JP7115410B2 - 車両空調システム - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態における車両空調システム1の概略構成を示す図である。また、図2は、車両2に搭載された空調ユニット6の概略構成を示す図である。また、図3は、空調ユニット6の制御系の概略構成を示すブロック図である。
次に、空調ユニット6について説明する。空調ユニット6は、図2に示すように、車室内に空調空気を導くための空気通路を形成する空調ダクト7、この空調ダクト7内において空気流を発生させる遠心式送風機(空調用送風機)61、空調ダクト7内を流れる空気を冷却するための冷媒循環回路8、および、空調ダクト7内を流れる空気を加熱するための冷却水回路9等を備えている。
次に、本実施形態の特徴である環境変化対応制御について説明する。
気象情報取得部31は、車両2が走行可能な道路が存在する各地点での気象情報(外気温度を含む気象情報)を取得する。具体的には、気象庁や気象会社等から、各地点での気象情報(外気温度等)を取得する。この気象情報取得部31が取得した気象情報は、その地点の位置情報と関連付けられて一旦データベース33に記憶される。なお、このデータベース33に記憶された各地点の気象情報は、前記気象庁や気象会社等から気象情報を所定時間毎に取得する度に上書きされる。また、一般に、気象庁や気象会社等から取得する各地点での外気温度の情報としては、前述したトンネル内の温度の情報は含まれず、屋外における各地点の温度の情報のみとなっている。
環境不安定地点特定部32は、車両2が走行する道路(または停車している道路)のうち、一時的に外気温度が変化する可能性のある地点を特定する機能部分である。この一時的に外気温度が変化する可能性のある地点(環境不安定地点)の一例としては前述したトンネル内が挙げられる。前述したように、トンネルは、その内部の温度が、トンネル内を走行する各車両からの排熱やトンネル換気量の影響によって、実際の外気温度(トンネル外の温度)との間に乖離が生じていることがある。車両2にあっては、トンネル外を走行する状態からトンネル内を走行する状態に移行した時点で外気温度センサ111が検出する外気温度(外気温度センサ値;外部環境センサ値)が一時的に変化する可能性がある。つまり、それまで安定的に検出されていた外気温度が急速に変化する可能性がある。このため、このトンネル内を環境不安定地点としている。
車両現在地取得部202は、車両2の現在地を気象情報取得部31に送信する。この車両現在地取得部202による車両2の現在地を取得する手法としては、車両2のGPS(Global Positioning System)機能を利用することが挙げられる。
環境判定部203は、車両2の現地点が、前記外気温度センサ(外部環境センサ)111のセンサ値(外気温度センサ値)が補正された履歴のある環境不安定地点であるか否かを判定する。ここでいう「センサ値が補正された履歴」とは、前述したように、外気温度センサ111が検出した外気温度を気象情報取得部31から取得した外気温度に合わせるように補正したこと(気象情報取得部31から取得した気象情報としての外気温度と、外気温度センサ111が検出した外気温度センサ値としての外気温度とが乖離している場合)の履歴を含む。つまり、外気温度センサ111が検出した外気温度(外気温度センサ値)がそのまま使用されることなく、該外気温度センサ値が補正されて空調制御に使用された履歴である。
外部環境情報取得部204は、前記クラウドサーバ3に記憶されている環境安定地点(前述した環境不安定地点の特定動作によって特定された環境不安定地点以外の地点)の外部環境情報である外気温度のうち、車両2の現地点の周辺の環境安定地点における外気温度をクラウドサーバ3から取得する。
乖離判定部205は、前記外部環境情報取得部204が取得した環境安定地点における外気温度と外気温度センサ111が検出した外気温度とを比較し、これらの値が所定値以上乖離しているか否かを判定する。この所定値としては例えば5℃が挙げられる。つまり、冬季において換気量が不十分なトンネルにあっては、そのトンネル内の温度とトンネル外の温度との間に5℃以上の乖離が生じている場合が多い。つまり、トンネル外の温度に比べてトンネル内の温度は5℃以上高い場合が多い。逆に、夏季において換気量が不十分なトンネルにあっても、そのトンネル内の温度とトンネル外の温度との間に5℃以上の乖離が生じている場合が多い。つまり、トンネル外の温度に比べてトンネル内の温度は5℃以上低い場合が多い。 つまり、この乖離の有無を判断することで、前述したセンサ値の補正によって求められたセンサ値を使用して空調制御を行う必要がある(トンネル内の走行中等であって気象情報取得部31から取得した外気温度を使用して空調制御を行う必要がある)か否かを判定することが可能である。前記値はこれに限定されるものではなく、適宜設定される。
空調制御部206は、前記環境判定部203が、車両2の現在地が前記環境不安定地点であると判定した場合には、その環境不安定地点に車両2が達した直前の外気温度センサ値を使用して空調制御を行う。つまり、車両2の現在地が環境不安定地点である(例えばトンネル内を走行している)と判定された場合には、その環境不安定地点において外気温度センサ111が検出した外気温度は、実際の外気温度と乖離しており、適正な空調制御を実現できない可能性があるとして、環境不安定地点に車両2が達した直前、つまり、車両2がトンネルに入る直前で外気温度センサ111が検出していた外気温度を使用して空調制御を行う。
次に、環境変化対応制御の具体的な手順について、図5のフローチャートに沿って説明する。このフローチャートは、エアコンECU200において所定時間毎に繰り返して実行される。
以上説明したように、本実施形態では、車両2の現地点が環境不安定地点(トンネル内)であると判定された場合には、その環境不安定地点に車両2が達した直前(トンネルの入口の手前)の外気温度センサ値(外部環境センサ値)を使用して空調制御を行う。また、車両2の現地点が環境不安定地点でないと判定され、且つ環境安定地点における外気温度(外部環境情報)と外気温度センサ111が検出した外気温度センサ値(外部環境センサ値)とが乖離していると判定された場合には、外気温度センサ値を環境安定地点における外気温度に合わせるように補正して空調制御を行うようにしている。これにより、車両2の現地点が環境不安定地点と判定された場合、および、車両2の現地点が環境不安定地点でないと判定された場合の何れにおいても、一時的に変化する外部環境の影響を受けることなく、適正な空調制御を実現することができる。つまり、一時的に変化する外部環境の影響によって、車室内に吹き出す空調風の温度が変化したり、空調風の吹き出しモードが変化したりすることがなく、乗員に違和感を与えてしまうことを回避でき、車室内の快適性を良好に確保することができる。また、一時的に変化する外部環境の影響によって、冷媒循環回路8の圧縮機81の回転数が上昇してしまう状況を回避でき、エネルギ消費率(燃料消費率等)の悪化を抑制することができる。
次に変形例について説明する。本変形例は、外部環境情報を提供する外部環境情報提供手段として周辺の車両を利用した場合を例に挙げて説明する。それ以外の構成および動作は、前記実施形態のものと同様であるので、ここでは前記実施形態との相違点についてのみ説明する。
なお、本発明は、前記実施形態および前記変形例に限定されるものではなく、特許請求の範囲および該範囲と均等の範囲で包含される全ての変形や応用が可能である。
2、2A~2C 車両
3 クラウドサーバ(外部環境情報提供手段)
111 外気温度センサ(外部環境センサ)
112 日射センサ(外部環境センサ)
113 車外湿度センサ(外部環境センサ)
203 環境判定部
204 外部環境情報取得部
205 乖離判定部
206 空調制御部
Claims (1)
- 車室内の空調を行う車両空調システムにおいて、
車両の外部環境を外部環境センサ値として検出する外部環境センサと、
車両の現地点が、前記外部環境センサ値が補正された履歴のある環境不安定地点であるか否かを判定する環境判定部と、
車両の現地点の周辺の地点であって前記環境不安定地点以外の環境安定地点における外部環境情報を提供する外部環境情報提供手段からの前記外部環境情報、および、周辺の車両が取得した前記環境安定地点における外部環境情報のうち少なくとも一方を取得する外部環境情報取得部と、
前記環境安定地点における前記外部環境情報と前記外部環境センサが検出した前記外部環境センサ値とが乖離しているか否かを判定する乖離判定部と、
前記環境判定部が、車両の現地点が前記環境不安定地点であると判定した場合には、その環境不安定地点に車両が達した直前の前記外部環境センサ値を使用して空調制御を行う一方、前記環境判定部が、車両の現地点が前記環境不安定地点でないと判定し、且つ前記乖離判定部が、前記環境安定地点における前記外部環境情報と前記外部環境センサが検出した前記外部環境センサ値とが乖離していると判定した場合には、前記外部環境センサ値を前記環境安定地点における前記外部環境情報に合わせるように補正して空調制御を行う空調制御部と、を備えていることを特徴とする車両空調システム。
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2019
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