JP7102919B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
特許文献1は、トレンチゲート部を備える半導体装置を開示する。特許文献1には、半導体層内に各種の半導体領域を形成した後に、トレンチゲート部を形成する製造方法が開示されている。
特開2009-43966号公報
半導体層内に各種の半導体領域を形成した後にトレンチゲート部を形成すると、トレンチゲート部のゲート絶縁膜を形成するときの熱処理等によって、各種の半導体領域の不純物濃度がバラツキを持って変動し、半導体装置の特性が安定しないという問題がある。
このような問題を解決するためには、トレンチゲート部を形成した後に、半導体層内に各種の半導体領域を形成すればよい。ところが、トレンチゲート部のゲート電極の上面を被覆するキャップ絶縁膜を加工するときのマスクズレによって、そのキャップ絶縁膜に形状バラツキが発生することが分かってきた。キャップ絶縁膜の形状バラツキは、トレンチゲート部の側面からキャップ絶縁膜が張り出す長さのバラツキである。このため、トレンチゲート部を形成した後に、イオン注入技術を利用してトレンチゲート部の側面に隣接する位置にソース領域を形成しようとすると、注入される不純物の濃度及び大きさがキャップ絶縁膜の張り出し部の形状バラツキに依存してバラツクことが分かってきた。ソース領域のバラツキは、半導体装置の電気的特性(オン抵抗等)のバラツキを生じさせる。
本明細書は、トレンチゲート部を備える半導体装置において、電気的特性のバラツキを抑える技術を提供することを目的とする。
本明細書が開示するトレンチゲート部を備える半導体装置の製造方法は、半導体層の表面から深部に向けて伸びる第1トレンチを形成する工程と、前記半導体層の前記表面及び前記第1トレンチの内壁面を被覆するゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜が被膜された前記第1トレンチ内にゲート電極を充填する工程と、前記第1トレンチ内に充填された前記ゲート電極の上面を被覆するキャップ絶縁膜を形成する工程と、前記キャップ絶縁膜を残すように、前記半導体層の前記表面を被覆する前記ゲート絶縁膜を除去して前記半導体層の前記表面を露出させる工程と、露出した前記半導体層の前記表面から前記第1トレンチよりも浅い深さを有する前記第2トレンチを形成する工程であって、前記第2トレンチが前記第1トレンチの側面に隣接する、第2トレンチを形成する工程と、前記第2トレンチ内にポリシリコンを充填する工程と、前記ポリシリコンに接する主電極を形成する工程と、を備えることができる。この製造方法によると、前記キャップ絶縁膜の張り出し部に起因した形状バラツキが存在したとしても、前記第2トレンチを形成するときに、前記キャップ絶縁膜の張り出し部の少なくとも一部がエッチングされることから、その張り出し部の形状バラツキの影響が低減される。このため、前記第2トレンチ内に充填される前記ポリシリコンは、所望の形状で形成され得る。これにより、半導体装置の電気的特性のバラツキが抑えられる。
上記製造方法の前記ポリシリコンを充填する工程では、前記ポリシリコンの一部が前記キャップ絶縁膜上にも形成されてもよい。この場合、前記主電極を形成する工程では、前記キャップ絶縁膜上において前記ポリシリコンに接するように前記主電極の一部が形成される。この製造方法で製造される半導体装置では、前記ポリシリコンと前記主電極の接触面積が大きくなり、前記ポリシリコンと前記主電極の接触抵抗が低減される。このため、この製造方法で製造される半導体装置は、微細化に有利な形態を有している。
上記製造方法の前記ポリシリコンを充填する工程では、前記トレンチゲート部上に位置する前記ポリシリコンに溝が形成されてもよい。この場合、前記主電極を形成する工程では、前記ポリシリコンの前記溝内に前記主電極の一部が形成される。この製造方法で製造される半導体装置では、前記ポリシリコンと前記主電極の接触面積がさらに大きくなり、前記ポリシリコンと前記主電極の接触抵抗がさらに低減される。このため、この製造方法で製造される半導体装置は、微細化に特に有利な形態を有している。
上記製造方法は、前記半導体層の前記表面から前記深部に向けて伸びる第3トレンチを形成する工程であって、前記第3トレンチが前記第2トレンチを間に置いて前記トレンチゲート部の側面に対向する、第3トレンチを形成する工程、をさらに備えていてもよい。この場合、前記主電極を形成する工程では、前記主電極の一部が前記第3トレンチ内に充填される。この製造方法で製造される半導体装置は、前記第3トレンチ内に前記主電極の一部が充填されたトレンチコンタクト部を備えている。このような半導体装置では、前記トレンチゲート部と前記トレンチコンタクト部の間の狭い領域に、所望の形状で半導体領域を形成することが難しいという問題がある。上記製造方法で製造される半導体装置は、前記第2トレンチ内に所望の形状のポリシリコンを形成することができることから、このような狭い領域にも所望の形状の半導体領域を形成することができる。
本明細書が開示するトレンチゲート部を備える半導体装置は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1半導体領域上に設けられており、前記トレンチゲート部の側面に接する第2導電型の第2半導体領域と、前記第2半導体領域上に設けられており、前記トレンチゲート部の側面に接する第1導電型の第3半導体領域と、前記第3半導体領域に接する主電極と、を備えることができる。前記第3半導体領域の材料が、ポリシリコンである。
上記半導体装置では、前記第3半導体領域が、前記トレンチゲート部上にも設けられており、前記トレンチゲート部上において前記主電極に接していてもよい。この半導体装置は、前記第3半導体領域と前記主電極の接触面積が大きくなり、前記第3半導体領域と前記主電極の接触抵抗が低減される。このため、この導体装置は、微細化に有利な形態を有している。
上記半導体装置では、前記トレンチゲート部上に位置する前記第3半導体領域に溝が形成されていてもよい。この場合、前記主電極の一部がその溝内に充填されている。この半導体装置では、前記第3半導体領域と前記主電極の接触面積がさらに大きくなり、前記第3半導体領域と前記主電極の接触抵抗がさらに低減される。このため、この半導体装置は、微細化に特に有利な形態を有している。
上記半導体装置では、前記主電極の一部が、前記第2半導体領域及び前記第3半導体領域を間に置いて前記トレンチゲート部の側面に対向する位置に設けられているトレンチ内に充填されていてもよい。
半導体装置の要部断面図を模式的に示す。 半導体装置を製造する一工程の要部断面図を模式的に示す。 半導体装置を製造する一工程の要部断面図を模式的に示す。 半導体装置を製造する一工程の要部断面図を模式的に示す。 半導体装置を製造する一工程の要部断面図を模式的に示す。 半導体装置を製造する一工程の要部断面図を模式的に示す。 半導体装置を製造する一工程の要部断面図を模式的に示す。 半導体装置を製造する一工程の要部断面図を模式的に示す。 半導体装置を製造する一工程の要部断面図を模式的に示す。 半導体装置を製造する一工程の要部断面図を模式的に示す。 半導体装置を製造する一工程の要部断面図を模式的に示す。 半導体装置を製造する一工程の要部断面図を模式的に示す。 変形例の半導体装置の要部断面図を模式的に示す。
図1に示されるように、半導体装置1は、縦型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であり、半導体層20、半導体層20の裏面20Aを被膜するように設けられているドレイン電極12、半導体層20の表層部に形成されているトレンチゲート部14及び半導体層20の表面20Bを被膜するように設けられているソース電極18を備えている。ソース電極18の一部は、半導体層20の表層部に設けられたトレンチ内に充填されており、トレンチコンタクト部18aを構成している。このようなトレンチコンタクト部18aは、アバランシェ降伏時に正孔を効率的に排出し、アバランシェ耐量を向上させることができる。
半導体層20は、n+型のドレイン領域22、n-型のドリフト領域24、p型のボディ領域26、p+型のボディコンタクト領域27及びn+型のソース領域28を有している。ドレイン領域22、ドリフト領域24、ボディ領域26及びボディコンタクト領域27の材料は、この例では単結晶シリコンである。ソース領域28の材料は、この例ではポリシリコンである。
ドレイン領域22は、半導体層20の裏層部に設けられており、半導体層20の裏面20Aに露出している。ドレイン領域22は、ドレイン電極12にオーミック接触している。
ドリフト領域24、ドレイン領域22上に設けられており、ドレイン領域22とボディ領域26の間に配置されている。ドリフト領域24の不純物濃度は、ドレイン領域22の不純物濃度よりも薄い。ドリフト領域24は、第1半導体領域の一例である。
ボディ領域26は、ドリフト領域24上に設けられており、ドリフト領域24とソース領域28の間に配置されており、トレンチゲート部14の側面に接している。ボディ領域26は、第2半導体領域の一例である。
ボディコンタクト領域27は、ボディ領域26上に設けられており、半導体層20の表面20Bに露出している。ボディコンタクト領域27は、トレンチコンタクト部18aの側面及び底面に接するようにトレンチコンタクト部18aの周囲を取り囲むように設けられている。ボディコンタクト領域27の不純物濃度は、ボディ領域26の不純物濃度よりも濃い。ボディコンタクト領域27は、ソース電極18にオーミック接触している。
ソース領域28は、ボディ領域26上に設けられており、トレンチゲート部14の側面及び上面に接しており、ソース電極18にオーミック接触している。トレンチゲート部14の側面に接するように位置するソース領域28の一部は、後述する製造方法で説明するように、半導体層20の表面20Bから深部に向けて伸びるトレンチ内に充填されている。トレンチゲート部14の上面に接するように位置するソース領域28の一部は、トレンチゲート部14上においてソース電極18に接するように構成されている。このように、ソース領域28とソース電極18は、広い面積で接触しており、接触抵抗が低い。ソース領域28の材料は、n型不純物を高濃度に含むポリシリコンである。ソース領域28は、第3半導体領域の一例である。
トレンチゲート部14は、隣り合うトレンチコンタクト部18aの間に配置されており、半導体層20の表面20Bからボディ領域26を貫通してドリフト領域24に達するトレンチ内に形成されている。トレンチゲート部14は、トレンチの側面及び底面を被覆するゲート絶縁膜14a、及び、トレンチ内に充填されているゲート電極14bを有している。トレンチゲート部14はさらに、ゲート電極14bの上面を被覆するキャップ絶縁膜14cを有している。一例では、ゲート絶縁膜14a及びキャップ絶縁膜14cの材料が酸化シリコン(SiO2)である。一例では、ゲート電極14bの材料がポリシリコンである。
半導体装置1は、ドレイン電極12にソース電極18よりも高い電圧が印加され、且つゲート電極14bに閾値電圧よりも高い電圧が印加されると、オン状態となる。オン状態では、トレンチゲート部14の側面に接するボディ領域26に反転層が形成され、ドレイン電極12とソース電極18の間が導通する。一方、半導体装置1は、ドレイン電極12にソース電極18よりも高い電圧が印加され、且つゲート電極14bに閾値電圧以下の電圧が印加されると、反転層が消失し、オフ状態となる。このように、半導体装置1は、ゲート電極14bに印加する電圧に基づいてオンとオフが切り換えられるスイッチング素子として機能する。
半導体装置1は、ソース領域28の材料がポリシリコンであることを特徴とする。後述する製造方法で説明するように、ポリシリコンのソース領域28は、トレンチゲート部14のキャップ絶縁膜14cの張り出し部の形状バラツキの影響を抑えることができることから、所望の形状で形成され得る。このため、半導体装置1は、電気的特性(オン抵抗等)のバラツキが小さいという特徴を有する。
次に、半導体装置1の製造方法のうちの表面構造を製造するための工程を説明する。説明を省略する製造工程については、既知の製造方法の技術を採用することができる。
まず、図2Aに示されるように、ドリフト領域24とボディ領域26が積層した半導体層20を準備する。ボディ領域26は、イオン注入技術を利用してドリフト領域24の表層部に形成されてもよく、エピタキシャル成長技術を利用してドリフト領域24の表面から結晶成長して形成されてもよい。次に、ドライエッチング技術を利用して、半導体層20の表面20Bから深部に向けて伸びる第1トレンチTR1を形成する。第1トレンチTR1は、ボディ領域26を貫通してドリフト領域24に達する深さを有する。
次に、図2Bに示されるように、熱酸化技術を利用して、半導体層20の表面20B及び第1トレンチTR1の内壁面を被膜するゲート絶縁膜14aを形成する。
次に、図2Cに示されるように、第1トレンチTR1内にゲート電極14bを充填する。具体的には、蒸着技術を利用して、第1トレンチTR1を充填するように半導体層20の表面全体にゲート電極14bを成膜した後に、ウェットエッチング技術を利用して、半導体層20の表面上に成膜したゲート電極14bを除去し、第1トレンチTR1内にゲート電極14bを残存させる。
次に、図2Dに示されるように、熱酸化技術を利用して、ゲート電極14bの上面を被覆するようにキャップ絶縁膜14cを形成する。
次に、図2Eに示されるように、キャップ絶縁膜14cを含む範囲を覆うようにマスク32を形成する。このとき、マスク32は、第1トレンチTR1の幅方向(短手方向ともいい、この例では紙面左右方向である)の中心線に対して対称となるように形成されるのが望ましい。しかしながら、図2Eに示されるように、マスク32の形成するときのマスクズレにより、この例では、第1トレンチTR1の右側の側面からの張り出し長さ32Rと第1トレンチTR1の左側の側面からの張り出し長さ32Lが相違し、32R<32Lとなっている。
次に、図2Fに示されるように、ウェットエッチング技術を利用して、半導体層20の表面20B上を被膜するゲート絶縁膜14aを除去し、半導体層20の表面20Bを露出させる。これにより、トレンチゲート部14が形成される。このとき、マスク32の下方に存在するゲート絶縁膜14aの一部は、アンダーカットによって除去され、端部に向けて先細りのテーパ形状となる。
次に、図2Gに示されるように、マスク32を除去する。ここで、ゲート電極14bよりも上方にある絶縁膜(ゲート絶縁膜及びキャップ絶縁膜を含む)をキャップ絶縁膜14cと総称する。図2Gに示されるように、キャップ絶縁膜14cには、マスク32のマスクズレに起因して、第1トレンチTR1の右側の側面からの張り出し長さ14Rと第1トレンチTR1の左側の側面からの張り出し長さ14Lが相違する形状バラツキが存在している。
次に、図2Hに示されるように、ドライエッチング技術を利用して、半導体層20の表面20Bから深部に向けて伸びる第2トレンチTR2を形成する。第2トレンチTR2は、第1トレンチTR1の側面に隣接しており、第1トレンチTR1よりも浅い深さを有しており、且つボディ領域26を超えない深さを有している。このドライエッチング工程では、シリコンのエッチングレートに対する酸化シリコンのエッチングレートの比である選択比の大きいエッチャントが用いられる。しかしながら、キャップ絶縁膜14cの張り出し部分がテーパ形状で厚みが薄いことから、その張り出し部分の少なくとも一部が除去される。このように、キャップ絶縁膜14cの張り出し部の形状バラツキの影響が低減されることから、第1トレンチTR1の右側の側面に形成される第2トレンチTR2と第1トレンチTR1の左側の側面に形成される第2トレンチTR2の形状が概ね一致することができる。
次に、図2Iに示されるように、蒸着技術を利用して、第2トレンチTR2を充填するように、半導体層20の表面全体にポリシリコン層128を成膜する。
次に、図2Jに示されるように、ドライエッチング技術を利用して、ポリシリコン層128の一部を除去し、ソース領域28を形成する。
次に、図2Kに示されるように、ドライエッチング技術を利用して、半導体層20の表面から深部に向けて伸びる第3トレンチTR3を形成する。第3トレンチTR3は、第2トレンチTR2を間に置いてトレンチゲート部14の側面に対向する位置に形成され、第2トレンチTR2よりも深い深さを有しており、且つボディ領域26を超えない深さを有している。さらに、イオン注入技術を利用して、その第3トレンチTR3の側面及び底面にp型不純物を導入し、ボディコンタクト領域27を形成する。最後に、第3トレンチTR3を充填するように、半導体層20の表面全体にソース電極を形成すると、図1に示す半導体装置1が完成する。
上記した製造方法によると、キャップ絶縁膜14cの張り出し部に起因した形状バラツキが存在したとしても(図2G参照)、第2トレンチTR2を形成するときに、キャップ絶縁膜14cの張り出し部の少なくとも一部がエッチングされることから、その張り出し部の形状バラツキの影響が低減される(図2H参照)。このため、第2トレンチTR2内に充填されるポリシリコン層128は、所望の形状で形成され得る(図2I参照)。これにより、上記製造方法で製造される半導体装置1では、ソース領域28が所望の形状を有することができるので、電気的特性のバラツキが抑えられる。
また、上記製造方法で製造される半導体装置1は、トレンチコンタクト部18aを備えていることを特徴とする。このようなトレンチコンタクト部18aは、アバランシェ降伏時に正孔を効率的に排出し、アバランシェ耐量を向上させることができる。一方、このようなトレンチコンタクト部18aが設けられていると、トレンチコンタクト部18aとトレンチゲート部14の間の距離が短くなる。微細化が進むと、トレンチコンタクト部18aとトレンチゲート部14の間の距離がさらに短くなる。このため、トレンチコンタクト部18aとトレンチゲート部14の間の狭い領域に形成されるソース領域28もまた微細に形成されなければならない。図2Gに示されるように、トレンチゲート部14のキャップ絶縁膜14cの張り出し部の形状バラツキは、ソース領域が微細になるほど、ソース領域に対する比率が大きくなる。例えば、従来技術のように、イオイン注入技術を利用してソース領域を形成しようとすると、ソース領域が微細になるほど、ソース領域の形状バラツキが大きくなり、電気的特性のバラツキが顕在化してくる。一方、上記製造方法では、キャップ絶縁膜14cの張り出し部の形状バラツキの影響が抑えられる。換言すると、上記製造方法は、トレンチコンタクト部18aを有する半導体装置1を製造する場合に特に有用である。
図3に、変形例の半導体装置2を示す。この半導体装置2は、トレンチゲート部14上に位置するソース領域28に溝42が形成されており、その溝42内にソース電極18が充填されていることを特徴とする。ソース領域28にこのような溝42が形成されていると、ソース領域28とソース電極18の接触面積が大きくなり、ソース領域28とソース電極18の接触抵抗が低下する。半導体装置2は、微細化した場合でもソース領域28とソース電極18の接触抵抗を低くすることができ、微細化に特に有利な形態を有している、ということができる。なお、このような溝42は、図2Jのポリシリコン層128を加工する工程において形成されてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記実施例では、MOSFETを例に説明したが、この例に代えて、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:半導体装置
12:ドレイン電極
14:トレンチゲート部
14a:ゲート絶縁膜
14b:ゲート電極
14c:キャップ絶縁膜
18:ソース電極
18a:トレンチコンタクト部
20:半導体層
22:ドレイン領域
24:ドリフト領域
26:ボディ領域
27:ボディコンタクト領域
28:ソース領域

Claims (3)

  1. トレンチゲート部を備える半導体装置の製造方法であって、
    半導体層の表面から深部に向けて伸びる第1トレンチを形成する工程と、
    前記半導体層の前記表面及び前記第1トレンチの内壁面を被覆するゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜が被膜された前記第1トレンチ内にゲート電極を充填する工程と、
    前記第1トレンチ内に充填された前記ゲート電極の上面を被覆するキャップ絶縁膜を形成する工程と、
    前記キャップ絶縁膜を残すように、前記半導体層の前記表面を被覆する前記ゲート絶縁膜を除去して前記半導体層の前記表面を露出させる工程と、
    露出した前記半導体層の前記表面から前記第1トレンチよりも浅い深さを有する第2トレンチを形成する工程であって、前記第2トレンチが前記第1トレンチの側面に隣接する、第2トレンチを形成する工程と、
    前記第2トレンチ内にポリシリコンを充填する工程と、
    前記半導体層の前記表面から前記深部に向けて伸びる第3トレンチを形成する工程であって、前記第3トレンチが前記第2トレンチを間に置いて前記トレンチゲート部の側面に対向する、第3トレンチを形成する工程と、
    前記ポリシリコンに接する主電極を形成する工程と、を備え、
    前記主電極を形成する工程では、前記第3トレンチ内に前記主電極の一部が充填される、半導体装置の製造方法。
  2. 前記ポリシリコンを充填する工程では、前記ポリシリコンの一部が前記キャップ絶縁膜上にも形成され、
    前記主電極を形成する工程では、前記キャップ絶縁膜上において前記ポリシリコンに接するように前記主電極の一部が形成される、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ポリシリコンを充填する工程では、前記トレンチゲート部上に位置する前記ポリシリコンに溝が形成され、
    前記主電極を形成する工程では、前記ポリシリコンの前記溝内に前記主電極の一部が形成される、請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
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