JP2018044561A - 歯車を用いた動力伝達装置、並びに歯車部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】互いに噛合し回転力を伝達する歯車を有する歯車部材の振動を低減した動力伝達装置の提供。【解決手段】ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20は制振材30を有する。制振材30は、ピニオンギア部材10のモータ軸嵌合部12の全周にわたって、またアイドラギア部材20のギア軸嵌合部22の全周にわたってそれぞれ設けられ、モータ軸嵌合部12とギア軸嵌合部22との間で互いに圧縮された状態で当接されている。回転中のピニオンギア部材10とアイドラギア部材20とが振動すると、モータ軸嵌合部12とギア軸嵌合部22に設けられた制振材30が歪み、振動エネルギーが熱エネルギーに変換される。その結果、ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20それぞれの振動が低減される。歯車の噛み合い振動が低減されれば、フレームから歯車の振動に起因する放射音は抑止される。【選択図】図2
Description
本発明は、互いに噛合する歯車によって回転力を伝達可能な動力伝達装置、並びに歯車部材に関する。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、少なくとも一対の歯車部材により、モータ等の駆動源で生じた回転力を伝達する動力伝達装置が採用されている。ただし、その場合、互いに噛合し回転する歯車に振動が生じやすい。そして、歯車部材が板状のフレームなどに支持されている場合には、歯車に生じた振動がフレームに伝搬してフレームから放射音が生じ得る。
こうした歯車の振動を低減し放射音の発生を抑止するための方法として、例えば回転軸にフライホイールを取り付けることが考えられる。あるいは、歯車のウェブ面に制振材を貼りつけたり、ウェブ面に穴をあけたりすることも考えられる。しかしながら、フライホイールは設置のためのスペースがないと取り付けが難しい上に、放射音の特定の周波数の音しか抑止し得なかった。また、ウェブ面を加工した場合には、ウェブ面の質量差によって歯車に回転ムラが生じたり、また歯車のコストが高くなったりするといった課題が新たに生じ得る。この点に鑑み、従来から、歯車の振動を防止し回転ムラを低減する技術が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
特許文献1に記載の装置の場合、通常は歯車の下部に配置された摩擦車同士が接して回転することで回転力が伝達される。そして、摩擦車がスリップした際に、回転力の伝達遅れをカバーするため、摩擦車の上部に配置された歯車が噛み合って回転力が伝達されるようにしている。回転中の歯車が噛み合うと衝撃により振動が生じ得るが、この歯車の噛み合い衝撃による振動は防止されている。しかしながら、歯車が噛み合った以降、歯車が回転することにより生ずる振動は低減されず、歯車の振動に伴いフレームから放射音が生じていた。
特許文献2に記載の装置の場合、電子写真式記録装置の感光体の端部に、歯車に取り付けられたリング状の防振材が押し当てられている。この場合、防振材により歯車から感光体へ振動が伝わり難くなるが、歯車の振動は低減されていない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、互いに噛合し回転力を伝達する歯車の振動を低減した動力伝達装置、並びに振動低減効果の高い歯車部材の提供を目的とする。
本発明に係る動力駆動装置は、回転自在に設けられて、回転軸線方向の一部に全周にわたってギア歯を有する第一歯車と、回転軸線方向の前記第一歯車から外れた第一部分とを有する第一歯車部材と、回転自在に設けられて、回転軸線方向の一部に前記第一歯車と噛合する第二歯車と、回転軸線方向の前記第二歯車から外れた第二部分とを有する第二歯車部材と、前記第一部分の全周にわたって設けられて、前記第一部分と前記第二部分との間で圧縮される制振材と、を備え、前記制振材は、前記第一部分及び前記第二部分よりも剛性が低く、且つ、前記第一部分と前記第二部分との間で圧縮された状態で機械インピーダンス法による損失係数が0.05以上である、ことを特徴とする。
本発明に係る歯車部材は、伝達歯車を介し駆動源からの回転力が伝達される歯車部材であって、回転軸線方向の一部に全周にわたって前記伝達歯車と噛合するギア歯を有する歯車部と、回転軸線方向の前記歯車部から外れた非歯車部と、前記非歯車部の全周にわたって設けられた制振材と、を備え、前記制振材は、前記非歯車部よりも剛性が低く、且つ、圧縮された状態で機械インピーダンス法による損失係数が0.05以上である、ことを特徴とする。
本発明によれば、回転力を伝達するために互いに噛合した歯車の振動を低減した動力伝達装置、並びに振動低減効果の高い歯車部材を提供できる。
<第一実施形態>
第一実施形態について説明する。まず、本実施形態の動力伝達装置について、図1乃至図7(b)を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態の動力伝達装置100は、ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20の一対の歯車部材を少なくとも備えている。そして、これらの歯車部材は板状のフレーム2に固定され、またフレーム2には駆動源としてのモータ1が取り付けられている。なお、フレーム2は例えばジンコート鋼板などの冷間圧延鋼板等の金属を用いて、例えば大きさが200mm×300mmで、厚さが1mmの板状に形成されている。板状のフレーム2が複数組み合わせられて、筐体等を形成し得る。
第一実施形態について説明する。まず、本実施形態の動力伝達装置について、図1乃至図7(b)を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態の動力伝達装置100は、ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20の一対の歯車部材を少なくとも備えている。そして、これらの歯車部材は板状のフレーム2に固定され、またフレーム2には駆動源としてのモータ1が取り付けられている。なお、フレーム2は例えばジンコート鋼板などの冷間圧延鋼板等の金属を用いて、例えば大きさが200mm×300mmで、厚さが1mmの板状に形成されている。板状のフレーム2が複数組み合わせられて、筐体等を形成し得る。
第一歯車部材としてのアイドラギア部材20は、フレーム2に回転不能に固定された支持軸であるアイドラギア軸20aの回転軸線方向(スラスト方向)の一部に回転自在に支持されている。第二歯車部材また伝達歯車としてのピニオンギア部材10は、モータ1の回転するモータ軸の回転軸線方向(スラスト方向)の一部に支持されている。これらアイドラギア部材20とピニオンギア部材10とは、第一歯車また歯車部としてのアイドラギア21のギア歯21aと、第二歯車としてのピニオンギア11のギア歯11aとが互いに噛合するように配置されている。また、動力伝達装置100は、多数の歯車が組み合わされたギア列90を備えており、アイドラギア21はこのギア列90を構成するギアの1つに噛合している。
本実施形態の場合、モータ1が動作するとモータ軸の回転に伴いピニオンギア部材10が回転する。ピニオンギア部材10が回転すると、アイドラギア部材20にモータ1からの回転力が伝達されて、アイドラギア部材20が回転する。そして、ギア列90はアイドラギア部材20によって駆動される。ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20は、それぞれが例えばポリアセタール(POM)などの樹脂を用いて形成されている。
図2(a)に示すように、ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20は共に制振材30を有し、制振材30は互いに圧縮された状態で当接している。制振材30は、ピニオンギア部材10のスラスト方向のピニオンギア11から外れたモータ軸嵌合部12と、アイドラギア部材20のスラスト方向のアイドラギア21から外れたギア軸嵌合部22との間で圧縮されている。本実施形態の場合、制振材30は、第二部分としてのモータ軸嵌合部12の全周にわたって、また第一部分また非歯車部としてのギア軸嵌合部22の全周にわたってそれぞれ設けられている。
ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20について、詳しく説明する。ただし、本実施形態の場合、ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20とは同様の構成であってよいことから、代表としてアイドラギア部材20を例に説明する。図2(b)に、アイドラギア部材20を示す。
図2(b)に示すように、アイドラギア21は、外周の全周にわたってギア歯21aを有している。このアイドラギア21の鉛直方向下方に、アイドラギア軸20aと篏合可能な円筒状のギア軸嵌合部22がアイドラギア21と一体的に形成されている。ギア軸嵌合部22は、直径がアイドラギア21のピッチ円直径よりも小さい。そして、これらアイドラギア21とギア軸嵌合部22には、アイドラギア軸20a(図1参照)が貫通する貫通孔20bがラジアル方向(回転軸線に直交する方向)の中心部に形成されている。
ギア軸嵌合部22には、制振材30が設けられている。制振材30は押し出し成型によってリング状に形成され、はめあい公差を締まりばめにしてギア軸嵌合部22に嵌められた状態で接着材により固定されている。これにより、制振材30はアイドラギア部材20と一緒に回転する。本実施形態の場合、ギア軸嵌合部22を従来よりも鉛直方向下方に延長するだけで、制振材30の設置箇所を確保できる。制振材30は例えばラジアル方向(図中Y)の厚さが2mmに、スラスト方向(図中Z)の長さが5mmに形成されるがこれに限られない。制振材30の厚さは、1mm以上が望ましい。これは、制振材30の厚みが1mmよりも薄い場合、後述する振動エネルギーから熱エネルギーへの変換効率が著しく低下するからである。
また、本実施形態では、制振材30をギア軸嵌合部22に接着材で固定したがこれに限られない。例えば、ギア軸嵌合部22に外周面からラジアル方向に向けて突出する突起部などを形成し、この突起部により制振材30を固定するなどしてもよい。制振材30がアイドラギア部材20の回転時に脱落しなければ、制振材3は上記した以外の方法によって固定されていてもよい。
<制振材>
制振材30について詳しく説明する。制振材30は、圧縮された状態で機械インピーダンス法による損失係数が0.05以上である振動エネルギー吸収部材である、例えば特殊アクリルゴムなどで形成されている。こうしたものとしては、例えば北川工業社製ロストマーAGLなどの高減衰ゴムシート等が挙げられる。
制振材30について詳しく説明する。制振材30は、圧縮された状態で機械インピーダンス法による損失係数が0.05以上である振動エネルギー吸収部材である、例えば特殊アクリルゴムなどで形成されている。こうしたものとしては、例えば北川工業社製ロストマーAGLなどの高減衰ゴムシート等が挙げられる。
制振は構造体の共振点周りの振動エネルギーを熱エネルギーに変換させる技術であり、制振材30は、フレーム2(被振動部材)の表面を振動させ得る振動エネルギーを熱エネルギーに変換し、フレーム2の振動を低減する。また、制振材30は、圧縮されることによって圧縮前よりも損失係数が高くなるといった特性を持つ(後述する図3参照)。そして、制振材30の損失係数が高いほど、フレーム2の振動はより大きく低減され得る。なお、ここで言う剛性とは変形のしやすさを表す概念であり、具体的にはヤング率によって表される。ヤング率は、引張試験で計測を行うことにより得られる。
制振材の機械インピーダンス法による損失係数は、以下に示す方法によって求める。150mm×150mmに形成された板状のフレームを対向配置し、これら2枚のフレーム間の中央部に板状の制振材を挟み込んだうえで、いずれか一方のフレームの中央部を制振材が配置された側の反対側から加振器によって加振する。加振器に50Hz〜5KHzまでの広い周波数帯域のバーストランダム信号(F)を与え、一方のフレームを面外方向に振動させる。他方のフレームには複数の加速度ピックアップが設けられ、これらによる応答点の計測値に基づいて加速度を求める。求めた加速度を速度(V)に変換して、機械インピーダンス(F/V)の振幅(|Z|)を求める。これに基づき、下記に示す式1に従って損失係数(η)は求められる。式1中の「f0」は共振周波数、「m」は制振材の質量である。
損失係数(η)=|Z|/(2πf0m)・・・式1
上述したように、制振材は圧縮されると圧縮前よりも損失係数が高くなる。この点に関し、発明者らはレオメータ(ティー・エイ・インスツルメント社製「ARES‐G2」)を用いて、圧縮量を変えて制振材を圧縮して損失係数を測定する実験を行った。図3に、制振材の圧縮量を変えた場合に測定された振動周波数毎の損失係数(図中tanδで示す)のグラフを示す。この実験では、厚さ2mm、長さ8mmの板状に形成された制振材を、圧縮荷重3N、5N、10Nで圧縮した場合の損失係数を測定した。ただし、上記のレオメータは振動周波数が100Hzまでしか測定できない。そのため、ここでは100Hz以上の高い周波数側の損失係数を得るためにマスターカーブを作成し、これに基づいて約3000Hzまでの損失係数を得ている。
図3から理解できるように、制振材を圧縮荷重3N、5N、10Nでそれぞれ圧縮した場合の損失係数(tanδ)は、制振材の圧縮量が大きいほど大きくなる。この実験結果からすれば、フレームの振動をより大きく低減させるためには、できる限り制振材の圧縮量を大きくした方がよいように思われる。しかしながら、制振材の圧縮量を増すにつれて制振材の硬度が高くなることが知られている。それ故、制振材を圧縮しすぎると硬度が高くなりすぎて、制振材は振動に伴って歪みづらくなる。制振材は歪まなければ振動エネルギーを熱エネルギーに変換できず、その結果、振動は低減せず、歯車の振動に起因する放射音の発生を低減し得ない。この点に鑑みると、制振材の最適な圧縮量は、圧縮前の軸方向長さや硬度等によって異なるが、圧縮前に比べて0%よりも大きく50%以下とするのが望ましい。例えば、上述のように厚さ2mmに制振材30を形成した場合には、500μm(約25%)程度の圧縮量で圧縮するのが好ましい。
また、本実施形態の制振材30のように、制振材が始めから圧縮された状態で用いられることに鑑みれば、圧縮前の硬度ができる限り低い制振材を用いる方が望ましい。例えば、圧縮前の硬度がアスカーC硬度(JIS K 6253)で70度以下の制振材を用いるのが望ましく、本実施形態では圧縮前の硬度がアスカーC硬度で53度の制振材を用いた。
なお、より効果的に振動低減効果を得るために、制振材30は圧縮された状態で機械インピーダンス法による損失係数が0.1以上のものを用いるとよい。例えば、損失係数0.8である特殊アクリルゴム製の制振材30を用いるのが好ましい。また、より効率的に振動を低減させるために、剛性が制振材30を挟持するモータ軸嵌合部12とギア軸嵌合部22の各剛性よりも低い制振材30を用いるのが好ましい。
上述した制振材に対し、似て非なるものとして防振材がある。防振は、構造体の振動を他の構造物等に振動を伝達させないための技術であり、防振材は、振動を発生する振動源と被振動源の間の振動伝達率を小さくして振動をできる限り遮断しようとするものである。こうした防振材を上述の制振材30の代わりに使用しても振動エネルギーはアイドラギア部材20に滞り、振動は低減されない。そうすると、振動がアイドラギア軸20a(図1参照)を通じてフレーム2に伝搬することで、フレーム2から放射音が生じる。つまり、防振材では振動エネルギーを低減するのが難しいため、互いに噛合する一対の歯車が回転することで生じる振動が音のエネルギーになる。そして、防振材は音の共振点をずらす効果、言い換えれば共振周波数をずらす効果を有している。それ故、互いに噛合する一対の歯車によって生じる振動の周波数がフレーム2の共振周波数と一致する場合には、特定の音の周波数域において音を小さくし得るが、別の共振周波数と一致する場合には騒音を大きくし得る。このように、防振材では互いに噛合する一対の歯車が回転することで生じる振動を低減できず、歯車の振動に起因する放射音がほとんど抑止されないことから、防振材はピニオンギア部材10やアイドラギア部材20などの歯車部材に適用するのが難しい。
図2(a)に戻って、ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20とは、各々に設けられた制振材30同士が一部で当接した状態で回転する。これらの制振材30は、お互いに一方が他方を500μm程度、圧縮前の直径より圧縮後の直径が小さくなるように圧縮されている。ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20とは、制振材30の一部が圧縮された状態のまま回転される。モータ1(図1参照)によって生じる回転力は、噛み合った状態が維持されるピニオンギア11とアイドラギア21とによって伝達されることから、例え制振材30同士に滑りが生じたとしても、回転力の伝達には影響しない。なお、制振材30は、アイドラギア21の鉛直方向下方側に設けることに限られない。例えばギア軸嵌合部22を従来よりも鉛直方向上方に延長して、アイドラギア21の鉛直方向上方側に設けてもよい。勿論、こうした場合、ピニオンギア部材10においても、制振材30はピニオンギア11の鉛直方向上方側に設けられる。
また、2つの制振材30が互いを圧接した状態で当接する当接位置Hは、アイドラギア21のピッチ円直径の近傍±500μm以内が望ましい。これは、ピッチ円直径から±500μmよりも離れた位置で制振材30同士が当接され、ピニオンギア11とアイドラギア21にかかるトルクが大きくなって、回転が効率的に伝達され難くなるのを避けるためである。また、上述したように、制振材30はお互いに一方が他方を500μm程度の圧縮量で圧縮するが、この圧縮量は当接位置Hでの圧縮量である。
本実施形態の動力伝達装置100では、モータ1(図1参照)の回転に伴いピニオンギア部材10からアイドラギア部材20に回転力が伝達される。その際に、互いの歯車(ピニオンギア11とアイドラギア21)を介し、回転中のピニオンギア部材10とアイドラギア部材20とが振動し得る。ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20とが振動すると、モータ軸嵌合部12とギア軸嵌合部22に設けられ、これらに圧縮された2つの制振材30に歪みが生じる。制振材30に歪みが生じると制振材30内で摩擦が生じて、歯車の振動エネルギーが熱エネルギーに変換される。本実施形態において、2つの制振材30が共に圧縮された状態で密着されていることから、歪みによる摩擦が生じやすく、振動エネルギーはこれら2つの制振材30の双方でより効率よく熱エネルギーに変換される。その結果、ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20それぞれの振動が低減されて、歯車の振動に起因する放射音が抑止される。
発明者らは、図1に示した動力伝達装置100を用いた場合に関し、歯車の振動に起因する放射音の低減効果に関する検討実験を行った。そこで、この実験について図4及び図5を用いて説明する。図4は、実験で用いた実験用駆動ユニット200を示す。図4に示す実験用駆動ユニット200は動力伝達装置100を模擬可能であり、鉛直方向上方側のフレーム2の中央部から上方へ30cm離れたところにマイクロフォン50が設置されている。
この実験用駆動ユニット200を用い、LMS社製Test.Labによりフレーム2の放射音の音圧のパワースペクトル(音圧レベルPa2(dBA))を計測した。また、アイドラギア軸20aに三軸の加速度計(不図示)を設置し、振動のパワースペクトル(振動レベル(m/S2)2)(dBA)を計測した。本明細書に実験結果として示す振動レベル及び音圧レベルはすべてA特性を掛けてあり、50Hz〜5KHzまでのオーバーオール値(OA値)で表した。なお、以下で記述するリファレンス構成(図中では、Refと記す)は、制振材30も防振材も設けていない従来例である。
実験により得られた結果を図5(a)乃至図5(c)に示す。図5(a)に示すように、制振材30を設けた本実施形態の場合、リファレンス構成の場合に比較して、スラスト方向の振動レベルがOA値で約6.7dBほど低減された。また、図5(b)に示すように、本実施形態の場合、リファレンス構成の場合に比較して、ラジアル方向の振動レベルがOA値で約8.3dBほど低減された。そして、図5(c)に示すように、本実施形態の場合、リファレンス構成の場合に比較して、音圧レベルがOA値で約1.8dBほど低減された。さらに、振動レベル及び音圧レベル共に、特定の周波数のみで低減されるのでなく幅広い周波数で低減されている。これらの結果から、本実施形態の動力伝達装置100はリファレンス構成の場合よりも振動低減効果が大きく、それ故にフレーム2から生じる放射音を抑止できていることが分かる。
図6(a)乃至図6(c)に、図4に示した実験用駆動ユニット200を用い、制振材30を上述した防振材に置き換えた場合の実験結果を示した。図6(a)乃至図6(c)から理解できるように、本実施形態の場合には、防振材に置き換えた場合に比べても、振動レベル及び音圧レベル共に、特定の周波数のみで低減されるのでなく幅広い周波数で低減されている。
また、図7(a)及び図7(b)に、図4に示した実験用駆動ユニット200を用い、制振材30を上述した防振材に置き換えた場合と、リファレンス構成の場合の実験結果を示した。防振材を用いた場合、リファレンス構成と比較して、図7(a)に示すように、スラスト方向の振動レベルが高周波数側で若干、低減されているが、制振材30を用いた本実施形態の場合に比べると低減量は小さい。そして、図7(b)に示すように、音圧レベルに関しては防振材を用いた場合に、リファレンス構成の場合よりも約1.5dB程度大きくなっている。これに対し、制振材30を用いた本実施形態の場合には、上述したように、音圧レベルが幅広い周波数で低減されている。
以上のように、ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20は共に制振材30を有する。制振材30は、ピニオンギア部材10のモータ軸嵌合部12の全周にわたって、またアイドラギア部材20のギア軸嵌合部22の全周にわたってそれぞれ設けられ、モータ軸嵌合部12とギア軸嵌合部22との間で互いに圧縮された状態で当接されている。モータ1(図1参照)の回転に伴い回転力が伝達される際に、回転中のピニオンギア部材10とアイドラギア部材20とが振動すると、モータ軸嵌合部12とギア軸嵌合部22に設けられた2つの制振材30が歪む。制振材30が歪むことにより制振材30内で摩擦が生じ、振動エネルギーが熱エネルギーに変換される。2つの制振材30は圧縮された状態で密着されていることから、この歪みによる摩擦が生じやすく、振動エネルギーは制振材30の双方で熱エネルギーに変換される。その結果、ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20それぞれの振動が低減される。加振源となる歯車の噛み合い振動が低減されれば、フレームに伝搬する振動も低減するので、フレームから歯車の振動に起因する放射音が抑止される。
本実施形態の場合、加振源となる歯車の近傍に制振材を設置するだけでよいため、フレームに制振材を設置する場合に比べ、制振材の設置位置の選定が不要であり、また制振材を多量に必要としない。また、通常何も取り付けないギア軸嵌合部22やモータ軸嵌合部12の上方や下方にリング状の制振材30が設けられるようにしたので、他の部品と干渉することが少なく容易に設置できる。
<第二実施形態>
第二実施形態について、図8(a)乃至図9(b)を用いて説明する。ここに示す第二実施形態は上述した第一実施形態と比較して(図2(a)参照)、アイドラギア部材201が環状部材としての外リング40を有している点が異なるだけで、その他は同一の構成である。そのため、第一実施形態と同一の構成については同じ符号を付して説明を省略又は簡略にし、以下、第一実施形態と異なる構成について主に説明する。ここに示す制振材30A及び制振材30Bは、上述した第一実施形態の制振材30と同様のものである。なお、第二実施形態の場合、アイドラギア部材201が第二歯車部材に相当し、ピニオンギア部材10が第一歯車部材に相当する。そして、アイドラギア21が第一歯車に、ピニオンギア11が第二歯車に相当し、またギア軸嵌合部22が第二部分、モータ軸嵌合部12が第一部分に相当する。
第二実施形態について、図8(a)乃至図9(b)を用いて説明する。ここに示す第二実施形態は上述した第一実施形態と比較して(図2(a)参照)、アイドラギア部材201が環状部材としての外リング40を有している点が異なるだけで、その他は同一の構成である。そのため、第一実施形態と同一の構成については同じ符号を付して説明を省略又は簡略にし、以下、第一実施形態と異なる構成について主に説明する。ここに示す制振材30A及び制振材30Bは、上述した第一実施形態の制振材30と同様のものである。なお、第二実施形態の場合、アイドラギア部材201が第二歯車部材に相当し、ピニオンギア部材10が第一歯車部材に相当する。そして、アイドラギア21が第一歯車に、ピニオンギア11が第二歯車に相当し、またギア軸嵌合部22が第二部分、モータ軸嵌合部12が第一部分に相当する。
図8(a)及び図8(b)に示すように、第二実施形態の場合、アイドラギア部材201において、ギア軸嵌合部22に設けられた制振材30Aの外周に、制振材30Aを取り囲むように円筒状の外リング40が配置されている。外リング40は制振材30Aを挟んでギア軸嵌合部22に嵌合可能であり、ギア軸嵌合部22との間で制振材30Aを圧縮して保持している。外リング40は例えばステンレス鋼(SUS304)が用いられ、ラジアル方向(図中Y)の厚さが2mm、スラスト方向(図中Z)の長さが5mmで、制振材30Aを500μm程度の圧縮量で圧縮し保持可能な内径に形成される。そして、外リング40は少なくとも、質量が制振材30Aよりも大きく、また剛性が制振材30Aよりも高い。
図8(a)に示すように、アイドラギア部材201とピニオンギア部材10とは、アイドラギア21とピニオンギア11とが噛合するように、且つピニオンギア部材10に設けられた制振材30Bが500μm程度の圧縮量で圧縮されるように配置される。ただし、制振材30Bは外リング40とモータ軸嵌合部12との間で圧縮される。外リング40が制振材30Bを圧接した状態で当接する当接位置H1は、アイドラギア21のピッチ円直径の近傍±500μm以内が望ましい。制振材30Bの圧縮量は、当接位置H1での圧縮量である。
本実施形態の場合、モータ1(図1参照)の回転に伴い、回転中のピニオンギア部材10とアイドラギア部材201とが振動すると、制振材30Aと制振材30Bとに歪みが生じる。外リング40は、上述したように、ギア軸嵌合部22の外周面から離間した位置に配置され、制振材30Aを圧縮保持している。これにより、アイドラギア部材201が振動すると、制振材30Aよりも重い外リング40に慣性力が働くことで、外リング40とギア軸嵌合部22とに挟持されている制振材30Aはせん断方向(スラスト方向)に歪みが生じる。また、外リング40とモータ軸嵌合部12により圧縮されている制振材30Bにも歪みが生じ得る。これら制振材30A、30Bに歪みが生じるとそれぞれの制振材内で摩擦が生じて、歯車の振動エネルギーが熱エネルギーに変換される。本実施形態の場合、制振材30A及び制振材30Bは外リング40によって、第一実施形態の場合に比べてより大きく歪むことから、振動エネルギーが熱エネルギーに効率よく変換される。その結果、ピニオンギア部材10とアイドラギア部材201それぞれの振動が低減されて、歯車の振動に起因する放射音が抑止される。なお、外リング40により大きな慣性力を生じさせるために、外リング40はある程度の重さが必要とされ、少なくとも制振材30よりも重くする。
図9(a)及び図9(b)に、図4に示した実験用駆動ユニット200を用い、第二実施形態の場合と、第一実施形態の場合の実験結果を示した。図9(a)に示すように、第二実施形態の場合は第一実施形態の場合に比較して、スラスト方向の振動レベルがOA値で約4.8dB程度低減されている。特に、第一実施形態の場合にあまり効果が得られなかった約500Hz以下の低周波数域でも、振動レベルの低減効果が得られている。また、図9(b)に示すように、音圧レベルに関しても、第二実施形態の場合は第一実施形態の場合に比較して、約500Hz以下の低周波数域でも低減効果が得られている。つまり、外リング40を有する第二実施形態では、第一実施形態に比べ、振動レベル及び音圧レベルが共に、高周波数域だけでなく低周波数域のより幅広い周波数で低減されていることがわかる。
以上のように、ギア軸嵌合部22と外リング40との間で制振材30Aを圧縮保持させると共に、外リング40にモータ軸嵌合部12に設けられた制振材30Bを圧縮させた状態で当接させた。そして、外リング40に慣性力を働かせることで、より大きな歪みが制振材30A及び制振材30Bに生じるようにした。そのための構成として、外リング40を制振材30Aよりも重くし、また外リング40をギア軸嵌合部22の外周面から離間した位置に配置した。これによれば、制振材30A及び制振材30Bは外リング40によってより大きく歪むことから、ピニオンギア部材10とアイドラギア部材201それぞれの振動を効率よく低減し、歯車の振動に起因する放射音を大幅に抑止することができる。
なお、上述した第二実施形態は、アイドラギア部材201に外リング40が設けられることに限られない。ピニオンギア部材10に外リング40が設けられてもよい。
<第三実施形態>
第三実施形態について、図10を用いて説明する。図10に示す第三実施形態は、アイドラギア部材20にのみ制振材30を設け、ピニオンギア部材101には制振材30を設けていない。図2(a)に示した第一実施形態に比較して、ピニオンギア部材101に制振材30を設けていない点が異なるだけで、その他は同一の構成である。そのため、第一実施形態と同一の構成については同じ符号を付して説明を省略又は簡略にした。
第三実施形態について、図10を用いて説明する。図10に示す第三実施形態は、アイドラギア部材20にのみ制振材30を設け、ピニオンギア部材101には制振材30を設けていない。図2(a)に示した第一実施形態に比較して、ピニオンギア部材101に制振材30を設けていない点が異なるだけで、その他は同一の構成である。そのため、第一実施形態と同一の構成については同じ符号を付して説明を省略又は簡略にした。
第三実施形態の場合、ピニオンギア部材101のモータ軸嵌合部12は、制振材30よりも高剛性である。本実施形態では、モータ軸嵌合部12がギア軸嵌合部22との間で当接位置H2で制振材30を約500μm程度圧縮している。モータ軸嵌合部12と制振材30とが当接する当接位置H2は、アイドラギア21のピッチ円直径の近傍±500μm以内である。この場合、モータ軸嵌合部12は、ピニオンギア11と一体で成型されてもよいし、別体で形成したものをピニオンギア11に取り付けてもよい。高剛性のモータ軸嵌合部12が制振材30に圧接して回転することにより、制振材30が歪むことから、歯車の振動エネルギーが熱エネルギーに変換される。その結果、ピニオンギア部材10とアイドラギア部材20それぞれの振動が低減され、フレームからの歯車の振動に起因する放射音が抑止される。
こうした第三実施形態は、一対の歯車の両方に制振材30を設けることが難しい場合、例えばギア径が小さく制振材30を取り付けにくい小さな歯車である場合、あるいはコスト抑制の観点から片方のみに制振材30を設けるような場合に有用である。なお、ここでは、アイドラギア部材20のみに制振材30を設けた場合を示したがこれに限られず、ピニオンギア部材101に制振材30を設けてもよい。その場合、ギア軸嵌合部22が制振材30よりも高剛性である。
1…駆動源(モータ)、10…第二歯車部材(伝達歯車、ピニオンギア部材)、11…第二歯車(ピニオンギア)、12…第二部分(モータ軸嵌合部)、20…第一歯車部材(歯車部材、アイドラギア部材)、21…第一歯車(歯車部、アイドラギア)、21a(11a)…ギア歯、22…第一部分(非歯車部、ギア軸嵌合部)、30…制振材、40…環状部材(外リング)、100…動力伝達装置、201…第二歯車部材(アイドラギア部材)、H(H1、H2)…当接位置
Claims (10)
- 回転自在に設けられて、回転軸線方向の一部に全周にわたってギア歯を有する第一歯車と、回転軸線方向の前記第一歯車から外れた第一部分とを有する第一歯車部材と、
回転自在に設けられて、回転軸線方向の一部に前記第一歯車と噛合する第二歯車と、回転軸線方向の前記第二歯車から外れた第二部分とを有する第二歯車部材と、
前記第一部分の全周にわたって設けられて、前記第一部分と前記第二部分との間で圧縮される制振材と、を備え、
前記制振材は、前記第一部分及び前記第二部分よりも剛性が低く、且つ、前記第一部分と前記第二部分との間で圧縮された状態で機械インピーダンス法による損失係数が0.05以上である、
ことを特徴とする歯車を用いた動力伝達装置。 - 前記制振材は、前記第一部分と前記第二部分の全周にわたって設けられ、互いに当接し圧縮されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の歯車を用いた動力伝達装置。 - 前記第二歯車部材は、前記第二部分の外周面から離間した位置に配置される環状部材と、前記第二部分と前記環状部材との間で圧縮されて保持される制振材とを有し、
前記環状部材は、前記制振材よりも重く且つ剛性が高い、
ことを特徴とする請求項1に記載の歯車を用いた動力伝達装置。 - 前記第二部分は、前記制振材に当接し前記第一部分とで前記制振材を圧縮している、
ことを特徴とする請求項1に記載の歯車を用いた動力伝達装置。 - 前記制振材は、圧縮前の厚さから0%よりも大きく50%以下で圧縮されている、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の歯車を用いた動力伝達装置。 - 前記第一部分に設けられた制振材は、当接位置が前記第一歯車のピッチ円直径の±500μm以内である、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の歯車を用いた動力伝達装置。 - 前記制振材は、前記当接位置での圧縮量が500μmである、
ことを特徴とする請求項6に記載の歯車を用いた動力伝達装置。 - 前記制振材は、アスカーC硬度で70度以下の硬度である、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の歯車を用いた動力伝達装置。 - 前記制振材は、圧縮された状態で機械インピーダンス法による損失係数が0.1以上である、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の歯車を用いた動力伝達装置。 - 伝達歯車を介し駆動源からの回転力が伝達される歯車部材であって、
回転軸線方向の一部に全周にわたって前記伝達歯車と噛合するギア歯を有する歯車部と、
回転軸線方向の前記歯車部から外れた非歯車部と、
前記非歯車部の全周にわたって設けられた制振材と、を備え、
前記制振材は、前記非歯車部よりも剛性が低く、且つ、圧縮された状態で機械インピーダンス法による損失係数が0.05以上である、
ことを特徴とする歯車部材。
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JP2016177527A JP2018044561A (ja) | 2016-09-12 | 2016-09-12 | 歯車を用いた動力伝達装置、並びに歯車部材 |
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JP2020133801A (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-31 | 株式会社豊田中央研究所 | 回転力伝達機構 |
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