JP7107053B2 - 昇降装置のガイド機構 - Google Patents
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Description
物品(12)を支持する支持手段(18)を備えた支柱(16)を上下方向に昇降する昇降装置(13)のガイド機構(22)であって、
前記支柱(16)における上下方向と交差する方向で対向する少なくとも2つの側面の夫々に対向して配置されたローラユニット(23)を備え、
前記ローラユニット(23)は、
前記支柱(16)の側面から離間する支持部(31)と、
該支持部(31)と支柱(16)の側面との間に位置して、該支柱(16)の側面に対して接近・離間自在な軸受部材(25)と、
前記軸受部材(25)に設けられて前記支柱(16)の側面に対する接近・離間方向と交差する方向に離間する一対の軸部(33,33)の夫々に回転自在に支持されたガイドローラ(26)と、
前記支持部(31)と軸受部材(25)との間に弾力的に介在され、前記ガイドローラ(26)を支柱(16)の側面に向けて付勢する付勢手段(34,35)と、
前記付勢手段(34,35)の付勢力に抗して前記軸受部材(25)が前記支柱(16)の側面に対する離間方向へ移動するのを規制する位置を調整可能な調整手段(36)と、を備え、
前記ガイドローラ(26)は、前記付勢手段(34,35)の付勢力によって前記支柱(16)の側面に当接して該支柱(16)の昇降に伴い回転して案内するよう構成したことを要旨とする。
請求項1の発明では、ガイドローラを、支柱に対して接近・離間自在な状態で支持すると共に付勢手段によって支柱に接近する方向に付勢しているので、支柱とガイドローラとの接触部分が摩耗しても、該ガイドローラを、付勢手段の付勢力によって支柱に当接して案内することができる。従って、支柱とガイドローラとの隙間が大きくなって支柱が揺れることに起因する、ガイドローラの軸受や固定手段等が破損する等の故障の発生を防止することができる。また、ガイドローラは、付勢手段によって自動的に支柱に当接するように位置調整されるので、支柱とガイドローラとの隙間が、不具合が発生する程度に大きくなっていることを見落として問題が重大化するのを防ぐことができる。
更に、台車の加減速時に支柱に働く慣性力によって該支柱が揺れようとする際に、ガイドローラの軸受や固定手段等に加わる負荷を付勢手段によって緩衝することができ、該軸受や固定手段が破損等する故障の発生をより抑制し得る。
更にまた、付勢手段の付勢力に抗して軸受部材が支柱の側面に対する離間方向へ移動するのを規制する位置を、調整手段によって調整することで、支柱の揺れが大きくなるのを規制することができる。
前記付勢手段(34,35)は、前記軸受部材(25)における一対の軸部(33,33)の中間に位置する第1付勢手段(34)と、該第1付勢手段(34)と各軸部(33)との間に位置する第2付勢手段(35)とからなり、
前記第1付勢手段(34)の付勢力を、前記第2付勢手段(35)の付勢力より大きく設定したことを要旨とする。
請求項2の発明では、一対のガイドローラの中間に位置する第1付勢手段の付勢力を、第2付勢手段の付勢力より大きくすることで、一対のガイドローラを支柱の側面に均等に当接して、一方のガイドローラと支柱との接触部分のみが変摩耗するのを防いで、一対のガイドローラによって支柱を安定して案内することができる。
前記軸受部材(25)は、前記支柱(16)の側面に対する接近・離間方向と直交する断面が多角形に形成された本体部(32)を備え、該本体部(32)に対して前記軸部(33,33)は、多角形断面の中央から偏倚して設けられ、
前記支柱(16)の側面に対向する前記本体部(32)の面を変えるように該本体部(32)の向きを変更することで、前記ガイドローラ(26,26)が付勢手段(34,35)によって支柱(16)の側面に当接する付勢力を調整し得るよう構成したことを要旨とする。
請求項3の発明では、支柱とガイドローラとの接触部分の摩耗の程度に応じて、軸受部材の本体部の向きを変更することで、付勢手段によって適正な付勢力でガイドローラを支柱に当接することができる。すなわち、支柱およびガイドローラの摩耗が進行し、ガイドローラが付勢手段によって支柱の側面に当接する付勢力が大きく変化した場合は、部品交換することなく軸受部材の本体部の向きを変更するだけで、付勢手段による付勢力を適正に調整することができる。
次に、前述のように構成された実施例の昇降装置のガイド機構の作用につき説明する。
本願は、前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.実施例では、マストの4つの側面の夫々に対してローラユニットを配置したが、マストには、被搬送物の搬送方向の前後に慣性力が作用するので、マストの4つの側面の内の搬送方向の前後に対向する2つの側面に対応して、本願発明に係るローラユニットを配設する構成を採用することができる。なお、マストにおける搬送方向と交差する方向で対向する側面については、ローラユニットを配置しないか、または隙間調整をシムにより行う従来構成のローラユニットを用いることができる。
2.実施例では、台車が直線的に往復移動するマスト式クレーンの昇降装置の場合で説明したが、平面におけるX軸方向およびY軸方向に移動する構成のマスト式クレーンの昇降装置に、本願発明のガイド機構を採用することができる。また、水平に揺動または旋回する本体に対してマストを昇降自在に支持するガイド機構として、本願発明のガイド機構を採用することができる。
3.台車に対して昇降自在に支持されるマスト(支柱)の数は、実施例の2本に限られるものではなく、1本または3本以上であってもよい。また、1本のマスト(支柱)をガイド機構で支持する構成では、特許文献1のようにマスト(支柱)が旋回するものであってもよい。
4.実施例では、被搬送物(物品)を支持する支持手段としてクローを挙げたが、該支持手段は、被搬送物(物品)を把持および解放可能な把持手段等、被搬送物(物品)を支持可能な各種の手段を用いることができる。
6.付勢手段は、圧縮コイルバネに限らず、皿バネ等のその他のバネあるいはゴム等の弾性部材を採用することができる。
7.実施例では、軸受部材の本体部を断面正方形状としたが、六角形や八角形等の多角形状を採用することができる。
8.実施例では、マスト(支柱)の各側面に2つのガイドローラを当接して案内するよう構成したが、1つのガイドローラで1つの側面を当接案内する構成を採用できる。例えば、マストの側面に対して接近・離間自在に支持された軸受部材の軸方向の中間に1つのガイドローラを回転自在に支持し、軸受部材におけるガイドローラから軸方向の両側に突出する部分の夫々を、圧縮コイルバネ(付勢手段)によってマストの側面に接近する方向に付勢するようにすればよい。
22 ガイド機構、23 ローラユニット,25 軸受部材,26 ガイドローラ
31 側壁(支持部),32 本体部,33 軸部,34 第1圧縮コイルバネ(付勢手段)
35 第2圧縮コイルバネ(付勢手段),36 調整ボルト(調整手段)
Claims (3)
- 物品を支持する支持手段を備えた支柱を上下方向に昇降する昇降装置のガイド機構であって、
前記支柱における上下方向と交差する方向で対向する少なくとも2つの側面の夫々に対向して配置されたローラユニットを備え、
前記ローラユニットは、
前記支柱の側面から離間する支持部と、
該支持部と支柱の側面との間に位置して、該支柱の側面に対して接近・離間自在な軸受部材と、
前記軸受部材に設けられて前記支柱の側面に対する接近・離間方向と交差する方向に離間する一対の軸部の夫々に回転自在に支持されたガイドローラと、
前記支持部と軸受部材との間に弾力的に介在され、前記ガイドローラを支柱の側面に向けて付勢する付勢手段と、
前記付勢手段の付勢力に抗して前記軸受部材が前記支柱の側面に対する離間方向へ移動するのを規制する位置を調整可能な調整手段と、を備え、
前記ガイドローラは、前記付勢手段の付勢力によって前記支柱の側面に当接して該支柱の昇降に伴い回転して案内するよう構成した
ことを特徴とする昇降装置のガイド機構。 - 前記付勢手段は、前記軸受部材における一対の軸部の中間に位置する第1付勢手段と、該第1付勢手段と各軸部との間に位置する第2付勢手段とからなり、
前記第1付勢手段の付勢力を、前記第2付勢手段の付勢力より大きく設定した請求項1記載の昇降装置のガイド機構。 - 前記軸受部材は、前記支柱の側面に対する接近・離間方向と直交する断面が多角形に形成された本体部を備え、該本体部に対して前記軸部は、多角形断面の中央から偏倚して設けられ、
前記支柱の側面に対向する前記本体部の面を変えるように該本体部の向きを変更することで、前記ガイドローラが付勢手段によって支柱の側面に当接する付勢力を調整し得るよう構成した請求項1または2記載の昇降装置のガイド機構。
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JP2018136208A JP7107053B2 (ja) | 2018-07-19 | 2018-07-19 | 昇降装置のガイド機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JP2020011835A JP2020011835A (ja) | 2020-01-23 |
JP7107053B2 true JP7107053B2 (ja) | 2022-07-27 |
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ID=69169317
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20080203047A1 (en) | 2005-05-19 | 2008-08-28 | E.C.L. | Guiding Device for Masts Sliding in Each Other, Telescopic Arm and Guiding Process |
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US20160311663A1 (en) | 2013-12-12 | 2016-10-27 | Konecranes Global Corporation | Arrangement for damping oscillation of loading member in crane |
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- 2018-07-19 JP JP2018136208A patent/JP7107053B2/ja active Active
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US20160311663A1 (en) | 2013-12-12 | 2016-10-27 | Konecranes Global Corporation | Arrangement for damping oscillation of loading member in crane |
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