JP7113349B2 - 液体処理装置 - Google Patents

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本発明は、液体を電気化学的に処理する液体処理装置に関する。より詳細には、本発明は、液体中でプラズマを発生させ、液体に含まれる汚濁物質又は菌がプラズマに直接触れることによる分解及び殺菌作用と、プラズマ放電により発生する紫外線及びラジカルなどによる分解及び殺菌作用を同時に起こして、液体を処理する液体処理装置に関する。
図11に、特許文献1に記載されている従来の液体処理装置の例を示す。液体処理装置1は、装置本体10、液体供給部50、配管51、貯溜槽90、及び電源60を備えている。装置本体10は、処理槽12、導入部15、排出部17、第1電極30、及び第2電極31を備えている。
図12は、この液体処理装置が動作している状態を示す図である。処理槽12は円筒状になっており、円筒の接線方向に設けられた導入部15から、液体L11を導入することで、旋回流F0を発生させる。旋回流F0によって処理槽12の中心軸X11の近傍の圧力が飽和水蒸気圧以下に低下し、中心軸X11付近において液体L11の一部が気化した水蒸気が発生することで、気相G0が生成される。第1電極30、及び第2電極31の間に高電圧を印加することで、気相G0にプラズマ放電を発生させる。この時、プラズマが直接触れることで、液体中に含まれる汚濁物質等が分解処理される。同時に、例えば、ヒドロキシルラジカル(OHラジカル)又は過酸化水素等の酸化力を持つ成分が生成され、それらの成分が液体中に含まれる汚濁物質等と反応することでも分解処理が進展する。水中にプラズマが発生することにより生成されるラジカルの中でも、特にOHラジカルは高い酸化力を有することが知られており、液体中に溶解している難分解性有機化合物を分解処理することが可能である。さらに、排出部17付近の酸化成分を含んだ気相G0は、貯溜槽90内の水の抵抗を受ける事でせん断され、酸化成分を含有した気泡B1を生じる。処理液L13には、OHラジカル又は過酸化水素などの酸化成分だけでなく、気泡B1も含まれるため、より効率的に、液体中に含まれる汚濁物質等を分解することが可能である。
特開2017-225965号公報
しかしながら、特許文献1に記載の液体処理装置では、第1電極30と第2電極31とが液体を介して電気的に接続される構成になっているために、第1電極30と第2電極31の間に高電圧を印加した際に、電流の流れる経路が2つ存在することになる。1つは、第1電極30から気相G0に発生したプラズマを通る電流経路r1を通ったのちに、排出部17付近から液体L11を通る電流経路r2を通って第2電極31に流れる電流経路である。もう1つは、第1電極30から液体L11を通って、直接、第2電極31に流れる電流経路r3である。電流経路r1を通る電流は、気相G0でのプラズマ形成に寄与し、気相G0中の水蒸気をOHラジカル又は過酸化水素に変化させる。一方で、電流経路r3を通る電流は、気相G0中のプラズマ形成には寄与せず、電極表面で電気分解を起こし、電極を消耗させる。つまり、従来の構成では、液体を処理する効果が期待されるOHラジカルと過酸化水素との生成に寄与する電流のほかに、電極を消耗するだけの電流が流れている。そのため、電極の消耗が大きく、装置を長時間駆動させられないという課題が発生する。
本発明は、このような点に鑑み、気相を通らずに液体だけを流れる電流を抑えることで、電極の消耗を抑え、長時間の駆動を可能とする液体処理装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の1つの態様にかかる液体処理装置は、
両端に開口部を持つ円筒状の処理槽と、
前記処理槽の一端側に配置され、前記処理槽の前記開口部の中心軸と一致する中心軸を有する開口部を備えた板状の第1電極と、
前記処理槽の他端側に配置され、前記処理槽の前記開口部の中心軸と一致する中心軸を有する開口部を備えた板状の第2電極とを備え、
前記第1電極と前記第2電極との間に配置されて前記処理槽内を二分し、前記処理槽の中心軸と一致する中心軸を有する貫通孔を中央部に有する絶縁板と、
前記絶縁板と前記第1電極との間の絶縁板側に配置され、前記処理槽の接線方向から第1液体を導入することにより前記処理槽内で前記第1液体を旋回させ、前記第1液体の第1旋回流中における、前記絶縁板の前記貫通孔よりも大きい直径を有する前記処理槽の前記中心軸周りの気相発生空間に第1気相を発生させる第1導入部と、
前記絶縁板と前記第2電極との間の絶縁板側に配置され、前記処理槽の前記接線方向から第2液体を導入することにより前記処理槽内で前記第2液体を旋回させ、前記第2液体の第2旋回流中における、前記気相発生空間に前記第1気相と接続した第2気相を発生させる第2導入部と、
前記第1気相と前記第2気相とが存在する状態で前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加してプラズマを前記処理槽内に発生させる電源と
を備える。
本発明の前記態様にかかる液体処理装置では、絶縁板の貫通孔の直径は気相発生空間の直径よりも小さいため、絶縁板の貫通孔は気相中の水蒸気のみで満たされることになり、電流が液体を介して流れないため、電気分解による第1電極と第2電極との消耗を抑えることができ、装置が長時間駆動可能になる。
本発明の実施形態1にかかる液体処理装置の構成を示す左側面断面図 本発明の実施形態1にかかる装置本体の左側面断面図 図2のIII―III線における断面図 処理槽の左側の収容空間のみに液体を導入した際の状態を示す左側面断面図 処理槽の両側の収容空間に液体を導入した際の状態を示す左側面断面図 処理槽の両側の収容空間に液体を導入し、さらに電圧を印加した状態を示す左側面断面図 本発明の実施形態1にかかる液体処理装置の放電時における、隔壁板の貫通孔の直径が気相すなわち気相発生空間の直径より大きいときの電流経路を示す図 本発明の実施形態1にかかる液体処理装置の放電時における、隔壁板の貫通孔の直径が気相すなわち気相発生空間の直径より小さいときの電流経路を示す図 本発明の実施形態2にかかる液体処理装置の構成を示す左側面断面図 本発明の実施形態3にかかる液体処理装置の構成を示す左側面断面図 従来の液体処理装置の断面図 従来の液体処理装置の処理槽の内部に旋回流が発生しており、電圧を印加した状態を示す側面断面図
以下、図面を参照して本発明における実施形態を詳細に説明する。
[実施形態1]
以下、本発明の実施形態に係る液体処理装置100について、図面を用いて詳しく説明する。図中、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
[全体構成]
まず、液体処理装置100の全体構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態1にかかる液体処理装置100の構成を示す側面断面図である。
図1に示す液体処理装置100は、2つの貯留槽すなわち第1及び第2貯留槽190,191に接続されている状態を示している。液体処理装置100と第1貯留槽190と第2貯留槽191とを合わせて、液体処理システムとすることもできる。
液体処理装置100は、液体中で放電することによって液体を処理する。本実施形態1では、液体の一例として、汚濁物質が溶解した水溶液を処理する場合について説明する。第1貯留槽190には、液体処理装置100で処理された処理液L3が貯溜される。
第2貯留槽191には、液体処理装置100で処理された処理液L4が貯溜される。
液体処理装置100は、少なくとも、処理槽112と、第1電極130と、絶縁板の一例としての隔壁板141と、第2電極131と、電源160と、第1導入部114と、第2導入部115とを備えている。より具体的には、液体処理装置100は、装置本体110と、第1液体供給部150と、第2液体供給部151と、電源160とを備えている。
装置本体110は、処理槽112、第1導入部114と第2導入部115、開口部の一例としての第1排出口140と第2排出口142、及び、第1電極130と第2電極131を備えている。
処理槽112は、内部に導入された液体(例えば、水)L1,L2をそれぞれ被処理液として処理している部分である。処理槽112の正面断面形状すなわち処理槽112の液体L1の旋回軸(言い換えれば、中心軸)X1に直交する断面形状は円形である円柱状の収容空間185を有している(図3参照)。
詳細は後述するが、処理槽112の内部すなわち収容空間185の中間部には、円形の貫通孔241を持つ電気絶縁性の円形の隔壁板141が配置されて、収容空間185を大きく2つ、例えば第1収容空間202と第2収容空間203とに分割している。
処理槽112の第1収容空間202の一端側(すなわち隔壁板141側)には第1導入部114が配置され、他端側の内壁の外面に第1電極130を介して第1貯留槽190が配置され、他端側(すなわち第1電極130側)の内壁の中央部には円形の第1排出口140が貫通して形成されている。
また、処理槽112の第2収容空間203の一端側(すなわち隔壁板141側)には第2導入部115が配置され、他端側の内壁の外面に第2電極131を介して第2貯留槽191が配置され、他端側(すなわち第2電極131側)の内壁の中央部には円形の第2排出口142が貫通して形成されている。
処理槽112の材質は絶縁体でもよいし、導体でもよい。導体の場合には、第1電極130との間及び第2電極131との間にそれぞれ絶縁体を介在する必要がある。
第1導入部114は、処理槽112の第1収容空間202に第1液体L1を導入する。第1導入部114は、配管152を介して第1液体供給部150に連通している。
第2導入部115は、処理槽112の第2収容空間203に第2液体L2を導入する。第2導入部115は、配管153を介して第2液体供給部151に連通している。
第1液体供給部150と第2液体供給部151とは、それぞれ、処理槽112内に液体(例えば、水)L1,L2を供給するポンプである。第1液体供給部150は、配管152を介して第1導入部114に連通し、また第2液体供給部151は、配管153を介して第2導入部115に連通している。配管152と配管153との他端は、図示しない液体供給源(例えば、水タンク又は水道)等の第1及び第2液体すなわち被処理液L1,L2を送水できるように接続されている。又は、配管152又は配管153の他端は、第1又は第2貯留槽190又は191に接続されて、第1又は第2貯留槽190又は191の、液体処理装置100からの被処理液L1又はL2を含んだ貯留水すなわち処理液L3又はL4を循環できる形に接続されている(図1の一点鎖線の循環用配管81などを参照)。
第1排出口140は、第1収容空間202で処理された第1液体L1を第1収容空間202から排出させる。第1排出口140は、第1貯留槽190の円形の取り入れ口192に接続されており、第1排出口140から排出された第1液体L1は、取り入れ口192を介して第1貯留槽190に排出されて貯溜される。
第2排出口142は、第2収容空間203で処理された第2液体L2を第2収容空間203から排出させる。第2排出口142は、第2貯留槽191の円形の取り入れ口193に接続されており、第2排出口142から排出された第2液体L2は、取り入れ口193を介して第2貯留槽191に排出されて貯溜される。
第1電極130は、第1排出口140の近傍に配置されている。具体的には、第1電極130は、処理槽112の第1貯留槽190側の壁の外面と第1貯留槽190との間に配置されている。第2電極131は、第2排出口142の近傍に配置されている。具体的には、第2電極131は、処理槽112の第2貯留槽191側の壁の外面と第2貯留槽191との間に配置されている。第1電極130は電源160が接続されており、第2電極131は接地されている。
電源160は、第1電極130と第2電極131との間に数kVの正もしくは負の高電圧のパルス電圧を印加する。電源160は、正もしくは負のパルス電圧のみを印加するモノポーラ電源でも可能であるが、正のパルス電圧と負のパルス電圧を交互に印加するバイポーラパルス電源を採択する方が、一方の電極の極端な消耗は防げるので、装置は長時間駆動できる。
[装置本体]
次に、装置本体110について詳細に説明する。図2は、装置本体110の側面断面図を示し、図3は図2における断面線III―IIIの断面図である。
処理槽112は、第1内壁121、第2内壁122、及び第3内壁123を有している。第1内壁121は、筒状の壁部である。第2内壁122は、図2の第1内壁121の一端部例えば左端部に設けられている。第3内壁123は、図2の第1内壁121の他端部例えば右端部に設けられている。第2内壁122及び第3内壁123は、正面図では略円形である。第1内壁121、第2内壁122、及び第3内壁123により、処理槽112の内部には、略円柱状の収容空間185が構成されている。第1内壁121の中心軸、つまり、処理槽112の内部に構成される略円柱状の収容空間185の仮想の中心軸を中心軸X1とする。
前記したように、処理槽112の内部すなわち収容空間185の中間部には、処理槽112の中心軸X1と一致する中心軸を有する貫通孔241を持つ電気絶縁性の隔壁板141が配置されて、収容空間185が2つに区切られている。すなわち、隔壁板141によって、処理槽112は大きく2つの収容空間、例えば第1収容空間202と第2収容空間203とに分けられている。詳しくは、第1収容空間202は、第1内壁121と第2内壁122と隔壁板141の左面124とで囲まれた空間である。第2収容空間203は、第1内壁121と第3内壁123と隔壁板141の右面125とで囲まれた空間である。ここで、中心軸X1に、垂直で且つ隔壁板141の中心を通る直線を、軸Y1とする。
貫通孔241の直径は、第1排出口140の直径と第2排出口142の直径よりも小さく、第1電極130の円形の開口部230の直径と第2電極131の円形の開口部231の直径よりも小さい。
第1導入部114と第2導入部115とは、装置本体110の第1内壁121を貫通しており、第1導入部114の一方の開口端116と第2導入部115の一方の開口端117とは、第1内壁121に形成されている。第1導入部114は、第1収容空間202の一端側、すなわち、隔壁板141の左側で且つ隔壁板141近傍に配置されている。第2導入部115は、第2収容空間203の一端側、すなわち、隔壁板141の右側で且つ隔壁板141近傍に配置されている。また、図3は、図2の断面線III―IIIにおける断面図である。
第1排出口140は第2内壁122の中央部を貫通している。第2排出口142は第3内壁123の中央部を貫通している。第1排出口140と第2排出口142とは、その中心軸が中心軸X1と一致するように形成されている。
第1電極130と第2電極131とは、それぞれ板状の金属部材である。第1電極130は、中央部に第1排出口140と同じ直径の円形の開口部230が形成されている。また、第2電極131は、中央部に第2排出口142と同じ直径の円形の開口部231が形成されている。開口部230と開口部231とのそれぞれの中心軸は、処理槽112の中心軸X1と同軸上に配置される。
[動作]
次に、液体処理装置100の動作について説明する。
以下では、説明の便宜上、第1収容空間202に気相G1を発生させる状態(図4)と、第1収容空間202と第2収容空間203の両方に気相G1,G2すなわちG3を発生させる状態(図5)と、電源160から気相G3にパルス電圧を印加してプラズマPを発生させる状態(図6)とに、場合分けを行う。
先ず、隔壁板141より左側の動作について説明する。図4は、第1収容空間202に第1旋回流F1が発生しており、パルス電圧を印加していない状態を示す側面断面図である。図4に示すように、第1導入部114から第1収容空間202に第1液体(例えば、水)L1が所定の圧力、すなわち、ポンプの供給圧力又はポンプ無しで水道水などの場合は水道水の供給圧力で導入されると、第1液体L1は第1内壁121に沿って第1旋回流F1を発生させながら第1導入部114から図4の左方に向けて移動する。旋回しながら図4の左方に移動した第1旋回流F1は、第1排出口140に向けて移動する。
第1旋回流F1により、中心軸X1付近の圧力が飽和水蒸気圧以下に低下し、第1液体L1の一部が気化して、第1気相G1が第1収容空間202の第1内壁121の中心軸X1付近に生成される。第1気相G1は、隔壁板141から中心軸X1を中心に第1電極130近傍まで発生する。第1気相G1は、第1電極130の開口部230近傍で、第1貯溜槽190内の第1液体L1の抵抗を受けることで、マイクロバブル又はウルトラファインバブルにせん断され、第1貯溜槽190に拡散される。
第2収容空間203は、第2液体L2を導入すると、隔壁板141に対して面対称、もしくは軸Y1に関して回転対称に、前記第1収容空間202内の状態と同様の状態が確認されて、第2気相G2が発生する。よって、第1収容空間202と第2収容空間203とに同時に第1及び第2液体L1,L2を導入すると、図5のように、第1及び第2気相G1,G2が発生する状態になる。第1液体L1の導入で発生する第1旋回流F1と、第2液体L2の導入で発生する第2旋回流F2は、どちらも中心軸X1を中心に旋回しているため、第1及び第2気相G1,G2が発生するとき、第1電極130近傍から貫通孔241を通って第2電極131近傍まで、中心軸X1を中心に、第1及び第2気相G1,G2が接続された一本の気相G3が発生することになる。
ここで、気相発生空間199とは、処理槽112内で気相G3が発生する予定の円柱状の空間である。この気相発生空間199の大きさ(すなわち外径)は、第1電極130の開口部230の直径と第2電極131の開口部231の直径、処理槽112内の収容空間185の大きさ、第1導入部114及び第2導入部115のそれぞれの開口の大きさ、第1及び第2液体L1,L2の供給圧力又は供給流量に依存する。一例として、気相発生空間199の外径は0.5mmとし、第1電極130の開口部230の直径及び第2電極131の開口部231の直径をそれぞれ6mmとする。また、処理槽112内の収容空間185の大きさを直径20mmで軸方向長さを30mmとし、第1導入部114及び第2導入部115のそれぞれの開口の大きさを共に直径6mmとし、液体L1,L2のそれぞれの供給流量を3.5L/minとする。
図6は、図5の状態に電源160からパルス電圧を印加した状態を示す側面断面図である。図5のように、第1電極130近傍から第2電極131近傍まで気相G3で繋がっている状態で、電源160により、第1電極130と第2電極131との間に高電圧のパルス電圧を印加する。第1電極130と第2電極131とは、高電圧のパルス電圧が印加されると、気相G3内にプラズマPを発生させ、ラジカル(OHラジカル等)又はイオンを生成する。そのラジカル又はイオンは、気相G3から旋回流F1と旋回流F2とへそれぞれ溶解することで、第1及び第2液体L1,L2中に溶解している汚濁物質を分解処理する。加えて、気相G3のプラズマPは、第1電極130の開口部230近傍と、第2電極131の開口部231近傍とで、それぞれ、第1及び第2液体L1,L2の抵抗を受ける事で、OHラジカル等を含有した大量の気泡Bをそれぞれ生じる。この様に、プラズマPにより発生したOHラジカル等により処理され、OHラジカル等を含有した気泡Bをそれぞれ含んだ状態の第1処理液L3と第2処理液L4とが開口部230と開口部231とからそれぞれ排出される。つまり、プラズマPによって生成されたOHラジカル等は、直接もしくは気泡B内から処理液L3と処理液L4とに溶解する。そして、一定時間が経過すると、第1及び第2貯留槽190,191内の処理液L3,L4は、比較的安定な過酸化水素に変化する。なお、高電圧のパルス電圧の印加によって生成したプラズマPは、電圧の印加を停止すると消失する。
なお、プラズマ放電が発生する際には、同時に紫外線が発生する。発生した紫外線が汚濁物質又は菌に照射されると、分解及び殺菌作用を発揮することができる。また、処理液中に発生した過酸化水素水に紫外線が照射されることで、前記したようにOHラジカル等が発生し、これによっても分解及び殺菌作用が発揮される。
図7と図8とに、本実施形態1の液体処理装置100の放電時における電流経路を示す。図7は、気相G3の直径より隔壁板141の貫通孔241aの直径が大きいときの電流経路r4,r5である。この場合、電流経路は、第1電極130から気相G3を通って、第2電極131に流れる電流経路r4と、第1電極130から液体L1,L2のみを通って、気相G3を通ることなく第2電極131に流れる電流経路r5とが存在する。このとき、電流経路r4を流れる電流は、プラズマPの形成、つまりOHラジカル等の形成に寄与する。一方で、電流経路r5を流れる電流は、プラズマPの形成に寄与せず、第1電極130及び/又は第2電極131の電極表面で電気分解を起こし、第1電極130及び/又は第2電極131を消耗させる。つまり、従来の構成と同様で、液体を処理する効果が期待されるOHラジカル等の生成に寄与する電流のほかに、第1電極130及び/又は第2電極131を消耗するだけの電流が流れている状態である。
一方で、図8は、気相G3の直径より隔壁板141の貫通孔241の直径が小さいときの電流経路である。この場合、隔壁板141の貫通孔241は、気相G3の水蒸気で満たされており、第1及び第2液体L1,L2が入り込んでいない状態である。よって、図7の電流経路r5のような液体のみを介して流れる電流が存在せず、電気分解による第1電極130及び第2電極131の消耗を抑えることが出来る。
前記より、電極消耗を抑える効果を得るためには、隔壁板141の貫通孔241の直径の大きさは、気相G3の直径、言い換えれば、気相発生空間199の直径よりも小さな直径とすることが理解できる。よって、以下に、貫通孔241の直径について説明する。
先ず、気相G3が安定して発生する条件を述べる。
図1において、第1収容空間202と第2収容空間203とは、隔壁板141に対して面対称、あるいは、軸Y1に対して回転対称の動作を行うため、第1収容空間202にのみ第1液体L1を導入し、第1気相G1が安定して発生する第1収容空間202の構造寸法を調べた。
第2収容空間203の構造寸法を固定した場合、第1収容空間202の中心軸X1方向沿いの長さは、第1気相G1と第1液体L1との接触面積と正の相関関係にある。つまり、第1収容空間202の中心軸X1方向沿いの長さが長いほど、プラズマ空間と第1液体L1との接触面積が大きくなるので、プラズマ空間で生成されたOHラジカル等が第1液体L1中に溶け込む面積が大きくなり、処理槽112で効率的な液体処理が可能になる。
しかしながら、第1収容空間202の円筒直径に対して中心軸X1方向沿いの長さが長すぎると、気相G1が不安定になる。なぜならば、例えば第1旋回流F1が第1内壁121から摩擦抵抗を受け、第1排出口140に近づくにつれ、減衰していくためである。また、第1収容空間202の円筒直径に対して中心軸X1方向沿いの長さが短すぎても、気相G1が起こりにくくなる。第1旋回流F1が安定して気相G1を形成する前に第1液体L1が第1収容空間202の外へ排出されてしまうからである。
従って、例えば、第1収容空間202の円筒直径が5mm以上29mm以下のとき、中心軸X1方向沿いの長さが6mm以上29mm以下で気相G1は安定して発生した。
第2収容空間203は、第1収容空間202と、隔壁板141に対して面対称、もしくは軸Y1に対して回転対称であるので、第1収容空間202の構造寸法と同様の範囲の寸法が好ましい。
次に、隔壁板141の貫通孔241の直径の例について述べる。
以下では、放電の可否を判断するために、処理槽112に第1液体L1と第2液体L2とを導入し、処理槽112に気相G3を発生させ、パルス電圧を印加してプラズマ空間を生成した。電源160としては、3kVのバイポーラのパルス電源を用いた。このとき、処理槽112の中心軸X1方向沿いの長さは58mm、処理槽112の直径は20mmで、生成した気相G3の直径は約0.5mmであった。隔壁板141の貫通孔241の直径を0.5mmとすると、プラズマ放電は確認できなかったが、貫通孔241の直径を0.3mmまで小さくすると、プラズマ放電が確認できた。このことから、貫通孔241の直径は気相G3の直径の60%以下であることが好ましい。逆に、貫通孔241が気相G3の直径に対して小さすぎるとき、貫通孔241の円形の面積が小さくなりすぎるため、電気抵抗値が大きくなり、気相G3のプラズマ状態の物質が移動しづらくなる。例えば、貫通孔241の直径が気相G3の直径の25%未満まで小さくなると、第1電極130と第2電極131との間が絶縁体で遮断された状態に近づき、放電が起こりにくくなる。
以上より、貫通孔241の直径は、気相G3の直径、言い換えれば、気相発生空間199の直径の25%以上から60%以下が好ましい。
貫通孔241の長さ、つまり、隔壁板141の板厚の例について述べる。隔壁板141の板厚については、第1収容空間202と第2収容空間203の絶縁を保つために、0.2mmは最低必要である。また、隔壁板141の板厚が大きくなり過ぎると、貫通孔241での電気抵抗が大きくなり、プラズマ放電を発生させるために必要な電圧が大きくなってしまうため、0.5mm以下が好ましい。
つまり、隔壁板141の板厚は、0.2mm以上0.5mm以下が好ましい。
前記実施形態1によれば、隔壁板141を挟んで2ヶ所から導入した液体L1,L2を旋回させることにより、第1及び第2液体L1,L2の第1及び第2旋回流F1,F2中に2本の第1及び第2気相G1,G2を発生させる断面形状が円形の処理槽112と、第1及び第2旋回流F1,F2中の2本の第1及び第2気相G1,G2を接触させるための、処理槽112と同軸上に貫通孔241のある隔壁板141と、処理槽112と同軸上に、隔壁板141を挟んで配置された第1電極130と第2電極131とを備えている。このように構成して、気相発生空間199に発生させた第1及び第2気相G1,G2に電圧を印加することによって、プラズマPを発生させる。隔壁板141の貫通孔241は第1及び第2気相G1,G2中の水蒸気のみで満たされるため、第1及び第2液体L1,L2を介して電流が流れず、第1電極130と第2電極131との電気分解を抑えることができ、液体処理装置100を長時間駆動することが出来る。
また、隔壁板141の貫通孔241で電界の集中が起こり、従来よりも低い電圧で気相G3中にプラズマPを発生させることができる。
[実施形態2]
電源160のパルス電源の印加する電圧のパルス幅が十分に短い場合は、図9のように、第1電極130aと第2電極131aとをそれぞれ棒状として第1排出口140と第2排出口142内に配置するようにしても良い。パルス幅が十分に短い場合、第1電極130aと第2電極131aの温度上昇を懸念する必要がないからである。一般に、プラズマ空間では温度が数千℃まで上昇するため、第1電極130aと第2電極131aがプラズマ空間に直接接していると、電極温度も上昇してしまう。第1電極130aと第2電極131aの温度が上昇すると、電流は大きくなり、プラズマ放電状態が効率の悪い方向に移行してしまう。
そこで、本実施形態1では、第1電極130と第2電極131とは板状とし、両電極130,131が第1及び第2液体L1,L2と常に接触するため、第1電極130と第2電極131とが冷却され、プラズマ放電の効率低下を防いでいる。パルス電源160のパルス幅が十分短く、第1電極130と第2電極131の大きな温度上昇を防ぐ必要がない場合は、第1電極130と第2電極131とをそれぞれ棒状の第1電極130aと第2電極131aとして第1排出口140の中央部内と第2排出口142の中央部内とに配置することができる。これにより、気相G3と第1電極130aと第2電極131aとを直接接触させることができて、実施形態2では、実施形態1よりも低電圧でプラズマ放電を起こすことが可能である。
ただし、実施形態2の場合、気相G3と両電極130a,131aとが接触するように、棒状の両電極130a,131aを支持する第1電極支持部132と第2電極支持部133を、それぞれ第1貯溜槽190と第2貯溜槽191とに備えていなければならない。なお、第1電極支持部132と第2電極支持部133はそれぞれ筒状支持部であり、それぞれ絶縁性の部材で構成するか、又は、それぞれ絶縁性の部材を介在して電極130a,131aを支持している。
[実施形態3]
図10のように、実施形態1と実施形態2とを組み合わせるように、第1電極130aを棒状とし、第2電極131を板状とした組み合わせでも実施可能である。ただし、実施形態3の場合には、第1電極130aを支持する第1電極支持部132を第1貯溜槽190に備えていなければならない。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施形態を適宜変形して実施することが可能である。具体的には、前記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明の前記態様にかかる液体処理装置は、液体中でプラズマを発生させることにより、液体に含まれる汚濁物質又は菌がプラズマに直接触れることによる分解及び殺菌作用と、プラズマ放電により発生する紫外線又はラジカルなどによる分解及び殺菌作用を同時に起こして、液体を処理することが可能であり、殺菌、脱臭、又は、各種の環境改善等に利用することが可能である。
1 液体処理装置
10 装置本体
12 処理槽
15 導入部
17 排出部
30 第1電極
31 第2電極
50 液体供給部
51 配管
90 貯溜槽
100 液体処理装置
110 装置本体
112 処理槽
114 第1導入部
115 第2導入部
121 第1内壁
122 第2内壁
123 第3内壁
124 隔壁板左面
125 隔壁板右面
130,130a 第1電極
131,131a 第2電極
132 第1電極支持部
133 第2電極支持部
140 第1排出口
141 隔壁板
142 第2排出口
150 第1液体供給部
151 第2液体供給部
152 配管
153 配管
160 電源
185 収容空間
190 第1貯溜槽
191 第2貯溜槽
192 取り入れ口
193 取り入れ口
199 気相発生空間
202 第1収容空間
203 第2収容空間
241 貫通孔
B 気泡
F1 第1旋回流
F2 第2旋回流
G1 第1気相
G2 第2気相
G3 気相
L1 第1液体
L2 第2液体
L3 第1処理液
L4 第2処理液
P プラズマ

Claims (3)

  1. 両端に開口部を持つ円筒状の処理槽と、
    前記処理槽の一端側に配置され、前記処理槽の前記開口部の中心軸と一致する中心軸を有する開口部を備えた板状の第1電極と、
    前記処理槽の他端側に配置され、前記処理槽の前記開口部の中心軸と一致する中心軸を有する開口部を備えた板状の第2電極とを備え、
    前記第1電極と前記第2電極との間に配置されて前記処理槽内を二分し、前記処理槽の中心軸と一致する中心軸を有する貫通孔を中央部に有する絶縁板と、
    前記絶縁板と前記第1電極との間の絶縁板側に配置され、前記処理槽の接線方向から第1液体を導入することにより前記処理槽内で前記第1液体を旋回させ、前記第1液体の第1旋回流中における、前記絶縁板の前記貫通孔よりも大きい直径を有する前記処理槽の前記中心軸周りの気相発生空間に第1気相を発生させる第1導入部と、
    前記絶縁板と前記第2電極との間の絶縁板側に配置され、前記処理槽の前記接線方向から第2液体を導入することにより前記処理槽内で前記第2液体を旋回させ、前記第2液体の第2旋回流中における、前記気相発生空間に前記第1気相と接続した第2気相を発生させる第2導入部と、
    前記第1気相と前記第2気相とが存在する状態で前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加してプラズマを前記処理槽内に発生させる電源と
    を備える液体処理装置。
  2. 記気相発生空間の直径は、前記第1電極の円形の前記開口部の直径と前記第2電極の円形の前記開口部の直径と前記処理槽の円形の前記開口部の直径とのそれぞれよりも小さい、
    請求項1に記載の液体処理装置。
  3. 前記絶縁板は、板厚が0.2mm以上0.5mm以下であり、且つ前記絶縁板の前記貫通孔の直径が前記気相発生空間の直径の25%以上60%以下の大きさである
    請求項1又は2に記載の液体処理装置。
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