JP7111780B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに関する。
従来、アームレストを備える車両用シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用シートのアームレストは、シートバックの側部に軸支されて上方に延びるステーの先端に、後方に向けて突出するように取り付けられたアームレスト本体を備え、全体でL型に構成されている。アームレストを使用しない収納時には、アームレストは、ステーの軸支部を中心に前方に向けて回動させることによって、着座者の腕を支持しない位置に配置される。
特開2012-188014号公報
上記特許文献1に記載の車両用シートは、アームレストを使用しない場合に、アームレストを前方に回動させることによって収納することができる。しかしながら、収納時のアームレスト本体は、座面部の前方に直立して配置されるため、車両への乗降時に邪魔になり、乗降動作に支障が生じる問題がある。
本発明は、アームレストを収納した際に、アームレストが車両への乗降動作の邪魔にならず、乗降動作を容易に行える車両用シートを提供することを目的とする。
(1) 座面部(例えば、後述の座面部2)と、背面部(例えば、後述の背面部3)と、前記座面部に軸支されるアームレスト(例えば、後述のアームレスト4)と、を備え、前記アームレストは、アームレスト本体(例えば、後述のアームレスト本体41)と、前記アームレスト本体を前記座面部に対して上方に展開される展開位置と前記座面部に対して収納される収納位置との少なくとも2つの位置に調節可能な位置調節整機構(例えば、後述の位置調節機構42)と、を有し、前記アームレスト本体は、前記収納位置において、前記座面部の上面(例えば、後述の上面21a)と面一に配置される、車両用シート(例えば、後述の車両用シート1)である。
(2) 上記(1)に記載の車両用シートにおいて、前記位置調節機構は、前記展開位置の前記アームレスト本体を多段階に角度調節可能に設けられてもよい。
(3) 上記(1)又は(2)に記載の車両用シートにおいて、前記アームレストは、前記座面部の左右両側部にそれぞれ設けられてもよい。
(4) 上記(1)~(3)に記載の車両用シートにおいて、前記座面部は、座面クッション部(例えば、後述の座面クッション部21)と、前記座面クッション部より左右両側に張り出す大きさを有するとともに前記座面クッション部よりも硬質の座面部本体(例えば、後述の座面部本体22)と、を有し、前記アームレスト本体は、前記収納位置において、前記座面クッション部から張り出した前記座面部本体の張出し部(例えば、後述の張出し部221)の上面(例えば、後述の上面221a)に載置されてもよい。
(5) 上記(4)に記載の車両用シートにおいて、前記張出し部の前記上面は、凸部(例えば、後述の凸部222)又は凹部を有し、前記アームレスト本体の下面(例えば、後述の下面414a)は、前記収納位置において前記凸部又は前記凹部と係合可能な凹部(例えば、凹部415)又は凸部を有してもよい。
上記(1)によれば、収納位置のアームレスト本体は、座面部の上面と面一に配置されるため、アームレストを収納した際に、車両への乗降動作の邪魔にならず、乗降動作を容易に行うことができる。また、アームレストの収納時は、車両内における前後の移動(ウォークスルー)も、アームレストが邪魔にならずに容易に行える。
上記(2)によれば、アームレストは、展開位置のアームレスト本体を多段階に角度調節可能であるため、アームレストを着座者の体形や好み等に応じて最適な位置に展開させることができる。
上記(3)によれば、座面部の左右両側部にそれぞれアームレストが設けられるため、展開時に着座者の両腕を支持することができる。
上記(4)によれば、アームレスト本体は、収納位置において、座面クッション部よりも硬質の座面部本体の張出し部の上面に載置されるため、収納時のアームレスト本体の耐荷重性が向上する。
上記(5)によれば、アームレスト本体は、収納位置において座面部本体の張出し部に対して凹凸係合するため、収納時のアームレスト本体の横方向の耐荷重性も向上する。
アームレストを展開位置に配置させた車両用シートの側面図である。 アームレストを収納位置に配置させた車両用シートの側面図である。 アームレストを収納位置に配置させた車両用シートの正面図である。 アームレストを展開位置に配置させた車両用シートの座面部を示す斜視図である。 アームレスト本体を下面側から見た斜視図である。 アームレスト本体の取付構造を説明する図である。 アームレストを収納位置に配置させた車両用シートへの乗降動作を説明する図である。 収納位置に配置させたアームレストと座面部とを図4中のA-A線に沿って切断した断面図である。 アームレストの角度調節機構を示す図である。 アームレストの角度調節機構を示す図である。 アームレストの角度調節機構を示す図である。 アームレストの角度調節機構を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1~図4に示すように、本実施形態の車両用シート1は、一人用のシートであり、着座者の臀部を支持する座面部2と、着座者の背中を支持する背面部3と、着座者の腕を支持するアームレスト4と、を備える。
座面部2は、座面クッション部21と、座面クッション部21を下から支持する座面部本体22とによって構成される。座面クッション部21は、着座者に快適な乗り心地を提供するための適度なクッション性を備えている。これに対して、座面部本体22は、座面クッション部21を安定して支持するために、座面クッション部21よりも硬質である。
座面部本体22は、図3に示すように、座面クッション部21よりも左右両側に張り出す大きさを有する。そのため、座面部本体22の左右両側には、座面クッション部21よりも側方に張り出した張出し部221をそれぞれ有している。張出し部221の上面221aは、座面クッション部21の上面21aよりも低い位置に配置されている。図1及び図4に示すように、張出し部221の上面221aには、前後方向に直線状に延びる凸部222が設けられている。なお、図示しないが、着座者の左側に配置される張出し部221も同一構造であり、上面に凸部が設けられている。
背面部3は、背面クッション部31と、背面クッション部31を後から支持する背面部本体32と、背面部本体32の上部に取り付けられるヘッドレスト33と、によって構成される。背面クッション部31及びヘッドレスト33は、着座者に快適な乗り心地を提供するための適度なクッション性を備えている。これに対して、背面部本体32は、背面クッション部31及びヘッドレスト33を安定して支持するために、背面クッション部31及びヘッドレスト33よりも硬質である。
背面部3は、座面部2の後端部に、公知の角度調節機構を介して揺動可能に枢着されることによって、図1に示すX1方向及びX2方向に多段階に角度調節可能に設けられる。なお、X1方向は、車両用シート1の前方であり、X2方向は、車両用シート1の後方である。
アームレスト4は、着座者の腕を支持するアームレスト本体41と、アームレスト本体41を座面部2に取り付けるとともに座面部2に対するアームレスト本体41の位置を調節する位置調節機構42と、によって構成される。本実施形態の車両用シート1は、着座者の両腕を支持することができるようにするために、座面部2の左右両側にそれぞれ配置される一対のアームレスト4,4を有している。
アームレスト本体41は、前後方向に長尺な部材であり、図5に示すように、位置調節機構42に連結される芯材411と、芯材411の表面を覆ってアームレスト本体41に適度なクッション性を付与する表皮部412と、芯材411を位置調節機構42に対して回動可能に連結する連結部413と、によって構成される。表皮部412は、芯材411の下面411a側を覆っていない。なお、アームレスト本体41の芯材411は、連結部413に対して、図1中の矢印で示すように前後方向にスライド移動可能に設けられている。これによって、着座者は、アームレスト本体41の前後方向の位置を好みの位置に調節することができる。
図5は、着座者の左側に配置されるアームレスト本体41を示している。アームレスト本体41の連結部413は、芯材411の下面411aに対して外側に片寄って設けられている。連結部413よりも内側の芯材411の下面411aには、下方に向けて突出する突条部414が一体に設けられている。突条部414は、アームレスト本体41の前後方向に延びている。突条部414の下面414aには、前後方向に直線状に延びる凹部415が設けられている。凹部415は、座面部本体22の張出し部221の上面221aに設けられた凸部222に対応しており、凸部222に対して係合可能な大きさを有している。なお、図示しないが、着座者の右側に配置されるアームレスト4も同一構造であり、図5と左右対称に設けられる。
位置調節機構42は、アームレスト本体41と座面部2とを連結する長尺部材からなる。位置調節機構42は、その一端部に第1軸支部421を有し、他端部に第2軸支部422を有する。位置調節機構42は、第1軸支部421によって、座面部本体22の後端部22aの左右両側面に回動可能に軸支され、第2軸支部422によって、アームレスト本体41の連結部413を回動可能に軸支している。
位置調節機構42は、アームレスト本体41を、座面部2に対して上方に展開される展開位置(図1及び図4に示す位置)と、座面部2に対して収納される収納位置(図2及び図3に示す位置)と、の少なくとも2つの位置に調節可能な構成を有する。
詳しくは、アームレスト本体41は、位置調節機構42が第1軸支部421を中心にして後方に回動することによって、図1及び図4に示すように、座面クッション部21の上面21aよりも上方の展開位置に配置される。アームレスト本体41が展開位置に配置されることによって、アームレスト4は展開状態になり、着座者の両腕を支持可能である。また、アームレスト本体41は、位置調節機構42が第1軸支部421を中心にして前方に回動することによって、図2及び図3に示すように、座面部本体22の張出し部221の上面211aに沿う収納位置に配置される。アームレスト本体41が収納位置に配置されることによって、アームレスト4は収納状態になる。この収納位置において、図2及び図3に示すように、アームレスト本体41は、座面部2の上方にも前方にも突出しない。なお、位置調節機構42の具体的な構成については後述する。
アームレスト本体41の連結部413は、図6に示すように、位置調節機構42の第2軸支部422に設けられる軸422aに回動可能に取り付けられる。第2軸支部422の軸422aは、ステー金具423の端部に設けられる。ステー金具423は、位置調節機構42の第一軸支部421と第2軸支部422とを繋ぐ長尺部材である。位置調節機構42は、このステー金具423の外側に、例えば樹脂製の意匠カバー420が設けられることによって構成される。
第2軸支部422は、軸422aを中心とする円弧状の切り欠き部422bを有する。この切り欠き部422b内に、連結部413から突出する突起部413aが収容されている。アームレスト本体41は、突起部413aが移動可能な切り欠き部422bの範囲内において、軸422aを中心にして自由に回動可能である。
図6において実線で示す突起部413aは、切り欠き部422bの前方側に配置される前端部422b1に当接している。この状態は、アームレスト本体41が、軸422aを中心にして最も前方側に回動した位置である。位置調節機構42の後方への回動によってアームレスト本体41が展開位置に配置される際、突起部413aは、この切り欠き部422bの前端部422b1に当接し、前方側に向けたアームレスト本体41の回動限界位置を規定する。
これに対して、図6において鎖線で示す突起部413aは、切り欠き部422bの後方側に配置される後端部422b2に当接している。この状態は、アームレスト本体41が、軸422aを中心にして最も後方側に回動した位置である。位置調節機構42の前方への回動によってアームレスト本体41が収納位置に配置される際、突起部413aは、この切り欠き部422bの後端部422b2に当接し、後方側に向けたアームレスト本体41の回動限界位置を規定する。
アームレスト本体41は、位置調節機構42によって収納位置に配置された際、図2及び図3に示すように、座面部2の上面である座面クッション部21の上面21aと面一に配置される。すなわち、収納位置におけるアームレスト本体41の上面41aと座面クッション部21の上面21aとは、面一状に配置される。アームレスト4を収納した際には、座面部2の上方及び前方には何も突出するものが存在しないため、図7に示すように、乗員Pが車両100へ乗降する際に、アームレスト4が邪魔になることはない。したがって、この車両用シート1によれば、アームレスト4を有していても、車両100への乗降動作を容易に行うことができる。また、アームレスト4が収納状態のときは、車両100内における前後の移動(ウォークスルー)も、アームレスト4が邪魔にならずに容易に行える。
なお、アームレスト本体41の上面41aと座面クッション部21の上面21aとが面一とは、各上面41a,21aの位置が水平方向に厳密に一致していることに限定されず、略面一であればよい。すなわち、アームレスト本体41の収納位置における各上面41a,21aの位置は、着座者が着座状態のまま支障なく横方向に移動可能であれば、僅かに上下にずれていてもよい。
収納位置に配置されるアームレスト本体41は、図2及び図3に示すように、座面部本体22の張出し部221の上面221aに載置される。座面部本体22は、座面クッション部21よりも硬質であるため、アームレスト本体41に対して上方から荷重が作用した際に、張出し部221によって、アームレスト本体41を下から強固に支持することができる。これによって、収納時のアームレスト本体41の耐荷重性が向上する。
アームレスト本体41が収納位置に配置された際、図8に示すように、張出し部221の上面221aに設けられる凸部222と、アームレスト本体41の突条部414の下面414aに設けられる凹部415とは、互いに係合する。これによって、収納時のアームレスト本体41は、張出し部221の上面221aに対して確実に位置決めされるとともに、横方向の動きが抑制される。そのため、収納時のアームレスト本体41の横方向の耐荷重性が向上する。なお、張出し部221に凹部が設けられ、アームレスト本体41に凸部が設けられていてもよい。
次に、アームレスト4の位置調節機構42の具体的な構成について、図9~図12を参照して説明する。図9~図12は、位置調節機構42の第1軸支部421の具体的構造を示す。本実施形態に示す位置調節機構42は、アームレスト本体41の展開位置と収納位置とを含む多段階の回動位置に角度調節可能なラチェット機構によって構成される。
図9に示すように、位置調節機構42の第1軸支部421において、固定金具424に突設される第1軸支部421の軸421aに、ステー金具423及びカム板425が軸支されている。固定金具424は、座面部本体22の後端部22aの側面に取り付けられる。
固定金具424には、爪片426が、固定金具424のもう一つの軸424aに回動可能に軸支されている。第1軸支部421に配置されるステー金具423の端部外周には、複数のラチェット歯423aと1つの突状のストッパ423bとが設けられている。爪片426は、固定金具424に設けられるばね424bによって、ステー金具423のラチェット歯423aに対して噛み合う方向に付勢されている。
カム板425の外周には、爪片426のラチェット歯423aへの噛み合いを規制するように、ラチェット歯423aよりも径方向外側に僅かにはみ出す大きさの円弧状のガイド面425aと、爪片426のラチェット歯423aへの噛み合いを許容する略V字状の切り欠き溝425bと、ステー金具423から突出する規制突起423cに当接するように形成された第1当接部425c及び第2当接部425dと、が設けられている。
図12に示すように、固定金具424に対してステー金具423が前方に向けて最も回動した状態(この状態はアームレスト本体41が収納位置に配置される状態である。)で、爪片262がカム板425の切り欠き溝425bに嵌り込むとともに、カム板425の第2当接部425dが、ステー金具423の規制突起423cに当接する。一方、図10に示すように、固定金具424に対してステー金具423が後方に向けて最も回動した状態で、カム板425の第1当接部425cが、ステー金具423の規制突起423cに当接する。
複数のラチェット歯423aは、爪片426と噛み合ったときに、ステー金具423の前方への回動は阻止するが、後方への回動は許容するように構成される。ステー金具423の回動角度は、図11に示すように、爪片426がラチェット歯423aと噛み合うことによって決定される。これによって、位置調節機構42は、アームレスト本体41を、収納位置よりも上方に展開させた展開位置に配置させる。ステー金具423が後方に回動することによって、爪片426に対して噛み合うラチェット歯423aの位置が変化する。これによって、位置調節機構42は、アームレスト本体41を多段階の展開位置に配置させることができるため、着座者の体形や好みに応じて、アームレスト本体41を最適な位置に展開させることができる。
ステー金具423に設けられるストッパ423bは、図10に示すように、ステー金具423が最も後方に回動したときに、爪片426の上面側に当接し、爪片426をばね424bの付勢力に抗してラチェット歯423aから離れる方向に回動させる。このとき、ステー金具423の規制突起423cは、カム板425の第1当接部425cに当接する。これによって、カム板425は、ステー金具423の後方への回動に連動して後方に回動し、ガイド面425aを爪片426に当接させる。ガイド面425aは、ラチェット歯423aよりも径方向外側にはみ出すように形成されているため、爪片426がガイド面425aに当接することによって、ラチェット歯423aと爪片426との噛み合いは解除される。
爪片426がカム板425のガイド面425aに当接した状態で、着座者の操作によって、アームレスト本体41が収納位置に向けて移動すると、これに伴って、図11及び図12に示すように、ステー金具423が前方に向けて回動する。ステー金具423の回動によって、規制突起423cが、カム板425の第1当接部425cから第2当接部425dに向けて移動する。このステー金具423の移動の間、カム板425は回動せず、爪片426はカム板425のガイド面425aに当接した状態に保持される。
アームレスト本体41が収納位置に配置された状態では、図12に示すように、ステー金具423の規制突起423cがカム板425の第2当接部425dに当接してカム板425を前方に向けて回動させることによって、爪片426が切り欠き溝425bに嵌り込んでいる。その後、着座者の操作によって、アームレスト本体41が展開位置に向けて上方に持ち上げられると、ステー金具423が後方に回動する。これによって、図9に示すように、ラチェット歯423aと爪片426とが噛み合い、アームレスト本体41が任意の展開位置に配置される。
本実施形態の位置調節機構42のラチェット機構は、第1軸支部421に設けられるが、同様のラチェット機構は、第2軸支部422に設けられてもよい。これによって、展開位置におけるアームレスト本体41と位置調節機構42のステー金具423との角度を多段階に調整することが可能である。
しかし、車両用シート1において、アームレスト4の位置調節機構42は、アームレスト本体41を展開位置と収納位置との少なくとも2つの位置に調節可能な機構を有するものであれば、このようなラチェット機構に限定されない。
本実施形態の車両用シート1は、座面部2の左右両側にそれぞれアームレスト4を有するが、アームレスト4は、座面部2の左右いずれか一方の側部のみに設けられていてもよい。また、アームレスト4を有する車両用シート1は、運転席用シートに限定されず、車両内の全ての座席に適用可能である。さらに、車両用シートは、一人用のシートに限定されず、車両内の後部座席等の二人掛けシート又は三人掛けシートにも同様に適用可能である。
1 車両用シート
2 座面部
21 座面クッション部
21a 座面部の上面
22 座面部本体
221 張出し部
221a 張出し部の上面
222 凸部
3 背面部
4 アームレスト
41 アームレスト本体
414a アームレスト本体の下面
415 凹部
42 位置調節機構

Claims (3)

  1. 座面部と、背面部と、前記座面部に軸支されるアームレストと、を備え、
    前記アームレストは、アームレスト本体と、前記アームレスト本体を前記座面部に対して上方に展開される展開位置と前記座面部に対して収納される収納位置との少なくとも2つの位置に調節可能な位置調節機構と、を有し、
    前記アームレスト本体は、前記収納位置において、前記座面部の上面と面一に配置され
    前記座面部は、座面クッション部と、前記座面クッション部より左右両側に張り出す大きさを有する座面部本体と、を有し、
    前記アームレスト本体は、前記収納位置において、前記座面クッション部から張り出した前記座面部本体の張出し部の上面に載置され、
    前記張出し部の上面は、横方向の一部の領域を前後方向に延びる凸部又は凹部を有し、
    前記アームレスト本体の下面は、前記収納位置において前記凸部又は前記凹部と係合可能な、横方向の一部の領域を前後方向に延びる凹部又は凸部を有する、車両用シート。
  2. 前記位置調節機構は、前記展開位置の前記アームレスト本体を多段階に角度調節可能に設けられる、請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記アームレストは、前記座面部の左右両側部にそれぞれ設けられる、請求項1又は2に記載の車両用シート。
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