JP7020574B2 - 遠心振り子ダンパ及びトルク伝達装置 - Google Patents

遠心振り子ダンパ及びトルク伝達装置 Download PDF

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Description

本発明は、遠心振り子ダンパ及びトルク伝達装置に関する。
一般に、自動車はエンジンを駆動することにより、クランクシャフト、変速機のインプットシャフト、ドライブシャフト、あるいはこれらに取り付けられて一体に回転する部品を介して車輪を駆動する。エンジンが駆動される際、エンジンの気筒数に応じた捩り振動がクランクシャフト等に伝達され、乗り心地の低下や変速機の異音発生等、多くの問題を引き起こすことが知られている。そこで、クランクシャフト等の回転体に取り付けて、回転体の捩り振動を吸収又は減衰するダイナミックダンパが多数提案されている。その一例として、回転体の捩り振動に伴って、質量体が振り子運動することにより、回転体の捩り振動を減衰させる遠心振り子ダンパがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の遠心振り子ダンパは、質量体を回転体の回転方向に揺動可能に収容した振り子収容室と、質量体の回転軸を回転体の回転方向に案内するガイド溝とを有し、質量体を回転体の径方向に移動可能に支持する。これにより、質量体の振り子運動による重心位置の軌道を、サイクロイド曲線等とする。この構成により、質量体の振幅の大きさに依存しない振動減衰性能を得ている。
特許第5445423号公報
しかし、特許文献1の遠心振り子ダンパは、振り子収容室とガイド溝とが、回転体の半径方向に大きく離れて配置されているため、質量体を保持する部分のサイズが大きくなり、遠心振り子ダンパの大型化を招いていた。また、振り子収容室と、ガイド溝と、質量体を回転体の径方向に移動可能に支持する支持機構部とを回転体に設ける必要があるため、加工コストが嵩み、製造コストの低減が困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造コストを低減しつつ、小型軽量化できる遠心振り子ダンパ及びトルク伝達装置を提供することにある。
本発明は下記構成からなる。
(1) 回転体に複数の振り子が揺動自在に支持された遠心振り子ダンパであって、
前記振り子は、前記回転体を挟み込んだ状態で前記回転体に支持される一対の振り子片と、前記一対の振り子片を連結する軸であって、前記振り子の揺動中心となる揺動軸と、前記一対の振り子片を連結する軸であって、ローラを回転自在に支持する転動軸と、を備え、
前記回転体は、複数の前記振り子のそれぞれに対応して設けられた、前記揺動軸と前記転動軸とを支持する複数の振り子支持部を有し、
前記振り子支持部は、前記揺動軸を前記回転体の径方向に案内する径方向案内面を有する揺動軸案内部と、前記転動軸に回転自在に支持された前記ローラの外周面が転がり接触して、前記揺動軸を中心に前記振り子を揺動させる揺動案内面を有する転動軸案内部と、を有し、
前記振り子支持部は、前記回転体に形成された貫通孔からなり、前記揺動軸案内部の前記径方向案内面と、前記転動軸案内部の前記揺動案内面とが、一体に連続して形成されている遠心振り子ダンパ。
(2) 上記の遠心振り子ダンパを備えたトルク伝達装置。
本発明によれば、遠心振り子ダンパ及びトルク伝達装置の製造コストを低減しつつ、小型軽量化できる。
遠心振り子ダンパを備えるトルク伝達装置の分解斜視図である。 図1に示す遠心振り子ダンパの平面図である。 (A)は振り子の正面図、(B)は(A)に示す振り子のA-A線断面図である。 環状プレートの平面図である。 図4に示すP部の拡大図である。 (A)~(C)は、案内孔に案内されて揺動する振り子の様子を段階的に示す説明図である。 振り子の重心位置がローラ軸の中心と一致する場合の、振り子の重心位置の軌道を示す説明図である。 振り子の重心位置がローラ軸の中心からずれている場合の、振り子の重心位置の軌道を示す説明図である。 第2構成例の遠心振り子ダンパにおける環状プレートの平面図である。 第3構成例の振り子の図3(A)に示すA-A線断面図である。 (A)は第4構成例の振り子の正面図、(B)は(A)に示す振り子のB-B線断面図である。 第5構成例の遠心振り子ダンパの平面図である。 (A)は第5構成例の振り子の正面図、(B)は図12に示す振り子及び環状プレートのC-C線断面図である。 (A)~(C)は、振り子の揺動の様子を段階的に示す説明図である。 第6構成例の遠心振り子ダンパの振り子及び環状プレートの断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は遠心振り子ダンパを備えるトルク伝達装置の分解斜視図である。
遠心振り子ダンパ100は、トルク伝達装置200の一部として、トルク伝達装置200の内部に設けられる。トルク伝達装置200は、互いに同軸に配置される第1フライホイール11と第2フライホイール13とを有する。第1フライホイール11は内燃機関のクランクシャフト(図示省略)側に連結され、第2フライホイール13はトランスミッション(図示省略)側に連結される。遠心振り子ダンパ100は、雌ねじを有する複数のボルト孔14に第2フライホイール13側からボルト15がそれぞれ螺合され、第2フライホイール13と締結される。これにより、遠心振り子ダンパ100は、第2フライホイール13と同軸に固定される。また、第1フライホイール11の内周には、周方向に沿って弾性体である一対の圧縮コイルばね17が収容される。
図2は遠心振り子ダンパ100の平面図である。
遠心振り子ダンパ100は、回転体である環状プレート21と、環状プレート21に設けられた複数(本構成例では8個)の振り子23と、を有する。環状プレート21の外周縁53の一部には、環状プレート21の回転中心を中心とする対称位置に、半径方向外側に突出する脚部25A,25Bが設けられる。脚部25A,25Bは、図1に示す第1フライホイール11の内周に設けられた圧縮コイルばね17の端部間に配置される。第1フライホイール11の上記端部間には、第1フライホイール11の第2フライホイール13に対面する底面から軸方向内側へ突出するばね座凸部19A,19Bが形成される。脚部25A,25Bは、ばね座凸部19A,19Bと軸方向に対面配置され、周方向端部が圧縮コイルばね17の端部と当接する。
脚部25A,25Bは、圧縮コイルばね17の端部を、第1フライホイール11に伝達される回転トルクに応じて押し縮める。つまり、トルク伝達装置200は、第1フライホイール11から環状プレート21(及び第2フライホイール13)にトルクが伝達される際、圧縮コイルばね17の端部が脚部25A,25Bを押圧することにより環状プレート21が回転する。これにより環状プレート21に固定された第2フライホイール13に回転力が伝達される。
図3(A)は振り子23の正面図、図3(B)は図3(A)に示す振り子23のA-A線断面図である。
振り子23は、同一形状の一対の振り子片(質量体)31と、一対の振り子片31を一体に連結する揺動軸33及びローラ軸35とを有する。揺動軸33は、振り子23の揺動中心となり、ローラ軸35は、後述する揺動軌道に沿って移動するローラ37を回転自在に支持する転動軸である。
一対の振り子片31は、正面視で扇形に形成され、扇形外周縁部が略円弧状の振り子本体41と、振り子本体41の扇形内周側に突出して設けられた突出部43とを有する。突出部43には貫通孔45が形成され、この貫通孔45に揺動軸33が嵌挿される。振り子本体41にも貫通孔47が形成され、この貫通孔47にローラ軸35が嵌挿される。一対の振り子片31には、ローラ37を挟んで対向する内側面に、ローラ37の端部を収容する逃げ部49がそれぞれ形成される。ここで、ローラ37は、図3では簡略化して示しているが、内外輪を有するすべり軸受や転がり軸受を用いて構成される。
図4は環状プレート21の平面図、図5は図4に示すP部の拡大図である。
図4に示すように、環状プレート21は、振り子23が取り付けられる振り子支持部としての案内孔51が、外周縁53に沿った周方向の複数箇所に等間隔で穿設される。それぞれの案内孔51は、図5に示すように、振り子23の揺動軸33が挿通される揺動軸案内部55と、振り子23のローラ軸35が挿通されるローラ軸案内部(転動軸案内部)57と、を有する一つの貫通孔である。
図2に示すように、振り子23は、環状プレート21の案内孔51に揺動軸33とローラ軸35とが挿通され、一対の振り子片31(図3(A),(B)参照)が環状プレート21を挟み込んだ状態で、環状プレート21に支持される。本構成の環状プレート21には、合計8個の振り子23が、環状プレート21の円周方向に等配される。図5に示すように、揺動軸案内部55は、案内孔51の環状プレート内周側に配置され、ローラ軸案内部57は、環状プレート外周側に配置される。振り子23は、それぞれ揺動軸33を中心として揺動可能に、環状プレート21に支持される。
揺動軸案内部55は、揺動軸33を環状プレート21の径方向に案内する。ローラ軸案内部57は、ローラ37が環状プレート21の周方向へ転動することで、振り子23を、揺動軸33を中心に揺動させる。
揺動軸案内部55の対面する側壁55a同士の幅(溝幅W1)は、揺動軸33の直径より僅かに大きな寸法とされる。また、ローラ軸案内部57の対面する外周側の側壁57aと内周側の側壁57bとの間の幅(溝幅W2)は、ローラ37の直径より僅かに大きな寸法とされる。これにより、揺動軸33は揺動軸案内部55の側壁55a(径方向案内面)に円滑に案内され、ローラ軸35は、ローラ37の外周面が側壁(揺動案内面)57aに転がり接触することで、ローラ軸案内部57に円滑に案内される。
次に、上記構成の遠心振り子ダンパの作用を説明する。
振り子23は、揺動軸案内部55と、ローラ軸案内部57との2つの案内部によってガイドされながら、環状プレート21の周方向に揺動する。
図6(A)~(C)は、案内孔51に案内されて揺動する振り子23の様子を段階的に示す説明図である。
振り子23は、ローラ軸案内部57をローラ37が転動することで、揺動軸33を中心として揺動動作する。図6(B)に示す振り子23のローラ37が、図6(A),(C)に示すように、環状プレート21のローラ軸案内部57の周方向端部に向けて移動すると、振り子23の揺動軸33は、揺動軸案内部55の径方向外側に移動する。
そのため、振り子23の揺動動作は、振り子23の重心位置がローラ軸案内部57の軌道中心(側壁57aの曲率中心)から単一半径の軌道を描くのではなく、振れ角が大きくなるに従って半径距離が短くなる軌道を描く。
この振り子23の揺動軌道について更に詳細に説明する。
図7は振り子23の重心位置Gがローラ軸35の中心Oと一致する場合の、振り子23の重心位置Gの軌道を示す説明図である。同図に示すように、振り子23のローラ37は、ローラ軸案内部57の側壁57aに沿って転がり移動する。この場合、振り子23の重心位置Gは、側壁57aの曲率中心Oを中心とする単一半径の軌道S1を描く。
ところが、振り子23の重心位置Gが、ローラ軸35の中心Oからずれていると、ローラ37を単一半径の軌道上で移動させた場合でも、振り子23の重心位置を単一半径以外の異なる軌道で移動させることができる。例えば、振り子23の重心位置の軌道を、サイクロイド曲線やエピサイクロイド曲線等の曲線にできる。この点についての詳細は、例えば、特許第5445423号を必要に応じて参照されたい。
図8は振り子23の重心位置Gがローラ軸35の中心Oからずれている場合の、振り子23の重心位置Gの軌道S2を示す説明図である。本構成の遠心振り子ダンパ100は、同図に示すように、振り子23の振り角φが大きくなるに従い、揺動軸33の揺動中心Ocが環状プレート21の径方向外側(図中下側)に移動する。
つまり、揺動軸33は、図6(B)の状態から図6(A),(C)の状態になると、揺動軸案内部55に案内されてΔrだけ環状プレート21の半径方向外側に移動する。これにより、図8に示す揺動中心Ocが、揺動中心Oc1の位置に変化する。すると、振り子23の重心位置Gは、軌道S1に沿った軌道S1aと比較して、揺動中心Oc1からの半径距離が短い軌道S2となる。即ち、軌道S2の曲率半径は、軌道S1の曲率半径より小さくなっている。
この軌道S2は、Δr等の調整によって任意の曲線に変更できる。軌道S2の曲線は、特に好ましくはサイクロイド曲線又はエピサイクロイド曲線、あるいは、これに近い擬似的なサイクロイド曲線又はエピサイクロイド曲線とされる。
この構成によれば、振り子23は、揺動動作により、振り子23の重心位置Gがサイクロイド曲線やエピサイクロイド曲線等の、一定周期の振り子運動になりやすい軌道S2を描く。その結果、小さなトルク変動から大きなトルク変動まで、常に安定して環状プレート21及び環状プレート21に接続される部材の捩り振動を減衰させることができる。
なお、揺動軸33が揺動軸案内部55内を移動する際、揺動軸案内部55の形状によっては、振り子23が環状プレート21から脱落する虞がある。そこで、本構成においては、ローラ軸案内部57の外周側の側壁57aを、揺動軸案内部55から揺動軸33を抜け止めするストッパーとして機能させている。
また、揺動軸33には外部から大きな荷重を殆ど受けることがないが、ローラ軸35には遠心力を含む荷重が負荷される。そのため、ローラ軸35は、揺動軸33よりも軸径の大きい部材で構成される。
上記構成の遠心振り子ダンパ100では、振り子23の揺動軸33が、揺動軸案内部55に沿って環状プレート21の径方向に移動可能に支持される。そのため、環状プレート21が回転すると、振り子23に作用する遠心力によって、ローラ37がローラ軸案内部57の外周側の側壁57aに押し当てられる。そして、回転軸の捩り振動に起因する環状プレート21の振動に伴って振り子23が振り子運動をすると、ローラ37がローラ軸案内部57の側壁57aに転動しつつ、ローラ軸案内部57内を往復移動する。その結果、振り子23の重心位置Gが、上記した軌道S2に沿って移動する。
よって、本構成の遠心振り子ダンパ100によれば、振り子23の振幅の大きさ、つまり、トルク変動の大きさに依存することなく、回転軸の捩り振動を軽減できる。
また、本構成の遠心振り子ダンパ100によれば、揺動軸案内部55とローラ軸案内部57とが一つの孔(案内孔51)で構成されるので、一つの孔加工で揺動軸案内部55とローラ軸案内部57とを同時に形成できる。そのため、製造工程を煩雑化することなく、低コストで、且つ高精度に各案内部を形成できる。
更に、本構成の遠心振り子ダンパ100は、振り子23を環状プレート21の径方向に移動可能に支持するための支持機構部を別途設ける必要がない。よって、機構を単純化でき、装置の軽量小型化に寄与できる。
そして、本構成の遠心振り子ダンパ100は、振り子片31のローラ37を挟んだ対向する部分に、ローラ37の端部を受け入れる逃げ部49(図3(B)参照)がそれぞれ設けられている。これにより、遠心振り子ダンパ100の軸方向幅に対する振り子片31の軸方向幅を、相対的に大きくできる。その結果、質量体である振り子片31の重量を増加させることができ、これにより、制振性能をより向上できる。この構成は、遠心振り子ダンパ100の軸方向における設置スペースが厳しく制限される場合に特に有益となる。
<第2構成例>
次に、遠心振り子ダンパの第2構成例を説明する。
図9は第2構成例の遠心振り子ダンパにおける環状プレート21Aの平面図である。なお、以降の説明においては、前述した部材と同一の部材や部位については、同一の符号を付与することで、その説明を簡単化又は省略する。
本構成の環状プレート21Aは、揺動軸案内部61とローラ軸案内部63とが、径方向に違いに離間させて個別に配置した構成であること以外は、前述の環状プレート21の構成と同様である。
本構成の揺動軸案内部61とローラ軸案内部63によれば、各案内部をそれぞれ独立して形成できるため、案内部の形状の設計自由度が向上する。特に、揺動軸33の軌道を長く確保したい場合には、揺動軸案内部61のみ変更することで済む。
<第3構成例>
次に、遠心振り子ダンパの第3構成例を説明する。
図10は、第3構成例の振り子の図3(A)に示すA-A線断面図である。
本構成の振り子23Aは、揺動軸73の両端部に、揺動軸73の中央部より小径となる段部81が形成される。また、振り子片71の貫通孔46に、揺動軸73の段部81に突き当たる段部83が形成される。ローラ軸75についても同様に、ローラ軸75の両端部に段部85が形成され、振り子片71の貫通孔48に段部87が形成される。
本構成の振り子23Aによれば、段部81,83の係合と、段部85,87の係合によって、一対の振り子片71の軸方向距離を一定に保持できる。そのため、ローラ37が、振り子片71同士の間に軸方向の隙間を有して挟まれて、ローラ37と振り子片71との間のフリクションを確実に抑制できる。その結果、振り子23Aの揺動動作に支承が生じず、振動の制振性能を常に安定して良好に維持できる。
<第4構成例>
次に、遠心振り子ダンパの第4構成例を説明する。
図11(A)は振り子23Bの正面図、図11(B)は図11(A)に示す振り子23BのB-B線断面図である。
本構成の振り子23Bは、振り子片31に形成された貫通孔50に揺動軸34が嵌挿され、この揺動軸34に揺動軸ローラ90が取り付けられていること以外は、図3(A),(B)に示す第1構成例の振り子23と同様の構成である。
一対の振り子片31,31に嵌挿された揺動軸34は、その外周に揺動軸ローラ90が取り付けられる。揺動軸ローラ90の外周面は、前述した環状プレート21の揺動軸案内部55(図5参照)の側壁55aに転がり接触する。これにより、揺動軸ローラ90が側壁55aに転動して、振り子23Bの揺動動作である振り子運動を妨げるフリクションが低減される。よって、第1構成例の振り子23と比較して、振り子23Bの制振性能を更に向上できる。この揺動軸ローラ90も、すべり軸受や転がり軸受を用いて構成することができる。
<第5構成例>
次に、遠心振り子ダンパの第5構成例を説明する。
図12は遠心振り子ダンパ100Aの平面図、図13(A)は振り子23Cの正面図、図13(B)は図12に示す振り子23C及び環状プレートのC-C線断面図である。
遠心振り子ダンパ100Aは、環状プレート21Bと、環状プレート21Bの振り子支持部に設けられた複数の振り子23Cと、を有する。環状プレート21Bの外周縁の一部には、前述同様に脚部25A,25Bが設けられる。
振り子23Cは、同一形状の一対の振り子片91と、一対の振り子片91を一体に連結する揺動軸93と、転動軸95と、を有する。揺動軸93は、振り子23Cの揺動中心となり、軸方向両端が振り子片91の案内孔52に嵌挿される。また、揺動軸93の軸中央部は、環状プレート21Bに形成された揺動軸案内部55に、径方向の隙間を有して挿通される。
転動軸95は、一対の軸方向端部である転動軸端部95aと、転動軸端部95aよりも大径な転動軸中央部の転動軸大径部95bと、を有する。転動軸大径部95bの軸方向両端部には、径方向外側に突出する一対の鍔部95cが形成される。鍔部95cは、環状プレート21Bの軸方向への振れ止めとして機能する。
また、振り子片91には、転動軸端部95aが挿通される転動軸端案内部97が形成される。転動軸端部95aは、転動軸端案内部97の側壁97aに外周面が転がり接触する。転動軸大径部95bは、前述同様に、環状プレート21Bに形成される転動軸案内部57(図12参照)に案内される。つまり、転動軸案内部57の外周側の側壁57a(図13(B)参照)に沿って、転動軸大径部95bが転動する。したがって、振り子片91は、転動軸案内部57の側壁57aと、転動軸端案内部97の側壁97aと、後述する揺動軸案内部55の側壁55aとの3つの案内面に案内されながら揺動する。
図14(A)~(C)は、振り子23Cの揺動の様子を段階的に示す説明図である。
振り子23Cは、転動軸大径部95bが転動軸案内部57を転動し、且つ、転動軸端部95aが転動軸端案内部97を転動することで、揺動軸93を中心として揺動動作する。まず、図14(A)に示す振り子23Cの転動軸大径部95bが、図14(B)に示すように、環状プレート21Bの周方向に延びる転動軸案内部57における一方の周方向端部に向けて移動する(矢印R1方向の揺動)。これと同時に、転動軸端部95aが転動軸端案内部97の側壁97aに沿って転動する。
すると、振り子23Cの振り子片91は、揺動軸93を中心にして、転動軸案内部57の外周側の側壁57aに沿って揺動すると共に、転動軸端部95aの側壁97aに沿った転動により、振り子片91の振り角が更に大きくなる。
そして、図14(C)に示すように、転動軸大径部95bが転動軸案内部57における一方の周方向端部に突き当たり、転動軸端部95aが側壁97aの一方の端部に突き当たる。このとき、振り子片91は、最大の振り角となる(矢印R2方向の揺動)。
ここで、揺動軸93は、図示例の場合、移動前の揺動軸93の揺動中心Ocから、移動中の揺動中心Ocaを経て、揺動中心Ocbまで径方向に移動するが、この揺動軸93の移動方向は、形成された転動軸端案内部97と転動軸案内部57の形状に応じて変化する。この揺動中心の移動と、転動軸端案内部97の側壁97aにおける曲率半径との関係によって、振り子23Cの軌道は、前述した図8に示す軌道S2と同様に、一定周期の振り子運動になりやすい軌道となる。
本構成の遠心振り子ダンパ100Aは、図13(B)に示す転動軸95が、前述した図3(B)に示すローラ37の代わりに軸体のみで形成されている。また、本構成の転動軸95は、環状プレート21Bの転動軸案内部57における側壁57aと、一対の振り子片31の転動軸端案内部97における側壁97aとに挟み込まれて転動する。そして、転動軸95は、転動軸大径部95bが転動する環状プレート21Bの側壁57aと、転動軸端部95aが転動する振り子片91の側壁97aとが、互いに等しい周長で転動されるように、転動軸95の径や、側壁57a,97aの曲率半径が設定される。これにより、各転動面でスリップが生じず、振り子23Cの振り子運動を妨げるフリクションを低減でき、前述した各構成例から更に制振性能の向上が図れる。また、転動軸95に前述したローラ37が不要となり、コスト低減も図れる。
<第6構成例>
次に、遠心振り子ダンパの第6構成例を説明する。
図15は遠心振り子ダンパ100Bの振り子23D及び環状プレート21Bの断面図である。
本構成の遠心振り子ダンパ100Bの振り子23Dは、振り子片91に形成された貫通孔50に嵌挿された揺動軸34に、揺動軸ローラ90が取り付けられていること以外は、前述の図13(A),(B)に示す第5構成例の振り子23Cと同様の構成である。
本構成においては、揺動軸ローラ90が、揺動軸案内部55の側壁55aに転がり接触することで、振り子23Dの振り子運動を妨げるフリクションが低減され、制振性能が更に向上する。また、この構成においても、転動軸95に前述したローラ37が不要となり、コスト低減が図れる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
例えば、上記したローラ37、揺動軸ローラ90は、金属製、樹脂製のいずれであってもよい。ローラが樹脂製である場合には、ローラと環状プレートとの接触による音の発生を緩和できる。また、揺動軸と環状プレートとの接触による音の発生が問題になる場合には、少なくともいずれか一方の接触表面に樹脂コーティングを施すことや、樹脂製の揺動軸を採用することが好ましい。また、ローラを金属製にした場合に、ローラと環状プレートとの潤滑性が不足する場合には、少なくともいずれか一方の接触表面に潤滑化処理を施すことが好ましい。例えば、グリース等の潤滑剤を塗布したローラを採用すればよい。
また、揺動軸案内部や転動軸案内部は、貫通孔であることに限らず、例えば凹溝等で形成してもよい。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 回転体に複数の振り子が揺動自在に支持された遠心振り子ダンパであって、
前記振り子は、前記振り子の揺動中心となる揺動軸と、外周に転動面を有する転動軸とを備え、
前記回転体は、複数の前記振り子のそれぞれに対応して設けられ、前記揺動軸と前記転動軸を支持する複数の振り子支持部を有し、
前記振り子支持部は、前記揺動軸を前記回転体の径方向に案内する径方向案内面を有する揺動軸案内部と、前記転動軸の前記転動面が転がり接触して、前記揺動軸を中心に前記振り子を揺動させる揺動案内面を有する転動軸案内部と、を有する遠心振り子ダンパ。
この遠心振り子ダンパによれば、回転体に揺動軸案内部と転動軸案内部とを設けた簡単な構成で、揺動軸を径方向に移動可能としつつ、振り子を揺動方向に移動できる。よって、遠心振り子ダンパを、煩雑な機構にすることなく、製造コストを低減して、小型軽量化した構成にできる。
(2) 前記振り子支持部は、前記回転体に形成された貫通孔からなる(1)に記載の遠心振り子ダンパ。
この遠心振り子ダンパによれば、径方向案内面と揺動案内面を貫通孔の側面により、簡単に形成できる。
(3) 前記振り子支持部は、それぞれ一つの前記振り子に対応する前記揺動軸案内部の前記径方向案内面と、前記転動軸案内部の前記揺動案内面とが、一体に連続して形成されている(1)又は(2)に記載の遠心振り子ダンパ。
この遠心振り子ダンパによれば、回転体に揺動軸案内部と転動軸案内部とが一体に形成されるため、各案内部の加工工程が一度に済み、加工コストの低減と加工精度の向上が図れる。
(4) 前記振り子支持部は、それぞれ一つの前記振り子に対応する前記揺動軸案内部と、前記転動軸案内部とが、前記回転体の異なる位置に離間して配置されている(1)又は(2)に記載の遠心振り子ダンパ。
この遠心振り子ダンパによれば、回転体に揺動軸案内部と転動軸案内部とを独立して設けることができ、各案内部の設計自由度が向上する。
(5) 前記揺動案内面は、前記振り子の重心位置の軌道をサイクロイド曲線、又はエピサイクロイド曲線にする曲面形状を有する(1)~(4)のいずれか一つに記載の遠心振り子ダンパ。
この遠心振り子ダンパによれば、質量体である振り子の振幅の大きさに依存することなく、回転体の捩り振動を軽減できる。
(6) 前記振り子は、前記転動軸を前記揺動案内面に沿って転動させるに従って、前記揺動軸が前記径方向案内面に沿って径方向へ移動する(1)~(5)のいずれか一つに記載の遠心振り子ダンパ。
この遠心振り子ダンパによれば、振り子は、揺動軸案内部に沿って回転体の半径方向に移動する。このため、揺動する振り子の重心位置の軌道は、回転体中心からの半径距離が一定となる単一半径の軌道にならず、振れ角の増加に伴って単一半径の軌道より短い半径距離の軌道となる。つまり、揺動軸とローラ軸が揺動軸案内部とローラ軸案内部に案内される簡単な構成で、振り子を単一半径の軌道より短い半径距離の軌道で揺動させることができる。
(7) 前記転動軸は、前記揺動案内面に転がり接触するローラを有する(1)~(6)のいずれか一つに記載の遠心振り子ダンパ。
この遠心振り子ダンパによれば、振り子の振り子運動を妨げるフリクションを低減し、制振性能を向上できる。
(8) 前記転動軸は、前記揺動案内面に転がり接触する、転動軸端部よりも大径な転動軸大径部を有する(1)~(6)のいずれか一つに記載の遠心振り子ダンパ。
この遠心振り子ダンパによれば、ローラが不要となり、組立工数が軽減される。また、コスト低減を図れる。
(9) 前記揺動軸は、前記径方向案内面に転がり接触するローラを有する(1)~(8)のいずれか一つに記載の遠心振り子ダンパ。
この遠心振り子ダンパによれば、振り子の振り子運動を妨げるフリクションを低減し、制振性能を向上できる。
(10) 上記の遠心振り子ダンパを備えたトルク伝達装置。
このトルク伝達装置によれば、煩雑な機構にすることなく、製造コストを低減して、小型軽量化した構成にできる。
21,21A,21B 環状プレート(回転体)
23,23A,23B,23C 振り子
31,71,91 振り子片
33,34,93 揺動軸
35,75 ローラ軸(転動軸)
37 ローラ(転動軸)
55,61 揺動軸案内部
55a 側壁(径方向案内面)
57,63 ローラ軸案内部(転動軸案内部)
57a 側壁(揺動案内面)
90 揺動軸ローラ(転動軸)
95 転動軸
95a 転動軸端部
95b 転動軸大径部
97 転動軸端案内部
100 遠心振り子ダンパ
200 トルク伝達装置

Claims (5)

  1. 回転体に複数の振り子が揺動自在に支持された遠心振り子ダンパであって、
    前記振り子は、前記回転体を挟み込んだ状態で前記回転体に支持される一対の振り子片と、前記一対の振り子片を連結する軸であって、前記振り子の揺動中心となる揺動軸と、前記一対の振り子片を連結する軸であって、ローラを回転自在に支持する転動軸と、を備え、
    前記回転体は、複数の前記振り子のそれぞれに対応して設けられた、前記揺動軸と前記転動軸とを支持する複数の振り子支持部を有し、
    前記振り子支持部は、前記揺動軸を前記回転体の径方向に案内する径方向案内面を有する揺動軸案内部と、前記転動軸に回転自在に支持された前記ローラの外周面が転がり接触して、前記揺動軸を中心に前記振り子を揺動させる揺動案内面を有する転動軸案内部と、を有し、
    前記振り子支持部は、前記回転体に形成された貫通孔からなり、前記揺動軸案内部の前記径方向案内面と、前記転動軸案内部の前記揺動案内面とが、一体に連続して形成されている遠心振り子ダンパ。
  2. 前記揺動案内面は、前記振り子の重心位置の軌道をサイクロイド曲線、又はエピサイクロイド曲線にする曲面形状を有する請求項1に記載の遠心振り子ダンパ。
  3. 前記振り子は、前記転動軸の前記ローラを前記揺動案内面に沿って転動させるに従って、前記揺動軸が前記径方向案内面に沿って径方向へ移動する請求項1又は2に記載の遠心振り子ダンパ。
  4. 前記揺動軸は、前記径方向案内面に転がり接触するローラを有する請求項1~3のいずれか一項に記載の遠心振り子ダンパ。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載の遠心振り子ダンパを備えたトルク伝達装置。
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