JP7103844B2 - コンタクト接着剤、接着物品及び接着キット、接着物品の接着方法、並びにコンタクト接着層を含む構造体 - Google Patents
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Description
接着剤1(ADH1)の溶液をシリコーン処理した50μm厚ポリエステルフィルムにナイフコーターを用いて塗布し、95℃で5分間乾燥した。乾燥後、厚み27μmのコンタクト接着層を得た。
接着層の厚みを54μmにした以外は例1と同様にしてコンタクト接着層を得た。
接着剤1を接着剤2(ADH2)に変更して、乾燥後のコンタクト接着層の厚みを28μmとなるように塗布した以外は、例1と同様にしてコンタクト接着層を得た。
乾燥後のコンタクト接着層の厚みを56μmにした以外は例3と同様にしてコンタクト接着層を得た。
例1と同様にしてコンタクト接着層を得て、23℃で21日間放置した。
接着剤1を接着剤3(ADH3)に変更して、乾燥後のコンタクト接着層の厚みを30μmとなるように塗布した以外は、例1と同様にしてコンタクト接着層を得た。
接着剤1を接着剤4(ADH4)に変更して、乾燥後のコンタクト接着層の厚みを28μmとなるように塗布した以外は、例1と同様にしてコンタクト接着層を得た。
例1と同様にしてコンタクト接着層を得て、23℃で189日間(約6か月)放置した。
例3と同様にしてコンタクト接着層を得て、23℃で189日間(約6か月)放置した。
接着剤1を接着剤5(ADH5)に変更して、乾燥後の接着層の厚みを52μmとなるように塗布した以外は、例1と同様にして接着層を得た。
温度20℃において、ポリエステルフィルムに支持された接着層を平面に置き、接着層の表面を指で軽く触り、その後直ぐに指を接着層表面から上方に向かって離したときに、接着層が指に付着してその重量が感知されたものを粘着性「あり」、付着せずに即座に指から接着層が離れたものを粘着性「なし」とした。
接着層を長さ約25mm、幅約25mmの正方形に切断してサンプルを作製した。1mm厚アルミニウム板の上に接着層を貼り付けてサンプルを作製した。2つのサンプルからポリエステルフィルムを除去し、接着層の接触面積が約12mm×25mmとなるように2つのサンプルを押し付けて接着した。23℃で24時間放置後に引張試験機(テンシロン万能試験機、型番:RTC-1210A、株式会社エー・アンド・デイ、日本国東京都豊島区)を用い、温度20℃、40℃、65℃、引張速度を50mm/分で2つのサンプルのアルミニウム板を互いに反対方向に引っ張ったときのせん断強度を測定した。
例1と同様にしてコンタクト接着層を得た。2つのサンプルを貼り付けた直後のせん断強度を測定した。
[態様1]
ガラス転移温度が0~25℃である飽和非晶性ポリエステルを含むコンタクト接着剤。
[態様2]
重量平均分子量が40,000~100,000である飽和非晶性ポリエステルを含むコンタクト接着剤。
[態様3]
前記飽和非晶性ポリエステルが多価カルボン酸とポリオールの縮重合物である、態様1又は2のいずれかに記載のコンタクト接着剤。
[態様4]
前記多価カルボン酸がテレフタル酸及びイソフタル酸を含む、態様3に記載のコンタクト接着剤。
[態様5]
前記多価カルボン酸が芳香族カルボン酸及び脂肪族カルボン酸を含み、前記ポリオールが直鎖脂肪族ジオール及び分岐脂肪族ジオールを含む、態様3又は4のいずれかに記載のコンタクト接着剤。
[態様6]
基材及びコンタクト接着層を含む接着物品であって、
前記コンタクト接着層が、態様1~5のいずれかに記載のコンタクト接着剤を含む、接着物品。
[態様7]
前記コンタクト接着層が20℃で実質的に非粘着性である、態様6に記載の接着物品。
[態様8]
態様6又は7のいずれかに記載の接着物品と、プライマー剤とを含むキットであって、前記プライマー剤が態様1~5のいずれかに記載のコンタクト接着剤を含む、接着キット。
[態様9]
設置表面の上に接着物品を接着する方法であって、
態様6又は7のいずれかに記載の接着物品を準備すること、
前記設置表面に、態様1~5のいずれかに記載のコンタクト接着剤を含むプライマー剤を適用し、第2のコンタクト接着層を形成すること、
前記接着物品を前記第2のコンタクト接着層の上に配置すること、及び
前記接着物品に圧力を加えることにより前記接着物品の前記コンタクト接着層を前記第2のコンタクト接着層に接着すること
を含む、方法。
[態様10]
設置表面の上に形成された構造体であって、
態様6又は7のいずれかに記載の接着物品と、
前記設置表面を被覆する第2のコンタクト接着層と
を有し、
前記接着物品の前記コンタクト接着層と前記第2のコンタクト接着層の両方が互いに接着されており、
前記第2のコンタクト接着層が、態様1~5のいずれかに記載のコンタクト接着剤を含む、構造体。
12 コンタクト接着層
14 基材
20 第2のコンタクト接着層
30 設置表面
40 構造体
Claims (7)
- ガラス転移温度が0~25℃であり、かつ重量平均分子量が40,000~100,000である飽和非晶性ポリエステルを含むコンタクト接着剤であって、前記飽和非晶性ポリエステルが多価カルボン酸とポリオールの縮重合物であり、前記多価カルボン酸が芳香族カルボン酸及び脂肪族カルボン酸を含み、前記ポリオールが直鎖脂肪族ジオール及び分岐脂肪族ジオールを含む、コンタクト接着剤。
- 前記多価カルボン酸がテレフタル酸及びイソフタル酸を含む、請求項1に記載のコンタクト接着剤。
- 基材及びコンタクト接着層を含む接着物品であって、
前記コンタクト接着層が、請求項1又は2のいずれかに記載のコンタクト接着剤を含む、接着物品。 - 前記コンタクト接着層が20℃で実質的に非粘着性である、請求項3に記載の接着物品。
- 請求項3又は4のいずれかに記載の接着物品と、プライマー剤とを含むキットであって、前記プライマー剤が請求項1又は2のいずれかに記載のコンタクト接着剤を含む、接着キット。
- 設置表面の上に接着物品を接着する方法であって、
請求項3又は4のいずれかに記載の接着物品を準備すること、
前記設置表面に、請求項1又は2のいずれかに記載のコンタクト接着剤を含むプライマー剤を適用し、第2のコンタクト接着層を形成すること、
前記接着物品を前記第2のコンタクト接着層の上に配置すること、及び
前記接着物品に圧力を加えることにより前記接着物品の前記コンタクト接着層を前記第2のコンタクト接着層に接着すること
を含む、方法。 - 設置表面の上に形成された構造体であって、
請求項3又は4のいずれかに記載の接着物品と、
前記設置表面を被覆する第2のコンタクト接着層と
を有し、
前記接着物品の前記コンタクト接着層と前記第2のコンタクト接着層の両方が互いに接着されており、
前記第2のコンタクト接着層が、請求項1又は2のいずれかに記載のコンタクト接着剤を含む、構造体。
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JP2018093875A JP7103844B2 (ja) | 2018-05-15 | 2018-05-15 | コンタクト接着剤、接着物品及び接着キット、接着物品の接着方法、並びにコンタクト接着層を含む構造体 |
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