JP7105041B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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本発明は、電子部品が実装されているプリント基板を筐体に収納した電子制御装置に関する。
一般に、電子制御装置の筐体は、ケースと、このケースの開口を塞ぐカバーとから成る(例えば特許文献1(図1及び図2参照))。特許文献1で知られている電子制御装置は、ケースとカバーとから成る筐体に、電子部品を実装したプリント基板を収納している。ケースとカバーは、金属板のプレス加工品やダイカスト品等からなる。ケースは、ネジ孔(雌ネジ部)を有する。カバーは、ネジ挿入孔を有する。カバー側から挿入されたビス(ネジ部材)をネジ孔にねじ込むことによって、ケースにカバーをネジ結合することができる。
ダイカスト製カバーと金属板のプレス加工製カバーとでは、厚みが異なる。このため、ダイカスト製カバーをケースに止めるビスの方が、プレス加工製カバーをケースに止めるビスよりも長い。一方、製造コストの低減化を図るためには、ダイカスト製カバーをケースに止めるビスと、プレス加工製カバーをケースに止めるビスとを、共用することが好ましい。その場合には、ダイカスト製カバーをケースに止めるための「長いビス」に統一することになる。しかし、長いビスを、そのままプレス加工製カバーの結合に用いたのでは、ビスのねじ込み距離が必要以上に大きくならざるを得ない。このままでは、ビスのねじ込み工数が過大であり、製造コストの低減化を図る上で、改良の余地がある。
そこで、ビスの共用化という手法をやめて、2種類のビスを既存のねじ込みラインに供給するという、基本的な手法に戻すことが考えられる。この場合に、互いに厚みの異なるカバー毎に、1つのねじ込みラインを用いるのでは、ライン数が増すので得策ではない。そこで、1つのねじ込みラインを用いて、2種類のカバーをネジ結合することが考えられる。しかし、1つのねじ込みラインを用いて、2種類のカバーをネジ結合する場合には、2種類のビスがねじ込みラインに混在する心配が残る。結果的に、2種類のビスを誤ってねじ込む、いわゆる誤組付けの要因を誘発する心配が残るので、更なる改良の余地がある。
特開2013-207289号公報
本発明は、厚みが異なる複数種のカバーをケースにネジ結合するためのネジ部材の、共用化と、ねじ込み工数の低減化と、誤組付け防止とを図ることができる技術を、提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ケースと、このケースの開口を塞ぐように前記ケースに重ね合わせられたカバーと、前記ケースと前記カバーとによって形成された収納空間に収納されたプリント基板と、このプリント基板に実装された電子部品とを含む電子制御装置である。前記ケースは、前記カバー側から挿入されたネジ部材をネジ込み可能な雌ネジ部を有する。前記カバーは、前記ネジ部材と前記雌ネジ部とによって、前記ケースにネジ結合されている。前記ケースは、前記カバーが重ね合わせられる合わせ面に、且つ前記雌ネジ部の延長上に位置した凹部を有し、この凹部の径は、前記雌ネジ部の径よりも大径であることを特徴とする。
さらに請求項1に係る発明は、前記カバーは、金属板のプレス成型品である。前記凹部の深さは、前記カバーの前記結合部分の厚さと、予め想定したダイカスト製カバーのネジ結合部分の厚さ(予め設定されている一定の最大基準厚さ)との、差に相当する大きさに設定されている。前記凹部の前記深さにかかわらず、前記雌ネジ部の長さは一定である。前記ネジ部材の長さは一定である。前記ネジ部材のなかの、前記雌ネジ部にネジ結合する長さは一定である。
請求項2に係る発明は、前記ネジ部材は、前記ケースに前記プリント基板を結合するネジ部材と、共用可能な部材である。
請求項1に係る発明では、ケースのなかの、カバーが重ね合わせられる合わせ面に凹部を有している。厚さが異なるカバー毎に、凹部の深さを適宜設定することによって、長さが一定のネジ部材を共用することができる。長さが異なる複数種のネジ部材を選択する必要はない。組立工程において、異なるネジ部材を誤って用いる心配がない。結果的に、2種類のネジ部材を誤ってねじ込む、いわゆる誤組付けを防止することができる。組立作業の効率化を図ることができる。
また、雌ネジ部の長さを一定にすることができ、ネジ部材のなかの雌ネジ部にネジ結合する長さも一定にすることができる。このため、カバーの厚さが異なっても、雌ネジ部に対するネジ部材のネジ込み距離を一定にすることができる。ネジ部材のねじ込み工数の低減化を図ることができる。この結果、組立作業の効率化を図ることができる。
さらに請求項1に係る発明では、最大基準厚さと実際の厚さとの差とによって、凹部の深さを適宜設定するだけなので、深さの設定が容易である。
さらに請求項1に係る発明では、実際のカバーは金属板のプレス成型品である。予め想定したダイカスト製カバーのネジ結合部分の厚さ(最大基準厚さ)に対して、金属板のプレス成型品から成る実際のカバーの厚さは小さい。両方の厚さの差によって、凹部の深さを設定するだけで、ダイカスト製カバー用のネジ部材を、金属板のプレス成型品から成るカバーに共用することができる。
請求項2に係る発明では、プリント基板を結合するネジ部材を、カバーを結合するネジ部材と共用化することができるので、組立作業の効率化を一層図ることができる。
本発明による電子制御装置の構成図である。 図1(b)に示されるケースとカバーとのネジ結合部分の分解図である。 図1(b)に示されるケースとカバーとのネジ結合部分の実施例と比較例を説明する説明図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。図1(a)は、電子制御装置10の平面構成を示している。図1(b)は、図1(a)のb-b線に沿った断面構成を示している。図1(c)は、図1(a)のc-c線に沿った断面構成を示している。
図1(a)~(c)に示されるように、電子制御装置10は、筐体11と、プリント基板12と、このプリント基板12に実装された電子部品13とを含む。筐体11は、ケース20と、このケース20の開口を塞ぐようにケース20に重ね合わせられた略平板状のカバー30とから成る。ケース20は、アルミニウムダイカスト等の鋳造品によって構成されてなる。
カバー30は、アルミニウム合金板等の金属板のプレス成型品である。カバー30が金属板のプレス成型品なので、ダイカスト品などの他のものに比べて、薄型化することができる。このカバー30は、ビスやボルト等の複数のネジ部材41と複数の雌ネジ部42(ネジ孔42)とによって、ケース20に取り外し可能にネジ結合されている。以下、このネジ部材41のことを適宜「第1ネジ部材41」という。また、この雌ネジ部42のことを適宜「第1雌ネジ部42」という。
詳しく述べると、図1(b)及び図2に示されるように、カバー30は、複数の第1ネジ部材41を挿通可能な貫通孔31を有する。ケース20は、開口の縁の全周にわたってフランジ21を有する。このフランジ21は、カバー30が重ね合わせられる合わせ面22(ケース20の開口側の端面22)を有する。この合わせ面22のことを、以下「カバー合わせ面22」という。フランジ21の厚みはFt1である。フランジ21には、合わせ面22に開口した、複数の第1雌ネジ部42が形成されてなる。この第1雌ネジ部42は、フランジ21を貫通している。カバー30の結合部分32(ケース20にネジ結合される部分32)の厚さはCt1である。
このように、ケース20は、カバー30側から挿入された複数の第1ネジ部材41をネジ込み可能な複数の第1雌ネジ部42を有する。第1ネジ部材41及び第1雌ネジ部42の径はd1である。第1ネジ部材41の長さはLb1である。
この第1雌ネジ部42は、ケース20の合わせ面22から、カバー30とは反対側へ深さDpだけ離れた位置に有している。より具体的には、ケース20は、合わせ面22に、且つ第1雌ネジ部42の延長上に位置した凹部23を有する。この凹部23は、雌ネジ部42にネジ込まれたネジ部材41に対して、干渉しない形状及び大きさに設定されている。つまり、合わせ面22に対して、凹部23と第1雌ネジ部42とが、この順に位置している。例えば、凹部23は、第1雌ネジ部42に対して同心に位置している。この凹部23は、合わせ面22に開口した有底円形状の窪みであって、例えば機械加工による「座ぐり」や、ケース20を鋳造するときに同時に形成されてなる。
この凹部23の径Ddは、第1雌ネジ部42の径d1よりも大径である。このため、凹部23は、第1雌ネジ部42のような、いわゆる「雌ねじ」を有していない。凹部23の深さはDpである。このため、第1雌ネジ部42の長さLh1は、フランジ21の厚みFt1から凹部23の深さDpを差し引いた値である(Lh1=Ft1-Dp)。
図1(a)及び図1(c)に示されるように、プリント基板12と電子部品13とは、ケース20とカバー30とによって形成された収納空間14に収納されている。プリント基板12は、ビスやボルト等の複数のネジ部材51と複数の雌ネジ部52(ネジ孔52)とによって、ケース20に取り外し可能にネジ結合されている。以下、このネジ部材51のことを適宜「第2ネジ部材51」という。また、この雌ネジ部52のことを適宜「第2雌ネジ部52」という。
詳しく述べると、ケース20の内底部にはボス部24が形成されてなる。このボス部24の先端面には、第2雌ネジ部52が形成されてなる。プリント基板12は、ボス部24の先端面に重ね合わされ、第2ネジ部材51と第2雌ネジ部52とによって、ネジ結合される。
図1(b)も参照すると、第2ネジ部材51は、前記第1ネジ部材41と共用可能な部材である。つまり、第2ネジ部材51の径d2及び長さLb2は、前記第1ネジ部材41の径d1及び長さLb1と同一である(d2=d1、Lb2=Lb1)。プリント基板12を結合する第2ネジ部材51を、カバー30を結合する第1ネジ部材41と共用化することができるので、組立作業の効率化を一層図ることができる。
次に、ケース20の合わせ面22に凹部23を設けた理由を、図3(a)~図3(c)を参照しつつ説明する。
図3(a)は、ダイカスト製カバー30Aを用いた「第2の筐体11A」の断面構造を示している。
図3(b)は、金属板のプレス成型品製カバー30を用いた「比較例の筐体11B」の断面構造を示している。
図3(c)は、金属板のプレス成型品製カバー30を用いた「第1の筐体11」の断面構造を示しており、図1(b)の筐体11に対応している。
第1の筐体11は、図1(b)に示される筐体11と同じ構成である。この第1の筐体11(筐体11)に用いている第1ネジ部材41は、第2の筐体11A及び比較例の筐体11Bでも、そのまま採用する。つまり、第1ネジ部材41の径はd1であり、第1ネジ部材41の長さはLb1である。
先ず、図3(a)に示される第2の筐体11Aを説明する。第2の筐体11Aは、ケース20Aとダイカスト製カバー30Aとからなり、第1ネジ部材41によって互いにネジ結合されている。ケース20Aのフランジ21Aには、第1ネジ部材41をねじ込み可能に貫通した第1雌ネジ部42が形成されてなる。
ケース20Aのフランジ21Aの厚みはFt2である。カバー30Aはダイカスト品であるから、図3(c)に示される金属板のプレス成型品製カバー30に比べて、厚肉である。ダイカスト製カバー30Aの結合部分32A(ケース20Aにネジ結合される部分32A)の厚さCt2は、図3(c)に示される結合部分32の厚さCt1よりも大きい(Ct2>Ct1)。
第1ネジ部材41の先端は、フランジ21Aから突出長さPr1だけ突出している。この突出長さPr1は、最小限の大きさでよい。ネジ部材41のなかの、雌ネジ部42にねじ締めする長さFx1は、フランジ21Aの厚みFt2に突出長さPr1を加えた大きさである(Fx1=Ft2+Pr1)。ここで、ねじ締めする長さFx1(ねじ込み距離Fx1)とは、フランジ21Aに対して結合部分32Aを完全にネジ結合するのに必要な、ねじ込み量のことである。つまり、前記ねじ締めする長さFx1は、第1ネジ部材41の長さLb1に対して、カバー30Aの結合部分32Aの厚さCt2分だけ短い(Fx1=Lb1-Ct2)。
次に、図3(b)に示される比較例の筐体11Bを説明する。比較例の筐体11Bは、ケース20Bと金属板のプレス成型品製カバー30とからなり、第1ネジ部材41によって互いにネジ結合されている。つまり、比較例は、図3(a)に示されるダイカスト製カバー30Aを、図3(c)に示される金属板のプレス成型品製カバー30に変更した構成である。ケース20Bのフランジ21Bは、図3(a)に示されるフランジ21Aに対して、実質的に(基本的に)同じ構成である。
詳しく述べると、フランジ21Bの厚みはFt2である。カバー30の結合部分32(ケース20にネジ結合される部分32)の厚さはCt1である。第1ネジ部材41の長さLb1は変わらない。このため、第1ネジ部材41の先端がフランジ21Bから突出する突出長さPr2は、図3(a)に示される突出長さPr1よりも大きい(Pr2>Pr1)。その分だけ、ネジ部材41のなかの、雌ネジ部42にねじ締めする長さFx2は大きい。ここで、ねじ締めする長さFx2(ねじ込み距離Fx2)とは、フランジ21Bに対して結合部分32を完全にネジ結合するのに必要な、ねじ込み量のことである。つまり、前記ねじ締めする長さFx2は、第1ネジ部材41の長さLb1に対して、カバー30の結合部分32の厚さCt1分だけ小さい(Fx2=Lb1-Ct1)。
このままでは、ケース20Bにカバー30を取り付けるのに、ネジ部材41のねじ締めする長さFx2が必要以上に大きくならざるを得ない。ネジ部材41のねじ込み工数が過大であり、製造コストの低減化を図る上で改良の余地がある。
ここで、厚さが異なる2種類のカバー30A,30同士を、再び対比してみる。図3(a)に示されるカバー30Aはダイカスト製品であるから、結合部分32Aの厚さCt2が比較的大きい。一方、図3(c)に示されるカバー30は金属板のプレス成型品であるから、結合部分32の厚さCt1が比較的小さい。双方の厚さCt2,Ct1同士を比べた場合に、カバー30Aの結合部分32Aの厚さCt2を、最大値と捉えることができる。そこで、ダイカスト製カバー30Aの結合部分32Aの厚さCt2を、「最大基準厚さCt2」とすることにした。つまり、この最大基準厚さCt2は、ダイカスト製カバー30Aの結合部分32Aの厚さCt2に相当し、予め設定されている一定の値とすることができる。
本発明者等は、ダイカスト製カバー30Aを用いた場合と、金属板のプレス成型品製カバー30を用いた場合とで、次の2つの点を同時に達成するためには、合わせ面22に凹部23(図3(c)参照)を設ければよい、ということに想到した。第1の点は、ネジ部材41の長さLb1を同一にすることである。第2の点は、ネジ部材41のなかの、雌ネジ部42にねじ締めする長さFx1を、同一にすることである。
そこで、図3(c)に示される第1の筐体11では、ケース20の合わせ面22に凹部23を設けた。この凹部23には、第1雌ネジ部42が無い。フランジ21には、合わせ面22に連なる凹部23と、この凹部23の底面23aに連なる雌ネジ部42とが、形成されてなる。凹部23と雌ネジ部42とは、同心に位置している。この雌ネジ部42の長さLh1は、予め設定された一定長さであって、図3(a)に示されるフランジ21Aの厚みFt2と、同じ大きさである(Lh1=Ft2)。上述のように、突出長さPr1は、図3(a)に示される場合と同じである。
凹部23の深さDpは、最大基準厚さCt2と、カバー30の結合部分32の厚さCt1(実際の厚さCt1)との、差に相当する大きさに設定されている(Dp=Ct2-Ct1)。このように、2種類のカバー30A,30の厚さCt2,Ct1の差を考慮した深さDpの、凹部23をケース20の合わせ面22に設けることによって、上記2つの点を同時に達成することができる。しかも、最大基準厚さCt2と実際の厚さCt1との差とによって、凹部23の深さDpを適宜設定するだけなので、深さDpの設定が容易である。
第1雌ネジ部42の長さLh1が一定であるから、フランジ21の厚みFt1は、凹部23の深さDpに従って変動することになる(Ft1=Lh1+Dp)。つまり、フランジ21の厚みFt1は、第1雌ネジ部42の長さLh1相当分の厚みを基準としており、2種類のカバー30A,30の厚さCt2,Ct1の差の分(凹部23の深さDp相当分)だけ増す。凹部23の深さDpにかかわらず、第1雌ネジ部42の長さLh1を一定とすることによって、第1ネジ部材41と第1雌ネジ部42との、ネジ結合強度を十分に確保することができる。
以上の説明をまとめると、次の通りである。図3(c)に示されるように、ケース20のなかの、カバー30が重ね合わせられる合わせ面22に、凹部23を有している。この結果、第1雌ネジ部42は、カバー30を重ね合わせる合わせ面22から、このカバー30とは反対側へ深さDpだけ離れた位置に有している。
図3(a),(c)に示されるように、厚さCt2,Ct1が異なるカバー30A,30毎に、凹部23の深さDpを適宜設定することによって、長さLb1が一定のネジ部材41を共用することができる。長さが異なる複数種のネジ部材を選択する必要はない。組立工程において、異なるネジ部材を誤って用いる心配がない。結果的に、2種類のネジ部材を誤ってねじ込む、いわゆる誤組付けを防止することができる。電子制御装置10の組立作業の効率化を図ることができる。
また、雌ネジ部42の長さLh1を一定にすることができ、ネジ部材41のなかの雌ネジ部42にネジ結合する長さFx1も一定にすることができる。このため、カバー30A,30の厚さCt2,Ct1が異なっても、雌ネジ部42に対するネジ部材41のネジ込み距離Fx1を一定にすることができる。ネジ部材41のねじ込み工数の低減化を図ることができる。この結果、組立作業の効率化を図ることができる。
なお、本発明では、凹部23は、雌ネジ部42にネジ込まれたネジ部材41に対して、干渉しない形状及び大きさに設定されていればよい。例えば、凹部23は、合わせ面22に開口すると共に、フランジ21の外周面などの他の面に、開口してもよい。凹部23の底面23aは、平坦面に限定されるものではなく、テーパ面であってもよい。
本発明の電子制御装置10は、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載するのに好適である。
10…電子制御装置、12…プリント基板、13…電子部品、14…収納空間、20…ケース、22…合わせ面、23…凹部、30…カバー、30A…ダイカスト製カバー、
41…ネジ部材(第1ネジ部材)、42…雌ネジ部(第1雌ネジ部)、51…ケースにプリント基板を結合するネジ部材、Dd…凹部の径、Dp…凹部の深さ、Ct1…カバーの結合部分の厚さ、Ct2…最大基準厚さ(ダイカスト製カバーのネジ結合部分の厚さ)。

Claims (2)

  1. ケースと、このケースの開口を塞ぐように前記ケースに重ね合わせられたカバーと、前記ケースと前記カバーとによって形成された収納空間に収納されたプリント基板と、このプリント基板に実装された電子部品とを含み、
    前記ケースは、前記カバー側から挿入されたネジ部材をネジ込み可能な雌ネジ部を有し、
    前記カバーは、前記ネジ部材と前記雌ネジ部とによって、前記ケースにネジ結合されている電子制御装置において、
    前記カバーは、金属板のプレス成型品であり、
    前記ケースは、前記カバーが重ね合わせられる合わせ面に、且つ前記雌ネジ部の延長上に位置した凹部を有し、
    この凹部の径は、前記雌ネジ部の径よりも大径であり、
    前記凹部の深さは、前記カバーの前記結合部分の厚さと、予め想定したダイカスト製カバーのネジ結合部分の厚さとの、差に相当する大きさに設定されており、
    前記凹部の前記深さにかかわらず、前記雌ネジ部の長さは一定であり、
    前記ネジ部材の長さは一定であり、
    前記ネジ部材のなかの、前記雌ネジ部にネジ結合する長さは一定である、ことを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記ネジ部材は、前記ケースに前記プリント基板を結合するネジ部材と、共用可能な部材であることを特徴とする請求項1記載の電子制御装置。
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