル110の上側のチャンネルと表示パネル110の下側のチャンネルを分離することができる。例えば、第1パーティション1721は、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、第6音響発生モジュール1500HC、第12音響発生モジュール1500HLC、第13音響発生モジュール1500HRCと、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、第14音響発生モジュール1500BLC、および第15音響発生モジュール1500BRCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。ステレオ音響または立体音響を実現するために、第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生モジュール1500RCをさらに構成して、第10音響発生モジュール1500LCで発生する音響またはチャンネルと、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離するためにパーティションを構成しなければならない。そして、第11音響発生モジュール1500RCで発生する音響またはチャンネルと、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離するためにパーティションを構成しなければならない。第4パーティション1713および第5パーティション1714は、左右の音響または左右のチャンネルを分離することができる。ステレオ音響または立体音響を実現するために、第12音響発生モジュール1500HLCおよび第14音響発生モジュール1500BLCをさらに構成して、第10音響発生モジュール1500LC、第12音響発生モジュール1500HLC、および第14音響発生モジュール1500BLCで発生する音響またはチャンネルと、第1音響発生モジュール1500L、第4音響発生モジュール1500HL、および第7音響発生モジュール1500BLで発生する音響またはチャンネルを分離するためにパーティションを構成しなければならない。そして、ステレオ音響または立体音響を実現するために、第13音響発生モジュール1500HRCおよび第15音響発生モジュール1500BRCをさらに構成して、第11音響発生モジュール1500RC、第13音響発生モジュール1500HRC 、および第15音響発生モジュール1500BRCで発生する音響またはチャンネルと、第2音響発生モジュール1500R、第5音響発生モジュール1500HR、および第8音響発生モジュール1500BRで発生する音響またはチャンネルを分離するためにパーティションを構成しなければならない。第1パーティション1721を配置する場合には、上下の音響または上下のチャンネルを分離することができるが、上下の音響または上下のチャンネルと、中央音響または中央チャンネルを分離することができないので、パーティションを構成しなければならない。第4パーティション1713および第5パーティション1714を配置する場合には、左右の音響または左右のチャンネルを分離することができるが、左右の音響または左右のチャンネルと、中央音響または中央チャンネルを分離することができないので、パーティションを構成なければならない。
例えば、第6パーティション1711は、表示パネル110の第1領域1、第4領域4、および第7領域7と、第10領域10、第12領域12、および第14領域14との間に配置し得る。第6パーティション1711は、第1音響発生モジュール1500L、第4音響発生モジュール1500HL、および第7音響発生モジュール1500BLと、第10音響発生モジュール1500LC、第12音響発生モジュール1500HLC、および第14音響発生モジュール1500BLCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第6パーティション1711は、第1音響発生モジュール1500L、第4音響発生モジュール1500HL、および第7音響発生モジュール1500BLと、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第6パーティション1711は、左側音響または左側チャンネル、左側中央音響または左側中央チャンネル、および中央音響または中央チャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。
例えば、第7パーティション1712は、表示パネル110の第2領域2、第5領域5、および第8領域8と、第11領域11、第13領域13、および第15領域15との間に配置し得る。例えば、第7パーティション1712は、第2音響発生モジュール1500R、第5音響発生モジュール1500HR、および第8音響発生モジュール1500BRと、第11音響発生モジュール1500RC、第13音響発生モジュール1500HRC、および第15音響発生モジュール1500BRCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第7パーティション1712は、第2音響発生モジュール1500R、第5音響発生モジュール1500HR、および第8音響発生モジュール1500BRと、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第7パーティション1712は、右側音響または右側チャンネル、右側中央音響または右側中央チャンネル、および中央音響または中央チャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。
例えば、第4パーティション1713は、表示パネル110の第3領域3、第6領域6、および第9領域9と、第10領域10、第12領域12、および第14領域14との間に配置し得る。第4パーティション1713は、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCと、第10音響発生モジュール1500LC、第12音響発生モジュール1500HLC、および第14音響発生モジュール1500BLCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第5パーティション1714は、表示パネル110の第3領域3、第6領域6、および第9領域9と、第11領域11は、第13領域13、および第15領域15との間に配置し得る。第5パーティション1714は、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCと、第11音響発生モジュール1500RC、第13音響発生モジュール1500HRC、および第15音響発生モジュール1500BRCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第4パーティション1713は、中央領域の音響またはチャンネルと左側中央領域の音響またはチャンネルを分離することができる。例えば、第5パーティション1714は、中央領域の音響またはチャンネルと右側中央領域の音響またはチャンネルを分離することができる。
第1パーティション1721は、表示パネル110の上側のチャンネルと表示パネル110の中央のチャンネルを分離することができる。例えば、第1パーティション1721は、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、第6音響発生モジュール1500HC、第12音響発生モジュール1500HLC、第13音響発生モジュール1500HRCと、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。
第2パーティション1722は、表示パネル110の中央のチャンネルと表示パネル110の下側のチャンネルを分離することができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCと、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、第14音響発生モジュール1500BLC、および第15音響発生モジュール1500BRCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。
第3パーティション1723は、表示パネル110の下側のチャンネルとウーファーを分離することができる。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、第14音響発生モジュール1500BLC、および第15音響発生モジュール1500BRCと、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)で発生する音響またはチャンネルを分離することができる。
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、背面カバー300に配置し得る。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、背面カバー300の前面に配置し得る。他の例としては、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、表示パネル110の背面に配置し得る。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、表示パネル110と背面カバー300との間に配置し得る。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、表示パネル110の背面と背面カバー300の前面との間に配置し得る。
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、両面テープ、両面フォームテープ、両面フォームパッド、片面テープ、片面フォームテープ、片面フォームパッド、接着剤、およびボンド中の一つ以上で形成することができ、これに限定されるものではない。パーティションを両面テープ、両面フォームテープ、または両面フォームパッドに形成するとき、表示パネル110の背面と背面カバーの前面を付着する際、接着力を向上させることができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、一定程度圧縮することができる弾性を有する材質で実現し得る。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、ポリウレタン(polyurethane)、ポリオレフィン(polyolefin)、およびポリエチレン(polyethylene)材質で構成することができ、これに限定されるものではない。
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置する際に、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723を配置した後に、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することができる。他の例としては、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置した後に、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723を配置することができ、配置する順序が明細書の内容を限定するものではない。以下の実施例では、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723を配置した後に、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することを例に挙げて示したが、本明細書の実施例は、これに限定されるものではない。これに対する内容は、以下の実施例でも同じか類似に適用することができる。
図32Bを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を構成し、背面カバー300と表示パネル110との間にパーティション1750を配置し得る。例えば、パーティション1750は、背面カバー300の端(または周辺)に配置し得る。例えば、パーティション1750は、背面カバー300の前面の端(または周辺)に配置し得る。パーティション1750は、背面カバー300の前面の外郭の四辺の全体領域であり得る。他の例としては、パーティション1750は、表示パネル110の背面の端(または周辺)に配置し得る。パーティション1750は、表示パネル110の背面の外郭の四辺の全体領域であり得る。例えば、パーティション1750は、表示パネル110の背面または背面カバー全体の領域であることもできる。パーティション1750は、表示パネル110のウェーブ現象を防止するために、表示パネル110の形状に沿って配置し得る。例えば、パーティション1750が、図8、図10、および図19~図21で説明した表示パネルと背面カバーを付着するための接着部材である場合には、図8、図10、および図19~図21で説明した接着部材を省略し得る。これに限られず、表示パネルと背面カバーを付着するための接着部材を表示パネルの背面または背面カバーに構成することもできる。
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、第7パーティション1712、およびパーティション1750を配置する際に、第1パーティション1721および第2パーティション1722を配置し、パーティション1750を配置した後に、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711 、および第7パーティション1712を配置することができる。他の例としては、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置し、第1パーティション1721および第2パーティション1722を配置した後に、パーティション1750を配置することができる。パーティションを配置する順序は、本明細書の実施例の説明に限定するものではない。パーティション1750は、背面カバー300の縦方向にまず配置した後、横方向に配置することができる。他の例としては、背面カバー300の縦方向にまず配置した後、横方向に配置することができる。パーティションを配置する順序は、本明細書の実施例の説明に限定されるものではない。以下の実施例では、第1パーティション1721および第2パーティション1722を配置し、パーティション1750を配置した後に、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することを例に挙げて示すが、これに限定されるものではない。これに対する説明は、以下の実施例でも同じか類似に適用することができる。
図32Cを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723の形状を異なって構成することができる。第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、表示パネル110の形状とは異なる形状で構成することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、平らでない形状、または線形状ではないことができる。パーティションが平らでない形状、または線形状でない場合、定在波を分散させることができる。例えば、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形状で実現する場合、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状によって定在波が複数の方向に分散され得るので、音響出力特性をより向上させることができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状を有することができる。例えば、パーティションの鋸歯が位置する方向は、音響発生モジュールを向くように配置することができる。第1パーティション1721および第2パーティション1722は、それぞれ2つのパーティションで構成することができる。これに限られず、第1パーティション1721および第2パーティション1722中の一つは、2つのパーティションで構成し得る。例えば、第1パーティション1721は、第1-1パーティション1721aおよび第1-2パーティション1721bを含むことができ、先端が丸い三角形形状で構成することができる。第1-1パーティション1721aの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、第6音響発生モジュール1500HC、第12音響発生モジュール1500HLC、および第13音響発生モジュール1500HRCを向くように構成し得る。第1-2パーティション1721bの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCを向くように構成し得る。例えば、第2パーティション1722は、第2-1パーティション1722aおよび第2-2パーティション1722bを含むことができ、先端が丸い三角形形状で構成することができる。第2-1パーティション1722aの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCを向くように構成し得る。第2-2パーティション1722bの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、第14音響発生モジュール1500BLC、および第15音響発生モジュール1500BRCを向くように構成し得る。第3パーティション1723の三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、第14音響発生モジュール1500BLC、および第15音響発生モジュール1500BRCを向くように構成し得る。これにより、音響発生モジュールの定在波によるピークやディップ現象を制御することができ、表示パネルのウェーブ現象を減らすことができる。これに限られず、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、それぞれ一つで構成することができる。例えば、図32Cの実施例は、図31A~図31Eのパーティションそれぞれでも同一または類似に適用することができる。図31Eの実施例は、図32A~図32Eのパーティションそれぞれで同一または類似に適用することができる。
図32Dを参照すると、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1音響発生モジュール1500L、第4音響発生モジュール1500HL、および第7音響発生モジュール1500BLを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1音響発生モジュール1500Lを向くように、第1-3パッド713を配置し得る。第1-3パッド713と向かい合う辺に、第1-1パッド711を配置し得る。第1-1パッド711および第1-3パッド713は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第1-1パッド711および第1-3パッド713中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第4音響発生モジュール1500HLを向くように、第4-3パッド723を配置し得る。第4-3パッド723と向かい合う辺に、第4-1パッド721を配置し得る。第4-1パッド721および第4-3パッド723は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第4-1パッド721および第4-3パッド723中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第7音響発生モジュール1500BLを向くように、第7-3パッド733を配置し得る。第7-3パッド733と向かい合う辺に、第7-1パッド731を配置し得る。第7-1パッド731および第7-3パッド733は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第7-1パッド731および第7-3パッド733中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
第6パーティション1711の少なくとも一つの異なる辺に、第10音響発生モジュール1500LCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの異なる辺に、第10音響発生モジュール1500LCを向くように、第10-1パッド741を配置し得る。第10-1パッド741は、一つで構成することができ、これに限られず、二つ以上で構成することもできる。
第6パーティション1711の少なくとも一つの異なる辺に、第12音響発生モジュール1500HLCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの異なる辺に、第12音響発生モジュール1500HLCを向くように、第12-1パッド751を配置し得る。第12-1パッド751は、一つで構成することができ、これに限られず、二つ以上で構成することもできる。
第6パーティション1711の少なくとも一つの異なる辺に、第14音響発生モジュール1500BLCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの異なる辺に、第14音響発生モジュール1500BLCを向くように、第14-1パッド761を配置し得る。第14-1パッド761は、一つで構成することができ、これに限られず、二つ以上で構成することもできる。
第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2音響発生モジュール1500R、第5音響発生モジュール1500HR、および第8音響発生モジュール1500BRを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2音響発生モジュール1500Rを向くように、第2-1パッド811を配置し得る。第2-1パッド811と向かい合う辺に、第2-3パッド813を配置し得る。第2-1パッド811および第2-3パッド813は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第2-1パッド811および第2-3パッド813中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第5音響発生モジュール1500HRを向くように、第5-1パッド821を配置し得る。第5-1パッド821と向かい合う辺に、第5-3パッド823を配置し得る。第5-1パッド821および第5-3パッド823は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第5-1パッド821および第5-3パッド823中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第8音響発生モジュール1500BRを向くように、第8-1パッド831を配置し得る。第8-1パッド831と向かい合う辺に、第8-3パッド833を配置し得る。第8-1パッド831および第8-3パッド833は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第8-1パッド831および第8-3パッド833中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
第7パーティション1712の少なくとも一つの異なる辺に、第11音響発生モジュール1500RCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの異なる辺に、第11音響発生モジュール1500RCを向くように、第11-3パッド843を配置し得る。第11-3パッド843は、一つで構成することができ、これに限られず、二つ以上で構成することもできる。第7パーティション1712の少なくとも一つの異なる辺に、第13音響発生モジュール1500HRCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの異なる辺に、第13音響発生モジュール1500HRCを向くように、第13-3パッド853を配置し得る。第13-3パッド853は、一つで構成することができ、これに限られず、二つ以上で構成することもできる。第7パーティション1712の少なくとも一つの異なる辺に、第15音響発生モジュール1500BRCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの異なる辺に、第15音響発生モジュール1500BRCを向くように、第15-3パッド863を配置し得る。第15-3パッド863は、一つで構成することができ、これに限られず、二つ以上で構成することもできる。
第4パーティション1713の少なくとも一つの辺および第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第3音響発生モジュール1500C、第6音響発生モジュール1500HC、および第9音響発生モジュール1500BCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3-1パッド911を配置し得る。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3-3パッド913を配置し得る。第3-1パッド911は、第3-3パッド913と向き合って配置し得る。例えば、第3-1パッド911と向かい合う辺に、第3-3パッド913を配置し得る。第3-1パッド911および第3-3パッド913は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第3-1パッド911および第3-3パッド913中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第6音響発生モジュール1500HCを向くように、第6-1パッド921を配置し得る。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第6音響発生モジュール1500HCを向くように、第6-3パッド923を配置し得る。第6-1パッド921は、第6-3パッド923と向き合って配置し得る。例えば、第6-1パッド921と向かい合う辺に、第6-3パッド923を配置し得る。第6-1パッド921および第6-3パッド923は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第6-1パッド921および第6-3パッド923中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第9音響発生モジュール1500BCを向くように、第9-1パッド931を配置し得る。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第9音響発生モジュール1500BCを向くように、第9-3パッド933を配置し得る。第9-1パッド931は、第9-3パッド933と向き合って配置し得る。例えば、第9-1パッド931と向かい合う辺に、第9-3パッド933を配置し得る。第9-1パッド931および第9-3パッド933は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第9-1パッド931および第9-3パッド933中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの異なる辺に、第10音響発生モジュール1500LCを向くように、第10-3パッド743を配置し得る。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの異なる辺に、第12音響発生モジュール1500HLCを向くように、第12-3パッド753を配置し得る。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの異なる辺に、第14音響発生モジュール1500BLCを向くように、第14-3パッド763を配置し得る。第10-3パッド743、第12-3パッド753、および第14-3パッド763は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第10-3パッド743、第12-3パッド753、および第14-3パッド763中の一つは、2つ以上で構成することもできる。
例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの異なる辺に、第11音響発生モジュール1500RCを向くように、第11-1パッド841を配置し得る。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの異なる辺に、第13音響発生モジュール1500HRCを向くように、第13-1パッド851を配置し得る。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの異なる辺に、第15音響発生モジュール1500BRCを向くように、第15-1パッド861を配置し得る。第11-1パッド841、第13-1パッド851、および第15-1パッド861は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第11-1パッド841、第13-1パッド851、および第15-1パッド861中の一つは、2つ以上で構成することもできる。
第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第4音響発生モジュール1500HL、第5音響発生モジュール1500HR、第6音響発生モジュール1500HC、第12音響発生モジュール1500HLC 、および第13音響発生モジュール1500HRCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第4音響発生モジュール1500HLを向くように、第4-6パッド726を配置し得る。第4-6パッド726は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第4-6パッド726は、2つ以上で構成することもできる。
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第5音響発生モジュール1500HRを向くように、第5-6パッド826を配置し得る。第5-6パッド826と向かい合う辺に、第5-5パッド825を配置することができ、第5-5パッド825は、第5音響発生モジュール1500HRを向くように配置することができる。第5-5パッド825および第5-6パッド826は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第5-5パッド825および第5-6パッド826中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第6音響発生モジュール1500HCを向くように、第6-6パッド926を配置し得る。第6-6パッド926と向かい合う辺に、第6-5パッド925を配置することができ、第6-5パッド925は、第6音響発生モジュール1500HCを向くように配置することができる。第6-5パッド925および第6-6パッド926は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第6-5パッド925および第6-6パッド926中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第12音響発生モジュール1500HLCを向くように、第12-6パッド756を配置し得る。第12-6パッド756と向かい合う辺に、第12-5パッド755を配置することができ、第12-5パッド755は、第12音響発生モジュール1500HLCを向くように配置することができる。第12-5パッド755および第12-6パッド756は、一つで構成することができ、これに限られず、第12-5パッド755および第12-6パッド756中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第13音響発生モジュール1500HRCを向くように、第13-6パッド856を配置し得る。第13-6パッド856と向かい合う辺に、第13-5パッド855を配置することができ、第13-5パッド855は、第13音響発生モジュール1500HRCを向くように配置することができる。第13-5パッド855および第13-6パッド856は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第13-5パッド855および第13-6パッド856中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの異なる辺に、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCを向くようにパッドを配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの異なる辺に、第1音響発生モジュール1500Lを向くように、第1-5パッド715を配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの異なる辺に、第2音響発生モジュール1500Rを向くように、第2-5パッド815を配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの異なる辺に、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3-5パッド915を配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの異なる辺に、第10音響発生モジュール1500LCを向くように、第10-5パッド745を配置し得る。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第11音響発生モジュール1500RCを向くように、第11-5パッド845を配置し得る。第1-5パッド715、第2-5パッド815、第3-5パッド915、第10-5パッド745、および第11-5パッド845は、それぞれ一つで構成するすることができ、これに限定されない。例えば、第1-5パッド715、第2-5パッド815、第3-5パッド915、第10-5パッド745、および第11-5パッド845中の一つは、2つ以上で構成することもできる。
例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCを向くようにパッドを配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1音響発生モジュール1500Lを向くように、第1-6パッド716を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2音響発生モジュール1500Rを向くように、第2-6パッド816を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3-6パッド916を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第10音響発生モジュール1500LCを向くように、第10-6パッド746を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第11音響発生モジュール1500RCを向くように、第11-6パッド846を配置し得る。第1-6パッド716、第2-6パッド816、第3-6パッド916、第10-6パッド746、および第11-6パッド846は、それぞれ一つで構成するすることができ、これに限定されない。例えば、第1-6パッド716、第2-6パッド816、第3-6パッド916、第10-6パッド746、および第11-6パッド846中の一つは、2つ以上で構成することもできる。
第1-5パッド715は、第1-6パッド716と向き合って配置し得る。例えば、第1-5パッド715と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第1-6パッド716を配置し得る。第2-5パッド815は、第2-6パッド816と向き合って配置し得る。例えば、第2-5パッド815と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第2-6パッド816を配置し得る。第3-5パッド915は、第3-6パッド916と向き合って配置し得る。例えば、第3-5パッド915と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第3-6パッド916を配置し得る。第10-5パッド745は、第10-6パッド746と向き合って配置し得る。例えば、第10-5パッド745と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第10-6パッド746を配置し得る。第11-5パッド715は、第11-6パッド716と向き合って配置し得る。例えば、第11-5パッド715と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第11-6パッド716を配置し得る。
例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの異なる辺に、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、第14音響発生モジュール1500BLC、および第15音響発生モジュール1500BRCを向くようにパッドを配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの異なる辺に、第7音響発生モジュール1500BLを向くように、第7-5パッド735を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの異なる辺に、第8音響発生モジュール1500BRを向くように、第8-5パッド835を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの異なる辺に、第9音響発生モジュール1500BCを向くように、第9-5パッド935を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの異なる辺に、第14音響発生モジュール1500BLCを向くように、第14-5パッド765を配置し得る。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの異なる辺に、第15音響発生モジュール1500BRCを向くように、第15-5パッド865を配置し得る。第7-5パッド735、第8-5パッド835、第9-5パッド935、第14-5パッド765、および第15-5パッド865は、それぞれ一つで構成することができ、これに限られず、第7-5パッド735、第8-5パッド835、第9-5パッド935、第14-5パッド765、および第15-5パッド865中の一つは、2つ以上で構成することもできる。
本明細書の他の実施例によると、第1-1パッド711および第1-3パッド713の大きさは、第1-5パッド715および第1-6パッド716のそれぞれの大きさよりも小さいか同じであり得る。他のパッドにも同様に適用することができる。
パーティション1750の一つの辺には、1つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生モジュール1500HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生モジュール1500HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生モジュール1500HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750の一つの辺には、第12音響発生モジュール1500HLCを向くように、第12-5パッド755を配置することができ、第13音響発生モジュール1500HRCを向くように、第13-5パッド855を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第7音響発生モジュール1500BLを向くように、第7-6パッド736を配置することができ、第8音響発生モジュール1500BRを向くように、第8-6パッド836を配置することができ、第9音響発生モジュール1500BCを向くように、第9-6パッド936を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第14音響発生モジュール1500BLCを向くように、第14-6パッド766を配置することができ、第15音響発生モジュール1500BRCを向くように、第15-6パッド866を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネル110の背面に配置される音響発生モジュールの固定力を向上させることができ、表示パネル110の端からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。
図32Eを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、ベント部を含むことができる。残りの構成は、図32Dと同じか類似しているので、詳細な説明を省略する。第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1音響発生モジュール1500Lを向くように、第1ベント部701を含むことができ、第10音響発生モジュール1500LCを向くように、第7ベント部707を含むことができる。第1パーティション1721は、第2音響発生モジュール1500Rを向くように、第2ベント部702を含むことができ、第11音響発生モジュール1500RCを向くように、第8ベント部708を含むことができる。第1パーティション1721は、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第3ベント部703を含むことができる。
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生モジュール1500Lを向くように、第4ベント部704を含むことができ、第10音響発生モジュール1500LCを向くように、第9ベント部709を含むことができる。第2パーティション1722は、第2音響発生モジュール1500Rを向くように、第5ベント部705を含むことができ、第11音響発生モジュール1500RCを向くように、第10ベント部710を含むことができる。第2パーティション1722は、第3音響発生モジュール1500Cを向くように、第6ベント部706を含むことができる。
パーティション1750を構成しない場合、第3パーティション1723を構成することができる。第3パーティション1723は、図30Dで説明したように、パッドを構成することができる。しかし、本明細書の実施例は、これに限られず、第3パーティション1723は、第2パーティション1722のように一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第3パーティション1723は、第2パーティション1722の形状に基づくベント部を含むことができる。例えば、図30Eで説明したように、図32Eで第3パーティション1723がベント部を含む場合、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、第14音響発生モジュール1500BLC、および第15音響発生モジュール1500BRCを向くようにベント部を含むことができる。
図29A~図32Eを参照して説明した実施例において、パーティション、パッド、ベント部などは、相互に互換して適用することができる。例えば、図31Dで第3パーティション1723を構成せずに、図32Dのパーティション1750およびパッドを構成することができる。
図33は、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールを示す図である。図34は、図33に示した線IV-IV’の断面図である。
図33および図34を参照すると、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュール1900は、圧電複合層(PCL)、第1電極230、および第2電極240を含むことができる。
圧電複合層(PCL)は、複数の第1部分210、および複数の第1部分210の間にそれぞれ配置された複数の第2部分220を含むことができる。例えば、第1方向(X)に沿って交互に繰り返して配置された複数の第1部分210のそれぞれと、複数の第2部分220を含むことができる。
複数の第1部分210のそれぞれは、第1方向(X)と平行な第1幅(d1)を有しながら、第2方向(Y)と平行な長さを有することができる。複数の第2部分220のそれぞれは、第1幅(d1)と同じ第2幅(d2)を有しながら、第2方向(Y)と平行な長さを有することができる。例えば、第1部分210と第2部分220は、互いに同一の大きさを有するライン形状またはストライプ形状を含むことができる。
複数の第1部分210のそれぞれは、多角形態のパターンを含むことができる。例えば、複数の第1部分210のそれぞれは、所定の第1幅(d1)を有するラインパターン(line pattern)であり得、第1方向(X)に沿って所定の第2幅(d2)(または間隔)を有するように互いに離隔し、第1方向(X)と交差する第2方向(Y)に並んで配置し得る。複数の第1部分210のそれぞれは、製造工程で発生する工程誤差(または許容誤差)の範囲内ですべて同じ大きさ、例えば幅、面積、または体積を有することができる。
本明細書の実施例に係る複数の第1部分210のそれぞれは、電界による圧電効果(piezoelectric effect)(または圧電特性)によって振動する無機物質または圧電物質を含むことができる。例えば、複数の第1部分210のそれぞれは、電気活性部、無機物質部、圧電物質部、または振動部などであり得、用語に限定されるものではない。
本明細書の実施例に係る複数の第1部分210のそれぞれは、相対的に高い振動の実現が可能なセラミック系の物質で構成するか、またはペロブスカイト(perovskite)系の結晶構造を有する圧電セラミックスで構成し得る。ペロブスカイト結晶構造は、圧電および逆圧電効果を有し、配向性を有する板形状の構造であり得る。ペロブスカイト結晶構造は、ABO3の化学式で表され、Aは2価の金属元素からなり、Bは4価の金属元素からなり得る。一例としては、ABO3の化学式で、AおよびBはカチオンであり得、Oはアニオンであり得る。例えば、PbTiO3、PbZrO3、BaTiO3、およびSrTiO3の中の少なくとも一つを含むことができ、これに限定されるものではない。
ペロブスカイト結晶構造は、外部応力または磁場によって中央イオン、例えば、PbTiO3の場合、Tiイオンの位置が変動して分極(polarization)が変化して圧電効果を発生することができる。例えば、ペロブスカイト結晶構造は、外部応力または磁界によって対称的な(symmetric)構造であるキュービック(cubic)形状から対称ではない(unsymmetric)構造の四角形(tetragonal)(例えば、四辺形(quadrilateral))、直方形(orthorhombic)、および菱形(rhombohedral)などの形状に変わることにより、圧電効果を発生することができる。対称ではない構造を有する四角形(tetragonal)(例えば、四辺形(quadrilateral))、および菱形(rhombohedral)の相転移境界領域(Morphotropic Phase Boundary)で分極が高く、分極の再配列が容易なので、高い圧電特性を有することができる。
一例として、複数の第1部分210のそれぞれに構成される無機物質部は、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、およびニオブ(Nb)の中の1種以上を含むことができ、これに限定されるものではない。
他の例としては、複数の第1部分210のそれぞれに構成される無機物質部は、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、およびチタン(Ti)を含むPZT(lead zirconate titanate)系物質、または鉛(Pb)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、およびニオブ(Nb)を含むPZNN(lead zirconate nickel niobate)系物質を含むことができ、これに限定されるものではない。また、無機物質部は、鉛(Pb)を含まないCaTiO3、BaTiO3、およびSrTiO3のうちの少なくとも一つを含むことができ、これに限定されるものではない。
複数の第2部分220のそれぞれは、多角形態のパターンを含むことができる。複数の第2部分220のそれぞれは、複数の第1部分210の間に配置し得る。複数の第1部分210と、複数の第2部分220のそれぞれは、同一平面(または同じ層)に互いに並んで配置(または配列)し得る。複数の第2部分220のそれぞれは、隣接する2つの第1部分210の間のギャップを埋めるように構成することにより、隣接した第1部分210と連結しまたは接着することができる。例えば、複数の第2部分220のそれぞれは、所定の第2幅(d2)を有するラインパターンであり得、第1部分210を間に置いて互いに並んで配置し得る。複数の第2部分220のそれぞれは、製造工程で発生する工程誤差(または許容誤差)の範囲内ですべて同じ大きさ、例えば幅、面積、または体積を有することができる。
第2部分220の大きさは、第1部分210の大きさと同じか異なり得る。例えば、第1部分210と第2部分220のそれぞれの大きさは、音響発生モジュール1900の振動特性および/または柔軟性などの要求条件によって設定し得る。
一例による複数の第2部分220のそれぞれは、第1部分210に比べ低いモジュラス(modulus)と粘弾性を有することにより、脆性特性により衝撃に弱い第1部分210の信頼性を向上させることができる。例えば、表示パネル110を振動させるための音響発生モジュール1900は、耐衝撃性と高剛性を有する場合、最大の振動特性を有することができる。音響発生モジュール1900が耐衝撃性と高剛性を有するために、複数の第2部分220のそれぞれは、相対的に高い減衰ベクトル(damping factor)(tanδ)と相対的に高い剛性(stiffness)特性を有する物質で構成し得る。例えば、複数の第2部分220のそれぞれは、0.1~1[GPa]の減衰ベクトル(tanδ)と0~10[GPa]の剛性特性を有する物質で構成し得る。また、減衰ベクトル(tanδ)と剛性特性は、損失係数とモジュラスの相関関係でも説明することができるが、例えば、複数の第2部分220のそれぞれは、0.01~1の損失係数と1~10[GPa]のモジュラスを有する物質で構成し得る。
複数の第2部分220のそれぞれに構成する有機物質部は、第1部分210の無機物質部と比較して柔軟な特性を有する有機物質または有機ポリマー(polymer)で構成し得る。例えば、複数の第2部分220のそれぞれは、有機物質、有機ポリマー、有機圧電物質、または有機非圧電物質を含むことができる。例えば、複数の第2部分220のそれぞれは、フレキシビリティを有する接着部、伸縮部、曲げ部、ダンピング部、または延性部などであり得、用語に限定されるものではない。
一例による有機物質部の有機圧電物質と有機非圧電物質のうち少なくとも一つを含むことができる。
有機圧電材料を含む有機物質部無機物質部(または第1部分)に印加される衝撃を吸収することにより、音響発生モジュール1900全体の耐久性を向上させることができ、一定レベルの圧電特性を提供することができる。本明細書の一実施例に係る有機圧電物質は、電気活性特性を有する有機物質であり得る。例えば、有機圧電物質は、PVDF(Polyvinylidene fluoride)、ベータ-PVDF(β-Polyvinylidene fluoride)およびPVDF-TrFE(Polyvinylidene-trifluoroethylene)のうちの少なくとも一つを含むことができ、これに限定されるものではない。
有機非圧電物質を含む有機物質部は、硬化性樹脂組成物およびそれを含む接着剤で構成することにより無機物質部(または第1部分)に印加される衝撃を吸収することにより、音響発生モジュール1900全体の耐久性を向上させることができる。本明細書の一実施例に係る有機非圧電物質は、エポキシ系ポリマー、アクリル系ポリマー、およびシリコン系ポリマーのうちの少なくとも一つを含むことができ、これに限定されるものではない。
一例として、有機非圧電物質を含む有機物質部は、音響発生モジュール1900に求められる高剛性の特性のために、エポキシ樹脂または無機物質部との付着性のために付着増進剤を含むことができる。例えば、付着増進剤は、リン酸(phosphate)系などを挙げることができる。有機物質部は、熱硬化および光硬化の中の少なくとも一つの硬化方法により硬化し得る。有機物質部の硬化時、溶剤の揮発による有機物質部の収縮によって音響発生モジュール1900の厚さの均一性が低下することを防止するために、無溶剤(solvent free)タイプのエポキシ樹脂を使用し得る。
また、有機非圧電物質を含む有機物質部は、音響発生モジュール1900の高剛性以外に、ダンピング(damping)特性のために、補強剤をさらに含むことができる。例えば、補強剤は、コアシェル型(core shell type)のMBS(Methylmethacrylate-Butadiene-styrene)などを挙げることができ、補強剤の含有量は、5~40wt%であり得る。補強剤は、コアシェルタイプの弾性体として、シェル部分はアクリル系ポリマーのようなエポキシ樹脂と高い結合力を有することにより、音響発生モジュール1900の耐衝撃性またはダンピング特性を向上させることができる。
したがって、圧電複合層(PCL)は、無機物質からなり圧電特性を有する第1部分210と、有機物質からなりフレキシビリティを有する第2部分220が交互に繰り返して連結することにより薄いフィルム形態を有することができる。これにより、圧電複合層(PCL)は、表示パネル110の形状と対応して曲がることができ、表示パネル110と対応する大きさを有するか、表示パネル110が振動によって設定された振動特性または音響特性を実現できる大きさを有することができる。例えば、第1部分210の大きさおよび第2部分の大きさは、圧電特性および柔軟性によって設定することができる。例えば、柔軟性よりも圧電特性を必要とする表示装置では、第1部分210の大きさを第2部分220の大きさよりも大きく設定することができる。他の例としては、圧電特性よりも柔軟性を必要とする表示装置では、第2部分220の大きさを第1部分210の大きさよりも大きく設定することができる。したがって、表示装置に求められる特性によって圧電複合層(PCL)を調節できるので、圧電複合層(PCL)の設計が容易であるという長所がある。
他の例としては、第1部分210および第2部分220の両方を無機物質で構成することも可能である。第1部分210および第2部分220を一つのフィルムで構成して表示装置に適用することができる。
第1電極230は、圧電複合層(PCL)の第1面(または前面)上に配置し得る。
第1電極230は、複数の第1部分210のそれぞれの第1面と電気的に接続することができる。一例による第1電極230は、透明導電性物質、半透明導電性物質、または不透明導電性物質からなり得る。例えば、本明細書の実施例に係る第1電極230は、透明または半透明の導電性物質は、ITO(indium tin oxide)またはIZO(indium zinc oxide)を含むことができ、これに限定されるものではない。不透明導電性物質は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、またはマグネシウム(Mg)などを含むか、またはこれらの合金からなり得、これに限定されるものでではない。
第2電極240は、圧電複合層(PCL)の第1面とは反対の第2面(または背面)上に配置し得る。第2電極240は、複数の第1部分210それぞれの第2面と電気的に接続することができる。本明細書の実施例に係る第2電極240は、透明導電性物質、半透明導電性物質、または不透明導電性物質からなり得る。例えば、第2電極240は、第1電極230と同一の物質からなり得、これに限定されるものではない。
圧電複合層(PCL)は、一定の温度雰囲気または高温から常温に変化する温度雰囲気で、第1電極230と第2電極240に印加される一定の電圧によって分極し得る。
本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュール1900は、第1保護層250および第2保護層260をさらに含むことができる。
第1保護層250は、第1電極230上に配置され、圧電複合層(PCL)の第1面または第1電極230を保護することができる。例えば、第1保護層250は、PI(polyimide)フィルムまたはPET(polyethyleneterephthalate)フィルムであり得、これに限定されるものではない。
第2保護層260は、第2電極240上に配置され、圧電複合層(PCL)の第2面または第2電極240を保護することができる。例えば、第2保護層260は、PI(polyimide)フィルムまたはPET(polyethyleneterephthalate)フィルムであり得、これに限定されるものではない。例えば、音響発生モジュール1900は、圧電複合体からなる音響発生モジュールであり得る。例えば、本明細書の実施例に係る音響発生モジュールは、第1部分210と第2部分220が配置された圧電複合体であり得る。他の例としては、本明細書の実施例に係る音響発生モジュールは、第1部分210と第2部分220が配置され、第1電極230および第2電極240を含むことができる。他の例としては、本明細書の実施例に係る音響発生モジュールは、第1部分210と第2部分220が配置され、第1電極230および第2電極240と、第1保護層250および第2保護層260を含むことができる。音響発生モジュール1900は、音響発生ユニット、振動発生モジュールは、または振動発生ユニットなどで表現することができ、用語に限定されるものではない。
したがって、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)は、互いに同一の大きさを有する第1部分210と第2部分220が同一平面に交互に繰り返して配置(または連結)することにより、単一の薄いフィルム形態を有することができ、振動特性を有する第1部分210によって上下方向に振動することができ、柔軟性を有する第2部分220によって曲面形態に曲がることができる。本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)は、第1部分210と第2部分220の側面結合(または連結)によって所望の大きさまたは長さに拡張することができる。
図35aは、図33の圧電複合体の両端が上方に曲げられた状態を示した図である。図35bは、図33の圧電複合体の両端が下方に曲げられた状態を示した図である。
図35Aおよび図35Bを参照すると、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)は、ラインパターンを有する複数の第1部分210のそれぞれが印加される信号による電界によって振動することにより、第1長さ方向(X)の両端(EP)が上方(+Z)に曲がり、または下方(-Z)に曲がることができる。例えば、複数の第1部分210の間に満たされまたは配置された複数の第2部分220のそれぞれが、柔軟性を有することにより圧電複合層(PCL)の両端(EP)が上方(+Z)または下方(-Z)に曲がっても、第1部分210の無機物質部の破損または劣化が発生しないことが可能となる。したがって、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)を含む音響発生モジュール1900を有する表示装置は、フレキシブル表示装置、例えば、所定の曲率半径で曲がったカーブ・ド・表示装置(curved display apparatus)として用いることができるが、これらに限定されず螺旋形態に巻き取りまたは巻き出す、巻かれるローラーブル表示装置(rollable display apparatus)、ベンダブル表示装置(bendable display apparatus)、または手首に巻くタイプのウェアラブル表示装置(wearable display apparatus)などに用いることができる。ベンダブル表示装置は、エッジ曲げ表示装置、ベゼル曲げ表示装置、またはアクティブ曲げ表示装置であり得、これに限定されるものではない。
図36は、本明細書の他の実施例に係る圧電複合体を含む音響発生モジュールを示す図である。
図36を参照すると、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)は、円形態を有しながら互いに離隔した複数の第1部分210、および複数の第1部分210それぞれを囲む第2部分220を含むことができる。
複数の第1部分210のそれぞれは、円形の形態を有することができる。例えば、複数の第1部分210のそれぞれは、ディスク形状を有することができる。これらの複数の第1部分210のそれぞれは、前述のような振動特性を有する無機物質部で構成されるので、これに対する重複説明は省略する。
第2部分220は、複数の第1部分210の間に配置するか、または満たして、複数の第1部分210のそれぞれの側面を囲む。第2部分220は、前述のような柔軟性を有する有機物質部で構成されるので、これに対する重複説明は省略する。第2部分220は、複数の第1部分210の間に柔軟性を提供することで圧電複合層(PCL)または音響発生モジュール1900は、複数の第1部分210の間と間の変形に対応して2次元または3次元形態の多様な形態に変形することができるようにする。
複数の第1部分210のそれぞれは、ディスク形状に加えて、様々な形態を有することができる。例えば、複数の第1部分210のそれぞれは、楕円形態、多角形態、またはドーナツ形態を有することができ、これに限定されるものではない。
また、複数の第1部分210のそれぞれが微細な円形態、楕円形態、多角形態、またはドーナツ形態などを含む点形態を有することができ、これを含む音響発生モジュール1900を含む表示装置は、表示パネルが複数の第1部分210の間に配置された第2部分220の柔軟性によって様々な形態に変形することができる。例えば、図33に示した音響発生モジュール1900を含む表示装置は、表示パネルがライン形態を有する第1部分210(または無機物質部)によって凹か、凸の2次元形態にのみ変形することができる。例えば、図36に示した音響発生モジュール1900を含む表示装置は、表示パネルが点形態を有する第1部分210(または無機物質部)によって2次元の形態だけでなく、3次元形態の多様な形態に変形することができる。したがって、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)を有する音響発生モジュール1900は、表示装置の形態によるデザインに対する自由度が向上し得、2次元または3次元形態の多様な形状に変形することができるフレキシブル表示装置に適用することができる。
図37は、本明細書の他の実施例に係る圧電複合体を含む音響発生モジュールを示す図である。図38は、本明細書の他の実施例に係る圧電複合体を含む音響発生モジュールを示す図である。
図37を参照すると、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)は、三角の形態を有しながら互いに離隔した複数の第1部分210、および複数の第1部分210それぞれを囲む第2部分220を含むことができる。
複数の第1部分210のそれぞれは、三角の形態を有することができる。例えば、複数の第1部分210のそれぞれは、三角板形態を有することができる。複数の第1部分210のそれぞれは、前述のような振動特性を有する無機物質部で構成されるので、これに対する重複説明は省略する。
一例として、複数の第1部分210のうち、隣接する4つの第1部分210は、四角の形態(または正方形の形態や四辺形)をなして隣接するように配置することができる。四角の形態(または四辺形)をなす隣接する4つの第1部分210のそれぞれの頂点は、四角の形態の正中央部に隣接して配置することができる。
別の例として、図38に示すように、複数の第1部分210のうち、隣接する6つの第1部分210は、六角形態(または正六角形態)をなして隣接するように配置することができる。六角形態をなす隣接する6つの第1部分210のそれぞれの頂点は、六角形態の正中央部に隣接して配置することができる。これにより、三角の形態を有する複数の第1部分210のうち、隣接する2N(Nは2以上の自然数)個の第1部分210は、2N角形態をなすように隣接するように配置することができる。
第2部分220は、複数の第1部分210の間に配置するか、または満たして、複数の第1部分210のそれぞれの側面を囲むことができる。第2部分220は、前述のような柔軟性を有する有機材料部で構成されるので、これに対する重複説明は省略する。第2部分220は、複数の第1部分210の間に柔軟性を提供することで圧電複合層(PCL)または音響発生モジュール1900は、複数の第1部分210の間と間の変形に対応して2次元の形態だけでなく、3次元形態の多様な形態に変形することができる。
したがって、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)を有する音響発生モジュール1900を含む表示装置は、表示パネルが音響発生モジュール1900の様々な3次元形態の変形に対応するように変形することができる。また、三角の形態を有する複数の第1部分210は、様々な形状に対応することができる微細パターンであり得、これを含む音響発生モジュール1900が適用された表示装置は、表示パネルが複数の第1部分210の間に配置された第2部分220の柔軟性によって様々な形態に変形することができる。また、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)を含む表示装置は、図33に示した音響発生モジュール1900を含む表示装置と同じフレキシブル表示装置に適用することができる。
図39は、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールとパーティションを示す図である。
図39を参照すると、圧電複合体を含む音響発生モジュール1900は、表示パネル110の背面に配置し得る。音響発生モジュール1900は、表示パネル110の横方向を基準に横方向に配置し得る。音響発生モジュール1900を囲むパーティション1760をさらに含むことができる。パーティション1760が音響発生モジュール1900と等間隔を有し配置される場合、音響発生モジュール1900の定在波によって、特定の周波数にディップ現象が発生することを認識した。そこで、本明細書の発明者らはディープ現象を改善するために、パーティションの配置についていくつかの実験を行った。複数の実験を通じて、パーティション1760が音響発生モジュール1900の一側に偏って配置されるようにした。これに対する音響出力特性は、図40を参照して説明する。
図40は、本明細書の実施例に係る音響発生モジュールの音響出力特性を示した図である。
図40の横軸は、周波数(Frequency,Hz)であり、縦軸は、音圧(Sound Pressure Level; SPL,dB)を示す。音響出力特性は、音響分析装置であるB&K装備を用いて測定することができる。音響分析装備は、制御用PC(Control PC)と音を送受信するサウンドカード、そしてサウンドカードから発生した音を音響発生モジュール1900に増幅伝達するアンプ(amplifier)、表示パネルの音響発生モジュール1900を通じて発生する音響を収集するマイクで構成し得る。マイクで収集された音響は、サウンドカードを介して制御用PCに入力され、これを制御プログラムで確認して音響発生モジュール1900の音響を分析することになる。
図40を参照すると、実線は、図39に示すように、パーティションを音響発生モジュール1900の一側に配置したものであり、点線は、パーティションを音響発生モジュール1900と等間隔に配置したものである。例えば、点線の場合、約1800Hz付近でのディップが現れたが、本明細書の実施例に係るパーティションで構成する場合、ディップ現象が改善されることを知ることができる。例えば、点線の場合、約1800Hz付近での音圧が約76dBであるが、本明細書の実施例に係るパーティションで構成する場合、約1800Hz付近での音圧が約87dBであることを知ることができる。したがって、パーティションを音響発生モジュール1900の一側に配置することで、特定の周波数でのディープ現象を改善することができる。
図41A~図41Cは、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールを含む表示装置を示す図である。
図41Aを参照すると、第1領域1~第11領域11のうち少なくとも一つの領域には、少なくとも一つの音響発生モジュールを配置し得る。例えば、第1音響発生モジュール1500Lは、表示パネル110の背面の第1領域1に配置することができ、第4音響発生モジュール1900HLは、表示パネル110の背面の第4領域4に配置することができ、第7音響発生モジュール1500BLは、表示パネル110の背面の第7領域7に配置し得る。第2音響発生モジュール1500Rは、表示パネル110の背面の第2領域2に配置することができ、第5音響発生モジュール1900HRは、表示パネル110の背面の第5領域5に配置することができ、第8音響発生モジュール1500BRは、表示パネル110の背面の第8領域8に配置し得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の背面の第3領域3に配置することができ、第6音響発生モジュール1900HCは、表示パネル110の背面の第6領域6に配置することができ、第9音響発生モジュール1500BCは、表示パネル110の背面の第9領域9に配置し得る。第10音響発生モジュール1500LCは、表示パネル110の背面の第10領域10に配置することができ、第11音響発生モジュール1500RCは、表示パネル110の背面の第11領域11に配置し得る。他の例としては、第1~第11音響発生モジュールは、図22で説明したように、背面カバーの背面に配置し得る。第1~第11音響発生モジュールは、モジュール構造物に配置し得る。
第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、および第6音響発生モジュール1900HCは、図33~図39で説明した音響発生モジュール1900を適用し得る。音響発生モジュール1900は、図3、図6、図12~図14、図18~図21で説明したように、モジュール構造物にモジュール化して構成することができる。例えば、少なくとも一つ以上の音響発生モジュールは、モジュール収容部を有する背面カバーの背面に配置することができ、背面カバーのモジュール収容部に収容し得る。他の例としては、図22で説明したように、音響発生モジュール1900は、背面カバーの背面に配置し、モジュール化して構成し得る。他の例としては、図23A~図23Dで説明したように、プレートに音響発生モジュール1900を構成することができる。第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、および第6音響発生モジュール1900HCは、表示パネル110の上側に配置し得る。圧電複合体の音響発生モジュールで構成する場合、ボイスコイルの音響発生モジュールより高音域帯の音響がさらに向上し得る。したがって、第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、および第6音響発生モジュール1900HCが表示パネル110の上側に配置され、高音域帯の音響がさらに向上した表示装置を提供することができる。例えば、第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、および第6音響発生モジュール1900HCは、150Hz~40kHzの音響を出力することができる。
第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、および第6音響発生モジュール1900HCは、表示パネル110の横方向を基準に横方向に配置し得る。第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、および第6音響発生モジュール1900HCを表示パネル110の横方向を基準に横方向に配置する場合、16:9のアスペクト比で実現するに有利なので、音響発生モジュールの配置によるスペースの確保に有利であり得る。他の例としては、第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、および第6音響発生モジュール1900HCは、表示パネル110の縦方向を基準に縦に配置することができる。
第1音響発生モジュール1500Lは、表示パネル110の左側(Left)チャンネルであり、第4音響発生モジュール1900HLは、表示パネル110の上左側(Height Left)チャンネルであり、第7音響発生モジュール1500BLは、表示パネル110の下左側(Bottom Left)チャンネルであり得る。第10音響発生モジュール1500LCは、表示パネル110の左側中央(Left Center)チャンネルであり得る。第2音響発生モジュール1500Rは、表示パネル110の右側(Right)チャンネルであり、第5音響発生モジュール1900HRは、表示パネル110の上右側(Height Right)チャンネルであり、第8音響発生モジュール1500BRは、表示パネル110の下右側(Bottom Right)チャンネルであり得る。第11音響発生モジュール1500RCは、表示パネル110の右側中央(Right Center)チャンネルであり得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の中央(center)チャンネルであり、第6音響発生モジュール1900HCは、表示パネル110の上側中央(Height Center)チャンネルであり、第9音響発生モジュール1500BCは、表示パネル110の下側中央(Bottom Center)チャンネルであり得る。残りの説明は、図27と同一または類似なので、ここでは説明を省略する。
そして、低音域帯の音響をさらに向上させるためにウーファーを配置し得る。例えば、第7領域7と第8領域8の下側に少なくとも一つのウーファーを配置し得る。例えば、第7音響発生モジュール1500BLと第8音響発生モジュール1500BRの下側に少なくとも一つのウーファーをさらに含むことができる。例えば、第1ウーファー(W3)は、表示パネル110の第7領域7の下側(または下)に配置することができる。例えば、第1ウーファー(W3)は、第7音響発生モジュール1500BLの下側(または下)に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W4)は、表示パネル110の第8領域8の下側(または下)に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W4)は、第8音響発生モジュール1500BRの下側(または下)に配置することができる。したがって、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、低音域帯の音響を出力することができる。残りの説明は、図27と同一または類似なので、ここでは説明を省略する。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第1音響発生モジュール1500Lおよび第2音響発生モジュール1500R中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第1領域1に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2領域2に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第1領域1および第2領域2の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。他の例としては、第7音響発生モジュール1500BLおよび第8音響発生モジュール1500BR中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第7領域7および第8領域8に構成することができる。例えば、第7領域7および第8領域8中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。しかし、この例に限定されるものではない。例えば、第1領域1および第2領域2中の一つ以上、または第7領域7および第8領域8中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを配置する場合、表示装置は、11.2チャンネルまたは9.4チャンネルの音響を出力することができる。
したがって、第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、および第6音響発生モジュール1900HCは、150Hz~40kHzの音響を出力することができる。第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCは、80Hz~40kHzの音響を出力することができる。第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、80Hz以下の音響を出力することができる。したがって、表示装置は、11.1チャンネルの音響を出力することができる。
図41Bを参照すると、第1音響発生モジュール1500Lは、表示パネル110の背面の第1領域1に配置することができ、第4音響発生モジュール1900HLは、表示パネル110の背面の第4領域4に配置することができ、第7音響発生モジュール1900BLは、表示パネル110の背面の第7領域7に配置し得る。第2音響発生モジュール1500Rは、表示パネル110の背面の第2領域2に配置することができ、第5音響発生モジュール1900HRは、表示パネル110の背面の第5領域5に配置することができ、第8音響発生モジュール1900BRは、表示パネル110の背面の第8領域8に配置し得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の背面の第3領域3に配置することができ、第6音響発生モジュール1900HCは、表示パネル110の背面の第6領域6に配置することができ、第9音響発生モジュール1900BCは、表示パネル110の背面の第9領域9に配置し得る。第10音響発生モジュール1500LCは、表示パネル110の背面の第10領域10に配置することができ、第11音響発生モジュール1500RCは、表示パネルの背面の第11領域11に配置することができる。
第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、第6音響発生モジュール1900HC、第7音響発生モジュール1900BL、第8音響発生モジュール1900BR、および第9音響発生モジュール1900BCは、図33~図39で説明した音響発生モジュール1900を適用することができる。音響発生モジュール1900は、図3A~図3E、図6、図12~図14、図18~図21で説明したように、モジュール構造物にモジュール化して構成することができる。例えば、少なくとも一つ以上の音響発生モジュールは、モジュール収容部を有する背面カバーの背面に配置することができ、背面カバーのモジュール収容部に収容し得る。他の例としては、図22で説明したように、音響発生モジュール1900は、背面カバーの背面に配置され、モジュール化して構成し得る。他の例としては、図23A~図23Dで説明したように、プレートに音響発生モジュール1900を構成することができる。第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、および第6音響発生モジュール1900HCは、表示パネル110の上側に配置することができ、第7音響発生モジュール1900BL、第8音響発生モジュール1900BR、および第9音響発生モジュール1900BCは、表示パネル110の下側(または下)に配置することができる。圧電複合体の音響発生モジュールで構成する場合、ボイスコイルの音響発生モジュールより高音域帯の音響がさらに向上し得る。したがって、第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、および第6音響発生モジュール1900HCが、表示パネル110の上側に配置され、第7音響発生モジュール1900BL、第8音響発生モジュール1900BR、および第9音響発生モジュール1900BCは、表示パネル110の下側(または下)に配置されるので、高音域帯の音響がさらに向上することができ、指向性が改善された音響発生モジュールによって表示パネル110の上側と下側に均一な音響を実現することができるので、立体感が向上した音響を出力する表示装置を提供することができる。
低音域帯の音響をさらに向上させるためにウーファーを配置し得る。例えば、第7領域7と第8領域8の下側に少なくとも一つのウーファーを配置し得る。他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第1音響発生モジュール1900Lおよび第2音響発生モジュール1900R中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第1領域1に第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2領域2に第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)を構成することができる。例えば、第1領域1および第2領域2中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。例えば、第1領域1および第2領域2中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成する場合、表示装置は、11.2チャンネルの音響を出力することができる。
したがって、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、第6音響発生モジュール1900HC、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1900BR、第9音響発生モジュール1900BC、第10音響発生モジュール1500LC、および第11音響発生モジュール1500RCは、150Hz~40kHzまたは80Hz~40kHzの音響を出力することができる。第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、80Hz以下の音響を出力することができる。したがって、表示装置は、11.1チャンネルの音響を出力することができる。
図41Cを参照すると、第1音響発生モジュール1900Lは、表示パネル110の背面の第1領域1に配置することができ、第4音響発生モジュール1900HLは、表示パネル110の背面の第4領域4に配置することができ、第7音響発生モジュール1900BLは、表示パネル110の背面の第7領域7に配置し得る。第2音響発生モジュール1900Rは、表示パネル110の背面の第2領域2に配置することができ、第5音響発生モジュール1900HRは、表示パネル110の背面の第5領域5に配置することができ、第8音響発生モジュール1900BRは、表示パネル110の背面の第8領域8に配置し得る。第3音響発生モジュール1900Cは、表示パネル110の背面の第3領域3に配置することができ、第6音響発生モジュール1900HCは、表示パネル110の背面の第6領域6に配置することができ、第9音響発生モジュール1900BCは、表示パネル110の背面の第9領域9に配置し得る。第10音響発生モジュール1900LCは、表示パネル110の背面の第10領域10に配置することができ、第11音響発生モジュール1900RCは、表示パネルの背面の第11領域11に配置することができる。
第1~第11音響発生モジュールは、図33~図39で説明した音響発生モジュール1900を適用し得る。音響発生モジュール1900は、図3A~図3E、図6、図12~図14、図18~図21で説明したように、モジュール構造物にモジュール化して構成し得る。他の例としては、図22で説明したように、音響発生モジュール1900は、背面カバーの背面に配置され、モジュール化して構成し得る。他の例としては、図23A~図23Dで説明したように、プレートに音響発生モジュール1900を構成することができる。第1~第11音響発生モジュールを圧電複合体音響発生モジュールで構成する場合、ボイスコイル音響発生モジュールより高音域帯の音響がさらに向上し得る。したがって、第1~第11音響発生モジュールを配置するので、高音域帯の音響がさらに向上し得、指向性が改善された音響発生モジュールによって表示パネル110の上側と下側に均一な音響を実現することができるので、立体感が向上した音響を出力する表示装置を提供することができる。
したがって、第1音響発生モジュール1900L、第2音響発生モジュール1900R、第3音響発生モジュール1900C、第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、第6音響発生モジュール1900HC、第7音響発生モジュール1900BL、第8音響発生モジュール1900BR、第9音響発生モジュール1900BC、第10音響発生モジュール1900LC、および第11音響発生モジュール1900RCは、150Hz~40kHzまたは80Hz~40kHzの音響を出力することができる。第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、80Hz以下の音響を出力することができる。したがって、表示装置は、11.1チャンネルの音響を出力することができる。
本明細書の他の実施例に係る表示装置は、左右映像および上下映像に対する左右音響および上下音響を実現することができ、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響を実現することができるので、仮想(virtual)音響ではなく、リアル(real)サウンドを提供することができる。これにより、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。したがって、映画館、個人映画館、およびテレビなどの機器でも、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、高音域帯の音響および指向性がさらに改善された実感するAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを感じられるようにすることができる。
そして、図23A~図23Dのサウンドプレートに図24Aおよび図24Bのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールを実現する場合、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。図23A~図23Dのサウンドプレートに図24Aおよび図24Bのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールと、プロジェクターまたは映像再生装置をそれぞれ構成する場合、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、実感するAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを提供することができ、没入感と臨場感のある立体音響を提供することができる。そして、図1~図22を参照して、説明したように、モジュール化された音響発生モジュールを適用することで、音響発生モジュールを配置する際に表示装置または背面カバーに対する設計の自由度が向上し得る。
図42A~図42Cは、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールを含む表示装置を示す図である。
図42Aを参照すると、第1領域1~第15領域15のうち少なくとも一つの領域には、少なくとも一つの音響発生モジュールを配置し得る。例えば、第1音響発生モジュール1500Lは、表示パネル110の背面の第1領域1に配置することができ、第4音響発生モジュール1900HLは、表示パネル110の背面の第4領域4に配置することができ、第7音響発生モジュール1500BLは、表示パネル110の背面の第7領域7に配置し得る。第2音響発生モジュール1500Rは、表示パネル110の背面の第2領域2に配置することができ、第5音響発生モジュール1900HRは、表示パネル110の背面の第5領域5に配置することができ、第8音響発生モジュール1500BRは、表示パネル110の背面の第8領域8に配置し得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の背面の第3領域3に配置することができ、第6音響発生モジュール1900HCは、表示パネル110の背面の第6領域6に配置することができ、第9音響発生モジュール1500BCは、表示パネル110の背面の第9領域9に配置し得る。第10音響発生モジュール1500LCは、表示パネル110の背面の第10領域10に配置することができ、第12音響発生モジュール1900HLCは、表示パネル110の背面の第12領域12に配置することができ、第14音響発生モジュール1500BLCは、表示パネル110の背面の第14領域14に配置し得る。第11音響発生モジュール1500RCは、表示パネル110の背面の第11領域11に配置することができ、第13音響発生モジュール1900HRCは、表示パネル110の背面の第13領域13に配置することができ、第15音響発生モジュール1500BRCは、表示パネル110の背面の第15領域15に配置し得る。他の例としては、第1~第15音響発生モジュールは、図22で説明したように、背面カバーの背面に配置し得る。第1~第15音響発生モジュールは、モジュール構造物に配置し得る。
第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、第6音響発生モジュール1900HC、第12音響発生モジュール1900HLC、および第13音響発生モジュール1900HRCは、図33~図39で説明した音響発生モジュール1900を適用し得る。音響発生モジュール1900は、図3A~図3E、図6、図12~図14、図18~図21で説明したように、モジュール構造物にモジュール化して構成し得る。例えば、少なくとも一つ以上の音響発生モジュールは、モジュール収容部を有する背面カバーの背面に配置することができ、背面カバーのモジュール収容部に収容し得る。他の例としては、図22で説明したように、音響発生モジュール1900は、背面カバーの背面に配置され、モジュール化して構成することができる。他の例としては、図23A~図23Dで説明したように、プレートに音響発生モジュール1900を構成することができる。第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、第6音響発生モジュール1900HC、第12音響発生モジュール1900HLC、および第13音響発生モジュール1900HRCは、表示パネル110の上側に配置し得る。圧電複合体の音響発生モジュールで構成する場合、ボイスコイルの音響発生モジュールより高音域帯の音響をさらに向上し得る。したがって、第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、第6音響発生モジュール1900HC、第12音響発生モジュール1900HLC、および第13音響発生モジュール1900HRCを表示パネル110の上側に配置し、高音域帯の音響および指向性がより改善された音響を出力することができる表示装置を提供することができる。
第1音響発生モジュール1500Lは、表示パネル110の左側(Left)チャンネルであり、第4音響発生モジュール1900HLは、表示パネル110の上左側(Height Left)チャンネルであり、第7音響発生モジュール1500BLは、表示パネル110の下左側(Bottom Left)チャンネルであり得る。第10音響発生モジュール1500LCは、表示パネル110の左側中央(Left Center)チャンネルであり、第12音響発生モジュール1900HLCは、表示パネル110の上左側中央(Height Left Center)チャンネルであり、第14音響発生モジュール1500BLCは、表示パネル110の下左中央(Bottom Left Center)チャンネルであり得る。第2音響発生モジュール1500Rは、表示パネル110の右側(Right)チャンネルであり、第5音響発生モジュール1900HRは、表示パネル110の上右側(Height Right)チャンネルであり、第8音響発生モジュール1500BRは、表示パネル110の下右側(Bottom Right)チャンネルであり得る。第11音響発生モジュール1500RCは、表示パネル110の右側中央(Right Center)チャンネルであり、第13音響発生モジュール1900HRCは、表示パネル110の上右側中央(Height Right Center)チャンネルであり、第15音響発生モジュール1500BRCは、表示パネル110の下左中央(Bottom Right Center)チャンネルであり得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の中央(center)チャンネルであり、第6音響発生モジュール1900HCは、表示パネル110の上側中央(Height Center)チャンネルであり、第9音響発生モジュール1500BCは、表示パネル110の下側中央(Bottom Center)チャンネルであり得る。残りの説明は、図28と同一または類似するので、ここでは説明を省略する。
そして、低音域帯の音響をさらに向上させるためにウーファーを配置し得る。例えば、第7領域7と第8領域8のうちの少なくとも一つの下側(または下)に少なくとも一つのウーファーを配置し得る。例えば、第7音響発生モジュール1500BLと第8音響発生モジュール1500BRのうちの少なくとも一つの下側(または下)に少なくとも一つのウーファーをさらに含むことができる。例えば、第1ウーファー(W3)は、表示パネル110の第7領域7の下側(または下)に配置することができる。例えば、第1ウーファー(W3)は、第7音響発生モジュール1500BLの下側(または下)に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W4)は、表示パネル110の第8領域8の下側(または下)に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W4)は、第8音響発生モジュール1500BRの下側(または下)に配置することができる。したがって、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、低音域帯の音響を出力することができる。残りの説明は、図28と同一または類似するので、ここでは説明を省略する。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第1音響発生モジュール1500Lおよび第2音響発生モジュール1500R中の少なくとも1つは、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第1領域1および第2領域2に構成することができる。例えば、第1領域1および第2領域2中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。他の例としては、第7音響発生モジュール1500BLおよび第8音響発生モジュール1500BR中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第7領域7および第8領域8に構成することができる。例えば、第7領域7および第8領域8中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。他の例としては、第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生モジュール1500RC中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第10領域10および第11領域11に構成することができる。例えば、第10領域10および第11領域11中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。他の例としては、第14音響発生モジュール1500BLCおよび第15音響発生モジュール1500BRC中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第14領域14および第15領域15に構成することができる。例えば、第14領域14および第15領域15中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。しかし、この例に限定されるものではない。例えば、第1領域1および第2領域2中の一つ以上、または第7領域7および第8領域8中の一つ以上、または第10領域10および第11領域11中の一つ以上、または第14領域14および第15領域15中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを配置する場合、表示装置は、15.2チャンネルまたは13.4チャンネルの音響を出力することができる。
したがって、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第7音響発生モジュール1500BL、第8音響発生モジュール1500BR、第9音響発生モジュール1500BC、第10音響発生モジュール1500LC、第11音響発生モジュール1500RC、第14音響発生モジュール1500BLC、および第15音響発生モジュール1500BRCは、80Hz~40kHzの音響を出力することができる。第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、第6音響発生モジュール1900HC、第12音響発生モジュール1900HLC、および第13音響発生モジュール1900HRCは、150Hz~40kHzの音響を出力することができる。第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、80Hz以下の音響を出力することができる。したがって、表示装置は、15.1チャンネルの音響を出力することができる。
図42Bを参照すると、第1音響発生モジュール1500Lは、表示パネル110の背面の第1領域1に配置することができ、第4音響発生モジュール1900HLは、表示パネル110の背面の第4領域4に配置することができ、第7音響発生モジュール1900BLは、表示パネル110の背面の第7領域7に配置し得る。第2音響発生モジュール1500Rは、表示パネル110の背面の第2領域2に配置することができ、第5音響発生モジュール1900HRは、表示パネル110の背面の第5領域5に配置することができ、第8音響発生モジュール1900BRは、表示パネル110の背面の第8領域8に配置し得る。第3音響発生モジュール1500Cは、表示パネル110の背面の第3領域3に配置することができ、第6音響発生モジュール1900HCは、表示パネル110の背面の第6領域6に配置することができ、第9音響発生モジュール1900BCは、表示パネル110の背面の第9領域9に配置し得る。第10音響発生モジュール1500LCは、表示パネル110の背面の第10領域10に配置することができ、第12音響発生モジュール1900HLCは、表示パネル110の背面の第12領域12に配置することができ、第14音響発生モジュール1900BLCは、表示パネル110の背面の第14領域14に配置し得る。第11音響発生モジュール1500RCは、表示パネル110の背面の第11領域11に配置することができ、第13音響発生モジュール1900HRCは、表示パネル110の背面の第13領域13に配置することができ、第15音響発生モジュール1900BRCは、表示パネル110の背面の第15領域15に配置し得る。他の例としては、第1~第15音響発生モジュールは、図22で説明したように、背面カバーの背面に配置し得る。第1~第15音響発生モジュールは、モジュール構造物に配置し得る。
第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、第6音響発生モジュール1900HC、第7音響発生モジュール1900BL、第8音響発生モジュール1900BR、第9音響発生モジュール1900BC、第12音響発生モジュール1900HLC、第13音響発生モジュール1900HRC、第14音響発生モジュール1900BLC、および第15音響発生モジュール1900BRCは、図33~図39で説明した音響発生モジュール1900を適用し得る。音響発生モジュール1900は、図3A~図3E、図6、図12~図14、図18~図21で説明したように、モジュール構造物にモジュール化して構成し得る。例えば、少なくとも一つ以上の音響発生モジュールは、モジュール収容部を有する背面カバーの背面に配置することができ、背面カバーのモジュール収容部に収容し得る。他の例としては、図22で説明したように、音響発生モジュール1900は、背面カバーの背面に配置し、モジュール化して構成し得る。他の例としては、図23A~図23Dで説明したように、プレートに音響発生モジュール1900を構成することができる。第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、第6音響発生モジュール1900HC、第12音響発生モジュール1900HLC、および第13音響発生モジュール1900HRCは、表示パネル110の上側に配置することができ、第7音響発生モジュール1900BL、第8音響発生モジュール1900BR、第9音響発生モジュール1900BC、第14音響発生モジュール1900BLC、および第15音響発生モジュール1900BRCは、表示パネル110の下側(または下)に配置することができる。圧電複合体の音響発生モジュールで構成する場合、ボイスコイルの音響発生モジュールより高音域帯の音響がさらに向上し得る。したがって、第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、第6音響発生モジュール1900HC、第12音響発生モジュール1900HLC、および第13音響発生モジュール1900HRCを表示パネル110の上側に配置し、第7音響発生モジュール1900BL、第8音響発生モジュール1900BR、第9音響発生モジュール1900BC、第14音響発生モジュール1900BLC、および第15音響発生モジュール1900BRCは、表示パネル110の下側(または下)に配置するので、高音域帯の音響および指向性がさらに改善された音響を出力することができる表示装置を提供することができる。
他の例としては、第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)を構成せずに、第1音響発生モジュール1500Lおよび第2音響発生モジュール1500R中の少なくとも1つは、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第1領域1および第2領域2に構成することができる。例えば、第1領域1および第2領域2中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。他の例としては、第10音響発生モジュール1500LCおよび第11音響発生モジュール1500RC中の少なくとも1つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールで構成することができる。第1ウーファー一体型音響発生モジュール(W1)および第2ウーファー一体型音響発生モジュール(W2)は、第10領域10および第11領域11に構成することができる。例えば、第10領域10および第11領域11中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを構成することができる。しかし、この例に限定されるものではない。例えば、第1領域1および第2領域2中の一つ以上、または第10領域10および第11領域11中の一つ以上にウーファーを含む音響発生モジュールを配置する場合、表示装置は、15.2チャンネルまたは13.4チャンネルの音響を出力することができる。
したがって、第1音響発生モジュール1500L、第2音響発生モジュール1500R、第3音響発生モジュール1500C、第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、第6音響発生モジュール1900HC、第7音響発生モジュール1900BL、第8音響発生モジュール1900BR、第9音響発生モジュール1900BC、第10音響発生モジュール1500LC、第11音響発生モジュール1500RC、第12音響発生モジュール1900HLC、第13音響発生モジュール1900HRC、第14音響発生モジュール1900BLC、および第15音響発生モジュール1900BRCは、150Hz~40kHzまたは80Hz~40kHzの音響を出力することができる。第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、80Hz以下の音響を出力することができる。したがって、表示装置は、15.1チャンネルの音響を出力することができる。
図42Cを参照すると、第1音響発生モジュール1900Lは、表示パネル110の背面の第1領域1に配置することができ、第4音響発生モジュール1900HLは、表示パネル110の背面の第4領域4に配置することができ、第7音響発生モジュール1900BLは、表示パネル110の背面の第7領域7に配置し得る。第2音響発生モジュール1900Rは、表示パネル110の背面の第2領域2に配置することができ、第5音響発生モジュール1900HRは、表示パネル110の背面の第5領域5に配置することができ、第8音響発生モジュール1900BRは、表示パネル110の背面の第8領域8に配置し得る。第3音響発生モジュール1900Cは、表示パネル110の背面の第3領域3に配置することができ、第6音響発生モジュール1900HCは、表示パネル110の背面の第6領域6に配置することができ、第9音響発生モジュール1900BCは、表示パネル110の背面の第9領域9に配置し得る。第10音響発生モジュール1900LCは、表示パネル110の背面の第10領域10に配置することができ、第12音響発生モジュール1900HLCは、表示パネル110の背面の第12領域12に配置することができ、第14音響発生モジュール1900BLCは、表示パネル110の背面の第14領域14に配置し得る。第11音響発生モジュール1900RCは、表示パネル110の背面の第11領域11に配置することができ、第13音響発生モジュール1900HRCは、表示パネル110の背面の第13領域13に配置することができ、第15音響発生モジュール1900BRCは、表示パネル110の背面の第15領域15に配置し得る。他の例としては、第1~第15音響発生モジュールは、図22で説明したように、背面カバーの背面に配置し得る。第1~第15音響発生モジュールは、モジュール構造物に配置し得る。
第1~第15音響発生モジュールは、図33~図39で説明した音響発生モジュール1900を適用し得る。音響発生モジュール1900は、図3A~図3E、図6、図12~図14、図18~図21で説明したように、モジュール構造物にモジュール化して構成し得る。例えば、第1~第15音響発生モジュールの少なくとも一つ以上の音響発生モジュールは、モジュール収容部を有する背面カバーの背面に配置することができ、背面カバーのモジュール収容部に収容し得る。他の例としては、図22で説明したように、音響発生モジュール1900は、背面カバーの背面に配置され、モジュール化して構成し得る。他の例としては、図23A~図23Dで説明したように、プレートに音響発生モジュール1900を構成することができる。第1~第15音響発生モジュールを圧電複合体の音響発生モジュールで構成する場合、ボイスコイルの音響発生モジュールより高音域帯の音響がさらに向上し得る。したがって、第1~第15音響発生モジュールを配置することで、高音域帯の音響および指向性がさらに改善された表示装置を提供することができる。
したがって、第1音響発生モジュール1900L、第2音響発生モジュール1900R、第3音響発生モジュール1900C、第4音響発生モジュール1900HL、第5音響発生モジュール1900HR、第6音響発生モジュール1900HC、第7音響発生モジュール1900BL、第8音響発生モジュール1900BR、第9音響発生モジュール1900BC、第10音響発生モジュール1900LC、第11音響発生モジュール1900RC、第12音響発生モジュール1900HLC、第13音響発生モジュール1900HRC、第14音響発生モジュール1900BLC、および第15音響発生モジュール1900BRCは、150Hz~40kHzまたは80Hz~40kHzの音響を出力することができる。第1ウーファー(W3)および第2ウーファー(W4)は、80Hz以下の音響を出力することができる。したがって、表示装置は、15.1チャンネルの音響を出力することができる。
本明細書の他の実施例に係る表示装置は、左右映像および上下映像に対する左右音響および上下音響を実現することができ、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響を実現することができるので、仮想(virtual)音響ではなく、リアル(real)サウンドを提供することができる。これにより、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。したがって、映画館、個人映画館、およびテレビなどの機器でも、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、高音域帯の音響がさらに強化された実感するAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを感じるようにすることができる。
そして、図23A~図23Dのサウンドプレートに図24Aおよび図24Bのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールを実現する場合、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。図23A~図23Dのサウンドプレートに図24Aおよび図24Bのマルチチャンネルを有する音響発生モジュールと、プロジェクターまたは映像再生装置をそれぞれ構成する場合、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、実感するAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを提供することができ、没入感と臨場感のある立体音響を提供することができる。そして、図1~図22を参照して、説明したように、モジュール化された音響発生モジュールを適用することで、音響発生モジュールを配置する際に表示装置または背面カバーに対する設計の自由度が向上し得る。
図43A~図43Cは、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールとパーティションを示す図である。
図43A~図43Cは、音響発生モジュールとパーティションの実施例を示したもので、これに限定されるものではなく、図31Aで説明した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。パーティション、パッド、およびベント部等に対する構造は、図31A~図32Eで混用して適用することができる。
図44A~図44Cは、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールとパーティションを示す図である。
図44A~図44Cは、音響発生モジュールとパーティションの実施例を示したもので、これに限定されるものではなく、図32Aで説明した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。パーティション、パッド、およびベント部等の構造は、図31A~図32Eで混用して適用することができる。
図45Aおよび図45Bは、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールをモジュール化した図である。
図45Aおよび図45Bは、音響発生モジュール2500およびパーティション2700をモジュール化した図である。図45Aおよび図45Bを参照すると、音響発生モジュール2500は、表示パネル110の背面または背面カバー300の背面に配置し得る。音響発生モジュール2500およびパーティション2700は、モジュール構造物2550上に配置し得る。例えば、パーティション2700は、音響発生モジュール2500を囲むように配置し得る。音響発生モジュール2500は、図5Bの音響発生モジュールで構成することができ、これに限定されるものではない。他の例としては、図5Aの音響発生モジュールで構成することができる。例えば、音響発生モジュール2500およびパーティション2700は、モジュール構造物2550上に配置してモジュール化して構成し、または単一の部品にモジュール化することができる。音響発生モジュール2500およびパーティション2700をモジュール構造物2550上に配置してモジュール化することができるので、一定の音質を提供することができる効果がある。また、モジュール構造物2550を平坦に構成する場合、外観上のデザインを改善することができる。音響発生モジュール2500は、接着部材1450によって表示パネル110または背面カバー300に付着することができる。例えば、接着部材1450は、両面テープ、両面フォームテープ、両面パッド、両面フォームパッド、およびボンド中の1つ以上であり得、これに限定されるものではない。
図46Aおよび図46Bは、本明細書の他の実施例に係る音響発生モジュールをモジュール化した図である。
図46Aおよび図46Bは、音響発生モジュール1900およびパーティション1760をモジュール化した図である。
図46Aおよび図46Bを参照すると、音響発生モジュール1900は、表示パネル110の背面または背面カバー300の背面に配置し得る。モジュール構造物2550は、背面カバー300に配置し得る。音響発生モジュール1900およびパーティション1760は、モジュール構造物2550上に配置し得る。例えば、パーティション1760は、音響発生モジュール1900を囲むように配置し得る。音響発生モジュール1900は、図33~図38の音響発生モジュールで構成することができる。例えば、音響発生モジュール1900およびパーティション1760は、モジュール構造物2550上に配置してモジュール化して構成し、または単一の部品としてモジュール化することができる。音響発生モジュール1900およびパーティション1760をモジュール構造物2550上に配置してモジュール化することができるので、一定の音質を提供することができる効果がある。また、モジュール構造物2550を平坦に構成する場合、外観上のデザインを改善することができる。
音響発生モジュール1900は、4つの圧電複合体を配列して一つの構造になっており、4つの圧電複合体からなる構造を二個配置することができ、これに限定されるものではない。例えば、音響発生モジュール1900は、1つの圧電複合体で配置することができる。他の例としては、音響発生モジュール1900は、二つ以上の圧電複合体が一つの構造で配置され、二つ以上の圧電複合体の一つの構造が二つ以上配置し得る。音響発生モジュール1900が、二つ以上の圧電複合体が一つの構造で配置される場合、二つ以上の圧電複合体の間で共振が抑制される問題があり得る。これを解決するために、二つ以上の圧電複合体の間には、パッドを配置し得る。
音響発生モジュール1900は、接着部材1770によって表示パネル110または背面カバー300に付着することができる。例えば、接着部材1770は、両面テープ、両面フォームテープ、両面パッド、両面フォームパッド、およびボンド中の1つ以上であり得、これに限定されるものではない。
本明細書の実施例に係る音響発生モジュールは、表示装置に配置される音響発生モジュールに適用することが可能である。本明細書の実施例に係る表示装置は、モバイルデバイス、映像電話、スマートウォッチ(smart watch)、ウォッチフォン(watch phone)、ウェアラブル機器(wearable apparatus)、フォルダブル機器(foldable apparatus)、ローラーブル機器(rollable apparatus)、ベンダブル機器(bendable apparatus)、フレキシブルデバイス(flexible apparatus)、カーブ・ド・機器(curved apparatus)、電子手帳、電子ブック、PMP(portable multimedia player)、PDA(personal digital assistant)、MP3プレーヤー、モバイル医療機器、デスクトップPC(desktop PC)、ラップトップPC(laptop PC)、ネットブックコンピュータ(netbook computer)、ワークステーション、(workstation)、ナビゲーション、カーナビゲーション、車両用表示装置、車両用装置、劇場用装置、劇場用表示装置、テレビ、ウォールペーパー(wallpaper)機器、サイネージ(signage)機器、ゲーム機器、ノートパソコン、モニター、カメラ、ビデオカメラ、および家電機器などに適用することができる。また、本明細書の音響発生モジュールは、有機発光照明装置または無機発光照明装置に適用することができる。音響発生モジュールを照明装置に適用する場合、照明およびスピーカーの役割をすることができる。また、本明細書の表示装置をモバイルデバイスなどに適用する場合、スピーカーまたはレシーバーであり得、これに限定されるものではない。
本明細書の実施例に係る表示装置は、以下のように説明することができる。
本明細書の実施例に係る表示装置は、映像を表示する表示パネルを有する表示モジュール、表示モジュールの背面に配置した背面カバー、および背面カバーに配置した表示モジュールを振動させて音響を発生させる音響発生モジュールを含み、音響発生モジュールの背面は、背面カバーによって覆うことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、音響発生モジュールは、背面カバーに配置したモジュール構造物、およびモジュール構造物に配置して表示モジュールを振動させる振動装置を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、音響発生モジュールは、モジュール構造物とディスプレイモジュールとの間の連結部材をさらに含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、モジュール構造物と振動装置は、1つの構成にモジュール化し得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、モジュール構造物に配置したベースプレート、ベースプレート上に配置して表示モジュールを振動させるボビン、ボビンの内部または外部に設けたマグネット、ボビンに巻かれたコイル、ベースプレートの外側に配置したエッジフレーム、およびエッジフレームとボビンとの間を連結したダンパーを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、表示装置は、振動装置と表示モジュールの間に配置された熱拡散部材をさらに含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、音響発生モジュールは、背面カバーに配置したモジュール構造物、モジュール構造物上に配置して表示モジュールと連結した振動伝達部材、振動伝達部材とモジュール構造物との間に介在する連結部材、およびモジュール構造物に配置し、振動伝達部材を振動させる振動装置を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、連結部材は、振動装置に向いたベント部および突起部のうちの少なくとも一つを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、音響発生モジュールは、背面カバーに配置したモジュール構造、モジュール構造物上に配置して表示モジュールに配置された振動伝達部材、モジュール構造物に配置し、振動伝達部材を振動させる複数の振動装置、振動伝達部材と、モジュール構造物との間に介在する連結部材、および複数の振動装置間に配置されたパーティションを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、背面カバーは、少なくとも一つのモジュール収容部を含み、少なくとも一つの音響発生モジュールは、少なくとも一つのモジュール収容部に収容することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、表示装置は、少なくとも一つの音響発生モジュールを収容しない少なくとも一つのモジュール収容部を覆う少なくとも一つのカバーをさらに含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、背面カバーは、モジュール収容部を有する第1背面カバー、および第1背面カバーの背面に配置された第2背面カバーを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、背面カバーは、モジュール収容部を有する第1背面カバー、および第1背面カバーの背面に配置された第2背面カバーを含み、音響発生モジュールは、第1背面カバーのモジュール収容部に収容することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、音響発生モジュールは、第1背面カバーのモジュール収容部に収容されたモジュール構造物、モジュール構造物に配置され表示モジュールを振動させる振動装置、およびモジュール構造物と表示モジュールの間に介在する連結部材を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、モジュール構造物は、連結部材の下の枠部、および背面カバーの枠部を除く残りの部分から突出して第2背面カバーに配置され、第1背面カバーのモジュール収容部に収容された収納部を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、背面カバーは、第1背面カバー、および第1背面カバーの背面に配置された第2背面カバーを含み、音響発生モジュールは、第1背面カバーに収容することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、背面カバーは、第1背面カバー、および第1背面カバーの背面に配置された第2背面カバーを含み、音響発生モジュールは、第1背面カバーと第2背面カバーの間に収容することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、圧電複合体からなり得る。
本明細書の実施例に係る表示装置は、映像を表示する表示モジュール、ギャップ空間を間に置いて表示モジュールの背面に配置された背面カバー、およびギャップ空間に配置され表示モジュールを振動させて音響を発生させる音響発生モジュールを含み、音響発生モジュールは、背面カバーに配置されたモジュール構造物、およびモジュール構造物に配置され表示モジュールを振動させる振動装置を含み、モジュール構造物と振動装置は、一つの部品としてモジュール化される。
本明細書のいくつかの実施例によると、音響発生モジュールは、モジュール構造物上に配置され表示モジュールと連結した振動伝達部材、および振動伝達部材とモジュール構造物との間の連結部材をさらに含み、振動伝達部材を振動させて表示モジュールを振動させることができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、背面カバーは、モジュール収容部を有する第1背面カバー、および第1背面カバーの背面に配置された第2背面カバーを含み、モジュール構造物は、第1背面カバーのモジュール収容部に収容することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、音響発生モジュールは、モジュール構造物と表示モジュールの間に介在する連結部材をさらに含み、モジュール構造物は、連結部材の下の枠部、および枠部を除いた残りの部分から背面カバーの方に突出して第1背面カバーのモジュール収容部に収容され、第2背面カバーに配置された収納部を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、表示装置は、映像を表示する表示モジュール、表示モジュールの背面に配置され、複数のモジュール収容部を有する背面カバー、複数のモジュール収容部中の少なくとも一つに収容されて表示さモジュールを振動させて音響を発生させる少なくとも一つの音響発生モジュール、および複数のモジュール収容部中の少なくとも一つを覆う少なくとも一つのカバーを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、背面カバーは、複数のモジュール収容部を有する第1背面カバー、および第1背面カバーの背面に配置された第2背面カバーを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの音響発生モジュールは、複数のモジュール収容部中の少なくとも一つに収容されたモジュール構造物、モジュール構造物に配置され表示モジュールを振動させる振動装置、およびモジュール構造物と表示モジュール間の連結部材をさらに含み、モジュール構造物は、連結部材を支持する枠部、および枠部を除いた残りの部分から背面カバーの方に突出し、第1背面カバーのモジュール収容部に収容され、第2背面カバーに配置された収納部を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの音響発生モジュールは、複数のモジュール収容部中の少なくとも一つに収容されたモジュール構造、およびモジュール構造物に配置され表示モジュールを振動させる振動装置を含み、モジュール構造物と振動装置は、一つの部品としてモジュール化することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、背面カバーは、音響発生モジュールと重畳するホールを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの音響発生装置は、背面カバーのホールに収容し得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、中空部をさらに含み、モジュール構造物は、振動装置と重畳する溝を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、モジュール構造物は、振動装置に連結した信号ケーブルが通過するケーブルホールを含むことができる。
本明細書の実施例に係る表示装置は、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、および第5領域を含むプレート、プレート背面の左側の領域に対応し、第1領域および第4領域に配置される第1音響発生モジュールおよび第4音響発生モジュール、プレート背面の右側領域に対応し、第2領域および第5領域に配置される第2音響発生モジュールおよび第5音響発生モジュール、およびプレート背面の中央領域に対応し、第3領域に配置される第3音響発生モジュールを含み、第1~第5音響発生モジュール中の1つ以上の音響発生モジュールは、モジュール構造物を含み、一つ以上の音響発生モジュールは、モジュール構造物に配置される。
本明細書のいくつかの実施例によると、プレートは、映像を表示する表示パネルを含むかまたは、表示パネルの背面に配置された背面カバーを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、プレートは、ガラス、木、プラスチック、および金属中のいずれか一つを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1領域~前記第5領域を含む第2プレートをさらに含み、第2プレートは、ガラス、木材、プラスチック、および金属中のいずれか一つを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、プレートは映像を表示する表示パネルであり、第2プレートに第1~第5音響発生モジュールを配置し得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1音響発生モジュールおよび第2音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1音響発生モジュールおよび第2音響発生モジュールは、第3音響発生モジュールと非対称または対称に配置することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1~第5音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールであり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1領域および第2領域のうちの少なくとも一つの下にある少なくとも一つ以上のウーファーをさらに含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、プレートは映像を表示する表示パネルを含み、表示パネルの背面に配置される背面カバーをさらに含み、第1~第5音響発生モジュールは、表示パネルの背面に配置し、または背面カバーの背面に配置し得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第4領域と第5領域との間の第6領域にある第6音響発生モジュールは、第1領域の下の第7領域にある第7音響発生モジュール、第2領域の下の第8領域の第8音響発生モジュール、第7領域と第8領域との間の第9領域の第9音響発生モジュール、第1領域と第3領域との間の第10領域にある第10音響発生モジュール、および第2領域と第3領域との間の第11領域にある第11音響発生モジュールを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第6~第11音響発生モジュール中の1つ以上の音響発生モジュールは、モジュール構造物を含み、第6~第11音響発生モジュール中の一つ以上は、モジュール構造物に配置し得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第7領域および前記第8領域中の少なくとも一つの下にある少なくとも一つ以上のウーファーをさらに含むことができる。本明細書のいくつかの実施例によると、第7音響発生モジュールと第8音響発生モジュール中の一つ以上、第1音響発生モジュールと第2音響発生モジュール中の一つ以上、または第10音響発生モジュールと第11音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第7音響発生モジュールおよび第8音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールであり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1音響発生モジュールおよび第2音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールであり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第10音響発生モジュールおよび第11音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールであり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1~第11音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールであり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第4~第6音響発生モジュール中の一つ以上は、圧電複合体を含む音響発生モジュールを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第4~第9音響発生モジュール中の一つ以上は、圧電複合体からなる音響発生モジュールを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1~第11音響発生モジュール中の一つ以上は、圧電複合体からなる音響発生モジュールまたは、ボイスコイルを含む音響発生モジュールは、またはウーファーを含む音響発生モジュールを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、プレートは映像を表示する表示パネルを含み、表示パネルの背面に配置される背面カバーをさらに含み、第1~第11音響発生モジュールは、表示パネルの背面に配置し、または背面カバーの背面に配置し得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第4領域と第5領域との間の第12領域にある第12音響発生モジュール、第5領域と第6領域との間の第13領域にある第13音響発生モジュール、第7領域と第9領域の間の第14領域にある第14音響発生モジュール、第8領域と第9領域の間の第15領域にある第15音響発生モジュールを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第12~第15音響発生モジュール中の1つ以上の音響発生モジュールは、モジュール構造物を含み、第12~第15音響発生モジュール中の一つ以上は、モジュール構造物に配置し得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第7領域および第8領域中の一つの下にある少なくとも一つ以上のウーファーをさらに含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第7音響発生モジュールと第8音響発生モジュール中の一つ以上、第1音響発生モジュールと第2音響発生モジュール中の一つ以上、第10音響発生モジュールと第11音響発生モジュール、または第14音響発生モジュールと第15音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第7音響発生モジュールおよび第8音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールであり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1音響発生モジュールおよび第2音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールであり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第10音響発生モジュールおよび第11音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールであり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第14音響発生モジュールおよび第15音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールであり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1~第15音響発生モジュール中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生モジュールであり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第4~第6音響発生モジュール、第12音響発生モジュール、および第13音響発生モジュール中の一つ以上は、圧電複合体からなる音響発生モジュールを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第4~第9音響発生モジュールおよび第12~第15音響発生モジュール中の一つ以上は、圧電複合体からなる音響発生モジュールを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1~第15音響発生モジュール中の一つ以上は、圧電複合体からなる音響発生モジュール、ボイスコイルを含む音響発生モジュール、またはウーファーを含む音響発生モジュールを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、プレートは映像を表示する表示パネルを含み、表示パネルの背面に配置される背面カバーをさらに含み、第1~第15音響発生モジュールは、表示パネルの背面に配置し、または背面カバーの背面に配置し得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1~第15音響発生モジュールを囲むパーティションをさらに含み、パーティションおよび第1~第15音響発生モジュールは、モジュール構造物に配置し得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、プレートは映像を表示する表示パネルを含み、表示装置は、表示パネルの背面に配置し、モジュール収容部を有する背面カバーをさらに含み、一つ以上の音響発生モジュールは背面カバーのモジュール収容部に収容し得る。
以上で説明した本明細書では、前述した実施例および添付の図に限定されるものではなく、本明細書の技術的事項を逸脱しない範囲内で、一つ以上の置換、変形および変更が可能であることが本明細書の属する技術分野で通常の知識を有する者にとって明らかであろう。したがって、本明細書の範囲は、後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味および範囲、そしてその等価概念から導出されるすべての変更または変形された形態が本明細書の範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
符号説明
100:表示モジュール
110:表示パネル
150:熱拡散部材
300:背面カバー
310:第1背面カバー
330:カバー連結部材
350:第2背面カバー
370:モジュール収容部
390:ケーブル引き出し口
500、1500、1800、1900:音響発生モジュール
510:モジュール構造物
530:振動装置
550:連結部材
570:振動伝達部材
590:ボイス信号ケーブル
900:カバー
1701、1702、1711、1712、1713、1714、1721、1722、1723、1750:パーティション