JP7112233B2 - 差動増幅回路 - Google Patents
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Description
図1に、本実施形態に係るチャージアンプ1の回路構成図を示す。チャージアンプ1は、差動増幅回路2、キャパシタC11およびC12、抵抗器R11、信号源3、参照電圧部位4、出力端子T4を備える。信号源3は、例えば圧電型加速度センサである。信号源3の一端は、キャパシタC12を介して信号入力端子T1に接続されている。信号源3の他端は、参照電圧部位4を介して信号入力端子T2に接続されている。参照電圧部位4は、参照電圧Vrefを供給する部位である。キャパシタC11の一端は信号入力端子T1に接続され、他端は出力端子T3およびT4に接続されている。抵抗器R11の一端は信号入力端子T1に接続され、他端は出力端子T3およびT4に接続されている。
差動増幅回路2は、信号入力端子T1およびT2、出力端子T3、オペアンプOP1、バッファアンプOP2、P型の第1MOSFET(M11)、を備える。信号入力端子T1には、信号源3のセンサ出力信号Vinが入力されている。信号入力端子T2には、参照電圧Vrefが入力されている。出力端子T3は、チャージアンプ1の出力端子T4に接続されている。オペアンプOP1は、信号入力端子T1に入力するセンサ出力信号Vinを出力電圧VOに変換し、出力端子T3を介して出力端子T4へ出力する。
図2に、第1MOSFET(M11)の上面概略図を示す。図3に、図2のIII-III線における断面概略図を示す。図3に示すように、Nウェル領域23およびN-領域24は、SiO2層22によって基板21から絶縁されている。すなわち第1MOSFET(M11)は、SOI(Silicon on Insulator)技術に基づいたトレンチ分離素子である。
バッファアンプOP2は、第1寄生ダイオードPD11と第2寄生ダイオードPD12との接続点であるバックゲートB11の電圧を、信号入力端子T1の信号電圧VMと同電位となるように調整する機能を有している。具体的に説明する。バッファアンプOP2は、ボルテージホロワとして機能する。バッファアンプOP2は、非反転入力端子が信号入力端子T2に接続されている。バーチャルショートによって、信号入力端子T1の信号電圧VMと信号入力端子T2の信号電圧VPが等しい。従ってバッファアンプOP2は、信号電圧VP(即ち、信号電圧VM)をインピーダンス変換した電圧を出力する。すなわちバッファアンプOP2は、ソース端子S11に印加される電圧と同一の電圧をバックゲートB11に印加するバックゲート電圧供給部として機能する。このため、バックゲートB11の電圧が信号入力端子T1の信号電圧VMと同電位となるように調整される。換言すると、バックゲートB11がオペアンプOP1の反転入力端子に接続されていることと等価になる。よって、ソース端子S11とバックゲートB11の間に接続されている第1寄生ダイオードPD11の両端電圧が等しくなる。第1寄生ダイオードPD11を介してグランド電圧部位GNDに向けて流れるリーク電流を、抑制することができる。
図4の比較例の差動増幅回路102を用いて、実施例1に係る差動増幅回路2の効果を説明する。比較例の差動増幅回路102(図4)は、実施例1の差動増幅回路2(図1)の第1MOSFET(M11)に代えて、ダイオードD101およびD102を備えている。図1と図4とで同一の符号が付されている部位は同一内容であるため、説明を省略する。ダイオードD101は、信号入力端子T1と接続点N101との間に、信号入力端子T1から接続点N101に向けて逆方向となるように接続されている。ダイオードD102は、接続点N101とグランド電圧部位GNDとの間に、接続点N101からグランド電圧部位GNDに向けて逆方向となるように接続されている。バッファアンプOP2の出力端子は、接続点N101に接続されている。バッファアンプOP2の前述した機能によって、ダイオードD101の両端の電位差がゼロにされているため、リーク電流を抑止できる。また、比較例の差動増幅回路102は、ダイオードD101およびD102の直列接続構造によってESD(静電気)保護を実現する。すなわち、静電気が信号入力端子T1に加わり、信号入力端子T1と基準電圧部位(GND)の電位差がダイオードD101のブレークダウン電圧およびダイオードD102のブレークダウン電圧の合計値を超えると、ダイオードD102が導通し、静電気の電荷がグランド電圧部位GNDに放電される。すると、第1の問題として、ESD保護用のダイオードD101およびD102の2つが必要であるため、回路面積が増大してしまう。また第2の問題として、ESD保護機能が動作する電圧は、ダイオードD101のブレークダウン電圧およびダイオードD102のブレークダウン電圧の合計値である。ESD保護機能の動作電圧が高くなり、オペアンプOP1の内部回路に過電圧が印加されてしまう。
差動増幅回路2aは、オペアンプOP1の一つの反転入力端子に、P型の第1MOSFET(M11)とN型の第1MOSFET(M12)の両方を接続した構成を備える。これにより、電源電圧部位VDDが供給する電源電圧よりも高い電圧が、静電気によって信号入力端子T1に印加された場合には、第2寄生ダイオードPD12がブレークダウンし、電流が信号入力端子T1からグランド電圧部位GNDへ逃がされる。また、グランド電圧部位GNDが供給するグランド電圧よりも低い電圧が信号入力端子T1に印加された場合には、第4寄生ダイオードPD14がブレークダウンし、電流が電源電圧部位VDDから信号入力端子T1へ流れる。以上より、正負両方のESD保護機能を実現することが可能となる。
差動増幅回路2bは、オペアンプOP1の反転入力端子に接続されている第1MOSFET(M11)および第1MOSFET(M12)加えて、非反転入力端子に接続されている第2MOSFET(M21)および第2MOSFET(M22)を備えている。これにより、実施例2で説明したESD保護機能を、オペアンプOP1の反転入力端子のみならず、非反転入力端子にも持たせることが可能となる。
本明細書に記載の第1MOSFET(M11、M12)および第2MOSFET(M21、M22)は、図3の断面概略図に示すようなSOI構造に限られない。例えば図7に示すように、の第1MOSFET(M11、M12)を、ツインウェル構造で形成してもよい。この構造では、P型基板にディープNウェル(深いN型拡散層)が形成されている。そしてディープNウェルにさらにPウェルおよびNウェルが形成されている。ツインウェル構造では、Pウェルの電位をP型基板とは別に設定することが可能である。ツインウェル構造を用いる場合においても、第1寄生ダイオードPD11~第4寄生ダイオードPD14を形成することができる。
Claims (5)
- 第1入力端子と第2入力端子とを備えたオペアンプと、
第1ソース端子、第1ゲート端子、第1ドレイン端子を備えたP型の第1MOSFETであって、前記第1ソース端子が前記第1入力端子および前記第1ゲート端子に接続されており、前記第1ドレイン端子が基準電圧部位に接続されている前記第1MOSFETと、
第2ソース端子、第2ゲート端子、第2ドレイン端子を備えたN型の第2MOSFETであって、前記第2ソース端子が前記第1入力端子および前記第2ゲート端子に接続されており、前記第2ドレイン端子が電源電圧部位に接続されている前記第2MOSFETと、
前記第1ソース端子および前記第2ソース端子に印加される電圧と同一の電圧を前記第1MOSFETのバックゲートおよび前記第2MOSFETのバックゲートに印加するバックゲート電圧供給部と、
を備える、差動増幅回路。 - 前記バックゲート電圧供給部は、入力端子が前記オペアンプの前記第1入力端子または前記第2入力端子に接続され、出力端子が前記第1MOSFETのバックゲートおよび前記第2MOSFETのバックゲートに接続されているバッファアンプを備える、請求項1に記載の差動増幅回路。
- 前記第1MOSFETは、前記第1ソース端子が接続されている第1ソース拡散領域と、前記第1ドレイン端子が接続されている第1ドレイン拡散領域を備えており、
前記第2MOSFETは、前記第2ソース端子が接続されている第2ソース拡散領域と、前記第2ドレイン端子が接続されている第2ドレイン拡散領域を備えており、
前記第1ソース拡散領域の面積は、前記第1ドレイン拡散領域の面積よりも小さく、
前記第2ソース拡散領域の面積は、前記第2ドレイン拡散領域の面積よりも小さい、請求項1または2に記載の差動増幅回路。 - 第1入力端子と第2入力端子とを備えたオペアンプと、
第1ソース端子、第1ゲート端子、第1ドレイン端子を備えた第1MOSFETであって、前記第1ソース端子が前記第1入力端子および前記第1ゲート端子に接続されており、前記第1ドレイン端子が所定電圧部位に接続されている前記第1MOSFETと、
第2ソース端子、第2ゲート端子、第2ドレイン端子を備えた第2MOSFETであって、前記第2ソース端子が前記第2入力端子および前記第2ゲート端子に接続されており、前記第2ドレイン端子が前記所定電圧部位に接続されている前記第2MOSFETと、
前記第1ソース端子および前記第2ソース端子に印加される電圧と同一の電圧を前記第1MOSFETのバックゲートおよび前記第2MOSFETのバックゲートに印加するバッファアンプであって、入力端子が前記オペアンプの前記第1入力端子または前記第2入力端子に接続され、出力端子が前記第1MOSFETのバックゲートおよび前記第2MOSFETのバックゲートに接続されている前記バッファアンプと、
を備える、差動増幅回路。 - 前記第1MOSFETは、前記第1ソース端子が接続されている第1ソース拡散領域と、前記第1ドレイン端子が接続されている第1ドレイン拡散領域を備えており、
前記第2MOSFETは、前記第2ソース端子が接続されている第2ソース拡散領域と、前記第2ドレイン端子が接続されている第2ドレイン拡散領域を備えており、
前記第1ソース拡散領域の面積は、前記第1ドレイン拡散領域の面積よりも小さく、
前記第2ソース拡散領域の面積は、前記第2ドレイン拡散領域の面積よりも小さい、請求項4に記載の差動増幅回路。
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