JP7099915B2 - 電池パックの冷却構造及び電池パックの排煙構造 - Google Patents

電池パックの冷却構造及び電池パックの排煙構造 Download PDF

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Description

本発明は、電池パックの冷却構造、及び、電池パックの排煙構造に関する。
周知のように、電気自動車やハイブリッド自動車では、動力源もしくは補助動力源として電動モータが用いられている。そして、この電動モータの電力源としては、複数の電池モジュールが直列接続された状態で収納されている電池パックが用いられる。
ところで、電池パックに収容される電池モジュールは充放電等に伴う温度上昇によりその性能が低下する。そこで、電池パックは、空冷等の冷却によって電池モジュールの温度上昇を抑制することで、電池パックとしての性能が維持されるようにしている。例えば、電池モジュールを冷却する電池パックの冷却構造の一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1の電池パックの冷却構造は、車体のサイドメンバによって電池ケースとブロアファンとが連通されている。このため、電池ケースとブロアファンとを連通させるダクトが別途不要である。
特開2009-56853号公報
特許文献1に記載の電池パックの冷却構造は、車体のサイドメンバを空気ダクトとして利用するため、電池パックの配置と空気ダクトの配置との間に係る制約が多い。なお、このような課題は、電池パックの冷却構造に用いられる空気ダクトの配置に限られるものではなく、電池パックに冷却用以外の気体を供給したり、電池パックから冷却用以外の気体を排出したりする場合に利用される空気ダクトにおいて同様である。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電池パックの配置と空気ダクトの配置との間に係る制約を少なくすることのできる電池パックの冷却構造、及び、電池パックの排煙構造を提供することにある。
上記課題を解決する電池パックの冷却構造は、車両に取り付けられたフレームに固定配置される1又は複数の電池パックを冷却する電池パックの冷却構造であって、前記電池パックは、給気口から取り入れた冷却用の空気を排気口から排出する構造を備え、前記フレームは、管部材であって、前記フレームのうち前記電池パックに対向しない部分に開口する第1の開口部と、前記フレームのうち前記電池パックに対向する部分に開口する第2の開口部とを有し、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが連通されており、前記給気口に前記第2の開口部が連通されている。
このような構成によれば、第1の開口部から流入した冷却用の空気がフレーム内を通過して第2の開口部を介して給気口から電池パック内に取り込まれ、排気口から排出される。このため、電池パックを固定するフレームを、電池パックへ給気する空気の連通路(給気ダクト)として利用することができる。つまり、フレームの任意の範囲を連通路として利用することができる。これにより、電池パックの配置と空気ダクトの配置との間に係る制約を少なくすることができる。
また、第1の開口部や第2の開口部を設ける位置についての自由度も高い。
好ましい構成として、前記電池パックは、複数であり、前記フレームは、複数の前記電池パックの前記給気口毎に前記第2の開口部を備えており、前記第2の開口部は、対応する前記電池パックの前記給気口に連結されている。
このような構成によれば、電池パックが複数配置されると、空気の連通路を確保することが難しくなる傾向にあるが、全ての電池パックが固定されるフレームを空気の連通路に用いることで、各電池パックに対する空気の連通路を確保することができるようになる。
また、全ての電池パックに対してフレームを空気の連通路とすることで、各電池パックにおける吸気抵抗をそろえて電池パックに供給される空気量のバランスを整えることができる。
好ましい構成として、前記フレームは、前記電池パックを囲む外枠と、前記外枠の内側に形成され、複数の区画に区分けする1又は複数の仕切と、を備え、複数の前記区画は、前記第2の開口部をそれぞれ備え、前記電池パックは、前記区画の前記第2の開口部に前記給気口が接続されている。
このような構成によれば、複数の電池パックがフレームによって好適に保持されるようになる。フレームとしても、仕切によって強度が高められる。
好ましい構成として、前記フレームは、前記第1の開口部と前記第2の開口部とを連通する複数の経路を有し、複数の前記経路は、通過する空気から異物を除去するフィルタがそれぞれ設けられている。
このような構成によれば、複数の経路のそれぞれにフィルタが設けられているので、1つの経路のフィルタに目詰まりが生じたとしても、他の経路のフィルタを介しての空気供給が可能である。よって、空気の供給に関して信頼性を高めることができる。
好ましい構成として、複数の前記電池パックは、前記給気口から空気を吸入するファンと、測定した電池温度に基づいて前記ファンの風量を調整する制御装置とをそれぞれ備えている。
このような構成によれば、一方のフィルタに詰まりが生じて吸気抵抗に変化が生じたとしても、各電池パックは電池温度に基づいてファンの風量を調整することができる。複数の電池パックとしては、電池温度を平均化することができるようになる。
好ましい構成として、前記フレームは、前記管部材の管内に区画された複数の連通路を備え、複数の前記連通路のうちの1つの連通路には、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが設けられていて、前記1つの連通路の前記第2の開口部に前記給気口が接続されており、他の連通路には、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが設けられていて、前記他の連通路の前記第2の開口部には前記電池パックの前記排気口が接続されている。
このような構成によれば、フレームに空気流路である連通路を複数設けるため、フレームを空気の供給路と排出路とに利用することができる。これにより、電池パックから出力される排気をフレームの任意の位置から排出させることができる。
好ましい構成として、前記電池パックは、排煙ダクトを備え、前記フレームは、前記管部材の管内に区画された複数の連通路を備え、複数の前記連通路のうちの1つの連通路には、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが設けられていて、前記1つの連通路の前記第2の開口部に前記給気口が接続されており、他の連通路には、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが設けられていて、前記他の連通路の前記第2の開口部には前記電池パックの前記排煙ダクトが接続されている。
このような構成によれば、フレームの他の連通路を排煙に用いることができる。また、リチウムイオン二次電池のように排煙に係る規制がある場合であっても、フレームの任意の位置から規制に適合するように排煙させることができるようになる。
好ましい構成として、前記フレームは、前記管部材の管内に区画壁で区画された複数の通路を備えており、複数の通路をそれぞれ相違する連通路に利用している。
このような構成によれば、フレームの管部材の管内に設けられた複数の通路を利用することでも、フレームに複数の連通路を設けることができる。また、1つの管内を複数の連通路に利用できるので空気ダクトの配置の自由度の一層の向上が図られる。また、管内に設けられた通路を区画する区画壁によってフレームの強度が高められる。
好ましい構成として、前記給気口に連通されている前記第1の開口部には、冷却装置が設けられている。
このような構成によれば、エバポレータ等の冷却装置が設けられていることにより、電池パックを冷却する能力が高められる。また、第1の開口部は電池パックに対向していないので冷却装置を取り付けやすい。第1の開口部に冷却装置を設けることで複数の電池パックに冷気を供給することもできる。
上記課題を解決する電池パックの排煙構造は、車両に取り付けられたフレームに固定配置される1又は複数の電池パックの排煙ダクトを接続させる電池パックの排煙構造であって、前記フレームは、管部材であって、前記フレームのうち前記電池パックに対向しない部分に開口する第1の開口部と、前記フレームのうち前記電池パックに対向する部分に開口する第2の開口部とを有し、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが連通されており、前記排煙ダクトは、二次電池の排煙口に接続されているとともに、前記第2の開口部に連通されている。
このような構成によれば、電池パックから排出された煙やガス等がフレームを通って任意の位置に排出することができるようになる。例えば、有害物質の含まれるガスが排出されたとしても、そのガスを適切な排出位置に誘導することができるようになる。これにより、電池パックの配置と排気に利用される空気ダクトの配置との間に係る制約を少なくすることができる。
本発明によれば、電池パックの配置と空気ダクトの配置との間に係る制約を少なくすることができる。
電池パックの冷却構造を示す第1の実施形態について、その斜視構造を示す斜視図。 同実施形態におけるフレームの構造を示す斜視図。 同実施形態における図2の3-3切断線におけるフレームの断面図。 同実施形態における図1の4-4切断線におけるフレームと電池パックとの断面図。 同実施形態における図1の5-5切断線における電池パックの断面図。 同実施形態における連通路のフィルタの配置位置を示す模式図。 同実施形態におけるフレームの連通路を示す模式図。 電池パックの冷却構造を示す第2の実施形態について、フレームと電池パックとの断面図。 同実施形態における連通路を示す模式図。 電池パックの冷却構造、及び、電池パックの排煙構造を示す第3の実施形態について、フレームと電池パックとの断面図。 電池パックの冷却構造を示すその他の実施形態におけるフレームの断面図。
(第1の実施形態)
図1~図7に従って、電池パックの冷却構造の第1の実施形態について説明する。電池パック30は、電気自動車もしくはハイブリッド自動車等の車両に搭載され、電動モータ等に電力を供給する。
図1に示すように、3つの電池パック30は、車両10にフレーム20を介してそれぞれ固定されている。フレーム20は、3つの電池パック30を車両10に固定配置させるための枠体であって、複数の留め具11で車両10に固定されている。フレーム20は、3つの電池パック30を囲む外枠20Aを備えている。
フレーム20は、長方形の外枠20Aを有し、枠内の長手方向を横切る2つの仕切20Bによって、長手方向に並ぶ3つの区画に区分けされている。各区画は、外枠20Aと仕切20Bとの組み合わせで区画され、区画内に電池パック30をそれぞれ嵌め込むことができる。よって、フレーム20のうち区画内側の部分が電池パック30に対向する部分である。逆に、フレーム20のうち区画内側の部分以外の部分が電池パック30に対向しない部分である。
各電池パック30は、パック内部空間を区画する上カバーと下カバーとの接合部が形成する外部ケース30Aの周囲のフランジ30Fがフレーム20にそれぞれ締結固定されていることによって、フレーム20を介して車両10に固定配置される。各電池パック30は、外部ケース30Aの一側面であって上カバーには排気口37がそれぞれ設けられ、外部ケース30Aの一側面に対向する他側面であって下カバーには給気口31(図4参照)がそれぞれ設けられている。なお、本実施形態では、電池パック30は、収容する2つの組電池40(図5参照)に対応するように2つの排気口37と2つの給気口31を備えている。
図2に示すように、フレーム20は、長手方向に配置されるとともに、相互に平行な第1及び第2の長手部材21A,21Bを備える。また、フレーム20は、長手方向に交差する短手方向に配置されて第1の長手部材21A及び第2の長手部材21Bに直交するとともに、相互に平行な第1~第4の短手部材22A,22B,22C,22Dを備える。つまり、外枠20Aは、第1及び第2の長手部材21A,21Bと、第1及び第4の短手部材22A,22Dとから構成され、仕切20Bは、第2及び第3の短手部材22B,22Cから構成される。
詳述すると、フレーム20は、第1及び第2の長手部材21A,21Bの一方の端部が第1の短手部材22Aにより連結されることで構成される角部23AA,23BAを備える。また、フレーム20は、第1及び第2の長手部材21A,21Bの他方の端部が第4の短手部材22Dにより連結されることで構成される角部23AD,23BDを備える。また、フレーム20は、第1及び第2の長手部材21A,21Bの中間部において第1の短手部材22Aに近い位置に第2の短手部材22Bが連結されることで構成される連結部23AB,23BBを備える。また、フレーム20は、第1及び第2の長手部材21A,21Bの中間部にいて第4の短手部材22Dに近い位置に第3の短手部材22Cが連結されることで構成される連結部23AC,23BCを備える。
図3に示すように、第1の長手部材21Aは、内部に気体の流通可能な空間を有する金属製の管材である。第2の長手部材21B、及び、第1~第4の短手部材22A,22B,22C,22Dは、第1の長手部材21Aと同様の管材である。
図2に示すように、フレーム20は、管材から構成される管部材である。なお、管部材であるフレーム20は、空気を流すための連通路が選択的に形成されている。連通路は、フレーム20の管内の必要な箇所が封鎖されたり、連結部23AB,23BB,23AC,23BCの必要な箇所が連通されたりして形成される。例えば、第1の長手部材21A及び第2の長手部材21Bは、一方の開口端、及び、他方の開口端がそれぞれ封止されている。また、第1の長手部材21A及び第2の長手部材21Bは、連結部23AB,23BB,23AC,23BCが形成される側面に孔が形成され、その孔に第2の短手部材22B及び第3の短手部材22Cの開口端が溶接等で接続されて、第2の短手部材22B及び第3の短手部材22Cとの間に必要な連通が確保される。
フレーム20は、第1の長手部材21Aの電池パック30に対向しない部分である枠の外側に向く外側側面に第1の開口部211を開口させている。また、フレーム20は、第2の長手部材21Bの電池パック30に対向する部分である枠の内側に向く内側側面に複数の第2の開口部212を開口させている。
第2の開口部212は、電池パック30の給気口31(図4参照)に対応する位置に設けられている。本実施形態では、1つの電池パック30は2つの給気口31(図4参照)を備えているので、フレーム20の1つの区画には、第2の開口部212が2つ設けられている。
フレーム20は、第1の開口部211と各第2の開口部212とが連通された連通路D1,D2を備えており、電池パック30の給気口31(図4参照)に連通路D1,D2を構成する各第2の開口部212が接続されている。連通路D1,D2は、電池パック30への給気ダクトとしての機能を備えており、第1の開口部211が空気の吸入口であり、各第2の開口部212が空気の供給口である。よって、フレーム20は、第1の開口部211から吸入した空気を、管内に連通されている連通路D1,D2を通して各第2の開口部212から電池パック30へ供給する。
図4及び図5に示すように、電池パック30は、上カバーと下カバーとから構成される外部ケース30Aの内部空間に組電池40を収容している。
組電池40は、複数の電池モジュール41が図中左右方向である厚み方向に当接するように積層されて構成されている。電池モジュール41は、ニッケル水素二次電池であり、外形が直方体形状の密閉式電池である。組電池40は、複数の電池モジュール41の積層される方向(以下、積層方向)に沿って整列する電池モジュール41の両端がエンドプレート42に挟み込まれている。2つのエンドプレート42は、積層方向を長手方向とする複数のロッドによって締結されている。よって、組電池40は、2つのエンドプレート42の間に複数の電池モジュール41が積層方向において締め付け固定されている。
電池パック30は、冷却用の空気を組電池40に供給する空気流通路としての給気口31、ファン32、及び供給通路33を備えている。また、電池パック30は、組電池40に供給された冷却用の空気を流出させる流出通路36、及び排気口37を備える。
ファン32は、制御装置43による回転数制御により供給する空気の流量が調整されている。制御装置43は、組電池40に取り付けられた温度センサ44から温度情報を取得して、温度センサ44により検出された温度が規定の温度以下になるようにファン32の回転数を調整する。例えば、制御装置43は、検出された温度が規定値以下であればファン32の回転数を定常数に調整し、検出された温度が規定値より高ければファン32の回転数を定常数よりも高い高回転数に調整する。これにより、組電池40の温度が適切な温度以下に維持される。すなわち、複数の電池パック30としても、各組電池40の温度が平均化されるようになる。
供給通路33及び流出通路36は、組電池40において隣接する2つの電池モジュール41の間に設けられた各通風用通路34を介して連通されている。組電池40は、供給通路33に供給された空気が通風用通路34を介して流出通路36に流出する。
供給通路33は、ファン32によって電池パック30の給気口31から吸気された冷却用の空気が供給される。ファン32は、例えば遠心送風機である。給気口31は、組電池40の積層方向の端部にファン32を介して接続されている。よって、供給通路33は、給気口31から供給される冷却用の空気を各電池モジュール41の積層方向に流通させるとともに、供給通路33に直交する方向に延びる各通風用通路34へ分配する。
流出通路36は、組電池40の通風用通路34から流出した冷却空気を集めて排気口37から電池パック30の外部に排出する。流出通路36の排気口37が、組電池40の積層方向の端部に設けられている。よって、流出通路36は、集めた冷却用の空気を積層方向に流通させ、積層方向の排気口37から排出させる。
複数の電池モジュール41は、各電池モジュール41の長手方向表面を積層方向に向けており、隣接する他の電池モジュール41の長手方向表面と相対向している。長手方向表面は、凹凸等を有し、相互に向かい合ったとき、通風用通路34となる空間を形成する。
通風用通路34は、電池モジュール41を冷却する空気の通路として用いられる。通風用通路34は、この通路を流れる冷却用の空気に通路両側の電池モジュール41の熱を吸収させることで、電池モジュール41を放熱させて、電池モジュール41を冷却する。
図5に示すように、電池モジュール41は、上側となる面である上面に電力の充放電に用いられる2つの外部端子411を備えている。2つの外部端子411はそれぞれ、正極端子又は負極端子であって電池モジュール41の筐体に対して電気的な絶縁性を有している。
電池モジュール41は、一方の外部端子411に近い上面に通気弁412が設けられている。通気弁412は、電池モジュール41内で煙やガス等が発生し、電池モジュール41の内圧が所定値以上になったときに開弁して、内部の煙やガス等を放出する。組電池40は、通気弁412の配置位置が電池モジュール41の中央にあるため、組電池40は通気弁412が積層方向に1列に配列される。
組電池40を構成するいずれかの電池モジュール41の通気弁412が作動して煙やガスが噴出したとき、流出通路36を介して排気口37から電池パック30の外部に排出される。
図6に示すように、フレーム20は、第1の長手部材21Aの第1の開口部211の内側が連通路D1,D2を構成する2方向の通路に分岐しており、分岐した先の2つの通路にフィルタ62がそれぞれ設けられている。よって、2つのフィルタ62のうち、一方のフィルタが目詰まりするようなことがあっても、他方のフィルタ62のある通路を介して連通路に空気が供給される。フィルタ62の目詰まりによる、空気供給不足に対する冗長性を高めることができる。なお、制御装置43は、組電池40に取り付けられた温度センサ44により検出された温度が規定の温度以下になるようにファン32の回転数を調整している。よって、例えば、一方のフィルタ62の目詰まりにより吸気抵抗が高くなったとしても、各電池パック30が電池温度に基づいてファン32の回転数が上がり給気量が増えるため、複数の電池パック30の均一な冷却が維持される。
図6に示すように、フレーム20は、第1の長手部材21Aの第1の開口部211の吸気部24に冷却装置60を備えている。冷却装置60は、例えば、エバポレータ等の熱交換器であって、図示しない圧縮器から配管を介して送られてくる冷媒を蒸発させることで温度を下げ、冷却装置60を通過する空気を冷却する。これによって、連通路D1,D2を通って電池パック30の給気口に供給される空気の温度が低くなるので、電池パック30の冷却効果が高められるようになる。
図7を参照して、フレーム20に形成される連通路D1,D2の詳細について説明する。
フレーム20は、空気の入口となる1つの第1の開口部211と、空気の出口となる複数の第2の開口部212とがそれぞれ連通路D1,D2で結ばれている。例えば、第1の長手部材21A及び第2の長手部材21Bと第2の短手部材22B及び第3の短手部材22Cとは、連結部23AB,23AC,23BB,23BCが通気可能に連通される。一方、第1の長手部材21A及び第2の長手部材21Bと第1の短手部材22A及び第4の短手部材22Dとは、角部23AA,23AD,23BA,23BDが通気できないように接続される。よって、フレーム20には、第1の開口部211から第1の長手部材21A、第2の短手部材22B、及び第2の長手部材21Bを介して各第2の開口部212に至る連通路D1が形成される。また、フレーム20には、第1の開口部211から第1の長手部材21A、第3の短手部材22C、及び第2の長手部材21Bを介して各第2の開口部212に至る連通路D2が形成される。これらの連通路D1,D2には、矢印の方向に空気が流れる。これによって、給気口となる第1の開口部211と、供給口となる第2の開口部212との配置の自由度が高められる。また、この構成では、各連通路D1,D2の通路長がある程度揃えられるので各第2の開口部212に空気が均等に供給されるようになる。また、第1の長手部材21Aが第2及び第3の短手部材22B,22Cで連通されているので、第2及び第3の短手部材22B,22Cの一方が詰まったとしても一方の連通路D1,D2が確保される。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に記載するような効果が得られる。
(1)第1の開口部211から流入した冷却用の空気がフレーム20内を通過して第2の開口部212を介して給気口31から電池パック30内に取り込まれ、排気口37から排出される。このため、電池パック30を固定するフレーム20を、電池パック30へ給気する空気の連通路D1,D2(給気ダクト)として利用することができる。つまり、フレーム20の任意の範囲を連通路D1,D2として利用することができる。これにより、電池パック30の配置と空気ダクトの配置との間に係る制約を少なくすることができる。
また、第1の開口部211や第2の開口部212を設ける位置についての自由度も高い。
(2)電池パック30が複数配置されると、空気の連通路D1,D2を確保することが難しくなる傾向にあるが、全ての電池パック30が固定されるフレーム20を空気の連通路D1,D2に用いることで、各電池パック30に対する空気の連通路D1,D2を確保することができるようになる。
また、全ての電池パック30に対してフレーム20を空気の連通路D1,D2とすることで、各電池パック30における吸気抵抗をそろえて電池パック30に供給される空気量のバランスを整えることができる。
(3)仕切20Bによって複数の電池パック30がフレーム20によって好適に保持されるようになる。フレーム20としても、仕切によって強度が高められる。
(4)複数の経路のそれぞれにフィルタ62が設けられているので、1つの経路のフィルタ62に目詰まりが生じたとしても、他の経路のフィルタ62を介しての空気供給が可能である。よって、空気の供給に関して信頼性を高めることができる。
(5)一方のフィルタ62に詰まりが生じて吸気抵抗に変化が生じたとしても、各電池パック30は電池温度に基づいてファン32の風量を調整することができる。複数の電池パック30としては、電池温度を平均化することができるようになる。
(6)エバポレータ等の冷却装置60が設けられていることにより、電池パック30を冷却する能力が高められる。また、第1の開口部211は電池パック30に対向していないので冷却装置60を取り付けやすい。第1の開口部211に冷却装置60を設けることで複数の電池パック30に冷気を供給することもできる。
(第2の実施形態)
図8及び図9を参照して、電池パックの冷却構造の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、電池パック30の排気口37をフレーム20に接続する点が、第1の実施形態と相違する。
図9に示すように、フレーム20は、管部材である第1の短手部材221Aと第2の長手部材211Bとが連通されて給気ダクトD3を構成している。給気ダクトD3は、入口である第1の開口部221と出口である第2の開口部212とが連通されている。なお、給気ダクトD3には、第2~第4の短手部材221B,221C,221Dと第1の長手部材211Aとが非連通とされている。なお、給気ダクトD3が一方の連通路を構成する。
管部材である第1の長手部材211Aが排気ダクトD4を構成している。排気ダクトD4は、入口である第3の開口部213と出口である第4の開口部214とが連通されている。なお、排気ダクトD4には、第1~第4の短手部材221A,221B,221C,221D、及び第2の長手部材211Bが非連通とされている。なお、排気ダクトD4が他の連通路を構成する。
そして、図8に示すように、電池パック30は、給気口31が第2の長手部材211Bの第2の開口部212に連通されているとともに、排気口37が第1の長手部材211Aの第3の開口部213に連通されている。電池パック30は、第2の長手部材211Bから冷却用の空気を給気口31とファン32とを介して供給通路33に供給するとともに、供給通路33に供給した空気を各通風用通路34、及び流出通路36を介して排気口37から第1の長手部材211Aに排出させる。
図9に示すように、給気ダクトD3は、第1の短手部材221Aの電池パック30に対向しない部分であって、枠の外側に向く外側側面に第1の開口部221を開口させているとともに、第2の長手部材211Bの電池パック30に対向する部分であって、枠の内側に向く内側側面に複数の第2の開口部212を開口させている。よって、電池パック30の配置と空気ダクトの一例である給気ダクトD3の配置との間に係る制約を少なくすることができる。
これにより、電池パック30に供給する空気の入口を、電池パック30の給気口31とは向かい合わない位置である外枠20Aの第1の短手部材221Aに設けることができる。また、第2の開口部212に対して空気の流れが直交するように第1の開口部221を配置することができるので第2の開口部212に対して空気を均等に分配することが容易になる。
排気ダクトD4は、第1の長手部材211Aの電池パック30に対向する部分であって、枠の内側に向く内側側面に複数の第3の開口部213を開口させているとともに、第1の長手部材211Aの電池パック30に対向しない部分であって、枠の外側に向く端部に第4の開口部214を開口させている。排気ダクトD4においては、第3の開口部213が排気の入口であり、第4の開口部214が排気の出口である。よって、電池パック30の配置と空気ダクトの一例である排気ダクトD4の配置との間に係る制約を少なくすることができる。なお、第3の開口部213が、他の連通路の第1の開口部を構成し、第4の開口部214が、他の連通路の第2の開口部を構成する。
これにより、電池パック30から排気される空気の出口を、電池パック30の排気口37とは向かい合わない位置である外枠20Aの長手方向端部の第4の開口部214に設けることができる。また、第4の開口部214を排気に適した位置に配置することができるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)~(6)に加えて、以下に記載するような効果が得られる。
(7)フレーム20に空気の流れる流路である連通路を複数設けるため、フレーム20を空気の給気ダクトD3と排気ダクトD4とに利用することができる。これにより、電池パック30から出力される排気をフレーム20の任意の位置から排出させることができる。
(第3の実施形態)
図10を参照して、電池パックの冷却構造、及び電池パックの排煙構造の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、電池パック30を構成する組電池40がリチウムイオン二次電池であって、電池モジュール41の通気弁412が破壊弁となっており、この破壊弁が排煙ダクト50に接続されているとともに、排煙ダクト50のダクト出口54がフレーム20に接続されている点が第2の実施形態と相違する。
まず、図9に示すように、フレーム20は、第2の実施形態と同様の連通路を形成している。つまり、フレーム20は、第1の短手部材221Aと第2の長手部材211Bとが連通された給気ダクトD3を有している。給気ダクトD3には、第2~第4の短手部材221B,221C,221Dと第1の長手部材211Aとが非連通とされている。また、フレーム20は、第2の長手部材211Bが排気ダクトD4を構成している。排気ダクトD4には、第1~第4の短手部材221A,221B,221C,221D及び第2の長手部材211Bとは非連通とされている。
図10を参照して、電池モジュール41の破壊弁(図5の安全弁412の位置に配置)は、電池モジュール41内で発生した煙やガス等で電池モジュール41の内圧が所定値以上になったときに開弁して、内部の煙やガス等を放出する。なお、リチウムイオン二次電池は、破壊弁から排出された煙やガス等を規制に適合する排出位置に誘導する必要がある。
図10に示すように、電池パック30は、組電池40の破壊弁の設けられている上面に排煙ダクト50が設置されている。排煙ダクト50は、並設される2つの電池パック30により形成される2列の破壊弁の各列の上側を電池モジュール41の積層方向に沿って配置される2本の本管ダクト51に各破壊弁が連結されている。排煙ダクト50は、本管ダクト51の一端部は閉塞端となっている。他方、2つの本管ダクト51の他端部53は1つに集合され、他端部53の先にダクト出口54が設けられている。
そして、電池パック30は、給気口31が第2の長手部材211Bに連通されているとともに、排煙ダクト50のダクト出口54が第1の長手部材211Aに連通されている。よって、電池パック30は、第2の長手部材211Bからファン32で冷却用の空気を供給通路33に供給するとともに、供給通路33に供給した空気を各通風用通路34、及び流出通路36を介して排気口37から外部に排出させる。また、電池パック30は、排煙ダクト50のダクト出口54が第1の長手部材211Aの第3の開口部213に連通され、煙やガスが第1の長手部材211Aの第4の開口部214から排出されるようになっている。これにより、組電池40を構成するいずれかの電池モジュール41の破壊弁が作動して煙やガスを噴出したとき、排煙ダクト50のダクト出口54からフレーム20を介して電池パック30の外部に排出される。
排気ダクトD4は、第3の開口部213が煙やガス等の入口であり、第4の開口部214が煙やガス等の出口である。よって、電池パック30の配置と空気ダクトの一例である排気ダクトD4の配置との間に係る制約を少なくすることができる。
また、電池パック30の煙やガス等はその排出位置が規制されることがあるが、排気される出口を、電池パック30のダクト出口54とは相違する位置である外枠20Aの長手方向端部の第4の開口部214に設けることができる。また、第4の開口部214を煙やガス等の排気に適した位置に配置することができるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1及び第2の実施形態の効果(1)~(7)に加えて、以下に記載するような効果が得られるようになる。
(8)フレーム20の排気ダクトD4を排煙に用いることができる。つまり、電池パック30から排出された煙やガス等がフレーム20を通って任意の位置に排出できる。また、有害物質の含まれるガスが排出されたとしても、そのガスを適切な排出位置に誘導することができるようになる。例えば、リチウムイオン二次電池のように排煙に係る規制がある場合であっても、フレーム20の任意の位置から規制に適合するように排煙させることができるようになる。これにより、電池パック30の配置と排気に利用される空気ダクトの配置との間に係る制約を少なくすることができる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記第3の実施形態では、給気口31がフレーム20の給気ダクトD3に接続されている場合について例示したが、これに限らず、給気口は、電池パックのケース外に開放されていてもよい。つまり、電池パック30から排出される煙やガスを排気ダクトD4を通じて任意の位置に排出させるだけであってもよい。
・上記各実施形態では、第1の開口部211,221に冷却装置60が設けられる場合について例示したが、これに限らず、第1の開口部に冷却装置が設けられなくてもよい。
・上記各実施形態では、各長手部材及び各短手部材が管内に1つの通路を有している場合について例示した。しかしこれに限らず、各長手部材及び各短手部材は、管内に区画された複数の通路を備えてもよい。そして、フレームは、管内の複数の通路を利用して複数の連通路を備えてもよい。
例えば、図11に示すように、フレーム20は、第1の長手部材251Aの管内に設けられた区画壁251Cで区画された複数の通路D10,D11を備えてもよい。そして、第1の実施形態の第1の長手部材21Aを第1の長手部材251Aに替えて、第1の長手部材251Aの通路D11で連通路D1,D2を構成するとともに、第1の長手部材251Aの通路D10で第2の実施形態の排気ダクトD4を構成するようにしてもよい。つまり、第1の長手部材251Aの通路D11には、第1の開口部211を設け、連通路D1の第2の開口部212に給気口31を接続させることができる。また、第1の長手部材251Aの通路D10には、第3の開口部213と第4の開口部214とが設けられていて、第3の開口部213には、電池パック30の排気口37が接続されてもよい。
フレーム20を構成する各長手部材や各短手部材の管内に複数の通路D10,D11を設けることにより、フレーム20の同一の経路に、空気の供給路及び同排出路等の複数の連通路を設けることができる、これにより、1つの管内を複数の連通路に利用できるので電池パック30に対する空気ダクトの配置の自由度がより高められる。
また、管内に設けられた通路を区画する区画壁251Cによってフレーム20の強度が高められる。
・制御装置43は、検出温度が規定値以下であればファン32を規定の回転数に調整してもよいし、より低い回転数にしてもよいし、間欠運転にしてもよい。また、制御装置43は、検出された温度が規定値より高かければファン32を規定の回転数よりも高い回転数にしてもよいし、温度が高ければ回転数が高くなるように調整してもよい。これにより、組電池40の温度を適切な温度に維持させようとすることができる。
・複数の電池パック30のファン32がそれぞれ制御されるので、複数の電池パック30としても電池温度が平均化されるようになる。
・上記第1の実施形態では、複数の経路のそれぞれにフィルタ62が設けられている場合について例示したが、これに限らず、第1の開口部211に1つのフィルタが設けられていてもよい。なお、フレームは、メンテナンス可能な位置であればフィルタがどこに設けられてもよい。
また、フレームにフィルタを設けなくてもよい。
・上記各実施形態では、フレーム20が3つに区画されている場合について例示したが、これに限らず、区画は、1つでもよいし、2つでもよいし、又は4つ以上であってもよい。このとき、電池パックは区画と同じ数であってよいし、区画よりも多くてもよい。
・上記各実施形態では、外枠20Aは、第1及び第2の長手部材21A,21Bと、第1及び第4の短手部材22A,22Dとから構成されている場合について例示した。しかし、これに限らず、1~3本の管材が加工されて構成されていてもよい。
・上記各実施形態では、フレーム20が枠である場合について例示したが、これに限らず、フレームは、連通路を形成することができるのであれば枠ではなくてもよい。例えば、短手部材が設けられておらず長手部材から構成されていてもよい。このとき、1つの長手部材に第1の開口部と第2の開口部とを設けることで給気ダクトや排気ダクトを構成することができる。
・また、平行する第1及び第2の長手部材21A,21Bを2つの仕切20Bのみで連結してもよい。この場合、仕切を構成する短手部材を介して連通路を構成すれば、一方の長手部材に第1の開口部を設け、他方の長手部材に第2の開口部を設けることができる。
・上記各実施形態では、フレーム20に第1の開口部211を1つ設ける場合について例示したが、これに限らず、フレームには第1の開口部が複数設けられていてもよい。これにより、吸気量を増やしたり、吸入抵抗を低下させたりすることができる。
・上記各実施形態では、フレーム20には、1つの給気口31に対して1つの第2の開口部212を設ける場合について例示したが、これに限らず、1つの給気口に対して複数の第2の開口部が設けられてもよい。また、複数の給気口が1つの第2の開口部を共用してもよい。
・上記第1の実施形態では、第1及び第4の短手部材22A,22Dが第1及び第2の長手部材21A,21Bに連通されていない場合について例示したが、これに限らず、第1及び第4の短手部材22A,22Dの少なくとも一方が第1及び第2の長手部材21A,21Bに連通されてもよい。また、このとき、第1及び第2の長手部材21A,21Bに連通されている第2及び第3の短手部材22B,22Cの少なくとも一方を非連通としてもよい。
・上記第1の実施形態では、第1及び第2の長手部材21A,21Bの管内が、第2及び第3の短手部材22B,22Cが連結されている連結部23AB,23BB,23AC,23BCの先で封止されていてもよい。
・上記第1及び第2の実施形態では、電池モジュール41はニッケル水素二次電池である場合について、上記第3の実施形態では、電池モジュール41はリチウムイオン二次電池である場合について例示した。しかし、これに限らず、電池モジュールは、リチウムイオン二次電池及びニッケル水素二次電池のいずれであってもよいし、その他の二次電池、又は一次電池であってもよい。
・上記実施形態では、電池パックの冷却構造が電気自動車もしくはハイブリッド自動車に搭載される場合について例示したが、これに限らず、電池パックの冷却構造は、ガソリン自動車やディーゼル自動車等の車両に搭載されてもよい。また電池パックの冷却構造は、移動体や固定設置に用いられてもよい。
10…車両、11…留め具、20…フレーム、20A…外枠、20B…仕切、21A…第1の長手部材、21B…第2の長手部材、22A…第1の短手部材、22B…第2の短手部材、22C…第3の短手部材、22D…第4の短手部材、23AA,23AB,23AC,23AD,23BA,23BB,23BC,23BD…角部、24…吸気部、30…電池パック、30A…外部ケース、30F…フランジ、31…給気口、32…ファン、33…供給通路、34…通風用通路、36…流出通路、37…排気口、40…組電池、41…電池モジュール、42…エンドプレート、43…制御装置、44…温度センサ、50…排煙ダクト、51…本管ダクト、53…他端部、54…ダクト出口、60…冷却装置、62…フィルタ、211,221…第1の開口部、211A,221A…第1の長手部材、211B,221B…第2の長手部材、212…第2の開口部、213…第3の開口部、214…第4の開口部、221C…第3の短手部材、221D…第4の短手部材、251A…第1の長手部材、251C…区画壁、411…外部端子、412…安全弁。

Claims (5)

  1. 車両に取り付けられたフレームに固定配置される複数の電池パックを冷却する電池パックの冷却構造であって、
    前記電池パックは、給気口から取り入れた冷却用の空気を排気口から排出する構造を備え、
    前記フレームは、前記複数の電池パックのそれぞれ嵌め込むための当該電池パックに沿った枠状の管部材であって、前記フレームの前記電池パックに対向しない枠の外側部分に開口する第1の開口部と、当該第1の開口部を設けたフレームと前記電池パックを挟んだ位置に配設された前記フレームの前記電池パックに対向する枠の内側部分に開口する第2の開口部とを有し、
    前記第1の開口部と前記第2の開口部とが連通されており、
    前記給気口に前記第2の開口部が連通され、
    前記第1の開口部から取り入れた空気を、前記電池パックの排気口から排出する電池パックの冷却構造。
  2. 前記フレームは、前記電池パックを囲む外枠と、前記外枠の内側に形成され、複数の区画に区分けする1又は複数の仕切と、を備え、
    複数の前記区画は、前記第2の開口部をそれぞれ備え、
    前記電池パックは、前記区画の前記第2の開口部に前記給気口が接続されている
    請求項1に記載の電池パックの冷却構造。
  3. 前記フレームは、前記第1の開口部と前記第2の開口部とを連通する複数の経路を有し、
    複数の前記経路は、通過する空気から異物を除去するフィルタがそれぞれ設けられている
    請求項1又は2に記載の電池パックの冷却構造。
  4. 複数の前記電池パックは、前記給気口から空気を吸入するファンと、測定した電池温度に基づいて前記ファンの風量を調整する制御装置とをそれぞれ備えている
    請求項1~3のいずれか一項に記載の電池パックの冷却構造。
  5. 前記電池パックは、排煙ダクトを備え、
    前記フレームは、前記管部材の管内に区画された複数の連通路を備え、
    複数の前記連通路のうちの1つの連通路には、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが設けられていて、前記1つの連通路の前記第2の開口部に前記給気口が接続されており、他の連通路には、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが設けられていて、前記他の連通路の前記第2の開口部には前記電池パックの前記排煙ダクトが接続されている
    請求項1~4のいずれか一項に記載の電池パックの冷却構造。
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