JP7107053B2 - 昇降装置のガイド機構 - Google Patents

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Description

本発明は、支柱に設けた支持手段で物品を支持して昇降する昇降装置のガイド機構に関するものである。
圧延工場では、ビレットの如き長尺な鋼材等の被搬送物(物品)を搬送する手段として、マスト式クレーンが好適に使用されている。このマスト式クレーンは、自走式の横長の台車に、複数のマスト(支柱)が上下方向に昇降自在に支持されると共に、複数のマストの下端に取り付けた横長のビームに、複数の荷役治具(支持手段)が設けられている。荷役治具は、L字形のクローが用いられ、複数のクローで被搬送物の下面を支え受けた状態でマストを昇降装置によって上昇することで被搬送物を持ち上げる。そして、台車を走行して所定のストック場所まで被搬送物を搬送した後、マストを昇降装置によって下降することで被搬送物をストック場所に置くよう構成される。
前記マスト式クレーンでは、台車における各マストの対応する位置に、平断面が矩形状の該マストの4つの側面の夫々に接触して回転する複数のガイドローラを備えたガイド機構を設け、マストを複数のガイドローラで案内して昇降を安定化するよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-102116号公報
前記マスト式クレーンでは、マストの昇降に際して該マストにガイドローラが接触するため、マストおよびガイドローラの接触部分が経時的に摩耗し、マストとガイドローラとの間に隙間を生ずる。また、マスト式クレーンでは、クローで被搬送物を持ち上げた状態で、前記台車の走行を開始する際や、被搬送物をストック場所まで搬送した台車を停止する際等の台車の加減速時には、被搬送物を保持しているマストに慣性力が働く。このため、摩耗によってマストとガイドローラとの間の隙間が大きくなると、前記慣性力によってマストが搬送方向の前後に揺れ、ガイドローラの軸受や、該ガイドローラを台車に取り付けるための固定手段等に大きな衝撃が加わって故障の原因となる問題があった。また、ガイドローラとマストとの隙間が大きくなると、ガイドローラで適正に案内されないマストが斜めに昇降することで、該マストがガイドローラ以外の台車の固定部分に接触して抵抗が増大し、これに伴って前記昇降装置の電気的負荷が大きくなって電気故障が発生するおそれもある。
ここで、従来のガイド機構は、マストに対してガイドローラが接触するように、該ガイドローラの台車に対する取付け位置を調整するためのシムを備えており、マストとガイドローラとの隙間が大きくなった場合は、厚みの異なるシムに交換することで、マストに対してガイドローラを接触させる調整は可能になっている。しかしながら、シムの交換に際してはガイド機構を台車に対して取り外したり取り付ける作業が必要となって時間が掛かる問題があると共に、定量的でシビアな調整は難しいものであった。また、マストとガイドローラとの隙間が、不具合が発生する程度に大きくなっていることを見落としていたり、シムの交換を怠ったりすると、更に隙間が大きくなって問題が重大化するおそれがある。
すなわち本発明は、前述した従来技術に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、支柱とガイドローラとの接触部分が摩耗しても、支柱にガイドローラを当接して適切に案内することができる昇降装置のガイド機構を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る昇降装置のガイド機構は、
物品(12)を支持する支持手段(18)を備えた支柱(16)を上下方向に昇降する昇降装置(13)のガイド機構(22)であって、
前記支柱(16)における上下方向と交差する方向で対向する少なくとも2つの側面の夫々に対向して配置されたローラユニット(23)を備え、
前記ローラユニット(23)は、
前記支柱(16)の側面から離間する支持部(31)と、
該支持部(31)と支柱(16)の側面との間に位置して、該支柱(16)の側面に対して接近・離間自在な軸受部材(25)と、
前記軸受部材(25)に設けられて前記支柱(16)の側面に対する接近・離間方向と交差する方向に離間する一対の軸部(33,33)の夫々に回転自在に支持されたガイドローラ(26)と、
前記支持部(31)と軸受部材(25)との間に弾力的に介在され、前記ガイドローラ(26)を支柱(16)の側面に向けて付勢する付勢手段(34,35)と
前記付勢手段(34,35)の付勢力に抗して前記軸受部材(25)が前記支柱(16)の側面に対する離間方向へ移動するのを規制する位置を調整可能な調整手段(36)と、を備え、
前記ガイドローラ(26)は、前記付勢手段(34,35)の付勢力によって前記支柱(16)の側面に当接して該支柱(16)の昇降に伴い回転して案内するよう構成したことを要旨とする。
請求項1の発明では、ガイドローラを、支柱に対して接近・離間自在な状態で支持すると共に付勢手段によって支柱に接近する方向に付勢しているので、支柱とガイドローラとの接触部分が摩耗しても、該ガイドローラを、付勢手段の付勢力によって支柱に当接して案内することができる。従って、支柱とガイドローラとの隙間が大きくなって支柱が揺れることに起因する、ガイドローラの軸受や固定手段等が破損する等の故障の発生を防止することができる。また、ガイドローラは、付勢手段によって自動的に支柱に当接するように位置調整されるので、支柱とガイドローラとの隙間が、不具合が発生する程度に大きくなっていることを見落として問題が重大化するのを防ぐことができる。
更に、台車の加減速時に支柱に働く慣性力によって該支柱が揺れようとする際に、ガイドローラの軸受や固定手段等に加わる負荷を付勢手段によって緩衝することができ、該軸受や固定手段が破損等する故障の発生をより抑制し得る。
更にまた、付勢手段の付勢力に抗して軸受部材が支柱の側面に対する離間方向へ移動するのを規制する位置を、調整手段によって調整することで、支柱の揺れが大きくなるのを規制することができる。
請求項の発明は、
前記付勢手段(34,35)は、前記軸受部材(25)における一対の軸部(33,33)の中間に位置する第1付勢手段(34)と、該第1付勢手段(34)と各軸部(33)との間に位置する第2付勢手段(35)とからなり、
前記第1付勢手段(34)の付勢力を、前記第2付勢手段(35)の付勢力より大きく設定したことを要旨とする。
請求項の発明では、一対のガイドローラの中間に位置する第1付勢手段の付勢力を、第2付勢手段の付勢力より大きくすることで、一対のガイドローラを支柱の側面に均等に当接して、一方のガイドローラと支柱との接触部分のみが変摩耗するのを防いで、一対のガイドローラによって支柱を安定して案内することができる。
請求項の発明は、
前記軸受部材(25)は、前記支柱(16)の側面に対する接近・離間方向と直交する断面が多角形に形成された本体部(32)を備え、該本体部(32)に対して前記軸部(33,33)は、多角形断面の中央から偏倚して設けられ、
前記支柱(16)の側面に対向する前記本体部(32)の面を変えるように該本体部(32)の向きを変更することで、前記ガイドローラ(26,26)が付勢手段(34,35)によって支柱(16)の側面に当接する付勢力を調整し得るよう構成したことを要旨とする。
請求項の発明では、支柱とガイドローラとの接触部分の摩耗の程度に応じて、軸受部材の本体部の向きを変更することで、付勢手段によって適正な付勢力でガイドローラを支柱に当接することができる。すなわち、支柱およびガイドローラの摩耗が進行し、ガイドローラが付勢手段によって支柱の側面に当接する付勢力が大きく変化した場合は、部品交換することなく軸受部材の本体部の向きを変更するだけで、付勢手段による付勢力を適正に調整することができる。
本発明に係る昇降装置のガイド機構によれば、ガイドローラを支柱に当接するように付勢しているので、支柱とガイドローラとの接触部分が摩耗しても、ガイドローラを支柱に常に当接させて該支柱を適切に案内することができる。
実施例に係る昇降装置を備えたマスト式クレーンを示す概略図である。 実施例に係るガイド機構を示す平面図である。 実施例に係るローラユニットを分解してマストガイドに取り付ける前の状態を示す概略平断図である。 実施例に係るローラユニットをマストガイドに取り付けた状態で示す概略平断面図である。 実施例に係る軸受部材を示すものであって、(a)は平面図、(b)は(a)のA-A線断面図、(c)は(a)のB-B線断面図である。 実施例に係るマストガイドに取り付けたローラユニットを示す概略正面図である。 実施例に係るローラ取着部材に軸受部材を取り付けた状態を示す説明図であって、(a)は本体部の第3面をマスト側に向けた状態を示し、(b)は本体部の第2面をマスト側に向けた状態を示し、(c)は本体部の第1面をマスト側に向けた状態を示している。
次に、本発明に係る昇降装置のガイド機構につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
図1は、実施例に係る昇降装置を備えたマスト式クレーンを示し、該マスト式クレーンは、圧延工場(建屋)の天井付近に敷設された一対のレール10,10間に横架された横長の台車11と、該台車11に配設されて、ビレットの如き長尺な鋼材等の被搬送物(物品)12を支持して昇降する昇降装置13とを備える。台車11は、図示しないモータ等の駆動手段によって、レール10,10に沿って自走するよう構成される。なお、圧延工場では、マスト式クレーンは、例えば、熱間圧延された鋼材(被搬送物12)を、圧延ラインから所定のストック場所に搬送するために使用される。
前記昇降装置13は、図1に示す如く、前記台車11に対して上下方向に昇降自在に支持された昇降部14と、台車11に配設された巻上機15とを備える。昇降部14は、台車11の長手方向に離間して上下方向に昇降自在に支持された複数(実施例では2本)のマスト(支柱)16と、複数のマスト16の下端に配設されて台車11の長手方向に沿って延在するビーム17と、該ビーム17に配設された複数(実施例では4つ)の支持手段としての荷役治具18とを備える。実施例では、荷役治具18としてL字形のクローが用いられ、複数のクロー18の水平部に被搬送物12を載置して搬送するよう構成される。また、前記巻上機15は、前記台車11およびビーム17に回転自在に支持された複数の滑車19に巻き掛けたワイヤ20を、モータによって巻き取り・巻き戻し得るよう構成されており、ワイヤ20を巻き取ることで台車11に対して昇降部14を上昇すると共に、ワイヤ20を巻き戻すことで台車11に対して昇降部14を下降する。
前記台車11には、図1に示す如く、その長手方向に離間して上下方向に延在する角筒状のマストガイド21が設けられ、各マストガイド21を上下方向に貫通する前記マスト16を、マストガイド21に配設したガイド機構22によって台車11に対して上下方向に昇降可能に支持するよう構成される。各マスト16は、図2に示す如く、横断面が略正方形で縦長の角筒状の金属構造体であり、4つの側面の夫々に、各側面の幅方向に離間して一対のレール部16a,16aが、上下方向に延在するように設けられている。
前記ガイド機構22は、図1に示す如く、前記マストガイド21における台車11の上側に臨む位置および下側に臨む位置の夫々に配設されており、前記マスト16は、上下方向に離間する2箇所においてガイド機構22,22によって支持される。各ガイド機構22は、図2に示す如く、マストガイド21におけるマスト16の各側面に対応する面の夫々に、ローラユニット23が対向して設けられる。各ローラユニット23は、マストガイド21に着脱自在に配設されるローラ取着部材24と、該ローラ取着部材24に支持された軸受部材25と、該軸受部材25に回転自在に支持された一対のガイドローラ26,26とを備える。マストガイド21には、各ローラユニット23のガイドローラ26,26に対応する位置に、内外方向に貫通する開口部21a,21aが設けられ、各ガイドローラ26は、一部が対応する開口部21aからマストガイド21の内側に臨んで、該ガイドローラ26の周面がマスト16の前記レール部16aに当接し得るよう構成される。すなわち、マスト16は、各側面の夫々が2つのガイドローラ26,26に当接した状態で、上下方向に昇降自在に支持される。そして、前記巻上機15によって昇降部14が昇降する際には、周面がレール部16aに当接するガイドローラ26が、マスト16の昇降に伴って回転する。
前記ローラ取着部材24は、図7に示す如く、一方に開放する断面がコ字状に形成された部材であって、ローラ取着部材24は、開口がマストガイド21の側面を向く姿勢で、該マストガイド21の外側に固定手段27によって着脱自在に固定される。固定手段27は、図3、図4に示す如く、軸方向の一端部側にネジ部28aを備えると共に、他端部にネジ孔28bが形成された一対のネジ部材28,28と、各ネジ部材28の一端部をマストガイド21に固定するロックナット29と、各ネジ部材28の他端部をローラ取着部材24に固定するボルト30とを備える。マストガイド21の側面には、前記開口部21a,21aの間において、幅方向に離間して2つのネジ孔21b,21bが形成されており、各ネジ孔21bにネジ部材28のネジ部28aを外側から螺挿した状態で、マストガイド21の内側に突出するネジ部28aにロックナット29を螺合することで、ネジ部材28は、マストガイド21の外側に向けて所定長さで延出する状態で該マストガイド21に固定される。また、ローラ取着部材24におけるマストガイド21の側面と対向する側壁31には、マストガイド21に固定した各ネジ部材28と対応する位置に通孔31aが形成されており、各通孔31aに側壁31の外側から挿通したボルト30のネジ部をネジ部材28のネジ孔28bに螺挿することで、ローラ取着部材24に対してネジ部材28の他端部が固定される。すなわち、ローラ取着部材24は、マストガイド21の側面の外側に、該ローラ取着部材24の側壁31がマストガイド21の側面から所定長さだけ離間した位置に対向するように、固定手段27によって位置決め固定される。
前記軸受部材25は、図5に示す如く、角柱状の本体部32と、該本体部32における長手方向の両端から延出する円柱状の軸部33,33とを備え、該軸受部材25は、前記ローラ取着部材24に形成された断面矩形凹状の収容部24aに本体部32を嵌め込むことで(図7参照)、回転が規制された状態でローラ取着部材24に取り付けられる。軸受部材25の本体部32を収容部24aに嵌め込んだ状態で、図4に示す如く、該軸受部材25の両軸部33,33はローラ取着部材24の外側に延出し、該軸部33,33に、ガイドローラ26,26が回転自在に支持される。なお、軸部33に対してガイドローラ26は、C止め輪等の抜け止め部材(図示せず)によって抜け止めされる。
前記軸受部材25の本体部32は、図5(b),(c)に示す如く、短手方向の断面が略正方形に形成された部材であって、該本体部32の短手方向の長さは、前記ローラ取着部材24をマストガイド21に取り付け固定した状態で、該マストガイド21の側面とローラ取着部材24の側壁31との間の対向間隔より短かく設定されており、軸受部材25は、前記収容部24a内で短手方向に移動可能に構成される。すなわち、軸受部材25は、ローラ取着部材24に、前記マスト16の側面に対して接近・離間自在に支持される。そして、一対のガイドローラ26,26は、マスト16の側面に対する接近・離間方向と交差する方向に離間して軸受部材25に回転自在に支持されている。また、本体部32には、前記各ネジ部材28と対応する位置の夫々に、該ネジ部材28が貫通する挿通孔32aが形成されており、軸受部材25は、挿通孔32a,32aを貫通する2つのネジ部材28,28に沿ってマスト16の側面に対して接近・離間移動し得るよう構成される。
図4に示す如く、前記ローラ取着部材24の側壁31と、前記収容部24aに嵌め込まれた軸受部材25の本体部32との間に、複数(実施例では3つ)の付勢手段としての圧縮コイルバネ34,35,35が弾力的に介在している。実施例では、本体部32の長手方向の中間(一対のガイドローラ26,26の中間)に第1圧縮コイルバネ34が介在すると共に、該第1圧縮コイルバネ34と各軸部33との間に(第1圧縮コイルバネ34を挟む長手方向の両側)に第2圧縮コイルバネ35が夫々介在している。そして、3つの圧縮コイルバネ34,35,35によって、軸受部材25は、前記ガイドローラ26,26がマスト16の側面に接近する方向に付勢される。実施例では、第1圧縮コイルバネ34の付勢力は、第2圧縮コイルバネ35の付勢力より大きく設定されて、当該軸受部材25の長手方向の両端部に取り付けた一対のガイドローラ26,26が傾くことなく、均等にマスト16のレール部16a,16aに当接するよう構成される。
図3、図4に示す如く、前記軸受部材25の本体部32に、前記第1圧縮コイルバネ34の一方の端部が収容される凹部32bが設けられると共に、該凹部32bと対向するローラ取着部材24における側壁31の内面に、第1圧縮コイルバネ34の他方の端部が収容される第1の凹部31bが設けられている。そして、側壁31と本体部32との間に介在する第1圧縮コイルバネ34の各端部を対応する凹部31b,32bに収容することで、該第1圧縮コイルバネ34が位置ズレするのを規制している。また、ローラ取着部材24における側壁31の内面(具体的には通孔31aに対応する位置)に、各第2圧縮コイルバネ35の端部が収容される第2の凹部31cが設けられており、第2圧縮コイルバネ35の端部を第2の凹部31cに収容することで、該第2圧縮コイルバネ35が位置ズレするのを規制している。なお、前記ネジ部材28は、対応する第2圧縮コイルバネ35の内側に挿通される。実施例では、軸受部材25をマスト16の側面に対して接近・離間自在に支持するローラ取着部材24において、該軸受部材25との間に圧縮コイルバネ34,35が介在される側壁31が支持部として機能する。
前記ローラ取着部材24の側壁31には、図3に示す如く、前記第1圧縮コイルバネ34の介在位置に対応して内外方向に貫通するネジ孔31dが形成されると共に、該ネジ孔31dに、調整手段としての調整ボルト36が外側から螺挿される。この調整ボルト36は、側壁31の内側に延出する軸端が、前記軸受部材25の本体部32に当接可能に構成されると共に、側壁31の内側(収容部24a内)への延出量を、回転することによって可変し得るようになっている。そして、調整ボルト36は、側壁31の内側への延出量を可変することで、軸受部材25(ガイドローラ26,26)がマスト16の側面に対する離間方向へ移動するのを規制する規制位置を調整し得るよう構成される。すなわち、マスト16が搬送方向の前後に揺れる際に、ガイドローラ26,26を介して軸受部材25に加わる負荷によって前記圧縮コイルバネ34,35,35の付勢力に抗して軸受部材25がマスト16の側面に対する離間方向へ移動した際に、該軸受部材25が調整ボルト36に当接して移動規制されることで、マスト16が大きく揺れるのを防止し得るようになっている。また、調整ボルト36は六角頭部36aを備え、図6に示す如く、コ字状の回転規制部材37を、六角頭部36aが内側に臨む状態でローラ取着部材24の側壁31にネジ止め固定することで、当該調整ボルト36が緩むのを防止するよう構成される。
前記軸受部材25の本体部32は、図5(b),(c)に示す如く、該軸受部材25のマスト16の側面に対する接近・離間方向と交差する断面が略正方形(多角形)に形成されると共に、前記軸部33,33は、本体部32における正方形断面(多角形断面)の中央から一つの外表面側に偏倚した位置に設けられている。実施例では、本体部32における軸部33,33が偏倚する側の外表面を第1面38a、該第1面38aと交差する2つの外表面を第2面38b、第1面38aと反対側の外表面を第3面38cと指称し、軸部33の軸心から第1面38aまでの長さと、軸部33の軸心から第2面38bまでの長さと、軸部33の軸心から第3面38cまでの長さとが異なるよう設定される。すなわち、前記ローラ取着部材24の収容部24aに嵌め込む軸受部材25の本体部32の向きを、マストガイド21を挟んでマスト16の側面に対し、第1面38aを対向する向き、第2面38bを対向する向き、第3面38cを対向する向きとすることで、本体部32のローラ取着部材24の側壁31に対向する面を該側壁31に当接した状態での、軸部33の軸心からマスト16の側面までの長さを3段階で変更し得るよう構成される。言い替えると、本体部32の向きを変更することで、ガイドローラ26がマスト16のレール部16aに当接した状態での本体部32と側壁31との離間間隔が変化して、前記圧縮コイルバネ34,35,35によってガイドローラ26がレール部16aに当接される付勢力を調整し得るようになっている。
図5(b),(c)に示す如く、前記軸受部材25の本体部32には、前記ローラ取着部材24の収容部24aに嵌め込む際の向きを変えても、前記ネジ部材28が貫通可能なように、対向する外表面間(第1面38aと第3面38cとの間および第2面38bと第2面38bとの間)の夫々に、前記挿通孔32aが形成されている。また、前記第1圧縮コイルバネ34の端部を収容する凹部32bについても、4つの面38a,38b,38b,38cの夫々に形成されている。
〔実施例の作用〕
次に、前述のように構成された実施例の昇降装置のガイド機構の作用につき説明する。
前記ガイド機構22における各ローラユニット23では、図3に示す如く、前記マストガイド21に固定したローラ取着部材24の収容部24aに嵌め込まれている前記軸受部材25は、3本の圧縮コイルバネ34,35,35の付勢力によって、マストガイド21の側面に接近する方向に付勢されている。すなわち、軸受部材25に支持したガイドローラ26,26は、圧縮コイルバネ34,35,35の付勢力によってマスト16のレール部16a,16aに接近する方向に付勢されている。従って、レール部16aとガイドローラ26との接触部分が経時的に摩耗しても、ガイドローラ26が自動的にレール部16aに接近して当接状態を保ち、昇降するマスト16を安定的に案内することができる。また、前記台車11の加減速時にマスト16に作用する慣性力によって該マスト16が搬送方向の前後に揺れようとする際にガイドローラ26,26が加わる負荷は、該ガイドローラ26,26を付勢している圧縮コイルバネ34,35,35によって緩衝されるので、ガイドローラ26,26の軸受や、ローラ取着部材24をマストガイド21に固定する固定手段27等に過大な負荷が加わるのを抑制することができ、故障の発生を好適に防止し得る。
実施例のガイド機構22は、ガイドローラ26,26とレール部16a,16aとの摩耗量に応じてガイドローラ26,26を、圧縮コイルバネ34,35,35によって自動的にレール部16a,16aに当接する状態を維持するよう構成したので、従来のようにシムを交換する場合等に比べて調整時間を省略することができる。また、ガイドローラ26,26の位置が自動調整されるので、レール部16aとガイドローラ26との隙間が、不具合が発生する程度に大きくなっていることを見落として問題が重大化するのを防ぐことができる。
前記軸受部材25の長手方向の中間(一対のガイドローラ26,26の中間)に位置する前記第1圧縮コイルバネ34の付勢力を、該第1圧縮コイルバネ34を挟む両側に位置する前記第2圧縮コイルバネ35,35の付勢力より大きく設定しているので、軸受部材25が長手方向に傾くことなくマストガイド21に対して接近するように付勢し得る。すなわち、軸受部材25の長手方向の両端に支持した一対のガイドローラ26,26を、マスト16の一対のレール部16a,16aに均等に当接し得るので、一方のガイドローラ26やレール部16aのみが摩耗するのを抑制することができ、長期に亘って安定した案内を達成し得る。
実施例のガイド機構22は、前記ローラ取着部材24に配設した調整ボルト36によって、前記軸受部材25が圧縮コイルバネ34,35,35の付勢力に抗してマスト16の側面に対する離間方向に移動するのを規制する規制位置を調整し得るようにした。すなわち、前記台車11の加減速時にマスト16が搬送方向の前後に揺れる際に、ガイドローラ26,26を介して加わる負荷によって軸受部材25が圧縮コイルバネ34,35,35の付勢力に抗してマスト16の側面に対する離間方向に移動した際に、該軸受部材25が調整ボルト36の軸端に当接して位置規制されることで、マスト16が大きく揺れるのを防止することができる。また、マストガイド21に固定したローラ取着部材24に調整ボルト36を設けているので、マスト16が揺れることで押された軸受部材25に加わる力をマストガイド21で受けることができ、ガイドローラ26,26の軸受等に過大な負荷が加わるのを抑制し得る。また、調整ボルト36を回転して前記側壁31の内側への延出量を可変すれば、軸受部材25の規制位置を調整し得るので、軸受部材25が調整ボルト36の軸端に当接した状態での圧縮コイルバネ34,35,35の縮み量、すなわち当該状態で圧縮コイルバネ34,35,35によるガイドローラ26,26への付勢力を調整することができる。
ここで、実施例のガイド機構22では、前記軸受部材25の本体部32に対して軸部33,33を、一つの外表面側に偏倚して設けているので、図7に示す如く、前記ローラ取着部材24に対して軸受部材25を、本体部32におけるマスト側を向く面を基準線Lに揃えた場合に、第1面38a、第2面38bおよび第3面38cをマスト側を向くように本体部32の向きを変更することで、ガイドローラ26がローラ取着部材24からマスト側に突出する量が変化する。そして、ガイドローラ26の突出量は、第3面38cをマスト側に向けた状態が最も小さく、次いで第2面38bを向けた状態、第1面38aを向けた状態で順に大きくなる。
そこで、前記ガイドローラ26およびレール部16aに摩耗がない状態で、図7(a)に示す如く、前記本体部32の第3面38cをマスト側に向けた軸受部材25をローラ取着部材24に取り付けて、マスト16を案内する。経時的にレール部16aおよびガイドローラ26が摩耗すると、その摩耗分だけガイドローラ26および軸受部材25が圧縮コイルバネ34,35,35に付勢されてマスト16の側面に近接する方向に移動する。レール部16aおよびガイドローラ26の摩耗量が大きくなるのに伴い、ローラ取着部材24の側壁31に対して軸受部材25の本体部32が離間する移動量が大きくなると、圧縮コイルバネ34,35,35の伸び量も大きくなってガイドローラ26をレール部16aに当接する付勢力が変化する。そして、圧縮コイルバネ34,35,35による付勢力が弱くなり過ぎると、ガイドローラ26(ガイド機構22)によるマスト16の案内性能が低下するおそれが生ずる。
前記ガイドローラ26(ガイド機構22)によるマスト16の案内性能が低下した場合は、前記軸受部材25の本体部32の向きを変えて前記第2面38bをマスト側に向けることで(図7(b)参照)、前記ローラ取着部材24に対するガイドローラ26の突出量が大きくなる。従って、摩耗したレール部16aおよびガイドローラ26が当接した状態において、ローラ取着部材24の側壁31と軸受部材25の本体部32との離間間隔は小さくなり、圧縮コイルバネ34,35,35による付勢力を適正な値に戻すことができる。そして、レール部16aおよびガイドローラ26の摩耗量が更に大きくなった場合は、本体部32の向きを変えて前記第1面38aをマスト側に向けることで(図7(c)参照)、圧縮コイルバネ34,35,35による付勢力を適正な値に戻すことができる。
すなわち、実施例のガイド機構22では、レール部16aおよびガイドローラ26の摩耗量が大きくなるのに伴い圧縮コイルバネ34,35,35による適正な付勢力が得られなくなった場合に、ガイドローラ26や圧縮コイルバネ34,35,35を交換することなく、軸受部材25の本体部32の向きを変更するだけで、圧縮コイルバネ34,35,35による付勢力を適正な値に戻すことができる。
〔変更例〕
本願は、前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.実施例では、マストの4つの側面の夫々に対してローラユニットを配置したが、マストには、被搬送物の搬送方向の前後に慣性力が作用するので、マストの4つの側面の内の搬送方向の前後に対向する2つの側面に対応して、本願発明に係るローラユニットを配設する構成を採用することができる。なお、マストにおける搬送方向と交差する方向で対向する側面については、ローラユニットを配置しないか、または隙間調整をシムにより行う従来構成のローラユニットを用いることができる。
2.実施例では、台車が直線的に往復移動するマスト式クレーンの昇降装置の場合で説明したが、平面におけるX軸方向およびY軸方向に移動する構成のマスト式クレーンの昇降装置に、本願発明のガイド機構を採用することができる。また、水平に揺動または旋回する本体に対してマストを昇降自在に支持するガイド機構として、本願発明のガイド機構を採用することができる。
3.台車に対して昇降自在に支持されるマスト(支柱)の数は、実施例の2本に限られるものではなく、1本または3本以上であってもよい。また、1本のマスト(支柱)をガイド機構で支持する構成では、特許文献1のようにマスト(支柱)が旋回するものであってもよい。
4.実施例では、被搬送物(物品)を支持する支持手段としてクローを挙げたが、該支持手段は、被搬送物(物品)を把持および解放可能な把持手段等、被搬送物(物品)を支持可能な各種の手段を用いることができる。
5.実施例では、付勢手段として複数の圧縮コイルバネを採用したが、1本、2本あるいは4本以上の圧縮コイルバネを用いることができる。
6.付勢手段は、圧縮コイルバネに限らず、皿バネ等のその他のバネあるいはゴム等の弾性部材を採用することができる。
7.実施例では、軸受部材の本体部を断面正方形状としたが、六角形や八角形等の多角形状を採用することができる。
8.実施例では、マスト(支柱)の各側面に2つのガイドローラを当接して案内するよう構成したが、1つのガイドローラで1つの側面を当接案内する構成を採用できる。例えば、マストの側面に対して接近・離間自在に支持された軸受部材の軸方向の中間に1つのガイドローラを回転自在に支持し、軸受部材におけるガイドローラから軸方向の両側に突出する部分の夫々を、圧縮コイルバネ(付勢手段)によってマストの側面に接近する方向に付勢するようにすればよい。
12 被搬送物(物品),13 昇降装置,16 マスト(支柱),18 クロー(支持手段)
22 ガイド機構、23 ローラユニット,25 軸受部材,26 ガイドローラ
31 側壁(支持部),32 本体部,33 軸部,34 第1圧縮コイルバネ(付勢手段)
35 第2圧縮コイルバネ(付勢手段),36 調整ボルト(調整手段)

Claims (3)

  1. 物品を支持する支持手段を備えた支柱を上下方向に昇降する昇降装置のガイド機構であって、
    前記支柱における上下方向と交差する方向で対向する少なくとも2つの側面の夫々に対向して配置されたローラユニットを備え、
    前記ローラユニットは、
    前記支柱の側面から離間する支持部と、
    該支持部と支柱の側面との間に位置して、該支柱の側面に対して接近・離間自在な軸受部材と、
    前記軸受部材に設けられて前記支柱の側面に対する接近・離間方向と交差する方向に離間する一対の軸部の夫々に回転自在に支持されたガイドローラと、
    前記支持部と軸受部材との間に弾力的に介在され、前記ガイドローラを支柱の側面に向けて付勢する付勢手段と
    前記付勢手段の付勢力に抗して前記軸受部材が前記支柱の側面に対する離間方向へ移動するのを規制する位置を調整可能な調整手段と、を備え、
    前記ガイドローラは、前記付勢手段の付勢力によって前記支柱の側面に当接して該支柱の昇降に伴い回転して案内するよう構成した
    ことを特徴とする昇降装置のガイド機構。
  2. 前記付勢手段は、前記軸受部材における一対の軸部の中間に位置する第1付勢手段と、該第1付勢手段と各軸部との間に位置する第2付勢手段とからなり、
    前記第1付勢手段の付勢力を、前記第2付勢手段の付勢力より大きく設定した請求項記載の昇降装置のガイド機構。
  3. 前記軸受部材は、前記支柱の側面に対する接近・離間方向と直交する断面が多角形に形成された本体部を備え、該本体部に対して前記軸部は、多角形断面の中央から偏倚して設けられ、
    前記支柱の側面に対向する前記本体部の面を変えるように該本体部の向きを変更することで、前記ガイドローラが付勢手段によって支柱の側面に当接する付勢力を調整し得るよう構成した請求項または記載の昇降装置のガイド機構。
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