JP7110854B2 - エンジンの吸気装置及びその組立方法 - Google Patents
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Description
上記外気導入通路における上記第1バルブが配設された第1バルブ配設部と上記内気導入通路における上記第2バルブが配設された第2バルブ配設部とが並列状に設けられており、
上記第1及び第2の両バルブ配設部各々の通路壁周方向の一部を形成する合成樹脂製の第1ダクト部材と、
上記両バルブ配設部各々の上記通路壁周方向の残部を形成する合成樹脂製の第2ダクト部材とを備え、
上記第1及び第2の両ダクト部材が互いに溶着されて上記第1及び第2の両バルブ配設部が形成されており、
上記両バルブ各々は回転によって通路を開閉する回転型バルブであり、
上記両バルブ配設部が並ぶ方向に延び、上記両バルブを支持する回転シャフトと、
上記回転シャフトを駆動するアクチュエータとを備え、
上記両ダクト部材のうちの一方のダクト部材に、当該ダクト部材単独で上記シャフトを支持するシャフト支持部と、当該ダクト部材単独で上記アクチュエータを支持するアクチュエータ支持部が設けられていることを特徴とする。
上記両バルブの嵌合部には、互いにバルブ回転方向において係合し、当該両バルブのバルブ回転方向における相対的な位置を規制する係合部が設けられている。
上記バルブ組付け工程では、上記一方のダクト部材の上記第1及び第2の両バルブ配設部各々を形成する部位において、上記第1及び第2の両バルブのうちの一方のバルブを所定の回転角度に位置決めした状態で、この一方のバルブに対して他方のバルブを上記係合部によって係合させることにより、この両バルブを相対的に所定の回転角度に位置決めし、この状態で当該両バルブ間に上記スペーサを設置し、
上記シャフト組付け工程では、上記シャフトを上記両バルブの嵌合孔に通して上記一方のダクト部材のシャフト支持部に支持し、
上記アクチュエータ組付け工程では、上記アクチュエータを上記シャフトに接続して上記一方のダクト部材のアクチュエータ支持部に支持し、
上記ダクト組立工程では、上記両バルブ及び上記シャフトが組み付けられた上記一方のダクト部材に、上記両ダクト部材のうちの他方のダクト部材を溶着するものであり、
上記アクチュエータ組付け工程及び上記ダクト組立工程のいずれか一方の工程を先にし、他方の工程を後にすることを特徴とする。
図1は、本実施形態に係るエンジンの吸気装置を備えるエンジンルーム1の内部を示していている。エンジンルーム1は、車両前部において上側に開口する凹部として備えられており、エンジン2及びその周辺機器を収容している。エンジンルーム1の上側の開口は、ボンネット3によって、塞がれている。ボンネット2は、開閉自在のため、必要に応じて、該ボンネット3を開くことで、エンジンルーム1の内部を車両の外側から臨むことができる。
蓄熱カバー21は、エンジンルーム1に設けられ、エンジン2をその上方から覆うとともに、エンジン2の上部のまわりを囲む。蓄熱カバー21は、エンジン2から放散される熱が空気を媒体としてその内側にたくわえ、上方への放熱を少なくとも一部は遮る。
図5に示すように、エアクリーナ12は、車両前方から見て、蓄熱カバー21の右外側に配設されている。吸気ダクト11は、蓄熱カバー21の外側であって、エアクリーナ12の前側に配設されている。
図9及び図10に示すように、吸気ダクト11は、エンジンルーム1の外側の空気である外気を導入する外気導入ダクト部41と、エンジンルーム1の内部の空気を導入する内気導入ダクト部42とを備え、両ダクト部42,43が1本の下流側ダクト部43に接続された複合ダクトである。
内気導入ダクト部の内気取入口45の一部は外気導入ダクト部41によって上から隙間を存して覆われ、内気取入口45の残部は突起部51によって上から隙間を存して覆われている。以下、このカバー構造を説明する。
吸気ダクト11の通路切換機構は、エンジン2の燃焼室への新気の導入を、エンジンルーム1の外側の外気を外気導入ダクト部41によってエアクリーナ4に導入する外気導入状態と、エンジンルーム1内の空気、特に蓄熱カバー21によって得られるホットエアを内気導入ダクト部42によってエアクリーナ4に導入する内気導入状態とに切り換えるものである。そのために、当該通路切換機構は、後述する第1バルブ61と第2バルブ62を備えている。
図14に示す第2ダクト部材11Bのシャフト支持部65,66各々の支持孔71に図15に示すブッシュ72を嵌める。
(エンジン燃焼室への空気の導入について)
上記実施形態によれば、図13に示すアクチュエータ61による第1バルブ61と第2バルブ62の作動により、吸気ダクト11の外気導入通路55が開き、内気導入通路56が閉じた外気導入状態と、外気導入通路55が閉じ、内気導入通路56が開いた内気導入状態とに切り換えることができる。
上記実施形態によれば、図2に示すように、前方吸気且つ後方排気のエンジン2において、エンジン2の前側に内気取入口45が配置されているから、内気取入口45からエアクリーナ12までの内気導入通路56が長くならず、燃焼室への高温空気の導入に有利になるとともに、吸気ダクト11のレイアウトも容易になる。
吸気ダクト11は第1ダクト部材11Aと第2ダクト部材11Bの溶着によって形成されているが、図13に示すように、通路切換機構の回転シャフト63を支持するシャフト支持部65,66と、アクチュエータ64を支持するアクチュエータ支持部67を第2ダクト部材11Bに設け、この回転シャフト63及びアクチュエータ64を当該第2ダクト部材11B単独で支持する構造を採用している。従って、両ダクト部材11A,11Bの溶着に伴ってその合わせ部に多少の変形を生じても、それが回転シャフト63及びアクチュエータ64の支持に与える影響は小さい。よって、通路切換機構の作動不良を招くことが避けられる。
2 エンジン
3 ボンネット
4 シリンダブロック
5 オイルパン
6 ラジエータ
7 グリルシャッター
8 ラジエータファン
11 吸気ダクト
11A 第1ダクト部材
11B 第2ダクト部材
12 エアクリーナ
21 蓄熱カバー
22 上面カバー部
23 後面カバー部
24 右側面カバー部
25 左側面カバー部
35 クリップ(締着材)
41 外気導入ダクト部
41a ダクト壁
42 内気導入ダクト部
43 下流側ダクト部
44 外気取入口
45 内気取入口
51 突起部
55 外気導入通路
56 内気導入通路
57 下流側導入通路
61 第1バルブ
62 第2バルブ
63 回転シャフト
64 アクチュエータ
73~77 嵌合部
78,79 係合部
81 スペーサ
Claims (4)
- エンジンルームの外側の新気をエンジンの燃焼室に導入する外気導入通路と、上記エンジンルームの内部の空気を上記燃焼室に導入する内気導入通路と、上記外気導入通路を開閉する第1バルブと、上記内気導入通路を開閉する第2バルブとを備えたエンジンの吸気装置であって、
上記外気導入通路における上記第1バルブが配設された第1バルブ配設部と上記内気導入通路における上記第2バルブが配設された第2バルブ配設部とが並列状に設けられており、
上記第1及び第2の両バルブ配設部各々の通路壁周方向の一部を形成する合成樹脂製の第1ダクト部材と、
上記両バルブ配設部各々の上記通路壁周方向の残部を形成する合成樹脂製の第2ダクト部材とを備え、
上記第1及び第2の両ダクト部材が互いに溶着されて上記第1及び第2の両バルブ配設部が形成されており、
上記両バルブ各々は回転によって通路を開閉する回転型バルブであり、
上記両バルブ配設部が並ぶ方向に延び、上記両バルブを支持する回転シャフトと、
上記回転シャフトを駆動するアクチュエータとを備え、
上記両ダクト部材のうちの一方のダクト部材に、当該ダクト部材単独で上記シャフトを支持するシャフト支持部と、当該ダクト部材単独で上記アクチュエータを支持するアクチュエータ支持部が設けられていることを特徴とするエンジンの吸気装置。 - 請求項1において、
上記第1及び第2の両バルブ各々は、上記シャフトを通す嵌合孔を有する嵌合部を備え、該嵌合部によって上記シャフトに対して回転しないように支持され、
上記両バルブの嵌合部には、互いにバルブ回転方向において係合し、当該両バルブのバルブ回転方向における相対的な位置を規制する係合部が設けられていることを特徴とするエンジンの吸気装置。 - 請求項2において、
上記両ダクト部材のうちの一方のダクト部材に取り付けられて、上記第1バルブと第2バルブの間に配置され、当該両バルブ各々のバルブ配設部におけるバルブ軸方向の位置を規制するスペーサを備えていることを特徴とするエンジンの吸気装置。 - 請求項3に記載されたエンジンの吸気装置の組立方法であって、
バルブ組付け工程と、シャフト組付け工程と、アクチュエータ組付け工程と、ダクト組立工程とを備え、
上記バルブ組付け工程では、上記一方のダクト部材の上記第1及び第2の両バルブ配設部各々を形成する部位において、上記第1及び第2の両バルブのうちの一方のバルブを所定の回転角度に位置決めした状態で、この一方のバルブに対して他方のバルブを上記係合部によって係合させることにより、この両バルブを相対的に所定の回転角度に位置決めし、この状態で当該両バルブ間に上記スペーサを設置し、
上記シャフト組付け工程では、上記シャフトを上記両バルブの嵌合孔に通して上記一方のダクト部材のシャフト支持部に支持し、
上記アクチュエータ組付け工程では、上記アクチュエータを上記シャフトに接続して上記一方のダクト部材のアクチュエータ支持部に支持し、
上記ダクト組立工程では、上記両バルブ及び上記シャフトが組み付けられた上記一方のダクト部材に、上記両ダクト部材のうちの他方のダクト部材を溶着するものであり、
上記アクチュエータ組付け工程及び上記ダクト組立工程のいずれか一方の工程を先にし、他方の工程を後にすることを特徴とするエンジンの吸気装置の組立方法。
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JP2018169781A JP7110854B2 (ja) | 2018-09-11 | 2018-09-11 | エンジンの吸気装置及びその組立方法 |
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