JP7101998B2 - 物品移載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の物品を一括で保持して番重に移載する物品移載装置に関する。
搬送コンベヤで搬送される物品をロボットハンドで保持し、該ロボットハンドによって物品を番重(容器)に箱詰めする装置が、特許文献1や特許文献2などにより知られている。特許文献1に開示の装置は、搬送コンベヤ上を起立姿勢で搬送されてくる三角形状のおにぎり等の物品を、起立姿勢のまま保持する一対の保持部材がロボットハンドに複数組設けられ、搬送コンベヤによって所定間隔で搬送されてくる物品を各組の保持部材で順に保持し、全ての組の保持部材で物品を保持した後、複数の物品を起立姿勢のまま番重に一括で詰め込むよう構成される。
また、特許文献2に開示の装置は、搬送コンベヤ上を起立姿勢で所定間隔で搬送されてくる三角形状のおにぎり等の物品を、側方からプッシャーで整列部に押し出すことを繰り返して該整列部において起立姿勢のまま所定個数に集合し、その集合した複数の物品をロボットハンドに設けた移送ヘッドで保持し、該移送ヘッドに保持した複数の物品を起立姿勢のまま番重に一括で詰め込むよう構成される。
特開2018-58184号公報 特開2019-1473号公報
前記番重に詰め込まれる物品には、消費期限等が印字されたラベルが貼付されており、該ラベルの印字情報が正しいか否かの検査、その他各種の検査が、物品を番重に詰め込む前に実施される。この検査は、ラベルの貼付面が上向きとなる横臥姿勢で物品を搬送コンベヤで搬送しつつ実施するのが一般的である。これに対し、特許文献1,2に開示の装置では、起立姿勢の物品をロボットハンドで保持し、該起立姿勢の物品を番重に詰め込むようになっていることから、検査工程から番重への詰め込み工程に至る間に、横臥姿勢の物品を起立姿勢に変換する装置が必要となり、製造ラインが長くなる問題がある。また、起立姿勢として搬送する期間において物品が倒れたり、ロボットハンドで起立姿勢の物品を保持する際に物品が倒れてしまうことで、保持ミスが発生して適正な詰め込み処理ができなくなる問題も指摘される。
本発明は、製造ラインを長くすることなく、横臥姿勢の物品を起立姿勢として番重に移載することができる物品移載装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明の物品移載装置は、
米飯成形食品を袋詰めした物品(10)の底部(10a)が搬送方向と交差する一側方を向く横臥姿勢で搬送する搬送コンベヤ(12)で搬送された複数の物品(10)を、前記底部(10a)を下方にした起立姿勢で、傾斜した姿勢で待機する番重(18)に移載する物品移載装置であって、
前記搬送コンベヤ(12)の搬送方向の前後で隣り合う物品同士が相互に接触するように横臥姿勢のまま集合する集合手段(12)と、
該集合手段(12)で集合した複数の物品(10)の底部(10a)を、集合方向に沿うように揃える整列手段(22,24)と、
相対的に近接離間移動可能な第1支持部(34)および第2支持部(36)を備え、前記整列手段(22,24)で底部(10a)を揃えた物品(10)のうち、前記番重(18)に並べる1行分の物品(10)を、第1支持部(34)および第2支持部(36)を相対的に近接移動することで、前記横臥姿勢における上下面側から1行分の物品(10)の横臥姿勢における上下面を第1支持部(34)および第2支持部(36)で支持して一括保持可能に構成したロボットハンド(14)と、を備え、
該ロボットハンド(14)で一括して保持した1行分の物品(10)が起立姿勢となるように姿勢を変換すると共に、起立姿勢とした1行分の物品(10)を前記番重(18)に一括で移載するようにロボットハンド(14)を動作することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、搬送コンベヤによって横臥姿勢で搬送された物品を、横臥姿勢における上下面側からロボットハンドで保持して起立姿勢に変換するよう構成したので、物品をロボットハンドで保持するまでの間に横臥姿勢から起立姿勢に変換する手段を不要として、製造ライン長を短くすることができる。また、物品を起立姿勢で搬送しないので、搬送中やロボットハンドで保持する際に物品が倒れてしまうことで、保持ミスが発生するのを防止することができる。更に、番重に移載する1行分の物品を横臥姿勢のまま集合するので、集合時に物品が倒れることなく複数の物品を効果的に隙間なく集合することができる。また、集合した1行分の物品の底部を整列手段によって揃えるので、ロボットハンドで保持した1行分の物品を番重に移載する際に、他の物品より底部が突出する物品を番重の物品載置面に押し付けるのを回避して、物品が変形したり型崩れするのを防ぐことができる。
また、横臥姿勢における物品の上下面を第1支持部および第2支持部で支持して物品を保持するよう構成したので、複数の物品を安定して保持することができる。
請求項に係る発明では、前記第1支持部(34)に対して前記第2支持部(36)は、第1支持部(34)とで保持した物品(10)の底部(10a)から上部(10b)側に移動可能に構成され、
前記両支持部(34,36)で保持した1行分の物品(10)を番重(18)に移載する際に、起立姿勢に変換した1行分の物品(10)を保持して番重(18)に挿入した両支持部(34,36)を、前記第2支持部(36)の第1支持部(34)から離間する側に向けて移動し、前記第2支持部(36)を物品(10)の底部(10a)から上部(10b)側に移動した後に、両支持部(34,36)を番重(18)外に移動するように前記ロボットハンド(14)を動作することを特徴とする。
請求項の発明によれば、物品を保持した両支持部を、第2支持部の第1支持部から離間する側に向けて移動するよう構成したので、保持している物品を、番重の内側面または既に移載した物品に近寄せることができ、番重内に物品を詰めた整列状態で移載することができる。また、ロボットハンドを番重外に移動する前に第2支持部を物品底部から上部側に移動するよう構成したので、両支持部と物品との摩擦を低減して物品を容易に離脱させることができる。
請求項に係る発明では、前記整列手段(22,24)は、
前記搬送コンベヤ(12)の他側方に設けた受渡し部(22)と、
前記集合手段(12)で集合された前記搬送コンベヤ(12)上の横臥姿勢の1行分の物品(10)を、前記受渡し部(22)に移送する移送手段(24)と、を備え、
前記受渡し部(22)は、前記搬送コンベヤ(12)から離間するにつれて上方傾斜して前記移送手段(24)で移送された1行分の物品(10)の下面を支持する載置部(30)と、該載置部(30)の傾斜下端側に設けられて載置部(30)で下面が支持された1行分の物品(10)の底部(10a)を前記集合方向に沿うように揃えて支持する底支持部(33)とを有し、
前記受渡し部(22)に移送されて前記底支持部(33)で底部(10a)が集合方向に沿うように揃えられた1行分の物品(10)を、前記両支持部(34,36)によって一括で保持して姿勢を変換するように前記ロボットハンド(14)を動作することを特徴とする。
請求項の発明によれば、搬送コンベヤから受渡し部に移送した物品をロボットハンドで保持するよう構成したので、ロボットハンドで物品を保持して番重に移載する作業中に搬送コンベヤによる物品搬送を継続して処理能力を向上することができる。
請求項に係る発明では、前記受渡し部(22)の載置部(30)は、前記搬送コンベヤ(12)から離間する側および上下に開放する切れ込み部(30a)と支持片部(30b)とが前記搬送方向に交互に形成されて切れ込み部(30a)および支持片部(30b)に跨がって物品(10)が載るよう構成され、
該載置部(30)に載っている前記物品(10)の下面を支持する前記第2支持部(36)は、前記載置部(30)の支持片部(30b)と接触しないよう該載置部(30)の形状に対応する形状に形成したことを特徴とする。
請求項の発明によれば、受渡し部に載っている複数の物品を、簡単な構成で良好に保持することができる。
請求項に係る発明では、前記ロボットハンド(14)は、前記横臥姿勢における物品(10)の上面を吸着可能な吸着手段(44)を備えたことを特徴とする。
請求項の発明によれば、ロボットハンドで物品を挟持することなく安定して物品を保持することができるので、物品が潰れたり型崩れするのを抑制することができる。
請求項に係る発明では、前記番重(18)における物品載置面が前記1行分の物品(10)の集合方向と交差する方向において傾斜するように、前記物品(10)が移載される前記番重(18)を傾動させる傾動装置(31)を備え、
前記ロボットハンド(14)で保持した1行分の物品(10)を、前記傾動装置(31)で傾動した番重(18)に対して物品載置面の傾斜下側から上側に順に移載するようにロボットハンド(14)を動作するよう構成したことを特徴とする。
請求項の発明によれば、番重に、物品を倒すことなく移載することができる。
本発明によれば、横臥姿勢で搬送された物品を、起立姿勢とする前にロボットハンドで保持し、該ロボットハンドで保持した物品を起立姿勢に変換して番重に移載するので、製造ラインが長くなったり、ロボットハンドによる保持ミスが発生するのを抑制することができる。
物品移載装置を示す概略平面図である。 物品移載装置を示す概略側面図である。 ロボットハンドを第1支持部側から見た概略斜視図である。 ロボットハンドを第2支持部側から見た概略斜視図であって、(a)は第2支持部の前進位置を示し、(b)は第2支持部の後退位置を示す。 番重にロボットハンドを挿入した状態を示す概略斜視図である。 番重の内側面に袋詰め品を近寄せて第2支持部を後退位置に移動した状態を、番重を縦断して示す概略側面図である。
次に、本発明に係る物品移載装置の好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
実施例に係る物品移載装置は、図1、図2に示す如く、複数の物品10を向きが揃った横臥姿勢で搬送する搬送コンベヤ12で搬送される複数の物品10を、搬送コンベヤ12の搬送方向の前後で隣り合う物品同士が相互に接触するように横臥姿勢のまま集合する集合手段12と、該集合手段12で集合した複数の物品10の底部10aを、集合方向に沿うように揃える整列手段22,24と、整列手段22,24で底部10aが揃えられた複数の物品10を一括して保持可能なロボットハンド14と、を備え、該ロボットハンド14を動作して、保持した複数の物品10を、起立姿勢に変換して容器としての番重18に移載するよう構成される。
実施例では、前記物品10として、三角形や丸形のおにぎり、いなり皮で包まれたすし飯類、あるいは所定形状に成形された赤飯や五目飯、その他炊込み飯類などを所定形状に成形した米飯成形食品を袋詰めした包装体であって、製袋充填機などにより製造された袋詰め品10を挙げて説明するが、該物品の形態はこれに限られるものではない。また袋詰め品10は、搬送コンベヤ12で搬送される横臥姿勢において上下の面を表裏面と指称し、搬送コンベヤ12による搬送方向と直交する一方側を向く側であって番重18に移載される際の起立姿勢における下側を底部10a、上側を上部10bと指称する。
前記搬送コンベヤ12は、図1に示す如く、前工程の供給コンベヤ21の下流側に接続され、該供給コンベヤ21から供給される袋詰め品10を下流側に搬送する。供給コンベヤ21で搬送される袋詰め品10は、袋に消費期限等の商品情報が印字されたラベル10cが貼付されて各種検査装置により検査された後の袋詰め品10であって、該袋詰め品10は、その底部10aが、搬送方向と直交する左右方向の一方を向くよう該底部10aの向きが揃うと共に、ラベル10cが貼付された裏面が上向きとなる横臥姿勢で、搬送方向に所定間隔で載置搬送される。なお、前述したとおり、袋詰め品10は既に各種検査装置によって検査された後であるため、ラベル10cが貼付された裏面が下向きとなる横臥姿勢で搬送されるものであってもよい。
前記搬送コンベヤ12は、その上流端に袋詰め品10が到来したことを検知する各種センサ等の図示しない検知手段による物品検知により、1個の袋詰め品10を搬送する分だけ走行して停止する動作を行うよう構成されており、前工程の供給コンベヤ21から所定間隔で袋詰め品10が供給される毎に間欠して走行することで、搬送コンベヤ12上に複数の袋詰め品10を横臥姿勢のまま隙間なく集合するよう構成される。実施例では、搬送コンベヤ12が、前記番重18における後述する物品載置面の横方向の長さに対応する複数からなる1行分の袋詰め品10を、搬送コンベヤ12の搬送方向の前後で隣り合う袋詰め品同士が相互に接触するように横臥姿勢のまま集合する集合手段として機能する。図1、図2に示す如く、搬送コンベヤ12における袋詰め品10の上部10bが向く他側方に、前記1行分以上の複数の袋詰め品10を載置可能な受渡し部22が設けられると共に、搬送コンベヤ12の一側方に、コンベヤ上に集合された複数の袋詰め品10を受渡し部22に移送する移送手段としてのプッシャー24が設けられる。このプッシャー24は、モータやエアシリンダ等の駆動手段とリンク機構等からなる作動手段26により搬送コンベヤ12の搬送面より上方を左右方向に進退移動する押出し部材28を備え、搬送コンベヤ12上に複数の袋詰め品10が集合した際に、押出し部材28を作動して搬送コンベヤ12から受渡し部22へ複数の袋詰め品10を、底部10aが一側方を向く横臥姿勢のまま押し出すよう構成される。
図1、図2に示す如く、前記受渡し部22は、袋詰め品10を載置可能な載置部30が、前記搬送コンベヤ12から離間する側方に向けて上方傾斜するよう形成されており、搬送コンベヤ12から押し出された袋詰め品10は、底部10aが斜め下を向く横臥姿勢で下面が載置部30で支持されるように載る。また受渡し部22は、載置部30における傾斜下端側に設けられて上方に延在し、載置部30で下面が支持されている袋詰め品10の底部10aを支持する底支持部33を備える。底支持部33は、前記搬送コンベヤ12で集合された1行分の袋詰め品10の集合方向に沿って延在し、該底支持部33で袋詰め品10の底部10aを支持することで、1行分の袋詰め品10の底部10aが、集合方向に沿うように揃えられる。また載置部30は、搬送コンベヤ12から離間する側および上下に開放する切れ込み部30aと支持片部30bとが、搬送コンベヤ12の搬送方向に沿って交互に形成された櫛歯形状に形成されると共に、切れ込み部30aおよび支持片部30bに跨がって物品10が載るように、該切れ込み部30aおよび支持片部30bの間隔が設定される。実施例では、受渡し部22とプッシャー24とが、1行分の袋詰め品10の底部10aを集合方向に沿うように揃える整列手段を構成する。
図1、図2に示す如く、前記搬送コンベヤ12の他側方に、前記番重18を位置決めする番重位置決め部Sが設けられる。番重18は、略矩形状の底壁18aの対となる2辺から立上がる一対の第1側壁18b,18bが搬送コンベヤ12の搬送方向に沿う姿勢で、図示しない番重搬入装置により番重位置決め部Sに搬入されて位置決めされる。また、番重位置決め部Sには、番重18を、その底壁18aが搬送コンベヤ12に近接する側が高くなるように傾斜させる傾動装置31が設けられる(図5参照)。そして、搬送コンベヤ12から前記受渡し部22に押し出される袋詰め品10の集合数は、集合した袋詰め品10の並び方向の長さが、番重18の底である物品載置面(底壁18aの内面)の縦方向および横方向の何れか一方の長さに相当する長さとなる個数に設定される。実施例では、番重18における前記搬送方向の前後に位置する一対の第2側壁18c,18cの間(番重18の横方向に延在する第1側壁18bに沿って袋詰め品10を並べる物品収容行の長さに相当)に、略隙間なく袋詰め品10を収容可能な集合数に設定される。なお、番重位置決め部Sにおいて規定個数の袋詰め品10が収容された番重18は、図示しない番重搬出装置により次工程に搬出される。
図1、図2に示す如く、前記番重位置決め部Sを挟んで搬送コンベヤ12から離間する側にロボット16が配置される。ロボット16は、三次元空間を自由に移動可能な多関節のロボットアーム32と、該ロボットアーム32の端部に上下方向に傾動可能に支持された前記ロボットハンド14とを備え、ロボット16は、ロボットハンド14によって、前記受渡し部22に載っている前記第1側壁18bに沿う1行分の袋詰め品10を保持して一括で取り上げ、番重位置決め部Sで開口が斜め上向きで待機している番重18の上方に向けて移送するよう構成される。ロボットハンド14は、図3、図4に示す如く、1行分の袋詰め品10の表裏面を支持可能な第1支持部34および第2支持部36を、相対的に近接離間移動可能に備える。そして、ロボット16は、受渡し部22において横臥姿勢で集合している1行分の袋詰め品10を両支持部34,36で一括して保持し、ロボットアーム32を動作して袋詰め品10を受渡し部22から前方側(番重位置決め部S側)に引き出した後、該ロボットハンド14を傾動して袋詰め品10を移送しながら横臥姿勢から、前記傾斜姿勢となっている番重18における第1側壁18bと略同じ角度で表裏面が傾斜すると共に底部10aが番重18の物品載置面を向く下向きとなる起立姿勢に変換して、番重18に一括して移載するよう制御部20によって動作制御される。また、ロボット16は、ロボットハンド14で保持した1行分の袋詰め品10を、前記傾動装置31で傾動した番重内に、物品載置面の傾斜下側から上側に順に移載し、番重内に複数列、複数行の行列状態で袋詰め品10を収容するように、ロボットアーム32およびロボットハンド14を動作するよう制御部20によって動作制御される。
図1~図4に示す如く、前記第1支持部34は、前記ロボットハンド14の取付部材38に配設されると共に、前記第2支持部36は、第1支持部34に対して近接離間移動可能に支持された移動部材40に、該移動部材40と一体的に移動可能に支持される。また、第1支持部34に、移動部材40に接続するエアシリンダ等の第1作動手段42が配設され、該第1作動手段42を作動することで、移動部材40と共に第2支持部36が第1支持部34に対して近接離間移動して、該第2支持部36は、第1支持部34との間で袋詰め品10を保持する保持位置(図4(a))と解放する解放位置(図2)とに位置付けられる。実施例では、第2支持部36を解放位置から保持位置に移動することで、受渡し部22に載っている袋詰め品10の裏面(上面)を第1支持部34で支持すると共に表面(下面)を第2支持部36で支持して、1行分の袋詰め品10を、底部10aが両支持部34,36の開放端側を向く姿勢で表裏面を挟むように保持する。
前記第1支持部34における第2支持部36との対向面に、袋詰め品10を吸着可能な吸着手段44が設けられる。この吸着手段44は負圧源に接続されて、前記受渡し部22に横臥姿勢で載った袋詰め品10の裏面をエアー吸着する。図1、図4に示す如く、受渡し部22に横臥姿勢で載った袋詰め品10の表面を支持する第2支持部36は、受渡し部22における前記載置部30に接触することなく袋詰め品10を受け取ることが可能なように、載置部30と対応する櫛歯形状に形成される。
図4、図6に示す如く、前記第2支持部36は、前記移動部材40に対して、第1支持部34とで保持する袋詰め品10の表面に沿う進退方向に移動可能に支持されると共に、移動部材40に、第2支持部36を進退方向の前後に移動するエアシリンダ等の第2作動手段46が設けられる。そして、第2作動手段46を作動することで、第2支持部36は、第1支持部34との間で袋詰め品10を保持可能な前進位置(図4(a))と、両支持部34,36で保持した袋詰め品10における底部10aから上部10b側に変位した後退位置(図4(b))とに位置付けられる。
前記制御部20は、両支持部34,36で保持した1行分の袋詰め品10を番重18に移載する際に、番重内に支持部34,36と共に挿入した起立姿勢の袋詰め品10を、番重18における傾斜下側の第1側壁(内側面)18bまたは該第1側壁18bに沿うように既に移載されている袋詰め品10に近寄せるように、前記ロボットハンド14の両支持部34,36を、番重18に挿入した位置から底壁18aに沿って移動するようにロボットアーム32を動作するようロボット16を動作制御する。また制御部20は、ロボットハンド14の両支持部34,36で保持している袋詰め品10を第1側壁18bまたは既に移載されている袋詰め品10に近寄せた後、前記第2支持部36を前進位置から後退位置に移動し、その後に両支持部34,36を番重外に移動するようにロボットアーム32が動作するようロボット16を動作制御する。なお、図5、図6に示す如く、ロボットハンド14によって起立姿勢の袋詰め品10を番重18に移載する際には、ロボットハンド14は、前記第2支持部36が傾斜下側の第1側壁(内側面)18bまたは既に移載されている袋詰め品10を向く側に位置する姿勢とされ、番重18に挿入された両支持部34,36は、第2支持部36の第1支持部34から離間する側に向けて移動するよう構成される。また、第2支持部36は薄板状に形成されて、保持している袋詰め品10を第1側壁18bまたは既に移載されている袋詰め品10に近寄せた際に、第1側壁18bや既に移載されている袋詰め品10との間に大きな隙間が生じないよう構成される。
実施例では、前記ロボット16により最終行の袋詰め品10を、傾斜姿勢の番重18における傾斜上側の第1側壁18bと既に移載されている最終行の1つ前の行の袋詰め品10との間に移載する際は、それまでとは異なる動作を行うよう構成される。すなわち、最終行の1つ前の行の袋詰め品10と傾斜上側の第1側壁18bとの間の空所に、袋詰め品10を保持した前記両支持部34,36の開放端側の一部のみ(空所に挿入された第2支持部36によって既に移載されている袋詰め品10が押し潰されない長さ)を挿入する。次に、両支持部34,36を第2支持部36の第1支持部34から離間する側に向けて移動することなく、両支持部34,36の開放端側(下側)を傾斜下側の第1側壁18bに近づけるようにロボットハンド14を傾けた後、第2支持部36を前進位置から後退位置に移動し、前記吸着手段44の吸着を解放することで両支持部34,36から袋詰め品10を離脱させた後に両支持部34,36を番重外に移動するようにロボットアーム32を動作する。
次に、実施例に係る物品移載装置の作用について説明する。
図1に示す如く、前記供給コンベヤ21から搬送コンベヤ12に向きが揃った状態で袋詰め品10が供給される毎に該搬送コンベヤ12を間欠走行することで、搬送コンベヤ12上には複数の袋詰め品10が、搬送方向の前後で隣り合う袋詰め品同士が相互に接触して向きが揃った状態で集合される。搬送コンベヤ12上に前記1行分の袋詰め品10が集合されて搬送コンベヤ12が間欠停止すると、前記プッシャー24の作動手段26が作動し、集合された1行分の袋詰め品10を前記押出し部材28によって一度に前記受渡し部22に押し出す。受渡し部22の載置部30は、搬送コンベヤ12から離間するにつれて上方傾斜しており、該載置部30に載った袋詰め品10は傾斜下端側に滑って、前記底支持部33に底部10aが当接して支持される(図2参照)。これにより、受渡し部22には、1行分の袋詰め品10が、搬送コンベヤ側を向く底部10aが集合方向に沿うように揃い、かつ上部10bが斜め上側を向く傾斜姿勢で支持される。また、受渡し部22の載置部30は、袋詰め品10がプッシャー24によって搬送コンベヤ12から押し出される方向に向けて上方傾斜しているので、搬送コンベヤ12から押し出された袋詰め品10が載置部30から滑って落下するのを抑制できる。
図2に示す如く、前記ロボット16は、前記第1支持部34に対して第2支持部36を解放位置に位置付けたロボットハンド14を、支持部34,36の開放端側を前記受渡し部22に向けた斜め姿勢で待機している。そして、前記受渡し部22に1行分の袋詰め品10が押し出されると、前記制御部20によってロボット16が動作制御されて、ロボットハンド14を受渡し部22に向けて前進するようにロボットアーム32を動作し、第1支持部34と第2支持部36との間に1行分の袋詰め品10を臨ませる。次いで、第1支持部34に設けた前記吸着手段44により袋詰め品10の裏面(上面)を吸着すると共に、前記第1作動手段42によって第2支持部36を保持位置に移動して袋詰め品10の表面(下面)を第2支持部36で支持する。第2支持部36の形状は、受渡し部22における櫛歯形状の載置部30に接触しない形状であるので、載置部30に接触することなく袋詰め品10の表面(下面)を第2支持部36で支持することができる。
前記両支持部34,36で表裏面を挟むように1行分の袋詰め品10を保持すると、前記制御部20によって動作制御されるロボット16は、前記ロボットアーム32を動作して前記受渡し部22から斜め上方に離間するようにロボットハンド14を移動すると共に、ロボットハンド14を傾動して、保持している袋詰め品10を底部10aが下向きとなる起立姿勢に変換する。またロボット16は、ロボットアーム32を動作して、起立姿勢に変換した袋詰め品10と共に支持部34,36を前記番重18の内側に挿入し、該番重18における傾斜下側に位置する前記第1側壁18bに向けて支持部34,36を近寄せる。また、図6に示す如く、前記第2作動手段46によって第2支持部36を前進位置から後退位置に移動した後、前記吸着手段44の吸着を解放し、ロボットハンド14を番重外に移動するようロボットアーム32を動作することで、番重18には1行分の袋詰め品10が一括で移載される。なお、第2支持部36は、後退位置に移動した後、両支持部34,36の開放端側を受渡し部22に向けた斜め姿勢で次の袋詰め品10の保持を待機する位置までロボットハンド14が移動するまでの間に、第1作動手段42によって解放位置に移動されると共に第2作動手段46によって前進位置に移動される。
次に、前記受渡し部22の載置部30に載っている1行分の袋詰め品10を、ロボットハンド14で一括で保持し、横臥姿勢から起立姿勢に変換した袋詰め品10と共に支持部34,36を前記番重18の内側に挿入し、該番重18に既に移載された袋詰め品10に向けて支持部34,36を近寄せる。そして、前記第2作動手段46によって第2支持部36を前進位置から後退位置に移動した後、前記吸着手段44の吸着を解放し、ロボットハンド14を番重外に移動するようロボットアーム32を動作することで、番重18に既に移載されている袋詰め品10に並ぶように次の1行分の袋詰め品10が一括で番重18に移載される。そして、ロボット16による1行分の袋詰め品10の移載を、番重18の傾斜している物品載置面の傾斜下側から上側に順に所定回数繰り返し、番重18内に規定個数の袋詰め品10が、複数列、複数行の行列状態で収容されると、前記傾動装置31によって番重18は底壁18aが水平となるように姿勢変化され、該番重18は番重搬出装置により番重位置決め部Sから搬出される。次に、空の番重18が番重位置決め部Sに番重搬入装置により搬入され、該番重18は傾動装置31によって底壁18aが斜めとなる姿勢で位置決めされる。
実施例の物品移載装置は、前記搬送コンベヤ12によって横臥姿勢で搬送されて、番重18に移載する1単位である集合された複数からなる1行分の袋詰め品10を、横臥姿勢のままロボットハンド14で保持して起立姿勢に変換し、そのまま番重18に移載するよう構成したので、ロボットハンド14で保持するまでの間に横臥姿勢の袋詰め品10を起立姿勢に変換する手段を必要とせず、製造ライン長を短くすることができる。また、搬送コンベヤ12では袋詰め品10を起立姿勢で搬送しないので、搬送中やロボットハンド14で保持する際に袋詰め品10が倒れてしまうことで、保持ミスが発生するのを防止することができる。すなわち、起立姿勢では不安定な袋詰め品10であっても、起立姿勢を維持するためのガイド等を設けることなく搬送することができる。また、搬送コンベヤ12を間欠走行して1行分の袋詰め品10を横臥姿勢のまま集合するので、集合時に袋詰め品10が倒れることなく1行分の袋詰め品10を効果的に隙間なく集合することができると共に、集合手段を別途設ける必要もなく、構成を簡略化することができる。
実施例の物品移載装置は、前記搬送コンベヤ12から受渡し部22に移送した1行分の袋詰め品10をロボットハンド14で保持するよう構成したので、ロボットハンド14で袋詰め品10を番重18に移載する作業中に、搬送コンベヤ12により袋詰め品10を集合する作業を継続することができ、処理能力を向上し得る。また、袋詰め品10における平な表裏面を第1支持部34および第2支持部36で保持するよう構成したので、複数の袋詰め品10を安定して保持することができる。更に、袋詰め品10の裏面(一面)を吸着手段44によって吸着するよう構成したので、第1支持部34と第2支持部36とで袋詰め品10を強く挟むことなく保持し得、袋詰めされた米飯成形食品を潰したり型崩れすることなく番重18に移載することができる。また、受渡し部22における袋詰め品10が載る載置部30と、該載置部30に載っている袋詰め品10の下面となる表面を支持する第2支持部36とを、相互に接触しない櫛歯形状に形成したので、複数の袋詰め品10を簡単な構成で良好に保持することができる。また、前記プッシャー24により搬送コンベヤ12から押し出した袋詰め品10を、受渡し部22における傾斜する載置部30に載せ、載置部上を滑る袋詰め品10の底部10aを底支持部33で支持することで、1行分の袋詰め品10の底部10aを集合方向に沿うように揃えるので、ロボットハンド14は、全ての底部10aが揃った1行分の袋詰め品10を保持することができる。すなわち、ロボットハンド14で保持した1行分の袋詰め品10を番重18に移載する際に、該番重18の物品載置面を向く底部10aの位置が揃っているので、一部の袋詰め品10の底部10aを物品載置面に強く押し付けることで袋詰めされた米飯成形食品が変形したり型崩れするのを防ぐことができる。
更に、実施例の物品移載装置は、両支持部34,36で保持して起立姿勢に変換した袋詰め品10を、番重18の内側面または既に移載した袋詰め品10に近寄せるよう構成したので、番重内に袋詰め品10を略隙間なく整列して移載することができ、番重18に規定個数の袋詰め品10を収容することができる。また、両支持部34,36で保持した袋詰め品10を解放する際には、第2支持部36を袋詰め品10の底部10aから上部10b側に移動して袋詰め品10との接触面積を小さくしてから、両支持部34,36による保持を解放するよう構成したので、両支持部34,36と袋詰め品10との摩擦を低減して袋詰め品10を容易に離脱させることができる。すなわち、第1支持部34と第2支持部36との摩擦によって袋詰め品10が両支持部34,36の間から抜けずに、ロボットハンド14を番重外に移動中に袋詰め品10がばらばらに落ちてしまうことで姿勢が変化したり列が乱れる等の問題の発生を防ぐことができる。また実施例では、第2支持部36を後退位置に移動した後に、前記吸着手段44による吸着を解放するようにしたので、第2支持部36が移動する際に袋詰め品10が摩擦によって引張られて位置ずれするのを防ぐことができる。更に、傾斜下側の前記第1側壁18bに沿って袋詰め品10が既に移載されている状態で、次の袋詰め品10を番重18に移載する際に、袋詰め品10を保持している両支持部34,36を、傾斜下側の第1側壁18b側に底壁18aに沿って移動することで、既に移載されている袋詰め品10を第2支持部36で押して第1側壁18bや既に移載されている袋詰め品10に近寄せて隙間を小さくすることができる。すなわち、第1側壁18bと袋詰め品10との間、または第2側壁18cに沿って並ぶ袋詰め品10と袋詰め品10との間に、第2支持部36の厚み分の隙間があったとしても、該隙間を底壁18aに沿って移動する第2支持部36によって小さくすることができる。
更に、前記ロボット16により最終行の袋詰め品10を、番重18における傾斜上側の第1側壁18bと既に移載されている最終行の1つ前の行の袋詰め品10との間に移載する際には、最終行の1つ前の行の袋詰め品10と傾斜上側の第1側壁18bとの間の空所に、袋詰め品10を保持した前記両支持部34,36の開放端側の一部のみを挿入した後、両支持部34,36の開放端側(下側)を傾斜下側の第1側壁18bに近づけるように傾けるようにしたので、第2支持部36によって既に移載されている袋詰め品10を押して空所を広げることができる。従って、両支持部34,36による袋詰め品10の保持を解放することで、最終行の袋詰め品10は広がった空所にスムーズに落下して移載される。すなわち、前記空所に両支持部34,36を深く挿入することで、既に移載されている袋詰め品10を押し潰してしまうことがない。また、両支持部34,36を、保持している袋詰め品10の底部10aが物品載置面に接触する位置まで空所に挿入しないので、タクトタイムの短縮を図ることができる。
(変更例)
本発明は実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の変更例に限らず、実施例に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1) 実施例では、搬送コンベヤ12から受渡し部22に移送された1行分の袋詰め品10をロボットハンド14で保持するよう構成したが、ロボットハンド14に設けた吸着手段等によって搬送コンベヤ12上の1行分の袋詰め品10を直接保持する構成を採用することができる。また、搬送コンベヤ12で集合した1行分の袋詰め品10を、搬送コンベヤ12の側方で待機しているロボットハンド14の第1支持部34と第2支持部36との間に、プッシャー24によって直接送り込む構成を採用することができる。
(2) 実施例では、袋詰め品10の一面(上面)を吸着手段44で吸着するよう構成したが、変形したり型崩れの恐れのない性状の物品であれば、吸着手段を省略して両支持部34,36によって袋詰め品10を挟持する構成を採用することができる。
(3) 実施例では、第1支持部34に対して第2支持部36を近接離間移動するよう構成したが、1つの作動手段または独立した作動手段によって両支持部34,36を相互に近接離間移動する構成を採用することができる。
(4) 実施例では、搬送コンベヤ12の搬送方向に沿って並ぶ複数の袋詰め品10を、番重18における搬送方向に沿う第1側壁18bに沿うように移載するよう構成したが、受渡し部22の袋詰め品10を保持してから番重18に移載するまでの間に、複数の袋詰め品10の並び方向が90度変換するようにロボットアーム32を動作制御して、複数の袋詰め品10を、番重18における物品載置面の縦方向(搬送方向と交差する方向)に延在する第2側壁18cに沿うように移載する構成を採用することができる。すなわち、番重18における縦方向の物品収容行の長さに相当する個数からなる1行分の袋詰め品10を、ロボットハンド14で保持して番重18に対して第2側壁18cに沿うように移載する構成を採用することができる。なお、複数の袋詰め品10を、第2側壁18cに沿うように1行毎に移載する場合は、番重18を、底壁18aにおける搬送方向の前側または後側が高くなるように傾斜させればよい。
(5) 実施例では、ロボットアーム32に対してロボットハンド14を傾動することで、一括で保持した袋詰め品10の姿勢を横臥姿勢から起立姿勢に変換するよう構成したが、ロボットアーム32の動作によってロボットハンド14の姿勢を変化することで、保持した袋詰め品10の姿勢を変換する構成を採用することができる。
(6) 実施例では、集合手段として、間欠走行する搬送コンベヤ12を採用したが、集合手段としては、搬送コンベヤ12で搬送される袋詰め品10を堰き止めるストッパ等の公知の各種手段を採用することができる。
(7) 実施例では、搬送コンベヤ(集合手段)12で、ロボットハンド14により一括で保持して番重18に移載する1行分の袋詰め品10を集合するよう構成したが、1行分以上の数の袋詰め品10を搬送コンベヤ(集合手段)12で集合し、この集合された袋詰め品10のうちから1行分の個数の袋詰め品10をロボットハンド14で保持する構成を採用することができる。
10 袋詰め品(物品),10a 底部,10b 上部,12 搬送コンベヤ(集合手段)
14 ロボットハンド,18 番重,22 受渡し部(整列手段)
24 プッシャー(移送手段,整列手段),30 載置部,30a 切れ込み部
30b 支持片部,31 傾動装置,32 ロボットアーム,33 底支持部
34 第1支持部,36 第2支持部,44 吸着手段

Claims (6)

  1. 米飯成形食品を袋詰めした物品の底部が搬送方向と交差する一側方を向く横臥姿勢で搬送する搬送コンベヤで搬送された複数の物品を、前記底部を下方にした起立姿勢で、傾斜した姿勢で待機する番重に移載する物品移載装置であって、
    前記搬送コンベヤの搬送方向の前後で隣り合う物品同士が相互に接触するように横臥姿勢のまま集合する集合手段と、
    該集合手段で集合した複数の物品の底部を、集合方向に沿うように揃える整列手段と、
    相対的に近接離間移動可能な第1支持部および第2支持部を備え、前記 整列手段で底部を揃えた物品のうち、前記番重に並べる1行分の物品を、第1支持部および第2支持部を相対的に近接移動することで、前記横臥姿勢における上下面側から1行分の物品の横臥姿勢における上下面を第1支持部および第2支持部で支持して一括保持可能に構成したロボットハンドと、を備え、
    該ロボットハンドで一括して保持した1行分の物品が起立姿勢となるように姿勢を変換すると共に、起立姿勢とした1行分の物品を前記番重に一括で移載するようにロボットハンドを動作する
    ことを特徴とする物品移載装置。
  2. 前記第1支持部に対して前記第2支持部は、第1支持部とで保持した物品の底部から上部側に移動可能に構成され、
    前記両支持部で保持した1行分の物品を番重に移載する際に、起立姿勢に変換した1行分の物品を保持して番重に挿入した両支持部を、前記第2支持部の第1支持部から離間する側に向けて移動し、前記第2支持部を物品の底部から上部側に移動した後に、両支持部を番重外に移動するように前記ロボットハンドを動作することを特徴とする請求項記載の物品移載装置。
  3. 前記整列手段は、
    前記搬送コンベヤの他側方に設けた受渡し部と、
    前記集合手段で集合された前記搬送コンベヤ上の横臥姿勢の1行分の物品を、前記受渡し部に移送する移送手段と、を備え、
    前記受渡し部は、前記搬送コンベヤから離間するにつれて上方傾斜して前記移送手段で移送された1行分の物品の下面を支持する載置部と、該載置部の傾斜下端側に設けられて載置部で下面が支持された1行分の物品の底部を前記集合方向に沿うように揃えて支持する底支持部とを有し、
    前記受渡し部に移送されて前記底支持部で底部が集合方向に沿うように揃えられた1行分の物品を、前記両支持部によって一括で保持して姿勢を変換するように前記ロボットハンドを動作することを特徴とする請求項または記載の物品移載装置。
  4. 前記受渡し部の載置部は、前記搬送コンベヤから離間する側および上下に開放する切れ込み部と支持片部とが前記搬送方向に交互に形成されて切れ込み部および支持片部に跨がって物品が載るよう構成され、
    該載置部に載っている前記物品の下面を支持する前記第2支持部は、前記載置部の支持片部と接触しないよう該載置部の形状に対応する形状に形成したことを特徴とする請求項記載の物品移載装置。
  5. 前記ロボットハンドは、前記横臥姿勢における物品の上面を吸着可能な吸着手段を備えたことを特徴とする請求項1~の何れか一項に記載の物品移載装置。
  6. 前記番重における物品載置面が前記1行分の物品の集合方向と交差する方向において傾斜するように、前記物品が移載される前記番重を傾動させる傾動装置を備え、
    前記ロボットハンドで保持した1行分の物品を、前記傾動装置で傾動した番重に対して物品載置面の傾斜下側から上側に順に移載するようにロボットハンドを動作するよう構成したことを特徴とする請求項1~の何れか一項に記載の物品移載装置。
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