JP7117708B2 - 法面工事用の作業足場及びその組立方法 - Google Patents
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Description
上記の足場では、例えば、多数の単管支柱と足場板とをクランプ等で結合したパイプ構造物の櫓状足場を利用したものが知られているが、このようなパイプ構造物の足場では、多数の単管支柱やクランプ等の資材や部品が必要で、その組立、取付け作業や解体作業が面倒であり、部品点数が多く経済性にも不利である。
そこで、資材や部品を削減し、組立時や解体時の作業性の向上を図れる特許文献1に示すような法面工事用の作業床構築システムが開発されている。
この法面工事用の作業床構築システムは、法面に対向して多数の支柱を縦横に継ぎ足して起立させ、次いで隣同士の支柱間に床付き布材を架設して櫓状の足場を構築し、更にこの足場の上端に法面の工事個所に対応してトラス大引きを架設し、またこのトラス大引き上にトラスで補強された複数のユニット化された作業床パネルを取付けたものである。
そして、この連続したパネルを作業路として利用すると共にパネルの背部に手摺と巾木を配置し、この状態で作業路上において作業者が重機を操作して所定の工事を行うものである。
又、法面の工事位置を下方に変えて作業路を下方に盛替える場合は、下段の床付き布材上で上記の手摺と、巾木と、トラス大引きと、作業床パネルとを取外し、更に上部の支柱の抜き取り作業を行う。
次いで、更に下段の床付き布材上で再度法面の工事位置に対応して上記と同じ手順で作業路と手摺と巾木とを取付けるものである。
この法面工事用の作業床構築システムでは、多数の支柱を継ぎ足した後で床付き布材を架設して足場を組み立て、更に足場の上端にユニット化された作業床パネルによる作業路を取付けるだけであるから上記単管足場やクランプで組み立てた足場に比べて資材やクランプ等の部品点数が少なく、足場の構築作業、解体作業の向上が図れるものである。
2 後側支柱
3 前側大引きフレーム
4 後側大引きフレーム
5 根太フレーム
5A ビーム梁
5B 突起
6 トラス
6a 下弦材
6b 束材
8 作業床
9 パネル
10 前側手摺支柱
11 後側手摺支柱
13 背部手摺
14A、14B ブレース
15、16 巾木
17 上弦材
18 下弦材
19 補強材
20 補強材
21 ソケット
22 ブラケット
24 締結部材
24A、24B 押え片
24C 支持板
25 楔取付け片
26 楔
27 取付け部材
H 法面
Ha 水平面
J ジャッキベース
Claims (8)
- 複数の前側支柱と、
上記前側支柱より長い複数の後側支柱と、
上記前側支柱間に架設した前側大引きフレームと、
上記後側支柱間に架設した後側大引きフレームと、
上記前側大引きフレームと上記後側大引きフレームとの間に架設されて支持されると共にトラスで補強された複数の根太フレームと、
上記根太フレーム上に敷設した作業床と、
左右両端に配置された上記前側支柱に起立させた前側手摺支柱と、
上記各後側支柱に起立させた後側手摺支柱と、
左右両端に配置された上記前側手摺支柱と左右両端に配置された上記後側手摺支柱との間にそれぞれ着脱自在に架設した左右一対の側部手摺と、
上記後側手摺支柱間に架設した背部手摺とを備え、
上記前側大引きフレームと上記後側大引きフレームは、それぞれ、
上弦材と、
下弦材と、
上記上弦材と上記下弦材との間に架設したハの字状の補強材及び垂直な補強材と、
上記上弦材と上記下弦材の両端にそれぞれ設けた楔挿入用のブラケットとで構成され、
上記前側支柱は上記前側大引きフレーム側の上記ブラケットを介して上記前側大引きフレームに結合され、
上記後側支柱は上記後側大引きフレーム側の上記ブラケットを介して上記後側大引きフレームに結合される
ことを特徴とする法面工事用の作業足場。 - 複数の前側支柱と、
上記前側支柱より長い複数の後側支柱と、
上記前側支柱間に架設した前側大引きフレームと、
上記後側支柱間に架設した後側大引きフレームと、
上記前側大引きフレームと上記後側大引きフレームとの間に架設されると共にトラスで補強された複数の根太フレームと、
上記根太フレーム上に敷設した作業床とを有する複数の作業足場ユニットを備え、
複数の上記作業足場ユニットは階段状に重ねて配置されており、
少なくとも最上段に配置される上記作業足場ユニットは、
左右両端に配置された上記前側支柱に起立させた前側手摺支柱と、
上記各後側支柱に起立させた後側手摺支柱と、
左右両端に配置された上記前側手摺支柱と左右両端に配置された上記後側手摺支柱との間にそれぞれ着脱自在に架設した左右一対の側部手摺と、
上記後側手摺支柱間に架設した背部手摺とを有する
ことを特徴とする法面工事用の作業足場。 - 上記前側大引きフレームと上記後側大引きフレームは、それぞれ、上記上弦材の上部に起立した筒状のソケットを有し、
上記根太フレームは、ビーム梁と、上記ビーム梁の下部に結合した上記トラスからなり、
上記トラスは、柱状の下弦材と、上記ビーム梁と上記下弦材との間に取付けた複数のV字状の束材とで構成され、
上記ビーム梁は、後端に垂設した突起を介して上記後側大引きフレーム側の上記ソケットに着脱自在に嵌合され、また先端に取付けた筒状の取付け部材を介して上記前側大引きフレーム側の上記ソケットに着脱自在に嵌合されている
ことを特徴とする請求項1に記載の法面工事用の作業足場。 - 上記作業床は、上記ビーム梁上に締結部材を介して結合して並べた複数のパネルからなり、
上記締結部材は、隣同士の上記パネル間に下方に向けて差し込むコ字状の支持板と、上記支持板の上端に互いに反対方向に向けて取付けた水平な一対の押え片と、上記支持板に垂設した一対の楔取付け片と、上記楔取付け片に着脱自在に差し込む楔とで構成され、
上記ビーム梁上に並べた上記パネルに上記押え片を当接させながら上記支持板を上記ビーム梁上にかぶせ、上記楔の上面と上記支持板の下面とで上記ビーム梁を挟持する
ことを特徴とする請求項3に記載の法面工事用の作業足場。 - 上記前側手摺支柱と上記後側手摺支柱とに上記作業床の左右側部と背部でそれぞれ起立する巾木を取付けている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の法面工事用の作業足場。 - 上記前側支柱と上記後側支柱との間に一つ又は複数のブレースを架設し、上記各後側支柱間に後側ブレースを架設している
ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の法面工事用の作業足場。 - 複数の前側支柱と、
上記前側支柱より長い複数の後側支柱と、
上記前側支柱間に架設した前側大引きフレームと、
上記後側支柱間に架設される後側大引きフレームと、
上記前側大引きフレームと上記後側大引きフレームとの間に架設されると共にトラスで補強された複数の根太フレームと、
上記根太フレーム上に敷設される作業床とを備えてユニット化された組み立て式の作業足場を複数用意し、
地上に法面に対向する最下段の上記作業足場を起立させる工程と、
最下段の上記作業足場上で二段目の上記作業足場を組み立てて二段目の上記作業足場を法面の下方の工事位置に対向させながら最下段の上記作業足場上にスライド自在に起立させる工程と、
同様にして更に上方の法面の工事位置に対応して三段目以降の上方の上記作業足場を順次下段側の上記作業足場上に階段状に連続して起立させる工程と、
上方の法面の工事位置の工事終了後から下方の法面の工事位置の工事に順次切り換える際には上段の上記作業足場を解体し、次段の上記作業足場をそのまま使用する工程とからなる
ことを特徴とする法面工事用の作業足場の組立方法。 - 最下段の上記作業足場の上記前側支柱と上記後側支柱とを直接又はジャッキベースを介して地上に起立させ、
二段目以降の上記作業足場の上記前側支柱を直接又はジャッキベースを介して法面に形成した水平面上に起立させ、
上記後側支柱を下側の上記作業足場の上記作業床上に直接又はジャッキベースを介して起立させている
ことを特徴とする請求項7に記載の法面工事用の作業足場の組立方法。
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JP2017225501A JP7117708B2 (ja) | 2017-11-24 | 2017-11-24 | 法面工事用の作業足場及びその組立方法 |
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JP2019094693A JP2019094693A (ja) | 2019-06-20 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006176951A (ja) | 2004-12-20 | 2006-07-06 | Toshihiko Kuno | 法面の作業床構築システムと作業床構築装置及び作業床パネル |
JP2011038352A (ja) | 2009-08-17 | 2011-02-24 | Taisen Industry Co Ltd | 横架材および該横架材を用いた構台 |
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