JP7115148B2 - 車両用計器 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用計器に関する。
従来、車両の速度等を表示する表示モジュールを有する回路基板と、回路基板を収めた筐体と、フィンと、送風機とを含む車載用表示装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、従来の車両用表示装置は、回路基板の冷却を図るものではない上、回路基板の背面側に配置されるハーネス等の障害物が送風機に近接し、送風機による吸排気を妨げてしまい、送風機によって送られる空気からフィンへの伝熱が効率的に行われない可能性があった。
また、従来の車両用表示装置では、特に、運搬中に、人体又は障害物が送風機に接触して、人体、障害物又は送風機が損傷してしまう可能性があった。
特開2010-181809号公報
そこで、本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、回路基板の冷却を効率的にできるとともに、外部からの接触から送風機を防護できる車両用計器を提供することを目的とする。
(1)上記のような課題を解決するため、本発明に係る車両用計器は、表示装置を制御する回路基板を収めたケースを備えた車両用計器であって、前記回路基板は、前記表示装置の背面に、送風機に近接するヒートシンクを有し、前記ケースは、前記送風機及び前記ヒートシンクを露出する第1開口部と、前記送風機を覆い、通気孔を有する防護部と、を備える。また、前記ケースは、前記第1開口部とは異なる位置に配置された第2開口部を有し、前記回路基板は、前記送風機から延びる配線に接続する配線コネクタを、前記第2開口部に対応する位置に有する。さらに、前記ヒートシンクは、前記配線の位置を規制するノッチを有する。
)上記(1)において、前記ヒートシンクは、複数の突条から構成されるフィンを有し、前記突条は、水平方向に延在し、鉛直方向に並んでいる。
)上記(1)または(2)のいずれかにおいて、前記防護部は、側部に、排気窓部を有する。
)上記(1)から()のいずれかにおいて、前記防護部は、上部に、水分の透過を遮蔽する遮蔽部を有する。
本発明によれば、回路基板の冷却を効率的にできるとともに、外部からの接触から送風機を防護できる車両用計器を提供できる。
本実施形態に係る車両用計器の正面図である。 車両用計器を背面側から見た斜視図である。 車両用計器を背面側から見た分解斜視図である。 冷却ユニットを背面側から見た斜視図である。 背面ケースを正面側から見た斜視図である。 図2におけるA部詳細図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。なお、以下、特に説明のない限り、車両用計器1において、車両用計器1が装着される車両の運転者に対向する側(車両の後方側)を正面側とし、その反対側(車両の前方側)を背面側とする。
(車両用計器1の全体構造)
まず、図1から図6を参照しながら本実施形態に係る車両用計器1の全体構造を説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用計器1の正面図である。図2は、車両用計器1を背面側から見た斜視図である。図3は、車両用計器1を背面側から見た分解斜視図である。図4は、冷却ユニット80を背面側から見た斜視図である。図5は、背面ケース51を正面側から見た斜視図である。図6は、図2におけるA部詳細図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用計器1は、例えば、自動車等の車両の運転席より前方のダッシュボードにおいて、ユーザ(運転者)が視認可能なように、ユーザと対面して設けられる。車両用計器1は、車両のパラメータ(例えば、車速、エンジン回転数)等を表示する。なお、通常、車両用計器1の下方には、操舵軸が設けられる。
図1から図3に示すように、車両用計器1は、表示板10と、表示装置20と、表示板10及び表示装置20の正面側に配置される保護カバー30(「見返し」ともいう。)と、表示板10の背面側に配置され、表示装置20を制御する回路基板40と、回路基板40を収めるケース50と、を備えている。なお、車両用計器1は、適宜、表示板10の正面側に配置され、ケース50内に収められた計器(不図示)によって作動する揺動自在な指針(不図示)を有している。
そして、表示板10における表示領域10V及び表示装置20の表示画面20Vに表示される表示画像は、車両用計器1に対向するユーザから視認できるようになっている。
(表示板10)
表示板10は、例えば、合成樹脂等で形成された薄板状のものである。表示板10は、ケース50の正面側において、例えば、クリップ、ボルト等の適宜の係止手段によってケース50に係止される。
表示板10は、表示装置20の表示画面20Vが配置された位置に対応する位置に、表示画面20Vを正面側に露出する開口を有している。
(表示装置20)
表示装置20は、車両のパラメータ等を表示するものである。表示装置20は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等である。表示装置20は、表示画面20Vを有するパネルと、パネルに電気信号を供給して表示画面20Vへの表示を制御する駆動回路と、パネル及び駆動回路に電力を供給する電源回路等を備えたモジュールである。表示装置20は、表示画面20Vが、表示板10に設けられた開口から正面側に露出するように、ケース50の内部に設けられている。
駆動回路及び電源回路は、適宜、回路基板40に実装されている。
(保護カバー30)
保護カバー30は、正面視において、ケース50及び表示板10と略同等の大きさを有する枠状のものである。保護カバー30は、例えば、遮光性を有する合成樹脂で形成されている。
保護カバー30は、適宜、表示板10の外周縁を取り囲むように環状に形成された外窓枠31と、外窓枠31の内側において橋渡しされた境界窓枠32を有している。そして、外窓枠31及び境界窓枠32によって区画された窓枠領域は、表示画面20V及び表示領域10Vに対応して配置されている。
保護カバー30は、外窓枠31の外周縁に、ケース50に設けられた被係合部に係合する複数の係合部を有している。そして、保護カバー30は、ケース50との間に表示板10及び回路基板40を挟むようにして、ケース50に対して係合している。
(回路基板40)
回路基板40は、表示板10の背面側に配置され、表示装置20を制御するものである。なお、回路基板40は、適宜、表示板10の正面側に配置される揺動自在な指針の動作を制御する回路を含んでいてもよい。
図3に示すように、回路基板40は、略中央に、表示装置20のモジュールを貫通するように有しており、表示装置20の正面側にある表示画面20V(図1参照)は回路基板40の正面側に露出し、表示装置20の背面は回路基板40の背面側に露出している。
回路基板40は、ビス等でケース50に係止されている。
回路基板40は、車体側に配置された電源、車載通信バス等から回路基板40に接続するためのハーネス用のハーネスコネクタ41を有している。
また、回路基板40は、送風機70から延びる配線75に接続する配線コネクタ42を、背面ケース51の配線コネクタ用開口部50c(第2開口部)に対応する位置に有している。これにより、回路基板40をケース50に収めた後でも、送風機70の配線75を回路基板40に接続できる。
なお、回路基板40は、背面ケース51に支持された発音部材(スピーカ)から延びる配線に接続する発音部材用配線コネクタを、背面ケース51の配線コネクタ用開口部50cに対応する位置に有してもよい。これにより、回路基板40をケース50に収めた後でも、発音部材の配線を回路基板40に接続できる。
(ケース50)
ケース50は、図3に示すように、例えば、合成樹脂で一体成形される箱状の容器である。ケース50は、主に、計器(不図示)、表示装置20、回路基板40等を収容できる空間を内部に有している。そして、ケース50は、内部に収容される回路基板40等を支持する機能及び回路基板40等を外部から保護する機能等を有している。
ケース50は、板状の回路基板40と略平行になるように設けられる背面壁及び背面壁の外周縁に沿って外周縁の全周に亘って正面側へ立設される周壁を有する背面ケース51と、背面壁に対向して設けられる正面壁を有する正面ケース52と、を備えている。背面ケース51は、外縁に複数のフック受け部51aを有しており、正面ケース52はフック受け部51aに対応する複数のフック部52aを有している、そして、背面ケース51のフック受け部51aと正面ケース52のフック部52aとが互いに係合し合うことにより、ケース50は、内部に、表示装置20及び回路基板40等を収容可能な空間を形成している。
背面ケース51は、回路基板40において表示装置20が配置された位置に対応する位置に、ヒートシンク60及び送風機70を背面側に突出させた状態で露出するヒートシンク用開口部50a(第1開口部)を有している。これにより、特に、表示装置20の駆動回路及び電源回路に搭載された回路素子から伝熱した回路基板40の熱を、送風機70を利用して、ヒートシンク60を介して、ケース50の外に、効率良く排熱できる。
背面ケース51は、ヒートシンク用開口部50aの周縁に、互いに間隔を空けて配置され、ヒートシンク60を背面ケース51に係合するためのビス等の係合部材62と係合する被係合部53を有している。
また、背面ケース51は、適宜、車体側に配置された電源、車載通信バス等から回路基板40に接続するためのハーネス用のハーネスコネクタ41を挿通自在な、ハーネスコネクタ用開口部50bを有している。
さらに、背面ケース51は、ヒートシンク用開口部50a(第1開口部)とは異なる位置に配置された配線コネクタ用開口部50c(第2開口部)を有している。配線コネクタ用開口部50cは、回路基板40において配線コネクタ42が配置された位置に対応する位置に配置されている。
また、背面ケース51は、配線コネクタ用開口部50cに対応する位置に、配線コネクタ用開口部50cを開閉可能な、すなわち、回路基板40に設けられた配線コネクタ42を覆った状態と露出した状態との間で揺動自在な蓋50dを有している。これにより、回路基板40をケース50に収めた後でも、蓋50dを開けることで、一時的に、配線コネクタ42を露出させて、送風機70の配線75を配線コネクタ42に接続でき、蓋50dを閉めることでケース50内への塵芥の侵入を抑制できる。
背面ケース51は、配線コネクタ用開口部50cの周縁から回路基板40に向けて正面側に立設する区画壁54を有している。区画壁54は、区画壁54における正面側の端部から背面側に切り欠かれた、配線75の位置を規制するための第2ノッチ55を有している。そして、送風機70の配線75は、図2、図5及び図6に示すように、第2ノッチ55に引っ掛かるようにして配置されている。これにより、第1ノッチ65と協働して、車両が振動しても、その振動によって配線75が揺れることを抑制できる。また、回路基板40をケース50に収めた後であっても、配線75を配線コネクタ42に接続できる。
正面ケース52は、回路基板40における表示装置20が配置された位置に対応する位置に、表示装置用開口(不図示)を有している。
また、正面ケース52は、適宜、正面側に突出する計器部材(不図示)を有している。
正面ケース52は、表示板10、保護カバー30及び回路基板40を、例えば、クリップ、ボルト等の適宜の係止手段によって係止している。
(冷却ユニット80)
車両用計器1は、ヒートシンク60と、送風機70と、を含む冷却ユニット80を備えている。
図4は、冷却ユニット80を背面側から見た斜視図である。
図4に示すように、ヒートシンク60と送風機70とは、送風機70における翼74の回転軸73に沿う方向において、重なるように配置された状態で、送風機70を貫通するビス等の係合部材72をヒートシンク60に設けられた被係合部63に係合することにより、互いに係合されている。
また、冷却ユニット80は、背面ケース51に設けられた被係合部53(図3参照)に係止される係合部材62を備えている。
係合部材62は、図3及び図4に示すように、ヒートシンク60の正面側からヒートシンク60を貫通して、背面ケース51の被係合部53に係合されるようになっている。なお、係合部材62は、背面ケース51の背面側から、背面ケース51を貫通し、ヒートシンク60に設けた被係合部(不図示)に係合されるようになっていてもよい。このように、冷却ユニット80は、ヒートシンク60と送風機70とが組み立てられて、ユニット化されているので、ケース50に対して簡単に取り付けられるとともに、回路基板40をケース50に収めた後から、冷却ユニット80をケース50のヒートシンク用開口部50aに取り付けることができる。
(ヒートシンク60)
ヒートシンク60は、主に、表示装置20から伝熱した回路基板40の熱を放熱するものであり、回路基板40の背面側に配置されている。
ヒートシンク60は、熱伝導率の高い(熱抵抗の小さい)材料、例えば、アルミニウム、鉄、銅等の金属で形成されており、表面積を高めるため、板状の基体64から背面側に立設する複数の突条で構成されたフィン61を有している。
ヒートシンク60は、ケース50の外部から内部への塵芥の侵入を極力防ぐため、背面ケース51のヒートシンク用開口部50aの周縁に対して、ヒートシンク60の基体64によってヒートシンク用開口部50aを塞ぐようにして、気密的に取り付けられている。
フィン61は、各突条が同じ向きに延在した状態で、各突条が互いに所定の間隔を置いて並べられて形成されている。本実施形態においては、フィン61の各突条は、水平方向に延在し、鉛直方向に並んでいる。これにより、ヒートシンク60の上方又は下方にハーネス等の障害物がある等して空間が狭い場合であっても、送風機70から送られた空気を、ヒートシンク60にできる限り広い面積で接触させつつ、抵抗の少ない状態でフィン61の向きに沿って流すことができ、ヒートシンク60を効率的に放熱できる。なお、ヒートシンク60の上方又は下方に障害物がなく、十分な空間がある場合、フィン61の各突条は、鉛直方向に同じ向きに延在してもよい。この場合、フィン61の各突条の向きが、下方から上方に向けて上昇する熱の流れに沿うので、ヒートシンク60をより効率的に放熱できる。
ヒートシンク60は、背面ケース51の被係合部53に対して係合する係合部材62を貫通させる貫通孔64aを有している。
ヒートシンク60は、表示装置20の背面側に、放熱シート66を介して配置されている。表示装置20の背面と放熱シート66とは全面的に接しており、放熱シート66とヒートシンク60とは全面的に接している。これにより、ケース50内に回路基板40が気密的に収められていても、表示装置20の熱を含む回路基板40の熱を、放熱シート66を介して、ヒートシンク60に伝達でき、ヒートシンク60からケース50の外にあるヒートシンク60の周囲の空気へ放熱できるので、表示装置20を含む回路基板40の熱を効率良く放熱できる。
ヒートシンク60は、基体64の周縁から中心方向に切り欠かれた、第1ノッチ65を有している。そして、送風機70の配線75は、図4に示すように、ヒートシンク60の背面側から正面側に亘って、第1ノッチ65を通ってから折れ曲がり、そこから、回路基板40の背面側に沿って、配線コネクタ用開口部50cに至るように位置決めされる。これにより、ケース50のヒートシンク用開口部50aをヒートシンク60の基体64で塞いだ状態を極力保ったまま、配線をケース50の外部から内部に導くことができ、ケース50の外部から内部への塵芥の侵入を極力防ぐことができる。また、配線75の位置を規制でき、車両が振動しても、その振動によって配線75が揺れることを抑制できる。
(送風機70)
送風機70は、ヒートシンク60による放熱効果を高めるため、ヒートシンク60の近傍の空気を流動させるものである。送風機70は、いわゆる、ファンモータであり、例えば、翼74の回転軸73の方向から吸い込み、回転軸73の方向に送風可能な軸流ファンである。送風機70は、本体枠71と、本体枠71に支持された回転軸73と、回転軸73と一体となって回転する翼74と、回転軸73をロータとして回転させる電動機(不図示)と、回路基板40と電動機とを繋ぐ配線75と、備えている。
送風機70は、送風機70からの排気流がヒートシンク60に向かうように、ヒートシンク60の背面側に配置されている。具体的には、送風機70は、ヒートシンク60の背面側に設けられた被係合部63に対して、送風機70の背面側から貫通した係合部材72を係合することによって取り付けられる。これにより、送風機70が送風機70の背面側から吸気した空気は、送風機70の正面側に排出されてヒートシンク60に接触し、フィン61の突条の延在方向である水平方向に偏向して流れるようになっている。よって、送風機70により、ヒートシンク60をより効率的に放熱できる。
なお、送風機70は、回転翼の半径方向から空気を吸い込み、軸方向から排出するものであってもよい。そして、送風機70の構造又は種類は、送風機70の周辺において空気の流れを妨げ得る障害物の配置状況により、適宜選択できる。送風機70による空気の流路にヒートシンク60が配置されるようにすれば、送風機70とヒートシンク60の位置関係は、上述の関係に限らない。
(防護部90)
ここで、車両用計器1は、送風機70を防護する防護部90を備えている。
防護部90は、枠状に形成されており、背面ケース51に設けられたヒートシンク用開口部50aを跨ぎ、背面ケース51より背面側に突出したヒートシンク60及び送風機70を避けるように、背面ケース51より背面側に突出して、ヒートシンク用開口部50aの周縁における上部及び下部に支持されて橋渡しされている。なお、防護部90は、ヒートシンク用開口部50aの周縁に対して固定されるか、着脱自在に取り付けられてよく、ヒートシンク60の基体64の周縁に固定されるか、着脱自在に取り付けられていてもよい。
防護部90は、背面視において、略矩形状となっており、外形状が、送風機70の外形状より大きくなっている。そして、防護部90は、送風機70と重なるように配置されている。
また、防護部90は、側面視において、アルファベットの略C形状となっている。
そして、防護部90は、側部に、ヒートシンク60を臨む排気窓部92を形成している。排気窓部92は、防護部90において、フィン61の突条が延在する方向に設けられている。これにより、障害物の存在により、ヒートシンク60の上方及び下方の空間が狭くても、送風機70からの排気を、フィン61の突条が延在する方向となる側方向(水平方向)に排出して排熱できる。また、これにより、送風機70からヒートシンク60のフィン61に沿って水平方向に排気される空気が排気窓部92をくぐるようにして横方向に排気されて、防護部90が空気の流路を妨げないので、ヒートシンク60を効率的に放熱できる。
防護部90は、送風機70を覆い、空気を流通自在な通気孔91を有している。通気孔91は、空気の流れを円滑にするため、エッジに丸めや面取りがなされていることが好ましい。通気孔91は、防護部90が橋渡しされる方向に、上部から下部にかけて細長いスリット状となっている。これにより、防護部90に所定の剛性を保持させたまま、送風機70による空気の流れを大きく遮ることなく、送風機70に障害物が接触することを抑制できる。
防護部90は、上部に、水分の透過を遮蔽する遮蔽部(不図示)を有していてもよい。この遮蔽部には、前述の通気孔91は形成されていない。これにより、遮蔽部が屋根の役割をするので、車両用計器1の近傍で結露等によって生じた水滴が、重力により、防護部90の上部から、防護部90を伝って、ヒートシンク60に到達することを抑制できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る車両用計器1は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変化が可能である。
本発明の車両用計器1によれば、表示装置20を制御する回路基板40を収めたケース50を備えた車両用計器1であって、回路基板40は、表示装置20の背面に、送風機70に近接するヒートシンク60を有し、ケース50は、送風機70及びヒートシンク60を露出する第1開口部(ヒートシンク用開口部)50aと、送風機70を覆い、空気を流通自在な通気孔91を有する防護部90と、を備えるので、送風機70からヒートシンク60を経て排出される空気の流量を確保してヒートシンク60の排熱ができることから、回路基板40の冷却を効率的にできるとともに、外部からの接触から送風機70を防護できる。
1 車両用計器
10 表示板
10V 表示領域
20 表示装置
20V 表示画面
30 保護カバー
31 外窓枠
32 境界窓枠
40 回路基板
41 ハーネスコネクタ
42 配線コネクタ
50 ケース
50a ヒートシンク用開口部(第1開口部)
50b ハーネスコネクタ用開口部
50c 配線コネクタ用開口部(第2開口部)
50d 蓋
51 背面ケース
52 正面ケース
53 被係合部
54 区画壁
55 第2ノッチ
60 ヒートシンク
61 フィン
62 係合部材
63 被係合部
64 基体
64a 貫通孔
65 第1ノッチ
66 放熱シート
70 送風機
71 本体枠
72 係合部材
73 回転軸
74 翼
75 配線
80 冷却ユニット
90 防護部
91 通気孔
92 排気窓部

Claims (4)

  1. 表示装置を制御する回路基板を収めたケースを備えた車両用計器であって、
    前記回路基板は、前記表示装置の背面に、送風機に近接するヒートシンクを有し、
    前記ケースは、
    前記送風機及び前記ヒートシンクを露出する第1開口部と、
    前記第1開口部とは異なる位置に配置された第2開口部と、
    前記送風機を覆い、通気孔を有する防護部と、を備え
    前記回路基板は、前記送風機から延びる配線に接続する配線コネクタを、前記第2開口部に対応する位置に有し、
    前記ヒートシンクは、前記配線の位置を規制するノッチを有する、
    ことを特徴とする車両用計器。
  2. 前記ヒートシンクは、複数の突条から構成されるフィンを有し、
    前記突条は、水平方向に延在し、鉛直方向に並んでいる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用計器。
  3. 前記防護部は、側部に、排気窓部を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の車両用計器。
  4. 前記防護部は、上部に、水分の透過を遮蔽する遮蔽部を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用計器。
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