JP7107125B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の操舵制御を行う車両制御装置の技術分野に関する。
この種の装置として、車両における自動的な操舵制御(以下、適宜「自動操舵制御」と称する)を実行することで、車両と歩行者等との衝突を回避するものが知られている。例えば特許文献1及び2では、車両の走行レーン付近に歩行者を検出した場合に、車両の位置を現在の走行レーン内に保ちつつ、歩行者から距離を取って減速しながら追い越すという技術が開示されている。
その他、特許文献3では、複数の回避対象を回避するための走行経路を演算する技術が開示されている。
特開2017-095100号公報 特開2015-155295号公報 特開2015-077936号公報
回避対象目標の検出範囲には限界があるため、例えば車両から遠く離れた回避対象目標を最初から検出することができない。このため、車両から比較的近い位置に存在する回避対象目標を対象とする自動操舵制御(以下、適宜「第1の制御」と称する)を開始した後に、車両から比較的遠い位置に存在する回避対象目標が検出されることがある。この場合、新たに検出された回避対象目標を対象とする自動操舵制御(以下、適宜「第2の制御」と称する)は、第1の制御が終了してから実行されることになると考えられる。
しかしながら、上述した構成では、第2の制御の開始タイミングが遅れてしまう(即ち、最適なタイミングで実行できなくなる)おそれがある。例えば、第1の制御の対象である手前側の回避対象目標よりも、第2の制御の対象である奥側の回避対象目標の横位置が車両に近い(即ち、左右方向における間隔が狭い)場合には、第1の制御だけでは奥側の回避対象目標に対する十分な回避を行えない(具体的には、自動操舵制御に求められる左右方向でのオフセット量(即ち、回避対象目標と車両との間隔)が実現できない)可能性がある。また、仮に第2の制御によって奥側の回避対象目標に対するオフセット量が実現できるとしても、第1の制御を実行している間は、奥側の回避対象目標に対する回避が不十分な状態であるため、車両の搭乗者は不安を感じてしまうことになる。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、回避対象目標を回避するための自動操舵制御を好適に実行することが可能な車両制御装置を提供することを課題とする。
本発明に係る車両制御装置の一態様では、車両周辺の所定範囲内に回避対象目標を検出した場合に、前記車両に前記回避対象目標との衝突を回避させるため、前記車両の進行方向に交わる左右方向における前記車両の位置である車両横位置が、前記左右方向における前記回避対象目標の位置である対象横位置から、前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量に相当する距離だけ遠ざかるように前記車両を操舵する自動操舵制御を実行する実行手段と、前記回避対象目標としての第1の目標を対象とする前記自動操舵制御の実行中に、前記車両の進行方向において前記車両から見て前記第1の目標よりも遠方側、且つ、前記左右方向において前記車両から見て前記第1の目標と同じ側に、前記回避対象目標としての第2の目標を検出したか否かを判定する判定手段と、前記第2の目標を検出したと判定された場合に、前記車両と前記第1の目標との前記左右方向に係る間隔である第1の間隔と、前記車両と前記第2の目標との前記左右方向に係る間隔である第2の間隔とを比較する比較手段とを備え、前記実行手段は、(i)前記第1の間隔よりも前記第2の間隔が狭い場合には、前記オフセット量を前記第2の目標の前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量に変更し、(ii)前記第1の間隔よりも前記第2の間隔が広い場合には、前記オフセット量を前記第1の目標の前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量のまま維持する。
実施形態に係る車両の構成を示すブロック図である。 複数の回避対象物標が存在する場合に発生し得る技術的問題点を示す平面図である。 実施形態に係る車両制御装置の動作の流れを示すフローチャートである。 自動操舵制御の目標オフセット量を変更する場合の車両の挙動を示す平面図である。 自動操舵制御の目標オフセット量を維持する場合の車両の挙動を示す平面図である。
以下、図面を参照して車両制御装置の実施形態について説明する。
<装置構成>
まず、本実施形態に係る車両制御装置が搭載される車両全体の構成について、図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る車両の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車両10は、情報検出部100と、車両制御装置200とを備えて構成されている。
情報検出部100は、内界センサ110及び外界センサ120を備えている。内界センサ110は、例えば車速センサ、加速度センサ、ヨーレートセンサ、ステアリングセンサ等を含んで構成されており、車両10の内部パラメータを検出する。外界センサ120は、例えば車載カメラ、レーダー、ライダー等を含んで構成されており、車両10周辺の所定範囲(言い換えれば、外界センサ120による検出可能範囲)に存在する物体(例えば、歩行者等)やリスク(例えば、死角からの飛び出しに関するリスク)についての情報を検出する。内界センサ110及び外界センサ120で検出された各情報は、車両制御装置200に出力される構成となっている。
車両制御装置200は、車両10と、車両10の周辺に存在する物体との衝突を回避するための自動操舵制御(即ち、搭乗者の操作によらない自動的な操舵制御)を実行可能に構成されている。車両制御装置200は、例えば車両10に搭載されるECU(Electric Control Unit)として構成されており、その機能を実現するための論理的な処理ブロック又は物理的な処理回路として、回避対象検出部210、回避対象判定部220、及び操舵制御実行部230を備えている。
回避対象検出部210は、情報検出部100(言い換えれば、内界センサ110及び外界センサ120)で検出された情報に基づいて、車両10の前方に存在する回避対象目標を検出可能に構成されている。なお、ここでの「回避対象目標」とは、衝突を回避するために自動操舵制御を実行すべき対象であり、物標として実際に検出されているものに加えて、死角に潜むリスク(例えば、死角から飛び出してくる可能性がある歩行者等)を含むものである。なお、回避対象目標の具体的な検出方法については、既存の技術を適宜採用することが可能であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
回避対象検出部210は、一又は複数の回避対象目標を逐次検出可能に構成されている。そして特に、回避対象検出部210は、回避対象目標をすでに検出した状態で、新たな回避対象目標を検出した場合に、新たに検出した回避対象目標が、車両10の進行方向で見て、すでに検出した回避対象目標よりも遠方側、且つ、車両の左右方向で見て、すでに検出した回避対象目標と同じ側に存在しているか否かを可能に構成されている。回避対象検出部210で検出された回避対象目標に関する情報は、回避対象判定部220及び操舵制御実行部230の各々に出力される構成となっている。回避対象検出部210は、後述する付記における「判定手段」の一具体例である。
回避対象判定部220は、車両10と、回避対象検出部210で検出された回避対象目標との左右方向での間隔(後述するL1及びL2)を算出することが可能に構成されている。なお、車両10と回避対象目標との間隔を算出するための具体的な方法については、既存の技術を適宜採用することが可能であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
回避対象判定部220は更に、すでに実行されている自動操舵制御の対象となっている回避対象目標(以下、適宜「現目標」と称する)との間隔と、現目標よりも遠方側に新たに検出された回避対象目標(以下、適宜「奥側目標」と称する)との間隔を比較して、いずれが広いか(言い換えれば、いずれが狭いか)を判定可能に構成されている。この判定結果は、操舵制御実行部230に出力される構成となっている。回避対象判定部220は、後述する付記における「比較手段」の一具体例である。
操舵制御実行部230は、回避対象検出部210で検出された回避対象目標を対象とする自動操舵制御を実行可能に構成されている。具体的には、操舵制御実行部230は、図示せぬ操舵アクチュエータを制御することで、車両10の自動操舵制御を実行する。自動操舵制御は、車両10と回避対象目標との左右方向での間隔が、目標オフセット量となるように実行される。目標オフセット量は、対象横位置(即ち、回避対象の左右方向における位置)にから定まるオフセット量に応じた値として設定される。具体的には、目標オフセット量は、回避対象目標との衝突を回避できるような間隔を実現するための値として設定される。
操舵制御実行部230は更に、車両10の前方に複数の回避対象目標が検出されている場合に、回避対象判定部220の判定結果に基づいて、自動操舵制御の目標オフセット量を変更可能に構成されている。目標オフセット量を変更する動作の具体的な処理内容については、後の動作説明において詳しく述べる。
<技術的問題点>
次に、自動操舵制御の実行時に発生し得る技術的問題点について、図2を参照して説明する。図2は、複数の回避対象物標が存在する場合に発生し得る技術的問題点を示す平面図である。
図2に示すように、車両の進行方向前方に、回避対象目標とすべき第1の目標51及び第2の目標52が存在しているとする。なお、第2の目標52は、車両10の進行方向で見て、第1の目標51よりも奥側(即ち、進行方向遠方側)に位置している。また、第2目票52は、車両10の左右方向で見て、第1の目標51と同じ側(図2の例では、第1の目標51も第2の目標52も車両10から見て左側)に位置している。第2の目標52は、第1の目標51と比べると、左右方向で車両10により近い側に位置している。
上述した状況では、車両10がそのまま進行すると、まず手前側の第1の目標51が外界センサ120で検出され、その後で(即ち、車両がもう少し進行してから)奥側の第2の目標52が外界センサ120で検出されると考えられる。なお、状況次第では第1の目標51及び第2の目標52がほぼ同時に検出される可能性もあるし、或いは奥側の第2目標52が先に検出される可能性もあるが、その場合には後述する問題点は生じないため、以下では、そのようなケースは除外する。
第1の目標51及び第2の目標52が順次検出される場合、車両制御装置200は、まず先に検出される手前側の第1の目標51を回避対象目標として、自動操舵制御を開始する。具体的には、図に示すように、第1の目標51に対して目標オフセット量に応じた距離をとるように(即ち、第1の目標51から遠ざかるように)車両10が操舵される。
続いて、図2に示す例では、第1の目標51を対象とする自動操舵制御が終了してから(具体的には、車両10が第1の目標51を追い抜いてから)、第2の目標51を対象とする自動操舵制御が開始されている。しかしながら、このようなタイミングで第2の目標52を対象とする自動操舵制御が実行されると、例えば第1の目標51と第2の目標51との進行方向での距離が近い場合に、奥側の第2の目標52に対する回避が間に合わない可能性がある。また、第2の目標52との衝突を回避可能であるとしても、第1の目標51に対する自動操舵制御を実行している間は、第2の目標52に対する回避が不十分な状態(即ち、第2の目標52に対するオフセット量が足りない状態)であるため、車両10の搭乗者は不安を感じてしまうことになる。
本実施形態に係る車両制御装置200は、上述した技術的問題点を解消するために、以下で説明する動作(具体的には、状況に応じて自動操舵制御の目標オフセット量を変更する動作)を実行する。
<動作説明>
次に、本実施形態に係る車両制御装置200の動作の流れについて、図3を参照して説明する。図3は、実施形態に係る車両制御装置の動作の流れを示すフローチャートである。
図3に示すように、本実施形態に係る車両制御装置200の動作時には、まず回避対象検出部210が、車両10の前方に回避対象目標が存在しているか否かを判定する(ステップS101)。即ち、情報検出部100で取得された情報に基づいて、回避対象目標が検出されているか否かを判定する。なお、回避対象目標が存在していない場合には(ステップS101:NO)、以降の処理は省略され、一連の動作が終了する。この場合、車両制御装置200は、所定期間後にステップS101から処理を再開してもよい。
回避対象目標が存在している場合(ステップS101:YES)、操舵制御実行部230が、すでに検出されている回避対象目標を対象とした自動操舵制御を開始する(ステップS102)。即ち、すでに検出されている回避対象目標に応じた目標オフセット量を用いて、回避対象目標から車両10が遠ざかるような操舵制御が開始される。
続いて、回避対象検出部210が、すでに実行されている自動操舵制御の対象となっている目標(即ち、現目標)よりも奥側に、別の回避対象目標(即ち、奥側目標)が存在しているか否かを判定する(ステップS103)。奥側目標が存在していない場合には(ステップS103:NO)、操舵制御実行部230は、目標オフセット量を現目標に応じた値に維持したままで自動操舵制御を続行する(ステップS106)。一方で、奥側目標が存在している場合には(ステップS103:YES)、回避対象判定部220が、車両10と現目標との間隔L1よりも、車両10と奥側目標との間隔L2が狭いか否かを判定する(ステップS104)。
間隔L1よりも間隔L2が狭い場合(ステップS104:YES)、操舵制御実行部230は、自動操舵制御の目標オフセット量を、奥側目標に応じた値に変更して自動操舵制御を実行する(ステップS105)。つまり、自動操舵制御の目標オフセット量が、それまで利用してきた現目標に対するオフセット量から、奥側目標に対するオフセット量へと切り替えられることになる。一方、間隔L1よりも間隔L2が広い場合(ステップS104:NO)、操舵制御実行部230は、目標オフセット量を現目標に応じた値に維持したままで自動操舵制御を続行する(ステップS106)。
続いて、操舵制御実行部230は、自動操舵制御を続行するか否かを判定する(ステップS107)。言い換えれば、自動操舵制御の終了条件が満たされているか否か(例えば、車両10が自動操舵制御の対象となっている回避対象目標を追い抜いたか否か)を判定する。
自動操舵制御を続行すると判定された場合(ステップS107:YES)、ステップS103以降の処理が再び実行される。即ち、自動操舵制御を継続したまま、奥側目標の検出と、それに伴う目標オフセット量の変更又は維持とが繰り返される。なお、ステップS103以降の処理を繰り返す際に、すでに目標オフセット量が奥側目標に応じた値に切り替えられている場合は、ステップS103~ステップS106の処理がスキップされるようにしてもよい。或いは、奥側目標を新たな現目標として、更に奥側に位置する回避対象目標(つまり、新たな奥側目標)を検出して、目標オフセット量を変更・維持する処理が実行されてもよい。自動操舵制御を続行しないと判定された場合(ステップS107:NO)、自動操舵制御が終了され(ステップS108)、一連の動作が終了する。
<技術的効果>
次に、本実施形態に係る車両制御装置200によって得られる技術的効果について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、自動操舵制御の目標オフセット量を変更する場合の車両の挙動を示す平面図である。図5は、自動操舵制御の目標オフセットを維持する場合の車両の挙動を示す平面図である。
図4に示すように、車両10の進行方向前方に第1の目標51(手前側)及び第2の目標52(奥側)が存在しているとする。この場合、本実施形態に係る車両制御装置200によれば、最初に手前側の第1の目標51に対するオフセット量を目標オフセット量として自動操舵制御が開始されるものの、その後、奥側の第2の目標52を検出したタイミングで(言い替えれば、第1の目標51を対象とする自動操舵制御が終了する前に)、第2の目標52に対するオフセット量を目標オフセット量として自動操舵制御が行われる。より具体的には、現目標である第1の目標51との間隔L1と、奥側目標である第2の目標52との間隔L2とが比較された結果、間隔L1よりも間隔L2の方が狭いと判定されるため、自動操舵制御の目標オフセット量が、第1の目標51に応じた値から、第2の目標52に応じた値へと切り替えられる(図3のステップS105参照)。
上述したように自動操舵制御が行なわれた場合、車両10の走行経路は、第2の目標52を検出した直後に(つまり、自動操舵制御の目標オフセット量が切り替わった後に)変更されることになる。この結果、本実施形態に係る車両10の走行経路(図4中の太実線参照)は、図2で説明した比較例(図4中の破線参照)とは異なるものとなる。つまり、本実施形態に係る車両制御装置200によれば、比較例と比べて、第2の目標52に対するオフセット量に基づいた自動操舵制御が早いタイミングで開始されるため、比較的早い段階で、第2の目標52に対する回避動作を含めた自動操舵制御を実現することができる。
自動操舵制御の目標オフセット量を早いタイミングで切り替えることができれば、奥側の第2の目標52に対する操舵が間に合わなくなってしまうことを抑制できる。つまり、第2の目標52を回避するための操舵開始タイミングの遅れに起因する衝突可能性を低減できる。また、車両10の走行進路が、早い段階で第2の目標52を回避可能なものに変更されるため、車両10の搭乗者の不安感(具体的には、このまま走行すると第2の目標52と衝突してしまうのではないかという不安感)を抑制できる。なお、図4に示す例のように、極めて早い段階で(具体的には、第1の目標51に対する自動操舵制御による操舵がほとんど実行されていない時点で)第2の目標52を検出することができれば、車両10の走行経路の変更回数を実質的に減らすことができるため、車両10の蛇行を低減することもできる。
他方で、図5に示すように、間隔L1よりも間隔L2の方が広い場合には、自動操舵制御の目標オフセット量は第1の目標51に応じた値のまま維持される(図3のステップS106参照)。L1<L2となる状況では、左右方向で車両に近い側に位置する第1の目標51に対するオフセット量を目標オフセット量として自動操舵制御を実行するだけでも、図2で説明した不都合を確実に回避できるからである。また、L1<L2となる状況で、仮に自動操舵制御の目標オフセット量が途中から第2の目標52に応じた値に切り替えられてしまうと、結果的に第1の目標51や第2の目標52に近づくように車両10が走行してしまう可能性があり、搭乗者に不安感を抱かせるおそれがあるからである。
なお、図5に示す例では、車両10が第1の目標51を追い抜いた後も(言い換えれば、第1の目標を対象とする自動操舵制御が終了した後も)、目標オフセット量が第1の目標51に応じた値として維持され続けている。これは、第1の目標51を対象とする自動操舵制御が終了した後、第2の目標52に応じた目標オフセット量に基づく自動操舵制御が実行されることで、車両10が第2の目標52に近づくように操舵されることを防止するためである。このように、第1の目標51を追い抜いた後も、第1の目標51に応じた目標オフセット量を維持し続ければ、車両10の搭乗者の不安感(具体的には、車両10が第2の目標52と近づいて衝突してしまうのではないかという不安感)を抑制できる。ただし、車両10が第1の目標51に応じた目標オフセット量を維持し続けることによる不都合(例えば、走行レーンをはみ出したままで走行することで、対向車との衝突可能性が高くなる等)があれば、第1の目標51を追い抜いた後に、第2の目標52に応じた目標オフセット量に応じた自動操舵制御が実行されてもよい(即ち、第2の目標52との衝突を回避できる範囲で、第2の目標52に近づくように車両10が操舵されてもよい)。
<付記>
以上説明した実施形態から導き出される発明の各種態様を以下に説明する。
(付記1)
付記1に記載の車両制御装置は、車両周辺の所定範囲内に回避対象目標を検出した場合に、前記車両に前記回避対象目標との衝突を回避させるため、前記車両の進行方向に交わる左右方向における前記車両の位置である車両横位置が、前記左右方向における前記回避対象目標の位置である対象横位置から、前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量に相当する距離だけ遠ざかるように前記車両を操舵する自動操舵制御を実行する実行手段と、前記回避対象目標としての第1の目標を対象とする前記自動操舵制御の実行中に、前記車両の進行方向において前記車両から見て前記第1の目標よりも遠方側、且つ、前記左右方向において前記車両から見て前記第1の目標と同じ側に、前記回避対象目標としての第2の目標を検出したか否かを判定する判定手段と、前記第2の目標を検出したと判定された場合に、前記車両と前記第1の目標との前記左右方向に係る間隔である第1の間隔と、前記車両と前記第2の目標との前記左右方向に係る間隔である第2の間隔とを比較する比較手段とを備え、前記実行手段は、(i)前記第1の間隔よりも前記第2の間隔が狭い場合には、前記オフセット量を前記第2の目標の前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量に変更し、(ii)前記第1の間隔よりも前記第2の間隔が広い場合には、前記オフセット量を前記第1の目標の前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量のまま維持する。
付記1に記載の車両制御装置によれば、自動操舵制御の目標オフセット量を早いタイミングで第1の目標(即ち、手前側の目標)から第2の目標(即ち、奥側の目標)に応じた値に切り替えることが可能となるため、第2の目標を回避するための自動操舵制御の開始が遅れてしまうことによる不都合を抑制できる。具体的には、第2の目標も回避可能な自動操舵制御が早い段階から実行されることで、第2の目標を回避するための操舵が間に合わなくなってしまうことを防止できる。また、第2の目標に衝突するかもしれないという搭乗者の不安を低減することもできる。他方で、目標オフセット量の切り替えをすべきでない場合には、目標オフセット量が第1の目標に応じた値のままで維持されるため、不要な操舵制御が実行されてしまうことを抑制できる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う車両制御装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
10 車両
51 第1の目標
52 第2の目標
100 情報検出部
110 内界センサ
120 外界センサ
200 車両制御装置
210 回避対象検出部
220 回避対象判定部
230 操舵制御実行部
L1 第1の目標との間隔
L2 第2の目標との間隔

Claims (5)

  1. 車両周辺の所定範囲内に回避対象目標を検出した場合に、前記車両に前記回避対象目標との衝突を回避させるため、前記車両の進行方向に交わる左右方向における前記車両の位置である車両横位置が、前記左右方向における前記回避対象目標の位置である対象横位置から、前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量に相当する距離だけ遠ざかるように前記車両を操舵する自動操舵制御を実行する実行手段を備え
    前記実行手段は、
    前記回避対象目標としての第1の目標を対象とする前記自動操舵制御の実行中に、前記車両の進行方向において前記車両から見て前記第1の目標よりも遠方側、且つ、前記左右方向において前記車両から見て前記第1の目標と同じ側に、前記回避対象目標としての第2の目標を検出した場合に、前記車両と前記第1の目標との前記左右方向に係る間隔である第1の間隔と、前記車両と前記第2の目標との前記左右方向に係る間隔である第2の間隔との関係が、前記第1の間隔よりも前記第2の間隔が狭い場合には、前記第2の目標の前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量で前記第1の目標及び前記第2の目標に対する前記自動操舵制御を実行する、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記実行手段は、前記第1の間隔よりも前記第2の間隔が広い場合には、前記第1の目標の前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量で前記第1の目標及び前記第2の目標に対する前記自動操舵制御を実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記実行手段は、前記第1の間隔よりも前記第2の間隔が狭い場合には、前記第1の目標を通過するよりも前に、前記第2の目標の前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量で前記自動操舵制御を実行する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両制御装置。
  4. 車両周辺の所定範囲内に回避対象目標を検出した場合に、前記車両に前記回避対象目標との衝突を回避させるため、前記車両の進行方向に交わる左右方向における前記車両の位置である車両横位置が、前記左右方向における前記回避対象目標の位置である対象横位置から、前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量に相当する距離だけ遠ざかるように前記車両を操舵する自動操舵制御を実行する実行工程を含み、
    前記実行工程では、
    前記回避対象目標としての第1の目標を対象とする前記自動操舵制御の実行中に、前記車両の進行方向において前記車両から見て前記第1の目標よりも遠方側、且つ、前記左右方向において前記車両から見て前記第1の目標と同じ側に、前記回避対象目標としての第2の目標を検出した場合に、前記車両と前記第1の目標との前記左右方向に係る間隔である第1の間隔と、前記車両と前記第2の目標との前記左右方向に係る間隔である第2の間隔との関係が、前記第1の間隔よりも前記第2の間隔が狭い場合には、前記第2の目標の前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量で前記第1の目標及び前記第2の目標に対する前記自動操舵制御を実行する、
    ことを特徴とする車両制御方法。
  5. コンピュータに、
    車両周辺の所定範囲内に回避対象目標を検出した場合に、前記車両に前記回避対象目標との衝突を回避させるため、前記車両の進行方向に交わる左右方向における前記車両の位置である車両横位置が、前記左右方向における前記回避対象目標の位置である対象横位置から、前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量に相当する距離だけ遠ざかるように前記車両を操舵する自動操舵制御を実行する実行工程を含み、
    前記実行工程では、
    前記回避対象目標としての第1の目標を対象とする前記自動操舵制御の実行中に、前記車両の進行方向において前記車両から見て前記第1の目標よりも遠方側、且つ、前記左右方向において前記車両から見て前記第1の目標と同じ側に、前記回避対象目標としての第2の目標を検出した場合に、前記車両と前記第1の目標との前記左右方向に係る間隔である第1の間隔と、前記車両と前記第2の目標との前記左右方向に係る間隔である第2の間隔との関係が、前記第1の間隔よりも前記第2の間隔が狭い場合には、前記第2の目標の前記対象横位置に基づいて決定されるオフセット量で前記第1の目標及び前記第2の目標に対する前記自動操舵制御を実行する、
    ことを特徴とする車両制御方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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