JP7112233B2 - 差動増幅回路 - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、過電圧に対する保護機能を有する差動増幅回路に関する。
外部入力端子に加わる静電気に対策するために、外部入力端子と定電圧部位(例えばグランド電圧部位)の間に接続されているESD保護用のダイオードを備える差動増幅回路が知られている。ダイオードは、外部入力端子から定電圧部位に向けて逆方向となるように接続されている。これにより、外部入力端子に静電気が加わって外部入力端子と定電圧部位の間の電圧差がダイオードのブレークダウン電圧を超えたときに、ダイオードが導通して静電気の電荷を放電する。
このような差動増幅回路では、高温動作時にダイオードを介して流れるリーク電流が問題となる。特許文献1は、外部入力端子と定電圧部位の間に2つのダイオードを直列接続させる技術を開示している。この差動増幅回路は、2つのダイオードの接続点の電圧を外部入力端子の電圧と同電位となるように調整する。これにより、外部入力端子側に接続されているダイオードの両端電圧が等しくなり、そのダイオードを介して定電圧部位に向けて流れるリーク電流が抑えられる。
特開2014-11433号公報(特に、図3)
外部入力端子側に接続されているリーク防止用のダイオードと、定電圧部位側に接続されているESD保護用のダイオードの2つが必要である。回路面積が大きくなってしまう。
本明細書が開示する差動増幅回路の一実施形態は、第1入力端子と第2入力端子とを備えたオペアンプを備える。第1ソース端子、第1ゲート端子、第1ドレイン端子を備えた第1MOSFETを備える。第1ソース端子が第1入力端子および第1ゲート端子に接続されており、第1ドレイン端子が所定電圧部位に接続されている。第1ソース端子に印加される電圧と同一の電圧を第1MOSFETのバックゲートに印加するバックゲート電圧供給部を備える。
ソースとバックゲートとによって第1の寄生PNダイオードが形成され、バックゲートとドレインとによって第2の寄生PNダイオードが形成される。すなわち、第1ソース端子と第1ドレイン端子との間に、第1および第2の寄生PNダイオードが直列接続されている等価回路となる。ソースとバックゲートはバックゲート電圧供給部によって同電位とされるため、第1の寄生PNダイオードの両端電位差はゼロである。従って、第1の寄生PNダイオードによって、リーク電流を抑制することができる。また第2の寄生PNダイオードによって、高電圧に対する保護機能を備えることができる。以上より、1つのMOSFET素子で、リーク電流の抑制機能と、高電圧に対する保護機能を実現することができる。回路規模を縮小することが可能となる。
バックゲート電圧供給部は、入力端子がオペアンプの第1入力端子または第2入力端子に接続され、出力端子が第1MOSFETのバックゲートに接続されているバッファアンプを備えていてもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
第1MOSFETがP型の場合には所定電圧部位は基準電圧部位であってもよい。第1MOSFETがN型の場合には所定電圧部位は電源電圧部位であってもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
第1MOSFETはP型の第1MOSFETとN型の第1MOSFETの2つを含んでいてもよい。P型の第1MOSFETの第1ドレイン端子は基準電圧部位に接続されていてもよい。N型の第1MOSFETの第1ドレイン端子は電源電圧部位に接続されていてもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
第2ソース端子、第2ゲート端子、第2ドレイン端子を備えた第2MOSFETをさらに備えていてもよい。第2ソース端子が第2入力端子および第2ゲート端子に接続されており、第2ドレイン端子が所定電圧部位に接続されていてもよい。バックゲート電圧供給部は、第2ソース端子に印加される電圧と同一の電圧を第2MOSFETのバックゲートに印加してもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
第1MOSFETは、第1ソース端子が接続されているソース拡散領域と、第1ドレイン端子が接続されているドレイン拡散領域を備えていてもよい。ソース拡散領域の面積は、ドレイン拡散領域の面積よりも小さくてもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
実施例1に係るチャージアンプ1の回路構成図を示す。 第1MOSFET(M11)の上面概略図を示す。 図2のIII-III線における断面概略図を示す。 比較例の差動増幅回路102の回路構成図を示す。 実施例2に係る差動増幅回路の回路構成図を示す。 実施例3に係る差動増幅回路の回路構成図を示す。 ツインウェル構造における断面概略図を示す。
(チャージアンプ1の構成)
図1に、本実施形態に係るチャージアンプ1の回路構成図を示す。チャージアンプ1は、差動増幅回路2、キャパシタC11およびC12、抵抗器R11、信号源3、参照電圧部位4、出力端子T4を備える。信号源3は、例えば圧電型加速度センサである。信号源3の一端は、キャパシタC12を介して信号入力端子T1に接続されている。信号源3の他端は、参照電圧部位4を介して信号入力端子T2に接続されている。参照電圧部位4は、参照電圧Vrefを供給する部位である。キャパシタC11の一端は信号入力端子T1に接続され、他端は出力端子T3およびT4に接続されている。抵抗器R11の一端は信号入力端子T1に接続され、他端は出力端子T3およびT4に接続されている。
(差動増幅回路2の構成)
差動増幅回路2は、信号入力端子T1およびT2、出力端子T3、オペアンプOP1、バッファアンプOP2、P型の第1MOSFET(M11)、を備える。信号入力端子T1には、信号源3のセンサ出力信号Vinが入力されている。信号入力端子T2には、参照電圧Vrefが入力されている。出力端子T3は、チャージアンプ1の出力端子T4に接続されている。オペアンプOP1は、信号入力端子T1に入力するセンサ出力信号Vinを出力電圧VOに変換し、出力端子T3を介して出力端子T4へ出力する。
オペアンプOP1の反転入力端子は、信号入力端子T1および第1MOSFET(M11)のソース端子S11に接続されている。オペアンプOP1の非反転入力端子は、信号入力端子T2およびバッファアンプOP2の非反転入力端子に接続されている。
第1MOSFET(M11)のソース端子S11は、信号入力端子T1、オペアンプOP1の反転入力端子およびゲート端子G11に接続されている。ドレイン端子D11は、グランド電圧部位GNDに接続されている。バッファアンプOP2の出力端子は、バッファアンプOP2の反転入力端子および第1MOSFET(M11)のバックゲートB11に接続されている。またオペアンプOP1およびバッファアンプOP2には、電源電圧部位VDDおよびグランド電圧部位GNDが接続されている。本実施形態では、電源電圧部位VDDによって供給される電源電圧は5Vであり、グランド電圧部位GNDによって供給されるグランド電圧は0Vである。なお本明細書では、第1MOSFET(M11)のソース端子は、「バッファアンプOP2によってバックゲートB11と同電位とされる端子」と定義する。
第1MOSFET(M11)のソースとバックゲートとによって第1寄生ダイオードPD11が形成され、バックゲートとドレインとによって第2寄生ダイオードPD12が形成される。また第1MOSFET(M11)はゲートとソースを接続しているため、オフ状態である。すなわち、信号入力端子T1からグランド電圧部位GNDに向けて、順方向の第1寄生ダイオードPD11と逆方向の第2寄生ダイオードPD12が直列接続されている等価回路となる。
(第1MOSFET(M11)の構造)
図2に、第1MOSFET(M11)の上面概略図を示す。図3に、図2のIII-III線における断面概略図を示す。図3に示すように、Nウェル領域23およびN領域24は、SiO層22によって基板21から絶縁されている。すなわち第1MOSFET(M11)は、SOI(Silicon on Insulator)技術に基づいたトレンチ分離素子である。
第1MOSFET(M11)は、P型のソース拡散領域SR、P型のドレイン拡散領域DR、N型のバックゲートコンタクト領域BR、を備えている。ソース拡散領域SRには、ソース端子S11が接続されている。ドレイン拡散領域DRには、ドレイン端子D11が接続されている。ソース拡散領域SRとドレイン拡散領域DRとの間に配置されているチャネル領域の上面には、ゲート酸化膜Goxおよびゲート電極GEが配置されている。ゲート電極GEには、ゲート端子G11が接続されている。ソース拡散領域SRとNウェル領域23とによって、第1寄生ダイオードPD11が形成されている。ドレイン拡散領域DRとNウェル領域23とによって、第2寄生ダイオードPD12が形成されている。従って、ソース拡散領域SRとドレイン拡散領域DRとの間には、第1寄生ダイオードPD11および第2寄生ダイオードPD12が直列接続されている。
また図2の上面図に示すように、ソース拡散領域SRの面積は、ドレイン拡散領域DRの面積よりも小さい。
(バッファアンプOP2の機能)
バッファアンプOP2は、第1寄生ダイオードPD11と第2寄生ダイオードPD12との接続点であるバックゲートB11の電圧を、信号入力端子T1の信号電圧VMと同電位となるように調整する機能を有している。具体的に説明する。バッファアンプOP2は、ボルテージホロワとして機能する。バッファアンプOP2は、非反転入力端子が信号入力端子T2に接続されている。バーチャルショートによって、信号入力端子T1の信号電圧VMと信号入力端子T2の信号電圧VPが等しい。従ってバッファアンプOP2は、信号電圧VP(即ち、信号電圧VM)をインピーダンス変換した電圧を出力する。すなわちバッファアンプOP2は、ソース端子S11に印加される電圧と同一の電圧をバックゲートB11に印加するバックゲート電圧供給部として機能する。このため、バックゲートB11の電圧が信号入力端子T1の信号電圧VMと同電位となるように調整される。換言すると、バックゲートB11がオペアンプOP1の反転入力端子に接続されていることと等価になる。よって、ソース端子S11とバックゲートB11の間に接続されている第1寄生ダイオードPD11の両端電圧が等しくなる。第1寄生ダイオードPD11を介してグランド電圧部位GNDに向けて流れるリーク電流を、抑制することができる。
(効果)
図4の比較例の差動増幅回路102を用いて、実施例1に係る差動増幅回路2の効果を説明する。比較例の差動増幅回路102(図4)は、実施例1の差動増幅回路2(図1)の第1MOSFET(M11)に代えて、ダイオードD101およびD102を備えている。図1と図4とで同一の符号が付されている部位は同一内容であるため、説明を省略する。ダイオードD101は、信号入力端子T1と接続点N101との間に、信号入力端子T1から接続点N101に向けて逆方向となるように接続されている。ダイオードD102は、接続点N101とグランド電圧部位GNDとの間に、接続点N101からグランド電圧部位GNDに向けて逆方向となるように接続されている。バッファアンプOP2の出力端子は、接続点N101に接続されている。バッファアンプOP2の前述した機能によって、ダイオードD101の両端の電位差がゼロにされているため、リーク電流を抑止できる。また、比較例の差動増幅回路102は、ダイオードD101およびD102の直列接続構造によってESD(静電気)保護を実現する。すなわち、静電気が信号入力端子T1に加わり、信号入力端子T1と基準電圧部位(GND)の電位差がダイオードD101のブレークダウン電圧およびダイオードD102のブレークダウン電圧の合計値を超えると、ダイオードD102が導通し、静電気の電荷がグランド電圧部位GNDに放電される。すると、第1の問題として、ESD保護用のダイオードD101およびD102の2つが必要であるため、回路面積が増大してしまう。また第2の問題として、ESD保護機能が動作する電圧は、ダイオードD101のブレークダウン電圧およびダイオードD102のブレークダウン電圧の合計値である。ESD保護機能の動作電圧が高くなり、オペアンプOP1の内部回路に過電圧が印加されてしまう。
そこで実施例1に係る差動増幅回路2では、前述したように、第1寄生ダイオードPD11の両端電位差をバッファアンプOP2によってゼロにすることができるため、リーク電流を抑制することができる。また第2寄生ダイオードPD12によってESD(静電気)保護機能を備えることができる。1つの第1MOSFET(M11)で、リーク電流の抑制機能と、ESD保護機能を実現することができる。2つのダイオードを備える比較例の差動増幅回路102に比して、回路規模を縮小することが可能となる。第1の問題を解決することができる。
実施例1に係る差動増幅回路2では、信号入力端子T1からグランド電圧部位GNDに向けて、第1寄生ダイオードPD11が順方向、第2寄生ダイオードPD12が逆方向に直列接続されている。従ってESD保護機能が動作する電圧は、第1寄生ダイオードPD11の順方向電圧と、第2寄生ダイオードPD12のブレークダウン電圧との合計値となる。順方向電圧はブレークダウン電圧に比して十分に小さいため、比較例の差動増幅回路102に比して、ESD保護機能の動作電圧を低くすることができる。第2の問題を解決することができる。
第1寄生ダイオードPD11の両端電位差は、理想的にはゼロになるが、実際には微小な電位差(例:1mV)が存在する。すると、第1寄生ダイオードPD11にリーク電流が発生してしまう。実施例1に係る差動増幅回路2では、図2に示すように、ソース拡散領域SRの面積を、ドレイン拡散領域DRの面積よりも小さくしている。これにより、ソース拡散領域SRとNウェル領域23との接合面積を、ドレイン拡散領域DRとNウェル領域23との接合面積よりも小さくすることができる。これにより、第1寄生ダイオードPD11の面積を小さくすることで、リーク電流を低減することが可能となる。なお、ソース拡散領域SRとドレイン拡散領域DRの面積比は、保護電圧がオペアンプOP1の入力段のMOSFETの耐圧以下になる範囲であれば、自由に設定することができる。
実施例2に係る差動増幅回路2a(図5)は、実施例1に係る差動増幅回路2(図1)に加えて、N型の第1MOSFET(M12)を備えている。図1と図5とで同一の符号が付されている部位は同一内容であるため、説明を省略する。
第1MOSFET(M12)のソース端子S12は、信号入力端子T1、オペアンプOP1の反転入力端子およびゲート端子G12に接続されている。ドレイン端子D12は、電源電圧部位VDDに接続されている。バッファアンプOP2の出力端子は、バックゲートB11およびB12に接続されている。
第1MOSFET(M12)のソースとバックゲートとによって第3寄生ダイオードPD13が形成され、バックゲートとドレインとによって第4寄生ダイオードPD14が形成される。また第1MOSFET(M12)はゲートとソースを接続しているため、オフ状態である。すなわち、電源電圧部位VDDから信号入力端子T1に向けて、逆方向の第4寄生ダイオードPD14と順方向の第3寄生ダイオードPD13が直列接続されている等価回路となる。
(効果)
差動増幅回路2aは、オペアンプOP1の一つの反転入力端子に、P型の第1MOSFET(M11)とN型の第1MOSFET(M12)の両方を接続した構成を備える。これにより、電源電圧部位VDDが供給する電源電圧よりも高い電圧が、静電気によって信号入力端子T1に印加された場合には、第2寄生ダイオードPD12がブレークダウンし、電流が信号入力端子T1からグランド電圧部位GNDへ逃がされる。また、グランド電圧部位GNDが供給するグランド電圧よりも低い電圧が信号入力端子T1に印加された場合には、第4寄生ダイオードPD14がブレークダウンし、電流が電源電圧部位VDDから信号入力端子T1へ流れる。以上より、正負両方のESD保護機能を実現することが可能となる。
実施例3に係る差動増幅回路2b(図6)は、実施例2に係る差動増幅回路2a(図5)に加えて、オペアンプOP1の非反転入力端子に接続されているP型の第2MOSFET(M21)およびN型の第2MOSFET(M22)を備えている。図6と図5とで同一の符号が付されている部位は同一内容であるため、説明を省略する。
第2MOSFET(M21)のソース端子S21は、信号入力端子T2、オペアンプOP1の非反転入力端子およびゲート端子G21に接続されている。ドレイン端子D21は、グランド電圧部位GNDに接続されている。バックゲートB21は、バッファアンプOP2の出力端子に接続されている。第2MOSFET(M22)のソース端子S22は、信号入力端子T2、オペアンプOP1の非反転入力端子およびゲート端子G22に接続されている。ドレイン端子D22は、電源電圧部位VDDに接続されている。バックゲートB22は、バッファアンプOP2の出力端子に接続されている。
これにより、信号入力端子T2からグランド電圧部位GNDに向けて、順方向の第1寄生ダイオードPD21と逆方向の第2寄生ダイオードPD22が直列接続されている等価回路となる。また、電源電圧部位VDDから信号入力端子T2に向けて、逆方向の第4寄生ダイオードPD24と順方向の第3寄生ダイオードPD23が直列接続されている等価回路となる。
P型の第1MOSFET(M11)および第2MOSFET(M21)は、共通のNウェル領域23(図3)に作成してもよい。これにより、バックゲートB11およびB21を、バッファアンプOP2に共通に接続することができる。
(効果)
差動増幅回路2bは、オペアンプOP1の反転入力端子に接続されている第1MOSFET(M11)および第1MOSFET(M12)加えて、非反転入力端子に接続されている第2MOSFET(M21)および第2MOSFET(M22)を備えている。これにより、実施例2で説明したESD保護機能を、オペアンプOP1の反転入力端子のみならず、非反転入力端子にも持たせることが可能となる。
電源電圧部位VDDが供給する電源電圧よりも高い電圧が、静電気によって信号入力端子T1に印加された場合には、第1MOSFET(M11)の第2寄生ダイオードPD12を介した放電経路IP1と、第2MOSFET(M21)の第2寄生ダイオードPD22を介した放電経路IP2との、並列な放電経路が形成される。これにより、第2MOSFET(M21)を備えない場合に比して、放電能力を高めることができる。また、第2MOSFET(M21)を備えない場合と同等の放電能力にする場合には、第1MOSFET(M11)および第2MOSFET(M21)の素子面積を縮小することが可能となる。なお、グランド電圧部位GNDが供給するグランド電圧よりも低い電圧が、静電気によって信号入力端子T1に印加された場合には、第1MOSFET(M12)の第4寄生ダイオードPD14を介した放電経路と、第2MOSFET(M22)の第4寄生ダイオードPD24を介した放電経路との、並列な放電経路が形成される。この場合の効果は、前述の効果と同様である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
(変形例)
本明細書に記載の第1MOSFET(M11、M12)および第2MOSFET(M21、M22)は、図3の断面概略図に示すようなSOI構造に限られない。例えば図7に示すように、の第1MOSFET(M11、M12)を、ツインウェル構造で形成してもよい。この構造では、P型基板にディープNウェル(深いN型拡散層)が形成されている。そしてディープNウェルにさらにPウェルおよびNウェルが形成されている。ツインウェル構造では、Pウェルの電位をP型基板とは別に設定することが可能である。ツインウェル構造を用いる場合においても、第1寄生ダイオードPD11~第4寄生ダイオードPD14を形成することができる。
バッファアンプOP2は、第1寄生ダイオードPD11およびPD21、第3寄生ダイオードPD13およびPD23の両端電圧を等しくするような接続関係を有していればよい。従って、バッファアンプOP2の非反転入力端子は、信号入力端子T1およびT2の何れに接続されていてもよい。
図2に示すソース拡散領域SRの形状は一例であり、何れの形状であってもよい。ソース拡散領域SRの形状は、不純物をイオン注入する際のマスク形状によって任意の形状とすることができる。
オペアンプOP1の反転入力端子は、第1入力端子の一例である。オペアンプOP1の非反転入力端子は、第2入力端子の一例である。グランド電圧部位GNDは基準電圧部位の一例である。
1:チャージアンプ 2、2a、2b:差動増幅回路 B11、B12、B21、B22:バックゲート D11、D12、D21、D22:ドレイン端子 G11、G12、G21、G22:ゲート端子 S11、S12、S21、S22:ソース端子 M11、M12:第1MOSFET M21、M22:第2MOSFET OP1:オペアンプ OP2:バッファアンプ PD11、PD21:第1寄生ダイオード PD12、PD22:第2寄生ダイオード PD13、PD23:第3寄生ダイオード PD14、PD24:第4寄生ダイオード

Claims (5)

  1. 第1入力端子と第2入力端子とを備えたオペアンプと、
    第1ソース端子、第1ゲート端子、第1ドレイン端子を備えたP型の第1MOSFETであって、前記第1ソース端子が前記第1入力端子および前記第1ゲート端子に接続されており、前記第1ドレイン端子が基準電圧部位に接続されている前記第1MOSFETと、
    第2ソース端子、第2ゲート端子、第2ドレイン端子を備えたN型の第2MOSFETであって、前記第2ソース端子が前記第1入力端子および前記第2ゲート端子に接続されており、前記第2ドレイン端子が電源電圧部位に接続されている前記第2MOSFETと、
    前記第1ソース端子および前記第2ソース端子に印加される電圧と同一の電圧を前記第1MOSFETのバックゲートおよび前記第2MOSFETのバックゲートに印加するバックゲート電圧供給部と、
    を備える、差動増幅回路。
  2. 前記バックゲート電圧供給部は、入力端子が前記オペアンプの前記第1入力端子または前記第2入力端子に接続され、出力端子が前記第1MOSFETのバックゲートおよび前記第2MOSFETのバックゲートに接続されているバッファアンプを備える、請求項1に記載の差動増幅回路。
  3. 前記第1MOSFETは、前記第1ソース端子が接続されている第1ソース拡散領域と、前記第1ドレイン端子が接続されている第1ドレイン拡散領域を備えており、
    前記第2MOSFETは、前記第2ソース端子が接続されている第2ソース拡散領域と、前記第2ドレイン端子が接続されている第2ドレイン拡散領域を備えており、
    前記第1ソース拡散領域の面積は、前記第1ドレイン拡散領域の面積よりも小さく、
    前記第2ソース拡散領域の面積は、前記第2ドレイン拡散領域の面積よりも小さい、請求項1または2に記載の差動増幅回路。
  4. 第1入力端子と第2入力端子とを備えたオペアンプと、
    第1ソース端子、第1ゲート端子、第1ドレイン端子を備えた第1MOSFETであって、前記第1ソース端子が前記第1入力端子および前記第1ゲート端子に接続されており、前記第1ドレイン端子が所定電圧部位に接続されている前記第1MOSFETと、
    第2ソース端子、第2ゲート端子、第2ドレイン端子を備えた第2MOSFETであって、前記第2ソース端子が前記第2入力端子および前記第2ゲート端子に接続されており、前記第2ドレイン端子が前記所定電圧部位に接続されている前記第2MOSFETと、
    前記第1ソース端子および前記第2ソース端子に印加される電圧と同一の電圧を前記第1MOSFETのバックゲートおよび前記第2MOSFETのバックゲートに印加するバッファアンプであって、入力端子が前記オペアンプの前記第1入力端子または前記第2入力端子に接続され、出力端子が前記第1MOSFETのバックゲートおよび前記第2MOSFETのバックゲートに接続されている前記バッファアンプと、
    を備える、差動増幅回路。
  5. 前記第1MOSFETは、前記第1ソース端子が接続されている第1ソース拡散領域と、前記第1ドレイン端子が接続されている第1ドレイン拡散領域を備えており、
    前記第2MOSFETは、前記第2ソース端子が接続されている第2ソース拡散領域と、前記第2ドレイン端子が接続されている第2ドレイン拡散領域を備えており、
    前記第1ソース拡散領域の面積は、前記第1ドレイン拡散領域の面積よりも小さく、
    前記第2ソース拡散領域の面積は、前記第2ドレイン拡散領域の面積よりも小さい、請求項に記載の差動増幅回路。
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