JP7103854B2 - ホームステップ装置 - Google Patents

ホームステップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7103854B2
JP7103854B2 JP2018107064A JP2018107064A JP7103854B2 JP 7103854 B2 JP7103854 B2 JP 7103854B2 JP 2018107064 A JP2018107064 A JP 2018107064A JP 2018107064 A JP2018107064 A JP 2018107064A JP 7103854 B2 JP7103854 B2 JP 7103854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
rail
home
plate
step device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018107064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019209818A (ja
Inventor
美樹 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP2018107064A priority Critical patent/JP7103854B2/ja
Publication of JP2019209818A publication Critical patent/JP2019209818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7103854B2 publication Critical patent/JP7103854B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Description

本発明は、ホームと車両の隙間への落下を防ぐ技術に関する。
ホームと車両の隙間への落下を防ぐ技術として、特許文献1には、可動ステップの正常又は異常を判断するためにモータ等の状態検知センサ及び可動ステップの位置検知センサ等を備えたプラットホームステップ装置が開示されている。
特開2013-63693号公報
ステップを出し入れするホームステップ装置には、天板を外して装置内部に対する作業を実施可能にしているものがある。しかし、ホームステップ装置がホームドアと共に設置されると、ホームステップ装置の上にドアを格納する装置(戸袋の役割をする装置)が設置され、一部の天板が外せなくなる場合がある。その場合に、外せなくなった天板の下にステップを案内するためのレールが設けられていると、レールの点検及び保守作業ができなくなりホームステップ装置の性能維持が困難になる。
本発明は、上記の背景に鑑み、一部の天板を外さなくてもレールの保守作業を可能にすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、天板を含む筐体内にレールと駆動部が設けられ、前記レールの長手方向に案内される一体型のステップを前記駆動部で駆動して前記筐体から出し入れし、前記天板は前記レールよりも前記長手方向に直交する方向の外側で分割され、少なくとも前記レール上の天板と前記駆動部の上の天板は取り外し可能であり、前記レールよりも前記直交する方向の外側の天板の下には前記駆動部及び他のレールが設置されていないホームステップ装置を第1の態様として提供する。
第1の態様のホームステップ装置によれば、一部の天板を外さなくてもレールの保守作業を可能にすることができる。また、第1の態様のホームステップ装置によれば、保守作業のために外側の天板を外さなくてもよくすることができる
また,本発明は、天板を含む筐体内に設けられたレールで当該レールの長手方向に案内される一体型のステップを前記筐体から出し入れし、前記天板は前記レールよりも前記長手方向に直交する方向の外側で分割され、少なくとも前記レール上の天板は取り外し可能であるホームステップ装置であって、前記レールが2以上設けられており、前記天板は、各レールの上の天板とレール間の天板とに分割されているホームステップ装置を第2の態様として提供する
第2の態様のホームステップ装置によれば、一部の天板を外さなくてもレールの保守作業を可能にすることができる。また、の態様のホームステップ装置によれば、一部の天板を外さなくてもレール間に設置された部品の保守作業を容易にすることができる。
また,本発明は、天板を含む筐体内に設けられたレールで当該レールの長手方向に案内される一体型のステップを前記筐体から出し入れし、前記天板は前記レールよりも前記長手方向に直交する方向の外側で分割され、少なくとも前記レール上の天板は取り外し可能であるホームステップ装置であって、前記天板には、滑り止めのゴム板が接着された板状部材が着脱可能に固定されるホームステップ装置を第3の態様として提供する
第3の態様のホームステップ装置によれば、一部の天板を外さなくてもレールの保守作業を可能にすることができる。また、の態様のホームステップ装置によれば、滑り止めゴムの交換を容易にすることができる。
また,本発明は、天板を含む筐体内に設けられたレールで当該レールの長手方向に案内される一体型のステップを前記筐体から出し入れし、前記天板は前記レールよりも前記長手方向に直交する方向の外側で分割され、少なくとも前記レール上の天板は取り外し可能であるホームステップ装置であって、隣接する天板の一方の天板の端部が他方の天板の端部の鉛直下方に配置され、下側の端部には当該端部の長手方向に沿った溝が設けられているホームステップ装置を第4の態様として提供する
第4の態様のホームステップ装置によれば、一部の天板を外さなくてもレールの保守作業を可能にすることができる。また、の態様のホームステップ装置によれば、筐体内部に浸水しにくくすることができる。
実施例に係るホームステップ装置の外観を表す図 ホームステップ装置の外観を表す図 ホームステップ装置の外観を表す図 天板部を外したホームステップ装置の外観を表す図 天板部を外したホームステップ装置の平面図を表す図 ステップを表す図 天板部を表す図 図7のX部を拡大して表す図 変形例の天板部を表す図 変形例の天板部を表す図
[1]実施例
図1は実施例に係るホーム設備1の外観を表す。ホーム設備1は、鉄道の駅のホーム9(プラットホーム)の線路側に設置され、ホーム9からの乗客の転落を防ぎつつ、鉄道の車両がホーム9に到着したときには乗降を可能にすると共に乗降時の転落を防ぐ役割を果たす設備である。図1(a)では、線路側から見たホーム設備1が表され、図1(b)では、鉛直上方から見たホーム設備1が表されている。
ホーム設備1は、少なくとも1つのホームドア3と、少なくとも1つのホームステップ装置10とを備えており、本実施例では、複数のホームドア3と、複数のホームステップ装置10とを備えている。各ホームドア3は、いずれもドア4と、格納部5とを備える。ドア4は、本実施例では、停車した車両のドアに対向する位置に配置されている。格納部5は、水平方向の一方の端から開放位置にあるドア4を格納する(いわゆる戸袋としての役割を果たす)。
また、格納部5は、反対側の端が閉鎖位置にあるドア4と接触してホーム9にいる乗客を線路側に通さないようにしている。開放位置とは最も開いた状態のドア4の位置であり、閉鎖位置とは完全に閉じた状態のドア4の位置である。複数のホームドア3がホーム9の延伸方向A3(線路の延伸方向でもある)の全体に渡って並べて設置されることで、ホーム9の線路側及び内側を隔てるようにしている。ここでいう内側とは、ホーム9の線路側を外側とした場合の外側から離れた部分を意味する。線路側及び内側は、ホーム9のうちの線路に近い方(線路側)及び遠い方(内側)と言い換えてもよい。
ホームステップ装置10は、筐体20と、ステップ30とを備え、筐体20に収容されたステップ30を出し入れする装置である。筐体20は、板状且つ中空の形をしており、線路側に開口部21を有している。ステップ30は、筐体20の内部に収容され、後述する駆動手段によって駆動されて筐体20の開口部21を通って出し入れされる。ステップ30は、ホーム9と停車した車両との隙間に張り出して、乗降する乗客の足場となる。
ホームステップ装置10は、前述したホーム9の内側から線路側に向かう方向(張出方向A1)にステップ30を移動させて筐体20から張り出した張出状態にし、張り出した状態のステップ30を線路側からホーム9の内側に向かう方向(収容方向A2)に移動させて筐体20に収容された収容状態にする。ホームステップ装置10は、ホーム9の延伸方向A3の寸法が張出方向A1の寸法よりも長い形をしている。なお、ホーム9の延伸方向A3は、張出方向A1及び収容方向A2に直交する方向であるものとする。
ホーム9には、ホームステップ装置10を設置するための切り欠き93が設けられている。切り欠き93には、収容部材6が設置されている。収容部材6は、中空の直方体の6面のうち上面及び線路側の側面を除く4面を有する形をしており、内側にホームステップ装置10を収容可能な大きさで形成された箱状の部材である。収容部材6は、自部材と切り欠き93との間にモルタル等の充填材が注入されることで切り欠き93に固定されている。
ホームステップ装置10は、切り欠き93に固定された収容部材6の内側に設置されている。この状態で、ホームステップ装置10は、自装置の上面11がホーム9の上面91と概ね同一の平面を成し、自装置の線路側の側面12(ステップ30が収容された状態における側面)がホーム9の側面92と概ね同一の平面を成すように設置される。ホーム9に設置されたホームステップ装置10の延伸方向A3の両端の上方には、ホームドア3の格納部5が設置されている。
ステップ30は、本実施例では、延伸方向A3の寸法が、隣り合う格納部5同士の距離(ドア4が開いたときの乗降経路の幅)と概ね同じになっている。ホームドア3及びホームステップ装置10は、図示せぬ制御装置に電気的に接続されており、ドア4の開閉とステップ30の出し入れが連動するようになっている。具体的には、例えば、車両が停止すると、まずステップ30が張り出し、次にドア4が開く。そして、出発時間になると、まずドア4が閉じてからステップ30が収容され、車両が出発する。なお、乗客の安全が確保されるのであれば、これとは異なるタイミングで開閉及び出し入れが行われてもよい。
図2及び図3はホームステップ装置10の外観を表す。図2では、ステップ30が筐体20に収容された状態のホームステップ装置10が表されており、図3では、ステップ30が張出方向A1に移動して筐体20から張り出した状態のホームステップ装置10が表されている。筐体20は、本体部40と、天板部50とを備える。本体部40は、中空の直方体のうち鉛直上方及び線路側の面を除いた4面を有する箱状の部材である。
天板部50は、本体部40の鉛直上方を覆う板状の部材であり、5枚の天板51、52、53、54、55を有する。各天板は、金属等で形成され、乗客に踏まれても容易には変形しない強度を有する。各天板には、滑り止めの突起が上面に形成されている。この滑り止めの突起は、ステップ30の上面にも形成されている。各天板は、本体部40内の後述する天板支持部材にリベットで固定されている。ホーム9に一度設置すると、天板を外す機会は少ないが、修理等で必要な場合は、ドリル等を用いてリベットを取り外すことで天板を外すことができる。
ただし、それでは手間がかかるので、例えば不具合でステップ30が動かなくなるといった緊急の事態に対応するために、作業員(例えば駅員)が手動で作業を行うための開口部56が天板53に設けられており、開口部57が天板54に設けられている。天板53は開口部56を覆う蓋58を有し、天板54は開口部57を覆う蓋59を有している。蓋58及び59は、一般人が取り外しできないように、専用の冶具を用いて天板53、54への取り付け及び取り外しが行われる。
図4は天板部50を外したホームステップ装置10の外観を表し、図5はその平面図を表す。なお、図5以降では、図を見やすくするため、滑り止めの突起は図示を省略している。ホームステップ装置10は、本体部40と、天板支持部材41-1及び4つの41-2(それぞれを区別しない場合は「天板支持部材41」という)と、ガイドレール42-1及び42-2(それぞれを区別しない場合は「ガイドレール42」という)と、モータ駆動部43と、電磁ブレーキ部44と、手動駆動部45と、手動ロック部46とを備える。
本体部40は、側板401、402と、後方板403と、底板404とを有し、上述した4面を有する形状をしている。天板支持部材41は、各天板の端部に対応する位置に設けられ、各天板を支持する。天板支持部材41-1は、本体部40の側板401、402及び後方板403の鉛直上方の端に取り付けられている。天板支持部材41-2は、底板404のうち隣接する天板同士が接する位置に取り付けられている。各天板支持部材41には、前述したリベットを取り付ける孔が設けられており、各天板が固定される。
ガイドレール42は、天板部50を含む筐体20内に設けられ、自レールの長手方向にステップ30を案内する。ガイドレール42は本発明の「レール」の一例である。ガイドレール42は、長手方向が張出方向A1に沿うように設けられているため、張出方向A1及び収容方向A2にステップ30を案内する。ガイドレール42-1は、ホームステップ装置10を張出方向A1から見たときの中央よりも右側に配置され、ガイドレール42-2は、ホームステップ装置10を張出方向A1から見たときの中央よりも左側に配置されている。
モータ駆動部43は、モータ431及びボールねじ432を有し、モータ431の回転力をボールねじ432が張出方向A1に沿った方向の力に変換してステップ30に伝達し、ステップ30を駆動する。このように、モータ駆動部43は、電力で動作し、筐体20に収容されたステップ30を出し入れする手段である。モータ駆動部43は、ホームステップ装置10を張出方向A1から見たときの延伸方向A3における中央に配置されている。ここで、ステップ30について図6を参照して説明する。
図6はステップ30を表す。図6(a)では鉛直上方から見たステップ30を表し、図6(b)では収容方向A2から見たステップ30を表している。ステップ30は、ステップ部31と、支持部32と、伝達部33とを有する。ステップ部31は、筐体20から張り出して乗客に踏みつけられる板状の部分である。支持部32は、レール部32-1及び32-2と、板部32-3とを有する。
レール部32-1及び32-2は、ガイドレール42の鉛直上方に配置され、ガイドレール42によって支持される。レール部32-1は、レール上を移動可能な形をしたキャスタ部35-1を鉛直下方に有し、キャスタ部35-1は、ガイドレール42-1上を移動する。レール部32-2は、同じくキャスタ部35-2を鉛直下方に有し、キャスタ部35-2は、ガイドレール42-2上を移動する。
板部32-3は、ステップ部31よりも厚手で且つステップ部31をわずかに小さくした形をした板状の部材であり、ステップ部31のほぼ全体を鉛直下方から支持する。板部32-3は、レール部32-1及び32-2は板部32-3に溶接されており、ステップ部31に加わる乗客の荷重をレール部32-1及び32-2も一体になって支えている。伝達部33は、モータ駆動部43のボールねじ432が挿入されるナット孔34を有する。ナット孔34に挿入されたボールねじ432が回転すると、ボールねじ432の回転力が直線移動の駆動力として伝達される。
上記のとおり、ステップ30は、乗客が直接踏みつけるステップ部31と、ステップ部31を支持し且つガイドレール42による案内もされる支持部32とを一体にした一体型のステップである。また、ホームステップ装置10は、伝達部33に伝達される駆動力により、ガイドレール42の長手方向に案内されるこの一体型のステップ30を筐体20から出し入れする。
電磁ブレーキ部44は、張り出した状態になったステップ30が張出方向A1及び収容方向A2のいずれに動いても危険なので、動かないようにブレーキをかける部分である。電磁ブレーキ部44は、レール部32-2に接触してブレーキをかけるように設置されている。手動駆動部45は、モータ駆動部43等に異常が生じてステップ30の出し入れが正常に行われなくなった場合に、手動でステップ30の出し入れをするための手段である。
手動ロック部46は、同じ場合に、手動で筐体20に収容したステップ30が動かないように固定(ロック)する手段である。レール部32-1には、ロック用の孔が設けられている。手動ロック部46は、棒状の部分を有し、この孔にその棒状の部分を挿入することでステップ30を固定する。続いて、天板部50が有する各天板について説明する。
図7は天板部50を表す。図7(a)では鉛直上方から見た天板部50を表し、図7(b)では収容方向A2から見た天板部50を表している。天板52は、図6に表すレール部32-1の鉛直上方、すなわちガイドレール42-1の鉛直上方に配置されている。天板54は、図6に表すレール部32-2の鉛直上方、すなわちガイドレール42-2の鉛直上方に配置されている。
天板53は、天板52及び54の間であり、図5に表すモータ駆動部43の鉛直上方に配置されている。天板51は、天板52よりもホーム9の延伸方向A3の外側に配置されている。ここでいう外側とは、ホームステップ装置10の延伸方向A3の中央から見てより端に近い方を意味する。天板55は、天板54よりもホーム9の延伸方向A3の外側に配置されている。
延伸方向A3は、ガイドレール42の長手方向に直行する方向である。つまり、天板部50は、ガイドレール42-1よりも延伸方向A3の外側で分割されている。ガイドレール42-1よりも延伸方向A3の外側とは、ホームステップ装置10の延伸方向A3の端との距離がガイドレール42-1よりも短く、ホームステップ装置10の延伸方向A3の中央との距離がガイドレール42-1よりも長いということである。
同様に、天板部50は、ガイドレール42-2よりも延伸方向A3の外側で分割されている。また、ホームステップ装置10には、ガイドレール42が2つ設けられており、天板部50は、各レールの上の天板(天板52及び54)とレール間の天板(天板53)とに分割されている。各天板は、上述したように、天板支持部材41にリベットで固定されているが、必要であれば取り外すことができるようになっている。
また、図1に表すように、延伸方向A3の外側に配置された天板51及び55の鉛直上方には、ホームドア3の格納部5が設置されるため、天板51及び55は格納部5を移動させなければ取り外せない状態になる。一方、天板52、53及び54は、各々の鉛直上方が乗客の通り道になっているので、格納部5を移動させなくてもドア4が開放位置にあるときなら取り外すことができる。
つまり、ホームステップ装置10においては、少なくともガイドレール42(ガイドレール42-1及び42-2)上の天板(天板52及び54)が取り外し可能である。以上のとおり天板が分割されていることで、一部の天板(例えば天板51及び55)を外さなくてもレールの保守作業を可能にすることができる。なお、ホームステップ装置10においては、天板52の鉛直下方には電磁ブレーキ部44が設置され、天板54の鉛直下方には手動ロック部46が設置されている。
これらの部品についても、一部の天板を外さなくても保守作業を可能にすることができる。また、上記のとおり各レール上の天板(天板52及び54)とレール間の天板(天板53)とが分割されていることで、レール間に配置されているモータ駆動部43及び手動駆動部45上の天板(天板53)も取り外し可能である。これにより、一部の天板を外さなくてもレール間に配置された部品(モータ駆動部43及び手動駆動部45)の保守作業を可能にすることができる。
天板52の延伸方向A3の外側には天板51が配置され、天板54の延伸方向A3の外側には天板55が配置されている。これらの天板51及び55の鉛直下方には、図5に表すように、保守作業を要する部品が設置されていない。これにより、天板51及び55の鉛直上方にホームドア3の格納部5が設置されても、保守作業のためにこれらの天板を外さなくてもよくすることができる。
ホームステップ装置10は、雨が差し込んでくる場所に設置される場合がある。そこで、各天板は、雨水を筐体20の内部に浸入させないための形状を有している。
図8は図7のX部を拡大して表す。図8では、天板52及び53の境目が表されている。互いに隣接する天板のうちの一方の天板である天板52は、延伸方向A3の端に、他方の天板(この場合は天板53)の端部の鉛直上方に配置される端部521を有する。
一方、天板53は、延伸方向A3の端に、隣の天板(この場合は天板52)の端部521の鉛直下方に配置される端部531を有する。端部531には、端部531の長手方向(張出方向A1及び収容方向A2に沿った方向)に沿った溝532が設けられている。溝532は、張出方向A1に向けて徐々に低くなる傾斜がつけられている。そのため、天板52及び53の隙間から侵入した雨水は溝532を通って張出方向A1に流れ、張出方向A1側の端から筐体20の外部に流れ出ることになる。これにより、溝532が設けられていない場合に比べて、筐体20の内部に浸水しにくくすることができる。
[2]変形例
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は必要に応じてそれぞれ組み合わせてもよい。
[2-1]板状部材
天板部50の構造は実施例で述べたものに限らない。
図9は本変形例の天板部50aを表す。天板部50aは、天板51a、52a、53a、54a、55aに加え、表面部材513、523、533、543、553を有する。天板51aは、実施例で述べた天板51と同じ形状であるが、上面に滑り止めの突起が設けられていない平面を有する部材である。
表面部材513は、天板51aの上面と同じ大きさで且つ天板51aよりも薄い板状の部材である。表面部材513の上面には、天板51aの代わりに滑り止めの突起が設けられている。表面部材513は、例えばリベットで天板51aに固定されている。他の天板52a、53a、54a、55aも、いずれも上面に板状の表面部材が固定されている。これにより、例えば表面が傷ついたり変形したりしたときなどに表面部材だけを交換して、天板を交換しなくてもよくすることができる。
[2-2]滑り止めのゴム板
天板及びステップを滑りにくくするため、実施例では滑り止めの突起が設けられていたが、これに限らず、例えば滑り止めのゴム板を設けてもよい。この場合、例えば図9に表す表面部材の代わりにゴム板を各天板に接着してもよい。ただし、それだと、ゴム板を交換する際に、ホームステップ装置の設置場所でゴム板を剥がす作業を行わなければならないので、表面部材を間に挟むようにしてもよい。
図10は本変形例の天板部50bを表す。天板部50bは、図9に表す天板51a、52a、53a、54a、55aに加え、表面部材513b、523b、533b、543b、553bと、ゴム板514、524、534、544、554とを有する。表面部材513bは、図9に表す表面部材513と同じ形状であるが、上面に滑り止めの突起が設けられていない平面を有する部材である。
ゴム板514は、表面部材513bの上面と同じ大きさで且つゴムで形成された板状の部材である。ゴム板514の上面には、滑り止めの突起が設けられている。ゴム板514は、表面部材513bの上面に接着剤により接着されている。他の表面部材523b、533b、543b及び553bの上面にもそれぞれ板状のゴム板が接着されている。ゴム板が接着された各表面部材は、例えばリベットで天板に固定されている。
このように、本変形例の天板には、滑り止めのゴム板が接着された表面部材が着脱可能に固定される。各表面部材は本発明の「板状部材」の一例である。図10の例では、接着されたゴム板を表面部材から剥がす作業をホームステップ装置の設置場所で行う必要がなく、ドリルを使ってリベットを取り外すだけでよい(リベットを取り外せば表面部材の固定が解除される)。これにより、ゴム板を天板に直接接着する場合に比べて、滑り止めのゴム板の交換を容易にすることができる。
[2-3]ガイドレール
ステップを案内するガイドレールは、実施例のように2本に限らず、例えば3本以上であってもよい。また、ガイドレールは1つであってもよい。その場合、例えばガイドレールを延伸方向A3の中央に配置し、モータ駆動部43及び伝達部33をガイドレールの左右に配置するとよい。いずれの場合も、ステップは、図6に表すような支持部及びキャスタ部をガイドレールの本数に応じた数だけ備えていればよい。
ガイドレールは一体型のステップを支持する役割もあるので、本数が多いほどステップが安定する。一方、本数が多くなるほど他の部品の設置場所が狭くなるので、それらのトレードオフで本数が決定されればよく、安定度を考えればガイドレールは2以上設けられていることが望ましい。いずれの場合でも、天板部がガイドレールよりも延伸方向A3の外側で分割されており、少なくともガイドレール上の天板が取り外し可能になっていればよい。そうであれば、実施例と同様に一部の天板を外さなくてもレールの保守作業を可能にすることができる。
1…ホーム設備、10…ホームステップ装置、20…筐体、30…ステップ、31…ステップ部、32…支持部、40…本体部、50…天板部、41…天板支持部材、42…ガイドレール、43…モータ駆動部、44…電磁ブレーキ部、45…手動駆動部、46…手動ロック部、51、52、53、54、55…天板、56、57…開口部、58、59…蓋、521…端部、531…端部、532…溝。

Claims (4)

  1. 天板を含む筐体内にレールと駆動部が設けられ、前記レールの長手方向に案内される一体型のステップを前記駆動部で駆動して前記筐体から出し入れし、前記天板は前記レールよりも前記長手方向に直交する方向の外側で分割され、少なくとも前記レール上の天板と前記駆動部の上の天板は取り外し可能であり、前記レールよりも前記直交する方向の外側の天板の下には前記駆動部及び他のレールが設置されていないホームステップ装置。
  2. 天板を含む筐体内に設けられたレールで当該レールの長手方向に案内される一体型のステップを前記筐体から出し入れし、前記天板は前記レールよりも前記長手方向に直交する方向の外側で分割され、少なくとも前記レール上の天板は取り外し可能であるホームステップ装置であって、
    前記レールが2以上設けられており、前記天板は、各レールの上の天板とレール間の天板とに分割されているホームステップ装置。
  3. 天板を含む筐体内に設けられたレールで当該レールの長手方向に案内される一体型のステップを前記筐体から出し入れし、前記天板は前記レールよりも前記長手方向に直交する方向の外側で分割され、少なくとも前記レール上の天板は取り外し可能であるホームステップ装置であって、
    前記天板には、滑り止めのゴム板が接着された板状部材が着脱可能に固定されるホームステップ装置。
  4. 天板を含む筐体内に設けられたレールで当該レールの長手方向に案内される一体型のステップを前記筐体から出し入れし、前記天板は前記レールよりも前記長手方向に直交する方向の外側で分割され、少なくとも前記レール上の天板は取り外し可能であるホームステップ装置であって、
    隣接する天板の一方の天板の端部が他方の天板の端部の鉛直下方に配置され、下側の端部には当該端部の長手方向に沿った溝が設けられているホームステップ装置。
JP2018107064A 2018-06-04 2018-06-04 ホームステップ装置 Active JP7103854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018107064A JP7103854B2 (ja) 2018-06-04 2018-06-04 ホームステップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018107064A JP7103854B2 (ja) 2018-06-04 2018-06-04 ホームステップ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019209818A JP2019209818A (ja) 2019-12-12
JP7103854B2 true JP7103854B2 (ja) 2022-07-20

Family

ID=68846446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018107064A Active JP7103854B2 (ja) 2018-06-04 2018-06-04 ホームステップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7103854B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112977514B (zh) * 2021-03-01 2022-07-08 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 传动装置及轨道车辆
CN112977508B (zh) * 2021-03-01 2022-07-08 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 传动装置、轨道车辆及交通枢纽

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002274363A (ja) 2001-03-16 2002-09-25 Kyosan Electric Mfg Co Ltd プラットホームの転落防止装置
JP2003013521A (ja) 2001-06-28 2003-01-15 Nippon Jutaku Panel Kogyo Kyodo Kumiai 壁の構造、壁の構築方法、弾性支持機構
JP2005014805A (ja) 2003-06-27 2005-01-20 Kyosan Electric Mfg Co Ltd プラットホームの転落防止装置
JP2010195241A (ja) 2009-02-26 2010-09-09 Nabtesco Corp プラットホーム用ステップ装置
JP2011184021A (ja) 2010-03-11 2011-09-22 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 転落防止装置
JP2014226989A (ja) 2013-05-21 2014-12-08 三菱電機株式会社 プラットホームの転落防止装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57169152A (en) * 1981-04-13 1982-10-18 Nippon Light Metal Co Panel constructing method

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002274363A (ja) 2001-03-16 2002-09-25 Kyosan Electric Mfg Co Ltd プラットホームの転落防止装置
JP2003013521A (ja) 2001-06-28 2003-01-15 Nippon Jutaku Panel Kogyo Kyodo Kumiai 壁の構造、壁の構築方法、弾性支持機構
JP2005014805A (ja) 2003-06-27 2005-01-20 Kyosan Electric Mfg Co Ltd プラットホームの転落防止装置
JP2010195241A (ja) 2009-02-26 2010-09-09 Nabtesco Corp プラットホーム用ステップ装置
JP2011184021A (ja) 2010-03-11 2011-09-22 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 転落防止装置
JP2014226989A (ja) 2013-05-21 2014-12-08 三菱電機株式会社 プラットホームの転落防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019209818A (ja) 2019-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7103854B2 (ja) ホームステップ装置
KR101624825B1 (ko) 엘리베이터의 안전 장치
US8376076B2 (en) Device storage apparatus for railway vehicle
JP6178177B2 (ja) エレベータ装置
JP6203119B2 (ja) エレベータの操作盤
JP7146467B2 (ja) ホームステップ装置
KR100656844B1 (ko) 승강장 스크린 도어의 가이드 장치
JP7125100B2 (ja) ホームステップ装置
JP6731133B2 (ja) ホームドア装置
JP2007069996A (ja) 走行設備
JP7086731B2 (ja) ホームステップ装置
JP7096077B2 (ja) ホームステップ装置
JP2013052743A (ja) プラットホームゲート装置
KR100503670B1 (ko) 전동차 승강장의 안전장치
JP7098431B2 (ja) ホームステップ装置
JP7160628B2 (ja) ホームステップ装置
JP4862853B2 (ja) 運搬台車、有軌道搬送システム
KR101784701B1 (ko) 엘리베이터 도어의 이탈방지 장치
JP7125098B2 (ja) 収容部材
US11390491B2 (en) Device for unlocking a landing door
KR200398549Y1 (ko) 승강장의 스크린 도어 수동 개방장치
EP3543445A1 (en) Sliding door system
KR200465445Y1 (ko) Psd 조립체 모듈의 도어 개폐 장치
JP7215529B1 (ja) エレベータ
KR102132286B1 (ko) 철도 승강장의 안전사고 방지장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7103854

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150