JP7103266B2 - 回転力伝達機構 - Google Patents

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Description

本願は、回転力伝達機構に関する。
特許文献1には、ピニオンギア部材とアイドラギア部材とが制振材を有する構造の動力伝達機構が記載されている。この動力伝達機構では、制振材が、ピニオンギア部材のモータ軸嵌合部の全周にわたって、またアイドラギア部材のギア軸嵌合部の全周にわたって設けられており、互いに圧縮された状態で当接されている。
特開2018-44561号公報
上記の特許文献1に記載の技術では、回転中のピニオンギア部材とアイドラギア部材とが振動すると、制振材が歪み、振動エネルギーが熱エネルギーに変換されて、振動が低減される。
上記のように、互いに圧縮された制振材によって振動を吸収する構造では、摩擦係数の高い材料を使用すれば、振動を減衰する効果が高い。しかし、摩擦係数が高い材料を用いると、2つの回転軸の回転の抵抗も大きくなり、機械的な効率(回転の伝達効率)が低くなる。
本発明では、歯車の噛み合いにより回転力を伝達する回転力伝達機構において、歯車の噛み合い(歯の撓み)に起因する振動を減衰させると共に、回転力を伝達する機械的な効率の低下を抑制することが目的である。
第一態様では、2つの回転軸と、2つの前記回転軸にそれぞれに設けられて回転力を伝達する歯車と、2つの前記回転軸の相対的な軸方向、周方向及び傾斜方向の振動により変形して前記振動を減衰する減衰部材と、前記減衰部材と協働して2つの前記回転軸の軸間を維持し、前記減衰部材の回転抵抗よりも低い回転抵抗で前記回転軸のそれぞれを周方向に回転可能に支持する回転支持部材と、を有する。
この回転力伝達機構では、2つの回転軸のそれぞれに歯車が設けられており、一方の回転軸の回転力が、歯車により、他方の回転軸に伝達される。
さらに、この回転力伝達機構では、減衰部材及び回転支持部材を有する。回転支持部材は、減衰部材と協働して2つの回転軸の軸間を維持するが、2つの回転軸は、相対的に、軸方向、周方向及び傾斜方向のいずれか1方向又はこれらを合成した方向に相対的に振動することがある。減衰部材の変形により、この振動を減衰させることができる。
そして、回転支持部材は、減衰部材の回転抵抗よりも低い回転抵抗で、回転軸のそれぞれを周方向に回転可能に支持している。したがって、2つの回転軸の間における回転力の伝達において、機械的な伝達効率の低下を抑制することができる。
第二態様では、第一態様において、前記減衰部材が、前記回転軸のそれぞれに設けられる第一減衰部材を備え、前記回転支持部材が、前記第一減衰部材のそれぞれの周囲に環状に設けられ互いに接触する軸受を備える。
軸受どうしが接触することで、2つの回転軸の軸間を維持できる。そして、第一減衰部材の変形により、2つの回転軸の相対的な振動を効果的に減衰させることができる。
第三態様では、第一態様において、前記回転支持部材が、前記回転軸のそれぞれに設けられる軸受を備え、前記減衰部材が、前記軸受のそれぞれに接触して配置される第二減衰部材を備える。
第二減衰部材が軸受のそれぞれに接触することで、2つの回転軸の軸間を維持できる。そして、第二減衰部材の変形により、2つの回転軸の相対的な振動を効果的に減衰させることができる。
第四態様では、第三態様において、前記第二減衰部材が前記軸受のそれぞれの周囲に環状に設けられて互いに接触している。
第二減衰部材は、それぞれの軸受の周囲を回転する必要はないが、回転した場合であっても、環状に形成されているので、2つの第二減衰部材が接触した状態を維持できる。
第五態様では、第三態様において、前記第二減衰部材が前記軸受の間で前記軸受の両方に接触している。
第二減衰部材として、軸受のそれぞれに接触する形状であれば足りるので、第二減衰部材の小型化、軽量化を図ることができる。
第六態様では、第三態様において、前記回転軸を支持するハウジングを有し、前記第二減衰部材が、前記軸受と前記ハウジングとに接触している。
第二減衰部材が、軸受とハウジングの間で変形することで、2つの回転軸の相対的な振動を減衰させることができる。
第七態様では、第一~第六のいずれか一つの態様において、前記減衰部材及び前記回転支持部材が、2つの前記回転軸のそれぞれにおいて前記歯車の両側に設けられる。
減衰部材及び回転支持部材が、2つの回転軸のそれぞれにおいて歯車の片側にのみ設けられた構成と比較して、両側の減衰部材で2つの回転軸の相対的な振動を効果的に抑制できる。また、歯車の両側で回転支持部材があるので、バランス良く回転軸を支持できる。
本願では、歯車の噛み合いにより回転力を伝達する回転力伝達機構において、歯車の噛み合いに起因する振動を減衰させると共に、回転力を伝達する機械的な効率の低下を抑制できる。
図1は第一実施形態の回転力伝達機構を示す斜視図である。 図2は第一実施形態の回転力伝達機構を2つの回転軸の軸方向の断面で示す断面図である。 図3は第一実施形態の回転力伝達機構を2つの回転軸の軸方向に見た端面図である。 図4は第一実施形態の回転力伝達機構を2つの回転軸に相対振動が生じた状態で示す断面図である。 図5は第一実施形態の回転力伝達機構を2つの回転軸に相対振動が生じた状態で示す断面図である。 図6は第一実施形態の回転力伝達機構において構成される振動系を示す説明図である。 図7は第二実施形態の回転力伝達機構を示す斜視図である。 図8は第二実施形態の回転力伝達機構を2つの回転軸の軸方向の断面で示す断面図である。 図9は第二実施形態の回転力伝達機構を2つの回転軸の軸方向に見た端面図である。 図10は第二実施形態の回転力伝達機構を2つの回転軸に相対振動が生じた状態で示す断面図である。 図11は第二実施形態の回転力伝達機構を2つの回転軸に相対振動が生じた状態で示す断面図である。 図12は第二実施形態の回転力伝達機構において構成される振動系を示す説明図である。 図13は第三実施形態の回転力伝達機構を2つの回転軸の軸方向の断面で示す断面図である。 図14は第三実施形態の回転力伝達機構を2つの回転軸の軸方向に見た端面図で示す断面図である。 図15は第四実施形態の回転力伝達機構を2つの回転軸の軸方向の断面で示す断面図である。 図16は第五実施形態の回転力伝達機構を2つの回転軸の軸方向の断面で示す断面図である。 図17は第五実施形態の回転力伝達機構において構成される振動系を示す説明図である。 図18は第一変形例の回転力伝達機構を2つの回転軸の軸方向に見た端面図で示す断面図である。 図19は第二変形例の回転力伝達機構を2つの回転軸の軸方向に見た端面図で示す断面図である。
以下、図面を参照して第一実施形態の回転力伝達機構102を説明する。
図1~図3に示すように、回転力伝達機構102は、2つの回転軸32A、32Bを有している。回転軸32A、32Bは、本実施形態では平行に配置されており、ハウジング(図1~図3では図示省略、第四実施形態として示す図15参照)に回転可能に支持されている。
回転軸32A、32Bには、それぞれ、歯車34A、34Bが取り付けられている。歯車34A、34Bの相互の噛み合いにより、回転軸32A、32Bの間で回転力が伝達される。図1~図3に示した例では、歯車34A、34Bはいずれも平歯車である。また、歯車34Aが歯車34Bよりも大径とされた例を挙げているが、歯車34A、34Bの大小関係は特に限定されない。
回転軸32A、32Bには、それぞれ、歯車34A、34Bとは軸方向にずれた位置に、減衰部材136A、136Bが取り付けられている。減衰部材136A、136Bは、後述する玉軸受138A、138Bのそれぞれの外輪42よりも弾性変形を生じやすい材料で形成された環状の部材である。減衰部材136Aは回転軸32Aと同軸で配置されて、回転軸32Aと共に回転する。減衰部材136Bは回転軸32Bと同軸で配置されて回転軸32Bと共に回転する。
減衰部材136A、136Bのそれぞれの外周には、玉軸受138A、138Bが回転軸32A、32Bと同軸で設けられている。図1~図3に示す例では、玉軸受138A、138Bはいずれも、内輪44と外輪42との間に、複数の玉46を有する構造である。玉軸受138A、138Bは転がり軸受の一例であり、さらには、転がり軸受は回転支持部材の一例である。
玉軸受138A、138Bの内輪44はそれぞれ、減衰部材136A、136Bに接触しており、回転軸32A、32B及び減衰部材136A、136Bと共に回転する。これに対し、玉46は内輪44に対し転がるので、外輪42は内輪44に対し、小さな回転抵抗で相対回転する。すなわち、玉軸受138A、138Bはそれぞれ、回転軸32A、32Bを、減衰部材136A、136Bの回転抵抗よりも低い回転抵抗(実質的に滑らかに回転する状態)で回転可能に支持している。
玉軸受138Aの外輪42と、玉軸受138Bの外輪42とは、接触部148において接触している。外輪42は所定の剛性を有しており、実質的に弾性変形しないので、接触部148は、回転軸32A、32Bの軸方向(矢印J1方向)と平行な線状の接触部分である。
玉軸受138A、138Bは、このように接触部148で接触することで、相対的な位置を一定に維持している。玉軸受138A、138Bのそれぞれの内側には、減衰部材136A、136Bがあり、さらに、減衰部材136A、136Bの内側に回転軸32A、32Bがある。したがって、玉軸受138A、138Bと、対応する減衰部材136A、136Bとが協働して、回転軸32A、32Bの軸間を一定に維持している。
なお、玉軸受138A、138Bは接触部148で接触していれば回転軸32A、32Bの軸間を一定に維持できる。このため、第一実施形態では、玉軸受138A、138Bの外輪42は回転せず、外輪42における接触部148の位置も変化しない。
第一実施形態では、このように、接触部148の位置が変化しないので、歯車34A、34Bと、玉軸受138A、138Bとで、半径比を自由に設定できる。図2に示す例では、歯車34A、34Bと、玉軸受138A、138Bとの間に半径差ΔR1が設けられている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
2つの回転軸32A、32Bには、それぞれ歯車34A、34Bが取り付けられている。歯車34A、34Bは噛み合っているので、回転軸32A、32Bの間で回転力が伝達される。
回転軸32A、32Bには、それぞれ、減衰部材136A、136Bが取り付けられており、さらに、減衰部材136A、136Bのそれぞれに玉軸受138A、138Bが取り付けられている。玉軸受138A、138Bと、減衰部材136A、136Bとが協働して、回転軸32A、32Bの軸間を一定に維持しているので、回転軸32A、32Bの回転に伴う相対的な振動は抑制される。
このように回転軸32A、32Bの相対的な振動が抑制されていても、回転に起因して回転軸32A、32Bが相対的に、たとえば、互いの軸方向(矢印J1方向)や、径方向に振動を発生させようとする力が、回転軸32A、32Bに作用することがある。
第一実施形態では、回転軸32A、32Bのそれぞれに、減衰部材136A、136Bが備えられている。回転軸32A、32Bの上記した相対振動のエネルギーは、減衰部材136A、136Bが弾性変形することで熱エネルギーとして散逸されるので、振動が減衰される。特に、玉軸受138A、138Bは接触部148で接触しており、相対的な位置を維持するので、減衰部材136A、136Bが確実に弾性変形され、振動を減衰することが可能である。
たとえば、図4には、回転軸32Aが図面における左向きに変位(矢印M1参照)し、回転軸32Bが図面における右向きに変位(矢印M2参照)した状態が示されている。この変位方向は、変位前の状態における回転軸32Aの軸心と回転軸32Bの軸心とを結ぶ直線L1(図3参照)に対し直交する方向である。
また、図5に示す例では、回転軸32Aが図面における下向きに変位した状態(矢印M3参照)が示されている。この変位方向は、回転軸32Bが回転軸32Aに対し接近する方向である。
このように、回転軸32A又は回転軸32Bが変異した場合、減衰部材136A、136Bの弾性変形により、回転軸32A、32Bの間の振動が減衰される。
そして、第一実施形態では、歯車34A、34Bと、玉軸受138A、138Bとで、半径比を自由に設定できるので、減衰部材136A、136Bの大きさを所望の大きさ(それぞれの半径)に設定し、減衰の程度を調整することが可能である。
なお、図5に示す状態において、実際には、接触部148において、玉軸受138A、138Bの外輪42どうしの間に、作用反作用の関係から、大きさが等しく向きが反対の力が作用する。すなわち、玉軸受138Bは玉軸受138Aから下向きの力を受けると共に、玉軸受138Aは玉軸受138Bから上向きの力を受ける。したがって、減衰部材136Bも変形していることが想定される。
さらに、第一実施形態の回転力伝達機構102では、図6に示すように、回転軸32A、32Bの間において、いわゆるダイナミックダンパーが構成されている。
具体的には、回転軸32A及び歯車34Aを含む質量体154Aと、回転軸32B及び歯車34Bを含む質量体154Bの間に、減衰部材136A、136Bを介して、質量体154Cが設けられた構造である。質量体154Cは、実質的には、減衰部材136A、136Bの間に位置している玉軸受138A、138Bである。
したがって、第一実施形態では、減衰部材136A、136Bの材料自体の弾性変形による振動減衰だけでなく、ダイナミックダンパーによっても、回転軸32A、32Bの相対的な振動を減衰できる。たとえば、回転軸32A、32Bにおいて、想定される相対的な振動の振動数に対応してダイナミックダンパーの固有振動数を設定しておけば、回転軸32A、32Bの相対的な振動をダイナミックダンパーで効果的に吸収できる。
しかも、第一実施形態では、以下に示すように、回転軸32A、32B間において、固有振動数の異なる2つの振動系を構成することもできる。
ここで、回転軸32B及び歯車34Bを駆動側、回転軸32A及び歯車34Aを従動側とする。
1つの振動系154Pは、回転軸32B及び歯車34B(これらの質量の合計をm1とする)と、質量体154C(質量をm2とする)と、に対し、回転軸32A及び歯車34A(これらの質量の合計をm3とする)が一体的な質量体154Pとして作用する。
この振動系154Pにおいて弾性力を発揮する部材は減衰部材136B(バネ定数をk2とする)であり、固有振動数ω1は、ω2=√(k2/(m3))である。
また、上記した振動系154Pとは異なる振動系154Qとして、回転軸32B及び歯車34Bに対し、回転軸32B、歯車34B、減衰部材136B及び玉軸受138A、138Bを一体として質量体154Qとみなすことができる。
この振動系154Qにおいて弾性力を発揮する部材は減衰部材136B(バネ定数をk1とする)であり、固有振動数ω1は、ω1=√(k1/(m2+m3))である。
従って、第一実施形態では、異なる固有振動数を有する2つのダイナミックダンパーを構成し、回転軸32A、32Bの相対的な振動を減衰させる作用も有する。
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態において、第一実施形態と同様の部材、要素等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図7~図9に示すように、第二実施形態の回転力伝達機構202では、回転軸32A、32Bには、歯車34A、34Bとは異なる位置に、玉軸受238A、238Bが取り付けられている。この例では、玉軸受238A、238Bは、第一実施形態の玉軸受138A、138Bと同様に、内輪44と外輪42との間に複数の玉46を有する構造である。第二実施形においても、玉軸受238A、238Bは転がり軸受の一例であり、さらには、転がり軸受は回転支持部材の一例である。
内輪44は、対応する回転軸32A、32Bと一体で回転する。これに対し、外輪42は、内輪44に対し、小さな回転抵抗で相対回転する。
玉軸受238A、238Bのそれぞれの外周(外輪42の外周)には、減衰部材236A、236Bが配置されている。減衰部材236A、236Bは、玉軸受238A、238Bよりも弾性変形を生じやすい材料で形成された環状の部材である。減衰部材236Aは、玉軸受238Aの外輪42と同軸で配置されて外輪42に接触しており、玉軸受238Aの外輪42と共に回転する。減衰部材236Bは玉軸受238Bの外輪42と同軸で配置されて外輪42に接触しており、玉軸受238Bの外輪42と共に回転する。
減衰部材236Aと減衰部材236Bとは、接触部248において接触している。減衰部材236A、236Bは、上記したように玉軸受238A、238Bよりも弾性変形しやすい部材であるので、減衰部材236A、236Bの接触部248は、外輪42の接触部148(図1~図3参照)と比較して、矢印W1方向に広い範囲である。
減衰部材236A、236Bのそれぞれの内側には玉軸受238A、238Bあり、さらに、玉軸受238A、238Bの内側に回転軸32A、32Bがある。したがって、第二実施形態においても、玉軸受238A、238Bと、対応する減衰部材236A、236Bとが協働して、回転軸32A、32Bの軸間を一定に維持している。
第二実施形態においても、減衰部材236A、236Bは接触部148で接触していればよいので、減衰部材236A、236Bにおける接触部148の位置も変化しない。そして、このように、接触部148の位置が変化しないことで、歯車34A、34Bと、減衰部材236A、236Bとで、半径比を自由に設定できる。図8に示す例は、歯車34A、34Bと、減衰部材236A、236Bとの間に半径差ΔR2が設けられた例である。
上記構成とされた第二実施形態においても、2つの回転軸32A、32Bには、それぞれ歯車34A、34Bが取り付けられている。歯車34A、34Bの噛み合いにより、回転軸32A、32Bの間で回転力が伝達される。
回転軸32A、32Bのそれぞれには玉軸受238A、238Bが取り付けられ、されに、玉軸受238A、238Bのそれぞれに減衰部材236A、236Bが取り付けられている。減衰部材236A、236Bと玉軸受238A、238Bとが協働して、回転軸32A、32Bの軸間を一定に維持しているので、回転軸32A、32Bの回転に伴う相対的な振動は抑制される。
第二実施形態においても、このように回転軸32A、32Bの相対的な振動が抑制されていても、回転に起因して回転軸32A、32Bが相対的に、たとえば、互いの軸方向(矢印J1方向)や、径方向に振動を発生させようとする力が回転軸32A、32Bに作用することがある。
第二実施形態では、回転軸32A、32Bのそれぞれの玉軸受238A、238Bに、減衰部材236A、236Bが備えられている。減衰部材236A、236Bは接触部248で接触している。回転軸32A、32Bの上記した相対振動のエネルギーは、減衰部材236A、236Bが弾性変形することで熱エネルギーとして散逸されるので、振動が減衰される。特に、減衰部材236A、236Bは接触部148で接触しているので、この接触部248の接触位置や接触面積が変化することで、減衰部材236A、236Bが確実に弾性変形され、振動を減衰することが可能である。
たとえば、図10には、回転軸32A、32Bがいずれも図面における左側に変位 (矢印M4及びM5参照)し、回転軸32Aの変位量が回転軸32Bの変位量より多い状態が示されている。この変位方向は、回転軸32Aと回転軸32Bとを結ぶ直線L1(図9参照)に対し直交する方向である。
また、図11に示す例では、回転軸32Aが図面における下側に変位(矢印M6参照)した状態が示されている。この変位方向は、回転軸32Aが回転軸32Bに対し接近する方向である。
このように、回転軸32A又は回転軸32Bが変異した場合、減衰部材236A、236Bの弾性変形により、回転軸32A、32Bの間の振動が減衰される。
第二実施形態では、減衰部材236A、236Bのそれぞれの内側に玉軸受238A、238Bが配置されているので、減衰部材236A、236Bの外側に玉軸受238A、238Bが配置された構造と比較して、玉軸受238A、238Bの小径化、軽量化を図ることができる。これにより、回転軸32A、玉軸受238A、減衰部材236Aの3部材全体での回転モーメント、及び回転軸32B、玉軸受238B、減衰部材236Bの3部材全体での回転モーメントが小さくなる。特に、減衰部材236A、236Bとして、より密度の小さい材料を用いると、上記した回転モーメントを小さくする効果が顕著である。このため、回転軸32A、32B間の回転力伝達の応答性が高くなり、回転力を伝達する機械的な効率も高くなる。
第二実施形態においても、歯車34A、34Bと、減衰部材236A、236Bとで、半径比を自由に設定できるので、減衰部材236A、236Bの大きさを所望の大きさ(それぞれの半径)に設定し、減衰の程度を調整することが可能である。
また、第二実施形態では、図12に示すように、2つの玉軸受238A、238Bの間に減衰部材236A、236Bが配置されている構造であるとみなせる。たとえば、回転軸32A、32Bに直接的に減衰部材236A、236Bを配置する構造と比較して、減衰部材236A、236Bとして、十分な大きさを確保することが容易である。そして、減衰部材236A、236Bの弾性変形の変形量を多く確保し、回転軸32A、32Bの相対的な振動を確実に減衰することが可能である。
また、第二実施形態では、減衰部材236A、236Bは、いずれも玉軸受238A、238Bの間にあって、回転軸32A、32Bの相対的な振動により弾性変形する部分があれば足りるため、環状である必要はない。
かかる観点から、図13及び図14には、第三実施形態の回転力伝達機構102が示されている。第三実施形態において、第二実施形態と同様の要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第三実施形態の回転力伝達機構302では、減衰部材336がブロック状に形成された部材であり、玉軸受238A、238Bの間で、玉軸受138A、138Bの双方に接触して配置されている。図14に示す例では、減衰部材336において、玉軸受238A、238Bのそれぞれの外輪42に接触する接触部348A、348Bは、外輪42と同一の曲率半径で凹状に湾曲された湾曲面であり、接触面積が広く確保されている。
第三実施形態においても、減衰部材336と玉軸受138A、138Bとが協働して、回転軸32A、32Bの軸間を一定に維持しており、回転軸32A、32Bの回転に伴う相対的な振動は抑制される。そして、減衰部材336が玉軸受138A、138Bに接触しており、回転軸32A、32Bの相対振動のエネルギーが、減衰部材336の弾性変形により熱エネルギーとして散逸され、振動が減衰される。
しかも、第三実施形態では、玉軸受138A、138Bの外側に環状に減衰部材を設けた構造と比較して、減衰部材336の小型化、軽量化を図ることができる。
次に、第四実施形態について説明する。第四実施形態において、第一~第三実施形態と同様の部材、要素等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図15に示すように、第四実施形態の回転力伝達機構402では、第二実施形態と同様に、回転軸32A、32Bのそれぞれに玉軸受238A、238Bが取り付けられ、さらに玉軸受238A、238Bの外周に、環状の減衰部材236A、236Bが配置されている。ただし、第四実施形態では、これらの減衰部材236A、236Bはいずれも、回転力伝達機構402のハウジング456に支持されている。
すなわち、第四実施形態では、玉軸受238A、238Bと減衰部材236A、236Bとが協働し、ハウジング456に対して回転軸32A、32Bを支持すると共に、回転軸32A、32Bの軸間の距離を一定に維持する構造である。
そして、減衰部材236A、236Bがハウジング456に接触していることで、回転軸32A、32Bの相対振動のエネルギーが、減衰部材236A、236Bの弾性変形により熱エネルギーとして散逸され、振動が減衰される。
なお、第四実施形態では、図15に示すように、回転軸32A、32Bのそれぞれにおいて、歯車34A、34Bの両側に、玉軸受238A、238B及び減衰部材236A、236Bを配置した構造を採っている。これにより、歯車34A、34Bの両側における質量及び回転モーメントの均一化が図られ、回転軸32A、32Bのそれぞれの回転がより安定する。
次に、第五実施形態について説明する。第五実施形態において、第一~第四実施形態と同様の部材、要素等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第五実施形態の回転力伝達機構502では、第一実施形態の回転力伝達機構102と同様に、回転軸32A、32Bのそれぞれに玉軸受138A、138Bが取り付けられ、さらに、玉軸受138A、138Bに減衰部材136A、136Bが配置されている。
ただし、第五実施形態では、回転軸32A、32Bのそれぞれで歯車34A、34Bの両側に玉軸受138A、138B及び減衰部材136A、136Bが備えられている。
第五実施形態においても、歯車34A、34Bの両側において、質量及び回転モーメントの均一化が図られ、回転軸32A、32Bのそれぞれの回転がより安定する。また、歯車34A、34Bの両側の減衰部材136A、136Bにより、回転軸32A、32Bの相対的な振動を効果的に減衰することが可能である。
さらに、第五実施形態では、図17に示すように、回転軸32A、32B間において構成されるダイナミックダンパーによって、互いに固有振動数の異なる4つの振動系を構成することが可能である。
第一実施形態と同様に、回転軸32A及び歯車34Aを駆動側、回転軸32B及び歯車34Bを従動側とし、たとえば歯車34A、34Bの図17右側で、図6に示した例と同様の振動系154P、154Qを構成できる。これに対し、歯車34A、34Bの図17左側では、振動系154P、154Qと対称な振動系154R、154Sを構成できる。振動系154Rでは、回転軸32A及び歯車34A(これらの質量の合計をm4とする)に対し、減衰部材136A及び玉軸受138A(これらの質量の合計をm5とする)と、回転軸32B及び歯車34B(これらの質量の合計をm6とする)が一体的な質量体154Rとして作用する。この振動系154Rにおいて弾性力を発揮する部材は減衰部材136A(バネ定数をk3とする)であり、固有振動数ω3は、ω3=√(k3/(m5+m6))である。
また、振動系154Sでは、固有振動数ω4は、ω4=√(k4/m6)である。
従って、第五実施形態では、互いに異なる固有振動数を有する4つのダイナミックダンパーを構成し、回転軸32A、32Bの相対的な振動を減衰させる作用も有する。
上記各実施形態では、軸受として玉軸受を挙げたが、軸受は玉軸受に限定されない。たとえば、転動体として、玉ではなくころを用いたころ軸受であってもよい。また、転動体を用いることなく、作動流体を用いた滑り軸受でもよい。たとえば、第一実施形態の変形例として図18に示す第一変形例の回転力伝達機構162は、滑り軸受164A、164Bが用いられた例である。この滑り軸受164A、164Bでは、外輪42と内輪44との間に、油膜166が形成される。
第二実施形態の変形例として図19に示す第二変形例の回転力伝達機構282においても滑り軸受264A、264Bが用いられている。但し、第二変形例では、油膜266は、回転軸32A、32Bと外輪42との間に形成されている。このような構造では、回転軸32A、32Bが滑り軸受における内輪を兼ねている。すなわち、滑り軸受の内輪44(図9参照)を単独で設けなくて済むので、軽量化や構造の簡素化を図ることができる。
上記各実施形態において、減衰部材は、回転軸32A、32Bの相対的な振動のエネルギーを弾性変形によって熱エネルギーに変換して散逸することで、この振動を減衰する部材である。したがって、このように、振動のエネルギーを効果的に熱エネルギーに変換すべく、適度に弾性変形可能であることが好ましい。これに対し、回転支持部材は、回転軸32A、32Bが歯車34A、34Bの噛み合いにより回転する際に、軸間を維持する部材である。したがって、回転支持部材は、たとえば2つの回転支持部材が接触する構造において、過度の摩擦力が作用しないように、変形が抑制される(実質的に変形しない)ことが好ましい。
以上の観点から、たとえばヤング率E(Gpa)の値として、減衰部材では、0.01≦E≦10、回転支持部材(外輪)では、20≦E≦400の範囲を例示できる。減衰部材として、上記したヤング率の範囲を満たす材料としては、硬質樹脂、軟質樹脂、ゴムや、これらの複合材料を挙げることができる。また、回転支持部材として、上記したヤング率の範囲を満たす材料としては、金属(単一元素でも合金でもよい)、セラミック、ガラス等や、これらの複合材料を挙げることができる。
上記各実施形態では、2つの回転軸32A、32Bが平行に配置された例を挙げたが、2つの回転軸は、これらの軸心の延長線が互いに交差する位置や、ねじれの位置にある関係でもよい。回転軸の各種の位置関係に応じて、回転力を伝達可能な適切な構造の歯車(はすば歯車、ねじ歯車、傘歯車等)を用いればよい。
そして、減衰部材としては、2つの回転軸の相対的な軸方向、周方向及び傾斜方向の振動により変形して、回転軸の相対的な振動を減衰する部材であればよい。
回転支持部材としても、減衰部材と協働して2つの回転軸の軸間を維持すると共に、減衰部材の回転抵抗よりも低い回転抵抗で回転軸のそれぞれを周方向に回転可能に支持する部材であればよい。
上記各実施形態の回転力伝達機構を適用する部材や装置は特に限定されない。たとえば、自動車、特にHV(Hybrid Vehicle)やEV(electric Vehicle)では、駆動源から車輪までの電力消費率や燃料消費率に関する駆動力伝達経路において、機械的な伝達効率を低下させることなく、且つ走行時の静粛性を向上させることができる。HVやEVのようにモータを駆動源として有する車両では、モータを有さない車両(駆動源としてエンジンのみを有する車両)と比較して駆動源自体が相対的に低騒音であるため、駆動源以外の部材の騒音が顕在化するおそれがある。各実施形態の回転力伝達機構をHVやEVに適用することで、駆動源以外の部材での騒音発生を抑制することも可能であり、車両の低騒音化に寄与できる。
32A、32B 回転軸
34A、34B 歯車
102 回転力伝達機構
136A、136B 減衰部材
138A、138B 玉軸受(軸受の一例、回転支持部材の一例)
148 接触部
154P、154Q、154R、154S 振動系
162 回転力伝達機構
164A 滑り軸受(軸受の一例、回転支持部材の一例)
202 回転力伝達機構
236A、236B 減衰部材
238A、238B 玉軸受(軸受の一例、回転支持部材の一例)
248 接触部
264A、264B 滑り軸受(軸受の一例、回転支持部材の一例)
282 回転力伝達機構
302 回転力伝達機構
336 減衰部材
348A 接触部
402 回転力伝達機構
456 ハウジング
502 回転力伝達機構

Claims (5)

  1. 2つの回転軸と、
    2つの前記回転軸にそれぞれに設けられて回転力を伝達する歯車と、
    2つの前記回転軸の相対的な軸方向、周方向及び傾斜方向の振動により変形して前記振動を減衰する減衰部材と、
    前記減衰部材と協働して2つの前記回転軸の軸間を維持し、前記回転軸のそれぞれを前記減衰部材を介して間接的に周方向に回転可能に支持する回転支持部材と、
    を有し、
    前記減衰部材が、前記回転軸のそれぞれに設けられる第一減衰部材を備え、
    前記回転支持部材が、前記第一減衰部材のそれぞれの周囲に環状に設けられ互いに接触する軸受を備える、
    回転力伝達機構。
  2. 2つの回転軸と、
    2つの前記回転軸にそれぞれに設けられて回転力を伝達する歯車と、
    2つの前記回転軸の相対的な軸方向、周方向及び傾斜方向の振動により変形して前記振動を減衰する減衰部材と、
    前記減衰部材と協働して2つの前記回転軸の軸間を維持し、前記回転軸のそれぞれを直接的に前記周方向に回転可能に支持する回転支持部材と、
    を有し、
    前記回転支持部材が、前記回転軸のそれぞれに設けられる軸受を備え、
    前記減衰部材が、前記軸受の間に配置され前記軸受の両方に接触しているブロック状の第二減衰部材を備える、
    回転力伝達機構。
  3. 2つの回転軸と、
    2つの前記回転軸にそれぞれに設けられて回転力を伝達する歯車と、
    2つの前記回転軸の相対的な軸方向、周方向及び傾斜方向の振動により変形して前記振動を減衰する減衰部材と、
    前記減衰部材と協働して2つの前記回転軸の軸間を維持し、前記回転軸のそれぞれを直接的に前記周方向に回転可能に支持する回転支持部材と、
    を有し、
    前記回転支持部材が、前記回転軸のそれぞれに設けられる転がり軸受を備え、
    前記減衰部材が、前記転がり軸受のそれぞれの周囲に環状に設けられて前記回転軸に対し相対回転可能で、互いに接触している第二減衰部材を備える、
    回転力伝達機構。
  4. 2つの回転軸と、
    2つの前記回転軸にそれぞれに設けられて回転力を伝達する歯車と、
    2つの前記回転軸の相対的な軸方向、周方向及び傾斜方向の振動により変形して前記振動を減衰する減衰部材と、
    前記減衰部材と協働して2つの前記回転軸の軸間を維持し、前記回転軸のそれぞれを直接的に前記周方向に回転可能に支持する回転支持部材と、
    前記回転軸を支持するハウジングと、
    を有し、
    前記回転支持部材が、前記回転軸のそれぞれに設けられる軸受を備え、
    前記減衰部材が、前記軸受と前記ハウジングとに接触している第二減衰部材を備える、
    回転力伝達機構。
  5. 前記減衰部材及び前記回転支持部材が、2つの前記回転軸のそれぞれにおいて前記歯車の両側に設けられる請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の回転力伝達機構。
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